JP4861985B2 - 電動機、回転電機及びそのステータ、並びにこのステータの製造方法 - Google Patents

電動機、回転電機及びそのステータ、並びにこのステータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、周方向に分割可能な固定子鉄心を有する電動機、特にモータや発電機等の回転電機に関し、また、周方向に沿って分割されたステータを有する回転電機のステータとその製造方法に関する。
本願は、2005年5月6日に日本に出願された特願2005−134783号及び2006年3月13日に日本に出願された特願2006−67353号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
電動機には、固定子を固定子鉄心にコイルを巻装して形成し、コイルへの通電制御をすることで回転子を回転させるように構成したものがある。このような電動機において、固定子鉄心をスキューさせると、回転子の回転むらを防止できることが知られている。
ここで、固定子鉄心を分割可能に構成すると、分割したそれぞれの積層鉄心片に対してコイルを巻装できるので線積率を向上させることができる。積層鉄心片は、周方向の一方の端部に嵌合用の凸部が設けられ、他方の端部に嵌合用の凹部が設けられている。固定子を製造するときには、プレス抜きした鉄心片をスキューさせながら積層して積層鉄心片を製造する。積層鉄心片はコイルを巻装した後に、円形になるように嵌合用の凸部と凹部と周方向に組み合される。さらに、接合部を溶接すると積層鉄心片が環状の固定子鉄心になる(例えば、特許文献1参照)。
一方、従来より、ブラシレスモータ等の回転電機では、ステータ側のコアとして、プレス加工によって略環状に打ち抜いた電磁鋼板を積層したものが使用されている。そのうち、インナーロータ型のブラシレスモータなどでは、コア内周側に巻線が巻装されるティースが形成されるが、その際、環状鋼板を積層形成したステータコアを用いると、内周方向に突設されたティースには容易に巻線を巻回することができない。このため、インナーロータ型の回転電機では、例えば特許文献2のように、まず、ステータコアを回転軸線に沿って切断する形で放射状に分割して分割コアユニットを形成する。その後、各分割コアユニットごとに巻線を巻回して複数個のステータセグメントとし、それらを環状に組み立ててステータを形成する。
図22は、ステータセグメント251の構成を示す斜視図であり、このステータセグメント251を周方向に複数個組み付けることにより、一点鎖線にて略記したような形でステータ252が形成される。ステータセグメント251は、図23に示した分割コアユニット(積層鉄心片)253に合成樹脂製のインシュレータ254を取り付け、コイル255を巻装した構成となっている。分割コアユニット253は、図24に示すように、プレス加工によって電磁鋼板256を打ち抜いて形成されたコアピース257を積層して形成される。コアピース257は周方向に所定角度ずつずらして積層され、ステータセグメント251は、図22に示すように軸方向に対しやや傾いた形に形成される。分割コアユニット253にはインシュレータ254が装着され、その後、巻線258が巻装されてコイル255が形成される。ステータセグメント251は周方向に複数個組み付けられ、円筒状のステータ252となる。その際、ステータ252には、ステータセグメント251の傾斜に伴って、運転時の振動や騒音を防止するためのスキュー259が形成される。
特開2005−278298号公報 特開2003−304655号公報 特開2003−284269号公報 特開2001−300647号公報 特開平10−75552号公報
しかしながら、積層鉄心片に合わせてスキューする凸部や凹部を溶接や接着によって接合していたので、固定子鉄心を組み立てる際の作業性が低く、生産性を向上させることができなかった。また、積層鉄心片の接合された端部は磁気回路の磁路として用いられるが、端部に溶接部分や接着部分があると磁束に影響を与えるので、端部同士を溶接や接着しないような結合形状の開発が望まれていた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、スキューさせた分割式の固定子鉄心の生産性や品質を向上させることを第一の目的とする。
また、図23に示す分割コアユニット253は、それぞれ別個に製造されるため、板厚や組付け時の誤差等により、各ユニットごとに寸法のバラツキが生じるのは避けられない。例えば、図25Aのように、ユニットの積み厚(軸方向寸法)が異なる場合、ユニット間の接合部に上下の段差Xが生じたり、ユニット間に隙間Yが生じたりする。積み厚のバラツキは、鋼板自身の板厚公差に加えて、プレス加工時のバリやダレなどによっても生じ、それが積層されて集積されるため、ユニット間のバラツキが大きくなり易い。また、例えば、図25Bのように、スキュー角に誤差がある場合にもユニット間に隙間Yが生じる可能性がある。特に、分割コアユニット253を周方向に複数個組み付けると、バラツキが集積して隙間が拡大したり、逆に隙間がなくなったりするなど、ユニット間に生じる隙間Y自体も一定ではない。
このように、ステータ252では、個々の分割コアユニット253の精度が全てに影響し、特に、スキューを有するものでは、段差や隙間が生じ易い。ユニット間に段差や隙間が生じ、さらに隙間にもバラツキが生じると、ステータ内の磁束にバラツキが生じ、磁気バランスが不均衡(アンバランス)となり、回転電機の特性が低下するという問題があった。
例えば、当該ステータをモータに使用する場合、磁気バランスの乱れにより、コギングトルクが大きくなるという問題が生じる。特に、モータを電動パワーステアリング装置の駆動源として用いる場合、コギングが大きくなると、それがハンドルを介して運転者に伝わり、操舵フィーリングが低下する可能性があり、その改善が求められていた。
従って、本発明の第二の目的は、分割コアユニットの寸法精度向上を図ると共に、組付け時の寸法バラツキを低減させ、回転電機の特性の向上を図ることにある。
上記の課題を解決する本発明の第一の発明は、鉄心片をスキューさせながら積層した積層鉄心片を環状に組み合わせて形成される固定子鉄心を有する電動機であって、前記積層鉄心片の周方向の一方の端部に凸部を設け、周方向の他方の端部に凹部を他の前記積層鉄心片の前記凸部に周方向で連結可能に設け、前記凸部と前記凹部には前記積層鉄心片がスキューしていることで前記凸部と前記凹部を引き離す力が周方向からずれたときに前記凸部と前記凹部とを干渉させる干渉部を有することを特徴とする。
この電動機では、分割式の固定子鉄心を各積層鉄心片に分割する力が働いたときに、スキューすることで凸部又は凹部の移動方向がずれることを利用し、そのような移動方向で凸部と凹部を干渉させて係合力を発生させる。
本発明の第二の発明は、第一の発明に係る電動機において、前記干渉部は、前記凸部の先端から基端に至るまでの間で一部を膨出させた突起部と、前記凹部に前記突起部に対応して形成した端部とであることを特徴とする。
この電動機では、突起部が、突起部に干渉可能に形成された端部に干渉することで係合力が発生する。
本発明の第三の発明は、第二の発明に係る電動機において、前記突起部は、前記凸部の先端の角部を通り、周方向に対してスキュー角の半分の角度だけ前記凸部の基端側に向けて開くように傾斜した仮想線よりも突出していることを特徴とする。
この電動機では、積層鉄心片の積層中心を基準にした場合に、両端部においても凸部と凹部を干渉させることができる。
本発明の第四の発明は、本発明に係る第一から第三の電動機において、前記干渉部は、前記凸部及び前記凹部のそれぞれの内周側と外周側に形成されていることを特徴とする。
この電動機では、干渉部が内周側と外周側のそれぞれに設けられているので、積層鉄心片の周方向の両端部のそれぞれで係合力が発生する。この係合力は、互いに反力として作用するので、固定子鉄心の形状を保持し易くなる。
本発明の第五の発明は、本発明に係る第一から第四の電動機において、前記干渉部は、前記凸部と前記凹部とを周方向に移動させたときには干渉しない形状を有することを特徴とする。
この電動機では、周方向には、干渉部が作用させずに凸部と凹部とを引き離すことができる。
本発明の第六の発明は、永久磁石を備えたロータの外周側に配設され、複数個の分割コアユニットが周方向に沿って環状に配置された回転電機のステータであって、前記分割コアユニットは、環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して形成され、前記ステータは、同一の前記ステータコアから分割形成され個別に巻線が巻装された前記分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させてなることを特徴とする。
このステータでは、同一のステータコアから分割形成された分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合してステータを形成しているので、隣接する分割コアユニットは分割前と同じ相手と結合され、両者の接合面の接合精度が向上する。このため、分割コアユニット間の接合部に生じるズレやガタ等を抑えることができ、分割コアユニット同士を隙間なく接合できる。
従って、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止できる。
前記ステータにおいて、前記分割コアユニットに分割時の組み合わせ状態を示す配置表示を設けても良い。これにより、分割コアユニットを元の組み合わせに容易かつ間違えなく組み付けることが可能となる。
本発明の第七の発明は、永久磁石を備えたロータの外周側に配設され、複数枚のコアピースを積層して形成した分割コアユニットが周方向に沿って複数個環状に配置された回転電機のステータであって、前記分割コアユニットは、前記コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して形成され、前記コアピースは、前記プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧することにより前記鋼板部材から切断形成される接合部を有し、該接合部により隣接する前記コアピース同士が接合されることを特徴とする。
このステータでは、プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧して分割コアユニット間の接合部を形成しているので、接合面にバリが生じにくく、コアピースの厚さのバラツキが抑えられ、コアピースの平面度や接合部の精度が向上する。このため、各分割コアユニットの積層厚を均等化することができ、接合部のズレやガタ等を防止できる。従って、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止できる。
前記ステータにおいて、前記接合部に隣接する前記コアピースが着脱自在な嵌合部を設けても良い。また、前記鋼板部材の前記接合部形成部位に隣接して切断補助孔を設けても良い。
本発明の第八の発明は、永久磁石を備えたロータの外周側に配設され、複数個の分割コアユニットが周方向に沿って環状に配置された回転電機のステータの製造方法であって、環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して前記分割コアユニットを形成し、前記分割コアユニットに対し個別に巻線を巻装した後、同一の前記ステータコアから分割形成された前記分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させて前記ステータを形成することを特徴とする。
この方法では、同一のステータコアから分割形成された分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合してステータを製造するので、隣接する分割コアユニットは分割前と同じ相手と結合され、両者の接合面の接合精度が向上する。このため、分割コアユニット間の接合部に生じるズレやガタ等を抑えることができ、分割コアユニット同士を隙間なく接合できる。従って、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止できる。
本発明の第九の発明は、永久磁石を備えたロータの外周側に配設され、複数枚のコアピースを積層して形成した分割コアユニットが周方向に沿って複数個環状に配置された回転電機のステータの製造方法であって、前記コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を鋼板部材から打ち抜き形成すると共に、前記鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧することにより、隣接する前記コアピースの間に前記コアピース同士を接合する接合部を前記鋼板から切断形成し、さらに、前記プレート部材を複数枚積層して前記ステータコアを形成すると共に、前記ステータコアを分割して前記分割コアユニットを形成することを特徴とする。
この方法では、プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧して分割コアユニット間の接合部を形成しているので、分割コアユニット間の接合面にバリが生じにくく、コアピースの厚さのバラツキが抑えられ、コアピースの平面度や接合部の精度が向上する。このため、各分割コアユニットの積層厚を均等化することができ、接合部のズレやガタ等を防止できる。従って、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止できる。
本発明の第十の発明は、永久磁石を備えたロータと、前記ロータの外周側に配設され、複数の分割コアユニットが周方向に沿って環状に配置されたステータとを有してなる回転電機であって、前記分割コアユニットは、環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して形成され、前記ステータは、同一の前記ステータコアから分割形成され個別に巻線が巻装された前記分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させてなることを特徴とする。
この回転電機では、同一のステータコアから分割形成された分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合してステータを用いているので、隣接する分割コアユニットは分割前と同じ相手と結合され、両者の接合面の接合精度が向上する。このため、分割コアユニット間の接合部に生じるズレやガタ等を抑えることができ、分割コアユニット同士を隙間なく接合できる。従って、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止できる。
本発明の第十一の発明は、永久磁石を備えたロータと、前記ロータの外周側に配設され、複数の分割コアユニットが周方向に沿って環状に配置されたステータとを有してなる回転電機であって、前記分割コアユニットは、前記コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して形成され、前記コアピースは、前記プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧することにより前記鋼板から切断形成される接合部を有し、該接合部により隣接する前記コアピース同士が接合されることを特徴とする。
この回転電機では、プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧して分割コアユニット間の接合部を形成しているので、接合面にバリが生じにくく、コアピースの厚さのバラツキが抑えられ、コアピースの平面度や接合部の精度が向上する。このため、各分割コアユニットの積層厚を均等化することができ、接合部のズレやガタ等を防止できる。従って、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止できる。
本発明の電動機によれば、固定子鉄心を分割する力が作用する方向が、積層鉄心片がスキューしていることでずれたときに凸部と凹部が干渉して係合力を発生するので、従来のように溶接や接着を行うことなく積層鉄心片同士を連結させることができる。このため、固定子鉄心の組立作業が容易になり、磁気的にも良好な連結構造が得られる。
本発明の回転電機のステータによれば、環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して分割コアユニットを形成すると共に、同一のステータコアから分割形成された分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させてステータを形成するようにしたので、隣接する分割コアユニットが分割前と同じ相手と結合され、分割コアユニット間の接合精度を向上させることが可能となる。このため、分割コアユニット間の接合部に生じるズレやガタ等が抑えられ、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止することが可能となる。従って、分割コアユニットの段差や不均等な隙間に起因するステータ内の磁束のバラツキが抑えられ、磁気的アンバランスによる回転電機の特性低下やコギングトルクの増大を低減させることが可能となる。
本発明の他の回転電機のステータによれば、コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して分割コアユニットを形成すると共に、プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧することによりコアピースに接合部を切断形成するようにしたので、分割コアユニット間の接合面のバリを防止することが可能となり、コアピースの厚さのバラツキを抑え、コアピースの平面度や接合部の精度を向上させることが可能となる。このため、各分割コアユニットの積層厚を均等化することができ、接合部のズレやガタ等が抑えられ、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止することが可能となる。従って、分割コアユニットの段差や不均等な隙間に起因するステータ内の磁束のバラツキが抑えられ、磁気的アンバランスによる回転電機の特性低下やコギングトルクの増大を低減させることが可能となる。
本発明の回転電機のステータ製造方法によれば、環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して分割コアユニットを形成すると共に、同一のステータコアから分割形成された分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させてステータを形成するようにしたので、隣接する分割コアユニットが分割前と同じ相手と結合され、分割コアユニット間の接合精度を向上させることが可能となる。このため、分割コアユニット間の接合部に生じるズレやガタ等が抑えられ、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止することが可能となる。従って、分割コアユニットの段差や不均等な隙間に起因するステータ内の磁束のバラツキが抑えられ、磁気的アンバランスによる回転電機の特性低下やコギングトルクの増大を低減させることが可能となる。
本発明の他の回転電機のステータ製造方法によれば、コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を鋼板部材から打ち抜き形成し、鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧することにより、隣接するコアピースの間にコアピース同士を接合する接合部を形成すると共に、プレート部材を複数枚積層してステータコアを形成し、このステータコアを分割して分割コアユニットを形成するようにしたので、分割コアユニット間の接合面のバリを防止することが可能となり、コアピースの厚さのバラツキを抑え、コアピースの平面度や接合部の精度を向上させることが可能となる。このため、各分割コアユニットの積層厚を均等化することができ、接合部のズレやガタ等が抑えられ、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止することが可能となる。従って、分割コアユニットの段差や不均等な隙間に起因するステータ内の磁束のバラツキが抑えられ、磁気的アンバランスによる回転電機の特性低下やコギングトルクの増大を低減させることが可能となる。
本発明の回転電機によれば、環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して分割コアユニットを形成し、同一の前記ステータコアから分割形成された前記分割コアユニット同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させてステータを形成するようにしたので、隣接する分割コアユニットが分割前と同じ相手と結合され、分割コアユニット間の接合精度を向上させることが可能となる。このため、分割コアユニット間の接合部に生じるズレやガタ等が抑えられ、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止することが可能となる。従って、分割コアユニットの段差や不均等な隙間に起因するステータ内の磁束のバラツキが抑えられ、磁気的アンバランスによる回転電機の特性低下やコギングトルクの増大を低減させることが可能となる。
本発明の他の回転電機によれば、コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して分割コアユニットを形成すると共に、プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧して接合部をコアピースに設け、この接合部によって隣接するコアピース同士を接合するようにしたので、分割コアユニット間の接合面のバリを防止することが可能となり、コアピースの厚さのバラツキを抑え、コアピースの平面度や接合部の精度を向上させることが可能となる。このため、各分割コアユニットの積層厚を均等化することができ、接合部のズレやガタ等が抑えられ、分割コアユニット間の段差や不均等な隙間を防止することが可能となる。従って、分割コアユニットの段差や不均等な隙間に起因するステータ内の磁束のバラツキが抑えられ、磁気的アンバランスによる回転電機の特性低下やコギングトルクの増大を低減させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る分割式の固定子鉄心を有する電動機の構成を示す断面図である。 固定子鉄心の斜視図である。 積層方向の中央の積層鉄心片の配置を示す図である。 積層方向の上端の積層鉄心片の配置を示す図である。 積層方向の下端の積層鉄心片の配置を示す図である。 積層方向の上端の積層鉄心片の拡大図である。 積層方向における積層鉄心片間の結合力の変化を模式的に示す図である。 連結部の構造の変形例を示す図である。 連結部の構造の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態であるステータを用いたブラシレスモータの断面図である。 本発明の実施の形態であるステータの構成を示す斜視図である。 図11のステータの分解斜視図である。 ステータの製造工程の概要を示す説明図である。 ピースプレートの構成を示す斜視図である。 ピースプレートの加工過程を示す説明図である。 接合部の構成を示す部分拡大平面図である。 図15のハーフブランク加工工程(e)を示す説明図である。 図15のフラット加工工程(f)を示す説明図である。 ステータコアの構成を示す斜視図である。 インシュレータを装着した状態のステータコアの構成を示す斜視図である。 図19のステータコアを周方向に分割した状態を示す斜視図である。 図19のステータにおける接合部の状態を示す説明図である。 従来のステータセグメントの構成を示す斜視図である。 図22のステータセグメントにおける分割コアユニットの構成を示す斜視図である。 従来のピースプレートの加工方法を示す説明図である。 従来のステータにおける接合部の状態を示す説明図である。 従来のステータにおける接合部の状態を示す説明図である。
符号の説明
1 電動機
3 固定子
10 固定子鉄心
30 積層鉄心片
45,61,71 凸部
47A,61A,71A 角部
48,62,72 突起部(干渉部)
50 凹部
53,67,77 干渉部(端部)
C1,C2,C3,C4 仮想線
α スキュー角
101 ブラシレスモータ(回転電機)
102 ケース
103,113,152 ステータ
104 ロータ
105 回転軸
106 ロータコア
107 永久磁石
108,112 軸受
109 回転角度検出手段
110 ロータ
111 ブラケット
114,155 コイル
115,158 巻線
116 ターミナル
117,159 スキュー
121,151 ステータセグメント
122,157 コアピース
122a 外周側部
122b ティース
123,153 分割コアユニット(積層鉄心片)
124,154 インシュレータ
125 スロット
126,126a,126b 接合部
131 ピースプレート(プレート部材)
132 電磁鋼板(鋼板部材)
133 ボス
134 スロット形成部
135 内径部
136 角孔
137 接合線
138 接合面
139 ポンチ
141 フラットポンチ
142 フラットダイス
143 外嵌片
144 内嵌片
145 ステータコア
145a 上面
146 ユニット番号(配置表示)
156 電磁鋼板
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、電動機1は、ハウジング2に圧入された固定子3と回転子4とを有するブラシレスタイプの電動機である。
ハウジング2は、有底筒形状を有し、筒状部分の内周に固定子3が圧入されている。ハウジング2のエンド部(底部)2Aは、中央部分に軸受け5を圧入してある。この軸受け5には、回転子4の回転軸6が回転自在に支持されている。ハウジング2の開口部は、ブラケット7で閉鎖されている。
固定子3は、略環状の固定子鉄心10を有し、固定子鉄心10にインシュレータ11を装着してからコイル12を巻装してある。
回転子は、回転軸6に磁石13と、位置検出用のレゾルバ14のレゾルバ回転子14Aとを順番に配置してある。磁石13は、周方向に磁極が順番に変わるように着磁されている。
ブラケット7は、円板形状を有し、中央に孔20が形成され、孔20内には回転軸6を回転自在に支持する軸受け21が固定されている。さらに、レゾルバ14を構成するレゾルバ固定子14Bがレゾルバ回転子14Aの位置に合わせて固定されており、回転軸と6一体に回転するレゾルバ回転子14Aの回転位置を検出可能になっている。また、ブラケット7には、固定子3側のコイル12の導線に接続されるターミナル22が配設されている。ターミナル22には、ブラケット7の外周部に突設されたコネクタ部23を介して外部の電源から電流供給が可能になっている。この他にブラケット7の外周部には、電動機1を固定するときに使用されるボルト孔24が突設されている。
ここで、固定子鉄心10には、周方向に分割可能な分割コア方式が用いられている。図2に示すように、固定子鉄心10を形成する積層鉄心片30は、周方向に延びるコア本体31を有する。コア本体31は、固定子鉄心10の環状の磁路を形成する部分であり、かつハウジング20の内周面に圧入される部分である。コア本体31は、固定子鉄心10の長さ方向(電動機の軸線)に対して捩れつつ傾斜するように所定のスキュー角αを有している。コア本体31の略中央からは突極であるティース部33が回転中心に向かって一体に延設されている。
図2及び図3に示すように、コア本体31の周方向の一方の端部は、他の積層鉄心片30に圧入嵌合する連結部40になっており、他方の端部は連結部41になっている。
積層鉄心片30は、金属製の鉄心片を積層して製造されており、積層方向の中心に対して下端部と上端部がそれぞれα/2だけ周方向にずれた位置に配置される。図2及び図4に示すように、積層鉄心片30の上端部は、中央部分に対して反時計回りにα/2だけ周方向にずれている。図2及び図5に示すように、積層鉄心片30の下端部は、中央部分に対して時計回りにα/2だけ周方向にずれた位置に配置される。
図6に示すように、積層鉄心片30の一方の端部側の連結部40は、内周側の付き当て面40Aと外周側の付き当て面40Bを残して周方向に突出する凸部45を有する。凸部45は、各突き当て面40A,40Bに滑らかな曲線で連なる基端部46を形成した後に、周方向の幅が略同じになるように周方向に略沿って延び、途中から幅を減少させながら先端部47に至っている。幅が減少し始める部分は外側に膨出する突起部48(干渉部)になっている。突起部48は、内周側と外周側のそれぞれに1つずつ設けられている。
外周側の突起部48は、先端部47の角部47Aと基端部46を結ぶ仮想線よりも径方向外側に膨出している。より詳細には、角部47Aと基端部46を結ぶ仮想線は、基端部46に向けて開くような傾斜を有し、その傾斜角度は、周方向の接線に対してスキュー角の半分(α/2)よりも大きい角度を有する。つまり、外周側の突起部48は、凸部45の先端部47の外周側の角部47Aを通り、周方向の接線に対して角度でα/2で開くように傾斜する仮想線C1よりも外周側に設けられている。
同様に、内周側の突起部48は、凸部45の先端部47の内周側の角部47Aを通り、周方向の接線に対して角度でα/2で開くように傾斜する仮想線C2よりも内周側に設けられている。
他方の端部側の連結部41は、内周側と外周側のそれぞれに突き当て面50A,50Bを形成する一対の腕部52によって凹部50が形成されている。凹部50は、凸部45を受け入れ可能な形状になっている。腕部52の開放端52A側のそれぞれの端部は、開放端52A間の幅を減少させるように膨出させた干渉部53を有する。外周側の干渉部53と内周側の干渉部53の間の距離は略一定である。外周側の干渉部53は、凸部45側の突起部48の頂点を通り、周方向に対してα/2の傾斜角を有して開く仮想線C3よりも内側に突出している。同様に、内周側の干渉部53は、凸部45側の突起部48の頂点を通り、周方向に対してα/2の傾斜角を有して開く仮想線C4よりも内側に突出している。
この実施の形態の作用について説明する。
電動機1を製造するときには、金属板から鉄心片を積層鉄心片30の形状に合わせて打ち抜く。鉄心片には、例えば、積層方向に凹部や凸部が設けられており、鉄心片同士の凹部と凸部をスキューさせながら嵌合させると、多数の鉄心片が積層されて積層鉄心片30になる。そして、図2に示すように、積層鉄心片30の連結部同士を結合して固定子鉄心10を形成する。
ここで、積層鉄心片30を分割するように、積層方向の中心付近に径方向外側の力を作用させると、各積層鉄心片30の中心部のそれぞれに矢印AR1で示すような力が径方向外側に作用する。この力AR1は、積層鉄心片30全体からみると、各積層鉄心片30を固定子鉄心10の軸線を中心にして径方向外側を分割方向するように作用する。
図3に示す長さ方向の中心部では、力AR1は、径方向L1と略平行に作用する。その結果、連結部40,41には、凸部45と凹部50を周方向に引き離す力FDが作用する。このとき、突起部48と干渉部53は、周方向に略沿った形状になっており、互いに干渉しないので、結合力は働かない。
図4に示すように積層鉄心片30の上端部では、力AR1は、積層鉄心片30の上端部を基準にすると、ティース部33に沿った径方向L2に対してα/2だけ反時計回りに傾斜したベクトルになる。このため、外側の凸部45は、図6に矢印で示すように周方向に対してα/2だけ外向きに移動しようとする。しかしながら、外周側の突起部48が移動しようとする経路上には他の積層鉄心片30の干渉部53があるので、外周側の突起部48が干渉部53に干渉する。その結果、図2及び図4に示すように、連結部40の凸部45は、矢印F1で示すような力で干渉部53を外側に押すことになり、この力が結合力になる。
他方の連結部41では、内側の干渉部53が他の積層鉄心片30の突起部48に干渉して周方向に対してα/2だけ内向きに押される。これによって、他方の連結部41には、矢印F1´で示す結合力が生じる。この結合力は、前記した力F1と大きさに等しく、向きが反対(つまり反力)である。したがって、積層鉄心片30の上端部では、2つの連結部40,41の間で結合力が相殺される。
また、図5に示すように積層鉄心片30の下端部では、力AR1は、積層鉄心片30の下端部を基準にすると、ティース部33に沿った径方向L3に対してα/2だけ時計回りに傾斜したベクトルになる。このため、凸部45は、周方向に対してα/2だけ内側向きに突起部48が移動しようとする。しかしながら、内周側の突起部48が移動しようとする経路上には他の積層鉄心片30の干渉部53があるので、突起部48が干渉部53に干渉する。連結部40の凸部45は、矢印F2で示すような力で干渉部53を内側に押すことになり、この力が結合力になる。
他方の連結部41では、外側の干渉部53が他の積層鉄心片30の突起部48に干渉して周方向にα/2だけ外向きに押される。これによって、他方の連結部41には、矢印F2´で示す結合力が生じる。この結合力は、前記した力F2と大きさに等しく、向きが反対(つまり反力)である。したがって、積層鉄心片30の下端部では、2つの連結部40,41の間で結合力が相殺される。
このように、積層鉄心片30は、上端側と下端側のそれぞれで連結部40,41による結合力が打ち消し合う。さらに、図7に示すように、結合力は、前記したように積層中心では、係合力を発生せず、積層中心から離れるにつれて大きくなる。これは、積層中心に近いと、突起部48が移動しようとする方向が周方向に近くなるため、干渉部53との干渉領域が小さくなるからであり、積層中心から離れるにつれて、スキュー角によって突起部48と干渉部53とが干渉し始めて結合力が大きくなるからである。しかしながら、結合力は、1つの積層鉄心片30においてその両端部で打ち消し合うので、固定子鉄心10は各積層鉄心片30に分割されずに元の形状を保つ。
ここで、連結部40,41同士を引き離そうとする力が、連結部40の突起部48が連結部41を弾性変形させるのに十分な力(こじり力)であった場合には、連結部40,41同士の係合が解除されて、積層鉄心片30ごとに分割される。分割した積層鉄心片30のそれぞれのティース部33にインシュレータ11を装着した後でコイル12を巻装したら、積層鉄心片30同士を再び係合させる。連結部40の突起部48は、連結部41を弾性変形させながらこじり入れられる。連結部40が連結部41に入り込むと、連結部41が元の形状に復元する。連結部40,41を連結させた後は、前記と同様にして干渉部53を弾性変形させない大きさの力であれば、固定子鉄心10が分割されることはない。
この実施の形態では、スキュー角があることによって干渉する突起部48と干渉部53とを連結部40,41に形成したので、固定子鉄心10を分割しようとする力が干渉部53を弾性変形させて突起部48をこじり出すような力よりも小さい場合には、積層鉄心片30が分割されることはない。このとき、各積層鉄心片30に作用する力が積層方向の各面内で打ち消し合うから、連結部40,41を溶接したり、接着したりすることなく積層鉄心片30を保持できる。したがって、組立作業の作業性や、生産性が向上する。さらに、溶接や接着剤を使用した場合には磁気回路への影響を考慮する必要あるが、この実施の形態ではこのような問題は生じない。
ここで、連結部の変形例について図8及び図9に示す。
図8に示す連結部60は、周方向で係合する凸部61の長さが短くなっており、付き当て面40A,40Bから突起部62(干渉部)に至るまでの間に幅を減少させるように凹部63が形成されている。突起部62は、外周側と内周側のそれぞれに形成されており、嵌入方向の凸部61先端の角部61Aを通り、嵌入方向に向かって閉じる仮想線よりも外側又は内側に膨出している。
連結部60に連結される連結部65は、凹部を形成する腕部66を有する。腕部66の開放端66A側には、干渉部67が連結部60の凹部63の形状に対応して形成されている。この干渉部67は、連結部60の突起部62の頂部を通り、受け入れ方向に向けて閉じるようにα/2で傾斜する仮想線よりも内側に膨出している。
この連結部60,65では、スキュー角によって連結部60,65の移動方向が周方向からずれたときに突起部62と干渉部67とが干渉して係合力を発生させる。この係合力が各積層鉄心片30の両端部で相殺することで固定子鉄心10の形状が保持される。さらに、干渉部67を弾性変形させる力が作用したときには、連結が解除される。矢印で示す突起部62の移動経路と干渉部67の周縁とで囲まれる領域が突起部62と干渉部67の干渉領域R2になる。この干渉領域R2の面積は前記した実施の形態の干渉領域に比べて小さいが、干渉部67が凸部61に入り込んでいるので係合が強固になる。したがって、前記した構成に比べて積層鉄心片30に分割し難くすることができる。
また、図9に示す連結部70は、凸部71が付き当て面40A,40Bから周方向の幅が略一定で延びた後に、そのままの幅で先端部を形成している。突起部72は、凸部71の先端に曲面形状の角部71Aを有し、この角部71Aの外端が突起部72になっている。外周側の干渉部77は、突起部72の、角部71Aの中央を通り、嵌入方向に向かって閉じる仮想線よりも内側に膨出している。
連結部70に連結される連結部75は、凹部を形成する腕部76を有する。腕部76の開放端76A側には、干渉部77が連結部70の形状に対応して形成されている。内周側の干渉部77は、連結部70の突起部72を通り、受け入れ方向に向けて閉じるようにα/2で傾斜する仮想線よりも外側に膨出している。
この連結部70,75では、スキュー角によって連結部70,75の移動方向が周方向からずれたときに突起部72と干渉部77とが干渉して係合力を発生させる。この係合力が各積層鉄心片30の両端部で相殺することで固定子鉄心10の形状が保持される。さらに、干渉部77を弾性変形させる力が作用したときには、連結が解除される。連結部70,75に複雑な凹凸を有しない形状であっても、連結部40,41と同様の効果が得られる。
次に、本発明の他の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図10は、本発明の実施の形態であるステータを用いたブラシレスモータ(回転電機)の断面図である。図10に示すように、ブラシレスモータ101(以下、モータ101と略記する)は、有底筒状のケース102を有している。ケース102内にはステータ103が収容されている。ステータ103は略環状に形成されており、その外周面はケース102の内周面に密着している。ステータ103の内側には、ロータ104が挿入されている。ロータ104は回転軸105を有しており、回転軸105にはロータコア106が固定されており、その外周には永久磁石107が取り付けられている。
回転軸105の一端部は、ケース102の底部に圧入された軸受108に回転自在に支持されている。回転軸105の他端側には、回転角度検出手段109のロータ110が取り付けられている。回転軸105の他端部は、ブラケット111に固定された軸受112に回転自在に支持されている。ブラケット111は合成樹脂にて形成され、ケース102の開口部を覆うように取り付けられる。ブラケット111には、回転角度検出手段109のステータ113や、ステータ103のコイル114の巻線115を引き出すターミナル116などが取り付けられている。
図11は本発明の実施の形態であるステータ103の構成を示す斜視図、図12は図11のステータ103の分解斜視図である。図11,12に示すように、ステータ103は、周方向に等間隔に分割された9つのステータセグメント121から構成されている。ステータセグメント121は、電磁鋼板からなるコアピース122を積層した分割コアユニット(積層鉄心片)123にインシュレータ124を取り付け、巻線115を巻回した構成となっている。各コアピース122には、ケース102の内周に沿って配設される外周側部122aと、巻線115が巻回されるティース122bが設けられている。ステータセグメント121を組み付けると、隣接するティース122b間には、スロット125が形成される。
外周側部122aの周方向両端部は、隣接するステータセグメント121の分割コアユニット123に接合される接合部126(126a,126b)となっている。分割コアユニット123の上下端部には、合成樹脂製のインシュレータ124が取り付けられる。インシュレータ124の外側には巻線115が巻装され、ティース122bの周囲にコイル114が形成される。コイル114は、ステータセグメント121を環状に組み付けると、スロット125内に収容される。分割コアユニット123は軸方向に対し傾いた形となっており、これにより、ステータ103にはスキュー117が形成される。
このようなステータ103は、次のようにして形成される。図13は、ステータ103の製造工程の概要を示す説明図である。本発明のステータ103は、コアピース122単品を個別に打ち抜くのではなく、接合時と同様の形となるようにコアピース122を打ち抜き、それを分割して使用する。そこで、図13の工程Aではまず、図14に示すような円環状のピースプレート(プレート部材)131を打ち抜き形成する。ピースプレート131は、コアピース122を周方向に複数個に並べた形態となっており、接合部126同士が凹凸嵌合して円環状に保持された状態となっている。図15は、ピースプレート131の製造工程を示す説明図であり、図15に示すように、ピースプレート131は順送プレスにて電磁鋼板(鋼板部材)132から成形される。
ピースプレート131の製造工程では、まずボス133が形成される(図15の(a))。ボス133はティース122b上に配設され、ピースプレート131を積層する際に各ピースプレート131の固着に使用される。ボス133により、ピースプレート131の上面に凸部、下面に凹部が形成され、隣接するピースプレート131同士の凹部に凸部を圧入固定することで、積層されたピースプレート131がバラバラにならないようにしている。このボス133の凸部と凹部の位置をずらしてピースプレート131を積層することにより、ピースプレート131のスキュー積層が可能となる。
ボス加工後、スロット125を形成するスロット形成部134と(図15の(b))、ピースプレート131の内径部35(図15の(c))が打ち抜かれる。スロット形成部134と内径部135を打ち抜いた後、スロット形成部134の外側に角孔136を形成する(図15の(d))。この角孔136は、図15の(e)以下のハーフブランク加工やフラット加工の際に利用される。なお、材料を有効活用すべく、内径部135の部分をロータコア106に使用しても良く、その場合には、工程(b)(c)間にロータ用プレートの成形過程を追加する。また、図15の(b)〜(d)の工程は、何れを先に行っても良い。
角孔136を形成した後、接合部126を形成する。図16は、接合部126の構成を示す部分拡大平面図である。接合部126は、図15の(e)(f)の2工程にて形成される。図17Aは図15の(e)のハーフブランク加工工程を示す説明図、図17Bは図15の(f)のフラット加工工程を示す説明図である。図17Aに示すように、図15の(e)のハーフブランク加工工程では、接合部126の接合線137に沿って、一方側の接合部126aを半抜きする形で押圧する。この際、接合線137の外端に角孔136が形成されているため、接合線137に沿って接合部126aを容易かつ正確に半抜き加工することができ、接合部126の精度が向上する。ハーフブランク加工により、他方側の接合部126bの接合面138には、ポンチ139の食い込みに伴ってダレ面とせん断面が形成され、せん断面の下方には微小な亀裂が生じる。
ハーフブランク加工の後、図15の(f)のフラット加工を行う。フラット加工では、図17Bに示すように、ピースプレート131の上下面をフラットポンチ141とフラットダイス142の間で押圧する。ハーフブランク加工により半抜き状態となっていた接合部126aは、ポンチ141とダイス142によって、再び上方に押し戻される。この際、接合面138に生じていた微小な亀裂は進展して破断面を形成し、接合線137に沿って接合部126a,126bが切断・分離される。通常、プレスによる打ち抜き加工の場合、破断面には下方にバリが生じるが、ピースプレート131では、ハーフブランク加工とフラット加工の組み合わせにより、破断面にバリが生じることなく、接合線137に沿って接合部126を切断することができる。このため、ピースプレート131の厚さが全周に亘って一定化され、コアピース122の厚さのバラツキが小さくなる。また、接合部126におけるコアピース122の平面度が向上すると共に、接合面138に隙間ができず、接合部126の精度も向上する。
図15の(e)(f)の工程にて接合部126を形成した後、ピースプレート131の外周を打ち抜く(図15の(f))。これにより、図14に示すようなピースプレート131が形成される。その際、ピースプレート131では、接合部126の凹凸嵌合構成により、各コアピース122に分離されることなく円環状の形態が保持される。図16に示すように、接合部126はクランク状に形成され、接合部126aには外嵌片143が、接合部126bには外嵌片143と嵌合する内嵌片144が形成される。外嵌片143は内嵌片144を弾性的に挟持し、これにより、各コアピース122は接合部126にて互いに結合され、円環状のピースプレート131が形成される。なお、接合部126をこのようにクランク状とすることにより、コアピース122同士の接合面積を広く取れるため、ステータ103内の磁束の流れが良くなり、接合部126に多少の寸法のバラツキが生じても磁束の乱れが抑えられる。
このようにして成形されたピースプレート131は、周方向に所定角度ずつずらしながら複数枚積層される。そして、所定枚数のピースプレート131をスキュー積層することにより、図18に示すようなステータコア145が形成される(同工程B)。この場合、ピースプレート131は、各コアピース122が分離されることなく円板のまま積層されるため、ステータコア145の寸法精度が出し易く、内径精度も向上する。なお、ステータコア145の上面145aには、ピースプレート131の積層終了の際に、各分割コアユニット123を区別するためのユニット番号146(配置表示;本実施形態では1〜9)が刻印される。
ピースプレート131を積層したステータコア145には、図190に示すように、インシュレータ124が取り付けられる(同工程C)。インシュレータ124を取り付けた後、巻線形成のため、全体を一旦周方向に分割する(同工程D)。これにより、図20に示すような、インシュレータ124を備えた分割コアユニット123が複数個形成される。各分割コアユニット123には、個別に巻線115が巻装され(同工程E)、図14のようなステータセグメント121となる。そして、当該ステータ103では、このステータセグメント121(分割コアユニット123)が分割前と同じ組み合わせで再び組み付けられる(同工程F)。すなわち、各分割コアユニット123に刻印されたユニット番号146に従って、分割コアユニット123を元の組み合わせに集成し、図11のようなステータ103を形成する。このように、分割コアユニット123にはユニット番号146が表示されていることから、ユニットを元の組み合わせに容易かつ間違えなく組み付けることができる。
分割コアユニット123を再組付する際には、接合部126a,126bを嵌合させ、ステータ103全体を円筒形状に保持する。前述のように、接合部126は外嵌片143と内嵌片144により弾性的に嵌合するため、工程Dでの取り外しが容易でありながら、工程Fでの組付後も保持力を確保・維持することができる。なお、ステータ103は、図10に示すようにケース102内に収容されるため、モータ101として組み付けた後は、周方向に分離することはなく、接合部126における接合強度も、工程Dまでと工程F以後モータ組付までの間の保持力が確保できれば足りる。
このように、ステータ103では、コアピース122が円周方向に連設されたピースプレート131を形成し、それを積層したステータコア145を一旦分割して巻線した後、同じ組み合わせで再結合してステータ103を製造する。この場合、ステータコア145はピースプレート131を積層して一体形成されるため、フラット加工による平面度の向上や板厚均一化も相俟って、各分割コアユニット123はほぼ同じ積層厚に形成される。また、隣接する分割コアユニット123は、ハーブランク加工時と同じ相手と結合されることになるため、接合面138の接合精度を高く維持できる。このため、接合部126にズレやガタ等が生じることなく、分割コアユニット123同士が図21に示すように隙間なく接合される。さらに、隣接する分割コアユニット123間のスキュー117も元のステータコア145の通りになり、ユニット間に不均等な隙間も生じない。
従って、本発明によるステータ103では、コアピース122の板厚や積層時の誤差等により各分割コアユニット123に寸法のバラツキが生じることがなく、従来のステータのように、分割コアユニット123間に段差や不均等な隙間が生じるのを防止できる。このため、ステータ103内の磁束のバラツキを抑えることができ、磁気的アンバランスによる回転電機の特性低下を防止することが可能となる。また、磁気バランスの乱れによるコギングトルクの増大を抑えることも可能となる。例えば、モータ101を電動パワーステアリング装置の駆動源として用いた場合、コギングトルクの減少に伴い、操舵フィーリングの向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、本発明のステータや回転電機をパワーステアリング装置の駆動源であるブラシレスモータに使用する例を示したが、その用途やモータの形態はこれには限定されない。すなわち、本発明をパワースライドドアやワイパ装置、パワーウインドなどの車載電装製品の駆動源や、その他の電気製品に使用されるモータ等の回転電機に適用することも可能である。また、ブラシレスモータのみならず、ブラシ付きモータに本発明を適用することも可能である。
本発明によれば、固定子鉄心の組立作業が容易になり、磁気的にも良好な連結構造が得られる。また、分割コアユニットの段差や不均等な隙間に起因するステータ内の磁束のバラツキが抑えられ、磁気的アンバランスによる回転電機の特性低下やコギングトルクの増大を低減させることが可能となる。

Claims (16)

  1. 鉄心片をスキューさせながら積層した積層鉄心片を環状に組み合わせて形成される固定子鉄心を有する電動機であって、
    前記積層鉄心片の周方向の一方の端部に凸部を設け、周方向の他方の端部に凹部を他の前記積層鉄心片の前記凸部に周方向で連結可能に設け、前記凸部と前記凹部には前記積層鉄心片がスキューしていることで前記凸部と前記凹部を引き離す力が周方向からずれたときに前記凸部と前記凹部とを干渉させる干渉部を有する電動機。
  2. 前記干渉部は、前記凸部の先端から基端に至るまでの間で一部を膨出させた突起部と、前記凹部に前記突起部に対応して形成した端部とである請求項1に記載の電動機。
  3. 前記突起部は、前記凸部の先端の角部を通り、周方向に対してスキュー角の半分の角度だけ前記凸部の基端側に向けて開くように傾斜した仮想線よりも突出している請求項2に記載の電動機。
  4. 前記干渉部は、前記凸部及び前記凹部のそれぞれの内周側と外周側に形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動機。
  5. 前記干渉部は、前記凸部と前記凹部とを周方向に移動させたときには干渉しない形状を有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電動機。
  6. 前記電動機が、永久磁石を備えたロータと、このロータの外周側に配設されたステータとを備えた回転電機であって、前記ステータが、周方向に沿って環状に配置された複数個の積層鉄心片を備える請求項1に記載の電動機。
  7. 個々の前記積層鉄心片は複数枚のコアピースを積層して形成される請求項6に記載の電動機。
  8. 前記積層鉄心片は、環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して形成され、前記ステータは、同一の前記ステータコアから分割形成され個別に巻線が巻装された前記積層鉄心片同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させてなる請求項6に記載の回転電機のステータ。
  9. 前記積層鉄心片は、分割時の組み合わせ状態を示す配置表示を有する請求項8に記載の回転電機のステータ。
  10. 前記積層鉄心片は、前記コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して形成され、前記コアピースは、前記プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧することにより前記鋼板部材から切断形成される接合部を有し、該接合部により隣接する前記コアピース同士が接合される請求項7に記載の回転電機のステータ。
  11. 前記接合部は、隣接する前記コアピースが着脱自在な嵌合部を有する請求項10に記載の回転電機のステータ。
  12. 前記鋼板部材の前記接合部形成部位に隣接して切断補助孔を設けた請求項10又は11に記載の回転電機のステータ。
  13. 環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して前記積層鉄心片を形成し、前記積層鉄心片に対し個別に巻線を巻装した後、同一の前記ステータコアから分割形成された前記積層鉄心片同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させて前記ステータを形成する請求項6に記載の回転電機のステータの製造方法。
  14. 前記コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を鋼板部材から打ち抜き形成すると共に、前記鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧することにより、隣接する前記コアピースの間に前記コアピース同士を接合する接合部を前記鋼板部材から切断形成し、前記プレート部材を複数枚積層して前記ステータコアを形成し、前記ステータコアを分割して前記積層鉄心片を形成する請求項7に記載の回転電機のステータの製造方法。
  15. 前記分割コアユニットは、環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して形成され、前記ステータは、同一の前記ステータコアから分割形成され個別に巻線が巻装された前記積層鉄心片同士を分割時と同じ組み合わせで再接合させてなる請求項6に記載の回転電機。
  16. 前記分割コアユニットは、前記コアピースを周方向に沿って接合させた環状のプレート部材を複数枚積層して形成したステータコアを周方向に沿って分割して形成され、前記コアピースは、前記プレート部材を形成する鋼板部材を一方の面側から半抜きした後、他方の面側から押圧することにより前記鋼板部材から切断形成される接合部を有し、該接合部により隣接する前記コアピース同士が接合される請求項7に記載の回転電機。
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