JP2020058115A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】振動や騒音を低減することができるモータを提供する。【解決手段】モータ1は、径方向に突出した突出部22、または径方向に没入した没入部23を少なくとも一つ有するステータコア20と、モータ軸10の軸方向一方側に位置するモータ脚部40と、を備え、モータ脚部40の外形は、軸方向に視て、軸中心を通る対称軸について線対称な形状であり、突出部31または没入部32は、軸方向に視て、対称軸に対し角度を持つ方向に存在している。【選択図】図7
Description
本発明は、モータに関する。
複数の分割鉄心で構成される回転電機の固定子鉄心が知られる。例えば、特許文献1には、互いに隣り合う分割鉄心の接合部の周辺外周面に窪み部が配置される構成が記載される。特許文献1によれば、分割型の固定子鉄心と外筒鉄心の保持力を高めることで振動・騒音の低減効果の高い回転電機の固定子を得ることができる。
ところで、複数の分割コアで構成されるステータコアは、環状に成形する際の取り付け精度や寸法誤差等の影響により、プレス打ち抜き可能な一体構造のステータコアに比べて真円度が低くなる。これにより複数の分割コアで構成されるステータコアでは、周方向においてロータとステータの間のエアギャップの幅が不均一になるため、偏心による電磁力の変動が発生する。この電磁力変動により、振動や騒音が増大する虞がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みて、振動や騒音を低減することができるモータを提供することを目的とする。
本発明の例示的な一態様に係るモータは、径方向に突出した突出部、または径方向に没入した没入部を少なくとも一つ有するステータコアと、モータ軸の軸方向一方側に位置するモータ脚部と、を備え、上記モータ脚部の外形は、軸方向に視て、軸中心を通る対称軸について線対称な形状であり、上記突出部または上記没入部は、軸方向に視て、上記対称軸に対し角度を持つ方向に存在している。
本発明によれば、振動や騒音を低減することができるモータを提供することができる。
添付図面を参照して、本発明に好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本実施形態において、軸方向とは、モータ軸の軸方向をいい、径方向とはステータコアの径方向をいう。
[モータの構成]
まず、図1から図9を参照して、本発明に係るモータの一実施形態の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るモータの外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るモータの外観を示す平面図である。図3は、本実施形態に係るモータの内部構造を示す軸方向断面図である。
まず、図1から図9を参照して、本発明に係るモータの一実施形態の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るモータの外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るモータの外観を示す平面図である。図3は、本実施形態に係るモータの内部構造を示す軸方向断面図である。
図1から図3に示すように、本実施形態に係るモータ1は、モータ軸10、ステータコア20、モータ脚部40、補強リブ50及びボルト孔60を備えている。以下、各構成要素ごとに説明する。
図3に示すように、円筒体状のモータ本体(ハウジング)2の上面フランジ部3の中央部、及びモータ脚部40の中央部には、軸受4,4が内蔵されている。これらの軸受4,4内にはモータ軸10が回転可能に支持される。モータ軸10の周囲には、ロータ6が固定されている。ロータ6の周囲には、エアギャップを隔てて、ステータコア20が設けられている。ロータ6は、ステータコア20内で回転する。
図4は、ステータコアがストレートコアによって形成されている場合の平面図である。図5Aは、ストレートコアを円環状に成形した場合の凸形状のステータコアの模式図である。図5Bは、ストレートコアを円環状に成形した場合の凹形状のステータコアの模式図である。
ステータコア20は、円筒体状のモータ本体(ハウジング)2内で、ロータ6の周囲を覆っている(図3参照)。ステータコア20は、複数の分割コア21を円環状に成形して構成されている。本実施形態のステータコア20は、12個分の分割コア21を円環状に成形して構成されている。図4では、ステータコア20がストレートコアによって形成されている。すなわち、ステータコア20は単一の部材であり、複数の分割コア21は、一か所の接続部30を除いてそれぞれが繋がった部材である。複数の分割コア21を円環状に成形し、接続部30を溶接等により接続することで、円環状のステータコア20が形成される。ステータコア20は、円弧状のヨーク22と、このヨーク22の内周に径方向内側へ突出するT字状のティース23とを備える。ティース23にはコイル(図示せず)が巻き付けられる。
図5Aに示すように、ストレートコアを円環状に成形する際、ステータコア20の径方向内側の外形(ティースの径方向内周面を仮想的に繋いだ線)は、一部が径方向外方へ突出する凸形状(しずく形状)になる。この場合、ステータコア20には、径方向に突出した突出部31が一つ形成される。他方、図5Bに示すように、ストレートコアを円環状に成形する際、ステータコア20の径方向内側の外形(ティースの径方向内周面を仮想的に繋いだ線)は、一部が径方向内側にくぼむ凹形状(りんご形状)になる場合もある。この場合、ステータコア20には、径方向に没入した没入部31が一つ形成される。なお、図5Aおよび図5Bに示した径方向内側の外形(ティースの径方向内周面を仮想的に繋いだ線)は、説明のために突出部または没入部を強調して表したものであり、実際の縮尺とは異なる。
このように、ステータコア20には、径方向に突出した突出部31、または径方向に没入した没入部32が少なくとも一つ形成される。すなわち、ステータコア20は、突出部または没入部を少なくとも一つ有する。突出部31または没入部32は、分割コア21同士を接続する接続部30である。突出部31または没入部32の数は、ステータコア20がいくつの部材からなるかによって異なる。図4に示すように、ステータコア20がストレートコアによって形成されている場合は、接続部30は1か所である。
図6Aは、ステータコアが2分割コアによって形成されている場合の平面図である。図6Bは、ステータコアが3分割コアによって形成されている場合の平面図である。
図6Aでは、ステータコア20が2分割コアによって形成されている。すなわち、ステータコア20は二つの部材であり、複数の分割コア21は、2か所の接続部30を除いてそれぞれが繋がった部材である。2分割コアを円環状に成形し、2か所の接続部30を溶接等により接続することで、円環状のステータコア20が形成される。ステータコア20が2分割コアによって形成されている場合は、接続部30は2か所である。2分割コアの場合、接続部30は互いに周方向に180度の角度を隔てて配置され、互いに径方向に対向する。
図6Bでは、ステータコア20が3分割コアによって形成されている。すなわち、ステータコア20は三つの部材であり、複数の分割コア21は、3か所の接続部30を除いてそれぞれが繋がった部材である。2分割コアを円環状に成形し、3か所の接続部30を溶接等により接続することで、円環状のステータコア20が形成される。ステータコア20が3分割コアによって形成されている場合は、接続部30は3か所である。3分割コアの場合、接続部30は互いに周方向に120度の角度を隔てて配置されている。
図1及び図2を参照して、モータ脚部40は、モータ軸10の軸方向一方側に位置する。本実施形態では、モータ脚部40は、モータ軸10に対して、上面フランジ部80と反対側の底部に位置する。モータ脚部40とモータ本体(ハウジング)2は、一体構造に形成されている。モータ脚部40の外形は、軸方向に視て、軸中心を通る対称軸について線対称な形状である。軸中心は、モータ軸の中心である。
モータ脚部40の上記線対称な形状としては、例えば、軸方向に視て、多角形状、長方形状、三角形状、楕円形または長円形が挙げられる。多角形状は、角部に面取り加工を施した略多角形状を含む概念である。長方形状は、角部に面取り加工を施した略長方形状を含む概念である。三角形状は、角部に面取り加工を施した略三角形状を含む概念である。モータ脚部40が例示した形状である場合、突出部31または没入部32は、軸方向に視て、対称軸に対し角度を持つ方向に存在している。本実施形態において、突出部31または没入部32は、上記の対称軸に対し平行でない。本実施形態において、突出部31または没入部32は、上記の対称軸に対し垂直でない。
図7は、本実施形態において、長方形状のモータ脚部にストレートコアのモータを配置した場合の模式図である。図8は、本実施形態において、長方形状のモータ脚部に2分割コアのモータを配置した場合の模式図である。図9は、本実施形態において、長方形状のモータ脚部に3分割コアのモータを配置した場合の模式図である。
図7から図9に示すように、モータ脚部40の外形が長方形状である場合は、突出部31は、軸方向に視て、軸中心からモータ脚部40の外形の対角線方向に存在している。図7では、長方形状のモータ脚部40にステータコアがストレートコアによって形成されたモータ1を配置しているが、1か所の突出部31は長方形状の対角線41の方向に存在している。図8では、長方形状のモータ脚部40にステータコアが2分割コアによって形成されたモータ1を配置しているが、互いに径方向で対向する2か所の突出部31は長方形状の対角線41の方向に存在している。図9では、長方形状のモータ脚部40にステータコアが3分割コアによって形成されたモータ1を配置しているが、周方向に120度の角度を隔てた3か所の突出部31は、それぞれ長方形状の対角線41の方向に近い方向に存在している。3分割コアの場合、3つ全ての突出部または没入部が、軸方向に視て、モータ脚部40の短辺方向または長辺方向を向かない。すなわち、3つ全ての突出部または没入部が、モータ脚部40の軸中心を通る対称軸に対し角度を持つ方向に存在している。
図1及び図2を参照して、モータ脚部40は、補強リブ50を備える。補強リブ50は、モータ脚部40を補強する部材である。補強リブ50は、板状である。補強リブ50は、振動によるモータ脚部40の変形を防止する。補強リブ50は、モータ脚部40とモータ本体(ハウジング)2とを接続する。図7から図9を参照して、補強リブ40は、軸方向に視て、モータ本体2から突出部31(または没入部32)が存在する方向に配置されている。即ち、補強リブ50は、モータ脚部40の対角線41の方向に配置されている。図1に示すように、補強リブ50の板厚tは、モータ脚部40の軸方向厚みTと等しい厚さを有する。また、補強リブ50の軸方向高さhは、ステータコア20の軸方向高さHと等しい高さを有する。
図7から図9に示すように、ボルト孔60は、ボルト(図示せず)を挿入して機器本体に固定して、機器にモータ1を取り付けるための孔である。モータ脚部40は、複数のボルト孔60を有する。補強リブ50は、ボルト孔60よりも径方向内側に位置していることが好ましい。即ち、モータ脚部40において、ボルト孔60は、補強リブ50の径方向外側の先端部よりも径方向内側に位置している。
図10は、本実施形態において、溝を有するステータコアの平面図である。図10に示すように、ステータコア20の外周面の一部には、径方向にくぼむ溝70が設けられている。溝70は、ステータコア20の位置決めをするための溝部である。溝70に冶具を挿入する等によって、ステータコア20の周方向の位置決めを容易にすることができる。本実施形態では、ステータコア20の外周面の一か所に溝70が形成されているが、2か所以上に形成しても構わない。溝70は、接続部30(突出部または没入部)が存在する部位と径方向で対向する位置に形成することが好ましい。組立時に接続部30(突出部または没入部)が存在する位置を確認しやすいからである。
本実施形態に係るモータ1の極数は10極、スロット数は12スロットであることが好ましい。極数が10極で、スロット数が12スロットのモータ1は、電磁力モードが楕円となり、偏心による電磁力変動を起因とする振動や騒音が発生しやすいため、本発明を適用することが望ましいからである。
[モータの作用]
次に、図7から図9および図11を参照して、本実施形態に係るモータ1の作用について説明する。以下の説明は、長方形状のモータ脚部を有するモータを例示して説明する。
次に、図7から図9および図11を参照して、本実施形態に係るモータ1の作用について説明する。以下の説明は、長方形状のモータ脚部を有するモータを例示して説明する。
図12は、従来のモータの上下変形を説明するための模式図である。図12に示すように、従来の長方形状のモータ脚部と円筒体状のモータ本体(ハウジング)を有するモータでは、電磁力が作用して、円筒体状のハウジングが楕円形に変形する。モータ本体(ハウジング)とモータ脚部は一体構造となっているため、円筒体状のハウジングがX−X方向、Y−Y方向に楕円変形すると、モータ脚部がZ−Z方向に変形する。
具体例として、例えば、10極12スロットのモータでは、電磁力により上記のような楕円変形が生じやすい。上記のような楕円変形による振動や騒音は、実用的な洗濯機の運転領域(回転数)で問題となりやすい。振動や騒音を低減するには、モータ脚部をZ−Z方向に変位し難い構造に構成する必要がある。
図13は、従来のモータのねじれ変形を説明するための模式図である。Y−Y軸を回転位置0度とし、反時計回りに回る方向にロータの回転位置が増大する。軸中心からロータの位置への方向に対し、振動が発生する。図13に示すように、回転位置45度のとき、モータ脚部の変形がねじれ変形となる。ねじれ変形ではZ−Z方向の変位が小さくなり、モータ取付板で音に変換される振動変位量が減り、騒音が低減できる。すなわち、モータ脚部は、回転位置45度方向への振動に対して頑丈であり、振動・騒音を生じにくい。
図14は、モータ脚部の振動を説明するための模式図である。図14において、モータ取付板104にモータ101が取り付けられる。モータ101は、ベルト102を介してギヤ103を駆動する。モータ取付板104は、洗濯機等の取付対象の機器に取り付けられる。モータの振動は、モータ脚部からモータ取付板104に伝搬する。振動の伝搬により、モータ取付板104の全体が1次、2次、3次のように振動して、放射面積が大きくなることから、騒音が拡大発生する。
図15は、ストレートコアによって形成されたステータコアと、モータ脚部との位置関係の従来例を示す模式図である。図15に示す従来例のステータコアは、ストレートコアによって形成され、突出部は1か所である。モータ脚部は、軸方向に視て、長方形状である。左に示す従来例では、突出部は、軸方向に視て、モータ脚部の長辺と直交する方向に存在している。右に示す従来例 では、突出部は、軸方向に視て、モータ脚部の短辺と直交する方向に存在している。突出部は、局所的な電磁力が他の部位より低くなりやすく、この位置の半径方向加振力が大きくなる。したがって、従来例では、モータ脚部の振動モードの振動方向と、加振力の方向が一致し、振動が大きくなりやすい。本実施形態では、突出部の突出方向と、モータ脚部の振動モードの方向が一致しないため、振動が抑制される。
加振力に対してモータの変形が大きくならないように、従来は、ステータコアの周囲に樹脂モールド部を設け、剛性を大きくしている。しかし、樹脂モールド部の肉厚を大きくして全体重量を大幅に増大させるのは好ましくない。
そこで、図7から図9に示すように、本実施形態に係るモータ1では、長方形状のモータ脚部40において最長である対角線41の方向の4箇所にだけ補強リブ50を形成している。対角線41の方向に補強リブ50を設けることにより、重量増を最小限にしたままで、ステータコア20の変形を最大限に抑制し、振動を軽減することができる。
また、この補強リブ50の位置に向けて、分割コア21の接続部(突出部31または没入部32)を配置する。分割コア21の突出部31または没入部32の方向に発生する電磁力の変動に起因する加振力が発生しても、補強リブ50が変形を抑制する。
極数が10極で、スロット数が12スロットのモータのように、対向する位置の電磁力が同時に発生する型式のモータでは、振動が問題となりやすい。本実施形態に係るモータ1では、「分割コアの接続部の方向の加振力」が補強リブ50の補強構造によって支えられているので、振動が大きくならない。
図11は、従来のモータと本実施形態に係るモータの振動変位の比較図である。図11に示すように、本実施形態に係るモータ1によれば、従来に比して、振動が大幅に低減されている。即ち、本実施形態に係るモータ1によれば、モータ脚部への上下振動伝達が小さくなる。分割コアを用いることでステータコアの真円度を損なう場合でも、振動を低減することができ、取付対象の機器への振動伝達を低減可能なモータを提供することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るモータ1は、径方向に突出した突出部31、または径方向に没入した没入部32を少なくとも一つ有するステータコア20と、モータ軸10の軸方向一方側に位置するモータ脚部40と、を備える。モータ脚部40の外形は、軸方向に視て、軸中心を通る対称軸について線対称な形状であり、突出部31または没入部32は、軸方向に視て、対称軸に対し角度を持つ方向に存在している。この態様によれば、突出部31または没入部32が、軸方向に視て、モータ脚部40の外形の辺の延長線と交わる方向に存在するので、モータ脚部40の振動方向と、ステータコア20の不連続部から生じる加振力の方向と、がずれるため、モータ1の振動や騒音を低減することができる。
また、本実施形態に係るモータ1の突出部31または没入部32は、分割コア21同士を接続する接続部30である。この態様によれば、接続部30における寸法誤差に起因するモータ1の振動や騒音を低減することができる。
さらに、本実施形態に係るモータ1のステータコア20はストレートコアによって形成され、接続部30は1か所である。この態様によれば、ストレートコアで形成されたモータ1の振動や騒音の低減に有効である。
また、本実施形態に係るモータ1のステータコア20は2分割コアによって形成され、接続部30は2か所であり、該接続部30は互いに径方向に対向していてもよい。この態様によれば、2分割コアで形成されたモータ1の振動や騒音の低減に有効である。
さらに、本実施形態に係るモータ1のステータコアは3分割コアによって形成され、接続部30は3か所であり、互いに周方向に120度の角度を隔てて配置されていてもよい。この態様によれば、3分割コアで形成されたモータ1の振動や騒音の低減に有効である。
また、本実施形態に係るモータ1のモータ脚部40は、軸方向に視て、多角形状である。この態様によれば、ベルト付モータにおいて多角形状のモータ脚部40はベルトの張力を受けやすく、当該多角形状のモータ脚部40を有するモータ1の振動や騒音の低減に有効である。
さらに、本実施形態に係るモータ1の突出部31または没入部32は、軸方向に視て、軸中心からモータ脚部40の外形の対角線方向に存在していることが好ましい。この態様によれば、モータ脚部40の外形の対角線方向は振動が生じ難く、この対角方向に突出部31または没入部32が存在するため、突出部31または没入部32の加振力に起因したモータの振動や騒音を低減することができる。
また、本実施形態に係るモータ1のモータ脚部40は、軸方向に視て、長方形状であってもよい。この態様によれば、モータ脚部における、モータ本体(ハウジング)を支持する領域以外のスペースが少なく済む。そのため、モータ取付板への取り付けがしやすく、さらに、コストを抑制できる。また、ベルト付モータにおいて、ベルトの張力がかかる方向に長方形状の角部を配置すれば、長方形状のモータ脚部40はベルトの張力を受けやすく、当該長方形状のモータ脚部40を有するモータ1の振動や騒音の低減に有効である。
さらに、本実施形態に係るモータ1のモータ脚部40は、軸方向に視て、三角形状であってもよい。この態様によれば、ベルト付モータにおいて、ベルトの張力がかかる方向に長方形状の角部を配置すれば、三角形状のモータ脚部はベルトの張力を受けやすく、当該三角形状のモータ脚部40を有するモータの振動や騒音の低減に有効である。三角形状のモータ脚部は、他の形状に比べ、このような配置をとったときに無駄なスペースを生じにくい。
そして、本実施形態に係るモータ1のモータ脚部40は、軸方向に視て、楕円形または長円形であってもよい。この態様によれば、モータ脚部における、モータ本体(ハウジング)を支持する領域以外のスペースが少なく済む。そのため、モータ取付板への取り付けがしやすく、さらに、コストを抑制できる。
また、本実施形態に係るモータ1のモータ脚部40は、モータ本体2を接続する補強リブ50を備えることが好ましい。この態様によれば、モータ脚部40が補強リブ50を備えることによって、ステータコア20の変形を抑制し、モータ1の振動や騒音を低減することができる。
さらに、本実施形態に係るモータ1の補強リブ50は、モータ本体2から突出部31または没入部32が存在する方向に配置されていることが好ましい。この態様によれば、モータ脚部40が補強リブ50を備えることによって、ステータコア20の変形を抑制し、モータ1の振動や騒音を低減することができる。
そして、本実施形態に係るモータ1の補強リブ50は板状であり、該補強リブ50の板厚tはモータ脚部40の軸方向厚みTと等しいことが好ましい。この態様によれば、補強リブ50の板厚tをモータ脚部40の軸方向厚みTと等しくすることにより、補強リブ50の形成による重量増加を抑えつつ、モータ1の振動や騒音を低減することができる。
また、本実施形態に係るモータ1のモータ脚部40はボルト孔60を有し、補強リブ50はボルト孔60よりも径方向内側に位置していることが好ましい。この態様によれば、補強リブ50はボルト孔60よりも径方向内側に位置するので、補強リブ50の形成による重量増加を抑えつつ、モータ1の振動や騒音を低減することができる。
さらに、本実施形態に係るモータ1において、補強リブ50の軸方向高さhは、ステータコア20の軸方向高さHと等しいことが好ましい。この態様によれば、補強リブ50の軸方向高さhをステータコア20の軸方向高さHと等しくすることにより、補強リブ50の形成による重量増加を抑えつつ、モータ1の振動や騒音を低減することができる。
そして、本実施形態に係るモータ1は、ステータコア20の外周面に溝70が設けられていることが好ましい。この態様によれば、ステータコア20の外周面に溝70が設けることにより、ステータコア20の取り付けの際に、ステータコア20の周方向位置決めをしやすい。
また、本実施形態に係るモータ1の極数は10極、スロット数は12スロットであることが好ましい。極数が10極で、スロット数が12スロットの分割コアモータ1は、電磁力モードが楕円となり、騒音が課題である。この態様によれば、この種のモータ1において、騒音低減効果を発揮することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
上記実施形態では、長方形状のモータ脚部を有するモータを例示して説明したが、多角形状、三角形状、楕円形及び長円形のモータ脚部を有するモータであっても、同様の作用効果を有する。また、上記実施形態では、ストレートコアや2分割コア、3分割コアによって形成されるステータコアを有するモータを例示して説明したが、4分割コアや、それ以上の数の部材によって形成されるステータコアを用いても良い。本発明は、軸方向に視て、モータ本体(ハウジング)とモータ脚部が同形状のモータにも適用できる。
本実施形態に係るモータは、円筒体状のモータ本体(ハウジング)とモータ脚部を有する構造であれば、洗濯機のみならず、例えば、工作機械やポンプ等に使用されるフランジ型のモータにも適用可能である。
1…モータ
10…モータ軸
20…ステータコア
30…接続部
31…突出部
32…没入部
40…モータ脚部
50…補強リブ
60…ボルト孔
70…溝
10…モータ軸
20…ステータコア
30…接続部
31…突出部
32…没入部
40…モータ脚部
50…補強リブ
60…ボルト孔
70…溝
Claims (17)
- 径方向に突出した突出部、または径方向に没入した没入部を少なくとも一つ有するステータコアと、
モータ軸の軸方向一方側に位置するモータ脚部と、
を備え、
前記モータ脚部の外形は、軸方向に視て、軸中心を通る対称軸について線対称な形状であり、前記突出部または前記没入部は、軸方向に視て、前記対称軸に対し角度を持つ方向に存在している、モータ。 - 前記突出部または前記没入部は、分割コア同士を接続する接続部である、請求項1に記載のモータ。
- 前記ステータコアはストレートコアによって形成され、前記接続部は1か所である、請求項2に記載のモータ。
- 前記ステータコアは2分割コアによって形成され、前記接続部は2か所であり、該溶接部は互いに径方向に対向する、請求項2に記載のモータ。
- 前記ステータコアは3分割コアによって形成され、前記接続部は3か所であり、互いに周方向に120度の角度を隔てて配置されている、請求項2に記載のモータ。
- 前記モータ脚部は、軸方向に視て、多角形状である、請求項1から5のいずれか一項に記載のモータ。
- 前記突出部または前記没入部は、軸方向に視て、軸中心から前記モータ脚部の外形の対角線方向に存在している、請求項6に記載のモータ。
- 前記モータ脚部は、軸方向に視て、長方形状である、請求項6または請求項7に記載のモータ。
- 前記モータ脚部は、軸方向に視て、三角形状である、請求項6または請求項7に記載のモータ。
- 前記モータ脚部は、モータ本体を接続する補強リブを備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のモータ。
- 前記補強リブは、軸方向に視て、前記モータ本体から前記突出部または前記没入部が存在する方向に配置 されている、請求項10に記載のモータ。
- 前記補強リブは板状であり、該補強リブの板厚は前記モータ脚部の軸方向厚みと等しい、請求項10または請求項11に記載のモータ。
- 前記モータ脚部はボルト孔を有し、前記補強リブは前記ボルト孔よりも径方向内側に位置している、請求項10から12のいずれか一項に記載のモータ。
- 前記補強リブの軸方向高さは、前記ステータコアの軸方向高さと等しい、請求項10から13のいずれか一項に記載のモータ。
- 前記モータ脚部は、軸方向に視て、楕円形または長円形である、請求項1に記載のモータ。
- 前記ステータコアの外周面に溝が設けられている、請求項1から15のいずれか一項に記載のモータ。
- モータの極数は10極、スロット数は12スロットである、請求項1から16のいずれか一項に記載のモータ。
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