JP2008034782A - 電子部品収納用パッケージおよび電子装置 - Google Patents

電子部品収納用パッケージおよび電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電子部品を電子部品収納用パッケージの電極に良好に接合し、電子部品を凹部内に良好に収容することができる電子部品収納用パッケージを提供する。
【課題を解決するための手段】 本発明の電子部品収納用パッケージは、絶縁基体(1)の少なくとも一方主面に電子部品(4)を収容する凹部(2)を備え、凹部(2)の内側側面に電子部品(4)が電気的に接続される電極(3)が設けられている。上記電極(3)は、凹部(2)の底面から離間していてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品を搭載するための電子部品収納用パッケージおよびその電子部品収納用パッケージに電子部品が搭載されて成る電子装置に関するものである。
従来、半導体素子や水晶振動子、コンデンサ、抵抗素子等の電子部品を搭載するための電子部品収納用パッケージは、例えば、酸化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料からなる絶縁基体の表面に、タングステンやモリブデン等の金属粉末メタライズから成る配線導体を配設することにより構成されている。
そして、このような電子部品収納用パッケージには、通常、電子部品を搭載するための凹部が形成され、この凹部の底面に、電子部品収納用パッケージの電極として作用する複数の配線導体が形成されている。この電子部品収納用パッケージに電子部品を搭載して電子装置を作製するには、凹部内に電子部品を収容するとともに、電子部品の各電極を、半田やボンディングワイヤ等の電気的接続手段を介して対応する各配線導体に電気的にそれぞれ接続し、その電子部品を金属やセラミックス、ガラス等からなる蓋体あるいはポッティング樹脂で覆うことにより封止する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−120481号公報
しかしながら、コンデンサや抵抗素子等の小型の電子部品を凹部内に収容し、電子部品の各電極を電子部品収納用パッケージの各配線導体に半田等の接合部材により接合する場合、各配線導体に塗布された接合部材の量のばらつきや接合部材の溶融のタイミングのずれ等により、1つの配線導体(電子部品収納用パッケージの電極の1つ)に接合された電極を支点として、電子部品の一方の端部が弧を描くようにして立ち上がり、電子部品がその1つの配線導体上に屹立する現象、いわゆるマンハッタン現象と呼ばれる現象が発生することがある。このようなマンハッタン現象が発生すると、電子部品の電極と電子部品収納用パッケージの電極との良好な接合を実現することができなくなるという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み案出されたもので、その目的は、電子部品の電極と電子部品収納用パッケージの電極との良好な接合を実現しつつ、電子部品を良好に収容することができる電子部品収納用パッケージを提供すること、およびそのような電子部品収納用パッケージを有する信頼性に優れた電子装置を提供することにある。
本発明の電子部品収納用パッケージは、絶縁基体の少なくとも一方の主面に電子部品を収容する凹部を備え、該凹部の内側側面に前記電子部品が電気的に接続される電極が設けられていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記電極は、前記凹部の底面から離間していることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記電極は、前記凹部の開口から離間していることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記絶縁基体は、第1の絶縁層と、該第1の絶縁層上に積層された貫通孔を有する第2の絶縁層とから成り、前記電極は、該貫通孔の内面に設けられることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記絶縁基体は、第1の絶縁層と、該第1の絶縁層上に積層された、貫通孔をそれぞれ有する複数の第2の絶縁層とから成り、該各貫通孔は積層方向に互いに接続されて前記凹部をなすとともに、前記各貫通孔の少なくとも1つの内面に前記電極が設けられ、該電極が設けられた貫通孔の内面は、該電極が設けられた貫通孔と前記凹部の開口との間に位置される前記貫通孔の内面よりも、前記凹部の内側に突出していることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記凹部の底面に、前記電子部品を所定の高さに支持する支持部を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の電子装置は、本発明の電子部品収納用パッケージと、該電子部品収納用パッケージの凹部に収容された電子部品とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電子装置は、好ましくは、前記電子部品は、前記凹部の内側側面に設けられた電極に電気的に接続されるとともに、下面の少なくとも一部が該凹部の底面と離間して設けられていることを特徴とするものである。
本発明の電子部品収納用パッケージは、好ましくは、前記凹部が、前記電子部品の収容領域の下方に、第2の電子部品の収容領域を有しており、前記凹部の内側側面には、前記第2の電子部品に電気的に接続される第2の電極が設けられていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、平面視において、前記電極と前記第2の電極との位置がずれていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記凹部の内側側面には段差部が設けられており、前記電極は、前記段差部の上側の側面に設けられ、前記第2の電極は、前記段差部の下側の側面に設けられていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記凹部が平面視で多角形状をなし、前記電極と前記第2の電極とは、前記多角形状の異なる側面にそれぞれ形成されていることを特徴とするものである。
本発明の電子装置は、本発明の電子部品収納用パッケージと、該電子部品収納用パッケージの凹部に収容された電子部品および第2の電子部品とを備えることを特徴とするものである。
本発明の電子部品収納用パッケージは、絶縁基体の少なくとも一方の主面に電子部品を収容する凹部を備え、凹部の内側側面に電子部品が電気的に接続される電極が設けられていることから、電子部品を凹部に形成された電極に接合する際、接合部材は、電子部品の側面方向に位置することになる。これにより、電極に塗布された接合部材の厚さは、電子部品の側面に垂直な方向に影響し、溶融した接合部材の力は電子部品の側面に垂直な方向に大きく、電子部品の下面に垂直な方向には小さくなる。よって、凹部内の電極に接合部材の量のばらつきや接合部材の溶融のタイミングにずれがあったとしても、いわゆるマンハッタン現象が発生する可能性を低減することができ、電子部品を凹部内の電極に良好に接合することができるようになる。
また、好ましくは、本発明の電子部品収納用パッケージによれば、電極は、凹部の底面から離間していることから、電子部品の重量が軽く、かつ電子部品の厚みが凹部の底面から電極の開口側の端部までの長さに比べて小さい場合において、接合部材の表面張力により電子部品を凹部の底面から離間させて接合することができるようになるので、電子部品が収容された電子部品収納用パッケージを洗浄液等に浸漬した際、電子部品の下面と凹部の底面との離間した領域において洗浄液等が循環しやすくなり、電子部品および電子部品収納用パッケージを良好に洗浄することができるようになる。
また、好ましくは、本発明の電子部品収納用パッケージによれば、電極は、凹部の開口から離間していることから、凹部内に収容される電子部品の厚みが凹部の底面から電極の開口側の端部までの高さ未満であるような場合において、電子部品の電極を凹部の内側側面に形成された電極に接合する際、電子部品は接合部材の表面張力により凹部の開口部から凹部内の電極の方向に引っ張られるので、電子部品が凹部の開口から突出することを抑制して、電子部品を凹部内に良好に収容することができるようになる。
また、好ましくは、本発明の電子部品収納用パッケージによれば、絶縁基体は、第1の絶縁層と、第1の絶縁層上に積層された貫通孔を有する第2の絶縁層とから成り、電極は、貫通孔の内面に設けられることから、製造過程において第1の絶縁層と第2の絶縁層とを積層する際にそれらの絶縁層の間に積層ずれが発生したとしても、第2の絶縁層の貫通孔の内面に形成された電極は積層ずれの影響を受けにくい。よって、貫通孔の内面に形成された電極の面積は変化しないので、電極は凹部の内側側面に所定の形状に良好に形成されることとなる。従って、凹部の内側側面の電極に所定の量の接合部材を被着させてから電子部品を凹部の電極に接合する際、凹部内の電極の単位面積当りの接合部材の量にばらつきが発生することがなく、電子部品の電極と電子部品収納用パッケージの電極とを良好に接合させることができるようになる。
また、好ましくは、本発明の電子部品収納用パッケージによれば、絶縁基体は、第1の絶縁層と、該第1の絶縁層上に積層された、貫通孔をそれぞれ有する複数の第2の絶縁層とから成り、各貫通孔は積層方向に互いに接続されて凹部をなすとともに、各貫通孔の少なくとも1つの内面に電極が設けられ、該電極が設けられた貫通孔の内面は、該電極が設けられた貫通孔と凹部の開口との間に位置される前記貫通孔の内面よりも、凹部の内側に突出していることから、複数の第2の絶縁層同士を積層する際に複数の第2の絶縁層同士に積層ずれが発生したとしても、電極よりも開口側に近い側に位置する第2の絶縁層の貫通孔の内面は、平面視で、電極よりも常に幅広の位置に位置して形成され、電子部品を収容するための領域(幅および長さ)が良好に確保されるので、電子部品を凹部内に収容する際に電子部品が凹部の壁部により引っ掛かることがなく、電子部品を凹部内に良好に収容することができるようになる。
また、好ましくは、本発明の電子部品収納用パッケージによれば、凹部の底面に、電子部品を所定の高さに支持する支持部を設けたことから、電子部品を凹部内に収容した際、電子部品は支持部上に搭載され、電子部品の下面を凹部の底面から離間させることができるので、電子部品を凹部内に収容した後の電子部品収納用パッケージを洗浄液等に浸漬した際、電子部品の下面と凹部の底面との離間した領域において洗浄液が循環しやすくなり、電子部品および電子部品収納用パッケージを良好に洗浄することができるようになる。
また、本発明の電子装置は、本発明の電子部品収納用パッケージと、電子部品収納用パッケージの凹部に収容された電子部品とを備えることから、電子部品が凹部内に良好に収容されるとともに、電子部品の電極と電子部品収納用パッケージの電極とが良好に接続された信頼性に優れた電子装置となる。
また、好ましくは、本発明の電子装置によれば、電子部品は、凹部の内側側面に設けられた電極に電気的に接続されるとともに、下面の少なくとも一部が凹部の底面と離間して設けられていることから、電子装置を洗浄液に浸漬した際、電子部品の下面と凹部の底面との離間した領域において洗浄液が良好に循環するので、電子部品および電子部品収納用パッケージを良好に洗浄することができ、信頼性に優れた電子装置とすることができる。
本発明の電子部品収納用パッケージは、好ましくは、凹部が、電子部品の収容領域の下方に、第2の電子部品の収容領域を有しており、凹部の内側側面には、第2の電子部品に電気的に接続される第2の電極が設けられていることから、電子部品および第2の電子部品のそれぞれを凹部に形成された電極と第2の電極とに接合する際、接合部材は、電子部品および第2の電子部品の側面方向に位置することになる。これにより、電極および第2の電極に塗布された接合部材の厚さは、電子部品および第2の電子部品の側面に垂直な方向に影響し、溶融した接合部材の力は電子部品および第2の電子部品の側面に垂直な方向に大きく、電子部品および第2の電子部品下面に垂直な方向には小さくなる。よって、凹部内の電極および第2の電極に接合部材の量のばらつきや接合部材の溶融のタイミングにずれがあったとしても、いわゆるマンハッタン現象が発生する可能性を低減することができ、電子部品および第2の電子部品を凹部内の電極および第2の電極に良好に接合することができるようになる。
また、電子部品と第2の電子部品を凹部の深さ方向に収容するので、電子部品および第2の電子部品を収容する凹部を複数形成したり、幅広に形成する必要がなく、電子装置を小型なものとすることができる。
また、好ましくは、平面視において、電極と第2の電極との位置がずれていることから、電極と電子部品との接合領域と、第2の電極と第2の電子部品との接合領域との位置がずれるので、凹部内に収容した電子部品と第2の電子部品とが電気的に短絡する可能性を低減することができ、信頼性に優れた電子装置を形成することができる。
また、好ましくは、凹部の内側側面には段差部が設けられており、電極は、段差部の上側の側面に設けられ、第2の電極は、段差部の下側の側面に設けられていることから、段差部により電極と第2電極との位置がずれて、電極と電子部品との接合領域と、第2の電極と第2の電子部品との接合領域との位置がより確実にずれるので、電子部品と第2の電子部品とが電気的に短絡する可能性をより確実に低減することができ、信頼性に優れた電子装置を形成することができる。
また、好ましくは、凹部が平面視で多角形状をなし、電極と第2の電極とは、多角形状の異なる側面にそれぞれ形成されていることから、電極と第2電極とが異なる位置に形成されて、電極と電子部品との接合領域と、第2の電極と第2の電子部品との接合領域との位置がずれるので、電子部品と第2の電子部品とが電気的に短絡する可能性をより確実に低減することができ、信頼性に優れた電子装置を形成することができる。
本発明の電子装置は、本発明の電子部品収納用パッケージと、電子部品収納用パッケージの凹部に収容された電子部品および第2の電子部品とを備えることから、凹部内に電子部品および第2の電子部品とが凹部内に良好に収容され、電子部品および第2の電子部品の電極と電子部品収納用パッケージの電極とが良好に接続された信頼性に優れた電子装置となる。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の電子部品収納用パッケージの実施の形態について説明する。
図1(a)は、本発明による電子部品収納用パッケージの実施の形態を示す断面図であり、図1(b)は、図1(a)に示された電子部品収納用パッケージの凹部の周辺(点線Aで示される)における要部拡大断面図である。また、図2は、上記凹部に電子部品を収容した場合の凹部周辺の要部拡大断面図である。これらの図において、1は絶縁基体、2は凹部、3は電極、4は電子部品、5は接合部材、6は配線導体である。
図1及び図2に示されるように、本実施の形態による電子部品収納用パッケージは、絶縁基体1の一方の主面に電子部品4を収容する凹部2を備え、凹部2の内側側面に電子部品4が電気的に接続される電極3が設けられている。この電極は、電子部品4の電極と半田等の接合部材5を介して電気的に接続される。また、凹部2が形成された同一の主面に別の電子部品を収容することができる凹部8が形成されており、凹部8の底面および絶縁基体1の表面および内部には、配線導体6がそれぞれ設けられている。
絶縁基体1は、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体等の電気絶縁材料から成り、例えば、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合には、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、カルシア(CaO)、マグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用し、シート状に成形することによってセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を得、次にセラミック生シートに適当な打ち抜き加工を施すとともに複数枚積層し、高温(約1500〜1800℃)で焼成することによって製作される。
この場合、上記凹部2,8は、凹部2、8の深さに応じて1以上のセラミックグリーンシートに凹部2用の貫通孔および凹部8用の貫通孔を金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工等の加工方法により形成しておき、他のセラミックグリーンシートと積層することにより形成される。
電極3は、後述する配線導体6に電気的に接続され、凹部2内に収容される電子部品4を外部の電気回路基板等に電気的に接続するための導電路として機能する。電極3は、タングステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズからなり、電極3用のメタライズペーストを凹部2用の貫通孔の内側側面の所定の領域に塗布しておき、絶縁基体1用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって、凹部2の内側側面に形成することができる。電極3用のメタライズペーストを凹部2用の貫通孔の内側側面の所定の領域に塗布する方法としては、例えば、凹部2用の貫通孔が形成されたセラミックグリーンシートの貫通孔の内側側面に電極3用のメタライズペーストをスクリーン印刷法等により印刷塗布する方法、および凹部2用の貫通孔を形成したときにその貫通孔の内面に電極3用のメタライズペーストが露出するように、予めセラミックグリーンシートに電極3用のメタライズペーストを埋め込んでおく方法等がある。後者の方法は、具体的には、凹部2用の貫通孔を形成する前に、凹部2用の貫通孔を形成するセラミックグリーンシートの所定の領域に貫通孔を形成し、その後、スクリーン印刷法等によりこの貫通孔内に電極3用のメタライズペーストを充填するか若しくは貫通孔の内周面に電極3用のメタライズペーストを印刷塗布しておき、凹部2用の貫通孔を形成する際に電極3用のメタライズペーストが凹部2用の貫通孔の内面に露出するようにして形成する。電極3用のメタライズペーストは、主成分の金属粉末に有機バインダー、有機溶剤、必要に応じて分散剤等を加えてボールミル、三本ロールミル、プラネタリーミキサー等の混練手段により混合および混練することで製作される。セラミックグリーンシートの焼結挙動に合わせたり、焼結後の積層基板との接合強度を高めたりするためにガラスやセラミックスの粉末を添加しても良い。
また、配線導体6は、凹部2内に収容される電子部品4や凹部内8に収容される電子部品を外部電気回路基板に電気的に接続するための導電路として機能する。配線導体6は、タングステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズから成り、絶縁基体1用のセラミックグリーンシートにスクリーン印刷法等により配線導体6用のメタライズペーストを印刷塗布し、そのメタライズペーストを絶縁基体1用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって所定の領域に被着形成される。配線導体6用のメタライズペーストは、電極3用のメタライズペーストと同様な手法により製作することができ、メタライズペーストは電極3用のメタライズペーストと同様にして作製されるが、有機バインダーや有機溶剤の量により印刷に適した粘度に調製される。
また、絶縁基体1の内部に形成された配線導体6は、絶縁基体1を構成する複数の絶縁体層のうち少なくとも1つを貫通する貫通導体を有していてもよい。このような貫通導体は、配線導体6を形成するためのメタライズペーストの印刷塗布に先立って絶縁基体1用のセラミックグリーンシートに金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工等の加工方法により貫通導体用の貫通孔を形成し、この貫通導体用の貫通孔に貫通導体用のメタライズペーストをスクリーン印刷法等の印刷手段により充填しておき、これを絶縁基体1用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって各領域に形成される。貫通導体用のメタライズペーストは、上記絶縁体層上に設けられる配線導体6用のメタライズペーストと同様にして作製されるが、有機バインダーや有機溶剤の量により充填に適した粘度に調製される。
また、電極3および配線導体6の凹部2,8および絶縁基体1の外表面に露出する部分は、ニッケル(Ni)、金(Au)等の耐蝕性に優れる金属を被着させておくと、電極3および配線導体6が酸化腐食するのを有効に防止できるとともに、電極3と電子部品4との接合、および配線導体6とAuワイヤや半田バンプ等の電気的接続、および配線導体6と外部の回路基板との接合を強固なものとすることができる。従って、電極3および配線導体6が凹部2,8および絶縁基体1の外表面に露出する部分には、厚み1〜10μm程度のNiめっき層と厚み0.1〜3μm程度の金(Au)めっき層とが電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されている。
そして、本実施の形態による電子部品収納用パッケージにおいて、凹部2の内側側面に電子部品4が接合部材5を介して電気的に接続される電極3が設けられている。この構成により、電子部品4の電極を凹部2の内側側面に形成された電極3に接合する際、接合部材5は、電子部品4の側面方向に位置する。これにより、電極3に塗布された接合部材5の厚さは、電子部品4の側面に垂直な方向に影響し、溶融した接合部材5の力は電子部品4の側面に垂直な方向に大きく、電子部品4の下面に垂直な方向には小さくなる。よって、電極3間における接合部材5の量のばらつきや接合部材5の溶融のタイミングにずれがあったとしても、いわゆるマンハッタン現象が発生する可能性を低減することができ、電子部品4を電極3に良好に接合することができるようになる。
また、図3に示すように、電極3は、凹部2の底面から離間していることが好ましい。この構成により、電子部品4の重量が軽く、かつ電子部品4の厚みが凹部2の底面から電極3の開口側の端部(図3では電極3の上側の端部)までの長さに比べて小さい場合において、接合部材5の表面張力により電子部品4を凹部2の底面から離間させて接合することができるようになるので、電子部品4を凹部2内に収容した後の電子部品収納用パッケージを洗浄液等に浸漬する際に、この電子部品4の下面と凹部の底面との離間した領域において洗浄液等が循環しやすくなり、電子部品4および電子部品収納用パッケージを良好に洗浄することができるようになる。
また、図4に示すように、電極3は、凹部2の開口から離間していることが好ましい。この構成により、凹部2に収容される電子部品4の厚みが凹部底面から開口側の電極の開口側の端部(図4では、電極3の上側の端部)までの長さ未満であるような場合において、電子部品4を凹部2の内側側面に形成された電極3に接合する際に、接合部材5の表面張力により電子部品4が凹部2の開口から凹部2内の電極3の方向に引っ張られるので、電子部品4が凹部2の開口から突出することを抑制して、電子部品4を凹部2内に良好に収容することができるようになる。
また、図5に示すように、絶縁基体1は、第1の絶縁層1aと、第1の絶縁層1a上に積層された貫通孔2aを有する第2の絶縁層1bとから成ることが好ましい。なお、図5(a)は、第1の絶縁層1aと第2の絶縁層1bとを分解した分解図であり、図5(b)は、第1の絶縁層1aと第2の絶縁層1bとを積層した状態を示すものである。この構成により、第1の絶縁層1aと第2の絶縁層1bとを積層した際に第1の絶縁層1aと第2の絶縁層1bとに積層ずれが発生したとしても、第1の絶縁層1a上に電極3を形成(凹部2の底面に電極3を形成)した場合と比較して、凹部2となる第2の絶縁層1bの貫通孔内面に形成された電極3は積層ずれの影響を受けず、面積は変化しないため、電極3は、凹部2の内側側面に所定の形状に良好に形成されることとなる。従って、所定の量の接合部材5を電極3に被着させてから電子部品4の電極を電極3に接合すると、電極3の単位面積当りの接合部材の量にばらつきが発生することがなく、電子部品4の電極と電極3とを良好に接合させることができるようになる。
また、絶縁基体1は、第1の絶縁層と、第1の絶縁層上に積層された、貫通孔をそれぞれ有する複数の第2の絶縁層1bとから成り、各貫通孔2aは積層方向に互いに接続されるとともに、各貫通孔2aの少なくとも1つの層の内面に電極3が設けられ、電極3が設けられた貫通孔2aの内面は、電極3が設けられた貫通孔2aと前記凹部の開口との間に位置する貫通孔2aの内面よりも、凹部2の内側に突出していることが好ましい。この構成により、複数の第2の絶縁層1b同士を積層する際に複数の第2の絶縁層1b同士に積層ずれが発生したとしても、電極3よりも開口側に近い側に位置する第2の絶縁層1bの貫通孔2aの内面は、平面視で、電極3よりも常に幅広の位置に位置して形成されており、電子部品4を収容するための領域(幅および長さ)が確保されるので、電子部品4を凹部2内に収容する際に電子部品4が凹部2の壁部により引っ掛かることがなく、電子部品4を凹部2内に良好に収容することができるようになる。
このような電極3の貫通孔2aの内面が突出するようにするには、打ち抜き方法等により、複数枚の第2の絶縁層1bのそれぞれに貫通孔2aを形成する際、電極3が形成される第2の絶縁層1b用のセラミックグリーンシートに形成する貫通孔2aの開口径を他の第2の絶縁層1b用のセラミックグリーンシートに形成する貫通孔2aの開口径よりも小さくなるように形成しておき、これらを積層すればよい。なお、積層ずれ等を考慮すると、電極3が形成される第2の絶縁層1b用のセラミックグリーンシートに形成する貫通孔2aの開口径は、他の第2の絶縁層1b用のセラミックグリーンシートに形成する貫通孔2aの開口径よりも0.1〜0.2mm程度小さくなるようにしておくことが好ましい。
また、図6〜図8に示すように、凹部2の底面に、電子部品4を所定の高さに支持する支持部7を設けることが好ましい。例えば、図6に示されるように、1つの支持部7を凹部2の底面の中央に設けることができる。また、複数の支持部7を凹部2の底面に設けてもよく、それらの支持部7を、図7に示されるように、凹部2の底面と側面とから構成される角部に接触させて設けてもよいし、図8に示されるように、角部から離して設けてもよい。これらの構成により、電子部品4を凹部2内に収容する際、電子部品4は支持部7上に搭載され、電子部品4の下面を凹部2の底面から離間させることができるので、電子部品4を凹部2内に収容した電子部品収納用パッケージを洗浄液等に浸漬した際、電子部品4の下面と凹部2の底面との離間した領域において洗浄液を循環させやすくなるので、電子部品4および電子部品収納用パッケージを良好に洗浄させることができるようになる。
このような支持部7は、例えば、支持部7となる領域に、支持部7用のセラミックグリーンシートを凹部2の底面用のセラミックグリーンシート上に積層した後、絶縁基体1用のセラミックグリーンシートとともに高温で焼成することにより形成することができる。例えば、凹部2の底面用のセラミックグリーンシート上に所定形状に形成した支持部7用のセラミックグリーンシートを積層する方法や支持部7となる領域を残して凹部2用の貫通孔と同様の貫通孔を形成した支持部7用のセラミックグリーンシートを凹部2用の側面を構成するセラミックグリーンシートと凹部2の底面用のセラミックグリーンシートとの間に積層する方法を用いればよい。また、スクリーン印刷法等の印刷手段を用いて、凹部2の底面用のセラミックグリーンシート上に実質的に絶縁基体1と同一成分を含むセラミックペーストを印刷塗布し、そのセラミックペーストを絶縁基体1用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって形成しても構わない。このようなセラミックペーストは、主成分のセラミック粉末に有機バインダー,有機溶剤,必要に応じて分散剤等を加えてボールミル、三本ロールミル、プラネタリーミキサー等の混練手段により混合および混練することで作製される。また、支持部7として、セラミックペーストに限らず、メタライズペーストを印刷塗布しても構わない。
本発明の電子装置は、上記のような電子部品収納用パッケージと、電子部品収納用パッケージの凹部2に収容された電子部品4とを備える。このことから、電子部品4が凹部2内に良好に収容され、電極3と良好に接続された信頼性に優れた電子装置となる。
電子部品4は、コンデンサ、抵抗素子、インダクタ等のチップ素子である。電子部品4の搭載は、半田等の導電性の接合部材5を介して、電極3とチップ素子の電極とが電気的に接続することにより行われる。また、電子部品4は必要に応じて封止される。封止はエポキシ樹脂等の封止樹脂により電子部品4を覆うことにより行ったり、電子部品4を覆うようにして載置した樹脂や金属、セラミックス、ガラス等からなる蓋体をガラス、樹脂、ロウ材等の接着剤により絶縁基体に取着することにより行ったりすれば良い。
また、電子部品4とは別の電子部品が、一方主面または他方主面に形成された凹部8内に収容されて搭載されてもよい。凹部8に搭載される電子部品は、ICチップやLSIチップ等の半導体素子、水晶振動子や圧電振動子等の圧電素子、各種センサ等である。この電子部品の搭載は、電子部品がフリップチップ型の半導体素子である場合には、はんだバンプや金バンプ、または導電性樹脂(異方性導電樹脂等)を介して、半導体素子の電極と配線導体とを電気的に接続することにより行なわれ、また、その電子部品がワイヤボンディング型の半導体素子である場合には、ガラス、樹脂、ろう材等の接合材により固定した後、ボンディングワイヤを介して半導体素子の電極と配線導体6とを電気的に接続することにより行なわれる。また、別の電子部品が水晶振動子等の圧電素子である場合には、圧電素子の固定と圧電素子の電極と配線導体6との電気的な接続を導電性樹脂により行なう。そして、凹部8に収容された電子部品は、必要に応じて凹部2に収容された電子部品と同様の手段により封止される。なお、別の電子部品は、凹部8内に収容されるものに限らず、絶縁基体1の一方主面および他方主面に搭載されていても構わない。
また、電子部品4は、凹部2の内側側面に設けられた電極3に電気的に接続されるとともに、下面の少なくとも一部が凹部2の底面と離間して設けられていることが好ましい。この構成により、電子装置を洗浄液に浸漬した際、電子部品4の下面と凹部2の底面との離間した領域において洗浄液が循環しやすくなるので、電子部品4および電子部品収納用パッケージを良好に洗浄させることができ、信頼性に優れた電子装置とすることができる。
次に、本発明の電子部品収納用パッケージの他の実施形態について説明する。図11(a)は、本発明による電子部品収納用パッケージの実施の形態を示す断面図であり、図11(b)は、図11(a)に示された電子部品収納用パッケージの凹部2の周辺(点線Bで示される)における要部拡大断面図である。また、図12は、上記凹部2に電子部品4および第2の電子部品10を収容した場合の凹部2周辺の要部拡大断面図である。これらの図において、1は絶縁基体、2は凹部、3は電極、4は電子部品、5は接合部材、6は配線導体、9は第2の電極、10は第2の電子部品である。図11および図12に示すように、凹部2内に、電子部品4と第2の電子部品10とを収容する際、凹部2は、電子部品4の収容領域の下方に、第2の電子部品10の収容領域を有していても良い。すなわち、凹部2は、電子部品4と第2の電子部品10との複数の電子部品が収納されるものであっても良く、図11および図12の場合、電子部品4は、凹部2の内側側面に形成された電極3に接合され、第2の電子部品10は、凹部2の底面に形成された第2の電極9に接合されている。これにより、凹部2内の第2の電極9に接合部材5の量のばらつきや接合部材5の溶融のタイミングにずれがあったとしても、電子部品4と電極3との接合と、第2の電子部品10と第2の電極9との接合とを同時に行えば、第2の電子部品10の上方に位置する電子部品4により、第2の電子部品10のマンハッタン現象による立ち上がりが抑制される。
また、電子部品4と第2の電子部品10を凹部2の上下に並べて収容するので、電子部品4および第2の電子部品10を収容する凹部2を複数形成したり、幅広に形成する必要がなく、電子装置を小型なものとすることができる。
なお、第2の電極9は、後述する配線導体6に電気的に接続され、凹部2内に収容される第2の電子部品10を外部の電気回路基板等に電気的に接続するための導電路として機能する。第2の電極9は、電極3と同様にして作製される。
また、第2の電極9の凹部2や絶縁基体1の外表面に露出する部分は、上述の電極3および配線導体6と同様に、ニッケル(Ni)、金(Au)等の耐蝕性に優れる金属を被着させておくと、第2の電極9が酸化腐食するのを有効に防止できるとともに、第2の電極9と第2の電子部品10との接合を強固なものとすることができる。従って、第2の電極9が凹部2や絶縁基体1の外表面に露出する部分には、厚み1〜10μm程度のNiめっき層と厚み0.1〜3μm程度の金(Au)めっき層とが電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されている。
また、図13、図14に示すように、凹部2の内側側面には、第2の電子部品10に電気的に接続される第2の電極9が設けられていることが好ましい。図13(a)は、本発明による電子部品収納用パッケージの実施の形態を示す断面図であり、図13(b)は、図13(a)に示された電子部品収納用パッケージの凹部2の周辺(点線Cで示される)における要部拡大断面図である。また、図14は、上記凹部2に電子部品10および第2の電子部品10を収容した場合の凹部2周辺の要部拡大断面図である。図13、図14の場合、電子部品4は、凹部2の内側側面に形成された電極3に接合され、第2の電子部品10は、凹部2の内側側面に形成された第2の電極9に接合される。上記構成により、電極3および第2の電極9に塗布された接合部材5の厚さは、電子部品4および第2の電子部品10の側面に垂直な方向に影響し、溶融した接合部材5の力は電子部品4および第2の電子部品10の側面に垂直な方向に大きく、電子部品4および第2の電子部品10下面に垂直な方向には小さくなる。よって、凹部2内の電極3および第2の電極9に接合部材5の量のばらつきや接合部材5の溶融のタイミングにずれがあったとしても、いわゆるマンハッタン現象が発生する可能性を低減することができ、電子部品4および第2の電子部品10を凹部2内の電極3および第2の電極9に良好に接合することができるようになる。
なお、図13および図14に示すように、第2の電極9を凹部2の内側側面に形成する場合は、上述の電極3を凹部2の内側側面に形成する場合と同様な手法を用いることにより形成することができる。
また、平面視において、電極3と第2の電極9との位置がずれていることが好ましい。上記構成により、電極3と電子部品4との接合領域と、第2の電極9と第2の電子部品10との接合領域との位置がずれるので、凹部3内に収容した電子部品4と第2の電子部品10とが電気的に短絡する可能性を低減することができ、信頼性に優れた電子装置を形成することができる。
この具体例としては、図15、図16に示すように、凹部2の内側側面に段差部11が設けられており、電極3は、段差部11の上側の側面に設けられ、第2の電極9は、段差部11の下側の側面に設けられていることが好ましい。図15において、図15(a)は、凹部2の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図であり、図15(b)は、凹部2に電子部品4および第2の電子部品10を搭載した場合の要部拡大断面図である。図16において、図16(a)は、凹部2の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図であり、図16(b)は、凹部2に電子部品4および第2の電子部品10を搭載した場合の要部拡大断面図である。上記構成により、段差部11により電極4と第2の電子部品10との位置がずれて、電極3と電子部品4との接合領域と、第2の電極9と第2の電子部品との接合領域とがより確実にずれるので、電子部品4と第2の電子部品10とが電気的に短絡する可能性をより確実に低減することができ、信頼性に優れた電子装置を形成することができる。なお、本発明において電極3と第2の電極9との位置がずれているとは、第2の電極9が、電極3の直下にあたる領域からはみ出す部分を有しており、且つ電極3が、第2の電極9の直上にあたる領域からはみ出す部分を有していることをいう。この場合、最も好ましい例として、第2の電極9が、電極3の直下にあたる領域から全てはみ出しているとよい。
また、図16(b)に示すように、段差部11を電極3と電子部品4との接合領域よりも内側まで突出させて形成していると、電子部品4を段差部11に搭載させることができるとともに、段差部11により、電極3と電子部品4との間の接合部材5が第2の電極9側にまで流出する可能性を低減することができるので、電子部品4と第2の電子部品10とが電気的に短絡する可能性をより確実に低減することができる。
また、別の具体例としては、図17、図18に示すように、凹部2が平面視で多角形状をなし、電極3と第2の電極9とは、多角形状の異なる側面にそれぞれ形成されていることが好ましい。図17において、図17(a)本発明の電子部品収納用パッケージの他の実施の形態を示す平面図であり、図17(b)は、図17(a)に示された電子部品収納用パッケージの凹部の周辺(点線Dで示される)における要部拡大平面図である。図18において、図18(a)は、図17(b)に示された電子部品収納用パッケージのE−E’線における要部拡大断面図であり、図18(b)は、図17(b)に示された電子部品収納用パッケージのF−F’線における要部拡大断面図である。なお、図17、図18においては、凹部2は矩形状であり、電極3を凹部2の内側側面に対向して形成しており、第2の電極9を上述の内側側面と直交する内側側面に対向して形成している。上記構成により、電極3と第2の電極9とが異なる位置に形成されて、電極3と電子部品4との接合領域と、第2の電極9と第2の電子部品10との接合領域との位置がずれるので、電子部品4と第2の電子部品10とが電気的に短絡する可能性をより確実に低減することができ、信頼性に優れた電子装置を形成することができる。
なお、上述においては、凹部2には、凹部2の深さ方向に電子部品4および第2の電子部品10の2つの電子部品を収容しているが、凹部2の深さ方向に3つ以上の電子部品4または第2の電子部品10等の電子部品を配列して収容したものであっても構わない。この場合、電子部品4または第2の電子部品10等のそれぞれの電子部品に合わせて、凹部2のそれぞれの深さに電極3および第2の電極9等の電極を凹部2の内側側面に形成しておけば良い。
また、図19に示すように、電子部品4または第2の電子部品10の形状や大きさに合わせて、1つの電子部品4に対して、2つ以上の第2の電子部品10が重なりあうようにしても良く、1つの第2の電子部品10に対して、2つ以上の電子部品4が重なりあうようにしても良い。なお、図19(a)は、電子部品収納用パッケージの凹部2の周辺における要部拡大平面図であり、図19(b)は、図19(a)に電子部品4を搭載した場合の要部拡大平面図であり、図19(c)は、図19(a)に第2の電子部品10を搭載した場合の要部拡大平面図である。これにより、より多くの電子部品を搭載することで、電子装置を小型なものとすることができる。
本発明の電子装置は、上記のような電子部品収納用パッケージと、電子部品収納用パッケージの凹部2に収容された電子部品4および第2の電子部品10とを備える。このことから、電子部品4および第2の電子部品10が凹部2内に良好に収容され、電子部品4および第2の電子部品10の電極と電子部品収納用パッケージの電極(電極3および第2の電極9)とが良好に接続された信頼性に優れた電子装置となる。
電子部品4および第2の電子部品10は、コンデンサ、抵抗素子、インダクタ等のチップ素子である。電子部品4および第2の電子部品10の搭載は、半田等の導電性の接合部材5を介して、電極3とチップ素子の電極および第2の電極9とチップ素子との電極とが電気的に接続することにより行われる。また、電子部品4および第2の電子部品10は必要に応じて封止される。封止はエポキシ樹脂等の封止樹脂により電子部品4および第2の電子部品10を覆うことにより行ったり、電子部品4および第2の電子部品10を覆うようにして載置した樹脂や金属、セラミックス、ガラス等からなる蓋体をガラス、樹脂、ロウ材等の接着剤により絶縁基体に取着することにより行ったりすれば良い。
また、上述のように、凹部2に3つ以上の電子部品4または第2の電子部品10等の電子部品を搭載する場合は、電子部品4または第2の電子部品10の2種類に限定されるものではなく、異なる大きさや種類のチップ素子等の電子部品として凹部2に収容したものであっても構わない。例えば、図19のような場合において、2つの第2の電子部品10が、2つともコンデンサであっても良いし、コンデンサと抵抗素子であっても良い。
また、電子部品4および第2の電子部品10とは別の電子部品が、一方主面または他方主面に形成された凹部8内に収容されて搭載されてもよい。凹部8に搭載される電子部品は、ICチップやLSIチップ等の半導体素子、水晶振動子や圧電振動子等の圧電素子、各種センサ等である。この電子部品の搭載は、電子部品がフリップチップ型の半導体素子である場合には、はんだバンプや金バンプ、または導電性樹脂(異方性導電樹脂等)を介して、半導体素子の電極と配線導体とを電気的に接続することにより行なわれ、また、その電子部品がワイヤボンディング型の半導体素子である場合には、ガラス、樹脂、ろう材等の接合材により固定した後、ボンディングワイヤを介して半導体素子の電極と配線導体6とを電気的に接続することにより行なわれる。また、別の電子部品が水晶振動子等の圧電素子である場合には、圧電素子の固定と圧電素子の電極と配線導体6との電気的な接続を導電性樹脂により行なう。そして、凹部8に収容された電子部品は、必要に応じて凹部2に収容された電子部品4および第2の電子部品10と同様の手段により封止される。なお、別の電子部品は、凹部8内に収容されるものに限らず、絶縁基体1の一方主面および他方主面に搭載されていても構わない。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何ら差し支えない。例えば、電子部品収納用パッケージに複数の電子部品4を搭載する場合においては、図9に示すように、絶縁基体1の少なくとも一方の主面に複数の凹部2を形成しても構わない。また、電子部品4を同一方向に配列させている場合においては、図10に示すように、凹部2の内側側面に複数の電極3を形成、すなわち、複数の凹部2が連結したものとし、凹部2内に複数の電子部品4が収容されるようにしても構わない。
(a)は、本発明の電子部品収納用パッケージの実施の形態を示す断面図であり、(b)は、(a)に示された電子部品収納用パッケージの凹部の周辺における要部拡大断面図である。 図1(b)に示された凹部に電子部品を搭載した場合の要部拡大断面図である。 凹部における電極位置の例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図である。 凹部における電極位置の他の例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図である。 (a)は、凹部の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大分解図であり、(b)は、凹部の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図である。 支持部を設けた凹部の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図である。 支持部を設けた凹部の他の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図である。 支持部を設けた凹部の他の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図である。 本発明の電子部品収納用パッケージの他の実施の形態を示す平面図である。 本発明の電子部品収納用パッケージの他の実施の形態を示す平面図である。 (a)は、本発明の電子部品収納用パッケージの実施の形態を示す断面図であり、(b)は、(a)に示された電子部品収納用パッケージの凹部の周辺における要部拡大断面図である。 図11(b)に示された凹部に電子部品および第2の電子部品を搭載した場合の要部拡大断面図である。 (a)は、本発明の電子部品収納用パッケージの実施の形態を示す断面図であり、(b)は、(a)に示された電子部品収納用パッケージの凹部の周辺における要部拡大断面図である。 図13(b)に示された凹部に電子部品および第2の電子部品を搭載した場合の要部拡大断面図である。 (a)は、凹部の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図であり、(b)は、凹部に電子部品および第2の電子部品を搭載した場合の要部拡大断面図である。 (a)は、凹部の構成例を示す電子部品収納用パッケージの要部拡大断面図であり、(b)は、凹部に電子部品および第2の電子部品を搭載した場合の要部拡大断面図である。 (a)本発明の電子部品収納用パッケージの他の実施の形態を示す平面図であり、(b)は、(a)に示された電子部品収納用パッケージの凹部の周辺における要部拡大平面図である。 (a)は、図17(b)に示された電子部品収納用パッケージのE−E’線における要部拡大断面図であり、(b)は、図17(b)に示された電子部品収納用パッケージのF−F’線における要部拡大断面図である。 (a)は、電子部品収納用パッケージの凹部の周辺における要部拡大平面図であり、(b)は、(a)に電子部品を搭載した場合の要部拡大平面図であり、(c)は、(a)に第2の電子部品を搭載した場合の要部拡大平面図である。
符号の説明
1・・・絶縁基体
1a・・・第1の絶縁層
1b・・・第2の絶縁層
2,8・・・凹部
2a・・・貫通孔
3・・・電極
4・・・電子部品
5・・・接合部材
6・・・配線導体
7・・・支持部
9・・・第2の電極
10・・・第2の電子部品
11・・・段差部

Claims (13)

  1. 絶縁基体の少なくとも一方の主面に電子部品を収容する凹部を備え、該凹部の内側側面に前記電子部品が電気的に接続される電極が設けられていることを特徴とする電子部品収納用パッケージ。
  2. 前記電極は、前記凹部の底面から離間していることを特徴とする請求項1に記載の電子部品収納用パッケージ。
  3. 前記電極は、前記凹部の開口から離間していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品収納用パッケージ。
  4. 前記絶縁基体は、第1の絶縁層と、該第1の絶縁層上に積層された貫通孔を有する第2の絶縁層とから成り、前記電極は、該貫通孔の内面に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子部品収納用パッケージ。
  5. 前記絶縁基体は、第1の絶縁層と、該第1の絶縁層上に積層された、貫通孔をそれぞれ有する複数の第2の絶縁層とから成り、該各貫通孔は積層方向に互いに接続されて前記凹部をなすとともに、前記各貫通孔の少なくとも1つの内面に前記電極が設けられ、該電極が設けられた貫通孔の内面は、該電極が設けられた貫通孔と前記凹部の開口との間に位置される前記貫通孔の内面よりも、前記凹部の内側に突出していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電子部品収納用パッケージ。
  6. 前記凹部の底面に、前記電子部品を所定の高さに支持する支持部を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子部品収納用パッケージ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の電子部品収納用パッケージと、該電子部品収納用パッケージの凹部に収容された電子部品とを備える電子装置。
  8. 前記電子部品は、前記凹部の内側側面に設けられた電極に電気的に接続されるとともに、下面の少なくとも一部が該凹部の底面と離間して設けられていることを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
  9. 前記凹部は、前記電子部品の収容領域の下方に、第2の電子部品の収容領域を有しており、前記凹部の内側側面には、前記第2の電子部品に電気的に接続される第2の電極が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子部品収納用パッケージ。
  10. 平面視において、前記電極と前記第2の電極との位置がずれていることを特徴とする請求項9に記載の電子部品収納用パッケージ。
  11. 前記凹部の内側側面には段差部が設けられており、前記電極は、前記段差部の上側の側面に設けられ、前記第2の電極は、前記段差部の下側の側面に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電子部品収納用パッケージ。
  12. 前記凹部が平面視で多角形状をなし、前記電極と前記第2の電極とは、前記多角形状の異なる側面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項10に記載の電子部品収納用パッケージ。
  13. 請求項9から12のいずれかに記載の電子部品収納用パッケージと、該電子部品収納用パッケージの凹部に収容された電子部品および第2の電子部品とを備える電子装置。
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