JP4855991B2 - 乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造 - Google Patents
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Description
また、本発明に係る乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造は、複数の踏み部材に支持した複数のステップ軸を連結部材により連結するとともに、各ステップ軸の両側に支持した左右2個の駆動ローラを駆動レールにより案内している乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造であって、駆動レールの、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分または降り口側部分に固定された部分に、連結部材の、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分の下側と対向するように固定された変位規制部材を備え、変位規制部材により、ステップ軸から駆動ローラが外れた場合での、連結部材の降り口側部分の下方への変位を規制可能としており、変位規制部材の上面の、連結部材の下端が通過する部分に凹部を形成していることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造である。
また、変位規制部材は、内部に空洞部を設けることにより、連結部材の衝突により発生する音を増大させる機能を持たせる構成によれば、ステップ軸から駆動ローラが脱落することにより、連結部材の降り口側部分に支持した踏み部材が下方に変位した場合に、連結部材と変位規制部材とが衝突した場合の音を大きくでき、乗客または管理者に駆動ローラの脱落を認識させやすくできる。
また、変位規制部材の上面の、連結部材の下端が通過する部分に凹部を形成する構成によれば、ステップ軸から駆動ローラが脱落することにより、連結部材の降り口側部分に支持した踏み部材が下方に変位した場合に、連結部材が変位規制部材の上面を通過することにより、連結部材が凹部で落下して大きな音が発生することにより、乗客または管理者に駆動ローラの脱落を認識させやすくできる。
以下において、図面を用いて本発明に関する第1の参考例につき詳細に説明する。図1から図4は、第1の参考例を示している。図1は、本参考例の踏み部材変位規制構造を備える乗客コンベア装置である、エスカレータの、降り口15周辺部である、図8のA部に対応する略透視図である。なお、踏み部材変位規制構造を除くエスカレータの基本構成自体は、上記の図8から図11に示した構造の場合と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する図示および説明を省略もしくは簡略にする。
図5は、本発明の第1の実施の形態を示す、上記の図2に対応する、上側の駆動レール14aの降り口15(図1参照)寄り部分を示す断面図である。本実施の形態の場合には、変位規制シュー58aの内部に空洞部64および空洞部64と外部とを通じさせる通孔66を設けることにより、変位規制シュー58aにチェーン11(図1、図2参照)が衝突することにより発生する音を増大させる機能を持たせるようにしている。また、本実施の形態では、変位規制シュー58aの上面部でチェーン11の降り口15寄り部分が接触する部分に、マイクロスイッチ等のスイッチ68を設けている。そして、ステップ軸16(図1、図2参照)から駆動ローラ12が脱落することにより、チェーン11の降り口15寄り部分がスイッチ68の押圧部を押圧して、スイッチ68のオンオフの切り替えを可能としている。スイッチ68のオンまたはオフを表す信号は図示しない電線を介して図示しない制御盤等に設けた制御部である、コントローラに送られ、コントローラにより、報知手段である警報ブザー等の警報部を作動させたり、エスカレータの作動、すなわち、踏段10(図1参照)の循環駆動を停止させることができるようにしている。警報部の作動により、駆動ローラ12の脱落を知らせる。また、この場合、チェーン11の降り口15寄りが変位規制シュー58aのスイッチ68以外の部分にも接触するようにして、空洞部64により接触により生じる音を増大できるようにしている。
図6は、本発明の第2の実施の形態を示す、変位規制シュー58bを示す部分斜視図である。本実施の形態では、変位規制シュー58bの上面の、チェーン11(図1、図2参照)の降り口15(図1参照)寄り部分の下端が通過する部分の、長さ方向複数個所に、凹部である溝部70を形成している。溝部70の長さ方向両端は変位規制シュー58bの左右方向両側面に達している。このような本実施の形態によれば、ステップ軸16(図1、図2参照)から駆動ローラ12が脱落することにより、チェーン11の降り口15寄り部分に支持した踏段10が下方に変位した場合に、チェーン11が変位規制シュー58bの上面を接触しながら通過することにより、チェーン11の一部が溝部70部分で落下して大きな音が発生しやすくなる。これにより、乗客またはエスカレータの管理者に駆動ローラ12の脱落を認識させやすくできる。なお、凹部は、このような溝部70に限定するものではなく、円形、矩形等種々の形状の凹部を変位規制部材の上面に形成することもできる。また、凹部の数も複数ではなく1個とすることもできる。その他の構成および作用は、上記の図1から図4に示した第1の実施の形態と同様であるため、重複する説明および図示を省略する。
図7は、本発明に関する第2の参考例を示す、上記の図8に対応する、踏み部材変位規制構造を備える乗客コンベア装置である、エスカレータを示す略断面図である。上記の図1から図4に示した第1の参考例では、人を下降させる下降用エスカレータに踏み部材変位規制構造を設けた場合について説明した。これに対して、本参考例の場合に踏み部材変位規制構造を設けるエスカレータは、図7の矢印ハ、ニで示す方向に踏段10を循環駆動させる、すなわち、人を上昇させる上昇用エスカレータとしている。このような本参考例の場合には、エスカレータの乗り口17および降り口15が、上記の図8に示した場合とは逆になる。
Claims (4)
- 複数の踏み部材に支持した複数のステップ軸を連結部材により連結するとともに、各ステップ軸の両側に支持した左右2個の駆動ローラを駆動レールにより案内している乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造であって、
駆動レールの、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分または降り口側部分に固定された部分に、連結部材の、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分の下側と対向するように固定された変位規制部材を備え、
変位規制部材により、ステップ軸から駆動ローラが外れた場合での、連結部材の降り口側部分の下方への変位を規制可能としており、
変位規制部材は、内部に空洞部を設けることにより、連結部材の衝突により発生する音を増大させる機能を持たせることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造。 - 複数の踏み部材に支持した複数のステップ軸を連結部材により連結するとともに、各ステップ軸の両側に支持した左右2個の駆動ローラを駆動レールにより案内している乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造であって、
駆動レールの、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分または降り口側部分に固定された部分に、連結部材の、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分の下側と対向するように固定された変位規制部材を備え、
変位規制部材により、ステップ軸から駆動ローラが外れた場合での、連結部材の降り口側部分の下方への変位を規制可能としており、
変位規制部材の上面の、連結部材の下端が通過する部分に凹部を形成していることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造。 - 請求項1または請求項2に記載の乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造において、
変位規制部材は金属製であることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造。 - 請求項1から請求項3のいずれか1に記載の乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造において、
変位規制部材の上面部に設けられて、連結部材の衝突により作動するスイッチと、
スイッチが作動することにより、駆動ローラの脱落を知らせる警報ブザーとを備えることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造。
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