JP2004231657A - フルオロハロゲンエーテルの製造方法 - Google Patents

フルオロハロゲンエーテルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】種々のポリマーを得るための価値あるモノマーであるフッ素化ビニルエーテルの改善された収率と選択性の製造方法を得ること。
【解決手段】式R’CFOCFA−CA’F (II)〔式中、AおよびA’は、同一または互いに異なりH、ClまたはBrであるが両者が共にHでない;R’は、RO−またはペルフルオロプロピルエーテル基T−R−〕の(ペル)フルオロハロゲンエーテルを、式R”COF(III)[R”=RO−またはR”=Q−R−(Q=−OCOF、−OCF)]のカルボニル化合物とフッ素および式CAF=CA’F(IV)の化合物とを液相で、−120℃〜−20℃で反応させることにより製造する方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、フッ素化ビニルエーテルの製造方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は、脱ハロゲン化によって1つの末端基−CFOCF=CFを有するフッ素化ビニルエーテルを産生する、フルオロハロゲンエーテルの製造に関する。本発明の製造方法により、改善された収率と選択性で、フルオロハロゲンエーテルを得ることができる。
既知のとおり、フッ素化ビニルエーテルは、フッ素化エラストマーから熱処理可能な半結晶のフッ素化ポリマーまでの種々のポリマーを得るための価値あるモノマーの部類に属する。上記の末端基を有するビニルエーテルは、それを原料として低温で改良された性質を有するフッ素化ポリマーを得ることができるので、ビニルエーテルの特殊な部類を形成する(特許文献1および特許文献2参照)。
次亜フッ素酸誘導体とオレフィンとの反応に基づき、フルオロハロゲンエーテルを得る方法は、先行技術で知られている。次亜フッ素酸誘導体の製造に最も良く知られた方法は、フッ化金属を基礎とする触媒を使用する。
特許文献3には、等モル量でフッ素と少なくとも2つの炭素原子を有するハロゲン化カルボニル化合物とを、CsFのようなあるいはたとえば銅のような金属と混合されて構成された触媒の存在下に反応することによる、連続的方法での次亜フッ素酸誘導体の製造法が記載されている。一般に上記金属が、触媒(CsF)支持体として、熱交換をより容易にするためにそして合成中に生じた熱を分散するためにも使用される。
上記先行技術の金属支持体は2つの主要な機能を満足させなければならない。すなわち、1)反応に使用し得る触媒を維持すること;2)触媒床温度を望ましい温度範囲で制御可能に維持するように熱交換をより容易にすることである。さらに支持体の必須の特質は、反応剤と反応化合物に対して完全に不活性であることである。
次亜フッ素酸誘導体の不連続工程で、支持体なしに触媒を使用するときに次亜フッ素酸誘導体を得る反応に触媒を連続的に再使用すると、収率が低くなり、そして触媒が極めて急速に失活することが認められる。
特許文献4、特許文献5および特許文献6では、次亜フッ素酸誘導体は、アシルフロリドを完全に次亜フッ素酸誘導体に転換するためにフッ素の過剰下で製造され、そして、ある種のアシルフロリドはたとえばCsFのような触媒の存在下に分解反応を引き起こすことが知られているので、触媒床上のアシルフロリド濃度は非常に低い。たとえば、非特許文献1を参照。上記の触媒を使用して、アシルフロリドから出発する次亜フッ素酸誘導体の製造方法に関する先行技術の方法について出願人が実施した試験によると、該触媒システムの使用は、不連続および連続の両方の方法において、触媒活性の急速な低下を示した。出願人は、特に、次亜フッ素酸誘導体生成反応で、先行技術で好ましいと示唆された反応条件で触媒を化学量論的にフッ素の過剰量とともに使用しとき、完全に触媒失活するまで活性低下が極めて顕著である事を認めた。上記の条件で操作することにより、触媒は2〜3日で極めて急速に失活する。そのような短い活性持続では、連続的な工業プラントで利用することは、実際上不可能である。
さらに、上述のように、触媒を支持体なしに使用したときには、次亜フッ素酸誘導体取得反応で触媒を連続的に再使用すると、極めて収率が低くなり、極めて急速な触媒失活が観察された。
フッ素化ビニルエーテルを得るための製造方法は先行技術で知られている。特許文献7は、不活性溶媒中に希釈された次亜フッ素酸ペルフルオロアルキルと、式:
CAF=CA’
(式中、AとA'は同一かまたは互いに異なって、ClとBrである。)
を有するオレフィンとの連続反応による、ペルフルオロビニルエーテル前駆体の製造方法を記載しており、この発明では、上記の次亜フッ素酸誘導体は、フッ素とアシルフロリドとの触媒上の反応によって、その気相合成反応が実施される反応容器から直接供給できることを示している。得られる化合物は、亜鉛で脱ハロゲン化してペルフルオロビニル−エーテルに転換される。上記製造法の短所は、次亜フッ素酸誘導体の製造法について上記に報告された短所である。特に、該短所は、既に知られているように、次亜フッ素酸ペルフルオロアルキル鎖の炭素数が2またはそれ以上のときに不安定化合物であるところの次亜フッ素酸誘導体を、合成して即座に使用しなければならないということに起因する。これに加え、次亜フッ素酸誘導体の合成では、上記短所のある触媒を使用しなければならないことが知られている。
一般にビニルエーテルを製造する他の方法が、先行技術として報告されている。特許文献8は、TFEを有するペルフルオロアルキルビニルエーテル、それぞれのホモポリマーおよびコポリマーの製造法を記載している。記載されたビニルエーテルの一般式は次のとおりである:CF=CFOR (式中、R は、好ましくは1〜5の炭素数のペルフルオロアルキル基である。)
該ビニルエーテルを製造する方法は、特許文献9に記載されており、ここで、出発原料のアシルフロリドは、要すれば溶媒の存在下に炭酸塩で塩化され熱分解される。この方法は、種々の工程を伴い、低収率でそして望ましくない水素化された副生成物も得られる。
特許文献10は、式:
CF=CFO(CFCFXO)CFCF
(式中、X=F、Cl、CF、Hであり、nは1〜20でありえる。)
のビニルエーテルの製造を記載している。この方法は、多数の工程をともない、低収率である。
特許文献11は、式:
CFO(CFO)CFCFOCF=CF
(式中、nは1〜5でありえる。)
の製造とその重合に関する。この方法は複雑で3工程を要する。この出発化合物CFO(CFO)CFC(O)Fの調製は、U.V.照射下に低温でTFE酸化によって実施される;ビニルエーテルは、アシルフロリドとHFPO(ヘキサフルオロプロペンオキシド)の縮合とそれに続くアルカリ熱分解によって製造される。
特許文献12は、式:
CF=CFOCF
[式中、R は所望により酸素を含むC〜C20 ペルフルオロアルキル基;X=H,Cl,Br,F,COOR、CONRR’(RはC〜C10アルキル基そしてR’は、HまたはC〜C10アルキル基を表す。)]
のペルフルオロビニルーテルの製造法を記載している。当該化合物の製造において、アシルフロリドが、ヨウ素とテトラフルオロエチレンと反応させられ、次いで、脱ヨウ素フッ化反応によって、低収率であるが、ビニルエーテルが得られる。
特許文献13は、容易に脱カルボキシラートし易い前駆体を使用するフルオロビニルエーテルの製造法を記載している。その前駆体の製造は、アシルフルオリドと式:
Figure 2004231657
(式中、X=ClまたはBrである。)
のフルオロエポキシドとの縮合によって実施される。後者の化合物は製造が困難で、期待される前駆体は容易に入手できない。
特許文献14は、ヒドロフルオロクロロエーテルの元素のフッ素でのフッ素化反応とそれに続く脱塩素化による、ペルフルオロアルキルビニルエーテルの製造を記載している。この合法には種々の工程が含まれ、そのいくつかの工程での収率は低い。
特許文献15は、式:
(OCFCFCFm’−OCF=CF
(式中、R は、C〜Cペルフルオロアルキル基を示し、m’は1〜4の整数である。)
のペルフルオロビニルエーテルの製造法と低温で改良された特性を有するその共重合体を記載している。このペルフルオロビニルエーテル製造法は、種々の工程を含み、そのいくつかの工程では収率が低く、フッ素元素Fでのペルフッ素化が起こりさえする。
特許文献16には、部分的にフッ素化されたエステル前駆体の、元素のフッ素での徹底的なフッ素化、そのアシルフロリドへの分解とそれに続くアルカリ熱分解によるによるフッ素化ビニルエーテルの製造法が記載されている。この方法は種々の工程を含み、短所がある。すなわち、特に、このペルフルオロ化には、特にフッ素化エステルのモル当たりに多量の元素のフッ素が必要で、エステル中の全ての水素原子を全転換するまで実施されなければならない。それは、フッ素化された化合物がペルフルオロ化された化合物から分離し難いからである。この目標に到達するために、ベンゼンのようなフッ素化活性化剤、そして、最後のフッ素化段階でさらに高い温度を使用しなければならない。しかも、反応中に生成したHFは、たとえばフッ化ナトリウムとの反応により除去しなければならない。
末端基、−CFOCF=CF、を有するフッ素化ビニルエーテルを得る製造方法は、先行技術に知られている。
特許文献1と特許文献2には、一般式:
CFX1=CXOCFOR (I)
[式(I)中のRは、(ペル)フルオロアルキルまたは(ペル)オキシアルキル基であり、X1はFまたはHである。]
のフッ素化ビニルエーテルとそれから得られるポリマーが記載されている。当該特許の式(I)のビニルエーテルの製造方法は、種々の工程を含んでいる。最初の工程において、次亜フッ素酸誘導体CF(OF)の気相中での連続的合成は、CsF触媒上でCOとFの反応によって実施される。続いて、通常、過剰量の次亜フッ素酸誘導体が、式:FCR−CR−OCFOFのモノ次亜フッ素酸化合物を得るために、−40℃〜−150℃の温度で最初のオレフィンRC=CRに加えられる。モノ次亜フッ素酸化合物は、式:RC=CRのオレフィンとの反応のために第2の反応容器内に移されて、−20℃〜−130℃の温度範囲で、式:FCR−CR−OCFOCR−CR−F(Rの意味は、言及した特許内に示された意味である。)を有する最終化合物を生成する。当該製造方法の短所は、CF(OF)の合成に触媒を使用しなければならないことである。触媒の使用は、工業的規模での製造法を複雑にする。事実、触媒再生、その置換そして概して触媒反応容器の有るプラント部門の管理費用が重荷になる。さらに、当該製造法によると、反応の第一工程の最後で、反応混合物中に、モノ次亜フッ素酸化合物に加えて、未反応のビス−次亜フッ素酸化合物も存在する。これらの条件下で操作する短所は、高い反応性で無制御の発熱条件をもたらし爆発を引き起こす可能性があるので取り扱いが危険な化合物であるところの次亜フッ素酸化合物を高濃度にしなければならないことである。
特許文献17は、多段階工程によるペルフルオロビニルエーテルの製造法を記載していおり、この方法では水素化または部分的にフッ素化されたエステル前駆体が徹底的にフッ素化される。この前駆体を、まず最初に合成しなければならず、それから対応するカルボン酸塩に転換し、続いてペルフルオロビニルエーテルに熱分解しなければならない。この技術では、たとえば、CFOCFOCF=CFおよびCOCFOCF=CFのように不飽和結合に直接結合した−OCFO−基を含むビニルエーテルも合成される。この特許に記載された合成方法は、もっと多くの工程で実施され、HFまたは元素のフッ素で電気化学的に実施することができるペルフッ素化反応も含んでいる。この製造法の短所は、電気化学的フッ素化反応が一般に低収率であり、無数の副生物が生成するということである。一方、元素のフッ素でのフッ素化は、先行技術のコメントで前述したとおり、エステルのモルに対して大量の元素のフッ素を必要とし、エステル中に存在する全ての水素原子の全転換をするような条件下で実施しなければならない。このことは、工業的製造方法が複雑になることを意味する。
欧州特許出願公開第1148041号明細書 欧州特許出願公開第1148072号明細書 米国特許第4827024号明細書 米国特許第4816599号明細書 米国特許第4801409号明細書 米国特許第4962282号明細書 米国特許第4900872号明細書 米国特許第3132123号明細書 米国特許第3291843号明細書 米国特許第3450684号明細書 米国特許第3817960号明細書 米国特許第4340750号明細書 米国特許第4515989号明細書 米国特許第5350497号明細書 米国特許第5401818号明細書 国際公開第02/55471号パンフレットの要約書 米国特許第6255536号明細書 米国特許第3721696号明細書 米国特許第3226418号明細書 米国特許第4906770号明細書 Carl G. Krespan in Journal of Fluorine Chemistry, 16 )1980) 385-390 P. J. Aymonio, Chem. Com. 1965, 241) Sianesi et al., Chim. Ind. (Milan), 55, 1973, 208)
したがって、先行技術の短所を克服して、フルオロハロゲンエーテルの有用な製造方法が要望され、そして、ビニルエーテルの有用な製造方法が要望される。
出願人は、驚くべきことに期せずして、以下に述べる方法を使用することによって、上記の技術的問題が解決すること、そしてきわめて高い選択性のある連続的または半連続的な工業的製造方法が可能であることを見いだした。
本発明の目的は、
一般式(II):
R’CFOCFA−CA’F (II)
〔式中、AおよびA’は、同一または互いに異なって、H、ClまたはBrであるが両者が共にHでありえない;
R’は以下の意味を有する:
・RO−、ここで、Rは、以下の基から選ばれる、(ペル)フッ素化された置換基、好ましくはペルフッ素化された置換基である:直鎖のまたは分岐したC〜C20、好ましくはC〜C10アルキル基;C〜Cシクロアルキル基;芳香族基、C〜C10アリールアルキル基またはアルキルアリール基;C〜C10複素環基またはアルキル複素環基;
Rがフッ素化されているときは、Rは所望により、1つまたはそれ以上のH原子および /またはFとは異なる1つまたはそれ以上のハロゲン原子を含む;
Rがアルキル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、アルキル複素環基のとき、この基はその鎖内に所望により1つまたはそれ以上の酸素原子を含む;
・ペルフルオロプロピルエーテル置換基T−R−であり、
ここで、
T=−OCFOCFA−CA’F、−OCF(Xは、F、CF、Cl);
は、鎖に沿って統計学的に分布した以下の1つまたはそれ以上の構成単位を有するペルフルオロオキシアルキレン鎖である:
・(CFCF(CF)O)または(CF(CF)CFO)から選ばれる(CO);
・(CFXO)であり、XはFまたはCF
・(CO);
・(CF(CFX’CFO)、ここでX’は、1または2の整数である。)〕
を有する(ペル)フルオロハロゲンエーテルの製造において、
式(III):
R”COF (III)
〔式中、R”=RO−(Rは上記に同じ)または
R”=Q−R−であり、ここで
Qは=−OCOF、−OCF(Xは上記に同じ)、
は上記と同じである。)〕
のカルボニル化合物と、元素のフッ素および式(IV):
CAF=CA’F (IV)
(式中、AおよびA’は上記と同じである)
を有する化合物とを、液相で、−120℃〜−20℃、好ましくは−100℃〜−40℃で、所望により反応条件下で不活性な溶媒中で、反応させることを特徴とする、前記一般式(II)を有する(ペル)フルオロハロゲンエーテルの製造方法を提供することである。この反応に使用されるフッ素は、所望により、たとえば窒素またはヘリウムのような不活性気体で希釈することができる。
本発明の製造方法は、1つの反応容器内で実施され、反応は半連続的または連続的方法で実施することができる。
半連続的方法は、たとえば、気体状のフッ素を、式(III)のカルボニル化合物と式(IV)のオレフィン化合物とを含む反応容器に供給することによって実施することができる。モル比(III)/(IV)は、広範囲内で、たとえば、0.05と10の間で変えることができる。フッ素の供給は、全てのオレフィンが転換されるまで続けられる。この条件は、反応発熱がもはや認められないときに容易に決定することができる。事実、化合物(III)と(IV)との反応を、たとえば−100℃で実施することによって反応化合物が元素のフッ素と反応するやいなや、発熱があり温度は約5℃〜15℃上昇する。したがって、たとえば、化合物(IV)が完全に消費されたとき、反応は終結する。この時点で反応温度は、最初の温度に下がる。
連続的方法では、 気体状のフッ素と化合物(III)、(IV)が、定常状態になるまで反応容器に供給される。実際には、反応剤は、確立された流速で反応容器に供給され、反応混合物は連続的に抜き出される。反応容器内の3つの反応剤の濃度と反応化合物の濃度が、反応容器から流出する反応剤の濃度と反応化合物の濃度に等しいときに、定常状態に達する。
反応剤間のモル比は、本発明の製造方法では特に制限されず、たとえば、モル比(III)/(IV)は0.05〜10で、F/(IV)は0.05〜10にすることができる。
本発明の方法に使用する溶媒については、上記の温度で液体でありかつ不活性な化合物を使用することができる。たとえば、(ペル)フルオロ炭素、(ペル)フルオロエーテル、(ペル)フルオロポリ−エーテル、ペルフルオロアミンから選ばれる化合物またはこれらそれぞれの混合物が使用できる。当業者は、上記の群から、その物性に基づき溶媒として使用される化合物を選ぶことができる。
式(II)および(III)のRの数平均分子量は、66〜12000であり、好ましくは66〜1000、さらに好ましくは、300〜800である。
ペルフルオロオキシアルキレン鎖はたとえば、下記のA)〜C)から選択される:
A)−(CFCF(CF)O)−(CFXO)−;
(式中、Xは前記のとおりで、
mとnは零またはそれ以上の整数で、Rの分子量が上記の分子量範囲内にあるようなものである。)
B)−(CFCFO)−(CFO)−;
(式中、tとpは零またはそれ以上の整数で、tが零でないとき、p/t比が0.2〜4の範囲に有り、Rの分子量が上記の分子量範囲内にあるようなものである。)
C)−(CFCFO)−(CFXO)−(CF(CF)CFO)−;
(式中、Xは前記のとおりで;
t、n、mは、零またはそれ以上の整数で、Rの分子量が上記の分子量範囲にあるようなものである。)
好ましくは、Rが構造A)のとき、m/n比は≧2で、nは零ではなく;
好ましくは、Rが構造B)のとき、p/t比は0.2〜4で、tは零ではなく;
好ましくは、Rが構造C)のとき、m+tは1〜50で;
n/(m+t)は0.01〜0.05であり、m+tは零ではない。
好ましくは、ペルフルオロオキシアルキレン鎖は、構造B)−(CFCFO)−(CFO)−を有する。
式(III)のカルボニル前駆体化合物は、種々の方法に従い、製造できる。特許文献18にしたがって、1≦m”≦100を有するCFO(CFO)m”−COF型の式(III)の化合物を得る。CFOCOFは、CFOFとCOの紫外線存在下の反応(非特許文献2参照)または、COFの二量化(特許文献19参照)によって製造することができる。R’=Q−Rfを有する式(III)の化合物は、特許文献20に従い、TFEおよび/またはCFのオキシポリメリゼーション(非特許文献3参照)の結果得られる、未精製の過酸化ペルフルオロポリエーテルの酸素との光化学反応で合成することができる。特許文献20の実験条件下で操作することによって、種々の分子量を有する化合物(III)を得ることができる。特に、分別蒸留によって、たとえば、CFOCOF、COCOF、CFO(CFOCOF、CFOCFOCOF、CFCFOCFOCOF、CFO(CFCFO)COFのような400以下の分子量を有する単一の化合物(III)を分離することができる。
好ましくは、式(III)の化合物は、CFOCOF、COCOF、CFO(CFOCOFである。
さらに詳しくは、本発明において、反応で使用されるフッ素が、不活性ガスで希釈されていることを特徴とする。
本発明において、反応が、半連続的方法または連続的方法で実施されることを特徴とする。
本発明において、半連続的方法において、カルボニル化合物(III)のオレフィン(IV)に対するモル比が0.05〜10であることを特徴とする。
本発明において、連続的方法において、カルボニル化合物(III)のオレフィン(IV)に対するモル比が0.05〜10であり、F/オレフィンのモル比が0.05〜10であることを特徴とする。
本発明において、式(II)および(III)中のRの数平均分子量が、66〜12000、好ましくは66〜1000、さらに好ましくは300〜800であることを特徴とする。
本発明において、ペルフルオロオキシアルキレン鎖が、下記のA)〜C):
A)−(CFCF(CF)O)−(CFXO)−;
(式中、Xは前記のとおりで、
mとnは零またはそれ以上の整数で、Rの分子量が上記の分子量範囲内にあるようなものである。)
B)−(CFCFO)−(CFO)−;
(式中、tとpは零またはそれ以上の整数で、tが零でないとき、p/t比が0.2〜4の範囲に有り、Rの分子量が上記の分子量範囲内にあるようなものである。)
C)−(CFCFO)−(CFXO)−(CF(CF)CFO)−;
(式中、Xは前記のとおりで;
t、n、mは、零またはそれ以上の整数で、Rの分子量が上記の分子量範囲にあるようなものである。)
から選ばれることを特徴とする。
本発明において、Rが構造A)のとき、m/n比は≧2で、nは零ではなく;
が構造B)のとき、p/t比は0.2〜4で、tは零ではなく;
が構造C)のとき、m+tは1〜50で;n/(m+t)比は0.01〜0.05であり、m+tは零ではない、
ことを特徴とする。
本発明において、ペルフルオロオキシアルキレン鎖が、構造B)−(CFCFO)−(CFO)−を有することを特徴とする。
本発明において、式(III)のカルボニル化合物が、CFOCOF、COCOF、CFO(CFOCOFであることを特徴とする。
本発明において、溶媒が、製造方法の温度範囲内で液体でありかつ不活性であって、(ペル)フルオロ炭素、(ペル)フルオロエーテル、(ペル)フルオロポリエーテル、ペルフルオロアミンまたはこれらの混合物から選ばれることを特徴とする。
式R’CFOCFA−CA’F(II)のフルオロハロゲンエーテルの、式R’CFOCF=CFのビニルエーテルへの転換は、既知の脱ハロゲン化反応と先行技術の脱ハロゲン化方法で実施することができる。
本発明の製造方法により、高い反応選択性と高収率で、前記一般式(II)で示されるフルオロハロゲンエーテルを容易に製造することができる。
以下に実施例を示すが、本発明を制限するものではない。
実施例1
式Q−R−COF(式中、Q=−OCF3,−OCOF)のペルフルオロポリエーテル フルオロホルマートの混合物を使用する、フルオロハロゲンエーテルの合成
50gのCFC 1112(CFCl=CFCl)と20gの式Q−R−COF[式中、R=−(CFCFO)−(CFO)−で、p/t=0.2;Q=−OCF,−OCOFであり、pとtは、フルオロホルマートの平均分子量が476であるようなものである]を、50ccのガラス製反応容器に導入する。混合物は、以下のモルパーセントの成分を有する:Q=−OCFのフルオロホルマート50%、Q=OCOFのフルオロホルマート25%、式CFO−(CFCFO)−(CFO)−CFを有する中性のPFPE(ペルフルオロポリエーテル)25%。
フルオロホルマートを含有する溶液は、気相でTFE(ペルフルオロエチレン)の光酸化重合(非特許文献3参照)の結果得られた、未精製の過酸化ペルフルオロポリエーテルを、酸素と共に−20℃で光化学反応(特許文献20参照)して反応混合物を得、これを分別蒸留することによって得られた。その溶液を撹拌下に−100℃の温度に保ち、そして、窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素モル比、1/5)1.5Nl/hを278分間で溶液に加えた。反応終点での物質収支は、95.0%である。
反応粗生成物は、透明な油の外観を呈している。19F−NMR分析によると末端基−OC(O)Fの転換は、モル基準で44%である。−OCFOCFClCFCl末端基を得るためのフルオロホルマート末端基の転換選択性は、98%である。
反応粗生成物を(81g)を水中0℃で加水分解し、すなわち、全ての末端基−CFOC(O)をカルボン酸−COOHに転換した。加水分解は実質的に即時でおこる。そのようにして加水分解された粗生成物を25℃にする。有機層を分離し、MgSO上で乾燥し、続いて0.2μPTFE膜で濾過する。それから、CFC 1112(CFCl=CFCl)由来の副生成物[CFC114(CFCl−CFCl)、CFC113(CFCl−CClF)]を除去するために、生成物を蒸留する。重量11gの残渣が得られ、これは以下の物を含む混合物である。
・6gの式:T−R−CFO−CFCl−CFCl
〔式中、T=−OCF;−OCFOCFClCFCl;Rは、上記に定義したとおりであり、数平均分子量(PM)=650)〕
のフルオロハロゲンエーテル。
・5gの式:CFO−(CFCFO)−(CFO)CFを有する中性PFPE(ポリフルオロポリエーテル)。
実施例2
実施例1で合成されたフルオロハロゲンエーテルの脱塩素化
18.2gの亜鉛粉末と25mlのジメチルアセトアミド(DMAM)を、泡冷却器、滴下ロートおよび磁気撹拌子を備えた2口フラスコに入れる。不均一混合物を85℃で30分間撹拌する。実施例1の最後の工程で得られた混合物(11g)を15mlのDMAMで希釈する。この様にして得た溶液を、30分間で亜鉛懸濁液に添加する。添加終了後、総時間1.5時間、撹拌を続ける。
19FNMR分析は、フルオロハロゲンエーテルは完全に対応するビニルエーテルに転換していることを示す。
反応終了時点で、反応混合物を25℃に冷却し、CFC 113(CFCl−CClF)で洗浄し、そして濾過する。フッ素化された層(下層)は、きれいにDMAMの層と分離する。19FNMR分析によってDMAMの層にはフッ素化された化合物が含まれていないことを確認する。
微量のDMAMを除去するために、フッ素化された層を酸性水溶液で洗浄する。次いで、フッ素化された層をMgSO上で乾燥し、残渣を得るために50℃で、400mmHgで蒸発する。
下記物質を含む9.7gの油状物質が得られる:
・4.7gの式:T−R−CFO−CF=CF
〔式中、T=−OCF;−OCFOCF=CF;Rは、上記に定義したとおりであり、数平均分子量(PM)=579。〕
のフルオロハロゲンエーテル。
・5gの式:CFO−(CFCFO)−(CFO)CFを有する中性PFPE(ポリフルオロポリエーテル)。
転換は定量的である。収率は88%である。
実施例3
フルオロホルマートCFCFOCOFとCFC1112(CFCl=CFCl)からのフルオロハロゲンエーテルCFCFOCFOCFClCFClの合成
20gのCFC1112(CFCl=CFCl)と、27gのCFCFOCOF[酸素存在下でのTFE(ペルフルオロエチレン)の0℃での光重合の結果得られた、未精製の過酸化粗生成物を特許文献20に従って酸素と共に光化学反応してPFPE(ペルフルオロポリエーテル)フルオロホルマート混合物を得、これを分別蒸留することによって得た]とを、実施例1と同じ反応容器に導入した。その溶液を撹拌下に−100℃の温度に保ち、そして、窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素モル比、1/5)1.5l/hを溶液に8時間で加える。
反応終点での物質収支は、94.0%である。
反応粗生成物の19F−NMR分析は、CFCFOCOFの転換が51%であることを示す。化合物CFCFOCFOCFClCFClの転換選択性は、99%である。フッ素化反応の粗生成物(51g)は、実施例1と同様に処理し、蒸留する。純度99%の26gのCFCFOCFOCFClCFClからなる留分を、80℃で分留する。
実施例4
CFCFOCFOCFClCFClの脱ハロゲン化
150mlのジメチルアセトアミド(DMAM)、15gの亜鉛粉末、0.5gのKCOおよび100mgのヨウ素を、機械的撹拌機、温度計、滴下ロート、水冷凝縮器付きの蒸留カラム、および−80℃に保たれそして真空ポンプに連結された採取トラップを備えた250mlの3口フラスコに入れる。内部温度を80℃にし、50gのCFCFOCFOCFClCFClを滴下して加える。滴下を終了して、混合物を30分間反応させる。最後に、内部圧を、760mmHgの初圧から300mmHgに徐々に減圧する。
20分後、34.2gのCFCFOCFOCF=CFが入っている採取トラップを取り外す。沸点:41.9℃。
本発明の方法で製造されるフルオロハロゲンエーテルは、産業上有用なフッ素化ポリマーの原料(フッ素化ビニルエーテル)を得るための前駆体である。本発明の方法により、高い反応選択性と高い収率で容易にフルオロハロゲンエーテルが得られ、このフルオロハロゲンエーテルから、容易に収率良くフッ素化ビニルエーテルを得ることができる。したがって、本発明の製造方法は、産業上有用である。

Claims (11)

  1. 一般式(II):
    R’CFOCFA−CA’F (II)
    〔式中、AおよびA’は、同一または互いに異なって、H、ClまたはBrであるが両者が共にHでありえない;
    R’は以下の意味を有する:
    ・RO−、ここで、Rは、以下の基から選ばれる、(ペル)フッ素化された置換基、好ましくはペルフッ素化された置換基である:直鎖のまたは分岐したC〜C20、好ましくはC〜C10アルキル基;C〜Cシクロアルキル基;芳香族基、C〜C10アリールアルキル基またはアルキルアリール基;C〜C10複素環基またはアルキル複素環基;
    Rがフッ素化されているときは、Rは所望により、1つまたはそれ以上のH原子および /またはFとは異なる1つまたはそれ以上のハロゲン原子を含む;
    Rがアルキル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、アルキル複素環基のとき、この基はその鎖内に所望により1つまたはそれ以上の酸素原子を含む;
    ・ペルフルオロプロピルエーテル置換基T−R−であり、
    ここで、
    T=−OCFOCFA−CA’F、−OCF(Xは、F、CF、Cl);
    は、鎖に沿って統計学的に分布した以下の1つまたはそれ以上の構成単位を有するペルフルオロオキシアルキレン鎖である:
    ・(CFCF(CF)O)または(CF(CF)CFO)から選ばれる(CO);
    ・(CFXO)であり、XはFまたはCF
    ・(CO);
    ・(CF(CFX’CFO)、ここでX’は、1または2の整数である。)〕
    を有する(ペル)フルオロハロゲンエーテルの製造において、
    式(III):
    R”COF (III)
    〔式中、R”=RO−(Rは上記に同じ)または
    R”=Q−R−であり、ここで
    Qは=−OCOF、−OCF(Xは上記に同じ)、
    は上記と同じである。)〕
    のカルボニル化合物と、元素のフッ素および式(IV):
    CAF=CA’F (IV)
    (式中、AおよびA’は上記に同じである)
    を有する化合物とを、液相で、−120℃〜−20℃、好ましくは−100℃〜−40℃で、所望により反応条件下で不活性な溶媒中で、反応させることを特徴とする、前記一般式(II)を有する(ペル)フルオロハロゲンエーテルの製造方法。
  2. 反応で使用されるフッ素が、不活性ガスで希釈されていることを特徴とする、請求項1記載の製造方法。
  3. 反応が、半連続的方法または連続的方法で実施されることを特徴とする、請求項1または2記載の製造方法。
  4. 半連続的方法において、カルボニル化合物(III)のオレフィン(IV)に対するモル比が0.05〜10であることを特徴とする、請求項3記載の製造方法。
  5. 連続的方法において、カルボニル化合物(III)のオレフィン(IV)に対するモル比が0.05〜10であり、F/オレフィンのモル比が0.05〜10であることを特徴とする、請求項3記載の製造方法。
  6. 式(II)および(III)中のRの数平均分子量が、66〜12000、好ましくは66〜1000、さらに好ましくは300〜800であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. ペルフルオロオキシアルキレン鎖が、下記のA)〜C):
    A)−(CFCF(CF)O)−(CFXO)−;
    (式中、Xは前記のとおりで、
    mとnは零またはそれ以上の整数で、Rの分子量が上記の分子量範囲内にあるようなものである。)
    B)−(CFCFO)−(CFO)−;
    (式中、tとpは零またはそれ以上の整数で、tが零でないとき、p/t比が0.2〜4の範囲に有り、Rの分子量が上記の分子量範囲内にあるようなものである。)
    C)−(CFCFO)−(CFXO)−(CF(CF)CFO)−;
    (式中、Xは前記のとおりで;
    t、n、mは、零またはそれ以上の整数で、Rの分子量が上記の分子量範囲にあるようなものである。)
    から選ばれることを特徴とする、請求項6記載の製造方法。
  8. が構造A)のとき、m/n比は≧2で、nは零ではなく;
    が構造B)のとき、p/t比は0.2〜4で、tは零ではなく;
    が構造C)のとき、m+tは1〜50で;n/(m+t)比は0.01〜0.05であり、m+tは零ではない、
    ことを特徴とする、請求項7記載の製造方法。
  9. ペルフルオロオキシアルキレン鎖が、構造B)−(CFCFO)−(CFO)−を有することを特徴とする、請求項7または8記載の製造方法。
  10. 式(III)のカルボニル化合物が、CFOCOF、COCOF、CFO(CFOCOFであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の製造方法。
  11. 溶媒が、製造方法の温度範囲内で液体でありかつ不活性であって、(ペル)フルオロ炭素、(ペル)フルオロエーテル、(ペル)フルオロポリエーテル、ペルフルオロアミンまたはこれらの混合物から選ばれることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の製造方法。
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