JP4855875B2 - 電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法 - Google Patents

電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4855875B2
JP4855875B2 JP2006241466A JP2006241466A JP4855875B2 JP 4855875 B2 JP4855875 B2 JP 4855875B2 JP 2006241466 A JP2006241466 A JP 2006241466A JP 2006241466 A JP2006241466 A JP 2006241466A JP 4855875 B2 JP4855875 B2 JP 4855875B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
command signal
command
deflection
linear movement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006241466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008064957A (ja
Inventor
利裕 宇佐
和則 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006241466A priority Critical patent/JP4855875B2/ja
Priority to US11/851,188 priority patent/US7807988B2/en
Publication of JP2008064957A publication Critical patent/JP2008064957A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4855875B2 publication Critical patent/JP4855875B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/302Controlling tubes by external information, e.g. programme control
    • H01J37/3023Programme control
    • H01J37/3026Patterning strategy
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/147Arrangements for directing or deflecting the discharge along a desired path
    • H01J37/1472Deflecting along given lines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • H01J37/3045Object or beam position registration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/304Controlling tubes
    • H01J2237/30455Correction during exposure
    • H01J2237/30461Correction during exposure pre-calculated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S430/00Radiation imagery chemistry: process, composition, or product thereof
    • Y10S430/143Electron beam

Description

本発明は電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法に係り、特に電子ビームによる描画位置のずれを補償する技術に関する。
従来、磁気転写用マスター担体などを作製する際に、その凹凸パターンなどを形成するために基盤上に設けられたレジストに対して電子ビームによってパターンを構成するエレメントを描画する電子ビーム描画装置が提案されている(特許文献1)。
図7(a)及び(b)はそれぞれ従来の電子ビーム描画装置の要部側面図及び平面図である。
同図に示すように、この電子ビーム描画装置1は、レジストが形成された基盤12を支持する回転ステージ14、及び回転ステージ14の中心軸16と一致するように設けられたモータ軸を有するスピンドルモータ18を備えた回転ステージユニット20と、回転ステージユニット20の一部を貫通し、回転ステージ14の所定の半径方向R(Y)に延びるシャフト22と、回転ステージユニット20をシャフト22に沿って移動させるための直線移動手段24とを備えている。回転ステージユニット20の一部には、上記シャフト22と平行に配された、精密なネジきりが施されたロッド26が螺合され、このロッド26は、パルスモータ28によって正逆回転されるようになっており、このロッド26とパルスモータ28により回転ステージユニット20の直線移動手段49が構成される。
また、電子ビーム描画装置1は、電子ビームEBを出射する電子銃23、電子ビームEBをY方向(回転ステージ14の直線移動方向R)及びY方向に直交するX方向(周方向)へ偏向させる静電偏向プレート32、34を有する偏向手段を備えており、電子銃30から出射された電子ビームEBは、静電偏向プレート32、34、及び電子ビームを集光させる図示しないレンズ等を経て、基盤12のレジスト上に照射される。
コントローラ36は、スピンドルモータ18の駆動(即ち、回転ステージ14の回転速度)、パルスモータ28の駆動(即ち、直線移動手段24による直線移動)、電子銃30からの電子ビームEBのオン/オフ、静電偏向プレート32、34を有する偏向手段による電子ビームの偏向制御を行い、これにより基盤12上のレジストに所望のパターンを描画する。
図8(a)は上記電子ビーム描画装置1によって所望のパターン38(例えば、磁気ヘッドを所望のトラック上に導くためのサーボパターン)が描画された基盤12の平面図であり、図8(b)は図8(a)の要部拡大図である。
図8(a)に示すように磁気転写用マスター担体に形成される微細凹凸形状によるパターン38は、基盤12の内周部及び外周部を除く円環状領域に形成される。このパターン38は、中心部からほぼ放射方向に延びる細幅の領域に形成されてなる。
1つのパターン38の一部を拡大してみると、図8(b)に示すように、同心円状のトラックT(To、…、Ti、…)には転写する情報に対応する微細なエレメント38aの集合体で構成される。上記パターン38の記録方式が、回転ステージ14の角速度一定(
CAV)方式の場合には、セクターの長さが内外周で変化するのに応じ、そのエレメント38aの周方向長さLは、図8(b)に示すように、外周側トラックToで長く内周側トラックTiで短く形成される。また、回転位相の基準位置に内周側エレメント38aと外周側エレメント38aの始点が一致するように形成される。
また、電子ビームEBによるエレメント38aの描画方法の基本態様は、図8(b)に示すように、基盤12を一方向Aに回転させつつ、基盤12の半径方向(直線移動方向)R(Y)に対して直交する周方向Xに、微視的に見れば直線状に延びる同心円状のトラックT(トラック幅:W)の所定位相位置に矩形状のエレメント38aの形状を塗りつぶすように微小径の電子ビームEBで走査して描画する。
上記走査は、電子ビームEBを、半径方向R(Y)とほぼ直交する周方向Xへ一定の振幅Lで高速に往復振動させるとともに、半径方向R(Y)へ電子ビームEBを偏向させて送りDを行うことで、電子ビームEBがエレメント38aの形状を三角波状の軌跡で塗りつぶすように走査して、順次エレメント38aの描画を行い、1つのトラックTを1周描画した後、次のトラックTに移動して同様に描画して、基盤12の全領域に所望の微細パターン38を描画する。
尚、電子ビームEBのトラック移動は、例えば、電子ビームEBの振り幅の限界のnトラック(例えば、16トラック)毎に回転ステージ14を半径方向R(Y)に直線移動させるとともに、nトラック内での1トラック毎のトラック移動は、電子ビームEBを偏向させることによって行う。
また、電子ビームEBを出射する電子銃30が固定式の場合には、1つの矩形状エレメント38aの描画中に回転ステージ14が回転移動し、描画軌跡がずれることになるが、その影響が無視できない場合には回転速度に応じて電子ビームEBの往復振動の振れ中心を回転方向と同方向に偏向させつつ半径方向R(Y)への偏向送りDを行う必要がある。また、パターン38のエレメント38aの形状が矩形状でなく、トラック方向に対し角度を持った平行四辺形状等の場合にも、その角度に対応して電子ビームEBの往復振動の振れ中心を偏向させつつ半径方向R(Y)への偏向送りDを行う。
特開2004−158287号公報
ところで、この種の電子ビーム描画装置1において、直線移動手段24によって直線移動させられる回転ステージ14の直線移動方向Rと、静電偏向プレート32の向き(即ち、静電偏向プレート32によって偏向させられる電子ビームEBの偏向方向)Yとは、直線移動手段24と静電偏向プレート32との相対的な装置本体への組み付け誤差、静電偏向プレート32の軸ずれ等に起因して一致しておらず、2度程度ずれていることが判明した。
これにより、図9に示すようにnトラック毎の電子ビームEBのトラック移動を、回転ステージ14を直線移動方向Rにnトラック分移動させることによって行うとともに、nトラック内での電子ビームEBのトラック移動を、電子ビームEBのY方向への振り幅を変えることによって行うと、直線移動方向Rと電子ビームEBのY方向とのなす角度θによって、nトラック毎に描画されるパターン38に段差Δxが生じ、パターン38のつながり精度が悪いものとなっていた。
また、図10に示すように1つの矩形状エレメント38aの辺が、回転ステージ14を直線移動方向Rと直交又は平行になるように矩形エレメント38aを描画する場合にも、上記と同様に角度θだけ回転して描画されるという問題がある。
更に、電子銃30、レンズ、及び静電偏向プレート32、34の装置本体への組み付け誤差、軸ずれ、光学歪み等によっても電子ビームEBを、所望の位置に照射させることができず、例えば、矩形状エレメントを描画しようとしても、台形や平行四辺形、又は他の四角形のエレメントが描画されるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、機械的な誤差、光軸ずれ、光学歪み等に起因する電子ビームによる描画位置のずれを補償し、精度の高い描画を実現することができる電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、基盤上に塗布されたレジストに電子ビームを照射して所望のパターンを描画する電子ビーム描画装置において、前記基盤を支持する回転ステージと、前記回転ステージを前記基盤の半径方向に直線移動させるステージ駆動手段と、前記電子ビームを前記回転ステージの直線移動方向に偏向させる第1の指令信号を出力する第1の指令手段と、前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令手段からの前記第1の指令信号によって偏向させられる電子ビームの偏向方向とのなす角度に基づいて前記電子ビームの偏向方向が前記回転ステージの直線移動方向と一致するように前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を処理する信号処理手段と、前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令信号に基づいて偏向させられる電子ビームの移動位置とを基準に設定される所定のパターンを構成するエレメントを、前記電子ビームで描画させる第2の指令信号を出力する第2の指令手段と、前記信号処理手段によって処理された第1の指令信号を増幅させる第1の偏向アンプであって、前記基盤のレジスト上で前記電子ビームを±5μm以上変位させることが可能な第1の偏向アンプと、前記第2の指令手段から出力された第2の指令信号を増幅させる第2の偏向アンプであって、前記電子ビームを10MHz以上の応答性をもって振動させることが可能な第2の偏向アンプと、前記第1の偏向アンプにより増幅された第1の指令信号と前記第2の偏向アンプにより増幅された第2の指令信号とを加算した指令信号に基づいて電子ビームを偏向させる偏向手段と、を備えたことを特徴としている。
即ち、前記回転ステージの直線移動方向と前記電子ビームを回転ステージの直線移動方向に偏向させる第1の指令信号によって偏向させたときの実際の電子ビームの偏向方向とは、前記ステージ駆動手段、レンズ系、偏向手段の設置精度等により必ずしも一致しない。そこで、前記ステージ駆動手段によって駆動されるステージの直線移動方向と前記第1の指令信号によって偏向させられる電子ビームの偏向方向とのなす角度に基づいて前記電子ビームの偏向方向が前記回転ステージの直線移動方向と一致するように前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を処理するようにしている。この処理後の第1の指令信号によれば、電子ビームの偏向方向を変える(回転させる)ことができ、前記回転ステージの直線移動方向と一致させることができる。
また、特性の異なる第1の偏向アンプと第2の偏向アンプを使用することにより、回転ステージの直線移動方向と同方向に電子ビームを大きく変位(±5μm以上の範囲にわたって変位)させるとともに、所望のパターンを構成するエレメントを電子ビームで塗り潰すように走査して描画する際に、電子ビームを高速で走査(振動)(10MHz以上の応答性をもって振動)させることができる。
請求項2に係る発明は、基盤上に塗布されたレジストに電子ビームを照射して所望のパターンを描画する電子ビーム描画装置において、前記基盤を支持する回転ステージと、前記回転ステージを前記基盤の半径方向に直線移動させるステージ駆動手段と、前記電子ビームを前記回転ステージの直線移動方向に偏向させる第1の指令信号を出力する第1の指令手段と、前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令信号に基づいて偏向させられる電子ビームの移動位置とを基準に設定される所望のパターンを構成するエレメントを、前記電子ビームで描画させる第2の指令信号を出力する第2の指令手段と、前記第2の指令手段からの第2の指令信号によって前記電子ビームで実際に描画されるエレメントと前記所望のパターンを構成するエレメントとの誤差を補償するために前記第2の指令手段から出力される第2の指令信号を補償する補償手段であって、前記第2の指令手段の各指令信号ごとに該指令信号を補償する変換値が記憶された変換テーブルを有し、前記第2の指令手段からの指令信号に応じて前記変換テーブルから対応する変換値を読み出して出力する補償手段と、前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号と前記補償手段によって補償された第2の指令信号とに基づいて電子ビームを偏向させる偏向手段と、前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を増幅させる第1の偏向アンプであって、前記基盤のレジスト上で前記電子ビームを±5μm以上変位させることが可能な第1の偏向アンプと、前記補償手段から出力された第2の指令信号を増幅させる第2の偏向アンプであって、前記電子ビームを10MHz以上の応答性をもって振動させることが可能な第2の偏向アンプと、前記第1の偏向アンプにより増幅された第1の指令信号と前記第2の偏向アンプにより増幅された第2の指令信号とを加算した指令信号に基づいて電子ビームを偏向させる偏向手段と、を備えたことを特徴としている。
即ち、電子ビームによって所望のパターンを構成するエレメント(例えば、矩形状エレメント)を塗り潰すように描画する場合、前記エレメントを塗り潰すように電子ビームを走査させる、第2の指令信号を出力しても実際に塗り潰されるエレメントは、機械的な誤差や光学歪み等により所望のパターンを構成するエレメントと完全には一致しない。そこで、実際に描画されるエレメントが所望のパターンを構成するエレメントと一致するように、前記補償手段によって前記第2の指令手段から出力される第2の指令信号を補償するようにしている。この補償後の第2の指令信号によれば、第2の指令信号によって指令される描画位置と、電子ビームの偏向位置とを一致させることができ、所望のパターンを構成するエレメントを精度よく描画することができる。
また、特性の異なる第1の偏向アンプと第2の偏向アンプを使用することにより、回転ステージの直線移動方向と同方向に電子ビームを大きく変位(±5μm以上の範囲にわたって変位)させるとともに、所望のパターンを構成するエレメントを電子ビームで塗り潰すように走査して描画する際に、電子ビームを高速で走査(振動)(10MHz以上の応答性をもって振動)させることができる。更に、前記第2の指令手段から出力される第2の指令信号によって指令される描画位置と、この第2の指令信号に基づいて偏向される電子ビームの偏向位置との関係が非線形な関係にあり、ゲインやオフセットの調整では修正できない場合でも修正できる。
請求項3に係る発明は、基盤上に塗布されたレジストに電子ビームを照射して所望のパターンを描画する電子ビーム描画装置において、前記基盤を支持する回転ステージと、前記回転ステージを前記基盤の半径方向に直線移動させるステージ駆動手段と、前記電子ビームを前記回転ステージの直線移動方向に偏向させる第1の指令信号を出力する第1の指令手段と、前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令手段からの前記第1の指令信号によって偏向させられる電子ビームの偏向方向とのなす角度に基づいて前記電子ビームの偏向方向が前記回転ステージの直線移動方向と一致するように前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を処理する信号処理手段と、前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令信号に基づいて偏向させられる電子ビームの移動位置とを基準に設定される所望のパターンを構成するエレメントを、前記電子ビームで描画させる第2の指令信号を出力する第2の指令手段と、前記第2の指令手段からの第2の指令信号によって前記電子ビームで実際に描画されるエレメントと前記所望のパターンを構成するエレメントとの誤差を補償するために前記第2の指令手段から出力される第2の指令信号を補償する補償手段であって、前記第2の指令手段の各指令信号ごとに該指令信号を補償する変換値が記憶された変換テーブルを有し、前記第2の指令手段からの指令信号に応じて前記変換テーブルから対応する変換値を読み出して出力する補償手段と、前記信号処理手段によって処理された第1の指令信号を増幅させる第1の偏向アンプであって、前記基盤のレジスト上で前記電子ビームを±5μm以上変位させることが可能な第1の偏向アンプと、前記補償手段から出力された第2の指令信号を増幅させる第2の偏向アンプであって、前記電子ビームを10MHz以上の応答性をもって振動させることが可能な第2の偏向アンプと、前記第1の偏向アンプにより増幅された第1の指令信号と前記第2の偏向アンプにより増幅された第2の指令信号とを加算した指令信号に基づいて電子ビームを偏向させる偏向手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1及び2に係る発明の両者の特徴を備えている。
請求項に示すように請求項1からのいずれかに記載の電子ビーム描画装置において、前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令手段からの前記第1の指令信号によって偏向させられる電子ビームの偏向方向とのなす角度は、3度以内であることを特徴としている。
実際の装置において、2度程度のずれが生じており、最大でも3度以内のずれに収まっているからである。
請求項に係る発明は、請求項1又は3に記載の電子ビーム描画装置における電子ビームのずれ補償方法であって、前記ステージ駆動手段によって前記回転ステージを直線移動させるとともに、その直線移動の軌跡上にマーカを前記電子ビームで描画させる工程と、前記第1の指令手段から前記回転ステージの直線移動方向に前記電子ビームを偏向させる第1の指令信号を出力させるとともに、該電子ビームの移動軌跡上にマーカを電子ビームで描画させる工程と、前記描画された2つのマーカに基づいて前記回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令手段からの指令信号によって偏向する電子ビームの偏向方向とのなす角度を測定する工程と、を含み、前記信号処理手段は、前記測定された角度に基づいて前記電子ビームの偏向方向が前記回転ステージの直線移動方向と一致するように前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を処理することを特徴としている。
即ち、前記ステージ駆動手段によって回転ステージを直線移動させるとともに、その直線移動の軌跡上にマーカを前記電子ビームで描画させることにより、この描画されたマーカから前記回転ステージの直線移動方向を求めることができる。同様に、前記第1の指令手段から前記回転ステージの直線移動方向に前記電子ビームを偏向させる第1の指令信号を出力させるとともに、該電子ビームの移動軌跡上にマーカを電子ビームで描画させることにより、この描画されたマーカから前記第1の指令信号に基づく電子ビームの偏向方向を求めることができる。これにより、回転ステージの直線移動方向と電子ビームの偏向方向とのなす角度を測定することができる。前記信号処理手段は、前記測定された角度に基づいて前記電子ビームの偏向方向が前記回転ステージの直線移動方向と一致するように前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を処理する。即ち、前記回転ステージの直線移動方向と直交する方向にも前記電子ビームを偏向させる信号成分を前記第1の指令信号に付加し、前記測定された角度だけ電子ビームの偏向方向を変える(回転させる)ことができる。
請求項に係る発明は、請求項2又は3に記載の電子ビーム描画装置における電子ビームのずれ補償方法であって、前記ステージ駆動手段によって前記回転ステージを直線移動させるとともに、その直線移動の軌跡上に1つの基準マーカを含む2点以上のマーカを前記電子ビームで描画させる工程と、前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記基準マーカの位置とを基準にした所定のパターンを前記電子ビームで描画させるべく前記第2の指令手段から所定の指令信号を出力する工程と、前記描画された2点以上のマーカの位置から前記回転ステージの直線移動方向を測定するとともに、前記描画された所定のパターンを測定する工程と、前記測定された前記回転ステージの直線移動方向と所定のパターンとに基づいて前記回転ステージの直線移動方向及び基準マーカの位置を基準にした、前記描画された所定のパターンと前記所定の指令信号によって描画されるべき所定のパターンとの誤差に基づいて前記第1の指令手段から出力される指令信号を補償するための補償情報を取得する工程と、を含み、前記補償手段は、前記補償情報に基づいて前記第2の指令手段から出力される指令信号を補償して出力することを特徴としている。
即ち、前記ステージ駆動手段によって回転ステージを直線移動させるとともに、その直線移動の軌跡上に1つの基準マーカを含む2点以上のマーカを前記電子ビームで描画させることにより、この描画された2点以上のマーカから前記回転ステージの直線移動方向を求めることができる。そして、前記基準マーカの位置(原点)と前記求めた直線移動方向とを基準にした所定のパターン(例えば、矩形パターンや格子のパターン)を前記電子ビームで描画させるべく前記第2の指令手段から所定の指令信号を出力する。この所定の指令信号に基づいて実際に描画された所定のパターンを前記基準マーカの位置(原点)と直線移動方向とを基準に測定し、実際に描画された所定のパターンと前記所定の指令信号によって描画されるべき所定のパターンとの誤差(位置ずれ)に基づいて前記第1の指令手段から出力される指令信号を補償するための補償情報を取得する。前記補償手段は、このようにして取得した補償情報に基づいて前記第2の指令手段から出力される指令信号を補償することにより、補償後の第2の指令信号によって指令される描画位置と、電子ビームの偏向位置とを一致させることができる。
本発明によれば、電子ビーム描画装置の機械的な誤差、光軸ずれ、光学歪み等に起因する電子ビームによる描画位置のずれを電気的に補償し、精度の高い描画を実現することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法の好ましい実施の形態について説明する。
<電子ビーム描画装置>
図1(a)及び(b)はそれぞれ本発明に係る電子ビーム描画装置の実施の形態を示す要部側面図及び平面図である。尚、図7に示した従来の電子ビーム描画装置1と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図1に示す電子ビーム描画装置10は、図7に示した電子ビーム描画装置1と比較して、主としてコントローラ36の代わりにコントローラ40が設けられている点で相違する。
図1において、偏向手段は静電偏向プレート32、34を有し、静電偏向プレート32は、電子ビームEBをY方向(回転ステージ14の直線移動方向Rと同方向)に偏向させるように設けられ、静電偏向プレート34は、電子ビームEBを前記Y方向と直交するX方向に偏向させるように設けられている。
但し、偏向手段の静電偏向プレート32に電圧を印加したときに実際に偏向する電子ビームEBの偏向方向Yと、直線移動手段24による回転ステージ14の直線移動方向Rとは完全に一致しておらず、3度以内の範囲内でずれている。
図2は図1に示したコントローラ40の要部の内部構成を示す図であり、特に静電偏向プレート32、34への印加電圧を制御して電子ビームEBを偏向制御する制御部に関して示している。
図2において、第1の指令器42は、電子ビームEBをY方向に偏向させ、電子ビームEBのトラック移動を行わせるための第1の指令信号DO(X)(=0),DO(Y)を出力する。即ち、基盤12上のレジストに描画される所望のパターンは、1トラックずつ描画されるが、電子ビームEBを次のトラックに移動させる毎に、そのトラック位置に対応する第1の指令信号DO(X),DO(Y)を出力する。
尚、この実施の形態では、nトラック(例えば、16トラック)分の描画が終了する毎に、直線移動手段24によって回転ステージ14を直線移動方向Rにnトラック分移動させるようにしているため、前記第1の指令器42は、nトラック毎に同じ第1の指令信号DO(X),DO(Y)を出力することになる。
前記第1指令信号DO(X),DO(Y)は、それぞれD/A変換器43X,43Yによってアナログ信号DO(X)’,DO(Y)’に変換される。D/A変換器43Xによって変換されたアナログ信号DO(X)’は、可変抵抗44Xを介して加算器45Yに出力されるとともに、加算器45Xに出力され、D/A変換器43Yによって変換されたアナログ信号DO(Y)’は、可変抵抗44Yを介して加算器45Xに出力されるとともに、加算器45Yに出力される。
加算器45Xは、例えば、帰還抵抗を有するオペアンプで構成され、それぞれ入力するアナログ信号DO(X)’と、可変抵抗44Yと帰還抵抗とによって適宜の電圧に分圧されたアナログ信号DO(Y)’とを加算し、その加算したアナログ信号を偏向アンプ46Xに出力する。同様に、加算器45Yは、それぞれ入力するアナログ信号DO(Y)’と、可変抵抗44Xと帰還抵抗とによって適宜の電圧に分圧されたアナログ信号DO(X)’とを加算し、その加算したアナログ信号を偏向アンプ46Yに出力する。
偏向アンプ46X,46Yは、それぞれ入力するアナログ信号の感度調整を行い、この感度調整した第1の指令信号DO(X)”,DO(Y)”をそれぞれ加算器48X、48Yに出力する。
ここで、上記可変抵抗44X,44Y、加算器45X,45Y、及び偏向アンプ46X,46Yの作用について説明する。
図9に示すように、偏向手段の静電偏向プレート32に電圧を印加したときに実際に偏向する電子ビームEBの偏向方向Yと、直線移動手段24による回転ステージ14の直線移動方向Rとのなす角度をθとすると、電子ビームEBの偏向方向Yと直線移動方向Rと一致させるためには、電子ビームEBの偏向方向Yを角度θだけ回転させる必要がある。
このように電子ビームEBを角度θだけ回転させるために、Y方向の第1の指令信号DO(Y)”の他に、X方向の第1の指令信号DO(X)”も出力するようにしている。
また、D/A変換器43X、43Yの出力信号DO(X)’, DO(Y)’は、可変抵抗44X,44Y、加算器45X,45Y、及び偏向アンプ46X,46Yの作用により、偏向アンプ46X,46Yから信号DO(X)”,DO(Y)”として出力されるが、直線移動方向Rと電子ビームEBの偏向方向Yとの角度をθとすると、信号DO(X)’, DO(Y)’と信号DO(X)”,DO(Y)”との関係は、次式で表すことができる。
Figure 0004855875
上記[数1]式において、右辺の第1項は伸縮の項であり、第2項は回転の項であり、それぞれ定数である。前記可変抵抗44X,44Y、加算器45X,45Y、及び偏向アンプ46X,46Y、は、上記[数1]式のアナログ処理を行う。
尚、この実施の形態では、DO(X)’=0であるため、上記[数1]式は、次式に書き替えることがきる。
[数1]’
DO(X)”=K2・sinθ・DO(Y)’
DO(Y)”=K4・cosθ・DO(Y)’
この[数1]’式のアナログ処理を行う回路は、上記可変抵抗44X,44Y、加算器45X,45Y、及び偏向アンプ46X,46Yに比べて簡略化することが可能である。
一方、第2の指令器50は、図8(b)に示したようにエレメント38aの形状を三角波状の軌跡で塗りつぶすように電子ビームEBを走査させる第2の指令信号MO(X),MO(Y)を出力する。この第2の指令信号MO(X),MO(Y)は、補償回路52に加えられる。
補償回路52は、第2の指令信号MO(X),MO(Y)によって指令した電子ビームEBの走査位置と、実際に基盤12のレジスト上に照射される電子ビームEBの走査位置とのずれを補償するもので、第2の指令信号MO(X),MO(Y)を補償する第2の指令信号MO(X)’,MO(Y)’が記憶された変換テーブル(例えば、二次元ルックアップテーブル)を有し、入力する第2の指令信号MO(X),MO(Y)に応じて一意に決まる変換値である第2の指令信号MO(X)’,MO(Y)’を変換テーブルから読み出し、この第2の指令信号MO(X)’,MO(Y)’をそれぞれD/A変換器54X,54Yに出力する。尚、この補償回路52の変換テーブルに記憶される変換値の詳細については後述する。
D/A変換器54X,54Yは、それぞれ入力するデジタルの第2の指令信号MO(X)’,MO(Y)’をアナログ信号に変換し、偏向アンプ56X、56Yに出力する。偏向アンプ56Xは、所定のゲイン値に応じて入力するアナログ信号の感度調整を行い、この感度調整した第2の指令信号MO(X)”を加算器48Xの他の入力に加え、同様に偏向アンプ56Yは、所定のゲイン値に応じて入力するアナログ信号の感度調整を行い、この感度調整した第2の指令信号MO(Y)”を加算器48Yの他の入力に加える。
加算器48Xは、偏向アンプ46Xから入力する第1の指令信号DO(X)”と偏向アンプ56Xから入力する第2の指令信号MO(X)”とを加算し、その加算した信号(電圧信号)Xを偏向手段の静電偏向プレート34に印加し、また、加算器48Yは、偏向アンプ46Yから入力する第1の指令信号DO(Y)”と偏向アンプ56Yから入力する第2の指令信号MO(Y)”とを加算し、その加算した信号(電圧信号)Yを偏向手段の静電偏向プレート32に印加する。
静電偏向プレート32、34にそれぞれ電圧信号X,Yが印加された偏向手段は、電子銃30から出射してレンズ系を介して基盤12のレジスト上に照射される電子ビームEBを偏向させ、電子ビームEBによる所望のパターンの描画を行わせる。
ここで、偏向アンプ46X,46Yを含む偏向手段の駆動部としては、基盤12のレジスト上で電子ビームEBを±5μm以上変位させることできるものが使用されており、この電子ビーム描画装置10では、電子ビームEBを約0.1MHzの応答性で±10μmの振幅で振ることができるものが使用されている。
また、偏向アンプ56X,56Yを含む偏向手段の駆動部としては、電子ビームEBを10MHz以上の高速で振る(走査)することができる高速偏向アンプが使用されており、この電子ビーム描画装置10では、30MHzの応答性で±1μmの振幅で振ることができるものが使用されている。
<電子ビームのずれ補償方法>
次に、本発明に係る電子ビーム描画装置10における電子ビームのずれ補償方法について説明する。
[回転ステージ14の直線移動方向Rと電子ビームEBのY方向のずれ補償]
図3に示すように基盤12のレジスト上に3つのマ−カMO、Y、を電子ビームEBによって描画する。
即ち、図4のフローチャートに示すように、まず電子ビームEBによって基準となるマ−カMoを基盤12のレジスト上に描画する(ステップS10)。この描画は、第2の指令器50からの第2の指令信号MO(X),MO(Y)を変化させることによって行う。
続いて、第1の指令器42から出力される第1の指令信号DO(Y)を、電子ビームEBがY方向にnトラック分だけ移動するように変化させ、ここで、第2の指令器50からの第2の指令信号MO(X),MO(Y)を変化させることによりマ−カMを描画する(ステップS11)。
次に、第1の指令信号DO(Y)をマ−カMの描画時と同じ値にし、直線移動手段24によって回転ステージ14を直線移動方向Rにnトラック分移動させ、ここで、第2の指令器50からの第2の指令信号MO(X),MO(Y)を変化させることによりマ−カMを描画する(ステップS12)。
図3上では、マ−カMとマ−カMとは、両者が区別できるようにマ−カの形が異なるようにしている。即ち、×印のマ−カMと十字のマ−カMにしている。
上記3つのマ−カMO、Y、が描画された基盤上のレジストを現像処理する(ステップS13)。この現像処理により識別可能になった各マ−カMO、Y、の位置を測定するとともに(ステップS14)、図3に示すように回転ステージ14の直線移動方向Rと直交する方向のマ−カMとマ−カMとの距離Δxを測定する(ステップS15)。
そして、この距離Δxと、マ−カM、M間の距離Lとに基づいて回転ステージ14の直線移動方向Rと第1の指令信号DO(Y)による電子ビームEBの偏向方向Yとのなす角度θを、次式によって求める(ステップS16)。
[数2]
tanθ=Δx/L
θ=tan-1(Δx/L)
このようにして測定した角度θに基づいて前述した[数1]式における右辺の第2項(回転の項)を求めることができる。
尚、角度θは3度以内の小さな角度であるため、sinθをΔx/Lとし、cosθを1にしてもよい。
また、図3において、マ−カM、M間の距離L(nトラック分の幅)は既知であるため、マ−カM、Mのみを描画し、これらのマ−カM、M間の距離Δxのみを測定して角度θを求めるようにしてもよいし、図9に示したパターンを描画し、nトラック毎に描画されるパターン38の段差Δxを測定して角度θを求めるようにしてもよい。
[高速で走査する電子ビームEBの走査位置のずれ補償]
図5に示すように基盤12のレジスト上に2つのマ−カM1、を電子ビームEBによって描画するとともに、所定のパターンPを電子ビームEBによって描画する。
即ち、図6のフローチャートに示すように、まず、マ−カMを電子ビームEBによって描画する(ステップS20)。続いて直線移動手段24によって回転ステージ14を直線移動方向Rに所定の距離移動させ(ステップS21)、この移動位置でマ−カMを電子ビームEBによって描画する(ステップS22)。尚、各移動位置でのマ−カの描画は、第2の指令器50からの第2の指令信号MO(X),MO(Y)を変化させることによって行う。
次に、図5に示すようにマ−カMの位置を基準(原点)にして、A(−1μm,1μm)、B(−1μm,−1μm)、C(1μm,−1μm)、D(1μm,1μm)の4点を通る矩形のパターンを描画させる第2の指令信号MO(X),MO(Y)を、第2の指令器50から出力し、パターンPを描画する(ステップS23)。
仕様どおりの装置であれば、定格のアナログ信号を入力すれば、電子ビームEBは、そのアナログ信号に対応する位置に偏向する。この実施の形態の電子ビームEB10では、±1μmの偏向位置が±1Vに対応する。
しかし、直線移動方向Rと電子ビームEBの偏向方向Yとのずれや、電子ビームEBの光学歪みなどにより、パターンPは、指令どおりのパターンとはならず、回転ステージ14の直線移動方向Rに対して傾いていたり、歪んでいたりする。
上記マ−カM1、、及びパターンPが描画された基盤上のレジストを現像処理する(ステップS24)。この現像処理により識別可能になった各マ−カM、M、パターンPの各位置を測定し、各マ−カM1、を結ぶ線分の方向(回転ステージ14の直線移動方向R)を直交座標系の一方向とし、また、マ−カMの位置を原点とする直交座標系において、パターンPの4隅の座標を測定する(ステップS25)。また、測定した4隅の位置に基づいてパターンP内の各部の位置を、補間等により求める。図5では、説明を簡単にするために、1辺が2μmの正方形を4×4に分割した場合の各交点の座標を求めている。
仕様どおりにパターンPが描画されている場合には、Vx=0.5V,Vy=0.5Vを静電偏向プレート34、32に印加すれば、電子ビームEBは、(0.5μm, 0.5μm)の位置を照射するように振れるはずだが、図5に示したパターンPによれば、7番の位置(約0.25μm,約0.3μm)の位置までしか振れない。所望の位置(0.5μm, 0.5μm)まで振るためには、1番の位置まで振る必要がある。1番の位置に相当する印加電圧は、Vx’=1V,Vy’=1Vである。
ステップS26では、パターンP内の各位置が、所望の位置になるように第2の指令信号MO(X),MO(Y)を、第2の指令信号MO(X)’,MO(Y)’に変換する変換テーブルを作成する。このようして作成した変換テーブルは、図2の補償回路52に設定される。
尚、次式に示す単純な伸縮を行う変換式、
Figure 0004855875
によって印加電圧(Vx’,Vy’)を求める場合には、上記例は、Kx=2、Ky=2であるが、サーボ信号に対応する所望の電子ビームEBの振りは、一つの方向だけではなく2次元で振り、且つ振る方向によって伸縮比が異なるため、上記[数3]式では、目的の印加電圧(Vx’,Vy’)を計算することができない。そこで、上述したように変換テーブルを使用するようにしている。
尚、1辺が2μmの正方形に対して、実際には10ビット(1024)×10ビット(約2nm刻み)で分割した各交点の座標を求め、変換テーブルには各交点ごとに変換値が記憶されているため、電子ビームEBの偏向位置は、2nm以内の位置精度が補償される。
尚、基盤のレジスト上に描画するパターンは、この実施の形態のものに限らず、また、偏向手段は、2組(4枚)の静電偏向プレートを有するものに限らない。
図1(a)及び(b)はそれぞれ本発明に係る電子ビーム描画装置の実施の形態を示す要部側面図及び平面図である。 図2は図1に示したコントローラの要部の内部構成を示す図である。 図3は回転ステージの直線移動方向Rと電子ビームEBのY方向のずれ補償を説明するために用いた図である。 図4は回転ステージの直線移動方向Rと電子ビームEBのY方向との角度を求めるための処理手順を示すフローチャートである。 図5は高速で走査する電子ビームの走査位置のずれ補償を説明するために用いた図である。 図6は電子ビームの走査位置が所望の位置になるように指令信号を変換する変換テーブルを求めるための処理手順を示すフローチャートである。 図7(a)及び(b)はそれぞれ従来の電子ビーム描画装置の実施の形態を示す要部側面図及び平面図である。 図8(a)は電子ビーム描画装置によって所望のパターンが描画された基盤の平面図であり、図8(b)は図8(a)の要部拡大図である。 図9は従来の電子ビーム描画装置によって描画される不良パターンの一例を示す図である。 図10は従来の電子ビーム描画装置によって描画されるパターンを構成する不良エレメントの一例を示す図である。
符号の説明
10…電子ビーム描画装置、12…基盤、14…回転ステージ、18…スピンドルモータ、20…回転ステージユニット、22…シャフト、24…直線移動手段、26…ロッド、28…パルスモータ、30…電子銃、32、34…静電偏向プレート、40…コントローラ、42…第1の指令器、44、54A、54B…D/A変換器、46X、46Y、56X、56Y…偏向アンプ、48X、48Y…加算器、50…第2の指令器、52…補償回路

Claims (6)

  1. 基盤上に塗布されたレジストに電子ビームを照射して所望のパターンを描画する電子ビーム描画装置において、
    前記基盤を支持する回転ステージと、
    前記回転ステージを前記基盤の半径方向に直線移動させるステージ駆動手段と、
    前記電子ビームを前記回転ステージの直線移動方向に偏向させる第1の指令信号を出力する第1の指令手段と、
    前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令手段からの前記第1の指令信号によって偏向させられる電子ビームの偏向方向とのなす角度に基づいて前記電子ビームの偏向方向が前記回転ステージの直線移動方向と一致するように前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を処理する信号処理手段と、
    前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令信号に基づいて偏向させられる電子ビームの移動位置とを基準に設定される所定のパターンを構成するエレメントを、前記電子ビームで描画させる第2の指令信号を出力する第2の指令手段と、
    前記信号処理手段によって処理された第1の指令信号を増幅させる第1の偏向アンプであって、前記基盤のレジスト上で前記電子ビームを±5μm以上変位させることが可能な第1の偏向アンプと、
    前記第2の指令手段から出力された第2の指令信号を増幅させる第2の偏向アンプであって、前記電子ビームを10MHz以上の応答性をもって振動させることが可能な第2の偏向アンプと、
    前記第1の偏向アンプにより増幅された第1の指令信号と前記第2の偏向アンプにより増幅された第2の指令信号とを加算した指令信号に基づいて電子ビームを偏向させる偏向手段と、
    を備えたことを特徴とする電子ビーム描画装置。
  2. 基盤上に塗布されたレジストに電子ビームを照射して所望のパターンを描画する電子ビーム描画装置において、
    前記基盤を支持する回転ステージと、
    前記回転ステージを前記基盤の半径方向に直線移動させるステージ駆動手段と、
    前記電子ビームを前記回転ステージの直線移動方向に偏向させる第1の指令信号を出力する第1の指令手段と、
    前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令信号に基づいて偏向させられる電子ビームの移動位置とを基準に設定される所望のパターンを構成するエレメントを、前記電子ビームで描画させる第2の指令信号を出力する第2の指令手段と、
    前記第2の指令手段からの第2の指令信号によって前記電子ビームで実際に描画されるエレメントと前記所望のパターンを構成するエレメントとの誤差を補償するために前記第2の指令手段から出力される第2の指令信号を補償する補償手段であって、前記第2の指令手段の各指令信号ごとに該指令信号を補償する変換値が記憶された変換テーブルを有し、前記第2の指令手段からの指令信号に応じて前記変換テーブルから対応する変換値を読み出して出力する補償手段と、
    前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号と前記補償手段によって補償された第2の指令信号とに基づいて電子ビームを偏向させる偏向手段と、
    前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を増幅させる第1の偏向アンプであって、前記基盤のレジスト上で前記電子ビームを±5μm以上変位させることが可能な第1の偏向アンプと、
    前記補償手段から出力された第2の指令信号を増幅させる第2の偏向アンプであって、前記電子ビームを10MHz以上の応答性をもって振動させることが可能な第2の偏向アンプと、
    前記第1の偏向アンプにより増幅された第1の指令信号と前記第2の偏向アンプにより増幅された第2の指令信号とを加算した指令信号に基づいて電子ビームを偏向させる偏向手段と、
    を備えたことを特徴とする電子ビーム描画装置。
  3. 基盤上に塗布されたレジストに電子ビームを照射して所望のパターンを描画する電子ビーム描画装置において、
    前記基盤を支持する回転ステージと、
    前記回転ステージを前記基盤の半径方向に直線移動させるステージ駆動手段と、
    前記電子ビームを前記回転ステージの直線移動方向に偏向させる第1の指令信号を出力する第1の指令手段と、
    前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令手段からの前記第1の指令信号によって偏向させられる電子ビームの偏向方向とのなす角度に基づいて前記電子ビームの偏向方向が前記回転ステージの直線移動方向と一致するように前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を処理する信号処理手段と、
    前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令信号に基づいて偏向させられる電子ビームの移動位置とを基準に設定される所望のパターンを構成するエレメントを、前記電子ビームで描画させる第2の指令信号を出力する第2の指令手段と、
    前記第2の指令手段からの第2の指令信号によって前記電子ビームで実際に描画されるエレメントと前記所望のパターンを構成するエレメントとの誤差を補償するために前記第2の指令手段から出力される第2の指令信号を補償する補償手段であって、前記第2の指令手段の各指令信号ごとに該指令信号を補償する変換値が記憶された変換テーブルを有し、前記第2の指令手段からの指令信号に応じて前記変換テーブルから対応する変換値を読み出して出力する補償手段と、
    前記信号処理手段によって処理された第1の指令信号を増幅させる第1の偏向アンプであって、前記基盤のレジスト上で前記電子ビームを±5μm以上変位させることが可能な第1の偏向アンプと、
    前記補償手段から出力された第2の指令信号を増幅させる第2の偏向アンプであって、前記電子ビームを10MHz以上の応答性をもって振動させることが可能な第2の偏向アンプと、
    前記第1の偏向アンプにより増幅された第1の指令信号と前記第2の偏向アンプにより増幅された第2の指令信号とを加算した指令信号に基づいて電子ビームを偏向させる偏向手段と、
    を備えたことを特徴とする電子ビーム描画装置。
  4. 前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令手段からの前記第1の指令信号によって偏向させられる電子ビームの偏向方向とのなす角度は、3度以内であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の電子ビーム描画装置。
  5. 請求項1又は3に記載の電子ビーム描画装置における電子ビームのずれ補償方法であって、
    前記ステージ駆動手段によって前記回転ステージを直線移動させるとともに、その直線移動の軌跡上にマーカを前記電子ビームで描画させる工程と、
    前記第1の指令手段から前記回転ステージの直線移動方向に前記電子ビームを偏向させる第1の指令信号を出力させるとともに、該電子ビームの移動軌跡上にマーカを電子ビームで描画させる工程と、
    前記描画された2つのマーカに基づいて前記回転ステージの直線移動方向と前記第1の指令手段からの指令信号によって偏向する電子ビームの偏向方向とのなす角度を測定する工程と、を含み、
    前記信号処理手段は、前記測定された角度に基づいて前記電子ビームの偏向方向が前記回転ステージの直線移動方向と一致するように前記第1の指令手段から出力された第1の指令信号を処理することを特徴とする電子ビームのずれ補償方法。
  6. 請求項2又は3に記載の電子ビーム描画装置における電子ビームのずれ補償方法であって、
    前記ステージ駆動手段によって前記回転ステージを直線移動させるとともに、その直線移動の軌跡上に1つの基準マーカを含む2点以上のマーカを前記電子ビームで描画させる工程と、
    前記ステージ駆動手段によって駆動される回転ステージの直線移動方向と前記基準マーカの位置とを基準にした所定のパターンを前記電子ビームで描画させるべく前記第2の指令手段から所定の指令信号を出力する工程と、
    前記描画された2点以上のマーカの位置から前記回転ステージの直線移動方向を測定するとともに、前記描画された所定のパターンを測定する工程と、
    前記測定された前記回転ステージの直線移動方向と所定のパターンとに基づいて前記回転ステージの直線移動方向及び基準マーカの位置を基準にした、前記描画された所定のパターンと前記所定の指令信号によって描画されるべき所定のパターンとの誤差に基づいて前記第1の指令手段から出力される指令信号を補償するための補償情報を取得する工程と、を含み、
    前記補償手段は、前記補償情報に基づいて前記第2の指令手段から出力される指令信号を補償して出力することを特徴とする電子ビームのずれ補償方法。
JP2006241466A 2006-09-06 2006-09-06 電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法 Expired - Fee Related JP4855875B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241466A JP4855875B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法
US11/851,188 US7807988B2 (en) 2006-09-06 2007-09-06 Electron beam lithography apparatus and method for compensating for electron beam misalignment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241466A JP4855875B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008064957A JP2008064957A (ja) 2008-03-21
JP4855875B2 true JP4855875B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=39150198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006241466A Expired - Fee Related JP4855875B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7807988B2 (ja)
JP (1) JP4855875B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013135194A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Canon Inc 描画装置及び物品の製造方法
JP5843610B2 (ja) * 2011-12-28 2016-01-13 キヤノン株式会社 描画装置及び物品の製造方法
JP6013089B2 (ja) * 2012-08-30 2016-10-25 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置
JP2014120746A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Canon Inc 描画装置、および物品の製造方法
KR102150972B1 (ko) 2014-06-05 2020-09-03 삼성전자주식회사 전자 빔 노광 시스템

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55143032A (en) * 1979-04-24 1980-11-08 Nec Corp Method of exposure of electron beam
JPS59123149A (ja) * 1982-12-28 1984-07-16 Jeol Ltd 電子線装置における試料移動装置
JPS6413726A (en) * 1987-07-08 1989-01-18 Jeol Ltd Rotation correct device of beam exposure apparatus
JPH05190435A (ja) * 1992-01-17 1993-07-30 Hitachi Ltd 半導体装置の電子線描画方法
US5389858A (en) * 1992-07-16 1995-02-14 International Business Machines Corporation Variable axis stigmator
JPH076943A (ja) * 1992-08-11 1995-01-10 Jeol Ltd 荷電粒子ビーム描画方法
JPH10289847A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Fujitsu Ltd 荷電粒子ビーム露光方法及びシステム
US5892230A (en) * 1997-05-29 1999-04-06 Massachusetts Institute Of Technology Scintillating fiducial patterns
JPH1186773A (ja) * 1997-09-11 1999-03-30 Hitachi Ltd 電子線描画装置
JPH11224634A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Hitachi Ltd 走査像形成方法および走査像形成装置
JP4343293B2 (ja) * 1998-10-23 2009-10-14 キヤノン株式会社 荷電粒子線露光方法及び装置、ならびにデバイス製造方法
JP2000207738A (ja) * 1999-01-12 2000-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報担体の製造方法
JP2001250772A (ja) * 2000-03-06 2001-09-14 Hitachi Ltd ビーム描画装置
JP3765988B2 (ja) * 2001-02-23 2006-04-12 株式会社日立製作所 電子線式外観検査装置
JP2002324312A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd マスター情報担体の製造方法
JP3349504B1 (ja) * 2001-08-03 2002-11-25 株式会社日立製作所 電子線描画装置および電子顕微鏡
JP2003243289A (ja) * 2002-02-15 2003-08-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd 露光装置
JP2004110948A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気転写用マスター担体の作製方法
JP2004178736A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Fuji Photo Film Co Ltd 電子線描画方法および高密度記録のための円盤状担体
JP4109085B2 (ja) 2002-11-06 2008-06-25 富士フイルム株式会社 電子ビーム描画方法
JP2004164762A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Fujitsu Ltd ディスク原盤露光装置
JP4074240B2 (ja) * 2003-09-30 2008-04-09 株式会社東芝 偏向歪み補正システム、偏向歪み補正方法、偏向歪み補正プログラム及び半導体装置の製造方法
JP4532185B2 (ja) * 2004-06-30 2010-08-25 富士フイルム株式会社 電子ビーム描画方法
JP4515179B2 (ja) * 2004-07-20 2010-07-28 富士フイルム株式会社 露光装置における回転同期振れ測定方法および補償描画方法
TWI290430B (en) * 2005-02-02 2007-11-21 Shimadzu Corp Scanning electron beam device
TW200809856A (en) * 2006-03-28 2008-02-16 Pioneer Corp Recording system, recording device, and recording control signal generation device

Also Published As

Publication number Publication date
US7807988B2 (en) 2010-10-05
JP2008064957A (ja) 2008-03-21
US20080054188A1 (en) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7473910B2 (en) Electron beam lithography apparatus
JP4855875B2 (ja) 電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法
JP2004158287A (ja) 電子ビーム描画方法
JP5191542B2 (ja) 電子ビーム記録装置及びその制御装置並びに制御方法
JP3344713B2 (ja) 電子ビーム・リソグラフィ・システム
US20100237262A1 (en) Electron beam writing method and apparatus
EP1628303A2 (en) A rotating recorder with dual encoder arrangement having eccentricity compensation
JP4746677B2 (ja) ディスク原盤製造方法
CN101449328A (zh) 束记录装置和束调整方法
JP4350471B2 (ja) 電子ビーム描画方法および描画装置
JP5087679B2 (ja) 電子ビーム装置
JP4515179B2 (ja) 露光装置における回転同期振れ測定方法および補償描画方法
JP2007335055A (ja) 電子ビーム描画装置、電子ビーム描画方法、電子ビーム描画プログラムおよび記録媒体
JP5166400B2 (ja) ビーム描画装置
JP5727419B2 (ja) 感度補償のための方法および装置
JP5433011B2 (ja) 電子ビーム記録装置
JP2012141249A (ja) 回転制御装置及び回転制御方法
JP4532185B2 (ja) 電子ビーム描画方法
JP2004164762A (ja) ディスク原盤露光装置
JP2007242072A (ja) 電子ビームによるディスクリートトラックメディアの原盤描画方法、電子ビームによるディスクリートトラックメディアの原盤描画装置
JP5232864B2 (ja) 電子ビーム描画装置の制御装置及び制御方法並びに描画方法
JP5287006B2 (ja) 電子線描画装置、電子線描画方法、原盤製造方法、及び情報記録媒体製造方法
JP2006031828A (ja) 磁気転写用パターンドマスター担体およびその描画方法並びにプリフォーマットされた磁気記録媒体の製造方法
JP2011159644A (ja) 電子ビーム描画方法、電子ビーム描画装置、モールドの製造方法および磁気ディスク媒体の製造方法
US20100102254A1 (en) Electron beam apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111027

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees