JP2010235110A - 車両用ミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用ミラーの部品点数や組み付け工数を削減し、製品コストの低減を図る。
【解決手段】ミラーユニット傾動機構1の上部ケース3にはジョイント部11が突設されている。ピボットプレート5側には、ジョイント部11に対応してフィット部21が形成されている。ジョイント部11は中空半球状に形成されており、外壁12の中央部にサポート軸13が立設され、外壁12には球面部12bが形成されている。フィット部21は中空半球状のドーム形状となっており、球面状の側壁部22と、波形断面形状の天井部23を備えている。フィット部21は、ワンタッチ差し込み式にジョイント部11に軽圧入され、フィット部21とジョイント部11は、球面部12bと側壁部22の曲面同士が接触した状態で揺動自在に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載される車両用ミラーに関し、特に、自動車用ドアミラーのミラー傾動機構における傾動ジョイント構造に関する。
自動車用ドアミラーなど、運転者等の後部視界を確保するための車両用ミラーでは、最適なミラー角度を保持すべく、ミラーボディー内にミラーユニットの傾動機構が収容されている。図9は、従来のミラーユニット傾動機構の構成を示す説明図である。図9に示すように、ドアミラー51は、自動車の車体側に固定されるセットプレート52と、セットプレート52上に回動可能に取り付けられたミラーボディー53とから構成されている。ミラーボディー53内には、モータ等を備えたリモコンユニット54が収容されている。リモコンユニット54は、上下のケース55a,55bを備えており、ケース55aには、ジョイント56を介してピボットプレート57が取り付けられている。ピボットプレート57には、ミラー58が固定されている。
ピボットプレート57は、ジョイント56とケース55aとの間に揺動自在に取り付けられている。これにより、ミラー58が矢示X方向に揺動可能となり、その反射角度を適宜調整できるようになっている。ピボットプレート57には、球面状に形成された凹部59が形成されている。これに対し、ケース55aの上面部にも凹部61が形成されており、凹部61は凹部59が装着可能な球面状となっている。凹部61の内面側に凹部59の外面部分が摺接する形で、ケース55a上にピボットプレート57が取り付けられる。また、凹部59の内面側には、球面状の下面部を備えたジョイント56が取り付けられる。ジョイント56は、ケース55aの上面に突設された円筒状のボス部62に、ネジ63によって固定される。ネジ63のフランジ64とジョイント56との間にはスプリング65が介設されており、ピボットプレート57は、スプリング65の弾性力によってケース55aに押接される。
実公平6−30563号公報 特開平8−104172号公報
ところが、図9のような従来の傾動機構では、ネジ63によってジョイント56を取り付け、ジョイント56とケース55aとの間にピボットプレート57を挟持する構成となっているため、部品点数が多く、組み付け工数が嵩むという問題があった。このため、車両用ミラーの製造コストが増大し、製品コスト削減の妨げとなるという問題があった。
本発明の目的は、車両用ミラーの部品点数や組み付け工数を削減し、製品コストの低減を図ることにある。
本発明の車両用ミラーは、車両側に取り付けられるミラーボディー内に収容されたケース部材と、前記ケース部材に取り付けられたピボットプレートと、前記ピボットプレートに取り付けられたミラーとを備えた車両用ミラーであって、前記ケース部材は、球面状に形成された球面部を有するジョイント部を備え、前記ピボットプレートは、前記球面部と同曲率にて形成された球面状の側壁部と、前記側壁部と一体に設けられ波形形状の屈曲断面を有する天井部とを備えたフィット部を有し、前記ピボットプレートは、前記フィット部と前記ジョイント部を圧入嵌合させることにより、前記ケース部材に揺動自在に取り付けられることを特徴とする。
本発明にあっては、ケース部材に球面部を有するジョイント部を設けると共に、ピボットプレートに、球面状の側壁部と屈曲断面形状の天井部とを備えたフィット部を設け、フィット部とジョイント部を圧入嵌合させることにより、ピボットプレートをケース部材に揺動自在に取り付けるようにしたので、ワンタッチ差し込み式にてピボットプレートをケース部材に取り付けられ、組み付け工数の削減が図られる。また、ケース部材とピボットプレートとの間のジョイント部材も不要となり、部品点数の削減も図られる。
前記車両用ミラーにおいて、前記ジョイント部を中空状に形成し、その外周面に前記球面部が形成された外壁を設け、前記フィット部を前記ジョイント部に圧入嵌合させた状態で前記フィット部の前記側壁部が前記ジョイント部の前記外壁と密接するようにしても良い。また、前記ジョイント部の中央部に、その上面が球面状となったサポート軸を立設すると共に、前記フィット部の前記天井部の中央部に、前記サポート軸の前記上面と同曲率にて形成され前記フィット部を前記ジョイント部に圧入嵌合させた状態で前記サポート軸の前記上面と当接する球面状の凹部を設けても良い。
一方、前記フィット部の外周部に、前記ピボットプレートの曲げ変形を規制するリブ片を設けても良い。また、前記ピボットプレートに突設された前記フィット部と、前記フィット部の外周部に対向するように前記ピボットプレートに設けられた壁面部との間に、前記フィット部の外周部と前記壁面部を接続するリブ片を設けても良い。このリブ片により、ピボットプレートの剛性が向上し、車体側からの振動等による鏡面ブレの発生が抑えられる。
さらに、前記フィット部の外周部に、該外周部に装着されるピボットスプリングの軸方向の移動を規制する突起を設けても良く、前記ピボットスプリングを、前記突起と前記リブ片との間に配置され、前記リブ片の上面と前記突起との間に保持するようにしても良い。これにより、ピボットスプリングを所定の位置に確実に装着することができ、スプリングが外れるような事態も防止できる。
本発明の車両用ミラーによれば、ミラーボディー内に収容されたケース部材と、ケース部材に揺動自在に取り付けられたピボットプレートと、ピボットプレートに取り付けられたミラーとを備えてなる車両用ミラーにて、ケース部材に球面部を有するジョイント部を設けると共に、ピボットプレートに、球面状の側壁部と屈曲断面形状の天井部とを備えたフィット部を設け、フィット部とジョイント部を圧入嵌合させることにより、ピボットプレートをケース部材に揺動自在に取り付けるようにしたので、ワンタッチ差し込み式にてピボットプレートをケース部材に取り付けることができ、組み付け工数の削減を図ることが可能となる。また、ケース部材とピボットプレートとの間のジョイント部材を省くことができ、部品点数の削減を図ることも可能となる。
また、本発明の車両用ミラーによれば、フィット部の外周部に、ピボットプレートの曲げ変形を規制するリブ片を設けることにより、ピボットプレートの剛性を向上させることができ、車体側からの振動等による鏡面ブレの発生を抑えることが可能となる。
本発明の実施例1であるミラーユニット傾動機構の構成を示す説明図である。 図1のA部の拡大図である。 上部ケースの平面図である。 図1のミラーユニット傾動機構にて使用されるピボットプレートの平面図である。 ピボットスプリングの平面図である。 本発明の実施例2であるミラーユニット傾動機構の構成を示す説明図である。 図6のミラーユニット傾動機構にて使用されるピボットプレートを底面方向から見た斜視図である。 図6のミラーユニット傾動機構におけるピボットスプリングの取付状態を示す説明図である。 従来のミラーユニット傾動機構の構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1であるミラーユニット傾動機構1の構成を示す説明図、図2は、図1のA部の拡大図である。なお、傾動機構以外の部分は図9に示した従来のドアミラーと同様であり、以下の実施例ではその説明は省略する。
図1に示すように、本発明によるミラーユニット傾動機構1においても、リモコンユニット2は、合成樹脂製の上部ケース(ケース部材)3と下部ケース4を備えている。上部ケース3には、合成樹脂製のピボットプレート5が取り付けられており、ピボットプレート5には、図9の場合と同様に図示しないミラーが固定されている。ピボットプレート5は、上部ケース3上に揺動自在に取り付けられており、上部ケース3と共にミラーが図2の矢示X方向に揺動可能となっている。
ここで、当該ドアミラーでは、図9のものと異なり、ジョイント部材(図9ではジョイント56)を使用することなく、ピボットプレート5が上部ケース3に直接取り付けられている。図1,2に示すように、上部ケース3の上面側にはジョイント部11が突設されている。これに対し、ピボットプレート5側にも、このジョイント部11に対応して、ピボットプレート5に形成された凹部5aの底面5bから、フィット部21が突出形成されている。ピボットプレート5は、このフィット部21を介してジョイント部11に揺動自在に装着される。なお、ピボットプレート5は、上部ケース3と摺動する部位を有するため、上部ケース3と異なる材質の合成樹脂にて形成することが好ましい(例えば、上部ケース3をABS、ピボットプレート5をPP)。
図3は上部ケース3の平面図、図4はピボットプレート5の平面図である。図3,4に示すように、ジョイント部11とフィット部21は上方から見ると円形状となっており、それぞれ上部ケース3やピボットプレート5の略中央部に設けられている。ジョイント部11は、図1,2に示すように、中空半球状に形成されており、外壁12の中央部にサポート軸13が立設された構成となっている。サポート軸13は断面がアスタリスク形状となっており、その先端部13aは球面状に形成されている。サポート軸13の周囲には、ブリッジ部14が放射状に複数個等分に形成されている。ブリッジ部14の外端側は、外壁12に接続されている。外壁12の基部は円筒部12aとなっており、円筒部12aの上方には外周面が球面となった球面部12bが形成されている。
フィット部21は中空半球状のドーム形状となっており、球面状の側壁部22と、側壁部22の上方に側壁部22と一体に設けられた天井部23とから形成されている。フィット部21では、側壁部22の内周面は、ジョイント部11の球面部12bと同曲率の曲面(球面)に形成されている。天井部23は、図1,2に示すように、断面がW字状に屈曲した波形形状となっている。天井部23は、図4に示すように、上方から見ると同心波紋状となっており、中央部には球面状の凹部24が形成されている。凹部24の内周面は、サポート軸13の先端部13aと同曲率の曲面(球面)に形成されている。フィット部21では、このように天井部23が波紋状に屈曲形成されているため、側壁部22が径方向に向かって弾性的に変形可能となっている。
このような傾動機構1では、フィット部21をジョイント部11に軽圧入する形で、ピボットプレート5を上部ケース3に取り付ける。その際、フィット部21の基部には、図5のような抜け止め用のピボットスプリング25を装着し、フィット部21の脱落を防止する。フィット部21をジョイント部11に嵌合させると、フィット部21の側壁部22がジョイント部11の球面部12bに密接する。前述のように、両者は同曲率の球面となっており、図2に破線にて示したように、フィット部21とジョイント部11は曲面同士が接触した状態で揺動自在に接続される。
ピボットプレート5の取り付けに際しては、フィット部21は、前述のように弾性的に変形可能な構成となっているため、側壁部22が径方向に拡大しつつジョイント部11に嵌合する。すなわち、ピボットプレート5は、ワンタッチ差し込み式にて上部ケース3に取り付け可能であり、図9のようなネジ止め作業が不要となり、両者の組み付け工数を削減することが可能となる。また、上部ケース3とピボットプレート5との間のジョイント部材も不要となるため、部品点数の削減も図られる。さらに、天井部23のR形状によるスプリング効果により、ジョイント部11とフィット部21の寸法誤差や経年変化による接続部分のガタも無理なく吸収でき、上部ケース3やピボットプレート5に要求される部品精度も緩和される。加えて、ピボットプレート装着時等に上部ケース3が受ける力をフィット部21のスプリング効果により効率良く吸収でき、耐久性の向上も図られる。
一方、ピボットプレート5は、フィット部21の締め代に応じた摺動抵抗を持ちつつ、上部ケース3に取り付けられる。そして、この締め代と曲面のオーバーラップ量により、ピボットプレート5(ミラー)の揺動トルクが調整される。従って、ジョイント部11とフィット部21との間にガタが生じると、揺動トルクが好適に調整できなくなる。その点、当該傾動機構1では、接続部分のガタがフィット部21側のスプリング効果によって吸収されるため、ミラーの揺動トルクも煩雑な調整作業を行うことなく、長期間に亘り好適に維持される。
また、フィット部21では、図2に示すように、天井部23がR形状となっているため、部品強度を保ったままジョイント部11との間のクリアランス(図2のC部)を確保できる。すなわち、波紋形状がリブとして作用し天井部23の強度が確保され、さらに、天井部23の外径側が上方に立ち上がることにより、クリアランスCが確保される。クリアランスCは、図2に示すように、ピボットプレート5の揺動角度に関与しており、これが大きくなると、ピボットプレート5の揺動角度も大きくなる。当該傾動機構1では、このクリアランスCを天井部23のR形状によって大きく確保し、これにより、部品強度を確保しつつピボットプレート5の揺動角度も大きく稼ぐことが可能となった。
次に、本発明の実施例2であるミラーユニット傾動機構31について説明する。図6は、ミラーユニット傾動機構31の構成を示す説明図、図7は、図6のミラーユニット傾動機構31にて使用されるピボットプレート32を底面方向(上部ケース3側)から見た斜視図である。なお、実施例2では、実施例1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
前述のように、図1に示したミラーユニット傾動機構1では、ワンタッチ差し込み式にて、ピボットプレート5を上部ケース3に取り付けることができる一方、ドーム状に立設されたフィット部21は、成形精度を確保すべく、肉厚が薄く設定されている。このため、ピボットプレート5がフィット部21を中心として弾性的に撓み易く、車体側から伝わる振動等によって、ミラーが振動し鏡面ブレが発生するおそれがある。そこで、実施例2のミラーユニット傾動機構31では、鏡面ブレの発生を抑えるべく、フィット部の周囲に補強用のリブ(リブ片)33を設け、ピボットプレートの強度アップを図っている。
図7に示すように、リブ33は、フィット部34の外周部34aに、放射状に複数個(ここでは8個)設けられている。ここで、実施例1のピボットプレート5では、フィット部21にピボットスプリング25が取り付けられており、フィット部21の外周側にリブを形成すると、フィット部外周にピボットスプリング25が取り付けられなくなる。そこで、実施例2のミラーユニット傾動機構31では、図6に示すように、ピボットプレートにおけるフィット部の凹凸関係を反転させ、ピボットプレート32の上面側からフィット部34を立設させることにより、ピボットスプリング25の装着場所を確保しつつ、リブ33を形成可能としている。
すなわち、実施例2のピボットプレート32には、先のピボットプレート5とは異なり、ピボットプレート32の上面32a側から、上部ケース3側に向かって、フィット部34が突設されている。フィット部34の外側には、フィット部34を取り囲むように囲繞壁35が立設されている。囲繞壁35の内壁面(壁面部)36は、フィット部34の外周部34aに対向しており、囲繞壁35とフィット部34との間には、凹部37が形成されている。リブ33は、この凹部37内に壁状に設けられており、その内端側はフィット部34に、外端側は囲繞壁35に、それぞれ接続されている。これにより、フィット部34は、周囲をリブ33によって押さえ込まれる形となり、フィット部34自身の振動が規制されると共に、ピボットプレート32の矢示Y方向(図6参照)の曲げ剛性も高くなる。
ピボットプレート32では、その中央にフィット部34が配される一方、プレート両端部には、ミラー41が固定されるミラープレート保持部42が形成されている。ミラープレート保持部42とフィット部34との間には、前述の囲繞壁35がプレート本体部43から立設されている。ここで、仮に、囲繞壁35とフィット部34との間にリブ33が設けられていないとすると、プレート本体部43は、フィット部34を中心として、Y方向に曲がり易くなる。これに対し、当該ミラーユニット傾動機構31では、図6から分かるように、リブ33によって、ピボットプレート32のY方向の曲げ剛性が高められており、実施例1のピボットプレート5よりも高剛性な構造となる。
フィット部34の外周部34aには、ピボットスプリング25が取り付けられる。ピボットスプリング25を取り付けるため、リブ33は、ピボットプレート上面32a側から側壁部22の略中央部分までとなっており、ピボットスプリング25は、リブ33の上面33aに当接する位置に装着される。一方、フィット部34の外周部34aには、スプリング係止爪(突起)38が突設されており、図8に示すように、ピボットスプリング25は、リブ上面33aとスプリング係止爪38との間に挟持される。これにより、フィット部34の外周部34aに、上下方向の移動が規制される形でピボットスプリング25が装着される。なお、リブ33の高さは、ピボットスプリング25の取付位置が、概ね実施例1の場合と同様の位置となるように、設定されている。
当該実施例のミラーユニット傾動機構31においても、実施例1のフィット部21と同様に、フィット部34には、側壁部22と天井部23が形成されている、また、天井部23の中央には、凹部24が形成されている。そして、フィット部34は、前述同様、ジョイント部11に軽圧入される形で上部ケース3に取り付けられ、ピボットプレート32は、ワンタッチ差し込み式にて上部ケース3に取り付けられる。従って、実施例1の場合と同様、ネジ止め作業は不要であり、ジョイント部材も不要となる。
このように、実施例2のミラーユニット傾動機構31では、ピボットプレートにおけるフィット部の凹凸関係を、実施例1のピボットプレート5に対して反転させ、フィット部34の周囲に、ピボットプレート32の曲げ変形を規制するリブ33を形成することにより、ピボットプレート32の剛性向上を図ることが可能となる。このため、ピボットプレート5が弾性的に撓みにくくなり、車体側からの振動等による鏡面ブレの発生を抑えることが可能となる。また、フィット部34の外周部34aにスプリング係止爪38を設け、このスプリング係止爪38とリブ上面33aとの間にてピボットスプリング25を保持するようにしたので、ピボットスプリング25を所定の位置に確実に装着することができると共に、スプリングが外れるような事態を防止でき、製品信頼性の向上も図られる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、フィット部21における天井部23の形状は、前述のような断面W字形には限定されず、さらに多重の同心波紋状であっても良い。また、前述の実施例では、ジョイント部11を凸(オス側)、フィット部21,34を凹(メス側)とする構成を示したが、凹凸を逆転させ、ジョイント部11を凹、フィット部21,34を凸とする構成を採用することも可能である。さらに、本発明による車両用ミラーは、電動格納形のドアミラーにも、手動格納形のドアミラーにも適用可能であり、また、自動車以外の車両(例えば、建設・鉱山機械などの産業用車両)にも適用可能である。
1 ミラーユニット傾動機構
2 リモコンユニット
3 上部ケース(ケース部材)
4 下部ケース
5 ピボットプレート
5a 凹部
5b 底面
11 ジョイント部
12 外壁
12a 円筒部
12b 球面部
13 サポート軸
13a 先端部
14 ブリッジ部
21 フィット部
22 側壁部
23 天井部
24 凹部
25 ピボットスプリング
31 ミラーユニット傾動機構
32 ピボットプレート
32a 上面
33 リブ(リブ片)
33a 上面
34 フィット部
34a 外周部
35 囲繞壁
36 内壁面(壁面部)
37 凹部
38 スプリング係止爪(突起)
41 ミラー
42 ミラープレート保持部
43 プレート本体部
51 ドアミラー
52 セットプレート
53 ミラーボディー
54 リモコンユニット
55a,55b ケース
56 ジョイント
57 ピボットプレート
58 ミラー
59 凹部
61 凹部
62 ボス部
63 ネジ
64 フランジ
65 スプリング
C クリアランス

Claims (7)

  1. 車両側に取り付けられるミラーボディー内に収容されたケース部材と、前記ケース部材に取り付けられたピボットプレートと、前記ピボットプレートに取り付けられたミラーとを備えた車両用ミラーであって、
    前記ケース部材は、球面状に形成された球面部を有するジョイント部を備え、
    前記ピボットプレートは、前記球面部と同曲率にて形成された球面状の側壁部と、前記側壁部と一体に設けられ波形形状の屈曲断面を有する天井部とを備えたフィット部を有し、
    前記ピボットプレートは、前記フィット部と前記ジョイント部を圧入嵌合させることにより、前記ケース部材に揺動自在に取り付けられることを特徴とする車両用ミラー。
  2. 請求項1記載の車両用ミラーにおいて、
    前記ジョイント部は中空状に形成され、外周面に前記球面部が形成された外壁を有し、
    前記フィット部の前記側壁部は、前記フィット部を前記ジョイント部に圧入嵌合させた状態で前記ジョイント部の前記外壁と密接することを特徴とする車両用ミラー。
  3. 請求項2記載の車両用ミラーにおいて、
    前記ジョイント部の中央部に、その上面が球面状となったサポート軸を立設し、
    前記フィット部の前記天井部の中央部に、前記サポート軸の前記上面と同曲率にて形成され前記フィット部を前記ジョイント部に圧入嵌合させた状態で前記サポート軸の前記上面と当接する球面状の凹部を設けたことを特徴とする車両用ミラー。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ミラーにおいて、
    前記フィット部の外周部に、前記ピボットプレートの曲げ変形を規制するリブ片を設けたことを特徴とする車両用ミラー。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ミラーにおいて、
    前記ピボットプレートに突設された前記フィット部と、前記フィット部の外周部に対向するように前記ピボットプレートに設けられた壁面部との間に、前記フィット部の外周部と前記壁面部を接続するリブ片を設けたことを特徴とする車両用ミラー。
  6. 請求項4又は5記載の車両用ミラーにおいて、
    前記フィット部の外周部に、該外周部に装着されるピボットスプリングの軸方向の移動を規制する突起を設けたことを特徴とする車両用ミラー。
  7. 請求項6記載の車両用ミラーにおいて、
    前記ピボットスプリングは、前記突起と前記リブ片との間に配置され、前記リブ片の上面と前記突起との間に保持されることを特徴とする車両用ミラー。
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