JP3012324B2 - ヒドロキシ含有フルオロビニル化合物及びそのポリマー - Google Patents

ヒドロキシ含有フルオロビニル化合物及びそのポリマー

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 エステル含有フルオロビニル化合物の、アルカリ金属
ボロハイドライドを用いた対応するアルコールへの還元
法、選ばれた新規ヒドロキシ含有フルオロビニルエーテ
ル、ヒドロキシ含有フルオロビニルエーテルの新規ポリ
マー、選ばれたヒドロキシ含有フルオロビニルエーテル
の新規ポリマー及び新規コポリマーの製造法を提供す
る。
発明の背景 日本特許88002418は、ペルフルオロ(3−オキサ−1
−ヘプテン酸)のメチルエステルを塩素化し、塩素化生
成物をNaBH4を用いて還元して対応するアルコールを
得、その後アルコールと金属亜鉛を反応させて所望の生
成物であるビニルエーテルを再生することによる、7,7
−ジヒドロ−7−ヒドロキシ(ペルフルオロ−3−オキ
サヘプテン−1)の合成法を報告している。この化合物
は、少なくとも1種類の他のフッ素化モノマー及び任意
に非−フッ素化モノマーとラジカル共重合して有用なポ
リマーを形成することが報告されている。
U.S.特許4,564,717は、式CF2=CF(CF2(CH2nO
Hの化合物の合成を報告しており、ここでmは0−10の
整数であり、nは1−4の整数である。記載されている
製造法の中に、アルカリ金属ボロハイドライドを含む種
々の還元剤による、化合物CF2X1CFX2CF2COOR(原文のま
ま)の還元があり、ここでRはアルキルであり、X1及び
X2は塩素又は臭素である。その後亜鉛などの金属を用い
たアルコールの脱ハロゲン化によりオレフィンを製造す
る。本質的にこの参照文献及び前記の参照文献の場合、
二重結合は還元段階の前の(塩素又は臭素)を用いたハ
ロゲン化、及び還元段階の後の脱ハロゲン化により“保
護”されていた。
欧州特許出願135,917は、ビニリデンフルオリドと式C
F2=CF(CF2(CH2nOHの化合物及び任意に他のフ
ッ素化三元モノマーのコポリマーを開示しており、ここ
でmは0−10であり、nは1−4である。ヒドロキシ含
有フルオロビニルエーテルのポリマーについては言及し
ていない。
欧州特許出願199,138は、化合物CF2=CFO(CF2CFYO)
(CF2CF2CH2O)mCF2CF2CH2Xの製造、及び(他のフッ
素含有オレフィンとの)重合を報告しており、ここでX
は、水素又はハロゲンであり、Yは、フッ素又は−CF3
であり、mは、0−5の整数であり、nは、0、1又は
2である。ヒドロキシ基については言及がない。
ヒドロキシ含有フルオロビニル化合物の、対応するエ
ステルのアルカリ金属ボロハイドライド還元による製造
の簡単な方法の提供が本発明の目的のひとつである。
ハロゲン化などによる二重結合の保護を必要としない
還元法を行うことが、本発明の別の目的である。
本発明のさらに別の目的は、アニオン性触媒を用いた
ヒドロキシ含有フルオロビニルエーテルのホモ重合であ
る。ヒドロキシ含有フルオロビニルエーテルの重合によ
り得られるポリマーの開示が、別の目的である。
最後に、ある種の新規ヒドロキシ含有フルオロビニル
エーテル及び選ばれたモノマーとのそのコポリマーの提
供も本発明の目的である。
これらの、及び他の目的は、下記の明細書及び添付ク
レイムに開示する本発明により達成することができる。
発明の概略 本発明は、溶媒中でアルカリ金属ボロハイドライド
を、式CF2=CFR1CO2R2で表され、式中R1は、共有結合、
ペルフルオロアルキレン基及び−OR3−であり、ここでR
3は、ペルフルオロアルキレシン基であり、R2は、ヒド
ロカルビル又は置換ヒドロカルビル基である化合物と接
触させる段階を含む、ヒドロキシ含有フルオロビニル化
合物の製造法に関する。本発明はさらに、式CF2=CF[O
CF2CF(CF3)](O)(CF2mCH2OHで表され、式
中pは、0又は1であり、mは、0−10であり、nは、
1−20であり、mが0の時はpが0であり、mが0より
大の場合はpが1である、ヒドロキシ含有フルオロビニ
ルエーテルに関する。塩基を、式CF2=CFOR4CF2CH2OHで
表され、式中R4がペルフルオロアルキレンである1種類
かそれ以上のヒドロキシフルオロビニルエーテルと接触
させる段階を含む、ヒドロキシ含有フルオロビニルエー
テルの重合法も開示する。ポリマーは基本的に繰り返し
式−[CF2CFHOR4CF2CH2O]−を含み、ここでR4は、ペル
フルオロアルキレンである。ヒドロキシ含有繰り返し単
及び他の選択した繰り返し単位を含むコポリマーも開示
し、ここでpは、0又は1であり、mは、0−10であ
り、nは、1−20であり、mが0の時はpが0であり、
mが0より大の場合はpが1である。
発明の詳細な説明 本発明に従い、溶媒中でアルカリ金属ボロハイドライ
ドを、式CF2=CFR1CO2R2で表され、式中R1を共有結合、
ペルフルオロアルキレン基及び−OR3−から選び、ここ
でR3は、ペルフルオロアルキレン基であり、R2は、ヒド
ロカルビル又は置換ヒドロカルビル基である化合物と接
触させる段階を含む、ヒドロキシ含有フルオロビニル化
合物の製造法を提供する。
本文で“ペルフルオロアルキレン基”は、ペルフルオ
ロ化アルカンから異なる炭素原子の2個のフッ素原子を
除去することにより誘導したとみなされる二価の飽和基
を意味する。“ペルフルオロアルキレン基”は、アルキ
レン部分の間に酸素原子を含み、各ペルフルオロアルキ
レン基中に1個かそれ以上のエーテル基を形成すること
もできる。
本文で“置換ヒドロカルビル基”は、還元反応と接触
しない、ヒドロカルビル基中のどのような置換をも意味
する。しかし、エステルをアルコールに還元するのに十
分なボロハイドライドが与えられれば、アルカリ金属ボ
ロハイドライドと反応する置換基も存在することができ
る。
好ましいアルカリ金属ボロハイドライドは、リチウム
ボロハイドライド、ナトリウムボロハイドライド及びカ
リウムボロハイドライドである。エステルに対するボロ
ハイドライドのモル比は、約0.3−約1.2、好ましくは約
0.4−約0.8である。
溶媒は、アルコールが好ましい。好ましいアルコール
は、メタノール及びエタノールである。
方法は、約−10℃から約+30℃、好ましくは約0℃か
ら約15℃、最も好ましくは約5℃から約10℃で行う。正
しい温度の維持に、外部からの冷却が必要であり得る。
実質的量の水を反応から排除しなければならず、水分
の排除のために窒素などの不活性雰囲気下で反応を行う
のが便利である。出発材料は、実質的に乾燥していなけ
ればならない。反応の間、撹拌するのが好ましく、有効
な混合のために撹拌は激しい方が好ましい。
生成物は、蒸留などの同業者に周知の標準的方法によ
り単離することができる。そのような方法は、実施例で
説明する。
式CF2=CFR1CO2R2の化合物の製造の典型的方法は、U.
S.特許4,275,226;R.Sullivan,J.Org.Chem.,vol.34,pp.1
841−1844(1969);U.S.特許4,281,092;及びU.S.特許4,
138,426に記載されている。
好ましい具体化の場合R1は、−OR3−であり、ここでR
3は、−(CF2−であり、yは、2−10であるか;又
はR1は、−OR3−であり、ここでR3は、−[CF2CF(C
F3)O](CF2−であり、ここでzは、1−10で
あり、xは、1−20であるか;又はR1は、ペルフルオロ
アルキレンであるか;又はR1は、共有結合である。特に
好ましい具体化の場合、R1は、−(CF2−であり、
ここでqは1−10であるか;又はxが1であり、zが2
である。方法の好ましい具体化において、R2は、アルキ
ルであり、R2がアルキルで、R1の好ましい具体化のいず
れかと組み合わさった場合が特に好ましい。他の記載が
なければ、本文の化学式に関する数字の範囲はすべて、
その特定した範囲にわたる整数を示し、分数値ではな
い。
上記の方法により製造されるヒドロキシ含有フルオロ
ビニル化合物は、重合におけるモノマーとして有用であ
り、ホモ−又は共重合させることができる(下記)。
式CF2=CF[OCF2CF(CF3)](O)(CF2mCH2O
Hにおいて、pが0又は1であり、mが0−10であり、
nが1−20であり、mが0の場合pは0であり、mが0
より大の場合pが1であるヒドロキシ含有フルオロビニ
ルエーテルも開示する。
ヒドロキシ含有フルオロビニルエーテルの好ましい具
体化の場合、nは、1−5であり、pは、1であり、m
は、2−10である。最も好ましい具体化の場合、nは、
1であり、pは、1であり、mは、2である。
塩基を、式CF2=CFOR4CF2CH2OHで表され、R4がペルフ
ルオロアルキレンである1種類かそれ以上のヒドロキシ
フルオロビニルエーテルと接触させる段階を含む、ヒド
ロキシ含有フルオロビニルエーテルの重合法も開示す
る。
この方法により製造するポリマーにつき、以下に記載
する。
重合反応は、溶媒中、好ましくは極性だが非プロトン
性の溶媒中で行うのが好ましい。そのような溶媒は、同
業者に周知であり、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミド、テト
ラヒドロフラン、グライムなどが含まれるが、これらに
限られるわけではない。N,N−ジメチルホルムアミドが
好ましい。プロトン性溶媒、特にヒドロキシ含有フルオ
ロビニルエーテルのヒドロキシ基より酸性のプロトンを
含むものは、避けなければならない。溶媒及び実際にす
べての出発材料は、実質的に水に含まないものでなけれ
ばならない。
方法で使用する塩基は、その共役酸がヒドロキシ含有
フルオロビニルエーテルのヒドロキシプロトンより酸性
度の低いものでなければならない。塩基は又、反応媒体
に少なくとも少し溶解性で、反応に作用することができ
なければらない。そのような塩基は、同業者に周知であ
り、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属ハイドラ
イド、アミンなどが含まれるがこれらに限られるわけで
はない。アルカリ金属アルコキシドが好ましく、カリウ
ム t−ブトキシドが特に好ましい。塩基に対するヒド
ロキシ含有フルオロビニルエーテルのモル比は、約5か
ら約100、好ましくは約8から約50、最も好ましくは約1
0から約25である。
方法は、約−10℃から約+100℃、好ましくは約0℃
から約50℃、最も好ましくは約10℃から約30℃の温度で
行う。分離した相を混合するために、反応塊を撹拌する
ことが好ましい。
生成ポリマーは、溶媒の蒸発などの、同業者に周知の
方法により単離することができる。そのような方法は、
実施例に記載する。
方法で使用する好ましいヒドロキシ含有フルオロビニ
ルエーテルにおいて、R4は、−(CF2−であり、こ
こでsは、1−10であり;又はR4は、−[CF2CF(CF3
O](CF2−であり、ここでuは、1−10であ
り、tは、1−20である。特に好ましい具体化の場合、
tが1であり、uが1であるか、又はsが2である。
ポリマーは、基本的に繰り返し式−[CF2CFHOR4CF2CH
2O]−から成り、ここでR4は、ペルフルオロアルキレン
である。
好ましい具体化の場合R4は、−(CF2−であり、
ここでsは、1−10であるか;又はR4は、−[CF2CF(C
F3)O](CF2−であり、ここでuは、1−10で
あり、tは、1−20である。特に好ましい具体化の場
合、tが1でありuが1であるか、又はsが2である。
これらのポリマーは、潤滑剤、潤滑剤原料、マクロモ
ノマー及び塗料として有用である。これらのポリマー
は、上記に記載の方法により製造する。
コポリマーは、ヒドロキシ含有繰り返し単位 及び1種類かそれ以上の他の繰り返し単位を含み、式中
pは、0又は1であり、mは、0−10であり、nは、1
−20であり、mが0の場合pは、0であり、mが0より
大の場合pは、1である。
ヒドロキシを含むそのような繰り返し単位は、架橋な
どの方法を行うためにポリマー鎖に沿った反応部位とし
て有用であり、あるいは大部分の性質を変化させずにポ
リマーの表面特性を変えることができる。従って多くの
場合上記の繰り返し単位は、約0.001−約30モル%、好
ましくは約0.05−約15モル%などの比較的少量でポリマ
ー中に存在する。
これは、フルオロポリマーなどの比較的不活性なポリ
マーにおいて特に有用である。従ってこれは、テトラフ
ルオロエチレン;ヘキサフルオロプロピレン及びビニリ
デンフルオリド;ヘキサフルオロプロピレン、ビニリデ
ンフルオリド及びテトラフルオロエチレン;エチレン及
びビニリデンフルオリド;ペルフルオロ(メチルビニル
エーテル)及びテトラフルオロエチレン;ペルフルオロ
(メチルビニルエーテル)及びヘキサフルオロプロピレ
ン;クロロトリフルオロエチレン;エチレン及びクロロ
トリフルオロエチレン;ビニリデンフルオリド;テトラ
フルオロエチレン及びプロピレン;テトラフルオロエチ
レン及びエチレン;テトラフルオロエチレン及びヘキサ
フルオロプロピレン;ペルフルオロ−2,2−ジメチル−
1,3−ジオキソール;ペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,
3−ジオキソール及びテトラフルオロエチレン;ビニル
フルオリド;テトラフルオロエチレン及びペルフルオロ
[2−(フルオロスルホニルエトキシ)プロピルビニル
エーテル];ならびにビニルアセテート及びテトラフル
オロエチレンから成る群より選んだモノマーから誘導し
た繰り返し単位を含むポリマーに挿入することができ
る。上記のモノマーにおいて、セミコロン間のモノマー
のそれぞれが、ヒドロキシ含有フルオロビニルエーテル
と特定したモノマー又はモノマーの組み合わせの特殊の
コポリマーを与える。上文中の“ポリマーに挿入”とい
う言葉は、上記のポリマー(又は特に言及していない他
のポリマー)をラジカル重合により製造する場合に適量
のヒドロキシ含有フルオロビニルエーテルモノマーを重
合反応に加え、他のモノマーと共に共重合させることを
意味する。上記のポリマーがフルオロモノマーを含むこ
とに注意するべきである。フルオロモノマーという言葉
は、少なくとも1個のフッ素原子が直接結合したビニル
基を持つ(すなわち1個かそれ以上のビニル性フッ素原
子を持つ)モノマーを意味する。ヒドロキシ含有フルオ
ロビニルエーテルとフルオロモノマー、及び任意に他の
モノマーのコポリマーが好ましい。ビニルエステルとの
コポリマーも好ましく、特に酢酸ビニルが好ましい。そ
のようなポリマーは、例えば成型用樹脂(可塑性の場
合)及びエラストマー(“ベース”ポリマーがエラスト
マーの場合)として有用である。
これらのコポリマーは、同業者に周知の方法で製造す
ることができる。さらに実施例に典型的重合法の説明を
記載する。
以下の実施例において、以下の略字及び言葉を用い
る: t−BuOK−カリウム t−ブトキシド 分散因子−重量平均分子量/数平均分子量 DMF −N,N−ジメチルホルムアミド DSC −示差走査熱量計 EtOH−エタノール EVE−メチルペルフルオロ(4,7−ジオキサ−5−メチ
ル−8−ヘプテノエート) EVEアルコール−ペルフルオロ(9,9−ジヒドロ−9−
ヒドロキシ−3,6−ジオキサ−5−メチル−1−ノネ
ン) F−113 −1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタン GPC −ゲル透過クロマトグラフィー PDD −ペルフルオロ(2,2−ジメチル−1,3−ジオ
キソール)(U.S.特許3,865,845、3,978,030、4,393,22
7に記載の方法により製造することができる。) PMMA −ポリ(メチルメタクリレート) Tg −ガラス転移温度 Tm −融点 VAc −酢酸ビニル 実施例1 9,9−ジヒドロ−9−ヒドロキシペルフルオロ−(3,6−
ジオキサ−5−メチル−1−ノネン)(CF2=CFO−CF2C
F(CF3)O−CF2CF2CH2OH)の製造: 乾燥したフラスコに、無水エタノール(300ml)中のE
VE(211g、0.50モル)を磁気撹拌棒と共に装填した。固
体添加ロートから、ナトリウムボロハイドライド(11.3
4g、0.30モル)をゆっくり加えた。反応はいくらか発熱
反応であり、外部から冷却することにより反応容器を≦
10℃に保った。ナトリウムボロハイドライドの添加の完
了後、反応混合物を室温で1時間撹拌した。その後容器
の混合物を、氷水(600ml)/6N HCl(600ml)混合物中
に投じた。底の生成物層を分離し、水で洗浄し、蒸留し
て無色透明の液体として所望の生成物を得た。Bp.68℃/
25mmHg。収量:168.7g(85.6%)。H−1 NMR(CDC
l3):4.00(dt,J=1.0Hz,13.5Hz,2H)、2.12(S,Br,1
H);F−19 NMR(CDCl3,F−11内部標準):−80.4(s,b
r,3F)、−84.2(s,br,2F)、−85.3(m,br,2F)、−12
6.6(t,J=14Hz,2F)、−145.7(t,J=21.8Hz,1F)、−
113.4、−113.7、−113.8、−114.2(4s,1F)、−121.
6、−112.1、−122.2、−122.7(4t,J=5.2Hz,1F)、−
135.3、−135.6、−135.9、−136.2(4t,J=5.8Hz,1
F)。
実施例2 9,9−ジヒドロ−9−ヒドロキシペルフルオロ−(3,6−
ジオキサ−5−メチル−1−ノネン)の製造 EVE(21.1g、0.05モル)を0℃にて無水エタノール
(15ml)に溶解した。別のフラスコに、無水エタノール
(20ml)中のナトリウムボロハイドライド(1.15g、0.0
3モル)を0℃で装填した。容器温度を0−5℃に保ち
ながら、EVE/EtOH溶液にNaBH4/EtOH溶液をゆっくり加え
た。添加後、反応混合物を室温で15分間撹拌した。生成
物を、実施例1に記載の要領で仕上げ、蒸留して無色透
明の生成物11.7g(収率59.4%)を液体として得た。Bp.
70℃/25mmHg。
実施例3 7,7−ジヒドロ−7−ヒドロキシペルフルオロ(3−オ
キサ−1−ヘプテン)(CF2=CFO−CF2CF2CF2−CH2OH)
の製造 乾燥したフラスコに、無水エタノール(120ml)中の
メチルペルフルオロ(5−オキサ−6−ヘプテノエー
ト)(61.2g、0.2モル)を装填した。温度を約10℃に保
ちながら、固体添加ロートを経てナトリウムボロハイド
ライド(4.54g、0.12モル)を反応溶液にゆっくり加え
た。NaBH4の添加の完了後、混合物を室温で1時間撹拌
した。その後混合物を氷水/6N HCl(1:1v/v,500ml)中
に投じ、仕上げた。生成物を最終的蒸留により単離し
た。47.6g(収率85.6%)の所望の生成物を、無色透明
の液体として得た。Bp.54−55℃/30MmHg。H−1NMR(CD
Cl3):4.10(t,J=14.5Hz,2H);2.65(s,br,1H);F−19
NMR(188.24MHz,CDCl3):−85.7(m,2F)、−123.4
(m,2F)、−127.6(s,br,2F)、−113.7、−114.1、−
114.2、−114.5(4m,1F)、−121.8、−122.3、−122.
4、−122.9(4t,J=5.6Hz,1F)、−134.9、−135.2、−
135.5、−135.8(4t,J=5.6Hz,1F)。
実施例4 CF2=CFO−CF2CF(CF3)O−CF2CF2−CH2OHのホモ重
合: カリウム t−ブトキシド(0.112g,0.001モル)をN,
N−ジメチルホルムアミド(DMG(10ml)に溶解し、0℃
に冷却した。DMF(4ml)中の標題ビニルエーテルアルコ
ール(7.88g、0.02モル)を、シリンジで上記の溶液中
にゆっくり加えた。外部からの冷却により、反応の温度
を10−25℃に保った。添加の終了後、混合物を約10℃で
2時間撹拌し、その後徐々に室温に加温し、周囲温度で
6時間撹拌を続けた。生成混合物を氷水に投じ、エーテ
ルで抽出した。エーテル相を分離し、水で十分に洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。エーテル溶媒を真
空中で除去し、生成ポリマーをさらに高真空下で乾燥し
た。4.24g(収率53.8%)の粘性油状のポリマーを得
た。PMMAを参照標準としたGPCにより、重量平均分子量
が、4,100であり、分散因子が1.51であることが決定さ
れた。生成物の構造は、H−1及びF−19 NMRスペク
トル分析データにより支持された。
実施例5 CF2=CFO−CF2CF(CF3)O−CF2CF2−CH2OHのホモ重
合: 実施例4に記載の要領で、DMF中にてカリウム t−
ブトキシド(0.112g、0.001モル)を用い、標題ビニル
エーテルアルコール(7.88g、0.02モル)を重合させ
た。室温に加温後、反応混合物を周囲温度で、6時間で
はなく48時間撹拌した。仕上げの後、PMMAを参照標準と
したGPCにより、油状ポリマーの重量平均分子量が5,920
であり、分散因子が1.74であることが決定された。
実施例6 CF2=CFO−CF2CF2CF2−CH2OHのホモ重合: 10℃でカリウム t−ブトキシド(0.112g、0.001モ
ル)をDMF(10ml)に溶解した。DMF(4ml)中のアルコ
ール基質(5.56g、0.02モル)を、シリンジを経てt−B
uOK/DMF溶液にゆっくり加えた。10℃で2時間撹拌した
後、反応混合物を室温にゆっくり暖めた。温度が25℃に
なると、いくらか発熱した。反応混合物を冷却し、室温
で6時間撹拌を続けた。その後生成物を氷水に投じ、前
記の要領で仕上げた。4.13g(収率74.3%)の淡黄色の
粘性油状ポリマーを得た。PMMAを参照標準としたGPCに
より、油状ポリマーの重量平均分子量が4.970であり、
分散因子が2.00であることが決定された。
実施例7 EVEアルコールとTFEのラジカル共重合: 震盪管に、EVEアルコール(10g、0.0254モル)、1,1,
2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(F−11
3)(60g、0.32モル)及び4,4′−ビス(t−ブチルシ
クロヘキシル)ペルオキシジカーボネート(0.05g)を
装填した。管を密封し、冷却排気し、テトラフルオロエ
チレン(10g、0.1モル)を装填した。管を再び密封し、
振りながら50℃、60℃及び70℃にそれぞれ2時間加熱し
た。取り出したポリマー溶液から溶媒を除去し、最後に
ポリマーを120℃の真空炉(約150mmHg)で24時間乾燥し
た9.0gの白色ポリマーを得た。このポリマーの組成は、
F−19高温NMRスペクトル分析によりTFE/EVEアルコール
=87/13(モル%)であることが決定された。
実施例8 EVEアルコールとTFEのラジカル共重合: 震盪管に、EVEアルコール(10g、0.0254モル)、F−
113溶媒(20g、0.107モル)及び4,4′−ビス(t−ブチ
ルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート(0.03
g)を装填した。管を密封し、冷却排気し、テトラフル
オロエチレンを装填した。管を45℃に加熱し、テトラフ
ルオロエチレンの圧力を60psiに保った。管を6時間振
り、実施例7と同様にして仕上げた。3.3gの白色ポリマ
ーを得た。このポリマーは、DSCにより決定したTgが164
℃であり、F−19高温NMRスペクトル分析により決定し
たTFE/EVEアルコールの組成が74/26(モル%)である。
実施例9 EVEアルコールとTFEのラジカル共重合: この重合は、EVEアルコールモノマー(4g、0.0102モ
ル)、F−113(72g、0.417モル)、4,4′−ビス(t−
ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート)
(0.05g)及びテトラフルオロエチレン(20g、0.2モ
ル)を用い、震盪管中で50℃で2時間、60℃で2時間及
び70℃で2時間行った。17.3gの白色ポリマーを得た。
ポリマーのTmは、DSCにより318.3℃であり、F−19NMR
により決定したEVEアルコールの組成は、98.5−99.0/1.
5−1.0(モル%)である。
実施例10 EVEアルコールとPDDのラジカル共重合: この重合は、EVEアルコール(5g、0.0127モル)及びP
DD(30g、0.123モル)を用い、F−113(100g、0.533モ
ル)中で、4,4′−ビス(t−ブチルシクロヘキシル)
ペルオキシジカーボネート(0.06g)を開始剤とし、実
施例9と同一温度で行った。仕上げ後、6.3gの白色ポリ
マーを得た。このポリマーのTgは210℃である。このポ
リマーの組成は、F−19NMRにより、PDD/EVEアルコール
=96.5/3.5(モル%)であった。
実施例11 EVEアルコール、TFE及びVAcのラジカル共重合 震盪管に、EVEアルコール(10g、0.0254モル)、VAc
(40g、0.465モル)、F−113(120g、0.64モル)及び
4,4′−ビス(t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ
ジカーボネート(0,1g)を装填した。管を冷却し、排気
した後管を密閉し、テトラフルオロエチレン(4g、0.04
モル)を加えた。管を再度密閉し、60℃に6時間加熱し
た。得られたポリマー溶液をアセトンに溶解し、氷水を
用いて沈澱させた。ポリマーを濾過により集め、水で洗
浄し、周囲温度にて窒素をパージすることにより乾燥し
た。48.7gの白色固体ポリマーを得た。ポリマーのTg
は、DSCにより40.6℃であり、ポリマーの組成は、H−
1及びF−19NMRスペクトルデータから計算してVAc/TFE
/EVEアルコール=62.8/27.6/9.6(モル%)である。ポ
リマーの構造もIRスペクトルにより支持された。
実施例12 EVEアルコール、TFE及びPDDのラジカル共重合 この実験は、EVEアルコール(2g、0.0051モル)、PDD
(51g、0.209モル)及びテトラフルオロエチレン(1g、
0.01モル)を用い、F−113(165g、0.88モル)中で、
4,4′−ビス(t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシ
ジカーボネート(0.2g)を開始剤とし、震盪管中50℃、
60℃及び70℃にてそれぞれ2時間行った。仕上げの後、
44.9gの白色ポリマーを得た。このポリマーは、DSCにて
224.3℃でTgを示した。
発明の好ましい具体化を上記に記載したが、そこに表
されている厳密な構成に本発明を制限しようとするもの
ではないことを理解するべきであり、さらに添付クレイ
ム中に定義する本発明の範囲内のすべての変更に関して
権利が保有されることを理解するべきである。
本発明の主なる特徴及び態様は、以下のとおりであ
る。
1.溶媒中でアルカリ金属ボロハイドライドを、式 CF2=CFR1CO2R2 (式中、R1は共有結合、ペルフルオロアルキレン基及び
−OR3−から選ばれ; R2はヒドロカルビル又は置換ヒドロカルビルであり、 R3はペルフルオロアルキレン基である。) で表わされる化合物と接触させることを特徴とするヒド
ロキシ含有フルオロビニル化合物の製造法。
2.該溶媒がアルコールである、上記1に記載の方法。
3.該アルコールがエタノール及びメタノールである、上
記2に記載の方法。
4.温度が約−10℃から約+30℃である、上記1に記載の
方法。
5.該化合物に対する該ボロハイドライドのモル比が約0.
3から約1.2である、上記1に記載の方法。
6.温度が約−10℃から約+30℃である、上記2に記載の
方法。
7.該温度が約0℃から約15℃である、上記6に記載の方
法。
8.該温度が約5℃から約10℃である、上記7に記載の方
法。
9.該化合物に対する該ボロハイドライドのモル比が約0.
3から約1.2である、上記2に記載の方法。
10.該化合物に対する該ボロハイドライドのモル比が約
0.4から約0.8である、上記9に記載の方法。
11.反応塊を撹拌する、上記1に記載の方法。
12.反応塊を撹拌する、上記2に記載の方法。
13.該R1が−OR3−であり、ここでR3が−(CF2−で
あり、ここでyが2−10である、上記1に記載の方法。
14.該R1が−OR3−であり、ここでR3が−[CF2CF(CF3
O](CF2−であり、ここでzが1−10であり、
xが1−20である、上記1に記載の方法。
15.該xが1であり、該zが2である、上記14に記載の
方法。
16.該R1がペルフルオロアルキレンである、上記1に記
載の方法。
17.該R1が−(CF2−であり、ここでqが1−10であ
る、上記16に記載の方法。
18.該R1が共有結合である、上記1に記載の方法。
19.該R2がアルキルである、上記1に記載の方法。
20.該R2がアルキルである、上記2に記載の方法。
21.該R2がアルキルである、上記13に記載の方法。
22.該R2がアルキルである、上記14に記載の方法。
23.該R2がアルキルである、上記15に記載の方法。
24.該R2がアルキルである、上記16に記載の方法。
25.該R2がアルキルである、上記17に記載の方法。
26.該R2がアルキルである、上記18に記載の方法。
27.温度が約−10から約+30℃である、上記9に記載の
方法。
28.式CF2=CF[OCF2CF(CF3)](O)(CF2mCH2
OHで表され、式中 pは、0又は1であり、 mは、0−10であり、nは1−20であり、 mが0の場合pは0であり、 mが0より大の場合pは1であるヒドロキシ含有フル
オロビニルエーテル。
29.nが1−5であり、 pが1であり、 mが2−10である、上記28に記載のエーテル。
30.nが1であり、 pが1であり、 mが2である、上記28に記載のエーテル。
31.塩基を、式CF2=CFOR4CF2CH2OHで表され、R4がペル
フルオロアルキレンである1種類かそれ以上のヒドロキ
シフルオロビニルエーテルと接触させることを含む、ヒ
ドロキシ含有フルオロビニルエーテルの重合法。
32.溶媒中で行う、上記31に記載の方法。
33.該溶媒が極性非プロトン性溶媒である、上記32に記
載の方法。
34.該溶媒を、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミド及びテトラヒ
ドロフランから成る群より選ぶ、上記33に記載の方法。
35.該溶媒がN,N−ジメチルホルムアミドである、上記34
に記載の方法。
36.該塩基を、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金
属ハイドライド及びアミンから成る群より選ぶ、上記31
に記載の方法。
37.該塩基がアルカリ金属アルコキシドである、上記36
に記載の方法。
38.該アルカリ金属アルコキシドがカリウム t−ブト
キシドである、上記37に記載の方法。
39.該塩基を、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金
属ハイドライド及びアミンから成る群より選ぶ、上記33
に記載の方法。
40.該塩基がアルカリ金属アルコキシドである、上記39
に記載の方法。
41.該アルカリ金属アルコキシドがカリウム t−ブト
キシドである、上記40に記載の方法。
42.温度が約−10℃から約+100℃である、上記31に記載
の方法。
43.温度が約−10℃から約+100℃である、上記33に記載
の方法。
44.該温度が約0℃から約50℃である、上記43に記載の
方法。
45.該温度が約10℃から約30℃である、上記44に記載の
方法。
46.該塩基に対する該ヒドロキシ含有フルオロビニルエ
ーテルのモル比が約5から約100である、上記31に記載
の方法。
47.該塩基に対する該ヒドロキシ含有フルオロビニルエ
ーテルのモル比が約5から約100である、上記32に記載
の方法。
48.該モル比が約8から約50である、上記47に記載の方
法。
49.該モル比が約10から約25である、上記47に記載の方
法。
50.該塩基に対する該ヒドロキシ含有フルオロビニルエ
ーテルのモル比が約5から約100である、上記36に記載
の方法。
51.反応塊を撹拌する、上記31に記載の方法。
52.反応塊を撹拌する、上記33に記載の方法。
53.該R4が−(CF2−であり、sが1−10である、上
記33に記載の方法。
54.該sが2である、上記53に記載の方法。
55.該R4が−[CF2CF(CF3)O](CF2−であり、
uが1−10であり、tが1−20である、上記33に記載の
方法。
56.該tが1であり、該uが1である、上記55に記載の
方法。
57.温度が約−10℃から約+100℃である、上記53に記載
の方法。
58.該温度が約−10℃から約+100℃である、上記55に記
載の方法。
59.該塩基に対する該ヒドロキシ含有フルオロビニルエ
ーテルのモル比が約5から約100である、上記57に記載
の方法。
60.該塩基に対する該ヒドロキシ含有フルオロビニルエ
ーテルのモル比が約5から約100である、上記58に記載
の方法。
61.該塩基がアルカリ金属アルコキシドである、上記59
に記載の方法。
62.該塩基がアルカリ金属アルコキシドである、上記60
に記載の方法。
63.基本的に繰り返し単位−[CF2CFHOR4CF2CH2O]−を
含み、R4がペルフルオロアルキレンであるポリマー。
64.該R4が−(CF2−であり、sが1−10である、上
記63に記載のポリマー。
65.該sが2である、上記64に記載のポリマー。
66.該R4が−[CF2CF(CF3)O](CF2−であり、
tが1−20であり、uが1−10である、上記63に記載の
ポリマー。
67.該tが1であり、該uが1である、上記66に記載の
ポリマー。
68.ヒドロキシ含有繰り返し単位 [式中、: pは、0又は1であり、 mは、0−10であり、 nは、1−20であり、 mが0の場合pは0であり、 mが0より大の場合pは1である] 及び1種類かそれ以上の他の繰り返し単位を含むコポリ
マー。
69.該ヒドロキシ含有繰り返し単位が、コポリマー中の
合計繰り返し単位の約0.001−約30モル%である、上記6
8に記載のコポリマー。
70.該ヒドロキシ含有繰り返し単位が、コポリマー中の
合計繰り返し単位の約0.05−約15モル%である、上記68
に記載のコポリマー。
71.該繰り返し単位の少なくとも1つをフルオロモノマ
ーから誘導する、上記68に記載のコポリマー。
72.該他の繰り返し単位を、テトラフルオロエチレン;
ヘキサフルオロプロピレン及びビニリデンフルオリド;
ヘキサフルオロプロピレン、ビニリデンフルオリド及び
テトラフルオロエチレン;エチレン及びビニリデンフル
オリド;ペルフルオロ(メチルビニルエーテル)及びテ
トラフルオロエチレン;ペルフルオロ(メチルビニルエ
ーテル)及びヘキサフルオロプロピレン;クロロトリフ
ルオロエチレン;エチレン及びクロロトリフルオロエチ
レン;ビニリデンフルオリド;テトラフルオロエチレン
及びプロピレン;テトラフルオロエチレン及びエチレ
ン;テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピ
レン;ペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソー
ル;ペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール
及びテトラフルオロエチレン;ビニルフルオリド;テト
ラフルオロエチレン及びペルフルオロ[2−(2−フル
オロスルホニルエトキシ)プロピルビニルエーテル];
ならびにビニルアセテート及びテトラフルオロエチレン
から成る群より選んだモノマーから誘導する、上記68に
記載のコポリマー。
73.該他の繰り返し単位の少なくとも1つをビニルエス
テルから誘導する、上記68に記載のコポリマー。
74.該ビニルエステルが酢酸ビニルである、上記73に記
載のコポリマー。
75.該他の繰り返し単位を酢酸ビニルとテトラフルオロ
エチレンから誘導する、上記68に記載のコポリマー。
76.該アルカリ金属ボロハイドライドを、リチウムボロ
ハイドライド、ナトリウムボロハイドライド及びカリウ
ムボロハイドライドから成る群より選ぶ、上記1に記載
の方法。
77.該アルカリ金属ボロハイドライドを、リチウムボロ
ハイドライド、ナトリウムボロハイドライド及びカリウ
ムボロハイドライドから成る群より選ぶ、上記2に記載
の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 43/178 C07C 41/01 C08F 16/26 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶媒中でアルカリ金属ボロハイドライド
    を、式 CF2=CFR1CO2R2 (式中、R1は共有結合、ペルフルオロアルキレン基及び
    −OR3−から選ばれ; R2はヒドロカルビル又は置換ヒドロカルビルであり、 R3はペルフルオロアルキレン基である。) で表わされる化合物と接触させることを特徴とするヒド
    ロキシ含有フルオロビニル化合物の製造法。
  2. 【請求項2】式CF2=CF[OCF2CF(CF3)](O)
    (CF2mCH2OHで表され、式中pは1であり、mは2
    であり、nは1であるヒドロキシ含有フルオロビニルエ
    ーテル。
  3. 【請求項3】塩基を、式CF2=CFOR4CF2CH2OHで表され、
    R4がペルフルオロアルキレンである1種類かそれ以上の
    ヒドロキシフルオロビニルエーテルと接触させることを
    含む、ヒドロキシ含有フルオロビニルエーテルの重合
    法。
  4. 【請求項4】繰り返し単位−[CF2CFHOR4CF2CH2O]−を
    含み、R4がペルフルオロアルキレンであるポリマー。
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