JP4884650B2 - トロイダルモータ - Google Patents

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Description

本発明は、確実なアース構造を有し、洗濯機や食器洗浄機等の水を使用することを前提とする電気機器に搭載されるのに好適なモータ、及びそのモータを搭載した電気機器に関する。
洗濯機の排水ポンプや食器洗浄機の洗浄ポンプなどの駆動源として用いられるモータは、水回りの製品であるため、そのモータには信頼性の高いアース構造が要求される。
従来、洗濯機や食器洗浄機等の水を使用することを前提とする電気機器に搭載されるモータには、ステータを樹脂にて成形したいわゆるモールドモータが使用される場合が多い。そのモールドモータの種類がインサータ巻線方式のインダクションモータの場合、そのモータのアース構造は次のような構造が比較的容易に実現できる。すなわち、モータのステータコアの外径側に溝を設け、アース端子をその溝に挿入し、これらを一体成形するとともに、モータ外部にアース端子の先端部を出すという構造である。
この従来のアース構造について図面を用いて説明する。図7は従来のモールドモータの構造断面図である。
図7において、ステータコア511には、ステータ巻線512がそのステータコア511の内径側よりスロット(図示せず)に挿入されている。アース端子514は、ステータコア511の外径側に設けられた溝に圧入され、外被を形成する樹脂531にてモールドされている。アース端子514の先端部は、機器側からのアース線との接続のために樹脂531の外部に露出している。コネクタ513は、機器側からステータ巻線512へ給電するための配線が接続されるためのものであり、そのコネクタの一部が樹脂531にてモールドされ固定されている。また、シャフトが取り付けられたロータ532は、ステータコア511の内側に配設されている。そのシャフトを支承するための軸受を装着するブラケット533がステータの一方の端面に固定されている。
また、別なアース構造として、ステータコアとそのステータコアに巻装されたステータ巻線とを樹脂で一体成形して構成したステータの軸方向端面に、導電性のブラケットを押圧取付けしてなるモールドモータにおいて、ステータコアとブラケットとを導電性の弾性体でアース接続する方法が知られている。
さらに別のアース構造として、剛体であるピンをステータコアとブラケットとの間に挟み込んでアース接続を行う方法が知られている。
しかしながら、特に、ステータ巻線がステータコアのスロットから外径に向かって巻装されるトロイダルモータの場合にあっては、ステータ巻線がステータコアの外径側にも巻装されるため、コアの外径側から端子を出すことは困難である。
また、ばね等の弾性体や剛体であるピンのステータコア・ブラケット間への挟み込みだけでは、ピンは両者に対して点接触となりその接触の確実性が低い。そのため、経年変化等により接触が不安定になるおそれがあり、アース構造としての信頼性が低い。(例えば、特許文献1参照)
特開平11−75337号公報
このように従来技術においては、ステータ巻線がステータコアのスロットから外径に向かって巻装されるトロイダルモータの場合にあっては、ステータ巻線がステータコアの外径側にも巻装されるため、コアの外径側から端子を出すことは困難である。
また、ばね等の弾性体や剛体であるピンのステータコア・ブラケット間への挟み込みだけでは、ピンは両者に対して点接触となりその接触の確実性が低い。そのため、経年変化等により接触が不安定になるおそれがあり、アース構造としての信頼性が低い。
上記課題を解決するための第1の発明は、ステータコアと、そのステータコアに主巻線のみのスロット部と補助巻線のみのスロット部とからなるステータ巻線が巻装され、そのステータ巻線に装着さるアース端子とを絶縁性樹脂にて一体成形してなるステータと、シャフトを備えたロータと、前記シャフトを支承するための軸受を装着するブラケットと、前記ステータコアのティース部に設けられ所定の穴径を有する少なくとも1つの穴に対して圧入される導電性ピンとを含み、前記導電性ピンと前記アース端子とを電気的に接続した構成において、前記導電性ピンは前記主巻線のみのスロット部が配列された箇所または補助巻き線のみのスロット部が配列されたいずれかの箇所であってぞれぞれの箇所内のスロット部間の内径側に突出するように形成されたティース部に設け、前記穴径の上限値が、ティース部の幅寸法に対して40%であるトロイダルモータである。
また、第2の発明は、上記第1の発明において、さらに、ステータ巻線に装着されるコネクタを備え、アース端子の一方側は、前記コネクタの少なくとも1つ端子を経由して前記コネクタの外側に突出し、前記アース端子の他方側は、導電性ピンを介してステータコアのティース部に接続されるように構成されたトロイダルモータである。
また、第3の発明は、上記第2の発明において、コネクタの一部が絶縁性樹脂にて一体成形されたトロイダルモータである。
また、第4の発明は、上記第3の発明において、モータのステータ巻線がステータコアのスロット部から外径に向かって巻装されたトロイダルモータである。
また、第5の発明は、上記第4の発明のトロイダルモータを搭載した気機器である。
以上のように本件出願に係る発明のトロイダルモータは、より確実なアース構造が可能となり、信頼性の高いモータとすることができる。
さらに、本発明によるトロイダルモータを、水を使用することを前提とする電気機器、例えば洗濯機や食器洗浄機等に搭載することにより、より信頼性の高い電気機器とすることができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明の実施の形態にかかるモータは、ステータコアと、そのステータコアに主巻線のみのスロット部と補助巻線のみのスロット部とからなるステータ巻線が巻装され、そのステータ巻線に装着さるアース端子とを絶縁性樹脂にて一体成形してなるステータと、シャフトを備えたロータと、前記シャフトを支承するための軸受を装着するブラケットと、前記ステータコアのティース部に設けられ所定の穴径を有する少なくとも1つの穴に対して圧入される導電性ピンとを含み、前記導電性ピンと前記アース端子とを電気的に接続した構成において、前記導電性ピンは前記主巻線のみのスロット部が配列された箇所または補助巻き線のみのスロット部が配列されたいずれかの箇所であってぞれぞれの箇所内のスロット部間の内径側に突出するように形成されたティース部に設け、前記穴径の上限値が、ティース部の幅寸法に対して40%であるトロイダルモータである。この構成により、信頼性の高いアース構造を有するモータを提供することができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態として、モータがトロイダルモータの場合について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態にかかるトロイダルモータ(以下、モータと言う)の巻線完成品であり、次のように構成されている。
ステータ50のステータコア11は、複数枚の電磁鋼板を積層し形成されている。ステータコア11は、内径側に突出するように形成された24個のティース部15と、それらティース部を連結するヨーク部と、互いに隣接するティース部間に形成される24個のスロット部40とを有している。ステータコア11には、そのステータコア11に巻装されるステータ巻線12との電気的絶縁を確保するための絶縁が施されている。ステータ巻線12は、ステータコア11のスロット部40からステータコア11の外径に向かって巻装されている。巻装後、ステータ巻線12にはコネクタ13及びアース端子14が装着される。コネクタ13は、機器側からステータ巻線12へ給電するための配線と、機器側からのアース線が接続されるためのものである。なお、図1中に示す「M」は主巻線、「A」は補助巻線を示している。
コネクタ13の機器側の3つ端子の内、両側の2つの端子は機器側からモータへの給電線が接続されるための端子であり、中央の1つの端子は機器側からのアース線が接続されるための端子である。また、コネクタ13のモータ側の3つ端子の内、両側の2つの端子には、一方に主巻線、他方に補助巻線が接続されている。また、機器側の右側端子とモータ側の右側端子とは電気的に接続され、同様に、機器側の左側端子とモータ側の左側端子とが電気的に接続されている。
アース端子14の一方側は、コネクタ13のモータ側の中央端子及び機器側の中央端子を経由して、コネクタ13の外側に突出している。アース端子14の他方側はクランク状に曲げられ、その先端部は、図2に示す導電性ピン21を介してステータコア11のティース部15に電気的に接続される。
次に、アース端子14が導電性ピン21を介してティース部15に電気的に接続される構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2は図1に示すトロイダルモータの巻線完成品の断面図である。
図2おいて、ステータコア11にはステータ巻線12が巻装されている。そのステータ巻線12にはアース端子14及びコネクタ13が装着されている。ステータコア11のティース部15には、所定の穴径を有する穴80が設けられている。その穴80に導電性ピン21が圧入されており、このピン21とアース端子14は、はんだ22や溶接等により電気的に確実に接続されている。
本実施の形態においては、モータがトロイダルモータであり、ステータ巻線12は、ステータコア11のスロット部40からステータコア11の外径に向かって巻装されている。したがって、ステータ巻線12がステータコア11の外径側にも巻装されるため、ステータコア11の外径側から直接アース端子を出すこと難しい。しかしながら、トロイダルモータにおいては、図1に示すように、一般的に、ティース部15に上記のように、穴80を設け、その穴80にピン21を圧入するためのスペースが確保しやすい。したがって、本発明の適用は、特にトロイダルモータの場合に有効である。
ここで、穴80の穴径は、ピン21がその穴80に対して圧入状態となるような所定の値である。また、この穴径は、好ましくは、ステータコア11のティース部15の幅寸法に対して20%以上、40%以下の寸法であると好ましい。
この穴径について詳細に説明する。
穴寸法の設定は、ティース部の幅に対し、ステータコアの打抜き性等の生産性をも考慮して決定する必要がある。すなわち、穴径が小さすぎるとアースとしての機能が維持できない上、圧入する際にピンが曲がる等の原因となってしまう。逆に穴径が大きすぎるとティース部の変形やモータ特性の悪化を招くこととなる。
図4は本発明の実施の形態にかかるモータにおけるティース部15に設けられる穴80の穴径のティース幅に対する寸法比率とモータ損失との関係を示すグラフである。このグラフにおいて、横軸の寸法比率が0%とは、ティース部15にピン21が挿入されるための穴が設けられていない状態である。このグラフより寸法比率40%を超えたところから急激にモータ損失が上昇することが分かる。
したがって、ピン21が圧入される穴80は、ティース部15の幅寸法に対して20%以上、40%以下の穴径とすることが最適である。そのような範囲の穴径とすることにより、穴80に対するピン21の圧入強度が確保できるとともに、ティース部15に穴80があけられることに起因するモータ損失がほとんど無視できる程度におさまる。
なお、本実施の形態においてはこの穴は1つであるが、複数個設けそれらの穴にそれぞれに導電性ピンを圧入し、各導電性ピンをそれぞれアース端子と電気的に接続する構成としてもよい。この場合は、複数箇所にてアースが確保できるので、より信頼性の高いモータとすることができる。
図3は本発明の実施の形態にかかるトロイダルモータの構造断面図である。
図3において、図1及び図2に示す巻線完成品を絶縁性樹脂31にて一体成形することにより構成したステータ50の内側に、シャフト60と軸受70とを備えたロータ32を挿入する。その後、軸受70及びステータ50に対してブラケット33を圧入固定する。
ここで、ステータ50は、ステータコア11と、そのステータコアに巻装されるステータ巻線12と、そのステータ巻線12に装着されるアース端子14と、同じくステータ巻線12に装着されるコネクタ13の一部とを絶縁性樹脂にて一体成形することにより形成されている。
そして、図1から図3に示すように、アース端子14の一方側は、コネクタ13の少なくとも1つ端子を経由して、その先端部がコネクタ13の外側に突出している。その突出したコネクタ14の先端部は、図3に示すように、モータ完成品の状態では、図2に示す巻線完成品の状態から曲げられている。
一方、アース端子14の他方側の先端部は、はんだ22にてはんだ付けされた導電性ピン21を介してステータコア11のティース部15に電気的に接続されている。こうして、ステータコア11に電気的に確実に接続されたアース端子14を備えたモータとなる。
なお上記説明では、軸受70は玉軸受であり、ロータ32のシャフト60が軸受70の内輪に予め圧入されており、後からその軸受70の外輪にブラケット33が圧入される。しかしながら、軸受が含油焼結軸受のような場合にはその軸受は予めブラケットに固定されており、後からその軸受に対してロータのシャフトが挿入される。いずれの場合も、ブラケットはシャフトを支承するための軸受を装着することとなる。
上記から明らかなように、本発明の実施の形態におけるモータは、例えば洗濯機において洗濯槽下部の空間に搭載されたり、また、食器洗浄機で洗浄槽の下部に搭載されるなどの水回りで使用されるのに好適なモータである。本発明の実施の形態におけるモータは、ステータが絶縁性樹脂にて成形されているため耐水効果に富む。また、ステータコアのティース部に、そのティースの幅寸法に対して所定の穴径を有する穴を1箇所以上備え、この穴に導電性ピンを圧入する。そして、このピンとアース端子とをはんだや溶接等により固定接続することにより、より確実なアース構造が可能となり、信頼性の高いモータとすることができる。
さらに、本発明によるモータを、水を使用することを前提とする電気機器、例えば洗濯機や食器洗浄機等に搭載することにより、より信頼性の高い電気機器とすることができる。
以上、上記実施の形態の説明においては、トロイダルモータを取り上げて説明した。
次に、図5を用いて、本発明の実施の形態にかかる電気機器の一例として洗濯機について説明する。図5はその洗濯機の構造断面図である。
図5において、洗濯兼脱水槽101(以下、槽101と呼ぶ。)は、その外側に水受け槽103を、底面に撹拌翼(パルセータ)102を配設している。水受け槽103の底面には、クラッチ装置105が取り付けられている。駆動モータ104とそのクラッチ装置105とはベルトにより連結されており、モータ104の回転力がクラッチ装置105を介して槽101又は撹拌翼102に伝達される。ここで、クラッチ装置105は、モータ104の回転力を、洗濯時には撹拌翼102に伝達し、脱水時には槽101に伝達するように切り替える。
また、水受け槽103は外枠106にサスペンション107を介して防振支持されている。槽101の上部には、液体を内封した流体バランサー108を固定している。水受け槽103の上方は水受け槽カバー109によって覆われている。水受け槽103の下には排水ホース191が取り付けられている。排水ホース191の途中にはポンプモータ190が取り付けられている。そのポンプモータ190は、排水時に動作することにより排水を円滑に行うように機能している。上記の本発明の実施の形態にかかるモータをこのポンプモータ190に適用するとよい。
上記のように構成された実施の形態における洗濯機の動作について説明する。
まず、洗濯工程では、水受け槽103内に洗濯液を入れ、槽101に投入した洗濯物(衣類)を撹拌翼102によって撹拌し、洗濯液を洗濯物に浸透させ、かつ洗濯物を揉むことで汚れを除去する。次に、すすぎ工程では、水受け槽103に水を入れて、撹拌翼102によって撹拌して洗濯物をすすぐ。最後に、脱水工程では、クラッチ装置105を切り替えて、駆動モータ104の回転力を槽101に伝達し、槽101を回転することで洗濯物の水分を遠心脱水する。これら各工程を逐次制御して、洗濯、すすぎ、脱水の各工程を自動的に行うようにしている。
ここで、上記すすぎ工程や脱水工程において発生した水は、ポンプモータ190の作用により、排水ホース191を通じて排水される。
ポンプモータ190に、本発明のモータを採用することにより、そのモータ190は、耐水性に優れるばかりでなく、より確実なアース構造が可能となり、信頼性の高いモータとすることができる。その結果、本発明の実施の形態にかかる洗濯機もまた信頼性の高いものとすることができる。
次に、図6を用いて、本発明の実施の形態にかかる電気機器の一例として食器洗浄機について説明する。図6はその食器洗浄機の構造断面図である。
図6において、洗浄機本体201は、前方(図面左側)を開口し、内部に洗浄槽202を設けている。その洗浄槽202は、上方を開口し、洗浄機本体201より前方に略水平方向に引き出し可能である。この洗浄槽202内には、食器203を収納する食器かご204を設けている。洗浄槽202は、洗浄機本体201と洗浄槽202とに間に設けたレールにより、前方に引き出し可能に構成されている。
また、洗浄槽202内には、洗浄槽202内の洗浄水を加熱する加熱器としてヒータ205を設けている。洗浄槽202の下方には、洗浄ポンプ206を設け、洗浄ノズル207より洗浄水を噴射して食器203を洗浄するように構成している。その洗浄ポンプ206はポンプモータ200によって駆動される。上記本発明の実施の形態にかかるモータを、このポンプモータ200に適用するとよい。給水弁208は、水道水を洗浄槽202に給水するものである。洗浄槽202内の洗浄水は、排水ポンプ(図示せず)により排水する。
温度センサ209は、サーミスタで構成され、洗浄槽202の下面に取り付けられ洗浄槽202内の洗浄水の温度を検出する。制御装置210は、温度センサ209の検出信号を受け取り、洗浄水の温度を検知してその温度を制御するとともに乾燥工程での温度制御を行う。洗浄槽202の上面には内蓋211を洗浄機本体201に固定して設けている。この内蓋211は、洗浄機本体201の内部にあり、洗浄槽202を洗浄機本体201内に収納したときに洗浄槽202の開口部を覆うものである。さらに、洗浄槽202の開口部を閉塞するためのシールパッキング212が配設されている。
上記の食器洗浄機において、その動作を説明する。
使用者が、洗浄槽102を前方(図面左側)に引き出し、食器103を食器かご104に配置し、洗浄槽102を洗浄機本体201に収納した後、運転を開始する。すると、制御装置21が、ヒータ205、洗浄ポンプ206、給水弁208、排水ポンプ等の運転を制御し、食器洗浄機は食器103を洗浄、すすぎ、乾燥を行う。
このような構成の食器洗浄機においては、洗浄運転中には洗浄水が内蓋211の裏面に付着しており、洗浄槽202を前方に引き出すと、内蓋211に付着している洗浄水が、洗浄機本体201の底面内部に滴下し、その滴下した水がポンプモータ200にかかることが考えられる。したがって、ポンプモータ200には耐水性が求められる。ポンプモータ200に本発明のモータを採用すれば、ステータコアとステータ巻線とを絶縁性樹脂にて一体成形したステータを用いており、耐水性に優れ好適である。また、そのモータは、より確実なアース構造が可能となり、信頼性の高いモータとすることができる。
このように食器洗浄機においても、洗浄槽の下部に搭載され、食器に噴射するためのポンプモータに本発明のモータを採用することができる。そのモータは、より確実なアース構造が可能となり、信頼性の高いモータとすることができ、その結果、本発明の実施の形態にかかる食器洗浄もまた信頼性の高いものとすることができる。
本発明のトロイダルモータは、確実なアース構造を実現し、水を使用することを前提とする洗濯機や食器洗浄機等の電気機器に搭載するのに好適である。
本発明の実施の形態のトロイダルモータの巻線完成品の構成図 図1に示すトロイダルモータの巻線完成品の断面図 本発明の実施の形態のトロイダルモータの構造断面図 本発明の実施の形態のモータにおけるティース部に設けられる穴径のティース幅に対する寸法比率とモータ損失との関係を示す特性 本発明の実施の形態の電気機器(洗濯機)の構造断面図 本発明の実施の形態の電気機器(食器洗浄機)の構造断面図 従来のモールドモータの構造図
11 ステータコア
12 ステータ巻線
13 コネクタ
14 アース端子
15 ティース部
21 導電性ピン

Claims (5)

  1. ステータコアと、そのステータコアに主巻線のみのスロット部と補助巻線のみのスロット部とからなるステータ巻線が巻装され、そのステータ巻線に装着さるアース端子とを絶縁性樹脂にて一体成形してなるステータと、シャフトを備えたロータと、前記シャフトを支承するための軸受を装着するブラケットと、前記ステータコアのティース部に設けられ所定の穴径を有する少なくとも1つの穴に対して圧入される導電性ピンとを含み、前記導電性ピンと前記アース端子とを電気的に接続した構成において、前記導電性ピンは前記主巻線のみのスロット部が配列された箇所または補助巻き線のみのスロット部が配列されたいずれかの箇所であってぞれぞれの箇所内のスロット部間の内径側に突出するように形成されたティース部に設け、前記穴径の上限値が、ティース部の幅寸法に対して40%であるトロイダルモータ。
  2. 請求項1記載のトロイダルモータにおいて、さらに、ステータ巻線に装着されるコネクタを備え、アース端子の一方側は、前記コネクタの少なくとも1つ端子を経由して前記コネクタの外側に突出し、前記アース端子の他方側は、導電性ピンを介してステータコアのティース部に接続されるように構成されたトロイダルモータ。
  3. コネクタの一部が絶縁性樹脂にて一体成形された請求項2記載のトロイダルモータ。
  4. トロイダルモータは、ステータ巻線がステータコアのスロット部から外径に向かって巻装されたトロイダルモータである請求項3記載のトロイダルモータ。
  5. 請求項4記載のトロイダルモータを搭載する電気機器。
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