JP3304413B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3304413B2
JP3304413B2 JP24753592A JP24753592A JP3304413B2 JP 3304413 B2 JP3304413 B2 JP 3304413B2 JP 24753592 A JP24753592 A JP 24753592A JP 24753592 A JP24753592 A JP 24753592A JP 3304413 B2 JP3304413 B2 JP 3304413B2
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    • G11C7/1078Data input circuits, e.g. write amplifiers, data input buffers, data input registers, data input level conversion circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置に関
し、特に、異なるタイプのメモリが集積化された半導体
記憶装置に関する。より特定的には、高速でアクセスす
ることのできるメモリと大記憶容量のメモリとを備える
半導体記憶装置に関し、より具体的にはこの高速メモリ
と大記憶容量メモリとの間のデータ転送を行なうための
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の16ビットまたは32ビットのマ
イクロプロセシングユニット(MPU)は、動作クロッ
ク周波数が25MHzまたはそれ以上と非常に高速にな
ってきている。データ処理システムにおいては、標準D
RAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)
はビット単価が安いため、大記憶容量の主メモリとして
用いられることが多い。標準DRAMは、アクセス時間
が短縮されてきてはいるものの、MPUの高速化は標準
DRAMのそれを上回っている。このため、標準DRA
Mを主メモリとして用いるデータ処理システムは、ウェ
イトステート(待ち状態)の増加などの犠牲を払う必要
がある。このMPUと標準DRAMの動作速度のギャッ
プという問題は、標準DRAMが次のような特徴を有し
ているために本質的なものである。
【0003】(1) 行アドレス信号と列アドレス信号
とが時分割的に多重化されて同じアドレスピン端子へ与
えられる。行アドレス信号は、ロウアドレスストローブ
信号/RASの降下エッジで装置内部へ取込まれる。列
アドレス信号はコラムアドレスストローブ信号/CAS
の降下エッジで装置内部へ取込まれる。ロウアドレスス
トローブ信号/RASはメモリサイクルの開始を規定し
かつ行選択系を活性化する。コラムアドレスストローブ
信号/CASは列選択系を活性化する。信号/RASが
活性状態となってから信号/CASが活性状態となるま
でに「RAS−CAS遅延時間(tRCD)」と呼ばれ
る所定の時間が必要とされる。このためアクセス時間の
短縮化にも限度があるというアドレス多重化による制約
が存在する。
【0004】(2) ロウアドレスストローブ信号/R
ASを一旦立ち上げてDRAMをスタンバイ状態に設定
した場合、このロウアドレスストローブ信号/RASは
RASプリチャージ時間(tRP)と呼ばれる時間が経
過した後でなければ再び“L”へ立ち下げることはでき
ない。RASプリチャージ時間tRPは、DRAMの様
々な信号線を確実に所定電位にプリチャージするために
必要とされる。このRASプリチャージ時間tRPのた
めに、DRAMのサイクル時間を短くすることはできな
い。また、DRAMのサイクル時間を短くすることは、
DRAMにおいて信号線の充放電の回数が多くなり、消
費電流の増加にもつながる。
【0005】(3) 回路の高集積化およびレイアウト
の改良などの回路技術およびプロセス技術の向上または
駆動方法の改良などの応用上の工夫・改良によりDRA
Mの高速化を図ることができる。しかしながら、MPU
の高速化の進展はDRAMのそれを大きく上回ってい
る。ECLRAM(エミッタ・カップルド・RAM)お
よびスタティックRAMなどのバイポーラトランジスタ
を用いた高速のバイポーラRAMおよびMOSトランジ
スタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)を用いた比
較的低速のDRAMというように、半導体メモリの動作
速度には階層構造がある。MOSトランジスタを構成要
素とする標準DRAMでは数十ナノ秒のスピード(サイ
クル時間)を期待するのは非常に困難である。
【0006】MPUと標準DRAMのスピードギャップ
(動作速度の差)を埋めるために、応用面から種々の改
善が行なわれている。このような改善の主なものとして
は、(1)DRAMの高速モードとインターリーブ方式
とを用いる、(2)高速のキャッシュメモリ(SRA
M)を外部に設ける、がある。
【0007】上記方法(1)の場合、スタティックコラ
ムモードまたはページモードなどの高速モードを用いる
方法と、この高速モードとインターリーブ方式とを組合
せる方法とがある。スタティックモードとは、1本のワ
ード線(1行)を選択した後、列アドレスのみを順次変
化させることによりこの1行のメモリセルを順次アクセ
スする方法である。ページモードとは、1本のワード線
を選択した後、信号/CASをトグルして列アドレス信
号を順次取込み、この選択されたワード線に接続される
メモリセルへ順次アクセスする方法である。これらのい
ずれのモードも信号/RASのトグルを含まずにメモリ
セルへアクセスすることができ、信号/RASおよび/
CASを両者を用いる通常のアクセスよりも高速とな
る。
【0008】インターリーブ方式とは、複数のメモリ装
置をデータバスに並列に設け、複数のメモリ装置へのア
クセスを交互または順次行なうことにより実効的にアク
セス時間の短縮を図る方式である。DRAMの高速モー
ドを用いる方法および高速モードとインターリーブ方式
とを組合せる方法は、簡単にしかも比較的効率よく標準
DRAMを高速メモリとして使用する方法として従来か
ら知られている。上記方法(2)は、メインフレームで
は昔から幅広く利用されている方法である。高速キャッ
シュメモリは高価である。しかしながら、低価格ながら
も高性能を要求されるパーソナルコンピュータの分野に
おいては、その動作速度を改善するために、ある程度高
価になるのを犠牲にしてやむなく一部で使用されてい
る。高速キャッシュメモリをどこに設けるかについては
次の3種類の可能性が存在する。
【0009】(a)MPUそのものに内蔵する。 (b)MPU外部に設ける。
【0010】(c)高速キャッシュメモリを別に設ける
のではなく、標準DRAMに内蔵されている高速モード
をキャッシュのように用いる(高速モードの擬似的キャ
ッシュメモリ化)。すなわち、キャッシュヒット時には
高速モードで標準DRAMへアクセスし、キャッシュミ
ス時には通常モードで標準DRAMへアクセスする。
【0011】上述の3つの方法(a)ないし(c)は何
らかの形ですでにデータ処理システムにおいて採用され
ている。しかしながら、価格の観点から、多くのMPU
システムにおいては、DRAMに不可避なRASプリチ
ャージ時間(tRP)を実効的に表に現われないように
するために、メモリをバンク構成とし、このメモリバン
ク毎にインターリーブする方法が用いられている。この
方法に従えば、実質的にDRAMのサイクル時間をスペ
ック値(仕様値)のほぼ半分にすることができる。
【0012】しかしながら、インターリーブの方法は、
メモリ装置へのアクセスがシーケンシャルに行なわれる
場合にしか効果的ではない。すなわち、同一のメモリバ
ンクへ連続してアクセスする場合には効果は得られな
い。また、この方法では、DRAM自身のアクセス時間
の実質的向上は図ることはできない。さらに、メモリの
最小単位を少なくとも2バンクとする必要がある。
【0013】ページモードまたはスタティックコラムモ
ードなどの高速モードを用いる場合、MPUがある頁
(ある指定された1行のデータ)を連続してアクセスす
る場合に限り実効的にアクセス時間を短縮することがで
できる。この方法は、バンク数が2ないし4と比較的大
きい場合には、各バンク毎に異なる行をアクセスするこ
とができるためある程度の効果が得られる。与えられた
頁内にMPUが要求するメモリのデータが存在しない場
合を「キャッシュミス」と呼ぶ。通常、データの1塊は
近接したアドレスまたは逐次隣接したアドレスに格納さ
れる。高速モードにおいては、アドレスの半分である行
アドレスがすでに指定されているため「キャッシュミ
ス」が発生する確率は高い。
【0014】バンクの数が30ないし40と大きくなる
と、各バンク毎に異なる頁のデータを格納することがで
きるため、「キャッシュミス」率は激減する。しかしな
がら、データ処理システムにおいて、30ないし40の
バンクを想定することは現実的ではない。また、「キャ
ッシュミス」が発生した場合には、新たに行アドレスを
選択し直すために、信号/RASを立ち上げてDRAM
のプリチャージサイクルに戻る必要があり、バンク構成
の性能を犠牲にすることになる。
【0015】前述の方法(2)の場合、MPUと標準D
RAMとの間には高速キャッシュメモリが設けられる。
この構成においては、標準DRAMは比較的低速であっ
てもかまわない。一方、標準DRAMは4M(メガ)ビ
ット、16Mビットと大記憶容量のものが出現してい
る。パーソナルコンピュータなどの小規模システムにお
いては、そのメインメモリを1チップないし数チップの
標準DRAMにより構成することができる。外部に高速
キャッシュメモリを設けた場合、メインメモリがたとえ
ば1個の標準DRAMにより構成できるような小規模シ
ステムでは有効ではない。標準DRAMをメインメモリ
とする場合、高速キャッシュメモリとメインメモリとの
間のデータ転送速度がこの標準DRAMのデータ入出力
端子数で制限され、システムの速度に対するネックにな
るからである。
【0016】また、高速モードの擬似的キャッシュメモ
リ化の場合、その動作速度は高速のキャッシュメモリよ
りも遅いため、所望のシステムの性能を実現することは
困難である。
【0017】上述のようなインターリーブ方式または高
速動作モードを使用した場合に生じるシステム性能の犠
牲を解消し、比較的安価で小規模なシステムを構築する
方法としては、高速キャッシュメモリ(SRAM)をD
RAMに内蔵することが考えられる。すなわち、DRA
Mをメインメモリとし、かつSRAMをキャッシュメモ
リとして備える階層的な構造の1チップメモリを考える
ことができる。このような階層的な構造の1チップメモ
リをキャッシュDRAM(CDRAM)と称する。以
下、このCDRAMについて説明する。
【0018】図26は従来の標準的な1メガビットDR
AMの要部の構成を示す図である。図26において、D
RAMは、行および列のマトリクス状に配列された複数
のメモリセルMCを含むメモリセルアレイ500を備え
る。1行のメモリセルが1本のワード線WLに接続され
る。1列のメモリセルMCが1本の列線CLに接続され
る。列線CLは、通常、1対のビット線から構成され
る。1本のワード線WLは、1対のビット線のうちの一
方のビット線との交点に位置するメモリセルを選択状態
とする。1メガDRAMにおいては、メモリセルMCは
1024行×1024列のマトリクス状に配列される。
すなわち、メモリセルアレイ500は、1024本のワ
ード線WLと、1024本の列線CL(1024対のビ
ット線)とを含む。
【0019】DRAMはさらに、外部から与えられる行
アドレス信号(図示せず)をデコードし、メモリセルア
レイ500における対応の行を選択するロウデコーダ5
02と、ロウデコーダ502により選択されたワード線
に接続されるメモリセルのデータを検知し増幅するセン
スアンプと、外部から与えられる列アドレス信号(図示
せず)をデコードし、メモリセルアレイ500の対応の
列を選択するコラムデコーダを含む。図26において
は、センスアンプとコラムデコーダとが1つのブロック
504で示される。ブロック504に含まれるセンスア
ンプは、メモリセルアレイ500における各列に対応し
て設けられる。
【0020】ここで、実際には、アドレスバッファが設
けられており、このアドレスバッファが外部から与えら
れる行アドレス信号および列アドレス信号を受けて内部
行アドレス信号および列アドレス信号を発生してそれぞ
れロウデコーダ502およびコラムデコーダ(ブロック
504内)へ与えている。このアドレスバッファは示し
ていない。
【0021】DRAMがデータの入出力を1ビット単位
で行なう×1ビット構成の場合、ブロック504内のコ
ラムデコーダにより1本の列線(1つのビット線対)C
Lが選択される。DRAMが4ビット単位でデータの入
出力を行なう×4ビット構成の場合、コラムデコーダに
より4本の列線CLが同時に選択される。この構成は単
なる一例であり、同時に4列が選択され、この4列のう
ちからさらに1列が選択される構成が用いられる場合も
ある。
【0022】DRAM内のメモリセルMCへデータを書
込むかまたはこのメモリセルMCからデータを読出すメ
モリアクセス時においては、以下の動作が行なわれる。
まず、行アドレス信号(正確には相補内部行アドレス信
号)がロウデコーダ502に与えられる。ロウデコーダ
502は、与えられた行アドレス信号をデコードし、そ
のデコード結果に従ってメモリセルアレイ500内の1
本のワード線WLの電位を“H”に立ち上げる。
【0023】選択されたワード線WLに接続される10
24ビットのメモリセルMCのデータが対応の列線CL
上へ転送される。列線CL上のデータはブロック504
に含まれるセンスアンプにより検知され増幅される。選
択されたワード線WLに接続されるメモリセルのうち、
データの書込または読出を受けるメモリセルの選択は、
ブロック504に含まれるコラムデコーダからの列選択
信号により行なわれる。
【0024】コラムデコーダは、列アドレス信号(正確
には相補内部列アドレス信号)をデコードし、メモリセ
ルアレイ500内の対応の列を選択するための列選択信
号を発生する。この列選択信号に応答して図示しないI
Oゲートが導通状態となり、選択された列が内部データ
伝達線を介してデータ入出力回路に接続される。これに
より選択メモリセルへのアクセスが実行される。
【0025】前述の高速モード動作においては、ブロッ
ク504に含まれるコラムデコーダに対し列アドレス信
号が順次与えられる。スタティックコラムモード動作時
においては、所定時間経過後に与えられる列アドレス信
号を新たな列アドレス信号としてコラムデコーダがデコ
ードし、選択されたワード線WLに接続されるメモリセ
ルMCから対応のメモリセルを列線CLを介して選択す
る。
【0026】ページモードにおいては、コラムデコーダ
へは、信号/CASの各トグル毎に新たな列アドレス信
号が与えられる。コラムデコーダは与えられた列アドレ
ス信号を信号/CASに応答してデコードして対応の列
線を選択する。このように、1本のワード線WLを選択
状態とし、列アドレスのみを変更することにより、選択
されたワード線WLに接続される1行のメモリセルMC
へ高速でアクセスすることができる。
【0027】図27は従来の1メガビットCDRAMの
一般的構成を示す図である。図27において、従来のC
DRAMは、図26に示す標準DRAMの構成に加え
て、SRAMアレイ506と、DRAMのメモリセルア
レイ500の1行とSRAMアレイ(キャッシュレジス
タ)506との間でのデータ転送を行なうためのトラン
スファゲート508を含む。SRAMアレイ(キャッシ
ュレジスタ)506は、DRAMメモリセルアレイ50
0の1行のデータを同時に格納することができるよう
に、メモリセルアレイ500の各列線CLに対応して設
けられるキャッシュレジスタを含む。すなわち、SRA
Mアレイ506においては、1024個のキャッシュレ
ジスタが設けられる。キャッシュレジスタは、通常、ス
タティック型メモリセル(SRAMセル)により構成さ
れる。
【0028】図27に示すCDRAMの構成の場合、外
部からキャッシュヒットを示す信号が与えられた場合に
は、SRAMアレイ506へのアクセスが行なわれ、高
速でメモリセルへのアクセスを行なうことができる。キ
ャッシュミス時においては、DRAMへのアクセスが行
なわれる。このような大容量のDRAMと高速のSRA
Mとを同一チップ上に集積したCDRAMは、たとえば
特開昭60−76905号公報および特開昭62−38
590号公報などに開示されている。
【0029】上述のような従来のCDRAMの構成にお
いては、DRAMメモリセルアレイ500の列線(ビッ
ト線対)CLとSRAMアレイ(キャッシュレジスタ)
506の列線(ビット線対)が1対1対応の関係でトラ
ンスファゲート508を介して接続される。すなわち、
図27に示す従来のCDRAMの構成においては、DR
AMメモリセルアレイ500におけるワード線WL1本
に接続されるメモリセルのデータとメモリセルアレイ5
00の1行と同数個のSRAMセルのデータとをトラン
スファゲート508を介して双方向一括転送する構成が
とられる。この構成においては、SRAMアレイ506
を含む部分がキャッシュメモリとして用いられ、DRA
Mアレイ500が含まれる部分がメインメモリとして用
いられる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】キャッシュのいわゆる
ブロックサイズは、SRAMアレイ506において、1
回のデータ転送によりその内容が書換えられるビットの
数と考えることができる。したがって、このブロックサ
イズは、DRAMメモリセルアレイ500の1本のワー
ド線WLに物理的に結合されるメモリセルの数と同数と
なる。図27に示すように、1本のワード線WLに10
24個のメモリセルが物理的に接続されている場合に
は、ブロックサイズが1024となる。
【0031】一般に、ブロックサイズが大きいとヒット
率は上昇する。しかしながら、同一のキャッシュメモリ
サイズの場合、ブロックサイズに反比例してセット数が
減少するため、逆にヒット率は減少する。たとえば、キ
ャッシュサイズが4Kビットの場合、ブロックサイズが
1024であれば、セット数は4となるが、ブロックサ
イズが32であればセット数は128となる。したがっ
て図27に示すCDRAMの構成の場合、ブロックサイ
ズが必要以上に大きくなり、キャッシュヒット率をそれ
ほど改善することができないという問題が生じる。
【0032】ブロックサイズを適当な大きさに小さくす
る構成は、たとえば特開平1−146187号公報に示
されている。この先行技術において、DRAMアレイお
よびSRAMアレイの列線(ビット線対)が1対1対応
に配置されるが、それぞれ列方向に複数のブロックに分
割される。ブロックの選択はブロックデコーダにより行
なわれる。キャッシュミス時には、ブロックデコーダに
より1つのブロックが選択される。選択されたDRAM
ブロックとSRAMブロックとの間でのみデータの転送
が行なわれる。この構成に従えば、キャッシュメモリの
ブロックサイズを適当な大きさに低減することができる
が、以下のような問題点が未解決として残る。
【0033】図28は1メガビットDRAMアレイの標
準的な実際のアレイ構成を示す図である。図28におい
て、DRAMアレイは8個のメモリブロックDMB1〜
DMB8に分割される。メモリブロックDMB1〜DM
B8に対して共通にロウデコーダ502がメモリアレイ
の長辺方向の一方側に設けられる。メモリブロックDM
B1〜DMB8の各々に対して(センスアンプ+コラム
デコーダ)ブロック504−1〜504−8が設けられ
る。
【0034】メモリブロックDMB1〜DMB8はそれ
ぞれ128Kビットの記憶容量を備える。図28におい
ては、1つのメモリブロックDMBが128行×102
4列に配置されたメモリセルを備える構成が一例として
示される。1本の列線CLは、1対のビット線BL,/
BLにより構成される。
【0035】図28に示すように、DRAMメモリセル
アレイを複数のブロックに分割すれば、1本の列線CL
(ビット線BLおよび/または/BL)の長さは短くな
る。データの書込/読出時においてワード線を選択した
場合、メモリセル内のキャパシタ(メモリセルキャパシ
タ)に蓄積された電荷が対応のビット線BL(または/
BL)に伝達される。このとき、ビット線BL(または
/BL)に生じる電位変化量はメモリセルキャパシタの
容量Csとビット線BL(または/BL)の容量Cbと
の比、Cs/Cb,に比例する。ビット線BL(または
/BL)の長さが短くなれば、ビット線容量Cbが小さ
くなる。これによりビット線に生じる電位変化量を大き
くすることができ、ビット線上の読出電圧はセンスアン
プにより誤りなく検知され増幅される。
【0036】また、動作時においては、ロウデコーダ5
02により選択されたワード線WLを含むメモリブロッ
ク(図28においてはメモリブロックDMB2を示す)
に対するセンス動作が行なわれ、残りのメモリブロック
はスタンバイ状態に維持される。これによりセンス動作
時におけるビット線充放電に伴う消費電力を低減するこ
とができる。
【0037】図28に示すようなDRAMにおいて、上
述のブロック分割方式のCDRAMの構成を適用した場
合、メモリブロックDMB1〜DMB8それぞれに対し
てSRAMキャッシュレジスタおよびブロックデコーダ
を設ける必要がある。このため、チップ面積が著しく増
大するという問題が生じる。
【0038】またそのような構成では、選択されたメモ
リブロックに対するSRAMキャッシュレジスタしか動
作せずSRAMキャッシュレジスタの利用効率が低いと
いう問題もある。
【0039】また、上述のごとく、DRAMアレイとS
RAMアレイとはビット線が1対1に対応している。メ
インメモリとキャッシュメモリとの間のメモリのマッピ
ング方式としてダイレクトマッピング方式を採用した場
合、図27に示すように、SRAMアレイ506は1行
に配列された1024列のキャッシュレジスタで構成さ
れる。この場合、SRAMキャッシュの記憶容量は1K
ビットとなる。マッピング方式として4ウェイセットア
ソシアティブ方式を採用した場合、図29に示すよう
に、SRAMアレイ506は、各々が1024個のキャ
ッシュレジスタを含む4行のキャッシュレジスタブロッ
ク506a〜506dを含む。4行のキャッシュレジス
タブロック506a〜506dのうちの1つのブロック
(1行)がウェイアドレスに従ってセレクタ510によ
り選択される。図29に示す構成の場合、SRAMキャ
ッシュの記憶容量は4Kビットとなる。
【0040】上述のように、DRAMアレイとキャッシ
ュメモリの間のメモリマッピング方式は、そのチップ内
部の構成により一意的に決定される。マッピング方式を
変化させると上述のようにキャッシュサイズも変更する
必要がある。
【0041】また上述のいずれのCDRAMの構成にお
いても、DRAMアレイとSRAMアレイとはビット線
が1対1に対応しているため、DRAMアレイの列アド
レスとSRAMアレイの列アドレスとは必然的に同一と
なり、DRAMアレイのメモリセルをSRAMアレイの
任意の位置へマッピングするフルアソシアティブ方式を
実現することは原理的に不可能である。
【0042】さらに、図27および図29に示すよう
に、キャッシュのサイズが異なった場合においても、キ
ャッシュのブロックサイズは同じであり、チップの内部
構成により一意的に決定され、ブロックサイズを変更す
ることはできない。
【0043】DRAMとSRAMとを同一チップ上に集
積した半導体記憶装置の他の構成例は、また、特開平2
−87392号公報に開示されている。この先行技術に
おいては、DRAMアレイとSRAMアレイとが内部共
通データバスを介して接続される。この内部共通データ
バスは、装置外部とデータの入出力を行なうための入出
力バッファに接続される。DRAMアレイとSRAMア
レイとはそれぞれ独立に発生された別々のアドレス信号
により選択位置を指定することができる。
【0044】しかしながら、この先行技術の構成におい
ては、DRAMアレイとSRAMアレイとの間のデータ
転送は内部の共通データバスを介して行なわれる。一度
に転送することのできるビット数はこの内部共通データ
バス線数により制限を受け、高速でキャッシュメモリの
内容を書換えることはできない。したがって、前述のS
RAMキャッシュを標準DRAMの外部に設ける構成の
場合と同様このDRAMアレイとSRAMアレイとの間
のデータ転送速度がネックとなり、高速キャッシュメモ
リシステムを構築することができない。
【0045】図27および図29に示す構成の場合、S
RAMアレイの1行にはキャッシュのブロックサイズと
同数個のキャッシュレジスタ(SRAMセル)が配置さ
れる。この場合、キャッシュのブロックサイズと同数個
のトランスファゲートが配置される。このため、たとえ
ばDRAMの記憶容量が4Mビットとなり、1Mビット
のDRAMアレイを4面配置するような構成の場合、S
RAMアレイおよびトランスファゲートの占有面積が大
きくなり、小チップ面積のCDRAMを得ることができ
ないという問題が生じる。
【0046】また、CDRAMの他に、DRAMとSR
AMとを同一チップ上に集積化した記憶装置として、ビ
デオ信号処理用途などに用いられるビデオRAMを考え
ることができる。この場合においても、ビデオ信号処理
において、必要とされる画素データ数が8×8、および
16×16画素のようにその処理内容において異なる場
合が考えられる。このような場合、DRAMアレイから
SRAMアレイへ必要に応じてブロックサイズの異なる
データを転送することができるのが高速処理の点からは
好ましい。しかしながら、従来のビデオRAMは、図2
7および図29に示す構成と同様の構成を備えており、
すべて転送されるデータの量は固定されている。
【0047】それゆえ、この発明の目的は、メモリ間に
おいて転送されるデータの量を変更することのできる半
導体記憶装置を提供することである。
【0048】この発明の他の目的は、キャッシュのブロ
ックサイズを容易に変更することのできるCDRAMを
提供することである。
【0049】この発明のさらに他の目的は、異なる形式
の2つのメモリ間のデータ転送を高速で行なうことので
きる半導体記憶装置を提供することである。
【0050】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、異なるタイプのメモリ間のデータ転送を、ペ
ージモードなどの高速モードに従って行なうようにした
ものである。
【0051】すなわち、この発明に係る半導体記憶装置
は、行および列状に配列された複数の第1のメモリセル
を含む第1のメモリセルアレイと、行列状に配列された
複数の第2のメモリセルを有する第2のメモリセルアレ
イと、第1のメモリセルアレイから行を選択する第1の
行選択手段とを含む。第1のメモリアレイは、各々が複
数の所定数の第1のメモリセルの列を1単位とする複数
の列ブロックに分割される。
【0052】この発明に係る半導体記憶装置は、さら
に、データ転送動作モード時に第1の行選択手段により
選択された行に含まれる複数列ブロック各々から所定数
ごと選択される第1のメモリセルからなる転送データブ
ロックを、の選択行を選択状態に保持した状態で、順次
選択する第1の列選択手段を含む。
【0053】この発明に係る半導体記憶装置はさらに、
データ転送動作モード時に第2のメモリセルアレイの行
順次選択する第2の行選択手段を含む。
【0054】この発明に係る半導体記憶装置はさらに、
第1の行選択手段により選択された行において第1の列
選択手段が選択する転送データブロックと第2の行選択
手段が選択した行との間でデータ転送を行なうデータ転
送手段を含む。このデータ転送手段は、データ転送動作
モード時において、複数の転送データブロックと第2の
メモリセルアレイの複数行との間で順次データ転送をす
る手段を含む。
【0055】好ましくは、第1のメモリセルアレイは、
列方向に沿って、各々が複数の行を有する複数の行ブロ
ックに分割される。第1の行選択手段は、第1のメモリ
セルアレイにおいて選択行を含む行ブロックを除く残り
の行ブロックを非選択状態に維持する。
【0056】
【作用】この発明においては、ページ動作モード等の高
速動作モードに従って、第1のメモリセルアレイの複数
列ブロック各々の所定数の列のデータからなる転送
ータブロックの複数個と第2のメモリセルアレイの複数
の行との間でデータ転送が行なわれる。ページモード動
作等の持続期間を調節することにより、このデータ転送
期間中に第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルア
レイとの間で転送されるデータの量を調節することが
る。れにより、所望の行のデータの転送を高速で第
1のメモリセルアレイと第2のメモリセルアレイとの間
で実行することが出来る。
【0057】第1のメモリセルアレイにおいて、選択行
を含む行ブロック以外の行ブロックを非選択状態に維持
することにより、データ転送に必要な回路部分のみを動
作させ、不必要な回路部分の動作を停止させることによ
り、このデ−タ転送時における消費電流を低減すること
が出来る
【0058】
【実施例】
「実施例1」図1はこの発明の第1の実施例である半導
体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1
において、半導体記憶装置は、行および列のマトリクス
状に配列されたダイナミック型メモリセルを含むDRA
Mアレイ1と、行および列のマトリクス状に配列された
スタティック型メモリセルを有するSRAMアレイ2
と、DRAMアレイ1とSRAMアレイ2との間でのデ
ータ転送を行なうための双方向転送ゲート回路3を含
む。
【0059】DRAMアレイ1は、その記憶容量が1M
ビットの場合、1024本のワード線DWLと1024
対のビット線BL,/BLを含む。ただし、図1におい
ては、DRAMビット線対は符号DBLで示される。D
RAMアレイ1は、行および列方向にそれぞれ沿って複
数のブロックに分割される。図1においては、DRAM
アレイ1は、列方向(DRAMワード線DWLが延在す
る方向)に沿って8個のブロックMBi1〜MBi8
(i=1〜4)に分割され、かつ行方向に4つのブロッ
クMB1j〜MB4j(j=1〜8)に分割され、合計
32のメモリブロックMBijに分割された場合が一例
として示される。
【0060】列方向に分割された8個のブロックMBi
1〜MBi8は1つの行ブロック11を構成する。行方
向に分割された4つのブロックMB1j〜MB4jは列
ブロック12を構成する。1つの行ブロック11に含ま
れるメモリブロックMBi1〜MBi8は1本のDRA
Mワード線DWLを共有する。同一の列ブロック12に
含まれるメモリブロックMB1j〜MB4jは、コラム
選択線CSLを共有する。メモリブロックMB11〜M
B48それぞれに対してセンスアンプ+IOブロック1
3が設けられる。センスアンプ+IOブロック13の構
成については後に説明する。コラムデコーダ15からの
列選択信号を伝達するコラム選択線CSLは同時に2列
(2対のビット線)を選択する。コラムデコーダ15
は、内部アドレスint−Aaに従って列ブロック12
の各々において1本のコラム選択線CSLを選択状態と
する。ロウデコーダ14は、内部アドレス信号int−
Aaに応答して1つの行ブロック11においてのみ1本
のDRAMワード線DWLを選択状態とする。
【0061】半導体記憶装置はさらに、列ブロック12
それぞれを双方向転送ゲート回路3へ接続するための互
いに独立なI/O線16aおよび16bを含む。I/O
線16aおよび16bは列ブロック12に対してそれぞ
れ設けられる。したがってこの図1に示す構成において
は、同時に16列(2×8)がDRAMアレイ1におい
て選択され、双方向転送ゲート回路3へI/O線16a
および16bを介して接続される。
【0062】SRAMアレイ2は、図には明確に示して
いないが、双方向転送ゲート回路3を介して16対のI
/O線(16a,16d)にそれぞれ接続される16対
のビット線対SBLを含む。SRAMアレイ2は、その
記憶容量が4Kビットの場合、16対のビット線と25
6本のSRAMワード線とを含む。すなわち、このSR
AMアレイ2は、1行が16ビットとなる。1回のデー
タ転送時においてSRAMアレイ2において1行が選択
され、この選択された行とDRAMアレイ1における選
択された16列との間でのデータ転送が行なわれる。
【0063】SRAMアレイ2に対して、内部アドレス
信号int−AcをデコードしてSRAMアレイ2にお
いて1行を選択するSRAMデコーダ21と、内部アド
レス信号int−Acをデコードし、SRAMアレイ2
において対応の列を選択するSRAMコラムデコーダ2
2と、データ読出時においてSRAMロウデコーダ21
およびSRAMコラムデコーダ22により選択されたメ
モリセルのデータを増幅するセンスアンプ回路23を含
む。このセンスアンプ回路23は、後に説明するが、S
RAMビット線対SBLそれぞれに対して設けられるセ
ンスアンプを含む。
【0064】SRAMコラムデコーダ22により選択さ
れたSRAMビット線対SBLは共通データバス251
を介して入出力バッファ74に接続される。DRAMア
レイ1のメモリセルもまたこのSRAMコラムデコーダ
22の出力に従って選択されて内部データ線251に接
続される。このデータ入出力経路についてもまた後に説
明する。
【0065】DRAMロウデコーダ14およびDRAM
コラムデコーダ15へ与えられるアドレスint−Aa
と、SRAMロウデコーダ21およびSRAMコラムデ
コーダ22へ与えられるアドレスint−Acは互いに
独立なアドレスである。内部アドレス信号int−Ac
およびint−Aaはアドレスバッファ72から発生さ
れる。アドレスバッファ72は、DRAMアドレスAa
およびSRAMアドレスAcをそれぞれ互いに異なるア
ドレスピン端子を介して受ける。アドレスバッファ72
は内部制御信号RASおよびCASに従って内部アドレ
ス信号int−Aaおよびint−Acを発生する。信
号RASはDRAM回路を活性状態とする信号であり、
信号CASはSRAM回路を活性化する信号である。
【0066】半導体記憶装置は、さらに、周辺制御回路
として、外部からの制御信号RAS#、CAS#、WE
#、およびDT#を受け、DRAMアレイのメモリセル
選択動作を制御する信号を発生するDRAM制御回路5
4と、信号CS#、WE#、およびDT#を受け、SR
AMアレイに関連する回路の動作を制御する信号を発生
するSRAM制御回路56と、DT#およびWE#に応
答して双方向転送ゲート回路3の転送動作を制御する信
号φTDSおよびφTSDを発生する転送制御回路58
を含む。
【0067】信号RAS#は、DRAMにおける行選択
動作およびメモリサイクル期間を決定する。信号CAS
#は、DRAMアレイにおける列選択動作を制御する。
信号WE#はデータ書込モードであるかデータ読出モー
ドであるかを規定する。信号DT#は、SRAMアレイ
2とDRAMアレイ1との間でデータ転送を行なうか否
かを指定する。信号CS#はSRAM部を活性化すると
ともにSRAMのメモリサイクルを決定する。
【0068】データ転送は、信号CAS#およびCS#
よりも先に信号DT#が“L”のときに指定され、制御
信号φTDSまたはφTSDがこの信号DT#の立ち上
がりに応答して発生される。信号φTDSおよびφTS
Dのいずれが発生されるかは信号WE#が“H”にある
か“L”にあるかにより決定される。信号CS#が
“L”となるとき既に信号DT#が“L”の場合、SR
AMコラムデコーダ22の動作が禁止される。DRAM
制御回路54は信号DT#がCAS#が“L”に立ち下
がるときにすでに“L”にあれば、DRAMアレイ1に
おいて選択された列を内部データ線251へ接続する動
作を禁止する。アドレスバッファ72はまた信号CAS
をDRAM制御回路54から受け、DRAMアドレスA
aを列アドレス信号として取込む。次に、この図1に示
す半導体記憶装置のデータ転送動作について概略的に説
明する。
【0069】まずDRAM部分の動作について説明す
る。アドレスバッファ72が信号RASに従って外部ア
ドレス信号を取込んでラッチしロウデコーダ14へ内部
行アドレス信号を与える。DRAMロウデコーダ14が
また信号RASに応答してデコード動作を行ない、1本
のDRAMワード線DWLを“H”に立ち上げる。選択
された1本のDRAMワード線DWLに接続されるメモ
リセルから対応の1024本のビット線BL(または/
BL)にデータが読出される。
【0070】次いでこの選択されたワード線DWLを含
む行ブロック11に含まれるセンスアンプ(ブロック1
3に含まれる)が一斉に活性化され、各DRAMビット
線対DBLにおける電位差を差動的に増幅する。このよ
うに4つの行ブロック11のうち1つの行ブロックのみ
が活性化されるのは、このセンス動作時におけるビット
線の充放電に伴う消費電力を低減するためである(この
選択された行を含む行ブロックのみを活性化する動作方
式を、ブロック分割動作方式と称す)。
【0071】次いで、信号CASがDRAM制御回路5
4から信号CAS#に応答して発生され、アドレスバッ
ファ72は外部アドレスAaから内部列アドレス信号を
発生する。コラムデコーダ15はまた信号CASに応答
して、与えられた内部列アドレス信号をデコードし、8
つの列ブロック12それぞれにおいて1本のコラム選択
線CSLを選択状態とする。1本のコラム選択線CSL
は2対のビット線を選択する。このコラム選択線CSL
により選択された2対のビット線はブロック13に含ま
れるIOゲートを介し列ブロック12それぞれに対して
設けられたI/O線16aおよび16bに接続される。
これにより、DRAMアレイから複数ビット(本実施例
において16ビット)のデータが複数のI/O線対16
aおよび16b上に読出される。
【0072】次に、SRAM部分の動作について説明す
る。信号CS#が活性状態となると、SRAM制御回路
56から信号CSが発生され、SRAMが活性状態とな
る。アドレスバッファ72は信号CSに応答して外部ア
ドレス信号Acを取込み内部アドレス信号int−Ac
を発生する。データ転送時においては、信号CS#が活
性状態となるとき、すなわち“L”となるとき、信号D
T#は既に“L”である。この場合SRAMコラムデコ
ーダ22は不活性状態とされる。SRAMロウデコーダ
21のみが活性状態となり、SRAMアレイ2において
1行が選択状態となる。一本のSRAMワード線には上
述のごとく、16ビットのスタティック型メモリセルが
接続される。したがってこの1本のワード線の選択動作
に従って16個のスタティック型メモリセル(SRAM
セル)が16対のSRAMビット線SBLに接続され
る。
【0073】データ転送時においては、信号DT#が
“L”となっている。転送制御回路58は、この信号D
T#および信号WE#に応答して制御信号φTDSまた
はφTSDを発生する。信号φTDSはDRAMアレイ
1からSRAMアレイ2へのデータ転送を行なうための
信号であり、信号φTSDは、SRAMアレイ2からD
RAMアレイ1へデータを転送するための信号である。
いずれが選択されるかは信号WE#により決定される。
【0074】信号φTDSまたはφTSDが発生される
と、双方向転送ゲート回路3が活性化されてSRAMア
レイ2の16対のSRAMアレイビット線対と16対の
I/O線16aおよび16bとの間でのデータ転送を行
なう。信号φTDSが発生された場合、16対のI/O
線16aおよび16b上に伝達されていたDRAMメモ
リセルデータがSRAMアレイ2において選択状態とさ
れている16ビットのメモリセルに対しそれぞれ書込ま
れる。
【0075】1回のDRAMアレイ1からSRAMアレ
イ2へのデータ転送が完了すると、信号CS#が不活性
状態となり、SRAMアレイ2においてはすべてのワー
ド線が非選択状態となる。DRAMアレイ1において、
依然信号RAS#が活性状態の“L”にあるとする。信
号CAS#をトグルし、“H”に立ち上げ、続いて
“L”に立ち下げるいわゆるページモードと呼ばれる高
速モード動作を実行する。この場合、DRAMアレイ1
においては、すでに選択されているDRAMワード線D
WLは選択状態でり、信号CAS#の立ち下がりに応答
してアドレスバッファ72からDRAMコラムデコーダ
15へ新たな内部列アドレス信号が与えられ、コラムデ
コーダ15が信号CASに従って再び列選択動作を実行
する。
【0076】また信号CS#およびCAS#よりも早い
タイミングで信号DT#を“L”に立ち下げれば再びデ
ータ転送が指示される。この場合、すでに選択されてい
たDRAMワード線DWLにおいて異なるメモリセルが
選択され、選択されたメモリセルデータが16対のI/
O線16aおよび16b上に伝達される。したがって、
信号CS#に応じて再びSRAMアレイ2において別の
行が選択された場合、その新たに選択されたSRAMワ
ード線に接続される16ビットのメモリセルとDRAM
アレイ1において新たに選択された16ビットのメモリ
セルとの間でのデータ転送が行なわれる。以降、信号C
AS#およびDT#をトグルすることによりDRAMア
レイ1においてページモードでアクセスして16ビット
のメモリセルを順次選択し、またSRAMアレイ2にお
いて、信号CS#のトグルにより行を順次選択すること
により16ビットを単位としてデータを転送することが
できる。
【0077】データの転送を行なうか否かは信号DT#
により決定することができる。またデータ転送の終了は
信号CS#およびRAS#を共に不活性状態とすること
により指定することもできる。したがって、DRAMア
レイ1とSRAMアレイ2との間でのデータ転送に関与
するメモリセルの数を任意の数に設定することができ
る。この図1に示す半導体記憶装置がキャッシュメモリ
である場合、キャッシュミス時に信号RAS#が“L”
に立ち下がりDRAMが活性状態となる構成とすれば、
1回のキャッシュミス時においてDRAMアレイ1から
SRAMアレイ2へ伝達されるデータの量を所望の値に
設定することができる。すなわち結果として、キャッシ
ュのブロックサイズを所望の値に外部から容易に設定す
ることができる。
【0078】SRAMアレイ2からDRAMアレイ1へ
のデータ転送は上述のデータ転送動作と同様であり、転
送制御回路58から信号φTDSに変えて信号φTSD
が発生される。
【0079】上述の構成において、双方向転送ゲート回
路3は、単なるトランスミッションゲート回路で構成
し、SRAMセンスアンプ23がSRAMアレイ2にお
ける各SRAMビット線対SBLに対して向けられてお
り、DRAMアレイ1からSRAMアレイ2へのデータ
転送時にはこのSRAMセンスアンプ回路23を不活性
状態とし、SRAMアレイ2からDRAMアレイ1への
データ転送時にはSRAMセンスアンプ23が活性状態
とされる構成が利用されてもよい。SRAMセンスアン
プ回路23の駆動力をDRAMセンスアンプの駆動力よ
りも大きくしておくことによりデータ転送を行なうこと
ができる。この場合、SRAMセンスアンプ回路23の
活性/不活性は転送制御回路58へ与えられる信号DT
#およびWE#により決定される。ただし、以下の説明
においては、双方向転送ゲート回路3はそれぞれ一方方
向にデータを伝達するバッファ回路を備えているとして
説明する。
【0080】SRAMアレイ2におけるSRAMセルを
選択するためのアドレスAcはDRAMアレイ1におけ
るダイナミック型メモリセル(DRAMセル)を選択す
るためのアドレスAaとは全く独立に設定することがで
きる。このため、DRAMアレイ1によって選択された
16ビットのメモリセルはSRAMアレイ2の任意の位
置(行)のメモリセルとデータの授受を行なうことが可
能であり、ダイレクトマッピング方式、セットアソシア
ティブ方式およびフルアソシアティブ方式のすべてのマ
ッピング方式を内部配置および構成を変更することなく
実現することができる。
【0081】またキャッシュミス時などにおいてSRA
Mアレイ2とDRAMアレイ1との間でのデータ転送時
において転送されるデータ量を信号DT#の発生回数に
より調整することができ、キャッシュのブロックサイズ
を適用用途に応じて所望の値に設定することができる。
【0082】次にこの発明による半導体記憶装置の内部
構成および動作についてより詳細に以下に説明する。 (入出力回路):DRAMアレイおよびSRAMアレイ
と内部データ線との接続図2は、図1に示す双方向転送
ゲート回路3と内部共通データ線251との接続態様の
一例を示す図である。図2において、SRAMビット線
対SBL各々に設けられるSRAM入出力ゲート301
は、SRAMセンスアンプSSAと、SRAMアレイへ
のデータの書込時に活性化され、内部データ線251a
(図1における内部データ線251に対応)上のデータ
を対応のSRAMビット線対SBL上へ伝達するための
書込回路WRIを含む。SRAMビット線対SBLは、
SRAM入出力ゲート301およびSRAM列選択ゲー
ト302を介して内部データ線251aに接続される。
SRAM列選択ゲート302へは、SRAMコラムデコ
ーダ22からのSRAM列選択信号SYLが与えられ
る。このSRAM列選択信号SYLに応答してSRAM
列選択ゲート302が導通状態となり、1対のSRAM
ビット線対SBLのみが内部データ線251aに接続さ
れる。図1に示す内部データ線251は、4ビットのデ
ータを転送しており、すなわち図1に示す半導体記憶装
置は×4ビット構成を備えており(16ビットのメモリ
セルから4ビットのメモリセルを選択する)、このうち
の1ビットに対する内部データ線のみが図2において信
号線251aとして示される。
【0083】図2において、半導体記憶装置はさらに、
DRAMアレイへのアクセスを可能とするために、DR
AMコラムデコーダ(図1においてコラムデコーダ15
に含まれ、コラム選択線CSLを選択状態とする他に、
8本のコラム選択線CSLにより選択された16ビット
のDRAMメモリセルのうち1ビットを選択するデコー
ダ部分を含む)からの最終列選択信号DYに応答してグ
ローバルIO線対GIOを内部データ線251aへ接続
するアクセス切換回路310を含む。アクセス切換回路
310と、双方向転送ゲートBTGとは転送ゲートブロ
ック305に含まれる。転送ゲートブロック305は、
図1に示す双方向転送ゲート回路3に含まれる。グロー
バルIO線対GIOは、図1に示す1本のI/O線16
aまたは16bに対応する。
【0084】DRAMの最終列選択信号DYは、たとえ
ばDRAM列アドレスの下位4ビットをデコードして発
生される。すなわち、先に示したように、I/O線16
aおよび16b(すなわちグローバルIO線対GIO)
は1つのDRAMメモリマット(容量1Mビット:図1
に示すDRAMアレイ1)に対して16対設けられてい
る。DRAMアレイ1にアクセスする場合には、この1
6対のグローバルIO線対GIO(I/O線対16aお
よび16b)のうち1対のみを選択する必要がある。こ
のため、下位4ビットのDRAM用列アドレスをデコー
ドして最終列選択信号DYが発生される。
【0085】アクセス切換回路310は、単にグローバ
ルIO線対GIOを内部データ線251aへ接続するだ
けである。双方向転送ゲートBTG内においてそれぞれ
対応の信号線への接続が行なわれる。DRAMアレイへ
のアクセスを実現する場合、このようなアクセス切換回
路310を設けることなく、SRAM列選択ゲート30
2およびSRAM入出力ゲート301を介して内部デー
タ線251aとグローバルIO線対GIOとが接続され
る構成が用いられてもよい。この構成においては、SR
AM列選択ゲート302へ与えられる列選択信号は、後
に説明するが、DRAM用に与えられる列アドレスに従
う選択信号となる。これは、信号CS#およびCAS#
に従って列選択信号をマルチプレクスする回路により識
別することができる。このようなマルチプレクス回路
は、たとえば信号CAS#が活性状態にあり、信号CS
#が不活性状態のときにDRAM用の列選択信号をSR
AM選択ゲート302へ与える。
【0086】なお、SRAM部においては、SRAMビ
ット線対SBLそれぞれに対してSRAMセンスアンプ
SSAが設けられている。これは上述のように、双方向
転送ゲート回路3におけるバッファ回路を用いることな
くデータ転送を行なうために用いられてもよいが、また
高速かつ確実にSRAMメモリセルデータの出力を行な
うためでもある。また、SRAMセンスアンプSSAが
DRAMセンスアンプと同様の構成、すなわち交差結合
されたトランジスタからなり、与えられたデータの差動
増幅およびラッチ機能を備える構成を有していれば、書
込回路WRIは特に設ける必要はない。
【0087】図3(A)は、図1に示す入出力バッファ
74におけるD/Q分離を実現するための構成を示す。
D/Q分離は、入出力バッファ74に対してデータ入力
ピンDとデータ出力ピンQとが別々に設けられている構
成を示す。図3(A)において、入出力バッファ74
は、内部出力イネーブル信号Gに応答して活性化され、
内部データ線251a上のデータから出力データQを生
成する出力バッファ320と、内部書込指示信号Wに応
答して活性化され、外部書込データDから内部書込デー
タを生成して内部データ線251a上へ伝達する入力バ
ッファ322と、信号CMaに応答して出力バッファ3
20の出力と入力バッファ322の入力とを短絡するス
イッチ回路324を含む。信号CMaは、デフォルトと
してD/Q分離状態に設定されてもよく、またマスクに
より製造時に“H”または“L”に設定されてもよい。
D/Q分離時においては、スイッチ回路324は非導通
状態となる。
【0088】出力バッファ320へ与えられる内部出力
イネーブル信号Gは、SRAM制御回路56およびDR
AM制御回路54から与えられる出力制御信号の論理和
を取ることにより発生される。入力バッファ322へ与
えられる内部書込イネーブル信号Wもまた同様に、SR
AM制御回路56およびDRAM制御回路54からの書
込指示信号の論理和を取ることにより発生される。この
論理和を取ることによりSRAMアレイ2およびDRA
Mアレイ1への外部からのアクセスを実現することがで
きる。
【0089】図3(B)は、入出力バッファの他の構成
例を示す図である。図3(B)においては、信号CMa
に応答して出力バッファ回路320の出力と入力バッフ
ァ回路322の入力とを接続するnチャネルMOSトラ
ンジスタからなるスイッチングトランジスタ324a
と、信号/CMaに応答して入力バッファ回路322の
入力とデータ入力ピン端子Dとを接続するnチャネルM
OSトランジスタからなるスイッチングトランジスタ3
24bとが設けられる。信号CMaと信号/CMaとは
互いに相補な信号であり、スイッチングトランジスタ3
24aおよび324bの一方が導通状態となる。スイッ
チングトランジスタ324aが導通状態の場合には、デ
ータの入出力はピン端子Qを介して行なわれ、スイッチ
ングトランジスタ324bが導通状態の場合にはデータ
の入力および出力はピン端子DおよびQを介してそれぞ
れ行なわれる。このようにして相補な信号CMaおよび
/CMaを用いてD/Q分離またはDQ共通の構成を実
現することもできる。
【0090】「アドレス発生系」図4は、アドレス分配
系の構成を示す図である。図4(A)においては、DR
AM部とSRAM部とが完全に独立に行および列の選択
動作を行なうためのアドレス分配態様が示される。この
場合の構成には図2に示す入出力系の構成が適用され
る。図4(A)において、DRAMに関連する部分は、
時分割的に行および列アドレス信号Aa0〜Aa9を受
けるアドレスバッファ72aと、アドレスバッファ72
aからの内部行アドレス信号をデコードし行選択信号
(ワード線駆動信号)DWLを発生するDRAMロウデ
コーダ14と、アドレスバッファ72aからの内部列ア
ドレス信号をデコードし、コラム選択信号CSLを発生
するコラムデコーダ15aと、アドレスバッファ72a
からの内部列アドレス信号をデコードし、16ビットの
メモリセルのうち1ビットを選択するビット選択信号D
Yを発生するビットデコーダ15bを含む。
【0091】SRAMのための部分は、アドレス信号A
c0〜Ac11を受けるアドレスバッファ72bと、ア
ドレスバッファ72bからの内部行アドレス信号をデコ
ードし、SRAMワード線を選択する信号SWLを発生
するSRAM用ロウデコーダ21と、アドレスバッファ
72bからの内部列アドレス信号をデコードしてSRA
M列選択信号SYLを発生するコラムデコーダ23を含
む。SRAM用のアドレスバッファ72bへは行および
列アドレス信号が同時に与えられる。アドレスバッファ
72aおよび72bは図1に示すアドレスバッファ72
に対応する。DRAM用アドレスバッファ72aは信号
RASおよびCASに応答して内部行アドレス信号およ
び内部列アドレス信号をそれぞれ発生する。アドレスバ
ッファ72bは信号CSに応答して内部行および列アド
レス信号を同時に発生する。
【0092】この図4(A)に示す構成によれば、SR
AM部およびDRAM部に対しそれぞれ全く独立にアド
レス指定を行なうことができる。
【0093】図4(B)はアドレス分配態様の他の例を
示す図である。図4(B)に示すアドレス分配態様で
は、図2において、双方向転送ゲート回路305内にお
いてアクセス切換回路310は設けられておらず、DR
AMアレイへのデータの書込は、SRAMビット線対S
BLおよび双方向転送ゲートBTGおよびグローバルI
O線対GIOを介して行なわれる。
【0094】図4(B)において、SRAMコラムデコ
ーダ22からの列選択信号CDは、DRAMアレイにお
けるビット選択信号とSRAMアレイの列選択信号両者
の機能を備える。
【0095】図4(B)において、DRAMアドレスバ
ッファ72aは外部からのDRAM用アドレス信号Aa
0〜Aa9を受けて内部行アドレス信号および内部列ア
ドレス信号を発生する。DRAMロウデコーダ14は、
アドレスバッファ72aから与えられる内部行アドレス
信号をデコードして、DRAMアレイにおいて1本のワ
ード線を選択状態とするワード線駆動信号DWLを発生
する。DRAMコラムデコーダ15は、DRAMアドレ
スバッファ72aからの内部列アドレス信号の一部を受
けてDRAMにおいてコラム選択線を選択状態とする信
号CSLを発生する。
【0096】DRAMアドレスバッファ72aからの内
部列アドレス信号の残りの一部はバッファ29へ与えら
れる。バッファ29は、SRAMアドレスバッファ72
bからの内部列アドレス信号も受けてSRAMコラムデ
コーダ22へ伝達する。通常、半導体記憶装置をキャッ
シュ内蔵の半導体記憶装置として利用する場合、キャッ
シュヒット時にはSRAMアレイへのアクセスが行なわ
れ、キャッシュミス時にはDRAMアレイへのアクセス
が行なわれる。一般に、SRAMアレイおよびDRAM
アレイへの外部からの同時アクセスは行なわれない。し
たがって、バッファ29によりSRAMコラムデコーダ
22へDRAM用アドレス信号およびSRAM用列アド
レス信号を与えても、両者が衝突することはない。SR
AMロウデコーダ21は、SRAMアドレスバッファか
らの内部行アドレス信号を受けてSRAMアレイにおけ
るワード線を選択状態とするワード線駆動信号SWLを
発生する。この図4(B)に示す構成の場合、SRAM
コラムデコーダ22からの列選択信号CDは図2におけ
る列選択信号SYLとなる。
【0097】図4(B)の構成に対してアクセス切換回
路(図2参照)が利用される場合、SRAMコラムデコ
ーダ22からの列選択信号CDとDRAMのための制御
信号CASとの論理積信号が信号DYの代わりに与えら
れる構成が利用される。いずれの構成が利用されても、
確実にSRAMアレイとDRAMアレイへのアクセスを
独立に制御することができる。
【0098】図5は、半導体記憶装置のアレイ配置の他
の構成を示す図である。図5に示す構成においては、S
RAMアレイ2の一方側に双方向転送ゲート回路3が設
けられ、SRAMアレイ2の他方側にコラムデコーダ2
2が設けられる。コラムデコーダ22は列選択ゲート
(明確には示さず)を介して入出力バッファへSRAM
アレイ2において選択された列を接続する。図5に示す
構成においては、DRAMアレイへのデータの入力/出
力はSRAMアレイ2を介して実行される。この構成
は、図2に示す入出力回路の構成において、アクセス切
換回路が設けられていない、構成に対応し、またアドレ
ス分配形態として図4(B)に示す構成が利用される。
キャッシュメモリとしてこの半導体記憶装置を利用する
場合、通常キャッシュヒット率は90%以上であり、ほ
とんどの場合SRAMアレイ2へアクセスされる。DR
AMアレイへのアクセスはその頻度は極めて少ない。し
たがって、このような構成であっても、その動作性能を
損うことなくキャッシュメモリシステムを構築すること
ができる。
【0099】図5に示すアレイ配置においては、SRA
M用のセンスアンプ回路23は、SRAMアレイ2の各
列に対応して設けられたセンスアンプを含むように示さ
れる。これに変えて、図6に示すように、SRAMアレ
イ2の全列に共通に1個のセンスアンプが設けられる構
成が用いられてよい。
【0100】図6は、図5に示すSRAM部のIO部分
の構成を示す図である。図6において、SRAMセンス
アンプSSAは、複数のSRAMビット線対SBL(S
BLa,*SBLa)に対して1個設けられる。SRA
Mビット線対SBL各々に対して列選択ゲート302が
設けられる。列選択ゲート302へ列選択信号CDが与
えられる。この列選択信号CDは、図4(B)に示すS
RAMコラムデコーダ22から与えられる。
【0101】内部データ線251は、書込データを伝達
するための内部書込データ線対251a′と、読出デー
タを出力バッファへ伝達するための読出データ伝達線2
51b′を含む。読出データ伝達線251b′は、対を
なす信号線により構成されてもよい。
【0102】内部書込データ伝達線対251a′は、相
補なデータを伝達する相補データ線対DBWおよび*D
BWを含む。内部書込データ線対251a′は書込回路
303に接続される。書込回路303は、内部書込デー
タ線対251a′からの内部書込データを増幅し、内部
データ線DBWaおよび*DBWaへ増幅したデータを
伝達する。書込回路303は、交差接続されたnチャネ
ルMOSトランジスタT301,T302,T303お
よびT304を含む。トランジスタT302およびT3
03のゲートが内部書込データ線DBWに接続され、ト
ランジスタT301およびT304のゲートが内部書込
データ線*DBWに接続される。トランジスタT302
およびT304の接続部が内部データ線DBWaに接続
され、トランジスタT301およびT303の接続部が
内部データ線*DBWaに接続される。
【0103】トランジスタT301およびT302は導
通状態のとき動作電源電位Vccを伝達する。トランジ
スタT303およびT304は、導通状態のとき、接地
電位Vssを伝達する。
【0104】たとえば、内部書込データ線DBWに
“H”のデータが伝達された場合を考える。このとき、
内部書込データ線*DBW上には、“L”のデータが伝
達される。トランジスタT302およびT303が導通
状態となる。したがって、書込回路303からは、トラ
ンジスタT302を介して“H”のデータが内部データ
線DBWaへ伝達され、他方の内部データ線*DBWa
へはトランジスタT303を介して“L”のデータが伝
達される。
【0105】データ読出時においては、入力バッファ回
路から内部書込データ線DBWおよび*DBWへともに
“L”のデータが伝達される。これにより、書込回路3
03の出力はハイインピーダンス状態となる。SRAM
センスアンプSSAが活性化される。選択された列選択
ゲート回路302を介して内部データ線DBWaおよび
*DBWa上へ伝達されたデータがセンスアンプSSA
で増幅された後出力バッファ回路へ内部読出データ伝達
線251b′を介して伝達される。
【0106】図6に示すように、内部データ線251と
して、書込データ伝達線251a′と読出データ伝達線
251b′とを別々に設けることにより、データ書込お
よび読出を共通の内部データバスを介して行なう構成に
比べて入出力回路のレイアウトの設計が容易となる。
【0107】図7は、図6に示す内部書込データ伝達線
と読出データ伝達線とが別々に設けられる構成に対する
入出力バッファ回路の構成を示す図である。図7におい
て、入出力バッファ回路74は、SRAMセンスアンプ
(図6、参照符号SSA)からの内部読出データを受け
る出力バッファ回路320と、ピン端子Qに与えられた
データを受けて内部書込データを生成する入力バッファ
回路322aと、ピン端子Dに与えられたデータから内
部書込データを生成する入力バッファ回路322bと、
入力バッファ回路322aおよび322bの出力の論理
和を取るORゲート回路322cを含む。入力バッファ
回路322aおよび322bは、それぞれCMaおよび
/CMaにより活性状態とされる。ここで出力バッファ
回路320、入力バッファ回路322aおよび322b
におけるデータの入出力タイミングを決定する制御信号
は示していない。ORゲート回路322cから内部書込
データ伝達線DBW,*DBW上へ内部書込データが伝
達される。入力バッファ回路322aおよび322bが
ともに互いに相補なデータを出力する構成の場合、OR
ゲート回路322cは相補なデータそれぞれに対して論
理和を取る。入力バッファ回路322aおよび322b
がともに増幅動作のみを実行する場合、ORゲート回路
322bとさらに、このORゲート回路322cの出力
を受けるインバータ回路が設けられる。インバータ回路
の出力およびORゲート回路322cの出力が相補な内
部書込データとして書込データ伝達線*DBW,DBW
へ伝達される。
【0108】「アレイ構造」図8はSRAMアレイの構
成を示す図である。図8において、SRAMアレイ2
は、行および列のマトリクス状に配列されたスタティッ
ク型メモリセルSMCを含む。1行のスタティック型メ
モリセルSMCが1本のSRAMワード線SWLに接続
され、1列に配列されたスタティック型メモリセルSM
Cが1つのSRAMビット線対SBLに接続される。図
8においては、3本のSRAMワード線SWL1〜SW
L3を代表的に示す。
【0109】スタティック型メモリセルSMCは交差結
合されたpチャネルMOSトランジスタP1およびP2
と、交差結合されたnチャネルMOSトランジスタN1
およびN2を含む。トランジスタP1およびN1が第1
のインバータを構成し、トランジスタP2およびN2が
第2のインバータを構成する。この第1および第2のイ
ンバータの入力および出力が交差接続され、インバータ
ラッチ回路を構成する。スタティック型メモリセルをS
MCはさらにワード線SWL上の信号電位に応答して、
トランジスタP1およびN1の接続ノードをSRAMビ
ット線SBLaへ接続するnチャネルMOSトランジス
タN3と、SRAMワード線SWL上の信号電位に応答
して、トランジスタP2およびN2の接続ノードをSR
AMビット線*SBLa上へ接続するnチャネルMOS
トランジスタN4を含む。
【0110】SRAMビット線対SBLそれぞれに対し
て、SRAMセンスアンプSSAが設けられ、また双方
向転送ゲートBTGが設けられる。双方向転送ゲートB
TGは後に説明するDRAMアレイから延びるグローバ
ルIO線対GIOaまたはGIObに接続される。双方
向転送ゲートBTGには転送制御信号φTSDおよびφ
TDSが与えられる。
【0111】図8に示す構成において、SRAMワード
線SWL1〜SWL3のそれぞれには、DRAMアレイ
とSRAMアレイとの間での1回のデータ転送で転送さ
れるビットの数に等しいメモリセルが接続される。図1
および図5に示すアレイ配置の場合、SRAMワード線
SWL(SWL1〜SWL3を総称的に示す)には16
ビットのスタティック型メモリセルが接続される。
【0112】図9はDRAMアレイの配置を示す図であ
る。図9においては、図1および図5に示すDRAMア
レイにおける1つのメモリブロックMBijのみが示さ
れる。図9において、DRAMメモリブロックMBij
は、行列状に配置された複数のダイナミック型メモリセ
ルDMCを含む。ダイナミック型メモリセルDMCは、
1個のメモリトランジスタQ0と、1個のメモリキャパ
シタC0とを含む。メモリキャパシタC0の一方電極
(セルプレート)には、一定の電位Vggが与えられ
る。
【0113】メモリブロックMBijはさらに、各々に
1行のDRAMセル(ダイナミック型メモリセル)DM
Cが接続されるDRAMワード線DWLと、各々に1列
のDRAMセルDMCが接続されるDRAMビット線対
DBLを含む。DRAMビット線対DBLは、相補なビ
ット線BLおよび/BLにより構成される。DRAMセ
ルDMCは、DRAMワード線DWLとDRAMビット
線対DBLとの交点にそれぞれ配置される。
【0114】DRAMビット線対DBLそれぞれに対し
て、対応のビット線対上の電位差を検知し増幅するため
のDRAMセンスアンプDSAが設けられる。DRAM
センスアンプDSAは、交差結合されたpチャネルMO
SトランジスタP3およびP4とからなるpチャネルセ
ンスアンプ部分と、交差結合されたnチャネルMOSト
ランジスタN5およびN6からなるnチャネルセンスア
ンプ部分とを含む。DRAMセンスアンプDSAは、セ
ンスアンプ活性化信号/φSAPEおよびφSANEに
応答してpチャネルMOSトランジスタTR1およびn
チャネルMOSトランジスタTR2からそれぞれ発生さ
れるセンスアンプ駆動信号/φSAPおよびφSANに
よりその動作が制御される。
【0115】pチャネルセンスアンプ部分は、センスア
ンプ駆動信号/φSAPに応答して、高電位側のビット
線の電位を動作電源電位Vccレベルにまで昇圧する。
nチャネルセンスアンプ部分は、センスアンプ駆動信号
φSANに応答して低電位側のビット線の電位をたとえ
ば接地電位レベルの電位Vssへ放電する。
【0116】pチャネルMOSトランジスタTR1は、
センスアンプ活性化信号/φSAPEが“L”となった
ときに、動作電源電位Vccレベルのセンスアンプ駆動
信号/φSAPを発生し、DRAMセンスアンプDSA
の一方電源ノードへ伝達する。nチャネルMOSトラン
ジスタTR1は、センスアンプ活性化信号φSANEが
“H”となったときに接地電位Vssレベルのセンスア
ンプ駆動信号φSANをDRAMセンスアンプの他方電
源ノードへ伝達する。
【0117】ここで、センスアンプ駆動信号φSANお
よび/φSAPが伝達される駆動信号線は、スタンバイ
時においては、中間電位Vcc/2にプリチャージされ
る。図面の繁雑化を避けるためにこのセンスアンプ駆動
信号線をプリチャージするための回路は示していない。
【0118】DRAMビット線対DBL各々に対して、
プリチャージ/イコライズ信号φEQに応答して活性化
され、対応のビット線対の各ビット線を所定のプリチャ
ージ電位Vblにプリチャージしかつビット線BLおよ
び/BLのプリチャージ電位をイコライズするプリチャ
ージ/イコライズ回路DEQが設けられる。プリチャー
ジ/イコライズ回路DEQはプリチャージ電位Vblを
ビット線BLおよび/BLにそれぞれ伝達するためのn
チャネルMOSトランジスタN7およびN8と、ビット
線BLおよび/BLの電位をイコライズするためのnチ
ャネルMOSトランジスタN9を含む。
【0119】DRAMメモリブロックMBijはさら
に、DRAMビット線対DBLそれぞれに対して設けら
れ、コラム選択線CSL上の信号の電位に応答して導通
し、対応のDRAMビット線対DBLをローカルIO線
対LIOへ接続するDRAM列選択ゲートCSGを含
む。コラム選択線CSLは2対のDRAMビット線に対
し共通に設けられ、これにより同時に2つのDRAMビ
ット線対DBLが選択される。ローカルIO線対LIO
は、同時に選択される2対のDRAMビット線からのデ
ータをそれぞれ受けることができるように、2対LIO
aおよびLIOb設けられる。
【0120】メモリブロックMBijはさらに、ブロッ
ク活性化信号φBAに応答してローカルIO線対LIO
aおよびLIObをそれぞれグローバルIO線対GIO
aおよびGIObへ接続するDRAMIOゲートIOG
aおよびIOGbを含む。コラム選択線CSLは図1お
よび図5に示す1つの列ブロックにわたって行方向に延
在し、またグローバルIO線対GIOaおよびGIOb
も1つの列ブロックにわたって行方向に延在する。ロー
カルIO線対LIOaおよびLIObは1つのメモリブ
ロックMB内においてのみ列方向に延在する。
【0121】図1および図5に示す構成においては、1
つの行ブロックのみが選択状態とされる。選択された行
ブロックに対するDRAMIOゲートIOGaおよびI
OGbのみが導通状態となる。このDRAMIOゲート
IOGaおよびIOGbの導通/非導通を制御するため
の信号φBAは、たとえばワード線を選択するために用
いられるロウアドレス信号の上位2ビットが用いられ
る。これにより、4つの行ブロックのうち1つの行ブロ
ックのみを指定することができ、選択された行ブロック
に対応するDRAMIOゲートIOGaおよびIOGb
のみを導通状態とすることができる。
【0122】図10は、図8に示す双方向転送ゲートの
具体的構成を示す図である。図10において、双方向転
送ゲートBTGは、転送指示信号φTSDに応答して導
通し、SRAMビット線対SBL上のデータをグローバ
ルIO線対GIOへ伝達する3状態バッファDR1と、
転送指示信号φTDSに応答して活性化され、グローバ
ルIO線対GIO上のデータをSRAMビット線対SB
L上へ伝達する3状態バッファDR2を含む。次に、図
8、図9および図10を参照して、DRAMアレイとS
RAMアレイとの間のデータ転送動作について説明す
る。まず、図11に示す動作波形図をあわせて参照し
て、DRAMアレイからSRAMアレイへのデータ転送
動作について説明する。
【0123】時刻t1以前においては、SRAMアレイ
およびDRAMアレイともにスタンバイ状態にある。
【0124】プリチャージ指示信号φEQが活性状態の
“H”にある間、DRAMプリチャージ/イコライズ回
路DEQが活性化され、DRAMビット線対DBLを所
定のプリチャージ電位Vbl(通常、Vcc/2のレベ
ル)にプリチャージし、かつビット線BLおよび/BL
の電位をイコライズしている。また、センスアンプ駆動
信号φSANおよび/φSAPは図示しないイコライズ
回路により中間電位にプリチャージされている。また同
様に、ローカルIO線対LIOおよびグローバルIO線
対GIOも図示しないプリチャージ/イコライズ回路に
よりVcc/2のプリチャージ電位に保持されている。
【0125】時刻t1において、プリチャージ指示信号
φEQが“L”に立ち下がると、プリチャージ/イコラ
イズ回路DEQが不活性状態となり、DRAMビット線
対DBLは所定のプリチャージ電位でフローティング状
態となる。また同様にセンスアンプ駆動信号φSANお
よび/φSAPを伝達する信号線も中間電位Vcc/2
でフローティング状態となる。この後与えられたアドレ
ス信号に従ってロウデコーダ14(図1または図5参
照)による行選択動作が行なわれる。
【0126】時刻t2において、DRAMアレイ1にお
いて1本のワード線DWLが選択され、この選択された
ワード線DWLの電位が“H”に立ち上がる。この選択
ワード線は1つの行ブロックに含まれるすべてのメモリ
ブロックにおいて共通に設けられている。この選択ワー
ド線DWLに接続される1行のメモリセルがそれぞれ対
応のDRAMビット線対DBL(DRAMビット線BL
または/BL)に接続され(メモリトランジスタQ0が
導通状態となる)、DRAMビット線対DBLのそれぞ
れの電位がその接続されるメモリセルのデータに従って
変化する。図11においては、3対のDRAMビット線
対DBL1、DBL2およびDBL3においてデータ
“1”を格納するメモリセルが選択され、その関連のビ
ット線BL(または/BL)の電位が上昇した状態が示
される。
【0127】時刻t3においてセンスアンプ活性化信号
φSANEが“H”に立ち上がり、センスアンプ駆動信
号φSANが中間電位Vcc/2から接地電位Vssレ
ベルの“L”へと立ち下がる。これによりDRAMセン
スアンプDSAに含まれるnチャネルセンスアンプ部が
活性化され、DRAMビット線対DBLの低電位側のビ
ット線の電位が接地電位Vssレベルへと低下する。
【0128】時刻t4において、センスアンプ活性化信
号/φSAPEが“L”に立ち下がり、センスアンプ駆
動信号/φSAPが中間電位Vcc/2から動作電源電
位Vccレベルへと立ち上がる。これによりDRAMセ
ンスアンプDSAに含まれるpチャネルセンスアンプ部
分が活性化され、DRAMビット線対において高電位の
ビット線の電位が動作電源電位Vccレベルにまで昇圧
される。
【0129】時刻t5において、DRAMコラムデコー
ダ15(図1または図5参照)からの列選択信号にした
がって1本のコラム選択線CSL(図11においてはコ
ラム選択線CSL1)が選択され、この選択されたコラ
ム選択線CSL1の電位が“H”に立ち上がる。2対の
DRAMビット線対DBLがDRAM列選択ゲートCS
Gを介してローカルIO線対LIOaおよびLIObに
接続される。ローカルIO線対LIOaおよびLIOb
(図11においては総称的にLIOで示す)の電位がプ
リチャージ電位Vcc/2から選択されたDRAMビッ
ト線対DBLから伝達された情報に従って変化する。
【0130】時刻t6において、ブロック活性化信号φ
BAが、選択された行ブロックに対してのみ“H”に立
ち上がり、DRAMIOゲートIOG(IOGaおよび
IOGb)が導通状態となる。これによりローカルIO
線対LIO(LIOaおよびLIOb)上の信号電位が
グローバルIO線対GIO(GIOaおよびGIOb)
上へ伝達される。ここで、選択された行ブロックとは、
選択されたDRAMワード線DWLを含む行ブロックを
示す。選択された行ブロックの指定は、DRAMワード
線選択に用いられる行アドレス信号の上位2ビットをデ
コードすることにより行なわれる(行ブロックが4個の
場合)。残りの非選択行ブロックにおいては、センス動
作は実行されておらず、プリチャージ状態を維持してい
る。このようにブロック分割動作を行なうことにより消
費電流の低減を図る。
【0131】上述の動作により、1つの列ブロックにお
いて1つのメモリブロックMBのみがグローバルIO線
対GIOを介して双方向転送ゲート回路3に接続され
る。
【0132】SRAMにおいては、時刻ts11におい
てSRAMロウデコーダ21(図1および図5参照)に
よる行選択動作が行なわれ、SRAMアレイ2において
1本のSRAMワード線SWLが選択され、選択された
SRAMワード線SWL(図11においてはSRAMワ
ード線SWL1)の電位が“H”に立ちあがる。DRA
M部分における行選択動作とSRAM部分における行選
択動作とは非同期的に行なわれる。SRAMワード線S
WLに接続されるSRAMセルのデータがそれぞれ対応
のSRAMビット線対SBL上に伝達される。これによ
り、SRAMビット線対SBLの電位がプリチャージ電
位(またはイコライズ電位)Vcc/2から対応のSR
AMセルの記憶情報に従って変化する。ここで、図8に
おいては、SRAMビット線対SBLの電位をイコライ
ズするための回路構成が示されていない。一般にSRA
Mにおいては、アドレスの変化時点を検出し、この検出
されたアドレス変化に応答してワンショットのパルスが
発生されてSRAMビット線対SBLのイコライズが実
行される。
【0133】時刻t7においてデータ転送指示信号φT
DSが一定期間“H”に立ち上がる。すでにグローバル
IO線対GIO上にはDRAMセルのデータが伝達され
ており、かつSRAMビット線対SBLにはSRAMセ
ルが接続されている。このデータ転送指示信号φTDS
に応答して双方向転送ゲートBTGが活性化され(図1
0に示す3状態バッファDR2が活性化される)、グロ
ーバルIO線対GIO上の信号電位を対応のSRAMビ
ット線対SBL上へ伝達する。これによりDRAMセル
からSRAMセルへのデータ伝達が行なわれる。前述の
ごとく、1つのメモリブロックMBijにおいて2ビッ
トのメモリセルが選択されており、1つの行ブロックは
8つのメモリブロックを含む。したがって、合計16ビ
ットのDRAMセルのデータが一括してSRAMセルへ
伝達される。
【0134】データ転送指示信号φTDSが活性化され
る時刻t7がブロック活性化信号φBAが立ち上がる時
刻t6およびSRAMワード線SWLの選択が行なわれ
る時刻ts11の両者よりも後の時点であるという関係
を満足する限り、時刻ts11と時刻t1ないし時刻t
6との前後関係は任意である。SRAMアレイからDR
AMアレイへのデータ転送を指示する信号φTSDはこ
のサイクルにおいては非活性状態の“L”に維持され
る。
【0135】時刻ts12において、SRAMアレイ2
におけるワード線選択動作が完了する。これにより16
ビットのメモリセルのデータ転送が完了する。次いで再
び時刻ts21においてSRAMアレイにおけるSRA
Mワード線SWL2が選択状態とされる。
【0136】一方DRAMアレイにおいては、DRAM
ワード線DWLが選択状態を維持したままコラム選択線
CSL1が非選択状態となり、次いで時刻t5′におい
て次のコラム選択線CSL2が選択状態となる。この動
作には通常のページモードおよびスタティックコラムモ
ードなどの知られている高速モードが利用される。この
時刻t5′において新しいコラム選択線CSL2を選択
することにより、ローカルIO線対LIOはコラム選択
線CSL2により選択されたメモリセルのデータに従っ
てその電位が変化する。ここで、ローカルIO線対LI
OおよびグローバルIO線対GIOの電位はコラム選択
線CSLの非選択移行時に一旦プリチャージ状態に復帰
する構成が利用されてもよい。この間ブロック選択信号
φBAは同様“H”の状態を維持している。ローカルI
O線対LIO上に伝達された新しいデータがグローバル
IO線対GIO上に伝達される。
【0137】時刻t7′において再びデータ転送指示信
号φTDSが発生される。この時刻t7′においては、
すでにグローバルIO線対GIOの電位は安定状態とな
っており、またSRAMアレイにおいては、新たに選択
されたワード線SWL2に接続されるメモリセルのデー
タはそれぞれSRAMビット線対SBL上に伝達されて
おり同様安定状態となっている。これにより、双方向転
送ゲートBTG(3状態バッファDR2)を介してグロ
ーバルIO線対GIO上の16ビットのデータがSRA
Mワード線SWL2に接続される16ビットのメモリセ
ルデータへ一括して転送される。
【0138】時刻ts22において、SRAMアレイに
おけるワード線SWL2の選択動作が完了し、次いで新
しいSRAMワード線SWL3が時刻ts31において
選択状態とされる。SRAMアレイにおけるワード線S
WLの選択/非選択は信号CSに従って実行される。S
RAMは高速で動作することができ、DRAMにおける
高速モードよりも高速で動作することができる。
【0139】一方DRAMアレイにおいては、時刻t
5′において、新たなコラム選択線CSL3が選択状態
とされ、これに応じてローカルIO線対LIOおよびグ
ローバルIO線対GIO上の電位が変化する。時刻t
7′においてデータ転送指示信号φTDSが発生され、
DRAMビット線対DBL3上のデータがSRAMビッ
ト線対SBL上へ伝達される。
【0140】時刻t8においてDRAMワード線DSL
が非選択状態となり、データ転送サイクルが完了し、D
RAMアレイはスタンバイ状態に復帰する。
【0141】SRAMアレイにおいては時刻ts32に
おいてSRAMワード線SWL3の電位が“L”の電位
に立ち下がり、SRAMビット線対SBLの電位もプリ
チャージ電位に復帰する。ここで、SRAMビット線対
SBLの電位がスタンバイ時には中間電位にプリチャー
ジされる状態が示される。
【0142】前述のごとく、DRAMコラムデコーダ1
5(図1または図5参照)は列ブロック12それぞれに
おいて1本のコラム選択線CSLを選択している。1本
のコラム選択線CSLは2対のDRAMビット線対DB
Lを選択する。DRAMアレイからSRAMアレイへの
データ転送は各列ブロック並列に行なわれる。したがっ
て、図1、図5に示す構成においては、16ビットのデ
ータが一括して転送される。データ転送を複数回繰返す
ことにより、16ビット、32ビット、48ビットと転
送データ量を増加することができる。
【0143】したがって、この半導体記憶装置をキャッ
シュメモリとして用いた場合、適切なブロックサイズを
容易に設定することができる。この場合、ブロックサイ
ズが大きくなったとしても、双方向転送ゲートの長さは
最小単位(1回のデータ転送により転送されるデータ
量)に応じて決定され、その幅は広くならず、チップ占
有面積が増大することはない。
【0144】また上述のように16ビットのデータが一
括して転送されるのは、DRAMアレイにおいて列ブロ
ックが8個設けられており、列ブロック各々から2対の
DRAMビット線対が選択される構成の場合である。一
括して転送されるデータのビット数はこのDRAM列ブ
ロックの数または同時に選択されるDRAMビット線対
の数に応じて変化する。
【0145】図11に示すように、ほぼ時刻t8におい
てDRAMワード線の駆動信号DWLが不活性状態とな
ると、応じてデータ転送指示信号φTDSも“L”に立
ち下がる。時刻t8の時点でローカルIO線対LIOと
SRAMビット線対SBLとは非接続状態となり、DR
AMアレイとSRAMアレイとは電気的に切離される。
DRAM部とSRAM部とは独立した動作を実行するこ
とができる。したがって、時刻t8の時点からRASプ
リチャージ期間が経過するまではDRAM部へはアクセ
スすることはできないがSRAMアレイ部へは時刻ts
32以降外部からアクセスすることができる。これによ
り、DRAMアレイから大量のデータを高速でSRAM
アレイへ転送し、この転送データを外部から高速でアク
セスすることができる。したがって、たとえばキャッシ
ュミス時に転送されるデータを、データ転送完了後即座
にSRAMアレイから読出すこともできる。
【0146】1回のDRAMからSRAMへのデータ転
送サイクル時において転送されるデータの量はDRAM
アレイを高速モードで何回アクセスするかにより決定さ
れる。外部から全体として転送されるデータの量を制御
することができる。
【0147】すなわち、選択された1行に対する列アド
レス(DRAM列アドレス)を変化させることにより複
数のデータブロックをDRAMアレイからSRAMアレ
イへ転送することができ、等価的にブロックサイズを可
変とすることができる。
【0148】図12はDRAMアレイからSRAMアレ
イへのデータ転送動作を模式的に示す図である。以下、
図12を参照してデータ転送動作について説明する。
【0149】図12(A)において、まずDRAMアレ
イにおいてDRAMワード線DWL1が選択状態とされ
る。データブロックD1は1回の転送動作により転送さ
れる複数ビットのメモリセルを含む(上述の実施例にお
いては16ビット)。SRAMアレイにおいて、このと
き、同時にSRAMワード線が選択状態とされていても
よく、DRAMからSRAMアレイへの転送動作前に選
択動作が完了していればよい。
【0150】図12(B)において、DRAMアレイに
おけるDRAMワード線DWL1に含まれるデータブロ
ックD1が双方向転送ゲートBTGを介してSRAMア
レイのSRAMワード線SWL1のメモリセルへ伝達さ
れる。
【0151】図12(C)において、データブロックD
1が非選択状態となり、またSRAMアレイにおいて、
次のワード線SWL2が選択状態とされる。この状態に
おいて、双方向転送ゲートBTGを介して高速モードで
選択されたDRAMワード線DWL1上の次のデータブ
ロックD2がSRAMワード線SWL2のメモリセルへ
伝達される。この後、データブロックD2が非選択状態
とされ、またSRAMワード線SWL2が非選択状態と
される。
【0152】図12(D)において、再び高速モードに
よりDRAMワード線DWL1上の次のデータブロック
D3が選択され、またこれと平行してSRAMアレイに
おいて別のSRAMワード線SWL3が選択状態とされ
る。双方向転送ゲートBTGを介してデータブロックD
3がSRAMワード線SWL3のメモリセルへ伝達され
る。
【0153】上述のようにDRAMの高速モードを利用
して高速で大量のデータをSRAMへ転送することがで
きる。この構成を利用することにより、キャッシュメモ
リにおいては、ブロックサイズを大きくすることにより
キャッシュヒット率を高くすることができ、効率的なキ
ャッシュメモリを構築することができる。また、DRA
MからSRAMへ高速で大量のデータを転送することに
より、必要とされるデータは高速でアクセスすることの
できるSRAMに常時格納することができ、グラフィッ
ク処理用途などにおいて高速処理動作が必要とされる分
野においても画像処理用のメモリとしてこの半導体記憶
装置を利用することができる。
【0154】図13はSRAMアレイからDRAMアレ
イへのデータ転送動作を示す信号波形図である。図13
に示す動作波形図は図11に示す動作波形図と、データ
転送指示信号φTDSに代えてデータ転送指示信号φT
SDが発生されていることおよびデータの転送方向がS
RAMアレイからDRAMアレイであり、DRAMビッ
ト線対DBLの電位がSRAMアレイから伝達されたデ
ータに応じて変化する点が異なっているだけである。し
たがって同様の動作が行なわれ、複数のデータブロック
をSRAMアレイからDRAMアレイへDRAMの高速
モードを利用して伝達することができる。このようなS
RAMアレイからDRAMアレイへのデータ転送は、た
とえばキャッシュメモリにおけるキャッシュミス時に必
要とされるコピーバック動作において行なわれる。ブロ
ックサイズが大きくても、高速でデータをSRAMアレ
イからDRAMアレイへ転送することができる。
【0155】図14は、SRAMアレイからDRAMア
レイへのデータ転送動作を模式的に示す図である。この
図14に示すデータ転送動作は図12に示すものとデー
タの流れる方向が異なっているだけであり、SRAMア
レイにおいて選択されたワード線に接続されるメモリセ
ルのデータが1つのブロックとしてDRAMアレイにお
いて高速モードで選択されたブロックへ順次伝達され
る。
【0156】たとえばブロックサイズがDRAMアレイ
の1行のメモリセルの数と同じである場合を考える。従
来の構成であれば、SRAMアレイの1行に接続される
メモリセルの数はDRAMアレイの1行に接続されるメ
モリセルの数と等しくされる。しかしながら本発明の構
成に従えば、SRAMアレイの複数行に接続されるメモ
リセルをDRAMアレイにおける1行のメモリセルに対
応させることができる。したがって、この半導体記憶装
置を収納するパッケージの形状に応じてDRAMアレイ
のレイアウトが変更された場合においても容易にSRA
Mアレイの形状を調節することができ、チップ上におけ
るレイアウトが容易となる。またこのようにSRAMア
レイの複数行にわたって1つのブロックサイズのデータ
が与えられる構成の場合、ブロックサイズが大きくて
も、データ転送に必要とされる領域は大きくなく、チッ
プ占有面積を小さくすることができる。
【0157】図15はデータ転送を行なう際の外部制御
信号の状態を示す図である。図15に示す外部制御信号
は図1または図5に示されるものと同様である。SRA
Mアレイのイネーブル/ディスエーブルは信号CS#に
より決定される。DRAMアレイのイネーブル/ディス
エーブルは信号RAS#により決定される。データ転送
を行なうか否かは転送制御信号DT#により決定され
る。信号CS#の立ち下がりよりも先に信号DT#が
“L”に立ち下がっており、また同様に信号CAS#の
立ち下がり時において信号DT#が“L”であれば、D
RAMアレイとSRAMアレイとの間のデータ転送が指
定される。この場合、SRAMコラムデコーダの動作が
禁止状態とされ、またDRAMにおいても最終のメモリ
セルを選択するためのビットデコーダ(図4(A)参
照)の動作が禁止される。データ転送時には転送制御信
号DT#の立ち上がりに応答して内部において信号φT
DSまたはφTSDが発生される。データ転送指示信号
φTDSおよびφTSDのいずれが発生されるかは書込
制御信号WE#により決定される。書込イネーブル信号
WE#のいずれの論理レベルがデータ転送指示信号φT
DSおよびφTSDのいずれを指定するかは任意に決定
される。
【0158】SRAMアレイ部においては、信号CS#
の立ち下がりに応答して外部アドレス信号Acが有効と
されて内部アドレス信号が発生される。DRAMアレイ
部においては、信号RAS#の立ち下がりにおいてアド
レス信号Aaが行アドレス信号として取込まれて内部行
アドレス信号が発生される。同様、DRAM部におい
て、信号CAS#の立ち下がりに応答してアドレス信号
Aaが列アドレス信号として取込まれ、内部列アドレス
信号が発生される。したがって、信号CS#およびCA
S#をデータ転送時にはほぼ同様のタイミングで“L”
に立ち下げ、かつトグルすることにより、DRAMアレ
イにおけるページモードなどの高速モードに従う列選択
動作とSRAMアレイにおけるワード線選択動作とを平
行して実行することができる。このデータ転送動作時に
おいては信号RAS#は“L”の活性状態に維持され
る。データ転送サイクルの終了は信号RAS#を“H”
に立ち上げるかまたは転送指示信号DT#を信号CS#
およびCAS#立ち下がり時において“H”に設定する
ことにより実現される。信号DT#が“H”に維持され
ている場合には、信号CS#、RAS#、CAS#およ
びWE#に従ってSRAMアレイまたはDRAMアレイ
へのアクセスが実行される。
【0159】上述のような外部制御信号の条件設定によ
り1つの転送サイクルにおいて転送されるデータの量を
外部から設定することができる。 「実施例2」実施例1に示す半導体記憶装置において
は、信号CS#、信号RAS#、CAS#およびWE#
が外部から与えられている。信号におけるスキューなど
が生じた場合、タイミングマージンの条件が厳しくなる
ことが考えられる。そこで、クロック信号に従って外部
制御信号を取込み各種内部動作を実行する構成が考えら
れる。
【0160】図16はこの発明の第2の実施例である半
導体記憶装置の全体の構成を示す図である。図16にお
いて、半導体記憶装置は、DRAM部100と、SRA
M部200とを含む。DRAM部100は、4Mビット
のDRAMアレイ101と、与えられたDRAM用内部
行アドレス信号をデコードし、DRAMアレイ101か
ら4行を選択するDRAMロウデコーダブロック102
と、与えられたDRAM用内部列アドレス信号をデコー
ドして、通常動作モード(DRAMアレイへのアクセ
ス)時には、この選択された4行からそれぞれ1列ずつ
を選択するDRAMコラムデコーダブロック103と、
選択されたDRAM行に接続されるメモリセルのデータ
を検知し増幅するDRAMセンスアンプDSAと、DR
AMコラムデコーダブロック103からの列選択信号に
応答して、データ転送モード時においてDRAMアレイ
101から選択行において16ビットを選択し、かつア
レイアクセスモード(DRAMアレイへのアクセス動作
時)においては、DRAMアレイ101の選択行におい
て4ビットのメモリセルを選択する選択ゲートSGとを
含む。DRAMセンスアンプDSAとDRAM選択ゲー
トSGとは1つのブロック104により示される。DR
AMアレイ101は、各々が1Mビットの記憶容量を備
える4面のDRAMメモリプレインを含む。
【0161】SRAM部200は、16Kビットの容量
を有するSRAMアレイ201と、SRAM用内部行ア
ドレス信号をデコードし、SRAMアレイ201から4
行を選択するSRAMロウデコーダブロック202と、
SRAM用内部列アドレス信号をデコードして、選択さ
れた4行それぞれから1ビットを選択して内部データバ
ス251へ接続するSRAMコラムデコーダブロック
と、データ読出時において選択されたSRAMセルの情
報を検知し増幅するSRAMセンスアンプとを含む。S
RAMコラムデコーダおよびSRAMセンスアンプは1
つのブロック203により示される。SRAMアレイ2
01は各々が4Kビットの容量を有する4枚のメモリプ
レインを含む。各メモリプレインにおいて1行が選択さ
れる。この構成はDRAMアレイ101においても同様
である。
【0162】DRAM部100とSRAM部200との
間に双方向転送ゲート回路210が設けられる。DRA
Mアレイへの直接アクセス動作時においては、DRAM
部100へのデータの入出力が内部共通データバス25
1を介して行なわれる。このため共通データバス251
は双方向転送ゲート回路210に結合されるように示さ
れる。
【0163】半導体記憶装置はさらに、外部から与えら
れる制御信号G#、W#、E#、CH#、CI#、RE
F#およびCR#を受けて内部制御信号G、W、E、C
H、CI、REFおよびCRを発生する制御クロックバ
ッファ250と、DRAM用の内部アドレス信号int
−AaおよびSRAM用の内部アドレス信号int−A
cを発生するアドレスバッファ252と、外部から与え
られるクロック信号Kをバッファ処理するクロックバッ
ファ254を含む。
【0164】制御クロックバッファ250は、クロック
バッファ254からの内部クロックの立ち上がりに応答
して与えられた制御信号を取込み内部制御信号を発生す
る。クロックバッファ254からの内部クロックはまた
アドレスバッファ252へも与えられる。アドレスバッ
ファ252は、クロックバッファ254からの内部クロ
ックKの立ち上がりエッジで内部チップイネーブル信号
Eが活性状態のときに与えられたアドレス信号Aaおよ
びAcを取込み内部アドレス信号int−Aaおよびi
nt−Acを発生する。
【0165】信号CI#はSRAMアレイへのアクセス
禁止を示すキャッシュ禁止信号であり、キャッシュ禁止
信号CI#が“L”に設定されると、SRAMアレイへ
のアクセスが禁止され、DRAMアレイへの直接アクセ
ス(アレイアクセス)が可能になる。信号W#はデータ
書込モードを示す信号である。信号E#はこの半導体記
憶装置が選択状態とされたことを示すチップセレクト信
号である。信号CR#は、この半導体記憶装置にオプシ
ョンとして設けられる特殊モードを指定するためのコマ
ンドレジスタ指示信号である。コマンドレジスタ指示信
号CR#が“L”のときに、コマンドレジスタ270内
に所定のデータが書込まれ、特殊モードの設定(レジス
タの選択)が行なわれる。
【0166】信号CH#はキャッシュヒットを示す信号
である。キャッシュヒット信号CH#が“L”にあれ
ば、SRAMアレイ(キャッシュ)へアクセスすること
ができる。信号G#はデータ出力モードを示す信号であ
る。この信号G#はクロック信号Kと非同期で与えられ
る。
【0167】信号REF#は、DRAMアレイ101に
おけるリフレッシュを指示する信号である。リフレッシ
ュ指示信号REF#が“L”となると、そのサイクルに
おいて内部でDRAMアレイ101のオートリフレッシ
ュが実行される。
【0168】半導体記憶装置はさらに、DRAMアレイ
101のメモリセルのリフレッシュを行なうためのリフ
レッシュ回路290を含む。リフレッシュ回路290
は、内部リフレッシュ指示信号REFに応答して活性化
され、DRAMアレイ101のリフレッシュアドレスを
発生するカウンタ回路293と、内部リフレッシュ指示
信号REFに応答して起動されるリフレッシュ制御回路
292と、リフレッシュ制御回路292からの切換信号
MUXにより、カウンタ回路253からのリフレッシュ
アドレスとアドレスバッファ252からの内部行アドレ
ス信号のいずれか一方をDRAMロウデコーダブロック
102へ与えるアドレスマルチプレクス回路258を含
む。リフレッシュ回路290はさらにリフレッシュ指示
信号REFに応答してリフレッシュが指示されたことを
検出し、リフレッシュ要求をリフレッシュ制御回路29
2へ与えるオートリフレッシュモード検出回路291を
含む。
【0169】半導体記憶装置はさらに、内部制御信号
E,CH,CIおよびREFに応答してDRAM部10
0を駆動するために必要とされる各種制御信号を発生す
るDRAMアレイ駆動回路260と、内部制御信号E,
CHおよびCIに応答して双方向転送ゲート制御回路2
10の転送動作を制御する信号を発生する転送ゲート制
御回路262と、内部チップセレクト信号Eに応答して
SRAM部200を駆動するために必要とされる各種制
御信号を発生するSRAMアレイ駆動回路264を含
む。
【0170】半導体記憶装置はさらに、内部制御信号C
Rに応答して活性化され、外部から与えられるライトイ
ネーブル信号W#とコマンドアドレスArに応答してこ
の半導体記憶装置の動作モードを指定するためのコマン
ドCMを記憶するコマンドレジスタ270と、内部制御
信号G,E,CH,CIおよびWと特殊モードコマンド
CMに従ってデータの入出力を制御するデータ入出力制
御回路272と、データ入出力制御回路272の制御の
下に、共通データバス251と装置外部との間でのデー
タの入出力を行なうための入出力バッファおよび出力レ
ジスタを含む入出力回路274を含む。入出力回路27
4に出力レジスタが設けられているのは、この半導体記
憶装置の特殊モードであるラッチ出力モード、レジスタ
出力モードなどのデータ出力タイミングを用途に応じて
変更する動作モードを実現するためである。
【0171】コマンドレジスタ270はまた、データ入
出力ピンの配置をも決定する。図16においては、デー
タ入力およびデータ出力が共通のピン端子を介して行な
われる状態が示される。残りのデータ入出力ピンM0〜
M3はデータ入力に対するマスクをかけるための信号を
受ける。マスクピンM0〜M3のうちのいずれかが活性
状態となると、対応のデータ入出力端子DQ0〜DQ3
に対しデータの書込に対するマスクがかけられる。
【0172】SRAMアレイ201およびDRAMアレ
イ101は、それぞれ4つのメモリプレインを含んでい
るものの、各メモリプレインの構成は先の実施例1にお
いて説明したものと同様である。また双方向転送ゲート
回路の構成も同様である。図16に示す半導体記憶装置
が先の実施例1の構成と異なっているのは内部制御信号
の発生タイミングが外部クロック信号Kにより決定され
ることである。行なわれる動作は実施例1に示すものと
同様である。DRAMアレイ駆動回路260、転送ゲー
ト制御回路262およびSRAMアレイ駆動回路264
へ与えられる制御信号が異なり、応じてそのデコードを
行なうための回路構成が異なるだけである。
【0173】リフレッシュ回路290に関連して、マル
チプレクス回路258は、リフレッシュ制御回路292
からの切換制御信号MUXに応答してカウンタ回路29
3からのリフレッシュ行アドレスを選択してDRAMロ
ウデコーダブロック102へ与える。内部リフレッシュ
指示信号REFはまた、DRAMアレイ駆動回路260
へも与えられる。DRAMアレイ駆動回路260は内部
リフレッシュ指示信号REFが与えられたとき活性状態
となり、DRAMアレイ100における行選択に関連す
る動作を実行する(リフレッシュ動作時において)。
【0174】リフレッシュ制御回路292は、リフレッ
シュ指示信号REFが与えられるたびごとにリフレッシ
ュ完了時にカウンタ回路293のカウント値を1増分す
る。リフレッシュ制御回路292は、また、リフレッシ
ュ完了時には切換制御信号MUXを不活性状態とする。
マルチプレクス回路258はこれにより、アドレスバッ
ファ回路252からのDRAM用内部アドレス信号in
t−Aaを選択してDRAMロウデコーダ102へ伝達
する。
【0175】図17はアドレス分配の形態を示す図であ
る。図17に示す構成においては、SRAMコラムデコ
ーダ22がまたDRAMアレイアクセス時においてメモ
リビットを選択するために利用される。DRAMアレイ
へのアクセスは、SRAMアレイのビット線対SBLま
たは双方向転送ゲート回路210を介して実行される。
【0176】図17において、DRAMアドレスバッフ
ァ252aは、外部からのDRAM用アドレス信号Aa
0〜Aa9を受け内部アドレス信号int.Aaを発生
する。DRAMロウデコーダ14は、内部アドレス信号
int.Aaのうち内部行アドレス信号をデコードし、
DRAMアレイからワード線を選択するためのワード線
駆動信号DWLを発生する。
【0177】DRAMコラムデコーダ15は、DRAM
アドレスバッファ252aからの外部列アドレス信号の
一部を受け、DRAMアレイからコラム選択線を選択す
るための信号CSLを発生する。DRAMアドレスバッ
ファ252aからの内部列アドレス信号の残りの一部は
マルチプレクサ30へ与えられる。マルチプレクサ30
は、キャッシュヒット指示信号CHとDRAMアレイア
クセス指示信号CIとに応答してDRAMアドレスバッ
ファ252aからの内部列アドレスの一部とSRAMア
ドレスバッファ252bからの内部列アドレス信号のい
ずれか一方を通過させる。信号CHおよびCIは後にま
た説明するが、キャッシュヒット指示信号CHが発生さ
れた場合、SRAMアレイへのアクセスが許可され、D
RAMアレイへのアクセスによる外部データの書込およ
び読出が禁止される。DRAMアレイアクセス指示信号
(キャッシュ禁止信号)CIが発生された場合、DRA
Mアレイへの外部からのアクセスすなわち外部データの
書込および読出が許可される。
【0178】マルチプレクサ30の出力はSRAMコラ
ムデコーダ22に与えられる。SRAMアドレスバッフ
ァ252bの内部行アドレス信号はSRAMロウデコー
ダ21へ与えられる。SRAMロウデコーダ21はこの
与えられた行アドレス信号をデコードし、SRAMアレ
イにおけるワード線を選択状態とするためのSRAMワ
ード線駆動信号SWLを発生する。SRAMコラムデコ
ーダ22から列選択信号CDが発生される。このSRA
Mコラムデコーダ22から発生される列選択信号CD
は、SRAMアレイにおける列選択信号の機能を備える
とともに、DRAMアレイにおけるメモリセルを選択す
るための信号としても機能する。
【0179】マルチプレクサ30は、信号CHが発生さ
れた場合、SRAMアドレスバッファ252bからの内
部列アドレス信号を選択してSRAMコラムデコーダ2
2へ伝達する。DRAMアレイアクセス指示信号(キャ
ッシュ禁止信号)CIが発生された場合、DRAMアド
レスバッファ252aからの内部アドレス信号をマルチ
プレクサ30は選択し、SRAMコラムデコーダ22へ
伝達する。
【0180】図18は、この図16に示す半導体記憶装
置の外部制御信号の状態と行なわれる動作との対応関係
を一覧にして示す図である。この半導体記憶装置の動作
モードは外部制御信号E#、CH#、CI#、CR#、
W#およびREF#の外部クロック信号Kの立ち上がり
時における状態の組合せにより決定される。図18にお
いて、“H”は高レベルの信号電位を示し、“L”は低
レベルの信号電位を示し“X”は任意(ドントケア状
態)を示す。図18に示すように、半導体記憶装置の動
作モードとしては、この半導体記憶装置を待機状態にす
るスタンバイモード、DRAMアレイのオートリフレッ
シュを行なうアレイリフレッシュモード、CPU(中央
演算処理装置)とキャッシュ(SRAM)との間のデー
タの転送モード、CPUとアレイとの間のデータの転送
モード、キャッシュ(SRAM)とアレイ(DRAM)
との間のデータのブロック転送モードIおよびII、コ
マンドレジスタへの特殊モードの設定モード(この特殊
モードの設定はCPUにより実行される)がある。ライ
トイネーブル信号W#がCPUとコマンドレジスタとの
間のデータ転送時において“H”/“L”として示され
ているのは、この動作モードにおいては、ライトイネー
ブル信号W#が“H”または“L”に設定され、この
“H”および“L”いずれの状態もある特殊モードを指
定するのに用いられることを示す。
【0181】本発明においては、この図18に示す動作
モードのうちキャッシュとアレイ間の転送モードIおよ
びIIを利用する。
【0182】本発明においては、SRAMアレイとDR
AMアレイとのデータのブロック転送が実行される。デ
ータ転送モードには、1つのデータブロックのみの転
送、および複数のデータブロックの転送がある。SRA
MアレイとDRAMアレイとの間のデータ転送は信号E
#を“L”とし、信号CH#を“H”と設定することに
より指定される。
【0183】具体的に説明すると、信号E#を“L”と
し、信号CH#、CI#、CR#、W#およびREF#
をすべて“H”に設定するとDRAMアレイからSRA
Mアレイ(キャッシュ)への1つのデータブロックの転
送が実行される。信号E#およびW#を“L”に設定
し、信号CH#、CI#、GR#およびREF#を
“H”に設定すれば、SRAM(キャッシュ)からDR
AMアレイ(アレイ)へ1つのブロックのデータの転送
が実行される。この状態においては、DRAM部におい
ては、行および列が時分割的に内部に取込まれ、行およ
び列の選択動作が実行される。
【0184】複数のブロックを順次選択する場合には、
信号E#およびCI#およびCR#を“L”に設定し、
信号CH#、W#およびREF#を“H”に設定する。
この状態において、SRAMアレイにおいて新たにワー
ド線が選択状態とされ、一方DRAMアレイ部において
は列アドレス信号の取込みが行なわれ、新たな列選択動
作が実行されて、DRAMアレイからSRAMアレイへ
のデータの転送が行なわれる。信号E#、CI#、CR
#およびW#を“L”、信号CH#およびREF#を
“H”に設定すると、DRAMアレイにおいては、列ア
ドレス信号のみの取込みが行なわれ、選択された行に接
続される別のデータブロックが選択され、SRAMアレ
イからDRAMアレイへのデータ転送が実行される。す
なわち、図18に示す表において、キャッシュ−アレイ
IIは、キャッシュ−アレイIを実行した後、DRAM
においては列アドレス信号のみを取込み、SRAMアレ
イにおいては新たにワード線を取込む動作を実行するた
めに用いられる。
【0185】図19はこのSRAMアレイとDRAMア
レイとの間のデータ転送時の外部制御信号の状態を示す
波形図である。次に図19を参照して、外部制御信号に
よるデータ転送動作の制御について説明する。
【0186】時刻T1の外部クロック信号Kの立ち上が
り時点において、信号E#を“L”に設定し、信号CH
#、CI#およびCR#を“H”に設定する。これによ
りSRAMアレイとDRAMアレイとのデータ転送が指
定される。いずれの方向におけるデータ転送が実行され
るかは信号W#を“L”および“H”のいずれに設定す
るかにより決定される。信号W#が“H”にあれば、D
RAMアレイからSRAMアレイへのデータ転送が行な
われ、信号W#が“L”にあればSRAMアレイ(キャ
ッシュ)からDRAMアレイ(アレイ)へのデータ転送
が実行される。
【0187】時刻T1における信号状態の組合せによ
り、SRAM用のアドレスバッファがSRAM用アドレ
ス信号Asを有効として取込み、SRAMアレイにおけ
る行選択動作が実行される。このとき、SRAMコラム
デコーダの動作は禁止される。一方DRAMにおいて
は、時刻T1におけるクロック信号Kの立ち上がりに応
答して外部アドレス信号Aaから内部行アドレス信号が
発生され、次の時刻のT2においてアドレス信号Aaか
ら内部列アドレス信号が発生される。これによりDRA
Mアレイにおいて行の選択およびコラム選択線の選択動
作が実行される。この状態において、所定期間経過後に
時刻T3において再び信号E#、CI#、CR#および
“L”に設定し、信号CH#およびREF#を“H”に
設定する。これにより、SRAM部においては、再び外
部アドレス信号Acに従う行選択動作が実行され、一
方、DRAMアレイ部においては、与えられた信号を列
アドレス信号として取込み、コラム選択線の選択動作を
実行する。この場合においてもSRAMアレイとDRA
Mアレイのいずれの方向にデータが転送されるかは信号
W#により決定される。以降、時刻T4、T5における
クロック信号Kの立ち上り時点においてそれぞれ所定の
信号状態を与えることによりSRAMアレイ部において
は行選択動作が実行され、一方、DRAMアレイにおい
ては、行が選択状態にある限り新たなコラム選択線の選
択動作が実行される。
【0188】時刻T6においてクロック信号Kの立ち上
がり時点においてすべての信号を“H”に設定すること
によりこの半導体記憶装置はデータ転送を完了しスタン
バイ状態に復帰する。ここで時刻T1からT3までに
は、DRAMアレイにおいて行選択および列選択動作が
完了し、かつデータ転送が完了するまでに必要とされる
時間の間隔をあける必要がある。SRAMアレイは高速
で動作し、クロック信号Kの各サイクルでアクセスする
ことができるのに対し、DRAMアレイはプリチャージ
動作などが必要とされ、高速でアクセスすることができ
ないためである。
【0189】図20は、転送ゲート制御回路262を機
能的に示す図である。図20において、転送ゲート制御
回路262は、内部制御信号E,CI,W,CHおよび
CRに応答して双方向転送ゲート回路210(図1およ
び図5における参照番号3、または図8における参照符
号BTG)の転送動作を制御する信号φTDSおよびφ
TSDを発生する。転送ゲート制御回路262は、キャ
ッシュヒット信号CHが“L”の活性状態の場合転送制
御信号φTDSおよびφTSDを発生しない。転送ゲー
ト制御回路262は、チップイネーブル信号Eが活性状
態であり、かつキャッシュヒット信号CHが不活性状態
の“H”のとき、そのときの残りの制御信号の状態の組
合せにより転送制御信号φTDSまたはφTSDを所定
のタイミングで発生する。
【0190】転送ゲート制御回路262へ、内部リフレ
ッシュ指示信号REFが与えられ、この内部リフレッシ
ュ指示信号REFが与えられたときには転送ゲート制御
回路262が不活性状態となる構成が付加されてもよ
い。外部からリフレッシュ指示信号REF#が与えられ
るため、そのときアレイアクセス指示信号(キャッシュ
禁止信号)CIが発生されないように外部仕様で設定す
れば転送ゲート制御回路262はリフレッシュ指示信号
REFを特に受ける必要はない。しかしながら、DRA
Mアレイにおいてリフレッシュが実行されている場合に
は確実にSRAMアレイとDRAMアレイとを電気的に
分離する必要がある。したがって、内部リフレッシュ指
示信号REFに応答して転送ゲート制御回路262がデ
ィスエーブル状態とされる構成を設けておけば、リフレ
ッシュ動作時においてSRAMアレイとDRAMアレイ
とが確実に電気的に分離されることにより、誤動作する
ことなくSRAMアレイへ外部からアクセスすることが
可能となる。
【0191】このような転送ゲート制御回路262の構
成としては、キャッシュヒット信号CHおよびリフレッ
シュ指示信号REFのいずれか一方が活性状態となった
ときには転送ゲート制御回路262をディスエーブルす
る構成が設けられればよい。より好ましくは、チップイ
ネーブル信号Eが不活性状態にあるか、またはキャッシ
ュヒット信号CHおよびリフレッシュ指示信号REFの
いずれかが活性状態にあるとき転送ゲート制御回路26
2がディスエーブル状態とされるゲート回路が設けられ
ればよい。それ以外の場合には、制御信号CI、CR、
およびWに従って所定のタイミングでデータ転送指示信
号φTDSおよびφTSDが発生される。
【0192】図21は、図16に示すDRAMアレイ駆
動回路の機能的構成を示す図である。図21において、
DRAMアレイ駆動回路260は、DRAMアレイの行
選択に関連する回路を駆動する行選択系駆動回路260
aと、DRAMアレイ101の列選択に関連する回路を
駆動する列選択系駆動回路260bを含む。行選択系駆
動回路260aは、内部制御信号E,CH,CI,CR
およびREFに応答して各種制御信号φEQ,/φSA
PE,φSANEおよびDWLをそれぞれ所定のタイミ
ングで発生する。このとき内部制御信号int.RAS
が発生されてもよい。DRAM用の行アドレス信号を取
込むためである。列選択系駆動回路260bは、制御信
号E,CH,CI,CRおよびREFに応答して所定の
タイミングでDRAMコラムデコーダ15を駆動するた
めの信号CDA(内部制御信号int.CASに対応)
を発生する。
【0193】列選択系駆動回路260bは、行選択系駆
動回路260aが活性状態となっており、またリフレッ
シュ指示信号REFが不活性状態にあれば所定のタイミ
ングでコラムデコーダを活性化するための信号CDAを
発生する。列選択系駆動回路260bは、行選択系駆動
回路260aが不活性状態となる場合およびリフレッシ
ュ指示信号REFが活性状態となった場合にはディスエ
ーブル状態とされる。この状態においてはDRAMアレ
イにおける列選択動作が禁止される。行選択系駆動回路
260aは、信号Eが活性状態にあり、半導体記憶装置
が選択状態にあることを示し、かつ信号CHが不活性状
態にあり“H”にあるときに活性状態とされる。
【0194】また信号REFが活性状態となった場合に
は、行選択系駆動回路260aは活性状態とされる。リ
フレッシュ指示信号REFをDRAMアレイ駆動回路2
60へ与えておくことにより、内部リフレッシュ指示信
号REFが活性状態となった場合において、DRAMア
レイにおけるリフレッシュ動作をSRAMアレイのアク
セス動作と独立して実行することができる。
【0195】図22は、この発明の他の実施例である半
導体記憶装置のアレイのレイアウトを示す図である。図
22に示す半導体記憶装置は、4MビットのDRAMア
レイと16KビットのSRAMアレイとを含む。すなわ
ち、図22に示す半導体記憶装置は、図1または図5に
示す半導体記憶装置を4面含む。図22において、半導
体記憶装置は各々が1Mビットの容量を備える4つのメ
モリマットMM1,MM2,MM3およびMM4を含
む。DRAMメモリマットMM1〜MM4の各々は、1
024行(ワード線)×512列(ビット線対)のメモ
リセル配置を含む。DRAMメモリマットMM1〜MM
4は、それぞれ、各々が128列(ビット線対)・25
6行(ワード線)の構成を備える32個のメモリブロッ
クMBに分割される。
【0196】1つのメモリマットMM(メモリマットM
M1〜MM4を総称的に示す)は、行方向に4つのメモ
リブロックに分割され、列方向に8つのメモリブロック
に分割される。図22に示すように、1Mビットのメモ
リマットを、図1または図5に示す半導体記憶装置のよ
うな配置と異なり、列方向に8分割および行方向に4分
割とするのは、この半導体記憶装置を矩形状のパッケー
ジに収納するためである。
【0197】メモリブロックMBの各々の列方向の中央
部に、DRAM用センスアンプDSAと列選択ゲートC
SGが各DRAMビット線対DBLに対応して配置され
る。メモリブロックMBは、センスアンプDSAと列選
択ゲートCSGを中心として上側のメモリブロックUM
Bと下側のメモリブロックLMBに分割される。動作時
においては、この上下のメモリブロックUMBおよびL
MBのいずれか一方がセンスアンプDSAおよび列選択
ゲートCSGに接続される。センスアンプDSAおよび
列選択ゲートCSGに対し上下メモリブロックUMBお
よびLMBのいずれを接続するかは、アドレス(行アド
レス)によって決定される。このような1つのメモリブ
ロックMBを上下2つのメモリブロックUMBおよびL
MBに分割し、一方のみをセンスアンプDSAおよび列
選択ゲートCSGに接続する構成は、たとえば4Mビッ
ト以上のシェアードセンスアンプ構成のダイナミック・
ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)において通常
用いられている。
【0198】1つのメモリマットMMは2つの活性化区
分ASを含む。活性化区分ASにおいて1本のワード線
が選択される。すなわち、図22に示す構成において
は、図1に示す構成における1本のワード線が2つに分
割され、それぞれの活性化区分ASに振分けられる。し
たがって、1つのメモリマットMMにおいて1本のワー
ド線が選択されることは、活性化区分ASそれぞれにお
いて1本のワード線が選択されることと等価である。
【0199】半導体記憶装置はさらに、4つのDRAM
メモリマットMM1〜MM4各々から1本のワード線を
選択するために、4つのDRAMロウデコーダDRD
1、DRD2、DRD3およびDRD4を備える。DR
AMロウデコーダDRD1〜DRD4は、メモリマット
MM1お〜MM4の各々から1本のワード線を選択す
る。したがって、図22に示す半導体記憶装置において
は、一度に4本のワード線が選択される。DRAMロウ
デコーダDRD1は、メモリマットMM1およびMM2
の対応の活性化区分ASから1行選択する。DRAMロ
ウデコーダDRD2は、メモリマットMM1およびMM
2の図22における下側の活性化区分ASから1行を選
択する。DRAMロウデコーダDRD3およびDRD4
は、DRAMメモリマットMM3およびMM4の図22
における上側の活性化区分ASおよび下側の活性化区分
ASのそれぞれから1行を選択する。
【0200】半導体記憶装置はさらに、DRAMメモリ
マットMM1〜MM4の各列ブロックから2列(ビット
線対)を選択するためのDRAMコラムデコーダDCD
を含む。DRAMコラムデコーダDCDからの列選択信
号が、図1に示すコラム選択線CSL上へ伝達される。
コラム選択線CSLは、上側活性化区分ASと下側活性
化区分ASとで共有されるように1つのメモリマットM
M内にわたって延在する。すなわち、図22に示す構成
においては、DRAMコラムデコーダDCDからの列選
択信号により、1つの列ブロック(図22に示す構成に
おいては列方向に分割された8個のメモリブロックから
なるブロック)から4列が選択される。
【0201】DRAMコラムデコーダDCDにより選択
された列は、それぞれ対応のグローバルIO線対GIO
へローカルIO線対を介して接続される。グローバルI
O線対は1つの活性化区分ASにおける各列ブロックに
対して2対ずつ列方向に延在するように設けられる。グ
ローバルIO線対はワード線シャント領域に設けられ
る。ワード線シャント領域は、ポリシリコンワード線と
その上層に設けられたアルミニウムなどの低抵抗金属層
とを接続するための領域である。ワード線駆動信号は低
抵抗金属配線層に伝達される。これによりポリシリコン
ワード線が長くなった場合における信号伝搬遅延を低減
することを図る。
【0202】DRAMコラムデコーダDCDから遠方に
ある活性化区分ASに対して設けられたグローバルIO
線対GIOはこのDRAMコラムデコーダDCDに近い
位置にある活性化区分ASを通過する(接続はない)。
したがって、DRAMコラムデコーダDCDに近い位置
の活性化区分ASにおいては各列ブロックに対して4対
のグローバルIO線対が配設される構成となる。
【0203】半導体記憶装置はさらに、各々が4Kビッ
トの記憶容量を有するSRAMアレイブロックSMA1
〜SMA4を含む。SRAMアレイブロックSMA1〜
SMA4はそれぞれ256行16列に配置されたSRA
Mセルを含む。2つのSRAMアレイブロックに共用さ
れるように、両者の中央部にSRAMロウデコーダSR
D1およびSRD2が設けられる。SRAMロウデコー
ダSRD1は、SRAMアレイブロックSMA1および
SMA3により共用される。SRAMロウデコーダSR
D2は、SRAMアレイブロックSMA2およびSMA
4により共用される。図22に示すSRAMアレイ配置
において、ビット線はグローバルIO線対GIOと直交
するように配置される。したがってSRAMビット線対
からそれぞれこのSRAMビット線対と直交する方向に
ビット線取出し線が設けられて双方向転送ゲートBTG
に接続される。
【0204】図22に示す半導体記憶装置はデータの入
出力を4ビット単位で行なうために、4つの入出力バッ
ファ回路IOB1、IOB2、IOB3およびIOB4
を含む。入出力バッファ回路IOB1〜IBO4は、そ
れぞれ共通データバス(内部データバス)CDBを介し
てSRAM用センスアンプおよびコラムデコーダブロッ
クSCDAに接続される。ここで、図22に示す構成に
おいては、データの入出力はSRAM用センスアンプお
よびコラムデコーダブロックSCDAを介して行なわれ
るように示されているが、これは双方向転送ゲートBT
Gの部分からデータの入出力を行なうように構成しても
よい。
【0205】動作時においては、活性化区分ASそれぞ
れにおいて1本のDRAMワード線が選択される。選択
されたDRAMワード線を含む行ブロックのみが活性化
される。残りの行ブロックはプリチャージ状態を維持す
る。選択された行ブロックにおいては、選択ワード線を
含む小ブロックUMB(またはLMB)のみがDRAM
用センスアンプDSAおよび列選択ゲートCSGに接続
され、他方の小メモリブロックLMB(またはUMB)
はDRAM用センスアンプDSAおよび列選択ゲートC
SGから切離される。したがって、全体として1/8の
ビット線の活性化(充放電)が行なわれる。このような
分割動作により、ビット線の充放電に伴う消費電力を低
減することができる。また、1つのメモリブロックMB
を2つの小メモリブロックUMBおよびLMBに分割
し、両者の中央部にDRAMセンスアンプDSAを配置
することにより、ビット線の長さが短くなり、ビット線
容量Cbとメモリキャパシタ容量Csとの比,Cb/C
sを小さくすることができ、十分な読出電圧を高速で得
ることができる。
【0206】各活性化区分ASにおいて、行方向の4つ
の小ブロックUMB(またはLMB)においてセンス動
作が実行される。各活性化区分ASにおいて、DRAM
コラムデコーダDCDからの列選択信号により1つの列
ブロックにおいて2対のビット線が選択される。グロー
バルIO線対GIOは1つのメモリマットにおける各活
性化区分ASの列ブロックのメモリブロックに対し共有
されるように列方向に延在する。各活性化区分ASにお
いて各列ブロックから2対のビット線が選択され対応の
2対のグローバルIO線対GIOに接続される。1つの
双方向転送ゲートBTGには4対のグローバルIO線対
GIOが接続される。1つのメモリマットMMに対して
4つの双方向転送ゲートBTGが設けられる。したがっ
て、1つのメモリマットMMからは16対のグローバル
IO線対GIOが対応のSRAMアレイのSRAMビッ
ト線対SBLに接続される。
【0207】一方、SRAMロウデコーダSRDは、S
RAM用行アドレス信号をデコードして各SRAMアレ
イSMAにおいて256本のSRAMワード線SWLの
うちの1本を選択する。選択されたSRAMワード線S
WLに接続される16ビットのSRAMセルがそれぞれ
対応のSRAMビット線対SBLに接続される。このS
RAMビット線対SBLはそれぞれ対応の双方向転送ゲ
ートBTGに接続される。それにより1つのDRAMメ
モリマットMMと1つのSRAMアレイブロックSMA
との間で16ビットのデータ転送を実行することができ
る。
【0208】図22に示すようなアレイ配置を備える半
導体記憶装置をキャッシュ内蔵メモリとして利用すると
き、すなわちSRAMをキャッシュとし、DRAMをメ
インメモリとしたとき、キャッシュのブロックサイズを
大きくするためには、双方向転送ゲートBTGの数を増
加させる必要がある。この場合、双方向転送ゲートBT
GおよびグローバルIO線対GIOが配設される領域が
DRAMアレイおよびSRAMアレイの配設された領域
よりもはみ出してしまうことになり、チップ利用効率が
低下する。
【0209】しかしながら、上述のようにDRAMの高
速モードを用いてSRAMアレイとDRAMアレイとの
間でのデータ転送を実行することにより、この双方向転
送ゲートおよびグローバルIO線対GIOが配設された
領域を増加させることなくキャッシュのブロックサイズ
を大きくすることが可能となる。 「実施例3」先の実施例1および2においては、DRA
MアレイとSRAMアレイとの間のデータ転送はバッフ
ァ回路を介して行なわれている。SRAMセンスアンプ
(各SRAMビット線対に対して設けられている)とD
RAMセンスアンプとの間に駆動力の差があれば、DR
AMアレイからSRAMアレイまたはSRAMアレイか
らDRAMアレイへのデータ転送においてバッファ回路
を用いずにデータ転送を行なうこともできる。
【0210】また上述の実施例1および実施例2におい
ては、DRAMデータとSRAMデータとが同じピン端
子を介して入出力される。しかしながら、このピン端子
を別々に設けることも可能である。
【0211】図23はこの発明の第3の実施例である半
導体記憶装置の全体の構成を示す図である。図23に示
す半導体記憶装置では、DRAMアレイ400へアクセ
スするためのポート(DRAMポート)と、SRAMア
レイ450へアクセスするポート(SRAMポート)と
が別々に設けられる。DRAMアレイ400へのアクセ
スとSRAMアレイ450とのアクセスはそれぞれ独立
に実行される。
【0212】図23を参照して、半導体記憶装置は、外
部から与えられるアドレス信号ArをデコードしてDR
AMアレイ400における行を選択するためのロウデコ
ーダ402とアドレス信号Arをデコードし、DRAM
アレイ400における列を選択する列選択信号を発生す
るDRAMコラムデコーダ404と、DRAMアレイ4
00における各ビット線対の電位を検知しかつ増幅する
センスアンプと、DRAMコラムデコーダ404からの
列選択信号に応答してDRAMアレイ400における選
択列を入出力回路408へ接続するためのIOゲートを
含む。IOゲートおよびセンスアンプはブロック406
により示される。入出力回路408を介してDRAMデ
ータWIOの入出力が行なわれる。DRAM部へのアク
セス単位のビット数は任意である。DRAMポートはさ
らに、ロウアドレスストローブ指示信号RAS#、コラ
ムアドレスストローブ指示信号CAS#、ライトイネー
ブル指示信号WE#および転送指示信号DT#に応答し
てDRAMの動作に必要な各種制御信号を発生するDR
AM制御回路410を含む。
【0213】SRAMポートは、アドレス信号Acxを
デコードしSRAMアレイ450における行を選択する
ロウデコーダ452と、アドレス信号Acyをデコード
し、SRAMアレイ450における列を選択する信号を
発生するSRAMコラムデコーダ454と、SRAMコ
ラムデコーダ454からの列選択信号に応答してSRA
Mアレイ450の選択列をSRAM内部データ線455
へ接続するSRAMIOゲート456を含む。
【0214】SRAMポートはさらに、SRAMデータ
線455上に現われたデータを増幅するセンスアンプ4
58と、入出力回路460からの書込データを増幅して
SRAM内部データ線455上へ内部書込データを伝達
する書込回路462と、データ転送指示信号DT#、S
RAMアクセス指示信号CS#およびSRAMライトイ
ネーブル信号SWE#に従ってSRAMポートの各動作
に必要な制御信号を発生するSRAM制御回路464を
含む。
【0215】DRAMアレイ400とSRAMアレイ4
50は図1および図5に示す半導体記憶装置のそれらと
同じ構成を備える。
【0216】半導体記憶装置はさらに、書込指示信号W
E#とデータ転送指示信号DT#に従ってデータ転送指
示信号φTを発生する転送制御回路466と、転送指示
信号φTに応答してDRAMアレイ400から延びるグ
ローバルIO線対GIOとSRAMアレイ450から延
びるSRAMビット線対SBLを接続する転送回路46
8を含む。転送回路468はそれぞれグローバルIO線
とSRAMビット線とを接続するスイッチングトランジ
スタ(トランスミッションゲートであってもよい)XF
Rを含む。転送回路468は、単に転送指示信号φTに
従ってグローバルIO線対GIOとSRAMビット線対
SBLとを接続するだけである。
【0217】図23に示す構成においてはSRAMセン
スアンプ458はデータ線455に設けられているが、
SRAMアレイ450においては各SRAMビット線対
SBLに対してSRAMセンスアンプがさらに設けられ
ている。DRAMアレイ400においても、DRAMビ
ット線対DBLに対してそれぞれDRAMセンスアンプ
が設けられている。DRAMセンスアンプとSRAMセ
ンスアンプの駆動力に差があれば、DRAMアレイ40
0からSRAMアレイ450への一方方向のデータ転送
またはSRAMアレイ450からDRAMアレイ400
への一方方向のデータ転送を行なうことができる。
【0218】次に簡単に動作について説明する。DRA
MポートおよびSRAMポートはそれぞれ独立である。
したがってそれぞれ通常のDRAMおよびSRAMと同
様にして、信号RAS#、CAS#およびWE#により
DRAMポートへアクセスすることができ、また信号C
S#およびSWE#によりSRAMポートへアクセスす
ることができる。DRAMデータWIOおよびSRAM
データSIOはそれぞれ独立に処理することができる。
このようなDRAMポートとSRAMポートとを独立に
設ける構成の場合、画像処理用途などにおいて高速でデ
ータ処理をする必要がある場合にはSRAMポートを介
してデータの入出力を行ない、データの加工にはCPU
が、DRAMポートへアクセスして処理を実行すること
ができる。SRAMアレイのデータを画像表示装置(C
RT等)へ表示する動作と平行してDRAMアレイに格
納されたデータの処理を実行することができる。また逆
に、ビデオカメラなどからのビデオ信号をSRAMアレ
イへ書込む動作と平行してDRAMアレイを介してCP
Uが所望のデータ処理を行なうことができる。
【0219】ビデオデータをSRAMアレイからDRA
Mアレイへ転送するかまたはDRAMアレイからSRA
Mアレイへのデータの転送を行なう必要がある(データ
の加工のため)。この場合、データ転送指示信号DT#
によりデータ転送が実行される。制御信号の状態の組合
せは先に図1に示した半導体記憶装置と同様である。制
御信号DT#が活性状態となったとき、DRAMアレイ
においてはブロック406におけるIOゲート(図4
(A)に示すビットデコーダ接続に選択される)は不作
動状態とされ、またSRAMポートにおいてもSRAM
IOゲート456は不動作状態とされる。これによりデ
ータ転送時における外部からのアクセスは禁止される。
転送指示信号DT#の立ち上がりエッジで転送指示信号
φTが発生され、各スイッチングトランジスタXFRが
導通する。この場合、データ転送はDRAMセンスアン
プとSRAMセンスアンプの駆動力の差により決定され
る一方方向にのみ行なわれる。したがって転送制御回路
466は単に転送指示信号DT#に従ってのみデータ転
送指示信号を発生する。
【0220】転送指示信号DT#は、出力イネーブル信
号OEの機能をもあわせて備え、信号RAS#、CAS
#およびDT#のタイミング関係およびCS#およびD
T#のタイミング関係にしたがってデータ転送が指示さ
れる構成が利用されてもよい。
【0221】図24は図23に示す半導体記憶装置にお
けるデータ転送動作を模式的に示す図である。以下、図
24を参照してDRAMアレイからSRAMアレイへの
データ転送動作について簡単に説明する。
【0222】図24(A)において、DRAMアレイに
おいて1行が選択される。このDRAMアレイにおいて
選択された行における1つのデータブロックD1が選択
され、このデータブロックD1のデータがグローバルI
O線対GIOへ接続される。一方、SRAMアレイ45
0において行が選択状態とされる。
【0223】図24(B),(C)において、転送回路
が導通状態となり、DRAMアレイにおけるデータブロ
ックD1がSRAMアレイへ伝達される。DRAMアレ
イにおいてデータブロックD1を非選択状態とした後、
新たにデータブロックD2を選択状態とする。一方SR
AMアレイにおいても、データブロックD1を受けた後
この対応のワード線を非選択状態とし、新たにワード線
を選択状態とする。次いで転送回路が導通し、新たなデ
ータブロックD2がDRAMアレイからSRAMアレイ
へ伝達される。
【0224】図24(D)において、再び同様にして、
新たなデータブロックD3がDRAMアレイからSRA
Mアレイへ伝達される。
【0225】上述のように、DRAMアレイにおいて、
高速モードでデータブロックを選択状態とし、このデー
タブロックの選択毎に転送回路を導通状態とすることに
より、特にデータバッファを設けることなくDRAMア
レイからSRAMアレイへデータを転送することができ
る。
【0226】図25はSRAMアレイからDRAMアレ
イへのデータ転送動作を模式的に示す図である。以下簡
単に図25を参照してデータ転送動作について説明す
る。図25(A)において、SRAMアレイにおいてワ
ード線が選択状態とされ、またDRAMアレイにおいて
1行が選択状態とされかつ所望のブロックサイズを有す
るブロックが選択状態とされグローバルIO線に接続さ
れる。
【0227】図25(B)において、転送回路が導通
し、SRAMアレイの選択行に接続されるデータブロッ
クD1がDRAMアレイにおいて選択されたブロックへ
伝達される。
【0228】図25(C)において、DRAMアレイに
おいて選択行を維持したまま、次のデータブロックを受
けるための列を選択状態とし、同様にSRAMアレイに
おいて、新たに選択状態とされたSRAMワード線に付
随するデータブロックD2がDRAMアレイへ転送され
る。
【0229】図25(D)において、再び高速モードに
従ってDRAMアレイにおいて同一行の別のブロックが
選択状態とされ、またSRAMアレイにおいて、新たに
ワード線が選択状態とされ、このデータブロックD3が
DRAMアレイへ転送回路を介して転送される。
【0230】上述のような構成の場合は、SRAMアレ
イのセンスアンプの駆動力がDRAMアレイのセンスア
ンプの駆動力よりも大きい場合である。これによりバッ
ファ回路を設けずに、転送回路を導通状態とするだけで
SRAMアレイからDRAMアレイへデータを転送する
ことができる。またSRAMアレイのセンスアンプ(各
ビット線対に対する)をデータ転送方向に従って活性/
非活性としてもよい。
【0231】上述の構成より、画像処理用途などにおい
て用いられるデュアルポートRAMの構成において対応
のデータを高速で転送することができ、SRAMポート
を介して高速でデータの入出力を行なうことができ、画
像処理用途などにおいて所望のデータブロックを処理用
途に応じて高速で入出力することが可能となる。
【0232】また図23に示すデュアルポートRAMの
構成でなく、シングルポートRAM(図1、図5等参
照)であっても、SRAMアレイとDRAMアレイとの
間で高速で大量のデータを転送することができるため、
SRAMアレイのみアクセスして高速で画像データの処
理などを実行することができ、先の実施例1および実施
例2に示す半導体記憶装置はキャッシュシステムにおい
てのみ用いられるものでなく、画像処理用途において用
いられてもよい。
【0233】さらに、上述の実施例1、実施例2および
実施例3においては、DRAMアレイとSRAMアレイ
との間でのデータ転送が行なわれている。この場合DR
AMアレイとEEPROM(電気的に書込消去可能なメ
モリ)とを用い、DRAMアレイの高速モードを利用し
てDRAMアレイとEEPROMアレイとの間でのデー
タ転送を行なえば、高速でDRAMアレイの格納データ
をEEPROMアレイへ待避させることができ、データ
保持性能に優れた不揮発性RAMを実現することができ
る。
【0234】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、DR
AMの高速モードを用いてデータ転送を行なうように構
成したため、高速で大量のデータを転送することが可能
となる。
【0235】この発明に従えば、第1のメモリセルアレ
イと第2のメモリセルアレイとの間のデータ転送を、第
1のメモリセルアレイ行を選択状態としたまま、こ
選択行に接続される第1のメモリセルの転送データブロ
ックと第2のメモリセルアレイ複数行との間でデータ
転送を行なえるように構成したため、データ転送回路の
占有面積を増加させることなく任意のサイズのデータブ
ロックを第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルア
レイとの間で転送することが可能となる。
【0236】また、第1のメモリセルアレイにおいて、
選択行を含む選択行ブロックを選択状態とし、この選択
行ブロック以外の行ブロックを非選択状態に維持するこ
とにより、データ転送時の消費電流を低減することが出
来る
【0237】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による半導体記憶装置
の全体の構成を示す図である。
【図2】図1に示す半導体記憶装置の内部データ線とS
RAMアレイとの接続の一例を示す図である。
【図3】図1に示す半導体記憶装置のデータ入出力回路
の構成を示す図である。
【図4】図1に示す半導体記憶装置の内部アドレスの分
配形態を示す図である。
【図5】図1に示す半導体記憶装置の変更例を示す図で
ある。
【図6】図1に示す半導体記憶装置におけるデータ入出
力回路の変更例を示す図である。
【図7】図6に示すデータ入出力部に用いられる入出力
回路の構成を示す図である。
【図8】図1および5に示す半導体記憶装置におけるS
RAMアレイの構成を示す図である。
【図9】図1に示す半導体記憶装置におけるDRAMア
レイの構造を示す図である。
【図10】図8に示す双方向転送ゲートの構成の一例を
示す図である。
【図11】図8および図9に示すアレイ間のデータ転送
動作を示す波形図である。
【図12】図11に示す動作波形図により実現されるデ
ータ転送動作を模式的に示す図である。
【図13】この発明の一実施例におけるSRAMアレイ
からDRAMアレイへのデータ転送動作を示す信号波形
図である。
【図14】この発明の一実施例におけるSRAMアレイ
からDRAMアレイへのデータ転送動作を模式的に示す
図である。
【図15】この発明の一実施例におけるデータ転送動作
を実現するための外部制御信号の状態の組合せを示す図
である。
【図16】この発明の第2の実施例である半導体記憶装
置の全体の構成を示す図である。
【図17】図16に示す半導体記憶装置における内部ア
ドレスの分配形態を示す図である。
【図18】図16に示す半導体記憶装置の内部制御信号
の状態の組合せとその時に実現される内部動作との対応
関係を一覧にして示す図である。
【図19】この発明の第2の実施例におけるデータ転送
動作を実現するための外部制御信号の状態を示す図であ
る。
【図20】この発明の第2の実施例における転送ゲート
制御信号を発生するための回路構成を機能的に示す図で
ある。
【図21】この発明の第2の実施例におけるDRAMア
レイを駆動するための回路構成を機能的に示す図であ
る。
【図22】この発明の第2の実施例の半導体記憶装置の
変更例におけるアレイ配置を示す図である。
【図23】この発明の第3の実施例である半導体記憶装
置の全体の構成を示す図である。
【図24】この発明の第3の実施例におけるデータ転送
動作を模式的に示す図である。
【図25】この発明の第3の実施例におけるSRAMア
レイからDRAMアレイへのデータ転送動作を模式的に
示す図である。
【図26】従来の半導体記憶装置におけるアレイ配置を
示す図である。
【図27】従来のキャッシュ内蔵半導体記憶装置のアレ
イ配置を示す図である。
【図28】従来の半導体記憶装置におけるメモリセルア
レイのレイアウトを示す図である。
【図29】従来のキャッシュ内蔵半導体記憶装置の他の
構成例を示す図である。
【符号の説明】 1 DRAMアレイ 2 SRAMアレイ 3 双方向転送ゲート回路 11 行ブロック 12 列ブロック 54 DRAM制御回路 56 SRAM制御回路 58 転送制御回路 SSA SRAMセンスアンプ SBL SRAMビット線対 SMC SRAMセル BTG 双方向転送ゲート GIO グローバルIO線対 GIOa グローバルIO線対 GIOb グローバルIO線対 LIOa ローカルIO線対 LIOb ローカルIO線対 DSA DRAMセンスアンプ DMC DRAMセル CSL コラム選択線 101 DRAMアレイ 201 SRAMアレイ 210 双方向転送ゲート回路 250 制御クロックバッファ 260 DRAMアレイ駆動回路 262 転送ゲート制御回路 264 SRAMアレイ駆動回路 400 DRAMアレイ 410 DRAM制御回路 450 SRAMアレイ 464 SRAM制御回路 466 転送制御回路 468 転送回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−77038(JP,A) 特開 昭63−240649(JP,A) 特開 昭63−157249(JP,A) 特開 平4−252486(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/401 G11C 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行および列のマトリクス状に配列された
    複数の第1のメモリセルを備え第1のメモリセルアレ
    イ、 行および列のマトリクス状に配列された複数の第2のメ
    モリセルを備える第2のメモリセルアレイ、および前記
    第1のメモリセルアレイから行を選択する第1の行選択
    段を備え、前記第1のメモリセルアレイは、所定の複
    数列の第1のメモリセルを1単位とする複数の列ブロッ
    クに分割され、さらに データ転送動作モード時に前記第
    1の行選択手段により選択された行を選択状態に保持し
    た状態で、前記第1の行選択手段により選択された行に
    含まれる前記複数の列ブロックの各々から所定数ごと選
    択される複数の第1のメモリセルからなる転送データブ
    ロックを順次選択する第1の列選択手段、 前記データ転送動作モード時に 前記第2のメモリセルア
    レイの行を順次選択する第2の行選択手段、および前記
    第1の行選択手段により選択された行において前記第1
    の列選択手段が選択する転送データブロックと前記第2
    の行選択手段が選択した行との間でデータ転送を行なう
    データ転送手段を備え、前記データ転送手段は、前記
    −タ転送動作モード時において複数の前記転送データ
    ロックと前記第2のメモリセルアレイにおける複数の行
    との間で順次データを転送する手段を含む、半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のメモリセルアレイは、列方向
    に沿って各々が複数行を有する複数の行ブロックに分割
    され、 前記第1の行選択手段は、前記複数の行ブロックのうち
    の前記選択行を含む行ブロックを除く残りの行ブロック
    を非選択状態に維持する、請求項1記載の 半導体記憶装
    置。
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