JP5511810B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ブレーキ装置の制動力を制御可能なブレーキ制御装置を有するエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、ブレーキ制御装置の自己診断によって故障が検出された場合、ブレーキコイルのコンタクタへの通電が直ちに遮断され、かごが非常停止される(例えば、特許文献1参照)。
WO2007/060733A1
上記のような従来のエレベータ装置では、ブレーキ制御装置の故障検出時にかごが非常停止されるため、かご内に乗客が閉じ込められる可能性があり、その度に保守員が救出作業を行う必要が生じるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ブレーキ制御装置の故障時にもブレーキ装置の制動・解除を可能とし、かご内に乗客が閉じ込められるのを防止することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、かご、かごの走行を制動するブレーキ装置、ブレーキ装置を動作させるための動作指令信号を発生し、かごの運行を制御する運行制御装置、及び動作指令信号に応じてブレーキ装置の制動力を制御するブレーキ制御装置を備え、ブレーキ制御装置の故障検出時には、ブレーキ制御装置による制御を無効化して動作指令信号によりブレーキ装置を直接的に動作させる。
この発明のエレベータ装置は、ブレーキ制御装置の故障検出時に、運行制御装置からの動作指令信号を利用してブレーキ装置を動作させるようにしたので、ブレーキ制御装置の故障時にもブレーキ装置の制動・解除を可能とし、かご内に乗客が閉じ込められるのを防止することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1のエレベータ装置の要部を示すブロック図である。 図1のブレーキ制御装置の減速度制御動作を示すフローチャートである。 図1のブレーキ制御装置の異常診断動作を示すフローチャートである。 図1のブレーキ制御装置に設定されたかご減速度の第1及び第2の閾値とかご位置との関係を示すグラフである。 図2の信号切換部を示すブロック図である。 図6の出力制御論理回路部で生成されるブレーキ電流指令信号の一例を示すグラフである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、かご1及び釣合おもり2は、懸架手段としての主索3により昇降路内に吊り下げられており、巻上機4の駆動力により昇降路内を昇降される。
巻上機4は、主索3が巻き掛けられた駆動シーブ5と、駆動シーブ5を回転させる巻上機モータ6と、駆動シーブ5の回転を制動するブレーキ装置7とを有している。ブレーキ装置7は、駆動シーブ5と同軸に結合されたブレーキドラム(ブレーキ車)8と、ブレーキドラムに接離されるブレーキシュー9と、ブレーキシュー9をブレーキドラム8に押し付け制動力を印加するブレーキばねと、ブレーキばねに抗してブレーキシュー9をブレーキドラム8から開離させ制動力を解除する電磁マグネットとを有している。即ち、ブレーキ装置7としては、電磁ブレーキが用いられている。
巻上機モータ6には、その回転軸の回転速度、即ち駆動シーブ5の回転速度に応じた信号を発生する第1の速度検出部としての巻上機エンコーダ10が設けられている。巻上機エンコーダ10は、独立した2系統の検出信号を発生する。
昇降路の上部終端階近傍には、上部昇降路スイッチ11が設けられている。昇降路の下部終端階近傍には、下部昇降路スイッチ12が設けられている。昇降路スイッチ11,12は、かご1の絶対位置を検出してかご位置情報を修正するための位置補正スイッチとして用いられる。かご1には、昇降路スイッチ11,12を操作する操作カム13が取り付けられている。
昇降路の底部(ピット)には、かご緩衝器14及び釣合おもり緩衝器15が設置されている。かご緩衝器14は、かご1の真下に配置されている。釣合おもり緩衝器15は、釣合おもり2の真下に配置されている。
昇降路の上部には、調速機綱車16が設けられている。昇降路の下部には、張り車17が設けられている。調速機綱車16及び張り車17には、調速機ロープ(過速度検出ロープ)18が巻き掛けられている。調速機ロープ18の両端部は、かご1に接続されている。調速機ロープ18は、かご1の昇降に伴って循環される。これにより、調速機綱車16及び張り車17は、かご1の走行速度に応じた速度で回転される。
調速機綱車16には、調速機綱車16の回転速度、即ちかご1の速度に応じた信号を発生する第2の速度検出部としてのガバナエンコーダ19が設けられている。ガバナエンコーダ19は、独立した2系統の検出信号を発生する。
ブレーキ装置7は、ブレーキ制御装置20により制御される。ブレーキ制御装置20には、巻上機エンコーダ10、昇降路スイッチ11,12及びガバナエンコーダ19からの信号が入力される。また、ブレーキ制御装置20には、ブレーキ装置7の電磁マグネットの電流に応じた信号が入力される。
ブレーキ制御装置20は、巻上機エンコーダ10からの信号と、電磁マグネットの電流信号(ブレーキ電流値)とに応じて、ブレーキ装置7の制動力を制御する。また、ブレーキ制御装置20は、かご1を非常停止させる際、かご1の減速度が過大にならないように、ブレーキ装置7の制動力を制御する。
かご1の運行は、運行制御装置21により制御される。即ち、運行制御装置21は、巻上機モータ6及びブレーキ制御装置20を制御する。運行制御装置21は、運行制御用マイクロコンピュータを有している。ブレーキ制御装置20は、ブレーキ制御用マイクロコンピュータを有している。
ブレーキ制御装置20は、2重化された演算部、即ち第1及び第2の演算部を有し、演算結果の比較により自己の故障を検出可能となっている。
図2は図1のエレベータ装置の要部を示すブロック図である。ブレーキ装置7の電磁マグネットには、ブレーキコイル(電磁コイル)22が設けられている。このブレーキコイル22に電流を流すことにより、電磁マグネットが励磁され、ブレーキ装置7の制動力を解除するための電磁力が発生して、ブレーキシュー9がブレーキドラム8から開離される。また、ブレーキコイル22への通電を遮断することにより、電磁マグネットの励磁が解除され、ブレーキばねのばね力によりブレーキシュー9がブレーキドラム8に押し当てられる。さらに、ブレーキコイル22に流れる電流値を制御することにより、ブレーキ装置7の制動力を制御することができる。
ブレーキコイル22は、ブレーキコイルコンタクタ23を介して電源装置24に接続されている。また、ブレーキコイルコンタクタ23には、安全回路スイッチ群25を介して電源装置24に接続されている。安全回路スイッチ群25には、直列に接続された複数の安全スイッチが含まれている。これらの安全スイッチの少なくとも1つが開かれると、ブレーキコイルコンタクタ23への通電が遮断され、ブレーキコイル22への通電も遮断される。
運行制御装置21は、ブレーキ装置7を動作させるための動作指令信号を発生するブレーキ動作指令発生部21aを有している。動作指令信号には、ブレーキコイルコンタクタ23への通電のオン・オフを指令するコンタクタ指令信号Sc1と、ブレーキコイル22への通電のオン・オフ(ブレーキシュー9の吸引・落下)を指令するブレーキ指令信号Sb1とが含まれている。
運行制御装置21及びブレーキ制御装置20とブレーキ装置7との間には、信号切換部26が設けられている。信号切換部26は、運行制御装置21とブレーキ制御装置20とに接続されている。ブレーキ制御装置20により自己の故障が検出されると、ブレーキ制御装置20から信号切換部26に故障検出信号Sabnが出力される。
ブレーキ制御装置20は、コンタクタ指令信号Sc1に基づいて、ブレーキコイルコンタクタ23への通電のオン・オフを指令するコンタクタ指令信号Sc2を生成し信号切換部26に出力する。また、ブレーキ制御装置20は、ブレーキ指令信号Sb1に基づいて、ブレーキコイル22に印加する電圧を制御するためのブレーキ制御信号Sb2を生成し信号切換部26に出力する。
信号切換部26は、ブレーキコイルコンタクタ23への通電のオン・オフを指令するコンタクタ指令信号Sc3と、ブレーキコイル22に印加する電圧を制御するためのブレーキ制御信号Sb3を発生する。
ブレーキ制御装置20が正常である場合、即ち故障検出信号Sabnが入力されていない場合、コンタクタ指令信号Sc3はコンタクタ指令信号Sc2のままであり、ブレーキ制御信号Sb3はブレーキ制御信号Sb2のままである。
これに対して、ブレーキ制御装置20の故障が検出された場合、即ち故障検出信号Sabnが入力された場合、信号切換部26は、ブレーキ制御装置20からのコンタクタ指令信号Sc2及びブレーキ制御信号Sb2を無効化し、運行制御装置21からのコンタクタ指令信号Sc1及びブレーキ指令信号Sb1に基づいて、ブレーキコイルコンタクタ23への通電を制御するとともに、ブレーキコイル22の電圧を制御する。
このように、信号切換部26は、ブレーキ制御装置20で故障が検出されたかどうかに基づいて、ブレーキ制御装置20による制御の有効・無効を切り換える。そして、ブレーキ制御装置20の故障検出時には、信号切換部26は、ブレーキ制御装置20による制御を無効化して、運行制御装置21で生成された動作指令信号によりブレーキ装置7を直接的に動作させる。
図3は図1のブレーキ制御装置20の減速度制御動作を示すフローチャートであり、ブレーキ制御装置20の第1及び第2の演算部は、図3に示すような処理を同時に並行して実行する。図3において、ブレーキ制御装置20は、まず処理に必要な複数のパラメータを初期設定する(ステップS1)。この例では、パラメータとして、かご停止判定に用いるかご速度(駆動シーブ速度)V0[m/s]、減速度制御を中止するかご速度V1[m/s]、ブレーキコイル22の電流値の閾値I0[A]、及びかご減速度の第1及び第2の閾値γ1[m/s2],γ2[m/s2](γ1<γ2)を設定する。
初期設定後の処理は、予め設定されたサンプリング周期で周期的に繰り返し実行される。即ち、ブレーキ制御装置20は、巻上機エンコーダ10等のセンサ群からの信号を所定の周期で取り込む(ステップS2)。次に、巻上機エンコーダ10からの信号に基づいて、かご速度V[m/s]、かご減速度γ[m/s2]を演算する(ステップS3)。
この後、かご1が非常停止動作中であるかどうかを判定する(ステップS4)。具体的には、ブレーキ制御装置20は、かご速度(モータ回転速度)が停止判定速度V0よりも大きく、かつブレーキ電流値が停止判定電流値I0よりも小さいときに、かご1の非常停止動作中であると判定する。非常停止動作中でなければ、減速度制御を実施しない(ステップS10)。
非常停止動作中であれば、かご減速度γが第1の閾値γ1よりも大きいかどうかを判定する(ステップS5)。そして、γ≦γ1であれば、減速度制御は実施しない(ステップS10)。また、γ>γ1であれば、減速度制御を開始する(ステップS6)。
ここで、かご1の非常停止時には、巻上機モータ6への通電も遮断されるため、非常停止指令が発生してから実際に制動力が作用するまでの間に、かご1側の荷重と釣合おもり2の荷重とのアンバランスによって、かご1が加速される場合と、かご1が減速される場合とがある。
ブレーキ制御装置20では、γ≦γ1であれば、非常停止指令発生直後にかご1が加速されていると判断し、早急に制動力を作用させるように減速度制御を実施せず、最大の制動力を直ちに印加する。また、γ>γ1であれば、かご1が減速されていると判断し、減速度が過大にならないように減速度制御を実施する。
減速度制御では、ブレーキ制御装置20は、かご減速度γが第2の閾値γ2よりも大きいかどうかを判定する(ステップS7)。そして、γ>γ2であれば、かご減速度γを抑えるため、減速度制御スイッチ(図示せず)を予め設定されたスイッチングデューティ(例えば50%)でON/OFFする(ステップS8)。これにより、ブレーキコイル22に所定の電圧が印加され、ブレーキ装置7の制動力が制御される。
また、γ≦γ2であれば、減速度制御スイッチは開状態のままとする。この後、ブレーキ制御装置20は、制御停止判定を行う(ステップS9)。制御停止判定では、かご速度Vが閾値V1未満であるかどうかが判定される。そして、V≧V1であれば、そのまま入力処理(ステップS2)に戻る。また、V<V1であれば、減速度制御を終了し(ステップS10)、入力処理(ステップS2)に戻る。
次に、図4は図1のブレーキ制御装置20の異常診断動作を示すフローチャートである。ブレーキ制御装置20の第1及び第2の演算部は、図3における入力処理(ステップS2)以降の各処理が完了した時点で図4に示すような診断処理を呼び出す。
異常診断動作では、センサからの入力値や第1及び第2の演算部による演算値の整合性を判定する(ステップS11)。具体的には、入力値や演算値の差が所定の範囲内であれば、異常なしと判断し、図3における次の処理に戻る。また、入力値や演算値の差が所定の範囲を超えた場合、異常ありと判断し、故障検出信号Sabnを信号切換部26に出力する(ステップS12)。
図5は図1のブレーキ制御装置20に設定されたかご減速度の第1及び第2の閾値とかご位置との関係を示すグラフである。ブレーキ制御装置20の第1及び第2の演算部には、図5に示すように、第1及び第2の閾値γ1,γ2がかご位置に応じて変化するように設定されている。具体的には、終端階付近における第1及び第2の閾値γ1,γ2は、終端階へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
図6は図2の信号切換部26を示すブロック図である。切換スイッチ部27は、故障検出信号Sabnに応じて切り換えられる。図6の切換スイッチ部27は、ブレーキ制御装置20の故障が検出されていない状態を示しており、ブレーキ制御装置20からのブレーキ制御信号Sb2がそのままブレーキ制御信号Sb3として出力されている。
ブレーキ制御装置20の故障が検出されると、切換スイッチ部27が切り換えられ、出力制御論理回路部28で生成されたブレーキ電流指令信号Sb4がブレーキ制御信号Sb3として出力される。出力制御論理回路部28は、運行制御装置21からのブレーキ指令信号Sb1と、ブレーキシュー9の位置を検出するブレーキスイッチ(図示せず)からのブレーキスイッチ信号と、PWM生成回路部29からの信号とに基づいて、ブレーキ電流指令信号Sb4を生成する。
図7は図6の出力制御論理回路部28で生成されるブレーキ電流指令信号Sb4の一例を示すグラフである。制動力を解除する旨のブレーキ指令信号Sb1を受けると、出力制御論理回路部28は、所定の電流指令値I1を出力する。この後、時刻t1でブレーキシュー9がブレーキドラム8から離れたことが検出されると、出力制御論理回路部28は、電流指令値をI2(I1>I2)まで低下させる。これは、ブレーキシュー9を制動位置(落下位置)から解除位置(吸引位置)まで変位させるのに必要な吸引電圧よりも、解除位置に保持するために必要な吸引電圧が小さくて済むためである。
PWM生成回路部29は、PWM制御のデューティ比を変えるための信号を生成する。PWM生成回路部29のデューティ比は、ロータリースイッチ等の操作により変更可能となっている。即ち、ロータリースイッチ等を操作してデューティ比を予め設定することにより、制御対象となるブレーキ装置7に適した制御電圧が選択される。これにより、共通の回路構成で種々のブレーキ装置7に対応することができる。
このようなエレベータ装置では、ブレーキ制御装置20の故障検出時に、運行制御装置21からの動作指令信号を利用してブレーキ装置7を動作させるようにしたので、ブレーキ制御装置20の故障時にもブレーキ装置7の制動・解除を可能とし、かご1内に乗客が閉じ込められるのを防止することができる。
また、ブレーキ制御装置20の故障検出時にブレーキ装置7の制動力を解除する場合には、ブレーキシュー9の状態に応じて(ブレーキシュー9の状態をフィードバックして)予め設定された吸引電圧がブレーキコイル22に印加されるので、ブレーキコイル22に印加する電圧を必要最小限に抑えることができ、ブレーキコイル22の焼損を防止することができるとともに、省電力化を図ることができる。
なお、上記の例では、ブレーキ制御装置20により非常停止時の減速度制御を実施したが、ブレーキ制御装置20によるブレーキ装置7の制御はこれに限定されるものではなく、例えばブレーキ装置7の動作音を低減する制御等を実施させてもよい。
また、上記の例では、ブレーキ制御装置20の故障をブレーキ制御装置20自体により検出するようにしたが、運行制御装置21や他の監視装置により検出するようにしてもよい。
さらに、上記の例では、出力制御論理回路部28を信号切換部26に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば運行制御装置21内に設けることもできる。
さらにまた、運行制御装置21から独立した信号切換部26を用いずに、運行制御装置21で信号の出力先を切り換えるようにしてもよい。
また、ブレーキ制御装置20の故障が検出された場合、管理センタ等に故障を報知し、保守員が点検・修理を行うまで、ブレーキ制御装置20を切り離した状態でかご1の運行を継続してもよい。また、ブレーキ制御装置20の故障が検出された場合、ブレーキ制御装置20を切り離した状態で予め設定された階又は最寄り階までかご1を移動させ停止させた後、保守員が点検・修理を行うまで、エレベータ装置の運転を休止してもよい。
さらに、ブレーキ装置7は2個以上設けてもよい。
さらにまた、上記の例では、駆動シーブ5の回転を制動するブレーキ装置7を示したが、ブレーキ装置は、懸架手段を把持してかご1を制動するブレーキ(ロープブレーキ等)や、かご1に搭載されガイドレールに係合してかご1を制動するブレーキ(かごブレーキ)等であってもよい。
また、懸架手段はベルトであってもよい。
さらに、図1では1:1ローピング方式のエレベータ装置を示したが、ローピング方式はこれに限定されるものではなく、例えば2:1ローピングであってもよい。
さらにまた、上記の例では、1台の巻上機4によりかご1が昇降されるが、複数台の巻上機を用いるエレベータ装置であってもよい。

Claims (3)

  1. かご、
    前記かごの走行を制動するブレーキ装置、
    前記ブレーキ装置を動作させるための動作指令信号を発生し、前記かごの運行を制御する運行制御装置、
    前記動作指令信号に応じて前記ブレーキ装置の制動力を制御するブレーキ制御装置、及び
    前記運行制御装置及び前記ブレーキ制御装置と前記ブレーキ装置との間に設けられた信号切換部
    を備え、
    前記ブレーキ制御装置の故障が検出されると、前記ブレーキ制御装置から前記信号切換部に故障検出信号が出力され、
    前記信号切換部は、前記ブレーキ制御装置の故障が検出されたかどうかに基づいて、前記ブレーキ制御装置による制御の有効・無効を切り換え、
    前記ブレーキ制御装置の故障検出時には、前記ブレーキ制御装置による制御を無効化して前記動作指令信号により前記ブレーキ装置を直接的に動作させることにより、前記ブレーキ制御装置を切り離した状態で予め設定された階又は最寄り階まで前記かごを移動させ停止させた後、運転を休止するエレベータ装置。
  2. 前記ブレーキ制御装置は、2重化された演算部を有し、演算結果の比較により自己の故障を検出可能となっている請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記ブレーキ装置は、ブレーキドラムに接離されるブレーキシューと、前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムに押し付け制動力を印加するブレーキばねと、前記ブレーキばねに抗して前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムから開離させ制動力を解除する電磁マグネットとを有し、
    前記ブレーキ制御装置の故障検出時に前記ブレーキ装置の制動力を解除する場合には、前記ブレーキシューの状態に応じて予め設定された吸引電圧が前記電磁マグネットに印加される請求項1記載のエレベータ装置。
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