JP6506570B2 - 永久磁石回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は永久磁石回転電機に関する。
低速大トルク用永久磁石回転電機には多極の回転電機が使用される。特に外径が大きい多極の回転電機では、固定子鉄心の断面形状が径方向に短くなるため、電磁鋼板の歩留まりが悪くなる。電磁鋼板の歩留まりを改善する手段として、電磁鋼板をスロットピッチの倍数の区間だけ打ち抜いて積層した鉄心を全周に配置し、固定子の組み立て時に連結する方法がある(本方法を以下では分割鉄心方式と記す)。
特開2011−87361号公報
多極の回転電機において分割鉄心方式は、固定子のコアバック部分を分断するため、固定子鉄心の剛性が損なわれて強度不足になる場合がある。また、鉄心の連結部には空気層が発生するため、鉄心の連結部付近のティースの磁束量が減少し、三相の磁束量が不平衡になることからトルク脈動の増加につながる。そこで、本発明の課題は固定子鉄心の剛性確保と低トルク脈動の両立である。
前記課題において低トルク脈動を実現する手段として特許文献1が開示されている。特許文献1は固定子の回転周方向の分割で磁束量が減少する影響を三相で均等になる分割数にすることでトルク脈動の増加を回避している。しかし、特許文献1では固定子鉄心の剛性を確保する対策が取られておらず、本課題の解決に至っていない。したがって、特許文献1の手段は固定子鉄心の剛性確保と低トルク脈動を両立させる点で工夫の余地がある。
上記課題を解決するための本発明の特徴は一例として以下の通りである。
フレームと、前記フレームに固定した固定子と、前記固定子の径方向にエアギャップを介して対向する回転子を有し、前記固定子は固定子鉄心とコイルを有し、前記回転子は回転子鉄心とマグネットを有し、前記固定子鉄心は外周側にリング状のコアバックを有し、前記コアバックから内周方向にティースを形成し、前記ティースにはコイルが集中的に巻かれているスロット数がSの永久磁石回転電機において、
前記固定子鉄心が回転周方向にスロットピッチの3倍以上、S/2倍以下の区間だけ打ち抜いた電磁鋼板を任意の単位長だけ回転軸方向に積層した積層鉄心により全周を構成し、基本単位が、前記回転子のマグネットとの関係でU相のプラスとマイナス、V相のプラスとマイナス、W相のプラスとマイナスを組として2組からなり且つ互いの相は同じ極性で隣り合って形成され、前記基本単位を繰り返して前記固定子を形成するものであって、
前記積層鉄心を回転軸方向に積み、1段目の積層鉄心に対して2段目以降の積層鉄心を回転周方向にずらして回転軸方向に連結し、前記固定子鉄心を回転周方向に分割し、前記分割した鉄心が所定の本数のティースを有するものであり、前記分割で生じるティースの磁束量の減少の影響を下記条件を満たすことで三相に分散させる
前記基本単位の繰り返し数をA、前記固定子鉄心の回転周方向の分割数をB、前記分割した鉄心が有するティースの本数をC、前記固定子鉄心の回転軸方向の段数をD、前記固定子鉄心の回転軸方向一段当たりの回転周方向にずらす角度をE、とし、m={1、2、…}、n={…、−1、0、1、…}としたとき、
C=12A/Bであり、
C=6+12(m−1)±2の場合は、
D=2、4 E=(2/D)(π/3)n/A
C=6+12(m−1)±3の場合は、
D=3 E=(3/D)(πn/2±π/6)/A
ことを特徴とする。
本発明により、固定子鉄心の剛性確保と低トルク脈動を両立した永久磁石回転電機を提供できる。また、固定子鉄心の物性値や寸法のバラツキで発生するトルク脈動を低減し、騒音低減につながる。
上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態における固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図(固定子鉄心回転周方向16分割) 図1の固定子の展開図 図1の固定子の拡大図 各ティースの磁束のベクトル図 分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向16分割) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向16分割、固定子鉄心回転軸方向3段) 図6のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向16分割、固定子鉄心回転軸方向3段) 本発明の第1実施形態における固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図(固定子鉄心回転周方向12分割) 分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向12分割) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向12分割、固定子鉄心回転軸方向2段) 図10のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向12分割、固定子鉄心回転軸方向2段) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向12分割、固定子鉄心回転軸方向4段) 図12のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向12分割、固定子鉄心回転軸方向4段) 本発明の第1実施形態における固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図(固定子鉄心回転周方向8分割) 分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向8分割) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向8分割、固定子鉄心回転軸方向3段) 図16のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向8分割、固定子鉄心回転軸方向3段) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向8分割、固定子鉄心回転軸方向6段) 図18のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向8分割、固定子鉄心回転軸方向6段) 本発明の第1実施形態における固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図(固定子鉄心回転周方向6分割) 分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向6分割) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向6分割、固定子鉄心回転軸方向2段) 図22のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向6分割、固定子鉄心回転軸方向2段) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向6分割、固定子鉄心回転軸方向4段) 図24のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向6分割、固定子鉄心回転軸方向4段) 本発明の第1実施形態における固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図(固定子鉄心回転周方向4分割) 分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向4分割) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向4分割、固定子鉄心回転軸方向3段) 図28のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向4分割、固定子鉄心回転軸方向3段) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向4分割、固定子鉄心回転軸方向6段) 図30のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向4分割、固定子鉄心回転軸方向6段) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向4分割、固定子鉄心回転軸方向12段、1〜6段目) 分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図(固定子鉄心回転周方向4分割、固定子鉄心回転軸方向12段、7〜12段目) 図32のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向4分割、固定子鉄心回転軸方向12段) 本発明の第2実施形態における固定子の概略構造を示す展開図 本発明の第3実施形態における固定子構造の鳥瞰図(固定子鉄心回転周方向4分割、固定子鉄心回転軸方向3段2連結) 本発明の永久磁石回転電機を備えたエレベータ装置の構成を示す径方向の断面図
以下、図面等を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
図1〜33を用いて、本発明による第1の実施形態の永久磁石回転電機の構造について説明する。本実施例では40極48スロット(10極12スロットの4回繰り返し)の永久磁石回転電機の例を述べる。
図1は本発明の第1実施形態における固定子鉄心を回転周方向に16分割した固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図である。図2は図1の固定子の展開図である。図3は図1の固定子の拡大図である。図4は各ティースの磁束のベクトル図である。図5は分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図である。図6は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である。図7は図6のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。
図1において、永久磁石回転電機1は固定子2と回転子3を備える。前記固定子2は固定子鉄心21とコイル22を備える。前記固定子鉄心は、打ち抜き型等により回転周方向にスロットピッチの3倍の区間だけ打ち抜いた電磁鋼板を回転軸方向に積層してこれを全周に配置して構成する(固定子鉄心は回転周方向に16分割されたことになる)。また、前記固定子鉄心は、外周部に設けられた固定子の磁路を構成するコアバック23と、前記コアバックより固定子内周に向かって放射状に所定のスロットピッチ角で延設されるティース24から構成する。隣り合った一対の前記ティース間と前記コアバックで構成される空間はスロット25であり、前記コイルを収納する。各ティースには1極に1個のコイルを巻回する。一方、前記回転子3は、前記固定子の径方向にエアギャップ4を介して対向し、回転子鉄心31と永久磁石32を備える。前記回転子鉄心は鋳物による一体鉄心または打ち抜き型等により打ち抜いた電磁鋼板を回転軸方向に積層した積層鉄心で構成する。前記永久磁石32の磁化は、径方向を向き、回転周方向に沿ってNSNS・・・と交互になるように回転子の外周面に配置する。前記永久磁石は接着剤等によって前記回転子鉄心の外周面に固着する。
図2に示すように固定子鉄心のコアバック23には分割による空気層が発生する。このため、分割位置と隣接するティースの磁束量が減少し、三相の磁束量が不平衡になることでトルク脈動が発生する。この影響は固定子鉄心の電磁鋼板をスロットピッチの3倍の区間で打ち抜いた場合にのみ発生し、電磁鋼板をスロットピッチの2倍以下の区間で打ち抜いた場合には分割による影響が全てのティースに一様の作用するため発生しない。
分割による磁束量の不平衡状態を可視化する手段としてベクトル図が有効である。図3に示すように任意のティースから反時計回りに順番に番号を付けていく。各ティースの磁束のベクトルは図4に示すように12本のベクトルで表わすことができる。ここで、図中の各ベクトルに対応する相(U、V、W)の配置は巻線係数が最大となるようにした。このベクトル図を図1の永久磁石回転電機に適用し、分割位置と隣接するティースの番号に丸印を付ける。その結果、図5に示すようにU、W相の丸の数が8個であるのに対してV相が16個であり、V相が分割の影響を強く受けている。したがって、磁束量の三相不平衡によりトルク脈動が発生する。
分割によるトルク脈動の発生を回避するには磁束量の三相不平衡を解消すればよい。そのためには固定子鉄心の分割で磁束量が減少する影響を三相(U、V、W)で均等になるようにすればよい。図5の三相不平衡の場合、図6に示すように図5のベクトルに対して反時計回りに30度回転させたもの、60度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響をU、V、W相に均等に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はいずれも32個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図7に示すように積層鉄心を回転軸方向に3段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、3段目の積層鉄心203を2段目の積層鉄心202に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図7のスロットピッチ角が図5のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、分割によるトルク脈動の発生を回避でき、さらに、固定子コアバックの連結部が固定子全周に分散されるため固定子鉄心の剛性を高めることができる。したがって、固定子鉄心の剛性確保と低トルク脈動の両立が可能となる。上記では、積層鉄心のずらす角度をスロットピッチ角としたが、図5のベクトル図の形から、スロットピッチ角の3倍の倍数以外の角度であれば磁束量の三相不平衡を解消することができる。
図8は本発明の第1実施形態における固定子鉄心を回転周方向に12分割した固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図である。図9は分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図である。図10は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向2段)。図11は図10のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。図12は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向4段)。図13は図12のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。
図8において、固定子鉄心21は、打ち抜き型等により回転周方向にスロットピッチの4倍の区間だけ打ち抜いた電磁鋼板を回転軸方向に積層してこれを全周に配置して構成する(固定子鉄心は回転周方向に12分割されたことになる)。
ベクトル図を図8の永久磁石回転電機に適用し、分割位置と隣接するティースの番号に丸印を付ける。その結果、図9に示すようにU、V、W相の丸の数はいずれも8個であり磁束量の三相不平衡は生じない。したがって、分割によるトルク脈動は発生しない。この場合、磁束量の三相平衡のロバスト性の観点から分割の影響を受けるティースを全周にさらに分散させることを考える。図9の三相平衡の場合、図10に示すように図9のベクトルに対して時計回りに60度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響を全周に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はいずれも16個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図11に示すように積層鉄心を回転軸方向に2段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図11のスロットピッチ角が図9のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、磁束量の三相平衡のロバスト性を向上でき、さらに、固定子コアバックの連結部が固定子全周に分散されるため固定子鉄心の剛性を高めることができる。
また、図12に示すように図9のベクトルに対して時計回りに30度回転させたもの、60度回転させたもの、90度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響を前記2段の場合と比べてさらに全周に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はいずれも32個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図13に示すように積層鉄心を回転軸方向に4段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、3段目の積層鉄心203を2段目の積層鉄心202に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、4段目の積層鉄心204を3段目の積層鉄心203に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図13のスロットピッチ角が図9のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、前記2段の場合と比べて磁束量の三相平衡のロバスト性をさらに向上でき、固定子鉄心の剛性をさらに高めることができる。
図14は本発明の第1実施形態における固定子鉄心を回転周方向に8分割した固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図である。図15は分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図である。図16は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向3段)。図17は図16のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。図18は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向6段)。図19は図18のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。
図14において、前記固定子鉄心21は、打ち抜き型等により回転周方向にスロットピッチの6倍の区間だけ打ち抜いた電磁鋼板を回転軸方向に積層してこれを全周に配置して構成する(固定子鉄心は回転周方向に8分割されたことになる)。
ベクトル図を図14の永久磁石回転電機に適用し、分割位置と隣接するティースの番号に丸印を付ける。その結果、図15に示すようにU、W相の丸の数が8個であるのに対してV相が0個であり、磁束量の三相不平衡によるトルク脈動が発生する。
図15の三相不平衡の場合、図16に示すように図15のベクトルに対して反時計回りに60度回転させたもの、120度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響をU、V、W相に均等に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はいずれも16個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図17に示すように積層鉄心を回転軸方向に3段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらし、3段目の積層鉄心203を2段目の積層鉄心202に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図17のスロットピッチ角が図15のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、分割によるトルク脈動の発生を回避でき、さらに、固定子コアバックの連結部が固定子全周に分散されるため固定子鉄心の剛性を高めることができる。上記では、積層鉄心のずらす角度をスロットピッチ角の2倍の角度としたが、図15のベクトル図の形から、スロットピッチ角の6倍の倍数以外の角度であれば磁束量の三相不平衡を解消することができる。
また、図18に示すように図15のベクトルに対して反時計回りに30度回転させたもの、60度回転させたもの、90度回転させたもの、120度回転させたもの、150度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響を前記3段の場合と比べてさらに全周に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はともに32個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図19に示すように積層鉄心を回転軸方向に6段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、3段目の積層鉄心203を2段目の積層鉄心202に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、4段目の積層鉄心204を3段目の積層鉄心203に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、5段目の積層鉄心205を4段目の積層鉄心204に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、6段目の積層鉄心206を5段目の積層鉄心205に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図19のスロットピッチ角が図15のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、前記3段の場合と比べて磁束量の三相平衡のロバスト性をさらに向上でき、固定子鉄心の剛性をさらに高めることができる。上記では、積層鉄心のずらす角度をスロットピッチ角としたが、図15のベクトル図の形から、スロットピッチ角の3倍の倍数以外の角度であれば磁束量の三相不平衡を解消することができる。
図20は本発明の第1実施形態における固定子鉄心を回転周方向に6分割した固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図である。図21は分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図である。図22は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向2段)。図23は図22のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。図24は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向4段)。図25は図24のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。
図20において、固定子鉄心21は、打ち抜き型等により回転周方向にスロットピッチの8倍の区間だけ打ち抜いた電磁鋼板を回転軸方向に積層してこれを全周に配置して構成する(固定子鉄心は回転周方向に6分割されたことになる)。
ベクトル図を図20の永久磁石回転電機に適用し、分割位置と隣接するティースの番号に丸印を付ける。その結果、図21に示すようにU、V、W相の丸の数はいずれも4個であり磁束量の三相不平衡は生じない。したがって、分割によるトルク脈動は発生しない。この場合、12分割時と同様に磁束量の三相平衡のロバスト性の観点から分割の影響を受けるティースを全周にさらに分散させることを考える。図21の三相平衡の場合、図22に示すように図21のベクトルに対して時計回りに60度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響を全周に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はいずれも8個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図23に示すように積層鉄心を回転軸方向に2段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図23のスロットピッチ角が図21のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、磁束量の三相平衡のロバスト性を向上でき、さらに、固定子コアバックの連結部が固定子全周に分散されるため固定子鉄心の剛性を高めることができる。また、図24に示すように図21のベクトルに対して時計回りに30度回転させたもの、60度回転させたもの、90度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響を前記2段の場合と比べてさらに全周に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はいずれも16個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図25に示すように積層鉄心を回転軸方向に4段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、3段目の積層鉄心203を2段目の積層鉄心202に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらし、4段目の積層鉄心204を3段目の積層鉄心203に対してスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図25のスロットピッチ角が図21のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、前記2段の場合と比べて磁束量の三相平衡のロバスト性をさらに向上でき、固定子鉄心の剛性をさらに高めることができる。
図26は本発明の第1実施形態における固定子鉄心を回転周方向に4分割した固定子と回転子の構成を示す回転軸方向の断面図である。図27は分割の影響を受けるティースの磁束のベクトル図である。図28は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向3段)。図29は図28のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。図30は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向6段)。図31は図30のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。図32は分割の影響を三相に分散させたときのティースの磁束のベクトル図である(固定子鉄心回転軸方向12段)。図33は図32のベクトルを発生させる固定子構造の鳥瞰図である。
図26において、固定子鉄心21は、打ち抜き型等により回転周方向にスロットピッチの12倍の区間だけ打ち抜いた電磁鋼板を回転軸方向に積層してこれを全周に配置して構成する(固定子鉄心は回転周方向に4分割されたことになる)。
ベクトル図を図26の永久磁石回転電機に適用し、分割位置と隣接するティースの番号に丸印を付ける。その結果、図27に示すようにU、W相の丸の数が4個であるのに対してV相が0個であり、磁束量の三相不平衡によるトルク脈動が発生する。
図27の三相不平衡の場合、図28に示すように図27のベクトルに対して反時計回りに120度回転させたもの、240度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響をU、V、W相に均等に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はいずれも8個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図29に示すように積層鉄心を回転軸方向に3段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角の4倍の角度(360/48×4=30度)だけ反時計回りにずらし、3段目の積層鉄心203を2段目の積層鉄心202に対してスロットピッチ角の4倍の角度(360/48×4=30度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図29のスロットピッチ角が図27のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、分割によるトルク脈動の発生を回避でき、さらに、固定子コアバックの連結部が固定子全周に分散されるため固定子鉄心の剛性を高めることができる。上記では、積層鉄心のずらす角度をスロットピッチ角の4倍の角度としたが、図27のベクトル図の形から、スロットピッチ角の4倍の倍数で且つ12倍の倍数以外の角度であれば磁束量の三相不平衡を解消することができる。
また、図30に示すように図27のベクトルに対して反時計回りに60度回転させたもの、120度回転させたもの、180度回転させたもの、240度回転させたもの、300度回転させたものを考え、これらを重ね合わせることで分割により磁束量が低下する影響を前記3段の場合と比べてさらに全周に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はともに16個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図31に示すように積層鉄心を回転軸方向に6段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらし、3段目の積層鉄心203を2段目の積層鉄心202に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらし、4段目の積層鉄心204を3段目の積層鉄心203に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらし、5段目の積層鉄心205を4段目の積層鉄心204に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらし、6段目の積層鉄心206を5段目の積層鉄心205に対してスロットピッチ角の2倍の角度(360/48×2=15度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図31のスロットピッチ角が図27のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、前記3段の場合と比べて磁束量の三相平衡のロバスト性をさらに向上でき、固定子鉄心の剛性をさらに高めることができる。上記では、積層鉄心のずらす角度をスロットピッチ角の2倍の角度としたが、図27のベクトル図の形から、スロットピッチ角の2倍の倍数で且つ6倍の倍数以外の角度であれば磁束量の三相不平衡を解消することができる。また、図32に示すように図27のベクトルに加えて11パターンのベクトルを考え、これらを重ね合わせることで分割による影響を前記6段の場合と比べてさらに全周に分散できる(分散後のU、V、W相の丸の数はともに32個)。このようなベクトルを発生させる固定子構造は、図33に示すように積層鉄心を回転軸方向に12段積み、各段の積層鉄心を1段当たりスロットピッチ角(360/48=7.5度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している(図33のスロットピッチ角が図27のベクトル図の30度に相当する)。このような構造にすることで、前記6段の場合と比べて磁束量の三相平衡のロバスト性をさらに向上でき、固定子鉄心の剛性をさらに高めることができる。上記では、積層鉄心のずらす角度をスロットピッチ角としたが、図27のベクトル図の形から、スロットピッチ角の倍数で且つ3倍の倍数以外の角度であれば磁束量の三相不平衡を解消することができる。
3分割、2分割においても上記考え方で磁束量の三相不平衡を解消することができる。
また、前記固定子鉄心の回転周方向の分割部の空隙幅が各部でばらつくことが考えられる。この場合、分割によるティースの磁束量の減少量が各ティースで異なるため、磁束量の三相不平衡を完全に解消することはできないが、従来構造に比べて分割によるトルク脈動を低減する効果は得られる。
図34を用いて、本発明による第2の実施形態の永久磁石回転電機の構造について説明する。
図34は本発明の第2実施形態における固定子の概略構造を示す展開図である。
図34において、固定子鉄心21はコアバック23とティース24を径方向に分割し、前記コアバックを回転周方向に対して隣り合うティース間の略中央部で分割する。このような構造にすることで、コアバックの回転周方向の分割位置とティースの径方向の分割位置が重なることがなくなり、コアバックの回転周方向の分割位置に隣接するティースに磁束量が減少する影響を同程度に及ぼすことができ、磁束量の三相平衡のロバスト性を向上できる。さらに、電磁鋼板の材料歩留まり改善とコイル占積率の向上が可能になる。
図35を用いて、本発明による第3の実施形態の永久磁石回転電機の構造について説明する。
図35において、固定子鉄心は、打ち抜き型等により回転周方向にスロットピッチの12倍の区間だけ打ち抜いた電磁鋼板を回転軸方向に積層してこれを全周に配置して構成する(固定子鉄心は回転周方向に4分割されたことになる)。前記積層鉄心を回転軸方向に3段積み、2段目の積層鉄心202を1段目の積層鉄心201に対してスロットピッチ角の4倍の角度(360/48×4=30度)だけ反時計回りにずらし、3段目の積層鉄心203を2段目の積層鉄心202に対してスロットピッチ角の4倍の角度(360/48×4=30度)だけ反時計回りにずらしてこれらを回転軸方向に連結している。さらに、前記積層鉄心201〜203を4〜6段目にも同様に配置し回転軸方向に連結する。このような構造にすることで、前記3段のみの場合と比べて磁束量の三相平衡のロバスト性をさらに向上でき、固定子鉄心の剛性をさらに高めることができる。また、前記固定子鉄心は、電磁鋼板一枚ごとにスロットピッチ角の倍数の角度だけ回転周方向にずらして回転軸方向に連結してもよい。このような構造にすることで、前記構造と比べて磁束量の三相平衡のロバスト性をさらに向上でき、固定子鉄心の剛性をさらに高めることができる。
図36を用いて、本発明の永久磁石回転電機を備えたエレベータ装置の構成について説明する。
図36は本発明の永久磁石回転電機を備えたエレベータ装置の構成を示す径方向の断面図である。
図36において、固定子2はコアバック23を介してフレーム5にボルト120で回転軸方向に固定し、回転子3は回転体201にボルトで回転軸方向に固定し、前記回転体はベアリング6を介して前記フレームに取り付ける。前記回転子には永久磁石回転電機の制御を行うためのエンコーダ7が回転軸方向に接続されている。前記回転体には外周側に配置されたブレーキ202のシューを受けるためのブレーキドラム203と、ロープに力を伝達するためのシーブ204から構成される。前記フレームは昇降路内のマシンベース、または建屋最上階の機械室のマシンベースに固定される。このような構造にすることで、エレベータの乗りかごの振動に起因するトルク脈動を低減でき、乗り心地を良くできる。
以上の実施例では内転型の永久磁石回転電機について述べたが、外転型の永久磁石回転電機においても同様の効果を得ることができる。
以上は本発明の永久磁石回転電機とこれを備えたエレベータ装置について示したが、本発明は、高トルクと低トルク脈動が要求されるサーボプレス用永久磁石回転電機への利用が可能である。
1:永久磁石回転電機
2:固定子
3:回転子
4:エアギャップ
5:フレーム
6:ベアリング
7:エンコーダ
21:固定子鉄心
22:コイル
23:コアバック
24:ティース
25:スロット
201:固定子鉄心1段目
202:固定子鉄心2段目
203:固定子鉄心3段目
204:固定子鉄心4段目
205:固定子鉄心5段目
206:固定子鉄心6段目
207:固定子鉄心7段目
208:固定子鉄心8段目
209:固定子鉄心9段目
210:固定子鉄心10段目
211:固定子鉄心11段目
212:固定子鉄心12段目
31:回転子鉄心
32:永久磁石
120:ボルト
201:回転体
202:ブレーキ
203:ブレーキドラム
204:シーブ

Claims (4)

  1. フレームと、前記フレームに固定した固定子と、前記固定子の径方向にエアギャップを介して対向する回転子を有し、前記固定子は固定子鉄心とコイルを有し、前記回転子は回転子鉄心とマグネットを有し、前記固定子鉄心は外周側にリング状のコアバックを有し、前記コアバックから内周方向にティースを形成し、前記ティースにはコイルが集中的に巻かれているスロット数がSの永久磁石回転電機において、
    前記固定子鉄心が回転周方向にスロットピッチの3倍以上、S/2倍以下の区間だけ打ち抜いた電磁鋼板を任意の単位長だけ回転軸方向に積層した積層鉄心により全周を構成し、基本単位が、前記回転子のマグネットとの関係でU相のプラスとマイナス、V相のプラスとマイナス、W相のプラスとマイナスを組として2組からなり且つ互いの相は同じ極性で隣り合って形成され、前記基本単位を繰り返して前記固定子を形成するものであって、
    前記積層鉄心を回転軸方向に積み、1段目の積層鉄心に対して2段目以降の積層鉄心を回転周方向にずらして回転軸方向に連結し、前記固定子鉄心を回転周方向に分割し、前記分割した鉄心が所定の本数のティースを有するものであり、前記分割で生じるティースの磁束量の減少の影響を下記条件を満たすことで三相に分散させる
    前記基本単位の繰り返し数をA、前記固定子鉄心の回転周方向の分割数をB、前記分割した鉄心が有するティースの本数をC、前記固定子鉄心の回転軸方向の段数をD、前記固定子鉄心の回転軸方向一段当たりの回転周方向にずらす角度をE、とし、m={1、2、…}、n={…、−1、0、1、…}としたとき、
    C=12A/Bであり、
    C=6+12(m−1)±2の場合は、
    D=2、4 E=(2/D)(π/3)n/A
    C=6+12(m−1)±3の場合は、
    D=3 E=(3/D)(πn/2±π/6)/A
    ことを特徴とする永久磁石回転電機。
  2. 請求項1記載の永久磁石回転電機において、
    前記DとEは固定子鉄心の回転周方向の分割で生じるティースの磁束量の減少の影響を三相で略均等に分散させる値であることを特徴とする永久磁石回転電機。
  3. 請求項1〜2記載の永久磁石回転電機において、
    前記固定子鉄心はコアバックとティースを径方向に分割し、前記コアバックを回転周方向に対して隣り合うティース間の略中央部で分割することを特徴とする永久磁石回転電機。
  4. 請求項1〜いずれか1項に記載の永久磁石回転電機を備えたエレベータ装置。
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