JPH07316235A - 環状構造を有する弗素化ポリマーとコポリマー - Google Patents

環状構造を有する弗素化ポリマーとコポリマー

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JPH07316235A
JPH07316235A JP7117510A JP11751095A JPH07316235A JP H07316235 A JPH07316235 A JP H07316235A JP 7117510 A JP7117510 A JP 7117510A JP 11751095 A JP11751095 A JP 11751095A JP H07316235 A JPH07316235 A JP H07316235A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 構造:CFX1=CX2−O−CX34−O−
CX2=CX1F (式中X1とX2はF、ClまたはH、X3とX4はFまた
はCF3)の1以上の弗化ジエンのポリマーとコポリマ
ーであり、ジエンが特に環状繰返し単位を形成し、コポ
リマーの製造に使用されるコモノマーがエチレン不飽和
弗化化合物である。1つのハロゲン化オレフィンと次亜
弗素酸塩とCX34(OF)2(式中X3とX4はFまた
はCF3)との溶液中での反応からなり、1つの次亜弗
素酸塩分子と2つのオレフィン分子との線状付加物の脱
ハロゲン化または脱ヒドロハロゲン化を行うことからな
る上記構造を有する弗化ジエンの製造法。 【効果】 この発明のポリマーとコポリマーは、高温で
応用されるコーチングを作るのに特に好適に用いること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主鎖に環状構造を含
有する弗素化ポリマーとコポリマーに関する。詳しく
は、この発明は、ジエンの閉環重合で得られる環状構造
を含有する弗素化ポリマーとコポリマーに関する。この
発明のポリマーは、その製造法中でゲル化現象を示さな
い。これは事実として重要で、ゲルから形成されるとい
くつかの応用に不適当な機械的加工性、溶剤特性を示す
ポリマーとなる。一方、ポリマー粗製物からのゲルの分
離は困難で、常に分離できるものではない。
【0002】従って、この発明は、特に、環状構造を含
有し、熱加工性で、高い溶解性と共に熱安定性が改良さ
れ、ゲルの存在しない弗素化ポリマーとコポリマーに関
する。このようなポリマーとコポリマーは、高い熱安定
性とまたポリマーの高濃度の溶液とするため高い溶解性
が必要である高温で応用されるコーチングを作るのに用
いることができる。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】主鎖中
に環状構造を含有するポリマーが、非共役ジエンのラジ
カル重合で得られることが知られている。特に、弗素化
非共役ジエンの閉環重合が、米国特許第3,418,302号、
同第4,910,276号、同第5,260,492号に記載されている。
米国特許第3,418,302号には、2つの2重結合を有する
化合物からの非架橋飽和線状ポリマーの形成は非常に困
難で、モノマーが、モノマーと希釈剤の含量に対して12
重量%以下の濃度に、重合行程中非常に希釈される条件
下でのみ、主鎖中に環状構造を形成するペルフルオロジ
メチレンビスビニルエーテルの場合にどのようにしてで
きるのかが一般に強調されている。事実、ジエンモノマ
ーの濃度が高いと上記の欠点となるゲル現象が起る。
【0004】ゲル形成をさけるために、特定の分子構造
をもつモノマーの使用にたよることが示唆されている。
たとえば、米国特許第4,910,276号では、ジビニル弗素
化モノマーを重合中高い濃度で重合させ、ただし、その
際にモノマーは異なる反応性を有する2つのビニル基を
有する、実際上は異なる構造の基であることが必要と述
べている。この発明によるホモポリマーについて、熱安
定性は、10%の重量損失で475℃の最大温度を示し、一
方溶解性は、最大値が7%である。
【0005】同様に、米国特許第5,260,492号には、特
にω−アルケニルビニルエーテルタイプの非共役弗素化
ジエンの閉環重合を記載し、また異なる反応性の不飽和
基を有するモノマーが用いられている。この特許で得ら
れるポリマーとコポリマーは一般に高い熱安定性を示さ
ない。ホモポリマーの場合に、米国特許第4,910,276号
によるポリマーより僅かに高い安定性を示すだけで、10
%重量損失前の最大の温度は熱効果のため約485℃であ
る。
【0006】その上、これらの特許によるポリマーの製
造では、ポリマー自体の熱安定性の減少になるアシルフ
ルオライド−COFの形成を併うビニルエーテル基の転
位が程度は異なるが起る。ポリマー中の−COF含量を
少なくしたければ、公知事実に従って弗素化行程を行う
ことになるが、これにたよれば、ポリマー自体の製造を
より複雑にするであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】特定の群の非共役弗素化
ジエンを用いると、従来技術より熱安定で、弗素含量が
同じでゲルがなく高い溶解性を有する線状弗素化ポリマ
ーがジエンの閉環重合で得ることができることを、意外
にも見出した。このようなジエンは、米国特許第4,910,
276号に記載のものとことなり、同じ反応性の2つのビ
ニル基を有しても閉環重合される。その上、この発明の
モノマーは、意外にも転位現象と−COF基の形成は起
らない。
【0008】この発明によれば、主鎖中に環状構造を有
し、前記特性を有する弗素化ポリマーとコポリマーが、
ジエンとして構造式CFX1=CX2−CX34−O−C
2=CX1F(式中X1とX2は互に同一または異なって
F、ClまたはH、X3とX 4は互に同一または異なって
FまたはCF3)を有するビスビニルオキシメタンを使
用して得ることができることを意外にも見出した。
【0009】従って、この発明の目的は、構造a)と
b)
【0010】
【化6】
【0011】(式中X1、X2、X3とX3は前記と同一意
味)を有する繰り返し環状単位のみから本質的に形成し
ているビスビニルオキシメタンの1つ以上から誘導され
たポリマーとコポリマーを提供するものである。コポリ
マーの場合に、少なくとも1つの他のコモノマーは、エ
チレン不飽和をもつ化合物である。このタイプの利用し
うるコモノマーは、任意にクロルおよび/または弗素原
子を含有するオレフィン、アルキルビニルエーテル、ジ
オキソール化合物がある。より詳しくは、オレフィン
は、 c) CY12=CY3Z (Y1、Y2、Y3は互に同一または異なって、F、Cl
またはH、ZはF、Cl、Hまたは1〜5の炭素原子を
含有するペルフルオロアルキル基Rf、但し、オレフィ
ンは最大で2つのクロル原子、好ましくは1つより多く
ないクロル原子を含む)タイプの構造を有し、アルキル
ビニルエーテルは、同じ構造c)〔Zは、O−R f(Rf
は1〜6の炭素原子を有するペルフルオロアルキル
基)、クロル原子の含量に関しては同じ制限〕を有す
る。ジオキソール化合物は、構造:
【0012】
【化7】
【0013】(W1とW2は互に同一または異なってFま
たはCF3、W3はFまたはH、W4はF、H、Rfまたは
O−Rf(Rfは1〜5の炭素原子を有するパーフルオロ
アルキル基)を有する。これらのジオキソール化合物の
製造は、W4がRfとO−Rfと異なる場合について米国
特許第4,908,461号、同第5,245,054号と同第5,296,617
号に記載され、W4がRfまたはO−Rfのときの上記と
異なるジオキソールはヨーロッパ特許出願EP-A-633257
に記載されている。
【0014】好ましいポリマーとコポリマーは、X2
1と同じである構造CFX1=CX1−O−CX33
O−CX1=CX1F(X1はF、ClまたはH、X3とX
4は同一または異なってFまたはCF3)を有するモノマ
ーから誘導されたもので、より好ましいポリマーとコポ
リマーは、構造CF2=CF−O−CX34−O−CF
−CF3(X3とX4は同一または異なってFまたはC
3)を有するモノマーから誘導されたもの、さらに好
ましいのは、ペルフルオロビスビニルオキシメタンCF
2=CF−O−CF2−O−CF=CF2から誘導された
ものである。
【0015】コモノマーとしては、次の化合物の1種以
上を用いるのが好ましい。テトラフルオロエチレン、弗
化ビニリデン、エチレン、クロロトリフルオロエチレ
ン、トリフルオロエチレン、ペルフルオロメチルビニル
エーテル、ペルフルオロプロピルビニルエーテル、ペル
フルオロプロピレン、ペルフルオロ2,2−ジメチル−1,3
−ジオキソール、ペルフルオロ1,3−ジオキソール、2,
2,4−トリフルオロ−5−トリフルオロメトキシ−1,3−
ジオキソール。
【0016】得られたポリマーは、5原子環構造が優勢
である主鎖に上記の環構造の組合せを示し、一方側鎖に
二重結合を含むオープン構造とペルフルオロビニルエー
テル基の転位に由来するカルボニル基が実質的に存在し
ない。この発明によるポリマーとコポリマーは、化学的
に安定である他に、驚くべき熱安定性と高い透明性を示
し、ある場合には、弗素が高含量であっても、たとえば
アセトン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、N,
N−ジメチルホルムアミドのようないくつかの通常の溶
剤に溶ける。一方、この発明によるペルフルオロビスビ
ニルオキシメタンホモポリマーといくつかのコポリマー
は、ヒドロクロロフルオロカーボン、フルオロヒドロカ
ーボン、ペルフルオロアミン、ペルフルオロエーエンの
ような弗化溶剤、これに類似の溶剤およびこれらの混合
物に良好な溶解性を示し、フルオリナート(Fluoriner
t)FC75(ペルフルオロ−2−ブチルテトラヒドロフ
ラン)や、任意に末端基の1つまたは双方に1以上のH
を有する(たとえば、−CF2H)を有するパーフルオ
ロポリエーテルのホムブリン(Fomblin)とガルデン(G
alden)に高い溶解度を示す。
【0017】特に、この発明によるペルフルオロビスビ
ニルオキシメタンホモポリマーは、約530℃の温度で10
%のみの重量損失を示し、ペルフルオロポリエーテルの
ホムブリン、ガルデンとフルオリナートFC75に高い溶
解度を示す。このようなポリマーとコポリマーのこれら
の性質は、製品の低屈折率と高透明性が紫外線に対応す
る波長の領域でも用いられる光学タイプの応用特に光フ
ァイバーの製造において、かつ高熱安定性が必要とされ
る製品の製造において、光学タイプの応用における電線
や特に金属の保護コーチングとしてのある種の用途に使
用するのに非常に適したものなる。
【0018】この発明のポリマーとコポリマーは、溶液
中あるいは溶剤の非存在下、懸濁液中あるいは塊状での
ラジカル重合で作ることができる。非水媒体中で利用で
きる一般の重合法は、たとえば米国特許第4,864,006号
と同第5,182,342号に記載され、水性媒体中で利用でき
る方法は、ヨーロッパ特許第247,379および米国特許第
5,182,342号に記載されている。選択した反応条件下で
ラジカルを発生しうる何れの物質も重合開始剤として使
用でき、特にペルフルオロプロピオニルパーオキシド、
ベンゾイルパーオキシド、アゾビスイソブチロニトリル
またはパーカーボネートが使用できる。また、レドック
スカップルの系、たとえばProg. Polym. Sci, 8巻、61
頁(1982年)に記載のものを用いて重合を開始すること
もできる。
【0019】構造CFX1=CX2−O−CX34−O−
CX2'=CX1'F(式中X1とX2は同一または異なって
F、ClまたはH、X3とX4は同一または異なってFま
たはCF3、X1'とX2'は同一または異なってX1または
2、ただし、X1がX2と異なるとき、X1'もX2'と異
なる)を有するビスビニルオキシメタンの弗素化誘導体
は新規であり、新しい方法に従って得ることができる。
これらの化合物の中で、X1'=X1でX2'=X2のものは
ポリマー中に、−COF基を与えることなる閉環重合
し、ペルフルオロビスビニルオキシメタンCF2=CF
−O−CF2−O−CF=CF2の場合に特にそのように
なる。
【0020】この発明のさらなる目的は、 i)式CX15=CX26(式中X1、X2、X5とX6
同一または異なってF、Cl、HまたはBr、Br原子
は最大で異なる炭素原子に結合するような場合で2であ
り、X1とX5は共にFではなく、X2とX6は共にFでは
なく、X1とX2はX5とX6がFとことなるときのみF
で、共にHではない)のオレフィンを、一般式(X34
(OF)2(式中X3とX4は同一または異なってFまた
はCF3)の次亜弗素酸塩(hypofluorite)が本質的に
常に存在し、0.001M〜10Mの間の濃度で不活性溶剤に
溶解されている反応器中、−140℃〜+60℃の温度で付
加させ、 ii)上記のi)で得られた反応混合物から分画蒸溜によ
り、2つのオレフィン分子と1つの次亜弗素酸塩分子と
の反応生成物を分離し、 iii)上記のii)で得られた生成物を脱離ハロゲン原子
がClまたはBrである脱ハロゲン化または脱ハロゲン
化水素化を行うことからなる構造式CFX1=CX2−O
−CX34−O−CX2'=CX1'F(式中X1とX2は同
一または異なってF、ClまたはH、X3とX4は同一ま
たは異なってFまたはCF3、X1'とX2'は同一または
異なってX1またはX2、ただし、X1がX2と異なるとき
1'もX2'と異なる)を有するビスビニルオキシメタン
の弗素化誘導体の製造法を提供する。
【0021】式CXY(OF)2の次亜弗素酸塩とオレ
インとの反応を、溶液中で操作したとき、次亜弗素酸塩
の1分子とオレフィンの2分子との線状反応物を良好な
収率で得ることに成功する両者の反応性を実質的にかつ
予想外に修正するような実験条件を意外にも見出した。
米国特許第5,225,576号および同第5,235,074号によれ
ば、これらの反応性は、実際に、1,3−ジオキソラン誘
導体の生成とオレフィン自体の弗素化生成物とに本質的
になるのである。
【0022】次亜弗素酸塩とオレフィンとの溶剤の存在
下での線状付加生成物は、Inorganic Chemistry 7巻、
3号、624〜6頁(1968年)に記載されているが、そこ
では、次亜弗素酸塩とオレフィンがまず、−184℃で化
学量論比で縮合され、続いての加熱では、過剰の次亜弗
素酸塩を存在させずに反応させられるが、その条件は、
上記特許で記載のように、線状生成物ではなくジオキソ
ラン化合物が好ましい生成物である。
【0023】好ましい生成物として線状付加生成物を意
外にも得ることができる実験条件は、反応剤の付加方法
と反応媒体の極性に関する。オレフィンを次亜弗素酸塩
と反応しない溶剤に0.001M〜10M、好ましくは0.1M〜
4Mの濃度で溶解した次亜弗素酸塩に、−140℃〜+60
℃、好ましくは−120℃〜0℃の温度で添加することに
より、反応が上記の線状反応物の形成が明らかに増加し
て進行することを意外にも事実として見出した。不活性
溶剤としては、低極性の通常のものであってもよく、た
とえば、ジクロジフルオロメタン、トリクロロフルオロ
メタン、フルオリナートF75またはペルフルオロポリエ
ーテルのホムブリンがまたはガルデンがあり、しかし極
性のものが好ましい。極性溶剤として、ハイドロゲンフ
ルオロカーボン、ハイドロゲンクロロカーボン、フルオ
ロクロロカーボン、ハイドロゲンクロロフルオロカーボ
ン、トリフルオロ酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、アセ
トニトリル、弗化水素酸、二酸化硫黄、トリフルオロメ
タンスルホン酸、CF2Cl−CFCl−SO2F、これ
らの混合物、および低極性の通常の溶剤の少量と上記の
1以上の溶剤との混合物から選択するのが好ましい。塩
素化およびフルオロ塩素化溶剤の中で、分子中に水素を
含有する溶剤は、大気オゾン層での減少への衝撃が低い
ため好ましい。
【0024】方法に使用されるオレフィンは、所望の中
間体またはジエン化合物に従って選択される。CFCl
=CFCl、CHCl=CHCl、CHCl=CC
2、CCl2=CCl2、CH2=CF2、CF2=C
2、CFH=CFCl、CFCl=CHCl、CH2
CCl2、CH2=CFClがオレフィンとして好まし
い。この発明の方法は、次亜弗素酸塩が一定に保った濃
度で常に存在する反応器に、オレフィンを導入する連続
法、およびオレフィンを、適当な溶剤中での次亜弗素酸
塩の溶液に、順次反応する次亜弗素酸の濃度を復元する
ことなく、添加する非連続法の何れでも行うことができ
る。
【0025】方法の行程ii)で得られた生成物の脱ハロ
ゲン化、または脱ハロゲン水素化は、公知の方法の1つ
によって行うことができる。この方法は、構造CFX1
=CX1−O−CX34−O−CX1=CX1F(式中X1
はF、ClまたはH、X3とX4は同一または異なって
F、Cl、BrまたはH)のビスビニルオキシメタン誘
導体を、式CX15=CX16(式中X1、X5とX6
同一または異なりF、Cl、BrまたはHでX1とX5
共にFではなく、X1とX6は共にFではなく、X1はX5
とX6が互に同じでBr以外のときのみBrで、X1はX
5とX6がF 以外で共にHでないときのみFである)のオ
レフィンを用いて製造する使用するのが好ましい。
【0026】この方法は式CFX5=CFX6(式中X5
はCl、BrまたはH、H6はClまたはBr)のオレ
インを用いて式CF2=CF−O−CX34−O−CF
=CF2(式中X3とX3は同一または異なりFまたはC
3)のビスビニルオキシメタン誘導体を作るのに使用
するのがより好ましい。その上、オレフィンと次亜弗素
酸塩との反応で用いる溶剤が極性タイプであると、反応
剤の添加順序を逆にできることが見出されている。従っ
て、この発明の他の目的は、 i)一般式CX34(OF)2(式中X3とX4は同一ま
たは異なってFまたはCF3)の次亜弗素酸塩を、式C
15=CX26(式中X1、X2、X5とX6は同一また
は異なってF、Cl、HまたはBr、Br原子は、最大
でかつ異なる炭素原子に結合したような場合に2であ
り、X1とX5は共にFではなく、X2とX6は共にFでは
なく、X1とX2はX5とX6がFとは異なり共にHでない
ときのみFである)のオレフィンに、そのオレフィンを
極性タイプの不活性溶剤に溶解し、−140℃〜+60℃、
好ましくは−120℃〜0℃の温度で添加し、 ii)上記のi)で得られた反応混合物から、2つのオレ
フィン分子と1つの次亜弗素酸塩分子との反応物を分画
蒸留により分離し、 iii)上記のii)で得られた生成物を、除去ハロゲン原
子がClまたはBrである脱ハロゲン化または脱ハロゲ
ン水素化を行うことからなる構造CFX1=CX2−O−
CX34−O−CX2'=CX2'F(式中X1とX2は同一
または異なり、F、ClまたはH、X3とX4は同一また
は異なり、FまたはCF3、X1'とX2'は同一または異
なってX1またはX2、ただし、X1がX2と異なるときX
1'もX2'と異なる)のビスビニルオキシメタンの弗素化
誘導体の製造法を提供する。
【0027】極性タイプの不活性溶剤は、ハイドロゲン
フルオロカーボン、ハイドロゲンクロロカーボン、フル
オロクロロカーボン、ハイドロゲンクロロフルオロカー
ボン、トリフルオロ酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、ア
セトニトリル、弗化水素酸、二酸化硫黄、トリフルオロ
メタンスルホン酸、CF2Cl−CFCl−SO2F、こ
れらの混合物、これらの溶剤の1以上と、通常の低極性
溶剤の小割合との混合物から選択するのが好ましい。
【0028】この方法での好ましいオレフィンは、CF
Cl=CFCl、CHCl=CHCl、CHCl=CC
2、CCl2=CCl2、CH2=CF2、CF2=C
2、CFH=CFCl、CFCl=CHCl、CH2
CCl2、CH2=CFClである。方法の工程ii)で得
られた生成物の脱ハロゲン化までは脱ハロゲン水素化
は、公知法の1つに従って同様に行うことができる。
【0029】先の方法と同様に、この方法は式CX15
=CX16(式中X1、X5とX6は同一または異なっ
て、F、Cl、BrまたはH、X1とX5は共にFではな
く、X 1とX6は共にFではなく、X1はX5とX6が互に
Brから異なるときのみBrで、X1はX5とX6でFと
異なり共にHでないときのみFである)のオレフィンを
用いて、構造CFX1=CX1−O−CX34−O−CX
1=CX1F(式中X1はF、ClまたはH、X3とX4
同一または異なってFまたはCF3)のビスビニルメタ
ン誘導体の製造に用いるのが好ましい。
【0030】同様に、この方法は、式CFX5=CFX6
(式中X5はCl、BrまたはH、X6はClまたはB
r)のオレフィンを用いて、構造CF2=CF−O−C
34−O−CF=CF2(式中X3とX4は同一または
異なりFまたはCF3)を有するビスビニルオキシメタ
ン誘導体を作るのに使用するのがより好ましい。上記の
方法の工程i)とii)の後で得られるビスエトキシメタ
ンの弗化誘導体は恐らく1以上の化合物の混合で、この
発明の他の目的である。このものは、モノマー合成中間
体として用いられる他に、大気のオゾン層への衝撃が低
い弗化溶剤としても使用される。クロルのない生成物の
この使用に好ましい。
【0031】次の実施例は例示目的のためで、これによ
ってこの発明の範囲を限定するものではない。 実施例1−16 オレフィンと次亜弗素酸塩からのビスエトキシメタン誘
導体異なる極性の溶剤中での次亜弗素酸塩のオレフィン
への付加 実施例1 80g(600ミルモル)の1,2−ジクロロ−1,2−ジフロオロ
エチレンと、32gのSO2および17gのCH2Cl2から
の溶剤混合物とを、機械撹拌器、熱電対、反応ガス用吸
引口と不活性ガスヘッド出口とを備えた多径ガラス円筒
状反応器に導入する。
【0032】この反応器を低温槽を用い−80℃の温度に
し、次いで、CF2(OF)2(1.5Nl/h)、CO2(2.2Nl
/h)、ヘリウム6(Nl/h)の混合物を機械撹拌下に3.5時間
連続的に添加し、次亜弗素酸塩の全供給量を234ミリモ
ル相当にする。反応は実際上瞬間的である。次亜弗素酸
塩の添加が終了してから、大気圧で枝状カラムを用いる
分画蒸留により、反応粗生成物から生成物を分離する。
下記の温度に対し−1℃と+1°の範囲の沸点を有する
フラクション集める。
【0033】a) +4℃で、 19.3g(112ミリ
モル)のCF2Cl-CF2Cl b) +22℃で、 17.4g(131ミリモル)の未反
応CFCl=CFCl c) +47/49℃で、 24.4g(113ミリモル)の4,5−
ジクロロ2,2,4,5−テトラフルオロ−1,3−ジオソランと
4g(22ミリモル)のCClF2-CCl2Fとの混合物 d) +76℃で、 8.6g(40ミリモル)のCF2Cl-C
FCl-OC(O)F e) +70.5℃/54mmHgで、 20.4g(52ミリモル)の
CF2Cl-CFCl-OCF2O-CFCl-CF2Cl 線状付加生成物の収率は、得られたCF2Cl−CFC
l−OCF2O−CFClCF2Clのモルと使用したC
2(OF)2のモルの比として22%である。生成物は、
19NMR分光分析法(CFCl3=0に関連したp.p.
m:−50.5/−52.0に2FタイプO−CF2−O;−70.3
/−72.3に4FタイプCl−CF2−C,−77.5で2F
タイプC−CFCl−O)と電子衝撃マススペクトル法
(主ピークと相対強度:151(100%)、101(23%)、85
(15%)、66(12%)、47(12%)、28(33.5%)によ
り特徴付けられる。 実施例2−11 これらの実施例では、実施例1での実験条件と比較しう
る条件下で、いくつかの溶剤と助溶剤を異なる温度でテ
ストする。
【0034】2モルのオレフィンと1モルの次亜弗素酸
塩で採用した実験条件下で得られた線状付加生成物につ
いての収率を表1に示す。 実施例12 この実施例は、異なるオレフィンとしてトランス−1,2
−ジクロロエチレンを用いてテストを行う。
【0035】174g(1.79モル)のトランス−1,2−ジク
ロロエチレンと、118gのSO2および247gのCFCl3
の溶剤混合物を、実施例1と同様に撹拌器などを備えた
500mlの多径ガラス円筒状反応器に導入する。この反応
器を低温槽を用い−76℃の温度にし、次いでCF2(O
F)2(2Nl/h)、CO2(1.0Nl/h)とヘリウム(6Nl/
h)の混合物を、機械撹拌下に8.5時間連続的に添加し、
次亜弗素酸塩の全供給量が760ミリモルに等しくする。
【0036】次亜弗素酸塩の添加が終了してから、反応
粗生成物から蒸留により二酸化硫黄とCFCl3を分離
する。次いで、減圧下プレートカラムを用いる分画蒸留
によって反応生成物を分離する。以下に示す温度につい
て−1℃〜+1℃の範囲内に沸点を有するフラクション
を採取する。 a) +20℃/70mmHgで、 50gのCFClH-CFClHと25g
の未反応のトランス−1,2−ジクロロエチレンの混合物 b) +29℃/58mmHgで、 46gの4,5−ジクロロ−2,2
−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン c) +12℃/24mmHgで、 20gのCFClH-CClH-OC(O)F d) +64℃/3mmHgで、 71gのCFClH-CHCH-OCF2O-C
HCl-CFClH 線状付加生成物の収率は、得られたCFClH−CHC
l−OCF2O−CHCl−CFClHのモルと使用し
たCF2(OF)2のモルの比として30%である。生成物
はF19−NMR分光分析法(CFCl3=0に関してp.
p.mで:−58.0/−61.5に2FタイプO−CF2−O;−
141/−146に2FタイプCHCl−CHCl)、H1
NMR分光分析法(TMS=0に関したp.p.mで、+5.6
/6.9にコンプレックス多重線)、マススペクトル法
(主ピーク、C43OClに対し209,211, 213 ; C3
2OF3Cl2に対し179, 181, 183 ; C22OFClに
対し131, 133, 135 ; CH2FCl2に対し15, 117, 11
9)で特徴付けられる。 実施例13と14 これらの実施例で、トランス−1,2−ジクロロエチレン
を用い、実施例12と同じ方法で、表1に示した異なる
条件下でテストした。その収率は表1に示す。 実施例15 79g(0.6モル)のトリクロロエチレンと、39gのSO2
と83gのCFCl3の溶剤混合物を実施例1で用いたと
同様の機械撹拌器などを備えた500mlの多径ガラス円筒
状の反応器に導入する。
【0037】この反応器を冷却槽を用いて−74℃の温度
にし、次いで、CF2(OF)2(1Nl/h)、CO2(0.5
Nl/h)とヘリウム(3Nl/h)を機械撹拌下に6時間連続
的に添加する。次亜塩素酸塩の添加が終了してから、粗
反応物から、溶剤、殆どの揮発性の反応生成物のCHF
Cl−CFCl2と4,4,5−トリクロロ−2,2,4−トリフ
ルオロ−1,3−ジオキソランを除去する。
【0038】分子量382.8の異性で本質的に純水なビス
エーテル付加物33gがキヤー中に残存する。このビスエ
ーテル物はガスクロマトグラフで分離できる。その特性
は実施例18で示す。線状付加生成物の収率は、得られ
たビスエーテル物のモルと使用したCF2(OF)2のモ
ル比として、32%である。 実施例16 テトラクロロエチレン100g(0.6モル)とSO239gとC
FCl3124gの溶剤混合物を、実施例1と同様に機械撹
拌器などを備えた500mlの多径ガラス円筒状反応器に導
入する。
【0039】この反応器を冷却槽を用いて−54℃の温度
とし、CF2(OF)2(1Nl/h)、CO2(0.5Nl/h)と
ヘリウム(3Nl/h)の混合物を機械撹拌下に6時間連続
的に添加する。次亜弗素酸塩の添加が終了してから、溶
剤と殆どの揮発性反応生成物CFCl 2−CFCl2と4,
4,5,5−テトラクロロ−2,2−ジフルオロ−1,3−ジオキ
ソランを粗反応混合物から除去する。
【0040】本質的に純なビスエーテル付加生成物のC
FCl2−CCl2−OCF2O−CCl2−CFCl2の3
2gがキヤー中に残存する。これの収率は、得られたビ
スエーテル物のモルとCF2(OF)2の使用モルの比と
して26%である。生成物CFCl2−CCl2−OCF2
O−CCl2−CFCl2はF19−NMR分光分析法で、
CFCl3=Oに関してp.p.mで、−50.7に2FタイプO
CF2Oと−67.5に2Fタイプ(CFCl2)で特徴付け
られる。
【0041】マスペクトル分析で、次の主ピークと相対
強度:185(100%)、148(15%)、101(12%)を示す。
【0042】
【表1】
【0043】実施例17−22 オレフィンと次亜弗素酸塩からのビスエトキシメタン:
オレフィンの次亜弗素酸塩への付加 実施例17 CFCl3の2mlを磁性撹拌機と内部熱電対を備えた10m
lの2径ガラスフラスコに入れる。
【0044】反応器を−196℃にし、排気する。次いで
真空ライン移送により、1ミリモルのCF2(OF)2
−196℃で入れる。この反応器を−100℃とし、CF
2(OF)2のCFCl3溶液を磁性撹拌下に均一にす
る。得られた0.5モルCF2(OF) 2のCFCl3溶液に
3ミリモルのCFCl=CFClを徐々に添加して縮合
させたが、その際直ちに生じた反応熱を冷却系で効果的
に除去して−100℃に保持した。
【0045】反応生成物の重量パーセントは、ガスクロ
マトグラフィーとNMRで測定して、CF2Cl−CF2
Cl40.3%、4,5−ジクロロ−2,2,4,5−テトラフルオロ
−1,3−ジオキソラン50.7%CF2Cl−CFCl−OC
2O−CFCl−CF2Cl9%である。実施例1のよ
うに定義した線状付加生成物は9%である。実施例18
と19 実施例17の実験条件と比較しうる条件下で、いくつか
の溶剤とCF2(OF)2濃度を異なる温度でテストす
る。線状付加物の収率と用いた実験条件についてのデー
タを表2に示す。 実施例20 機械撹拌器、熱電対は、反応ガス用吸入入口、液体反応
オレフィン用の反応器のトップでの入口、不活性ガスヘ
ッド出口を備えた125mlの多径ガラス円筒状反応器に20m
lのCHCl2−CF3(d=1.5g/l)を入れる。この反
応器を冷却槽を用いて−97℃にし、CF2(OF)2(0.
50Nl/h)、CO2(0.25Nl/h)とHe(1.5Nl/h)のガス
混合物を、溶液中1.5MのCF2(OF)2濃度になるま
で、機械撹拌下に連続的に導入する。
【0046】この時点で、CHCl=CCl2と次亜弗
素酸塩との混合物を、添加中、溶液中の次亜弗素酸塩の
濃度が一定に保たれるように連続的に添加する。4時間
30分後に、CF2(OF)2含有のガス混合物の添加を中
断し、CHCl=CCl2の添加を、溶液に溶解したC
2(OF)2の完全な変換がするまで続ける。反応の終
わりに、反応粗生成物を溶剤および殆どの揮発性副生物
(CHFCl−CFCl2と4,4,5−トリクロロ−2,2,4
−トリフルオロ−1,3−ジオキソラン)から分離した。
ビスエーテル付加生成物の混合物で、 A)71.5%のCCl2F-CHCl-OCF2O-CHCl-CCl2F B)27.7%のCCl2F-CHCl-OCF2O-CCl2-CHClF C)0.8 %のCHClF-CCl2-OCF2O-CCl2-CHClF からなる34.5gが残渣から得られる。
【0047】この生成物を分取ガスクロマトグラフィー
で分離する。線状付加生成物の収率は、生成物A,B,
Cのモルの和と、変換されたCF2(OF)2のモルの比
として69%である。生成物はF19−NMR分光分析法で
特徴付けられる。CFCl3=Oに関してのp.p.mで示
す。
【0048】生成物A:−66.5に2FタイプCFCl2、−59.
3/−61.5に2FタイプOCF2O 、 生成物B:−66.2に1FタイプCFCl2、−138.3に1Fタイプ
CFHCl、−55.0/−56.3に2FタイプOCF2O、 生成物C:−138.4に2FタイプCFHCl、−50.6に2Fタイプ
OCF2O マスペクトル分析で、次の主ピークと相対強度を示す15
1(100%)、131(23.5%)、114(33%)、101(20%)、7
9(14%)。 実施例21 機械撹拌器、熱電対、反応ガス混合物(CF2(OF)2
/CO2/希釈ガス)用吸引口、反応オレフィン用吸引
口、不活性ガスヘッド出口を備える125mlの多径ガラス
円筒状反応器にCH2F−CF3(d=1.2g/l)を導入す
る。この反応器を冷却槽で−90℃とし、CF2(OF)2
(1.0Nl/h)、CO2(0.5Nl/h)とHe(4Nl/h)のガス
混合物を、溶液中0.2M濃度のCF2(OF)2のなるま
で、連続的に機械撹拌下に導入する。
【0049】この点で、CClF=CHF(2.0Nl/h)
を、次亜弗素酸塩の溶液中の濃度が添加中一定になるよ
うに連続的に加える。1時間40分後に、CF2(O
F)2含有のガス混合物の導入を中断し、CClF=C
HFの添加を溶液中に溶解したCF 2(OF)2の完全変
換まで続ける。反応の終わりに、溶剤および揮発性の副
生物であるCHF2−CF2Clと4−クロロ−2,2,4,5
−テトラフルオロ−1,3−ジオキソランから反応粗成物
を分ける。ビスエーテル付加物で、 A)74%のCClF2-CHF-OCF2O-CHF-CClF2 B)23%のCClF2-CHF-OCF2O-CClF-CHF2 C)3%CHF2-CClF-OCF2O-CClF-CHF2 からなる混合物16.5gを得る。
【0050】この生成物を分取ガスクロマトグラフィー
で分離する。線状付加生成物収率は、生成物A,B,C
のモル和と変換されたCF2(OF)2のモルとの比とし
て61%である。生成物はF19NMR分光分析法とH1
NMR分光分析法で特徴付けられる。F19−NMR分光
分析で、生成物は、CFCl2=Oに関してp.p.mで、 生成物A:−71.5に4FタイプCF2Cl、−140.3に2Fタイプ
CHF、−58.5/−60.0に2FタイプOCF2O、 生成物B:−71.5に2FタイプCF2Cl、−140.3に1Fタイプ
CHF,−81.2に1FタイプCFCl、−131/−134に2FタイプC
HF2、−54.0/−56.6に2FタイプOCF2O 生成物C:−81.2に2FタイプCFCl、−131/−134に4Fタ
イプCHF2に、−54.0/−56.6に2FタイプOCF2O H1−NMR分光分析で、生成物は、TMS=0に対し
p.p.mで 生成物A:5.8〜6.0に2HタイプCHF 生成物B:5.8〜6.0に1HタイプCHFと5.7−5.9−6.1に1H
タイプCF2H 生成物C:5.7−5.9−6.1に2HタイプCF2H 電子衝撃マスペクトル分析で、次の主ピークと相対強点
を示す。185(7%)、183(20%)、119(38%)、117(10
0%)、67(15%)。 実施例22 実施例21と同様に機械撹拌器、熱電対、反応ガス混合
物(CF2(OF)2/CO2/希釈ガス)用吸引口など
を具備した250mlの多径ガラス円筒状反応器に、160mlの
CH2F−CF3(d=1.2g/l)を導入する。この反応器
を冷却槽を用いて−95℃にし、次いで、CF2(OF)2
(1.0Nl/h)、CO2(0.5Nl/h)とHe(4Nl/h)のガス
混合物を、溶液中0.05M濃度のCF2(OF)2に達する
まで、機械撹拌下に連続的に導入する。
【0051】この点で、弗化ビニリデンCH2=CF
2(2.0Nl/h)を、添加中液中の次亜弗素酸塩の濃度を一
定に保つよう連続的に添加する。2時間40分後に、C
2(OF)2含有ガス混合物の添加を止め、CH2=C
2の添加を、溶液中に溶解したCF2(OF)2の完全
変換まで続ける。反応の終わりに、分画蒸留で、21gの
CF3CH2OCF2OCH2CF3(dp=+51℃/200mm
Hg)を分離する。
【0052】線状付加生成物の収率は、CF3CH2OC
2OCH2CF3のモルと変換したCF2(OF)2のモ
ルの比として、67%である。Tg=−127.9℃、さらに
19−NMRスペクトルとマススペクトルで生成物を特
徴付ける。F19−NMR分光分析では、−64.0p.p.mに
2FタイプOCF2O、−73.9p.p.mに6FタイプCF3
−CH2(CFCl3=0に対し)を示す。
【0053】電子衝撃マススペクトル分析では次の主ピ
ークと相対強度を示す。179(33.1%)、163(28.2%)、
149(100%)、113(17.7%)、83(83.1%)。実施例17
〜22における線状付加物の収率と実験条件は表2に示
す。
【0054】
【表2】
【0055】実施例23 ペルフルオロビスビニルオキシメタンの製造(脱ハロゲ
ン化法) ジメチルホルムアミド500ml、3N−HClで予め洗浄
して活性化したZn末90gとI2100mgを、機械撹拌器、
熱電体、滴下ロート、水冷却器と−78℃に保持し機械ポ
ンプの真空に連結した採取タラップとを有する蒸溜カラ
ムを備えた1リットルの3径フラスコに入れる。内温を
80℃にし、160mmHgの内圧に調節し、CF2Cl−CFC
l−OCF2O−CFCl−CF2Clの88.4g(229ミ
リモル)を滴下する。
【0056】滴下終了後に、反応混合物を30分間上記の
条件に保持し、徐々に0.5mmHgにする。約20分後に採取
フラスコを取りはずす。これにはペルフルオロビスビニ
ルオキシメタン(CF2=CF−O−CF2O−CF=C
2の89重量%(45.6gで187ミリモルに相当)と半脱ハ
ロゲン化物CF2=CF−O−CF2−O−CFCl−C
2Clの11重量%(5.6gで18ミリモルに相当)からな
る混合物51.3gを含む。プレートカラムを用い常圧で50
℃の沸点を有するペルフルオロビスビニルオキシメタン
42g(172ミリモル)を単離する。収率は75%。
【0057】この生成物は、F19NMR分光分析法(C
FCl3=0に関してp.p.m:-114.0/-121.1に2Fタイ
プCF2=C−、-136.1に1FタイプC=CF−O、-6
0.4に2FタイプO−CF2−O)、IRスペクトル(吸
収バンド:1840、1338、1298、1248、1192cm-1)、マス
スペクトル(電子衝撃)〔163(M+−C23)、147
(M+−C23O)、135(C25O)、119(C
25)〕で特徴付けられる。 実施例24 ビス−(2−フルオロビニルオキシ)メタンCFH=C
H−OCF2O−CH=CHFの製造(脱ハロゲン化
法) 機械撹拌器、熱電対、滴下ロート、水冷却器と-78℃に
保つ機械ポンプの真空に連結した採取タラップを有する
蒸溜カラムを備える150mlの3径フラスコに50mlのジメ
チルホルムアミド、3N−HClでの洗浄により活性化
したZn末の21g、I2の10mgを入れる。内温を120℃に
し、真空を350mmHgに調節し、CFHCl−CHCl−
OCF2O−CHCl−CFHClの17.7g(56.4ミリ
モル)を滴下する。
【0058】添加終了後に、反応混合物を上記の条件下
15時間保持し、次いで200mmHgに徐々に上げ、約15分後
に、CFH=CH−OCF2O−CH=CHFとジメチ
ルホルムアミドの混合物18.3gを含む採取フラスコを分
離した。混合物を2回水洗し、プレートカラムで減圧下
蒸留する精製により、200mmHgで42.0℃の沸点の98%純
度のCHF=CH−OCF2O−CH=CHF4.6g(2
6.7ミリモル)を単離する。収率は47%。
【0059】生成物は、F19−NMRスペクトル(CF
Cl3=Oに関してp.p.mで:−62.9、−63.3、−63.7に
2FタイプO−CF2−O、−153.5に1Fタイプトラン
スF−CH=CH−O、−168.5に1FタイプシスF−
CH=CH−O)、電子衝撃マススペクトル〔主ピーク
と相対強度:45(73%)、78(17%)、111(100%)、1
72(1%)、IRスペクトル(主ピーク:3110、1719、1
693、1374、1301、1202、1106と1028cm-1)で特徴付け
られる。 実施例25 ペルフルオロビスビニルオキシメタンの製
造(脱ハロゲン水素化法) 実施例21で作ったビスエーテル付加生成物3g、相転
位剤としてのテトラブチルアンモニウムクロリド100mg
を実施例24に記載と同様の機械撹拌器などを備えた10
0mlの3径フラスコに入れる。内温を60℃にし、真空を2
00mmHgに調節し、40%KOH水溶液3mlを滴下する。
【0060】滴下後、反応物を上記条件30分間保持し、
100mmHgに徐々に引圧する。約30分後に採取フラスコを
放す。これには、ペルフルオロビスビニルオキシメタ
ン、未反応が一部のみ反応した原料と痕跡の水から本質
的になる混合物2gを含む。粗反応物を固形KOHで脱
水後に、蒸留して、ペルフルオロビスビニルオキシメタ
ン1.3gと非脱ハロゲン水素化合物0.5gを分離する。ペ
ルフルオロビスビニルメタンの収率は66%。このもの
は、実施例23同様にF19−NMRスペクトルで特徴付
けられる。 実施例26 ペルフルオロビスビニルオキシメタンの溶
剤を用いないでの重合 CCl2F−CF2Cl中6.5重量%のペルフルオロプロ
ピオニルパーオキシドの32mlからなる重合開始剤とペル
フルオロビスビニルオキシメタンの6.4ミリモルを、電
磁撹拌器、反応剤の導入・排出用の開口を有する重合用
の31.2mlガラス反応器に入れる。
【0061】この反応器を−196℃に冷却し、吸引し、
室温にし、再び冷却を2回した。この一連操作の終わり
に、反応器を撹拌下30℃で1時間保つ。得られる粗反応
物は、粘稠で透明、無色、均一な液状である。未反応の
モノマーを蒸留と120℃での減圧下3時間の除去によ
り、ポリマー340mgを得る。
【0062】得られたポリマーの赤外分析では、カルボ
ニルと弗素化二重結合の領域に吸収を示さない。F19
NMR分析は、上記の環構造の存在によるもので、構造
(a)が89%、構造(b)が11%であり、未反応のビニ
ルもアシルフルオライドも現れない。フルオリナートF
C75中で測定したポリマーの極限粘度数(intrinsic vi
scosity)は66ml/gである。ポリマーについて行った示差
熱分析(DSC)では融点を示さず、そのためポリマー
は無定形である。DSCで測定したポリマーTgは77.8
℃、熱重量分析(TGA)では488℃で2%の重量損
失、530℃で10%の重量損失を示す。 実施例27 ペルフルオロビスビニルオキシメタンの溶
液での重合 CCl2F−CF2Cl中6.5重量%のペルフルオロプロ
ピオニルパーオキシドの50mlからなる重合開始剤、CC
2F−CF2Clの16.6ミリモルとペルフルオロビスビ
ニルオキシメタンの6.4ミリモルを、電磁撹拌器、反応
剤の導入・排出口を有する重合用の52.3mlのガラス反応
器に入れる。
【0063】反応器を−196℃に冷却し、吸引し、室温
にし、再び冷却を2回行う。この操作の終わりに、反応
器を30℃で撹拌下2時間保持する。反応粗成物は、粘稠
で、透明、無色均一な液状である。未反応モノマーの蒸
留と120℃で減圧下3時間の除去により、ポリマー450mg
を単離する。
【0064】このポリマーの赤外分析で、カルボニルと
弗化二重結合の領域での吸収を示さない。F19−NMR
分析は、上記の環構造の存在によるもので、構造(a)
が89%、構造(b)が11%であり、未反応のビニルもア
シルフルオライドも現れない。フルオリナートFC75中
で測定したポリマーの極限粘度数は56ml/gである。この
ホモポリマーのフルオリナートFC75中およびペルフル
オロポリエーテル(ホムブリンとガルデン)中での溶解
度は、室温で20重量%より大である。これらの溶剤中で
の20重量%液は非常に粘稠ではあるが、透明で外見上均
一である。20重量%より高い濃度での溶液は極めて粘稠
であるが実質的に均一である。DSC測定したポリマー
のTgとTGAは実施例23で得たポリマーのTgとT
GAと実質的に同一である。 実施例28 ペルフルオロビスビニルオキシメタンと弗
化ビニリデンとのコポリマー CCl2F−CF2Clの3ml、CCl2F−CF2Clに
溶解した6.5重量%のペルフルオロプロピオニルパーオ
キシドの32mlからなる重合開始剤、ペルフルオロビスビ
ニルオキシメタンの2.20ミリモルと弗化ビニリデンの7.
8ミリモルを、電磁撹拌器、反応剤の導入・排出口を有
する52mlの重合用ガラス反応器に入れる。
【0065】反応器を−196度に冷却し、吸引、室温へ
かつ再び冷却を2回行う。この終わりに、反応器を磁気
撹拌下に30℃で16時間保つ。この反応器を液体窒素の温
度にし、10-3mbarの圧に保った真空系に連結する。次い
で、蒸気を−80℃、−120℃と−196℃に冷却したタラッ
プにより分画蒸留し、室温にもどした。−80℃でのタラ
ップは溶剤として用いたCFCl2−CF2Clのみを含
む。−120℃でのタラップは、CFCl2−CF2Clの
6.90ミリモルを未反応のペルフルオロビスビニルオキシ
メタンの0.26ミリモルを含む。−196℃でのタラップ
は、未反応の弗化ビニリデン4.5ミリモルを含む。
【0066】溶剤と未反応のモノマーを蒸留し、減圧下
120℃で3時間ポリマーを取り出し、670mgのポリマーを
単離する。未反応モノマーを含有するタラップの含量を
ガスクロマトグラフィーで分析して測定した重量バラン
スら、ポリマー中のペルフルオロビスビニルオキシメタ
ンの量を算出することができ、これは37モル%である。
ポリマーはN,N−ジメチルホルムアミドに溶解する。
【0067】F19−NMR分析は、上記の環状構造の存
在によるもので、構造a)は91.4%、構造b)は8.6%
である。未反応のビニルもアシルフルオライドも現れな
い。DSCで測定したポリマーのTgは17.2℃、DSC
グラフは何れの溶解吸熱量を示さず、従ってポリマーは
無定形である。TGAは412℃で2%、450℃で10%の重
量損失を示す。 実施例29 テトラフルオロエチレンとペルフルオロビ
スビニルオキシメタンのコポリマー CCl2F−CF2Clの8ml、CCl2F−CF2Cl中
0.35重量%のペルフルオロプロピオニルペルオキシドの
1.5mlからなる重合開始剤ペルフルオロビスビニルオキ
シメタンの0.33ミリモルとテトラフルオロエチレンの10
ミリモルを、電磁撹拌器、反応剤の導入・排出用開口を
備えた42mlのガラス製重合反応器に入れる。
【0068】この反応機を−196℃に冷却し、排気し、
室温にもどし再び冷却を2回する。この操作手順の終わ
りに、反応器を電磁撹拌下に40℃で8時間保つ。粗製の
反応物はゼラチン様の塊である。反応器を液体窒素の温
度にし、10-3mbarの圧に保った真空系に連結し、次いで
−80℃、−120℃と−196℃に冷却したタラップにより蒸
気を分画し、室温にした。
【0069】−80℃のタラップは、溶剤として用いたC
FCl2−CF2Clのみを含む。−120℃のタラップ
は、CFCl2CF2Clの4.90ミリモルと未反応のペル
フルオロビスビニルオキシメタンの0.16ミリモルを含
む、−196℃のタラップは未反応のテトラフルオロエチ
レンの0.12ミリモルを含む。溶剤と未反応のモノマーを
蒸留し、減圧下、120℃の温度で3時間かけてポリマー
を取り出し、ポリマーの1.030gを単離する。
【0070】未反応モノマーを含有するタラップの含量
をガスクロマトグラフィー分析で得られた重量バランス
でポリマー中のペルフルオロビスビニルオキシメタンの
量を算出し、1.7モル%となる。得られたポリマーの赤
外分析で、カルボニルと弗化二重結合の領域での吸収が
ない。
【0071】DSCで測定したΔHと二次融点は、9.8c
al/gと314.5℃である。TGAは502℃で2%、540℃で
10%の重量損失を示す。ポリマーは330℃の温度で122
気圧の圧で、透明で強靱なフィルムに熱成形される。 実施例30 ペルフルオロビスビニルオキシメタンとペ
ルフルオロジオキソールとのコポリマー CCl2F−CF2Clに溶解した6.5重量%のペルフル
オロプロピオニルパーオキシドの20ml、ペルフルオロビ
スビニルオキシメタンの2.95ミリモルとペルフルオロ−
1,3−ジオキソールの0.6ミリモルを、電磁撹拌機を反応
剤の導入・排出口を有する42mlのガラス製重合反応器に
入れる。
【0072】この反応器を−196℃に冷却、排気、室温
にもどし、再び冷却を2回行う。その終わりに反応器を
電磁撹拌下に40℃で8時間保つ。反応器を液体窒素の温
度にし、10-3mbarの圧に保った真空系に連結し、蒸気を
−90℃、−120℃と−196℃に冷却したタラップで分画
し、室温にする。−90℃のタラップは、ペルフルオロビ
スビニルオキシメタンの1.92ミリモルと溶剤として用い
たCFCl2−CF2Clを含む。−120℃のタラップは
ペルフルオロジオキソールの0.22ミリモルとペルフルオ
ロビスビニルオキシメタンの0.01ミリモルを含む。−19
6℃のタラップはペルフルオキジオキソールの0.1ミリモ
ルを含む。
【0073】溶剤と未反応のモノマーを蒸留し、120℃
での減圧下2時間かけてポリマーを取り出し、280mgの
ポリマーを単離する。未反応モノマーを含むタラップの
含量のガスクロマト分析で測定した重量バランスで、ポ
リマー中のペルフルオロビスビニルオキシメタンの量を
算出し、78モル%となる。
【0074】DSCで測定したポリマーのTgは94.5
℃、DSCグラフは何れの溶融吸熱量を示さず、従って
ポリマーは無定形である。TGAは494℃で10%の重量
損失を示す。 実施例31 ビス(2−フルオロビニルオキシ)−ジフ
ルオロメタンと弗化ビニリデンとのコポリマー CCl2F−CF2Clに溶解した6.5重量%のペルフル
オロプロピオニルペルオキシドの1ml、CCl2F−C
2Clの10mlとビス(2−フルオロビニルオキシ)−
ジフルオロメタン(分子量=172)の1.5gを、電磁撹拌
器、反応剤の導入・排出口を有する40mlのAISI-316重合
反応器に入れる。
【0075】この反応器を、−196℃に冷却、排気、室
温へ再び冷却を2回行う。その終わりに、反応器を30℃
に保ち、弗化ビニリデンで20気圧にする。全圧が18気圧
に低下したとき、反応を止め、ガス状反応剤を大気圧で
除去する。溶剤を未反応モノマーを蒸留し、減圧下80℃
で2時間をついやしてポリマーを取り出し、310mgのポ
リマーを単離する。
【0076】DSCで測定したポリマーのTgは39.9
℃、DSCは溶融吸熱量を示さず、従ってポリマーは無
定形である。TGAは300℃で6%の重量損失である。
【0077】
【発明の効果】この発明によれば、特に環状構造を有
し、熱加工性で高い溶解性と共に熱安定性が改良され、
ゲルの存在しない弗素化ポリマーとコポリマーを得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 137/00 PGL (72)発明者 アレッサンドロ ゼッダ イタリア国、ラ スペツィア ピツァ カ ボール 47

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジエンが構造: 【化1】 【化2】 (式中X1とX2は互に同一または異なってF、Clまた
    はH、X3とX4は互に同一または異なってFまたはCF
    3)の環状繰返し単位を本質的に形成し、コポリマーの
    製造に用いられる少なくとも1つのコモノマーが構造: c)CY12=CY3Z 〔式中Y1、Y2、Y3は同一または異なってF、Clま
    たはH、ZはF、Cl、H、RfまたはO−Rf(Rf
    1〜6の炭素原子を有するペルフルオロアルキル基)、
    この化合物は最大2つのクロル原子を含有す)〕、また
    は構造: 【化3】 〔式中W1とW2は同一または異なりFまたはCF3、W3
    はFまたはH、W4はF、H、RfまたはO−Rf(Rf
    1〜5の炭素原子を有するペルフルオロアルキル基)〕
    のエチレン不飽和含有化合物である、構造:CFX1
    CX2−OCX34−O−CX2−CX1F(式中X1とX
    2は同一または異なりF、ClまたはH、X3とX4は同
    一または異なりFまたはCF3)の1以上の弗化ジエン
    のポリマーとコポリマー。
  2. 【請求項2】 X2=X1である請求項1によるポリマー
    とコポリマー
  3. 【請求項3】 X2=X1=Fである請求項2によるポリ
    マーとコポリマー
  4. 【請求項4】 弗素化ジエンがCF2=CF−O−CF2
    −O−CF=CF2で、それから誘導された環状繰返し
    単位が構造: 【化4】 【化5】 を有する請求項3によるポリマーとコポリマー。
  5. 【請求項5】 コモノマーが、テトラフルオロエチレ
    ン、弗化ビニリデン、エチレン、クロロトリフルオロエ
    チレン、トリフルオロエチレン、ペルフルオロメチルビ
    ニルエーテル、ペルフルオロプロピルビニルエーテル、
    ペルフルオロプロペン、ペルフルオロ2,2−ジメチル−
    1,3−ジオキソール、ペルフルオロ1,3−ジオキソールと
    2,2,4−トリフルオロ−5−トリフルオロメトキシ−1,3
    −ジオキソールから選択される請求項1〜4の何れか1
    つによるコポリマー。
  6. 【請求項6】 コモノマーがテトラフルオロエチレンで
    ある請求項5によるコポリマー。
  7. 【請求項7】 コモノマーが弗化ビニリデンである請求
    項5によるコポリマー。
  8. 【請求項8】 コモノマーがペルフルオロ1,3−ジオキ
    ソール、ペルフルオロ2,2−ジメチル−1,3−ジオキソー
    ルまたは2,2,4−トリフルオロ−5−トリフルオロメト
    キシ−1,3−ジオキソールである請求項5によるコポリ
    マー。
  9. 【請求項9】 構造CFX1=CX2−O−CX34−O
    −CX2=CX1F(式中X1とX2は同一または異なって
    F、ClまたはH、X3とX4は同一または異なってFま
    たはCF3)を有するビスビニルオキシメタンの弗化誘
    導体。
  10. 【請求項10】 構造CFX1=CX2−O−CX34
    O−CX2'=CX1'F(式中X1とX2は同一または異な
    ってF、ClまたはH、X3とX3は同一または異なって
    FまたはCF3、X1'とX2は同一または異なってX1
    たはX2、但し、X1がX2と異なるときX1'はX2'と異
    なる)を有するビスビニルオキシメタンの弗化誘導体。
  11. 【請求項11】 構造CFX1=CX1−O−CX34
    O−CX1=CX1F(式中X1はF、ClまたはH、X3
    とX4は同一または異なりFまたはCF3)を有するビス
    ビニルオキシメタンの弗化誘導体。
  12. 【請求項12】 構造CF2=CF−O−CX34−O
    −CF=CF2(式中X3とX4は同一または異なりFま
    たはCF3)を有するビスビニルオキシメタンの弗化誘
    導体。
  13. 【請求項13】 CF2=CF−O−CF2−O−CF=
    CF2のペルフルオロビスビニルオキシメタン。
  14. 【請求項14】 i)式CX15=CX26(式中
    1、X2、X5とX6は同一または異なってF、Cl、H
    またはBr、Br原子は最大で異なる炭素原子に結合す
    るような場合で2であり、X1とX5は共にFではなく、
    2とX6は共にFではなく、X1とX2はX5とX6がFと
    ことなるときのみFで、共にHではない)のオレフィン
    を、一般式CX34(OF)2(式中X3とX3は同一ま
    たは異なってFまたはCF3)の次亜弗素酸塩が本質的
    に常に存在し、0.001M〜10Mの間の濃度で不活性溶剤
    に溶解されている反応器中、−140℃〜+60℃の温度で
    付加させ、 ii)上記のi)で得られた反応混合物から分画蒸溜によ
    り、2つのオレフィン分子と1つの次亜弗素酸塩分子と
    の反応生成物を分離し、 iii)上記のii)で得られた生成物を脱離ハロゲン原子
    がClまたはBrである脱ハロゲン化または脱ハロゲン
    水素化を行うことからなる構造式CFX1=CX2−O−
    CX34−O−CX2'=CX1'F(式中X1とX2は同一
    または異なってF、ClまたはH、X3とX4は同一また
    は異なってFまたはCF3、X1'とX2'は同一または異
    なってX1またはX2、ただし、X1がX2と異なるときX
    1'もX2'と異なる)を有するビスビニルオキシメタンの
    誘導体の製造法。
  15. 【請求項15】 i)式CX15=CX16(式中
    1、X5とX6は同一または異なってF、Cl、Hまた
    はBr、X1とX5は共にFではなく、X1とX6は共にF
    ではなく、X1はX5とX6がBrとことなるときのみB
    rで、X1はX5とX6がFとことなるときのみFで、共
    にHではない)のオレフィンを、0.001M〜10Mの間の
    濃度で不活性溶剤に溶解された一般式CX34(OF)
    2(式中X3とX3は同一または異なってFまたはCF3
    の次亜弗素酸塩に、−140℃〜+60℃の温度で添加し、 ii)上記のi)で得られた反応混合物から分画蒸溜によ
    り、2つのオレフィン分子と1つの次亜弗素酸塩分子と
    の反応生成物を分離し、 iii)上記のii)で得られた生成物を脱離ハロゲン原子
    がClまたはBrである脱ハロゲン化または脱ハロゲン
    水素化を行うことからなる構造式CFX1=CX1−O−
    CX34−O−CX1=CX4F(式中X1は同一または
    異なってF、ClまたはH、X3とX4は同一または異な
    ってFまたはCF 3)を有するビスビニルオキシメタン
    の誘導体の製造法。
  16. 【請求項16】 i)式CFX5=CFX6(式中X5
    Cl、BrまたはH、X6はClまたはBr)のオレフ
    ィンを、0.001M〜10Mの濃度で不活性溶剤に溶解した
    式CX34(OF)2(式中X3とX4は同一または異な
    ってFまたはCF3)の次亜弗素酸塩に、−140℃〜+60
    ℃の温度で添加し、 ii)上記i)で得られた反応混合
    物から分画蒸留によりオレフィン2分子と次亜弗素酸塩
    1分子との反応生成物を分離し、 iii)除去ハロゲン原子がClまたはBrである工程i
    i)で得られた生成物を脱ハロゲン化または脱ハロゲン
    水素化を行うことからなる構造CF2=CF−O−CX3
    4−O−CF=CF2(式中X3とX4は同一または異な
    ってFまたはCF3)を有するビスビニルオキシメタン
    誘導体の製造法。
  17. 【請求項17】 次亜弗素酸塩の溶液が0.1M〜4Mの
    濃度である請求項14〜16の何れか1つによる方法。
  18. 【請求項18】 反応温度が−120℃〜0℃である請求
    項14〜16の何れか1つによる方法。
  19. 【請求項19】 次亜弗素酸塩の溶液が極性タイプの不
    活性溶剤を用いて作られる請求項14〜18の何れか1
    つによる方法。
  20. 【請求項20】 溶剤が、ハイドロゲンフルオロカーボ
    ン、ハイドロゲンクロロカーボン、フルオロクロロカー
    ボン、ハイドロゲンクロロフルオロカーボン、トリフル
    オロ酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、アセトニトリル、
    弗化水素酸、二酸化硫黄、トリフルオロメタンスルホン
    酸、CF2Cl−CFCl−SO2F、これらの混合物、
    これらの溶剤の1以上と、通常の低極性溶剤の小割合と
    の混合物から選択される請求項19による方法。
  21. 【請求項21】 オレフィンが、CFCl=CFCl、
    CHCl=CHCl、CHCl=CCl2、CCl2=C
    Cl2、CH2=CF2、CF2=CF2、CFH=CFC
    l、CFCl=CHCl、CH2=CCl2、CH2=C
    FClから選択される請求項14による方法。
  22. 【請求項22】 i)一般式CX34(OF)2(式中
    3とX4は同一または異なってFまたはCF3)の次亜
    弗素酸塩を、式CX15=CX26(式中X1、X2、X
    5とX6は同一または異なってF、Cl、HまたはBr、
    Br原子は、最大でかつ異なる炭素原子に結合したよう
    な場合に2であり、X1とX5は共にFではなく、X2
    6は共にFではなく、X1とX2はX5とX6がFとは異
    なり共にHでないときのみFである)のオレフィンに、
    そのオレフィンを極性タイプの不活性溶剤に溶解し、−
    140℃〜+60℃の温度で添加し、 ii)上記のi)で得られた反応混合物から、2つのオレ
    フィン分子と1つの次亜弗素酸塩分子との反応物を分画
    蒸留により分離し、 iii)上記のii)で得られた生成物を、除去ハロゲン原
    子がClまたはBrである脱ハロゲン化または脱ハロゲ
    ン水素化を行うことからなる構造CFX1=CX2−O−
    CX34−O−CX2'=CX1'F(式中X1とX2は同一
    または異なり、F、ClまたはH、X3とX4は同一また
    は異なり、FまたはCF3、X1'とX2'は同一または異
    なってX1またはX2、ただし、X1がX2と異なるときX
    1'もX2'と異なる)のビスビニルオキシメタンの弗素化
    誘導体の製造法。
  23. 【請求項23】 i)一般式CX34(OF)2(式中
    3とX4は同一または異なってFまたはCF3)の次亜
    弗素酸塩を、式CX15=CX16(式中X1、X5とX
    6は同一または異なってF、Cl、HまたはBr、Br
    原子は、最大でかつ異なる炭素原子に結合したような場
    合に2であり、X1とX5は共にFではなく、X1とX6
    共にFではなく、X1はX5とX6が共にBrとは異なる
    ときBrで、X1はX5とX6がFとは異なり共にHでな
    いときのみFである)のオレフィンに、そのオレフィン
    を極性タイプの不活性溶剤に溶解し、−140℃〜+60℃
    の温度で添加し、 ii)上記のi)で得られた反応混合物から、2つのオレ
    フィン分子と1つの次亜弗素酸塩分子との反応物を分画
    蒸留により分離し、 iii)上記のii)で得られた生成物を、除去ハロゲン原
    子がClまたはBrである脱ハロゲン化または脱ハロゲ
    ン水素化を行うことからなる構造CFX1=CX1−O−
    CX34−O−CX1=CX1F(式中X1はF、Clま
    たはH、X3とX4は同一または異なり、FまたはC
    3)のビスビニルオキシメタンの弗素化誘導体の製造
    法。
  24. 【請求項24】 i)式CX34(OF)2(式中X3
    4は同一または異なってFまたはCF3)の次亜弗素酸
    塩を、極性タイプの不活性溶剤に溶解した式CFX5
    CFX6(式中X5はCl、BrまたはH、X6はClま
    たはBr)のオレフィンに、−140℃〜+60℃の温度で
    添加し、 ii)工程i)で得られた反応混合物から分画蒸留によっ
    てオレフィン2分子と次亜弗素酸塩1分子の反応生成物
    を分離し、 iii)除去ハロゲン原子がClまたはBrである上記i
    i)で得られた生成物の脱ハロゲン化または脱ハロゲン
    水素化することからなる構造CF2=CF−O−CX3
    4−O−CF=CF2(式中X3とX4は同一または異なっ
    てFまたはCF3)を有するビスビニルオキシメタン誘
    導体の製造法。
  25. 【請求項25】 反応温度が−120℃〜0℃である請求
    項22〜24の何れか1つによる方法。
  26. 【請求項26】 溶剤が、ハイドロゲンフルオロカーボ
    ン、ハイドロゲンクロロカーボン、フルオロクロロカー
    ボン、ハイドロゲンクロロフルオロカーボン、トリフル
    オロ酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、アセトニトリル、
    弗化水素酸、二酸化硫黄、トリフルオロメタンスルホン
    酸、CF2Cl−CFCl−SO2F、これらの混合物、
    これらの溶剤の1以上と、通常の低極性溶剤の小割合と
    の混合物から選択される請求項22〜25の何れか1つ
    による方法。
  27. 【請求項27】 オレフィンが、CFCl=CFCl、
    CHCl=CHCl、CHCl=CCl2、CCl2=C
    Cl2、CH2=CF2、CF2=CF2、CFH=CFC
    l、CFCl=CHCl、CH2=CCl2、CH2=C
    FClから選択される請求項22による方法。
  28. 【請求項28】 請求項14と22の方法の工程i)と
    ii)の後に中間体として得ることができるビスエトキシ
    メタンの弗素化誘導体。
  29. 【請求項29】 請求項1〜8の何れか1つによるポリ
    マーまたはコポリマーをコーチング組成物の製造への使
    用。
  30. 【請求項30】 請求項28による弗素化化合物を低環
    境衝撃の溶剤としての用途。
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