JP4873428B2 - 乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置及び試験方法 - Google Patents

乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置及び試験方法 Download PDF

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Description

本発明は、エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアの補助ブレーキを試験するための試験装置及びその方法に関する。
例えば、図3に示すように、エスカレータなどの乗客コンベア100では、トラス102が建物の上下階に跨って傾斜して設置され、トラス102の上階側及び下階側にそれぞれ踏段スプロケット104,106が配置されている。これらのスプロケット104,106間には、複数の踏段108が連結された踏段チェーン109が掛け渡されている。
上階側のトラス102内に設けられた機械室102aには、電動機111及び減速機113を有する駆動装置110が配設されている。減速機113の出力は、第1スプロケット112と駆動チェーン114とを介して第2スプロケット116に伝達される。これにより、第2スプロケット116に連結固定された上階側の踏段スプロケット104が回転駆動されることで、下階側の踏段スプロケット106との間に掛け渡された踏段チェーン109がガイドレール118に沿って循環移動し、踏段108上に乗っている利用者は下階から上階へ、又は、上階から下階へと運ばれる。
上記のような乗客コンベア100では、何らかの異常によって下降方向の過速度状態に至ったり、上昇運転中に下降方向に逆転した場合などに備えて、第2スプロケット116の回転運転に制動力を作用させる補助ブレーキ120が設けられることがある。
この種の補助ブレーキ120では、第2スプロケット116に作用させる制動力を調整したり、あるいは、正常に作動するか否か調べるたりするため、従来、乗客コンベア100の上側の複数の踏段108上に乗客の負荷を模擬するおもり122を搭載して、踏段108をガイドレール118に沿って落下させ、補助ブレーキ120を作動させる試験が行われている。この試験では、おもり122による重力負荷と、乗客コンベア100の駆動装置110内部機構の回転運動や踏段108及びおもり122の運動などによる慣性負荷とを補助ブレーキ120に作用させて、補助ブレーキ120の性能の確認や各種調整がなされる。
ところで、乗客コンベアのブレーキを試験するものとして、乗客コンベアの減速機の入力軸に設けられたマグネットブレーキの解放状態を診断するものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2008−265931号公報
しかしながら、上記のような踏段108におもり122を搭載して行う従来の補助ブレーキの試験では、おもり122の総重量を数トン程度に設定しなければならず、各踏段108に例えば200kg程度のおもりを搭載すると多数個のおもりが必要になり、それらのおもり108を搬送して搭載するために、多大な労力を要するとともに、危険を伴う作業が必要となる問題がある。特に、上下階の高低差の大きい高揚程のエスカレータでは、踏段108に搭載するおもり122の重量が増大して、試験が大掛かりとなり、より一層労力を要することとなる問題がある。また、万一試験の操作や設定を誤ったりした場合には、おもり122が下階側のコムや乗降板に衝突してそれらを破損させたり傷つけたりするおそれがある。
なお、上記特許文献1は、マグネットブレーキの解放時の状態を診断することを目的としており、補助ブレーキが所定の制動性能を発揮するか否かについて診断するものでないため、補助ブレーキの試験に関する上記の問題点を解決し得るものでない。
本発明は、上記問題を考慮してなされたものであり、多大な労力を要するとともに危険を伴うおもりを踏段に搭載する作業を行うことなく、万一試験の操作や設定を誤ったとしても乗客コンベアが備える機器を破損させるおそれがない補助ブレーキの試験装置及びその方法を提供することを目的とする。
本発明に係る乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置は、踏段を連結する無端状の踏段チェーンが掛け渡されるスプロケットに制動力を付与する乗客コンベアの補助ブレーキを試験する装置において、前記スプロケットを回転駆動する駆動部と、前記駆動部が前記スプロケットに付与するトルクを制御するトルク制御部と、前記補助ブレーキの作動状態と非作動状態とを切換制御するブレーキ制御部とを備え、前記駆動部の回転速度が所定値に達すると、前記駆動部が所定のトルクを前記スプロケットに付与した状態で、前記ブレーキ制御部が前記補助ブレーキを作動させて前記スプロケットに制動力を付与することを特徴とする。
また、本発明に係る乗客コンベアの補助ブレーキの試験方法は、踏段を連結する無端状の踏段チェーンが掛け渡されるスプロケットに制動力を付与する乗客コンベアの補助ブレーキを試験する方法であって、駆動部が所定のトルクを付与して前記スプロケットを回転駆動させ、前記スプロケットの回転速度が所定値に達すると、前記駆動部が前記前記スプロケットにトルクを付与した状態で、前記補助ブレーキを作動させて前記スプロケットに制動力を付与することを特徴とする。
本発明では、上記構成により、おもりを踏段に搭載する作業を行う必要がないため、試験に伴う労力や危険を低減することができ、さらに、万一試験の操作や設定を誤ったとしても乗客コンベアが備える機器を破損させるおそれがない。
本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置を示す概略側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置を示す概略側面図である。 従来の乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置を示す概略側面図である。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る試験装置50は、例えば、建物の上下階に跨って傾斜して設置された乗客コンベア10に設けられている。
この乗客コンベア10は、トラス12が建物の上下階に跨って傾斜して設置され、トラス12の上階側及び下階側にそれぞれ踏段スプロケット14,16が配置されている。これらのスプロケット14,16間には、複数の踏段18が連結された踏段チェーン19が掛け渡されている。
上階側のトラス12内に設けられた機械室12aには、電動機21及び減速機23を有する駆動装置20が配設されている。
電動機21の回転軸21aには、フライホイール25が組み付けられ、減速機23の出力軸23aには、第1スプロケット22が固定されている。第1スプロケット22は、上階側の踏段スプロケット14に固定された第2スプロケット26との間で駆動チェーン24が掛け渡されており、減速機23からの出力が第1スプロケット22及び駆動チェーン24を介して第2スプロケット26に伝達される。これにより、第2スプロケット26に連結固定された上階側の踏段スプロケット14が回転駆動されることで、下階側の踏段スプロケット16との間に掛け渡された踏段チェーン19がガイドレール28に沿って循環移動し、踏段18上に乗っている利用者は下階から上階へ、又は、上階から下階へと運ばれる。
なお、減速機23の入力軸には、操作部からのブレーキ操作により、あるいは、インレット部に異物が引き込まれたことをセンサが検知結果に基づいて作動し、踏段チェーン19の循環移動を停止させる主ブレーキ(不図示)が設けられている。
また、踏段スプロケット14には、補助ブレーキ30が設けられている。補助ブレーキ30は、踏段スプロケット14に連結固定され一体に回転するように組み付けられたブレーキディスク32と、ブレーキディスク32に摩擦力を作用させて制動力を付与するブレーキパッド装置34とを備える。
上記のような乗客コンベア10の補助ブレーキ30を試験する試験装置50は、駆動部として上記した乗客コンベア10が有する駆動装置20と、駆動装置20が発生するトルクを制御するトルク制御部54と、補助ブレーキ30の作動状態と非作動状態とを切換制御するブレーキ制御部56と、試験装置50全体の制御を司る主制御部58とを備える。
トルク制御部54は、駆動装置20が有する電動機21に接続されたインバータ回路を備え、電動機21をトルク制御することで、駆動装置20が第1スプロケット22、駆動チェーン24、及び第2スプロケット26を介して踏段スプロケット14に付与する回転トルクを制御する。
ブレーキ制御部56は、ブレーキパッド装置34に接続されており、ブレーキパッド装置34に制御信号を入力することで、制動シュー(不図示)をブレーキディスク32に当接する制動位置とブレーキディスク32から離隔した非制動位置との間で移動させて、補助ブレーキ30の作動状態と非作動状態とを切換制御する。
主制御部58は、トルク制御部54及びブレーキ制御部56と接続されており、両制御部54,56を制御する。また、主制御部58は、駆動装置20の電動機21と接続されており、電動機21の回転速度が入力される。
次に、上記のような構成の試験装置50の動作について説明する。
まず、乗客コンベア10を停止させた状態において、主制御部58は、ブレーキ制御部56に指令信号を入力して、主ブレーキ(不図示)及び補助ブレーキ30を解放する。
次に、主制御部58は、トルク制御部54に指令信号を入力して、乗客コンベア10の乗客を模擬する重量負荷に相当する大きさであって、踏段18を下降させる方向のトルクTを駆動装置20において発生するように、トルク制御部54より駆動装置20に入力されるトルク信号を制御する。すると、駆動装置20の電動機21が回転し、第1スプロケット22、駆動チェーン24、及び第2スプロケット26を介して駆動装置20からのトルクTが踏段スプロケット14に付与され、踏段スプロケット14が回転することで、踏段18が下降方向に移動する。
次に、電動機21から主制御部58に入力される回転速度が所定速度に達すると、上記した下降方向のトルクTを踏段スプロケット14に付与した状態で、主制御部58が、ブレーキ制御部56に指令信号を入力して、ブレーキ制御部56が補助ブレーキ30を作動させ踏段スプロケット14に制動力を付与する。このとき、踏段スプロケット14には、下降方向のトルクTが駆動装置20より付与され続けているが、やがて、補助ブレーキ30によって制動され、乗客コンベア10は停止する。
そして、主制御部58は、乗客コンベア10の停止を検知すると、トルク制御部54に指令信号を入力して、電動機21のトルクTの発生を終了させて補助ブレーキ30の試験を終了する。
以上のように、本実施形態における試験装置50では、おもりを踏段18に搭載することなく、乗客コンベア10の乗客を模擬する重量負荷に相当する大きさであって、踏段18を下降させる方向のトルクTを踏段スプロケット14に作用させることができるため、試験作業に伴う労力や危険を低減することができる。
また、本実施形態における試験装置50では、おもりが踏段18に搭載されていないため、万一試験の操作や設定を誤ったとしても乗客コンベア10が備える機器を破損させるおそれがない。
なお、本実施形態では踏段18におもりを搭載していないため、おもりを踏段18に搭載した場合に比べておもりによる慣性負荷が減少することとなるが、電動機21のロータの慣性負荷や電動機21の回転軸21aに取り付けられたフライホイール25の慣性負荷に比べて、おもりによる慣性負荷が十分小さい場合には、これを無視しても試験結果に影響を与えることはない。また、おもりによる慣性負荷の減少が無視できない場合、電動機21の回転軸21aなどに取り付けるフライホイール25の質量を追加することで、おもりによる慣性負荷をフライホイールの慣性負荷によって補填してもよい。
また、試験装置50を構成するトルク制御部54、ブレーキ制御部56、及び主制御部58を機械室12a内部など乗客コンベア10に設けてもよく、また、これらを乗客コンベア10に着脱可能に設け補助ブレーキ30の試験を実施する際に乗客コンベア10に接続するように構成してもよい。トルク制御部54、ブレーキ制御部56、及び主制御部58を乗客コンベア10に着脱可能に設けた場合、既設の乗客コンベアなどのように、乗客コンベア10に設けられた駆動装置20がトルク制御できないものであっても、乗客コンベア10に組み付けた状態で補助ブレーキ30を試験することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図2を参照して説明する。
上記した第1の実施形態では乗客コンベア10に組み付けられた補助ブレーキ30の試験を行うのに対して、本実施形態は乗客コンベア10に組み付けられていない状態の補助ブレーキ80の試験を行う。
すなわち、図2に示すように、本実施形態の試験装置60は、駆動部62と、駆動部62が発生するトルクを制御するトルク制御部64と、補助ブレーキ80の作動状態と非作動状態とを切換制御するブレーキ制御部66と、試験装置60全体の制御を司る主制御部68とを備える。
駆動部62は、枠体70の内部に設けられた電動機71と減速機72とを備え、減速機72の出力が、第1スプロケット73及び駆動チェーン74を介して第2スプロケット75に伝達される。第2スプロケット75には、乗客コンベアの踏段を連結する無端状の踏段チェーンを掛け渡すための踏段スプロケット77が固定されており、第2スプロケット75と踏段スプロケット77とが一体に回転するように構成されている。なお、減速機72の入力軸には、該入力軸の回転を制動する主ブレーキ(不図示)が設けられている。
また、本実施形態では、補助ブレーキ80が乗客コンベアに組み付けられていないことから、踏段スプロケット77に踏段の運動などにより生じる乗客コンベアの慣性負荷が作用しないため、乗客コンベアの慣性負荷を模擬するフライホイール76が電動機71の回転軸71aに組み付けられている。このフライホイール76は電動機71の回転軸71aに対して着脱可能に設けられており、補助ブレーキ80が組み付けられる乗客コンベアより生じる慣性負荷に合わせてフライホイール76の慣性モーメントを変更できるようになっている。
トルク制御部64は、駆動部62が有する電動機71に接続されたインバータ回路を備え、電動機71をトルク制御することで、駆動部62が第1スプロケット73、駆動チェーン74、及び第2スプロケット75を介して踏段スプロケット77に付与する回転トルクを制御する。
踏段スプロケット77には、補助ブレーキ80が設けられている。補助ブレーキ80は、踏段スプロケット77に連結固定され一体に回転するように組み付けられたブレーキディスク82と、ブレーキディスク82に摩擦力を作用させて制動力を付与するブレーキパッド装置84とを備える。
補助ブレーキ80のブレーキパッド装置84にはブレーキ制御部66が接続されている。ブレーキ制御部66は、ブレーキパッド装置84に制御信号を入力することで、制動シュー(不図示)をブレーキディスク82に当接する制動位置とブレーキディスク82から離隔した非制動位置との間で移動させて、補助ブレーキ80の作動状態と非作動状態とを切換制御する。
主制御部68は、トルク制御部64及びブレーキ制御部66と接続されており、両制御部64,66を制御する。また、主制御部68は、駆動部62の電動機71と接続されており、電動機71の回転速度が入力される。
次に、上記のような構成の試験装置60の動作について説明する。
まず、主ブレーキ(不図示)及び補助ブレーキ80を解放し、次いで、主制御部68は、トルク制御部54に指令信号を入力して、乗客コンベア10の乗客を模擬する重量負荷に相当する大きさのトルクTを駆動部62において発生するように、トルク制御部64より駆動部62に入力されるトルク信号を制御する。これにより、駆動部62の電動機71が回転する。
次に、電動機71から主制御部68に入力される回転速度が所定速度に達すると、上記したトルクTを踏段スプロケット77に付与した状態で、主制御部68より指令信号を受けたブレーキ制御部66が補助ブレーキ80を作動させて踏段スプロケット77に制動力を付与する。このとき、踏段スプロケット77には、トルクTが駆動部62より付与され続けているが、やがて、補助ブレーキ80によって制動され、踏段スプロケット77及びこれと一体に回転するように設けられた駆動部62が停止する。
そして、主制御部68は、電動機71の停止を検知すると、トルク制御部64に指令信号を入力して、電動機71のトルクTの発生を終了させて補助ブレーキ80の試験を終了する。
以上のように、本実施形態における試験装置60では、乗客コンベア10の乗客を模擬する重量負荷に相当するトルクTを作用させることができるとともに、補助ブレーキ80が組み付けられる乗客コンベア10より生じる慣性負荷も作用させることができるため、乗客コンベア10に組み付けられていない状態の補助ブレーキ80の試験を行うことができ、試験作業に伴う労力や危険を低減することができる。
また、トルク制御部64により電動機71から発生されるトルクを増減したり、電動機71の回転軸71aに組み付けられたフライホイール76を交換して慣性モーメントを増減させたりすることにより、様々な揚程の乗客コンベア10を模擬する試験を行うことができ、必要とされる制動力が異なる様々な補助ブレーキ80の試験を行うことできる。
なお、上記した本実施形態では、主制御部68は、電動機71より入力される回転速度から補助ブレーキ80を作動させるタイミングを決定したが、例えば、電動機71の駆動開始から所定時間経過後に電動機71が達する所定の回転速度に対して補助ブレーキ80を作動させるように構成してもよい。
また、上記した本実施形態では、主制御部68がブレーキ制御部に指令信号を入力することで補助ブレーキ80を作動させたが、電動機71が所定速度に達した時に手動でブレーキ制御部66に指令信号を入力して補助ブレーキ80を作動させてもよい。
また、上記した本実施形態では、電動機71の駆動開始時からトルク制御部64がトルク制御を行い、電動機71を回転駆動するように構成したが、最初は速度制御により電動機71を所定速度で回転させ、その後、トルク制御部64がトルク制御により電動機71を回転駆動させ、補助ブレーキ80を作動させるように構成してもよい。これにより、所定速度にて補助ブレーキ80を作動させることができる。
なお、本実施形態の試験装置60では、踏段スプロケット77と一体に回転するブレーキディスク82とブレーキパッド装置84とからなる補助ブレーキ80を試験対象としたが、任意の形態や構造の補助ブレーキを試験対象とすることができることは当然である。
また、本実施形態では、踏段スプロケット77にトルクを付与する駆動部62を電動機71及び減速機72から構成したが、本発明はこれに限定されず、油圧モータなど踏段スプロケット77に所定のトルクを付与し得るものであればよい。
10…乗客コンベア
12…トラス
18…踏段
19…踏段チェーン
20…駆動装置
21…電動機
22…第1スプロケット
23…減速機
24…駆動チェーン
25…フライホール
26…第2スプロケット
28…ガイドレール
30…補助ブレーキ
50…試験装置
52…駆動部
54…トルク制御部
56…ブレーキ制御部
58…主制御部
60…試験装置
62…駆動部
64…トルク制御部
66…ブレーキ制御部
68…主制御部
70…枠体
71…電動機
72…減速機
73…第1スプロケット
74…駆動チェーン
75…第2スプロケット
76…フライホイール
77…踏段スプロケット
80…補助ブレーキ
82…ブレーキディスク
84…ブレーキパッド装置

Claims (8)

  1. 踏段を連結する無端状の踏段チェーンが掛け渡されるスプロケットに制動力を付与する乗客コンベアの補助ブレーキを試験する装置において、
    前記スプロケットを回転駆動する駆動部と、前記駆動部が前記スプロケットに付与するトルクを制御するトルク制御部と、前記補助ブレーキの作動状態と非作動状態とを切換制御するブレーキ制御部とを備え、
    前記駆動部の回転速度が所定値に達すると、前記駆動部が所定のトルクを前記スプロケットに付与した状態で、前記ブレーキ制御部が前記補助ブレーキを作動させて前記スプロケットに制動力を付与することを特徴とする乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置。
  2. 前記駆動部は乗客コンベアが有する駆動装置であって、
    前記スプロケットには前記踏段を連結した前記踏段チェーンが掛け渡されていることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置。
  3. 前記トルク制御部は、前記乗客コンベアに着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置。
  4. 前記駆動部の回転軸にはフライホイールが交換可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置。
  5. 踏段を連結する無端状の踏段チェーンが掛け渡されるスプロケットに制動力を付与する乗客コンベアの補助ブレーキを試験する方法であって、
    駆動部が所定のトルクを付与して前記スプロケットを回転駆動させ、前記スプロケットの回転速度が所定値に達すると、前記スプロケットにトルクを付与した状態で、前記駆動部が前記補助ブレーキを作動させて前記スプロケットに制動力を付与することを特徴とする乗客コンベアの補助ブレーキの試験方法。
  6. 前記駆動部は乗客コンベアが有する駆動装置であって、前記踏段を連結した前記踏段チェーンが掛け渡された前記スプロケットを前記駆動装置により回転駆動させることを特徴とする請求項5に記載の乗客コンベアの補助ブレーキの試験方法。
  7. 前記乗客コンベアに着脱可能に設けられたトルク制御部によって前記駆動装置が前記スプロケットに付与するトルクを制御することを特徴とする請求項6に記載の乗客コンベアの補助ブレーキの試験方法。
  8. 前記駆動部の回転軸にフライホイールが交換可能に取り付けられていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の乗客コンベアの補助ブレーキの試験方法。
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