JP6509106B2 - ステータおよびステータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータおよびステータの製造方法に関する。
従来、外周側コアと内周側コアとを備えるステータおよびステータの製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、外コア用積層板から形成される外コアと、内コア用積層板から形成される内コアとを備えるステータが開示されている。そして、外コア用積層板と内コア用積層板とは、別々に配置された板材を打ち抜くことにより形成されている。また、外コア用積層板には、内コアと嵌合するための係合凹部が設けられており、内コア用積層板は、外コア用積層板の凹部に篏合するための係合凸部が設けられている。そして、係合凹部と係合凸部とが嵌合されることにより、外コアと内コアとが嵌合されるように構成されている。
特開2002−199631号公報
しかしながら、上記特許文献1のステータでは、外コア用積層板と内コア用積層板とは、別々に配置された板材を打ち抜くことにより形成されているため、ステータの製造における歩留りが悪くなるという不都合がある。そこで、歩留りを良くするために、同一の板材から係合凹部と係合凸部とを隣接した状態で共に打ち抜く、いわゆる、共取り(親子取り)加工を行うことが考えられる。ここで、この方法では、一般的に、金型のパンチとダイとの隙間(クリアランス)分だけ、係合凹部は係合凸部側に、係合凸部は係合凹部側に大きく形成される。このため、外コア用積層板と内コア用積層板とを、締り嵌めにより篏合させる必要がある。
しかしながら、一般的に、外コアと内コアとを有するステータでは、外コアと内コアとが嵌合された状態でも、駆動時に内コアの振動を外コアに伝達するのを防止するための隙間が必要である。すなわち、外コアと内コアとを有するステータにおいて、共取り加工を行った場合にも、外周側コアと内周側コアとの間に隙間が存在する隙間嵌めにより嵌合することが望ましい一方、従来の共取り加工では、隙間嵌めにより篏合することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、共取り加工を行う場合にも、内周側コアと外周側コアとを隙間嵌めにより嵌合することが可能なステータおよびステータの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるステータは、外周側に配置され、外周側コア嵌合部を有する複数の第1板部材が積層された外周側コアと、外周側コアの内周側に配置され、外周側コア嵌合部に嵌合される内周側コア嵌合部を有する複数の第2板部材が積層された内周側コアとを備え、第1板部材の外周側コア嵌合部、および、第2板部材の内周側コア嵌合部のうちの少なくとも一方は、回転軸方向から見た投影幅が小さくなるように、回転軸方向と直交する平面に対して、径方向に沿った中心軸線まわりに傾斜された形状を有するか、または、径方向から見て回転軸方向に窪むように曲げられた形状を有する。
この発明の第1の局面によるステータでは、上記のように、第1板部材の外周側コア嵌合部、および、第2板部材の内周側コア嵌合部のうちの少なくとも一方は、回転軸方向から見た投影幅が小さくなるように、回転軸方向と直交する平面に対して、径方向に沿った中心軸線まわりに傾斜された形状を有するか、または、径方向から見て回転軸方向に窪むように曲げられた形状を有する。これにより、外周側コア嵌合部、および、内周側コア嵌合部のうちの少なくとも一方が、回転軸方向から見た投影幅が小さくなるので、外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部との間に、隙間が生じる。そして、同一の板部材から第1板部材および第2板部材を打ち抜き加工により形成した(共取り加工した)場合にも、傾斜された形状または窪むように曲げられた形状により、外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部との間に隙間を生じさせることができるので、隙間嵌めを行うことができる。この結果、共取り加工を行う場合にも、内周側コアと外周側コアとを隙間嵌めにより嵌合することができ、内周側コアと外周側コアとを容易に嵌合することができる。なお、本願明細書では、隙間嵌めとは、部品同士の間に隙間を有し、部品同士を相対的に動かすことが可能な状態で、嵌合することを意味するものとして記載している。
この発明の第2の局面におけるステータの製造方法は、同一の板部材に打ち抜き加工を行うことにより、外周側コア嵌合部を有する第1板部材と、外周側コア嵌合部に嵌合される内周側コア嵌合部を有する第2板部材とを形成し、第1板部材の外周側コア嵌合部、および、第2板部材の内周側コア嵌合部のうちの少なくとも一方に、回転軸方向と直交する平面に対して、径方向に沿った中心軸線まわりに傾斜する傾斜成形を行うか、または、径方向から見て回転軸方向に窪むように曲げる曲げ成形を行うことにより、回転軸方向から見た投影幅を小さくし、外周側コア嵌合部と内周側コア嵌合部とを隙間嵌めすることにより、外周側コアと内周側コアとを嵌合する。
この発明の第2の局面によるステータの製造方法では、上記のように、第1板部材の外周側コア嵌合部、および、第2板部材の内周側コア嵌合部のうちの少なくとも一方に、回転軸方向と直交する平面に対して、径方向に沿った中心軸線まわりに傾斜する傾斜成形を行うか、または、径方向から見て回転軸方向に窪むように曲げる曲げ成形を行う。これにより、第2の局面によるステータの製造方法においても、共取り加工を行う場合にも、内周側コアと外周側コアとを隙間嵌めにより嵌合することができ、内周側コアと外周側コアとを容易に嵌合することができる。
本発明によれば、上記のように、共取り加工を行う場合にも、内周側コアと外周側コアとを隙間嵌めにより嵌合することができる。
本発明の第1実施形態によるステータを回転軸方向から見た図である。 本発明の第1実施形態によるステータの断面図である。 本発明の第1実施形態によるステータコアを回転軸方向から見た図である。 本発明の第1実施形態による外周側コアを回転軸方向から見た図である。 本発明の第1実施形態による内周側コアを回転軸方向から見た図である。 図1の部分拡大図である。 本発明の第1実施形態による外周側板部材および内周側板部材の打ち抜き加工を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による内周側コア嵌合部の傾斜された形状(傾斜成形)を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による内周側コア嵌合部と外周側コア嵌合部との間の隙間を説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるコイルの取り付けを説明するための図である。 本発明の第1実施形態による板部材を示す図である。 本発明の第1実施形態による順送工程を説明するための図である。 本発明の第2実施形態による内周側コア嵌合部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態による内周側コア嵌合部の傾斜された形状(曲げ成形)を説明するための図である。 本発明の第2実施形態による内周側コア嵌合部と外周側コア嵌合部との間の隙間を説明するための図である。 本発明の第2実施形態による順送工程を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による外周側コア嵌合部を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態による外周側コア嵌合部の傾斜された形状(曲げ成形)を説明するための図である。 本発明の第2実施形態による内周側コア嵌合部と外周側コア嵌合部との間の隙間を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による順送工程を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(ステータの構造)
図1〜図10を参照して、第1実施形態によるステータ100の構造について説明する。
図1に示すように、ステータ100は、回転電機1を構成する。回転電機1は、たとえば、モータ(好ましくは、3相のブラシレスモータ)である。なお、図1では、回転電機1の内部を、ステータ100の軸方向一方側(矢印Z1方向側)から見た状態が示されている。
なお、本願明細書では、単に「回転軸方向」または単に「軸方向」と記載した場合は、ステータ100の軸方向を意味し、図中のZ軸に平行な方向を意味する。また、単に「周方向」と記載した場合には、ステータ100の周方向を意味し、図中の矢印A1方向または矢印A2方向を意味する。単に「径方向」と記載した場合には、ステータ100の径方向を意味し、図中の矢印R1方向または矢印R2方向を意味する。また、単に「内周側」と記載した場合には、ステータ100の内周側を意味し、図中の矢印R1方向側を意味するものとして記載している。また、単に「外周側」と記載した場合には、ステータ100の外周側を意味し、図中の矢印R2方向側を意味するものとして記載している。
図1および図2に示すように、回転電機1は、ロータ101を備える。ロータ101は、複数のロータ板部材101aが、Z軸に平行な方向に沿って、積層されることにより形成されている。そして、ロータ101には、ロータコアと複数の永久磁石(図示せず)とが設けられている。
ステータ100は、図3に示すように、ステータコア2を含む。そして、ステータコア2は、内外分割型のステータコア(内外分割鉄芯)として形成されている。具体的には、ステータコア2は、外周側に配置された外周側コア3(外周側鉄心)と、内周側に配置された内周側コア4(内周側鉄心)とを含む。そして、外周側コア3と内周側コア4とが、組み合わされることにより、複数(第1実施形態では、48個)のスロット21(クローズドスロット)を有するステータコア2が構成される。
外周側コア3は、図4に示すように、電磁鋼からなる略円環状を有する板部材である複数の外周側板部材30により構成されている。そして、図2に示すように、外周側コア3は、複数の外周側板部材30が外周側板部材30の厚み方向(Z軸に平行な方向(回転軸方向))に、積層されて形成されている。なお、外周側板部材30は、特許請求の範囲の「第1板部材」の一例である。
また、図3に示すように、複数の外周側板部材30には、それぞれ、後述する内周側コア嵌合部41が嵌合する外周側コア嵌合部31が設けられている。外周側コア嵌合部31は、スロット21の径方向の外側に、それぞれ配置される複数(第1実施形態では、48個)の歯部32を含む。複数の歯部32は、外周側板部材30において、内周側に突出するように等角度間隔で配置され、それぞれ、凸形状(たとえば、矩形形状)を有するように形成されている。また、外周側コア嵌合部31は、隣り合う歯部32同士の間に形成される複数の凹部33を含む。複数の凹部33は、外周側に窪むように、凹形状を有するように形成されている。
また、複数の外周側板部材30の外周側には、バックヨーク部34が形成されている。また、複数の外周側板部材30には、ボルトなどの固定具(図示せず)が挿入される締結孔35を有する。締結孔35は、複数(第1実施形態では、3個)設けられている。
そして、外周側コア3は、図2に示すように、複数の外周側板部材30の締結孔35の位置が一致する状態で、複数の外周側板部材30が厚み方向に積層されて形成されている。そして、外周側コア3(ステータコア2)は、締結孔35に固定具(図示せず)が挿入されて締結されることにより、図示しないステータハウジングなどに取り付けられる。そして、複数の外周側板部材30が積層されることにより、複数の凹部33は、Z軸に平行な方向に延びる溝部として構成される。なお、歯部32と歯部32との隙間の大きさW1(図6参照)は、後述する内周側嵌合部41の幅W4よりも大きい。
内周側コア4は、図5に示すように、電磁鋼からなる略円環状を有する複数の内周側板部材40により構成されている。そして、図2に示すように、内周側コア4は、複数の内周側板部材40が、回転軸方向(Z軸に平行な方向)に積層されることにより形成されている。なお、内周側板部材40は、特許請求の範囲の「第2板部材」の一例である。
ここで、第1実施形態では、内周側板部材40および外周側板部材30は、同一の板部材5(図12参照)から形成されている。好ましくは、ロータ板部材101aと、内周側板部材40および外周側板部材30とは、同一の板部材5(図12参照)から形成されている。詳細には、内周側板部材40と外周側板部材30とは、同一の板部材5において、近接する位置において共に打ち抜かれる(図7参照)ことにより形成されている。すなわち、内周側板部材40と外周側板部材30とは、いわゆる、同一の板部材5から共取り加工(親子取り加工)により形成されている。
そして、図6に示すように、内周側板部材40は、外周側コア嵌合部31に周方向および径方向に、隙間嵌めにより嵌合される複数(第1実施形態では、48個)の内周側コア嵌合部41が設けられている。なお、本願明細書では、「隙間嵌め」とは、外周側コア嵌合部31と内周側コア嵌合部41との間に隙間を有し、外周側コア嵌合部31と内周側コア嵌合部41とを相対的に動かすことが可能な状態で、嵌合することを意味するものとして記載している。すなわち、「隙間嵌め」は、圧入することが必要な「締り嵌め」を除く嵌合を意味するものとして記載している。
詳細には、図5に示すように、内周側板部材40には、ステータ100の軸中心Cを通り、径方向の外側に放射状に延びる放射軸線Bに沿って、突出するように形成された複数(第1実施形態では、48個)のティース部42が設けられている。そして、複数のティース部42には、それぞれ、内周側コア嵌合部41が設けられている。より詳細には、図6に示すように、複数のティース部42の矢印R2方向側の端部の近傍が、内周側コア嵌合部41(たとえば、ティース部42の点線部分)として形成されている。なお、放射軸線Bは、特許請求の範囲の「中心軸線」の一例である。
ここで、図7に示すように、打ち抜き加工は、板部材5に対して厚み方向(Z軸に平行な方向)に沿って、プレス装置102のパンチ102aとダイ(型)102bとを相対的に移動させて、板部材5から型の形状に材料を抜き取る加工である。この場合、パンチ102aとダイ102bとの間には、厚み方向に垂直な方向(矢印A1方向または矢印A2方向)にクリアランスCL1が形成される。この場合、板部材5では、矢印Z1方向側から見て、クリアランスCL1の幅W2分、外周側板部材30と内周側板部材40とがオーバーラップする。
そこで、第1実施形態では、図8に示すように、内周側板部材40の内周側コア嵌合部41は、回転軸方向(矢印Z1方向側)から見た投影幅がW3からW4に小さくなるように、回転軸方向と直交する平面(XY平面)に対して、径方向に沿った放射軸線Bまわりに傾斜された形状を有する。これにより、図9に示すように、内周側コア嵌合部41と外周側コア嵌合部31との間に、隙間CL2が形成されている。隙間CL2の大きさ(W1−W4の2分の1の大きさ)は、たとえば、数十μmである。
図8は、軸中心Cから径方向の外側に見た内周側板部材40を示した図である。図8(a)には、傾斜された形状が形成される前の内周側コア嵌合部41の状態を示している。また、図8(b)には、傾斜された形状が形成された後の内周側コア嵌合部41の状態を示している。
図8(b)に示すように、内周側板部材40のティース部42は、XY平面に対して、放射軸線B(たとえば、軸線B1)まわりに角度θを有するように傾斜されている。なお、軸線B1は、放射軸線Bのうちのティース部42の周方向および軸方向における略中央の部分を通る軸線である。
すなわち、板状のティース部42が、放射軸線B1まわりに傾斜される(ひねられる)ことにより、ティース部42の周方向(矢印A1方向または矢印A2方向)に沿った大きさであり、矢印Z1方向側から見た幅である投影幅W4(図8(b)参照)が、傾斜される前(図8(a)参照)のティース部42の投影幅W3よりも小さくなる。なお、投影幅W3およびW4は、一定の大きさに限らず、同一の径方向の位置において、W4<W3の関係を有しておればよい。
そして、傾斜される前のティース部42の投影幅W3から投影幅W4に小さくなる大きさ(W3−W4)は、内周側板部材40と外周側板部材30とを共取り打ち抜き加工(図7参照)する際のパンチ102aとダイ102bとのクリアランスの幅W2の2倍よりも大きい。すなわち、ステータ100は、W3−W4>W2×2の関係を有するように構成されているとともに、図9に示すように、歯部32と歯部32との隙間の大きさW1は、内周側嵌合部41の幅W4よりも大きいので、ステータ100は、W4<W1<W3の関係を有するように構成されている。
これにより、図9に示すように、ティース部42(内周側コア嵌合部41)と歯部32(外周側コア嵌合部31)との間に隙間CL2が形成される。そして、隙間CL2が形成されることにより、内周側板部材40が積層された内周側コア4と、外周側板部材30が積層された外周側コア3とを、回転軸方向(Z軸に平行な方向)に沿って相対移動させて、隙間嵌めにより、内周側コア嵌合部41と外周側コア嵌合部31とを嵌合することが可能になる。
また、図6に示すように、内周側板部材40は、隣り合うティース部42同士の径方向の内側(矢印R1方向側)の端部同士の間を接続する複数のブリッジ部43が設けられている。ここで、第1実施形態では、図8(b)に示すように、複数のブリッジ部43は、回転軸方向と直交する平面に対して、径方向に沿った放射軸線B(たとえば、軸線B2)まわりに、隣接する複数のティース部42の内周側コア嵌合部41が傾斜する方向(放射軸線Bまわりに角度θ)とは反対方向(放射軸線Bまわりに角度φ)に傾斜された形状を有する。また、軸線B2は、放射軸線Bのうちのブリッジ部43の周方向および軸方向における略中央の部分を通る軸線である。
これにより、ブリッジ部43は、ティース部42が傾斜する方向とは反対方向に傾斜することにより、隣接する複数の傾斜しているティース部42を、回転軸方向において、互いに同じ高さ位置(矢印A1方向側が高さh1および矢印A2方向側が高さh2)に配置した状態で接続することが可能に構成されている。すなわち、複数のブリッジ部43は、回転軸方向において、複数のティース部42の傾斜を吸収するように構成されている。
詳細には、ブリッジ部43は、周方向に延ばされて塑性変形されながら、傾斜される形状を有するように形成されている。これにより、内周側コア嵌合部31の投影幅がW3からW4に小さくされても、ティース部42の径方向の位置が変化しない(内周側板部材30の内周が小さくならない)。
また、図10に示すように、ステータコア20のスロット21には、コイル5が設けられている。コイル5は、1つの相当りに、1つの第1コイル部51、1つの第2コイル部52、および、複数(第1実施形態では、6個)の第3コイル部53を含む。なお、図10では、3相のコイル5(図1参照)のうちの1相分のコイル5を図示している。第1コイル部51は、スロット21の内周側に配置されている単層重ね巻コイルからなる。第2コイル部52は、スロット21の外周側に配置されている単層重ね巻コイルからなる。第3コイル部53は、周方向の一方側の部分がスロット21の外周側に配置され、周方向の他方側の部分がスロット21の内周側に配置される2層重ね巻コイルからなる。
(第1実施形態の構造の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、内周側板部材40の内周側コア嵌合部41を、回転軸方向から見た投影幅W1が小さくなるように、回転軸方向と直交するXY平面に対して、径方向に沿った放射軸線Bまわりに傾斜された形状を有するように形成する。これにより、内周側コア嵌合部41が、回転軸方向から見た投影幅W1が小さくされるので、外周側コア嵌合部31と内周側コア嵌合部41との間に、隙間CL2(図6および図9参照)が生じる。そして、同一の板部材5から内周側板部材40および外周側板部材30を打ち抜き加工により形成した(共取り加工した)場合にも、傾斜された形状により、外周側コア嵌合部31と内周側コア嵌合部41との間に隙間CL2を生じさせることができるので、隙間嵌めを行うことができる。この結果、共取り加工を行う場合にも、内周側コア4と外周側コア3とを隙間嵌めにより嵌合することができ、内周側コア4と外周側コア3とを容易に嵌合することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、外周側板部材30および内周側板部材40は、同一の板部材5から形成されている。これにより、外周側板部材30と内周側板部材40とを別々の板部材5から形成する場合に比べて、必要な材料を減少させることができるとともに、共取り加工することができる。そして、外周側板部材30と内周側板部材40とを共取り加工することにより、別々の板部材5から形成する場合に比べて、寸法誤差を小さくすることができるので、歩留りを良くすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、内周側板部材40に、径方向の外側に突出するとともに、内周側コア嵌合部31を含む複数のティース部42を設ける。そして、複数のティース部42の内周側コア嵌合部41を、傾斜された形状を有するように構成する。これにより、複数のティース部42を傾斜させる(ひねる)ことにより、容易に内周側コア嵌合部41にXY平面に対して傾斜した形状を形成することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、内周側板部材40に、隣接する複数のティース部42の径方向の内側の端部同士の間を接続するブリッジ部43を設ける。そして、複数のティース部42の内周側コア嵌合部41と、ブリッジ部43とは、それぞれ、回転軸方向と直交するXY平面に対して、径方向に沿った放射軸線Bまわりに傾斜された形状を有する。これにより、複数のティース部42に傾斜される形状を形成した場合でも、ブリッジ部43に傾斜される形状を、隣接するティース部42に対応させて形成することにより、ブリッジ部43により隣接するティース部42を効果的に接続することができる。また、ブリッジ部43が傾斜(塑性変形)されることにより、ブリッジ部43の塑性変形された部分において内周側板部材30を構成する金属材料の結晶構造に歪みが生じるので、ブリッジ部43の透磁率を低下させることができる。その結果、磁束がブリッジ部43を介して隣接するティース部42に流れることを抑制することができるので、ブリッジ部43における漏れ磁束の発生を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ブリッジ部43を、回転軸方向と直交するXY平面に対して、径方向に沿った放射軸線Bまわりに、隣接する複数のティース部42の内周側コア嵌合部41が傾斜する方向とは反対方向に傾斜された形状を有するように形成する。これにより、ブリッジ部43が、内周側コア嵌合部41が傾斜する方向とは反対方向に傾斜されることにより、隣接するティース部42を、回転軸方向において、同じ高さ位置に配置した状態で接続することができる。すなわち、回転軸方向において、複数のティース部42の傾斜を吸収することができる。
(ステータの製造方法)
次に、図1、図4〜図6および図10〜図12を参照して、第1実施形態による回転電機1(ステータ100)の製造方法について説明する。
〈順送工程および積層工程〉
第1実施形態の回転電機1(ステータ100)の製造方法は、同一の板部材5に打ち抜き加工を行うことにより、外周側コア嵌合部31を有する外周側板部材30と、外周側コア嵌合部31に嵌合される内周側コア嵌合部41を有する内周側板部材30とを形成する打ち抜き工程を備える。なお、本願明細書では、打ち抜き加工は、板部材5から型に沿って材料を切り離す加工のみならず、材料が板部材5に接続された状態を維持されながら、プレス装置102により成形される加工を含む、より広い概念を意味するものとして記載している。
具体的には、第1実施形態では、打ち抜き工程は、外周側板部材30の打ち抜き加工を行う場所(たとえば、位置P8)と、内周側板部材40の打ち抜き加工を行う場所(たとえば、位置P3〜P5)とに板部材5を順次移動させて打ち抜き加工を行う順送工程(順送プレス工程)である。
まず、図11に示すように、電磁鋼からなる板部材5が、プレス装置102(図7参照)に準備(配置)される。
図12(a)は、板部材5を矢印E方向に順次移動させて打ち抜き加工を行う順送工程を示しており、図12(b)は、下型内工程および排出物(打ち抜きされたワークおよび抜きカス)を示している。そして、板部材5は、位置P1〜P8において、加工や成形される。そして、板部材5から切り落とされた(打ち抜きされた)各部品(ワーク)は、位置P1〜P8にそれぞれ対応する(下側に位置する)位置P11〜P18において、接着や矯正等が行われる。なお、この順送工程は、プレス装置102により実施される。
位置P1では、板部材5に、穴が打ち抜かれることにより、締結孔35が形成される。そして、板部材5から位置P11に抜きカスが切り落とされる。
位置P2では、板部材5からロータ板部材101aが打ち抜かれ、ロータ板部材101aが位置P12に切り落としされる。
位置P3では、板部材5に内周側板部材40の内径の切り出しが行われ、抜きカスが位置P13に切り落とされる。そして、位置P4では、板部材5にスロット21部分の打ち抜きが行われ、抜きカスが位置P14に切り落とされる。なお、この状態(傾斜される前)での内周側板部材40の内周側嵌合部41の投影幅はW3である。
ここで、第1実施形態では、位置P6において、内周側板部材40のティース部42(内周側コア嵌合部41)に、回転軸方向と直交するXY平面に対して、径方向に沿った放射軸線B(図8参照)まわりに角度θを有するように傾斜する傾斜成形が行われる。また、位置P6において、隣接する複数のティース部42の径方向の内側の端部同士の間を接続するブリッジ部43が、内周側コア嵌合部41が傾斜される方向とは反対方向(図8参照)に角度φを有するように傾斜されて成形される。これにより、回転軸方向から見た内周側嵌合部41の投影幅が、W3からW4に小さくされる。
すなわち、第1実施形態では、投影幅をW3からW4に小さくする工程が、順送工程中に、内周側板部材40(の複数のティース部42の内周側コア嵌合部41)に対して傾斜成形されることにより実施される。
また、位置P6において、内周側板部材40に接着剤の塗布が実施され、板部材5から内周側板部材40が位置P16に切り落とされる。
そして、位置P16では、接着材が塗布された複数の内周側板部材40が回転軸方向に積層されて、互いに接着される。これにより、内周側コア4が形成される。また、位置P16では、複数の内周側板部材40を積層(接着)する際に、転積や矯正を行いながら積層(接着)が行われる。
位置P8では、板部材5から外周側板部材30が切り出されるとともに、外周側板部材30に接着材が塗布される。そして、板部材5から外周側板部材30が位置P18に切り落とされる。なお、外周側板部材30の外周側コア嵌合部31の軸方向から見た幅(隣り合う歯部32同士の間隔)はW1であり、傾斜成形の後の内周側コア嵌合部41の投影幅W4よりも大きくなる。
すなわち、また、投影幅W1(隣り合う歯部32同士の間隔)は、投影幅W3にクリアランスCL1の幅W2の2倍の大きさを差分したものと略等しくなる(W1≒W3−W2×2)。一方、内周側コア嵌合部31の投影幅W4は、傾斜成形によりW3よりも小さくされるとともに、幅W1よりも小さくなる(W4<W1<W3)ように成形されている。
そして、位置P18では、接着材が塗布された複数の外周側板部材30が回転軸方向に積層されて、互いに接着される。これにより、外周側コア3が形成される。また、位置P18では、複数の外周側板部材30を積層(接着)する際に、転積や矯正を行いながら積層(接着)が行われる。なお、転積(転積工程)は、複数の外周側板部材30同士または複数の内周側板部材40同士の回転軸方向の寸法誤差を相殺するように、転積を行うことにより、積層後の外周側コア3および内周側コア4の回転軸方向の寸法誤差を小さくすることが可能である。
〈コイル取付工程〉
次に、図10に示すように、内周側コア4に、3相(3組)のコイル5が取り付けられる。具体的には、1相当りに、第1コイル部51、第2コイル部52、および、複数(6個)の第3コイル部53がカセットコイルとして形成されたものを準備する。そして、内周側コア4の径方向の外側から、内周側コア4に、第1相目〜第3相目の第1コイル部51が取り付けられる。そして、内周側コア4の径方向の外側から、内周側コア4に、第1相目〜第3相目の第3コイル部53が取り付けられる。そして、内周側コア4の径方向の外側から、内周側コア4に、第1相目〜第3相目の第2コイル部52が取り付けられる。
〈外周側コアと内周側コアとの嵌合工程〉
そして、第1実施形態では、図9に示すように、外周側コア3と内周側コア4とが回転軸方向に相対移動されることによって、外周側コア3の外周側コア嵌合部31と、内周側コア4の内周側コア嵌合部41とを隙間嵌めすることにより、外周側コア3と内周側コア4とが嵌合される。なお、外周側コア嵌合部41の幅W1は、内周側コア嵌合部31の投影幅W4よりも大きく、隙間CL2を有するので、隙間嵌めすることが可能である。これにより、図1に示すように、第1実施形態によるステータ100の製造が終了される。
(第1実施形態の製造方法の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、同一の板部材に打ち抜き加工を行うことにより、外周側コア嵌合部31を有する外周側板部材30と、外周側コア嵌合部31に嵌合される内周側コア嵌合部41を有する内周側板部材42とを形成し、内周側板部材40の内周側コア嵌合部31に、回転軸方向と直交するXY平面に対して、径方向に沿った放射軸線Bまわりに傾斜する傾斜成形を行うことにより、回転軸方向から見た投影幅をW1からW2に小さくし、外周側コア嵌合部31と内周側コア嵌合部41とを隙間嵌めすることにより、外周側コア3と内周側コア4とを嵌合する。これにより、内周側コア嵌合部41が、回転軸方向から見た投影幅がW3からW4に小さくされるので、外周側コア嵌合部31と内周側コア嵌合部41との間に、隙間CL2を形成した状態で、外周側コア3と内周側コア4とを嵌合することができる。その結果、外周側コア3と内周側コア4とを容易に嵌合することができる。
また、第1実施形態では、外周側板部材30および内周側板部材40を形成することは、外周側板部材30の打ち抜き加工を行う場所(位置P8)と、内周側板部材30の打ち抜き加工を行う場所(位置P3〜P5)とに板部材5を順次移動させて打ち抜き加工を行う順送工程である。そして、投影幅をW3からW4に小さくすることは、順送工程中に、内周側コア嵌合部41に、傾斜成形を行うことである、これにより、順送工程の最中に、内周側コア嵌合部41に対する傾斜成形を行うことができるので、順送工程とは、別個に傾斜成形を行う場合と異なり、ステータ100の製造工程を簡素化することができる。
また、第1実施形態では、内周側板部材40に、径方向の外側に突出するとともに、内周側コア嵌合部41を含む複数のティース部42を設ける。そして、投影幅をW3からW4に小さくすることは、複数のティース部42の内周側コア嵌合部41に傾斜成形を行うことである。これにより、複数のティース部42に傾斜成形を行うことにより、容易に、内周側コア嵌合部41と外周側コア嵌合部31との間に、隙間CL2を形成することができる。
また、第1実施形態では、内周側板部材40に、隣接する複数のティース部42の径方向の内側の端部同士の間を接続するブリッジ部43を設ける。そして、投影幅をW3からW4に小さくすることは、複数のティース部42の内周側コア嵌合部41を径方向に沿った放射軸線Bまわりに傾斜させる傾斜成形を行うとともに、内周側コア嵌合部41を傾斜する方向とは反対方向に、複数のブリッジ部43を傾斜させることである。これにより、ブリッジ部43が、内周側コア嵌合部41が傾斜する方向とは反対方向に傾斜されることにより、隣接する複数のティース部42を、回転軸方向において、互いに同じ高さ位置に配置した状態で接続することができる。
[第2実施形態]
(ステータの構造)
図13〜図15を参照して、第2実施形態によるステータ200の構造について説明する。第2実施形態のステータ200は、内周側コア嵌合部41が放射軸線Bまわりに傾斜された形状を有する上記第1実施形態と異なり、内周側コア嵌合部241が径方向から見て回転軸方向に窪むように曲げられた形状を有する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように、ステータ200は、外周側コア3と、内周側コア204とを含む。そして、内周側コア204は、複数の内周側板部材240が回転軸方向(Z軸に平行な方向)に積層されることにより、形成されている。なお、内周側板部材240は、特許請求の範囲の「第2板部材」の一例である。
図14に示すように、内周側板部材240は、複数のティース部242と、複数のブリッジ部243とを含む。そして、ティース部242は、内周側コア嵌合部241を含み、ティース部242の径方向の外側の端部近傍が内周側コア嵌合部241として構成されている。
ここで、第2実施形態では、図14に示すように、内周側板部材240の内周側コア嵌合部241は、回転軸方向から見た投影幅がW11(図14(a))からW12(図14(b))に小さくなるように、径方向から見て矢印Z2方向側に窪むように曲げられた凹形状(V字形状またはU字形状)を有する。
具体的には、内周側コア嵌合部241を含むティース部242は、それぞれ、径方向から見て回転軸方向の一方側(矢印Z2方向側)に窪む凹形状を有する。また、第2実施形態では、複数のティース部242は、凹形状の窪み度合(深さ)が、内周側コア嵌合部241(径方向の外側)から径方向の内側(ブリッジ部243)に向かって徐々に小さくなるように形成されている。
詳細には、ティース部242は、径方向の外側では、周方向の中央部が矢印Z2方向側に窪む深さD1を有する凹形状を有する一方、径方向の内側では、略平坦状(深さ略0)に形成されている。すなわち、ティース部242の内周側コア嵌合部241が、矢印Z2方向側に窪むように形成されている一方、ティース部242の内周側コア嵌合部241以外の部分は、漸変成行きに形成されている。ここで、「深さ」とは、図14(b)に示すように、ティース部242の周方向の両端部を結ぶ線上から、矢印Z2方向に沿った長さ(深さ)を意味するものとして記載している。
そして、図15に示すように、投影幅W12は、外周側コア嵌合部31の幅(隣り合う歯部32同士の間隔)W1よりも小さく設定されている。これにより、周方向において、内周側コア嵌合部241と外周側コア嵌合部31との間に、隙間CL3が形成されている。その結果、内周側コア嵌合部241は、内周側コア204と外周側コア3とが、組み合わされる際に、内周側コア嵌合部241と外周側コア嵌合部231とが隙間嵌めにより篏合可能に構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の構造の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、内周側板部材240の内周側コア嵌合部241を、回転軸方向から見た投影幅がW11からW12に小さくなるように、径方向から見て、矢印Z2方向側に窪むようにV字形状またはU字形状に曲げられた凹形状を有する。これにより、回転軸方向から見た投影幅がW12に小さくされるので、外周側コア嵌合部231と内周側コア嵌合部241との間に、隙間CL3を形成することができる。その結果、上記第1実施形態と同様に、共取り加工を行った場合にも、窪むように曲げられた凹形状により、外周側コア嵌合部231と内周側コア嵌合部241とを隙間嵌めにより嵌合することができるので、内周側コア204と外周側コア3とを容易に嵌合することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、複数のティース部242の内周側コア嵌合部241を、それぞれ、径方向から見て矢印Z2方向側に窪む凹形状を有するように形成する。これにより、ティース部242を径方向から見て矢印Z2方向側に窪むように曲げ加工することにより、容易に、内周側コア嵌合部241と外周側コア嵌合部31との間に、隙間CL3を形成することができる。ここで、上記第1実施形態の内周側コア嵌合部41を傾斜された形状を有するように構成する場合には、内周側コア嵌合部41以外の部分(たとえば、ブリッジ部43など)に変形の影響が生じるため、内周側板部材40の全体のバランスを考慮して成形する必要がある。一方、第2実施形態によるティース部242を径方向から見て矢印Z2方向側に窪むように曲げ成形する場合には、比較的、内周側コア嵌合部241以外の部分に変形の影響が小さい。この結果、第2実施形態のステータ200では、第1実施形態のステータ100に比べて、内周側コア204を隙間嵌め可能な形状に容易に形成することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、複数のティース部242を、凹形状の窪み度合が、内周側コア嵌合部241から径方向の内側に向かって徐々に小さくなるように形成する。これにより、内周側コア嵌合部241以外の部分の変形が防止されるので、内周側コア嵌合部241と外周側コア嵌合部31との間に隙間CL3をより容易に形成することができる。
なお、第2実施形態の構造のその他の効果は、上記第1実施形態の構造の効果と同様である。
(ステータの製造方法)
図16を参照して、第2実施形態によるステータ200の製造方法について説明する。なお、上記第1実施形態によるステータ100の製造方法と同一の内容については、説明を省略する。
〈順送工程〉
図16に示すように、第2実施形態によるステータ200の順送工程は、第1実施形態によるステータ100の順送工程と、位置P5において行う工程が異なる。具体的には、第1実施形態によるステータ100の順送工程では、位置P5において、傾斜成形が行われる一方、第2実施形態によるステータ200の順送工程では、位置P5において、曲げ成形が行われる。詳細には、図14(a)の状態(曲げ成形前)の内周側板部材240から、プレス装置102により、図14(b)の状態(曲げ成形後)の内周側板部材240に、変形される。
より詳細には、位置P5において、内周側板部材240の内周側コア嵌合部241、および、外周側板部材30の外周側コア嵌合部31の切り込み加工がなされる。そして、内周側板部材240は、曲げ成形により、複数のティース部242の内周側コア嵌合部241が、径方向から見て、矢印Z2方向側に窪むように曲げられた形状を有するように成形される。そして、この曲げ成形において、複数のティース部242は、凹形状の窪み度合(深さD1)が、内周側コア嵌合部241から径方向の内側に向かって徐々に小さくなるように成形される。すなわち、ティース部242の内周側コア嵌合部241側は、曲げ成形を行う一方、ティース部242のブリッジ部243側は、漸変成行きとして成形されている。
なお、第2実施形態による積層工程およびコイル取付工程は、第1実施形態による積層工程およびコイル取付工程と同様である。
(第2実施形態の製造方法の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、内周側板部材240の内周側コア嵌合部241に、径方向から見て矢印Z2方向側に窪むように曲げる曲げ成形を行うことにより、回転軸方向から見た投影幅をW11からW12小さくする。そして、外周側コア嵌合部31と内周側コア嵌合部241とを隙間嵌めすることにより、外周側コア3と内周側コア204とを嵌合する。これにより、上記の構造の効果に記載したように、第2実施形態のステータ200では、第1実施形態のステータ100に比べて、容易に、内周側コア嵌合部241と外周側コア嵌合部31との間に、隙間CL3を形成することができる。
なお、第2実施形態の製造方法のその他の効果は、上記第1実施形態の製造方法の効果と同様である。
[第3実施形態]
(ステータの構造)
図17〜図19を参照して、第3実施形態によるステータ300の構造について説明する。第3実施形態のステータ300は、内周側コア嵌合部41(241)の投影幅を小さくすることにより、隙間嵌めを可能に構成していた第1実施形態のステータ100および第2実施形態のステータ200と異なり、外周側コア嵌合部331の歯部332の投影幅をW21からW22に小さくすることにより、隙間嵌めを可能に構成されている。なお、上記第1実施形態および上記第2実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図17に示すように、ステータ300は、外周側コア303を含む。外周側コア303は、複数の外周側板部材330が積層されることにより構成されている。ここで、第3実施形態では、外周側板部材330の外周側コア嵌合部331には、複数の歯部332が設けられている。そして、複数の歯部332は、平板状に形成されていた第1実施形態の歯部32と異なり、曲げられた形状を有する。なお、外周側板部材330は、特許請求の範囲の「第1板部材」の一例である。
具体的には、図18に示すように、複数の歯部332は、周方向の中央部において、矢印Z2方向側に窪む凹形状(V字形状またはU字形状)を有するように形成されている。また、歯部332の凹形状の窪み度合(深さD2)が、径方向の内側から径方向の外側に向かって徐々に小さくされるように形成されている。すなわち、歯部332の内周側コア303側は、窪み度合が大きい一方、バックヨーク部334側は、比較的平坦状(漸変成行きの形状)に形成されている。
これにより、歯部332の回転軸方向から見た投影幅W22が、凹形状が形成される前の投影幅W21に対して、小さくなる。すなわち、隣り合う歯部332同士の間隔が、歯部332の凹形状が形成される前の間隔に比べて大きくなる。
図19に示すように、ステータ300は、内周側コア304を含む。そして、図20に示すように、内周側コア304は、外周側コア303と同一の板部材5により共取り加工により形成されている。そして、内周側コア304のティース部342の内周側コア嵌合部341は、平坦面状に形成されている。そして、図19に示すように、隣り合うティース部342同士の間には、隙間W23を有するように形成されている。
そして、複数の歯部332は、曲げ成形後において、回転軸方向から見た投影幅W22が、隣り合うティース部342同士の隙間W23よりも小さくなるように構成されている。これにより、外周側コア嵌合部303と内周側コア嵌合部304との間に、隙間CL4が形成されるので、外周側コア嵌合部303と内周側コア嵌合部304とを隙間嵌めにより篏合させることが可能になる。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1および第2実施形態と同様である。
(第3実施形態の構造の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、外周側コア嵌合部303に、複数の歯部332を設ける。そして、複数の歯部332を曲げられた形状を有するように構成する。これにより、第3実施形態においても、外周側コア嵌合部303と内周側コア嵌合部304との間に、隙間CL4を形成することができるので、隙間嵌めにより、外周側コア嵌合部303と内周側コア嵌合部304とを容易に篏合させることができる。
なお、第3実施形態の構造のその他の効果は、上記第1実施形態の構造の効果と同様である。
(ステータの製造方法)
図18および図20を参照して、第3実施形態によるステータ300の製造方法について説明する。なお、上記第1実施形態によるステータ100の製造方法と同一の内容については、説明を省略する。
〈順送工程〉
図20に示すように、第3実施形態によるステータ300の順送工程は、第1実施形態によるステータ100の順送工程と、位置P5〜位置P7において行う工程が異なる。具体的には、第3実施形態によるステータ300の順送工程では、位置P5において、内周側板部材340に傾斜成形および曲げ成形を行わずに、内周側板部材340が位置P15に切り落とされる。そして、位置P7において、外周側板部材330の歯部332に曲げ成形が行われる。これにより、歯部332の投影幅をW21からW22に小さくされる。すなわち、投影幅をW21からW22に小さくすることを、複数の歯部332に、曲げ成形を行うことにより行う。そして、位置P8において、外周側板部材330が打ち抜かれ位置P18に切り落とされる。
なお、第3実施形態による積層工程およびコイル取付工程は、第1実施形態による積層工程およびコイル取付工程と同様である。
(第3実施形態の製造方法の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、投影幅をW21からW22に小さくすることを、複数の歯部332に、曲げ成形を行うことにより行う。これにより、第3実施形態においても、外周側コア嵌合部303と内周側コア嵌合部304との間に、隙間CL4を形成することができるので、隙間嵌めにより、外周側コア嵌合部303と内周側コア嵌合部304とを容易に篏合させることができる。
なお、第3実施形態の製造方法のその他の効果は、上記第1実施形態の製造方法の効果と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、内周側コア嵌合部または外周側コア嵌合部のうちのいずれか一方に、傾斜された形状を設ける(傾斜成形を行う)か、曲げられた形状を設ける(曲げ成形を行う)ことにより、内周側コア嵌合部と外周側コア嵌合部とを隙間嵌め可能に構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、内周側コア嵌合部および外周側コア嵌合部の両方に、傾斜された形状を設けるか、曲げられた形状を設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、ティース部の全体をひねる(傾斜成形を行う)ことにより、内周側コア嵌合部に傾斜された形状を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ティース部の外縁部分のみを傾斜させて、内周側コア嵌合部に傾斜された形状を設けてもよい。すなわち、内周側コア嵌合部は、内周側コア嵌合部に傾斜された形状を設けて、内周側コア嵌合部と外周側コア嵌合部とを隙間嵌め可能に構成されていればよい。
また、上記第2実施形態または第3実施形態では、ティース部または歯部を、軸方向の一方側(矢印Z2方向側)にU字形状またはV字形状に曲げられた形状を有するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ティース部または歯部を、軸方向の他方側(矢印Z1方向側)に曲げられた形状を有するように構成してもよいし、2回以上曲げ成形を行い、軸方向の両側に曲げられた形状(たとえば、ジグザグ形状)を有するように構成してもよい。すなわち、内周側コア嵌合部または外周側コア嵌合部は、内周側コア嵌合部または外周側コア嵌合部に曲げられた形状を設けて、内周側コア嵌合部と外周側コア嵌合部とを隙間嵌め可能に構成されていればよい。
また、上記第2実施形態および第3実施形態では、外周側コア嵌合部または内周側コア嵌合部を、凹形状の窪み度合(深さD1およびD2)が徐々に小さくなる形状を有するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、凹形状の窪み度合(深さD1およびD2)を一定の大きさになるように、外周側コア嵌合部または内周側コア嵌合部を構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、順送工程中に、傾斜成形または曲げ成形を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、傾斜成形または曲げ成形を、順送工程と別途に行ってもよい。
3、303 外周側コア
4、204 内周側コア
5 板部材(同一の板部材)
30、330 外周側板部材(第1板部材)
31、331 外周側コア嵌合部
32、332 歯部
40、240 内周側板部材(第2板部材)
41、241 内周側コア嵌合部
42、242 ティース部
43、243 ブリッジ部
100、200、300 ステータ

Claims (13)

  1. 外周側に配置され、外周側コア嵌合部を有する複数の第1板部材が積層された外周側コアと、
    前記外周側コアの内周側に配置され、前記外周側コア嵌合部に嵌合される内周側コア嵌合部を有する複数の第2板部材が積層された内周側コアとを備え、
    前記第1板部材の前記外周側コア嵌合部、および、前記第2板部材の前記内周側コア嵌合部のうちの少なくとも一方は、回転軸方向から見た投影幅が小さくなるように、回転軸方向と直交する平面に対して、径方向に沿った中心軸線まわりに傾斜された形状を有するか、または、径方向から見て回転軸方向に窪むように曲げられた形状を有する、ステータ。
  2. 前記第1板部材および前記第2板部材は、同一の板部材から形成されている、請求項1に記載のステータ。
  3. 前記第2板部材は、径方向の外側に突出するとともに、前記内周側コア嵌合部を含む複数のティース部を有し、
    前記複数のティース部の前記内周側コア嵌合部は、前記傾斜された形状を有するか、または、前記曲げられた形状を有する、請求項1または2に記載のステータ。
  4. 前記第2板部材は、隣接する前記複数のティース部の径方向の内側の端部同士の間を接続するブリッジ部を含み、
    前記複数のティース部の前記内周側コア嵌合部と、前記ブリッジ部とは、それぞれ、回転軸方向と直交する平面に対して、前記径方向に沿った中心軸線まわりに傾斜された形状を有する、請求項3に記載のステータ。
  5. 前記ブリッジ部は、回転軸方向と直交する平面に対して、前記径方向に沿った中心軸線まわりに、前記隣接する複数のティース部の前記内周側コア嵌合部が傾斜する方向とは反対方向に傾斜された形状を有する、請求項4に記載のステータ。
  6. 前記複数のティース部の前記内周側コア嵌合部は、それぞれ、径方向から見て回転軸方向の一方側に窪む凹形状を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のステータ。
  7. 前記複数のティース部は、前記凹形状の窪み度合が、前記内周側コア嵌合部から径方向の内側に向かって徐々に小さくなるように形成されている、請求項6に記載のステータ。
  8. 前記外周側コア嵌合部は、複数の歯部を有し、
    前記複数の歯部は、前記傾斜された形状を有するか、または、前記曲げられた形状を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のステータ。
  9. 同一の板部材に打ち抜き加工を行うことにより、外周側コア嵌合部を有する第1板部材と、前記外周側コア嵌合部に嵌合される内周側コア嵌合部を有する第2板部材とを形成し、
    前記第1板部材の前記外周側コア嵌合部、および、前記第2板部材の前記内周側コア嵌合部のうちの少なくとも一方に、回転軸方向と直交する平面に対して、径方向に沿った中心軸線まわりに傾斜する傾斜成形を行うか、または、径方向から見て回転軸方向に窪むように曲げる曲げ成形を行うことにより、回転軸方向から見た投影幅を小さくし、
    前記外周側コア嵌合部と前記内周側コア嵌合部とを隙間嵌めすることにより、前記外周側コアと前記内周側コアとを嵌合する、ステータの製造方法。
  10. 前記第1板部材および前記第2板部材を形成することは、前記第1板部材の打ち抜き加工を行う場所と、前記第2板部材の打ち抜き加工を行う場所とに前記板部材を順次移動させて打ち抜き加工を行う順送工程であり、
    前記投影幅を小さくすることは、前記順送工程中に、前記外周側コア嵌合部および前記内周側コア嵌合部のうちの少なくとも一方に、前記傾斜成形を行うか、または、前記曲げ成形を行うことである、請求項9に記載のステータの製造方法。
  11. 前記第2板部材は、径方向の外側に突出するとともに、前記内周側コア嵌合部を含む複数のティース部を含み、
    前記投影幅を小さくすることは、前記複数のティース部の前記内周側コア嵌合部に前記傾斜成形を行うことである、請求項9または10に記載のステータの製造方法。
  12. 前記第2板部材は、隣接する前記複数のティース部の径方向の内側の端部同士の間を接続するブリッジ部を含み、
    前記投影幅を小さくすることは、前記複数のティース部の前記内周側コア嵌合部を径方向に沿った中心軸線まわりに傾斜させる前記傾斜成形を行うとともに、前記内周側コア嵌合部を傾斜する方向とは反対方向に、前記複数のブリッジ部を傾斜させることである、請求項11に記載のステータの製造方法。
  13. 前記外周側コア嵌合部は、複数の歯部を有し、
    前記投影幅を小さくすることは、前記複数の歯部に、前記傾斜成形を行うか、または、前記曲げ成形を行うことである、請求項9〜12のいずれか1項に記載のステータの製造方法。
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