JP4848563B2 - マルチ−ポートメモリ素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体メモリ設計技術に関し、特に、マルチ−ポートメモリ素子に関し、さらに詳細には、マルチ−ポートメモリ素子のグローバルデータバス駆動方式に関する。
RAMをはじめとするほとんどのメモリ素子は、1つのポート(1つのポートに複数の入/出力ピンセットが存在する)を備える。すなわち、チップセットとのデータ交換のための1つのポートだけを備えている。しかし、最近には、チップセットとメモリとの機能の区分けが曖昧になっており、チップセットとメモリとの統合が考慮されている。このような傾向に鑑みて、周辺のグラフィックデバイス、CPUなどと直接データを交換できるマルチ−ポートメモリ素子が要求されている。ところが、このようなマルチ−ポートメモリ素子を具現するためには、複数のポートのうち、どのポートでもすべてのメモリセルに対するアクセスが可能でなければならない。
これに、本発明の出願人は、マルチ−ポートメモリ素子の構造を提案したことがある(2003年12月17日付で出願された大韓民国特許出願第2003−92375号参照)。
図1は、大韓民国特許出願第2003−92375号による256Mマルチ−ポートDRAMの構造を示した図である。
図1に示すように、提案された256Mマルチ−ポートDRAMは、それぞれ複数のメモリセルとローデコーダRDECとを含み、コア領域を4分割している各四分面に一定の個数だけロー方向(図面では左右方向)に配置された複数のバンクbank0〜bank15と、1、3四分面と2、4四分面との間にコア領域を両分するように配置されて印加されたコマンド、アドレスなどを用いて、内部コマンド信号、内部アドレス信号、制御信号を生成し、メモリ素子をなす各構成要素の動作を仲裁するための仲裁部100と、各四分面の端部に配置されて、それぞれ異なるターゲットデバイスと独立的な通信を行うための複数のポートport0〜port7と、各四分面に対応するバンクとポートとの間にロー方向に配置されて、並列データ送信を行うための第1ないし第4のグローバルデータバスGIO_LU、GIO_RU、GIO_LD、GIO_RDと、ロー方向に隣接した2つのグローバルデータバス間に配置されて、2つのグローバルデータバスを選択的に接続するための第1及び第2のグローバルデータバス接続部PR_U、PR_Dと、各バンクのカラム方向(図面では上下方向)に配置されて、バンク内部のデータ送信を行うための複数のトランスファーバスTBと、カラム方向に隣接した2つのバンク間に配置されて、2つのバンクのそれぞれのトランスファーバスTBを選択的に接続するための複数のトランスファーバス接続部TGと、各バンクと、当該バンクが属した四分面のグローバルデータバスとの間に配置されて、各トランスファーバスTBと、当該グローバルデータバスとの間のデータ交換を行うための複数のバス接続部TLと、各ポートと、そのポートが属した四分面のグローバルデータバスとの間に配置されて、当該ポートとグローバルデータバスとの間のデータ送受信を行うための複数のデータ伝達部QTRXとを備える。
以下、上記のような256Mマルチ−ポートDRAMの細部構成を説明する。
16個のバンクbank0〜bank15の各々は、16M(8kロー×2kカラム)のDRAMセルとローデコーダRDECとを含み、各バンクの内部には通常のDRAMコア領域で必須のビットライン感知増幅器、イコライザなどのコア回路を備える。バンクbank0〜bank15は、コア領域を4分割している各四分面に4個ずつロー方向に配置される。具体的に、コア領域の1四分面(左側の上)には、バンク0、バンク2、バンク4、バンク6が、2四分面(右側の上)には、バンク8、バンク10、バンク12、バンク14が、3四分面(左側の下)には、バンク1、バンク3、バンク5、バンク7が、4四分面(右側の下)には、バンク9、バンク11、バンク13、バンク15がそれぞれ配置される。一方、ローデコーダRDECは、各バンクの一側に隣接バンクのローデコーダRDECと対をなすように配置することが好ましい。そして、1つのページ(カラム)は、4個のセグメント(各セグメントは、512個のセルからなる)に区分される。
また、仲裁部100は、パケット形態で送信されたコマンド、アドレスなどを用いて内部活性化コマンド信号ACT、内部非活性化コマンド信号PCG、内部リードコマンド信号RD、内部ライトコマンド信号WDなどの内部コマンド信号と、活性化アレイアドレスAAA、非活性化アレイアドレスPAA、リードアレイアドレスRAA、ライトアレイアドレスWAA、ローアドレスRA、リードセグメントアドレスRSA、ライトセグメントアドレスWSAなどの内部アドレス信号と、トランスファーゲート制御信号TGC、ポート/パイプレジスタフラグ信号PRFG、ポート/パイプレジスタデータ駆動信号DP、DRAMコアテストモードフラグ信号DTMなどの制御信号を生成し、メモリ素子をなす各構成要素の動作を仲裁するコントロールブロックである。
また、ポートport0〜port7は、各四分面のダイ(die)の端部(当該四分面のすべてのバンクが共有する長軸辺部)にそれぞれ2個ずつ配置される。具体的に、1四分面には、port0、port2が、2四分面には、port4、port6が、3四分面には、port1、port3が、4四分面には、port5、port7がそれぞれ配置される。各ポートは、直列I/Oインターフェスを支援し、それぞれ異なるターゲットデバイス(例えば、チップセット、グラフィックチップなど)と独立的な通信を行う。一方、ポートport0〜port7が直列入/出力インターフェスを支援するようにする場合、各ポートport0〜port7は、データ、アドレス、コマンドなどに対応する複数のパッドと、パッドに伝えられた送/受信信号をバッファリングするためのパッドバッファ(リードバッファ、ライトバッファ)と、受信されたデータをデコードするためのデコーダと、送信するデータをエンコードするためのエンコーダと、受信された直列データを並列データに変換し、送信する並列データを直列データに変換するためのデータ変換器とを備える。
また、1四分面のバンクとポートとの間には、第1のグローバルデータバスGIO_LUが、2四分面には、第2のグローバルデータバスGIO_RUが、3四分面には、第3のグローバルデータバスGIO_LDが、4四分面には、第4のグローバルデータバスGIO_RDが配置される。第1ないし第4のグローバルデータバスGIO_LU、GIO_RU、GIO_LD、GIO_RDは、それぞれ当該四分面のバンク、ポート及びグローバルデータバス接続部PR_U、PR_Dと接続される両方向データバス(512ビット)である。
一方、第1のグローバルデータバスGIO_LUと第2のグローバルデータバスGIO_RUとは、第1のグローバルデータバス接続部PR_Uを介して接続されることができ、第3のグローバルデータバスGIO_LDと第4のグローバルデータバスGIO_RDとは、第2のグローバルデータバス接続部PR_Dを介して接続されることができる。第1及び第2のグローバルデータバス接続部PR_U、PR_Dは、グローバルデータバスのライン数(512個)に対応する両方向パイプレジスタを備える。
また、トランスファーバスTBは、各バンクのビットライン感知増幅器と、当該バンクに対応するバス接続部TLとを接続するローカルデータバスである。トランスファーバスTBのライン数は、1つのセグメントに該当するセルの数(例えば、512個)と同じであり、差動バスで具現される。
なお、トランスファーバス接続部TGは、トランスファーバスTBのライン数だけのMOSトランジスタで具現できる。トランスファーバスTBが差動バスであるため、1つのトランスファーバス接続部TGは、総512対のMOSトランジスタで具現できる。このような理由により、トランスファーバス接続部TGをトランスファーゲートと称することとする。
さらに、バス接続部TLは、512個のトランスファーラッチが1セットであり、総16セットが備えられる。各トランスファーラッチは、リード用バス接続回路(DRAMのIO感知増幅器に該当する)とライト用バス接続回路(DRAMのライトドライバーに該当する)とから構成される。ここで、リード用バス接続回路は、トランスファーバスTBに乗せられたリードデータを感知してラッチするためのリード感知増幅器及びラッチされたデータを当該バンクが属した四分面のグローバルデータバスに駆動するためのリードドライバーを備える。また、ライト用バス接続回路は、グローバルデータバスに乗せられたライトデータを感知してラッチするためのライトラッチと、トランスファーバスTBにライトデータを駆動するためのライトドライバーとを備える。
また、データ伝達部QTRXは、それに対応するポートに印加されたライトデータをグローバルデータバスに伝えるための512個の送信機QTxとグローバルデータバスから印加されたリードデータを受信し、当該ポートに伝えるための512個の受信機QRxとを備える。
その他、図示されてはいないが、提案された256Mマルチ−ポートDRAMは、ダイの各隅部に配置され、外部電圧を受け取って内部電圧を生成するための電圧生成器、1四分面及び2四分面に対応するポート間、そして、3四分面及び4四分面に対応するポート間に配置されたテストロジック、ダイの端部に配置されたクロックパッドをはじめとする各種パッドなどをさらに備える。
なお、各四分面には、仲裁部100からバンクに至るコマンドラインACT、PCG、RD、WDと、仲裁部100からバンクに至るアドレスラインAAA<0:1>、PAA<0:1>、 RAA<0:1>、WAA<0:1>、 RA<0:12>、 RSA<0:1>、 WSA<0:1>が備えられる。そして、仲裁部100の左右側には、各々仲裁部100からトランスファーバス接続部TGに至るトランスファーゲート制御ラインTGC<0:3>が備えられる。
図2は、前記図1に示された256Mマルチ−ポートDRAMのカラム構成単位であるセグメントとトランスファーバスTBとの関係を説明するための図である。
図2に示すように、提案された256Mマルチ−ポートDRAMは、従来の一般なDRAMのように、複数のメモリセルアレイ200とビットライン感知増幅器アレイ210とを備える。1つのメモリセルアレイ200を基準とすれば、1対のトランスファーバスTB<0>、TBb<0>は、メモリセルアレイ200の上下部に配置された4個のビットライン感知増幅器BLSAと接続される(ボックスA参照)。この4個のビットライン感知増幅器BLSAは、それぞれ異なるセグメント選択信号SGS<0:3>(従来の一般なDRAM のカラム選択信号Yiに対応する信号である)に制御される。したがって、2kカラムの場合、1つのローと1つのセグメントとが選択されると同時に、512個のセルが選択されて、それに対応する512ビットのトランスファーバスTB<0:511>とデータ交換がなされるようになる。
一方、1四分面の各バンクに対応するトランスファーバスTBは、同じカラム軸上に配置された3四分面の各バンクに対応するトランスファーバスTBとトランスファーゲートTGとを介して接続されることができる(512個のTGが1セットから構成され、総8セットである)。すなわち、トランスファーゲートTGは、同じカラム軸上に配置された2つのバンク(これをアレイと定義する)に対応するトランスファーバスTB間に配置されて、2つのトランスファーバスTBを選択的に接続する。トランスファーゲートTGを制御するための制御信号TGCは、仲裁部100から生成される。
以下、上記のように構成された256Mマルチ−ポートDRAMの動作を説明する。
図3Aは、上記図2に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのノーマルリード経路を示した図であり、図3Bは、ノーマルライト経路を示した図である。
まず、ポートport0を介してバンクbank0にある特定セグメントのデータ(512ビット)をリードする場合を仮定する。
図3Aに示すように、ポートport0を介してリード動作と関連したコマンド、アドレスなどがパケット形態で印加されると、仲裁部100は、まずバンクbank0に対する内部活性化コマンド信号ACT、活性化アレイアドレスAAA及びローアドレスRAを生成して、特定ロー(ワードライン、WL)を活性化させ、次いで、バンクbank0に対する内部リードコマンド信号RD、リードアレイアドレスRAA及びリードセグメントアドレスRSAを生成する。これにより、ビットライン感知増幅器BLSAは、リードセグメントアドレスRSAに対応するセグメントの512ビットデータを感知増幅して、トランスファーバスTB、TBbで駆動する。一方、バンクbank0のバス接続部TLは、バンクbank0のトランスファーバスTB、TBbに乗せられたリードデータを感知して、第1のグローバルデータバスGIO_LUでデータを駆動する。次いで、第1のグローバルデータバスGIO_LUに伝えられたリードデータは、ポートport0に対応するデータ伝達部QTRXの受信機QRxを経てポートport0内のリードバッファに格納され、リードバッファに格納されたデータは、一定単位のパケットに変換されて、直列データ形態でポートport0と接続したターゲットデバイスに送信される。その後、仲裁部100は、内部非活性化コマンド信号PCG、非活性化アレイアドレスPAAを生成して、当該アレイのローを非活性化させる。この時、当該アレイのトランスファーバス接続部TGは、スイッチ−オフ状態になって、バンクbank0のトランスファーバスTB、TBbと、同じアレイ内のバンクbank1のトランスファーバスTB、TBbとの間の接続が切れるようにする。未説明の図面符号「BL、BLb」は、ビットライン対、「T」は、セルトランジスタ、「C」は、セルキャパシタをそれぞれ示したものである。
次に、ポートport0を介してバンクbank0にある特定セグメントにデータ(512ビット)をライトする場合を仮定する。
図3Bに示すように、ポートport0を介してライト動作と関連したコマンド、アドレス、データなどがパケット形態で印加されると、仲裁部100は、まずバンクbank0に対する内部活性化コマンド信号ACT、活性化アレイアドレスAAA及びローアドレスRAを生成して、特定ロー(ワードライン、WL)を活性化させ、次いで、バンクbank0に対する内部ライトコマンド信号WT、ライトアレイアドレスWAA及びライトセグメントアドレスWSAを生成する。この時、仲裁部100のスケジューリングによってポートport0のライトバッファに格納された512ビットデータが、ライトセグメントアドレスWSAに対応するセグメント(512個のメモリセル)に記録される。ポートport0で並列データに変換されたデータは、データ伝達部QTRXの送信機QTxを経て第1のグローバルデータバスGIO_LUにロードされ、バンクbank0のバス接続部TLを介して再度バンクbank0のトランスファーバスTB、TBbで駆動され、バンクbank0のトランスファーバスTB、TBbにロードされたデータは、ライトセグメントアドレスWSAに対応するビットライン感知増幅器BLSAを介して512個のメモリセルに格納される。その後、仲裁部100は、内部非活性化コマンド信号PCG、非活性化アレイアドレスPAAを生成して、当該アレイのローを非活性化させる。
図4Aは、上記図2に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのクロスリード経路を示した図であり、図4Bは、クロスライト経路を示した図である。
まず、ポートport1を介してバンクbank0にある特定セグメントのデータ(512ビット)をリードする場合を仮定する。
図4Aに示すように、全般的な動作は前述したノーマルリード時とほぼ類似しているが、当該アレイのトランスファーバス接続部TGがスイッチ−オン状態になって、バンクbank0のトランスファーバスTB、TBbと同じアレイ内のバンクbank1のトランスファーバスTB、TBbとが互いに接続されるようにすることが違う。一方、バンクbank1のトランスファーバスTB、TBbにロードされたデータは、バンクbank1に対応するバス接続部TL、第3のグローバルデータバスGIO_LD、ポートport1に対応するデータ伝達部QTRX、ポートport1を経てターゲットデバイスに伝えられる。
次に、ポートport1を介してバンクbank0にある特定セグメントにデータ(512ビット)をライトする場合を仮定する。
図4Bに示すように、全般的な動作は前述したノーマルライト時とほぼ類似しているが、やはり当該アレイのトランスファーバス接続部TGがスイッチ−オン状態になって、バンクbank0のトランスファーバスTB、TBbと同じアレイ内のバンクbank1のトランスファーバスTB、TBbとが互いに接続されるようにすることが違う。この場合、ポートport1に印加されたデータは、ポートport1に対応するデータ伝達部QTRX、第3のグローバルデータバスGIO_LD、バンクbank1に対応するバス接続部TLを経てバンクbank0のトランスファーバスTB、TBbにロードされ、以後の過程は前述したノーマルライト時と同じである。
一方、第1のグローバルデータバスGIO_LUと第2のグローバルデータバスGIO_RUとの間にデータ交換が必要な場合には、第1のグローバルデータバス接続部PR_Uを介して2つのグローバルデータバスを接続し、第3のグローバルデータバスGIO_LDと第4のグローバルデータバスGIO_RDとの間にデータ交換が必要な場合には、第2のグローバルデータバス接続部PR_Dを介して2つのグローバルデータバスを接続すればよい。
前述したように、提案されたマルチ−ポートDRAMは、すべてのポートport0〜port7ですべてのセグメントをアクセスでき、複数のポートを介して独立的なアクセスが可能なため(グローバルデータバスが重複使用されない範囲で)、同時にマルチアクセスが可能である。また、新たな構造の採用を介してコア領域の各四分面で512ビットのデータを並列に処理でき、ポートでは直列にデータを入/出力できる。したがって、レイアウト面積の増加を最小化し、パッケージングが容易であり、データバスにおけるデータ線路間のスキュー問題を誘発しないながら、バンド幅を大きく増加させることができる。
図5は、前記図1に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのデータ伝達構造を示した図である。
図5に示すように、マルチ−ポートDRAMは、入/出力インターフェスであるポートとメモリセルブロックであるバンクとの間には、互いにデータを交換できるグローバルデータバスGIOが存在する。また、グローバルデータバスGI0Oとポートとの間のデータ送受信のために、データ伝達部QTRXが存在し、グローバルデータバスGIOとバンクとの間のデータ送受信のために、バス接続部TLが存在する。
図6は、前記図1に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのグローバルデータバスGIO構造を説明するための図である。
図6に示すように、全体のチップは、各々が独立的なDRAMのように動作可能な4個の四分面QUADRANT_LU、QUADRANT_RU、QUADRANT_LD、QUADRANT_RDを有しており、各四分QUADRANT_LU、QUADRANT_RU、QUADRANT_LD、QUADRANT_RDの構成は同じである。1四分面QUADRANT_LUを例に挙げて説明すれば、グローバルデータバスGIOには、4個のバンクと2個のポート、そして、グローバルデータバス接続部PR_Uが接続される。すなわち、1つの幹(グローバルデータバス)に7個の枝(ブロック)が接続された形状をなしている。このように、1つのグローバルデータバスGIOを複数のブロックで共有する場合、グローバルデータバスGIOのロードが大きくなる問題と、データ干渉問題などが発生する。
図7は、上記図1に図示された256Mマルチ−ポートDRAMにおけるワーストリードケース及びワーストライトケースを示した図である。
図7に示すように、1つのグローバルデータバスGIOは、512個のバスラインを備え、横方向配線と縦方向配線とが存在する。通常のシリコンプロセスにおいて、縦方向配線は、第1の金属配線で具現し、横方向配線は、第2の金属配線で具現する。このように、階層的な金属配線構造を使用する理由は、配線をより容易にするためであり、通常、第2の金属配線より下部に位置した第1の金属配線の抵抗値がさらに大きい。また一方で図示されたように、縦方向配線(第1の金属配線)の長さがバスライン別に大きい差を見せることとなる。これは、場合によって各バスラインのロード値が異なって表れる結果を招く。
このような各バスライン別のロード値の差と共に、データ送信経路によるロード値の差が表れることができる。例えば、ポートport0とバンクbank6との間にリードまたはライトが起こる時、データ送信経路が一番長く表れるため、グローバルデータバスGIOのロード値もまた一番大きくなる。しかし、これは、グローバルデータバスGIOのライン配置をどのような方式とするかによって変わることができ、ポートport0とバンクbank6との間のデータ送信が常にワーストなケースであると見ることはできない。
前述したように、提案されたマルチ−ポートDRAMは、512ビットに達する拡幅のグローバルデータバスGIOを備えている。従来に提案された一番バンド幅が大きいDRAM(DDR2)のグローバルデータバスが64個のバスラインを有していることに比べると、バスラインの数が非常に多いことが分かる。
グローバルデータバスのライン数が64個以下である場合には、バスを介して伝えられるデータがコア電圧VCCレベルにプルスイングしても、その電流消費量がそれほど大きい問題とならなかったが、グローバルデータバスのライン数が64個より増えるようになると、すなわち、128、256、512個などに増えると、データ送信に多くの電流が消費されて電力問題を引き起こす。
このような拡幅のグローバルデータバスにおける電力問題を解決するために、本発明の出願人は、従来の電圧駆動方式でない、電流センサ方式を使用するグローバルデータバス送/受信構造を提案したことがある(2003年12月22日付出願された大韓民国特許出願第2003−94697号参照)。
図8は、大韓民国特許出願第2003−94697号によるデータ伝達部QTRXとバス接続部TLとの送信機及び受信機の回路構成を示した図である。
図8に示すように、バス接続部TLの送信機TXは、グローバルデータバスGIOと接地電圧端VSSとの間に順に接続され、各々データ信号TX1及びデータ駆動パルスDP1をゲート入力とするNMOSトランジスタN5、N6を備える。
そして、バス接続部TLの受信機RXは、ソースが電源電圧端VDDに接続され、ドレインとゲートとがダイオード接続されたPMOSトランジスタP1と、ソースが電源電圧端VDDに接続され、ドレインが出力ノードに接続されたPMOSトランジスタP2と、ドレインがPMOSトランジスタP1のドレイン(ノードA1)に接続され、ソースがグローバルデータバスGIOに接続され、ゲートを介して基準電圧VRを受け取るNMOSトランジスタN1と、ドレインがPMOSトランジスタP2のドレイン(出力ノード)に接続され、ゲートを介して基準電圧VRを受け取るNMOSトランジスタN2と、ドレインがNMOSトランジスタN2のソースに接続され、ソースが接地電圧端VSSに接続され、ゲートを介してデータ評価信号EVAL1を受け取るNMOSトランジスタN9とを備える。
一方、データ伝達部QTRXの送信機QTXは、グローバルデータバスGIOと接地電圧端VSSとの間に順に接続され、それぞれデータ信号TX2及びデータ駆動パルスDP2をゲート入力とするNMOSトランジスタN7、N8を備える。
そして、データ伝達部QTRXの受信機QRXは、ソースが電源電圧端VDDに接続され、ドレインとゲートとがダイオード接続されたPMOSトランジスタP3と、ソースが電源電圧端VDDに接続され、ドレインが出力ノードに接続されたPMOSトランジスタP4と、ドレインがPMOSトランジスタP3のドレイン(ノードA2)に接続され、ソースがグローバルデータバスGIOに接続され、ゲートを介して基準電圧VRを受け取るNMOSトランジスタN3と、ドレインがPMOSトランジスタP4のドレイン(出力ノード)に接続され、ゲートを介して基準電圧VRを受け取るNMOSトランジスタN4と、ドレインがNMOSトランジスタN4のソースに接続され、ソースが接地電圧端VSSに接続され、ゲートを介してデータ評価信号EVAL2を受け取るNMOSトランジスタN10とを備える。
一方、グローバルデータバスGIOは、実際には長い金属配線で具現するが、これは、等価的な抵抗RとキャパシタCとでモデリングできる。
グローバルデータバスGIOを介したバス接続部TLの送信機TXとデータ伝達部QTRXの受信機QRXとの間のデータ送信をリードRDといい、グローバルデータバスGIOを介したデータ伝達部QTRXの送信機QTXとバス接続部TLの受信機RXとの間のデータ送信をライトWTという。
このようなデータ送信構造は、基本的に送信機TX、QTXで送信するデータ信号TX1、TX2の状態に応じて、グローバルデータバスGIOを充電または放電し、受信機RX、QRXでグローバルデータバスGIOの状態を感知する方式である。
図9Aは、上記図8に図示された回路の正常なデータ送信時のタイミングダチャートである。
以下、図9Aを参照してバス接続部TLの送信機TXとデータ伝達部QTRXの受信機QRXとの間のデータ送信、すなわち、リードRD動作時を例に挙げて上記図8に示された回路の動作を説明する。
データ駆動パルスDP1は、リード動作時クロックに同期されて論理レベルハイに活性化され、バンクから出力されたデータがグローバルデータバスGIOに乗せられるようにする信号であり、データ評価信号EVAL2は、データ駆動パルスDP1が論理レベルハイに活性化された時点から一定時間(グローバルデータバスGIOの充/放電がある程度なされることができるマージン)後に、論理レベルハイに活性化されて、グローバルデータバスGIOに乗せられたデータを評価する信号である。
まず、バス接続部TLの送信機TXに入力されるデータ信号TX1及びデータ駆動パルスDP1がそれぞれ論理レベルハイであれば、NMOSトランジスタN5及びN6がターンオンされて、グローバルデータバスGIOが放電される。この時、データ伝達部QTRXの受信機QRXのノードA2の電位がVDD−Vtp(PMOSトランジスタのしきい電圧)以下に下がり、これにより、PMOSトランジスタP3、P4がターンオンされて、データ伝達部QTRXの受信機QRXの出力信号DATA2は論理レベルハイとなる。すなわち、論理レベルハイのデータがグローバルデータバスGIOを介して正しく伝えられることが分かる。
次に、データ信号TX1が論理レベルローであり、データ駆動パルスDP1が論理レベルハイであれば、グローバルデータバスGIOが充電された状態を維持するので、データ伝達部QTRXの受信機QRXのノードA2が放電されなくなり、これにより、PMOSトランジスタP4が出力端を論理レベルハイに強く駆動できなくなる。このような状態でデータ評価信号EVAL2が論理レベルハイになると、NMOSトランジスタN10がターンオンされて出力端が放電され、データ伝達部QTRXの受信機QRXの出力信号DATA2は、論理レベルローとなる。すなわち、論理レベルローのデータがグローバルデータバスGIOを介して正しく伝えられることが分かる。
図9Aに示すように、データ駆動パルスDP1がハイに4回活性化されるが、これは、4回のデータ送信がなされることを意味する。すなわち、2回は、ハイデータを、次の2回は、ローデータを送信することを意味する。
ところが、ハイデータを送信する時、PMOSトランジスタP4がNMOSトランジスタN10に比べてサイズが大きいため、正常的な場合であれば、データ評価信号EVAL2が論理レベルハイになっても、出力信号DATA2が論理レベルローに下がらず、少しの揺らぎ(fluctuation)現象を生じる。
ところが、図9Bに示すように、初期動作時、このような揺れ現象がノイズとして作用して、初めてのハイデータを誤って認識する現象が生じることができる。
このような初めてのハイデータ判別エラーが生じる原理を図10に示した。
図10に示すように、まずリードまたはライト動作無しに充分な時間(数μs程度)が維持されると、グローバルデータバスGIOが充電され、その電位が引き続き上昇し、ある程度の電位に達すると、これ以上充電がなされないで、その電位レベルで留まるようになる。以下、この電位レベルを飽和されたGIOレベルと称する。
また、図8に示すように、バス接続部TLの受信機RX及びデータ伝達部QTRXの受信機QRXには、ゲートを介して基準電圧VRを受け取るNMOSトランジスタN1、N2及びN3、N4が存在する。これらは、基準電圧VRに応じて抵抗値が変化するアクティブロードであって、グローバルデータバスGIOに流れる電流量を調節する役割を果たす。
したがって、前述した飽和されたGIOレベルは、基準電圧VRによって決められる。すなわち、グローバルデータバスGIOに充電される電荷は、つまり、受信機RX、QRX側から提供されるものであるが、基準電圧VRをゲート入力とするNMOSトランジスタN1及びN3の状態によってグローバルデータバスGIOに対する充電可否及び速度が決められる。基準電圧VRをゲート入力とするNMOSトランジスタN1及びN3は、グローバルデータバスGIOが放電された時、強くターンオンされ、グローバルデータバスGIOが充電されて、VR−Vtn(NMOSトランジスタのしきい抵抗)以上の電位まで上昇するようになると、ターンオフされて、これ以上グローバルデータバスGIOに電荷を提供しない。したがって、基準電圧VRが増加すれば、飽和されたGIOレベルも増加し、基準電圧VRが減少すれば、飽和されたGIOレベルも減少する。
リード動作を例に挙げて説明すれば、このように飽和されたGIOレベルがデータ駆動パルスDP1の論理レベルハイ区間Hの間、ハイ状態のデータ信号TX1に対するグローバルデータバスGIOの放電動作時、最初のハイデータと、それ以後のハイデータを判別するのに差異を持ってくる。すなわち、最初のハイデータの場合、グローバルデータバスGIOの放電開始点が飽和されたGIOレベルであり、以後のハイデータの場合には、グローバルデータバスGIOの放電開始点が飽和されたGIOレベルより低いため、最初のハイデータに比べて放電条件が良好である。これは、データ判別信号EVAL2が論理レベルハイに活性化される時点で最初のハイデータの場合Aと2番目のハイデータの場合BとのグローバルデータバスGIOのレベルが互いに異なることを通じても確認することができる。すなわち、最初のハイデータ判別時には、グローバルデータバスGIOが充分に放電されなかった状態であるから、データ伝達部QTRXの受信機QRX側からこれをローデータに判別する可能性が高い。
このような最初のハイデータ判別エラーの問題は、グローバルデータバスGIOのロードが大きくなるほど深刻になるが、グローバルデータバスGIOの放電に必要な時間がグローバルデータバスGIOのロードに比例して増加するためである。前述したように、マルチ−ポートDRAMで使用するグローバルデータバスGIOの構造は、1つのグローバルデータバスGIOを複数のデータ送受信ブロック(例えば、4個のバンク、2個のポート、1個のグローバルデータバス接続部PR)が共有する構造であるから、データ送信経路によってグローバルデータバスGIOのロードが増加しやすく、また、グローバルデータバスGIOのバスラインの配線をどのように設計したのかによっても、グローバルデータバスGIOのロードが敏感に変化する構造であるため、最初のハイデータ判別エラーの問題は一層深刻であるとみることができる。
一方、基準電圧VRのレベルを低めると、グローバルデータバスGIOが充電されるのにかかる時間が増加するため、基準電圧VRのレベルを低めると、最初のハイデータ判別エラーをある程度減らすことができる反面、ローデータを送信する時、問題が発生する。
そして、このように、グローバルデータバスGIOがVDD〜VSSレベルにプルスイングする場合、メモリ素子の動作速度を高速化するのに障害として作用するという問題がある。
大韓民国特許出願第2003−92375号 大韓民国特許出願第2003−94697号
本発明は、上記した従来の技術の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ローデータの送信時、問題を誘発せずに、電流センサ方式のグローバルデータバス送受信構造における初期動作時、最初のハイデータ判別エラーの現象を防止できるマルチ−ポートメモリ素子を提供することにある。
また、本発明は、より速いデータ送信が可能なマルチ−ポートメモリ素子を提供することにその目的がある。
そこで、上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面によると、複数のバスラインを備えるグローバルデータバスと、該グローバルデータバスとデータとを交換するための電流センサ方式の送/受信機を備える複数のデータ送受信ブロックと、アクティブモード信号に応答して、前記グローバルデータバスのスイング幅を接地電圧より高い第1の電圧Vと電源電圧より低い第2の電圧Vとに制限して駆動するためのターミネーション手段と、前記第1の電圧V及び前記第2の電圧Vを生成するための電圧生成手段とを備えるマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第2の側面によると、第1のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記ターミネーション手段は、ドレインが電源電圧端に接続され、V+VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタ(前記VTNは、前記第1のNMOSトランジスタのしきい電圧である)と、該第1のNMOSトランジスタのソースと前記グローバルデータバスとの間に接続され、前記アクティブモード信号の反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタと、ドレインが接地電圧端に接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第2のPMOSトランジスタ(前記VTPは、前記第2のPMOSトランジスタのしきい電圧である)と、該第2のPMOSトランジスタのソースと前記グローバルデータバスとの間に接続され、前記アクティブモード信号をゲート入力とする第2のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第3の側面によると、第1のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記ターミネーション手段は、ソースが電源電圧端に接続され、前記アクティブモード信号の反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタと、該第1のPMOSトランジスタのドレインと前記グローバルデータバスとの間に接続され、V+VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタ(前記VTNは、前記第1のNMOSトランジスタのしきい電圧である)と、ソースが接地電圧端に接続され、前記アクティブモード信号をゲート入力とする第2のNMOSトランジスタと、該第2のNMOSトランジスタのドレインと前記グローバルデータバスとの間に接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第2のPMOSトランジスタ(前記VTPは、前記第2のPMOSトランジスタのしきい電圧である)とを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第4の側面によると、第1または3のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記電圧生成手段は、前記電源電圧を受け取って、定電圧基準電圧を生成するための基準電圧発生器と、前記定電圧基準電圧を受け取って、前記第1の電圧V及び前記第2の電圧Vを生成するためのレベルシフタとを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第5の側面によると、第4のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記レベルシフタは、前記接地電圧端に接続され、バイアス電圧をゲート入力とするシンクNMOSトランジスタと、該シンクNMOSトランジスタと第1のノードとの間に接続され、前記定電圧基準電圧をゲート入力とする第1の差動入力NMOSトランジスタと、前記シンクNMOSトランジスタと第2のノードとの間に接続され、フィードバック基準電圧をゲート入力とする第2の差動入力NMOSトランジスタと、前記第1のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第1のロードPMOSトランジスタと、前記第2のノードと前記電源電圧端との間に接続され、第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第2のロードPMOSトランジスタ(前記第1のロードPMOSトランジスタと電流ミラーとを構成する)と、第3のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第1のノードにかかった電圧をゲート入力とする駆動PMOSトランジスタと、前記第3のノードと前記接地電圧端との間に接続され、前記フィードバック基準電圧を提供するための電圧ディバイダーを備え、前記第3のノードに前記第1の電圧Vを出力し、前記電圧ディバイダーの出力端に前記第2の電圧Vを出力することを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第6の側面によると、第4のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記基準電圧発生器は、ワイドラー型またはバンドキャップ型の基準電圧発生回路で具現することを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第7の側面によると、第2または第3のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記送信機は、前記グローバルデータバスと前記接地電圧端との間に順に接続され、それぞれデータ信号及びデータ駆動パルスをゲート入力とする第3及び第4のNMOSトランジスタを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第8の側面によると、第7のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記受信機は、ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインとゲートとがダイオード接続された第3のPMOSトランジスタと、ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインが出力ノードに接続された第4のPMOSトランジスタと、ドレインが前記第3のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記グローバルデータバスに接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第5のNMOSトランジスタと、ドレインが前記第4のPMOSトランジスタのドレイン(出力ノード)に接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第6のNMOSトランジスタと、ドレインが前記第6のNMOSトランジスタのソースに接続され、ソースが前記接地電圧端に接続され、ゲートを介してデータ評価信号を受け取る第7のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子を提供する。
また、本発明の第9の側面によると、複数のバスラインを備えるグローバルデータバスと、該グローバルデータバスとデータとを交換するための電流センサ方式の送/受信器を備える複数のデータ送受信ブロックと、アクティブモード信号に応答して、前記グローバルデータバスのスイング幅を接地電圧と第1の電圧V(電源電圧より低いレベルである)に制限して駆動するためのターミネーション手段と、前記第1の電圧Vを生成するための電圧生成手段とを備えるマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第10の側面によると、第9のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記ターミネーション手段は、ドレインが接地電圧端に接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタ(前記VTPは、前記第1のPMOSトランジスタのしきい電圧である)と、前記第1のPMOSトランジスタのソースと前記グローバルデータバスとの間に接続され、前記アクティブモード信号をゲート入力とする第1のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第11の側面によると、第9のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記ターミネーション手段は、ソースが接地電圧端に接続され、前記アクティブモード信号をゲート入力とする第1のNMOSトランジスタと、前記第1のNMOSトランジスタのドレインと前記グローバルデータバスとの間に接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタ(前記VTPは、前記第1のPMOSトランジスタのしきい電圧である)とを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第12の側面によると、第10または第11のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記電圧生成手段は、前記電源電圧を受け取って定電圧基準電圧を生成するための基準電圧発生器と、前記定電圧基準電圧を受け取って、前記第1の電圧Vを生成するためのレベルシフタとを備えることを特徴とする請求項10または11に記載のマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第13の側面によると、第12のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記レベルシフタは、前記接地電圧端に接続され、バイアス電圧をゲート入力とするシンクNMOSトランジスタと、該シンクNMOSトランジスタと第1のノードとの間に接続され、前記定電圧基準電圧をゲート入力とする第1の差動入力NMOSトランジスタと、前記シンクNMOSトランジスタと第2のノードとの間に接続され、フィードバック基準電圧をゲート入力とする第2の差動入力NMOSトランジスタと、前記第1のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第1のロードPMOSトランジスタと、前記第2のノードと前記電源電圧端との間に接続され、第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第2のロードPMOSトランジスタ(前記第1のロードPMOSトランジスタと電流ミラーとを構成する)と、第3のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第1のノードにかかった電圧をゲート入力とする駆動PMOSトランジスタと、前記第3のノードと前記接地電圧端との間に接続され、前記フィードバック基準電圧を提供するための電圧ディバイダーとを備え、該電圧ディバイダーの出力端に前記第1の電圧Vを出力することを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第14の側面によると、第12のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記基準電圧発生器は、ワイドラー型またはバンドキャップ型の基準電圧発生回路で具現することを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第15の側面によると、第10または第11のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記送信機は、前記グローバルデータバスと前記接地電圧端との間に順に接続され、それぞれデータ信号及びデータ駆動パルスをゲート入力とする第2及び第3のNMOSトランジスタを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第16の側面によると、第15のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記受信機は、ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインとゲートとがダイオード接続された第2のPMOSトランジスタと、ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインが出力ノードに接続された第3のPMOSトランジスタと、ドレインが前記第2のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記グローバルデータバスに接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第4のNMOSトランジスタと、ドレインが前記第3のPMOSトランジスタのドレイン(出力ノード)に接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第5のNMOSトランジスタと、ドレインが前記第5のNMOSトランジスタのソースに接続され、ソースが前記接地電圧端に接続され、ゲートを介してデータ評価信号を受け取る第6のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第17の側面によると、複数のバスラインを備えるグローバルデータバスと、該グローバルデータバスとデータとを交換するための電流センサ方式の送/受信機を備える複数のデータ送受信ブロックと、アクティブモード信号に応答して、前記グローバルデータバスのスイング幅を第1の電圧V(接地電圧より高いレベルである)と電源電圧とに制限して駆動するためのターミネーション手段と、前記第1の電圧Vを生成するための電圧生成手段とを備えるマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第18の側面によると、第17のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記ターミネーション手段は、ドレインが電源電圧端に接続され、 V+ VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタ(前記VTNは、前記第1のNMOSトランジスタのしきい電圧である)と、該第1のNMOSトランジスタのソースと前記グローバルデータバスとの間に接続され、前記アクティブモード信号の反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタとを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第19の側面によると、第17のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記ターミネーション手段は、ソースが電源電圧端に接続され、前記アクティブモード信号の反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタと、該第1のPMOSトランジスタのドレインと前記グローバルデータバスとの間に接続され、V+ VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタ(前記VTNは、前記第1のNMOSトランジスタのしきい電圧である)とを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第20の側面によると、第18または第19のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記電圧生成手段は、前記電源電圧を受け取って、定電圧基準電圧を生成するための基準電圧発生器と、前記定電圧基準電圧を受け取って、前記第1の電圧Vを生成するためのレベルシフタとを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第21の側面によると、第20のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記レベルシフタは、前記接地電圧端に接続され、バイアス電圧をゲート入力とするシンクNMOSトランジスタと、該シンクNMOSトランジスタと第1のノードとの間に接続され、前記定電圧基準電圧をゲート入力とする第1の差動入力NMOSトランジスタと、前記シンクNMOSトランジスタと第2のノードとの間に接続され、フィードバック基準電圧をゲート入力とする第2の差動入力NMOSトランジスタと、前記第1のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第1のロードPMOSトランジスタと、前記第2のノードと前記電源電圧端との間に接続され、第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第2のロードPMOSトランジスタ(前記第1のロードPMOSトランジスタと電流ミラーとを構成する)と、第3のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第1のノードにかかった電圧をゲート入力とする駆動PMOSトランジスタと、前記第3のノードと前記接地電圧端との間に接続され、前記フィードバック基準電圧を提供するための電圧ディバイダーを備え、前記第3のノードに前記第1の電圧Vを出力することを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第22の側面によると、第20のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、前記基準電圧発生器は、ワイドラー型またはバンドキャップ型の基準電圧発生回路で具現することを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第23の側面によると、第18または第19のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記送信機は、前記グローバルデータバスと前記接地電圧端との間に順に接続され、それぞれデータ信号及びデータ駆動パルスをゲート入力とする第2及び第3のNMOSトランジスタを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
また、本発明の第24の側面によると、第23のマルチ−ポートメモリ素子を基本として、それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記受信機は、ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインとゲートとがダイオード接続された第2のPMOSトランジスタと、ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインが出力ノードに接続された第3のPMOSトランジスタと、ドレインが前記第2のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記グローバルデータバスに接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第4のNMOSトランジスタと、ドレインが前記第3のPMOSトランジスタのドレイン(出力ノード)に接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第5のNMOSトランジスタと、ドレインが前記第5のNMOSトランジスタのソースに接続され、ソースが前記接地電圧端に接続され、ゲートを介してデータ評価信号を受け取る第6のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子が提供される。
以上の構成をとる本発明は、電流センサ方式のデータ送受信構造を備えて、グローバルデータバスとデータとを交換するデータ送受信ブロック(バンク、ポート、グローバルデータバス接続部)を備えるマルチ−ポートメモリ素子において、グローバルデータバスを特定の電圧レベル範囲で動作するようにターミネーションさせることによって、初期データ判別時、グローバルデータバスが飽和充電状態にないようにする。一方、このようなグローバルデータバスに対するターミネーションをアクティブモードの場合にのみ行うようにすれば、不要な電流消費を防止できる。本発明を採用すれば、ローデータ送信時、問題を誘発せずに、最初のハイデータ判別エラーを解決できるだけでなく、グローバルデータバスが最適化された電圧範囲内だけで制限されたスイングをするようになり、より速いデータ送信が可能である。
本発明によれば、電流センサ方式のグローバルデータバス送受信構造を有するマルチ−ポートメモリ素子における初期動作時、最初のハイデータ判別エラーの現象を防止でき、これにより、マルチ−ポートメモリ素子の信頼度及び動作特性を改善できる。また、本発明は、グローバルデータバスが最適化された電圧範囲内だけで制限されたスイングをするようになり、より速いデータ送信が可能であるという長所がある。
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施の形態をさらに詳細に説明する。
図11は、本発明の一実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションの回路概略を示した図である。
図11に示すように、本実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションの回路概略は、ドレインが電源電圧端VDDに接続され、V+VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタN11と、第1のNMOSトランジスタN11のソースとグローバルデータバスGIOとの間に接続され、アクティブモード信号ACTENの反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタP11と、ドレインが接地電圧端VSSに接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第2のPMOSトランジスタP12と、第2のPMOSトランジスタP12のソースとグローバルデータバスGIOとの間に接続され、アクティブモード信号ACTENをゲート入力とする第2のNMOSトランジスタN12とを備える。
ここで、Vは、最低スイングターゲット電圧(接地電圧VSSより高い電圧レベルを有する)、Vは、最高スイングターゲット電圧(電源電圧VDDより低い電圧レベルを有する)、VTNは、第1のNMOSトランジスタN11のしきい電圧、VTPは、第2のPMOSトランジスタP12のしきい電圧をそれぞれ表したものである。
図12は、上記図11のグローバルデータバスターミネーションによるシミュレーションタイミングチャートであって、以下、これを参照して本実施の形態に係る動作を説明する。
まず、初期にグローバルデータバスGIOは、飽和されたGIOレベル状態である。
一方、アクティブモードが開始されて、アクティブモード信号ACTENが論理レベルハイに活性化されると、第1のPMOSトランジスタP11と第2のNMOSトランジスタN12とがターンオンされる。この時、グローバルデータバスGIOは、飽和されたGIOレベル状態であり、Vより高い電位を有しているため、V−|VTP|をゲート入力とする第2のPMOSトランジスタP12がターンオンされる。その理由は、第2のPMOSトランジスタP12のゲート−ソース電圧Vgsが|VTP|以上になるためである。したがって、グローバルデータバスGIOと接地電圧端VSSとの間に第2のNMOSトランジスタN12及び第2のPMOSトランジスタP12を介した放電経路が形成され、グローバルデータバスGIOの電位を下げるようになる。グローバルデータバスGIOの電位が下降して、Vレベルに至るようになると、第2のPMOSトランジスタP12がターンオフされて、グローバルデータバスGIOは、Vレベルを維持する。
次いで、リードコマンドが印加されてデータ駆動パルスDP1が論理レベルハイに活性化されると、送信機TXの放電用トランジスタがグローバルデータバスGIOを放電駆動するようになる(データ信号TX1がハイである場合)。このように、グローバルデータバスGIOが放電される場合、データ駆動パルスDP1のパルス幅が十分に広くてもグローバルデータバスGIOの電位がV以下に下がらないが、これは、グローバルデータバスGIOの電位がV以下に下がるようになると、第1のNMOSトランジスタN11のゲート−ソース電圧VgsがVTN以上になり、第1のNMOSトランジスタN11がターンオンされるためである。
次いで、データ駆動パルスDP1が論理レベルローに非活性化されると、受信機RX、QRXによる充電作用によりグローバルデータバスG10の電位が上昇する。この時にも、グローバルデータバスGIOの電位は、Vレベルを越えることができない。
以上のように、データ信号TX1がハイである区間では、データ駆動パルスDP1がパルス出力することによって、グローバルデータバスGIOに対する放電と充電が起こり、グローバルデータバスGIOがスイングすることとなるが、そのスイング幅は、常にV〜Vに制限される。
一方、データ信号TX1がローである区間では、データ駆動パルスDP1がパルス出力しても、グローバルデータバスGIOに対する放電は起こらないので、グローバルデータバスGIOの電位がVレベルまで上昇する。
次に、待機モードのように、アクティブモード信号ACTENが論理レベルローに非活性化される場合には、第1のPMOSトランジスタP11と第2のNMOSトランジスタN12とがターンオフされる。したがって、グローバルデータバスGIOの電位はこれ以上V〜Vに制限されず、充分な時間が与えられるならば、再度飽和されたGIOレベルに復帰する。
このように、アクティブモード信号ACTENを用いてグローバルデータバスGIOのスイング幅を制御する理由は、待機モードにおける不要な電流消費を防止するためである。
一方、上記図11の回路において、プルアップ側のMOSトランジスタN11及びP11の位置を互いに変え、プルダウン側のMOSトランジスタN12及びP12の位置を互いに変える場合にも、上記と類似した動作を期待することができる。
図13は、上記図11のV+VTN電圧及びV−|VTP|電圧を生成するための電圧生成回路を例示した図である。
図13に示すように、図示された電圧生成回路は、定電圧基準電圧VREF1を生成するための基準電圧発生器1310と、定電圧基準電圧VREF1を受け取って、V+VTN電圧と、それに比べて低い電位レベルのV−|VTP|電圧を生成するためのレベルシフタ1320とを備える。
ここで、基準電圧発生器1310は、ワイドラー(Widlar)タイプまたはバンドキャップタイプの基準電圧発生回路で具現できる。
また、レベルシフタ1320は、接地電圧端VSSに接続され、バイアス電圧VBIASをゲート入力とするシンクNMOSトランジスタN23と、シンクNMOSトランジスタN23とノードn1との間に接続され、定電圧基準電圧VREF1をゲート入力とする差動入力NMOSトランジスタN21と、シンクNMOSトランジスタN23とノードn2との間に接続され、フィードバック基準電圧VREF2をゲート入力とする差動入力NMOSトランジスタN22と、ノードn1と電源電圧端VDDとの間に接続され、ノードn2にかかった電圧をゲート入力とするロードPMOSトランジスタP21と、ノードn2と電源電圧端VDDとの間に接続され、ノードn2にかかった電圧をゲート入力とするロードPMOSトランジスタP22と、ノードn3と電源電圧端VDDとの間に接続され、ノードn1にかかった電圧をゲート入力とする駆動PMOSトランジスタP23と、ノードn3と接地電圧端VSSとの間に接続され、フィードバック基準電圧VREF2を提供するための電圧ディバイダーR1及びR2とを備える。
ここで、ロードPMOSトランジスタP21及びP22は、電流ミラーを構成し、ノードn3に接続された電圧ディバイダーの場合、図面では等価的な抵抗R1及びR2に表現したが、抵抗の数を複数に構成すれば、所望のレベルの V−|VTP|電圧を得ることができる。したがって、V−|VTP|電圧が常にフィードバック基準電圧VREF2のようなノードを共有することではない。
図14は、外部電圧である電源電圧VDDと定電圧基準電圧VREF1との関係を示したグラフである。
図14に示すように、定電圧基準電圧VREF1は、パワーアップ時、電源電圧VDDのレベルが増加するにしたがい、電源電圧VDDのレベルに沿って増加し、特定レベル(例えば、VDD/2)に達すれば、電源電圧VDDが引続き増加しても、そのレベルを維持する定電圧である。
以下、バイアス電圧VBIASが活性化状態であることを仮定して、上記図13に例示された電圧生成回路の動作を説明する。
まず、レベルシフタ1320に定電圧基準電圧VREF1が入力されると、差動入力NMOSトランジスタN21がターンオンされて、ノードn1を放電駆動し、これにより、駆動PMOSトランジスタP23がターンオンされて、抵抗R1及びR2に電流を流し、フィードバック基準電圧VREF2のレベルを上昇させる。
ところが、フィードバック基準電圧VREF2のレベルが増加すれば、電流ミラーP21及びP22の動作により駆動PMOSトランジスタP23のチャネルが次第に縮小され、フィードバック基準電圧VREF2のレベルが定電圧基準電圧VREF1に達すれば、フィードバック基準電圧VREF2のレベルがこれ以上増加しなくなる。つまり、VREF2=VREF1の関係が成立する。
この時、抵抗R2に流れる電流I2は、VREF2/R2に定義され、この電流I2は、抵抗R1にも同じく流れる。
したがって、 V+VTN電圧は、下記の数学式1のように定義することができる。
(数1)
VR_ACT(=V+VTN)=(VREF2/R2)*(R1+R2)=VREF2*(1+(R1/R2))=VREF1*(1+(R1/R2))
すなわち、V+VTN電圧は、定電圧基準電圧VREF1と抵抗比とにより決められる。
そして、V−|VTP|電圧は、フィードバック基準電圧VREF2と直接な関係がなく、電圧ディバイダーにおいて、V+VTN電圧を分配してV+VTN電圧より適正水準が低いレベルを有するようにすればよい。
以上から説明したように、本実施の形態に係るグローバルデータバスGIOターミネーションスキームを採用すれば、最初のハイデータの送信時、グローバルデータバスGIOが従来のように飽和されたGIOレベルでない、Vレベルに低められた状態にあるため、最初のハイデータ判別エラーを防止できるだけでなく、受信機RK、QRXの基準電圧VRレベルがそのまま維持されるので、ローデータ認識エラーも発生しない。
また、アクティブモードにおいて、グローバルデータバスGIOがV〜Vに制限されたスイングをするため、グローバルデータバスGIOを、放電駆動のための送信機TXの放電用トランジスタのサイズを減らしても充分な放電駆動が可能であり、より速いデータ送信が可能である。もちろん、設計者は、グローバルデータバスGIOに対する効果的な駆動が可能なように、V及びV値を最適化して設定しなければならない。
図15は、本発明の他の実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションの回路概略を示した図である。
図15に示すように、本実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションの回路概略は、ドレインが接地電圧端VSSに接続され、V−|VTP|をゲート入力とするPMOSトランジスタP31と、PMOSトランジスタP31のソースとグローバルデータバスGIOとの間に接続され、アクティブモード信号ACTENをゲート入力とするNMOSトランジスタN31とを備える。
すなわち、本実施の形態では、上記図11のグローバルデータバスターミネーション回路でプルダウン側だけを使用したものであり、最低スイングターゲット電圧Vは設定しないで、最高スイングターゲット電圧Vだけを設定して、グローバルデータバスGIOのスイング幅を制限している。この場合にも、前述した一実施の形態の効果を期待することができる。
一方、上記図15の回路において、PMOSトランジスタP31とNMOSトランジスタN31との位置を互いに変える場合にも類似した効果を期待することができる。
図16は、本発明のさらに他の実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションの回路概略を示した図である。
図16に示すように、本実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションの回路概略は、ドレインが電源電圧端VDDに接続され、V+VTNをゲート入力とするNMOSトランジスタN32と、NMOSトランジスタN32のソースとグローバルデータバスGIOとの間に接続され、アクティブモード信号ACTENの反転信号をゲート入力とするPMOSトランジスタP32とを備える。
すなわち、本実施の形態では、上記図11のグローバルデータバスターミネーション回路において、プルアップ側だけを使用したものであり、最高スイングターゲット電圧Vは設定しないで、最低スイングターゲット電圧Vだけを設定して、グローバルデータバスGIOのスイング幅を制限している。この場合には、最初のハイデータ判別エラーの改善効果は期待し難いが、グローバルデータバスGIOの制限されたスイング幅だけのより速いデータ送信が可能であるという長所は期待することができる。
一方、上記図16の回路において、PMOSトランジスタP32とNMOSトランジスタN32との位置を互いに変える場合にも、類似した効果を期待することができる。
そして、前記他の実施の形態及びさらに他の実施の形態において、最高スイングターゲット電圧V及び最低スイングターゲット電圧Vは、上記図13に示す電圧生成回路を用いて生成できる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想から逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
例えば、上記では、DRAMセルを使用するマルチ−ポートDRAMの場合を一例に挙げて説明したが、本発明は、SRAMをはじめとする他のRAMセルを備えたマルチ−ポートメモリ素子にも採用される。
また、発明の詳細な説明において使用されたマルチ−ポートメモリ素子のポートの数、バンクの数などもメモリ素子の容量及びチップサイズによって変更できる。
一方、前述した実施の形態では、アクティブモード信号ACTENがハイアクティブ信号である場合を一例に挙げて説明したが、アクティブモード信号ACTENがローアクティブ信号である場合にも本発明は採用される。
大韓民国特許出願第2003−92375号による256Mマルチ−ポートDRAMの構造を示した図 図1に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのカラム構成単位であるセグメントとトランスファーバスTBとの関係を説明するための図 図2に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのノーマルリード経路を示した図 図2に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのノーマルライト経路を示した図 図2に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのクロスリード経路を示した図 図2に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのクロスライト経路を示した図 図1に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのデータ伝達構造を示した図 図1に図示された256Mマルチ−ポートDRAMのグローバルデータバスGIO構造を説明するための図 図1に図示された256Mマルチ−ポートDRAMにおけるワーストリードケース及びワーストライトケースを示した図 大韓民国特許出願第2003−94697号によるデータ伝達部QTRXとバス接続部TLとの送信機及び受信機の回路構成を示した図 図8に図示された回路の正常なデータ送信時のタイミングチャート 図8に図示された回路の正常でないデータ送信時のタイミングチャート 図8に図示された回路の信号レベルを示したシミュレーションタイミングチャート 本発明の一実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションスキームを示した図 図11のグローバルデータバスターミネーションスキームによるシミュレーションタイミングチャート 図11のV+VTN電圧及びV−|VTP|電圧を生成するための電圧生成回路を例示した図 電源電圧VDDと定電圧基準電圧VREF1との関係を示したグラフ 本発明の他の実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションスキームを示した図 本発明のさらに他の実施の形態に係るグローバルデータバスターミネーションスキームを示した図
符号の説明
ACTEN アクティブモード信号
1310 基準電圧発生器
1320 レベルシフタ

Claims (24)

  1. 複数のバスラインを備えるグローバルデータバスと、
    該グローバルデータバスとデータを交換するための電流センサ方式の送/受信機を備える複数のデータ送受信ブロックと、
    アクティブモード信号に応答して、前記グローバルデータバスのスイング幅を接地電圧より高い第1の電圧Vと電源電圧より低い第2の電圧Vとに制限して駆動するためのターミネーション手段と、
    前記第1の電圧V及び前記第2の電圧Vを生成するための電圧生成手段と
    を備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子。
  2. 前記ターミネーション手段は、
    ドレインが電源電圧端に接続され、V+VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタ(前記VTNは、前記第1のNMOSトランジスタのしきい電圧である)と、
    該第1のNMOSトランジスタのソースと前記グローバルデータバスとの間に接続され、前記アクティブモード信号の反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタと、
    ドレインが接地電圧端に接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第2のPMOSトランジスタ(前記VTPは、前記第2のPMOSトランジスタのしきい電圧である)と、
    該第2のPMOSトランジスタのソースと前記グローバルデータバスとの間に接続され、前記アクティブモード信号をゲート入力とする第2のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とする請求項1に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  3. 前記ターミネーション手段は、
    ソースが電源電圧端に接続され、前記アクティブモード信号の反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタと、
    該第1のPMOSトランジスタのドレインと前記グローバルデータバスとの間に接続され、V+VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタ(前記VTNは、前記第1のNMOSトランジスタのしきい電圧である)と、
    ソースが接地電圧端に接続され、前記アクティブモード信号をゲート入力とする第2のNMOSトランジスタと、
    該第2のNMOSトランジスタのドレインと前記グローバルデータバスとの間に接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第2のPMOSトランジスタ(前記VTPは、前記第2のPMOSトランジスタのしきい電圧である)とを備えることを特徴とする請求項1に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  4. 前記電圧生成手段は、
    前記電源電圧を受け取って、定電圧基準電圧を生成するための基準電圧発生器と、
    前記定電圧基準電圧を受け取って、前記第1の電圧V及び前記第2の電圧Vを生成するためのレベルシフタとを備えることを特徴とする請求項1または3に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  5. 前記レベルシフタは、
    前記接地電圧端に接続され、バイアス電圧をゲート入力とするシンクNMOSトランジスタと、
    該シンクNMOSトランジスタと第1のノードとの間に接続され、前記定電圧基準電圧をゲート入力とする第1の差動入力NMOSトランジスタと、
    前記シンクNMOSトランジスタと第2のノードとの間に接続され、フィードバック基準電圧をゲート入力とする第2の差動入力NMOSトランジスタと、
    前記第1のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第1のロードPMOSトランジスタと、
    前記第2のノードと前記電源電圧端との間に接続され、第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第2のロードPMOSトランジスタ(前記第1のロードPMOSトランジスタと電流ミラーとを構成する)と、
    第3のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第1のノードにかかった電圧をゲート入力とする駆動PMOSトランジスタと、
    前記第3のノードと前記接地電圧端との間に接続され、前記フィードバック基準電圧を提供するための電圧ディバイダーを備え、
    前記第3のノードに前記第1の電圧Vを出力し、前記電圧ディバイダーの出力端に前記第2の電圧Vを出力することを特徴とする請求項4に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  6. 前記基準電圧発生器は、ワイドラー型またはバンドキャップ型の基準電圧発生回路で具現することを特徴とする請求項4に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  7. それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記送信機は、
    前記グローバルデータバスと前記接地電圧端との間に順に接続され、それぞれデータ信号及びデータ駆動パルスをゲート入力とする第3及び第4のNMOSトランジスタを備えることを特徴とする請求項2または3に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  8. それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記受信機は、
    ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインとゲートとがダイオード接続された第3のPMOSトランジスタと、
    ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインが出力ノードに接続された第4のPMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第3のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記グローバルデータバスに接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第5のNMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第4のPMOSトランジスタのドレイン(出力ノード)に接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第6のNMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第6のNMOSトランジスタのソースに接続され、ソースが前記接地電圧端に接続され、ゲートを介してデータ評価信号を受け取る第7のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とする請求項7に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  9. 複数のバスラインを備えるグローバルデータバスと、
    該グローバルデータバスとデータとを交換するための電流センサ方式の送/受信器を備える複数のデータ送受信ブロックと、
    アクティブモード信号に応答して、前記グローバルデータバスのスイング幅を接地電圧と第1の電圧V(電源電圧より低いレベルである)に制限して駆動するためのターミネーション手段と、
    前記第1の電圧Vを生成するための電圧生成手段と
    を備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子。
  10. 前記ターミネーション手段は、
    ドレインが接地電圧端に接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタ(前記VTPは、前記第1のPMOSトランジスタのしきい電圧である)と、
    前記第1のPMOSトランジスタのソースと前記グローバルデータバスとの間に接続され、前記アクティブモード信号をゲート入力とする第1のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とする請求項9に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  11. 前記ターミネーション手段は、
    ソースが接地電圧端に接続され、前記アクティブモード信号をゲート入力とする第1のNMOSトランジスタと、
    前記第1のNMOSトランジスタのドレインと前記グローバルデータバスとの間に接続され、V−|VTP|をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタ(前記VTPは、前記第1のPMOSトランジスタのしきい電圧である)とを備えることを特徴とする請求項9に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  12. 前記電圧生成手段は、
    前記電源電圧を受け取って定電圧基準電圧を生成するための基準電圧発生器と、
    前記定電圧基準電圧を受け取って、前記第1の電圧Vを生成するためのレベルシフタとを備えることを特徴とする請求項10または11に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  13. 前記レベルシフタは、
    前記接地電圧端に接続され、バイアス電圧をゲート入力とするシンクNMOSトランジスタと、
    該シンクNMOSトランジスタと第1のノードとの間に接続され、前記定電圧基準電圧をゲート入力とする第1の差動入力NMOSトランジスタと、
    前記シンクNMOSトランジスタと第2のノードとの間に接続され、フィードバック基準電圧をゲート入力とする第2の差動入力NMOSトランジスタと、
    前記第1のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第1のロードPMOSトランジスタと、
    前記第2のノードと前記電源電圧端との間に接続され、第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第2のロードPMOSトランジスタ(前記第1のロードPMOSトランジスタと電流ミラーとを構成する)と、
    第3のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第1のノードにかかった電圧をゲート入力とする駆動PMOSトランジスタと、
    前記第3のノードと前記接地電圧端との間に接続され、前記フィードバック基準電圧を提供するための電圧ディバイダーとを備え、
    該電圧ディバイダーの出力端に前記第1の電圧Vを出力することを特徴とする請求項12に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  14. 前記基準電圧発生器は、ワイドラー型またはバンドキャップ型の基準電圧発生回路で具現することを特徴とする請求項12に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  15. それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記送信機は、
    前記グローバルデータバスと前記接地電圧端との間に順に接続され、それぞれデータ信号及びデータ駆動パルスをゲート入力とする第2及び第3のNMOSトランジスタを備えることを特徴とする請求項10または11に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  16. それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記受信機は、
    ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインとゲートとがダイオード接続された第2のPMOSトランジスタと、
    ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインが出力ノードに接続された第3のPMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第2のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記グローバルデータバスに接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第4のNMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第3のPMOSトランジスタのドレイン(出力ノード)に接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第5のNMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第5のNMOSトランジスタのソースに接続され、ソースが前記接地電圧端に接続され、ゲートを介してデータ評価信号を受け取る第6のNMOSトランジスタとを備えることを特徴とする請求項15に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  17. 複数のバスラインを備えるグローバルデータバスと、
    該グローバルデータバスとデータとを交換するための電流センサ方式の送/受信機を備える複数のデータ送受信ブロックと、
    アクティブモード信号に応答して、前記グローバルデータバスのスイング幅を第1の電圧V(接地電圧より高いレベルである)と電源電圧とに制限して駆動するためのターミネーション手段と、
    前記第1の電圧Vを生成するための電圧生成手段と
    を備えることを特徴とするマルチ−ポートメモリ素子。
  18. 前記ターミネーション手段は、
    ドレインが電源電圧端に接続され、 V+ VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタ(前記VTNは、前記第1のNMOSトランジスタのしきい電圧である)と、
    該第1のNMOSトランジスタのソースと前記グローバルデータバスとの間に接続され、前記アクティブモード信号の反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタと
    を備えることを特徴とする請求項17に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  19. 前記ターミネーション手段は、
    ソースが電源電圧端に接続され、前記アクティブモード信号の反転信号をゲート入力とする第1のPMOSトランジスタと、
    該第1のPMOSトランジスタのドレインと前記グローバルデータバスとの間に接続され、V+ VTNをゲート入力とする第1のNMOSトランジスタ(前記VTNは、前記第1のNMOSトランジスタのしきい電圧である)と
    を備えることを特徴とする請求項17に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  20. 前記電圧生成手段は、
    前記電源電圧を受け取って、定電圧基準電圧を生成するための基準電圧発生器と、
    前記定電圧基準電圧を受け取って、前記第1の電圧Vを生成するためのレベルシフタと
    を備えることを特徴とする請求項18または19に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  21. 前記レベルシフタは、
    前記接地電圧端に接続され、バイアス電圧をゲート入力とするシンクNMOSトランジスタと、
    該シンクNMOSトランジスタと第1のノードとの間に接続され、前記定電圧基準電圧をゲート入力とする第1の差動入力NMOSトランジスタと、
    前記シンクNMOSトランジスタと第2のノードとの間に接続され、フィードバック基準電圧をゲート入力とする第2の差動入力NMOSトランジスタと、
    前記第1のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第1のロードPMOSトランジスタと、
    前記第2のノードと前記電源電圧端との間に接続され、第2のノードにかかった電圧をゲート入力とする第2のロードPMOSトランジスタ(前記第1のロードPMOSトランジスタと電流ミラーとを構成する)と、
    第3のノードと前記電源電圧端との間に接続され、前記第1のノードにかかった電圧をゲート入力とする駆動PMOSトランジスタと、
    前記第3のノードと前記接地電圧端との間に接続され、前記フィードバック基準電圧を提供するための電圧ディバイダーを備え、
    前記第3のノードに前記第1の電圧Vを出力することを特徴とする請求項20に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  22. 前記基準電圧発生器は、ワイドラー型またはバンドキャップ型の基準電圧発生回路で具現することを特徴とする請求項20に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  23. それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記送信機は、
    前記グローバルデータバスと前記接地電圧端との間に順に接続され、それぞれデータ信号及びデータ駆動パルスをゲート入力とする第2及び第3のNMOSトランジスタを備えることを特徴とする請求項18または19に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
  24. それぞれの前記データ送受信ブロックに備えられた前記受信機は、
    ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインとゲートとがダイオード接続された第2のPMOSトランジスタと、
    ソースが前記電源電圧端に接続され、ドレインが出力ノードに接続された第3のPMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第2のPMOSトランジスタのドレインに接続され、ソースが前記グローバルデータバスに接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第4のNMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第3のPMOSトランジスタのドレイン(出力ノード)に接続され、ゲートを介して前記基準電圧を受け取る第5のNMOSトランジスタと、
    ドレインが前記第5のNMOSトランジスタのソースに接続され、ソースが前記接地電圧端に接続され、ゲートを介してデータ評価信号を受け取る第6のNMOSトランジスタと
    を備えることを特徴とする請求項23に記載のマルチ−ポートメモリ素子。
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