JP4887712B2 - ズームレンズ - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズに関する。
従来、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、各レンズ群どうしの間隔を変化させて変倍を行う構成の、いわゆるプラスリーディング型(凸先行)4群ズームレンズが多数提案されている(例えば、特許文献1,2を参照。)。
斯かるタイプのズームレンズの特徴は、第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔と第2レンズ群と第3レンズ群との空気間隔を大きく変化させることで高い変倍比を得ることができることである。さらに、斯かるタイプのズームレンズは、ともに正レンズ群である第3レンズ群と第4レンズ群との空気間隔をわずかに変化させることで、高変倍ズームレンズにおいて問題になりやすい像面湾曲の変動を補正し、良好な結像性能を実現することができる。
特開平8−248319号公報 特開2002−323655号公報
しかしながら、上記従来のズームレンズにおいて、高変倍ズーミングによって発生する大きな収差を、第レンズ群と第レンズ群との空気間隔をわずかに変化させることで補正することは、当該空気間隔の変化が性能劣化に与える影響(以下、「間隔変化感度」という。)が著しく大きいことを意味し、さらに、第3レンズ群と第4レンズ群との偏心が性能劣化に与える影響(以下、「偏心感度」という。)も大きいことを意味する。このため、ズームレンズの製造に際して高い製造精度が求められることとなる。
また、上記従来のズームレンズは、屈折力の大きな第2レンズ群の前後の空気間隔を変化させることで変倍を行うために、第2レンズ群の偏心感度も同様に高くなる。このことによってもまたズームレンズの製造に際して高い製造精度が求められることとなる。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、高い変倍比を有し高性能かつコンパクトでありながら、製造容易なズームレンズを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明は、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とにより、実質的に4個のレンズ群からなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増加し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が減少するように、前記各レンズ群が光軸に沿って移動し、以下の条件式(1),(2),(3),(4)を満足することを特徴とするズームレンズを提供する
(1) 2.78≦100・(D3w−D3t)/(Z・IL)≦9.1
(2) 0.55≦10・(D2w−D2t)/(Z・IL)≦3.1
(3) 0.81≦f3/f4≦6.0
(4) 3.35・fw≦f1≦0.67・ft
但し、
D2w:広角端状態における無限遠合焦時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔
D2t:望遠端状態における無限遠合焦時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔
D3w:広角端状態における無限遠合焦時の前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔
D3t:望遠端状態における無限遠合焦時の前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔
IL :有効画面の対角線長
f3 :前記第3レンズ群の焦点距離
f4 :前記第4レンズ群の焦点距離
Z :変倍比
fw :広角端状態における無限合焦時の前記ズームレンズ全系の焦点距離
ft :望遠端状態における無限合焦時の前記ズームレンズ全系の焦点距離
f1 :前記第1レンズ群の焦点距離
また本発明のズームレンズは、
以下の条件式(5)を満足することが望ましい
5) 0.55≦fw/IL≦0.8
また本発明のズームレンズは、
以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6) 1.1<fw/(−f2)<2.2
但し、
fw :広角端状態における無限合焦時の前記ズームレンズ全系の焦点距離
f2 :前記第2レンズ群の焦点距離
また本発明のズームレンズは、
前記第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合よりなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを有することが望ましい。
また本発明のズームレンズは、
前記第2レンズ群は、物体側から順に、物体側レンズ面の曲率よりも像側レンズ面の曲率が大きく当該像側レンズ面が像側に凹である負レンズと、両凹形状の負レンズと、両凸形状の正レンズと、像側レンズ面の曲率よりも物体側レンズ面の曲率が大きく当該物体側レンズ面が物体側に凹である負レンズとを有することが望ましい。
また本発明のズームレンズは、
前記第2レンズ群は、最も物体側のレンズ面が非球面であることが望ましい。
また本発明のズームレンズは、
前記第3レンズ群は、最も物体側に開口絞りを有することが望ましい。
本発明によれば、高い変倍比を有し高性能かつコンパクトでありながら、製造容易なズームレンズを提供することができる。
以下、本発明のズームレンズの実施の形態について説明する。
本発明のズームレンズは、第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔の変化と第2レンズ群と第3レンズ群との空気間隔の変化が変倍を担い、第3レンズ群と第4レンズ群との空気間隔の変化が収差変動の補正を担うように作用が分担されているプラスリーディングの4群ズームレンズである。このため、第3レンズ群と第4レンズ群との空気間隔の間隔変化感度を低減するためには、単位変倍比あたりの間隔変化量を大きく設定すればよく、これに準じて偏心感度も低減する。
条件式(1)は、有効画面の対角線長で正規化された、単位変倍比あたりの第3レンズ群と第4レンズ群との空気間隔の変化量を表し、第3レンズ群と第4レンズ群との偏心に関する結像性能の敏感度、すなわち第3レンズ群と第4レンズ群との偏芯感度を示す。
本発明のズームレンズにおいて条件式(1)の対応値が当該条件式(1)の下限値を下回ると、間隔感度や偏心感度が大きくなり過ぎて、わずかな製造誤差によって諸収差や、望遠端状態における偏心コマ収差、特に全ての焦点距離域における像面湾曲が多大に発生してしまう。
なお、条件式(1)の下限値を3.30に設定すれば、偏芯感度をさらに低減し高い結像性能を確保することができる。
一方、本発明のズームレンズにおいて条件式(1)の対応値が当該条件式(1)の上限値を上回ると、間隔変化が大きくなり過ぎて、広角端状態において第4レンズ群が像側へ近づかなければならなくなる。このため、バックフォーカスを確保することが困難になり、そして、バックフォーカスを十分に確保するためには第2レンズ群のパワーを強くしなければならないため広角端状態における歪曲収差や全ての焦点距離域における非点収差を補正することが困難になってしまう。
なお、条件式(1)の上限値を7.5に設定すれば、偏芯感度をさらに低減し高い結像性能を確保することができる。
条件式(2)は、対角線長で正規化された、単位変倍比あたりの第2レンズ群と第3レンズ群との空気間隔の変化量を表し、第2レンズ群の偏心に関する結像性能の敏感度、すなわち第2レンズ群の偏芯感度を示す。
本発明のズームレンズにおいて条件式(2)の対応値が当該条件式(2)の下限値を下回ると、小さな間隔変化によって大きな変倍比を確保しなければならなくなるため、間隔感度や偏心感度が大きくなり過ぎて、わずかな製造誤差によって諸収差、特に望遠端状態における像面湾曲が多大に発生してしまう。
なお、条件式(2)の下限値を0.63に設定すれば、偏芯感度をさらに低減し高い結像性能を確保することができる。
一方、本発明のズームレンズにおいて条件式(2)の対応値が当該条件式(2)の上限値を上回ると、間隔変化が大きくなり過ぎて、第3レンズ群以降のレンズ群を像側に近づけるか、又は第1レンズ群を物体側へ近づけなければならなくなる。このため、バックフォーカスを確保することが困難になり、そして、バックフォーカスを十分に確保するためには第2レンズ群のパワーを強くしなければならないため広角端状態における歪曲収差や全ての焦点距離域における非点収差を補正することが困難になってしまう。
なお、条件式(2)の上限値を1.5に設定すれば、偏芯感度をさらに低減し高い結像性能を確保することができる。
条件式(3)は、第3レンズ群と第4レンズ群の屈折力の比を表し、レンズの径を小さくし、かつ収差補正状態を良好に保つための条件式である。
本発明のズームレンズにおいて条件式(3)の対応値が当該条件式(3)の下限値を下回ると、第3レンズ群のパワーが強くなり過ぎて、望遠端状態近傍において主に球面収差の補正を第3レンズ群が集中して行うこととなり、良好な結像性能を確保することが困難になってしまう。
一方、本発明のズームレンズにおいて条件式(3)の対応値が当該条件式(3)の上限値を上回ると、第4レンズ群のパワーが強くなり過ぎる。このため、広角端状態において像面湾曲やコマ収差が発生し、周辺部分の結像性能の劣化が顕著になり、また、第4レンズ群の径が大きくなりレンズ外径が増大してしまう。
条件式(4)は、第1レンズ群のパワー(屈折力)を規定し、主に望遠端状態における球面収差の補正と、ズームレンズ全長を小さく抑えるための条件式である。
本発明のズームレンズにおいて条件式(4)の対応値が当該条件式(4)の下限値を下回ると、第1レンズ群のパワーが弱くなりすぎる。このため、望遠端状態において最も長いズームレンズ全長を抑えるために第2レンズ群のパワーを強くしなければならず、広角端状態における歪曲収差や、全ての焦点距離域における非点収差を補正することが困難になってしまう。
一方、本発明のズームレンズにおいて条件式(4)の対応値が当該条件式(4)の上限値を上回ると、第1レンズ群のパワーが強くなりすぎる。このため、第1レンズ群自身で発生する望遠側での収差、特に球面収差が多大に発生し、第1レンズ群以降のレンズ群による収差補正が困難になってしまう。
条件式(5)は、広角端状態における焦点距離と有効画面の対角線長との比を表し、画角を規定するための条件式である。
本発明のズームレンズにおいて条件式(5)の対応値が当該条件式(5)の下限値を下回ると、広角端状態において歪曲収差を補正することが困難になってしまう。
一方、本発明のズームレンズにおいて条件式(5)の対応値が当該条件式(5)の上限値を上回ると、長くなるズームレンズ系の全長を抑えるために、第2レンズ群のパワーを強くしなければならず、広角端状態における歪曲収差や、全ての焦点距離域における非点収差を補正することが困難になってしまう。
条件式(6)は、第2レンズ群の屈折力を規定し、結像性能を良好に保ちつつ、望遠端状態におけるレンズ全長を短くして高い変倍比を確保するための条件式である。
本発明のズームレンズにおいて条件式(6)の対応値が当該条件式(6)の下限値を下回ると、第2レンズ群のパワーが弱くなり過ぎる。このため、変倍のために増大する各レンズ群の移動量を抑えるために、第1レンズ群のパワーを強くしなければならず、特に望遠端状態における球面収差の補正状態が悪化してしまう。
一方、本発明のズームレンズにおいて条件式(6)の対応値が当該条件式(6)の上限値を上回ると、第2レンズ群のパワーが強くなり過ぎて、このことは変倍には有利であるものの、第2レンズ群自身で発生する収差を他のレンズ群で補正することが困難になってしまう。
本発明のズームレンズは、上述の各条件式を満足することによって大きな画角を有し、5倍以上の高変倍比を有し、さらに高い結像性能を有しつつ偏心感度が低く、製造容易なズームレンズを達成することができる。
また、本発明のズームレンズは、偏心感度をさらに低減し球面収差等の諸収差を補正し高い結像性能を確保するために、第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合よりなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを有することが望ましい。
また、本発明のズームレンズは、偏心感度をさらに低減し球面収差等の諸収差を補正し高い結像性能を確保するために、第2レンズ群は、物体側から順に、物体側レンズ面の曲率よりも像側レンズ面の曲率が大きく当該像側レンズ面が像側に凹である両凹形状の負レンズ又は負メニスカスレンズと、両凹形状の負レンズと、両凸形状の正レンズと、像側レンズ面の曲率よりも物体側レンズ面の曲率が大きく当該物体側レンズ面が物体側に凹である両凹形状の負レンズ又は負メニスカスレンズとを有することが望ましい。
また、本発明のズームレンズは、偏心感度をさらに低減し球面収差等の諸収差を補正し高い結像性能を確保するために、第2レンズ群は、最も物体側のレンズ面が非球面であることが望ましい。
また、本発明のズームレンズは、偏心感度をさらに低減し球面収差等の諸収差を補正し高い結像性能を確保するために、第3レンズ群は、最も物体側に開口絞りを有することが望ましい。
以下、添付図面に基づいて本発明の各実施例に係るズームレンズについて説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例に係るズームレンズの構成、及び各レンズ群の移動軌跡を示す図である。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。そして本実施例に係るズームレンズは、広角端状態(W)から望遠端状態(T)への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少するように、各レンズ群G1,G2,G3,G4が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。なお、開口絞りSは、変倍に際して第3レンズ群G3を構成する各レンズと一体的に移動する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL41と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL42と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL43と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL44とからなる。
以下の表1に、本発明の第1実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
[全体諸元]において、fは焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角をそれぞれ示す。
[レンズデータ]において、面番号は物体側からのレンズ面の順序、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面の間隔をそれぞれ示す。また、nはd線(λ=587.6nm)に対する屈折率、νはd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示す。さらに、レンズデータ中の非球面には、米印(*)を付して曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示し、κ及び各非球面係数は[非球面データ]の欄に記載する。また、曲率半径r=0.0000は平面を示す。
[非球面データ]において、「E-n」は「×10−n」を示す。諸元表に示す回転対称な非球面は、光軸から垂直方向の高さyにおける各非球面の頂点の接平面から光軸方向に沿った距離(サグ量)をX(y)、基準球面の曲率半径をr、円錐係数をκ、n次の非球面係数をCnとするとき、以下の非球面式で表される。なお、0(ゼロ)となる非球面係数はその記載を省略している。
X(y)=(y/r)/〔1+(1−κ・y/r1/2
+C4・y+C6・y+C8・y+C10・y10+C12・y12
[レンズデータ]及び「可変間隔データ」において、b.fはバックフォーカスを示す。
ここで、以下の全ての諸元値において掲載されている焦点距離f、曲率半径r、その他長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかし光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。
なお、以下の全ての実施例の諸元値においても、本実施例と同様の符号を用いる。
(表1)
[全体諸元]
f = 18.5 〜 130.9
FNO= 3.8 〜 5.9
2ω = 12.1 〜 77.8゜

[レンズデータ]
面番号 r d n ν
1 126.5788 1.3000 1.84666 23.78
2 62.9349 8.0000 1.62041 60.29
3 -959.3109 0.1000
4 52.1972 5.3104 1.63854 55.38
5 154.0444 D5

* 6 512.7257 0.1000 1.55389 38.09
7 253.6448 1.0000 1.80610 40.94
8 14.3723 5.5584
9 -31.2202 1.0000 1.80400 46.58
10 35.7077 0.2000
11 29.2887 4.8000 1.84666 23.78
12 -23.7594 0.3500
13 -20.8706 1.0000 1.83400 37.17
14 -99.6658 D14

15 開口絞りS 0.5000
16 32.8767 2.8000 1.49700 81.61
17 -122.8806 0.1000
18 37.4982 2.8002 1.48749 70.24
19 976.1324 8.4450
20 -26.4571 1.0000 1.84666 23.78
21 -75.5039 D21

22 35.9134 5.1670 1.51633 64.14
23 -42.6826 0.5998
24 -394.9746 4.5688 1.51823 58.96
25 -23.1325 0.8638
26 -21.8212 1.0000 1.80400 46.58
27 -301.1549 0.0500 1.55389 38.09
*28 -101.3732 1.0000
29 -76.2405 3.2000 1.48749 70.24
30 -26.5516 b.f

[非球面データ]
<第6レンズ面>
κ = 0.00
C4 = 1.34780E-05
C6 = -4.19530E-08
C8 = 2.53920E-10
C10= -1.18210E-12
C12= 0.25331E-14

<第28レンズ面>
κ = 0.00
C4 = 2.70980E-05
C6 = -2.69790E-09
C8 = 4.40790E-10
C10= -5.15070E-12
C12= 0.17994E-13

[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.50 69.99 130.94
D5 2.61 32.84 43.56
D14 24.56 7.36 1.50
D21 8.01 2.48 1.10
b.f 38.10 61.00 72.34

[条件式対応値]
条件式(1) 100・(D3w−D3t)/Z・IL=3.46
条件式(2) 10・(D2w−D2t)/Z・IL=1.16
条件式(3) f3/f4=1.57
条件式(4) fw=18.50
f1=84.186
ft=130.94
条件式(5) fw/IL=0.66
条件式(6) fw/(−f2)=1.32
図2(a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態,中間焦点距離状態,望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図を示す。
各収差図において、FNOはFナンバー、Yは像高をそれぞれ示す。また、非点収差図及び歪曲収差図においては像高Yの最大値を示す。また、d,gはそれぞれ、d線(λ=587.6nm),g線(λ=435.8nm)の収差曲線を示している。
球面収差図において、FNOは最大口径に対応するFナンバーの値を示す。
非点収差図において、実線はサジタル像面、点線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。
コマ収差図は、各像高におけるコマ収差をそれぞれ表している。
尚、以下に示す各実施例の諸収差図において、本実施例と同様の符号を用いる。
各諸収差図より本実施例に係るズームレンズは、広角端状態、中間焦点距離状態、および望遠端状態の各状態において、諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有することがわかる。
(第2実施例)
図3は、本発明の第2実施例に係るズームレンズの構成、及び各レンズ群の移動軌跡を示す図である。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。そして本実施例に係るズームレンズは、広角端状態(W)から望遠端状態(T)への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少するように、各レンズ群G1,G2,G3,G4が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、両凹形状の負レンズL24とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL31と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL32とからなる。なお、開口絞りSは、変倍に際して第3レンズ群G3を構成する各レンズと一体的に移動する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL43と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL44とからなる。
以下の表2に、本発明の第2実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
(表2)
[全体諸元]
f = 18.5 〜 130.9
FNO= 3.8 〜 5.9
2ω = 12.2 〜 77.7゜

[レンズデータ]
面番号 r d n ν
1 110.5931 1.5000 1.84666 23.78
2 63.3145 8.0924 1.61800 63.38
3 12416.2260 0.1000
4 51.8758 5.8267 1.61800 63.38
5 139.1383 D5

*6 165.0473 0.2000 1.55389 38.09
7 149.3325 1.0000 1.80610 40.94
8 13.3098 5.4349
9 -37.8165 0.9000 1.80400 46.58
10 57.9510 0.0699
11 27.7747 4.1853 1.84666 23.78
12 -26.3538 0.3785
13 -21.6730 0.9000 1.80610 40.94
14 142.5913 D14

15 開口絞りS 0.5000
16 23.9195 5.8645 1.48749 70.24
17 -24.9715 2.6130
18 -18.2217 0.9000 1.80400 46.58
19 -41.8914 D19

20 41.3191 4.9980 1.51742 52.42
21 -70.8432 0.1298
22 475.9332 4.9998 1.49700 81.61
23 -23.9450 0.1106
24 -30.6076 2.3955 1.84666 23.78
25 -119.1001 2.2608
*26 -54.4252 0.2000 1.55389 38.09
27 -40.7481 4.9993 1.53172 48.87
28 -31.9717 b.f

[非球面データ]
<第6レンズ面>
κ = 0.0000
C4 = 1.20340E-05
C6 = -1.77940E-08
C8 = -1.94350E-11
C10= 3.50120E-13
C12= 0.0000

<第26レンズ面>
κ = 0.0000
C4 = -2.95570E-05
C6 = -3.32740E-08
C8 = -1.47290E-10
C10= 0.0000
C12= 0.0000

[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.52 70.00 131.00
D5 2.47 34.66 45.69
D14 22.70 8.01 2.90
D19 8.92 2.98 1.20
b.f 40.09 62.98 71.13

[条件式対応値]
条件式(1) 100・(D3w−D3t)/Z・IL=3.87
条件式(2) 10・(D2w−D2t)/Z・IL=0.99
条件式(3) f3/f4=1.43
条件式(4) fw=18.52
f1=86.671
ft=131.00
条件式(5) fw/IL=0.66
条件式(6) fw/(−f2)=1.42
図4(a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態,中間焦点距離状態,望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図を示す。
各諸収差図より本実施例に係るズームレンズは、広角端状態、中間焦点距離状態、および望遠端状態の各状態において、諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有することがわかる。
(第3実施例)
図5は、本発明の第3実施例に係るズームレンズの構成、及び各レンズ群の移動軌跡を示す図である。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。そして本実施例に係るズームレンズは、広角端状態(W)から望遠端状態(T)への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少するように、各レンズ群G1,G2,G3,G4が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、両凹形状の負レンズL24とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31と、両凸形状の正レンズL32と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。なお、開口絞りSは、変倍に際して第3レンズ群G3を構成する各レンズと一体的に移動する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と、両凹形状の負レンズL43と、両凸形状の正レンズL44とからなる。
以下の表3に、本発明の第3実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
(表3)
[全体諸元]
f = 18.5 〜 130.9
FNO= 3.8 〜 5.9
2ω = 12.2 〜 77.6゜

[レンズデータ]
面番号 r d n ν
1 164.0905 1.5000 1.846660 23.78
2 67.6857 8.0837 1.618000 63.38
3 -613.2094 0.1000
4 53.0522 5.5000 1.772500 49.61
5 131.2460 D5

* 6 107.6967 0.2000 1.553890 38.09
7 100.6081 1.0000 1.804000 46.58
8 14.2885 5.9799
9 -37.4985 0.9000 1.772500 49.61
10 60.0005 0.0044
11 28.8752 4.3000 1.846660 23.78
12 -33.0419 0.3511
13 -26.4340 0.9000 1.806100 40.94
14 73.0574 D14

15 開口絞りS 0.5000
16 31.8505 1.0000 1.785900 44.20
17 21.6830 2.8000 1.531720 48.87
18 -45.9949 1.9509
19 -22.0786 0.9000 1.804000 46.58
20 -40.6412 D20

21 29.5499 5.0004 1.516330 64.14
22 -95.1249 3.2225
23 54.8850 5.0000 1.497000 81.61
24 -36.1062 0.1776
25 -43.1181 2.3853 1.846660 23.78
26 267.3975 3.8599
*27 241.5414 0.2000 1.553890 38.09
28 241.5414 5.0000 1.581440 40.75
29 -64.6981 b.f

[非球面データ]
<第6レンズ面>
κ = 0.0000
C4 = 9.56370E-06
C6 = -4.93930E-09
C8 = -6.74420E-11
C10= 2.99380E-13
C12= 0.0000

<第27レンズ面>
κ = 0.0000
C4 = -2.42330E-05
C6 = -1.88300E-08
C8 = -9.25330E-11
C10= 0.00000E+00
C12= 0.0000

[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.50 70.00 131.00
D5 2.46 33.89 43.65
D14 16.35 6.40 2.90
D20 14.93 4.79 1.10
b.f 41.24 64.70 77.50

[条件式対応値]
条件式(1) 100・(D3w−D3t)/Z・IL=6.95
条件式(2) 10・(D2w−D2t)/Z・IL=0.68
条件式(3) f3/f4=3.32
条件式(4) fw=18.54
f1=85.748
ft=130.95
条件式(5) fw/IL=0.66
条件式(6) fw/(−f2)=1.42
図6(a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第3実施例に係るズームレンズの広角端状態,中間焦点距離状態,望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図を示す。
各諸収差図より本実施例に係るズームレンズは、広角端状態、中間焦点距離状態、および望遠端状態の各状態において、諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有することがわかる。
(第4実施例)
図7は、本発明の第4実施例に係るズームレンズの構成、及び各レンズ群の移動軌跡を示す図である。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。そして本実施例に係るズームレンズは、広角端状態(W)から望遠端状態(T)への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少するように、各レンズ群G1,G2,G3,G4が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、両凹形状の負レンズL24とからなる。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31と両凸形状の正レンズL32との接合レンズと、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。なお、開口絞りSは、変倍に際して第3レンズ群G3を構成する各レンズと一体的に移動する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL41と、両凸形状の正レンズL42と両凹形状の負レンズL43との接合レンズと、両凸形状の正レンズL44とからなる。
以下の表4に、本発明の第4実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
(表4)
[全体諸元]
f = 18.5 〜 130.9
FNO= 3.8 〜 5.9
2ω = 12.2 〜 77.7゜

[レンズデータ]
面番号 r d n ν
1 160.9952 1.5000 1.846660 23.78
2 69.9752 8.2235 1.618000 63.38
3 -460.9193 0.1000
4 50.4345 5.5939 1.696800 55.52
5 123.3902 D5

*6 146.2960 0.2000 1.553890 38.09
7 127.5372 1.0000 1.804000 46.58
8 14.2844 5.4973
9 -36.3574 0.9000 1.772500 49.61
10 77.5767 0.1000
11 29.5571 4.3194 1.846660 23.78
12 -28.7383 0.4258
13 -22.9928 0.9000 1.806100 40.94
14 85.0453 D14

15 開口絞りS 0.5000
16 29.9631 1.0000 1.772500 49.61
17 19.5204 2.8000 1.516330 64.14
18 -59.0056 0.6843
19 -23.2552 0.9000 1.772500 49.61
20 -37.5814 D20

21 29.8651 3.9090 1.487490 70.24
22 -83.2754 2.7420
23 38.5230 6.0000 1.497000 81.61
24 -5133.4430 5.7732 1.846660 23.78
25 44.4688 1.7212
*26 64.6715 0.1000 1.553890 38.09
27 69.8192 5.2636 1.487490 70.24
28 -54.9618 b.f

[非球面データ]
<第6レンズ面>
κ = 0.0000
C4 = 1.07390E-05
C6 = 6.27270E-09
C8 = -1.23500E-10
C10= 4.99830E-13
C12= 0.0000

<第26レンズ面>
κ = 0.0000
C4 = -2.77660E-05
C6 = -2.00490E-08
C8 = -1.54290E-10
C10= 0.0000
C12= 0.0000

[可変間隔データ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 18.54 70.00 131.00
D5 2.51 32.84 43.08
D14 17.64 6.80 2.90
D20 14.4674 4.3874 1.1474
b.f 38.00 64.70 77.50

[条件式対応値]
条件式(1) 100・(D3w−D3t)/Z・IL=6.69
条件式(2) 10・(D2w−D2t)/Z・IL=0.74
条件式(3) f3/f4=3.24
条件式(4) fw=18.54
f1=85.544
ft=130.95
条件式(5) fw/IL=0.66
条件式(6) fw/(−f2)=1.39
図8(a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第4実施例に係るズームレンズの広角端状態,中間焦点距離状態,望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図を示す。
各諸収差図より本実施例に係るズームレンズは、広角端状態、中間焦点距離状態、および望遠端状態の各状態において、諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有することがわかる。
上記各実施例によれば、高い変倍比を有し高性能かつコンパクトでありながら、間隔変化感度と偏心感度を抑えた製造容易なズームレンズを実現することができる。
なお、本発明の実施例として、4群構成のレンズ系を示したが、該4群を含む5群及びそれ以上の群構成のレンズ系も本発明の効果を内在した同等のレンズ系であることは言うまでもない。また、各レンズ群内の構成においても、実施例の構成に付加レンズを加えただけのレンズ群も本発明の効果を内在した同等のレンズ群であることは言うまでもない。
なお、上記各実施例は本発明の一具体例を示しているものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の第1実施例に係るズームレンズの構成、及び各レンズ群の移動軌跡を示す図である。 (a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態,中間焦点距離状態,望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図を示す。 本発明の第2実施例に係るズームレンズの構成、及び各レンズ群の移動軌跡を示す図である。 (a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態,中間焦点距離状態,望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図を示す。 本発明の第3実施例に係るズームレンズの構成、及び各レンズ群の移動軌跡を示す図である。 (a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第3実施例に係るズームレンズの広角端状態,中間焦点距離状態,望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図を示す。 本発明の第4実施例に係るズームレンズの構成、及び各レンズ群の移動軌跡を示す図である。 (a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の第4実施例に係るズームレンズの広角端状態,中間焦点距離状態,望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図を示す。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
S 開口絞り
I 像面
W 広角端状態
M 中間焦点距離状態
T 望遠端状態

Claims (9)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とにより、実質的に4個のレンズ群からなり、
    広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増加し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が減少するように、前記各レンズ群が光軸に沿って移動し、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    2.78≦100・(D3w−D3t)/(Z・IL)≦9.1
    0.55≦10・(D2w−D2t)/(Z・IL)≦3.1
    0.81≦f3/f4≦6.0
    3.35・fw≦f1≦0.67・ft
    但し、
    D2w:広角端状態における無限遠合焦時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔
    D2t:望遠端状態における無限遠合焦時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔
    D3w:広角端状態における無限遠合焦時の前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔
    D3t:望遠端状態における無限遠合焦時の前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔
    IL :有効画面の対角線長
    f3 :前記第3レンズ群の焦点距離
    f4 :前記第4レンズ群の焦点距離
    Z :変倍比
    fw :広角端状態における無限合焦時の前記ズームレンズ全系の焦点距離
    ft :望遠端状態における無限合焦時の前記ズームレンズ全系の焦点距離
    f1 :前記第1レンズ群の焦点距離
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ
    .55≦fw/IL≦0.8
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
    1.1<fw/(−f2)<2.2
    但し、
    fw :広角端状態における無限合焦時の前記ズームレンズ全系の焦点距離
    f2 :前記第2レンズ群の焦点距離
  4. 前記第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合よりなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズ群は、物体側から順に、物体側レンズ面の曲率よりも像側レンズ面の曲率が大きく当該像側レンズ面が像側に凹である負レンズと、両凹形状の負レンズと、両凸形状の正レンズと、像側レンズ面の曲率よりも物体側レンズ面の曲率が大きく当該物体側レンズ面が物体側に凹である負レンズとを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第2レンズ群は、最も物体側のレンズ面が非球面であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第3レンズ群は、最も物体側に開口絞りを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第4レンズ群は、少なくとも1つの非球面を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第1レンズ群は、全てのレンズ面が球面で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
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