JPH076943A - 荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画方法

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Publication number
JPH076943A
JPH076943A JP4214031A JP21403192A JPH076943A JP H076943 A JPH076943 A JP H076943A JP 4214031 A JP4214031 A JP 4214031A JP 21403192 A JP21403192 A JP 21403192A JP H076943 A JPH076943 A JP H076943A
Authority
JP
Japan
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unit
stage
charged particle
particle beam
movement
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4214031A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Asari
敏弘 浅利
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Publication of JPH076943A publication Critical patent/JPH076943A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接描画であってもステージの移動誤差の補
正を正確に行うことができる荷電粒子ビーム描画方法を
実現する。 【構成】 ステージ5の移動は、ステージ位置測定ユニ
ット15によって監視されており、測定移動量はベクト
ル演算ユニット16に送られる。ベクトル演算ユニット
16では、測定移動量と設定移動量との差x,yを求
め、その値をスキャナユニット9に送る。スキャナユニ
ット9は、パターンデータに基づき偏向信号を作成する
が、この偏向信号に移動誤差であるx,yを加算する。
ベクトル演算ユニット16は、材料3の回転角θと移動
誤差x,yにより補正ベクトルC(Δx,Δy)を求
め、Δxについてはシフトユニット10に供給し、Δy
についてはシフトユニット11に供給する。各シフトユ
ニット10,11では、スキャナユニット9からの偏向
信号に対してΔx,Δyのシフトを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ビームやイオンビ
ームを用いて微細なパターンの描画を行うようにした荷
電粒子ビーム描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子ビーム描画装置では、電子
ビームの偏向歪みの影響を回避するために、描画領域を
フィールドに分割し、各フィールドごとに被描画材料を
移動させ、フィールド単位で電子ビームの偏向により所
望パターンの描画を行っている。被描画材料のフィール
ドごとの移動に際しては、被描画材料が載置されたステ
ージのXとY方向の位置をレーザ測長計で測定し、ステ
ージが所定の距離移動するように制御している。そし
て、移動後における測定移動量と設定移動量との差につ
いては、電子ビームの偏向によって補正を行っている。
なお、レーザ測長計による移動量の測定は、直交するX
Y2方向に沿ってステージに固定されているミラーにレ
ーザ光を照射して行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したレーザ測長計
により被描画材料の移動量を測定し、移動誤差を電子ビ
ームの偏向によって補正する方式は、マスク描画の際に
被描画材料としてマスク材料を用いた場合には、ミラー
と電子ビームの偏向方向が一致することになるので、特
に問題は生じない。しかしながら、直接描画の際には、
所定のパターンを描画したシリコンウエハなどの材料を
描画装置から取り出し、所定の処理を行い、再び感光材
料を表面に塗布して描画装置内に導入する。そして材料
をステージ上に載せ、ステージの移動と電子ビームの偏
向により所望のパターンの描画を重ね合わせて行うよう
にしている。このような直接描画のときに、ステージ上
に材料を載せる際、材料が所定の座標から回転する。そ
のため、直接描画では、ステージに材料を載せ、描画を
開始する前に材料に設けられている複数のマークの位置
を検出し、マーク位置から材料の回転量を求め、描画の
ときには回転の補正を行い、所定の座標に沿って電子ビ
ームの偏向を行うようにしている。ところが、フィール
ド単位でステージの移動を行い、移動の誤差を電子ビー
ムの偏向によって補正しようとすると、ステージの回転
誤差により、正確に補正が行われず、結果として描画精
度の低下を来たす。図2はその様子を示しており、ステ
ージ(材料)の移動後の設定移動量と測定移動量との差
A(x,y)が生じている場合、A(x,y)の補正を
電子ビームによって行えば良いことになるが、実際に
は、角度誤差θが存在しているので、Bのように補正が
行われ、AとBとの差が生じてしまう。従って、重ね合
わせ露光の精度が悪化するという問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、直接描画であってもステージの移
動誤差の補正を正確に行うことができる荷電粒子ビーム
描画方法を実現するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく荷電粒子
ビーム描画方法は、被描画材料を移動させながら荷電粒
子ビームを被描画材料に照射し、所望パターンの描画を
行うと共に、被描画材料の移動量を測定し、測定した移
動量と設定移動量との差に応じた移動誤差を荷電粒子ビ
ームの偏向により補正するようにした荷電粒子ビーム描
画方法において、被描画材料に設けられたマークの位置
を検出することによって被描画材料の基準方位からの回
転ずれ角を求め、前記測定移動量と設定移動量との差と
回転ずれ角から、材料の移動誤差補正における回転ずれ
補正値を求め、この補正値によって荷電粒子ビームの偏
向量補正を行って回転ずれの補正を行うようにしたこと
を特徴としている。
【0006】
【作用】本発明に基づく荷電粒子ビーム描画方法は、被
描画材料に設けられたマークの位置を検出して被描画材
料の基準方位からの回転ずれ角を求め、材料の移動に際
しての測定移動量と設定移動量との差と回転ずれ角か
ら、材料の移動誤差補正における回転ずれ補正値を求
め、この補正値によって荷電粒子ビームの偏向量補正を
行って回転ずれの補正を行う。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。図1は本発明に基づく方法を実施するた
めの電子ビーム描画システムの一例を示している。電子
銃1からの電子ビームは、電子レンズ2によってシリコ
ンウエハなどの被描画材料3上に集束される。材料3
は、材料ホルダー4に保持されており、材料ホルダー4
は、移動ステージ5上に載置されている。材料3上の電
子ビームの照射位置は、X方向とY方向の位置決め偏向
器6,7による電子ビームの偏向によって決められる。
8は制御コンピュータであり、制御コンピュータ8から
の描画パターンデータは、スキャナユニット9に送られ
る。スキャナユニット9は描画すべきパターンデータを
受け、ディジタル座標値として出力する。スキャナユニ
ット9からのX,Y方向の電子ビーム偏向信号は、電子
ビームフィールドシフトユニット10,11と偏向出力
増幅器12,13を介してそれぞれX偏向器6、Y偏向
器7に供給される。14はステージ5を移動させるため
のステージ駆動ユニットであり、ステージ5の移動量
は、レーザ干渉計よりなるステージ位置測定ユニット1
5によって測定される。ステージ位置測定ユニット15
によって求められたXとY方向の位置に応じた信号は、
ベクトル演算ユニット16に送られる。材料3への電子
ビームの照射によって発生した2次電子又は反射電子
は、検出器17によって検出される。検出器17の検出
信号は、増幅器18、AD変換器19を介して制御コン
ピュータ8に供給される。このような構成の動作を次に
説明する。
【0008】まず、被描画材料3がステージ5上に載置
され、そして、材料3に予め設けられた複数のマーク部
分に電子ビームが照射される。マーク部分での電子ビー
ムの走査に基づいて発生した2次電子又は反射電子が検
出器17によって検出され、検出信号は増幅器18、A
D変換器19を介して制御コンピュータ8に供給され
る。制御コンピュータ8は、供給された検出信号に基づ
き、マークの位置を検出し、更に、複数のマーク位置に
基づき材料3の基準方位(座標)からの回転角θを求め
る。この回転角θの値は、ベクトル演算ユニット16に
供給される。次に、材料3に対して電子ビームによる所
望パターンの描画が開始される。最初に所定フィールド
内の描画を行った後、次の隣り合ったフィールドの描画
のため、ステージ5がステージ駆動ユニット14により
フィールドの単位長さ分だけ移動させられる。この移動
は、ステージ位置測定ユニット15によって監視されて
おり、移動後における測定移動量はベクトル演算ユニッ
ト16に送られる。ベクトル演算ユニット16では、測
定移動量と制御コンピュータ8から与えられた設定移動
量との差x,yを求め、その値をスキャナユニット9に
送る。スキャナユニット9は、フィールドの描画のため
のパターンデータに基づき偏向信号を作成するが、この
偏向信号に移動誤差であるx,yを加算する。
【0009】ところで、材料3がステージ5上に載せら
れた際に、回転誤差θが発生しており、このため、移動
誤差x,yに基づいて電子ビームの偏向補正を行うと、
実際には図2で示したように、Aのように補正すべきと
ころがBのように補正されてしまう。このため、ベクト
ルAとBとの差C(Δx,Δy)を求め、Bの補正ベク
トルに対してCのベクトルにより補正を行えば、Aによ
って正確な移動誤差の補正ができることになる。このベ
クトルC(Δx,Δy)は、次の式によって求めること
ができる。
【0010】
【数1】
【0011】ベクトル演算ユニット16は、上記式に基
づいてC(Δx,Δy)を求め、Δxについてはシフト
ユニット10に供給し、Δyについてはシフトユニット
11に供給する。各シフトユニット10,11では、ス
キャナユニット9からの偏向信号に対してΔx,Δyの
シフトを実行する。その結果、前記したように、スキャ
ナユニット9において所望描画パターンに応じて作成さ
れ、そして、移動誤差による補正量x,yが加算された
偏向信号は、シフトユニット10,11において材料3
の回転ずれに伴う補正量Δx,Δy分だけ位置をシフト
する信号が加算される。シフトユニット10,11の出
力は、増幅器12,13を介して偏向器6,7に供給さ
れることから、電子ビームは、材料3の機械的な移動誤
差と材料3のセッティングに伴う回転によるずれが補正
された信号によって偏向され、高精度の描画が行われ
る。
【0012】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこの実施例に限定されない。例えば、電子ビーム描画
装置のみならず、イオンビーム描画装置にも本発明を用
いることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に基づく荷
電粒子ビーム描画方法は、被描画材料に設けられたマー
クの位置を検出して被描画材料の基準方位からの回転ず
れ角を求め、材料の移動に際しての測定移動量と設定移
動量との差と回転ずれ角から、材料の移動誤差補正にお
ける回転ずれ補正値を求め、この補正値によって荷電粒
子ビームの偏向量補正を行って回転ずれの補正を行うよ
うにしたので、直接描画であっても材料の回転の影響を
なくし、ステージの移動誤差の補正を正確に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための電子ビーム描画システ
ムを示す図である。
【図2】材料の移動誤差の補正ベクトルの材料の回転に
伴う誤差を示すベクトル図である。
【符号の説明】
1 電子銃 2 電子レンズ 3 材料 4 材料ホルダー 5 材料ステージ 6,7 偏向器 8 制御コンピュータ 9 スキャナユニット 10,11 電子ビームフィールドシフトユニット 12,13 増幅器 14 ステージ駆動ユニット 15 ステージ位置測定ユニット 16 ベクトル演算ユニット 17 2次電子検出器 18 増幅器 19 AD変換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被描画材料を移動させながら荷電粒子ビ
    ームを被描画材料に照射し、所望パターンの描画を行う
    と共に、被描画材料の移動量を測定し、測定した移動量
    と設定移動量との差に応じた移動誤差を荷電粒子ビーム
    の偏向により補正するようにした荷電粒子ビーム描画方
    法において、被描画材料に設けられたマークの位置を検
    出することによって被描画材料の基準方位からの回転ず
    れ角を求め、前記測定移動量と設定移動量との差と回転
    ずれ角から、材料の移動誤差補正における回転ずれ補正
    値を求め、この補正値によって荷電粒子ビームの偏向量
    補正を行って回転ずれの補正を行うようにした荷電粒子
    ビーム描画方法。
JP4214031A 1992-08-11 1992-08-11 荷電粒子ビーム描画方法 Withdrawn JPH076943A (ja)

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JPH076943A true JPH076943A (ja) 1995-01-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064957A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Fujifilm Corp 電子ビーム描画装置及び電子ビームのずれ補償方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102