JP4882442B2 - 包装材 - Google Patents

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Description

本発明は、包装材、特に、下部包装部材の下部筒部の外側に嵌る上部筒部を有する上部包装部材を下部包装部材の上方から被せる型式の包装材に関する。
従来より、被包装物としての室外ユニットを包装するための包装材として、室外ユニットが載置される段ボール製の下部包装部材と、下部包装部材に被せることが可能な段ボール製の上部包装部材とを備えたものがある。下部包装部材は、略長方形状の底面部と、底面部の周縁から上方に向かって延びる四角筒状の下部筒部とを有している。上部包装部材は、略長方形状の天面部と、天面部の周縁から下方に向かって延びるとともに下部筒部の外側に嵌る四角筒状の上部筒部とを有している。
このような包装材を用いて室外ユニットを包装する際には、まず、下部包装部材に室外ユニットを載置し、その上方から上部包装部材を被せて、下部筒部に上部筒部が上方から挿入された状態になるようにする(特許文献1参照)。
特開平11−236088号公報
上述の包装材を用いた包装作業においては、下部筒部に上部筒部を上方から挿入して、上部筒部と下部筒部とが上下方向に重なり代を有する状態にする必要がある。しかし、下部筒部に上部筒部を挿入する際には、上部筒部の周縁が下部筒部の周縁に引っ掛かり、スムーズに挿入できない場合がある。特に、一人の作業者によってこのような包装作業が行われる場合には、被包装物(ここでは、室外ユニット)の存在によって、上部筒部の周縁及び下部筒部の周縁のうち作業者から見て奥側の部分を目視することができなくなるため、上部筒部の周縁が下部筒部の周縁に引っ掛かり、スムーズに挿入できない場合が多くなる。
これに対して、下部包装部材の下部筒部のサイズに比べて上部包装部材の上部筒部のサイズを大きくすることで両筒部間の隙間を確保し、これにより、下部筒部に上部筒部を挿入する際に、上部筒部の周縁が下部筒部の周縁に引っ掛かり、スムーズに挿入できなくなるおそれを少なくして、包装作業の作業性が損なわれないようにしている。
しかし、下部包装部材の下部筒部のサイズに比べて上部包装部材の上部筒部のサイズを大きくすると、包装後の荷姿の平面サイズが大きくなってしまうため、包装後の被包装物(ここでは、室外ユニット)の保管スペースの増大や、輸送時の積載効率の低下を招くことになり、保管や輸送等の流通過程が非効率なものとなり、その結果、物流経費が増大するという問題が生じている。
本発明の課題は、下部包装部材の下部筒部の外側に嵌る上部筒部を有する上部包装部材を下部包装部材の上方から被せる型式の包装材において、被包装物を包装する際の作業性を損なうことなく、包装後の被包装物の保管や輸送の効率を向上させることにある。
第1の発明にかかる包装材は、被包装物を包装するための包装材であって、段ボール製の下部包装部材と、段ボール製の上部包装部材とを備えている。下部包装部材は、上方に向かって延びる下部筒部を有しており、被包装物が載置される。上部包装部材は、下方に向かって延びるとともに下部筒部の外側に嵌る上部筒部を有しており、下部筒部に上部筒部を上方から挿入した状態で下部包装部材に被せることが可能である。そして、下部筒部の周縁、及び/又は、上部筒部の周縁には、傾斜が設けられている。また、この傾斜は、上部包装部材を下部包装部材に被せた状態の被包装物を水平方向一方側から見た際に、被包装物の奥側における下部筒部の周縁に比べて被包装物の手前側における下部筒部の周縁が低くなるように、及び/又は、被包装物の奥側における上部筒部の周縁に比べて被包装物の手前側における上部筒部の周縁が高くなるように、設けられている。さらに、上部包装部材及び下部包装部材は、所定の形状に切り取られた段ボール製の板状素材を折り曲げ加工することによって形成されている。上部筒部に現れる板状素材の継ぎ目部分、及び、下部筒部に現れる板状素材の継ぎ目部分は、上部包装部材を下部包装部材に被せた状態の被包装物を水平方向一方側から見た際に、被包装物の手前側に設けられている。
この包装材では、下部筒部の周縁、及び/又は、上部筒部の周縁に傾斜が設けられているため、被包装物の包装作業において上部包装部材を下部包装部材の上方から被せる際に、まず、上部筒部の周縁のうち最も下部筒部の周縁に近い部分を下部筒部に挿入し、その後、さらに、上部筒部の周縁の他の部分を下部筒部に挿入することができる。このように、下部筒部に対して、上部筒部をその一部から全体へと徐々に挿入できるようになると、上部筒部の周縁が下部筒部の周縁に引っ掛かるおそれが少なくなる。そうすると、従来のように、下部筒部のサイズに比べて上部筒部のサイズを大きくすることによって、両部材間の隙間を大きくしなくても、上部筒部の周縁が下部筒部の周縁に引っ掛かるおそれを少なくすることができ、上部包装部材を下部包装部材の上方から被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくくなる。
これにより、この包装材を使用して被包装物を包装すれば、下部包装部材の上方から上部包装部材を被せる作業を行う際の作業性が損なわれることなく、上部筒部と下部筒部との間の隙間を小さくすることができるようになり、その結果、包装後の被包装物の保管や輸送の効率を向上させることができる。
また、この包装材では、下部筒部の周縁、及び/又は、上部筒部の周縁の傾斜が、上部包装部材を下部包装部材に被せた状態の被包装物を水平方向一方側から見た際に、被包装物の奥側における下部筒部の周縁に比べて被包装物の手前側における下部筒部の周縁が低くなるように、及び/又は、被包装物の奥側における上部筒部の周縁に比べて被包装物の手前側における上部筒部の周縁が高くなるように設けられているため、一人の作業者によって、被包装物の包装作業が行われる場合のように、上部筒部の周縁及び下部筒部の周縁のうち作業者から見て奥側の部分を目視すること困難な場合であっても、まず、上部筒部の周縁のうち被包装物の奥側の周縁を下部筒部に挿入し、その後、さらに、上部筒部の周縁のうち被包装物の手前側の周縁を下部筒部に挿入することができる。このように、下部筒部に対して、上部筒部の周縁のうち作業者の目視が困難な被包装物の奥側の周縁から手前側の周縁へと順に挿入できるようになると、上部筒部の周縁のうち作業者の目視が困難な被包装物の奥側の周縁が下部筒部の周縁に引っ掛かるおそれが少なくなる。
これにより、この包装材を使用して被包装物を包装すれば、一人の作業者によって、被包装物の包装作業が行われる場合のように、上部筒部の周縁及び下部筒部の周縁のうち作業者から見て奥側の部分を目視すること困難な場合であっても、下部包装部材の上方から上部包装部材を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくくなる。
さらに、この包装材を構成する上部包装部材及び下部包装部材は、段ボール製の板状素材の折り曲げ加工により構成されていることから、上部筒部及び下部筒部のどこかに板状素材の継ぎ目が存在することになる。このため、被包装物の包装作業において上部包装部材を下部包装部材の上方から被せる際に、これらの継ぎ目が引っ掛かるおそれがある。
しかし、この包装材では、上部筒部に現れる板状素材の継ぎ目部分、及び、下部筒部に現れる板状素材の継ぎ目部分が、上部包装部材を下部包装部材に被せた状態の被包装物を水平方向一方側から見た際に、被包装物の手前側に設けられているため、一人の作業者によって、被包装物の包装作業が行われる場合のように、上部筒部の周縁及び下部筒部の周縁のうち作業者から見て奥側の部分を目視すること困難な場合であっても、作業者が板状素材の継ぎ目部分を目視することができるため、板状素材の継ぎ目部分が引っ掛かるのを避けることが容易になる。
これにより、この包装材を使用して被包装物を包装すれば、一人の作業者によって、被包装物の包装作業が行われる場合のように、上部筒部の周縁及び下部筒部の周縁のうち作業者から見て奥側の部分を目視すること困難な場合であっても、下部包装部材の上方から上部包装部材を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくくなる。
第2の発明にかかる包装材は、第1の発明にかかる包装材において、下部筒部の外面と上部筒部の内面との隙間は、10mm未満である。
この包装材では、下部筒部の外面と上部筒部の内面との隙間を10mm未満にしているため、包装後の被包装物の保管や輸送の効率をさらに向上させることができる。
また、包装後の被包装物の保管や輸送の際に、ストレッチフィルムと呼ばれる伸縮性のある樹脂製のフィルムを上部筒部に巻き付けることがあるが、この場合において、下部筒部の外面と上部筒部の内面との隙間を10mm以上にしていると、ストレッチフィルムの収縮力によって、下部筒部と上部筒部との隙間が絞られて上部筒部が変形してしまい、包装品質の低下の要因となる。しかし、この包装材では、下部筒部の周縁、及び/又は、上部筒部の周縁に、傾斜を設けることによって、下部筒部と上部筒部との隙間を小さくすることができるようになっており、この利点を生かして、下部筒部の外面と上部筒部の内面との隙間を10mm未満にしているため、ストレッチフィルムを上部筒部に巻き付けた場合でも、ストレッチフィルムの収縮力による上部筒部の変形を極力抑えることができる。
これにより、この包装材を使用して被包装物を包装すれば、包装後の被包装物の保管や輸送の効率をさらに向上させることができるとともに、ストレッチフィルムを上部筒部に巻き付けることによって生じる上部筒部の変形を極力抑えることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、下部包装部材の上方から上部包装部材を被せる作業を行う際の作業性が損なわれることなく、上部筒部と下部筒部との間の隙間を小さくすることができるようになり、その結果、包装後の被包装物の保管や輸送の効率を向上させることができる。また、一人の作業者によって、被包装物の包装作業が行われる場合のように、上部筒部の周縁及び下部筒部の周縁のうち作業者から見て奥側の部分を目視すること困難な場合であっても、下部包装部材の上方から上部包装部材を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくくなる。さらに、一人の作業者によって、被包装物の包装作業が行われる場合のように、上部筒部の周縁及び下部筒部の周縁のうち作業者から見て奥側の部分を目視すること困難な場合であっても、下部包装部材の上方から上部包装部材を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくくなる。
第2の発明では、包装後の被包装物の保管や輸送の効率をさらに向上させることができるとともに、ストレッチフィルムを上部筒部に巻き付けることによって生じる上部筒部の変形を極力抑えることができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる包装材の実施形態について説明する。
(1)包装材の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる包装材1を示す分解斜視図(併せて、製品10を2点鎖線により図示)である。尚、被包装物である製品10を包装する包装作業者がアクセスする方向(すなわち、図1に示される包装作業者アクセス方向を示す矢印側)を包装材1又は被包装物10の手前側とし、包装作業者アクセス方向から見て遠い側を包装材1又は被包装物10の奥側とする。また、包装材1又は被包装物10を手前側から見て包装作業者アクセス方向から見て左側から右側に向かって(すなわち、図1に示されるライン流れ方向を示す矢印側に向かって)流れ作業を行うことができるように、作業ラインが設けられている。ここで、製品10は、本実施形態において、縦長の略直方体形状の機械製品である。
包装材1は、本実施形態において、製品10を包装するための包装材であり、主として、下部包装部材2と上部包装部材4とを備えている。
<下部包装部材>
下部包装部材2は、上面が開口した段ボール製の箱状の部材であり、製品10が直接又は緩衝材等を介して載置される底面部21と、底面部21の周縁から上方に向かって延びる下部筒部22とを有している。底面部21は、本実施形態において、略正方形状又は略長方形状の部分である。下部筒部22は、本実施形態において、底面部21の周縁から上方に向かって延びる四角筒状の部分である。下部筒部22は、主として、手前側の壁面を構成する第1壁部23と、右側の壁面を構成する第2壁部24と、奥側の壁面を構成する第3壁部25と、左側の壁面を構成する第4壁部26とを有している。第1壁部23は、手前側から見た形状が横長の長方形状の部分である。第2壁部24は、第1壁部23の右側端から奥側に向かって滑らかに壁面高さが高くなるように延びる横長の四角形状の部分である。第3壁部25は、第2壁部24の奥側端から左側に向かって延びる横長の長方形状の部分である。第4壁部26は、第1壁部23の左側端から奥側(すなわち、第3壁部25の左側端)に向かって滑らかに壁面高さが高くなるように延びる横長の四角形状の部分である。このように、本実施形態において、下部筒部22の上周縁には、その壁面高さを手前側から奥側に向かって滑らかに変化させることによって傾斜A、Bが設けられている。より具体的には、傾斜A、Bは、奥側における下部筒部22(具体的には、第2壁部24の奥側部分、第3壁部25及び第4壁部26の奥側部分)の上周縁に比べて、手前側における下部筒部22(具体的には、第1壁部23、第2壁部24の手前側部分及び第4壁部26の手前側部分)の上周縁が低くなるように設けられている。
下部包装部材2は、所定の形状に切り取られた段ボール製の板状素材を折り曲げ加工することによって形成されている。本実施形態において、下部包装部材2は、図2に示されるように、下部筒部22(より具体的には、第1〜第4壁部23〜26)及び底面部21(より具体的には、第2及び第4壁部24、26に形成された1対のフラップ21c、21dと、第1及び第3壁部23、25に形成された1対のフラップ21a、21b)が形成された板状素材30を点線の位置で折り曲げた後に、第4壁部26の手前側端に形成された接合部30aと第1壁部23の左側端とを接着等によって接合することにより形成されている。このように、下部筒部22の手前側(より具体的には、第1壁部23の左側端と第4壁部26の手前側端との間)には、段ボール製の板状素材を折り曲げ加工することによって筒状の部分を形成する際に必ず現れる板状素材30の継ぎ目部分27が設けられることになる。ここで、図2は、下部包装部材2の展開図である。
<上部包装部材>
上部包装部材4は、下面が開口した段ボール製の箱状の部材であり、製品10の頂部が直接又は緩衝材等を介して接する天面部41と、天面部41の周縁から下方に向かって延びるとともに下部筒部22の外側に嵌る上部筒部42とを有している。すなわち、包装材1は、下部包装部材2の下部筒部22に上部包装部材4の上部筒部42を上方から挿入した状態で下部包装部材2に被せることが可能になっている。天面部41は、本実施形態において、略正方形状又は略長方形状の部分である。上部筒部42は、本実施形態において、天面部41の周縁から下方に向かって延びる四角筒状の部分である。上部筒部42は、主として、手前側の壁面を構成する第1壁部43と、右側の壁面を構成する第2壁部44と、奥側の壁面を構成する第3壁部45と、左側の壁面を構成する第4壁部46とを有している。第1壁部43は、手前側から見た形状が縦長の長方形状の部分である。第2壁部44は、第1壁部43の右側端から奥側に向かって延びる縦長の長方形状の部分である。第3壁部45は、第2壁部44の奥側端から左側に向かって延びる縦長の長方形状の部分である。第4壁部46は、第1壁部43の左側端から奥側(すなわち、第3壁部45の左側端)に向かって延びる縦長の長方形状の部分である。このように、本実施形態において、上部筒部42の壁面高さは全周において同じである。
上部包装部材4は、所定の形状に切り取られた段ボール製の板状素材を折り曲げ加工することによって形成されている。本実施形態において、上部包装部材4は、図3に示されるように、上部筒部42(より具体的には、第1〜第4壁部43〜46)及び天面部41(より具体的には、第2及び第4壁部44、46に形成された1対のフラップ41a、41bと、第1及び第3壁部43、45に形成された1対のフラップ41c、41d)が形成された板状素材50を点線の位置で折り曲げた後に、第1壁部43の右側端に形成された接合部50dと第2壁部44の手前側端とを接着等によって接合することにより形成されている。このように、上部筒部42の手前側(より具体的には、第1壁部43の右側端と第2壁部44の手前側端との間)には、段ボール製の板状素材を折り曲げ加工することによって筒状の部分を形成する際に必ず現れる板状素材50の継ぎ目部分47が設けられることになる。すなわち、上部筒部42の継ぎ目部分47と下部筒部22の継ぎ目部分27とは、両方とも手前側に配置されている。また、上部筒部42の継ぎ目部分47は右手前側に配置され、かつ、下部筒部22の継ぎ目部分27は左手前側に配置されており、上部包装部材4を下部包装部材2に上方から被せた状態において、互いが重ならないようになっている。ここで、図3は、上部包装部材4の展開図である。
以上のように、本実施形態の包装材1は、下部包装部材2の下部筒部22の外側に嵌る上部筒部42を有する上部包装部材4を下部包装部材2の上方から被せる型式の包装材であり、下部筒部22の上周縁に傾斜A、Bが設けられているという特徴を有している。そして、この包装材1を使用して製品10を包装すると、下部筒部22の上周縁に設けられた傾斜A、Bによって、上部筒部42の下周縁が下部筒部22の上周縁に引っ掛かるおそれが少なくできるようになっている(この点については、後述の包装作業の説明において詳述する)。そこで、本実施形態の包装材1では、図4に示されるように、下部包装部材2の下部筒部22(より具体的には、下部筒部22の外面)と上部包装部材4の上部筒部42(より具体的には、上部筒部42の内面)との隙間Cを、従来の上部包装部材を下部包装部材の上方から被せる型式の包装材における上部筒部と下部筒部との隙間よりも小さくしている。本実施形態において、隙間Cは、10mm未満である。このため、包装後の製品10の保管や輸送の際に、ストレッチフィルム11を上部筒部42に巻き付けることがあるが、この場合においても、ストレッチフィルム11の収縮力による上部筒部42の変形を極力抑えることができるようになっている。ここで、図4は、包装材1の断面図(併せて、製品10を2点鎖線により図示)である。
(2)包装作業
次に、図1及び図4を用いて、包装材1を使用して被包装物としての製品10を包装する作業手順について説明する。尚、製品10の包装作業は、包装作業者が製品10の水平方向一方側(すなわち、図1の包装作業者アクセス方向)から一人で行うものとする。
まず、下部包装部材2上に製品10を載置する。
次に、上部包装部材4を製品10が載置された下部包装部材2の上方から被せる。このとき、下部筒部22の上周縁には傾斜A、Bが設けられているため、上部筒部42の下周縁のうち最も下部筒部22の上周縁に近い奥側部分(ここでは、第2壁部44の奥側部分、第3壁部45及び第4壁部46の奥側部分)を下部筒部22の奥側部分(ここでは、第2壁部24の奥側部分、第3壁部25及び第4壁部26の奥側部分)に挿入し、その後、さらに、上部筒部42の下周縁の手前側部分(ここでは、第1壁部43、第2壁部44の手前側部分及び第4壁部46の手前側部分)を下部筒部22の手前側部分(ここでは、第1壁部23、第2壁部24の手前側部分及び第4壁部26の手前側部分)に挿入することができる。
このように、下部筒部22に対して、上部筒部42をその一部から全体へと徐々に挿入できるようになると、上部筒部42の下周縁が下部筒部22の上周縁に引っ掛かるおそれが少なくなる。そうすると、従来のように、下部筒部22のサイズに比べて上部筒部42のサイズを十分に大きくすることによって、両部材間の隙間Cを大きくしなくても(ここでは、隙間Cを10mm未満にしていても)、上部筒部42の下周縁が下部筒部22の周縁に引っ掛かるおそれを少なくすることができ、上部包装部材4を下部包装部材2の上方から被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくい。また、傾斜A、Bにより下部筒部22の手前側部分と奥側部分との壁面高さの差が設けられているため、上部筒部42の奥側部分を下部筒部22の奥側部分に挿入した後に、上部筒部42の手前側部分を下部筒部22の手前側部分に挿入する際にも、引っ掛かりが生じにくくなっている。
また、この包装作業は、一人の包装作業者によって行われるため、上部筒部42の下周縁及び下部筒部22の上周縁のうち奥側部分については、包装作業者が目視すること困難であるが、このような場合であっても、上述のように、まず、上部筒部42の下周縁のうち奥側部分を下部筒部22の奥側部分に挿入し、その後、さらに、上部筒部42の下周縁のうち手前側部分を下部筒部22の手前側部分に挿入することができるため、上部筒部の下周縁のうち包装作業者の目視が困難な奥側の下周縁が下部筒部22の上周縁に引っ掛かるおそれが少なくなっている。
さらに、上部筒部42に現れる板状素材の継ぎ目部分47、及び、下部筒部22に現れる板状素材の継ぎ目部分27が手前側に設けられているため、包装作業者がこれらの継ぎ目部分27、47を目視することができるため、上部筒部42の左手前側部分が下部筒部22の継ぎ目部分27に引っ掛かったり、上部筒部42の継ぎ目部分47が下部筒部22の右手前側部分に引っ掛かるのを避けることが容易になっている。
以上のように、本実施形態の包装材1を使用して被包装物である製品10を包装することにより、下部包装部材2の上方から上部包装部材4を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくくなるため、一人の包装作業者であっても、容易に包装作業を行うことができる。そして、包装作業の作業性が損なわれにくくなることにより、上部筒部42と下部筒部22との間の隙間Cを小さくすることができるようになるため、上部包装部材4の平面サイズを小さくすることができて、包装後の被包装物としての製品10の保管や輸送の効率を向上させることができるようになる。また、隙間Cを減らすことによって、上部包装部材4の材料使用量を減らすことができるため、コストダウンも可能になる。しかも、下部筒部22の外面と上部筒部42の内面との隙間Cを10mm未満にすると、包装後の製品10の保管や輸送の効率をさらに向上させるとともに、包装後の製品10にストレッチフィルム11を巻く際においても、ストレッチフィルム11の収縮力による上部筒部42の変形を極力抑えることができるようになるため、包装品質の低下も防ぐことができる。
(3)変形例1
上述の実施形態においては、下部筒部22の上周縁に傾斜A、Bを設けることにより、下部筒部22に対して上部筒部42をその一部から全体へと徐々に挿入できるようにして、下部包装部材2の上方から上部包装部材4を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくい包装材1を得ているが、図5〜図7に示されるように、上部筒部42の下周縁に傾斜C、Dを設けることにより、下部包装部材2の上方から上部包装部材4を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくい包装材1を得るようにしてもよい。ここで、図5は、変形例1にかかる包装材1を示す分解斜視図(併せて、製品10を2点鎖線により図示)である。図6は、下部包装部材2の展開図である。図7は、上部包装部材4の展開図である。
以下、本変形例における下部包装部材2及び上部包装部材4の構造について、図5〜図7を用いて説明する。
まず、本変形例の下部包装部材2は、上述の実施形態と同様、上面が開口した段ボール製の箱状の部材であり、製品10が直接又は緩衝材等を介して載置される底面部21と、底面部21の周縁から上方に向かって延びる下部筒部22とを有している。しかし、上述の実施形態においては、第2壁部24及び第4壁部26が、手前側端から奥側端に向かって壁面高さが高くなるように伸びる横長の四角形状の部分となっており、傾斜A、Bを形成しているのに対して、本変形例においては、第2壁部24及び第4壁部26がいずれも横長の長方形状であり、下部筒部22に傾斜A、Bが設けられていない。このように、本変形例において、下部筒部22の壁面高さは全周において同じである。そして、本変形例の下部包装部材2は、上述の実施形態と同様、所定の形状に切り取られた段ボール製の板状素材30を折り曲げ加工することによって形成されている。また、下部筒部22の手前側(より具体的には、第1壁部23の左側端と第4壁部26の手前側端との間)には、段ボール製の板状素材を折り曲げ加工することによって筒状の部分を形成する際に必ず現れる板状素材30の継ぎ目部分27が設けられている。
次に、本変形例の上部包装部材4は、上述の実施形態と同様、下面が開口した段ボール製の箱状の部材であり、製品10の頂部が直接又は緩衝材等を介して接する天面部41と、天面部41の周縁から下方に向かって延びるとともに下部筒部22の外側に嵌る上部筒部42とを有している。しかし、上述の実施形態においては、第1〜第4壁部43〜46のすべてが縦長の長方形状となっており、上部筒部42の壁面高さは全周において同じであるのに対して、本変形例においては、第2壁部44及び第4壁部46が、手前側端から奥側端に向かって壁面高さが高くなるように伸びる縦長の四角形状の部分となっており、傾斜C、Dを形成している。このように、本変形例において、上部筒部42の下周縁には、その壁面高さを手前側から奥側に向かって滑らかに変化させることによって傾斜C、Dが設けられている。より具体的には、傾斜C、Dは、奥側における上部筒部42(具体的には、第2壁部44の奥側部分、第3壁部45及び第4壁部46の奥側部分)の下周縁に比べて、手前側における上部筒部42(具体的には、第1壁部43、第2壁部44の手前側部分及び第4壁部46の手前側部分)の下周縁が高くなるように設けられている。そして、上部包装部材4は、上述の実施形態と同様、所定の形状に切り取られた段ボール製の板状素材50を折り曲げ加工することによって形成されている。また、上部筒部42の手前側(より具体的には、第1壁部43の右側端と第2壁部44の手前側端との間)には、段ボール製の板状素材を折り曲げ加工することによって筒状の部分を形成する際に必ず現れる板状素材50の継ぎ目部分47が設けられている。
以上のように、本変形例の包装材1は、下部包装部材2の下部筒部22の外側に嵌る上部筒部42を有する上部包装部材4を下部包装部材2の上方から被せる型式の包装材であり、上部筒部42の下周縁に傾斜C、Dが設けられているという特徴を有している。そして、この包装材1を使用して製品10を包装すると、上部筒部42の下周縁に設けられた傾斜C、Dによって、上述の実施形態における傾斜A、Bと同様、上部筒部42の下周縁が下部筒部22の上周縁に引っ掛かるおそれが少なくできる。これにより、本変形例の包装材1を使用して被包装物である製品10を包装することにより、上述の実施形態と同様、下部包装部材2の上方から上部包装部材4を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくくなる等の効果を得ることができる。
(4)変形例2
上述の実施形態及び変形例1においては、下部筒部22の上周縁に傾斜A、Bを設けるか、又は、上部筒部42の下周縁に傾斜C、Dを設けることにより、下部筒部22に対して上部筒部42をその一部から全体へと徐々に挿入できるようにして、下部包装部材2の上方から上部包装部材4を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくい包装材1を得ているが、図8に示されるように、下部筒部22の上周縁に上述の実施形態と同様の傾斜A、Bを設けるとともに(図1及び図2参照)、上部筒部42の下周縁に上述の変形例1と同様の傾斜C、Dを設けるようにしてもよい(図5及び図7参照)。
この場合において、本変形例の包装材1は、下部包装部材2の下部筒部22の外側に嵌る上部筒部42を有する上部包装部材4を下部包装部材2の上方から被せる型式の包装材であり、下部筒部22の上周縁に傾斜A、Bが設けられるとともに、上部筒部42の下周縁に傾斜C、Dが設けられているという特徴を有することとなる、そして、この包装材1を使用して製品10を包装すると、下部筒部22の上周縁に設けられた傾斜A、B、及び、上部筒部42の下周縁に設けられた傾斜C、Dによって、上述の実施形態や変形例1と同様、上部筒部42の下周縁が下部筒部22の上周縁に引っ掛かるおそれが少なくできる。これにより、本変形例の包装材1を使用して被包装物である製品10を包装することにより、上述の実施形態と同様、下部包装部材2の上方から上部包装部材4を被せる作業を行う際の作業性が損なわれにくくなる等の効果を得ることができる。
(5)他の実施形態
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明を利用すれば、下部包装部材の下部筒部の外側に嵌る上部筒部を有する上部包装部材を下部包装部材の上方から被せる型式の包装材において、被包装物を包装する際の作業性を損なうことなく、包装後の被包装物の保管や輸送の効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる包装材を示す分解斜視図(併せて、被包装物を2点鎖線により図示)である。 下部包装部材の展開図である。 上部包装部材の展開図である。 包装材の断面図(併せて、被包装物を2点鎖線により図示)である。 変形例1にかかる包装材を示す分解斜視図(併せて、被包装物を2点鎖線により図示)である。 下部包装部材の展開図である。 上部包装部材の展開図である。 変形例2にかかる包装材を示す分解斜視図(併せて、被包装物を2点鎖線により図示)である。
1 包装材
2 下部包装部材
4 上部包装部材
10 被包装物
22 下部筒部
27 継ぎ目部分
42 上部筒部
47 継ぎ目部分
A、B、D、E 傾斜
C 隙間

Claims (2)

  1. 被包装物(10)を包装するための包装材であって、
    上方に向かって延びる下部筒部(22)を有しており、前記被包装物が載置される段ボール製の下部包装部材(2)と、
    下方に向かって延びるとともに下部筒部の外側に嵌る上部筒部(42)を有しており、前記下部筒部に前記上部筒部を上方から挿入した状態で前記下部包装部材に被せることが可能な段ボール製の上部包装部材(4)とを備え、
    前記下部筒部の周縁、及び/又は、前記上部筒部の周縁には、傾斜(A、B、D、E)が設けられており、
    前記傾斜は、前記上部包装部材を前記下部包装部材に被せた状態の前記被包装物を水平方向一方側から見た際に、前記被包装物の奥側における前記下部筒部の周縁に比べて前記被包装物の手前側における前記下部筒部の周縁が低くなるように、及び/又は、前記被包装物の奥側における前記上部筒部の周縁に比べて前記被包装物の手前側における前記上部筒部の周縁が高くなるように、設けられており、
    前記上部包装部材及び前記下部包装部材は、所定の形状に切り取られた段ボール製の板状素材を折り曲げ加工することによって形成されており、
    前記上部筒部に現れる板状素材の継ぎ目部分、及び、前記下部筒部に現れる板状素材の継ぎ目部分は、前記上部包装部材を前記下部包装部材に被せた状態の前記被包装物を水平方向一方側から見た際に、前記被包装物の手前側に設けられている、
    包装材(1)。
  2. 前記下部筒部(22)の外面と前記上部筒部(42)の内面との隙間(C)は、10mm未満である、請求項1に記載の包装材(1)。
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