JP2003015035A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP2003015035A
JP2003015035A JP2002051175A JP2002051175A JP2003015035A JP 2003015035 A JP2003015035 A JP 2003015035A JP 2002051175 A JP2002051175 A JP 2002051175A JP 2002051175 A JP2002051175 A JP 2002051175A JP 2003015035 A JP2003015035 A JP 2003015035A
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Keiko Mizuguchi
圭子 水口
Atsushi Shibayama
敦史 芝山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固体撮像素子を用いた撮影系に好適な、3倍程
度の変倍比を有し、全長が短く、かつ優れた光学性能を
有するズームレンズを提供すること。 【解決手段】 物体側より順に負第1レンズ群G1と、正
第2レンズ群G2と、正第3レンズ群G3とを有し、第1レ
ンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔を
変化させて変倍を行うズームレンズにおいて、第1レン
ズ群G1は2枚の負レンズ成分L11,L12と1枚の正レンズ
成分L13とを有し、第2レンズ群G2は第1正レンズ成分L
21と、第2正レンズ成分L22と、負レンズ成分L23との3
枚で構成され、第3レンズ群G3は少なくとも1枚の正レ
ンズ成分L31を有し、所定の条件式を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型なズームレン
ズ、特にレンズ系全体の小型化を図った、例えばデジタ
ルスチルカメラ等に好適なズームレンズに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より固体撮像素子を用いた撮像装置
には、ローパスフィルターや色補正フィルターなどを配
置する為、比較的バックフォーカスの長いレンズ系が要
求される。さらに、シェーディングを避けるため、像側
のテレセントリック特性の良い光学系が望まれている。
近年は、これらの要求を満足しつつ、撮影レンズの小型
軽量化、低コスト化が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば特開平10-29325
3号公報では物体側より順に負の屈折力の第1レンズ
群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レン
ズ群の3つのレンズ群を有し、広角端状態から望遠端状
態への変倍を第1レンズ群と第2レンズ群を移動させて
行う3群ズームレンズが提案されている。しかしなが
ら、特開平10-293253号公報に提案された光学系は、各
レンズ群の構成枚数が比較的多いこと、レンズ全長が長
いこと、製造コストが高いことなどの欠点を有してい
る。
【0004】また、第1レンズ群のレンズ枚数を減らし
た光学系が特開2001-13408号公報で提案されている。し
かしながら、負の屈折力の第1レンズ群のもっとも物体
側に正レンズが配置されており、特に広角化した場合の
レンズ外径の増大が避けられない欠点を有している。
【0005】更には、広角端状態での第1レンズ群と絞
りとが大きく離れているため軸外光線の入射高が大き
く、第1レンズ群を構成するレンズの径が増大してしま
うため、レンズ系全体が大きくなってしまう欠点を有し
ている。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、固体撮像素子を用いた撮影系に好適な、3倍程
度の変倍比を有し、全長が短く、かつ優れた光学性能を
有するズームレンズを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかるズームレンズは、物体側より順に負
の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群
と、正の屈折力の第3レンズ群とを有し、前記各レンズ
群の間隔を変化させて変倍を行うズームレンズにおい
て、前記第1レンズ群は2枚の負レンズ成分と1枚の正
レンズ成分を有し、前記第2レンズ群は第1正レンズ成
分と、第2正レンズ成分と、負レンズ成分との3枚で構
成され、前記第3レンズ群は少なくとも1枚の正レンズ
成分を有する構成であって、さらに以下の条件式(1)
を満足することを特徴としている。
【0008】 (1) 2.5<TL/(ft×fw)1/2<4.5 但し、 TL:前記ズームレンズの最物体側レンズ面から像面ま
での距離、 fw:前記ズームレンズの広角端状態の焦点距離、 ft:前記ズームレンズの望遠端状態の焦点距離とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。上記条件式(1)は、焦点距離に対するズ
ームレンズ全系の大きさを規定したものである。条件式
(1)の上限値を上回るとズームレンズの全長が長くな
りすぎるため全系が大きくなり小型化が出来なくなる。
逆に、下限値を下回ると本発明のレンズ構成を構成する
レンズ枚数を配置することが出来なくなる。なお、条件
式(1)は広角端状態から望遠端状態の全領域で満足す
ることが望ましい。
【0010】なお、より好ましくは、上限値を4.2、下
限値を3.0のどちらか一方又は両方とすることが望まし
い。また、本発明は、前記第1レンズ群は像面側に凹面
を向けたメニスカス形状の第1負レンズ成分と、第2負
レンズ成分と、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の
正レンズ成分より成り、前記第2レンズ群は第1正レン
ズ成分と、両凸形状の第2正レンズ成分と負レンズ成分
との接合レンズより成り、前記第3レンズ群は1枚の正
レンズ成分より構成されていることが望ましい。
【0011】そして、より好ましくは前記第2レンズ群
中の最も物体側のレンズ面は物体側に凸面を向け、該第
2レンズ群中の最も像側のレンズ面は像側に凹面を向け
た構成であって、かつ以下の条件式(2)を満足する構
成が望ましい。
【0012】 (2) −3.0<(G2r1+G2r2)/(G2r2−G2r1)<−1.8 但し、 G2r1:前記第2レンズ群中の最も物体側のレンズ面の曲
率半径, G2r2:前記第2レンズ群中の最も像側のレンズ面の曲率
半径とする。
【0013】条件式(2)は、第2レンズ群のレンズ形
状を規定したものである。条件式(2)の下限値を下回
ると最物体側に配置された正レンズで発生する球面収差
がマイナスへ過大となり、ズームレンズ全体での球面収
差補正が困難となる。逆に、条件式(2)の上限値を上
回ると最像側に配置された負レンズで発生する球面収差
がプラスへ過大となり、ズームレンズ全体での球面収差
補正が困難となる。
【0014】また、本発明は、前記第3レンズ群の最も
物体側のレンズ面の曲率半径をG3r1、最も像側のレンズ
面の曲率半径をG3r2とした時、 (3) −2.0<(G3r1+G3r2)/(G3r2−G3r1)<−0.1 の条件式を満足することが望ましい。
【0015】条件式(3)は、第3レンズ群の形状を規
定したものである。条件式(3)の上限値を上回ると非
点収差と歪曲収差などの良好な補正が困難になる。逆
に、条件式(3)の下限値を下回ると非点収差と歪曲収
差の良好な補正が困難になり好ましくない。また、前記
第2レンズ群又は第3レンズ群は少なくとも1つの非球
面を有することが好ましい。
【0016】なお、非球面は次式で表す。
【0017】
【数1】X(y)=y2/[r・[1+(1-κ・y2/r2)1/2]]+C4・y4+C
6・y6+C8・y8+C10・y10
【0018】ここでX(y)は非球面の頂点における接平面
から高さyにおける非球面上の位置までの光軸方向に沿
った距離、rは近軸の曲率半径、κは円錐定数、Ciは
第i次の非球面係数を表している。
【0019】また、本発明では、広角端状態から望遠端
状態への変倍に際しては、前記第1レンズ群が移動し、
前記第2レンズ群が物体方向へ移動し、前記第3レンズ
群は、固定であることが好ましい。また、遠距離物体か
ら近距離物体への合焦に際して前記第3レンズ群を物体
側に移動させることが望ましい。これらの構成をとる事
により、変倍機構が簡素化でき、コンパクトなズームレ
ンズが達成できる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の数値実施
例を説明する。 (第1実施例)図1は、第1実施例にかかるズームレン
ズ構成を示す図である。物体側から順に、負の屈折力を
有する第1レンズ群G1と、絞りSPと、正の屈折力を
有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レ
ンズ群G3とから構成される。そして、広角端状態から
望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2
レンズ群G2の間隔が縮小し、第2レンズ群G2と第3
レンズ群G3の間隔が拡大するように、第1レンズ群G
1と第2レンズ群G2が移動し、第3レンズ群G3が固
定の構成である。
【0021】第1レンズ群G1は、物体側から順に、像
面側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ成分L1
1と、両凹形状の負レンズ成分L12と、物体側へ凸面
を向けたメニスカス形状の正レンズL13成分とからな
る。第2レンズ群G2は、両凸形状の正レンズ成分L2
1と、両凸形状の正レンズ成分L22と両凹形状の負レ
ンズ成分L23とからなり、正レンズ成分L22と負レ
ンズ成分L23とは貼り合せ(接合レンズ)で構成され
る。また、両凸形状の正レンズ成分L21の物体側面は
非球面である。第3レンズ群G3は、1枚の両凸形状の
正レンズ成分L31のみからなり、その物体側面は非球
面である。そして、遠距離物体から近距離物体への合焦
は第3レンズ群G3を物体方向に移動させて行う。
【0022】以下の表1に、第1実施例の諸元の値を掲
げる。[全体諸元]中のfは焦点距離、FNOはFナンバ
ー、2ωは画角をそれぞれ表している。[レンズ諸元]
において、第1カラムは物体側からのレンズ面の番号、
第2カラムrはレンズ面の曲率半径、第3カラムdはレ
ンズ面間隔、第4カラムνはアッベ数、第5カラムnは
d線(λ=587.6nm)に対する屈折率をそれぞれ表してい
る。また、[可変間隔データ]には、広角端状態、中間
焦点距離状態、望遠端状態の各状態での焦点距離、可変
間隔の値を掲げる。[条件式対応数値]には、各条件式
におけるパラメータの値を示す。なお、以下全ての実施
例の諸元値において、本実施例と同様の符号を用いる。
【0023】また、諸元表の焦点距離、曲率半径、面間
隔その他の長さの単位は一般に「mm」が使われるが、光
学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得
られるので、これに限られるものではない。さらに、空
気の屈折率は1.000であるが、表中においては省略す
る。加えて、曲率半径r欄の「∞」は、平面を示す。ま
た、非球面データ欄の「E-n」(nは整数)は「×1
0-n」を示す。
【0024】
【表1】 [全体諸元] f=5.97〜16.88 FNO=2.87〜5.22 2ω=64.2°〜23.3° [レンズ諸元] r d ν n 1) 19.1828 1.1 37.17 1.834 2) 7.3466 1.75 3)−143.678 1 46.58 1.804 4) 10.5443 0.8 5) 10.4893 2.3 25.43 1.80518 6) 120.8022 (d6) 7) ∞ 0.4 絞り面 8) 9.692 2 59.62 1.58313 9) −22.1432 0.1 10) 7.4756 2.55 46.58 1.804 11) −9.4517 0.9 30.13 1.69895 12) 3.8988 (d12) 13) 25.703 2.5 59.62 1.58313 14)−13.609 0.6 15) ∞ 2.17 64.14 1.51633 16) ∞ [非球面テ゛ータ] (第8面) κ =−0.9643 C4 =−4.44320E-5 C6 =−1.03700E-5 C8 = 1.33750E-6 C10=−8.95360E-8 (第13面) κ = 16.8196 C4 =−4.51730E-4 C6 = 2.27170E-5 C8 =−1.52580E-6 C10= 3.30560E-8 [可変間隔テ゛ータ] 広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態 f 5.97 10.00 16.88 d6 13.451 6.223 1.853 d12 5.078 9.655 17.474 TL 38.84 36.19 39.64 [条件式対応数値] (1)TL/(ft×fw)1/2=3.87(広角端状態) TL/(ft×fw)1/2=3.6(中間焦点距離状態) TL/(ft×fw)1/2=3.95(望遠端状態) (2)(G2r1+G2r2)/(G2r2−G2r1)=−2.35 (3)(G3r1+G3r2)/(G3r2−G3r1)=−0.31
【0025】図2〜図4はそれぞれ、第1実施例の広角
端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における諸収差
図である。また、図6〜図8はそれぞれ、第2実施例の
広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態における諸
収差図である。また、図10〜図12はそれぞれ、第3
実施例の広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態に
おける諸収差図である。
【0026】各収差図において、FNOはFナンバー、Y
は像高を示し、dはd線(λ=587.6nm)および
gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示す。ま
た、球面収差図では最大口径に対応するFナンバーの
値、非点収差図、歪曲収差図では像高の最大値をそれぞ
れ示し、コマ収差図では各像高の値を示す。さらに、非
点収差図において、実線はサジタル像面を、破線はメリ
ジオナル像面をそれぞれ示す。
【0027】各収差図より、各実施例にかかるズームレ
ンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有
することが明らかである。
【0028】(第2実施例)図5は、第2実施例にかか
るズームレンズ構成を示す図である。物体側から順に、
負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、絞りSPと、
正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を
有する第3レンズ群G3とから構成される。そして、広
角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ
群G1と第2レンズ群G2の間隔が縮小し、第2レンズ
群G2と第3レンズ群G3の間隔が拡大するように、第
1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、第3レン
ズ群G3が固定の構成である。
【0029】第1レンズ群G1は、物体側から順に、像
面側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ成分L1
1と、像面側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ
成分L12と、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の
正レンズ成分L13とからなる。第2レンズ群G2は、
両凸形状の正レンズ成分L21と、両凸形状の正レンズ
成分L22と、両凹形状の負レンズ成分L23とからな
る。正レンズ成分L22と負レンズL23は貼り合せ
(接合レンズ)で構成される。また、前記両凸形状の正
レンズ成分L21の物体側面は非球面である。第3レン
ズ群G3は1枚の像面側に凸面を向けたメニスカス形状
の正レンズ成分L31のみからなり、物体側面は非球面
である。
【0030】そして、遠距離物体から近距離物体への合
焦は第3レンズ群G3を物体方向に移動させて行う。表
2に第2実施例の諸元の値を掲げる。
【0031】
【表2】 [全体諸元] f=5.80〜16.24 FNO=2.84〜4.94 2ω=65.7°〜23.7° [レンズ諸元] r d ν n 1) 33.8416 1 39.59 1.8044 2) 10.7972 1.6011 3) 879.053 1 58.96 1.51823 4) 8.4702 1.3481 5) 9.9318 2.0681 25.43 1.80518 6) 21.0498 (d6) 7) ∞ 0.4 絞り面 8) 8.9099 1.7263 59.62 1.58313 9) −22.9821 0.1 10) 9.1096 2.1307 47.38 1.788 11) −6.9597 1.8562 32.11 1.6727 12) 3.9539 (d12) 13) −150.82 2.3 59.62 1.58313 14) −7.8079 0.1 15) ∞ 2.17 64.2 1.5168 16) ∞ [非球面テ゛ータ] (第8面) κ =−1.6093 C4=−1.86340E-5 C6=−6.64410E-6 C8=−4.94360E-7 C10=4.39150E-8 (第13面) κ = 54.8059 C4=−1.04020E-3 C6= 4.89310E-5 C8=−2.91910E-6 C10=6.66510E-8 [可変間隔テ゛ータ] 広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態 f 5.80 10.44 16.24 d6 15.519 6.092 1.883 d12 4.111 8.543 14.083 TL 39.94 34.95 36.28 [条件式対応数値] (1)TL/(ft×fw)1/2=4.12(広角端状態) TL/(ft×fw)1/2=3.6(中間焦点距離状態) TL/(ft×fw)1/2=3.74(望遠端状態) (2)(G2r1+G2r2)/(G2r2−G2r1)=−2.6 (3)(G3r1+G3r2)/(G3r2−G3r1)=−1.11
【0032】(第3実施例)図9は、第3実施例にかか
るズームレンズ構成を示す図である。物体側から順に、
負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、絞りSPと、
正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を
有する第3レンズ群G3とから構成される。そして、広
角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ
群G1と第2レンズ群G2の間隔が縮小し、第2レンズ
群G2と第3レンズ群G3の間隔が拡大するように、第
1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、第3レン
ズ群G3が固定の構成である。
【0033】第1レンズ群G1は、物体側から順に、像
面側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ成分L1
1と、像面側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ
成分L12と、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の
正レンズ成分L13とからなる。第2レンズ群G2は、
両凸形状の正レンズ成分L21と、両凸形状の正レンズ
成分L22と、両凹形状の負レンズ成分L23とからな
る。正レンズ成分L22と負レンズ成分L23は貼り合
せ(接合レンズ)で構成される。また、両凸形状の正レ
ンズ成分L21の物体側面は非球面である。第3レンズ
群G3は1枚の像側に凸面を向けた正レンズ成分L31
のみからなり、物体側面は非球面である。
【0034】そして、遠距離物体から近距離物体への合
焦は第3レンズ群G3を物体方向に移動させて行う。表
3に第3実施例の諸元の値を掲げる。
【0035】
【表3】 [全体諸元] f=5.80〜16.24 FNO=2.84〜4.93 2ω=65.6°〜23.7° [レンズ諸元] r d ν n 1) 26.083 1 39.59 1.8044 2) 9.8417 1.8042 3) 1857.5031 1 58.96 1.51823 4) 8.5385 1.1676 5) 9.789 2.0846 25.43 1.80518 6) 20.6297 (d6) 7) ∞ 0.4 絞り面 8) 11.2714 1.63 59.62 1.58313 9) −22.6904 0.1 10) 7.6838 2.218 47.38 1.788 11) −7.0146 1.666 32.11 1.6727 12) 3.929 (d12) 13) 109.4427 2.3 59.62 1.58313 14) −8.9226 0.1 15) ∞ 2.17 64.2 1.5168 16) ∞ [非球面テ゛ータ] (第8面) κ = −1.8821 C4= −6.84660E-5 C6= −2.62290E-5 C8= 3.00390E-6 C10=−1.75730E-7 (第13面) κ = 75.3961 C4=−7.23310E-4 C6= 1.97710E-5 C8=−1.04730E-6 C10=2.46130E-8 [可変間隔テ゛ータ] 広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態 f 5.80 10.44 16.24 d6 15.432 6.060 1.876 d12 4.358 8.885 14.543 TL 39.94 35.1 36.57 [条件式対応数値] (1)TL/(ft×fw)1/2=4.12(広角端状態) TL/(ft×fw)1/2=3.62(中間焦点距離状態) TL/(ft×fw)1/2=3.77(望遠端状態) (2)(G2r1+G2r2)/(G2r2−G2r1)=−2.07 (3)(G3r1+G3r2)/(G3r2−G3r1)=−0.85
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体撮像素子を用いた撮影系に好適な、3倍程度の変倍
比を有し、全長が短く、かつ優れた光学性能を有するズ
ームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるズームレンズの断
面図である。
【図2】上記第1実施例の広角端状態での収差図であ
る。
【図3】上記第1実施例の中間焦点距離状態での収差図
である。
【図4】上記第1実施例の望遠端状態の収差図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかるズームレンズの断
面図である。
【図6】上記第2実施例の広角端状態の収差図である。
【図7】上記第2実施例の中間焦点距離状態での収差図
である。
【図8】上記第2実施例の望遠端状態の収差図である。
【図9】本発明の第3実施例にかかるズームレンズの断
面図である。
【図10】上記第3実施例の広角端状態の収差図であ
る。
【図11】上記第3実施例の中間焦点距離状態での収差
図である。
【図12】上記第3実施例の望遠端状態の収差図であ
る。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 SP 絞り IP 像面 L11〜L31 各レンズ成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 EF02 GA22 2H087 KA02 MA14 PA06 PA18 PB07 QA02 QA07 QA17 QA22 QA25 QA32 QA34 QA42 QA45 RA05 RA13 RA32 RA36 RA43 SA14 SA16 SA19 SA62 SA63 SA74 SB04 SB14 SB22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に負の屈折力の第1レンズ群
    と、正の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レ
    ンズ群とを有し、前記各レンズ群の間隔を変化させて変
    倍を行うズームレンズにおいて、 前記第1レンズ群は2枚の負レンズ成分と1枚の正レン
    ズ成分とを有し、 前記第2レンズ群は第1正レンズ成分と、第2正レンズ
    成分と、負レンズ成分との3枚のレンズ成分を有し、 前記第3レンズ群は少なくとも1枚の正レンズ成分を有
    し、 前記ズームレンズの最物体側レンズ面から像面までの距
    離をTL、 前記ズームレンズの広角端状態の焦点距離をfw、 前記ズームレンズの望遠端状態の焦点距離をftとそれ
    ぞれした時、以下の条件式を満足することを特徴とする
    ズームレンズ。 2.5<TL/(ft×fw)1/2<4.5
  2. 【請求項2】前記第2レンズ群は少なくとも1つの非球
    面を有することを特徴とする請求項1に記載のズームレ
    ンズ。
  3. 【請求項3】前記第1レンズ群は像面側に凹面を向けた
    メニスカス形状の第1負レンズ成分と、第2負レンズ成
    分と、物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の正レンズ
    成分とから成り、 前記第2レンズ群は第1正レンズ成分と、両凸形状の第
    2正レンズ成分と負レンズ成分との接合レンズとから成
    り、 前記第3レンズ群は1枚の正レンズからなることを特徴
    とする請求項1に記載のズームレンズ。
  4. 【請求項4】前記第2レンズ群中の最も物体側のレンズ
    面は物体側に凸面を向けた形状を有し、前記第2レンズ
    群中の最も像側のレンズ面は像側に凹面を向けた形状を
    有する構成であって、 前記第2レンズ群中の最も物体側の前記レンズ面の曲率
    半径をG2r1、 前記第2レンズ群中の最も像側の前記レンズ面の曲率半
    径G2r2とそれぞれしたとき、以下の条件式を満足するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ。 −3.0<(G2r1+G2r2)/(G2r2−G2r1)<−1.8
  5. 【請求項5】前記第3レンズ群の最も物体側のレンズ面
    の曲率半径をG3r1、 前記第3レンズ群の最も像側のレンズ面の曲率半径をG3
    r2とそれぞれした時、以下の条件式を満足することを特
    徴とする請求項3に記載のズームレンズ。 −2.0<(G3r1+G3r2)/(G3r2−G3r1)<−0.1
  6. 【請求項6】前記第3レンズ群を構成する前記正レンズ
    成分は少なくとも1つの非球面を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のズームレンズ。
  7. 【請求項7】前記第3レンズ群は、広角端状態から望遠
    端状態への変倍に際して固定であることを特徴とする請
    求項1に記載のズームレンズ。
  8. 【請求項8】前記第3レンズ群を物体側に移動させて近
    距離物体へのフォーカシングを行うことを特徴とする請
    求項1に記載のズームレンズ。
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