JP4895933B2 - 壁付水栓 - Google Patents
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Description
しかしながらこのものでは、単に継手管カバーがスライド可能となしてあるに過ぎないため、継手管カバーに外力が加わったりすることで継手管カバーが壁から離れて、そこに隙間を生ぜしめてしまう問題がある。
しかしながら特許文献2に記載のものでは、継手管カバーを継手管に組み付ける際に、ばねを撓ませながら組み付ける必要があり、その組付けに面倒を伴う問題がある。
またばねが余分の部品として必要で、所要部品点数が多くなり、部品コスト更には組付コストが高くなる問題がある。
しかしながらこれら特許文献4及び特許文献5に開示のものでは、継手管に対する継手管カバーの前後方向位置が調節可能となしてあるものの、これら特許文献に開示のものでは、継手管に対する継手管カバーの位置調節を段階的にしか行い得ず、位置調節を無段階で連続的に行い得ない問題がある。
従ってこれら特許文献4及び特許文献5に開示のものでは、継手管カバーの後端と壁との間に微小な隙間を発生させてしまい、施工完了状態での壁付水栓の美観を必ずしも十分良好にできない問題がある。
またこの請求項1のものは、継手管カバーを装着すると同時に食込突起が被食込部に食い込んで、継手管に対し前後方向に位置決状態となることから、継手管カバーの組付けも簡単に行うことができる。
このようにすることで、複数の食込突起を同時に被食込部材に食い込ませることが可能となって、継手管カバーの固定力を強くすることができ、また継手管カバーを継手管に対して前後方向に位置調節する際の調節範囲を大きく確保することが可能となる。
また対応する他方の側の被食込部を、そのボス部に向って突出した形態で設けておくことができる(請求項3)。
このようになした場合、周辺の他部との干渉を良好に回避して、食込突起を被食込部に容易に食い込ませるようになすことができる。
図1において、10は本実施形態の壁付水栓(湯水混合水栓)で、12は水栓本体、14は水栓本体12から延び出した吐水管で、先端に吐水口16を備えている。
水栓本体12の左右方向一端側には回転式の温度調節ハンドル18が設けられ、また他端側には吐水の水量調節を行う回転式の流量調節ハンドル20が設けられている。
ここで水側及び湯側の各継手管24は同形状をなしている(図では水側の一方の継手管24だけが示してあり、湯側の他方の継手管24は図示が省略されている)。
継手管24は、全体として小型且つクランク形状をなしており、前端側に水栓本体12との接続用の接続口26(図6参照)が設けられ、この接続口26が、袋ナット28にて水栓本体12の接続口22に水密に接続されている。
また後端側には、図6に示す壁Wの裏側に配管された冷水供給用,熱水供給用の元配管30の端部32への接続口34が設けられている。
図6において、38は壁Wに形成された貫通孔で、接続口34と端部32とは、この貫通孔38を通じて接続されている。
尚、接続口34の外周面の雄ねじ36には接続前に予めシールテープが巻かれ、その状態で接続口34の雄ねじ36が端部32の内周面の雌ねじにねじ込まれることで、接続口34と端部32との間が水密にシールされる。
尚この例において、継手管24は鋳造又は鍛造にて形成されたもので、その外面が鋳造まま若しくは鍛造ままの凹凸肌をなしている。
従ってその状態で各接続口26を水栓本体12の接続口22に接続することで、水栓本体12を適正に壁Wに取付施工することができる。
尚水側,湯側の各クランク形状をなす継手管24は、水栓本体12に対する支持管も兼ねている。
ここで継手管カバー44は断熱カバーとしての働きも併せ有している。
下カバー48には、図4に示しているように貫通の開口50が設けられており、この開口50から継手管24の一部、詳しくは止水栓部40が図2に示しているように下向きに突出せしめられ、継手管カバー44の装着状態の下で、止水栓の操作部42が操作可能とされている。
ここで溝60は壁Wと直角方向の前後方向に延びており、上カバー46が継手管24に対し前後方向の相対的に異なった位置で継手管24に組付可能となしてある。
ボス部66は四角筒状をなしていて、前後方向に延びる一対の側壁の突出側先端面に、先端が鋭角をなす鋸歯状の食込突起68が一定ピッチで前後方向に連設されている。
ここでゴムブロック70は、前後方向に長手形状をなす直方体形状をなしている。
またゴムブロック70の上面は前後方向と平行をなす平坦な被食込面とされている。
但し図5(C)に示しているように、固定脚74をゴムブロック70の幅方向に連続して延びる板状として、これを凹所72の対応する形状の嵌込孔に嵌め込むようになすこと、或いは固定脚74を他の様々な形状となして、これを凹所72の対応する形状の嵌込孔に嵌め込むようになすことも可能である。
またゴムブロック70を接着により継手管24の上面に固着しておいても良い。
そして各継手管24を回転調整し、前端側の接続口26を水栓本体12の水側,湯側の一対の接続口22に位置合せした状態で、水栓本体12の一対の接続口22と継手管24の接続口26とを、袋ナット28にて互いに接続する。
ここにおいて水栓本体12が継手管24を介し壁Wに取り付いた状態となる。
このとき、上カバー46に設けたボス部66の食込突起68が、継手管24の上面のゴムブロック70の上面、即ち平坦な被食込面にゴムブロック70の弾性変形を伴って食い込み、ここにおいて上カバー46の継手管24に対する前後方向の位置が固定される。
即ちその食込作用によって、上カバー46に対し外力が加わった場合でも、上カバー46が継手管24に対し前方向即ち壁Wから離れる方向に位置ずれするのが防止される。
また継手管カバー44を装着すると同時に食込突起68がゴムブロック70に食い込んで、継手管24に対し前後方向に位置決状態となることから、継手管カバー44の組付けも簡単に行うことができる。
またボス部66とゴムブロックとを上下方向にそれぞれ突出形成しておくことで、周辺の他部との干渉を良好に回避して、食込突起68をゴムブロック70に容易に食い込ませるようになすことができる。
この例は、上カバー46の上部の下面に、ゴム弾性体からなる弾性把持部76を図中下向きに、即ち継手管24側に突出する状態で設けている。
ここで弾性把持部76は、一対の弾性アーム78と、それらを上端部で連結する連結部80と、連結部80の上面から上向きに突出した嵌入部82とを一体に有しており、その嵌入部82が、上カバー46の下面に形成された嵌込凹部84内に圧入状態に嵌め込まれ、上カバー46の内面に固定されている。
尚、この例においても弾性把持部76を接着にて上カバー46の内面に固着しておくこともできる。
尚弾性把持部76はこのとき、連結部80が継手管24の上面に密着した状態となる。従って弾性把持部76は、連結部80と一対の弾性アーム78とで、継手管24の上部の両側面と上面とを全体的に抱え込むように弾性把持した状態となる。
尚、この例においても継手管24は鋳造又は鍛造にて形成されたもので、その外面は鋳造まま若しくは鍛造ままの凹凸肌をなしている。
その後において下カバー48を上向きに移動させて上カバー46に組み付け、それら上カバー46と下カバー48とで継手管24を外側から覆い、継手管24を内側に隠蔽した状態とする。
また継手管24外面の凹凸肌を利用して弾性アーム78と継手管24の外面との間に大きな摩擦力を生ぜしめることができ、そのことによって継手管カバー44の継手管24に対する固定力を高めることができ、外力によって継手管カバー44が前方向に位置ずれするのを良好に防止することができる。
即ち図8及び図9の実施形態は、弾性把持部76により継手管24を弾性把持するようになすことで、継手管カバーを1つの大きな函体状の継手管ケース88として構成することを実現可能となしたものである。
尚この実施形態においても、函体状をなす継手管ケース88は、上カバー90と下カバー92とに上下に2分割されており、上記実施形態と同様の組付構造で上カバー90と下カバー92とが組み付けられるようになっている。
この実施形態では、水側及び湯側の各継手管24の位置や傾き等が施工誤差によって様々にばらついていた場合であっても、弾性把持部76、特に一対の弾性アーム78の弾性変形によってそれらのばらつきを吸収し、1つの函体状の継手管ケース88を各継手管24を覆う状態に、且つ水栓本体12に対し適正な関係位置で良好に取付施工することが可能である。
更には図10(B)に示しているようにその首部94に貫通の穴100を形成することによって、その変形能を更に高めるようになすこともできる。
このようにすれば、施工完了状態での壁付水栓の美観を一層良好とすることができる。
例えば図8及び図9に示す弾性把持部76を、弾性能を有する樹脂にて構成することも可能である。
また図1〜図6の実施形態では、食込突起68及び被食込部としてのゴムブロック70の何れも、上カバー46の下面及び継手管24の上面からそれぞれ図中下向き及び上向きに突出した形状で設けているが、何れか一方だけを突出した形状で設けておくといったことも可能である。
12 水栓本体
24 継手管
30 元配管
44 継手管カバー
66 ボス部
68 食込突起
70 ゴムブロック(被食込部)
76 弾性把持部
78 弾性アーム
Claims (4)
- 水栓本体と、壁裏に配設された給水用の元配管の端部とを継手管を介して接続するとともに、該継手管を外側から被覆する継手管カバーを装着してなる壁付水栓において
前記継手管カバーの内面と前記継手管の外面との一方に、他方に向って突出した食込突起を設けるとともに、該他方には該継手管カバーの装着時に自身の変形を伴って該食込突起を食い込ませる、該食込突起よりも軟質材からなる被食込部を設け、
且つ前記食込突起と被食込部とは、前記継手管の前記壁と直角方向である前後方向の予定された施工誤差範囲内の何れの位置においても壁と平行方向に重複する形態で設けてあり、
前記継手管カバー装着時の前記食込突起の前記被食込部への食込作用により、該継手管カバーの前記継手管に対する前記前後方向の位置を固定するようになしてあることを特徴とする壁付水栓。 - 請求項1において、前記食込突起は、前記前後方向に複数連設してあることを特徴とする壁付水栓。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記食込突起が、前記継手管カバーの内面と前記継手管の外面との一方から他方に向って突出したボス部の突出側先端面に設けてあるとともに、対応する他方の側の前記被食込部が、該ボス部に向って突出した形態で設けてあることを特徴とする壁付水栓。
- 水栓本体と、壁裏に配設された給水用の元配管の端部とを継手管を介して接続するとともに、該継手管を外側から被覆する継手管カバーを装着してなる壁付水栓において
前記継手管の外面が鋳造まま若しくは鍛造ままの凹凸肌となしてあるとともに、前記継手管カバーの内面から、該継手管カバーの装着時に該継手管を弾性把持する少なくとも2本の弾性アームを突出させ、該弾性アームによる弾性把持により該継手管カバーの、該継手管に対する前記壁と直角方向である前後方向の位置を固定するようになしてあることを特徴とする壁付水栓。
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