JP6608489B1 - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】手摺りベルトの駆動力が低下した状態を検出できる乗客コンベアを提供する。【解決手段】手摺りベルト38の走行路に配され、走行している前記手摺りベルトに一定の負荷を与える手摺り負荷手段と、手摺りベルト38のベルト速度を検出する速度検出手段と、手摺り負荷装置88によって走行中の手摺りベルト38に一定の負荷を与えたときのベルト速度を速度検出装置126で検出し、規定値以上にベルト速度が遅くなったときに警告信号を出力する手摺り駆動力確認モードを行う制御手段を有する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアにおいては、手摺りベルトの走行に一定の抵抗がかかっても、手摺りベルトは、踏段と同期して同じ走行速度で走行する必要がある。そのため、従来この確認試験は、定期点検時において試験運転を行いつつ、作業員が乗降位置に立ち、手摺りベルトを走行方向とは反対側に一定の抵抗力で引っ張り、手摺りベルトの走行が停止しないことを確認することで行っていた。
特開2012−218914号公報 特開2018−008757号公報
上記のように作業員が定期点検の際に手作業によって手摺りベルトの駆動力を確認しているが、次の点検日までの間に手摺りベルトの駆動力が低下した場合は、それを知ることができないという問題点があった。
そこで本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、手摺りベルトの駆動力が低下した状態を検出できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、トラスと、前記トラスに配され、かつ、無端状に連結された複数の踏段と、手摺りベルトと、前記踏段を所定の走行速度で走行させる駆動手段と、前記手摺りベルトを前記踏段と同期して駆動する手摺り駆動手段と、前記手摺りベルトの走行路に配され、走行している前記手摺りベルトに一定の負荷を与える手摺り負荷手段と、前記手摺りベルトのベルト速度を検出する速度検出手段と、前記手摺り負荷手段によって走行中の前記手摺りベルトに一定の負荷を与えたときの前記ベルト速度を前記速度検出手段で検出し、規定値以上に前記ベルト速度が遅くなったときに警告信号を出力する手摺り駆動力確認モードを行う制御手段と、を有し、前記手摺り負荷手段は、前記手摺りベルトの走行路に配された負荷ローラとバックアップローラと負荷調整手段を有し、前記負荷調整手段は、前記負荷ローラと前記バックアップローラとによって前記手摺りベルトを挟んだ状態で、前記負荷ローラが前記手摺りベルトを押圧して前記負荷を与えるものであり、前記手摺り駆動力確認モード以外では前記手摺りベルトから前記負荷ローラを離す方向に付勢するバネと、前記手摺り駆動力確認モードのみにおいて前記バネの付勢力に反して、前記手摺りベルトに前記負荷ローラを押圧して前記負荷を与えるように、前記制御手段によって励磁される 電磁コイルを有する、乗客コンベアである。
本実施形態のエスカレータの側面説明図。 手摺りベルトを駆動させる部分の説明図。 手摺り駆動装置と速度検出装置の側面図。 エスカレータのブロック図。 手摺り駆動力確認モードのフローチャート。
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベアであるエスカレータ10について、図1〜図5を参照して説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1を参照して説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。図1に示すように、エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の主駆動スプロケット24,24、左右一対の手摺りスプロケット27,27が設けられている。駆動装置18は、モータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により主駆動スプロケット24が回転する。左右一対の主駆動スプロケット24,24と左右一対の手摺りスプロケット27,27とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20やディスクブレーキなどを制御する制御部50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられている。上階側の主駆動スプロケット24と下階側の従動スプロケット26との間には、左右一対の無端状の踏段チェーン28,28が架け渡されている。すなわち、左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30の車輪301が等間隔で取り付けられている。踏段30の車輪301はトラス12に固定された不図示の案内レールに沿って走行すると共に、主駆動スプロケット24の外周部にある凹部と従動スプロケット26の外周部にある凹部に係合して上下に反転する。また、車輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って無端状の手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。
欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
左右一対の手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内にそれぞれ侵入し、各手摺りベルト38は、手摺りスプロケット27によって駆動する手摺り駆動装置70に基づいて駆動されて、スカートガード44内を移動し、下階側のインレット部48から正面スカートガード42外に表れる。また、スカートガード44内部には、手摺りベルト38の走行抵抗を測定するための手摺り負荷装置88が設けられている。手摺り駆動装置70と手摺り負荷装置88については、後から詳しく説明する。
上階側の機械室14の天井面にある乗降口には、上階側の乗降板32が水平に設けられ、下階側の機械室16の天井面にある乗降口には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60から踏段30が進出、又は、侵入する。また、乗降板34にも櫛歯状のコム62が設けられている。
エスカレータ10の上階の正面スカートガード40の側面と下階の正面スカートガード42の側面には、光センサ140がそれぞれ設けられている。この光センサ140は、エスカレータ10に乗降しようとする乗客を検出するものであり、光センサ140が乗客を検出すると制御部50に検出信号を出力する。
(2)手摺り駆動装置70
次に、手摺りベルト38を走行させる手摺り駆動装置70について図1〜図3を参照して説明する。図1に示すように、手摺り駆動装置70は、上階側付近のスカートガード44で囲われたデッキの内部に設けられ、図3に示すように、トラス12に固定された基板86に設けられている。
手摺り駆動装置70は、図2に示すように、手摺り駆動ローラ72、手摺り従動ローラ74、駆動スプロケット76、補助スプロケット78を有している。
(2−1)手摺り駆動ローラ72
4個の手摺り駆動ローラ72は、図3に示すように、手摺りベルト38の走行路の下方であって、水平方向に沿って1列に並んで基板86に回転自在に設けられている。
4個の手摺り従動ローラ74は、図3に示すように、手摺りベルト38の走行路の上方であって、水平方向に沿って1列に並んで基板86に回転自在に設けられている。そして、4個の回転する手摺り駆動ローラ72と4個の手摺り従動ローラ74とで、手摺りベルト38を挟持して走行させる。
4個の駆動スプロケット76は、図2に示すように、4個の手摺り駆動ローラ72と同軸に取り付けられ、中央の2個の駆動スプロケット76,76の間には、補助スプロケット78が回転自在に設けられている。それぞれの駆動スプロケット76は、手摺り駆動ローラ72と共に回転する。なお、補助スプロケット78には、手摺り駆動ローラ72は取り付けられていない。
図2に示すように、手摺りスプロケット27と手摺り駆動装置70の間には2個の案内スプロケット80,82が回転自在に設けられている。手摺りスプロケット27、4個の駆動スプロケット76と1個の補助スプロケット78と案内スプロケット80,82には、無端状の駆動ベルト84が架け渡されている。駆動ベルト84は、図2に示すように、手摺りスプロケット27の下周面、案内スプロケット80と案内スプロケット82を経て、第1の駆動スプロケット76の上周面、第2の駆動スプロケット76の上周面、補助スプロケット78の下周面、第3の駆動スプロケット76の上周面、第4の駆動スプロケット76の上周面を通り、手摺りスプロケット27の位置に再び至る。これにより、踏段30を駆動する主駆動スプロケット24と同期して手摺りスプロケット27が回転すると、4個の駆動スプロケット76に同軸に設けられた手摺り駆動ローラ72も同期して回転する。
(2−2)手摺り従動ローラ74と押圧調整装置104
次に、手摺り従動ローラ74と押圧調整装置104について図3を参照して説明する。
4枚のほぼ長方形の上下板106が、図3に示すように、基板86上に一列に並んで配されている。そして、上下板106の一端部が、回転軸108を中心に基板86に回転自在に取り付けられている。
4個の手摺り従動ローラ74が、図3に示すように、4枚の上下板106に回転軸130を中心として回転自在にそれぞれ設けられている。
図3に示すように、上下板106の他端部は自由端であり、この他端部から支持板110が側方に突出している。支持板110には、電磁コイル式の押圧調整装置104が取り付けられているので以下説明する。
図3に示すように、支持板110に対応する基板86の上方と下方において、下受け板112と上受け板114が基板86から突出している。下受け板112、支持板110、上受け板114には、ネジ棒118が上下方向に配されている。このネジ棒118は、上受け板114に固定され、支持板110を移動自在に貫通し、下受け板112にはナット120で固定されている。ネジ棒118を内部に収納した状態で、下受け板112と支持板110との間には、コイル状のスプリングバネ116が配されている。図3に示すように、このネジ棒118の周囲であって、上受け板114と支持板110との間には、電磁コイル122が配されている。スプリングバネ116は、上下板106の他端部を上方に押圧する方向に付勢し、これにより手摺り従動ローラ74が、手摺りベルト38を手摺り駆動ローラ72に押圧する。一方、電磁コイル122が励磁されると、スプリングバネ116の付勢力に反して、上下板106の他端部を押し下げ、手摺り従動ローラ74が手摺りベルト38から離れる。
(2−3)速度検出装置126
次に、速度検出装置126について図3を参照して説明する。速度検出装置126は、図3に示すように最も下階側にある手摺り従動ローラ74に取り付けられている。速度検出装置126は、手摺りベルト38のベルト速度を検出する。
図3に示すように、手摺り従動ローラ74の回転軸130には、円板状の回転部材132が取り付けられている。この回転部材132の外周面からは複数個(例えば12個)の検出片134が等角度毎に突出し、回転部材132は、全体としてギヤー型となっている。この回転部材132は、手摺り従動ローラ74と共に回転する。
図3に示すように、回転部材132にはカウントセンサ136が設けられ、このカウントセンサ136の端部から制御部50に繋がる接続コード138が延びている。カウントセンサ136は、回転する検出片134が通過する度に検出パルスを制御部50に出力する。制御部50は、単位時間当たりの検出パルス数をカウントし、そのカウントした検出パルス数からベルト速度を算出する。
(3)手摺り負荷装置88
次に、手摺り負荷装置88について図1と図3を参照して説明する。手摺り負荷装置88は、図1に示すように、手摺り駆動装置70の下階側付近のスカートガード44内部に設けられている。
図3に示すように、トラス12には、手摺り負荷装置88を支持するための第2基板90が設けられている。
図3に示すように、第2基板90には、負荷上下板94の一端部が回転軸96を中心に回転自在に設けられている。負荷上下板94には回転軸102を中心に負荷ローラ92が回転自在に設けられている。負荷上下板94の他端部は自由端であり、この他端部には、負荷調整装置100が設けられている。この負荷調整装置100は、上記で説明した押圧調整装置104と同じ構造を有している。
図3に示すように、負荷ローラ92の上方にはバックアップローラ98が回転自在に第2基板90に取り付けられている。
図3に示すように、手摺りベルト38を負荷ローラ92とバックアップローラ98とにより挟み、負荷調整装置100により負荷ローラ92の押圧力を調整することにより、走行する手摺りベルト38に一定の負荷を与える。
(4)エスカレータ10の電気的構成
次に、エスカレータ10の電気的構成について図4のブロック図に基づいて説明する。
図4に示すように、誘導電動機よりなるモータ20は、三相モータであって、三相電源150からノイズフィルタ回路152、交流を直流にする変換回路154、電源回生回路156、インバータ回路158によって3相のインバータ電源が供給され、制御部50によって回転方向、回転速度を制御することができる。
また、図4に示すように、制御部50には、このインバータ回路158、操作盤52,56、スピーカ54,58、上階と下階の光センサ140,140、手摺り駆動装置70の押圧調整装置104、手摺り負荷装置88の負荷調整装置100、速度検出装置126、外部との通信を行う通信部160が接続されている。
(5)手摺り駆動力確認モード
次に、エスカレータ10の手摺りベルト38の駆動力を確認する手摺り駆動力確認モード(以下、単に「確認モード」という)について図5のフローチャートを参照して説明する。この確認モードでは、図3に示すように、バックアップローラ98と負荷ローラ92によって手摺りベルト38を所定の押圧力で押圧し、手摺りベルト38のベルト速度がどの程度遅くなるかを検出し、そのベルト速度が規定値以上に遅くなった場合には、手摺りベルト38の駆動力が低下したと判断し、外部に警告信号を出力する。
初期状態では、手摺り駆動装置70において、図3に示すように、4個の手摺り従動ローラ74が、4個の手摺り駆動ローラ72に対し手摺りベルト38を挟んだ状態で、4個の押圧調整装置104を用いて所定の圧力で押圧する。また、手摺り負荷装置88において、負荷ローラ92は、バックアップローラ98とは離れ、手摺りベルト38を挟んでいない状態とする。
図5に示すように、ステップS1において、作業員が、乗客が居ない状態において操作盤52又は操作盤56を用いてエスカレータ10を起動し、ステップS2に進む。
ステップS2において、エスカレータ10が起動を開始したため、制御部50は、起動直後の確認モードを行うために、手摺りチェックフラグをON状態にし、ステップS3に進む。
ステップS3において、制御部50は、踏段30と手摺りベルト38を定格速度で同期させつつ走行させるなじみ運転(例えば1分間)を所定時間行い、ステップS4に進む。
ステップS4において、制御部50は、乗客が乗っているか否かを光センサ140で検出する。乗客が乗っている場合にはステップS5に進み(YESの場合)、ステップS5において一定の時間(例えば、10分間)経過するのを待ち、一定の時間が経過すればステップS4に戻る。乗客が乗っていない場合にはステップS6に進む(NOの場合)。
ステップS6において、制御部50は、手摺り負荷装置88によって、一定の負荷を手摺りベルト38に与える。例えば、30kgの負荷が掛かるように、負荷調整装置100を用いて負荷ローラ92で手摺りベルト38を押圧し、ステップS7に進む。
ステップS7において、制御部50は、速度検出装置126を用いて手摺りベルト38のベルト速度を検出し、この手摺りベルト38のベルト速度が規定値以上に遅れたか否かを判断する。例えば定格速度より30%遅ければステップS9に進み(YESの場合)、規定値よりも遅れていなければ(NOの場合)、ステップS8において手摺りベルト38の駆動力が正常であると判断し、ステップS11に進む。
ステップS9において、ベルト速度が規定値以上に遅れているため、制御部50は、手摺りベルト38の駆動力が低下していると判断し、ステップS10に進む。
ステップS10において、制御部50は、手摺りベルト38の駆動力が低下していることを示す警告信号を、通信部160によって出力し、また、エスカレータ10の運転は継続する。そして、ステップS11に進む。
ステップS11において、手摺りベルト38の駆動力の確認が行われたため、制御部50は、手摺りチェックフラグをOFF状態として、ステップS12に進む。
ステップS12において、エスカレータ10を待機状態に移行し、ステップS13に進む。すなわち、確認モードが行われた状態は、乗客が居ない状態であるため待機状態に一旦移行させ、ステップS13に進む。
ステップS13において、制御部50は、通常運転モードに移行させ、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御部50は、乗客の有無により、通常運転モード、待機モードを繰り返す。そしてステップS15に進む。ここで、「待機モード」とは、乗客が乗っていない状態でエスカレータ10が停止している場合をいう。
ステップS15において、制御部50は、手摺りチェックフラグがOFF状態となってから一定時間(例えば3時間)経過している否かを計測し、経過していなければステップS13に戻り(NOの場合)、通常運転モードを継続する。そして一定時間経過していればステップS16に進む(YESの場合)。
ステップS16において、確認モードを実行するため、手摺りチェックフラグをON状態にして、ステップS17に進む。
ステップS17において、運転モードであればステップS4に戻り(YESの場合)、待機モードであればステップS18に進む(NOの場合)。
ステップS18において、エスカレータ10が待機モードで停止しているため、定格速度まで加速し、ステップS19に進む。
ステップS19において、なじみ運転を例えば1分間行いステップS4に戻る。
(6)効果
以上により本実施形態によれば、手摺り負荷装置88によって走行する手摺りベルト38に一定の負荷を与え、ベルト速度が定格速度よりも遅くなるか否かで駆動力を判断する。そして、ベルト速度が定格速度よりも規定値(例えば30%)以上落ちていれば手摺りベルト38の駆動に異常があるとして外部に警告信号を出力する。これにより、作業員は現場に行き、エスカレータ10を保守点検を行うことができる。
また、この確認モードは、エスカレータ10の起動時及び一定時間間隔毎に行うため、どの時点でも駆動力が落ちた場合には外部に出力できる。
変更例
次に、変更例について説明する。
(1)変更例1
上記実施形態では、手摺り負荷装置88における負荷ローラ92とバックアップローラ98は1組であったが、2組以上設け、より強い負荷を手摺りベルト38に与えてもよい。
(2)変更例2
上記実施形態では、手摺り負荷装置88における負荷調整装置100は、手摺り駆動装置70の押圧調整装置104と同じ構造であったが、これ以外の構造であってもよい。
(3)変更例3
上記実施形態では、速度検出装置126は、手摺り従動ローラ74に設けたが、これに限らず速度検出用ローラを別途設け、これに取り付けてもよい。
(4)変更例4
上記実施形態では、手摺りベルト38を駆動する手摺り駆動手段として、複数組の手摺り駆動ローラ72と手摺り従動ローラ74で挟んで走行させたが、これに代えて手摺りベルト38を1個の手摺りベルトシーブに架け渡し、手摺りベルト38を走行させてもよい。
(5)変更例5
上記実施形態では、エスカレータ10に適用して説明したが、これに代えて動く歩道に適用してもよい。
(6)その他
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、12・・・トラス、30・・・踏段、38・・・手摺りベルト、50・・・制御部、70・・・手摺り駆動装置、88・・・手摺り負荷装置、92・・・負荷ローラ、98・・・バックアップローラ、100・・・負荷調整装置、104・・・押圧調整装置、126・・・速度検出装置

Claims (8)

  1. トラスと、
    前記トラスに配され、かつ、無端状に連結された複数の踏段と、
    手摺りベルトと、
    前記踏段を所定の走行速度で走行させる駆動手段と、
    前記手摺りベルトを前記踏段と同期して駆動する手摺り駆動手段と、
    前記手摺りベルトの走行路に配され、走行している前記手摺りベルトに一定の負荷を与える手摺り負荷手段と、
    前記手摺りベルトのベルト速度を検出する速度検出手段と、
    前記手摺り負荷手段によって走行中の前記手摺りベルトに一定の負荷を与えたときの前記ベルト速度を前記速度検出手段で検出し、規定値以上に前記ベルト速度が遅くなったときに警告信号を出力する手摺り駆動力確認モードを行う制御手段と、
    を有し、
    前記手摺り負荷手段は、前記手摺りベルトの走行路に配された負荷ローラとバックアップローラと負荷調整手段を有し、
    前記負荷調整手段は、前記負荷ローラと前記バックアップローラとによって前記手摺りベルトを挟んだ状態で、前記負荷ローラが前記手摺りベルトを押圧して前記負荷を与えるものであり、前記手摺り駆動力確認モード以外では前記手摺りベルトから前記負荷ローラを離す方向に付勢するバネと、前記手摺り駆動力確認モードのみにおいて前記バネの付勢力に反して、前記手摺りベルトに前記負荷ローラを押圧して前記負荷を与えるように、前記制御手段によって励磁される電磁コイルを有する、
    乗客コンベア。
  2. 前記手摺り駆動手段は、
    前記手摺りベルトの走行路に配され、
    複数組の手摺り駆動ローラと手摺り従動ローラとの間に前記手摺りベルトを挟んで走行させる、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記速度検出手段は、
    前記手摺り従動ローラに設けられ、前記手摺り従動ローラの回転速度を検出する、
    請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記手摺り駆動手段は、
    前記手摺りベルトが架け渡された1個の手摺りベルトシーブである、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  5. 前記制御手段は、前記手摺り駆動力確認モードを無人のときに行う、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  6. 前記制御手段は、前記手摺り駆動力確認モードを前記乗客コンベアの起動時、又は一定時間毎に行う、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  7. 前記規定値は、前記手摺りベルトの通常の前記ベルト速度の30%である、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  8. 前記乗客コンベアは、エスカレータ、又は動く歩道である、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
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