JP4868836B2 - 圧電振動子収納用パッケージおよび圧電振動装置 - Google Patents

圧電振動子収納用パッケージおよび圧電振動装置 Download PDF

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本発明は、水晶振動子等の圧電振動子が絶縁基体の凹部に収容される圧電振動子収納用パッケージおよび圧電振動装置に関するものである。
携帯電話や自動車電話等の通信機器、コンピュータ、ICカード等の情報機器等の電子機器において、周波数や時間の基準となる発振器として、水晶振動子等の圧電振動子が圧電振動子収納用パッケージ(以下、単にパッケージともいう)内に気密に収容されて成る圧電振動装置が広く使用されている。
このような圧電振動装置は、酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、ガラスセラミックス等のセラミック材料から成っている。この圧電振動装置において、圧電振動子は、凹部の内側面に、凹部の中央側に向けて形成された一対の接続パッドに端部が接続される構造が一般的である。
図2(a)は、従来の圧電振動子収納用パッケージの構成を概略的に示した平面図であり、図2(b)は、そのb−b´における断面図である。同図において、201は絶縁基体、205は圧電振動子である。
所定周波数で発振する圧電振動子205は、絶縁基体201の凹部202の内側面に沿って形成される一対の接続パッド207に接合材208により電気的・機械的に接合され、絶縁基体201の上面に凹部20を取り囲むように形成された封止用メタライズ層(
図示せず)に金属枠体210を銀ろう等のろう材で接合し、さらにこの金属枠体210の上面に蓋体211をシーム溶接することにより圧電振動子205が気密に封止され、圧電振動装置が構成されている。この際、接続パッド207は、通常、圧電振動子205の電極が形成されている部分の寸法等に応じた大きさ、位置で形成されている。
このような圧電振動装置は、例えば、携帯電話等の電子機器を構成する外部回路基板(図示せず)の所定位置に配線導体209を半田等を介して接続することにより実装され、圧電振動子205から電子機器の電気回路に通信周波数等の基準信号が送信される。

特開2005−73000号公報
しかしながら、近年、圧電振動装置の小型化が進んできており、これに応じて圧電振動子収納用パッケージはさらに薄型化が進んでいる。
このように、圧電振動子収納用パッケージの薄型化が進むと、圧電振動子の下面と凹部の底面との間隔は非常に狭いものとなり、その結果、圧電振動装置の落下衝撃等により圧電振動子の下面と凹部の底面とが接触してしまい、圧電振動子が破損する可能性があった。
本発明は、かかる従来の技術における問題点に鑑み案出されたものであり、その目的は、圧電振動子収納用パッケージの薄型化が進み、圧電振動子の下面と凹部の底面との間隔が非常に狭いものとなっても、落下衝撃等による破損の可能性を低減させた圧電振動子収納用パッケージおよび圧電振動装置を提供することにある。
本発明の圧電振動子収納用パッケージは、圧電振動子が収容される凹部を有し、該凹部の底面における前記圧電振動子の中央部に対応する部分が、前記凹部の底面における前記圧電振動子の先端部に対応する部分より高く形成された絶縁基体と、該絶縁基体の前記凹部底面に設けられ、前記圧電振動子の電極に電気的に接続される接続パッドと、前記絶縁基体の前記凹部底面における前記圧電振動子の中央部に対応する部位に形成されたコーティング層とを備え、前記コーティング層は、平面視において前記圧電振動子の長さ方向に直交する方向の幅よりも大きく形成されており、前記接続パッドおよび前記コーティング層は、金属粉末が焼結されて成るとともに、前記コーティング層に使用される前記金属粉末は、前記接続パッドに使用される前記金属粉末よりも粒径が大きいことを特徴とするものである。
また、本発明の圧電振動子収納用パッケージは、前記コーティング層の表面が凸曲面状であることを特徴とするものである。
本発明の圧電振動装置は、本発明の圧電振動子収納用パッケージと、該圧電振動子収納用パッケージの前記凹部に収容され、前記圧電振動子収納用パッケージの前記接続パッドに電気的に接続された電極を有する圧電振動子と、前記圧電振動子収納用パッケージの前記凹部を覆うように、前記絶縁基体に接合された蓋体とを備え、前記圧電振動子の中央部が、前記絶縁基体の前記凹部の前記コーティング層が形成された部位に対応するように配置されていることを特徴とするものである。
本発明の圧電振動子収納用パッケージは、凹部の底面における圧電振動子の中央部に対応する部分が、凹部の底面における圧電振動子の先端部に対応する部分より高く形成されていることにより、落下衝撃が加わったとしても、圧電振動子が破損する可能性を低減させることができる。
すなわち、圧電振動装置に大きな落下衝撃が加わった場合でも、圧電振動子は、まずその中央部が凹部の底面の中央部に接して、不用意な衝撃等に起因する振動が止められる。この場合、圧電振動子は、その中央部における振動の速度が先端部に比べて小さいので、凹部底面に圧電振動子が接するときの衝撃を効果的に低く抑えることができる。
また、絶縁基体の凹部底面における圧電振動子の中央部に対応する部位に形成されたコーティング層とを備えていることにより、電子製品(圧電振動装置)が落下して内部に収容されている圧電振動子に落下衝撃時の不用意な振動が発生したとしても、その衝撃による圧電振動子のたわみを圧電振動子の中央部に対応する部位に形成されたコーティング層で受けて、圧電振動子の下面と凹部の底面との接触による衝撃を緩和して、圧電振動子が破損したり接続パッドから外れたりすることを防止することができる。
また、本発明の圧電振動子収納用パッケージは、コーティング層が金属からなることにより、凹部の角部を金属のコーティング層により覆うことができ、圧電振動装置への衝撃による圧電振動子のたわみをセラミック層よりも弾性率が低い金属層の変形により効果的に緩和することができる。そのため、より効果的に圧電振動子の下面と凹部の底面との接触による衝撃を緩和して、圧電振動子が破損したり接続パッドから外れたりすることを防止することができる。また、凹部の角部に発生するセラミックのカケを防止できる。
また、本発明の圧電振動子収納用パッケージは、コーティング層の表面が凸曲面状であることにより、衝撃による圧電振動子のたわみを、まず圧電振動子の中央部に対応する部位に形成された凸曲面状のコーティング層の表面で受けるとともに、さらに大きな衝撃による圧電振動子のたわみをコーティング層の角部で2重に受けることができる。よって、圧電振動子の耐衝撃性をさらに高い構造とすることができる。
本発明の圧電振動装置は、上記のいずれかに記載された圧電振動子収納用パッケージと、圧電振動子収納用パッケージの凹部に収容され、圧電振動子収納用パッケージの接続パッドに電気的に接続された電極を有する圧電振動子と、圧電振動子収納用パッケージの凹部を覆うように、絶縁基体に接合された蓋体とを備え、圧電振動子の中央部が、絶縁基体の凹部のコーティング層が形成された部位に対応するように配置されていることにより、圧電振動子の下面と凹部の底面との間隔が非常に狭いものとなっても、落下衝撃等の不用意な外部応力により圧電振動子が破損したり、接続パッドから外れたりすることを防止でき、耐衝撃性に優れた圧電発振装置を提供できる。
以下、本発明の圧電振動子収納用パッケージ、および圧電振動装置について添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は本発明の圧電振動子収納用パッケージ、および圧電振動装置の実施の形態を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のa−a´線における断面図である。図1(a)および図1(b)において、101は絶縁基体、102は凹部、105は圧電振動子、106はコーティング層、107は接続パッドである。
この形態の圧電振動子収納用パッケージにおいて、絶縁基体101は、上面に圧電振動子105の収容部を有する平板部分の上面に、収容部を取り囲むように枠体110が取着
されて凹部102が形成されている。絶縁基体101は、圧電振動子105を収容するための容器であり、凹部102に圧電振動子105が収容されるとともに、凹部が蓋体111で塞がれることにより、蓋体および凹部の底面との平板部分と絶縁基体101の内側面とにより形成される容器内に圧電振動子105が収容される。凹部102の底面には、収容される圧電振動子の電極が接続される接続パッド107が形成されている。また、凹部102の底面に形成された接続パッド107から絶縁基体101の下面にかけて、配線導体10が形成されている。
このような絶縁基体101は、例えば酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,ガラスセラミックス焼結体等のセラミックス材料から成る複数の絶縁層が積層されて形成されている。
絶縁基体101は、平板状や枠状の複数枚のセラミックグリーンシートを積層し、焼成することにより形成される。平板状のセラミックグリーンシートは、例えば、酸化アルミニウムや酸化ケイ素、酸化カルシウム等の原料粉末を有機溶剤、バインダー等とともにドクターブレード法やカレンダーロール法等のシート形成技術を用いて長尺のシート状に成形し、これを所定の寸法に切断することにより作製することができる。また、枠状のセラミックグリーンシートは、平板状のセラミックグリーンシートの中央部を金型を用いた打ち抜き加工等を用いて打ち抜き、枠状に成形することにより作製することができる。
接続パッド107や配線導体109は、タングステン,モリブデン,銅,銀等の金属材料から成り、メタライズ層やめっき層等の形態で形成される。接続パッド107および配線導体109は、例えば、タングステンのメタライズ層から成る場合であれば、タングステン粉末に有機溶剤、バインダーを添加して作製した金属ペーストを、絶縁基体101となるセラミックグリーンシートに所定パターンで印刷しておくことにより形成することができる。
また、配線導体109のうち凹部102内から絶縁基体101の下面にかけて形成される配線導体109は、例えばビア導体や絶縁基体101の外周に形成した切り欠き部(いわゆるキャスタレーション、図示せず)の内面に被着させたメタライズ層により導出するように形成されている。
また、圧電振動子105を接続パッド107に接続する接合材108は、電気的・機械的に接合することが可能な導電性接合材であり、例えば、銀等の金属粉末をエポキシ樹脂等の樹脂中に混合してなる導電性接着剤を用いることができる。なお、圧電振動子105は、例えば水晶振動子である。
さらに、配線導体109を外部回路基板の実装パッド上(図示せず)に半田等を介して接合することにより、圧電振動子収納用パッケージ(圧電振動装置)と外部回路基板とが電気的、機械的に接続される。また、圧電振動子105が、配線導体109および接続パッド107を介して外部回路基板の電気回路(図示せず)と電気的に接続されることになる。
圧電振動子105が収容される凹部102は、底面における圧電振動子105の中央部に対応する部分が、圧電振動子105の先端部に対応する部分より高く形成されている。
そのため、圧電振動子105は、まずその中央部が凹部102の底面の中央部に接して、不用意な衝撃等に起因する振動が止められる。
この場合、圧電振動子105は、その中央部における振動の速度が先端部に比べて小さいので、凹部102底面に圧電振動子105が接するときの衝撃を効果的に低く抑えることができる。
また、凹部102底面に圧電振動子105が接したあとにおいても、圧電振動子105の先端部に対応する部分に圧電振動子105の外形よりも大きく開口した凹部102に、圧電振動子105の先端部がたわむことにより、衝撃を吸収することができる。
ここで、圧電振動子105の中央部とは、圧電振動子105の先端部と接続パッド107片持ち支持される部分との間の部分のことである。
この絶縁基体101の凹部102底面における圧電振動子105の中央部に対応する部位には、コーティング層106が形成されている。
このような構造としたことから、電子製品(圧電振動装置)が落下して内部に収容されている圧電振動子105に落下衝撃時の不用意な振動が発生したとしても、その衝撃による圧電振動子105のたわみを圧電振動子105の中央部に対応する部位に形成されたコーティング層106で受けることができる。よって、圧電振動子105の下面と凹部102の底面との接触による衝撃を緩和して、圧電振動子105が破損したり接続パッド107から外れたりすることを防止することができる。
つまり、衝撃時に圧電振動子105の端部に過剰な振動が発生したとしても、圧電振動子105の先端部に対応する部分より高く形成された部分(柱部104)により過剰な振動が制限されるとともに凹部102底面との接触時の衝撃が緩和される。したがって、圧電振動子105が破損したり接続パッド107から外れたりすることを防止することができる。このコーティング層106が金属からなる場合には、次のような、より良い効果が得られる。すなわち、凹部102の角部を金属のコーティング層106により覆うことができ、圧電振動装置への衝撃による圧電振動子105のたわみをセラミック層よりも弾性率が低い金属層により受けることができ、より効果的に圧電振動子105の下面と凹部102の底面との接触による衝撃を緩和して、圧電振動子105が破損したり接続パッド107から外れたりすることをより確実に防止することができる。また、凹部102の角部に発生するセラミックのカケを防止できる。
ここで、コーティング層106として形成される金属は、例えば絶縁基体101に接続パッド107や配線導体109として形成されるタングステン,モリブデン,銅,銀等の金属から形成される。さらに、このような金属は、タングステンのメタライズ層から成る場合であれば、タングステン粉末に有機溶剤、バインダーを添加して作製した金属ペーストを、絶縁基体101の凹部102のうち、圧電振動子105の先端部に対応する部分より高く形成されている部分(柱部104)となるセラミックグリーンシートに所定パターンで印刷しておくことにより形成することができる。この場合、他の配線導体とは異なり、電気的特性ではなく衝撃吸収性を得る必要があるため、配線導体に使用される金属粉末よりも粒径が粗いものを使用して、金属の焼結性を抑制することが好ましい。
また、コーティング層106がセラミックスからなる場合には、次のような、より良い効果を得ることができる。すなわち、圧電振動子105の先端部に対応する部分より高く形成されている部分(柱部104)の圧電振動子105の長さ方向に直交する角部をセラミックのコーティング層106により覆うことにより、角部に丸みを帯びたセラミックのコーティング層106となることから、角部と圧電振動子105の底面との接触面積を大きくできる。よって、圧電振動子105の下面と凹部102の底面との接触による衝撃を緩和して、圧電振動子105が破損したり接続パッド107から外れたりすることを防止することができる。
ここで、コーティング層106として形成されるセラミックスは、例えば絶縁基体101本体と同様として使用される酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,ガラスセラミックス焼結体等のセラミックス材料から形成される。
さらに、このようなセラミックスは、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合であれば、セラミックス粉末に有機溶剤、バインダーを添加して作製したセラミックスペーストを、絶縁基体101の凹部102の底面となるセラミックグリーンシートに所定パターンで印刷しておくことにより形成することができる。この場合、凹部102の角部をより効果的に丸みをおびて形成できるように、セラミックスペーストの粘性を高いものとして印刷することが好ましい。
また、本発明の圧電振動子収納用パッケージは、コーティング層106の表面が凸曲面状であることが好ましい。
このような構造とした場合には、衝撃による圧電振動子105のたわみを、まず圧電振動子105の中央部に対応する部位に形成された凸曲面状のコーティング層106の表面で受けるとともに、さらに大きな衝撃による圧電振動子10のたわみをコーティング層106の角部で2重に受けることができる。
よって、圧電発振装置としての耐衝撃性をさらに高い構造とすることができる。
ここで、コーティング層106として形成される金属層、またはセラミックスを、凹部102の底面となるセラミックグリーンシートに所定パターンで形成するとともに、圧電振動子105の中央部に対応する部分が、圧電振動子105の先端部に対応する部分より高く形成されており、この高く形成されている部分(柱部104)の幅を0.2〜1.0mm程度に狭く形成することにより、コーティング層106となる各種ペーストの粘性により印刷後の金属層、またはセラミックスのコーティング層106の表面が効果的に凸曲面状に形成されることとなる。
また、コーティング層106の表面を凸曲面状とするために、あらかじめ高く形成されている部分(柱部104)となるセラミックグリーンシートの表面に、コーティング層106となる各種ペーストを印刷しておき、さらに凸曲面形成用の各種ペーストを印刷することにより、コーティング層106を形成してもよい。
本発明の圧電振動装置は、上記のいずれかに記載された圧電振動子収納用パッケージ(絶縁基体101)と、圧電振動子収納用パッケージの凹部102に収容され、圧電振動子収納用パッケージの接続パッド107に電気的に接続された電極(図示せず)を有する圧電振動子105と、圧電振動子収納用パッケージの凹部102を覆うように、絶縁基体101に接合された蓋体111とを備え、圧電振動子105の中央部が、絶縁基体101の凹部102のコーティング層106が形成された部位に対応するように配置されている。
このような構造としたことから、圧電振動子105の下面と凹部102の底面との間隔が非常に狭いものとなっても、落下衝撃等の不用意な外部応力により圧電振動子105が破損したり、接続パッド107から外れたりすることを防止でき、耐衝撃性に優れた圧電発振装置を提供できる。
蓋体111は、ろう材や樹脂、ガラス等の接合材を介した接合や溶接法等の接合手段により絶縁基体101にされる。
圧電振動子105の中央部を、絶縁基体101の凹部102のコーティング層106が形成された部位に対応するように配置させるには、例えばあらかじめ搭載される圧電振動子105の寸法に合わせて、接続パッド107からコーティング層106までの距離が、圧電振動子105の電極から中央部までの距離に相当するように、コーティング層106の形成位置を調節する等の方法が採用されている。
なお、圧電振動子105の中央部は、例えば長方形状の水晶振動子であれば、その中央部周辺であり、音叉型の水晶振動子であれば、水晶振動子を取り囲む矩形状領域の中央部周辺等の部位である。
ここで、例えば3.2mm×2.5mmの従来の圧電振動装置であれば、通常、絶縁基体(圧電振動子収納用パッケージ)の厚みは0.8mm程度であり、絶縁基体101の枠部を形成する絶縁層は、0.3〜0.5mm程度で構成されている。そして、圧電振動子105の下面と凹部102の上面との隙間は0.1mm程度に確保されている。外部からの衝撃による圧電振動子105のたわみを、圧電振動子105の中央部に対応する部位に形成された凸曲面状のコーティング層106の表面で受けるとともに、さらに大きな衝撃による圧電振動子106のたわみをコーティング層106の角部で2重に受けることができ、落下衝撃等の不用意な外部応力に対する耐衝撃性に優れた圧電発振装置を提供できる。
なお、本発明は上述の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に変形できる。
例えば、上述の例では絶縁基体101を構成する枠体を3層の絶縁層で構成したが、その他の絶縁層としてもよいことは言うまでもない。
また、上述の例では絶縁基体101の上面に金属製の枠体110を接合した形態としたが、絶縁基体101の上面に形成されたメタライズ層に半田等のろう材により直接蓋体111を接合してもよいことは言うまでもない。
(a)は本発明の圧電振動子収納用パッケージ、および圧電振動装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)はその断面図である。 (a)は従来の圧電振動子収納用パッケージ、および圧電振動装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)はその断面図である。
符号の説明
101・・・・・絶縁基体
102・・・・・凹部
104・・・・・柱部
105・・・・・圧電振動子
106・・・・・コーティング層
107・・・・・接続パッド
108・・・・・接合材
109・・・・・配線導体
110・・・・・枠体
111・・・・・蓋体

Claims (3)

  1. 圧電振動子が収容される凹部を有し、該凹部の底面における前記圧電振動子の中央部に対応する部分が、前記凹部の前記底面における前記圧電振動子の先端部に対応する部分より高く形成された絶縁基体と、
    該絶縁基体の前記凹部底面に設けられ、前記圧電振動子の電極に電気的に接続される接続パッドと、
    前記絶縁基体の前記凹部底面における前記圧電振動子の中央部に対応する部位に形成されたコーティング層とを備え、
    前記コーティング層は、平面視において前記圧電振動子の長さ方向に直交する方向の幅よりも大きく形成されており、
    前記接続パッドおよび前記コーティング層は、金属粉末が焼結されて成るとともに、前記コーティング層に使用される前記金属粉末は、前記接続パッドに使用される前記金属粉末よりも粒径が大きいことを特徴とする圧電振動子収納用パッケージ。
  2. 前記コーティング層の表面が凸曲面状であることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子収納用パッケージ。
  3. 請求項1または請求項に記載された圧電振動子収納用パッケージと、
    該圧電振動子収納用パッケージの前記凹部に収容され、前記圧電振動子収納用パッケージの前記接続パッドに電気的に接続された電極を有する圧電振動子と、
    前記圧電振動子収納用パッケージの前記凹部を覆うように、前記絶縁基体に接合された蓋体とを備え、
    前記圧電振動子の中央部が、前記絶縁基体の前記凹部の前記コーティング層が形成された部位に対応するように配置されていることを特徴とする圧電振動装置。
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