JP4033775B2 - コーナー用化粧カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気機能を備えた空調用室内ユニットと空調用室外ユニットとの間に配設される冷媒管やドレンホース、換気ホース、電気配線等の配管類を室外側で覆う化粧カバー処理技術に関し、より詳しくは、壁の貫通孔を通して壁外面に沿う姿勢で導出された可撓性配管類の屈曲部分を覆う状態で壁外面に固定されるコーナーカバーのうち、貫通孔に相対向する天井壁部に換気孔を形成するとともに、コーナーカバーの天井壁部の外面側には、二方向に向かって略L字状に開口し、かつ、天井壁部の外面と交差する姿勢にある一方の開口と換気孔とに亘る状態で天井壁部の外面との間に換気通路を形成する換気カバーが脱着自在に装着されているコーナー用化粧カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコーナー用化粧カバーでは、コーナーカバーの天井壁部が、壁外面に沿って配設される別の配管カバーの一端部が差し込み接続される接続端部と略同じ高さで扁平状に形成され、この天井壁部には、換気孔を備えた換気筒部が外面側に一体的に突出形成されているとともに、この換気筒部の外面と換気カバーの内面とが密着状態で装着可能なテーパー面に形成され、更に、換気カバーの両側壁部の端面が、天井壁部の扁平状外面に当て付けられていた。
【0003】
また、前記コーナーカバーの換気筒部の先端面と換気カバーの天井壁部との相対向する部位には、コーナーカバーと換気カバーとをビスで脱着自在に締結するためのビス止め用筒部とビス止め用挿通孔とが形成されているとともに、前記換気カバーの天井壁部に形成されるビス止め用挿通孔の外縁には、コーナーカバー側のビス止め用筒部に近接する外れ止め突起が一体形成されていた。
【0004】
更に、前記換気カバーのうち、一方の開口と相対向する他端側、つまり、使用形態では上方側に位置する状態で装着される前壁部には、換気カバー内の換気通路に連通する第2換気孔が形成されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−73282号公報
【特許文献2】
特開2001−173985号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
コーナー用化粧カバーを出荷する場合、一般に、コーナーカバーと換気カバーとを、それらの幅方向中央位置を通る中心線同士が合致した正規姿勢で装着し、この状態で熱収縮性フィルムによりシュリンク包装する方法が採られているが、コーナーカバーの天井壁部の扁平状外面に対して、換気カバーの両側壁部の端面が面一状態で当て付けられているだけであるため、シュリンク包装時のフィルム収縮力で換気カバーの両側壁部、特に、自由端となる一端部側が幅拡大側に弾性変形し易く、その結果、幅拡大側に弾性変形された換気カバーの両側壁部の少なくとも一方の一端部側が、コーナーカバーの天井壁部の扁平状外面から側壁部側に落ち込み、その開拡状態のまま包装が維持されると、振動等の外力が作用したとき、換気カバーの両側壁部と天井壁部とを繋ぐ弧状角部に割れ等が発生する可能性がある。
【0007】
また、換気カバーの前壁部には第2換気孔が形成されているため、換気カバーを、それの第2換気孔と一端側開口とが上下に位置する縦向き姿勢でコーナーカバーに装着することにより、高い換気性能を得ることができる反面、第2換気孔から入り込んだ雨水がコーナーカバーの換気孔に浸入することがある。
【0008】
更に、コーナーカバーの天井壁部が、別の配管カバーに対する接続端部と略同じ高さで扁平状に形成されているため、壁外面からコーナーカバーの天井壁部までの距離が短くなり、その結果、壁の貫通孔から壁外面側に導出された可撓性配管類の屈曲部分を急激に折り曲げる必要があるため、作業性の低下を招来する一因になっていた。
【0009】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、シュリンク包装時に、換気カバーの両側壁部の一端部側が幅拡大側に弾性変形してコーナーカバーの天井壁部から落ち込むことに起因する割れ等の発生を防止することのできるコーナー用化粧カバーを提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による特徴構成は、壁の貫通孔を通して壁外面に沿う姿勢で導出された可撓性配管類の屈曲部分を覆う状態で壁外面に固定されるコーナーカバーのうち、貫通孔に相対向する天井壁部に、換気孔を備えた換気筒部が外面側に突出形成されているとともに、コーナーカバーの天井壁部の外面側には、二方向に向かって略L字状に開口し、かつ、天井壁部の外面と交差する姿勢にある一方の開口と換気筒部の換気孔とに亘る状態で天井壁部の外面との間に換気通路を形成する換気カバーが、前記換気筒部に外套する状態で脱着自在に装着されているコーナー用化粧カバーであって、
コーナーカバーとこれに正規姿勢で装着された換気カバーの両側壁部における一方の開口側の端部との相対向する部位に、換気カバーの両側壁部の幅方向外方への弾性変形を阻止する変形規制手段が設けられ、この変形規制手段は、コーナーカバーの天井壁部の幅方向両側に突出形成された凸部と、各凸部に対して係合可能な状態で換気カバーと同じ二方向に向かって略L字状に開口する凹部から構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、コーナーカバーとこれに正規姿勢で装着された換気カバーとを、熱収縮性フィルムによりシュリンク包装する際、熱収縮性フィルムの収縮力で換気カバーがコーナーカバーの天井壁部に押付けられても、コーナーカバーと換気カバーの両側壁部における一方の開口側の端部との相対向する部位に設けられた変形規制手段により、換気カバーの両側壁部における一方の開口側の端部の幅方向外方への弾性変形を阻止することができるから、従来のように、換気カバーの両側壁部における一方の開口側の端部が幅拡大側に弾性変形され、それの少なくとも一方の側壁部の一端部側が、コーナーカバーの天井壁部の扁平状外面から落ち込んだ開拡状態のまま包装されることがない。
【0011】
従って、シュリンク包装時に、換気カバーの両側壁部の一端部側が幅拡大側に弾性変形してコーナーカバーの天井壁部から落ち込むことに起因する割れ等の発生を防止することができる。
【0012】
また、前記換気カバーのうち、一端側開口と相対向する他端側の前壁部に第2換気孔が形成されているとともに、前壁部の内面に、第2換気孔のコーナーカバー側の端縁又はその近傍位置に沿って一端側開口に向かって突出する垂れ壁が一体形成されていてもよい。
【0013】
上記構成によれば、換気カバーを、それの第2換気孔と一端側開口とが上下に位置する縦向き姿勢でコーナーカバーに装着することにより、高い換気性能を確保しながらも、上方の第2換気孔から入り込んだ雨水がコーナーカバーの換気孔に浸入することを、前壁部の内面に形成した垂れ壁によって抑制することができる。
【0014】
しかも、この垂れ壁が換気カバーの前壁部の内面に一体形成されているから、製造コストの低廉化と取り扱いの容易化とを図ることができる。
【0015】
また、前記コーナーカバーの天井壁部に、換気孔を備えた換気筒部が外面側に一体的に突出形成され、この換気筒部の外面と換気カバーの内面とが密着状態で装着可能なテーパー面に形成されているとともに、前記換気筒部の先端面と換気カバーの天井壁部との相対向する部位には、コーナーカバーに対して換気カバーが装着されたとき、その装着方向から摺接して、換気カバーの内面との間でコーナーカバーを挾持する装着ガイド部が形成されていてもよい。
【0016】
上記構成によれば、コーナーカバーの換気筒部の外面と換気カバーの内面がテーパー面に形成されているため、換気カバーの装着作業を容易に行うことができるばかりでなく、換気筒部の先端面と換気カバーの天井壁部との相対向する部位に設けられた装着ガイド部の摺接に伴なって、換気カバーの内面との間でコーナーカバーを挾持して仮止め保持することができるから、コーナーカバーに対する換気カバーのビス止め作業を容易に行うことができる。
【0017】
また、前記コーナーカバーの天井壁部が、壁外面に沿って配設される別の配管カバーの一端部が差し込み接続される接続端部よりも壁外面から離れる側に隆起形成されていてもよい。
【0018】
上記構成によれば、壁外面からコーナーカバーの天井壁部までの距離が、別の配管カバーに対する接続端部よりも隆起形成した分だけ大きくなるから、壁の貫通孔から壁外面側に導出された可撓性配管類の屈曲部分における折り曲げ許容範囲が広がり、作業性を高めることができる。
【0019】
また、前記変形規制手段が、換気カバーの両側壁部の一端部側とコーナーカバーの天井壁部との相対向する部位に形成された凹凸部から構成されていてもよい。
【0020】
上記構成によれば、換気カバーの両側壁部とコーナーカバーの天井壁部との相対向する部位に係合自在な凹凸部を形成するだけの簡単な改造により、シュリンク包装時に、換気カバーの両側壁部の一端部側が幅拡大側に弾性変形してコーナーカバーの天井壁部から落ち込むことに起因する割れ等の発生を防止することができる。
【0021】
また、前記コーナーカバーの天井壁部の隆起代が、これから外面側に一体的に突出形成される換気孔を備えた換気筒部の突出代と略同一又はそれよりも大に構成されていてもよい。
【0022】
上記構成によれば、コーナーカバーの天井壁部の隆起代と換気孔を備えた換気筒部の突出代とにより、壁外面からコーナーカバーの換気孔までの距離が大きくなって、壁の貫通孔から壁外面側に導出された可撓性配管類の屈曲部分における折り曲げ許容範囲が拡大するから、作業性を更に高めることができる。
【0023】
また、前記装着ガイド部が、換気筒部の先端面に形成されたビス止め用筒部と、これの外周面に摺接可能な状態で換気カバーのビス止め用挿通孔の外縁に沿って突出形成されたガイド突起から構成されていてもよい。
【0024】
本発明の請求項2によるコーナー用化粧カバーの特徴構成は、前記変形規制手段の凹部が、前記凸部に対して幅方向両側から係合可能な状態で換気カバーの両側壁部の内面に一体形成された板状係合片をもって形成されている点にある。
【0025】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1〜図7は、換気機能を備えた空調用室内ユニットと空調用室外ユニットとの間に配設される冷媒管1Aやドレンホース、換気ホース1B、電気配線等の可撓性配管類1を室外側で覆うコーナー用化粧カバーを示し、壁2の貫通孔3に装着されたスリーブ4を通して壁外面2aに沿う姿勢で導出された可撓性配管類1の屈曲部分1aを覆う筒状の合成樹脂製のコーナーカバー5のうち、貫通孔3に相対向する天井壁部5Dに多数のスリット状の換気孔6が形成されているとともに、コーナーカバー5の天井壁部5Dの外面には、二方向に向かって略L字状に開口する開口部7a,7bを有し、かつ、使用形態では下方側に配置される一端側の開口7b、つまり、天井壁部5Dの外面と交差する姿勢にある一方の開口7bとコーナーカバー5の換気孔6とに亘る状態で天井壁部5Dの外面との間に換気通路8を形成する合成樹脂製の換気カバー7が脱着自在に装着され、更に、コーナーカバー5とそれに対して幅方向中央位置を通る中心線同士が合致した正規姿勢で装着された換気カバー7の一端部側との相対向する部位には、換気カバー7の両側壁部7Aの幅方向外方への弾性変形を阻止する変形規制手段Aが設けられている。
【0026】
前記コーナーカバー5は、底壁部側に形成される管類導入口9を横断する位置を分割起点とし、壁外面2aに沿って配設される別の直管状の合成樹脂製の配管カバー10の一端部が嵌合状態で差し込み接続される接続端部5Cの高さ方向中間位置を分割終点とする側面視変形への字状の分割ラインに沿って、上向きに開口する扁平Uの字状の取付け部材5Aと、これの上方及び前方側を覆う横断面形状が略下向き扁平Uの字状の蓋部材5Bとに分割形成されている。
【0027】
前記取付け部材5Aの両側壁部5Fには、壁外面2aに当て付けられるフランジ部5Gと、取付け部材5Aと蓋部材5Bとを二箇所で締付け固定するためのビスがねじ込まれるビス止め用筒部5Hとが一体形成されているとともに、底壁部5Jには、壁外面2aに取付けるためのビス11用の挿通孔12が貫通形成されている。
【0028】
前記蓋部材5Bの天井壁部5Dのうち、前端から接続端部5Cの近くまで亘る範囲の部分5dが、接続端部5Cよりも壁外面2aから離れる側に隆起形成され、この隆起形成された天井壁部分5dのうち、貫通孔3に相対向する部位には、先端面側に多数のスリット状の換気孔6が形成されている隅丸の正四角筒状の換気筒部5Eが外面側に一体的に突出形成されているとともに、この換気筒部5Eの外面5eとこれに外套する換気カバー7の内面7cとが密着状態で装着可能なテーパー面に形成されている。
【0029】
前記換気カバー7の両側壁部7Aの内面間寸法は、換気筒部5Eの各側辺の長さと同一又は僅かに小に構成されているとともに、換気カバー7の両側壁部7Aと前壁部7 Bとの間に位置する各弧状角部は、換気筒部5Eの各弧状角部と摺接状態で嵌合可能な曲率に構成されていて、図7 の(イ)に示すように、コーナーカバー5と換気カバー7とが同じ向き姿勢にあるきを正規装着姿勢としたとき、詳しくは、コーナーカバー5と換気カバー7との幅方向中央位置を通る中心線同士が合致し、かつ、換気カバー7の一端側の開口7bがコーナーカバー5の接続端部5C側に位置するときを正規装着姿勢としたとき、図7 の(ロ)に示すように、コーナーカバー5に対して換気カバー7を左側に90度向き変更した第2装着姿勢と、図7 の(ハ)に示すように、コーナーカバー5に対して換気カバー7を右側に90度向き変更した第3装着姿勢と、図7 の(ニ)に示すように、コーナーカバー5に対して換気カバー7を180度向き変更した第4装着姿勢とに選択的に付替え自在に構成されている。
【0030】
それ故に、コーナーカバー5の取付け姿勢が、配管条件によって下向き、右向き、左向き、上向きの何れの姿勢になっても、換気カバー7をそれの一端側の開口7bが常に下向きに開口する状態で装着することができる。
【0031】
そのため、換気カバー7の両側壁部7Aから天井壁部7E側に回りこむ部位には、コーナーカバー5と換気カバー7とを二箇所で締付け固定するためのビス13に対する挿通孔14を備えた取付け凹部7Cが形成されているとともに、換気筒部5Eの先端面の四箇所には、上述の四つの装着姿勢で選択的に締付け固定するためのビス止め用筒部5Kが一体的に突出形成されている。
【0032】
前記換気カバー7のうち、一端側開口7bと相対向する他端側の前壁部7Bには、換気カバー7内の換気通路8に連通する複数のスリット状の第2換気孔15が貫通形成されているとともに、前壁部7Bの内面には、第2換気孔15のコーナーカバー5側の端縁又はその近傍位置に沿って一端側開口7bに向かって突出する垂れ壁16が一体形成されている。
【0033】
そのため、換気カバー7を、それの第2換気孔15と一端側開口7bとが上下に位置する縦向き姿勢でコーナーカバー5に装着することにより、高い換気性能を確保しながらも、上方の第2換気孔15から入り込んだ雨水がコーナーカバー5の換気孔6内に浸入することを、前壁部7Bの内面に形成した垂れ壁16によって抑制することができる。
【0034】
また、コーナーカバー5の天井壁部5Dの隆起代が、これから外面側に一体的に突出形成される換気孔6を備えた換気筒部5Eの突出代と略同一又はそれよりも大に構成されていて、このコーナーカバー5の天井壁部5Dの隆起代と換気筒部5Eの突出代とにより、壁外面2aからコーナーカバー5の換気孔6までの距離が大きくなるから、壁2の貫通孔3から壁外面2a側に導出された可撓性配管類1の屈曲部分1aにおける折り曲げ許容範囲が拡大し、配管作業の容易化、能率化を促進することができる。
【0035】
更に、換気カバー7の取付け凹部7Cの内面には、換気筒部5Eの先端面に形成されたビス止め用筒部5Kの外周面のうち、換気カバー7の幅方向中央側の半周面部分に対して筒軸芯方向から摺接する半円筒状のガイド突起7Dが、ビス止め用挿通孔14の外縁に沿って一体的に突出形成されていて、このガイド突起7Dとビス止め用筒部5Kとをもって、前記換気筒部5Eの先端面と換気カバー7の天井壁部7Eとの相対向する部位において、コーナーカバー5に対して換気カバー7が何れかの装着姿勢で装着されたとき、その装着方向から互いに摺接して、換気筒部5Eのテーパー外面5eに接触している換気カバー7 のテーパー内面7cとの間でコーナーカバー5を挾持保持する仮止め用の装着ガイド部17が構成されている。
【0036】
前記変形規制手段Aは、図2、図5、図6に示すように、コーナーカバー5の天井壁部5Dの幅方向両側に突出形成された板片状の凸部19と、各凸部19に対して幅方向両側から係合可能な状態で換気カバー7の両側壁部7Aの内面に一体形成された板状係合片をもって形成される換気カバー7と同じ二方向に向かって略L字状に開口する凹部18とから構成されている。
【0037】
そして、コーナーカバー5の両凸部19に対して換気カバー7の両側壁部7AのV字状凹部18を係合させた状態では、換気カバー7の天井壁部7Eに外力が加えられても、換気カバー7の両側壁部7Aの一端部側が幅拡大側に弾性変形することはない。それ故に、換気カバー7の両側壁部7Aとコーナーカバー5の天井壁部5Dとの相対向する部位に係合自在な凹凸部18,19を形成するだけの簡単な改造により、シュリンク包装時に、換気カバー7の両側壁部7Aの一端部側が幅拡大側に弾性変形してコーナーカバー5の天井壁部5Dから落ち込むことに起因する割れ等の発生を防止することができる。
【0038】
また、前記蓋部材5Bには、壁外面2aに当て付けられるフランジ部5Lと、取付け部材5Aと蓋部材5Bとを二箇所で締付け固定するためのビスに対する挿通孔20を備えた取付け凹部5Mとが形成されているとともに、フランジ部5Lには、壁外面2aに取付けるためのビス22用の挿通孔21が貫通形成されている。
【0039】
〔第2実施形態〕
図8、図9は、コーナーカバー5とそれに対して幅方向中央位置を通る中心線同士が合致した正規姿勢で装着された換気カバー7の一端部側との相対向する部位において、換気カバー7の両側壁部7Aの幅方向外方への弾性変形を阻止する変形規制手段Aの別の実施形態を示し、これは、換気カバー7の両側壁部7Aの一端部側に一体的に突出形成された板片状の凸部23と、コーナーカバー5の天井壁部5Dの幅方向両側に貫通又は窪み形成された凹部24とから構成されている。
【0040】
そして、コーナーカバー5の両凹部24に対して換気カバー7の両側壁部7Aの凸部23を係合させた状態では、換気カバー7の天井壁部7Eに外力が加えられても、換気カバー7の両側壁部7Aの一端部側が幅拡大側に弾性変形することはない。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0041】
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、前記コーナーカバー5を二分割したものを用いたが、取付け部材5Aと蓋部材5Bとが一体形成されているものや底壁部が存在しない一体型のものを用いて実施してもよい。
【0042】
(2)前記変形規制手段Aとしては、コーナーカバー5とそれに対して幅方向中央位置を通る中心線同士が合致した正規姿勢で装着された換気カバー7の一端部側との相対向する部位において、換気カバー7の両側壁部7Aの幅方向外方への弾性変形を阻止することのできるものであれば、如何なる構造のものを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のコーナー用化粧カバーの第1実施形態を示す取付け時の断面側面図
【図2】コーナーカバーの蓋部材と換気カバーとを分離したときの斜視図
【図3】コーナーカバーと換気カバーの分解時の断面側面図
【図4】組付け時の断面正面図
【図5】組付け時の背面図
【図6】分解時の背面図
【図7】 ( イ) 〜( ニ) は、コーナーカバーに対する換気カバーの装着姿勢を90度ずつ変更したときの平面図
【図8】本願発明のコーナー用化粧カバーの第2実施形態を示す要部の分解斜視図
【図9】要部の一部切欠背面図
【符号の説明】
A 変形規制手段
1 可撓性配管類
1a 屈曲部分
2 壁
2a 壁外面
3 貫通孔
5 コーナーカバー
5C 接続端部
5D 天井壁部
5E 換気筒部
5e テーパー外面
5K ビス止め用筒部
6 換気孔
7 換気カバー
7A 前壁部
7B 側壁部
7D ガイド突起
7a 開口部
7b 開口部
7c テーパー内面
8 換気通路
15 第2換気孔
16 垂れ壁
17 装着ガイド部
18 凹部
19 凸部
23 凸部
24 凹部

Claims (2)

  1. 壁の貫通孔を通して壁外面に沿う姿勢で導出された可撓性配管類の屈曲部分を覆う状態で壁外面に固定されるコーナーカバーのうち、貫通孔に相対向する天井壁部に、換気孔を備えた換気筒部が外面側に突出形成されているとともに、コーナーカバーの天井壁部の外面側には、二方向に向かって略L字状に開口し、かつ、天井壁部の外面と交差する姿勢にある一方の開口と換気筒部の換気孔とに亘る状態で天井壁部の外面との間に換気通路を形成する換気カバーが、前記換気筒部に外套する状態で脱着自在に装着されているコーナー用化粧カバーであって、
    コーナーカバーとこれに正規姿勢で装着された換気カバーの両側壁部における一方の開口側の端部との相対向する部位に、換気カバーの両側壁部の幅方向外方への弾性変形を阻止する変形規制手段が設けられ、この変形規制手段は、コーナーカバーの天井壁部の幅方向両側に突出形成された凸部と、各凸部に対して係合可能な状態で換気カバーと同じ二方向に向かって略L字状に開口する凹部から構成されているコーナー用化粧カバー。
  2. 前記変形規制手段の凹部が、前記凸部に対して幅方向両側から係合可能な状態で換気カバーの両側壁部の内面に一体形成された板状係合片をもって形成されている請求項1記載のコーナー用化粧カバー。
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