JP2000289963A - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベアInfo
- Publication number
- JP2000289963A JP2000289963A JP11100132A JP10013299A JP2000289963A JP 2000289963 A JP2000289963 A JP 2000289963A JP 11100132 A JP11100132 A JP 11100132A JP 10013299 A JP10013299 A JP 10013299A JP 2000289963 A JP2000289963 A JP 2000289963A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control unit
- passenger conveyor
- control part
- machine room
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既設の制御部の取外しを要することなく、可
変駆動機能を付与することのできる乗客コンベアの提
供。 【解決手段】 駆動装置２を制御する第１の制御部５を
備えた既設の乗客コンベアにあって、フレーム１に設け
られる台座１２と、この台座１２に上方から着脱自在に
設置され、駆動装置２の速度を可変制御する第２の制御
部６を備えたものとした。 【効果】 短い工期で既設の乗客コンベアに可変駆動機
能を付与することができる。
変駆動機能を付与することのできる乗客コンベアの提
供。 【解決手段】 駆動装置２を制御する第１の制御部５を
備えた既設の乗客コンベアにあって、フレーム１に設け
られる台座１２と、この台座１２に上方から着脱自在に
設置され、駆動装置２の速度を可変制御する第２の制御
部６を備えたものとした。 【効果】 短い工期で既設の乗客コンベアに可変駆動機
能を付与することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータ等の
乗客コンベアに関する。
乗客コンベアに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に乗客コンベアにあっては踏段を駆
動する速度は一定であり、スイッチ操作等により踏段の
駆動速度を変えることはできなかった。しかし、近年、
乗客コンベアに高齢者が乗り込む際に転倒事故等が散見
されるため。乗客コンベアの駆動速度を状況に応じて遅
くしたり、早くしたりする機能、すなわち可変駆動機能
に関するニーズが高まり、この可変駆動機能を備えた乗
客コンベアが求められるようになってきた。例えば、こ
のような可変駆動機能を既設の乗客コンベアに加える場
合、駆動モータの動作を制御する既設の制御部を取り外
して、可変可能な制御回路を組み込んだ後、この改造し
た制御部を再び取付けて配線を変更するようになってい
た。あるいは既設の制御部を新たな制御部に交換するこ
とにより可変駆動機能を備えていた。
動する速度は一定であり、スイッチ操作等により踏段の
駆動速度を変えることはできなかった。しかし、近年、
乗客コンベアに高齢者が乗り込む際に転倒事故等が散見
されるため。乗客コンベアの駆動速度を状況に応じて遅
くしたり、早くしたりする機能、すなわち可変駆動機能
に関するニーズが高まり、この可変駆動機能を備えた乗
客コンベアが求められるようになってきた。例えば、こ
のような可変駆動機能を既設の乗客コンベアに加える場
合、駆動モータの動作を制御する既設の制御部を取り外
して、可変可能な制御回路を組み込んだ後、この改造し
た制御部を再び取付けて配線を変更するようになってい
た。あるいは既設の制御部を新たな制御部に交換するこ
とにより可変駆動機能を備えていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の方法では、既設の制御部を取り外して改造する場
合、配線をやりなおすことも含め、改造作業に要する工
期が長くなり、これによって、乗客コンベアを長い時間
にわたって停止させなければならないという問題があっ
た。また、制御部をまったく新たなものにする場合、費
用が嵩むという問題があった。
来の方法では、既設の制御部を取り外して改造する場
合、配線をやりなおすことも含め、改造作業に要する工
期が長くなり、これによって、乗客コンベアを長い時間
にわたって停止させなければならないという問題があっ
た。また、制御部をまったく新たなものにする場合、費
用が嵩むという問題があった。
【０００４】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、既設の制御部の
取外しを要することなく、可変駆動機能を付与すること
のできる乗客コンベアを提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、既設の制御部の
取外しを要することなく、可変駆動機能を付与すること
のできる乗客コンベアを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、機械室のフレームに配設され、無端状に連
結される複数の踏段を駆動する駆動装置と、この駆動装
置を制御する第１の制御部とを備えた乗客コンベアにお
いて、前記フレームに台座を設けるとともに、この台座
に上方から着脱自在に設置され、前記駆動装置の速度を
可変制御する第２の制御部を備えた構成にしてある。
に本発明は、機械室のフレームに配設され、無端状に連
結される複数の踏段を駆動する駆動装置と、この駆動装
置を制御する第１の制御部とを備えた乗客コンベアにお
いて、前記フレームに台座を設けるとともに、この台座
に上方から着脱自在に設置され、前記駆動装置の速度を
可変制御する第２の制御部を備えた構成にしてある。
【０００６】前記のように構成した本発明によれば、既
設の乗客コンベアの駆動速度を可変可能とする場合、フ
レームに台座を設け、この台座に第２の制御部を上方か
ら装着する。そして、駆動装置を前記第２の制御部によ
り制御して速度を可変する。これによって、既設の制御
部の取外しを要することなく、可変駆動機能を付与する
ことができる。
設の乗客コンベアの駆動速度を可変可能とする場合、フ
レームに台座を設け、この台座に第２の制御部を上方か
ら装着する。そして、駆動装置を前記第２の制御部によ
り制御して速度を可変する。これによって、既設の制御
部の取外しを要することなく、可変駆動機能を付与する
ことができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗客コンベアの実
施の形態を図に基づいて説明する。
施の形態を図に基づいて説明する。
【０００８】図１は本発明の乗客コンベアの一実施形態
を示す全体構成図、図２は図１の要部の平面図、図３は
図１の要部の拡大側面図である。
を示す全体構成図、図２は図１の要部の平面図、図３は
図１の要部の拡大側面図である。
【０００９】既設の乗客コンベア、例えばエスカレータ
は図１に示すように、２つの階床間にわたって延設され
るフレーム１と、このフレーム１内に形成される機械室
１ａに設けられ、減速機２ａおよびモータ２ｂから成る
駆動装置２と、この駆動装置２により第１のチェーン８
を介して回転駆動される駆動歯車７と、この駆動歯車７
により第２のチェーン１０を介して回転駆動される従動
歯車９と、第２のチェーン１０に接続されフレーム１内
を移動する複数の踏段１１と、機械室１ａ上方を覆う床
板３と、モータ２ｂを一定速度まで動作制御したり、図
示しない安全スイッチや照明器具などの電気設備を制御
する第１の制御部５とを備えている。
は図１に示すように、２つの階床間にわたって延設され
るフレーム１と、このフレーム１内に形成される機械室
１ａに設けられ、減速機２ａおよびモータ２ｂから成る
駆動装置２と、この駆動装置２により第１のチェーン８
を介して回転駆動される駆動歯車７と、この駆動歯車７
により第２のチェーン１０を介して回転駆動される従動
歯車９と、第２のチェーン１０に接続されフレーム１内
を移動する複数の踏段１１と、機械室１ａ上方を覆う床
板３と、モータ２ｂを一定速度まで動作制御したり、図
示しない安全スイッチや照明器具などの電気設備を制御
する第１の制御部５とを備えている。
【００１０】そして、このような既存のエスカレータに
可変駆動機能を付与するため本実施形態にあっては図２
および図３にも示すように、機械室内フレーム４に台座
１２を設けるとともに、この台座１２に上方から着脱自
在に設置され、例えばインバータ機構を有し、駆動装置
２の速度を可変制御する第２の制御部６を備えている。
また、台座１２は、その上部に筒状の嵌合部１２ａを備
えるとともに、第２の制御部６は、その下部に嵌合部１
２ａに嵌合可能な棒状の突出部６ａを備えている。さら
に、第２の制御部６は、その上部に把持部１３を備えて
いる。
可変駆動機能を付与するため本実施形態にあっては図２
および図３にも示すように、機械室内フレーム４に台座
１２を設けるとともに、この台座１２に上方から着脱自
在に設置され、例えばインバータ機構を有し、駆動装置
２の速度を可変制御する第２の制御部６を備えている。
また、台座１２は、その上部に筒状の嵌合部１２ａを備
えるとともに、第２の制御部６は、その下部に嵌合部１
２ａに嵌合可能な棒状の突出部６ａを備えている。さら
に、第２の制御部６は、その上部に把持部１３を備えて
いる。
【００１１】この実施形態にあっては、既設のエスカレ
ータの駆動速度を可変可能とする場合、まず、機械室内
フレーム４にボルト等で台座１２を固設する。次いで、
把持部１３を把持して第２の制御部６を台座１２に対向
させ、第２の制御部６の突出部６ａを台座１２の嵌合部
１２ａに嵌合させて、この第２の制御部６を装着する。
そして、第２の制御部６により駆動装置２を制御して速
度を可変する。
ータの駆動速度を可変可能とする場合、まず、機械室内
フレーム４にボルト等で台座１２を固設する。次いで、
把持部１３を把持して第２の制御部６を台座１２に対向
させ、第２の制御部６の突出部６ａを台座１２の嵌合部
１２ａに嵌合させて、この第２の制御部６を装着する。
そして、第２の制御部６により駆動装置２を制御して速
度を可変する。
【００１２】このように構成した実施形態では、既設の
制御部５の取外しを要することなく、既設のエスカレー
タに可変駆動機能を付与することができる。また、第２
の制御部６は着脱自在であるため、保守点検に支障を来
すことがないとともに、第２の制御部６自体の保守点検
も作業性に優れた機械室１ａ外で行なうことができる。
さらに、万一、第２の制御部が故障しても第１の制御部
５で一定速度による運転を行なうことができる。さらに
また、既設の制御部に換えて、まったく新た制御部を設
けるものと比べて費用の低減を図ることができる。
制御部５の取外しを要することなく、既設のエスカレー
タに可変駆動機能を付与することができる。また、第２
の制御部６は着脱自在であるため、保守点検に支障を来
すことがないとともに、第２の制御部６自体の保守点検
も作業性に優れた機械室１ａ外で行なうことができる。
さらに、万一、第２の制御部が故障しても第１の制御部
５で一定速度による運転を行なうことができる。さらに
また、既設の制御部に換えて、まったく新た制御部を設
けるものと比べて費用の低減を図ることができる。
【００１３】なお、本実施形態では第２の制御部６を比
較的取外しが容易な機械室１ａ内の反踏段側に設置した
が、本発明はこれに限らず、踏段側あるいは９０度回転
させてフレーム１の側面に沿って設置することもでき
る。
較的取外しが容易な機械室１ａ内の反踏段側に設置した
が、本発明はこれに限らず、踏段側あるいは９０度回転
させてフレーム１の側面に沿って設置することもでき
る。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、既
設の制御部の取外しを要することなく、既設のエスカレ
ータに可変駆動機能を付与することができ、これによっ
て、短い工期とし、ひいては乗客コンベアの不稼動時間
を低減することができる。また、第２の制御部は着脱自
在であるため、保守点検に支障を来すことがないととも
に、第２の制御部自体の保守点検も容易に行なうことが
できる。さらに、既設の制御部に換えて、まったく新た
制御部を設けるものと比べて費用の低減を図ることがで
きる。
設の制御部の取外しを要することなく、既設のエスカレ
ータに可変駆動機能を付与することができ、これによっ
て、短い工期とし、ひいては乗客コンベアの不稼動時間
を低減することができる。また、第２の制御部は着脱自
在であるため、保守点検に支障を来すことがないととも
に、第２の制御部自体の保守点検も容易に行なうことが
できる。さらに、既設の制御部に換えて、まったく新た
制御部を設けるものと比べて費用の低減を図ることがで
きる。
【図１】本発明の乗客コンベアの一実施形態を示す全体
構成図である。
構成図である。
【図２】図１の要部の平面図である。
【図３】図１の要部の拡大側面図である。
１ フレーム ２ 駆動装置 ３ 床板 ４ 機械室内フレーム ５ 第１の制御部(既設) ６ 第２の制御部(新設) ６ａ 突出部 １１ 踏段 １２ 台座 １２ａ 嵌合部 １３ 把持部
フロントページの続き (72)発明者 山下 浩二 東京都千代田区神田錦町１丁目６番地 株 式会社日立ビルシステム内 Ｆターム(参考） 3F321 AA01 AA02 CD00 DC01
Claims (3)
- 【請求項１】 機械室のフレームに配設され、無端状に
連結される複数の踏段を駆動する駆動装置と、この駆動
装置を制御する第１の制御部とを備えた乗客コンベアに
おいて、 前記フレームに台座を設けるとともに、この台座に上方
から着脱自在に設置され、前記駆動装置の速度を可変制
御する第２の制御部を備えたことを特徴とする乗客コン
ベア。 - 【請求項２】 前記台座に筒状の嵌合部を設けるととも
に、前記第２の制御部の下部に前記嵌合部に嵌合可能な
棒状の突出部を備えたことを特徴とする請求項１記載の
乗客コンベア。 - 【請求項３】 前記第２の制御部は、その上部に把持部
を備えたことを特徴とする請求項１記載の乗客コンベ
ア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11100132A JP2000289963A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11100132A JP2000289963A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 乗客コンベア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000289963A true JP2000289963A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14265801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11100132A Pending JP2000289963A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000289963A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1915313A1 (en) * | 2005-08-18 | 2008-04-30 | Kone Corporation | Travelator and method for servicing the electrical apparatus of a travelator |
| JP2010235251A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置及び試験方法 |
| CN105480829A (zh) * | 2014-10-06 | 2016-04-13 | 株式会社日立制作所 | 乘客输送装置 |
| JP2017052639A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 株式会社日立ビルシステム | 乗客コンベア及び乗客コンベアの製造方法 |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP11100132A patent/JP2000289963A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1915313A1 (en) * | 2005-08-18 | 2008-04-30 | Kone Corporation | Travelator and method for servicing the electrical apparatus of a travelator |
| EP1915313A4 (en) * | 2005-08-18 | 2011-11-23 | Kone Corp | ROLLSTEIG AND METHOD FOR SERVICING THE ELECTRICAL DEVICE OF A ROLLSTEIGS |
| JP2010235251A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアの補助ブレーキの試験装置及び試験方法 |
| CN105480829A (zh) * | 2014-10-06 | 2016-04-13 | 株式会社日立制作所 | 乘客输送装置 |
| JP2017052639A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 株式会社日立ビルシステム | 乗客コンベア及び乗客コンベアの製造方法 |
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