JP7004492B2 - 梱包箱及び梱包方法並びに取出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、単結晶シリコンを製造する際に溶融原料として用いる多結晶シリコン等の輸送物を梱包対象とする梱包箱及び梱包方法並びに取出方法に関する。
単結晶シリコンを製造する方法の一つとしてチョクラルスキー法(以下、CZ法と称する)が知られている。このCZ法は、無転移あるいは格子欠陥が極めて少ない状態で大口径、高純度のシリコン単結晶が容易に得られるといった利点を有している。
CZ法では、高純度の多結晶シリコンを石英ルツボ内に入れて加熱炉で溶融させ、このシリコン溶融液にワイヤで吊り下げた種結晶(シリコン単結晶)を接触させ、回転させつつ徐々に引き上げてシリコン単結晶を成長させる。
CZ法で使用される高純度多結晶シリコンは、ルツボ充填時の容積効率を高くするために、棒状で形成された多結晶シリコンのロッドを切断又は破砕等で塊状に適宜のサイズに調整され、その後、洗浄や乾燥処理を経て、表面汚染を避けるために包装及び梱包がなされ、梱包体として出荷等に供される。
近年、地球温暖化防止の観点より、物品等を包装や梱包する際の梱包材料については、廃棄や焼却処分等の低減、あるいは再利用等が求められている。また、極力少ない梱包材料による梱包方法や、処分や作業性の面で環境等への負担がかからないような梱包方法が求められている。
例えば、特許文献1では、直方体形状の胴部内を格子状間仕切りで仕切り、格子状間仕切りにより区画される物品収納空間に複数の物品を挿入し、その状態で物品を上部緩衝材と下部緩衝材との間に両緩衝材の弾力で挟持する梱包構造が開示されている。この梱包構造では、ペレット状の緩衝材を使用しないことや、個別包装をしないことで、梱包材料の使用量の低減やそれに伴う作業性の向上が期待できる他、胴部や格子状間仕切りを段ボール紙製とすることで、材料コストや成形加工コストの低減が期待できるとしている。
また、特許文献2には、精密機器や精密部品等の商品を複数収容する梱包箱(梱包手段)が開示されている。この梱包箱は、底蓋と、複数の収容ケースと、底蓋の四隅に設置される4本のコーナーボードと、収容ケース間に挿入される複数のパッドと、天板と、これらの全体を囲むように被せられたスリーブとからなり、収容ケースとパッドとを交互に複数重ねることで、一定のスペースの中により多くの商品を収納できることが記載されている。
さらに、特許文献3では、通い箱を使用した物品等の収納・取出しに際し、通い箱側面に開口部を設け、開口部を閉塞もしくは開放可能な開閉部材を設けることで作業の効率が向上することが開示されている。
特開2008‐174255号公報 特開2011‐207524号公報 特開2011‐16549号公報
ところが、特許文献1による梱包構造では、複数の物品を損傷なく収容する方法としては効果は期待できるものの、梱包方法としては胴部内に格子状間仕切りを挿入した状態で物品収納空間に物品を落とし込むため、物品を収容しにくいという問題がある。特に物品が重量物であれば作業性が低下する可能性がある。
また、特許文献2のような梱包手段では、梱包する数量や段数にもよるが、段数が多くなる程多くの商品を輸送できるというメリットがある反面、収容ケースの数も増え、商品取り出し後の収容ケースの処分量も増えるという課題が残る。
特許文献3のような通い箱の例では、作業性の面では作業し易い仕様となっているが、複数回の繰り返しの使用を前提としており、強度や耐久性確保のため合成樹脂などの材質で構成されている。このため、処理コストや環境への負担が増加する課題がある。
ところで、前述した塊状の高純度の多結晶シリコンの梱包体は、製品の種類等にもよるが、およそ数kg~10kg/袋程度の梱包がなされる場合が多く、輸送の過程で包装袋の破損などが生じると多結晶シリコンが汚染され、品質が低下することになる。このため、輸送に使用される輸送箱は、一定の強度や耐久性が求められる。一般に、輸送箱の強度を高めるためには、輸送箱の材料の板厚を厚くしたり、その材料の材質自体が破損しにくいような強度を有する材質等を使用する必要がある。しかし、上述したように、使用後の処理負担や費用の増加に繋がる。
また、特許文献3のような輸送部品を収容または取り出しする開口部や閉塞・開放可能な開閉部材を、例えば特許文献1の胴部や、特許文献2のスリーブの一部に設ける場合、胴部やスリーブの強度が低下する可能性があり、重量物などの輸送を行う場合は、製品品質への影響が出るおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、塊状多結晶シリコンの梱包体のような概略同一形状の輸送物を複数収容でき、輸送物が重量物の場合でも損傷なく効率的に輸送を行うことが可能であり、梱包箱からの各輸送物の取り出しを容易に行うことができる、作業性に優れた梱包箱及び梱包方法並びに取出方法を提供することを目的とする。
本発明の梱包箱は、複数段重ねて配置される格子部材と、各段の前記格子部材の間に配置される階層仕切り板と、少なくとも一段以上の前記格子部材の周囲を囲って、該格子部材の積層方向に二段以上設けられる内側筒胴枠と、二段以上の前記内側筒胴枠の外側を囲う外側筒胴枠と、前記外側筒胴枠の下部に配置される底蓋と、前記外側筒胴枠の上部に配置される天蓋とを備え、前記内側筒胴枠と前記外側筒胴枠との間に間隔が設けられている。なお、ここで「筒胴枠」とは、角筒、円筒など、上下が開放され壁面で囲まれた中空の枠体を指している。
この梱包箱では、内側筒胴枠の内部空間を、格子部材と階層仕切り板とによって複数の小空間に区画して、各小空間に個々の輸送物を収容することで、複数の輸送物を平面方向及び積層方向に整列して配置することができる。したがって、スペース効率の向上を図ることができ、複数の輸送物を効率的に輸送できる。
この梱包箱において、前記内側筒胴枠は、前記格子部材を複数段ごとに囲う構成であってもよい。
なお、本明細書では、梱包箱を構成する内側筒胴枠、格子部材及び階層仕切り板の各部材の段数は、内側筒胴枠、格子部材及び階層仕切り板のそれぞれにおいて、すなわち内側筒胴枠ごと、格子部材ごと、階層仕切り板ごとに段数を数えて表現するものとする。
上述したように、本発明の梱包箱において、二段以上に積み重ねた内側筒胴枠の外側に外側筒胴枠を設けて、梱包箱の筒胴部を二重構造に設けている。このため、二段以上設けられる内側筒胴枠のうち最上段から二段目の内側筒胴枠内の各小空間から輸送物を取り出す前に、外側筒胴枠、最上段の内側筒胴枠、この最上段の内側筒胴枠に囲まれた部分の格子部材及び階層仕切り板を取り外すことで、最上段を除いた下段側の内側筒胴枠及び、この下段側の内側筒胴枠に囲まれた部分の格子部材、階層仕切り板だけを残して、梱包箱全体の高さを低くすることができる。
なお、最上段の内側筒胴枠内の各小空間から輸送物を取り出す前に、外側筒胴枠を取り外しておき、その後に内側筒胴枠を順次取り外すこともできる。また、外側筒胴枠を取り外す前に、最上段の内側筒胴枠内から輸送物を取り出し、この最上段の内側筒胴枠及び、最上段の内側筒胴枠に囲まれた部分の格子部材及び階層仕切り板を取り外してもよい。いずれの場合も、二段以上設けられる内側筒胴枠のうち最上段から二段目の内側筒胴枠内の各小空間から輸送物を取り出す前に、外側筒胴枠を取り外しておくことで、梱包箱全体の高さを低くすることができる。これにより、下段側の内側筒胴枠の内部に収容された輸送物を容易に取り出すことができる。
また、内側筒胴枠と外側筒胴枠とは、それぞれが別々の筒形状を有し、輸送物はこれら内側筒胴枠と外側筒胴枠との二重構造により梱包されているため、梱包強度を十分に確保でき、外部からの衝撃が直接輸送物に伝わりにくい。つまり、二重構造の内側筒胴枠と外側筒胴枠との間に一定の空間が設けられているので、輸送時の梱包箱の横揺れによる振動や衝撃が吸収されやすく、輸送物の破損を低減できる。また、内側筒胴枠と外側筒胴枠とは容易に組み立て及び分解が可能な構造であるので、作業上の負担は小さくて済む。また、緩衝材等の使用の必要性もないため、梱包箱使用後の処理においても環境への影響が低減できる。
本発明の梱包箱において、前記格子部材は、帯板を縦横に相互に組み合わせた形状とされ、前記格子部材の周囲に突出する各帯板の端部の突出長が、前記帯板どうしの間隔よりも短く形成されているとよい。
各帯板の端部の突出長を帯板どうしの間隔よりも短く形成することで、格子部材の外周部(外周の帯板)と内側筒胴枠との間に小さな隙間で形成された緩衝空間を設けることもできる。このように緩衝空間を設けた場合、内側筒胴枠と輸送物との間に一定の空間を確保することができるので、さらに外部からの衝撃を輸送物に伝わりにくくできる。
一方、格子部材の周囲に突出する各帯板の端部の突出長を、それぞれの縦横に配列される帯板どうしの間隔と同じ長さに形成した場合は、内側筒胴枠の内部空間の全域を均等に分割した複数の小空間を区画できる。
本発明の梱包箱において、前記内側筒胴枠と前記外側筒胴枠との間の間隔が、3mm以上25mm以下に設けられているとよい。
内側筒胴枠と外側筒胴枠の間に一定の間隔を設けることで、輸送時の横揺れに対する外部から輸送物への衝撃を緩和できる。この場合、内側筒胴枠と外側筒胴枠との間の間隔が3mm未満であると外部からの衝撃が輸送物に直接伝わりやすくなり、間隔が25mmを超えると外部から衝撃が加えられた際に内側筒胴枠及び外側筒胴枠が変形しやすくなり、外部から輸送物への衝撃緩和効果が小さくなる。
本発明の梱包箱において、前記内側筒胴枠が少なくとも三枚のライナ間に中芯を配置してなる複両面段ボールにより形成されており、該内側筒胴枠の内周面側に配置される中芯の厚みが外周面側に配置される中芯の厚みよりも厚く形成されているとよい。
内側筒胴枠を複両面段ボールにより形成し、複両面段ボールの中芯(フルート)の厚みが大きい側を、内側筒胴枠の内周面側に配置することで、輸送物の破損低減効果を高めることができる。また、高い梱包強度が必要な場合は、段ボールのライナを4枚以上に増やしてもよい。
本発明の梱包箱において、前記底蓋には、前記外側筒胴枠の下端部の開口縁部の外側を囲んで立設する重ね縁部が設けられているとよい。
この梱包箱においては、梱包箱の内部に輸送物を梱包する際において、底蓋の重ね縁部と最下段の内側筒胴枠との間に後述するようにスペーサを配置することができる。
本発明の梱包方法は、前記梱包箱を組み立てながら、該梱包箱内に複数の輸送物を複数段重ねて整列して収容する梱包方法であって、前記底蓋上に前記内側筒胴枠を配置するとともに、この内側筒胴枠内に前記格子部材を配置して最下段の複数の小空間を形成し、少なくとも前記最下段の前記小空間に前記輸送物を収容した後に、前記外側筒胴枠を前記内側筒胴枠の外側に配置することを特徴とする。
下段側の内側筒胴枠内の各小空間に輸送物を収容した後に外側筒胴枠を配置することで、下段側の内側筒胴枠内の内部空間に輸送物を収容する際には、梱包箱全体の高さを低く維持できるので、下段側の内側筒胴枠の内部に輸送物を容易に収容することができる。
前記重ね縁部を有する前記梱包箱を組み立てながら、この梱包箱内に複数の前記輸送物を複数段重ねて整列して収容する本発明の梱包方法は、前記底蓋上に最下段の前記内側筒胴枠を配置するとともに、この内側筒胴枠内に前記格子部材を配置して最下段の複数の小空間を形成し、前記外側筒胴枠を配置する前の状態において、前記最下段の前記内側筒胴枠と前記底蓋の前記重ね縁部との間にスペーサを配置して、前記最下段の前記内側筒胴枠と前記重ね縁部との間に間隔をあけた状態を保持しておく。
梱包箱の内部に輸送物を梱包する際において、底蓋の重ね縁部と最下段の内側筒胴枠との間にスペーサを配置しておくことで、底蓋に対して内側筒胴枠を正確な位置に位置合わせして配置できるとともに、スペーサの厚みの分だけ、内側筒胴枠と重ね縁部との間に間隔をあけた状態を保持できる。そして、外側筒胴枠を内側筒胴枠の外側に配置する際にスペーサを取り外すことにより、重ね縁部と内側筒胴枠との間に設けられた空間に、容易に外側筒胴枠を挿入することができる。この場合、底蓋の面位置に対して、輸送物を概略中央部に配置及び積層することができるため、梱包箱の各部材を安定した状態で組み立てることができるので、輸送途中での梱包荷崩れを防止でき、輸送物を確実に保護できる。
本発明の取出方法は、前記梱包箱を開梱して、該梱包箱の前記内側筒胴枠の内部空間を前記格子部材と前記階層仕切り板とで区画して形成された各小空間に収容された複数の輸送物を取り出す方法であって、最上段より下側の内側筒胴枠内の前記小空間から前記輸送物を取り出す前に、前記外側筒胴枠を取り外すことを特徴とする。
内側筒胴枠のうち最上段から二段目の内側筒胴枠内の各小空間から輸送物を取り出す前に、外側筒胴枠を取り外しておくことで、梱包箱全体の高さを低くすることができる。これにより、下段側の内側筒胴枠の内部に収容された輸送物を容易に取り出すことができる。
また、本発明において、前記輸送物は、多結晶シリコンを梱包した梱包体である。
梱包箱に収容した梱包体は輸送中に荷崩れ等しにくく、梱包体を構成している包装袋への多結晶シリコンの過度な接触や摩擦による破損や摩耗等が生じ、それに伴う品質汚染や品質低下が発生することを抑制できる。
本発明によれば、概略同一形状の輸送物を複数収容できるので効率的に輸送を行うことができ、また、梱包箱からの各輸送物の取り出しを容易に行うことができる。また、本発明の梱包箱は、重量物を輸送する過程で求められる十分な強度を有し、輸送後の梱包資材の処理において、作業上の負荷が小さく、比較的少ない梱包資材であるため、環境への影響も低減できる。
本発明の第1実施形態の梱包箱を示す外観斜視図である。 図1に示す梱包箱のA‐A断面図である。 図1に示す梱包箱を部材ごとに分解した分解斜視図である。 梱包箱の下段側の内側筒胴枠の組み立て又は分解の途中経過を説明する斜視図である。 梱包箱の上段側の内側筒胴枠の組み立て又は分解の途中経過を説明する斜視図である。 梱包箱の最上段の格子部材及び階層仕切り板の組み立て又は分解の途中経過を説明する斜視図である。 梱包箱の天蓋の取付け又は取り外しの途中経過を説明する斜視図である。 塊状多結晶シリコンを梱包袋に収納して梱包体を形成する手順を説明する図である。 梱包箱の外側筒胴枠の載置タイミングを説明する斜視図である。 梱包箱の内側筒胴枠と外側筒胴枠との関係を説明する要部図である。 輸送時の梱包箱を示す外観斜視図である。 本発明の第2実施形態の梱包箱を示す断面図であり、二段の内側筒胴枠を有する場合の一例である。 本発明の第3実施形態の梱包箱を示す断面図であり、二段の内側筒胴枠を有する場合の一例である。 本発明の第4実施形態の梱包箱を示す断面図であり、二段の内側筒胴枠を有する場合の一例である。 本発明の第5実施形態の梱包箱を示す断面図であり、二段の内側筒胴枠を有する場合の一例である。 本発明の第6実施形態の梱包箱を示す断面図であり、三段の内側筒胴枠を有する場合の一例である。 本発明の第7実施形態の梱包箱を示す断面図であり、三段の内側筒胴枠を有する場合の一例である。 本発明の第8実施形態の梱包箱を示す断面図であり、三段の内側筒胴枠を有する場合の一例である。 本発明の第9実施形態の梱包箱を示す断面図であり、緩衝空間を有する場合の一例である。 図19に示す梱包箱の組み立て又は分解の途中経過を説明する斜視図である。
以下、本発明を、塊状多結晶シリコンの梱包体を収容するシリコン用の梱包箱に適用した実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明に係る梱包箱の一例である。
図1~図3は、本発明の第1実施形態の梱包箱100であり、塊状多結晶シリコンを収納した梱包体90を内部に複数収容することができ、これら梱包体90を複数同時に輸送可能とするものである。
本実施形態の梱包箱100は、図1に示すように、直方体形状に設けられる。また、梱包箱100は、図2及び図3に示すように、複数段重ねて配置される格子部材10A~10Dと、各段の格子部材10A~10Dの間に配置される階層仕切り板20A~20Cと、少なくとも一段以上の格子部材10A~10Dの周囲を囲って、格子部材10A~10Dの積層方向に二段設けられる内側筒胴枠30A,30Bと、これら二段設けられる内側筒胴枠30A,30Bの外側を囲う外側筒胴枠40と、外側筒胴枠40の下部に配置される底蓋50Bと、外側筒胴枠40の上部に配置される天蓋50Aとを備える。
また、図示例の梱包箱100においては、四段の格子部材10A~10Dを備えている。さらに、梱包箱100には、これらの四段の格子部材10A~10Dのうち、上側二段の格子部材10A,10Bの周囲を囲って上段側の内側筒胴枠30Aが設けられ、下側二段の格子部材10C,10Dの周囲を囲って下段側の内側筒胴枠30Bが設けられ、上下二段の内側筒胴枠30A,30Bが備えられている。
次に、梱包箱100を構成する各部材について説明する。
外側筒胴枠40は、図2及び図3に示すように、直方体の上端部と下端部とを開口した筒状に設けられ、強化用段ボール紙により形成される。なお、外側筒胴枠40の段ボール紙には、二枚の平面状のライナの間に、コルゲート形状(波状)に形成された一層の中芯を配置してなる両面段ボールを用いる他、二層以上の中芯を備える複両面段ボールや複々両面段ボール等の各種の段ボール紙を用いることができるが、例えば図10に示すように、四枚の平面状のライナ44~47の間にそれぞれコルゲート形状に形成された三層の中芯41~43を配置してなる複々両面段ボールを好適に用いることができる。なお、外側筒胴枠40においては、ライナ44~47と中芯41~43との間に形成される空洞部の長さ方向を外側筒胴枠40の上下方向に沿って配置することで、外側筒胴枠40の上下方向に対する強度が高く設けられている。
内側筒胴枠30A,30Bは、図2及び図3に示すように、直方体の上端部と下端部とを開口した筒状に設けられ、段ボール紙(例えば厚さ8mm程度)により形成される。内側筒胴枠30A,30Bの段ボール紙には、外側筒胴枠40と同様に、両面段ボール、複両面段ボール又は複々両面段ボール等の各種の段ボール紙を用いることができるが、例えば図10に示すように、少なくとも三枚の平面状のライナ33~35の間にそれぞれコルゲート形状に形成された二層の中芯31,32を配置してなる複両面段ボールを好適に用いることができる。この場合、内側筒胴枠30A,30Bの内周面側に配置される中芯32の厚みが外周面側に配置される中芯31の厚みよりも厚く形成されているとよい。このような複両面段ボールとしては、例えば、厚み約5mmの中芯と、それよりも厚みが小さい厚み約3mmの中芯とを組み合わせたものが挙げられる。なお、内側筒胴枠30A,30Bにおいても、外側筒胴枠40と同様に、ライナ33~35と中芯31,32との間に形成される空洞部の長さ方向を内側筒胴枠30A,30Bの上下方向に沿って配置することで、内側筒胴枠30A,30Bの上下方向に対する強度が高く設けられている。
また、内側筒胴枠30A,30Bは、図2に示すように、それぞれ外側筒胴枠40の高さの略半分の高さに設けられており、外側筒胴枠40の内側に上下二段の内側筒胴枠30A,30Bを高さ方向に並べて配置することにより、梱包箱100の筒胴部が二重構造に設けられる。また、内側筒胴枠30A,30Bと外側筒胴枠40との間の間隔Cは、3mm以上25mm以下に設けられている。
階層仕切り板20A~20Cは、段ボール紙により平板状に形成されている。
また、格子部材10A~10Dは、ポリプロピレン等のプラスチック樹脂で形成されたプラスチック製段ボールにより形成される。なお、格子部材10A~10Dは、段ボール紙で形成することもできる。ただし、格子部材10A~10Dを段ボール紙で形成した場合、輸送物が重量物のような場合に、輸送中の振動や各小空間内での輸送物と格子部材との接触により格子部材が変形したり、格子部材の吸湿等による変形により輸送物の小空間内での安定性が低下する。このため、輸送物への損傷を低減するために、格子部材10A~10Dをプラスチック製段ボールにより形成する構成とするとよい。
格子部材10A~10Dは、例えば、帯板11を縦横に相互に組み合わせることにより、図3に示すように、格子状に組み立てられる。具体的には、各帯板11に高さの半分程度まで切り込みを形成しておき、それぞれの切り込み位置で帯板11どうしを結合することにより、容易に組み立て可能なものである。なお、格子部材10A~10D(帯板11)の高さは、収容される梱包体90の高さよりも若干高く設けられる。また、縦方向及び横方向に配置された各帯板11は、図4に示すように、それぞれが同一の間隔L1で等間隔に配置されている。そして、各格子部材10A~10Dの周囲に突出する各帯板11の端部の突出長L2が、帯板11どうしの間隔L1と同じ長さに形成されている。なお、格子部材10A~10Dの帯板11どうしの間隔は、本実施形態のように縦方向と横方向に同じ長さ(間隔L1)で形成する形態に限定されるものではない。格子部材の縦方向と横方向とで間隔L1の大きさを変更することにより、長方形に開口した形態とすることもでき、収容される輸送物の形状に合わせて変更される。
そして、これら格子部材10A~10Dと階層仕切り板20A~20Cとを交互に重ねて組み合わせることにより、図2に示すように、内側筒胴枠30A,30Bの内部空間が、格子部材10A~10Dと階層仕切り板20A~20Cとによって、平面方向及び積層方向に整列した複数の小空間15に区画される。
天蓋50Aと底蓋50Bとは同一形状とされ、段ボール紙により形成されており、図1~図3に示すように、上下対称に配置される。そして、天蓋50Aと底蓋50Bは、平面部51の周縁部に外側筒胴枠40の上下端部の開口縁部の外側を囲んで立設する重ね縁部52が設けられた形状とされる。
なお、梱包箱100を構成する各部材は主に段ボール紙で形成されているが、段ボール紙には、両面段ボール、複両面段ボール又は複々両面段ボール等の各種の段ボール紙を適宜に用いることができる。また、梱包箱100を構成する各部材は、段ボール紙で形成されたものに限定されるものではなく、他の材料で形成することもできる。
次に、このようにして構成される梱包箱100を組み立てて複数の梱包体90を収容する梱包方法と、梱包体90を梱包した梱包箱100を開梱して梱包体90を取り出す取出方法について説明する。
なお、梱包箱100に収容される梱包体90は、例えば、図8(a)に示すように、単結晶シリコンの原料となる最大辺長約3mm~140mmの塊状多結晶シリコンWを、およそ5kgずつ梱包袋91に収納して形成されるものであり、図8(b)に示すように、略立方体又は略直方体の形状に設けられる。
まず、図4に示すように、作業台80上に底蓋50Bを載置する。なお、作業台80は、昇降しない固定台でもよいが、昇降可能な昇降台により構成することもできる。作業台80を昇降台で構成した場合には、梱包作業や取出作業が容易な高さ位置に作業台80を調整して作業を行うことができる。そして、作業台80上に底蓋50Bを載置した後、底蓋50B上に下段側(最下段)の内側筒胴枠30Bを載置する。この際、下段側の内側筒胴枠30Bと底蓋50Bの重ね縁部52との間にスペーサ60を配置する。図4では、内側筒胴枠30Bと底蓋50Bの角部の間にL型のスペーサ60を設けているが、辺部の中間位置に平板状のスペーサを設けることもでき、またL型のスペーサと平板状のスペーサとを組み合わせて使用することもできる。なお、スペーサ60は、厚みが10mm以上40mm以下に設けられており、スペーサ60により、底蓋50Bに対して内側筒胴枠30Bが位置合わせされるとともに、そのスペーサ60の厚みの分だけ、内側筒胴枠30Bと重ね縁部52との間に間隔をあけた状態が保持される。
そして、この内側筒胴枠30Bの内部空間に格子部材10Dを挿入し、底蓋50B上に載置する。続いて、格子部材10Dにより区画された各小空間15内に、梱包体90を1個ずつ収容する。この最下段の格子部材10Dにより区画された各小空間15内にそれぞれ梱包体90を収容した後、階層仕切り板20Cを内側筒胴枠30B内に挿入して格子部材10D上に載置する。さらに、この階層仕切り板20C上に格子部材10Cを載置し、格子部材10Cを内側筒胴枠30B内に挿入することにより、階層仕切り板20Cを介して格子部材10Dと格子部材10Cとを積層し、内側筒胴枠30Bと格子部材10Cとによって区画された複数の小空間15を形成する。
次に、図5に示すように、下側から二段目の格子部材10Cにより区画された各小空間15内に梱包体90を収容した後、下段側の内側筒胴枠30B上に上段側(最上段)の内側筒胴枠30Aを載置する。この際、梱包作業を行い易くするために、作業台80の高さを調整してもよい。続いて、格子部材10C上に階層仕切り板20Bを載置する。そして、内側筒胴枠30Aの内部空間に格子部材10Bを挿入し、階層仕切り板20B上に載置することで、格子部材10B~10Dを三段に重ねた状態とする。
そして、図6に示すように、下側から三段目の格子部材10Bにより区画された各小空間15内に、梱包体90を収容した後、階層仕切り板20Aを内側筒胴枠30A内に挿入して、格子部材10B上に載置する。次いで、格子部材10Aをこの階層仕切り板20A上に載置し、内側筒胴枠30A内に挿入することにより、格子部材10A~10Dを四段に重ねた状態とする。そして、図7に示すように、下側から四段目、すなわち最上段の格子部材10Aにより区画された各小空間15内に梱包体90を収容した後、スペーサ60を取り外し、底蓋50Bの重ね縁部52と下段側の内側筒胴枠30Bとの間に設けられた一定の空間に外側筒胴枠40を挿入し、底蓋50B上に外側筒胴枠40を載置して、上段側の内側筒胴枠30A及び下段側の内側筒胴枠30Bの外側を外側筒胴枠40で囲った状態にする。その後、天蓋50Aを被せて、梱包を完了する。
なお、梱包体90が収容された梱包箱100は、例えば図11に示すように、上下方向に紐92等が掛けられ、天蓋50Aと底蓋50Bの位置が外側筒胴枠40の位置に対して上下方向に偏ることがないように、上下方向の位置が固定される。また、梱包箱100内部の梱包体90が、濡れたり、汚れたりすることがないように、図11に二点鎖線で示すように、梱包箱100の周囲をビニール93等で包装した状態で輸送される。
一方、梱包箱100から梱包体90を取り出す際には、梱包方法の流れとは逆の手順で、図7に示すように、天蓋50Aを取り外すとともに、外側筒胴枠40を取り外し、最上段の格子部材10A及びこの格子部材10Aにより区画された小空間15内に収容された梱包体90を露出させる。そして、この最上段の格子部材10Aにより区画された小空間15内の梱包体90を取り出した後、図6に示すように、内側筒胴枠30A内の格子部材10Aと階層仕切り板20Aとを取り外して、格子部材10B及びこの格子部材10Bにより区画された小空間15内に収容された梱包体90を露出させる。この格子部材10Bにより区画された小空間15内の梱包体90を取り出した後、さらに図5に示すように、格子部材10B、上段側の内側筒胴枠30A、及び階層仕切り板20Bを取り外す。これにより、下段側の内側筒胴枠30B及び、この内側筒胴枠30Bに囲まれた部分だけを残して、梱包箱100全体の高さを低くすることができる。なお、梱包箱100から梱包体90を取り出す作業も、梱包作業と同様に昇降可能な昇降台(作業台80)上で行うことで、高さ位置を調整して作業を円滑に進めることが可能である。
そして、内側筒胴枠30B内の上側に配置される格子部材10Cにより区画された小空間15内に収容された梱包体90を取り出した後、図4に示すように、内側筒胴枠30B内の格子部材10Cと階層仕切り板20Cとを取り外して、最下段の格子部材10D及びこの格子部材10Dにより区画された小空間15内に収容された梱包体90を露出させ、梱包体90を取り出す。
このように構成される梱包箱100では、内側筒胴枠30A,30Bの内部空間を、格子部材10A~10Dと階層仕切り板20A~20Cとによって、複数の小空間15に区画して、各小空間15に個々の梱包体90(輸送物)を収容することで、複数の梱包体90を平面方向及び積層方向に整列して配置することができる。したがって、スペース効率の向上を図ることができ、複数の梱包体90を効率的に輸送できる。
また、二段に積み重ねた内側筒胴枠30A,30Bの外側に外側筒胴枠40を設けて、梱包箱100の筒胴部を二重構造に設けている。このため、二段設けられる内側筒胴枠30A,30Bのうち下段側の内側筒胴枠30B内の各小空間15から梱包体90を取り出す前に、外側筒胴枠40と上段側の内側筒胴枠30A、この上段側の内側筒胴枠30Aに囲まれた部分の格子部材10A,10B及び階層仕切り板20A,20Bを取り外すことにより、最上段を除いた下段側の内側筒胴枠30B及びこの内側筒胴枠30Bに囲まれた部分の格子部材10C,10D、階層仕切り板20Cだけを残して、梱包箱100全体の高さを低くすることができる。このため、下段側の内側筒胴枠30Bの内部に収容された梱包体90を容易に取り出すことができる。
なお、上記実施形態では、梱包箱100に梱包体90を梱包する際に、図7に示すように、上段側の内側筒胴枠30Aを下段側の内側筒胴枠30B上に載置して組み合わせた後、これら内側筒胴枠30A,30Bの外側に外側筒胴枠40を配置して囲うこととしていたが、外側筒胴枠40を配置するタイミングは、これに限定されるものではない。図9に示すように、下段側の内側筒胴枠30B内の各小空間15に梱包体90を収容した後、上段側の内側筒胴枠30Aを下段側の内側筒胴枠30B上に載置する前に外側筒胴枠40を載置してもよい。
すなわち、外側筒胴枠40は、二段設けられる内側筒胴枠30A,30Bのうち下段側の内側筒胴枠30B内の各小空間15に梱包体90を収容した後であれば、図9に示すように、上段側の内側筒胴枠30Aを配置する前に配置することもできるし、その他の異なるタイミングで外側筒胴枠40を配置することとしてもよい。いずれの場合も、下段側の内側筒胴枠30B内の各小空間15に梱包体90を収容した後に外側筒胴枠40を配置することで、下段側の内側筒胴枠30B内の内部空間に梱包体90を収容する際には、梱包箱100全体の高さを低く維持できるので、下段側の内側筒胴枠30Bの内部に梱包体90を容易に収容することができる。
また梱包箱100から梱包体90を取り出す際も同様であり、二段設けられる内側筒胴枠30A,30Bのうち上段側の内側筒胴枠30A内の各小空間15から梱包体90を取り出す前に、外側筒胴枠40を取り外しておき、その後に内側筒胴枠30A,30Bを順次取り外すこともできる。また、外側筒胴枠40を取り外す前に、上段側の内側筒胴枠30A内から梱包体90を取り出し、この上段側の内側筒胴枠30A及び、上段側の内側筒胴枠30Aに囲まれた部分の格子部材10A,10B、階層仕切り板20A,20Bを取り外した後で、外側筒胴枠40を取り外すこととしてもよい。外側筒胴枠40を取り外すタイミングは、上記実施形態の場合に限定されるものではなく、二段設けられる内側筒胴枠30A,30Bのうち下段側の内側筒胴枠30B内の各小空間15から梱包体90を取り出す前に、外側筒胴枠40を取り外しておくことで、下段側の内側筒胴枠30B及び、この内側筒胴枠30Bで囲まれた部分の格子部材10C,10D、階層仕切り板20Cだけを残して、梱包箱100全体の高さを低くすることができる。これにより、下段側の内側筒胴枠30Bの内部に収容された梱包体90を容易に取り出すことができる。
また、内側筒胴枠30A,30Bと外側筒胴枠40とは、それぞれが別々の筒形状の構造で構成され、これら内側筒胴枠30A,30Bと外側筒胴枠40とにより二重に梱包された状態となっているため、梱包強度を十分に確保でき、外部からの衝撃が直接梱包体90に伝わりにくい。つまり、内側筒胴枠30A,30Bと外側筒胴枠40との間に一定の間隔Cが設けられているので、梱包箱100の輸送時の横揺れによる振動や衝撃が吸収されやすく、梱包体90の破損を低減できる。なお、間隔Cが3mm未満であると、外部からの衝撃が梱包体90に直接伝わりやすくなり、間隔Cが25mmを超えると外部から衝撃が加えられた際に内側筒胴枠30A,30B及び外側筒胴枠40が変形しやすくなり、いずれの場合も衝撃緩和効果が小さくなる。したがって、間隔Cは、3mm以上25mm以下に設けると良い。
また、内側筒胴枠30A,30Bと外側筒胴枠40とは容易に組み立て及び分解が可能な構造であるので、作業上の負担は小さくて済む。また、緩衝材等の使用の必要性もないため、梱包箱100使用後の処理においても環境への影響が低減できる。
さらに、この梱包箱100においては、梱包箱100の内部に梱包体90を梱包する際において、底蓋50Bの重ね縁部52と最下段の内側筒胴枠30Bとの間にスペーサ60を配置しておくことで、底蓋50Bの面位置に対して内側筒胴枠30Bを均等位置に配置できるとともに、スペーサ60の厚みの分だけ、内側筒胴枠30Bと重ね縁部52との間に間隔をあけた状態を保持できる。そして、外側筒胴枠40を内側筒胴枠30Bの外側に配置する際にスペーサ60を取り外すことにより、底蓋50Bの重ね縁部52と内側筒胴枠30Bとの間に設けられた空間に、底蓋50Bの面位置に対して均等位置に、容易に外側筒胴枠40を挿入することができる。したがって、梱包箱100の各部材及び梱包体90を輸送中での梱包荷崩れを防止でき、安定した梱包体の輸送ができる。
なお、上記第1実施形態の梱包箱100では、内側筒胴枠30A,30Bは、格子部材10A~10Dを二段ずつ囲う構成とされていたが、これに限定されるものではない。
例えば、図12に示す第2実施形態の梱包箱101や図13に示す第3実施形態の梱包箱102のように、格子部材を二段ずつではなく、数段設けられる格子部材を二等分して得られる段数分の格子部材の周囲を囲う構成とすることもできる。例えば、格子部材を二段で構成する場合には、図12に示す梱包箱101のように、各内側筒胴枠30A,30Bは、それぞれ一段の格子部材10Aと10Bとを囲う構成とすることができる。また、格子部材を六段で構成する場合には、図13に示す梱包箱102のように、各内側筒胴枠30A,30Bは、それぞれ三段の格子部材10A~10Cと10D~10Fとを囲う構成とすることができる。
また、内側筒胴枠は、二等分した段数分の格子部材の周囲に設ける構成に限定されるものでもなく、例えば図14に示す第4実施形態の梱包箱103のように、二段分の格子部材10A,10Bを囲う上段側の内側筒胴枠30Aと三段分の格子部材10C~10Eを囲う下段側の内側筒胴枠30Bとを組み合わせて、それぞれ高さの異なる内側筒胴枠30A,30Bを二段組み合わせた構成とすることもできる。また、図15に示す第5実施形態の梱包箱104のように、一段分の格子部材10Aを囲う上段側の内側筒胴枠30Aと二段分の格子部材10B,10Cを囲う下段側の内側筒胴枠30Bとを組み合わせることもできる。
さらに、上記第1実施形態の梱包箱100では、内側筒胴枠30A,30Bを二段有する構成としていたが、本発明は内側筒胴枠を二段有する構成に限定されるものではなく、図16~図18に示すように、内側筒胴枠を三段以上で構成することもできる。
例えば、内側筒胴枠を三段で構成する場合としては、図16に示す第6実施形態の梱包箱105のように、各内側筒胴枠30A~30Cを、それぞれ二段分の格子部材10A,10Bと10C,10Dと、10E,10Fとを囲う構成とすることができる。また、図17に示す第7実施形態の梱包箱106のように、一段分の格子部材10Aを囲う最上段の内側筒胴枠30Aと、二段分の格子部材10B,10Cを囲う中段の内側筒胴枠30Bと、三段分の格子部材10D~10Fを囲う最下段の内側筒胴枠30Cとを組み合わせて、それぞれ高さの異なる内側筒胴枠30A~30Cを三段組み合わせた構成とすることもできる。さらに、図18に示す第8実施形態の梱包箱107のように、一段分の格子部材10Aを囲う内側筒胴枠30Aと、ぞれぞれ二段分の格子部材10B,10Cと10D,10Eとを囲う内側筒胴枠30B,30Cとを組み合わせた構成とすることもできる。
このように、三段の内側筒胴枠30A~30Cを有する梱包箱105~107においては、梱包体90の梱包時に、二段以上設けられる内側筒胴枠30A~30Cのうち最上段から二段目の内側筒胴枠30B又は三段目の内側筒胴枠30C内の小空間15に梱包体90を収容した後に、外側筒胴枠40を配置することで、下段側の内側筒胴枠30B,30C内の内部空間に梱包体90を収容する際に、梱包箱105~107全体の高さを低く維持できるので、下段側の内側筒胴枠30B,30Cの内部に梱包体90を容易に収容することができる。
また、梱包箱105~107から梱包体90を取り出す際も同様であり、二段以上設けられる内側筒胴枠30A~30Cのうち最上段から二段目の内側筒胴枠30B又は三段目の内側筒胴枠30C内の各小空間15から梱包体90を取り出す前に、外側筒胴枠40を取り外しておくことで、下段側の内側筒胴枠30B,30C及び、これら内側筒胴枠30B,30Cで囲まれた部分だけを残して、梱包箱105~107全体の高さを低くすることができる。これにより、下段側の内側筒胴枠30B,30Cの内部に収容された梱包体90を容易に取り出すことができる。
なお、内側筒胴枠は、二段と三段の構成に限定されるものではなく、三段以上に構成することもできる。
また、上記の第1~第8実施形態の梱包箱100~107では、格子部材10A~10Fの周囲に突出する各帯板11の端部の突出長L2を、それぞれの縦横に配列される帯板11どうしの間隔L1と同じ長さに形成し、内側筒胴枠30A,30Bの内部空間を均等に分割した複数の小空間15を区画していたが、図19及び図20に示す第9実施形態の梱包箱108のように、各帯板11の端部の突出長L2(図20参照)を帯板11どうしの間隔L1よりも短く形成することにより、格子部材10H~10Kの外周部(外周の帯板)と内側筒胴枠30A、30Bとの間に緩衝空間18を設けることとしてもよい。この場合、緩衝空間18を設けることで、内側筒胴枠30A,30Bと梱包体90との間に一定の空間を確保することができるので、さらに外部からの衝撃を梱包体90に伝わりにくくできる。
なお、本実施形態では、梱包対象として塊状多結晶シリコンWを収納した梱包体90を挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、棒状の多結晶シリコンを切断したロッド形状物等や単結晶シリコンを梱包した梱包体、あるいはシリコン部材以外のものでもよく、本発明では、これらの梱包体を含めた梱包対象を輸送物と称している。
10A~10F,10H~10K 格子部材
11 帯板
15 小空間
18 緩衝空間
20A~20E 階層仕切り板
30A~30C 内側筒胴枠
31,32,41,42,43 中芯
33,34,35,44,45,46,47 ライナ
40 外側筒胴枠
50A 天蓋
50B 底蓋
51 平面部
52 重ね縁部
60 スペーサ
80 作業台
90 梱包体(輸送物)
100,101,102,103,104,105,106,107,108 梱包箱

Claims (11)

  1. 複数段重ねて配置される格子部材と、
    各段の前記格子部材の間に配置される階層仕切り板と、
    少なくとも一段以上の前記格子部材の周囲を囲って、該格子部材の積層方向に二段以上設けられる内側筒胴枠と、
    二段以上の前記内側筒胴枠の外側を囲う外側筒胴枠と、
    前記外側筒胴枠の下部に配置される底蓋と、
    前記外側筒胴枠の上部に配置される天蓋とを備え
    前記内側筒胴枠と前記外側筒胴枠との間に間隔が設けられている梱包箱。
  2. 前記内側筒胴枠は、前記格子部材を複数段ごとに囲う構成とすることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  3. 前記格子部材は、帯板を縦横に相互に組み合わせた形状とされ、
    前記格子部材の周囲に突出する各帯板の端部の突出長が、前記帯板どうしの間隔よりも短く形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の梱包箱。
  4. 前記内側筒胴枠と前記外側筒胴枠との間の間隔が、3mm以上25mm以下に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の梱包箱。
  5. 前記内側筒胴枠が少なくとも三枚のライナ間に中芯を配置してなる複両面段ボールにより形成されており、該内側筒胴枠の内周面側に配置される前記中芯の厚みが外周面側に配置される前記中芯の厚みよりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の梱包箱。
  6. 前記底蓋には、前記外側筒胴枠の下端部の開口縁部の外側を囲んで立設する重ね縁部が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の梱包箱。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の前記梱包箱を組み立てながら、該梱包箱内に複数の輸送物を複数段重ねて整列して収容する梱包方法であって、
    前記底蓋上に前記内側筒胴枠を配置するとともに、この内側筒胴枠内に前記格子部材を配置して最下段の複数の小空間を形成し、
    少なくとも前記最下段の前記小空間に前記輸送物を収容した後に、前記外側筒胴枠を前記内側筒胴枠の外側に配置することを特徴とする梱包方法。
  8. 請求項6に記載の前記梱包箱を組み立てながら、該梱包箱内に複数の輸送物を複数段重ねて整列して収容する梱包方法であって、
    前記底蓋上に最下段の前記内側筒胴枠を配置するとともに、この内側筒胴枠内に前記格子部材を配置して最下段の複数の小空間を形成し、
    前記外側筒胴枠を配置する前の状態において、前記最下段の前記内側筒胴枠と前記底蓋の前記重ね縁部との間にスペーサを配置して、前記最下段の前記内側筒胴枠と前記重ね縁部との間に間隔をあけた状態を保持しておき、
    少なくとも前記最下段の前記小空間に前記輸送物を収容した後、前記スペーサを取り外してから前記外側筒胴枠を前記内側筒胴枠の外側に配置することを特徴とする梱包方法。
  9. 請求項1から6のいずれか一項に記載の前記梱包箱を開梱して、該梱包箱の前記内側筒胴枠の内部空間を前記格子部材と前記階層仕切り板とで区画して形成された各小空間に収容された複数の輸送物を取り出す方法であって、
    最上段より下側のいずれかの内側筒胴枠内の前記小空間から前記輸送物を取り出す前に、前記外側筒胴枠を取り外すことを特徴とする取出方法。
  10. 前記輸送物は、多結晶シリコンを梱包した梱包体であることを特徴とする請求項7又は8に記載の梱包方法。
  11. 前記輸送物は、多結晶シリコンを梱包した梱包体であることを特徴とする請求項9に記載の取出方法。
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