JP2015082068A - ズームレンズ - Google Patents

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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/142Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
    • G02B15/1425Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only the first group being negative

Abstract

【課題】小型化、高変倍比化を達成するとともに、メガピクセル化された撮像素子に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供する。【解決手段】本発明にかかるズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G11と、所定の口径を規定する開口絞りSTと、正の屈折力を有する第2レンズ群G12と、が配置されて構成される。第2レンズ群G12は、物体側から順に、両面に非球面が形成された正レンズL121と、負レンズL122と正レンズL123と負レンズL124とからなる接合レンズと、正レンズL125と、を備えて構成されている。そして、所定の条件を満足することにより、小型、高変倍比で、メガピクセル化された撮像素子に対応可能な高い光学性能を備えることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ビデオカメラや電子スチルカメラなどに用いることが可能で、特に昼夜の撮影を行う監視カメラに好適なズームレンズに関する。
従来より、無人の施設の監視のために、CCTV(Closed Circuit TeleVision)などの監視カメラが広く用いられている。監視カメラでは、昼間は可視光による撮影を行い、夜間は近赤外光による撮影を行うことが多い。したがって、監視カメラには、昼夜を問わず使用可能なレンズ系、すなわち可視光域と近赤外光域の双方の光に対応可能なレンズ系が求められる。
一般に、可視光域用に設計されたレンズ系では、特に、近赤外光域において色収差が発生し、夜間の近赤外光での撮影の際にピントずれを起こしてしまう。そこで、監視カメラに搭載されるレンズ系としては、可視光域から近赤外光域までの広い波長域の光に対してピント位置が一定となるように、広帯域の色収差を良好に補正できるものが好ましい。さらに、変倍可能であり、小型、大口径比で良好な光学性能を有するレンズであればより好ましい。
従来においても、監視カメラに搭載できるように、可視光域から近赤外光域までの光に対応可能なズームレンズが提案されている(たとえば、特許文献1,2を参照。)。
特許文献1に開示されている変倍光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配置されて構成されている。そして、第1レンズ群には、物体側から順に、負メニスカスレンズ、両凹レンズ、正レンズが配置されている。また、第2レンズ群には、5枚の単レンズが配置されている。
特許文献2に開示されているズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配置されて構成されている。そして、第1レンズ群には、物体側から順に、負メニスカスレンズ、両凹レンズ、正レンズが配置されている。また、第2レンズ群には、3枚の接合レンズが配置されている。
特開2009−230122号公報 特開2011−175174号公報
ところで、近年では、監視カメラ用のレンズ系として、可視光域から近赤外光域までの広帯域の波長に対応可能なことに加え、高変倍であることも要求されるようになってきた。また、薄暗い場所であっても鮮明に撮影できるような大口径比のレンズ系も求められるようになってきた。さらに、近年、撮像素子(CCDやCMOS等)の高画素化が急激に進んだこともあって、被写体のより細かな特徴を確認できるいわゆるメガピクセル化に対応したレンズ系も求められるようになってきた。
また、一方で、小型の監視用ドームカメラの普及により、ドーム内に収容可能な小型のレンズ系の要求も高まっている。したがって、メガピクセル化に対応可能な監視カメラ用のレンズ系としては、小型で、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対する諸収差を良好に補正できる極めて高い光学性能が求められる。
しかしながら、上記特許文献1に開示された監視カメラ用レンズ系では、変倍比はせいぜい2倍程度であり、不満が残る。そこで、特許文献1に開示された技術を前提として、高変倍比化、大口径比化を実現しようとすると、メガピクセル化に対応できる程度の高い光学性能を得ることは困難であるという重大な問題が生じてくる。
また、上記特許文献2に開示された監視カメラ用レンズ系は、メガピクセル化に対応可能な高い光学性能を備えてはいるものの、全長が65mm以上あるため、小型の監視カメラ用ドーム内に収容することが困難である。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、小型化、高変倍比化を達成するとともに、メガピクセル化された撮像素子に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することを目的とする。加えて、大口径比化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正することが可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、からなり、前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、前記第1レンズ群を光軸に沿って像側へ移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行うズームレンズであって、前記第2レンズ群が、物体側から順に配置された、少なくとも1面に非球面が形成された正レンズと、負レンズと正レンズと負レンズとからなる接合レンズと、を備え、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(1) 1.8<D2/Z<2.3
ただし、D2は前記第2レンズ群の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量、Zは変倍比(望遠端焦点距離/広角端焦点距離)を示す。
本発明によれば、小型化、高変倍比化を達成するとともに、メガピクセル化された撮像素子に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することができる。
さらに、本発明にかかるズームレンズは、前記発明において、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(2) νd2p>80
(3) 0.6<νd22/νd24<1
ただし、νd2pは前記第2レンズ群中の接合レンズを構成する正レンズのd線に対するアッベ数、νd22は前記第2レンズ群中の接合レンズにおいて最も物体側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数、νd24は前記第2レンズ群中の接合レンズにおいて最も像側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数を示す。
本発明によれば、大口径比化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正することが可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することができる。
さらに、本発明にかかるズームレンズは、前記発明において、前記第2レンズ群中の接合レンズの像側に正レンズが配置され、以下に示す条件式を満足することを特徴とする。
(4) 0.02<Dp/L2<0.15
ただし、Dpは前記接合レンズと当該接合レンズの像側に配置された正レンズとの間隔、L2は前記第2レンズ群の全長を示す。
本発明によれば、第2レンズ群の全長を短縮するとともに、第2レンズ群におけるペッツバール和の適正なバランスを保持して諸収差を良好に補正することが可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することができる。
本発明によれば、小型化、高変倍比化を達成するとともに、メガピクセル化された撮像素子に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することができるという効果を奏する。さらに、大口径比化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正することが可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することができるという効果を奏する。
実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかるズームレンズの諸収差図である。 実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかるズームレンズの諸収差図である。 実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例3にかかるズームレンズの諸収差図である。 実施例4にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例4にかかるズームレンズの諸収差図である。
以下、本発明にかかるズームレンズの好適な実施の形態を詳細に説明する。
本発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、所定の口径を規定する開口絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、からなる。そして、このズームレンズは、第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行う。また、前記第1レンズ群を光軸に沿って移動させることにより変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
本発明は、小型化、高変倍比化を達成するとともに、メガピクセル化された撮像素子に対応可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することを目的としている。加えて、大口径比化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正することが可能な高い光学性能を備えたズームレンズを提供することも目的としている。そこで、かかる目的を達成するため、以下に示すような各種条件を設定している。
まず、第2レンズ群が、物体側から順に配置された、少なくとも1面に非球面が形成された正レンズと、負レンズと正レンズと負レンズとからなる接合レンズと、を備えて構成される。第2レンズ群中の、最も物体側に配置される正レンズに非球面を形成することで、大口径比化に伴って発生する球面収差を良好に補正することができるようになる。また、第2レンズ群中に接合レンズを配置することで、色収差の補正が可能になる。
加えて、第2レンズ群の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量をD2、変倍比(望遠端焦点距離/広角端焦点距離)をZとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(1) 1.8<D2/Z<2.3
条件式(1)は、変倍に伴う第2レンズ群の適切なストローク範囲を規定する式である。この条件式(1)を満足することで、変倍に伴う第2レンズ群のストローク範囲を抑制して光学系全長の短縮を図りながら高変倍比化を実現するとともに、高い光学性能を得ることができる。
条件式(1)においてその下限を下回ると、光学系の小型化には有利になるが、特に広角端における球面収差とコマ収差との補正が困難になり、光学性能が劣化し問題となる。一方、条件式(1)においてその上限を超えると、変倍に伴う第2レンズ群の移動量が増加してしまうため、光学系の小型化が困難となる。
なお、上記条件式(1)は、次に示す範囲を満足すると、より好ましい効果が期待できる。
(1a) 2<D2/Z<2.3
この条件式(1a)で規定する範囲を満足することにより、小型で、より優れた光学性能を備えたズームレンズを実現することができる。
さらに、本発明にかかるズームレンズでは、第2レンズ群中の接合レンズを構成する正レンズのd線に対するアッベ数をνd2p、第2レンズ群中の接合レンズにおいて最も物体側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数をνd22、前記第2レンズ群中の接合レンズにおいて最も像側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数をνd24とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(2) νd2p>80
(3) 0.6<νd22/νd24<1
条件式(2)は、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正するための条件を規定する式である。条件式(2)を満足する異常低分散材料で第2レンズ群中に配置する接合レンズを構成する正レンズを形成することによって、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正することができるようになる。なお、条件式(2)においてその下限を下回ると、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を補正することが困難となる。
条件式(3)は、大口径比化に伴って全変倍域において発生が顕著になる色収差を良好に補正するための条件を規定する式である。条件式(3)においてその下限を下回ると、望遠端において発生する色収差の補正が困難になる。一方、条件式(3)においてその上限を超えると、広角端において発生する色収差の補正が困難になる。
なお、上記条件式(3)は、次に示す範囲を満足すると、より好ましい効果が期待できる。
(3a) 0.7<νd22/νd24<0.9
この条件式(3a)で規定する範囲を満足することにより、大口径比化に伴って全変倍域において発生が顕著になる色収差をより良好に補正することができる。
さらに、本発明にかかるズームレンズでは、第2レンズ群中の接合レンズの像側に正レンズを配置することが好ましい。そして、第2レンズ群中の接合レンズと当該接合レンズの像側に配置された正レンズとの間隔をDp、第2レンズ群の全長をL2とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(4) 0.02<Dp/L2<0.15
条件式(4)は、像面湾曲をはじめとする諸収差の良好な補正を実現するための条件を示す式である。条件式(4)を満足することで、第2レンズ群の全長を短縮するとともに、第2レンズ群におけるペッツバール和の適正なバランスを保持して諸収差を良好に補正することができる。
条件式(4)においてその下限を下回ると、第2レンズ群におけるペッツバール和が負に偏りすぎて、特に像面湾曲の補正が困難になる。一方、条件式(4)においてその上限を超えると、第2レンズ群の全長が長くなりすぎて、ズームレンズの全長が延びてしまう。
なお、上記条件式(4)は、次に示す範囲を満足すると、より好ましい効果が期待できる。
(4a) 0.05<Dp/L2<0.12
この条件式(4a)で規定する範囲を満足することにより、第2レンズ群の全長をさらに短縮して、諸収差のより良好な補正が可能になる。
さらに、本発明にかかるズームレンズでは、第2レンズ群の最物体側に配置された正レンズのd線に対するアッベ数をνd21とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(5) νd21>63
条件式(5)は、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正するための条件を規定する式である。条件式(5)を満足する低分散材料で第2レンズ群の最物体側に配置された正レンズを形成することにより、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を良好に補正することができるようになる。なお、条件式(5)においてその下限を下回ると、軸上色収差の補正が困難となり、可視光域から近赤外光域までの光に対して発生する色収差を十分に補正できない。
さらに、本発明にかかるズームレンズでは、第1レンズ群が、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズと、両凹形状の負レンズと、正レンズとが配列された3群3枚で構成される。光学系の最も物体側に、負の屈折力を有する、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズを配置することによって、広角化を図っている。
加えて、第1レンズ群の正レンズのd線に対するアッベ数をνd13とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(6) νd13<20
条件式(6)は、第1レンズ群内で発生する色収差を当該第1レンズ群自体で補正できるようにするための条件を規定する式である。すなわち、第1レンズ群内の負レンズにより発生した軸上色収差と倍率色収差を、条件式(6)を満足することにより、正レンズにより前記負レンズとは逆方向に当該収差を同量発生させて、第1レンズ群全体として発生する色収差を補正することができる。なお、条件式(6)においてその上限を超えると、正レンズにおいて補正に必要な色収差量を発生させることができなくなり、結果として第1レンズ群で発生する色収差が増大してしまう。
以上説明したように、本発明にかかるズームレンズは、上記各条件を満足することにより、小型化、高変倍比化を達成するとともに、メガピクセル化された撮像素子に対応可能な高い光学性能を備えることができる。加えて、大口径比化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正することが可能な高い光学性能を備えることができる。なお、上記各条件を一つよりも複数同時に満足することにより、より優れた光学性能が得られる。
以下、本発明にかかるズームレンズの実施例を図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G11と、所定の口径を規定する開口絞りSTと、正の屈折力を有する第2レンズ群G12と、が配置されて構成される。第2レンズ群G12と結像面IMGとの間には、カバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G11は、物体側から順に、負レンズL111、負レンズL112、および正レンズL113が配置されて構成される。負レンズL111は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。負レンズL112は、両凹レンズで構成されている。
第2レンズ群G12は、物体側から順に、正レンズL121、負レンズL122、正レンズL123、負レンズL124、および正レンズL125が配置されて構成される。正レンズL121の両面には、非球面が形成されている。負レンズL122と正レンズL123と負レンズL124とが、接合されている。また、正レンズL125の両面には、非球面が形成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G12を光軸に沿って物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G11を光軸に沿って結像面IMG側へ移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例1にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=3.10(広角端)〜8.65(望遠端)
Fナンバー(Fno.)=1.35(広角端)〜2.22(望遠端)
画角(2ω)=139.5(広角端)〜44.5(望遠端)
変倍比(Z)=2.79
(レンズデータ)
1=32.3570
1=0.90 nd1=1.88100 νd1=40.14
2=7.0357
2=4.93
3=-20.3046
3=0.60 nd2=1.69680 νd2=55.46
4=52.9626
4=0.10
5=19.9083
5=1.88 nd3=1.95906 νd3=17.47
6=141.1846
6=D(6)(可変)
7=∞(開口絞り)
7=D(7)(可変)
8=6.5000(非球面)
8=3.47 nd4=1.61881 νd4=63.85
9=-14.9838(非球面)
9=0.10
10=80.0537
10=0.60 nd5=1.69895 νd5=30.05
11=6.5000
11=3.68 nd6=1.49700 νd6=81.61
12=-8.1250
12=0.60 nd7=1.54814 νd7=45.82
13=5.5000
13=0.33
14=7.3337(非球面)
14=2.41 nd8=1.74330 νd8=49.33
15=-162.1127(非球面)
15=D(15)(可変)
16=∞
16=1.20 nd9=1.51633 νd9=64.14
17=∞
17=1.00
18=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=-0.5742,
A=2.3129×10-5,B=6.4387×10-7
C=-1.0530×10-8,D=3.3380×10-9
(第9面)
K=-14.5328,
A=2.4858×10-4,B=-9.0271×10-6
C=3.6278×10-7,D=-4.3932×10-9
(第14面)
K=-3.5681,
A=1.9210×10-3,B=-1.1573×10-4
C=6.4399×10-6,D=-5.7187×10-7
(第15面)
K=0,
A=9.2492×10-4,B=-7.1211×10-5
C=1.7807×10-6,D=-2.8592×10-7
(変倍データ)
広角端 望遠端
D(6) 15.25 2.20
D(7) 6.10 0.80
D(15) 3.44 8.76
(条件式(1)に関する数値)
D2(第2レンズ群G12の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量)=5.30
D2/Z=1.9
(条件式(2)に関する数値)
νd2p(正レンズL123のd線に対するアッベ数)=81.61
(条件式(3)に関する数値)
νd22(負レンズL122のd線に対するアッベ数)/νd24(負レンズL124のd線に対するアッベ数)=0.656
(条件式(4)に関する数値)
Dp(第2レンズ群G12中の接合レンズと正レンズL125との間隔)=0.33
L2(第2レンズ群G12の全長)=11.19
Dp/L2=0.0295
(条件式(5)に関する数値)
νd21(正レンズL121のd線に対するアッベ数)=63.85
(条件式(6)に関する数値)
νd13(正レンズL113のd線に対するアッベ数)=17.47
図2は、実施例1にかかるズームレンズの諸収差図である。同図には、波長587.56nm(d線)、波長850.00nm(近赤外光域)に相当する波長の収差が示されている。そして、非点収差図におけるS,Mは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図3は、実施例2にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G21と、所定の口径を規定する開口絞りSTと、正の屈折力を有する第2レンズ群G22と、が配置されて構成される。第2レンズ群G22と結像面IMGとの間には、カバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G21は、物体側から順に、負レンズL211、負レンズL212、および正レンズL213が配置されて構成される。負レンズL211は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。負レンズL212は、両凹レンズで構成されている。
第2レンズ群G22は、物体側から順に、正レンズL221、負レンズL222、正レンズL223、負レンズL224、および正レンズL225が配置されて構成される。正レンズL221の両面には、非球面が形成されている。負レンズL222と正レンズL223と負レンズL224とが、接合されている。また、正レンズL225の両面には、非球面が形成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G22を光軸に沿って物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G21を光軸に沿って結像面IMG側へ移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例2にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=3.10(広角端)〜8.65(望遠端)
Fナンバー(Fno.)=1.35(広角端)〜2.27(望遠端)
画角(2ω)=137.8(広角端)〜44.8(望遠端)
変倍比(Z)=2.79
(レンズデータ)
1=28.6250
1=0.90 nd1=1.88100 νd1=40.14
2=6.7499
2=4.69
3=-19.1417
3=0.60 nd2=1.69680 νd2=55.46
4=37.2368
4=0.25
5=18.5538
5=1.80 nd3=1.95906 νd3=17.47
6=111.0681
6=D(6)(可変)
7=∞(開口絞り)
7=D(7)(可変)
8=7.2427(非球面)
8=3.40 nd4=1.61881 νd4=63.85
9=-18.6060(非球面)
9=0.10
10=18.9270
10=0.60 nd5=1.69895 νd5=30.05
11=6.9000
11=3.80 nd6=1.49700 νd6=81.61
12=-8.8110
12=0.60 nd7=1.62004 νd7=36.30
13=5.9000
13=1.12
14=8.2626(非球面)
14=2.40 nd8=1.74330 νd8=49.33
15=-48.0196(非球面)
15=D(15)(可変)
16=∞
16=1.20 nd9=1.51633 νd9=64.14
17=∞
17=1.00
18=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=-0.6694,
A=-1.9599×10-5,B=-1.1027×10-6
C=1.0229×10-7,D=-6.8191×10-10
(第9面)
K=-6.5395,
A=2.8291×10-4,B=-8.8130×10-6
C=3.2824×10-7,D=-4.6912×10-9
(第14面)
K=-5.7444,
A=1.8945×10-3,B=-7.3437×10-5
C=3.9376×10-6,D=-1.3730×10-7
(第15面)
K=0,
A=8.9125×10-4,B=-4.9082×10-5
C=4.7040×10-6,D=-1.9831×10-7
(変倍データ)
広角端 望遠端
D(6) 13.83 2.20
D(7) 6.86 0.80
D(15) 3.45 9.53
(条件式(1)に関する数値)
D2(第2レンズ群G22の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量)=6.06
D2/Z=2.172
(条件式(2)に関する数値)
νd2p(正レンズL223のd線に対するアッベ数)=81.61
(条件式(3)に関する数値)
νd22(負レンズL222のd線に対するアッベ数)/νd24(負レンズL224のd線に対するアッベ数)=0.828
(条件式(4)に関する数値)
Dp(第2レンズ群G22中の接合レンズと正レンズL225との間隔)=1.12
L2(第2レンズ群G22の全長)=12.02
Dp/L2=0.093
(条件式(5)に関する数値)
νd21(正レンズL221のd線に対するアッベ数)=63.85
(条件式(6)に関する数値)
νd13(正レンズL213のd線に対するアッベ数)=17.47
図4は、実施例2にかかるズームレンズの諸収差図である。同図には、波長587.56nm(d線)、波長850.00nm(近赤外光域)に相当する波長の収差が示されている。そして、非点収差図におけるS,Mは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図5は、実施例3にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G31と、所定の口径を規定する開口絞りSTと、正の屈折力を有する第2レンズ群G32と、が配置されて構成される。第2レンズ群G32と結像面IMGとの間には、カバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G31は、物体側から順に、負レンズL311、負レンズL312、および正レンズL313が配置されて構成される。負レンズL311は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。負レンズL312は、両凹レンズで構成されている。
第2レンズ群G32は、物体側から順に、正レンズL321、負レンズL322、正レンズL323、負レンズL324、および正レンズL325が配置されて構成される。正レンズL321の両面には、非球面が形成されている。負レンズL322と正レンズL323と負レンズL324とが、接合されている。また、正レンズL325の両面には、非球面が形成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G32を光軸に沿って物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G31を光軸に沿って結像面IMG側へ移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例3にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=3.10(広角端)〜8.65(望遠端)
Fナンバー(Fno.)=1.35(広角端)〜2.27(望遠端)
画角(2ω)=139.2(広角端)〜45.0(望遠端)
変倍比(Z)=2.79
(レンズデータ)
1=31.1372
1=0.90 nd1=1.88100 νd1=40.14
2=6.6424
2=4.37
3=-19.8116
3=0.60 nd2=1.69680 νd2=55.46
4=35.2194
4=0.25
5=17.2773
5=1.80 nd3=1.94594 νd3=17.98
6=88.8758
6=D(6)(可変)
7=∞(開口絞り)
7=D(7)(可変)
8=7.8857(非球面)
8=3.40 nd4=1.61881 νd4=63.85
9=-28.3972(非球面)
9=0.10
10=12.3684
10=0.60 nd5=1.69895 νd5=30.05
11=6.5000
11=3.80 nd6=1.49700 νd6=81.61
12=-12.5484
12=0.60 nd7=1.67270 νd7=32.17
13=7.6921
13=1.63
14=9.0202(非球面)
14=2.40 nd8=1.74330 νd8=49.33
15=-87.6394(非球面)
15=D(15)(可変)
16=∞
16=1.20 nd9=1.51633 νd9=64.14
17=∞
17=1.00
18=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=-0.6133,
A=1.7513×10-6,B=-1.7488×10-6
C=1.4786×10-7,D=-1.4764×10-9
(第9面)
K=0.2439,
A=2.4387×10-4,B=-6.2756×10-6
C=3.2083×10-7,D=-5.0726×10-9
(第14面)
K=-7.8516,
A=1.5681×10-3,B=-8.1838×10-5
C=3.7026×10-6,D=-1.5052×10-7
(第15面)
K=0,
A=7.1700×10-4,B=-4.2843×10-5
C=2.6181×10-6,D=-1.3743×10-7
(変倍データ)
広角端 望遠端
D(6) 13.39 2.20
D(7) 7.11 0.80
D(15) 3.44 9.80
(条件式(1)に関する数値)
D2(第2レンズ群G32の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量)=6.31
D2/Z=2.261
(条件式(2)に関する数値)
νd2p(正レンズL323のd線に対するアッベ数)=81.61
(条件式(3)に関する数値)
νd22(負レンズL322のd線に対するアッベ数)/νd24(負レンズL324のd線に対するアッベ数)=0.934
(条件式(4)に関する数値)
Dp(第2レンズ群G32中の接合レンズと正レンズL325との間隔)=1.63
L2(第2レンズ群G32の全長)=12.53
Dp/L2=0.13
(条件式(5)に関する数値)
νd21(正レンズL321のd線に対するアッベ数)=63.85
(条件式(6)に関する数値)
νd13(正レンズL313のd線に対するアッベ数)=17.98
図6は、実施例3にかかるズームレンズの諸収差図である。同図には、波長587.56nm(d線)、波長850.00nm(近赤外光域)に相当する波長の収差が示されている。そして、非点収差図におけるS,Mは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
図7は、実施例4にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G41と、所定の口径を規定する開口絞りSTと、正の屈折力を有する第2レンズ群G42と、が配置されて構成される。第2レンズ群G42と結像面IMGとの間には、カバーガラスCGが配置されている。カバーガラスCGは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、結像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群G41は、物体側から順に、負レンズL411、負レンズL412、および正レンズL413が配置されて構成される。負レンズL411は、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズで構成されている。負レンズL412は、両凹レンズで構成されている。
第2レンズ群G42は、物体側から順に、正レンズL421、負レンズL422、正レンズL423、負レンズL424、および正レンズL425が配置されて構成される。正レンズL421の両面には、非球面が形成されている。負レンズL422と正レンズL423と負レンズL424とが、接合されている。また、正レンズL425の両面には、非球面が形成されている。
このズームレンズでは、第2レンズ群G42を光軸に沿って物体側へ移動させることによって広角端から望遠端への変倍を行い、第1レンズ群G41を光軸に沿って結像面IMG側へ移動させることによって変倍に伴う結像面変動(結像位置)の補正を行う。
以下、実施例4にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
ズームレンズ全系の焦点距離=3.10(広角端)〜8.65(望遠端)
Fナンバー(Fno.)=1.35(広角端)〜2.25(望遠端)
画角(2ω)=132.9(広角端)〜43.4(望遠端)
変倍比(Z)=2.79
(レンズデータ)
1=28.5445
1=0.90 nd1=1.88100 νd1=40.14
2=6.8556
2=4.80
3=-19.2406
3=0.60 nd2=1.69680 νd2=55.46
4=40.6322
4=0.21
5=19.2751
5=1.84 nd3=1.95906 νd3=17.47
6=138.1909
6=D(6)(可変)
7=∞(開口絞り)
7=D(7)(可変)
8=6.7845(非球面)
8=3.41 nd4=1.61881 νd4=63.85
9=-18.1023(非球面)
9=0.10
10=16.6622
10=0.60 nd5=1.74077 νd5=27.76
11=6.5000
11=3.73 nd6=1.43700 νd6=95.10
12=-8.1250
12=0.60 nd7=1.62004 νd7=36.30
13=5.6971
13=0.81
14=8.2963(非球面)
14=2.27 nd8=1.85135 νd8=40.10
15=-51.7702(非球面)
15=D(15)(可変)
16=∞
16=1.20 nd9=1.51633 νd9=64.14
17=∞
17=1.00
18=∞(結像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=-0.6411,
A=-1.2907×10-5,B=-3.0165×10-7
C=5.8368×10-8,D=1.2429×10-9
(第9面)
K=-10.2669,
A=2.9490×10-4,B=-1.0692×10-5
C=4.2305×10-7,D=-5.6209×10-9
(第14面)
K=-4.6171,
A=1.8431×10-3,B=-8.1953×10-5
C=5.8019×10-6,D=-2.6181×10-7
(第15面)
K=0,
A=9.9504×10-4,B=-6.9057×10-5
C=7.1792×10-6,D=-3.5462×10-7
(変倍データ)
広角端 望遠端
D(6) 14.53 2.20
D(7) 6.55 0.80
D(15) 3.46 9.21
(条件式(1)に関する数値)
D2(第2レンズ群G42の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量)=5.75
D2/Z=2.061
(条件式(2)に関する数値)
νd2p(正レンズL423のd線に対するアッベ数)=95.1
(条件式(3)に関する数値)
νd22(負レンズL422のd線に対するアッベ数)/νd24(負レンズL424のd線に対するアッベ数)=0.765
(条件式(4)に関する数値)
Dp(第2レンズ群G42中の接合レンズと正レンズL425との間隔)=0.81
L2(第2レンズ群G42の全長)=11.52
Dp/L2=0.07
(条件式(5)に関する数値)
νd21(正レンズL421のd線に対するアッベ数)=63.85
(条件式(6)に関する数値)
νd13(正レンズL413のd線に対するアッベ数)=17.47
図8は、実施例4にかかるズームレンズの諸収差図である。同図には、波長587.56nm(d線)、波長850.00nm(近赤外光域)に相当する波長の収差が示されている。そして、非点収差図におけるS,Mは、それぞれサジタル像面、メリディオナル像面に対する収差を表す。
なお、上記各実施例中の数値データにおいて、r1,r2,・・・・はレンズ面、絞り面等の曲率半径、d1,d2,・・・・はレンズ、絞り等の肉厚またはそれらの面間隔、nd1,nd2,・・・・はレンズ等のd線(λ=587.56nm)に対する屈折率、νd1,νd2,・・・・はレンズ等のd線(λ=587.56nm)に対するアッベ数を示している。そして、長さの単位はすべて「mm」、角度の単位はすべて「°」である。
また、上記各非球面形状は、レンズ面頂点から光軸方向の距離をZ、光軸と垂直な方向の高さをy、近軸曲率半径をR、円錐係数をK、4次,6次,8次,10次の非球面係数をそれぞれA,B,C,Dとし、光の進行方向を正とするとき、以下に示す式により表される。
Figure 2015082068
以上説明したように、上記各実施例のズームレンズは、上記各条件を満足することにより、小型化、高変倍比化を達成するとともに、メガピクセル化された撮像素子に対応可能な高い光学性能を備えることができる。加えて、大口径比化を達成するとともに、全変倍域に亘って可視光域から近赤外光域の光に対して発生する諸収差を良好に補正することが可能な高い光学性能を備えることができる。これにより、メガピクセル化された撮像素子を搭載する小型の監視カメラ(特に、監視用ドームカメラ)などのビデオカメラに最適なズームレンズになる。なお、上記各実施例のズームレンズは、適宜非球面が形成されたレンズを用いているため、少ないレンズ枚数で、良好な光学性能を維持することができる。
以上のように、本発明のズームレンズは、監視カメラに有用であり、特に、小型化、高変倍比化、大口径比化と、高い光学性能が要求される場合に最適である。
11,G21,G31,G41 第1レンズ群
12,G22,G32,G42 第2レンズ群
111,L112,L122,L124,L211,L212,L222,L224,L311,L312,L322,L324,L411,L412,L422,L424 負レンズ
113,L121,L123,L125,L213,L221,L223,L225,L313,L321,L323,L325,L413,L421,L423,L425 正レンズ
ST 開口絞り
CG カバーガラス
IMG 結像面

Claims (3)

  1. 物体側から順に配置された、負の屈折力を有する第1レンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群と、からなり、
    前記第2レンズ群を光軸に沿って物体側へ移動させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、前記第1レンズ群を光軸に沿って像側へ移動させることにより変倍に伴う結像面変動の補正を行うズームレンズであって、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に配置された、少なくとも1面に非球面が形成された正レンズと、負レンズと正レンズと負レンズとからなる接合レンズと、を備え、
    以下に示す条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1) 1.8<D2/Z<2.3
    ただし、D2は前記第2レンズ群の変倍に伴う広角端から望遠端までの移動量、Zは変倍比(望遠端焦点距離/広角端焦点距離)を示す。
  2. 以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (2) νd2p>80
    (3) 0.6<νd22/νd24<1
    ただし、νd2pは前記第2レンズ群中の接合レンズを構成する正レンズのd線に対するアッベ数、νd22は前記第2レンズ群中の接合レンズにおいて最も物体側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数、νd24は前記第2レンズ群中の接合レンズにおいて最も像側に配置された負レンズのd線に対するアッベ数を示す。
  3. 前記第2レンズ群中の接合レンズの像側に正レンズが配置され、
    以下に示す条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
    (4) 0.02<Dp/L2<0.15
    ただし、Dpは前記接合レンズと当該接合レンズの像側に配置された正レンズとの間隔、L2は前記第2レンズ群の全長を示す。
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