JP2005187202A - コンベア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 動力装置を狭隘空間に設置可能にし、かつ静粛な構成に実現することにある。
【解決手段】このコンベア装置は、踏段ガイドレール2に沿って移動する複数の踏段3と、これら複数の踏段を無端循環状に連結するチェーン4と、動力装置100及びチェーン駆動機構30を有する駆動装置10とで構成されている。この動力装置100は、構造物に設けられる汎用の電動モータ101及び減速機構02を設け、電動モータの回転速度を減速機構02を構成するプーリ及び摩擦ベルトを用いて減速し、所要の減速比を満たすようにすることにより、上下側踏段間の狭隘な空間に動力装置を収納可能にする。一方、チェーン駆動機構30は、減速機構から伝達される偏芯軸31の回転運動を揺動体32の揺動運動に変換し、チェーンに回転自在に設けられたピンローラ4a及び揺動体に設けられ前記ピンローラと噛み合うトロコイド転動歯33を介して揺動体からチェーンに推力を付与する構成となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】このコンベア装置は、踏段ガイドレール2に沿って移動する複数の踏段3と、これら複数の踏段を無端循環状に連結するチェーン4と、動力装置100及びチェーン駆動機構30を有する駆動装置10とで構成されている。この動力装置100は、構造物に設けられる汎用の電動モータ101及び減速機構02を設け、電動モータの回転速度を減速機構02を構成するプーリ及び摩擦ベルトを用いて減速し、所要の減速比を満たすようにすることにより、上下側踏段間の狭隘な空間に動力装置を収納可能にする。一方、チェーン駆動機構30は、減速機構から伝達される偏芯軸31の回転運動を揺動体32の揺動運動に変換し、チェーンに回転自在に設けられたピンローラ4a及び揺動体に設けられ前記ピンローラと噛み合うトロコイド転動歯33を介して揺動体からチェーンに推力を付与する構成となっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、階高の大きいエスカレータや移動距離の長い乗客コンベア等に適用して好適なコンベア装置に関する。
従来、安価な標準的なチェーンを利用して、階高の大きいエスカレータや移動距離の長い乗客コンベアなどを駆動するコンベア装置として、幾つかの構成のものが提案されている。
その1つのコンベア装置は、図6に示すようにエスカレータとして構成されたものであって、構造物1に周回するように設けられた踏段ガイドレール2と、この踏段ガイドレール2にそって移動する複数の踏段3と、複数の踏段3を無端循環状に連結するピンローラ4aを有する一対(紙面の手前側と奥側)のチェーン4と、このチェーン4に推力を与える揺動体32を有する分散配置される3つの駆動装置10a,10b,10cとによって構成されている(特許文献1)。なお、駆動装置10a,10b,10cは、それぞれ同一構成であるので、以下、代表として1つの駆動装置10aのみについて説明する。
図7は駆動装置10aの詳細な構成を説明する図である。
この駆動装置10aは、動力を発生する動力装置20とこの動力装置20を挟んで左右に対をなすように配置されるチェーン駆動機構30とで構成されている。この動力装置20としては構造物1に取付けられる電動モータ21及び減速機22が設けられている。
前記チェーン駆動機構30は、前述する動力装置20の回転を入力する偏芯軸31、この偏芯軸31の回転を揺動運動に変換する前述する揺動体32と、チェーン4に等間隔ピッチで回転自在に取付けられるピンローラ4aに噛み合って揺動体32の揺動運動を推力として当該チェーン4に与えるトロコイド形状の転動歯(以下、トロコイド転動歯と呼ぶ)33とが設けられている。なお、ピンローラ4aは、チェーン4に等間隔ピッチで取り付けられたが、揺動体32側に取り付けてもよい。34はピンローラ4aを案内する背面案内板である。
従って、以上のような構成の駆動装置10aでは、動力装置20を構成する電動モータの回転速度を回転を減速装置22で減速して偏芯軸31を駆動すれば、踏段チェーン4に設けられたピンローラ4aと噛み合うトロコイド転動歯33を介して前記揺動体32からチェーン4に推力を付与することにより、チェーン4に無端循環状に連結された踏段3を等速度で移動させることができる。
図8はチェーン駆動機構30を通過するチェーン4の背面の支持構造を説明する図であって、トロコイド転動歯33の上側には、チェーン4を構成するリンク4bを転動する複数の背面支持ローラ35がチェーン長さ方向に所定の間隔で設けられ、これら背面支持ローラ35は、トロコイド転動歯33がピンローラ4aと噛み合ってチェーン4を推進する際にリンク4bに発生する浮き上がり(図示N)を押さえる機能をもっている。
従来のもう1つのコンベア装置としては、図9に示すように、電動モータ21の駆動によって揺動運動を行う揺動体32とチェーン4との間に循環索状体36を介在させ、揺動体32の揺動運動が循環索状体36の循環運動に変換されてチェーン4に推力が伝達されるように構成したチェーン駆動機構30を備えた構成である。1は構造物、2は踏段ガイドレール、4aはピンローラ、31は偏心軸、32aは揺動ローラ、36aは循環ローラ、36bはトロコイド形状のピンローラ転動内歯、36cはトロコイド形状のピンローラ転動外歯である(特許文献2)。
以上のような構成とすることにより、チェーン駆動機構30が揺動体32の揺動運動を受ける部分と、チェーン4に推力を与える部分とを分離独立させた構造とし、振動の低減化を図るものである。
特開2002−128441号公報
特開2003−192263号公報
ところで、前述する何れのコンベア装置においても、以下のような機能・性能を備えていなければならない。なお、図10は駆動装置10aを配置した箇所のコンベア装置の断面図である。
すなわち、エスカレータの中間部において、乗客を乗せた踏段3aが構造物の上側(図10に示す往路側)を移動する一方、戻り側の踏段3bは下側(図10に示す復路側)を移動する構成となっている。このとき、行き帰りの踏段間の隙間は300〜400mm程度であって、この隙間の間にチェーン駆動機構30を駆動するため電動モータ21等を備えた動力装置20を設置しなければならない。しかも、この動力装置20は、乗客や周囲に不快感を与えない程度に静粛でなければならない。
また、エスカレータでは、乗客が踏段3に挟まれる事故や駆動装置10aの故障などを安全装置で検出した場合、乗客への影響を最小限に押さえつつ踏段3を確実に停止させる必要がある。
さらに、エスカレータでは、安全確保の観点から、定期的にチェーン4の状態や駆動装置10aとチェーン4との噛み合い状態を点検しているが、この点検作業時には踏段3を取り外して行っており、踏段3を取り外しただけでチェーン4の状態や駆動装置10aとチェーン4との噛み合い状態を確認できるのが望ましい。しかし、現状では、踏段3を取り外しても、多数の部材によって邪魔されており、容易に確認することが難しい状況にある。
さらに、チェーン駆動機構30を構成するトロコイド転動歯33や循環索状体36がチェーン4のピンローラ4aと噛み合ってチェーン4を推進する際、チェーン4と背面支持ローラ35との間の衝撃によって踏段3のに振動が発生するが、この踏段3の振動が乗客に不快感を与えるほど過大であってはならない。
さらに、ホテルや病院などのごとき、静粛性を重要視する施設のエスカレータにおいては極力騒音の発生を低減する必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、狭隘スペースに設置可能であり、かつ静粛な動力装置を備えたコンベア装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、踏段を取り外すだけでチェーンの状態や駆動装置とチェーンとの噛み合い状態等を点検可能とするコンベア装置を提供することにある。
さらに、チェーンを推進する際の踏段の振動を最小限に抑制し、乗客に不快感を与えず、かつ騒音を出さないようにするコンベア装置を提供することにある。
(1) 上記課題を解決するために、本発明に係るコンベア装置は、踏段ガイドレールに沿って移動する複数の踏段と、これら複数の踏段を無端循環状に連結するチェーンと、このチェーンを駆動する駆動装置とを有し、この駆動装置は、構造物に設けられる汎用の電動モータ及びこの電動モータの回転速度を所要の減速比を満たすように減速させて伝達するためのプーリ及び摩擦ベルトで構成される減速機構を有する動力装置と、この動力装置の減速機構から偏芯軸を介して伝達される回転運動を揺動体の揺動運動に変換し、この揺動体、前記踏段チェーンの何れか一方側に回転自在に設けられたピンローラ及び前記揺動体、前記踏段チェーンの他方側に設けられ前記ピンローラと噛み合うトロコイド転動歯を介して前記揺動体から前記チェーンに推力を付与する左右対の駆動機構とを備えた構成である。
この発明は以上のような構成とすることにより、電動モータの回転を、プーリ及び摩擦ベルトで構成される減速機構で減速させながら偏芯軸に伝達するに際し、動力装置が大きくならないように回転速度の比較的高い電動モータ及び多段構成の減速機構とするので、動力装置を狭隘なスペースに設置することが可能となり、さらに減速機構としてプーリ及び摩擦ベルトで構成するので、静粛な状態を維持することができる。
(2) また、本発明に係るコンベア装置は、前記(1)の構成に新たに、電動モータから前記減速機構を介して回転運動が伝達される第1となる前記偏芯軸とは別に、当該電動モータを挟んで反対側方向に第2の偏芯軸を配置し、この第2の偏芯軸には、常時は開放状態にあるが、安全装置からの異常検出に基づいて作動するブレーキ装置を設け、このブレーキ装置の作動時に揺動体を介して踏段の移動を停止させることにより、動力装置を介さずに直接別の偏芯軸にブレーキ装置を設けているので、安全装置による異常検出時に減速機構に使用している摩擦ベルトの滑りによる踏段の空走を防止でき、また動力装置が故障状態となった場合でも確実に踏段を停止させることが可能である。
(3) さらに、本発明に係るコンベア装置は、左右対の駆動機構の所要部材を支持する左右フレームの前後部に架設され、内側には前記動力装置を配置するに必要な空間部を有する2つのアームと、この2つのアームに橋渡し可能に取付けられ、前記動力装置のほぼ専有部分だけを支持ベースとする機器支持ベースとを設けることにより、動力装置の設置部分以外が空間部となっているので、踏段を取り外した状態では、上側となる乗客を搬送する側と下側となる戻り側との駆動機構のチェーンの状態やトロコイド転動歯とチェーンとの噛み合い状態を確実に確認でき、点検作業の能率向上に貢献する。
(4) さらに、本発明は、以上のような構成のコンベア装置において、トロコイド転動歯がチェーンを推進する際にチェーンのリンクの浮き上がりを押さえるために、チェーンを挟んでトロコイド転動歯とは反対側に設けられる背面支持ローラを樹脂材料で構成するか、背面支持ローラを内側実体及びこの内側実体の外側を所要の厚さで覆う最外周体で構成し、内側実体は柔軟性のある材料で構成し、最外周体は薄い金属などの硬質材料で構成すれば、当該背面支持ローラとチェーンとの間で発生する衝撃を前述する樹脂材料又は内側実体側で吸収させることにより、踏段の振動を少なくでき、静粛な状況を得ることができる。
本発明は、電動モータの回転速度を偏芯軸に伝達する減速機構にプーリ及び摩擦ベルトを用い、所要の減速比とすることにより、電動モータ等の動力装置を狭隘スペースに設置でき、かつ静粛な構成に実現できる。
また、本発明は、動力装置の設置部分以外を空間部とすることにより、踏段を取り外した状態では、チェーンの状態や駆動装置とチェーンとの噛み合い状態等を確認でき、迅速な点検作業及び信頼できる点検を実現できる。
さらに、本発明は、チェーンを推進する際の踏段の振動を最小限に抑制し、乗客に不快感を与えず、かつ騒音を出さないようにするコンベア装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るコンベア装置の一実施の形態を説明する図であって、特に駆動装置10(10a,10b,10cに相当する)を示す上面図である。なお、同図において図6ないし図8と同一又は等価な部分には同一符号を付して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るコンベア装置の一実施の形態を説明する図であって、特に駆動装置10(10a,10b,10cに相当する)を示す上面図である。なお、同図において図6ないし図8と同一又は等価な部分には同一符号を付して説明する。
先ず、コンベア装置の全体構成は図6と同様である。すなわち、本実施の形態におけるコンベア装置は、例えば建物の上下階に跨って設置されるエスカレータとして構成され、エスカレータ構成体の荷重及び乗客の荷重を支えるトラスと呼ばれる構造物1が設けられ、この構造物1の内部には建物の上下階に亘って周回するように左右一対の踏段ガイドレール2が設けられている。
この踏段ガイドレール2には、無端状に連結されたチェーン4に等間隔ピッチで回転自在に取付けられるピンローラ4aが係合され、これらピンローラ4a,…には乗客を運搬する複数の踏段3、…が無端循環状に連結されている。つまり、複数の踏段3、…は、ピンローラ4aを有するチェーン4によって無端状に連結され、踏段ガイドレール2に沿って建物の上下階に亘って循環移動するように構成されている。さらに、前記チェーン4に推力を与える揺動体を有する例えば3つの駆動装置10a,10b,10cが分散配置されている。なお、駆動装置10a,10b,10cは、それぞれ同一構成であるので、以下、1つの駆動装置に符号10を付して説明する。
この駆動装置10は、チェーン4を駆動するための動力を発生する動力装置100とこの動力装置100を挟んで左右対となるように配置され当該動力装置100から発生する動力を受けてチェーン4を駆動する左右対のチェーン駆動機構30とで構成されている。なお、チェーン駆動機構30は、図7のチェーン駆動機構と同一構成であって、動力装置100の回転を入力する偏心軸31、この偏心軸31の回転を揺動運動に変換する前述する揺動体32と、チェーン4に等間隔ピッチで回転自在に取付けられるピンローラ4aに噛み合って揺動体32の揺動運動を推力として当該チェーン4に与えるトロコイド転動歯(図示せず)とが設けられている。なお、ピンローラ4aは、チェーン4に等間隔ピッチで取り付けられたが、揺動体32側に取り付けてもよい。
一方、動力装置100は、構造物1に取り付けられ、かつチェーン駆動機構30の駆動源として利用される端子ボックス101a付き電動モータ101と、この電動モータ101の回転速度を所要の速度に減速させる減速機構102とで構成され、この減速機構102で減速された回転力がチェーン駆動機構30を構成する偏芯軸31に伝達される構成となっている。
この電動モータ101の回転力を偏芯軸31に伝達する回転伝達系は具体的には次のような構成となっている。電動モータ101の一側方向(図示下側方向)から外部に回転出力軸101bが取り出され、この回転出力軸101bにはプーリ104が取付けられている。また、電動モータ101と偏芯軸31との間には中間軸105が配置されている。この中間軸105は、その軸両端部が軸受け106,106にそれぞれ回転可能に支持され、また胴部分には複数の小径で幅広の形状を有するプーリ107が取付けられ、さらにプーリ107と図示下側に位置する軸受け106との間に相当する一端部位側には大径のプーリ108が取付けられている。そして、電動モータ101の回転出力軸101bに取付けられたプーリ104と中間軸105に取付けられた大径のプーリ108とに跨って無端条帯である摩擦ベルト109が掛け渡されている。
さらに、中間軸105に取付けられた各プーリ107に対応する位置関係で偏芯軸31側の所定部位には複数の大径幅広の形状を有するプーリ111が取付けられ、さらに偏芯軸31の取り付けプーリ111に比較的近い両側部位が軸受け112,112により回転可能に支持されている。そして、中間軸105に取付けられたプーリ107と偏芯軸103に取付けられた大径幅広のプーリ111とに跨って無端条帯である摩擦ベルト113が掛け渡されている。
図中、114は、図2に示すように軸受け106及び112を支える支持台115の一側面枠に進退自在に螺合させて電動モータ101の固定用台座を移動可能にして摩擦ベルト109に適切な張力を与えるテンショナー、116は、支持台115上部にそれぞれ固定されるL部材117、117に進退自在に螺合させて中間軸105の軸受け106,106の一側面を移動可能にして摩擦ベルト112に適切な張力を与えるテンショナーである。118は電動モータ101を固定する固定部材である。
次に、以上のようなコンベア装置に備えた駆動装置10の動作について説明する。
先ず、テンショナー114と116とを用いて、摩擦ベルト109、113に適切な張力を付加した状態に設定した後、電動モータ101を固定部材118に固定し、また中間軸105の軸受け106,106を支持台115に位置決め固定する。このようにして必要な調整を完了した後、コンベア装置の運転が可能な状態となる。
先ず、テンショナー114と116とを用いて、摩擦ベルト109、113に適切な張力を付加した状態に設定した後、電動モータ101を固定部材118に固定し、また中間軸105の軸受け106,106を支持台115に位置決め固定する。このようにして必要な調整を完了した後、コンベア装置の運転が可能な状態となる。
このような状態において、電動モータ101が駆動すると、当該モータ101の出力軸101bが回転する。この出力軸101bの回転は、プーリ104から摩擦ベルト109及び大径プーリ108を介して中間軸105に伝達される。この中間軸105が回転すると、この中間軸105の回転は、当該中間軸105に取付けられる複数の小径幅広のプーリ107に巻き掛けられる摩擦ベルト122及び複数の大径幅広のプーリ111を介して偏芯軸31に伝達される。その結果、この偏芯軸31が1回転するごとに、チェーン4は1ピッチ分ずつ進行していく。
ところで、今、階高3.5mをもつ標準的な建物に設置されるエスカレータを1台の駆動装置10を用いて駆動する例について考えてみる。このような駆動装置10としては、図10で説明したように、往路側踏段3aと復路側踏段3b間の隙間300〜400mmの内側に動力装置100を設置することを考慮し、当該動力装置100となる電動モータ101と減速機構102とを構成する必要がある。
そこで、一般に市販されている汎用のインダクションモータの中から電動モータ101を選定したとすると、この選定された電動モータ101としては例えば5.5KWの2極のインダクションモータが適用可能であり、その回転数は商用電力周波数50Hzの地域で毎分1500回転、60Hzの地域で毎分1800回転となる。減速機構102は必要とする減速比によって異なるが、減速比が小さいほど減速機構102が大きくなり、狭隘な空間に収納することが困難となる。ここでは、標準的なチェーン4のピッチ133.33mm、電動モータ101の回転数を毎分1800回転、踏段速度を毎分30mであると仮定すれば、減速比1/nは下式で表すことができる。
1/n=30000/133.33/1800=1/8
すなわち、電動モータ101の出力軸101bに取付けたプーリ104及び中間軸105に取付けた小径幅広のプーリ107の有効径をそれぞれ88mmとし、また中間軸105に取付けた大径のプーリ108及び偏芯軸103に取付けた大径幅広のプーリ111の有効径をそれぞれ250mmとなるようにすれば、減速機構102で減速すべき所望の減速比である前記1/8を満足させることができる。
すなわち、電動モータ101の出力軸101bに取付けたプーリ104及び中間軸105に取付けた小径幅広のプーリ107の有効径をそれぞれ88mmとし、また中間軸105に取付けた大径のプーリ108及び偏芯軸103に取付けた大径幅広のプーリ111の有効径をそれぞれ250mmとなるようにすれば、減速機構102で減速すべき所望の減速比である前記1/8を満足させることができる。
図2は動力装置100の設置高さを示す図であって、電動モータ101として、市販されている汎用製品である例えば5.5KWの2極のインダクションモータを用い、133.33mmピッチの安価な標準的なチェーン4を用い、当該モータの回転数を毎分1800回転、踏段3の移動速度を毎分30mとしたときの所望の減速比が1/8であるが、この減速比1/8を得るためには、出力軸101bのプーリ104及び中間軸105の小径幅広のプーリ107の有効径を88mm、また中間軸105の大径のプーリ108及び偏芯軸31の大径幅広のプーリ111の有効径を250mmとなるように設計すれば、容易に実現できる。その結果、電動モータ101を固定する固定部材118を含めて動力装置100の高さを277mmで設置することが可能となり、往路側踏段3aと復路側踏段3bとの踏段間の隙間300〜400mmに確実に収納できる。
従って、以上のような実施の形態によれば、往路側踏段3aと復路側踏段3bとの踏段間の隙間が300〜400mm程度といった狭隘な空間であるが、汎用製品である電動モータ101及び安価な標準的なチェーン4を用い、電動モータ101とチェーン4を推進させるための偏芯軸31との間にプーリ104、108、107、111及び摩擦ベルト109、122を設けることにより、踏段間の隙間300〜400mm程度の狭隘な空間に容易に収納することができる。
また、何らかの原因でコンベア利用者が踏段3に巻き込まれるトラブルが発生した場合、減速機構102に過負荷が働くために摩擦ベルト109、122の何れか一方又は両方が滑り、踏段3の進行を停止するので、コンベア利用者への影響を最小限に押さえることができる。
(第2の実施の形態)
図3は本発明に係るコンベア装置の他の実施の形態を説明する図であって、第1の実施の形態のコンベア装置における駆動装置10の他の例を示す上面図である。なお、同図において図1と同一又は等価な部分には同一符号を付して詳しくは図1の説明に譲り、以下、図1と比較して異なる部分について説明する。
図3は本発明に係るコンベア装置の他の実施の形態を説明する図であって、第1の実施の形態のコンベア装置における駆動装置10の他の例を示す上面図である。なお、同図において図1と同一又は等価な部分には同一符号を付して詳しくは図1の説明に譲り、以下、図1と比較して異なる部分について説明する。
このコンベア装置は、第1の実施の形態を説明する図1の駆動装置10には電動モータ101の回転速度を所要の減速比で受けて揺動体32に伝達する偏芯軸31が設けられているが、この偏芯軸31とは別にもう1つの偏芯軸31が設けられている。つまり、このコンベア装置は、例えば電動モータ101をほぼ中間位置とし、この電動モータ101からそれぞれ所要の距離をもって前後側方向に2つの偏芯軸31,31が配置されている。一方の偏芯軸31は、電動モータ101の出力軸に減速機構102を介して接続され前述した通りあるが、他方の偏芯軸31にはブレーキ装置200が取付けられている。このブレーキ装置200は、電磁ブレーキを含んで種々の形態のブレーキが用いられ、コンベア装置が正常な運転状態にあるとき,つまり常時は開放状態にあり、エスカレータに設置される各種の異常状態を検出する安全装置が作動したとき、結合状態を形成し揺動体32を介して踏段3の移動を停止する機能をもっている。その他は図1と同様な構成であり、図1の説明に譲る。
従って、以上のようなコンベア装置では、コンベア装置を構成する電動モータ101の回転による運転中、かつ正常な運転状態にある場合、ブレーキ装置200は常に開放状態となっている。
しかし、コンベア利用者が踏段に挟まれる事故や駆動装置10の故障などを図示していない安全装置が検出した場合、当該安全装置による異常状態の検出に基づいてブレーキ装置200が作動する。このブレーキ装置200が作動すると、このブレーキ装置200が取付けられている偏芯軸31の回転によって揺動運動していたトロコイド転動歯33を有する揺動体32を停止させ、チェーン4に無端循環状に連結されている踏段3(図示せず)を停止させる。
この実施の形態によれば、動力装置100を介さずに偏芯軸31に直接ブレーキ装置200を取り付けているので、安全装置による異常状態検出時、摩擦ベルト109、122の滑りによる空走が生ぜず、また動力装置100が故障状態にあっても、安全装置による異常状態の検出に基づいてブレーキ装置200にて踏段3の移動を確実に停止させることができる。
(第3の実施の形態)
図4は本発明に係るコンベア装置の他の実施の形態を説明する図であって、第1の実施の形態及び第2の実施の形態のコンベア装置における駆動装置10の他の例を示す上面図である。なお、同図において図1,図3と同一又は等価な部分には同一符号を付して詳しくは図1,図3の説明に譲り、以下、図1,図3と比較して異なる部分について説明する。
図4は本発明に係るコンベア装置の他の実施の形態を説明する図であって、第1の実施の形態及び第2の実施の形態のコンベア装置における駆動装置10の他の例を示す上面図である。なお、同図において図1,図3と同一又は等価な部分には同一符号を付して詳しくは図1,図3の説明に譲り、以下、図1,図3と比較して異なる部分について説明する。
このコンベア装置は、第1の実施の形態及び第2の実施の形態を説明するように駆動装置10に動力装置100が設けられているが、この動力装置100を、左右一対の駆動機構30,30間に配置される動力装置100専有部分を除いて空間部を形成した支持構造体300に支持する構成とし、これによってコンベア点検時に踏段3を取り外した際にチェーン4を含む必要な構成部分が容易に確認できるようにする。
この支持構造体300は、左右一対の駆動機構30,30を支持する左右対のフレーム400の前部側及び後部側において左右対フレーム400に跨るように連結される2つのアーム301及び302と、これら2つのアーム301、302に橋渡しするように取り付けられ、ほぼ動力装置100を設置する部分だけ支持ベースとし、それ以外を空間部となるような機器支持ベース303とで構成されている。つまり、機器支持ベース303は、図1,図2に示す固定部材118、支持台115に相当するものであり、電動モータ101、減速機構102を構成する中間軸105を回転支持する軸受け106及び偏芯軸31を支持する軸受け112等を固定支持する機能をもっている。
従って、以上のような構成とすることにより、機器支持ベース303と左右一対の駆動機構30との空間部を横切るのは図4で明らかなように2本の偏芯軸31,31だけであり、それ以外の部分は上から見通せる状態となっているので、踏段3を取り外した場合、チェーン4の状態や駆動機構30のピンチローラ転動歯33とチェーン4との噛み合い状態等を行きと戻りで容易に確認でき、点検作業の効率を高め、点検作業の正確性を期することができる。
(第4の実施の形態)
さらに、本発明に係るコンベア装置の他の実施の形態について説明する。
さらに、本発明に係るコンベア装置の他の実施の形態について説明する。
この実施の形態は、第1ないし第3の実施の形態のコンベア装置における駆動装置10の他の例であって、構成そのものは図8と同様であるので、詳細は図8に譲り、以下、特に異なる部分について説明する。
このコンベア装置においては、ピンチローラ転動歯33の上方にチェーン4を挟むように複数の背面支持ローラ35が設けられているが、この背面支持ローラ35として、MCナイロンなどのような樹脂材料で構成することにより、背面支持ローラ35で受ける衝撃を吸収する機能を高めるものである。
なお、この背面支持ローラ35は、チェーン4の長さ方向に所定の間隔をもって配置され、トロコイド転動歯33がチェーン4を推進させる際にリンク4bに発生する浮き上がりを抑制するために、チェーン4のリンク4bを転動させる機能を有している。
従って、以上のような実施の形態によれば、背面支持ローラ35が樹脂材料で形成されているので、衝撃力や振動を吸収する機能を有することにより、揺動体32のトロコイド転動歯33がチェーン4のピンローラ4aと噛み合ってチェーン4を推進させる際、チェーン4と背面支持ローラ35との間で発生する衝撃を背面支持ローラ35で吸収することができ、よって踏段3の振動を低減化でき、静粛なコンベア装置を実現することが可能となる。
(第5の実施の形態)
図5は本発明に係るコンベア装置のさらに他の実施の形態を説明する図であって、チェーン駆動機構30を通過するチェーン4の周辺構成を示す図である。
図5は本発明に係るコンベア装置のさらに他の実施の形態を説明する図であって、チェーン駆動機構30を通過するチェーン4の周辺構成を示す図である。
このコンベア装置は、第1ないし第3の実施の形態のコンベア装置における駆動装置10の他の例であって、図8と同一または等価な部分には同一符号を付して、詳しくは図8の説明に譲り、以下、異なる部分について説明する。
このコンベア装置は、トロコイド転動歯33の上方にチェーン4を挟むようにチェーン4の長さ方向に所定の間隔をもって複数の背面支持ローラ35が設けられ、これら複数の背面支持ローラ35は、トロコイド転動歯33がチェーン4を推進させる際にリンク4bに発生する浮き上がりを抑制するために、チェーン4のリンク4bを転動させる機能をもっている。
そして、各背面支持ローラ35は、内側実体35aと当該内側実体35aの外側を所要の厚さで覆う最外周体35bとで構成され、内側実体35aにはゴムなどの比較的柔軟性のある材料で構成し、一方、最外周体35bには比較的薄層で金属等の硬い材料で構成する。
この実施の形態によれば、揺動体32のトロコイド転動歯33がチェーン4のピンローラ4aと噛み合ってチェーン4を推進する際、チェーン4と背面支持ローラ35との間で発生する衝撃に対し、背面支持ローラ35の最外周体35bが硬い材料で構成されていることから面圧強度を確保し、一方、内側実体35aでは柔らかい材料で構成されており衝撃力を吸収するので、第4の実施の形態と同様に踏段3の振動を低減化でき、静粛なコンベア装置を実現することが可能となる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
1…構造物、2…踏段ガイドレール、3…踏段、4…チェーン、4a…ピンローラ、4b…リンク、10…駆動装置、30…チェーン駆動機構、31…偏芯軸、32…揺動体、33…トロコイド転動歯、35…背面支持ローラ、35a…内側実体、35b…最外周体、100…動力装置、101…電動モータ、102…減速機構、104…プーリ、105…中間軸、107,108…プーリ、109…摩擦ベルト、111…プーリ、113…摩擦ベルト、200…ブレーキ装置、300…支持構造体、301,302…アーム、303…機器支持ベース、400…フレーム。
Claims (7)
- 踏段ガイドレールに沿って移動する複数の踏段と、これら複数の踏段を無端循環状に連結するチェーンと、このチェーンを駆動する駆動装置とを有するコンベア装置において、
前記駆動装置は、
構造物に設けられる汎用の電動モータ及びこの電動モータの回転速度を所要の減速比を満たすように減速させて伝達するためのプーリ及び摩擦ベルトで構成される減速機構を有する動力装置と、
この動力装置の減速機構から偏芯軸を介して伝達される回転運動を揺動体の揺動運動に変換し、この揺動体、前記踏段チェーンの何れか一方側に回転自在に設けられたピンローラ及び前記揺動体、前記踏段チェーンの他方側に設けられ前記ピンローラと噛み合うトロコイド転動歯を介して前記揺動体から前記チェーンに推力を付与する左右対の駆動機構と
を備えたことを特徴とするコンベア装置。 - 請求項1に記載のコンベア装置において、
往路側踏段と復路側踏段との隙間内に前記動力装置を設置する手段として、標準的な前記チェーンのピッチ及び前記踏段の移動速度のもとに、スペース的な面から所要の減速比を満たすように前記電動モータの回転速度及び前記プーリの大きさを決定することを特徴とするコンベア装置。 - 請求項1に記載のコンベア装置において、
前記電動モータから前記減速機構を介して回転運動が伝達される第1となる前記偏芯軸とは別に、当該電動モータを挟んで反対側方向に第2の偏芯軸を配置し、この第2の偏芯軸には、常時は開放状態にあるが、安全装置からの異常検出に基づいて作動するブレーキ装置を設け、このブレーキ装置の作動時に前記揺動体を介して前記踏段の移動を停止させることを特徴とするコンベア装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のコンベア装置において、
前記左右対の駆動機構の所要部材を支持する左右フレームの前後部に架設され、内側には前記動力装置を配置するに必要な空間部を有する2つのアームと、この2つのアームに橋渡し可能に取付けられ、前記動力装置のほぼ専有部分だけを支持ベースとする機器支持ベースとを設けたことを特徴とするコンベア装置。 - 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載のコンベア装置において、
前記トロコイド転動歯が前記チェーンを推進する際にチェーンのリンクの浮き上がりを押さえるために、前記チェーンを挟んで前記トロコイド転動歯とは反対側に設けられる背面支持ローラを樹脂材料で構成したことを特徴とするコンベア装置。 - 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載のコンベア装置において、
前記トロコイド転動歯が前記チェーンを推進する際にチェーンのリンクの浮き上がりを押さえるために、前記チェーンを挟んで前記トロコイド転動歯とは反対側に設けられる背面支持ローラとして、内側実体及びこの内側実体の外側を所要の厚さで覆う最外周体で構成され、内側実体には柔軟性のある材料で構成し、前記最外周体には薄い金属などの硬質材料で構成したことをことを特徴とするコンベア装置。 - 踏段ガイドレールに沿って移動する複数の踏段と、これら複数の踏段を無端循環状に連結するチェーンと、構造物に設けられる電動モータ及びこの電動モータの回転速度を所要の減速比を満たすように減速させて伝達するための減速機構を有する動力装置と、この動力装置の減速機構から偏芯軸を介して伝達される回転運動を揺動体の揺動運動に変換し、この揺動体、前記踏段チェーンの何れか一方側に回転自在に設けられたピンローラ及び前記揺動体、前記踏段チェーンの他方側に設けられ前記ピンローラと噛み合うトロコイド転動歯を介して前記揺動体から前記チェーンに推力を付与する左右対の駆動機構とを備えたコンベア装置であって、
前記減速機構をプーリ及び摩擦ベルトで構成することを特徴とするコンベア装置。
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