JP2008247547A5 - - Google Patents

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乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造
本発明は、複数の踏み部材に支持した複数のステップ軸を連結部材により連結するとともに、各ステップ軸の両側に支持した左右2個の駆動ローラを駆動レールにより案内している乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造に関する。
従来から、図8に略断面図を示す乗客コンベア装置の一種である、エスカレータが考えられている。図8に示すエスカレータは、複数の踏み部材である、踏段10に支持した図示しない複数のステップ軸を連結部材である、無端状のチェーン11により連結するとともに、各ステップ軸の左右両側(図8の表裏両側)に支持した左右2個の駆動ローラ12(図8では左右の片側の駆動ローラ12のみを示し、他側の駆動ローラを省略する。)を、左右で上下2本ずつの駆動レール14a、14bにより案内している。なお、本明細書および特許請求の範囲の全体において、「左右」は、乗客コンベア装置がエスカレータである場合に、エスカレータの下側の降り口15または乗り口から上側の乗り口17または降り口を見た場合の左右であり、乗客コンベア装置が動く歩道である場合に降り口から乗り口を見た場合の左右であり、以下に説明する図2から図6、図9、図12、図13の左右と同じで、図10の下上である。
図9は、1個の踏段10と、この踏段10に支持したステップ軸16および駆動ローラ12とを詳しく示す斜視図である。踏段10は、踏段本体18と、踏段本体18に結合し、人を乗載する踏板20と、踏板20の片側に結合したライザー22とを備える。踏段本体18にステップ軸16を、左右両端寄りを延出させるように支持しており、ステップ軸16の左右両端部に駆動ローラ12を回転可能に支持している。また、ステップ軸16の両端寄りは、チェーン11に連結している。
図10は、エスカレータの左右両側に配置する2本のチェーン11の一部と、2本のチェーン11により連結した複数のステップ軸16のうち、1本のステップ軸16と示す図である。図10に示すように、チェーン11のそれぞれは、複数の板状のチェーン素子24、隣り合うチェーン素子24同士を連結する連結ピン26、連結ピン26の周囲に設けたローラ28等の複数のチェーン要素により、全体が環状になるように構成している。このような2本のチェーン11により、複数のステップ軸16を、チェーン11方向に沿って等間隔に連結している。また、図8に戻って、チェーン11は、上側および下側に設けたスプロケット30,32に巻き掛けられ、駆動スプロケットである、上側のスプロケット30は、駆動モータを備えるエスカレータ用の駆動装置34により駆動可能としている。
また、図8に示すように、左右2個の駆動ローラ12は、左右両側のそれぞれで、上下に離れた2本の駆動レール14a、14b、すなわち合計4本の駆動レール14a、14bにより案内している。また、図9に示す踏段本体18の左右両端部で、駆動ローラ12と斜め上下方向に離れた部分に、2個の追従ローラ36を回転可能に支持している。
図11は、追従ローラ36を案内する追従レール38と、駆動ローラ12を案内する駆動レール14a、14bとの形状を説明するためのエスカレータの模式図である。図11に示すように、1個の踏段10毎に左右(図11の表裏)で2個設けられた追従ローラ36は、環状に連続して設けられた追従レール38により案内されている。エスカレータは、駆動装置34を駆動することにより、チェーン11(図8から図10)およびステップ軸16(図9、図10)を介して踏段10を循環駆動させる。なお、踏段10が図8、図11に矢印イ、ロで示す方向に循環駆動する場合には、乗客である人を下降させる下降用エスカレータとなる。これに対して、図8、図11の矢印イ、ロと逆方向に踏段10を循環駆動させる場合には、人を上昇させる上昇用エスカレータとなる。
また、特許文献1には、エスカレータの踏板が踏板本体から脱落または欠落していることを検出するために、乗降口近傍のコム取り付け梁の下部に小型近接センサを取り付けるとともに、小型近接センサの一対の磁気的センサ部を、踏板の溝に突出させることが記載されている。小型近接センサの検出結果は、制御装置に送られ、制御装置は、この検出結果に基づいて踏段の異常の有無を判断し、異常が生じていると判断した場合に、チェーンを巻き掛けた駆動スプロケットを駆動する駆動装置を停止させるようにしている。
特開2003−118965号公報
上記の図8から図11に示した従来から考えられているエスカレータの場合、ステップ軸16に支持した駆動ローラ12が脱落する可能性が全くないとはいえない。すなわち、図12は、図9の一部を切断して図9の矢印D方向に見た略図である。図12に示すように、ステップ軸16の両端部に支持した駆動ローラ12は、断面L字形または断面がCの角部を直角にした形状の駆動レール14a上を案内されつつ転動するようにしている。また、ステップ軸16の端部に止め輪を係止して、ステップ軸16から駆動ローラ12が外れることを阻止している。
ただし、上記の図8に示したように、エスカレータの乗り口17または降り口15付近のチェーン11の上部付近および下部付近では、スプロケット30,32を設けて、スプロケット30,32にチェーン11を巻き掛けている。このため、乗り口17付近のチェーン11の上部付近および降り口15付近の下部付近において、駆動ローラ12を駆動レール14a(または14b)により案内させる必要がないだけでなく、この部分に駆動レールを設けた場合には、チェーン11をスプロケット30(または32)に円滑に噛み合わせることが難しくなる可能性がある。このため、乗り口17または降り口15付近のチェーン11の上部付近および下部付近には、駆動レールを設けず、上側の駆動レール14aと下側の駆動レール14bとを連続させていない。このため、チェーン11の上部付近および下部付近では、駆動ローラ12が駆動レールにより案内されず、駆動ローラ12に何らかの軸方向の力が加わった場合に、図13に示すように、ステップ軸16の右端部(または左端部)から駆動ローラ12が止め輪とともに脱落する可能性が全くないとはいえない。また、ステップ軸16に駆動ローラ12を支持する軸受の破損等により、駆動ローラ12が脱落する可能性も全くないとはいえない。
ステップ軸16の一端部(図13の場合は右端部)から駆動ローラ12が脱落した場合でも、ステップ軸16の他端部(図13の場合は左端部)に支持した駆動ローラ12が駆動レール14a上に位置し、かつ、追従ローラ36が追従レール38上に位置するため、踏段10が脱落することはない。ただし、駆動ローラ12が脱落しているのにもかかわらず、エスカレータの運転は継続されてしまう。また、図13に示す場合には、駆動ローラ12が脱落した側のステップ軸16の一端部(図13の場合は右端部)が下方に変位しても、駆動レール14aの上面に突き当たるため、ステップ軸16の端部がそれ以上に下方に変位することはない。ただし、乗客である人が踏段10において、駆動ローラ12が脱落した側(図13の場合は右側)に乗載した場合には、踏板20がステップ軸16の端部が駆動レール14aに突き当たるまで下方に変位する可能性がある。踏板20が下方に変位したままチェーン11(図8等参照)が循環駆動されると、エスカレータの降り口15のコムと呼ばれる、固定の床部の下端に設けたくし歯と踏板20(図9)の上端との間に隙間が形成される可能性がある。このように運転が継続している、すなわち作動しているエスカレータにおいて、固定の床部の下側に隙間が形成されると、人がエスカレータから固定の床部に円滑に降りることが難しくなる可能性がある。このような事情から、ステップ軸16から駆動ローラ12が脱落した場合でも、人がエスカレータから固定の床部に円滑に降りることを容易に行えるようにできる構造の実現が望まれている。なお、上記の説明においては、エスカレータにおいて、駆動ローラ12が脱落した場合の不都合について説明したが、動く歩道等、他の乗客コンベア装置においても、エスカレータの場合と同様の不都合が生じる可能性がある。
一方、特許文献1に記載されたエスカレータは、踏段本体に対する踏板の脱落または欠落を検出する装置を備えるものに過ぎず、駆動ローラが脱落した場合でも、人が乗客コンベア装置から固定の床部に円滑に降りることを容易に行えるようにするものではない。
また、エスカレータは、上記のように、複数の踏段10のそれぞれに支持したステップ軸16を無端状のチェーン11により連結する構造だけでなく、複数の板状のリンク素子を無端状に連結した連結部材である、リンクにより、複数の踏段に支持した複数のステップ軸を連結する構造も考えられている。このようなリンクにより複数のステップ軸を連結する構造は、中間部に設けた駆動装置により、複数のラグローラと呼ばれるローラを環状に循環駆動させることにより、ラグローラとリンク素子の端部に形成した溝部とを係合させ、リンクを循環駆動させる。このような構造の場合、リンクを円滑に循環駆動させるために、上記の図8に示した構造と同様に、エスカレータの左右で、駆動ローラを案内する駆動レールを上側と下側とに離れて配置し、上側の駆動レールと下側の駆動レールとを連続させていない。このため、上記の図8から図13に示した構造と同様に、乗り口または降り口付近のリンクの上部付近および下部付近で、ステップ軸から駆動ローラが脱落する可能性が全くないとはいえない。このような構造の場合も、ステップ軸から駆動ローラが脱落した場合でも、人がエスカレータから固定の床部に円滑に降りることを容易に行えるようにすることが望まれている。
本発明の目的は、乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造において、駆動ローラが脱落した場合でも、乗客が踏み部材から固定の床部に円滑に降りることを容易に行えるようにすることである。
本発明に係る乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造は、複数の踏み部材に支持した複数のステップ軸を連結部材により連結するとともに、各ステップ軸の両側に支持した左右2個の駆動ローラを駆動レールにより案内している乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造であって、駆動レールの、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分または降り口側部分に固定された部分に、連結部材の、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分の下側と対向するように固定された変位規制部材を備え、変位規制部材により、ステップ軸から駆動ローラが外れた場合での、連結部材の降り口側部分の下方への変位を規制可能としており、変位規制部材は、内部に空洞部を設けることにより、連結部材の衝突により発生する音を増大させる機能を持たせることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造である。
また、本発明に係る乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造は、複数の踏み部材に支持した複数のステップ軸を連結部材により連結するとともに、各ステップ軸の両側に支持した左右2個の駆動ローラを駆動レールにより案内している乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造であって、駆動レールの、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分または降り口側部分に固定された部分に、連結部材の、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分の下側と対向するように固定された変位規制部材を備え、変位規制部材により、ステップ軸から駆動ローラが外れた場合での、連結部材の降り口側部分の下方への変位を規制可能としており、変位規制部材の上面の、連結部材の下端が通過する部分に凹部を形成していることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造である。
また、好ましくは、変位規制部材は金属製とする。
また、より好ましくは、変位規制部材は、連結部材の衝突により作動するスイッチと、スイッチが作動することにより、駆動ローラの脱落を知らせる警報ブザーとを備える。
本発明に係る乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造によれば、ステップ軸から駆動ローラが脱落した場合でも、連結部材の降り口側部分にステップ軸を介して支持した踏み部材が乗客の重力により下方に変位するのを抑えることができる。このため、駆動ローラが脱落した場合でも、乗客が踏み部材から固定の床部に円滑に降りることを容易に行える。また、踏み部材の上面と固定の床部の下側との間に生じる隙間をなくせるか、または小さくできるので、乗客の足が踏段の上面と床部の下側との間に入り込んだり、床部の下側に足をつまずけてしまうのを、より有効に防止できる。
また、変位規制部材は、内部に空洞部を設けることにより、連結部材の衝突により発生する音を増大させる機能を持たせる構成によれば、ステップ軸から駆動ローラが脱落することにより、連結部材の降り口側部分に支持した踏み部材が下方に変位した場合に、連結部材と変位規制部材とが衝突した場合の音を大きくでき、乗客または管理者に駆動ローラの脱落を認識させやすくできる。
また、変位規制部材の上面の、連結部材の下端が通過する部分に凹部を形成する構成によれば、ステップ軸から駆動ローラが脱落することにより、連結部材の降り口側部分に支持した踏み部材が下方に変位した場合に、連結部材が変位規制部材の上面を通過することにより、連結部材が凹部で落下して大きな音が発生することにより、乗客または管理者に駆動ローラの脱落を認識させやすくできる。
また、変位規制部材は金属製とする構成によれば、ステップ軸から駆動ローラが脱落することにより、連結部材の降り口側部分に支持した踏み部材が下方に変位した場合に、連結部材と変位規制部材とが接触することにより、大きな接触音が発生して乗客または管理者に駆動ローラの脱落を認識させやすくできる。
また、変位規制部材は、連結部材の衝突により作動するスイッチと、スイッチが作動することにより、駆動ローラの脱落を知らせる警報ブザーとを備える構成によれば、ステップ軸から駆動ローラが脱落することにより、連結部材の降り口側部分に支持した踏み部材が下方に変位した場合に、警報ブザーの作動により、乗客または管理者に駆動ローラの脱落を認識させやすくできる。
第1の参考例
以下において、図面を用いて本発明に関する第1の参考例につき詳細に説明する。図1から図4は、第1の参考例を示している。図1は、本参考例の踏み部材変位規制構造を備える乗客コンベア装置である、エスカレータの、降り口15周辺部である、図8のA部に対応する略透視図である。なお、踏み部材変位規制構造を除くエスカレータの基本構成自体は、上記の図8から図11に示した構造の場合と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する図示および説明を省略もしくは簡略にする。
図1に示すエスカレータは、下降用エスカレータであり、上側階床部分に設けた乗り口17(図8参照)と、下側階床部分に設けた降り口15との間で、複数の踏み部材である、踏段10を駆動レール14a、14bおよび追従レール38(駆動レール14b、追従レール38は、図8、図11等参照)に対応して循環駆動させている。また、踏段10の左右方向(図1の表裏方向)両側に、欄干42を立設させており、欄干42の外周部に移動手すり44を循環走行可能に設けている。
また、下側階床周辺部である、降り口15の周辺部に設けた、固定の床部46は、エスカレータを設置する建物の床面と面一になる降り板部48と、降り板部48に隣接するように設けたコム50とを備える。コム50は、降り板部48に支持した図示しない取り付け梁により下側から支持しており、下側にくし歯を形成している。
また、複数の踏段10のそれぞれに支持した複数のステップ軸16の両端部に左右2個の駆動ローラ12を、図示しない軸受を介して回転可能に設けており、左右2個の駆動ローラ12を駆動レール14a、14bにより案内している。また、複数のステップ軸16は、連結部材であるチェーン11により連結している。駆動レール14a、14bは、エスカレータを設置する建物に直接または他の部材を介して固定しており、エスカレータの左右両側に配置した駆動レール14a、14bのそれぞれは、乗り口17(図8参照)付近と降り口15付近とに設けた一対のスプロケット30,32(30は図8参照)部分で不連続となるように上下に離れている。
また、エスカレータの左右両側のそれぞれで上下一対ずつ設けた駆動レール14a、14bにおいて、上側の駆動レール14aを断面L字形とするとともに、左右それぞれの上側の駆動レール14aの、乗り口17と降り口15とのうち、降り口15側部分または降り口15側部分に固定した部分で、下側階床寄り部分である降り口15寄り部分に、左右反対側の駆動レール14a側に突出させた突出板部52を設けている。また、左右それぞれの上側の駆動レール14aの降り口15寄り部分において、駆動レール14a本体部の外端部、すなわち左右方向反対側の駆動レール14aから離れる側の端部に立設した立板部54の上端部に、内側方向、すなわち左右方向反対側の駆動レール14a側に突出するように連続する抑え板部56を設けている。抑え板部56は駆動ローラ12の上側に対向する。
図2は、図1のB−B断面に対応する、右側の駆動レール14a、14b(14bは図8参照)の、上側の駆動レール14aの降り口15(図1)寄り部分と、これにより案内する駆動ローラ12およびステップ軸16の一部とを示す断面図である。図2に示すように、駆動レール14aの降り口15寄り部分は、立板部54と、抑え板部56とを有し、立板部54と抑え板部56とにより、断面L字形に形成している。抑え板部56は、駆動ローラ12が上側に浮き上がろうとした場合でも、その浮き上がりを抑える役目を有する。すなわち、一対のスプロケット30(図8参照),32(図1)に掛け渡したチェーン11は、駆動レール14aの降り口15寄りでチェーン11が張られることにより、駆動ローラ12が駆動レール14aの下側上面から浮き上がる傾向となる。このために、上記の抑え板部56を駆動ローラ12に押し付けて、抑え板部56により駆動ローラ12が駆動レール14aから浮き上がるのを小さく抑えている。ただし、駆動ローラ12が多少でも浮き上がるため、駆動レール14aの降り口15寄り部分上面と駆動ローラ12の下側との間には隙間t1(図2)が形成される。
また、右側の駆動レール14a、14bのうちの上側の駆動レール14aの降り口15寄り部分に突出板部52を設けるとともに、突出板部52の上面に、変位規制部材である変位規制シュー58を固定している。変位規制シュー58は、突出板部52の長さ方向に長い。そして、左右両側のうち、右側のチェーン11の、下側階床寄り部分である、降り口15寄り部分の下側を、右側の駆動レール14aに固定した変位規制シュー58の上面に隙間t2(図2)を介して対向させている。
より詳しくは、図1に戻って、駆動レール14aに固定した変位規制シュー58は、降り口15近辺に設けた固定の床部46の下側を通過する1個の踏段10(図1の矢印イで示す踏段10)、およびこの1個の踏段10に隣り合う、床部46の下側を通過する直前の1個の踏段10(図1の矢印ロで示す踏段10)のそれぞれを直接支持するチェーン11を構成するチェーン要素を含むチェーン要素の下側に、変位規制シュー58を対向させている。チェーン要素は、図2に示すように、チェーン11を構成する、左右にそれぞれ複数ずつ配置された板状のチェーン素子24、隣り合うチェーン素子24同士を連結する連結ピン(図示せず)、連結ピンの周囲に設けるローラ28等の少なくともいずれかである。
また、変位規制シュー58は、例えば図示のような断面を台形状とする形状に限定するものではなく種々の形状とすることができる。そして、変位規制シュー58により、ステップ軸16から駆動ローラ12が外れた場合での、チェーン11の降り口15寄り部分が下方へ変位するのを規制可能としている。また、左側で上側の駆動レール14aにおいても、右側の駆動レール14aの場合と同様に、降り口15寄り部分に設けた突出板部52の上面に、変位規制部材である左側の変位規制シュー58を固定している。そして、左右両側のうち、左側のチェーン11の、下側階床寄り部分である、降り口15寄り部分の下側を、左側の駆動レール14aに固定した変位規制シュー58の上面に隙間を介して対向させている。本参考例の乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造は、このように、エスカレータの左右で上下一対ずつ設けられた駆動レール14a、14bのうち、上側の駆動レール14aに固定した変位規制シュー58のそれぞれを、左右のチェーン11の下側に対向させることにより構成している。
また、本参考例の場合、左右の駆動レール14a、14bの上側の駆動レール14aにおいて、乗り口17と降り口15(図8参照)とのうち、上側階床寄り部分である乗り口17寄り部分に、樹脂製のチェーンガイドを設けて、チェーンガイドにチェーンを接触させている。図3は、上記の図8のC部に対応する、右側の駆動レール14a、14bの上側の駆動レール14aの、乗り口17と降り口15とのうち、乗り口17(図8参照)寄り部分と、これにより案内する駆動ローラ12およびステップ軸16の一部とを示す断面図である。エスカレータを設置した建物に、支持部材60を介して樹脂製のチェーンガイド62を固定している。そして、駆動レール14aの乗り口17寄り部分上を通過する駆動ローラ12を支持するチェーン11の下側に、チェーンガイド62の上面を接触させている。これにより、チェーンガイド62の上側を通過するステップ軸16に支持した駆動ローラ12が、駆動レール14aの上面に接触しないようにしている。すなわち、駆動ローラ12と駆動レール14aの上面との間に隙間を設けている。なお、図示は省略するが、図3に示したステップ軸16の左側に設けたチェーンも樹脂製のチェーンガイド(図示せず)上に接触させるとともに、ステップ軸16の左側に支持した駆動ローラが左側の駆動レールの上面に接触しないようにしている。
このような構成により、駆動ローラ12が上側の駆動レール14aの乗り口17寄り部分に押し付けられることによる負荷を小さくして、駆動ローラ12の傷みを生じにくくできる。すなわち、上記の図8、図11を用いて説明したように、駆動レール14a、14bは、一対のスプロケット30,32部分で連続していない。このため、下降用エスカレータの場合には、上側のスプロケット30から循環駆動されるチェーン11の乗り口17寄り部分にステップ軸16を介して支持した駆動ローラ12は、上側の駆動レール14aの乗り口17寄り部分の端部に無理な力で押し付けられる可能性がある。このように上側の駆動レール14aの乗り口17寄り部分の端部に駆動ローラ12が押し付けられると、駆動ローラ12に大きな負荷が加わり、駆動ローラ12を傷める可能性がある。このような事情から、図3に示したように、チェーンガイド62をチェーン11の乗り口17寄り部分に接触させることにより、駆動ローラ12を駆動レール14aの乗り口17寄り部分の端部に急に接触しないようにし、駆動ローラ12の傷みを生じにくくしている。
このような本参考例によれば、上側の駆動レール14aの降り口15寄り部分に、チェーン11の降り口15寄り部分の下側と対向するように固定した変位規制シュー58を備え、変位規制シュー58により、ステップ軸16から駆動ローラ12が外れた場合での、チェーン11の降り口15寄り部分の下方への変位を規制可能としている。このため、ステップ軸16から駆動ローラ12が脱落した場合でも、チェーン11の降り口15寄り部分にステップ軸16を介して支持した踏段10が乗客の重力により下方に変位するのを抑えることができる。
すなわち、図4は、右側の駆動レール14a、14b(図8参照)のうち、上側の駆動レール14aの降り口15寄り部分と、この降り口15寄り部分を通過するステップ軸16とを示す、図2に対応する断面図において、ステップ軸16から駆動ローラ12(図1、図2)が脱落した状態を示す断面図である。上記の図12、図13で説明したように、エスカレータでは、ステップ軸16から駆動ローラ12が脱落するのを止め輪等により防止しているが、上下の駆動レール14a、14b同士の不連続部分である、一対のスプロケット30,32部分では、駆動ローラ12に軸方向の何らかの力が加わることにより、駆動ローラ12が脱落する可能性がないとはいえない。これに対して、本実施の形態では、降り口15寄り部分で、変位規制シュー58をチェーン11に対向させているため、図4に示すように、駆動ローラ12が脱落した場合には、変位規制シュー58の上側にチェーン11が乗って、チェーン11の降り口15寄り部分の下方への変位を規制できる。このため、脱落した駆動ローラ12に対応するステップ軸16に支持した踏段10(図1)上に乗客が乗載した場合でも、踏段10が沈下するのをなくすか、または小さく抑えることができる。この結果、駆動ローラ12が脱落した場合でも、乗客が踏段10から固定の床部46(図1)に円滑に降りることを容易に行える。また、踏段10の上面と固定の床部46の下側との間に生じる隙間をなくせるか、または小さくできるので、乗客の足が踏段10の上面と床部46の下側との間に入り込んだり、床部46の下側に足をつまずけてしまうのを、より有効に防止できる。
また、本参考例の場合には、変位規制シュー58を金属製としているため、ステップ軸16から駆動ローラ12が脱落することにより、チェーン11の降り口15寄り部分に支持した踏段10が下方に変位した場合に、チェーン11と変位規制シュー58とが接触する。そしてこれにより、大きな接触音が発生して乗客またはエスカレータの管理者に駆動ローラ12の脱落を認識させやすくできる。このため、安全性をより有効に確保できる。
第1の発明の実施の形態]
図5は、本発明の第1の実施の形態を示す、上記の図2に対応する、上側の駆動レール14aの降り口15(図1参照)寄り部分を示す断面図である。本実施の形態の場合には、変位規制シュー58aの内部に空洞部64および空洞部64と外部とを通じさせる通孔66を設けることにより、変位規制シュー58aにチェーン11(図1、図2参照)が衝突することにより発生する音を増大させる機能を持たせるようにしている。また、本実施の形態では、変位規制シュー58aの上面部でチェーン11の降り口15寄り部分が接触する部分に、マイクロスイッチ等のスイッチ68を設けている。そして、ステップ軸16(図1、図2参照)から駆動ローラ12が脱落することにより、チェーン11の降り口15寄り部分がスイッチ68の押圧部を押圧して、スイッチ68のオンオフの切り替えを可能としている。スイッチ68のオンまたはオフを表す信号は図示しない電線を介して図示しない制御盤等に設けた制御部である、コントローラに送られ、コントローラにより、報知手段である警報ブザー等の警報部を作動させたり、エスカレータの作動、すなわち、踏段10(図1参照)の循環駆動を停止させることができるようにしている。警報部の作動により、駆動ローラ12の脱落を知らせる。また、この場合、チェーン11の降り口15寄りが変位規制シュー58aのスイッチ68以外の部分にも接触するようにして、空洞部64により接触により生じる音を増大できるようにしている。
このような本実施の形態によれば、変位規制シュー58aの内部に空洞部64を設けることにより、チェーン11の衝突により発生する音を増大させる機能を持たせているので、ステップ軸16から駆動ローラ12が脱落することにより、チェーン11の降り口15寄り部分に支持した踏段10が下方に変位した場合に、チェーン11と変位規制シュー58aとが衝突した場合の音を大きくでき、乗客または管理者に駆動ローラ12の脱落を認識させやすくできる。また、変位規制シュー58aは、チェーン11の衝突により作動するスイッチ68と、スイッチ68が作動することにより、駆動ローラ12の脱落を知らせる警報部とを備えるので、ステップ軸16から駆動ローラ12が脱落することにより、チェーン11の降り口15寄り部分に支持した踏段10が下方に変位した場合に、警報部の作動により、乗客またはエスカレータの管理者に駆動ローラ12の脱落をより認識させやすくできる。
なお、チェーン11の衝突により発生する音の増大機能が小さくはなるが、空洞部64に通じる通孔66を省略することもできる。また、空洞部64と、スイッチ68とのうち、一方のみを設けることもできる。その他の構成および作用は、上記の第1の参考例と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明および図示を省略する。
第2の発明の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態を示す、変位規制シュー58bを示す部分斜視図である。本実施の形態では、変位規制シュー58bの上面の、チェーン11(図1、図2参照)の降り口15(図1参照)寄り部分の下端が通過する部分の、長さ方向複数個所に、凹部である溝部70を形成している。溝部70の長さ方向両端は変位規制シュー58bの左右方向両側面に達している。このような本実施の形態によれば、ステップ軸16(図1、図2参照)から駆動ローラ12が脱落することにより、チェーン11の降り口15寄り部分に支持した踏段10が下方に変位した場合に、チェーン11が変位規制シュー58bの上面を接触しながら通過することにより、チェーン11の一部が溝部70部分で落下して大きな音が発生しやすくなる。これにより、乗客またはエスカレータの管理者に駆動ローラ12の脱落を認識させやすくできる。なお、凹部は、このような溝部70に限定するものではなく、円形、矩形等種々の形状の凹部を変位規制部材の上面に形成することもできる。また、凹部の数も複数ではなく1個とすることもできる。その他の構成および作用は、上記の図1から図4に示した第1の実施の形態と同様であるため、重複する説明および図示を省略する。
第2の参考例
図7は、本発明に関する第2の参考例を示す、上記の図8に対応する、踏み部材変位規制構造を備える乗客コンベア装置である、エスカレータを示す略断面図である。上記の図1から図4に示した第1の参考例では、人を下降させる下降用エスカレータに踏み部材変位規制構造を設けた場合について説明した。これに対して、本参考例の場合に踏み部材変位規制構造を設けるエスカレータは、図7の矢印ハ、ニで示す方向に踏段10を循環駆動させる、すなわち、人を上昇させる上昇用エスカレータとしている。このような本参考例の場合には、エスカレータの乗り口17および降り口15が、上記の図8に示した場合とは逆になる。
そして、本参考例の場合には、図7のD部分に対応する、エスカレータの上側階床寄り部分である、降り口15寄り部分に、エスカレータの左右両側のそれぞれで上下一対ずつ設けた駆動レール14a、14bにおいて、上側の駆動レール14aの降り口15寄り部分に、左右反対側の駆動レール14a側に突出させた突出板部52(図1、図2参照)を設けるとともに、突出板部52の上面に変位規制シュー58(図1、図2参照)を固定している。そして、左右の上側の駆動レール14aのそれぞれに固定した変位規制シュー58を、左右のチェーン11の降り口15寄り部分の下側にそれぞれ対向させている。本実施の形態の乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造は、このように、左右の上側の駆動レール14aのそれぞれに固定した変位規制シュー58を、左右のチェーン11の降り口15寄り部分の下側に対向させることにより構成している。また、上記の図3に示したものと同様のチェーンガイド62は、エスカレータの下側階床寄り部分である、乗り口17(図7)寄り部分に設けて、チェーンガイド62上にチェーン11を接触させている。その他の構成および作用は、上記の図1から図4に示した第1の参考例と同様であるため、重複する説明および図示を省略する。
また、上記の各実施の形態及び各参考例においては、複数の踏段10に支持した複数のステップ軸16(図1等参照)を連結部材である、無端状のチェーン11により連結する構成を備える場合について説明した。ただし、本発明は、このような構造に限定するものではなく、例えば、エスカレータを、複数の板状のリンク素子を無端状に連結した連結部材である、リンクにより、複数の踏段10(図1等参照)に支持した複数のステップ軸16(図1等参照)を連結する構造に本発明を適用することもできる。このようなリンクによりステップ軸16を連結する構造は、中間部に設けた駆動装置により、複数のラグローラと呼ばれるローラを環状に循環駆動させることにより、ラグローラとリンク素子の端部に形成した溝部とを係合させることにより、リンクを循環駆動させる。また、リンクにより連結した複数のステップ軸16の左右両側に支持した駆動ローラ12(図1等参照)を上側の駆動レールと、下側の駆動レールとに案内する。
このような構造に本発明を適用する場合も、上記の各実施の形態と同様に、エスカレータの降り口寄り部分で、エスカレータの左右の上側の駆動レール14aに、変位規制シューを固定するとともに、変位規制シューを、左右のリンクの降り口寄り部分の下側に対向させる。そして、変位規制シューにより、ステップ軸16から駆動ローラ12が外れた場合での、リンクの降り口寄り部分の下方への変位を規制可能としている。この構成によれば、上記の各実施の形態及び各参考例と同様に、ステップ軸から駆動ローラが脱落した場合でも、リンクの降り口寄り部分にステップ軸を介して支持した踏段が乗客の重力により下方に変位するのを抑えることができる。
また、上記の説明においては、乗客コンベア装置をエスカレータとした場合について説明したが、本発明は乗客コンベア装置をエスカレータとする場合に限定するものではない。例えば、乗客コンベア装置を動く歩道とすることもでき、駆動レールの、乗り口と降り口とのうち、降り口側部分または降り口側部分に固定した部分に、ステップ軸を連結する連結部材の、乗り口と降り口とのうち、降り口側部分の下側と対向するように固定した変位規制部材を備え、変位規制部材により、ステップ軸から駆動ローラが外れた場合での、連結部材の降り口側部分の下方への変位を規制可能とすることもできる。
本発明に関する第1の参考例のエスカレータの踏み部材変位規制構造を示す、図8のA部に対応する略透視図である。 同じく図1のB−B断面に対応する、右側の駆動レールの、上側の駆動レールの降り口寄り部分と、これにより案内する駆動ローラおよびステップ軸の一部とを示す断面図である。 図8のC部に対応する、右側の駆動レールの、上側の駆動レールの降り口寄り部分と、これにより案内する駆動ローラおよびステップ軸の一部とを示す断面図である。 ステップ軸から駆動ローラが脱落した状態を示す、図2に対応する断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るエスカレータの踏み部材変位規制構造を構成する右側の駆動レールのうち、上側の駆動レールの降り口寄り部分と、変位規制シューとを示す、図2に対応する断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るエスカレータの踏み部材変位規制構造を構成する変位規制シューを示す部分斜視図である。 本発明に関する第2の参考例の踏み部材変位規制構造を備えるエスカレータを示す略断面図である。 従来から考えられているエスカレータの1例を示す略断面図である。 図8のエスカレータを構成するステップ軸に支持した踏段を示す斜視図である。 図8のエスカレータを構成するチェーンの一部と、チェーンにより連結した複数のステップ軸のうち、1本のステップ軸とを示す図である。 図8のエスカレータにおいて、追従レールと駆動レールとの形状を説明するためのエスカレータの模式図である。 図9の一部を切断して図9の矢印D方向に見た略図である。 ステップ軸から駆動ローラが脱落した状態を示す、図12に対応する図である。
10 踏段、11 チェーン、12 駆動ローラ、14a、14b 駆動レール、15 降り口、16 ステップ軸、17 乗り口、18 踏段本体、20 踏板、22 ライザー、24 チェーン素子、26 連結ピン、28 ローラ、30 スプロケット、32 スプロケット、34 駆動装置、36 追従ローラ、38 追従レール、42 欄干、44 移動手すり、46 床部、48 降り板部、50 コム、52 突出板部、54 立板部、56 抑え板部、58,58a,58b 変位規制シュー、60 支持部材、62 チェーンガイド、64 空洞部、66 通孔、68 スイッチ、70 溝部。



Claims (4)

  1. 複数の踏み部材に支持した複数のステップ軸を連結部材により連結するとともに、各ステップ軸の両側に支持した左右2個の駆動ローラを駆動レールにより案内している乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造であって、
    駆動レールの、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分または降り口側部分に固定された部分に、連結部材の、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分の下側と対向するように固定された変位規制部材を備え、
    変位規制部材により、ステップ軸から駆動ローラが外れた場合での、連結部材の降り口側部分の下方への変位を規制可能としており、
    変位規制部材は、内部に空洞部を設けることにより、連結部材の衝突により発生する音を増大させる機能を持たせることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造。
  2. 複数の踏み部材に支持した複数のステップ軸を連結部材により連結するとともに、各ステップ軸の両側に支持した左右2個の駆動ローラを駆動レールにより案内している乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造であって、
    駆動レールの、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分または降り口側部分に固定された部分に、連結部材の、降り口と乗り口とのうち、降り口側部分の下側と対向するように固定された変位規制部材を備え、
    変位規制部材により、ステップ軸から駆動ローラが外れた場合での、連結部材の降り口側部分の下方への変位を規制可能としており、
    変位規制部材の上面の、連結部材の下端が通過する部分に凹部を形成していることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造において、
    変位規制部材は金属製であることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造。
  4. 請求項1から請求項4のいずれか1に記載の乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造において、
    変位規制部材は、連結部材の衝突により作動するスイッチと、スイッチが作動することにより、駆動ローラの脱落を知らせる警報ブザーとを備えることを特徴とする乗客コンベア装置の踏み部材変位規制構造。
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