JP6015455B2 - マンコンベア自動運転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マンコンベア自動運転装置に関するものである。
従来、自動運転を行うマンコンベアが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。このようなマンコンベアでは、乗客を搬送するのに必要な時間に余裕を持たせた時間が、自動運転時間として設定されている。このようなマンコンベアの踏段は、設定された自動運転時間の間だけ走行され、自動運転時間が終了すると停止される。
特開平3−243591号公報 特開平6−92580号公報
上述したマンコンベアでは、乗客が踏段上を歩いて通常より早く降車した場合であっても、設定された自動運転時間が経過するまで踏段が走行され続ける。このため、踏段の無駄な走行が生じるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。その目的は、マンコンベアの自動運転時間を最適化し、踏段の無駄な走行を抑制するマンコンベア自動運転装置を提供することである。
本発明に係るマンコンベア自動運転装置は、乗り口から踏段上への乗車を検出するための乗り口側検出手段と、踏段上から降り口への降車を検出するための降り口側検出手段と、乗り口側検出手段が乗車を検出した場合に、予め設定された自動運転時間踏段を走行させる踏段制御手段と、乗り口側検出手段が乗車を検出してから降り口側検出手段が降車を検出するまでの時間を計測する乗車時間計測手段と、乗車時間計測手段が計測した時間を時間データとして記録する乗車時間記録手段と、乗車時間記録手段に記録されている時間データの平均値を算出する平均値算出手段と、自動運転時間を、平均値算出手段が算出した値に基づいて変更する自動運転時間設定手段と、を備えるものである。
本発明によれば、マンコンベアの自動運転時間を最適化し、踏段の無駄な走行を抑制するマンコンベア自動運転装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1におけるマンコンベア自動運転装置3を含むエスカレーター1を示す側面図である。 本発明の実施の形態1におけるマンコンベア自動運転装置3を含むエスカレーター1を示す上面図である。 本発明の実施の形態1におけるマンコンベア自動運転装置3による踏段走行時間計測動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるマンコンベア自動運転装置3による最適な自動運転時間算出動作を示すフローチャートである。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
本実施の形態では、マンコンベアの一例として、下階から上階への移動に利用される上りエスカレーターについて具体的に説明する。下りエスカレーター、動く歩道等、他のマンコンベアについては説明を省略する。
図1は、本実施の形態におけるマンコンベア自動運転装置3を含むエスカレーター1を示す側面図である。図2は、図1に示すエスカレーター1の上面図である。以下、図1及び図2を参照して、エスカレーター1の構成を説明する。
図1に示すように、エスカレーター1は、上階と下階との間に架け渡されたトラス2を備えている。トラス2の内部には、マンコンベア自動運転装置3(以下、「自動運転装置3」という)及び制御盤4が設けられている。自動運転装置3と制御盤4は、互いに信号の送受信を行う。
また、エスカレーター1は、トラス2内の上階側に、モータ5及び減速機6を備えている。一方、トラス2内の下階側には、スプロケット7が設けられている。モータ5は、制御盤4からの給電によって駆動する。減速機6は、モータ5の駆動力によって回転するように設けられている。
また、エスカレーター1は、乗客が上に乗るための踏段8を備えている。踏段8は、駆動チェーン9によって連結されている。駆動チェーン9は、減速機6とスプロケット7に無端状に巻き掛けられている。このため、踏段8は、減速機6の回転に連動して、上階と下階の間を循環するように走行される。また、エスカレーター1は、下階側に設けられた乗り口11及び上階側に設けられた降り口13を備えている。乗客は、乗り口11から踏段8に乗車し、踏段8によって搬送され、降り口13に降りる。
図2に示すように、エスカレーター1は、踏段8の走行方向に沿って両側に手すり10を備えている。また、エスカレーター1は、下階側に設けられた乗り口の床板12及び上階側に設けられた降り口の床板14を備えている。
図1及び図2に示すように、エスカレーター1は、乗り口11に乗り口側センサ15を備えている。本実施の形態において、乗り口側センサ15は、踏段8の走行方向に沿って乗り口11の両側に、左右一組で設けられている。図1及び図2では、踏段8の走行方向に間隔を空けて、三組の乗り口側センサ15が設けられた状態を示している。ここでは、乗り口側センサ15のうち、踏段8から最も遠いものを15A、踏段8の直近のものを15C、15Aと15Cの間に位置するものを15Bと呼ぶこととする。これらの乗り口側センサ15は、例えば、赤外線センサで実現できる。
乗り口側センサ15は、乗り口11を通過する乗客を検出する。さらに、各乗り口側センサ15は、乗客を検出すると、制御盤4に対して乗客検出信号を送信する。制御盤4は、各乗り口側センサ15から受信した乗客検出信号に基づいて、乗客が乗り口11から踏段8に乗車したか否かを判定する。
また、エスカレーター1は、降り口13に降り口側センサ16を備えている。降り口13における降り口側センサ16の数及び配置は、乗り口11における乗り口側センサ15のそれと同様である。図1及び図2に示すように、ここでは、降り口側センサ16のうち、踏段8から最も遠いものを16A、踏段8の直近のものを16C、16Aと16Cの間に位置するものを16Bと呼ぶこととする。これらの降り口側センサ16は、例えば、赤外線センサで実現できる。
降り口側センサ16は、降り口13を通過する乗客を検出する。さらに、各降り口側センサ16は、乗客を検出すると、制御盤4に対して乗客検出信号を送信する。制御盤4は、各降り口側センサ16から受信した乗客検出信号に基づいて、乗客が踏段8上から降り口13に降りたか否かを判定する。
本実施の形態におけるエスカレーター1は、自動運転を行う。自動運転とは、乗客が居る場合は踏段8を走行させ、乗客が居ない場合は踏段8を停止させて乗客待ち状態とすることである。これに対して、乗客の有無に係わらず踏段8を走行させることを、連続運転と呼ぶ。エスカレーター1は、少なくとも、連続運転を行う連続運転モードと、自動運転を行う自動運転モードに設定可能である。自動運転モードにおいて、乗客待ち状態のとき、踏段8は停止している。このとき、乗客が乗車すると、乗り口側センサ15が乗客を検出し、制御盤4に乗客検出信号を送信する。制御盤4は、乗客検出信号に基づいて、乗客が乗車したと判定する。この場合、制御盤4は、モータ5に給電することで踏段8の走行を開始する。踏段8の走行中に、自動運転装置3は、乗り口側センサ15による乗客の検出時からの経過時間(以下、「踏段走行時間」という)を計測している。そして、計測している踏段走行時間が、予め設定された自動運転時間に達すると、自動運転装置3は、制御盤4に対して待機信号を送信する。制御盤4は、待機信号を受信すると、踏段8を停止させ、乗客待ち状態とする。なお、自動運転時間は、乗客が乗り口11から降り口13まで搬送されるのに必要な時間(以下、「所要時間」という)に裕度αを加えた時間として設定されている。
また、エスカレーター1が自動運転モードに設定されているときに踏段8が走行される速度(以下、「自動走行速度」という)は、予め設定されている。自動走行速度が変更された場合、自動運転装置3は、変更後の自動走行速度に応じて自動運転時間を再設定する。自動運転時間は、自動走行速度が速くなれば短く設定され、自動走行速度が遅くなれば長く設定される。なお、このとき設定される自動運転時間は、自動走行速度に対応したものが予め決定されている。
本実施の形態における自動運転装置3は、上述した自動運転を制御するために、踏段走行時間の計測を行う。図3は、踏段走行時間の計測動作を示すフローチャートである。以下、主に図3を参照して、この計測動作を説明する。
まず、自動運転装置3は、エスカレーター1が自動運転モードに設定されているか否かの判定を行う(ステップS101)。エスカレーター1が自動運転モードに設定されていない場合は、ステップS101の処理を繰り返す。
ステップS101で、エスカレーター1が自動運転モードに設定されていると判定された場合、自動運転装置3は、制御盤4から現在の自動走行速度を受信し、自動走行速度が予め設定された値から変更されたか否かの判定を行う(ステップS102)。自動走行速度が変更されていない場合、ステップS106に進む。
ステップS102で、自動走行速度が変更されたと判定された場合、自動運転装置3は、変更前の自動走行速度が変更後の自動走行速度よりも速いか否かの判定を行う(ステップS103)。変更前の自動走行速度が、変更後の自動走行速度よりも速くないと判定された場合、ステップS106に進む。
ステップS103で、変更前の自動走行速度が変更後の自動走行速度よりも速いと判定された場合、自動運転装置3は、変更後の自動走行速度の具体的な値がいくらであるか判断する(ステップS104)。図3では、変更後の自動走行速度が、20m/min、30m/min及び40m/minのうちのどれであるか判断する場合を示している。続いて、自動運転装置3は、ステップS104で選択した自動走行速度に対応した自動運転時間を設定する(ステップS105)。
ステップS105に続いて、制御盤4は、乗り口側センサ15からの信号に基づいて、乗客が乗り口11から踏段8上に乗車したか否かの判定を行う(ステップS106)。乗客が乗車していない場合は、ステップS108へ進む。
ステップS106で、乗客が乗車したと判定された場合、自動運転装置3は、計測している踏段走行時間をクリアする(ステップS107)。続いて、ステップS108へ進む。
ステップS108において、自動運転装置3は、踏段走行時間の計測を行う。ステップS106で、乗客が乗車していないと判定された場合は、そのまま踏段走行時間の計測を続行する。ステップS107で、それまで計測していた踏段走行時間がクリアされた場合は、新たに踏段走行時間の計測を開始する。
ステップS108に続いて、自動運転装置3は、自動運転時間が経過したか否かの判定を行う(ステップS109)。具体的には、ステップS108で計測されている踏段走行時間が、ステップS105で設定された自動運転時間に達した場合、自動運転時間が経過したと判定する。一方、ステップS108で計測されている踏段走行時間が、ステップS105で設定された自動運転時間に達していない場合、自動運転時間が経過していないと判定する。自動運転時間が経過していないと判定された場合、ステップS101から処理を繰り返す。
ステップS109で、自動運転時間が経過したと判定された場合、自動運転装置3は、制御盤4に対して待機信号を送信する(ステップS110)。その後、ステップS101から処理を繰り返す。
また、本実施の形態における自動運転装置3は、エスカレーター1が自動運転モードに設定されているときに、自動運転時間の最適化を行う。具体的には、乗客が乗り口側センサ15に検出されてから降り口側センサ16に検出されるまでに実際に経過した時間(以下、「乗車時間」という)をデータとして記録し、その平均値に基づいて新たな自動運転時間を算出する。図4は、最適な自動運転時間の算出動作を示すフローチャートである。以下、主に図4を参照して、この算出動作を説明する。
まず、自動運転装置3は、制御盤4からの信号に基づいて、乗り口側センサ15A、15B、15Cが順番に乗客を検出したか否かの判定を行う(ステップS201)。本ステップでは、乗り口側センサ15A、15B、15Cが順番に乗客を検出した場合に、乗客が乗り口11から乗車したと判定される。なお、乗客が、15Aと15Bにしか検出されなかった場合及び15Aにしか検出されなかった場合は、乗車していないと判定される。乗客が乗車していない場合、ステップS204へ進む。
ステップS201で、乗客が乗車したと判定された場合、自動運転装置3は、乗り口側センサ15Cが乗客を検出した時刻を乗り口側センサ検出時刻として記録する(ステップS202)。さらに、自動運転装置3は、乗り口11から乗車した乗客の人数(以下、「乗車人数」という)を1人増やして記録する(ステップS203)。
ステップS203に続いて、自動運転装置3は、制御盤4からの信号に基づいて、乗り口側センサ15C、15B、15Aが順番に乗客を検出したか否かの判定を行う(ステップS204)。本ステップでは、乗り口側センサ15C、15B、15Aが順番に乗客を検出した場合、一度踏段8上に乗り込んだ乗客が乗り口11から降りたと判定される。乗客が降りていない場合、ステップS206へ進む。
ステップS204で、乗客が乗り口11から降りたと判定された場合、自動運転装置3は、乗車人数を1人減らして記録する(ステップS205)。
ステップS205に続いて、自動運転装置3は、制御盤4からの信号に基づいて、降り口側センサ16A、16B、16Cが順番に乗客を検出したか否かの判定を行う(ステップS206)。本ステップでは、降り口側センサ16A、16B、16Cが順番に乗客を検出した場合に、乗客が降り口13から逆乗りしたと判定される。なお、乗客が、16Aと16Bにしか検出されなかった場合及び16Aにしか検出されなかった場合は、逆乗りしていないと判定される。乗客が逆乗りしていない場合、ステップS208へ進む。
ステップS206で、乗客が逆乗りしたと判定された場合、自動運転装置3は、降り口13から逆乗りした人数(以下、「逆乗り人数」という)を1人増やして記録する(ステップS207)。
ステップS207に続いて、自動運転装置3は、制御盤4からの信号に基づいて、降り口側センサ16C、16B、16Aが順番に乗客を検出したか否かの判定を行う(ステップS208)。本ステップでは、降り口側センサ16C、16B、16Aが順番に乗客を検出した場合に、乗客が降り口13から降車したと判定される。なお、乗客が、16Cと16Bにしか検出されなかった場合及び16Cにしか検出されなかった場合は、降車していないと判定される。乗客が降車していない場合、ステップS201から処理を繰り返す。
ステップS208で、乗客が降り口13から降車したと判定された場合、自動運転装置3は、記録されている逆乗り人数が0人か否かの判定を行う(ステップS209)。逆乗り人数が0人でない場合、自動運転装置3は、逆乗り人数を1人減らして記録し(ステップS211)、ステップS208から処理を繰り返す。
ステップS209で、逆乗り人数が0人と判定された場合、自動運転装置3は、降り口側センサ16Cが乗客を検出した時刻を降り口側センサ検出時刻として記録する(ステップS210)。さらに、自動運転装置3は、乗車人数を1人減らして記録する(ステップS212)。
ステップS212に続いて、自動運転装置3は、乗り口側センサ検出時刻と降り口側センサ検出時刻との時間差を算出する(ステップS213)。これにより、乗車時間が算出される。
ステップS213に続いて、自動運転装置3は、算出した乗車時間が、現在の所要時間に第1固定値を加えた時間よりも長いか否かの判定を行う(ステップS214)。現在の所要時間は、換言すれば、現在設定されている自動運転時間から裕度αを差し引いた時間である。つまり、自動走行速度が変更されていれば、ここで使用される所要時間は、図3のステップS105で設定された自動運転時間から裕度αを差し引いた時間となる。また、第1固定値は、予め設定された時間である。図4では、第1固定値が20秒である場合を示している。乗車時間が所要時間に第1固定値を加えた時間よりも長い場合、ステップS201へ戻る。
ステップS214で、乗車時間が所要時間に第1固定値を加えた時間よりも長くないと判定された場合、自動運転装置3は、算出した乗車時間が、現在の所要時間から第2固定値を差し引いた時間よりも短いか否かの判定を行う(ステップS215)。第2固定値は、予め設定された時間である。図4では、第1固定値が10秒である場合を示している。乗車時間が所要時間から第2固定値を差し引いた時間よりも短い場合、ステップS201へ戻る。
ステップS215で、乗車時間が所要時間から第2固定値を差し引いた時間よりも短くないと判定された場合、自動運転装置3は、算出した乗車時間を乗車時間データとして記録する(ステップS216)。さらに、自動運転装置3は、ステップS216で乗車時間データを記録した回数(以下、「記録回数」という)を1回増やして記録する(ステップS217)。
ステップS217に続いて、自動運転装置3は、記録回数が予め設定された規定回数に到達したか否かを判定する(ステップS218)。図4では、規定回数が50回である場合を示している。記録回数が規定回数に到達していない場合、ステップS201へ戻る。
ステップS218で、記録回数が規定回数に到達したと判定された場合、自動運転装置3は、規定回数分の乗車時間データから、その平均値を算出する。さらに、自動運転装置3は、算出した平均値に裕度αを加えた時間を、新たな自動運転時間として設定する(ステップS219)。
ステップS219に続いて、自動運転装置3は、記録している乗車時間データ及び記録回数をクリアする(ステップS220)。その後、ステップS201へ戻る。
上述した通り、本実施の形態における自動運転装置3は、乗車時間データの平均値に基づいて新たな自動運転時間を設定する。これにより、乗客がどのようにエスカレーター1を利用しているかに応じて自動運転時間を調整できる。その結果、自動走行速度に係わらず自動運転時間を最適化し、踏段8の無駄な走行を抑制することができる。
また、上述した通り、本実施の形態における自動運転装置3は、算出した乗車時間が、所要時間に第1固定値を加えた時間よりも長い場合及び所要時間から第2固定値を差し引いた時間よりも短い場合に、乗車時間を乗車時間データとして記録しない。このため、異常に長い又は短い乗車時間データは平均値の算出に使用されない。これにより、新たに設定される自動運転時間が異常に長く又は短くなることを防止できる。
また、上述した通り、乗り口側センサ15及び降り口側センサ16のうち、15C及び16Cは、踏段8の直近に設けられている。このため、乗客が乗車及び降車した時刻を小さい誤差で検出することができる。その結果、より正確な乗車時間データを得ることができる。
また、本実施の形態では、乗客待ち状態では踏段8を停止させる。しかし、乗客待ち状態において、踏段8を低速で走行させることとしてもよい。この場合は、踏段8の走行方向が明瞭となるため、乗客が誤って降り口13から逆乗りしてしまうことを防止できる。
また、本実施の形態では、自動運転装置3は、乗り口側センサ15Cが乗客を検出した時刻を乗り口側センサ検出時刻として記録し、降り口側センサ16Cが乗客を検出した時刻を降り口側センサ検出時刻として記録する。しかし、他のセンサが乗客を検出した時刻を記録することも可能である。例えば、乗客が踏段8上への乗り込みを躊躇する等、乗り口11で立ち止まっている時間も乗車時間として記録したい場合は、乗り口側センサ15Bが乗客を検出した時刻を乗り口側センサ検出時刻とすればよい。
また、本実施の形態では、異常に長い又は短い乗車時間を乗車時間データとして記録しない。しかし、乗車時間は全て乗車時間データとして記録し、異常に長い又は短い乗車時間データは平均値の算出に使用しないこととしてもよい。
また、本実施の形態では、自動走行速度が変更された場合、ステップS103で、変更前の自動走行速度が変更後の自動走行速度よりも速いか否かの判定が行われる。しかし、この処理を省略し、変更後の自動走行速度の具体的な値を判断することとしてもよい。
また、本実施の形態では、自動運転装置3と制御盤4を別個に設けているが、制御盤4が自動運転装置3の機能を備える構成としても同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、モータ5及び減速機6をトラス2の上階側の水平な位置に設けているが、トラス2の傾斜部に設けることも可能である。
また、本実施の形態では、上りエスカレーターについて説明したが、下りエスカレーターについても、踏段の走行方向が逆であること及び乗り口と降り口とが入れ替わること以外は本実施の形態と同様である。
1 エスカレーター、2 トラス、3 マンコンベア自動運転装置、4 制御盤、5 モータ、6 減速機、7 スプロケット、8 踏段、9 駆動チェーン、10 手すり、11 乗り口、12乗り口の床板、13 降り口、14 降り口の床板、15,15A,15B,15C 乗り口側センサ、16,16A,16B,16C 降り口側センサ

Claims (5)

  1. 乗り口から踏段上への乗車を検出するための乗り口側検出手段と、
    前記踏段上から降り口への降車を検出するための降り口側検出手段と、
    前記乗り口側検出手段が乗車を検出した場合に、予め設定された自動運転時間踏段を走行させる踏段制御手段と、
    前記乗り口側検出手段が乗車を検出してから前記降り口側検出手段が降車を検出するまでの時間を計測する乗車時間計測手段と、
    前記乗車時間計測手段が計測した時間を時間データとして記録する乗車時間記録手段と、
    前記乗車時間記録手段に記録されている時間データの平均値を算出する平均値算出手段と、
    前記自動運転時間を、前記平均値算出手段が算出した値に基づいて変更する自動運転時間設定手段と、
    を備えるマンコンベア自動運転装置。
  2. 前記乗車時間記録手段に記録されている時間データの個数を数えるカウント手段を備え、
    前記乗車時間記録手段は、前記乗車時間計測手段が計測した時間のうち、予め設定された時間の範囲に含まれないものを時間データとして記録せず、
    前記平均値算出手段は、前記カウント手段が取得した個数が予め設定された個数に達した場合に、前記乗車時間記録手段に記録されている時間データの平均値を算出する請求項1に記載のマンコンベア自動運転装置。
  3. 前記乗車時間記録手段に記録されている時間データのうち、予め設定された時間の範囲に含まれるものの個数を数えるカウント手段を備え、
    前記平均値算出手段は、前記カウント手段が取得した個数が予め設定された個数に達した場合に、前記カウント手段が数えた時間データの平均値を算出する請求項1に記載のマンコンベア自動運転装置。
  4. 前記乗車時間計測手段は、
    前記乗り口側検出手段が乗車を検出した時刻を記録する乗車時刻記録手段と、
    前記降り口側検出手段が降車を検出した時刻を記録する降車時刻記録手段と、
    前記乗車時刻記録手段が記録した時刻から前記降車時刻記録手段が記録した時刻までに経過した時間を算出する乗車時間算出手段と、
    を備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマンコンベア自動運転装置。
  5. 前記踏段制御手段は、前記乗り口側検出手段が乗車を検出してから前記自動運転時間の経過後に踏段を乗客待ち状態とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のマンコンベア自動運転装置。
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