JP6271690B1 - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】直流電源装置の寿命を延ばすことができる乗客コンベアを提供する。【解決手段】光センサによって異常を検出するセンサ式安全装置112と、光センサによって部材の寿命を検出する診断装置116と、交流電源を直流電源に変換する直流電源装置108とを有し、制御装置50は、センサ式安全装置112に関して、運転中は直流電源装置108から直流電源を常に供給して動作させ、診断装置116に関しては、所定のタイミングでのみ直流電源装置108から直流電源を供給して動作させる。【選択図】 図2
Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアにするものである。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアにおいて、乗客の安全を確保するために複数の安全装置が設けられている。また、これに加えて乗客コンベアの機器の故障や破損を検出するための安全装置も設けられている。
近年は、このような安全装置に加えて乗客コンベアの各機器の寿命を診断する診断装置のセンサも設けられている。
上記のような安全装置と診断装置に光センサを使用する場合には、直流電源が必要である。そのため、乗客コンベアに設けられている直流電源装置の付加容量が増えて、その定格容量に対するディレーティング率が悪化し、直流電源装置の寿命が低下するという問題点があった。
そこで本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、直流電源装置の寿命を延ばすことができる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、無端状に連結された複数の踏段と、前記踏段の両側にある欄干上を駆動する手摺りベルトと、前記踏段と前記手摺りベルトを駆動させるモータを含む駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置と、前記踏段の走行に異常があった場合に光センサによって検出し、前記制御装置に異常信号を出力するセンサ式安全装置と、前記踏段と前記手摺りベルトを駆動するための部材の寿命を光センサによって診断し、診断した寿命に対応した診断信号を前記制御装置に出力する診断装置と、前記駆動装置に交流電源を供給する交流電源装置と、前記交流電源装置からの交流電源を直流電源に変換し、前記制御装置、前記安全装置、前記診断装置に供給する直流電源装置と、を有し、前記制御装置は、前記センサ式安全装置に関して、前記駆動装置の駆動中は、前記直流電源装置から直流電源を常に供給して動作させ、前記診断装置に関して、前記直流電源装置から直流電源を所定のタイミングで供給して動作させ、かつ、(1)前記制御装置が有するタイマーによって所定の時刻、所定の周期、又は、所定のスケジュールの沿った時間に、前記直流電源装置から直流電源を供給して前記診断装置を動作させるか、(2)前記駆動装置の起動時に、前記直流電源装置から直流電源を供給して前記診断装置を動作させるか、(3)前記乗客コンベアの点検モードの時に、前記直流電源装置から直流電源を供給して前記診断装置を動作させるか、又は、(4)外部からの診断指令信号が入力した時に,前記直流電源装置から直流電源を供給して前記診断装置を動作させる、乗客コンベアである。
以下、本発明の一実施形態のエスカレータ10を図1と図2を参照して説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の駆動スプロケット24,24、左右一対の手摺りベルトスプロケット27,27が設けられている。駆動装置18は、誘導電動機(インダクションモータ)よりなるモータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が回転する。左右一対の駆動スプロケット24,24と左右一対の手摺りベルトスプロケット27,27とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20やディスクブレーキなどを制御する制御部50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられている。上階側の駆動スプロケット24と下階側の従動スプロケット26との間には、左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡されている。すなわち、左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30の前輪301が等間隔に取り付けられている。踏段30の前輪301はトラス12に固定された不図示の前案内レールに沿って走行すると共に、駆動スプロケット24の外周部にある凹部と従動スプロケット26の外周部にある凹部に係合して、踏段30が上下に反転する。また、後輪302はトラス12に固定された後案内レール25を走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対のスカートガード44,44と左右一対の欄干36,36が立設されている。欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。スカートガード44は、欄干36の側面下部に設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。操作盤52,56には、非常停止ボタンが設けられている。
手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に侵入し、案内ローラ群64を介して手摺り駆動スプロケット27に掛け渡され、その後、案内ローラ群66を介してスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部48から正面スカートガード42外に表れる。そして、手摺りベルト38は、手摺り駆動スプロケット27が主駆動スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。また、回転する手摺り駆動スプロケット27に、走行する手摺りベルト38を押圧するための押圧部材68を有する。
上階側の機械室14の天井面にある乗降口には、上階側の乗降板32が水平に設けられ、下階側の機械室16の天井面にある乗降口には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。乗降板32の先端には等間隔に突出した櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60から踏段30が進出、又は、侵入する。また、乗降板34にも櫛歯状のコム62が設けられている。
また、エスカレータ10には、図2のブロック図に示すようにスイッチ式安全装置110、センサ式安全装置112、診断装置116が設けられている。
(2)スイッチ式安全装置110
エスカレータ10には、乗客の安全を確保するためにスイッチ式安全装置110が設けられている。スイッチ式安全装置110は、リミットスイッチを用いたものであり、リミットスイッチがオン状態からオフ状態になるとスイッチ式安全装置110を流れる直流電流が切れて異常信号を制御装置50の安全回路506に出力する。制御装置50の主制御回路502は、異常信号が入力するとモータ20を停止させ、エスカレータ10を緊急停止させる。スイッチ式安全装置には、スカートガード44に設けられたスカートガード挟まれ検出装置、インレット部46,48に設けられたインレット挟まれ検出装置、案内レール25に設けられた踏段浮き上がり検出装置、踏段チェーン切断検出装置などがある。
エスカレータ10には、乗客の安全を確保するためにスイッチ式安全装置110が設けられている。スイッチ式安全装置110は、リミットスイッチを用いたものであり、リミットスイッチがオン状態からオフ状態になるとスイッチ式安全装置110を流れる直流電流が切れて異常信号を制御装置50の安全回路506に出力する。制御装置50の主制御回路502は、異常信号が入力するとモータ20を停止させ、エスカレータ10を緊急停止させる。スイッチ式安全装置には、スカートガード44に設けられたスカートガード挟まれ検出装置、インレット部46,48に設けられたインレット挟まれ検出装置、案内レール25に設けられた踏段浮き上がり検出装置、踏段チェーン切断検出装置などがある。
スカートガード挟まれ検出装置とは、スカートガード44と踏段30の間に異物(例えば、服や荷物)が挟まれた場合に、リミットスイッチが動作して、異常信号を出力する装置である。
インレット挟まれ検出装置とは、手摺りベルト38が引き込まれるインレット部46又はインレット部48に異物(例えば、乗客の手や荷物)が手摺りベルト38と同時に引き込まれた場合に、リミットスイッチが動作して、異常信号を出力する。
踏段浮き上がり検出装置は、踏段30が浮き上がった場合にリミットスイッチが動作して、異常信号を出力する装置である。
踏段チェーン切断検出装置は、踏段30を駆動する踏段チェーン28が切断するとリミットスイッチが動作して、異常信号を出力する装置である。
(3)センサ式安全装置112
エスカレータ10には、乗客の安全を確保するためにセンサ式安全装置112が設けられている。
エスカレータ10には、乗客の安全を確保するためにセンサ式安全装置112が設けられている。
センサ式安全装置112は、光センサ(光電センサ)を用いたものであり、異常信号を制御装置50の安全回路506に出力する。制御装置50の主制御回路502は、異常信号が入力するとモータ20を停止させ、エスカレータ10を緊急停止させる。センサ式安全装置112としては、例えば、次のような装置がある。
第1のセンサ式安全装置112は、手摺り駆動スプロケット27に手摺りベルト38を押圧する押圧部材68に設けられている。この押圧部材68は、手摺りベルト38を押圧して手摺り駆動スプロケット27の外周面を押圧する押圧ローラを複数有している。そこで、光センサが、これら複数の押圧ローラの中で1個の押圧ローラの回転速度を検出する。検出方法としては、押圧ローラに凹凸を設け、その部分に光センサが光を照射して、反射した状態から回転速度を検出する。この第1のセンサ式安全装置112の目的は、手摺りベルト38の破断を検出することにある。手摺りベルト38が破断すると、手摺り駆動スプロケット27が回転しているにも係わらず、手摺りベルト38がないため押圧ローラが回転しないので、第1のセンサ式安全装置112は、制御装置50の安全回路506に異常信号を出力する。
第2のセンサ式安全装置112は、駆動装置18に設けられている。駆動装置18において、モータ20の出力軸と減速機の入力プーリとの間は、無端状のVベルトで連結されている。そこで、光センサが、減速機の入力プーリの回転を検出する。検出方法としては、入力プーリに凹凸を設け、その部分に光センサが光を照射して、反射した状態から回転速度を検出する。この第2のセンサ式安全装置112の目的は、Vベルトの破損を検出することにある。Vベルトが破損すると、モータ20が回転しているにも係わらず、減速機の入力プーリが回転しないので、第2のセンサ式安全装置は、制御装置50の安全回路506に異常信号を出力する。
(4)診断装置116
エスカレータ10には、エスカレータ10に設けられた機器の寿命を診断するための診断装置116が設けられている。この診断装置116は、光センサからの信号によって寿命を判断し、制御装置50の診断回路508に診断信号を出力する。
エスカレータ10には、エスカレータ10に設けられた機器の寿命を診断するための診断装置116が設けられている。この診断装置116は、光センサからの信号によって寿命を判断し、制御装置50の診断回路508に診断信号を出力する。
第1の診断装置116は、踏段チェーン28が走行する部分の近傍に光センサを設け、踏段チェーン28の揺れを検出する。踏段チェーン28が経年劣化して伸びてくると、その上下方向の揺れが大きくなる。そこで、光センサはこの揺れの幅を検出し、予め定めた幅以上に踏段チェーン28が揺れた場合には、第1の診断装置116は、踏段チェーン28が延びているとして診断信号を出力する。
第2の診断装置116は、踏段30に設けられた前輪301が斜行しているかを検出する。この検出方法は、走行する前輪301を検出できるトラス12に光センサを設け、この光センサから前輪301までの距離を検出する。前輪301から反射してきた光センサの最大パルス立ち上げ幅が、光センサから踏段30の前輪301までの距離を表すので、第2の診断装置116は、その最大パルス立ち上げ幅が、閾値より大きく、又は、小さくなった場合には、前輪301が斜行して光センサとの距離が変わったとして、診断信号を出力する。なお、後輪302にも、その斜行を検出する診断装置116が前輪301と同様に設けられている。
(5)エスカレータ10の電気的構成
エスカレータ10の電気的構成について図2を参照して説明する。
エスカレータ10の電気的構成について図2を参照して説明する。
三相交流電源装置100が、配線専用遮断器(MCCB)102及び電磁接触器(CTT)104を介してインバータ回路106が接続されている。このインバータ回路106には、モータ20が接続されている。
配線専用遮断器102から二相が分岐して、直流電源装置108が接続されている。直流電源装置108には、制御装置50が接続されている。
制御装置50は、主制御回路502、操作回路504、安全回路506、診断回路508、タイマー510を有している。
主制御回路502は、インバータ回路106をインバータ制御して、モータ20の回転方向及び回転速度を制御する。この主制御回路502には、外部入力装置120が接続されている。この外部入力装置120は、通信回路を含み、エスカレータ10が設置されている場所以外からの保守員や係員の指令信号を入力して、エスカレータ10の制御に反映させる。
操作回路504は、主制御回路502に接続され、また、上階側の操作盤52、下階側の操作盤56が接続され、さらに表示装置122が接続されている。この表示装置122は、例えば、上階側の正面スカートガード40と下階側の正面スカートガード42に設けられ、踏段30の走行方向を矢印で表示している。
安全回路506は、操作回路504に接続され、スイッチ式安全装置110、センサ式安全装置112が接続されている。このセンサ式安全装置112は、光センサによって駆動するため、直流電源が供給されている必要がある。そのため、運転信号接点114を介して直流電源装置108に接続されている。この運転信号接点114は、主制御回路502がモータ20を回転させるとオン状態となり、センサ式安全装置112を動作させる。安全回路506は、スイッチ式安全装置110とセンサ式安全装置112から異常信号が入力すると、主制御回路502に、モータ20の回転を緊急停止させる。
診断回路508は、安全回路506に接続され、診断装置116と警告装置124が接続されている。診断装置116の光センサは駆動のために直流電源が必要であるため、タイマー接点118を介して直流電源装置108が接続されている。診断回路508は、所定のタイミングでタイマー510を駆動させ、タイマー接点118をオン状態にして、診断装置116を動作させる。警告装置124は、診断装置116から診断回路508に寿命警告信号が入力すると、診断回路508は警告装置124に含まれている通信回路を用いて、外部にいる保守員や係員に、エスカレータ10の部材が寿命が近いことを示す警告信号を出力する。
タイマー510は、診断回路508からの診断指令信号に基づいてタイマー接点118をオン状態にする。
(6)診断回路508の動作状態
診断回路508の動作状態について説明する。診断回路508は、下記で説明する複数のタイミングで診断装置116を動作させる。
診断回路508の動作状態について説明する。診断回路508は、下記で説明する複数のタイミングで診断装置116を動作させる。
第1のタイミングは、タイマー510が、予め設定されている時刻(例えば、午前10時、午後10時など)で計時し、その時刻になるとタイマー接点118をオンして診断装置116を動作させる。また、この変更例としては、タイマー510が、一定の周期(例えば、6時間毎)、又は、所定のスケジュールの時間(例えば、毎週土曜日の午前10時)を計時し、その時間になるとタイマー510が診断装置116を動作させてもよい。
第2のタイミングは、操作回路504が、エスカレータ10を起動させた場合に、診断回路508が、診断装置116を常に動作させ、寿命診断を行う。
第3のタイミングは、操作回路504によって、通常運転モードから点検モードに切り替えられた場合に、診断回路508が、診断装置116を動作させ、寿命診断を行う。
第4のタイミングは、外部入力装置120を介して、外部にいる保守員や係員から、寿命診断指令が入力した場合に、診断回路508が、診断装置116を動作させ、診断装置116を動作させ、寿命診断を行う。
(7)効果
本実施形態によれば、直流電源装置108から、制御装置50には常に直流電源が供給され、センサ式安全装置112には、エスカレータ10が運転している間は常に直流電源が供給される。しかし、診断装置116に関しては、上記で説明した5つのタイミングの中の1つのタイミングによってのみしか直流電源が供給されないため、直流電源の供給が制限され、直流電源装置108の負荷容量を抑えることができる。したがって、直流電源装置108の定格容量に対するディレーティング率を下げることができ、長寿命化を果たし、コストを削減できる。
本実施形態によれば、直流電源装置108から、制御装置50には常に直流電源が供給され、センサ式安全装置112には、エスカレータ10が運転している間は常に直流電源が供給される。しかし、診断装置116に関しては、上記で説明した5つのタイミングの中の1つのタイミングによってのみしか直流電源が供給されないため、直流電源の供給が制限され、直流電源装置108の負荷容量を抑えることができる。したがって、直流電源装置108の定格容量に対するディレーティング率を下げることができ、長寿命化を果たし、コストを削減できる。
(8)変更例
上記実施形態では、エスカレータ10に適用して説明したが、これに代えて動く歩道に適用してもよい。
上記実施形態では、エスカレータ10に適用して説明したが、これに代えて動く歩道に適用してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、50・・・制御装置、508・・・診断回路、510・・・タイマー、108・・・直流電源装置、110・・・スイッチ式安全装置、112・・・センサ式安全装置、114・・・運転信号接点、116・・・診断装置、118・・・タイマー接点
Claims (6)
- 無端状に連結された複数の踏段と、
前記踏段の両側にある欄干上を駆動する手摺りベルトと、
前記踏段と前記手摺りベルトを駆動させるモータを含む駆動装置と、
前記駆動装置を制御する制御装置と、
前記踏段の走行に異常があった場合に光センサによって検出し、前記制御装置に異常信号を出力するセンサ式安全装置と、
前記踏段と前記手摺りベルトを駆動するための部材の寿命を光センサによって診断し、診断した寿命に対応した診断信号を前記制御装置に出力する診断装置と、
前記駆動装置に交流電源を供給する交流電源装置と、
前記交流電源装置からの交流電源を直流電源に変換し、前記制御装置、前記安全装置、前記診断装置に供給する直流電源装置と、
を有し、
前記制御装置は、
前記センサ式安全装置に関して、前記駆動装置の駆動中は、前記直流電源装置から直流電源を常に供給して動作させ、かつ、
(1)前記制御装置が有するタイマーによって所定の時刻、所定の周期、又は、所定のスケジュールの沿った時間に、前記直流電源装置から直流電源を供給して前記診断装置を動作させるか、
(2)前記駆動装置の起動時に、前記直流電源装置から直流電源を供給して前記診断装置を動作させるか、
(3)前記乗客コンベアの点検モードの時に、前記直流電源装置から直流電源を供給して前記診断装置を動作させるか、又は、
(4)外部からの診断指令信号が入力した時に,前記直流電源装置から直流電源を供給して前記診断装置を動作させる、
乗客コンベア。 - 前記制御装置は、前記診断装置から前記部材の寿命が所定の寿命時間より短いことを示す前記診断信号が入力したときに、外部に寿命警告信号を出力する、
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記センサ式安全装置は、
前記駆動装置の前記モータの出力軸と減速機の入力プーリとを接続するベルトで接続している場合に、前記入力プーリの回転を前記光センサで検出して、前記ベルトの破断を検出するか、又は、
前記手摺りベルトを駆動するためのローラの回転を前記光センサによって検出して、前記手摺りベルトの破断を検出する、
請求項1又は2に記載の乗客コンベア。 - 前記診断装置は、
前記踏段チェーンの揺れの幅を前記光センサによって検出して、検出した揺れに基づいて前記踏段チェーンの延びを検出するか、又は、
複数の前記踏段の前輪、又は、後輪までの距離を前記光センサによって検出し、検出した前記距離に基づいて前記前輪、又は、後輪の斜行を検出する、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 前記制御装置には、リミットスイッチより構成されるスイッチ式安全装置がさらに接続され、
前記スイッチ式安全装置は、
前記踏段が走行する両側に立設されたスカートガードと前記踏段との隙間に異物が挟まった場合に前記リミットスイッチが動作して、異常信号を前記制御装置に出力するスカートガード挟まれ検出装置、
前記欄干に前記手摺りベルトが侵入するインレット部に異物が挟まった場合に前記リミットスイッチが動作して、異常信号を前記制御装置に出力するインレット挟まれ検出装置、
前記踏段が浮き上がった場合に前記リミットスイッチが動作して、異常信号を前記制御装置に出力する踏段浮き上がり検出装置、又は、
前記踏段を駆動する踏段チェーンが切断すると前記リミットスイッチが動作して、異常信号を前記制御装置に出力する踏段チェーン切断検出装置、
である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗客コンベア。 - 前記乗客コンベアは、エスカレータ、又は、動く歩道である、
請求項1に記載の乗客コンベア。
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