JP4365306B2 - フューエルゲージ取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の燃料タンク内に配置されて、自動車の旋回等に伴って燃料タンク内の燃料液面が傾斜しても、燃料が吸込み可能となるように燃料を貯留するチャンバーに、燃料タンク内の燃料残量を測定するフューエルゲージを取付けるようにしたフューエルゲージ取付け構造に関する。
自動車等の燃料タンク内には、燃料タンクよりも小さく、有底の箱形状をなしたチャンバーが配置され、このチャンバー内に燃料ポンプの吸い込み口が配設されている。チャンバーの底部には連通孔が形成され、燃料タンク内の燃料が流入するようになっている。そして、例えば自動車の旋回等に伴い燃料タンク内の燃料液面が大きく偏っても、チャンバー内に貯留された燃料は、チャンバーの周壁によって移動を阻止されるので、チャンバー内には常に所定量の燃料が保持されることになり、燃料吸い込み口が燃料中に浸漬された状態を維持することができる。
また、燃料タンク内には、燃料液面上に浮かんで燃料液面の変位を検知するフロートを有するフューエルゲージが配設されており、フロートの変動によって燃料の残量を測定している。このフューエルゲージは、燃料タンク上壁の開口部を覆うキャップに連設されるユニットに取付けられたり、燃料タンクの底面に取付けられたり、チャンバーに取付けられたりしている。
チャンバーにフューエルゲージを取付ける形態のものとして、下記特許文献1には、燃料タンク内の底壁にホルダを介して、チャンバー(旋回槽)が固定され、このチャンバー上方の開口部周縁に、凹溝が形成されたブラケットが取付けられており、フューエルゲージ(燃料ゲージユニット)は、凸条が形成されたゲージ本体と、このゲージ本体からアームを介して支承されたフロートとを有し、ゲージ本体の凸条をブラケットの凹溝に係合しバンドテープにより結合するようにした取付け構造が開示されている。
また、チャンバーの外壁の高さ方向途中にブラケットを一体成形しておき、このブラケットを介して、フューエルゲージが取付けられたものも知られている。
実開平2−78422号公報
上述した自動車の燃料タンクは、自動車の車種によって、その形状、大きさ等が相違している。そして、燃料タンクの形状、大きさに伴って、チャンバーにフューエルゲージを取付ける際の取付け位置、特に、その取付け高さが変更されることが多く、それによって燃料残量を測定する際の精度を確保している。
しかしながら、上記特許文献1の場合、フューエルゲージをチャンバーに取付けるブラケットが、チャンバーの開口部周縁に固定されているので、その取付け高さを変更するためには、チャンバー自体の高さを変更したり、ブラケットの形状を変更したりしなければならない。そのため、燃料タンクの形状、大きさ等に応じて、その都度チャンバー若しくはブラケット等を作製する必要があり、無駄が多くコストが増加してしまっていた。
一方、ブラケットが外壁に一体成形されている場合、フューエルゲージの取付け高さが変更されるたびに、それに合わせたチャンバーを成形しなければならなかった。
したがって、本発明の目的は、燃料タンクの形状、大きさ等に応じて、フューエルゲージの取付け高さを適宜調整して、フューエルゲージをチャンバーに取付けることができる、フューエルゲージ取付け構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、燃料タンク内に配置され、燃料ポンプの吸込み口が挿入配置されるチャンバーと、該チャンバーに取付けられるブラケットと、該ブラケットを介して、前記チャンバーに取付けられるフューエルゲージとを備え、前記ブラケットは、前記フューエルゲージの係止脚部が挿入される内部空間を有するブラケット本体を有しており、更に、前記ブラケット本体を、前記チャンバーに対して高さ方向に調整可能に取付ける固定手段が設けられており、該固定手段は、前記チャンバーの外壁に上下方向に伸びるように形成されたガイドリブと、このガイドリブにスライド可能に係合するように前記ブラケット本体に形成されたホルダとを備え、前記ガイドリブは、上下方向に伸びる支柱部分を有しており、この支柱部分の両側から、前記チャンバーの外壁との間に隙間を設けて、一対の係合突起が高さ方向に所定間隔で複数組突設されており、前記ホルダは、前記ガイドリブの係合突起の幅よりも大きな横幅で前記ブラケット本体から垂設された一対のガイド壁部と、このガイド壁部の端部から互いに近接するように直角に延出され、前記ガイドリブの係合突起と前記チャンバーの外壁との間の隙間に挿入される一対の折り返し壁部と、前記ガイド壁部の内面から斜め下方に向けて突設された一対の弾性爪とを有し、前記弾性爪が前記ガイドリブの係合突起上面に係合することにより、前記ブラケット本体が前記チャンバーのガイドリブに取付けられ、前記ホルダの一対の折り返し壁部の間に、前記ガイドリブの支柱部分が挿入されるように構成されていることを特徴とするフューエルゲージの取付構造を提供するものである。
本発明の第2は、燃料タンク内に配置され、燃料ポンプの吸込み口が挿入配置されるチャンバーと、該チャンバーに取付けられるブラケットと、該ブラケットを介して、前記チャンバーに取付けられるフューエルゲージとを備え、前記ブラケットは、前記フューエルゲージの係止脚部が挿入される内部空間を有するブラケット本体を有しており、更に、前記ブラケット本体を、前記チャンバーに対して高さ方向に調整可能に取付ける固定手段が設けられており、該固定手段は、前記チャンバーの外壁に上下方向に伸びるように形成されたガイドリブと、このガイドリブにスライド可能に係合するように前記ブラケット本体に形成されたホルダとを備え、前記ガイドリブは、上下方向に伸びる支柱部分を有しており、この支柱部分の両側から、前記チャンバーの外壁との間に隙間を設けて、一対の係合凹部が高さ方向に所定間隔で複数組突設されており、前記ホルダは、前記ガイドリブの両側部の幅よりも大きな横幅で前記ブラケット本体から垂設された一対のガイド壁部と、このガイド壁部の端部から互いに近接するように直角に延出され、前記ガイドリブの両側部と前記チャンバーの外壁との間の隙間に挿入される一対の折り返し壁部と、前記ガイド壁部の内面から斜め下方に向けて突設された一対の弾性爪とを有し、前記弾性爪が前記ガイドリブの係合凹部に係合することにより、前記ブラケット本体が前記チャンバーのガイドリブに取付けられ、前記ホルダの一対の折り返し壁部の間に、前記ガイドリブの支柱部分が挿入されるように構成されていることを特徴とするフューエルゲージの取付構造を提供するものである。
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記フューエルゲージの係止脚部は、軸方向から見て断面E字状をなし、片面に上下に伸びる一対の凹溝が形成されていると共に、前記ブラケット本体の内周は前記係止脚部の外周に適合した形状をなし、その表面側の壁部には、内周側に向けて突出する上下に伸びる一対の凸部が形成され、この凸部が前記係止脚部の凹溝に入り込むように構成されているフューエルゲージ取付け構造を提供するものである。
本発明のフューエルゲージ取付け構造によれば、ブラケットを介してフューエルゲージがチャンバーに取付けられるようし、更にブラケットを、チャンバーに対して高さ方向に調整可能に取付ける固定手段を設けたので、燃料タンクの形状、大きさに応じて、チャンバーに対する取付け高さを適宜調整して、フューエルゲージをチャンバーに取付けることができる。
そのため、燃料タンクの形状、大きさ等に応じて、チャンバーの高さを変更したり、ブラケットの形状を変更したり、或いは、ブラケットの位置が異なるチャンバーを複数用意する必要がなくなり、チャンバーを共用化することができ、製造コストの低減が図れる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1〜3には、本発明によるフューエルゲージ取付け構造の一実施形態が示されている。
本発明のフューエルゲージ取付け構造は、図3に示すように燃料タンク1の内部に配設されるチャンバー10に、ブラケット30を介してフューエルゲージ20を取付けるものである。チャンバー10は、図示しないブラケット等を介して、燃料タンク1の底部に固定され、燃料タンク1開口部を閉塞するキャップ2に固定された燃料ポンプ3の図示しない吸込み口が、チャンバー10内に挿入配置されている。なお、燃料ポンプ3には、キャップ2を介して、フューエルチューブ4及びリターンチューブ5が接続され、前者は図示しないエンジンへ燃料を供給し、後者はエンジン内を循環した燃料を燃料タンク内に返送する役割を果たす。また、燃料タンク1内には、給油口と燃料タンクとを連結する燃料供給用のフィラーホース6と、燃料タンク内の燃料蒸気圧が所定値を超えたときに、燃料蒸気をキャニスター等に逃がす燃料蒸気配管7等が取付けられている。
図1及び図2(b)に示すように、チャンバー10は、底壁11aと、この底壁11a周縁から立設した周壁11bとからなる略箱形状のチャンバー本体11を有している。周壁11bは、曲面と平面とが組み合わさった形状をなし、平面形状である平坦壁部11cには、チャンバー本体11の内側に凹んだ凹壁部11dが形成されている。また、チャンバー本体11内には、前述したように、燃料ポンプの吸込み口が開口部12を通して挿入配置されている。
更に、底壁11aの一部には底上げした隆起部13が形成され、この隆起部13に連設して、周壁11bから所定間隔をおいて円弧状壁部13aが形成されている。そして、チャンバー10外部と連通し、かつ、隆起部13及び円弧状壁部13aを貫通して連通孔14が形成され、この連通孔14を通って、燃料タンク1内の燃料がチャンバー本体11内に導入される(図2(b)参照)。なお、円弧状壁部13aは、自動車が旋回したり、傾いたときに、チャンバー本体11内に貯留された燃料が容易に抜けてしまうことなく、チャンバー本体11内に保持されるようにするためのものである。
凹壁部11dには、上下方向に伸びるガイドリブ15が突設されている。ガイドリブ15の下端部には、下方に向かって次第に幅が狭くなるテーパ面15aが形成されている。これにより、ガイドリブ15をブラケット30のホルダ33に挿入しやすくすることができる。
更に、ガイドリブ15の両側には、左右一対の係合突起16が、高さ方向に所定間隔を置いて複数組形成されている。各係合突起16は、凹壁部11dとの間に隙間を設けて形成されており、この隙間にブラケット30のホルダ33が入り込むようになっている。各係合突起16は、水平方向に伸びる上面16bと、係合突起16の先端部から斜め下方に伸びるテーパ面16aとを有している。このテーパ面16aは、後述するブラケット30の弾性爪34を撓ませ易くする。
一方、フューエルゲージ20は、図示しないリード線等と接続されたゲージ本体21を有し、このゲージ本体21にアーム22を介して、フロート23が回動可能に支持されている。このフロート23は、常時は燃料液面上に浮び、燃料の変動に伴い浮き上がったり沈んだりし、その動作がアーム22を介してゲージ本体21に伝達され、リード線等と導通された処理装置により、燃料の残量を測定可能となる。
また、ゲージ本体21の下方から係止脚部24が延出している。この係止脚部24は、軸方向から見て断面E字状をなし、片面に上下に伸びる一対の平行な凹溝24a,24aが形成されている。そして、このフューエルゲージ20は、ブラケット30を介してチャンバー10に取付けられる。
ブラケット30は、図2(a)に示すように、前記係止脚部24が挿入される内部空間32を有するブラケット本体31を有している。このブラケット本体31の内周は係止脚部24の外周に適合した形状をなしており、表面側の壁部には、内周側に向けて突出する上下に伸びる一対の凸部31a,31aが形成されていて、この凸部31aが前記係止脚部24の凹溝24aに入り込むようになっている。
また、ブラケット30の裏面側の壁部には、前記ガイドリブ15を囲む形状とされたホルダ33が設けられている。具体的には、このホルダ33は、ブラケット本体31裏面から垂設されたガイド壁部33a,33aと、このガイド壁部33a、33aの端部から互いに近接するように直角に延出された折り返し壁部33b、33bが形成されている。
ブラケット30のホルダ33は、その内周が前記ガイドリブ15の係合突起16の幅よりも大きな横幅を有しており、前記折り返し壁部33bは、前記係合突起16と前記凹壁部11dとの間に挿入されるようになっている。左右の折り返し壁部33bの間には、ガイドリブ15の支柱部分が挿入されるようになっている。そのため、ブラケット30をスライドさせる際に、ブラケット30にチャンバー10から離れる方向に力が作用しても、折り返し壁部33b裏面が係合突起16裏面に当接するので、ブラケット30が抜け止めされる。
更に、各ガイド壁部33a内面であって、ブラケット本体31と、折り返し壁部33bとの間には、一対の弾性爪34,34が、対向して斜め下方に向けて突設されている。この弾性爪34は、ブラケット30をガイドリブ15上にてスライドさせる際に、係合突起16のテーパ面16aに押圧されて撓み、更に係合突起16を乗り越えると、上面16bに係合する。
次に、上記構成によるフューエルゲージ取付け構造の作用について説明する。
まず、ブラケット30のホルダ33内にガイドリブ15の下端テーパ部15aを挿入して、ホルダ33をガイドリブ15に沿って上方にスライドさせる。すると、ホルダ33の弾性爪34が、最も下方に配置された係合突起16のテーパ面16aに押圧されて撓み、係合突起16を乗り越えると、その上面16bに係合する。更にホルダ33を上方にスライドすると、真ん中の高さにある係合突起16を乗り越えてその上面16bに係合し、最後は最も高い係合突起16を乗り越えてその上面に係合する。そのままホルダ33を上方にスライドさせれば、ガイドリブ15の上端から抜き出すことができる。そこで、ホルダ33をいずれかの係合突起16に係合させることにより、ホルダ33の取付け高さを適宜調整することができる。
こうしてホルダ33をいずれかの係合突起16に係合させて、ガイドリブ15上に固定した後、このホルダ33の内部空間32内に、フューエルゲージ20の係止脚部24を上方から挿入して、ブラケット30にフューエルゲージ20を取付ける。この際、ブラケット30の凸部31aが、係止脚部24の凹溝24aに入り込むので、フューエルゲージ20をブラケット30に、ガタ付き等を少なくして、しっかりと取付けることができる。なお、フューエルゲージ20にブラケット30を予め取付けた後、このブラケット30をチャンバー10のガイドリブ15に取付けることもできる。
したがって、ホルダ33の取付け高さを変更することにより、フューエルゲージ20の取付け高さを変更できるので、燃料タンクの形状、大きさによって、最適な高さにフューエルゲージ20を取付けることができる。このため、燃料タンク1の形状、大きさ等に応じて、チャンバー10やブラケット30の形状を変更する必要がなく、チャンバー10及びブラケット30を共用化して、製造コストの低減を図ることができる。
なお、以上説明した各構成部材のうち、ガイドリブ15に形成された係合突起16と、ホルダ33に形成された弾性爪34とが、本発明における係合手段をなしている。更に、チャンバー10に形成されたガイドリブ15、ブラケット30に形成されたホルダ33、及び、係合突起16と弾性爪34とからなる係合手段が、本発明における固定手段をなしている。
図4、5には、本発明のフューエルゲージ取付け構造の他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
この実施形態では、チャンバー10のガイドリブ15の形状が前記実施形態と異なっている。すなわち、このガイドリブ15は、その両側部が凹壁部11dから離れており、この両側部と凹壁部11dとの間に、ホルダ33の折り返し壁部33b、33bが挿入されるようになっている(図5(b)参照)。
そして、上記両側部には、左右一対の係合凹部17,17が、高さ方向に所定間隔を置いて複数箇所に設けられている。各係合凹部17は、水平方向に伸びる下辺17bと、斜め方向に伸びる斜辺17aとを有している(図5(c)参照)。
一方、ブラケット30の弾性爪34aは、図5(a)、(c)に示すように、前記実施形態とほぼ同じ形状をなしているが、その先端部が上記係合凹部17に挿入されて、上記下辺17bに係合するようになっている。
この実施形態においては、前記実施形態と同様に、ブラケット30のホルダ33内にガイドリブ15の下端テーパ部15aを挿入して、ホルダ33をガイドリブ15に沿って上方にスライドさせる。すると、ブラケット30のスライドに伴って、各弾性爪34aは、ガイドリブ15両側面に押圧され広がるようにして撓み、係合凹部17の位置にまで達すると、弾性爪34aが係合凹部17内に入り込んで下辺17bに係合する。その状態で更にブラケット30を上方にスライドさせれば、再び弾性爪34aが内側に撓み、それよりも上の係合凹部17に係合する。こうして、弾性爪34aを係合させる係合凹部17を選択することにより、ブラケット30を所望の高さに取付けることができ、フューエルゲージ20の取付け高さを調整することができる。
この実施形態では、ブラケット30の弾性爪34aがガイドリブ15の係合凹部17内に入り込んで下辺17bに係合するので、ブラケット30の下方への移動が阻止されるばかりでなく、弾性爪34aの弾性力の範囲内で上方への移動もある程度阻止することができる。このため、例えば、自動車等が凹凸のある路面を走行した際に、上下方向の揺れや振動等が生じても、ブラケット30をガタ付きなくしっかりと保持することができる。
なお、上記実施形態においては、ガイドリブ15に形成された係合凹部17と、ホルダ33に形成された弾性爪34aとが、本発明における係合手段をなしている。
図6、7には、本発明のフューエルゲージ取付け構造の、更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
この実施形態では、前述した実施形態と比べて、ブラケット30をチャンバー10に取付ける際の固定手段が相違する。
すなわち、前述した2つの実施形態のように、ガイドリブ15が設けられておらず、チャンバー10の凹壁部11dには、高さ方向に所定間隔で、複数の雄部材18が突設している。各雄部材18は、凹壁部11dからほぼ平行に立設された一対の嵌合爪18a,18aからなり、これらの嵌合爪18a,18aの外側面は、先端に向かうほど肉薄となるテーパ形状をなしている。
一方、ブラケット30の裏面中央には、上記雄部材18と嵌合する、円筒状の雌部材35が突設している(図7(a)参照)。この雌部材35には、その周壁両側に前記嵌合爪18aが嵌合する、一対の嵌合孔部35a,35aが形成されている。
そして、チャンバー10にブラケット30を取付ける際には、チャンバー10に形成された雄部材18に、ブラケット30の雌部材35を押し込むことにより、雄部材18の嵌合爪18aが、雌部材35内周に押圧されて内側に撓み、嵌合爪18aが嵌合孔部35aに達すると、弾性復帰して嵌合孔部35aに嵌合し、ブラケット30がチャンバー10に固定される(図7(b)、(c)参照)。なお、嵌合爪18aを工具等で挟み込んで嵌合を解除して、ブラケット30を引き抜くことにより、ブラケット30を取り外すこともできる。
この実施形態では、チャンバー10にブラケット30を取付ける際に、所望の高さに形成された雄部材18に、ブラケット30の雌部材35を位置合わせして、そのまま押し込むだけで、ワンタッチで簡単にブラケット30及びフューエルゲージ20を、チャンバー10に取付けることができる。また、嵌合孔部35aに嵌合爪18aを嵌合させるようにしたので、ブラケット30のガタ付き等も少なくなる。
なお、雄部材18はブラケット30側に設けてもよく、この場合は、チャンバー10側に雌部材35を高さ方向に複数設けることになる。また、雌部材35は円筒状をなしているが、例えば、角形状をなしていてもよく、雌部材35に雄部材18が挿入可能な形状であればよい。
更に、上記実施形態では、ある高さでブラケット30を固定するための雄部材18及び雌部材35は1個ずつ設けられているが、ある高さでブラケット30を固定するための雄部材18及び雌部材35を2個ずつ設けてもよく、それによってブラケット30をより安定して取付けることができる。また、チャンバー10側に設ける雄部材18は、上下方向に複数列をなして設けられていてもよく、その場合、雄部材18を千鳥状等に配列することもできる。
また、この実施形態の場合、雄部材18及び雌部材35が、本発明における固定手段をなしている。
以上説明した実施形態の作用効果を下記に簡単に説明する。
すなわち、本発明によれば、ブラケットを介してフューエルゲージがチャンバーに取付けられるようし、更にブラケットを、チャンバーに対して高さ方向に調整可能に取付ける固定手段を設けたので、燃料タンクの形状等に応じて、チャンバーに対する取付け高さを適宜調整して、フューエルゲージをチャンバーに取付けることができ、チャンバーを共用化して製造コストの低減が図れる。
また、固定手段として、チャンバー上下に伸びるガイドリブと、ガイドリブにスライド可能に係合するホルダと、ホルダとガイドリブとを係合させる係合手段とを設けたので、ホルダをガイドリブ上にてスライドさせ、係合手段によりホルダとガイドリブとを係合させるだけで、ブラケットの取付け高さを調整して所望の高さにフューエルゲージを取付けることができる。
更に、係合手段として、ガイドリブ両側に所定間隔で形成された係合突起と、ホルダ内周から突設する弾性爪とを設けたので、ブラケットをスライドさせることにより、弾性爪を撓ませて係合突起に係合させることができ、簡便かつ確実にフューエルゲージをチャンバーに取付け可能となる。
また、他の係合手段として、ガイドリブ両側に所定間隔で形成された係合凹部と、ホルダ内か突設する弾性爪とを設けたので、係合凹部に弾性爪を入り込み、ブラケットをしっかりと係合させることができるので、振動等が発生してもブラケット及びフューエルゲージのガタ付きを少なくしブラケットの抜け外れも防止する。
更に、他の固定手段として、チャンバー及びブラケットのいずれか一方に雄部材、他方に雄部材に嵌合する雌部材とを設け、チャンバー側の雄部材又は雌部材を高さ方向に所定間隔で複数形成したので、所望高さの雄部材又は雌部材にブラケットを位置合わせし、押し込むだけで、ワンタッチで簡単に、フューエルゲージをチャンバーに取付けられる。
本発明は、自動車等の燃料タンク内に配置されたチャンバーに、燃料残量を測定するフューエルゲージを取付ける際に、燃料タンクの形状等に応じて、フューエルゲージの取付け高さを適宜調整して、フューエルゲージをチャンバーに取付けることができる、フューエルゲージ取付け構造として利用することができる。
本発明のフューエルゲージ取付け構造の一実施形態を示す分解斜視図である。 同フューエルゲージ取付け構造を示しており、(a)はブラケットの斜視図、(b)はチャンバーにブラケットを取付けた場合の平面図、(c)はチャンバーにブラケットを取付けた場合の説明図である。 同フューエルゲージ取付け構造を適用して、燃料タンク内にてチャンバーにフューエルゲージを取付けた場合の説明図である。 本発明のフューエルゲージ取付け構造の他の実施形態を示す分解斜視図である。 同フューエルゲージ取付け構造を示しており、(a)はブラケットの斜視図、(b)はチャンバーにブラケットを取付けた場合の平面図、(c)はチャンバーにブラケットを取付けた場合の説明図である。 本発明のフューエルゲージ取付け構造の更に他の実施形態を示す分解斜視図である。 同フューエルゲージ取付け構造を示しており、(a)はブラケットの斜視図、(b)はチャンバーにブラケットを取付けた場合の平面図、(c)はチャンバーにブラケットを取付けた場合の説明図である。
符号の説明
1 燃料タンク
3 燃料ポンプ
10 チャンバー
11 チャンバー本体
15 ガイドリブ
16 係合突起
16a テーパ面
17 係合凹部
18 雄部材
20 フューエルゲージ
21 ゲージ本体
22 アーム
23 フロート
24 係止脚部
30 ブラケット
33 ホルダ
33a ガイド壁部
33b 折り返し壁部
34、34a 弾性爪
35 雌部材

Claims (3)

  1. 燃料タンク内に配置され、燃料ポンプの吸込み口が挿入配置されるチャンバーと、
    該チャンバーに取付けられるブラケットと、
    該ブラケットを介して、前記チャンバーに取付けられるフューエルゲージとを備え、
    前記ブラケットは、前記フューエルゲージの係止脚部が挿入される内部空間を有するブラケット本体を有しており、
    更に、前記ブラケット本体を、前記チャンバーに対して高さ方向に調整可能に取付ける固定手段が設けられており、
    該固定手段は、前記チャンバーの外壁に上下方向に伸びるように形成されたガイドリブと、このガイドリブにスライド可能に係合するように前記ブラケット本体に形成されたホルダとを備え、
    前記ガイドリブは、上下方向に伸びる支柱部分を有しており、この支柱部分の両側から、前記チャンバーの外壁との間に隙間を設けて、一対の係合突起が高さ方向に所定間隔で複数組突設されており、
    前記ホルダは、前記ガイドリブの係合突起の幅よりも大きな横幅で前記ブラケット本体から垂設された一対のガイド壁部と、このガイド壁部の端部から互いに近接するように直角に延出され、前記ガイドリブの係合突起と前記チャンバーの外壁との間の隙間に挿入される一対の折り返し壁部と、前記ガイド壁部の内面から斜め下方に向けて突設された一対の弾性爪とを有し、
    前記弾性爪が前記ガイドリブの係合突起上面に係合することにより、前記ブラケット本体が前記チャンバーのガイドリブに取付けられ、
    前記ホルダの一対の折り返し壁部の間に、前記ガイドリブの支柱部分が挿入されるように構成されていることを特徴とするフューエルゲージの取付構造。
  2. 燃料タンク内に配置され、燃料ポンプの吸込み口が挿入配置されるチャンバーと、
    該チャンバーに取付けられるブラケットと、
    該ブラケットを介して、前記チャンバーに取付けられるフューエルゲージとを備え、
    前記ブラケットは、前記フューエルゲージの係止脚部が挿入される内部空間を有するブラケット本体を有しており、
    更に、前記ブラケット本体を、前記チャンバーに対して高さ方向に調整可能に取付ける固定手段が設けられており、
    該固定手段は、前記チャンバーの外壁に上下方向に伸びるように形成されたガイドリブと、このガイドリブにスライド可能に係合するように前記ブラケット本体に形成されたホルダとを備え、
    前記ガイドリブは、上下方向に伸びる支柱部分を有しており、この支柱部分の両側から、前記チャンバーの外壁との間に隙間を設けて、一対の係合凹部が高さ方向に所定間隔で複数組突設されており、
    前記ホルダは、前記ガイドリブの両側部の幅よりも大きな横幅で前記ブラケット本体から垂設された一対のガイド壁部と、このガイド壁部の端部から互いに近接するように直角に延出され、前記ガイドリブの両側部と前記チャンバーの外壁との間の隙間に挿入される一対の折り返し壁部と、前記ガイド壁部の内面から斜め下方に向けて突設された一対の弾性爪とを有し、
    前記弾性爪が前記ガイドリブの係合凹部に係合することにより、前記ブラケット本体が前記チャンバーのガイドリブに取付けられ、
    前記ホルダの一対の折り返し壁部の間に、前記ガイドリブの支柱部分が挿入されるように構成されていることを特徴とするフューエルゲージの取付構造。
  3. 前記フューエルゲージの係止脚部は、軸方向から見て断面E字状をなし、片面に上下に伸びる一対の凹溝が形成されていると共に、前記ブラケット本体の内周は前記係止脚部の外周に適合した形状をなし、その表面側の壁部には、内周側に向けて突出する上下に伸びる一対の凸部が形成され、この凸部が前記係止脚部の凹溝に入り込むように構成されている請求項1又は2記載のフューエルゲージ取付け構造。
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