JP4837862B2 - フッ素含有ビニルエーテル - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、過フッ化ビニルエーテルおよびそれらの調製に関する。これらのモノマーは、強化された低温特性を有するフルオロエラストマーにとって重要なコモノマーである。
【0002】
(背景技術)
フルオロポリマーをビニルエーテルによって変性する利点は、様々な総論に記載されている。例えば「Modern Fluoropolymers」John Scheirs著、Wiley Series in Polymer Science 1997、およびその他の文献(例えばEmel‘yanovら著、Zh.Org.Khim(1994)30(8)1266〜70ページ、Krespan,Carl G.、DuPont de Nemours米国特許第4,273,728号)を参照されたい。
【0003】
部分的にフッ素化されたビニルエーテルおよびそれらの共重合体については、A.E.FeiringらのDuPont de Nemours米国特許第5,326,917号で述べられている。長鎖ビニルエーテルは、フルオロエラストマーに優れた低温特性を提供する(Uscholdら、米国特許第4,513,128号を参照されたい)を提供する。
【0004】
元素フッ素を用いたフッ素化によるパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)の調製については既知である。Hungらの米国特許第5,350,497号を参照されたい。この特許は、選択された部分的にフッ素化された(ジ)クロロエチルエーテルのフッ素化と、それに続く対応するパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)への脱ハロゲン化を開示する。
【0005】
完全フッ化(過フッ化)(perfluorinated)長鎖パーフルオロエーテル、特に分枝がなくアルキル基中の原子が3個を越えるビニルエーテルは、調製が困難である。例えばパーフルオロビニルエーテルは、一般に2つの経路によって調製される。例えば「Modern Fluoropolymers」J.Scheirs著、Wiley、1997年の376〜378ページを参照されたい。
Figure 0004837862
過フッ化酸フッ化物をヘキサフルオロプロピレンオキシドに添加すると酸フッ化物が得られ、それを塩に変換し熱分解して、既述のパーフルオロビニルエーテルを得ても良い。ヘキサフルオロプロピレンオキシドのそれ自身とのオリゴマー化、および塩への変換とそれに続く熱分解からは、長鎖であるが分枝のエーテルが得られる。
Figure 0004837862
より最近の方法では、パーフルオロアルキルハイポフルオライトおよびジクロロジフルオロエチレンを使用して、それに続いて例えばZnを使用し脱ハロゲン化して、パーフルオロビニルエーテルを調製する。
Figure 0004837862
既述のようにこれらの方法を使用した場合、長鎖過フッ化エーテル、特にビニルエーテルを提供することは困難である。ジクロロ法の困難さとしては、R2 f−OF化学種を製造して取り扱うことの危険性が挙げられる。これらの危険性のため、この化学種は入手しにくい。過フッ化ビニルエーテルを製造する改善された方法、特に直鎖過フッ化ビニルエーテルを製造するための方法が必要である。
【0006】
(発明の開示)
本発明は、式、
CF2=CF−O−Rf
(式中、Rfは酸素原子を含有することで追加的なエーテル結合を形成しても良い、直鎖、分枝または環状過フッ化脂肪族である。)を有する過フッ化ビニルエーテルを調製する方法について記載している。このような酸素原子を含有するRf基は、パーフルオロアルキレンオキシ基と称される。Rfは好ましくは1〜20個、より好ましくは1〜10個の炭素原子を主鎖中に含有する。Rfはまた、末端不飽和部位を含有しても良い。
【0007】
好ましくは本発明によって調製される過フッ化エーテルは、式、CF2=CF−O−Rfを有する過フッ化直鎖ビニルエーテルから選択される。一実施態様では、ビニルエーテルは好ましくは塩素原子を含まない。
【0008】
本発明の方法は
(a)部分的にハロゲン化されていても良い、少なくとも1つの2−アルコキシプロピオネート部分、誘導体または相当物を含有する炭化水素前駆物質を提供するステップと、
(b)当該炭化水素前駆物質をフッ素化して過フッ化中間体を提供するステップと、
(c)当該過フッ化中間体をその対応する過フッ化酸金属塩に変換するステップと、
(d)当該過フッ化酸金属塩をその対応するパーフルオロビニルエーテルに変換するステップと、を含む。
【0009】
ここでの用法では、過フッ化と言う用語は、炭素に結合する水素原子が全てフッ素で置換され、あらゆる不飽和炭素−炭素結合がフッ素で飽和されていることを意味する。
【0010】
本発明の方法の第1の実施態様では、炭化水素酸誘導体を含む適切な炭化水素(例えば少なくとも1つの2−アルコキシプロピオネート部分、誘導体または同等物を含有する)前駆物質が提供される。このような誘導体としては、例えば酸フッ化物、無水物、エステルなどが挙げられる。次にこの誘導体を過フッ化して、対応する過フッ化酸誘導体中間体を提供する。次にこの中間体をその対応する過フッ化酸金属塩に変換し、引き続いて所望のパーフルオロビニルエーテルに変換する。
【0011】
本発明の第2の実施態様では、ヘキサフルオロプロピレンオキシドをアルコールと反応させ、あるいはナトリウムアルコキシドなどの化学種と反応させて、部分的にフッ素化された炭化水素前駆物質を提供する。次にあらゆる残りの炭素に結合した水素原子をフッ素原子で置換して、前駆物質を完全にフッ素化し、過フッ化酸誘導体中間体を提供する。次にこの中間体をその対応する過フッ化金属塩に変換し、引き続いて所望のパーフルオロビニルエーテルに変換する。
【0012】
本発明の第3の実施態様では、1)フッ素化されたオレフィンをアルコールと反応させて部分的にフッ素化された炭化水素前駆物質を提供し、2)前駆物質を完全にフッ素化し、3)フッ素化された前駆物質を酸誘導体に加水分解し、4)酸誘導体をその対応する過フッ化酸金属塩に変換し、5)塩生成物をその対応するパーフルオロビニルエーテルに変換する。
【0013】
本発明の第4の実施態様では、式、
fOCF2OCF=CF2(式中、Rfは上述の通りである。)を有するパーフルオロビニルエーテルが提供される。
【0014】
(詳細な説明)
本発明によって調製される過フッ化ビニルエーテルはフルオロエラストマー、特に低温で使用されるものの調製において有用である。このようなエラストマーについては既知である。例えば、Uscholdらの米国特許第4,513,128号を参照されたい。
【0015】
選択された実施態様は、発明の実施において重要ではない。しかし本発明の各実施態様に共通する一定の加工工程がある。
【0016】
前駆物質のフッ素化は、電気化学的フッ素化(ECF)または直接フッ素化(DF)のどちらによって達成されても良い。ECFについては米国特許第2,713,593号、およびWO98/50603に記載されている。DFについては米国特許第5,488,142号に記載されている。
【0017】
過フッ化前駆物質の金属塩への変換は、好ましくは例えば鹸化などのように、塩基による処理により達成される。
【0018】
過フッ化金属塩のビニルエーテルへの変換は、好ましくは熱分解によって達成される。典型的に、これは溶剤またはその他の媒質の存在下または不在下で、塩を乾燥させて、次に塩を170℃〜250℃の温度に加熱することで実施される。
【0019】
以下の考察では、特に発明の3つの実施態様を扱っている。開示の範囲をこれらの実施態様に制限することは意図されない。むしろそれは方法の汎用性を例証する。
【0020】
本発明の第1の実施態様では、パーフルオロビニルエーテルは、
(a)少なくとも1つの2−アルコキシプロピオネート部分、誘導体または同等物を含む炭化水素エステル、無水物、酸ハロゲン化物または酸前駆物質を提供するステップと、
(b)当該前駆物質をフッ素化して過フッ化酸誘導体中間体を提供するステップと、
(c)当該過フッ化中間体をその過フッ化金属塩に変換するステップと、
(d)当該過フッ化金属塩を対応するパーフルオロビニルエーテルに熱分解するステップと、によって調製されても良い。より具体的には、第1の実施態様は、以下の合成手順によって例示できる。
Figure 0004837862
(式中、Rhは追加的なエーテル結合を含有しても良い直鎖、分枝、環状であっても良いC1〜C20アルキルまたは芳香族基である。Xh部分は、Rh、低級アルコキシ(−OCH3、−OCH2CH3など)、OC(O)CH(CH3)ORh、−Fおよび−Clからなる群より選択される。RfはRhの過フッ化種であり、XfはXhの過フッ化種である。
【0021】
ジビニルエーテルが所望される場合、前駆物質は
R’h(OCH(CH3)C(O)Xh2
(式中、R’hは二価であること以外は上のRhと同様である。)で表される。この特定の前駆物質中では、Rh部分は同じでも異なっても良い。このようなジビニルエーテルは、CF2=CFOR’fOCF=CF2(式中、R’fはR’hの過フッ化種である。)である。
【0022】
さらに別の可能性としては、−CH(CH3)COO−部分のペンダントのメチル基が塩素原子を含有しても良い。この塩素原子はフッ素化ステップに耐え、続くステップでいくらかの反応上の利点を提供するかもしれない。
【0023】
fが直鎖である場合、この経路は効率的かつ経済的なやり方で長鎖、非分枝のビニルエーテルを合成する新たな可能性を開き、側鎖中の特定の順序に限定されない。対照的に、例えば、分子が配列(−OCF2CF2CF2−)の反復に限られるMasahiroらのDaikin EP 290,848を参照されたい。
【0024】
この実施態様における炭化水素前駆物質に対する別のアプローチには、2−アルコキシ−1−プロパノールのエステルが関与する。この前駆物質は列挙した第1の反応手順と比較すると逆転したエステル部分の構成を有するが、本発明の方法においては機能上2−アルコキシプロピオネート相当物である。次に前駆物質を上述したように過フッ化する。次に、得られる化学種を分離して、パーフルオロ−2−アルコキシプロピオニルフッ化物を生成する。この点から、プロピオニルフッ化物を対応する過フッ化金属塩に変換して、塩を対応するパーフルオロビニルエーテルに熱分解することにより、第1の反応手順と同様にビニルエーテルへの変換が進行する。
【0025】
この経路で使用しても良い追加的な前駆物質としては、
3OCH(CH2Cl)CH2OAc
(式中、R3は追加的なエーテル結合、および
Figure 0004837862
(式中、アルキルはC1〜C6アルキル基である。)を含有しても良いアルキル基である。)が挙げられる。好ましくはアルキルは、フッ素化されていても良いC1アルキル基である。またペンダントのメチル基上の塩素もフッ素化工程に耐える。
【0026】
炭化水素含有前駆物質は市販され、あるいは一般的な有機合成によって容易に調製される。対応する長鎖ポリエーテルアルコールを2−クロロプロピオン酸と結合させて所望の前駆物質を得ても良いが、その他のあらゆる方法も有用である。
【0027】
フッ素化のエステル前駆物質の例としては、
CH3OCH(CH3)COOCH3
[CH3OCH(CH3)CO]2
CH3OCH(CH3)CH2OCOCH3
CH3OCH(CH3)CH2OCOCF3
CH3OCH(CH3)CH2OSO2CF3
CH3OCF(CF3)COOCH3
[CH3OCF(CF3)CO]2
CHF2OCH(CH3)COOCH3
CH3OCH(CH2Cl)COOCH3
HCF2CF2OCH(CH3)COOCH3
CF3CH2OCH(CH3)COOCH3
CH3OCH2OCH(CH3)COOCH3
25OCH2OCH(CH2Cl)CH2OCOCH3
CH3OCH2CH2OCH(CH3)COOCH3
CH3OCH2CH2CH2OCH(CH3)COOCH3
CH3OCH(CH3)CH2CH2OCH(CH3)COOCH3
25OCH2CH2CH2CH2OCH(CH3)COOCH3
CF3OCF2CHFCF2OCH(CH3)COOCH3
CF3OCHFCF2OCH(CH3)COOCH3
CF3CHFCF2OCH(CH3)COOCH3
25OC24OC24OCH(CH3)COOCH3
nC37CH2OCF(CF3)COCl
nC37CH2OCF(CF3)COF
(CH32CHCH2OCH(CH3)COOCH3
817OCH(CH3)COOCH3
81724OCH(CH3)COOCH3
65OCH(CH3)COOCH3
4−CH3OC64OCH(CH3)COOCH3
CF3OCFHCF2OCH2OCH(CH3)CO2CH3
が挙げられる。
【0028】
前駆物質のフッ素化は、既述のように電気化学的フッ素化(ECF)によって実施できる。ECFは1個の反応器だけを使用するので、操作がより単純かもしれない。しかしECFはC−OおよびC−C結合開裂反応のために、化学種によってはより低い収量を与える傾向がある。
【0029】
対照的に米国特許第5,476,974号または第5,488,142号によって実施される直接フッ素化(DF)は、転位がほとんど必要なく、わずかな損失のみが開裂反応に起因しうる。したがってフッ素発生装置および直接フッ素化反応器の双方が必要であるにもかかわらず、所望生成物収量がより高いことからほとんどの場合でDFが好ましい。
【0030】
ECF中では、第2の実施態様の2,3,3,3−テトラフルオロプロピオン酸誘導体などのいくつかの部分的にフッ素化された前駆物質は、フッ素化されていない前駆物質よりも少ない転位と開裂反応を与える。
【0031】
反応生成物を精製するために分離ステップ(例えば蒸留)が所望される場合、メタノールによって、得られる過フッ化エステル、無水物または酸フッ化物末端基を対応する炭化水素メチルエステルに変換しても良い。これは典型的に反応媒体から過フッ化化合物を分離するために実施される。次に、反応混合物中の分離した反応生成物または過フッ化生成物のどちらかが塩基で鹸化され、すなわち塩(例えばKOH、Na2CO3、NaOH)に変換されて塩が得られる。次に、溶剤存在下または不在下で塩を乾燥し、170℃〜250℃の温度で熱分解して対応するパーフルオロビニルエーテルを得る。得られるパーフルオロビニルエーテルを好ましくは蒸留によって精製し、所望の純度を得る。
【0032】
本発明の第2の実施態様では、部分的にフッ素化された炭化水素前駆物質を使用する。この前駆物質は、(D.Sianesiら、J.Org.Chem.第3巻(1966)p.2312で述べられるように)ヘキサフルオロプロピレンオキシドをアルコールと反応させて調製される。この方法は、
(a)ヘキサフルオロプロピレンオキシドをアルコールと反応させることで部分的にフッ素化された炭化水素前駆物質を提供するステップと、
(b)例えば、電気化学的または直接にフッ素化によって当該前駆物質を過フッ素化して、過フッ化エステルまたは酸中間体を提供するステップと、
(c)当該過フッ化中間体をその対応する金属塩に変換するステップと、
(d)十分な温度で当該過フッ化塩を熱分解してパーフルオロビニルエーテルを提供するステップと、を含む。
【0033】
この方法は以下の合成手順で表される。
Figure 0004837862
(式中、RfおよびRhは上述の通りである。)
【0034】
フッ素化、塩への変換、およびパーフルオロビニルエーテルへの熱分解は、第1の実施態様に記載されたものと同様のやり方で実施される。
【0035】
本発明の第3の実施態様では、過フッ化ビニルエーテルを
(a)フッ素化されたオレフィンと乳酸エステルとの反応生成物である部分的にフッ素化された前駆物質を提供するステップと、
(b)当該前駆物質を過フッ素化して対応する過フッ化エステルまたは酸誘導体中間体を提供するステップと、
(c)当該過フッ化中間体をその対応する金属塩に変換するステップと、
(d)当該過フッ化塩を対応するパーフルオロビニルエーテルに熱分解するステップと、を含む方法によって調製しても良い。
【0036】
具体的には本発明の第3の実施態様は、以下の合成手順によって例示される。
Figure 0004837862
(式中、n=0または1であり、nが0の場合R”fはFまたはRfであり、nが1の場合R”fはRfであり、R’はC1〜C6アルキルである。)
【0037】
炭化水素エステルに付加するのに好ましいオレフィンとしては、テトラフルオロエチレンと、ヘキサフルオロプロペンと、パーフルオロ(メチルビニル)エーテル、パーフルオロ(プロピルビニル)エーテルなどのパーフルオロ(アルキルビニル)エーテルと、あるいは本明細書に記載したようなその他のパーフルオロビニルエーテルとが挙げられる。付加を触媒するのに好ましい塩基は、水酸化アルカリKOH、NaOHまたはNaOMeである。反応のための溶剤としては、米国特許第4,433,180号(vonWerner)で開示されたようなN,N−ジアルキルカルボン酸アミドが挙げられる。この実施態様では2−アルコキシプロピオネート部分は、炭化水素エステルによって供給される。
【0038】
得られる部分的にフッ素化された前駆物質をフッ素化して、過フッ化酸誘導体中間体を提供する。このステップは、上述のようにECFまたはDFのどちらによって達成しても良い。直接フッ素化実施態様のための溶剤は、過フッ化化合物および/または、例えばパーフルオロメチルモルホリン、フレオン−113などのフルオロクロロ化合物である。
【0039】
次に過フッ化中間体を金属塩に変換する。次に塩を対応するパーフルオロビニルエーテルに熱分解する。これらのステップは、第1の実施態様に記載したものと同様のやり方で達成される。
【0040】
上述の1つ以上の方法によって製造された過フッ化ビニルエーテルの例としては、
CF3O(CF23OCF=CF2と、
CF3OCF2OCF=CF2およびC25OCF2OCF=CF2をはじめとする
f−OCF2OCF=CF2などが挙げられる。
【0041】
(実施例)
実施例1.パーフルオロ(メトキシエチル)ビニルエーテル
1.2LのTHF中でNaOH(790g、19.7m)およびテトラブチル臭化アンモニウム(40g、0.12m)を使用して、メトキシエタノール(1500g、19.7m)の2−クロロプロピオン酸(1050g、9.7m)によるアルキル化によってメチル2−(メトキシエトキシ)プロピオネートを調製した。過剰な出発物質アルコールの除去後に、メタノール(965g、30m)およびHCl(382g、10.5m)を添加した。蒸留により所望のエステル(832g、5.1m、53%収量)(沸点100〜120℃/15mm、1H−NMRにより同定)を得た。米国特許第5,488,142号に記載されたようにして、エステルをパーフルオロ−N−メチルモルホリン(PMM)中でフッ素化した。フッ素化後、メタノール(850g、26.6m)を添加して、蒸留によりメチルパーフルオロ2−(メトキシエトキシ)プロピオネート(1334g、3.7m、56%収量)(沸点111〜115℃、19F NMRにより同定)を得た。フッ素化されたエステル(500g、1.39m)を400gのメタノールに溶解したKOH(93g、1.4m)と反応させて、対応する塩を得た。21gのK2CO3および1000gのFluorinertTMFC71(3M Co.)を添加した後に、90℃/15mmで塩からメタノールおよび水をストリップした。真空を解除して、塩を180〜220℃で脱炭酸した。パーフルオロ(メトキシエチル)ビニルエーテルを蒸留した(299g、1.06m、76%収量)(沸点46〜48℃、19F NMRにより同定)。
【0042】
列挙した出発物質を使用して、実施例1と同様のやり方で調製されたパーフルオロビニルエーテルを表1に列挙する。列挙した沸点は、大気圧で測定した。
【0043】
【表1】
Figure 0004837862
【0044】
実施例4.パーフルオロ(メチルビニル)エーテル
ヘキサフルオロプロピレンオキシドを室温でメタノールと反応させて、ほぼ定量的な収量でCH3−O−CF(CF3)−COOCH3を得た。次に米国特許第5,488,142号に記載されたようにして、この生成物を管状反応器内において、パーフルオロ(メチルモルホリン)中でフッ素化した。得られた過フッ化化合物を単離して、水酸化カリウムで鹸化した。得られる塩を乾燥させて250℃で熱分解し、60%モル収量でパーフルオロメチルビニルエーテルを得た。
【0045】
実施例4と同様のやり方であるが、列挙した出発物質アルコールを使用して生成されたビニルエーテルを表2に列挙する。沸点は大気圧で測定した。
【0046】
【表2】
表2
実施例 出発物質アルコール 生成物 沸点
4 CH3OH CF3-O-CF=CF2 -23°C
5 C3H7OH C3F7-O-CF=CF2 36°C
6 CH3OCH2CH2OH CF3-O-CF2-CF2-O-CF=CF2 48°C

【0047】
実施例7.パーフルオロオクチルビニルエーテル
実施例1と同様の手順で、1−オクタノールをメチル2−オクチルオキシプロピオネート(沸点100〜110℃/10mm)に変換し、この764.5g(3.54モル)を米国特許第5,476,974号の手順に従って、20L反応器内においてCF2ClCFCl2溶剤中でフッ素化した。メタノリシスおよび蒸留により1143g(54%)のC817OCF(CF3)COOMeを得て、鹸化し熱分解によりC817OCF=CF2(沸点136〜137℃)を得た。
【0048】
実施例8.パーフルオロ3−メトキシプロピルビニルエーテルCF3O(CF23OCF=CF2
実施例1と同様の手順でCH3O(CH23OHをCF3O(CF23OCF(CF3)COOMe(沸点123〜126℃)に、そしてこれをCF3O(CF23OCF=CF2(沸点62〜64℃)に変換した。
【0049】
実施例9.パーフルオロ3−メトキシブチルビニルエーテルCF3OCF(CF3)C24OCF=CF2
実施例1と同様の手順でCH3OCH(CH3)C24OHをCF3OCF(CF3)C24OCF(CF3)COOMe(沸点145〜148℃)に、そしてこれをCF3OCF(CF3)C24OCF=CF2に(沸点84〜86℃)変換した。
【0050】
実施例10.パーフルオロ2,6−ジメチルシクロヘキシルビニルエーテル
実施例1と同様の手順で、2,6−ジメチルフェノールを2,6−(CF32−環状−C69OCF(CF3)COOMe(沸点75〜80℃/3mm)に変換し、次にこれを2,6−(CF32−環状−C69OCF=CF2(沸点136〜138℃)に変換した。
【0051】
実施例11.パーフルオロエトキシエトキシエチルビニルエーテルCF3CF2OC24OC24OCF=CF2
実施例1と同様の手順でエトキシエトキシエタノールをCF3CF2OC24OC24OCF(CF3)COOMe(沸点170〜175℃)に、そしてこれをCF3CF2OC24OC24OCF=CF2(沸点92〜95℃)に変換した。
【0052】
実施例12.パーフルオロプロピルビニルエーテルC37OCF=CF2
実施例1と同様の手順でn−プロパノールを2−プロポキシプロピオン酸に変換した。これを塩化アセチルで処理して無水(C37OCH(CH3)CO)2O(沸点118〜122℃/15mm)を得て、これを米国特許第5,488,142号によって直接フッ素化して(C37OCF(CF3)CO)2O(沸点186〜190℃)を得た。パーフルオロ無水物をC37OCF(CF3)COOMe(沸点118〜122℃)にメタノリシスし、C37OCF=CF2(沸点36℃)に変換した。
【0053】
実施例13.パーフルオロメチルビニルエーテルCF3OCF=CF2
実施例12と同様の手順で、2−メトキシプロピオン酸を無水物(CF3OCF(CF3)CO)2Oに変換した。これをCF3OCF(CF3)COOMe(沸点58〜62℃)にメタノリシスし、これをCF3OCF=CF2(沸点−23℃)に変換した。
【0054】
実施例14.酢酸2−メトキシ−1−プロピルからのパーフルオロメチルビニルエーテル
NaH(鉱物油中60%、8.0g、0.2モル)をヘキサンで洗浄し、THF中でスラリーにし、氷冷しながら26.4g(0.2モル)の1−t−ブトキシ−2−プロパノール(Aldrich Chemical)を滴下して処理した。混合物を還流しながら1時間撹拌し、氷冷して19ml(0.2モル)の硫酸ジメチルで処理した。環流しながら3時間の加熱後、混合物を濾過して濃縮し、ヘッド温度85℃で蒸留した。1H NMR分析により残留物(23.9gの黄色液体)は、純度>90%の1−t−ブトキシ−2−メトキシプロパンであった。これから10.0gを0.05gの融解塩化亜鉛および15mlのジクロロメタンに混合し、氷冷して6.0gの塩化アセチルで緩慢に処理した。室温に暖めると、ガスの発生が見られた。混合物を約50℃/14トルで8.0gに蒸留した。1H−NMRおよびgc/msからは、純度>90%の酢酸2−メトキシ−1−プロピルが確認され、主要な不純物は、少量の位置異性体2−t−ブトキシ−1−プロパノール(出発物質中に約7%存在する)に由来する生成物であった。米国特許第5,488,142号に記載されたようにして、このエステルを直接フッ素化した。得られた溶液を19F NMRで分析したところ、CF3OCF(CF3)CF2OCOCF3を収量43%で含有した。メタノリシスによって実施例13と同一のメチルエステルを得た。次にこれを上述のようにパーフルオロビニルエーテルに変換できた。
【0055】
実施例15.メチル2−メトキシプロピオネートからのパーフルオロメチルビニルエーテル
−40℃および−80℃冷却管を装着したECFセル内で、米国特許第2,713,593で述べられるようにしてメチル2−メトキシプロピオネート(520.3g)をフッ素化した。CF3OCF(CF3)COFの収量は17%と推定された。次にこれを上述のようにしてパーフルオロメチルビニルエーテルに変換できた。
【0056】
実施例16.パーフルオロエトキシメチルビニルエーテルC25OCF2OCF=CF2
エタノールおよびジエトキシメタン(DEM)の混合物を蒸留除去しながら、窒素下で1007g(8.5モル)の乳酸エチル、2500ml(20.2モル)のDEM、および5.0gのトルエンスルホン酸水和物の混合物を撹拌加熱して、エチル2−エトキシメトキシプロピオネートを製造した。新鮮なDEMを定期的に添加した。12時間後混合物を冷却し、非常に希釈したNaOHで洗浄して、生成物を1232g(7.5モル、88%)(沸点90℃/20mm)に蒸留した。このエステルを米国特許第5,488,142号に記載されたようにして直接フッ素化し、生成物をメタノールで処理してC25OCF2OCF(CF3)COOMe(沸点107〜112℃、収量30%)を得た。800gの水に溶解した300gのNaOHの溶液に、粗製サンプル(2342g、分析で純度57%、残りはPMMおよびCF3COOMe)を約30℃で撹拌しながら添加した。18時間の撹拌後、混合物を1Lの50%硫酸で処理し、低位相をカルボン酸(718g、沸点60℃/1mm)として蒸留した。2406gの粗製エステルの第2のバッチからは896gの収量が得られ、蒸留残留物を合わせて50%の硫酸で再度洗浄し、さらに412gの収量を得てカルボン酸の総収量は2029gであった。これから1000gを2.5Lのアセトン中で24時間500gの粉末炭酸ナトリウムと混合し、濾過してストリップし褐色固形のC25OCF2OCF(CF3)COONaを得た。200mlのジエチルエーテル中の365.8gの溶液を250mlのFluorinert FC−71(3M Co.)と混合し、20mmで20分間ストリップして224℃に加熱し、その時点で揮発性生成物がドライアイス冷却されたトラップ内に回収され始めた。加熱を3時間継続し、最終温度は245℃であった。沸点46℃の対応するパーフルオロビニルエーテルである生成物を分画により回収した。
【0057】
実施例17.酢酸3−クロロ−2−(エトキシメトキシ)−1−プロピルからのパーフルオロエトキシメチルビニルエーテル
10.0gのFeCl3と276mlの酢酸の混合物を5〜15℃(ドライアイス浴)で、312mlのエピクロロヒドリンにより緩慢に処理した。生成物を5.1gのNaOAcと混合し、濾過してHOCH(CH2Cl)CH2OAcとAcOCH(CH2Cl)CH2OHの87:13混合物である497.1gの褐色の液体を得た。600mlの塩化メチレン中の上記混合物304gと200gのClCH2OEtの溶液を氷で冷却しながら、260gのN,N−ジイソプロピルエチルアミンを添加した。蒸留からは257.0g(沸点80℃/1.2mm)が得られた。主成分はgc/ms、1H−NMR、および13C−NMRによってC25OCH2OCH(CH2Cl)CH2OAc(65%)、AcOCH(CH2Cl)CH2OCH2OC25(18%)、および出発物質アルコール(13%)と同定された。米国特許第5,488,142号によるフッ素化およびPMM溶剤の蒸留からは、184.1gの過フッ化エステルが残留物として残された。これを米国特許第5,466,877号によって約0.5mlのピリジンで処理し、激しいガス放出とC25OCF2OCF(CF2Cl)COFの形成と共に、90.2g(沸点85〜95℃)まで蒸留した。19F−NMRからはこれが純度73%であることが示された。次にこれは、米国特許第5,449,825号で別の3−クロロ−パーフルオロ−(2−アルコキシプロピオネート)について記載されたようにして、パーフルオロビニルエーテルに変換できた。
【0058】
実施例18.パーフルオロメチルビニルエーテル
J.Org.Chem.31、2312(1960)の方法を修正して、メタノール中の25%ナトリウムメトキシド50gと450gのメタノールを合わせたものに、室温でヘキサフルオロプロピレンオキシド(HFPO、300g)を添加し、CH3OCF(CF3)COOMe(沸点110〜118℃)を得た。これを米国特許第5,488,142号によって直接フッ素化して、生成物をメタノリシスして実施例11と同一のエステルを得た。次にこれを上述のように、パーフルオロビニルエーテルに変換できた。
【0059】
実施例19.パーフルオロメチルビニルエーテル
米国特許第2,713,593号によって、実施例15からのCH3OCF(CF3)COOMeをECFセル内でフッ素化し、21%の収量でCF3OCF(CF3)COFを得た。次にこれを上述のようにしてパーフルオロビニルエーテルに変換できた。
【0060】
実施例20.2−メトキシ−2,3,3,3−テトラフルオロプロピオン酸無水物を経由したパーフルオロメチルビニルエーテル
実施例15からのHFPOおよびメタノール付加物をカルボン酸に加水分解し、P25で脱水して2−メトキシ−2,3,3,3−テトラフルオロプロピオン酸無水物(沸点144〜146℃)を得た。これを米国特許第5,488,142号によって直接フッ素化してパーフルオロ無水物(沸点85〜88℃)を得て、これをメタノリシスしてCF3OCF(CF3)COOMe(沸点76〜78℃)を得て、それをCF3−O−CF=CF2(沸点−23℃)に変換した。
【0061】
実施例21.パーフルオロプロピルビニルエーテル
ヘキサフルオロプロピレン(36g)を50mlのDMF中の20.8gの乳酸メチルおよび約0.2gのKFに20〜30℃で添加して蒸留し、エステル混合物(沸点64〜76℃/55mm)を得た。これを米国特許第2,713,593号に従ってECFセル内でフッ素化し、C37OCF(CF3)COFとC37OC24COFとの2:1混合物を約25%の収量で得た。次にこれらを上述のようにして対応するパーフルオロビニルエーテルに変換できた。

Claims (3)

  1. a) (i) 下記式 CF 2 =CF−O−R f
    で表される完全フッ化ビニルエーテルを調製するために用いられる式、
    h OCH(CH 3 )C(O)X h
    (式中、R h は追加的なエーテル結合を含有しても良い直鎖、分枝、環状であっても良いC 1 〜C 20 アルキル基または芳香族基であり、X h は−R h 、−OCH 3 、−OCH 2 CH 3 、−OC(O)CH(CH 3 )OR h 、−Fおよび−Clからなる群より選択される。)
    で表される化合物、
    (ii) 下記式 CF 2 =CFOR’ f OCF=CF 2
    で表される完全フッ化ビニルエーテルを調製するために用いられる式、
    R’ h (OCH(CH 3 )C(O)X h 2
    (式中、R’ h は追加的なエーテル結合を含有しても良い二価のC 1 〜C 20 アルキレンまたは芳香族基であり、R h は追加的なエーテル結合を含有しても良い直鎖、分枝または環状であっても良い一価のC 1 〜C 20 アルキルまたは芳香族基であり、X h は−R h 、−OCH 3 、−OCH 2 CH 3 、−OC(O)CH(CH 3 )OR h 、−Fおよび−Clからなる群より選択される。)
    で表される化合物、
    (iii) 下記式 CF 2 =CF−O−R f
    で表される完全フッ化ビニルエーテルを調製するために用いられる式、
    h OCF(CF 3 )−COOX hh
    (式中、X hh は−OC(O)CF(CF 3 )OR h であり、R h は追加的なエーテル結合を含有しても良い直鎖、分枝、環状であっても良いC 1 〜C 20 アルキルまたは芳香族基である。)
    で表される化合物、
    および、
    (iv) 下記式 CF 2 =CF−O−R f
    で表される完全フッ化ビニルエーテルを調製するために用いられるフッ素化されたオレフィンと乳酸エステルとの反応生成物、
    からなる群から選ばれる炭化水素前駆物質を提供するステップと、
    b)当該炭化水素前駆物質をフッ素化して完全フッ化中間体を提供するステップと、
    c)当該完全フッ化中間体をその対応する完全フッ化酸金属塩に変換するステップと、
    d)当該完全フッ化酸金属塩をその対応するパーフルオロビニルエーテルに変換するステップとを含む、
    式、
    CF2=CF−O−Rf
    (式中、Rfは酸素原子を含有し追加的なエーテル結合を形成しても良い直鎖、分枝もしくは環状完全フッ化脂肪族基または完全フッ素化芳香族基である。)
    および、式、
    CF 2 =CFOR’ f OCF=CF 2
    (式中、R’ f は追加的エーテル結合を含有しても良い2価のC 1 〜C 20 アルキレンまたは芳香族基である。)
    から選ばれる完全フッ化ビニルエーテルを調製する方法。
  2. 炭化水素前駆物質がヘキサフルオロプロピレンオキシドと式、RhOHのアルコールを反応させることで提供される、請求項に記載の方法。
  3. hが直鎖である、請求項に記載の方法。
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