JP6076201B2 - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベア Download PDFInfo
- Publication number
- JP6076201B2 JP6076201B2 JP2013117695A JP2013117695A JP6076201B2 JP 6076201 B2 JP6076201 B2 JP 6076201B2 JP 2013117695 A JP2013117695 A JP 2013117695A JP 2013117695 A JP2013117695 A JP 2013117695A JP 6076201 B2 JP6076201 B2 JP 6076201B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passenger conveyor
- drive
- drive sprocket
- detection
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
ここで、エスカレータが上昇運転である時、硬貨やゴミなどの異物が踏段の間に挟まったり、踏段チェーンなどの磨耗による駆動ローラ、追従ローラの軌跡にズレが生じたりした場合、帰路側の踏段同士の踏み板のクリートとクリートライザが正常に噛み合わなくなり、踏段同士が衝突または接触し、駆動ローラ、追従ローラの軌跡が通常のラインから外れて上方向に浮き上がることが想定される。
トラス内に設けられた第1の駆動スプロケット及び第2の駆動スプロケットと、
前記第1の駆動スプロケットと前記第2の駆動スプロケットとに巻き掛けられた一対の踏段チェーンと、
一対のこの踏段チェーンに駆動軸を介して連結された複数の踏段と、
前記駆動軸の両端部に回転自在に設けられた駆動ローラと、
前記踏段の両側に追従軸を介して回転自在に設けられた追従ローラと、
前記第1の駆動スプロケットと前記第2の駆動スプロケットとの間に設けられ、前記駆動ローラを案内する駆動レール、及び前記追従ローラを案内する追従レールと、
前記トラス内に設けられ、前記踏段の浮き上がりを検出するとともに乗客コンベアの運転を停止させる踏段浮き上がり検出装置と、を備えている。
図1はこの発明の実施の形態1のエスカレータ1を示す側面図である。
図において、乗客コンベアであるエスカレータ1の設置スペースには、上下階段に渡ってトラス2が据付けられている。トラス2の上面には、一対の欄干3が立設されている。一対の欄干3の間には、踏段4が走行可能に設けられている。
トラス2の上階側の端部には、踏段4を走行させるための駆動力を発生するモータ5と、駆動チェーン6を介してモータ5と接続された第1の駆動スプロケットである上階側駆動スプロケット7とが設けられている。上階側駆動スプロケット7は、踏段4の両側に一対設けられている。
トラス2の下階側の端部では、踏段4の両側に一対第2の駆動スプロケットである下階側駆動スプロケット8が設けられている。
この各下階側駆動スプロケット8及び各上階側駆動スプロケット7には、各踏段4を連結した踏段チェーン9がそれぞれ巻き掛けられている。
トラス2内には、踏段4の両側に配置された一対の駆動レール10、及び駆動レール10の内側に配置された一対の追従レール11が下階側駆動スプロケット8及び上階側駆動スプロケット7間を繋ぐように設けられている。
各踏段4は、一対の踏段チェーン9に等間隔に取付けられている。往路側(上側)におけるブラケット14の上階側の端部には、踏段軸15が固定されている。踏段軸15の両端部は、踏段チェーン9が貫通しているとともに、両先端部には、駆動レール10上を転動する駆動ローラ16が回転自在に取付けられている。
往路側におけるブラケット14の下階側の両端部には、追従レール11上を転動する追従ローラ17が追従軸18を介して回転自在に取付けられている。
この検出装置20は、トラス2の上階側の踏段チェーン9の屈曲部位(踏段チェーン9の傾斜した部位と踏段チェーン9の水平な部位との間)であって、踏段4の往路側と帰路側(下側)とのほぼ真ん中に配置されている。
この検出装置20は、トラス2に固定用ブラケット(図示せず)を介して取付けられた取付板21と、取付板21に対して回転自在に立設された軸22と、この軸22と一体であって中間部に傾斜した傾斜部19を有する回動板23と、軸22と対角線上に取付板21に回転自在に設けられた円板24と、この円板24の外周面にボタン部27aが指向して取付板21に取付けられた検出センサ27と、を備えている。
回動板23は、軸22と一体であるとともに、傾斜部19の両側は互いに平行に延びた水平部38を有している。この水平部38は、帰路側での浮き上がった追従ローラ17と当接するようになっている。
円板24は、外周面に回動板23の先端部が係止した係止溝25が形成されている。また、この係止溝25に対向した部位では、突出方向に付勢した出没可能なボタン部27aが挿入した検出溝26が形成されている。
そして、一対の踏段チェーン9に踏段軸15を介して接続された踏段4は、駆動レール10上を駆動ローラ16が転動しながら、また追従レール11上を追従ローラ17が転動しながら走行する。
その際、踏段4は、駆動レール10及び追従レール11に案内され、往路側では踏み板12を水平に保ちながら走行し、帰路側(下側)のトラス2の中間部では各踏み板12が傾斜した直線上を保ちながら走行する。
浮き上がった追従ローラ17が検出装置20に達すると、図5に示すように追従ローラ17は、回動板23の一端部に当接し、回動板23は、軸22を中心にシーソ回動する。
この結果、円板24は、係止溝25に係止した回動板23の他端部から付与された回転力により、時計方向に回転する。
通常は、検出センサ27のボタン部27aは、突出して円板24の検出溝26に収まっており、検出センサ27は「OFF」である。
その結果、エスカレータ1の運転は、自動的に停止する。
この後、エスカレータ1を再起動しようとしても、ボタン部27aが没入して円板24の外周曲面を押圧しており、円板24は回転することはなく、エスカレータ1は、異常状態を継続していると判断して再運転できない。
エスカレータの運転中の踏段4の浮き上がりが発生した場合、検出センサ27は、検出センサ27からエスカレータ運転管理手段28に信号を出力する。エスカレータ運転管理手段28は、その信号を受け、エスカレータが異常状態であることを判断する。
まず、モータ停止手段29(例えば、電磁ブレーキや、インバータによる緩停止)に指令を出し、上階側駆動スプロケット7を回転駆動するモータ30を停止させる。
また、音声アナウンス発報手段31に指令を出し、スピーカ32でエスカレータが異常状態であることを音声で発報する。
また、光電装置動作手段33に指令を出し、表示灯、故障表示器である光電装置34で異常状態であることを視覚的に表示する。
また、エスカレータ監視手段35に指令を出し、監視盤36でエスカレータの管理者に異常状態だと知らせる。
また、エラー記録手段37に指令を出し、異常状態であることを履歴として残す。
なお、エスカレータ1を再起動させるには、保守作業員がトラス2内に入り、円板24を回転させ、ボタン部27aを検出溝26内に挿入させる必要があるが、その作業と同時にエスカレータ1が再起動可能にはならない。エスカレータ運転管理手段28からの指令により、あくまでもエスカレータ1に異常が無いことを確認するまでは、エスカレータ1が再起動できないようになっている。
従って、簡単な構成により、踏段4の浮き上がりが検出されるとともにエスカレータ1の運転が停止される。
従って、踏段4の浮き上がりが検出された後は、円板24は回転変位することはなく、エスカレータ1の運転が停止された後も運転停止状態が継続して確保され、踏段4が浮き上がって状態でのエスカレータ1の運転をより確実に防止することができる。
また、水平部38の長さを延長することで、踏段4の浮き上がりの検出範囲を拡大させることができる。
また、回動板23の水平部38は、帰路側での浮き上がった追従ローラ17に当接するようになっているので、浮き上がった踏段4の踏み板12が往路側に現出するのを防止することができる。
また、回動板23を追従ローラ17に当接して踏段4の浮き上がりを検出したが、回動板23を駆動ローラ16,ライザ13、ブラケット14の何れかと当接することで踏段4の浮き上がりを検出するようにしてもよい。
また、検出センサ27は、ボタン部27aが円板24の外周面に当接して円板24の回転変位を検出したが、この例は一例であり、例えば円板24に対して非接触で円板24の回転変位を検出する、磁気センサ、光センサであってもよい。
Claims (6)
- トラス内に設けられた第1の駆動スプロケット及び第2の駆動スプロケットと、
前記第1の駆動スプロケットと前記第2の駆動スプロケットとに巻き掛けられた一対の踏段チェーンと、
一対のこの踏段チェーンに駆動軸を介して連結された複数の踏段と、
前記駆動軸の両端部に回転自在に設けられた駆動ローラと、
前記踏段の両側に追従軸を介して回転自在に設けられた追従ローラと、
前記第1の駆動スプロケットと前記第2の駆動スプロケットとの間に設けられ、前記駆動ローラを案内する駆動レール、及び前記追従ローラを案内する追従レールと、
前記トラス内に設けられ、前記踏段の浮き上がりを検出するとともに乗客コンベアの運転を停止させる踏段浮き上がり検出装置と、を有する乗客コンベアであって、
前記踏段浮き上がり検出装置は、
前記トラスにブラケットを介して固定された取付板と、
この取付板に中間部の軸を中心に回動自在に設けられた回動板と、
前記取付板に回転自在に設けられた円板と、
この円板の回転変位を検出する検出センサと、を備え、
前記円板は、外周面に前記回動板の一端部が係止する係止溝が形成されており、
前記円板は、前記回動板の他端部が前記駆動ローラ、前記追従ローラまたは前記踏段に当接することで前記軸を中心とした回動により生じる、前記一端部の前記係止溝からの係止の解除に連動して回転変位する、乗客コンベア。 - 前記軸と前記回動板とは、一体構造である請求項1に記載の乗客コンベア。
- 前記検出センサは、先端部に突出方向に付勢した出没可能なボタン部を有しており、
このボタン部は、前記円板の外周面に形成された検出溝に挿入されているとともに、円板が回転変位したときに、前記検出溝から押し出され、円板の検出溝の周囲の外周曲面を押圧することで、円板が保持される請求項1または2に記載の乗客コンベア。 - 前記回動板は、前記軸が取付けられた中間部が傾斜した傾斜部を有しているとともに、傾斜部の両側は互いに平行に延びた水平部を有している請求項1〜3の何れか1項に記載の乗客コンベア。
- 前記踏段浮き上がり検出装置は、前記踏段の浮き上がりを検出した前記検出センサからの検出信号により前記第1の駆動スプロケットを回転駆動させるモータの駆動を停止させる、乗客コンベア運転管理手段を備えている請求項1〜4の何れか1項に記載の乗客コンベア。
- 前記乗客コンベアは、エスカレータであり、前記踏段浮き上がり検出装置は、前記トラスの上階側の、前記踏段チェーンの傾斜した部位と水平な部位との間の屈曲部位であって、前記踏段の往路側と帰路側との真ん中に配置されている請求項1〜5の何れか1項に記載の乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013117695A JP6076201B2 (ja) | 2013-06-04 | 2013-06-04 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013117695A JP6076201B2 (ja) | 2013-06-04 | 2013-06-04 | 乗客コンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014234279A JP2014234279A (ja) | 2014-12-15 |
JP6076201B2 true JP6076201B2 (ja) | 2017-02-08 |
Family
ID=52137252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013117695A Active JP6076201B2 (ja) | 2013-06-04 | 2013-06-04 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6076201B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018020633A1 (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 三菱電機株式会社 | 乗客コンベアの走行異常検出装置および乗客コンベアの走行異常検出方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008012866A1 (fr) * | 2006-07-25 | 2008-01-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Convoyeur de passagers |
-
2013
- 2013-06-04 JP JP2013117695A patent/JP6076201B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014234279A (ja) | 2014-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016216263A (ja) | エレベータおよびその制御方法 | |
JP2007176671A (ja) | 乗客コンベア | |
CN109775545B (zh) | 乘客输送机 | |
US10766747B2 (en) | Abnormality detection apparatus for passenger conveyor | |
JP2009190863A (ja) | 乗客コンベア | |
JP6545386B2 (ja) | 乗客コンベアの走行異常検出装置および乗客コンベアの走行異常検出方法 | |
JP6076201B2 (ja) | 乗客コンベア | |
JP2008094579A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 | |
JP6479941B1 (ja) | 乗客コンベアの異常検知システム | |
JP2016216138A (ja) | 乗客コンベアの異常検出装置および乗客コンベアの異常検出方法 | |
CN113023537B (zh) | 乘客输送机的异常检测系统 | |
JP6400812B1 (ja) | 乗客コンベアの異常検出システム | |
JP2013049562A (ja) | 乗客コンベアのコム及びこのコムを備える乗客コンベア | |
JP4855991B2 (ja) | 乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造 | |
JP2003118965A (ja) | 踏段検出器付エスカレータ | |
JP5814020B2 (ja) | 乗客コンベアの異常検出装置 | |
JP6940227B2 (ja) | 乗客コンベアのチェーン緩み検出装置 | |
JP2008247547A5 (ja) | ||
JP2006062766A (ja) | 乗客コンベアの踏段移動検出装置 | |
JP6890426B2 (ja) | 乗客コンベアの制御装置および制御方法 | |
JP5493014B2 (ja) | 乗客コンベアおよび乗客コンベアの踏段 | |
JP6454289B2 (ja) | 乗客コンベア | |
JP5679576B2 (ja) | 乗客コンベア | |
JP6833956B1 (ja) | 乗客コンベアのチェーン緩み検出装置 | |
JP2007314299A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160816 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160908 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6076201 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |