JP2004067693A - フルオロハロゲンエーテル類の製造法 - Google Patents

フルオロハロゲンエーテル類の製造法 Download PDF

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Abstract

【課題】 触媒を用いることなく、(パー)フルオロハロゲンエーテル類を高選択率で合成できる工業的に有用な製造法を提供する。
【解決手段】 一般式(II)(R)C(F)(O)〔式中、Rはフッ素または、鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基;シクロアルキル基;芳香族アリールアルキル基、芳香族アルキルアリール基;複素環基もしくはアルキル複素環基から選ばれる基をフルオロ化した、好ましくはパーフルオロ化した置換基を示す。pは1または2,qは0または1の整数を示す。〕で表されるカルボニル化合物と、フッ素および一般式(III)CAF=CA’F〔式中、AおよびA’は同一または異なって、それぞれ塩素または臭素を示す。或いはAおよびA’の一方は水素を示し、もう一方は、塩素、臭素から選ばれるハロゲンを示す。〕で表されるオレフィン化合物とを、液相中にて、−120〜−20℃で反応させる。
【選択図】   なし

Description

 本発明は、フッ素化されたビニルエーテル類の製造法に関する。
 さらに詳しくは、本発明は、脱ハロゲン化によってフッ素化されたビニルエーテル類を合成するフルオロハロゲンエーテル類の製造に関する。本発明の工程によって、選択性が向上したフルオロハロゲンエーテル類が得られる。
 公知のように、フッ素化されたビニルエーテル類は、フッ素化されたエラストマーから熱工程が可能な半結晶フッ素化ポリマーに至るまでの種々のポリマーを得るための有用なモノマーの部類に入る。
 従来から、次亜フッ素酸塩とオレフィンとの反応によりフルオロハロゲンエーテル類を製造する方法が知られている。次亜フッ素酸塩を製造するための、最も良く知られている方法は、金属フッ化物に基づく触媒を用いる方法である。
 特許文献1には、CsFからなるまたはCsFとたとえば銅などの金属とを混合してなる触媒の存在下に、等モル量のフッ素と炭素数2以上のハロゲン化カルボニル化合物とをフッ素化反応させることによって、次亜フッ素酸塩を連続的な手法で製造する方法が記載されている。通常、前記金属は、触媒(CsF)の支持体のほかにも、熱交換すなわち次亜フッ素酸塩の合成系で発生する熱の散逸をより容易にするためにも使用される。
 上記従来技術による金属支持体は、2つの主要な機能:1)反応物によって影響を受け易い触媒の形態を維持する機能、2)熱交換を一層容易にし、触媒床温度を必要な範囲に制御しながら維持する機能を満足しなければならない。支持体として少なくとも必要な特徴は、反応物および反応化合物に対して完全に不活性であることである。
 特許文献2、特許文献3および特許文献4では、ある種のアシルフッ化物がCsFの存在下で分解反応を起こすことが公知であることから、触媒床におけるアシルフッ化物濃度は非常に低いので、アシルフッ化物を過剰のフッ素で完全に次亜フッ素酸塩に変換することによって、次亜フッ素酸塩が好ましく製造される。非特許文献1におけるカール ジー.クレスパン(Carl G. Ktrespan)の実験例を参照されたい。
 本出願人が、上記の触媒を用いる次亜フッ素酸塩の従来の製造法を試験したところ、不連続的および連続的な手法の両方で上記触媒系を用いると、触媒活性が経時的に急速に減少することが判った。本出願人は、次亜フッ素酸塩の合成反応において、触媒を化学量論量以上の過剰のフッ素とともに用いた場合に、後者の条件(連続的な手法において過剰のフッ素を用いること)が上記従来の製造法では好ましいとされていたにもかかわらず、特に活性減少が非常に顕著であり、触媒の完全な不活性化を誘発することを見出した。
 したがって、従来技術によれば、次亜フッ素酸塩の合成において、上記の不都合をできるだけ減らしながら、フッ素を過剰に管理しなければならない。該条件に管理すると、従来技術の触媒は2〜3日で急速に失活する。そのような短い存続時間では、連続的な工業プラントとして利用するのは実際には不可能である。
 さらに、不連続的な次亜フッ素酸塩の合成では、触媒床が支持体(担体)の不存在下に用いられる場合、該触媒を次亜フッ素酸塩の合成反応に継続的に再使用すると、収量が著しく低下し、非常に急速な失活が観察される。
 フッ素化されたビニルエーテル類を合成する方法は、従来技術で知られている。特許文献5は、不活性溶媒に希釈された次亜フッ素酸パーフルオロアルキルと、一般式
   CAF=CA’
〔式中、AおよびA’は同一または異なって、それぞれ塩素または臭素を示す。〕
で表されるオレフィンとを連続的に反応させることによる、パーフルオロビニルエーテル前駆体の製造を記載する。特許文献5には、フッ素とアシルフッ化物とを触媒上で反応させることによって、次亜フッ素酸塩を気相で合成する反応容器から次亜フッ素酸塩を直接供給できることが示唆されている。得られた化合物は、亜鉛を用いる脱ハロゲン化によって、パーフルオロビニルエーテル類に変換される。特に、該製造法の欠点は、不安定であることが知られている次亜フッ素酸塩、そのパーフルオロアルキル鎖の炭素数が2またはそれ以上である場合に特に不安定であることが知られている次亜フッ素酸を合成しかつすぐに用いなければならないということである。その他にも、次亜フッ素酸のこの合成では、上記の欠点とともに、触媒を使用しなければならないことが知られている。
 したがって、従来技術の欠点を解決するような、利用可能なフルオロハロゲンエーテル類の製造法が望まれる。
米国特許第4827024号明細書 米国特許第4816599号明細書 米国特許第4801409号明細書 米国特許第4962282号明細書 米国特許第4900872号明細書 Journal of Fluorine Chemistry,16(1980)385−390
 本発明の目的は、従来技術の欠点を解決し、工業的に利用可能な(パー)フルオロハロゲンエーテル類の新規な製造法を提供することである。
 本出願人は、驚くべきことにかつ予想外にも、後述する方法を採用することによって、従来技術の課題を解決することができ、それゆえ、該方法を、非常に高い選択性を有する連続的または不連続的な工業的方法として利用できることを見出した。
 本発明の目的は、一般式(I)
   (R)C(F)OCAF−CA’F             (I)
〔式中、AおよびA’は同一または異なって、それぞれ塩素または臭素を示す。或いはAおよびA’の一方は水素を示し、もう一方は、塩素、臭素から選ばれるハロゲンを示す。Rはフッ素または、鎖状もしくは分岐鎖状の炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜10のアルキル基;炭素数3〜7のシクロアルキル基;炭素数6〜10の芳香族アリールアルキル基、炭素数6〜10の芳香族アルキルアリール基;炭素数5〜10の複素環基もしくはアルキル複素環基から選ばれる基をフッ素化した、好ましくはパーフルオロ化した置換基を示す。Rがフッ素化またはパーフルオロ化されたアルキル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基またはアルキルアリール基である場合、その鎖中に1またはそれ以上の酸素原子を含んでいてもよい。Rがフッ素化されている場合、1もしくはそれ以上の水素原子および/または1もしくはそれ以上のフッ素以外のハロゲン原子を含んでいてもよい。nは1または2の整数を示す。mは3−nである。〕
で表される(パー)フルオロハロゲンエーテル類の製造法であって、
 一般式(II)
   (R)C(F)(O)                   (II)
〔式中、Rは上記に同じ。pは1または2の整数を示す。qは0または1の整数を示す。ただし、p=2のときq=0であり、p=1のときq=1である。〕
で表されるカルボニル化合物と、フッ素および一般式(III)
   CAF=CA’F                      (III)
〔式中、AおよびA’は上記に同じ。〕
で表されるオレフィン化合物とを、液相中にて、−120〜−20℃、好ましくは−100〜−40℃の温度下に、必要に応じて反応条件下で不活性な溶媒の存在下に反応させることを特徴とする一般式(I)で表される(パー)フルオロハロゲンエーテル類の製造法である。
 また本発明の製造法は、反応に使用されるフッ素が、不活性ガスで希釈されることを特徴とする。
 さらに本発明の製造法は、一般式(II)の化合物が、COF、CFCOF、CCOF、CCOF、C15COF、CFCF(OCF)CFCFCOF、CFO(CFCOFから選ばれるアシルフッ化物またはヘキサフルオロケトン、パーフルオロジイソプロピルケトンから選ばれるケトン類であることを特徴とする。
 さらに本発明の製造法は、一般式(II)の化合物がアシルフッ化物であることを特徴とする。
 さらに本発明の製造法は、一般式(III)の化合物が1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレン(CFC1112)または1,2−ジブロモ−1,2−ジフルオロエチレン、好ましくはCFC1112であることを特徴とする。
 さらに本発明の製造法は、反応が半連続的または連続的な手法で行われることを特徴とする。
 さらに本発明の製造法は、半連続的工程におけるカルボニル化合物(II)とオレフィン(III)とのモル比が0.05〜10であることを特徴とする。
 さらに本発明の製造法は、連続的工程におけるカルボニル化合物(II)とオレフィン(III)とのモル比が0.05〜10であり、フッ素とオレフィン(III)とのモル比(フッ素/オレフィン(III))が0.05〜10であることを特徴とする。
 本出願人は、驚くべきことにかつ予想外にも、一般式(II)の化合物、一般式(III)のオレフィンおよび元素状のフッ素を上記温度範囲で反応させることによって、選択性が向上した一般式(I)のフルオロハロゲンエーテル類を直接製造できることを見出した。この結果は、誠に驚くべきことであり、かつ予想外のことである。その他に、本発明の製造法では、次亜フッ素酸塩前駆体からフルオロハロゲンエーテル類を得る従来技術において示されるのとは反対に、触媒を使用しない。したがって、本発明の製造法における触媒の不存在は、特に工業的な規模において、工程を著しく簡略化する。事実、触媒再生の費用、触媒交換の費用および触媒容器を含むプラントセクションの一般的な操作にかかる費用は、非常に煩わしいものである。
 本出願人は、オレフィンと対応するアシルフッ化物から得られる次亜フッ素酸塩との反応によってフルオロハロゲンエーテル類を合成する従来の製造法を用いると、次亜フッ素酸塩が大量に分解することを見出した。次亜フッ素酸塩の分解反応は、その分子量を増加させる。実際に、次亜フッ素酸塩が次亜フッ素酸メチルでないならば、次亜フッ素酸塩の分解が起こる。比較例を参照されたい。本発明の製造法では、一般式(II)の化合物を経由してフルオロハロゲンエーテル類が合成されるときでさえ、Rの炭素数に関係なく、選択性が向上する。本発明の実施例では、化合物(II)がアセチルフッ化物またはプロピオニルフッ化物であるとき、フルオロハロゲンエーテルにおける選択性は実質的に同じオーダーである。その他に、触媒を用いて次亜フッ素酸塩を合成する従来の製造法と比較すると、本発明の製造法は、触媒の再生または交換のためにプラントを停止させる必要がないので、一層高い生産性を有する。したがって、本発明の製造法では、触媒の調製、触媒セクションの運転および触媒の再生は除去される。
 本出願人は、本発明の製造法において、化合物(II)由来の分解生成物は、無視できる程度であることを見出した。実施例を参照されたい。
 さらに、本発明の製造法では、化合物(II)の変換率を低くし、フルオロハロゲンエーテルの選択性を高くするように操作することもできる。
 一般式(II)の化合物は、不安定な化合物である次亜フッ素酸塩とは異なって、反応環境では分解せず、たとえば蒸留などによって回収することができる。次亜フッ素酸塩を取り扱うのは、反応および回収のいずれの際にも、該化合物の使用の危険性によって不可能である。次亜フッ素酸塩を反応に用いる場合には、それらは反応環境に蓄積することなく、完全に反応させられることが良く知られている。
 本発明の製造法によれば、一般式(II)
   (R)C(F)(O)                   (II)
〔式中、R、pおよびqは上記に同じ。〕
で表されるカルボニル化合物と、フッ素および一般式(III)
   CAF=CA’F                      (III)
〔式中、AおよびA’は上記に同じ。〕
で表されるオレフィン化合物とを、液相中にて、−120〜−20℃、好ましくは−100〜−40℃の温度下に、必要に応じて反応条件下で不活性な溶媒の存在下に反応させることによって、一般式(I)
   (R)C(F)OCAF−CA’F             (I)
〔式中、A、A’およびRは上記に同じ。〕
で表される(パー)フルオロハロゲンエーテル類を製造することができる。
 フッ素は、必要に応じて窒素、ヘリウムなどの不活性ガスで希釈して反応に使用することができる。
 一般式(II)の化合物としては、たとえば、COF、CFCOF、CCOF、CCOF、C15COF、CFCF(OCF)CFCFCOF、CFO(CFCOFなどのアシルフッ化物、ヘキサフルオロアセトン、パーフルオロジイソプロピルケトンなどのケトン類を使用できる。これらの中でも、アシルフッ化物が好ましい。
 一般式(III)の化合物としては、たとえば、1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレン(CFC1112)、1,2−ジブロモ−1,2−ジフルオロエチレンであり、好ましくはCFC1112である。
 本発明の製造法は1つの反応容器中にて行われ、および反応を半連続的または連続的な手法で行うことができる。
 半連続的工程は、たとえば、一般式(II)のカルボニル化合物と一般式(III)のオレフィン化合物とを含む反応容器中にガス状のフッ素を供給することによって行われる。カルボニル化合物(II)とオレフィン化合物(III)とのモル比((II)/(III))は広い範囲をとることができ、たとえば0.05〜10である。フッ素の供給は、全てのオレフィンが変換されるまで継続される。該条件は、反応熱が認められなくなる時点で決定することができる。実際、化合物(III)と化合物(II)との反応をたとえば−100℃で行うことによって、反応化合物が元素状のフッ素と反応するとすぐに、反応熱が発生し、温度が5〜15℃程度上昇する。したがって、たとえば化合物(III)が完全に消費された時点で、反応が終了する。この時点で、反応容器の温度は、開始温度に戻る。
 連続工程では、ガス状のフッ素および化合物(II)、(III)を、安定状態に達するまで、反応容器に供給する。実際、反応試薬は予め定められた流速で反応容器に供給され、反応混合物は連続的に取り出される。安定状態に達するのは、反応容器中における3種の反応試薬および反応化合物の濃度が、反応容器から流出する反応試薬および反応化合物の濃度と等しくなる時である。
 本発明の製造法において、反応試薬のモル比は特に制限されず、たとえば、化合物(II)/化合物(III)のモル比が0.05〜10の範囲をとることができ、およびF/化合物(III)のモル比が0.05〜10の範囲をとることができる。
 本発明の製造法において、溶媒としては、液状でありかつ上記の温度範囲にて不活性な化合物を使用できる。該化合物としては、たとえば、(パー)フルオロ炭素類、(パー)フルオロエーテル類、(パー)フルオロポリエーテル類、パーフルオロアミン類、またはそれらの混合物を使用できる。当業者であれば、上記に例示した化合物の範疇から、その物理的特性に基づいて、使用する溶媒を選択することができる。
 [実施例]
 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明の範囲を限定するものではない。
 実施例1
 CF−CF−CFOCFCl−CFClの合成
 CFCl=CFCl(CFC1112)57gおよびCF−CFCOF(パーフルオロプロピオニルフッ化物、PFPF)15gを、機械的撹拌機を備えた50ccガラス製反応容器に入れ、溶液の温度を−100℃に維持した。
 バブリングインレット(bubbling inlet)によって、窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素=1/5、モル比)を6.5時間供給した。フッ素を供給する間、穏和な反応熱が認められた。
 反応容器から流出するガスは、フッ素化された溶媒を含みかつ80℃に維持したトラップ中を流過させた。
 反応終了時に反応容器およびトラップから取り出した溶液を、ガスクロマトグラフィによって分析した。
 反応容器から取り出した溶液およびトラップのフッ素化された液体中の化合物に基づいて計算したところ、原料の反応収支は93.6%であり、オレフィンであるCFC1112およびPFPFの変換率は、それぞれ100%および61.25%であった。
 主要なPFPF反応化合物は、次のとおりであった。
 A)CF−CF−CFOCFCl−CFCl(プロピル付加物)
 B)CF−CF−CFO(CFCl)−CFCl
 PFPFに関して計算した選択性は、Aが73%およびBが17%であった。
 主要な反応に平行して、CFC1112からCFCl−CFCl(CF114)へのフッ素化反応およびCFCl−(CFCl)−CFCl(CFC1112の2量体)へのフッ素化2量化反応も生じた。CFC1112に関する選択性は、それぞれ40%であった。
 オレフィンのモル収支は約98%であった。
 反応容器から取り出した溶液を蒸留した。A)構造の化合物を、19F−NMR分析によって確認した。
 比較例1
 従来技術によるCF−CF−CFO−CFCl−CFClの合成
 a)米国特許第4827024号明細書に従う次亜フッ素酸塩CF−CF−CFOFの合成
 反応熱を分散させるための銅ワイヤが混合されたCsF触媒を充填した、500ccのチューブ状金属製反応容器に、窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素=1/10、モル比)を2.7Nl/hおよびCF−CF−COF(PFPF)を2.3Nl/hで供給した。PFPFは、収率99.5%で次亜フッ素酸塩であるCF−CF−CFOFに変換された。
 b)米国特許第4900872号明細書に従う、次亜フッ素酸塩とCFC1112との反応によるCF−CF−CFO−CFCl−CFClの合成
 a)で製造された次亜フッ素酸塩を、CFCl=CFCl(CFC1112)121.2gおよび反応溶媒としてCFCl−CF(CFC115)452gを含むCSTR型反応容器(連続撹拌タンク式反応容器)に供給し、温度を−90℃に維持した。反応を4時間行い、反応容器から溶液を取り出し、その溶液をガスクロマトグラフィで分析した。
 反応の質量収支は84.3%であり、PFPFに関するプロピル付加物の選択性は48.1%であった。該溶液を蒸留し、単離した化合物について分析的な収率を確認した。
 ガス状の流出物である化合物(ガスを除く)を酸滴定することによって測定され、β−劈開による次亜フッ素酸の分解指数になる、生成したCOFのモル量は、出発物であるPFPFの36%であった。
 比較例2
 CF−CFO−CFCl−CFCl(エチル付加物)の合成
 a)次亜フッ素酸の合成
 CF−COF(PFAF)を2.3Nl/hで触媒用反応容器に供給する以外は、比較例1の行程a)と同様に反応を行った。次亜フッ素酸塩であるCF−CFOFの収率は99.6%であった。
 b)CF−CFO−CFCl−CFClの合成
 溶媒を使用せず、CSTR反応容器にCFC1112を300g供給する以外は、比較例1の行程b)と同様に反応を行った。反応の質量収支は90%であった。
 反応容器から取り出した溶液をガスクロマトグラフィによって分析した。供給された次亜フッ素酸に関して計算された、エチル付加物であるCF−CFO−CFCl−CFClの収率は75%であった。残りの25%の次亜フッ素酸塩が分解して、COFが生成した。
 溶液を蒸留してエチル付加物を回収した。回収量から、ガスクロマトグラフィ
によって計算された前記の収率を確認した。
 実施例2
 CF−CFO−CFCl−CFClの合成
 CF−COF(PFAF)49gおよびCFCl=CFCl(CFC1112)24.4gを実施例1に記載の装置に入れた。この反応混合物を−87℃の温度に維持し、その中に窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素=1/5、モル比)を1.5Nl/hで129分間供給した。
 反応の質量収支は90.5%、PFAF変換率は10%であった。ガスクロマトグラフィ分析から、主生成物がCF−CFO−CFCl−CFCl(エチル付加物)であり、PFAFに関する選択性が80%であることが判った。副生物を含めると、100になった。
 実施例3
 CF−(CF−CFO−CFCl−CFClの合成
 溶媒としてのCF−OCFCl−CFCl 19.65g、CFCl=CFCl(CFC1112)23.07gおよびCF−(CF−COF 7.57gを実施例1に記載の装置に入れた。この反応混合物を−55℃の温度に維持し、その中に窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素=1/5、モル比)を1.5Nl/hで110分間供給した。
 反応の質量収支は92.2%、アシルフッ化物変換率は25%であった。
 取り出された溶液をガスクロマトグラフィで分析したところ、主生成物はエーテルであるCF−(CF−CFO−CFCl−CFClであり、その、出発物質であるアシルフッ化物に関する選択率は90%であった。副生物を含めると、100になった。
 この溶液を水で処理し、分離された有機層を蒸留した。19F NMRおよびGC MS分析から、化合物の構造が上記に示したのと同様であることを確認した。
 実施例4
 CFCF(OCF)CFCFCFO−CFCl−CFClの合成
 CFCF(OCF)CFCFCOF 16.58gおよびCFCl=CFCl(CFC1112)48.85gを反応容器に入れ、実施例1の操作を繰返した。反応混合物を−81℃の温度に維持し、その中に窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素=1/5、モル比)を1.5Nl/hで供給した。試験を264分間行ったところ、原料収支は93.5%、原料のアシルフッ化物の変換率は41.8%であった。取り出された溶液をガスクロマトグラフィで分析したところ、主化合物は下記に示すパーフルオロハロゲンエーテルであり、出発原料であるアシルフッ化物に関するそれらの選択率はそれぞれ85%および7.4%であった。
 CFCF(OCF)CFCFCFO−CFCl−CFCl
 CFCF(OCF)CFCFCFO−(CFCl)−CFCl
 上記溶液を水で処理し、分離された有機層から、エーテル、CFCFCF(OCF)CFCFO−CFCl−CFClが蒸留によって得られた。その構造は19F NMR分析により確認された。
 得られた化合物を、75℃の温度下ジメチルホルムアミド中での亜鉛による脱塩素化に供したところ、対応するビニルエーテル、CFCFCF(OCF)CFCFO−CF=CFが得られた。
 実施例5
 CFO−CFCl−CFClの合成
 温度を−100℃に維持した、実施例1に記載の装置に、CFCl−CF 19.2gを入れた。
 次いで、窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素=1/2.5、モル比)を1.5Nl/h、CFCl=CFClを1.5Nl/hおよびCOFを1.5Nl/hで供給した。
 反応を2時間継続し、反応終了後、反応容器を開放し、反応混合物をガスクロマトグラフィにより分析した。
 CF1112の変換率が69.0%およびCOFの変換率が57.0%であることが判った。
 反応混合物を蒸留し、式CFO−CFCl−CFCl(19F NMR)で表される化合物12.0gを回収した。
 COFに関する選択率は66.7%、およびCFC1112に関する選択率は44.6%であった。
 上記化合物の合成とともに、CFC1112からCFC114を生成するフッ素化反応およびCFC1112からCFCl−CFCl−CFCl−CFClを生成するフッ素化2量化反応も、反応容器中で起こることが判った。
 CFC1112に関して計算した選択率は、CFC114が35.1%およびCFC1112の2量体が7.3%であった。
 オレフィンのモル収支は99%であった。
 実施例6
 (CF−CF−O−CFCl−CFClの合成
 実施例1の装置に、温度を−80℃に維持しながら、CFC(O)CF 16.8gを充填した。次いで、窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素=1/2.5、モル比)を1.7Nl/hおよびCFCI=CFClを1.5Nl/hで供給した。
 反応を4時間継続し、反応終了後、反応容器を開放し、反応混合物をガスクロマトグラフィで分析した。
 CFC1112の変換率およびCFC(O)CFの変換率はいずれも100%であった。
 反応混合物を蒸留し、式(CF−CF−O−CFCl−CFCl(19F NMR)で表される化合物19.5gを回収した。
 CFC(O)CFに関する選択率は57.0%およびCFC1112に関する選択率は20.9%であった。
 上記化合物の合成とともに、CFC1112からCFC114を生成するフッ素化反応およびCFC1112からCFCl−CFCl−CFCl−CFClを生成するフッ素化2量化反応も、反応容器中で起こることが判った。
 CFC1112に関して計算した選択率は、生成物であるCFC114が62.7%およびCFC1112の2量体が1.6%であった。
 モル収支は、CFC1112が99%およびCFC(O)CFが90%であった。
 実施例7
 CF−CF−CF−O−CHF−CFClの合成
 温度を−90℃に維持した実施例1の装置に、CFCFCOF 70.0gおよびCHF=CFCl(CFC1122a)11.3gを充填した。次いで、窒素で希釈したフッ素(フッ素/窒素=1/4、モル比)を1.5Nl/hで供給した。
 反応を1.5時間継続し、反応終了後、反応容器を開放し、反応混合物をガスクロマトグラフィで分析した。
 CFC1112aの変換率は100%およびCFCFCOFの変換率は20.5%であった。
 CF−CF−CF−O−CHF−CFCl 1.2gを回収した。CFCFCOFに関する選択率は4.4%およびCFC1122aに関する選択率は3.4%であった。
 上記化合物の合成とともに、CFC1122aからCFC124aを生成するフッ素化反応ならびにCFC1122aからCFCl−CFH−CFCl−CFH、その異性体CFCl−CFH−CFH−CFClおよびCFH−CFCl−CFCl−CFHが生成するフッ素化2量化反応も起こることが判った。
 CFC1122aに関して計算した選択率は、CFC124aが39.4%およびCFC1122aの2量体が13.6%であった。

Claims (8)

  1.  一般式(I)
       (R)C(F)OCAF−CA’F             (I)
    〔式中、AおよびA’は同一または異なって、それぞれ塩素または臭素を示す。或いはAおよびA’の一方は水素を示し、もう一方は、塩素、臭素から選ばれるハロゲンを示す。Rはフッ素または、鎖状もしくは分岐鎖状の炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜10のアルキル基;炭素数3〜7のシクロアルキル基;炭素数6〜10の芳香族アリールアルキル基、炭素数6〜10の芳香族アルキルアリール基;炭素数5〜10の複素環基もしくはアルキル複素環基から選ばれる基をフッ素化した、好ましくはパーフルオロ化した置換基を示す。Rがフッ素化またはパーフルオロ化されたアルキル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基またはアルキルアリール基である場合、その鎖中に1またはそれ以上の酸素原子を含んでいてもよい。Rがフッ素化されている場合、1もしくはそれ以上の水素原子および/または1もしくはそれ以上のフッ素以外のハロゲン原子を含んでいてもよい。nは1または2の整数を示す。mは3−nである。〕
    で表される(パー)フルオロハロゲンエーテル類の製造法であって、
     一般式(II)
       (R)C(F)(O)                   (II)
    〔式中、Rは上記に同じ。pは1または2の整数を示す。qは0または1の整数を示す。ただし、p=2のときq=0であり、p=1のときq=1である。〕
    で表されるカルボニル化合物と、元素状態のフッ素および一般式(III)
       CAF=CA’F                      (III)
    〔式中、AおよびA’は上記に同じ。〕
    で表されるオレフィン化合物とを、液相中にて、−120〜−20℃、好ましくは−100〜−40℃の温度下に、必要に応じて反応条件下で不活性な溶媒の存在下に反応させることを特徴とする一般式(I)で表される(パー)フルオロハロゲンエーテル類の製造法。
  2.  反応に使用されるフッ素が、不活性ガスで希釈されることを特徴とする請求項1記載の製造法。
  3.  一般式(II)の化合物が、COF、CFCOF、CCOF、CCOF、C15COF、CFCF(OCF)CFCFCOF、CFO(CFCOFから選ばれるアシルフッ化物またはヘキサフルオロケトン、パーフルオロジイソプロピルケトンから選ばれるケトン類であることを特徴とする請求項1または2記載の製造法。
  4.  一般式(II)の化合物がアシルフッ化物であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載の製造法。
  5.  一般式(III)の化合物が1,2−ジクロロ−1,2−ジフルオロエチレン(CFC1112)または1,2−ジブロモ−1,2−ジフルオロエチレン、好ましくはCFC1112であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれかに記載の製造法。
  6.  反応が半連続的または連続的な手法で行われることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれかに記載の製造法。
  7.  半連続的工程におけるカルボニル化合物(II)とオレフィン(III)とのモル比が0.05〜10であることを特徴とする請求項6記載の製造法。
  8.  連続的工程におけるカルボニル化合物(II)とオレフィン(III)とのモル比が0.05〜10であり、フッ素とオレフィン(III)とのモル比(フッ素/オレフィン(III))が0.05〜10であることを特徴とする請求項6記載の製造法。
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