JP4617833B2 - 末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法 - Google Patents

末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法 Download PDF

Info

Publication number
JP4617833B2
JP4617833B2 JP2004319997A JP2004319997A JP4617833B2 JP 4617833 B2 JP4617833 B2 JP 4617833B2 JP 2004319997 A JP2004319997 A JP 2004319997A JP 2004319997 A JP2004319997 A JP 2004319997A JP 4617833 B2 JP4617833 B2 JP 4617833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
fluorine
vinyl ether
containing vinyl
hydroxyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004319997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006131514A (ja
Inventor
敬介 小金
公彦 浦田
竹比呂 園井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unimatec Co Ltd
Original Assignee
Unimatec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unimatec Co Ltd filed Critical Unimatec Co Ltd
Priority to JP2004319997A priority Critical patent/JP4617833B2/ja
Publication of JP2006131514A publication Critical patent/JP2006131514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4617833B2 publication Critical patent/JP4617833B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Description

本発明は、末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法に関する。さらに詳しくは、エーテル結合により分子鎖中での柔軟性を付与しかつ一分子中に互いに異なる2種類の官能基が導入された末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法に関する。
一分子中に互いに異なる2種類の官能基、すなわち末端官能基としてパーフルオロビニル基とカルボン酸エステル基を還元してアルコール基としたものとを有するビニルエーテルが知られている。しかしながら、この公知のビニルエーテルは、パーフルオロビニル基と水酸基との間の位置する基が(CF2)3基である1H,1H-パーフルオロ-4-ビニルオキシブタン-1-オール
CF2=CFO(CF2)3CH2OH
であって、剛直にして柔軟性に欠ける(CF2)3基が存在するため、このようなビニルエーテルを共重合させて得られた共重合体は、テトラヒドロフラン可溶性であるとされているが、他の有機溶媒に対する溶解性の低下をもたらす可能性がある。
特公昭63−2418号公報
また、末端官能基としてパーフルオロビニル基と水酸基とを有する化合物において、その水酸基をカルボン酸エステル基の還元反応によって得ようとする際には、パーフルオロビニル基を水素還元から保護するため、塩素や臭素といったハロゲン原子で予め保護した上でNaBH4による還元反応を行い、その後亜鉛などの金属で脱ハロゲン化反応させ、パーフルオロビニル基を復元する方法が、上記特許文献1に記載される如く一般に行われている。しかしながら、このようなハロゲン原子によるパーフルオロビニル基の保護方法は、反応工程を2工程増加させるばかりではなく、ハロゲン化金属などの副生成物を発生させるので、環境負荷の点からみても好ましいものではない。
本発明の目的は、エーテル結合により分子鎖中での柔軟性を付与しかつ一分子中に互いに異なる2種類の官能基を導入した含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法を提供することにある。
本発明によって、一般式
CF2=CF[OCF2CF(CF3)]bO(CF2)aO[CF(CF3)CF2O]cCF(CF3)CH2OH
(ここで、aは1〜10の整数であり、b+cは0〜26の整数である)で表わされる末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルが提供される。かかる末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルは、一般式
CF2=CF[OCF2CF(CF3)]bO(CF2)aO[CF(CF3)CF2O]cCF(CF3)COOR
(ここで、Rはアルキル基、アラルキル基またはアリール基であり、aは1〜10の整数であり、b+cは0〜26の整数である)で表わされる末端エステル基を有する含フッ素ビニルエーテルのエステル基を還元反応することにより製造される。
本発明により、還元反応を受け易いパーフルオロビニル基の二重結合部分を保護することなく、ビニル基を有するエステル(前駆体)から対応するアルコールに変換された末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルが新規な化合物として提供される。この際、水素化ホウ素ナトリウムを還元剤として用いることにより、パーフルオロビニル基を有するエステル(前駆体)のアルコールへの還元反応が、パーフルオロビニル基を保護することなく行われることを可能としている。得られた末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルは、一分子中に互いに異なる2種類の官能基を有し、これら官能基間にエーテル結合を有するので、分子鎖中での柔軟性が付与されている。
前記一般式で表わされる末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルは、前記一般式で表わされる末端エステル基を有する含フッ素ビニルエーテルのエステル基を、パーフルオロビニル基を特に保護することなく、直接還元反応させることにより得られる。ここで、末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルの一般式におけるa、b+cについての規定は、反応に用いられる末端エステル基を有する含フッ素ビニルエーテル原料物質に由来している。
原料物質として用いられる末端エステル基を有する含フッ素ビニルエーテルは、一般式
FOCCF(CF3)[OCF2CF(CF3)]bO(CF2)aO[CF(CF3)CF2O]cCF(CF3)COF
で表わされるジカルボン酸フロライドを、一般式ROHで表わされる水酸基含有化合物とフッ化ナトリウムなどの金属フッ化物の存在下で反応させ、一般式
ROOCCF(CF3)[OCF2CF(CF3)]bO(CF2)aO[CF(CF3)CF2O]cCF(CF3)COOR
で表わされる対応するジエステルとした後、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムなどと反応させ、一方の末端基をビニル化させることによって製造される。
CF2=CF[OCF2CF(CF3)]bO(CF2)aO[CF(CF3)CF2O]cCF(CF3)COOR
特公平3−80145号公報 J. Fluorine Chem. 第75巻第163〜167頁(1995)
ここで、水酸基含有化合物ROHのR基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、2-エチルヘキシル、オクチル基などの炭素数1〜12のアルキル基、ベンジル基などのアラルキル基、フェニル、トリルなどのアリール基など、末端エステル基COORを形成させた後還元反応を受けてアルコール基CH2OH基を形成し得る基であればよい。
かかる末端エステル基を有する含フッ素ビニルエーテルの還元は、一般的に用いられている水素化金属を還元剤として行われるが、経済性、取扱いの容易さなどから水素化ホウ素ナトリウムが好んで用いられる。これに対して、しばしばエステル基の還元反応に用いられる水素化アルミニウムリチウムでは還元能力が強すぎ、ビニル基まで還元する傾向がみられる。水素化ホウ素ナトリウムは、原料物質として用いられるカルボン酸エステルに対して約0.5〜1倍モル、好ましくは約0.7〜1倍モルの割合で用いられ、過剰量の水素化ホウ素ナトリウムの使用は、ビニル基をも還元させる過剰の還元反応を招くので好ましくない。
反応溶媒としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノールなどの炭素数2以上のアルコール類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ第3ブチルエーテル、メチル第3ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキソランなどの1個以上の酸素原子を有するエーテル類が好ましく、特にエタノール、イソプロパノールが好んで用いられる。
反応温度としては、より低温であることが好ましいが、約0〜30℃の温度範囲で十分な効果が得られ、特に余分な加熱はビニル基を保護するためにも避けることが望ましい。
還元反応は、溶媒に溶解させた末端エステル基を有する含フッ素ビニルエーテルに還元剤を添加する方法、あるいは溶媒中に懸濁させた還元剤に末端エステル基を有する含フッ素ビニルエーテルを添加する方法のいずれの方法であってもよいが、反応規模が実験室規模で小さい場合には前者の方法が好ましく、またパイロットプラント以上の規模では後者の方法の方が取扱性の点からは好ましい。
還元反応して得られた末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルは、一般に蒸留によって精製されるが、高純度化された生成物は非常に重合し易い性質を有しているため、重合禁止剤を加えて保存しておくことが望ましい。この生成物は、酸性条件下で重合するものと考えられ、酸性条件は自己加水分解反応で生じたフッ化水素により形成されるものと思われる。したがって、重合禁止剤としては、フッ化水素を捕捉させるもの、例えばNaF、KF、CsF、CaF2などが好んで用いられ、これを重合反応に用いる際には重合禁止剤を予め除去する必要があるため、取扱性の点からはNaFが特に好ましい。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1
冷却管を備えた蒸留器、大型の羽根を有する攪拌器、滴下ロートおよび温度計を取り付けた容量5Lのガラス製反応容器に、予め焼成した炭酸カリウム 1656g(12.0モル)およびフッ素オイル(NOKクリューバー製品バリエルタJ100)1500gを仕込み、内部を窒素で置換した後、ジメチル-2,2′-(パーフルオロエチレン)ジオキシジ(2,3,3,3-テトラフルオロプロピオネート)
CH3OOCCF(CF3)OCF2CF2OCF(CF3)COOCH3
(99.5gGC%)1357g(3.03モル)を室温下でゆっくりと加え、続いて反応容器内温度を速やかに180℃以上に昇温させた。
ビニル化反応が進行すると、還流が始まり、蒸留器の還流器部温度が130℃を超えた時点の留出物を回収した。反応器内で還流しなくなる迄加熱を行い、メチル パーフルオロ-2-(2-ビニルオキシエトキシ)プロパネート
CF2=CFOCF2CF2OCF(CF3)COOCH3
(GC純度61.2%)1090g(収率59%)を得た。
ディクソンパッキン(3mm径)を充填した蒸留塔(長さ300mm、25mm径)、温度計、窒素導入用キャピラリーおよび真空ポンプを取り付けた蒸留装置を用い、上記粗製メチル パーフルオロ-2-(2-ビニルオキシエトキシ)プロパネート(GC純度61.2%)1060gの蒸留精製を実施し、沸点93.6〜93.8℃/21kPaの精製物(GC純度97.0%)418.9g(蒸留時収率62.61%)を得た。この精製物の構造は、1H-NMRおよび19F-NMRにより、公知のメチル パーフルオロ-2-(2-ビニルオキシエトキシ)プロパネートと同一物質であることを確認した。
還流冷却器、攪拌羽根および温度計を取り付けた反応容器に、上記精製メチル パーフルオロ-2-(2-ビニルオキシエトキシ)プロパネート280g(0.73モル)および無水エタノール500mlを加え、反応容器を氷浴で冷却した。内部温度10℃を上限として、NaBH4 24.9g(0.73モル)を発熱に注意しながら数回に分けて加え、ゆっくりと室温迄昇温させて、室温下で8時間以上攪拌した。
再度氷浴で冷却し、10%塩酸200gを発熱、発泡に注意しながら、ゆっくりと滴下した。さらに水1700mlを加え、2層に分離した下層を分液ロートにより分取し、その有機層を飽和食塩水で洗浄し、1H,1H-パーフルオロ-2-(2-ビニルオキシエトキシ)プロパノール
CF2=CFOCF2CF2OCF(CF3)CH2OH
(GC純度64.0%)267.8g(収率68%)を得た。
前記蒸留装置を用いて、上記粗製1H,1H-パーフルオロ-2-(2-ビニルオキシエトキシ)プロパノール256gの蒸留精製を実施し、沸点95.6〜95.8℃/18.2kPaの精製物(GC純度96.5%)158.2g(蒸留時収率96%)を得た。
1H-NMR(アセトン-d6、TMS)δ:
5.28(t,JHH=6.7Hz,1H,OH)
4.27〜4.21(m,2H,CH 2)
19F-NMR(アセトン-d6、CFCl3):
-81.0ppm(s,3F,CF 3)
-82.6〜-85.2ppm(m,2F,CF2=CFOCF 2CF2-)
-89.2ppm(t,JFF=5.65Hz,1F,CF2=CFOCF2CF 2-)
-113.62ppm(dd,JFF=64Hz,87Hz,1F,CF2=CFO-)
-121.3ppm(dd,JFF=88Hz,110Hz,1F,cisCF 2=CF-)
-134.2ppm(m,-(CF3)CFCH2-)
-134.3〜-134.9ppm(m,1F,transCF 2=CF-)
実施例2
冷却管を備えた蒸留器、大型の羽根を有する攪拌器、滴下ロートおよび温度計を取り付けた容量3Lのガラス製反応容器に、予め焼成した炭酸カリウム 346g(2.51モル)およびフッ素オイル(NOKクリューバー製品バリエルタJ100)760gを仕込み、内部を窒素で置換した後、(パーフルオロ-2,5,10,13-テトラメチル-3,6,9,12-テトラオキソテトラデカンジカルボン酸)ジメチルエステル
CH3OOCCF(CF3)OCF2CF(CF3)OCF2CF2OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COOCH3
(98.0gGC%)1000g(1.25モル)を室温下でゆっくりと加え、続いて反応容器内温度を速やかに240℃以上に昇温させた。
ビニル化反応が進行すると、還流が始まり、蒸留器の還流器部温度が190℃を超えた時点の留出物を回収した。反応器内で還流しなくなる迄加熱を行い、メチル パーフルオロ-2,5,10-トリメチル-3,6,9,12-テトラオキソ-13-テトラデセネート
CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2OCF(CF3)CF2OCF(CF3)COOCH3
(GC純度62.0%)797g(収率56%)を得た。
ディクソンパッキン(3mm径)を充填した蒸留塔(長さ300mm、25mm径)、温度計、窒素導入用キャピラリーおよび真空ポンプを取り付けた蒸留装置を用い、上記粗製メチル パーフルオロ-2,5,10-トリメチル-3,6,9,12-テトラオキソ-13-テトラデセネート(GC純度62.0%)780gの蒸留精製を実施し、沸点99.7〜99.9℃/2.6kPaの精製物(GC純度95.8%)393.7g(蒸留時収率78%)を得た。この精製物の構造は、1H-NMRおよび19F-NMRにより、公知のメチル パーフルオロ-2,5,10-トリメチル-3,6,9,12-テトラオキソ-13-テトラデセネートと同一物質であることを確認した。
還流冷却器、攪拌羽根および温度計を取り付けた反応容器に、上記精製メチル パーフルオロ-2,5,10-トリメチル-3,6,9,12-テトラオキソ-13-テトラデセネート350g(0.48モル)および無水エタノール330mlを加え、反応容器を氷浴で冷却した。内部温度10℃を上限として、NaBH4 17.0g(0.45モル)を発熱に注意しながら数回に分けて加え、ゆっくりと室温迄昇温させて、室温下で8時間以上攪拌した。
再度氷浴で冷却し、10%塩酸200gを発熱、発泡に注意しながら、ゆっくりと滴下した。さらに水1700mlを加え、2層に分離した下層を分液ロートにより分取し、その有機層を飽和食塩水で洗浄し、1H,1H-パーフルオロ-2,5,10-トリメチル-3,6,9,12-テトラオキソ-13-テトラデセン-1-オール
CF2=CFOCF2CF(CF3)OCF2CF2OCF(CF3)CF2OCF(CF3)CH2OH
(GC純度82.3%)323.4g(収率82%)を得た。
前記蒸留装置を用いて、上記粗製1H,1H-パーフルオロ-2,5,10-トリメチル-3,6,9,12-テトラオキソ-13-テトラデセン-1-オール300gの蒸留精製を実施し、沸点92.3〜95.4℃/2.0kPaの精製物(GC純度95.5%)232.6g(蒸留時収率90%)を得た。
1H-NMR(アセトン-d6、TMS)δ:
5.30(t,JHH=6.7Hz,1H,OH)
4.29〜4.21(m,2H,CH 2)
19F-NMR(アセトン-d6、CFCl3):
-80.1〜83.2ppm(m,4F,-0CF 2CF(CF3)-)
-81.0ppm(s,3F,-CF(CF 3)CH2-)
-84.0ppm(s,6F,-OCF2CF(CF 3)-)
-86.1〜-88.1ppm(m,4F,-OCF 2CF2O-)
-113.8ppm(dd,JFF=65Hz,88Hz,1F,CF2=CFO-)
-121.9ppm(dd,JFF=80Hz,110Hz,1F,cisCF 2=CF-)
-134.4ppm(m,-(CF3)CFCH2-)
-134.3〜-134.9ppm(m,1F,transCF 2=CF-)
本発明に係る末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルは、高い重合性能を有するので各種重合体の架橋剤や改質剤として用いられ、また高いフッ素含有量を有するので、これら各種重合体の耐熱性、耐候性、耐薬品性などを向上させあるいは改善させるばかりではなく、低屈折率をも示すので、ディスプレイなどの反射防止膜や光ファイバーのクラッド材などへの利用を可能とする。
さらに、末端水酸基は極性官能基であるので、接着剤用途に用いられたとき、各種部材に対する接着性の向上を図ることができ、また界面活性特性をも有するので、各種の離型コーティング剤、表面コーティング剤、表面改質剤、撥水撥油剤などの用途にも用いられる。

Claims (3)

  1. 一般式
    CF2=CF[OCF2CF(CF3)]bO(CF2)aO[CF(CF3)CF2O]cCF(CF3)CH2OH
    (ここで、aは1〜10の整数であり、b+cは0〜26の整数である)で表わされる末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテル。
  2. 一般式
    CF2=CF[OCF2CF(CF3)]bO(CF2)aO[CF(CF3)CF2O]cCF(CF3)COOR
    (ここで、Rはアルキル基、アラルキル基またはアリール基であり、aは1〜10の整数であり、b+cは0〜26の整数である)で表わされる末端エステル基を有する含フッ素ビニルエーテルのエステル基を還元反応することを特徴とする請求項1記載の末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルの製造法。
  3. 水素化ホウ素ナトリウムが還元剤として用いられる請求項2記載の末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルの製造法。
JP2004319997A 2004-11-04 2004-11-04 末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法 Expired - Fee Related JP4617833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004319997A JP4617833B2 (ja) 2004-11-04 2004-11-04 末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004319997A JP4617833B2 (ja) 2004-11-04 2004-11-04 末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006131514A JP2006131514A (ja) 2006-05-25
JP4617833B2 true JP4617833B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=36725378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004319997A Expired - Fee Related JP4617833B2 (ja) 2004-11-04 2004-11-04 末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4617833B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015104977A1 (ja) 2014-01-10 2015-07-16 ユニマテック株式会社 パーフルオロビニルオキシポリエーテルカルボン酸アルカリ金属塩およびその製造法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107001613B (zh) * 2014-11-27 2020-04-14 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 包含多个(全)氟聚醚链段的单官能、双官能和非官能的氟化聚合物的混合物
JPWO2022138510A1 (ja) * 2020-12-25 2022-06-30
WO2022138511A1 (ja) * 2020-12-25 2022-06-30 Agc株式会社 含フッ素ポリエーテル化合物の製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4556747A (en) * 1983-12-27 1985-12-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fluorinated vinyl ethers, copolymers thereof, and precursors thereto
JPS632418B2 (ja) * 1981-11-18 1988-01-19 Asahi Glass Co Ltd
JPH0380145B2 (ja) * 1983-12-28 1991-12-24 Tokuyama Soda Kk
JPH05503935A (ja) * 1990-01-31 1993-06-24 イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ヒドロキシ含有フルオロビニル化合物及びそのポリマー
JPH1135507A (ja) * 1997-07-15 1999-02-09 Daikin Ind Ltd 末端に酸素官能基をもつフルオロビニルエーテルおよびその製法
WO2002066526A1 (fr) * 2001-02-23 2002-08-29 Daikin Industries, Ltd. Fluoromonomere d'ethylene contenant un groupe hydroxyle ou fluoroalkylcarbonyle et fluoropolymere obtenu par polymerisation de ce monomere

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS632418B2 (ja) * 1981-11-18 1988-01-19 Asahi Glass Co Ltd
US4556747A (en) * 1983-12-27 1985-12-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fluorinated vinyl ethers, copolymers thereof, and precursors thereto
JPH0380145B2 (ja) * 1983-12-28 1991-12-24 Tokuyama Soda Kk
JPH05503935A (ja) * 1990-01-31 1993-06-24 イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ヒドロキシ含有フルオロビニル化合物及びそのポリマー
JPH1135507A (ja) * 1997-07-15 1999-02-09 Daikin Ind Ltd 末端に酸素官能基をもつフルオロビニルエーテルおよびその製法
WO2002066526A1 (fr) * 2001-02-23 2002-08-29 Daikin Industries, Ltd. Fluoromonomere d'ethylene contenant un groupe hydroxyle ou fluoroalkylcarbonyle et fluoropolymere obtenu par polymerisation de ce monomere

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015104977A1 (ja) 2014-01-10 2015-07-16 ユニマテック株式会社 パーフルオロビニルオキシポリエーテルカルボン酸アルカリ金属塩およびその製造法
US9765008B2 (en) 2014-01-10 2017-09-19 Unimatec Co., Ltd. Perfluorovinyloxy polyether carboxylic acid alkali metal salt and method for producing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006131514A (ja) 2006-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5149885B2 (ja) ヘキサフルオロイソブチレンおよびそのより高い同族体およびそれらの誘導体のフルオロスルファート
US20090171127A1 (en) Fluorine-Containing Ether Alcohol and Process For Producing The Same
US7488847B2 (en) Fluorinated adamantane and its derivatives
US6362363B1 (en) Synthesis of vinyl carbonates for use in producing vinyl carbamates
US7956225B2 (en) Polyfluoro-1-alkene and method for producing the same
JP2009067692A (ja) 含フッ素アルキルスルホニルアミノエチルα−置換アクリレート類の製造方法
JP4617833B2 (ja) 末端水酸基を有する含フッ素ビニルエーテルおよびその製造法
JP5146455B2 (ja) 末端ヨウ素化ポリフルオロアルカンおよびその製造法
JP2001139509A (ja) 熱分解反応による不飽和化合物の製造方法
EP2617700B1 (en) Novel fluorinated vinyl ether compound and manufacturing method therefor
JPWO2005123653A1 (ja) フルオロアダマンタン誘導体
WO2005123643A1 (ja) 含フッ素ビニルエーテル化合物およびその製造法
US7199262B2 (en) 3-Hydroxypropyl ester of 2-trifluoromethylacrylic acid and process for producing same
WO2021177260A1 (ja) ヨウ化フルオロアルカン及びフルオロオレフィンの製造方法
JPWO2002026693A1 (ja) 含フッ素アミン化合物の製造方法
WO2010128634A1 (ja) 4,5-ジアルキル-4,5-ジフルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オンの製造法
JP2972163B2 (ja) アルキルハロジフルオロアセテートの製造方法
US4954231A (en) Functional chlorofluoro compounds and their preparation
WO2023233774A1 (ja) 新規ジアリル含フッ素ポリエーテル化合物およびその製造法
JP5620737B2 (ja) ハロゲン化ピナコール誘導体及びその製造方法
JP4843878B2 (ja) フルオロアルキルビニルエーテルの製造法
JP2008044896A (ja) 含フッ素オレフィンの製造方法
JP5003239B2 (ja) 含フッ素アルキル(メタ)アクリレートの製造方法
JP4752343B2 (ja) 2−トリフルオロメチルアクリル酸−3−ヒドロキシプロピルエステル及びその製造方法
CN114269718A (zh) 含氮含氟化合物的制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4617833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees