JP2001043674A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001043674A
JP2001043674A JP11217308A JP21730899A JP2001043674A JP 2001043674 A JP2001043674 A JP 2001043674A JP 11217308 A JP11217308 A JP 11217308A JP 21730899 A JP21730899 A JP 21730899A JP 2001043674 A JP2001043674 A JP 2001043674A
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JP
Japan
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port
switch
access
switch control
memory
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JP11217308A
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Inventor
Toshio Hosoi
俊男 細井
Junji Ogawa
淳二 小川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 DRAM自身が複数のポートを有し、複数の
アドレスに対し同時にアクセスをすることが可能であ
り、ウェハの面積の拡大を回避できる半導体記憶装置を
提供する。 【解決手段】 メモリブロックB11〜B41は共有配線JB
1 に、メモリブロックB12〜B42は共有配線JB2 に、メ
モリブロックB13〜B43は共有配線JB3 に、メモリブロ
ックB14〜B44は共有配線JB4 に共通接続されている。
ポートP1,P2が異なる共有配線に接続されたメモリ
ブロックにアクセスする場合は、スイッチS11〜S14,
S21〜S22を制御して、同時にアクセスすることを可能
とする。また、ポートP1,P2が同じ共有配線に接続
されたメモリブロックをアクセスする場合は、先にアク
セスを開始したポートのアクセス終了を待って、他のポ
ートのアクセスを開始する。3以上のポートをもつ半導
体記憶装置も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に関
し、特に複数の入出力ポートを有するマルチポートメモ
リに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの高速化及び多機能
化に応じて、複数のCPU(centralprocessing unit
)からアクセス可能なマルチポートメモリが要求され
るようになった。図37は従来のマルチポートメモリ
(半導体記憶装置)の一例を示すブロック図である。こ
のマルチポートメモリは、複数のDRAM(dynamic ra
ndom-access memory)セルからなるデータ記憶部101
と、2ポートSRAM(static random access memory
)等からなるレジスタ102とにより構成されてい
る。データ記憶部101に記憶されるデータはレジスタ
102に一時的に記憶され、その後データ記憶部101
に送られる。レジスタ102に記憶されているデータに
ついては、レジスタ102のもつ2つのポートを使用し
て、任意の2つのデータを同時に読み出し又は書き込み
することができる。
【0003】また、従来から、ビデオメモリ(VRA
M)のようにDRAM自身が2つのポートを有している
半導体記憶装置もある。但し、VRAMの場合は、複数
のポートに対応して複数系統のデータバスを有している
が、アドレスバスは1系統しか有していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図37
に示すようにマルチポートSRAMを使用したマルチポ
ートメモリでは、レジスタ102に記憶されていないデ
ータに対してアクセスの要求があった場合に、DRAM
自身は1ポートであるため、順番にDRAMにアクセス
する必要がある。このため、レジスタ102に記憶され
ていないデータについては高速動作を実現することがで
きない。また、SRAM等からなるレジスタが必要であ
るため、ウェハの面積が大きくなるという欠点もある。
【0005】また、VRAMのようにDRAM自身が複
数のポートを有している場合でも、アドレスバスは1系
統しか有していないため、同時に複数のアクセスを受け
付けることはできない。以上から本発明の目的は、DR
AM自身が複数のポートを有し、複数のアドレスに対し
同時にアクセスをすることが可能であり、ウェハの面積
の拡大を回避できる半導体記憶装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、複数組
の共有配線と、各共有配線毎に共通接続された複数のメ
モリブロックからなる複数組のメモリブロック群と、前
記メモリブロックにアクセスする第1のポートと、前記
メモリブロックにアクセスする第2のポートと、前記第
1のポートと前記複数組の共有配線との間を電気的に接
続又は遮断する複数の第1のスイッチと、前記第2のポ
ートと前記複数組の共有配線との間を電気的に接続又は
遮断する複数の第2のスイッチと、前記第1のスイッチ
及び前記第2のスイッチを制御するスイッチ制御回路と
を有することを特徴とする半導体記憶装置により解決す
る。
【0007】以下、本発明の作用について説明する。本
発明においては、複数のメモリブロック群と第1のポー
トとの間にそれぞれ第1のスイッチを設け、前記複数の
メモリブロック群と第2のポートとの間にそれぞれ第2
のスイッチを設ける。各メモリブロック群は、共有配線
で相互に接続された複数のメモリブロックからなる。
【0008】このように、各メモリブロック群と第1の
ポート及び第2のポートとの間にスイッチを設け、同時
にアクセス可能なメモリブロックを制限することによ
り、擬似的なマルチポート化を実現することができ、ウ
ェハの占有面積の増加を抑えることが可能となる。すな
わち、あるメモリブロック群に第1のポート側がアクセ
スし、他のメモリブロック群に第2のポート側がアクセ
スする場合、第1及び第2のスイッチを制御して、第1
のポート側のアクセスと第2のポート側のアクセスとを
独立に行うことが可能になる。
【0009】この場合に、同じメモリブロック群に第1
のポート側及び第2のポート側から同時にアクセスする
ことはできないが、各メモリブロック間にもスイッチを
配置することにより、制限はあるものの、同一ブロック
群の異なるメモリブロックに対し第1のポート及び第2
のポート側から同時にアクセスすることが可能となる。
【0010】第1のポートと第2のポートとが同時にア
クセスできない場合、先にアクセスを開始した側のアク
セスが終了するのを待って、他方のアクセスを開始すれ
ばよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の半導体記憶装置の概要を示すブロック図である。
【0012】この半導体記憶装置は、16個のメモリブ
ロックB11〜B14,,…,B41〜B44が縦方向及び横方
向に配列されてなるメモリセルアレイと、2つの入出力
ポートP1,P2と、スイッチS11〜S14,S21〜S24
とにより構成されている。なお、メモリブロックとは、
同一の共有配線に接続されて同時に活性化されるメモリ
セル(DRAMセル)の集合をいう。
【0013】縦方向に並ぶ4個のメモリブロックB11,
B21,B31,B41は共有配線JB1 により共通接続されて
いる。これと同様に、縦方向に並ぶ4個のメモリブロッ
クB12,B22,B32,B42は共有配線JB2 により共通接
続され、メモリブロックB13,B23,B33,B43は共有
配線JB3 により共通接続され、メモリブロックB14,B
24,B34,B44は共有配線JB4 により共通接続されてい
る。
【0014】スイッチS11は共有配線JB1 と入出力ポー
トP1側のバスラインBUS1との間に接続され、スイッチ
S12は共有配線JB2 と入出力ポートP1側のバスライン
BUS1との間に接続され、スイッチS13は共有配線JB3 と
入出力ポートP1側のバスラインBUS1との間に接続さ
れ、スイッチS14は共有配線JB4 と入出力ポートP1側
のバスラインBUS1との間に接続されている。
【0015】また、スイッチS21は共有配線JB1 と入出
力ポートP2側のバスラインBUS2との間に接続され、ス
イッチS22は共有配線JB2 と入出力ポートP2側のバス
ラインBUS2との間に接続され、スイッチS23は共有配線
JB3 と入出力ポートP2側のバスラインBUS2との間に接
続され、スイッチS24は共有配線JB4 と入出力ポートP
2側のバスラインBUS2との間に接続されている。
【0016】以下、上記の半導体記憶装置の動作につい
て説明する。まず、ポートP1がメモリブロックB12に
アクセスし、ポート2がメモリブロックB14にアクセス
して、各メモリブロックB12,B14に対しデータの書き
込み又は読み出しを行う場合について説明する。この場
合、スイッチS12をオンとして、ポートP1側のバスラ
インBUS1とブロックB12の共有配線JB2 とを電気的に接
続する。また、スイッチS24をオンとして、ポートP2
側のバスラインBUS2とブロックB14の共有配線JB4 とを
電気的に接続する。これと同時に、スイッチS14をオフ
としてブロックB14の共有配線JB4 とポートP1側のバ
スラインBUS1とを電気的に分断し、スイッチS22をオフ
としてブロックB12の共有配線JB2 とポートP2側のバ
スラインBUS2とを電気的に分断する。それ以外のスイッ
チは初期状態(オン又はオフ)とする。
【0017】このようにして、メモリブロックB12の共
有配線JB2 はポートP1側のバスラインBUS1のみに接続
され、メモリブロックB14の共有配線JB4 はポートP2
側のバスラインBUS2のみに接続される。これにより、ポ
ートP1とポートP2とは互いに影響を及ぼすことな
く、2つのメモリブロックB12, B14に対して同時にア
クセスすることができる。
【0018】次に、ポートP1側がメモリブロックB12
にアクセスし、ポートP2側がメモリブロックB32にア
クセスする場合について説明する。この場合、メモリブ
ロックB12とメモリブロックB32が使用する共有配線JB
2 は同一であるため、同時にアクセスすることができな
い。このような場合、本実施の形態では、先にアクセス
を開始したポート側のデータの読み出し又は書き込みを
行った後に、他方のポート側のアクセスを開始する。
【0019】図2は第1の実施の形態の半導体記憶装置
をより詳細に示すブロック図である。但し、この図では
データバスラインの図示を省略している。データバスラ
インについては、第4〜第6の実施の形態で説明する。
この半導体記憶装置は、16個のメモリブロックB11〜
B14,…,B41〜B44と、複数のメインワードデコーダ
(MWDEC )及びQWデコーダ(QWDEC )によりそれぞれ
構成される第1及び第2のメインワードデコーダ列1
1,12と、複数のコラムデコーダ(CDEC)によりそれ
ぞれ構成される第1及び第2のコラムデコーダ列13,
14と、16個のスイッチS11〜S18,S21〜S28と、
これらのスイッチS11〜S18,S21〜S28を制御する第
1及び第2のスイッチ制御回路15,16とにより構成
されている。
【0020】アドレスバスラインは、行アドレスと列ア
ドレスとの2つのバスラインからなる。ポートP1側の
行アドレスADR1は第1のメインワードデコーダ列11に
接続され、ポートP1側の行列アドレスADC1は第1のコ
ラムデコーダ列13に接続されている。また、ポートP
2側の行アドレスADR2は第2のメインワードデコーダ列
12に接続され、ポートP2側の列アドレスADC2は第2
のコラムデコーダ列14に接続されている。
【0021】スイッチS11は、縦方向に並んだメモリブ
ロックB11,B21,B31,B41を共通接続する共有配線
(メインワード線MWL 及びQWデコーダ線QWL )と第1
のメインワードデコーダ列11との間に接続されてい
る。スイッチS12は、縦方向に並んだメモリブロックB
12,B22,B32,B42を共通接続する共有配線と第1の
メインワードデコーダ列11との間に接続されている。
スイッチS13は、縦方向に並んだメモリブロックB13,
B23,B33,B43を共通接続する共有配線と第1のメイ
ンワードデコーダ列11との間に接続されている。スイ
ッチS14は、縦方向に並んだメモリブロックB14,B2
4,B34,B44を共通接続する共有配線と第1のメイン
ワードデコーダ列11との間に接続されている。
【0022】スイッチS15は、横方向に並んだメモリブ
ロックB41,B42,B43,B44を共通接続する共有配線
(列アドレス線CL)と第1のコラムデコーダ列13との
間に接続されている。スイッチS16は、横方向に並んだ
メモリブロックB31,B32,B33,B34を共通接続する
共有配線と第1のコラムデコーダ列13との間に接続さ
れている。スイッチS17は、メモリブロックB21,B2
2,B23,B24を共通接続する共有配線と第1のコラム
デコーダ列13との間に接続されている。スイッチS18
は、横方向に並んだメモリブロックB11,B12,B13,
B14を共通接続する共有配線と第1のコラムデコーダ列
13との間に接続されている。
【0023】スイッチS21は、メモリブロックB11,B
21,B31,B41を共通接続する共有配線(メインワード
線MWL 及びQWデコーダ線QWL )と第2のメインワード
デコーダ列12との間に接続されている。スイッチS22
は、メモリブロックB12,B22,B32,B42を共通接続
する共有配線と第2のメインワードデコーダ列12との
間に接続されている。スイッチS23は、メモリブロック
B13,B23,B33,B43を共通接続する共有配線と第2
のメインワードデコーダ列12との間に接続されてい
る。スイッチS24は、メモリブロックB14,B24,B3
4,B44を共通接続する共有配線と第2のメインワード
デコーダ列12との間に接続されている。
【0024】スイッチS25は、メモリブロックB41,B
42,B43,B44を共通接続する共有配線(列アドレス線
CL)と第2のコラムデコーダ列14との間に接続されて
いる。スイッチS26は、メモリブロックB31,B32,B
33,B34を共通接続する共有配線と第2のコラムデコー
ダ列14との間に接続されている。スイッチS27は、メ
モリブロックB21,B22,B23,B24を共通接続する共
有配線と第2のコラムデコーダ列14との間に接続され
ている。スイッチS28は、メモリブロックB11,B12,
B13,B14を共通接続する共有配線と第2のコラムデコ
ーダ列14との間に接続されている。
【0025】第1のスイッチ制御回路15は、行アドレ
スADR1,ADR2及び列アドレスADC1,ADC2のそれぞれ一部
をブロック選択信号BSS として入力し、それらの状態に
応じてスイッチS13〜S18,S23,S24を制御する。ま
た、第2のスイッチ制御回路16は、行アドレスADR1,
ADR2及び列アドレスADC1,ADC2のそれぞれ一部をブロッ
ク選択信号BSS として入力し、それらの状態に応じてス
イッチS11,S12,S21,S22,S25〜S28を制御す
る。
【0026】図3は上述の半導体記憶装置の回路を簡略
化して示す回路図、図4はメモリブロックの構造を示す
平面図、図5はメモリブロック内のサブデコーダ列をよ
り詳細に示す平面図、図6はメモリブロック内のセンス
アンプ列をより詳細に示す図である。図3に示すよう
に、メモリブロック内の1つのメモリセル17はサブワ
ード線SWL により選択され、ビット線BLに接続される。
また、メモリブロックにはメモリセル17の他にも、図
4〜図6に示すように、複数のサブワードデコーダSWDE
C と、複数のセンスアンプS/A と、複数のQWアンプQW
AMP とが形成されている。
【0027】図2に示すように、メインワードデコーダ
列11,12は、行アドレスADR1,ADR2から入力した行
ブロック選択信号をメインワード線MWL 及びQWデコー
ダ線QWL に分けて出力する。メモリブロック内のQWア
ンプQWAMP は、QWデコーダ線QWL から入力した信号を
サブワードデコーダSWDEC に出力し、サブワードデコー
ダSWDEC ではメインワード線MWL から与えられる行ブロ
ック選択信号とQWデコーダ線QWL から与えられる行ブ
ロック選択信号とにより、1つのサブワード線SWL が選
択される。
【0028】一方、コラムデコーダ列13,14は、列
アドレスADC1,ADC2から入力した列ブロック選択信号を
列アドレス線CLに出力する。センスアンプS/A は、列ア
ドレス線CLにより選択される。メモリセル17に書き込
まれるデータはライトアンプW/A 、グローバルデータバ
スGDB 及びローカルデータバスLDB を介してメモリセル
17に与えられる。また、メモリセル17から読み出さ
れたデータは、ローカルデータバスLDB 、グローバルデ
ータバスGDB 及びセンスバッファS/B を介してデータバ
ス(図示せず)に出力される。
【0029】図7はメインワードデコーダMWDEC の構成
を示す回路図である。メインワードデコーダ列11,1
2には、このようなメインワードデコーダMWDEC と、次
に説明するQWデコーダQWDEC とがそれぞれ複数個づつ
配置されている。メインワードデコーダMWDEC は、多入
力NANDゲート21と、トランジスタT11〜T16と、
インバータINV1とにより構成されている。NANDゲー
ト21には所定の行アドレス線が接続されており、それ
らの行アドレス線がいずれも“H”のときにのみ“L”
を出力する。
【0030】トランジスタT11,T12は高電位側電源ラ
イン(SVii)と低電位側電源ラインとの間に直列接続さ
れている。また、トランジスタT13,T14も高電位側電
源ライン(SVii)と低電位側電源ラインとの間に直列接
続されている。NANDゲート21の出力信号はトラン
ジスタT12のゲートに入力される。また、トランジスタ
T14のゲートには、NANDゲート21の出力信号をイ
ンバータINV1で反転した信号が入力される。トランジス
タT13のゲートはトランジスタT11とトランジスタT12
との相互接続点に接続されている。また、トランジスタ
T11のゲートは、トランジスタT13とトランジスタT14
との相互接続点、及びトランジスタT15,T16のゲート
に接続されている。トランジスタT15,T16は高電位側
電源ライン(SVii)と低電位側電源ライン(Vss )との
間に直列接続されており、トランジスタT15,T16の相
互接続点がメインワード線MWL に接続されている。
【0031】このように構成されたメインワードデコー
ダMWDEC において、NANDゲート21に接続された所
定の行アドレス線の状態がいずれも“H”のときに、所
定のメインワードデコーダMWDEC に接続されたメインワ
ード線MWL が“H”になる。図8はQWデコーダQWDEC
の構成を示す回路図である。このQWデコーダQWDEC
は、2入力ANDゲート22と、トランジスタT21〜T
26と、インバータINV2とにより構成されている。NAN
Dゲート22には行アドレス線のうちの2本が接続され
ており、それらのアドレス線がいずれも“H”のときの
み“L”を出力する。
【0032】トランジスタT21,T22は高電位側電源ラ
イン(SVii)と低電位側電源ラインとの間に直列接続さ
れている。また、トランジスタT23,T24も高電位側電
源ライン(SVii)と低電位側電源ラインとの間に直列接
続されている。NANDゲート22の出力信号はトラン
ジスタT22のゲートに入力される。また、トランジスタ
T24のゲートには、NANDゲート22の出力信号をイ
ンバータINV2で反転した信号が入力される。トランジス
タT23のゲートはトランジスタT21とトランジスタT22
との相互接続点に接続されている。また、トランジスタ
T21のゲートは、トランジスタT23とトランジスタT24
との相互接続点、及びトランジスタT25,T26のゲート
に接続されている。トランジスタT25,T26は高電位側
電源ライン(SVii)と低電位側電源ライン(Vss )との
間に直列接続されており、トランジスタT25,T26の相
互接続点がサブワードデコーダ選択線SWDEC に接続され
ている。
【0033】このように構成されたQWデコーダQWDEC
において、NANDゲート22に接続された所定の行ア
ドレス線の状態がいずれも“H”のときに、所定のQW
デコーダQWDEC に接続されたQWデコーダ線QWL が
“H”になる。図9はQWアンプQWAMP の構成を示す回
路図である。QWアンプQWAMP は高電位側電源ライン
(SVii)と低電位側電源ライン(Vss )との間に直列接
続されたトランジスタT31,T32により構成されるバッ
ファと、インバータINV3とにより構成されている。トラ
ンジスタT31,T32の各ゲートは所定のQWデコーダ線
QWL に接続されており、トランジスタT31,T32のドレ
インは相互に接続され、直接又はインバータINV3を介し
てサブワードデコーダSWDEC に接続される。
【0034】図10はサブワードデコーダSWDEC の構成
を示す回路図である。このサブワードデコーダSWDEC
は、トランジスタT41,T42,T43により構成されてい
る。QWアンプQWAMP の一方の出力はトランジスタT4
1,T42のゲートに入力され、他方の出力はトランジス
タT43のゲートに入力される。トランジスタT41は所定
のメインワード線MWL に接続され、ドレインは所定のサ
ブワード線SWL に接続されている。トランジスタT42の
ソースは低電位側電源ライン(Vss )に接続され、ドレ
インはトランジスタT41のドレインに接続されている。
また、トランジスタ43は、トランジスT41と並列接続さ
れている。
【0035】このように構成されたサブワードデコーダ
SWDEC において、QWデコーダ線QWL とメインワード線
MWL との状態に応じて、所定のサブワード線SWL が
“H”になる。図11はコラムデコーダCDECの構成を示
すブロック図である。このコラムデコーダCDECは、トラ
ンジスタT51〜T63と、インバータINV4〜INV7とにより
構成されている。トランジスタT51,T52のゲートには
デコード後の列アドレス1が入力され、トランジスタT
53,T54のゲートにはデコード後の列アドレス2が入力
され、トランジスタT55,T56のゲートにはデコード後
の列アドレス3が入力され、トランジスタT57,T58の
ゲートにはデコード後の列アドレス4が入力される。
【0036】トランジスタT51, T53,T55,T57,T
59〜T62のソースはいずれも高電位側電源ライン(Vii
)に接続され、トランジスタT52,T54,T56,T58
のソースはいずれもトランジスタT63のドレインに接続
されている。また、トランジスタT63のソースは低電位
側電源ライン(Vss )に接続されている。トランジスタ
T51,T52,T59のドレインはいずれもインバータINV4
の入力端に接続されており、このインバータINV4の出力
端が列アドレス線CL1 に接続されている。また、トラン
ジスタT53,T54,T60のドレインはいずれもインバー
タINV5の入力端に接続されており、このインバータINV5
の出力端が列アドレスCL2に接続されている。更に、ト
ランジスタT55,T56,T61のドレインはいずれもイン
バータINV6の入力端に接続されており、このインバータ
INV5の出力端が列アドレス線CL3 に接続されている。更
にまた、トランジスタT57,T58,T62のドレインはい
ずれもインバータINV4の入力端に接続されており、この
インバータINV7の出力端が列アドレス線CL4 に接続され
ている。更にまた、コラムデコーダ(CDEC)選択信号
が、トランジスタT59〜T63の各ゲートに入力される。
【0037】図12はセンスアンプ(S/A )の構成を示
す回路図である。このセンスアンプはトランジスタT71
〜T79により構成されている。メモリセルに蓄積された
データによりビット線BL,/BL 間に電位差が発生する。
センスアンプにはビット線BL,/BL 間の電位差が入力さ
れ、その状態でセンスアンプ活性化信号をセンスアンプ
に入力すると、センスアンプが活性化して電位差を増幅
する。その結果、ビット線BL,/BL の一方が高電位側電
源ライン(Vii )の電位となり、他方が低電位側電源ラ
イン(Vss )の電位になる。
【0038】コラム選択信号CLが“H”のときにセンス
アンプが選択され、ビット線BL,/BL とローカルデータ
バスLDB ,/LDBとが接続される。読み込み動作のときは
ローカルデータバスLDB ,/LDBの両方を高電位側電源ラ
イン(Vii )の電位まで充電しておき、列アドレス線CL
が“H”になると、ローカルデータバスLDB ,/LDBとビ
ット線BL,/BL とが接続され、ローカルデータバスLDB
,/LDBの一方の電位が低下する(但し、一般的にVss
までは低下させない)。このようにして、ローカルデー
タバスLDB ,/LDBにメモリセルに蓄積された情報を送
る。書き込み動作のときは、ビット線BL,/BL の一方を
高電位側電源ライン(Vii )の電位、他方を低電位側電
源ライン(Vss )の電位にしておき、この状態で列アド
レス線CLを“H”にする。これによって、ビット線BL,
/BL の状態を変化させてメモリセルにデータを送る。ビ
ット線ショート信号が“H”になると、ビット線BL,/B
L の電位を等しくする。
【0039】図13はセンスバッファ(S/B)の構成
を示す回路図である。このセンスバッファは、トランジ
スタT80〜T92と、インバータINV8,INV9とにより構成
されている。トランジスタT80〜T82,T85, T88,T
89,T90のソースは高電位側電源ライン(Vii )に接続
されており、トランジスタT87, T92のソースは低電位
側電源ライン(Vss )に接続されている。トランジスタ
T80,T81,T87,T88,T89の各ゲートにはセンスバ
ッファ活性化信号が入力される。また、トランジスタT
84,T90のゲートはグローバルデータバスGDB ,/GDBに
接続されている。インバータINV8の入力端はトランジス
タT80のドレイン及びトランジスタT85,T86のゲート
に接続されており、インバータINV9の入力端はトランジ
スタT88のドレイン及びトランジスタT82,T83のゲー
トに接続されている。
【0040】このセンスバッファは、グローバルデータ
バスGDB ,/GDBを介して送られてくるデータを入力し、
外部のデータバスラインに出力する。図14はライトア
ンプ(W/A )の構成を示す回路図である。ライトアンプ
は、トランジスタT101 〜T116 と、インバータ31〜
35と、NANDゲート36とにより構成されている。
トランジスタT101 ,T109 ,トランジスタ106 のゲー
ト及びNANDゲート36にはライトアンプ(W/A )活
性化信号が入力される。また、データは、トランジスタ
T103 のゲート及びインバータ33に入力され、インバ
ータ33で反転されたデータがトランジスタT107 のゲ
ートに入力される。そして、この入力されたデータがト
ランジスタT101 〜T116 、インバータ31〜35及び
NANDゲート36により処理されて、グローバルデー
タバスGDB ,/GDBに出力される。
【0041】なお、上述したメインワードデコーダMWDE
C 、QWデコーダQWDEC 、QWアンプQWAMP 、サブワー
ドデコーダSWDEC 、コラムデコーダCDEC、センスアンプ
S/A、センスバッファS/B 及びライトアンプW/A はいず
れも従来のDRAMに使用されている回路であるが、こ
れらの回路は上述した回路図で示される回路に限定され
るものではない。
【0042】図15はスイッチ制御回路の構成を示す回
路図である。但し、ここでは第1の入出力ポート側のス
イッチ制御回路について説明するが、第2の入出力側ポ
ートのスイッチ制御回路も基本的な構成は同一である。
なお、図2の第1及び第2ののスイッチ制御回路15,
16には図15に示すようなスイッチ制御回路が合計で
4個配置される。
【0043】このスイッチ制御回路は、一致回路41.
42、ORゲート43,NANDゲート44,48トラ
ンジスタT121 〜T123 、インバータ45,46、デコ
ーダ47及びNORゲート49〜52により構成されて
いる。一致回路41にはポートP1及びポートP2から
それぞれ行ブロック選択信号が入力される。一致回路4
1は、これらの2つのポートP1,P2から入力される
行ブロック選択信号がが一致している場合は“H”を出
力する。また、一致回路42にはポートP1及びポート
P2からそれぞれ列ブロック選択信号が入力される。一
致回路42は、これらの2つのポートP1,P2から入
力される列ブロック選択信号が一致している場合は
“H”を出力する。
【0044】ORゲート43は、一致回路41,42の
出力の少なくとも一方が“H”のときに“H”となる信
号をウェイト(WAIT)信号として出力する。ANDゲー
ト44は、ORゲート43から出力されるウェイト(WA
IT)信号と、ポートP2がアクセス中か否かを示すアク
セス信号とを入力し、両方の信号がいずれも“H”のと
きにのみ“L”となる信号を出力する。この信号はトラ
ンジスタT 122,T123 のゲートに入力される。
【0045】一方、ポートP1のアクセス信号はトラン
ジスタT121 のゲート及びANDゲート48に入力され
る。トランジスタT121 〜T123 は高電位側電源ライン
(Vii )と低電位側電源ライン(Vss )との間に直列接
続されている。ANDゲート44の出力が“H”のとき
は、トランジスタT123 がオンになり、インバータ4
5,46により構成されるラッチ回路を介してNAND
ゲート48の一方の入力端に“H”が入力される。この
ため、NANDゲート48はポートP1のアクセス信号
をNORゲート49〜52に伝達することができる。一
方、NANDゲート44の出力が“H”のときは、NA
NDゲート48の一方の入力端に“L”が入力され、N
ANDゲート48はポートP1のアクセス信号を遮断す
る。デコーダ47は、ポートP1の行ブロック選択信号
に基づいて、NORゲート49〜52のいずれか1つを
選択する。NORゲート49〜52は、NANDゲート
48の出力と、デコーダ47の出力とに応じてスイッチ
S21〜S24を選択的に制御するための制御信号を出
力する。
【0046】このようにして、行ブロック選択信号及び
列アドレス選択信号の少なくとも一方が同一のメモリブ
ロックに対しポートP1及びポートP2がアクセスしよ
うとした場合、先にアクセスを開始しているポートのア
クセスが終了するまで他方のポートのアクセスを禁止す
る。図16はスイッチ制御回路の動作を示す制御波形図
である。ウェイト(WAIT )信号は、2つのポートP1,
P2の行アドレスと列アドレスのブロック選択信号を比
較し、これらの一方が一致した場合に“H”になる。ウ
ェイト(WAIT )信号とポートP2のアクセス信号がいず
れも“H”のときにポートP1のアクセス信号が入力さ
れると、ポートP2のアクセス信号が“L”になったと
きにスイッチイネーブル信号は“L”になる。それ以外
のときは、スイッチイネーブル信号はポートP1のアク
セス信号の負論理となる。このスイッチイネーブル信号
が“L”になったときにポートP1のアクセスが可能と
なる。
【0047】図17(a)はスイッチの一例を示す回路
図、図17(b)はスイッチの他の例を示す回路図であ
る。なお、これらの図においては、一番下側の矩形枠内
のみに回路を図示しているが、他の矩形枠内にも同様の
回路が形成されている。また、各スイッチは、その配置
された位置により、第1のスイッチ制御回路15又は第
2のスイッチ制御回路16のいずれかにより制御され
る。
【0048】図17(a)に示すスイッチは、バスライ
ン側の共有配線とメモリブロック側の共有配線との間に
接続された2つのトランジスタT131 ,T132 と、イン
バータ61とにより構成される。そして、スイッチ制御
信号が“L”のときはトランジスタT131 ,T132 がオ
ンとなってバスライン側の共有配線とメモリブロック側
の共有配線とが電気的に接続され、スイッチ制御信号が
“H”のときはトランジスタT131 ,T132 がオフとな
ってバスライン側の共有配線とメモリブロック側の共有
配線とが電気的に遮断される。
【0049】図17(b)に示すスイッチは、高電位側
電源ライン(Vii )と低電位側電源ライン(VSS )との
間に直列接続されたトランジスタT133 〜T136 と、2
つのインバータ62,63とにより構成されている。バ
スライン側の共有配線はインバータ62の入力端に接続
され、このインバータ62の出力端はトランジスタT13
4 ,T135 のゲートに接続されている。また、メモリブ
ロック側の共有配線はトランジスタT134 ,T135 のド
レインに接続されている。更にトランジスタT123 のゲ
ートにはスイッチ制御信号が入力され、トランジスタT
136 のゲートにはインバータ63で反転されたスイッチ
制御信号が入力される。
【0050】この図17(b)に示すスイッチにおいて
も、スイッチ制御信号が“L”のときはバスライン側の
共有配線とメモリブロック側の共有配線とが電気的に接
続され、スイッチ制御信号が“H”のときはバスライン
側の共有配線とメモリブロック側の共有配線とが電気的
に遮断される。図18はポートP1側がメモリブロック
B22にアクセスし、少し遅れてポートP2がブロック
B14にアクセスする場合の動作を示すタイミングチャ
ートである。ポートP1からコマンドとアドレスが入力
されると、スイッチ制御回路15にはポートP1,P2
のブロック選択信号と、アクセス信号が入力される。こ
こで、スイッチ制御回路15は各ポートP1,P2が選
択しているアドレスを比較し、また現在アクセス中か否
かを調べる。この例ではポートP1とポートP2との間
のアドレスの競合がなく、かつポートP2はアクセス中
でないので、スイッチ制御信号を出力し、スイッチS2
2及びスイッチS27を制御して、メモリブロックB22
をポートP2側のメインワードデコーダ列12及びコラ
ムデコーダ列14と切り離す。また、スイッチ制御回路
16はポートP2のアクセス信号を受け取り、アドレス
と、ポート1の状態を見る。ここでは、ポートP1はア
クセス中であるが、選択ブロックが異なるので、スイッ
チ選択信号を出力しスイッチS14とスイッチS18を切換
えて、メモリブロックB14をポートP1側のメインワー
ドデコーダ列11及びコラムデコーダ列13と切り離
す。その後、ポートP1,P2のアクセスがいずれも終
了してサブワード線SWLが“L”になり一定時間が経
つと、アクセス信号が“L”になる。これを受けて、ス
イッチ制御信号も“L”になり、スイッチ制御回路1
5,16は各スイッチを待機状態に戻す。
【0051】図19は、ポートP1がブロックB22に
アクセスし、少し遅れてポートP2がブロックB23に
アクセスする場合の動作を示すタイミングチャートであ
る。ポートP1からのアクセスに対しては、上の例と同
じである。ポートP2のアクセスに関して説明する。ス
イッチ制御回路16でアドレスを比較し、またポートP
1の状態を見ると、アドレスは列系が競合しており、ポ
ートP1はアクセス中になっている。そのため、スイッ
チ制御回路16は、ポートP2のアクセスに対応するス
イッチ制御信号の出力をすぐには行わない。ポートP1
のアクセス信号が“L”レベルになるのを受け、ポート
P2用のスイッチ制御信号を出力する。つまり、アドレ
スが競合した場合では、後からのアクセスは、前のアク
セスが終了するのを待って、スイッチの状態を変化さ
せ、アクセスを行う。
【0052】このように、本実施の形態においては、ス
イッチS11〜S18,S21〜S28を制御するの
で、ポートP1及びポートP2がそれぞれアクセスする
メモリブロックの行アドレス又は列アドレスがいずれも
異なるときは同時にアクセスすることが可能であり、ブ
ロックの行アドレス又は列アドレスが同一のときは先に
アクセスしているポートのアクセスが終了した後に、他
方のポートのアクセスを開始する。これにより、複数の
CPU等からのアクセスを効率よく行うことができて処
理速度の向上が図れる。また、マルチポートSRAM等
を使用する必要がなく、DRAMだけでマルチポートメ
モリを実現できるので、ウェハの面積が小さくてよいと
いう利点がある。
【0053】(変形例1)図20はスイッチをメインワ
ードデコーダMWDEC に組み込んだ例を示す図である。但
し、図20において、図7と同一物には同一符号を付し
てその詳しい説明は省略する。このメインワードデコー
ダMWDEC は、トランジスタT16と低電位側電源ライン
(Vss )との間にトランジスタT141 が接続されてお
り、このトランジスタT141 のゲートにはインバータIN
V11 で反転されたスイッチ制御信号が入力されるように
なっている。
【0054】このようにメインワードデコーダMWDEC を
構成することにより、第1の実施の形態のようにスイッ
チを個別に設ける必要がなく、回路規模を縮小できると
いう利点がある。 (変形例2)図21はスイッチをコラムデコーダCDECに
組み込んだ例を示す図である。但し、図21において、
図11と同一物には同一符号を付してその詳しい説明は
省略する。
【0055】このコラムデコーダCDECは、インバータIN
V4〜INV7と低電位側電源ライン(Vss )との間にトラン
ジスタT142 が接続されており、このトランジスタT14
2 のゲートにはインバータINV12 で反転されたスイッチ
制御信号が入力されるようになっている。このようにコ
ラムデコーダ(CDEC)を構成することにより、第1の実
施の形態のようにスイッチを個別に設ける必要がなく、
回路規模を縮小できるという利点がある。
【0056】(第2の実施の形態)図22は本発明の第
2の実施の形態の半導体記憶装置の概要を示すブロック
図である。なお、図22において、図1と同一物には同
一符号を付してその詳しい説明は省略する。本実施の形
態においては、縦方向に並ぶメモリブロックB11〜B4
1,…,B14〜B44の間にそれぞれスイッチS31〜S3
4,S41〜S44,S51〜S54が配置されている。また、
メモリブロックB11〜B41,…,B14〜B44とポートP
1,P2との間には、第1の実施の形態と同様に、スイ
ッチS11〜S14,S21〜S24が配置されている。これら
のスイッチS11〜S14,…,S51〜S54は、いずれもス
イッチ制御回路(図示せず)によって制御される。
【0057】まず、ポートP1側がメモリブロックB12
にアクセスし、ポートP2側がメモリブロックB14にア
クセスする場合について説明する。この場合、スイッチ
S12をオンとしてポートP1側のバスラインBUS1とメモ
リブロックB12とを接続する。このとき同時に、スイッ
チS22,S32,S42,S52のうちの少なくとも1つをオ
フにする。また、スイッチS24,S54,S44,S34をオ
ンにして、ポートP2側のバスラインBUS2とメモリブロ
ックB14の共有配線とを接続する。このとき同時に、ス
イッチS14をオフにする。
【0058】このようにして、メモリブロックB12はポ
ートP1側のバスラインBUS1のみに接続され、メモリブ
ロックB14はポートP2側のバスラインBUS2のみに接続
される。これにより、ポートP1側はメモリブロックB
12に、ポートP2側はメモリブロックB14に同時にアク
セスすることが可能となる。次に、ポートP1側がメモ
リブロックB12にアクセスし、ポートP2側がメモリブ
ロックB32にアクセスする場合について説明する。この
場合、スイッチS12をオンにしてメモリブロックB12と
ポートP1側のバスラインBUS1とを接続する。また、ス
イッチS22,S52をオンにして、メモリブロックB32と
ポートP2側のバスラインBUS2とを接続する。このとき
同時に、スイッチS32,S42の少なくとも一方はオフに
する。
【0059】このようにして、メモリブロックB12はポ
ートP1側のバスラインBUS1のみに接続され、メモリブ
ロックB32はポートP2側のバスラインBUS2のみに接続
される。これにより、ポートP1側はメモリブロックB
12に、ポートP2側はメモリブロックB32に同時にアク
セスすることが可能となる。次に、ポートP1側がメモ
リブロックB32にアクセスし、ポートP2側がメモリブ
ロックB12にアクセスする場合について説明する。
【0060】この場合、ポートP1側のバスラインBUS1
をメモリブロックB32に接続するためには、メモリブロ
ックB12の共有配線を使用することが必要である。しか
し、ポートP2側のアクセスによりメモリブロックB12
の共有配線が使用されているときは、同時にポートP1
側が共有配線を使用することはできない。このような場
合、本実施の形態においては、いずれか一方のポートが
アクセスを終了するまで他方のポートのアクセスを禁止
して、一方のポートのアクセスが完了した後、他方のポ
ートのアクセスを開始する。
【0061】以下、より具体的に説明する。図23は第
2の実施の形態の半導体記憶装置をより詳細に示すブロ
ック図である。但し、図23において、図2と同一物に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。本実施
の形態においては、縦方向に並ぶメモリブロックB11,
B21,B31,B41の間にスイッチS31,S41,S51が配
置されており、これらのスイッチS31,S41,S51によ
り、メモリブロックB11,B21,B31,B41の間の共有
配線を接続又は遮断するようになっている。これと同様
に縦方向に並ぶメモリブロックB12,B22,B32,B42
の間にスイッチS32,S42,S52が配置されており、メ
モリブロックB13,B23,B33,B43の間にスイッチS
33,S43,S53が配置されており、メモリブロックB1
4,B24,B34,B44の間にスイッチS34,S44,S54
が配置されている。
【0062】また、横方向に並ぶメモリブロックB11,
B12,B13,B14の間にスイッチS58,S48,S38が配
置されており、これらのスイッチS58,S48,S38によ
り、メモリブロックB11,B12,B13,B14の間の共有
配線を接続又は遮断するようになっている。これと同様
に横方向に並ぶメモリブロックB21,B22,B23,B24
の間にスイッチS57,S47,S37が配置されており、メ
モリブロックB31,B32,B33,B34の間にスイッチS
56,S46,S36が配置されており、メモリブロックB4
1,B42,B43,B44の間にスイッチS55,S45,S35
が配置されている。
【0063】スイッチS13,S14,S33,S34,S43,
S44,S53,S54,S23,S24,S18,S38,S17,S
37,S16,S36,S46,S15,S35,S45はスイッチ制
御回路15により制御され、スイッチS11,S12,S3
1,S32,S41,S42,S51,S52,S21,S22,S2
8,S58,S48,S27,S57,S47,S26,S56,S2
5,S55はスイッチ制御回路16により制御される。
【0064】スイッチS11〜S18,S21〜S28は、図1
7に示す構造のものを使用することができる。また、図
20,図21に示すように、メインワードデコーダ又は
コラムデコーダにスイッチの機能を組み込むようにして
もよい。図24は、各ブロック間に配置されるスイッチ
S31〜S38,S41〜S48,S51〜S58を示す回路図であ
る。このスイッチは、NORゲート71、インバータ7
2、及びトランジスタT151 〜T154 により構成されて
いる。NORゲート71の入力端には、ポートP1側及
びポートP2側のスイッチ制御信号が入力される。イン
バータ72は、ORゲート71の出力信号を反転する。
トランジスタT152 ,T152 はポートP1側の共有配線
とポートP2側の共有配線との間に並列接続されてお
り、トランジスタT151 のゲートはインバータ72の出
力端に接続され、トランジスタT152 のゲートはNOR
ゲート71の出力端に接続されている。トランジスタT
153 はポートP2側の共有配線と電源ライン(Vss )と
の間に接続されており、このトランジスタT153 のゲー
トにはポートP1側のスイッチ制御信号が与えられるよ
うになっている。また、トランジスタT154 はポートP
1側の共有配線と電源ライン(Vss )との間に接続され
ており、このトランジスタT154 のゲートにはポートP
2側のスイッチ制御信号が与えられるようになってい
る。
【0065】この回路は、使用する共有配線に対しては
ハイインピーダンスになり、その他端ではプリチャージ
になるようになっている。図25は本実施の形態におけ
るスイッチ制御回路を示す回路図である。但し、この例
ではブロック選択信号が2ビットの場合の例を示してい
る。また、この例ではポートP1がアクセスするときに
スイッチS21〜S24を制御する場合を示している。
【0066】このスイッチ制御回路は、比較回路73,
74と、ANDゲート75と、NORゲート76、82
〜85と、NANDゲート77,81とインバータ7
8,79と、デコーダ80とにより構成されている。比
較回路73,74が、ポートP1及びポートP2の選択
ブロックのアドレス(行アドレス又は列アドレス)の大
小を比較する。この例では比較回路73,74は、図中
破線で囲んだ部分で示すように2つの出力端を有し、一
方の出力端は、アドレス1>アドレス2のときに“H”
となり、他方の出力端は、アドレス1<アドレス2のと
きに“H”となる。
【0067】ANDゲート75は比較回路73,74の
一方の側の出力を入力し、NORゲート76は比較回路
73,74の他方の側の出力及びANDゲート75の出
力を入力し、これらの入力信号のいずれか1つが“H”
のときには“L”となるウェイト(WAIT)信号を出力す
る。NANDゲート77は、ポートP2側のアクセス信
号とNORゲート76の出力信号とを入力し、NORゲ
ート76の出力が“H”のときはアクセス信号を次段に
伝達し、NORゲート76の出力が“L”のときはポー
トP2からのアクセス信号を遮断する。
【0068】トランジスタT155 ,T156 ,T157 は高
電位側電源ライン(Vii )と低電位側電源ライン(Vss
)との間に直列接続されている。トランジスタT155
のゲートにはポートP1からのアクセス信号が入力さ
れ、トランジスタT156 ,T157のゲートにはNAND
ゲート77の出力信号が入力される。インバータ78,
79により構成されるラッチ回路は、トランジスタT 1
56,T157 のドレインに接続されており、NANDゲー
ト81にはポートP1側のアクセス信号とラッチ回路の
出力信号とが入力され、スイッチイネーブル信号を出力
する。
【0069】デコーダ80はポートP1側の2ビットの
信号を入力し、その入力信号の状態に応じて4つの出力
端のいずれか1つを“H”とする。NORゲート82〜
85は、NANDゲート81の出力信号とデコーダ80
の出力信号とを入力し、スイッチS21〜S24を制御
する信号を出力する。この図25に回路を示すスイッチ
制御回路の場合、スイッチS31〜S34,S35〜S38,S
41〜S44,S45〜S48,S51〜S54,S55〜S58につい
ては、4つのスイッチに対して2つの制御回路を必要と
する。また、スイッチS11〜S14,S15〜S18,S21〜
S24,S25〜S28については、4つのスイッチに関して
どちらか一方のポート用の1つの制御回路のみが必要と
なる。従って、図23に示す第1及び第2のスイッチ制
御回路15,16には、図25に示すスイッチ制御回路
が合計で16個含まれることになる。
【0070】以下、スイッチの制御方法及びセルの選択
方法について説明する。ポートP1がメモリブロックB
22にアクセスし、少し遅れてポートP2がメモリブロッ
クB14にアクセスするものとする(図18参照)。ポー
トP1側からコマンド及びアドレスが入力されると、ス
イッチ制御回路15,16にはブロック選択信号とアク
セス信号とが入力される。ここで、スイッチ制御回路1
5,16は各ポートP1,P2の選択しているアドレス
を比較し、また現在アクセス中か否かを調べる。この例
では、ポート間のアドレスの競合がなく、かつポートP
2はアクセス中でないので、スイッチ制御回路16はス
イッチ制御信号を出力し、スイッチS42とスイッチS57
のブロックB22側を切換え、ハイインピーダンスにす
る。
【0071】また、スイッチ制御回路15,16はポー
トP2のアクセス信号を受け取り、アドレスとポートP
1の状態を調べる。ここで、ポートP1はアクセス中で
あるが、選択ブロックが異なるので、スイッチ制御回路
15はスイッチ制御信号を出力してスイッチS14とスイ
ッチS18を切換え、ハイインピーダンスにする。そし
て、サブワード線SWL が“L”になり、一定時間経過し
た後、ビット線のプリチャージは終了し、アクセス信号
が“L”になる。これを受けて、スイッチ制御信号も
“L”になり、スイッチ制御回路15,16スイッチを
待機状態に戻す。
【0072】次にポートP1がブロックB22を選択し、
少し遅れてポートP2がブロックB21を選択する場合に
ついて説明する(図18参照)。ポートP1からのアク
セスに対しては、上の例と同じである。ポートP2のア
クセスに関して説明する。スイッチ制御回路15,16
はポートP2のアクセス信号を受け取り、アドレスとポ
ートP1の状態を調べる。ここで、ポートP1はアクセ
ス中であり、また、列系のアドレスが一致している。し
かし、行系のアドレスは一致しておらず、列アドレス線
CLはスイッチS57をハイインピーダンスにすることによ
って、2つのポートP1,P2で別々に使用することが
できる。このため、ポートP2からのアクセスを受け付
けることができる。スイッチ制御回路16は、スイッチ
選択信号を出力し、スイッチS31とスイッチS57のブロ
ックB21側を切り替えてハイインピーダンスにする。そ
して、サブワード線SWL が“L”になり一定時間が経つ
と、ビット線のプリチャージは終了し、アクセス信号が
“L”になる。これを受けて、スイッチ制御信号も
“L”になり、スイッチ制御回路15,16は各スイッ
チを待機状態に戻す。
【0073】次に、ポートP1がブロックB22を選択
し、少し遅れてポートP2がブロックB23を選択する場
合について説明する(図19参照)。ポートP1からの
アクセスに対しては、上の例と同じである。ポートP2
のアクセスに関して説明する。スイッチ制御回路15,
16でアドレスの比較し、またポートP1の状態を調べ
る、アドレスは列系が競合しており、ポートP1はアク
セス中になっている。また、共有配線を使用する範囲も
重複しているために、スイッチ制御回路15,16は、
ポートP2のアクセスに対応するスイッチ制御信号の出
力をすぐには行わない。ポートP1のアクセス信号が
“L”レベルになるのを受けて、ポートP2用のスイッ
チ制御信号を出力する。つまり、アドレスが競合した場
合では、後からのアクセスは、前のアクセスが終了する
のを待って、スイッチの状態を変化させ、アクセスを行
う。
【0074】これらの例のように、ポートP1がブロッ
クB22を選択している場合、ポートP2はメモリブロッ
クB12,B22〜B24にアクセスすることはできないが、
これら以外のメモリブロックは同時にアクセスすること
が可能である。 (第3の実施の形態)図26は本発明の第3の実施の形
態の半導体記憶装置の概要を示すブロック図である。な
お、図26において、図1と同一物には同一符号を付し
てその詳しい説明は省略する。
【0075】この例では、メモリブロックB11〜B14,
…,B41〜B44からなるメモリセルアレイの片側(図で
は上側)にポートP1,P2に対応するバスラインBUS
1,BUS2を配置する。これらのバスラインBUS1,BUS2と
メモリセルアレイとの間には、共有配線をバスラインBU
S1に接続、バスラインBUS2に接続、又はいずれもバスラ
インBUS1,BUS2とも遮断するモードに切換えるスイッチ
S11〜S14が配置されている。これらのスイッチはS11
〜S14はスイッチ制御回路(図示せず)によって制御さ
れる。スイッチ制御回路にはどのメモリブロックを選択
するかを指定するブロック選択信号と、各ポートP1,
P2がアクセス中であるか否かを識別する信号が入力さ
れ、これらによって選択ブロックの調停も同時に行う。
【0076】まず、ポートP1がメモリブロックB12を
選択し、ポートP2がメモリブロックB14を選択する場
合について説明する。スイッチS12をバスBUS1に切換え
て、バスBUS1とメモリブロックB12の共有配線を電気的
に接続する。また、スイッチS14をバスBUS2に切換え
て、バスBUS2とメモリブロックB14の共有配線とを電気
的に接続する。このようにして、メモリブロックB12の
共有配線はポートP1のみに接続され、またメモリブロ
ックB14の共有配線はポートP2のみに接続される。こ
のため、ポートP1とポートP2とは同時にアクセスす
ることが可能になる。
【0077】次に、ポートP1がメモリブロックB12に
アクセスし、ポートP2がメモリブロックB32にアクセ
スする場合について説明する。この場合、いずれもスイ
ッチS12を使用する必要があり、同時にアクセスするこ
とはできない。この場合は、一方のポート側のアクセス
が終了した後に、他方のポート側のアクセスを開始す
る。
【0078】以下、より具体的に説明する。図27は第
3の実施の形態の半導体記憶装置をより詳細に示すブロ
ック図である。但し、図27において、図2と同一物に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。本実施
の形態では、16個のメモリブロックB11〜B14,…,
B41〜B44からなるメモリセルアレイの上側に第1及び
第2のワードデコーダ列11,12が配置されており、
セルアレイの右側に第1及び第2のコラムデコーダ列1
3,14が配置されている。また、スイッチS11〜S
14は第1及び第2のワードデコーダ列11,12とメ
モリセルアレイとの間に配置されており、スイッチS1
5〜S18は第1及び第2のコラムデコーダ列とメモリ
セルアレイとの間に配置されている。スイッチ制御回路
18は、ポートP1側の行アドレス、列アドレス及びポ
ートP2側の行アドレス、列アドレスを入力して、スイ
ッチS11〜S18を制御する。
【0079】図28はスイッチの例を示す回路図であ
る。なお、この図28において、一番下側の矩形枠内の
みに回路を図示しているが、他の矩形枠内にも同様の回
路が形成されている。このスイッチは、トランジスタT
161 〜T164 と、インバータ86,87とにより構成さ
れている。トランジスタT161 ,T162 は第2のワード
デコーダ列12側の共有配線(BUS2)とメモリセルアレ
イ側共有配線との間に並列接続されている。トランジス
タT161 のゲートにはポートP1側のスイッチ制御信号
が入力され、トランジスタT162 のゲートにはインバー
タ86で反転されたポートP1側のスイッチ制御信号が
入力される。また、トランジスタT163 ,T164 は第1
のワードデコーダ列11側の共有配線(BUS1)とメモリ
セルアレイ側共有配線との間に並列接続されている。ト
ランジスタT163 のゲートにはポートP2側のスイッチ
制御信号が入力され、トランジスタT164 のゲートには
インバータ87で反転されたポートP2側のスイッチ制
御信号が入力される。
【0080】図29はスイッチの他の例を示す回路図で
ある。この図29においも、一番下側の矩形枠内のみに
回路を図示しているが、他の矩形枠内にも同様の回路が
形成されている。このスイッチは、トランジスタT165
〜T172 と、インバータ88〜91とにより構成されて
いる。インバータ88の入力端は第1のワードデコーダ
列11側の共有配線(BUS1)が接続されており、インバ
ータ89の入力端は第2のワードデコーダ列12側の共
有配線(BUS2)が接続されている。トランジスタT165
〜T168 は高電位側電源ライン(Vii )と低電位側電源
ライン(Vss )との間に直列接続されている。トランジ
スタT165 のゲートにはポートP1側のスイッチ制御信
号が入力され、トランジスタT168 のゲートにはインバ
ータ90で反転されたポートP1側のスイッチ制御信号
が入力される。また、トランジスタT166 ,T167 のゲ
ートはいずれもインバータ89の出力端に接続されてお
り、これらのトランジスタT166 ,T167 のドレインが
メモリセル側の共有配線に接続されている。
【0081】トランジスタT169 〜T172 は高電位側電
源ライン(Vii )と低電位側電源ライン(Vss )との間
に直列接続されている。トランジスタT169 のゲートに
はポートP2側のスイッチ制御信号が入力され、トラン
ジスタT172 のゲートにはインバータ91で反転された
ポートP2側のスイッチ制御信号が入力される。また、
トランジスタT170 ,T171 のゲートはいずれもインバ
ータ88の出力端に接続されており、これらのトランジ
スタT170 ,T171 のドレインがメモリセル側の共有配
線に接続されている。
【0082】スイッチの機能は、共有配線が“H”駆動
であるとすると、待機時は共有配線を“L”にし、共有
配線が選択されたときは、その共有配線を“H”にす
る。また、他のポートが使用できないように、デコーダ
列から共有配線を切り離す。なお、スイッチは、第1の
実施の形態で説明したように、メインワードデコーダ又
はコラムデコーダに組み込むことも可能である。
【0083】以下、スイッチの制御方法及びセルの選択
方法について説明する。ポートP1がメモリブロックB
22にアクセスし、少し遅れてポートP2がメモリブロッ
クB14にアクセスする場合について説明する(図18参
照)。ポートP1からコマンドとアドレスが入力される
と、スイッチ制御回路18にはブロック選択信号とアク
セス信号とが入力される。ここで、スイッチ制御回路1
8は各ポートP1,P2の選択しているアドレスを比較
し、また現在アクセス中か否かを調べる。この例では、
ポート間のアドレスの競合がなく、かつポートP2はア
クセス中でないので、スイッチ制御回路18はスイッチ
制御信号を出力し、スイッチS12とスイッチS17を切換
えて、ポートP2側をハイインピーダンスにする。ま
た、スイッチ制御回路18は、ポートP2のアクセス信
号を受け取り、アドレスと、ポートP1の状態を調べ
る。ここで、ポートP1はアクセス中であるが、選択ブ
ロックが異なるのでスイッチ選択信号を出力してスイッ
チS14とスイッチS18とを切換え、ポートP1側をハイ
インピーダンスにする。そして、サブワード線SWL が
“L”になり、一定時間が経過するとビット線のプリチ
ャージが終了し、アクセス信号が“L”になる。これを
受けて、スイッチ制御信号も“L”になり、スイッチ制
御回路18は各スイッチを標準状態に戻す。
【0084】次に、ポートP1がブロックB22を選択
し、少し遅れてポートP2がブロックB23を選択する場
合について説明する(図19参照)。ポートP1からの
アクセスに対しては上の例と同じである。ポートP2の
アクセスについて説明する。スイッチ制御回路18でア
ドレスを比較し、またポートP1の状態を調べると、ア
ドレスは列系が競合しており、ポートP1はアクセス中
になっている。そのため、スイッチ制御回路18はポー
トP2のアクセスに対応するスイッチ制御信号の出力を
直ぐには行わない。ポートP1のアクセス信号が“L”
になるのを受けて、ポートP2用のスイッチ制御信号を
出力する。つまし、アドレスが競合した場合では、先に
アクセスしているポート側のアクセスが終了するのを待
って、次のアクセスを行う。
【0085】(第4の実施の形態)図30は本発明の第
4の実施の形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック
図である。本実施の形態はメモリセルアレイのデータバ
スに本発明を適用した例を示している。メモリセルアレ
イを構成する各メモリブロックB11〜B14,…,B41〜
B44は第1の実施の形態で説明したものと同じである。
【0086】第1のアンプ列A1はポートP1側のデー
タバスラインDBUS1 と接続された複数のアンプ(センス
バッファ及びライトアンプ)により構成され、第2のア
ンプ列A2はポートP2側のデータバスラインDBUS2 と
接続された複数のアンプにより構成されている。スイッ
チS14は横方向に並ぶメモリブロックB11,B12,B
13,B14の共有配線(グローバルデータバスGDB )と第
1のアンプ列A1との間に接続され、第1のアンプ列A
1側の共有配線とメモリブロックB11〜B14側の共有配
線との間を接続又は遮断する。これと同様に、スイッチ
S13は横方向に並ぶメモリブロックB21,B22,B2
3,B24の共有配線(グローバルデータバスGDB )と第
1のアンプ列A1との間に接続され、スイッチS12は
メモリブロックB31,B32,B33,B34の共有配線(グ
ローバルデータバスGDB )と第1のアンプ列A1との間
に接続され、スイッチS11はメモリブロックB41,B
42,B43,B44の共有配線(グローバルデータバスGDB
)と第1のアンプ列A1との間に接続されている。
【0087】また、スイッチS24は横方向に並ぶメモ
リブロックB11,B12,B13,B14の共有配線(グロー
バルデータバスGDB )と第2のアンプ列A2との間に接
続され、第2のアンプ列A2側の共有配線とメモリブロ
ックB11〜B14側の共有配線との間を接続又は遮断す
る。これと同様に、スイッチS23は横方向に並ぶメモ
リブロックB21,B22,B23,B24の共有配線(グロー
バルデータバスGDB )と第2のアンプ列A2との間に接
続され、スイッチS22はメモリブロックB31,B32,
B33,B34の共有配線(グローバルデータバスGDB )と
第2のアンプ列A2との間に接続され、スイッチS21
はメモリブロックB41,B42,B43,B44の共有配線
(グローバルデータバスGDB )と第2のアンプ列A2と
の間に接続されている。
【0088】図31はスイッチの一例を示す回路図であ
る。なお、この図31において、一番下側の矩形枠内の
みに回路を図示しているが、他の矩形枠内にも同様の回
路が形成されている。このスイッチは、アンプ列側の共
有配線(GDB )とメモリブロック側の共有配線(GDB )
との間に接続された2つのトランジスタT181 ,T182
と、インバータ92とにより構成される。そして、スイ
ッチ制御信号が“L”のときはトランジスタT181 ,T
182 がオンとなってアンプ列側の共有配線(GDB )とメ
モリブロック側の共有配線(GDB )とが電気的に接続さ
れ、スイッチ制御信号が“H”のときはトランジスタT
181 ,T182 がオフとなってアンプ列側の共有配線(GD
B )とメモリブロック側の共有配線(GDB )とが電気的
に遮断される。
【0089】これらのスイッチを制御するスイッチ制御
回路及びスイッチの制御方法については第1の実施の形
態で説明したアドレスの共有化と同様に、各ポートP
1,P2のブロック選択アドレスと、アクセス信号を入
力し、スイッチを駆動することにより実現する。例えば
第1の実施の形態の列系のスイッチ制御回路でグローバ
ルデータバスGDB 用のスイッチも一括して駆動すること
ができる。この場合のアクセス制限は、アドレスの共有
のほうが制限が厳しくなっているため、第1の実施の形
態のアクセス制限によって決定される。この場合のアク
セスの方法は、第1の実施の形態と同じである。
【0090】(第5の実施の形態)図32は本発明の第
5の実施の形態の半導体記憶装置を示すブロック図であ
る。なお、図32において、図30と同一物には同一符
号を付してその詳しい説明は省略する。本実施の形態に
おいては、横方向に並ぶメモリブロックの間にそれぞれ
スイッチが配置されている。すなわち、メモリブロック
B11,B12,B13,B14の間にはスイッチS54,S44,
S34が配置されており、これらのスイッチにより各メモ
リブロックB11,B12,B13,B14間の共有配線(GDB
)は電気的に接続又は遮断される。これと同様に、メ
モリブロックB21,B22,B23,B24の間にはスイッチ
S53,S43,S33が配置されており、メモリブロックB
31,B32,B33,B34の間にはスイッチS52,S42,S
32が配置されており、メモリブロックB41,B42,B4
3,B44の間にはスイッチS51,S41,S31が配置され
ている。
【0091】図33は各ブロック間に配置されるスイッ
チS31〜S34,S41〜S44,S51〜S54の構成を示す回
路図である。なお、この図33において、一番下側の矩
形枠内のみに回路を図示しているが、他の矩形枠内にも
同様の回路が形成されている。このスイッチは、トラン
ジスタT183 〜T186 と、インバータ93〜95と、N
ORゲート96とにより構成されている。NORゲート
96の入力端にはポートP1側及びポートP2側のスイ
ッチ制御信号が入力される。トランジスタT183 ,T18
4 はポートP1側の共有配線(GDB )とポートP2側の
共有配線との間に並列接続されている。また、トランジ
スタT185 はポートP2側の共有配線(GDB )と高電位
側電源ライン(Vii )との間に接続されており、トラン
ジスタT186 はポートP1側の共有配線(GDB )と高電
位側電源ライン(Vii )との間に接続されている。トラ
ンジスタT183 のゲートにはインバータ94で反転した
NORゲート96の出力信号が供給され、トランジスタ
T184 にはNORゲート96の出力信号が供給される。
また、トランジスタT185 のゲートにはインバータ93
で反転されたポートP1側のスイッチ制御信号が供給さ
れ、トランジスタT186 のゲートにはインバータ95で
反転されたポートP2側のスイッチ制御信号が供給され
る。
【0092】スイッチS11〜S14,…,S51〜S54を制
御するスイッチ制御回路及びスイッチ制御方法は、アド
レスの共有化と同様に各ポートP1,P2のブロック選
択アドレスと、アクセス信号とを入力してスイッチを駆
動する。その制御方法としては、例えば第2の実施の形
態の列系のスイッチ制御回路で、グローバルデータバス
GDB 用のスイッチも一括して駆動する方式がある。この
場合のアクセス制限は、アドレスの共有のほうが制限が
厳しくなっているため、第2の実施の形態のアクセス制
限によって決定される。この場合のアクセスの方法は、
第2の実施の形態と同様である。
【0093】(第6の実施の形態)図34は本発明の第
6の実施の形態の半導体記憶装置を示すブロック図であ
る。この図34においても、図30と同一物には同一符
号を付してその詳しい説明は省略する。本実施の形態に
おいては、メモリセルアレイの一方の側(図では右側)
に第1及び第2の第1のアンプ列A1,A2が配置され
ている。そして、スイッチS11,S14は、第1のアンプ
列A1,A2とメモリセルアレイとの間に配置されてい
る。これらのスイッチS11〜S14は、共有配線(GDB )
とデータバスDBUS1 ,DBUS2 とを電気的に接続又は遮断
する機能をもつ。また、これらのスイッチS11〜S14
は、アンプ列A1,A2内に組み込んでもよい。これら
のスイッチS11〜S14は、例えば図28に示すものと同
じものを使用することができる。また、これらのスイッ
チS11〜S14を制御するスイッチ制御回路及び制御方法
については、アドレスの共有化と同様に、各ポートP
1,P2のブロック選択アドレスと、アクセス信号を入
力し、それらに基づいてスイッチを制御する。その制御
方法の一例としては、第3の実施の形態の列系のスイッ
チ制御回路で、共有配線(GDB )用のスイッチも一括し
て駆動することが考えられる。この場合、アクセスの制
限はアドレスの共有のほうが厳しくなっているため、第
3の実施の形態のアクセス制限によって決定される。こ
の場合のアクセス方法は、第3の実施の形態と同じであ
る。
【0094】(第7の実施の形態)図35は本発明の第
7の実施の形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック
図である。この図35において、図1と同一物には同一
符号を付してその詳しい説明は省略する。上記の第1〜
第6の実施の形態においてはいずれも2ポートの場合に
ついて説明したが、金属配線の配線層の層数が多くとれ
るのであれば、本実施の形態のように3ポート以上の半
導体記憶装置を実現することができる。
【0095】本実施の形態においては、メモリブロック
B11〜B14,…,B41〜B44からなるメモリセルアレイ
の上側に第1及び第2のメインワードデコーダ列11,
12を配置し、メモリセルアレイの右側に第1及び第2
のコラムデコーダ列13,14を配置している。また、
メモリセルアレイの下側に第3のメインワードデコーダ
列19を配置し、メモリセルアレイの左側に第3のコラ
ムデコーダ列20を配置している。すなわち、本実施の
形態は、第1の実施の形態と第3の実施の形態を組み合
わせて3ポート半導体記憶装置を構成している。
【0096】なお、第2の実施の形態に示すように、各
メモリブロック間にスイッチが配置された半導体記憶装
置を3ポート化することも可能である。また、データバ
スについても同様に3ポート化することができる。本実
施の形態のような3ポート半導体記憶装置の場合、3ポ
ート分のブロック選択アドレスと、アクセス信号の入力
によりスイッチを制御する。
【0097】なお、第7の実施の形態は、4つ以上のポ
ートを有する半導体記憶装置に適用することができる。 (第8の実施の形態)図36は本発明の第8の実施の形
態の半導体記憶装置を示すブロック図である。この図3
6においても、図1と同一物には同一符号を付してその
詳しい説明は省略する。
【0098】第1〜第7の実施の形態においては、メイ
ンワード線MWL 及びQWデコーダ線QWL と列アドレス線
CLとは直交しており、列アドレス線CLとグローバルデー
タバスGDB とは平行になっていた。これらの配線は一般
的に金属配線により形成されるが、金属配線の配線層の
数を多く使用することによって、メインワード線MWL、
QWデコーダ線QWL 、列アドレス線CL及びグローバルデ
ータバスGDB の位置関係を変化させることができる。
【0099】本実施の形態においては、図36に示すよ
うに、第1のメインワードデコーダ列11及び第1のコ
ラムデコーダ列13を、メモリブロックB11〜B14,
…,B41〜B44からなるメモリセルアレイの上側に配置
し、第2のメインワードデコーダ列12及び第2のコラ
ムデコーダ列14をメモリセルアレイの下側に配置して
いる。これにより、メインワード線MWL 、QWデコーダ
線QWL と列アドレス線CLとが並行に配置される。
【0100】本実施の形態では、行系の配線と列系の配
線とが平行になっているので、これらの配線が垂直にな
っている場合と異なり、共有されるメモリブロックは全
て同じブロックとなる。そのため、第1の実施の形態に
おいては、行系の配線と列系の配線の両方を考慮する必
要があったが、本実施の形態では行系のスイッチ制御回
路のみを使用して制御を行う。その場合の動作は基本的
に図19で示す第1の実施の形態の動作と同じである。
【0101】なお、上記した各実施の形態ではいずれも
メモリブロックが16個の場合について説明したが、こ
れによりメモリブロックの数が16個に限定されるもの
でないことは勿論である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置によれば、擬似的なマルチポート性を持たせるこ
とによって、同時に複数のポートからのアクセスを受け
られることが可能となる。またマルチポート化による面
積の増加量を減少することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態の半導体記憶
装置の概要を示すブロック図である。
【図2】図2は同じくその半導体記憶装置をより詳細に
示すブロック図である。
【図3】図3は同じくその半導体記憶装置の回路を簡略
化して示す回路図である。
【図4】図4は同じくその半導体記憶装置のメモリブロ
ックの構造を示す平面図である。
【図5】図5は同じくそのメモリブロック内のサブデコ
ーダ列をより詳細に示す平面図である。
【図6】図6は同じくそのメモリブロック内のセンスア
ンプ列をより詳細に示す図である。
【図7】図7はメインワードデコーダMWDEC の構成を示
す回路図である。
【図8】図8はQWデコーダQWDEC の構成を示す回路図
である。
【図9】図9はQWアンプQWAMP の構成を示す回路図で
ある。
【図10】図10はサブワードデコーダSWDEC の構成を
示す回路図である。
【図11】図11はコラムデコーダCDECの構成を示すブ
ロック図である。
【図12】図12はセンスアンプ(S/A )の構成を示す
回路図である。
【図13】図13はセンスバッファ(S/B)の構成を
示す回路図である。
【図14】図14はライトアンプ(W/A )の構成を示す
回路図である。
【図15】図15はスイッチ制御回路の構成を示す回路
図である。
【図16】図16はスイッチ制御回路の動作を示す制御
波形図である。
【図17】図17(a)はスイッチの一例を示す回路
図、図17(b)はスイッチの他の例を示す回路図であ
る。
【図18】図18は第1の実施の形態の動作を示すタイ
ミングチャート(その1)である。
【図19】図19は第1の実施の形態の動作を示すタイ
ミングチャート(その2)である。
【図20】図20はスイッチをメインワードデコーダ
(MWDEC )に組み込んだ例を示す図である。
【図21】図21はスイッチをコラムデコーダ(CDEC)
に組み込んだ例を示す図である。
【図22】図22は本発明の第2の実施の形態の半導体
記憶装置の概要を示すブロック図である。
【図23】図23は第2の実施の形態の半導体記憶装置
をより詳細に示すブロック図である。
【図24】図24はブロック間に配置されるスイッチを
示す回路図である。
【図25】図25は第2の実施の形態におけるスイッチ
制御回路を示す回路図である。
【図26】図26は本発明の第3の実施の形態の半導体
記憶装置の概要を示すブロック図である。
【図27】図27は第3の実施の形態の半導体記憶装置
をより詳細に示すブロック図である。
【図28】図28は第3の実施の形態におけるスイッチ
の例を示す回路図である。
【図29】図29は第3の実施の形態におけるスイッチ
の他の例を示す回路図である。
【図30】図30は本発明の第4の実施の形態の半導体
記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図31】図31は第4の実施の形態におけるスイッチ
の一例を示す回路図である。
【図32】図32は本発明の第5の実施の形態の半導体
記憶装置を示すブロック図である。
【図33】図33は第5の実施の形態におけるブロック
間に配置されるスイッチの構成を示す回路図である。
【図34】図34は本発明の第6の実施の形態の半導体
記憶装置を示すブロック図である。
【図35】図35は本発明の第7の実施の形態の半導体
記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図36】図36は本発明の第8の実施の形態の半導体
記憶装置を示すブロック図である。
【図37】図37は従来のマルチポートメモリの一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
P1,P2,P3 ポート、 S11〜S18,S21〜S28,S31〜S38 ,S41 〜S48,S
51〜S58 スイッチ、 B11〜B14,B21〜B24,B31〜B34,B41〜B44 メ
モリブロック、 QWDEC QWデコーダ、 QWAMP QWアンプ、 MWDEC メインワードデコーダ、 SWDEC サブワードデコーダ、 CDEC コラムデコーダ、 CL 列アドレス線、 MWL メインワード線、 SWL サブワード線、 QWL QWデコーダ線、 GDB ,/GDB グローバルデータバス、 LDB ,/LDB ローカルデータバス、 S/A センスアンプ、 S/B センスバッファ、 W/A ライトアンプ、 11,12,19 メインワードデコーダ列、 13,14,20 コラムデコーダ列、 15,16 スイッチ制御回路、 101 データ記憶部、 102 レジスタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/10 681E Fターム(参考) 5B024 AA07 AA15 BA29 CA16 CA18 5F083 AD00 GA09 GA30 LA01 LA03 LA04 LA05 LA07 LA10 LA11 LA12 LA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数組の共有配線と、 各共有配線毎に共通接続された複数のメモリブロックか
    らなる複数組のメモリブロック群と、 前記メモリブロックにアクセスする第1のポートと、 前記メモリブロックにアクセスする第2のポートと、 前記第1のポートと前記複数組の共有配線との間を電気
    的に接続又は遮断する複数の第1のスイッチと、 前記第2のポートと前記複数組の共有配線との間を電気
    的に接続又は遮断する複数の第2のスイッチと、 前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを制御する
    スイッチ制御回路とを有することを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ制御回路は、前記第1のポ
    ート及び前記第2のポートのアクセス状態に応じて前記
    第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ制御回路は、前記第1のポ
    ート及び第2のポートが前記複数組のメモリブロック群
    のうちの異なるメモリブロック群にアクセスするとき
    に、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを制御
    して前記第1のポートのアクセスと前記第2のポートの
    アクセスを同時に可能とすることを特徴とする請求項2
    に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ制御回路は、前記第1のポ
    ート及び前記第2のポートが前記複数組のメモリブロッ
    ク群のうちの同一のメモリブロック群にアクセスすると
    きに、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを制
    御して、一方のポートのアクセスが終了した後、他方の
    ポートのアクセスを可能とすることを特徴とする請求項
    3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 同一のメモリブロック群を構成する各メ
    モリブロックの間に、各メモリブロック間の共有配線を
    電気的に接続又は遮断する第3のスイッチを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
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Cited By (7)

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