JP2003023742A - トロイダルモータおよびそれを搭載した電気機器 - Google Patents
トロイダルモータおよびそれを搭載した電気機器Info
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- JP2003023742A JP2003023742A JP2001205852A JP2001205852A JP2003023742A JP 2003023742 A JP2003023742 A JP 2003023742A JP 2001205852 A JP2001205852 A JP 2001205852A JP 2001205852 A JP2001205852 A JP 2001205852A JP 2003023742 A JP2003023742 A JP 2003023742A
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Abstract
を提供することにより、生ごみ処理機、餅つき機および
精米機等の家庭電気製品の小型化を実現することであ
る。 【解決手段】 コイル6は16のスロットのステータコ
ア1には、主コイル6M(M1〜M8)と補コイル6A
(A1〜A8)を、1スロット1コイルで8極のトロイ
ダル巻線がコア絶縁7(図2参照)を介してステータコ
ア1に巻装され、その外周を樹脂等による外被5に覆わ
れるステータ完成を具備するトロイダルモータとした。
Description
を要求される生ごみ処理機、餅つき機および精米機等の
電気機器に搭載されるトロイダルモータに関するもので
ある。
に主コイルと補コイルを2スロット1コイルで4極、あ
るいは4スロット1コイルで2極のトロイダル巻線が巻
装されている。
4スロット1コイルで2極のトロイダル巻線の巻装状態
を示しており、16スロットのステータコアに主コイル
6Mと補コイル6Aが巻装されている。
イダルモータは高回転高出力の特性を有しており、送風
用のファン等を回転させる用途(例えば、エアコン用の
送風ファン回転用)の電気機器に搭載されている。
電気製品、例えば、生ごみ処理機、餅つき機および精米
機等において使用されるモータは、ステータコアにコア
絶縁を施し、巻枠によって巻装されたコイル96を挿入
することにより形成されたステータを具備した構成であ
り、図9に示すように、減速用のギアユニット90と共
に前記家庭電気製品に搭載されている。
を開閉する等の行為により人が触れる場合が頻繁にある
ため、モータからの漏れ電流による感電を防止すること
が必要となる。これは、家庭電気製品等を屋外設置など
でアースが取れない場合で、非充電金属部に人が触れる
場合、特に重要である。そのため、ロータには2重絶縁
構造が採用されている。
具備したモータ、図11は2重絶縁部分の拡大図を示し
ている。図10および図11に示すとおり、2重絶縁方
法は、シャフト3の外径に対し肉厚1mm程度の樹脂1
05を施している。
図12に示すような上型127と下型128およびラン
ナー129からなる金型により、シャフト3の径よりも
大きな径にモールド成形される。
来の構成では以下のような課題を有している。
イダルモータに用いられる4極若しくは2極の巻線仕様
では、低回転時の高出力が不可能であり、低回転時に高
出力を要求される、従来の生ごみ処理機、餅つき機およ
び精米機等家庭電気製品には採用することができない。
機、餅つき機および精米機等家庭電気製品に搭載されて
いるモータを構成するステータは、巻枠によって巻装さ
れたコイルを絶縁を施したステータコアに挿入するた
め、コイルエンドの高さ(ステータコア端からの高さ)
が高くなり、結果としてモータが大きくなる。したがっ
て、それを搭載する電気機器の小型化が困難となる。
ャフト外径に対し肉厚1mm程度のモールドを施すこと
によっても、モータ外径が大きくなってしまう。
高出力であるモータを提供することにより、生ごみ処理
機、餅つき機および精米機等の家庭電気製品の小型化を
実現することである。
に本発明は、コイル6は16のスロットのステータコア
1には、主コイル6M(M1〜M8)と補コイル6A
(A1〜A8)を、1スロット1コイルで8極のトロイ
ダル巻線がコア絶縁7(図2参照)を介してステータコ
ア1に巻装され、その外周を樹脂等による外被5に覆わ
れるステータ完成を具備するトロイダルモータとした。
ャフト3のロータコア2締結部およびその周辺に、シャ
フト出力部外径に溝加工を施し、ここに樹脂を充填した
シャフト構成とした。
り、低回転高出力、および確実な2重絶縁構造を得るこ
とができる。
は、トロイダルモータのステータが、樹脂にて絶縁を施
した16スロットのステータコアに、主コイルと補コイ
ルを1スロット1コイルで8極のトロイダル巻線が巻装
されていることを特徴とするトロイダルモータであり、
低回転時の出力を高くすることができる。
部、およびその周辺のシャフト出力部外径に溝を形成し
たシャフトであって、前記溝部にはシャフト出力部外径
と同一寸法になるように樹脂が充填されているシャフト
と、アルミダイカストを施したロータコアにより構成さ
れるロータを具備したことを特徴とする請求項1記載の
トロイダルモータであり、ロータの2重絶縁が可能とな
り、漏れ電流を抑制できる。
は請求項2記載のトロイダルモータに、複数個のギア
と、これを保持する軸および軸受と、ギアケースからな
るギアユニットを組み合わせたことを特徴とするギア付
モータであり、超低速回転数に回転数を減速するために
必要なギア段数を少なくすることができる。
ギア付モータを搭載した電気機器であり、小型の家庭電
気製品にできる。
て説明する。
ダルモータのステータ巻線状態を示してあり、図におい
て、6Mは主コイル、6Aは補コイルを示している。な
お、M1〜M8は主コイル6Mを構成する各スロットに
施されたコイル6で、A1〜A8は補コイル6Aを構成
する各スロットに施された巻線であり、各1〜8の番号
は主コイル6Mと補コイル6Aにおいて対応している。
のステータコア1には、主コイル6M(M1〜M8)と
補コイル6A(A1〜A8)を、1スロット1コイルで
8極のトロイダル巻線が、図においては描画されていな
いコア絶縁7(図2参照)を介してステータコア1に巻
装されている。
たトロイダルモータの半断面図である。
0は、上記のようにコイル6が巻装されたステータコア
1の外周を樹脂成形等の方法により、外被5に覆われて
いる。また、ロータ完成20は、アルミダイカストを施
したロータコア2にシャフト3を取り付けた後、軸受4
により回転自在に保持され、ブラケット30を介して、
ステータ完成20に保持されている。
するために、樹脂5が形成されている。
図4はシャフトのモールド金型の断面図を示す。
示すようにアルミダイカストを施したロータコア2との
絶縁を目的とし、シャフト3のロータコア2締結部およ
びその周辺に、シャフト3出力部外径φ8より小さいφ
6程度の溝加工を施し、ここに樹脂105を充填するこ
とにより、シャフト3出力部外径と同一寸法φ8に仕上
げたものである。なお、樹脂105は熱硬化性の樹脂、
または熱可塑性の樹脂のどちらであってもよい。
型47と下型48およびランナー49からなる金型で、
シャフト3を下型のみで保持しシャフト3径と同一径に
てモールド成形される。
ロイダルモータを2重に絶縁することが可能となり、感
電等に対する高い安全性を確保することができる。
ア付モータを示し、図6に前記ギア付モータの第1ギア
部の拡大図を示す。
ニット212は、複数個のギア(例えば、第1ギア31
2)とこれを保持するギア用軸315および軸受と、ベ
ース板313、カバー板314を組み合わせる構造とな
っている。
ルモータ40は、外被5と共に成形されてなる樹脂フラ
ンジ209(図2におけるトロイダルモータ40におい
ては、その描画を省略してある)を、カバー板314に
モータ固定ネジ210により固定されており、シャフト
3の先端部に形成されたシャフト先端ギア60を介し
て、第1ギア312に回転が伝達され、所定の回転数に
減速される。
ケースのカバー板314にトロイダルモータ40用のは
め合い可能な穴を設け、トロイダルモータ40の出力側
のブラケット30の外径を挿入組立することにより位置
精度を高めることができる。
ア60にタフトライド処理、第1ギア312に、酸化被
膜処理を施すとよい。シャフト3は、通常S45Cの生
材でHRC20程度であり、タフトライド処理(軟窒化
処理)を施すことでHRC65程度に硬くなる。また、
これに噛み合う第1ギアは浸炭焼き入れすることによ
り、HRC40程度の硬さになるが、高温の熱処理に伴
い、歪みも大きくなるため、HRC30程度になる酸化
被膜処理を施すとよい。
鉄(Fe3O4)を形成することができるブルーイング
処理を施すとよい。
で、高精度にトロイダルモータ40の出力軸の位置決め
をすることが可能となり、低騒音を実現することができ
る。
たギアに上記表面処理を施すことにより、各々の構成部
品の摩耗を低減することができる。
テータが、樹脂にて絶縁を施した16スロットのステー
タコアに、主コイルと補コイルを1スロット1コイルで
8極のトロイダル巻線を巻装することで、小型で低回転
時の出力が高いトロイダルモータを得ることができる。
ットと組み合わせることにより、超低速回転数に回転数
を減速するために必要なギア段数を少なくすることがで
き、小型のギア付モータを得ることができる。
出力を要求される生ごみ処理機、餅つき機および精米機
等の電気機器に搭載することで、特に、それらの電気機
器の小型化を図ることができる。
面図
ータの正面図
面図
Claims (4)
- 【請求項1】 トロイダルモータのステータが、樹脂に
て絶縁を施した16スロットのステータコアに、主コイ
ルと補コイルを1スロット1コイルで8極のトロイダル
巻線が巻装されていることを特徴とするトロイダルモー
タ。 - 【請求項2】 ロータコア締結部、およびその周辺のシ
ャフト出力部外径に溝を形成したシャフトであって、前
記溝部にはシャフト出力部外径と同一寸法になるように
樹脂が充填されているシャフトと、アルミダイカストを
施したロータコアにより構成されるロータを具備したこ
とを特徴とする請求項1記載のトロイダルモータ。 - 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2記載のトロイ
ダルモータに、複数個のギアと、これを保持する軸およ
び軸受と、ギアケースからなるギアユニットを組み合わ
せたことを特徴とするギア付モータ。 - 【請求項4】 請求項3記載のギア付モータを搭載した
電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001205852A JP2003023742A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | トロイダルモータおよびそれを搭載した電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001205852A JP2003023742A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | トロイダルモータおよびそれを搭載した電気機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003023742A true JP2003023742A (ja) | 2003-01-24 |
Family
ID=19042084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001205852A Withdrawn JP2003023742A (ja) | 2001-07-06 | 2001-07-06 | トロイダルモータおよびそれを搭載した電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003023742A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004320991A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-11-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5914336A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-25 | Hitachi Ltd | 回転電気機械 |
JPS62119149A (ja) * | 1985-10-28 | 1987-05-30 | イズスレドバテルスキ・センタル・ポ・テクノロギイ・コンストルキイ・イ・マテリアリ“テコム” | 活性化アツシユセメント及びその製法 |
JPH04208049A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-29 | Fujitsu General Ltd | コンデンサ誘導電動機 |
-
2001
- 2001-07-06 JP JP2001205852A patent/JP2003023742A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04208049A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-29 | Fujitsu General Ltd | コンデンサ誘導電動機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004320991A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-11-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モータ |
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