JP4829304B2 - 高流動性ポリエステル組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、溶融粘度を減少させて加工性を向上させる流動性エンハンサが存在する、ポリエステル、あるいはポリエステルと他の熱可塑性プラスチックとのブレンド品を含む成形材料に関する。
ポリエステル、コポリエステル、およびそれらと他の熱可塑性プラスチックとのブレンド品は、射出成形部品、フィルム、ブロー成形品、引抜シートなどの製造に用いられる。これらの製品は、自動車分野、電気および電子分野で用いられる。機械的強度、電気絶縁性および加工の容易性については、これらの分野で用いられるポリエステルのキーとなる特性の一部である。現在の産業界の傾向は、流動断面積が狭い複雑で精細なデザインの部品の製造にあり、その製造においては、従来のポリエステルにおける流動性は十分ではなかった。
高溶融流動性に対する要求に取り組むために、ポリエステルはより低粘度のポリエステル樹脂に置き換えることができるが、そのような低粘度ポリエステルは、成形部品の機械的強度に悪影響を及ぼす。したがって、機械的強度に影響せずに、高い流動性を持つポリエステル成形組成物を実現することが課題である。
ポリアミドやポリフェニレンエーテルなどのポリマーの溶融粘度を低減する既知の種々の方法の中で、流動性を向上させるヒドロキシル化合物を使用する方法がある。この方法ではポリマーの変性の必要がないという利点を提供できる可能性を持っており、従って、少量の有効量で使用すれば、ほとんどの機械的特性は維持される。以下はこの分野における先行後術に関する議論である。
米国特許第6,822,025号には、流動性向上添加剤として、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ペンチトール、ヘキシトールあるいはサッカリドなどの多価アルコールを使用して、ポリフェニレンエーテル/ポリスチレン樹脂をベースにした難燃性組成物の流動性向上について開示されている。該米国特許第6,822,025号特許には、機械的特性を損なうことなしに流動性が約20%向上したことが開示されている。しかしながら、同特許で開示されるように、ペンタエリスリトールの使用量が0.5%を越えると、流動性の向上はその量にはほとんど依存しない。
ヨーロッパ特許第1041109A2号には、例えばペンタエリスリトールあるいはジペンタエリスリトールなどの、融点が150〜280℃の間にある多価アルコールを使用することにより、ガラス充填ポリアミド組成物の流動性が向上することが記載されている。ポリアミド組成物では、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリスリトールの両方とも、同様の流動性向上効果を示した。さらにその研究では、1,6−ヘキサンジオールなどの単一ジオールは流動性向上添加剤としては有効でないことも示された。
ヨーロッパ特許第0682057A1号には、デンドリマ添加剤の使用によって、機械的特性が保持されるポリアミドおよびポリエステル組成物の流動性向上が記載されている。一般に、デンドリマ化合物は基本原料からいくつかの別々のステップで調合され値段も高い。
特開平10−310690号には、ポリブチレンテレフタレート樹脂の溶融流動性を向上させるために、同樹脂中に、ペンタエリスリトールあるいはl,l,l−トリス(ヒドロキシメチル)エタンおよびl,l,l−トリ(ヒドロキシメチル)プロパンが使用されることが開示されている。これらの流動性向上添加剤による母材樹脂の他の特性に対する影響や、該流動性向上添加剤の調合における他の成分の影響などについては開示されていない。
ペンタエリスリトールなどの多価アルコールなどの流動性向上特性に関する上記の引例の他に、2〜3のポリエステル難燃性組成物が公知であり、そこでは、ペンタエリスリトールはチャー形成添加剤として開示されている。酸性化合物の存在下における多価アルコールからのチャー形成については、文献に十分記載されている。
米国特許第4,338,245号には、難燃剤としてメルアンモニウムペンテートを含むポリブチレンテレフタレート樹脂に、チャー形成添加剤としてペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールあるいはトリペンタエリスリトールが使用されることが記載されている。同特許には、これらの組成物の流動性あるいは機械的特性については記載されていない。
米国特許第5,424,344号には、補強充填剤や、流動性向上添加剤としてのフッ素ポリマーなどの成分に加えて、難燃剤として6価硫黄化合物を含むポリエステル組成物に、チャー形成剤としてペンタエリスリトールが使用されることが開示されている。しかしながらこの特許では、そのような組成物における熱老化安定性については言及されておらず、またペンタエリスリトールによる流動性向上に関しても開示されていない。
米国特許第6,025,419号には、難燃材としてメラミンポリリン酸塩と共に、ガラスあるいは鉱物性補強充填剤を含むポリエステル組成物中のチャー形成剤として、ペンタエリスリトールの使用が開示されている。しかしながらこの特許では、流動性あるいは機械的特性に対する影響あるいは熱老化安定性については開示されていない。
米国特許第5,681,879号には、相乗剤、三酸化アンチモンと結合したハロゲン化難燃剤を含む難燃性ポリエステル組成物に、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、あるいは1,1,1−トリメチロールプロパンを使用することが開示されている。しかしながらこの特許では、これらの多価アルコールによる流動性向上や、これらの添加剤の流動性向上に対する効果については開示されていない。
ポリフェニレンエーテル/ポリスチレンでの流動性向上は、加工条件で多く用いられている高温で形成される多価アルコール溶解物の可塑化作用の結果であると考えられる。水酸基分子は、ジアルキルフェノールから誘導されるポリフェニレンエーテル、あるいはスチレンモノマーから誘導されるポリスチレンとは、これらのポリマーが水酸基と反応できる反応性官能基を持たないために反応できない。同様なシナリオはポリアミドの場合にも見られ、ここではアミド基のアルコール分解が通常は困難であり(Smith and March,p488,Advanced Organic Reactions−Reactions,Mechanism,and Structure,John−Wiley、5th edition,2001)、四塩化チタンあるいはトリフリック無水物などの反応性の高い触媒を必要とする。添加された多価アルコールは、ポリアミド媒体中の可塑化領域として残存すると考えられ、ポリアミド組成物中に添加された多価アルコールに対する融点範囲で示されるように、ポリアミドの流動性向上をもたらす(参照:ヨーロッパ特許第1041109A2号)。これに反し、多価アルコールを用いたポリエステルの流動性は、ポリエステルが水酸基と反応する傾向を有しており、このためにポリエステルの機械的特性が変化する可能性があることから、特別の課題を投げかける。水酸基あるいはアミノ基を持つ分子の流動性向上特性における成分による効果に関する我々の研究から、我々は、ここに開示された発明に基づく組成物により機械的特性を犠牲にせずに、ポリエステル合成物の流動性および耐熱老化特性に関する驚くべき改良をここに報告する。
本発明は、高流動性、良好な機械的特性、および良好な熱老化安定性および/または水安定性を備えたポリエステル組成物を提供することを目的とする。本発明の一実施形態では、ポリエステルおよび構造式(I)のアルコール成分を含むポリエステル組成物である。
Figure 0004829304
式中、RはNHあるいはCHOHであり;RはCH、CHCHあるいはCHOH、あるいは、1つまたは複数の水酸基置換基を有する炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数3〜20のシクロアルキル基、炭素原子数6〜20のアリール基、1つまたは複数の水酸基置換基を有する炭素原子数1〜20のアルコキシ基あるいは炭素原子数6〜20のアリールオキシ基のいずれかである。
別の実施形態では、該組成物はさらに、アクリル系衝撃性改良剤、補強充填材、あるいは難燃性化学物質を含む。
別の実施形態では、該組成物はさらに、衝撃性改良剤以外の他の熱可塑剤を含む。
本発明の他のさまざまな特長、態様、および利点は、以下の記述、実施例および添付の特許請求の範囲を参照することによって一層明らかになるであろう。
本発明は、本明細書に含まれる好適な実施形態と実施例に関する以下の詳細な記述を参照することによって、一層容易に理解されるであろう。以下の本明細書及び特許請求の範囲において多数の用語に言及するが、これらの用語は以下の意味を持つものと定義される。
単数表現は、文脈上明らかにそうでない場合以外は、複数も包含する。
「適宜な」あるいは「適宜に」は、後述する事象や状況が起こっても起こらなくてもよいことを意味し、関連する説明は事象が起こった場合と事象が起こらなかった場合の両方を包含する。
一実施形態では、ポリエステル組成物はポリエステル樹脂を含む。ポリエステル樹脂の製造方法および熱可塑性成形組成物での使われ方については、この分野で公知である。従来の重縮合の手順については、米国特許第2,465,319号、同第5,367,011号および同第5,411,999号に記載されており、それぞれの開示内容は参照によりそれぞれ本明細書に援用される。
ポリエステル樹脂は通常、2〜約10個の炭素原子および少なくとも1つの芳香族ジカルボン酸を含む脂肪族あるいは脂環式ジオール、あるいはそれらの混合物から誘導されるポリエステル樹脂などの結晶性ポリエステル樹脂を含む。好適なポリエステルは、脂肪族ジオールおよび芳香族ジカルボン酸から誘導され、構造式(II)の繰り返し単位を有する。
Figure 0004829304
式中、R’は、2〜約20個の炭素原子を含む脂肪族、あるいは脂環式ジオール、あるいはそれらの混合物から誘導されるデヒドロキシ反応残留物を含むアルキルラジカルである。Rは、芳香族ジカルボン酸から誘導されるデカルボキシ残留物を含むアリールラジカルである。本発明の一実施形態では、ポリエステルは、R’あるいはRの内の少なくとも1つがシクロアルキル含有ラジカルである脂肪族ポリエステルとすることができる。該ポリエステルは、R’が、2〜20個の炭素原子を有するアリール、アルカン、あるいは脂環式ジオールの反応残留物、あるいはそれらの化学的等価物であり、Rが、6〜20個の炭素原子のアリール、脂肪族あるいは脂環式二酸から誘導されるデカルボキシ反応残留物か、あるいはその化学的均等物である縮合生成物である。ポリエステル樹脂は通常、ジオールあるいはジオールの化学的均等物成分と、二酸あるいは二酸の化学的均等物成分との縮合あるいはエステル交換重合によって得られる。
本発明のポリエステル樹脂の調合に各々有用な2つのカルボキシル基を有するカルボン酸を含むようになされた二酸は、好適には脂肪族、芳香族、脂環式である。二酸の例としては、例えばデカヒドロナフタレンジカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸、ビシクロオクタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸あるいはその化学的均等物、そして最も好適には、trans−1,4−シクロヘキサンジカルボンあるいはその化学的均等物などのシクロまたはビシクロの脂肪族酸がある。さらに、アジピン酸、アゼライン酸、ジカルボキシルドデカン酸およびコハク酸のような直鎖ジカルボン酸も有用である。これらの二酸の化学的均等物には、エステル、例えばジアルキルエステルなどのアルキルエステル、ジアリールエステル、無水物類、塩類、酸塩化物、酸臭化物)などが含まれる。デカルボキシ残留物Rが誘導される芳香族ジカルボン酸の例としては、例えばイソフタル酸あるいはテレフタル酸、l,2−ジ(p−カルボキシフェニル)エタン、4,4’−ジカルボキシジフェニルエーテル、4,4’−ビスベンゾイック酸およびそれらの混合物などの、1分子当たりに一つの芳香環を含む酸と、その他に、例えば1,4−あるいは1,5−ナフタレンジカルボン酸などの縮合環を含む酸などが含まれる。好適な一実施形態では、残留物Rのジカルボン酸前駆体は、テレフタル酸、あるいはテレフタル酸およびイソフタル酸の混合物である。
本発明のポリエステル樹脂の調合に有用なジオールの一部は、直鎖、分岐鎖、あるいは脂環式のアルカンジオールであり、かつ2〜12個の炭素原子を含んでいてもよい。そのようなジオールの例としては、これに限定されないが、エチレングリコール;プロピレングリコール、すなわち1,2−および1,3−プロピレングリコール;2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール;2−エチル,2−メチル,1,3−プロパンジオール;1,4−ブタンジオール,l,4−but−2−eneジオール,1,3−および1,5−ペンタンジオール;ジプロピレングリコール;2−メチル−l,5−ペンタンジオール;1,6−ヘキサンジオール;ジメタノールデカリン,ジメタノールビシクロオクタン;1,4−シクロヘキサンジメタノール、および特にそのcisおよびtrans異性体;トリエチレングリコール;1,10−デカンジオール;および前述のいずれかの混合物などが含まれる。ジオールの化学的均等物には、ジアルキルエステル、ジアリールエステルなどのエステルを含む。ポリエステル樹脂には通常、直鎖ポリエステル樹脂、分枝鎖ポリエステル樹脂、および共重合ポリエステル樹脂から選択される1つあるいは複数の樹脂が含まれてもよい。
一実施形態では、約1〜約70重量%の、高分子脂肪族酸および/または高分子脂肪族ポリオールから誘導される単位を有する上記ポリエステルはコポリエステルを形成する。脂肪族ポリオールには、ポリ(エチレングリコール)あるいはポリ(ブチレングリコール)などのグリコールが含まれる。別の実施形態では、適切なコポリマーポリエステル樹脂には、例えばポリエステルアミドコポリマー、シクロヘキサンジメタノール−テレフタル酸−イソフタル酸コポリマー、およびシクロヘキサンジメタノール−テレフタル酸−エチレングリコール(「PCTG」あるいは「PETG」)コポリマーなどが含まれる。シクロヘキサンジメタノールのモル濃度比がエチレングリコールより大きいと、ポリエステルはPCTGと名付けられる。エチレングリコールのモル濃度比がシクロヘキサンジメタノールより大きいと、ポリエステルはPETGと名付けられる。
最も好適なポリエステルは、ポリ(エチレンテレフタレート)(「PET」)、およびポリ(l,4−ブチレンテレフタレート)(「PBT」)、ポリ(エチレンナフタレート)(「PEN」)、ポリブチレンナフタレート(「PBN」)、ポリプロピレンテレフタラート(「PPT」)、ポリ(シクロヘキサンジメタノールテレフタレート)(PCT)、ポリ(シクロヘキサン−1,4−ジメチレンシクロヘキサン−1,4−ジカルボキシレート)(ポリ(1,4−シクロヘキサン−ジメタノール1,4−ジカルボキシレート(PCCD)とも呼ばれる)、ならびにPCTGおよびPETGとのコポリエステルなどである。
好適なポリエステルは、固有粘度(25℃、フェノールおよびテトラクロロエタンの混合溶媒(60:40容積比)中で測定)が約0.4〜約2.0dl/gの範囲にあるポリエステルポリマーである。分岐鎖ポリエステル、あるいは分岐鎖のないポリエステルは一般に、25℃、クロロホルムおよびヘキサフルオロイソプロパノールの混合溶媒(5:95容積比)を用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィ法で測定して、ポリスチレン標準に対して約5、000〜約130,000g/molの平均分子量を有する。ポリエステルは様々な公知の末端基を有するものと考えられる。
異なる粘度を持つポリエステル樹脂の混合物が、最終調合されたものの粘度を制御するブレンド品の製造に用いられる。ポリエステルのブレンド品は組成物に使用されてもよい。好適なポリエステルブレンド品は、ポリ(エチレンテレフタレート)およびポリ(l,4−ブチレンテレフタラート)から製造される。
ポリエステル成分は、縮合反応など当業者に周知の手続きによって調合されてもよい。反応物の性質で決定される触媒を選択して用いることによって、縮合反応を促進できる。ここで使用される種々の触媒は当業では周知であり、あまりにもたくさんあるのでここで個々に言及できない。しかしながら一般に、ジカルボン酸化合物のアルキルエステルを用いる場合は、n−ブタノール中のTi(OCなどのエステル交換タイプの触媒が好適である。
組成物中のポリエステルの量は、製品の性質に応じて変わる。例えば、自動車用途および透明フィルム用途では、ポリカーボネートとポリエステルのブレンドが好適であり、その場合のポリエステル量は40%未満である。電気および電子用途では通常、組成物にはポリエステルが優勢に含まれておりその量は60%を超える。
本発明のポリエステル組成物に使用される多価アルコール添加剤は、構造式Iに対応する。
Figure 0004829304
式中、RはNHあるいはCHOHであり;RはCH、CHCHあるいはCHOH、あるいは、1つあるいは複数のヒドロキシ基置換基を有する炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数3〜20のシクロアルキル基、炭素原子数6〜20のアリール基、1つあるいは複数のヒドロキシ基置換基を有する炭素原子数1〜20のアルコキシ基、あるいは炭素原子数6〜20のアリールオキシ基のいずれかである。少なくとも3つのヒドロキシメチル基、あるいは少なくとも2つのヒドロキシメチル基および1つのアミノ基を持った構造が好適である。
構造式Iで表される化合物の例には、1,1−ジメチロール−1−アミノエタン(DAE)、1,1−ジメチロール−1−アミノプロパン(DAP)、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(THAM)、1,1,1−トリメチロールプロパン(TMP)、1,1,1−トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール(PETOL)、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトールおよび1,1,1−トリメチロールペンタンなどが含まれる。これらの化合物のうち、THAM、DAP、TMPおよびPETOLがより好適である。アミノ基含有アルコールTHAMの、PETOLに対する反応性については矛盾した結論がある。小分子のエステル結合との相対的反応性は用いられる条件に依存する(参照:T.C.BruiceおよびJ.L.York.J.Chem.Soc.,83巻、1382ページ、1961年)。
多価アルコールをポリエステル組成物に対して、0.01〜2重量%、好適には0.05〜1重量%加える。添加量が0.05重量%未満であれば、流動性向上は見られず、添加量が1重量%を超えると、ポリエステル組成物の特性は悪影響を受ける。
組成物はさらに衝撃性改良剤を含むことができる。ここで使用される衝撃性改良剤には、ポリエステルの耐衝撃性向上に有効な材料が含まれる。
有用な衝撃性改良剤は実質的にアモルファスなコポリマー樹脂であり、これに限定されないが、アクリルゴム、ASAゴム、ジエンゴム、あるいはオルガノシロキサンゴム、EPDMゴム、SBSまたはSEBSゴム、ABSゴム、MBSゴムおよびグリシジルエステル衝撃性改良剤などが含まれる。
アクリルゴムは、1つまたは複数のシェルがグラフトされたゴム状のコアから構築されるコアーシェルポリマーが好適である。典型的なコア材料は、実質的にアクリレートゴムから成る。好適なコアは、炭素原子数4〜12のアクリレートから誘導されるアクリレートゴムである。通常、1つまたは複数のシェルがコアにグラフトされている。これらのシェルはその大部分を、通常、ビニル芳香族化合物、および/またはシアン化ビニル、および/またはアルキル(メス)アクリレート、および/または(メス)アクリル酸から構築される。好適なシェルは、アルキル(メス)アクリレートから誘導され、より好適にはメチル(メス)アクリレートから誘導される。コアおよび/またはシェルは、架橋剤および/またはグラフト剤として働く多官能基化合物を含むことが多い。これらのポリマーは通常、いくつかの段階で調合される。コアーシェルポリマーの調合および衝撃性改良剤としての使用については、米国特許第3,864,428号、および同第4,264,487号に記載されている。特に好適なグラフトポリマーは、ロームアンドハース社(Rohm & Haas)から、例えばPARALOID(商標)EXL3691およびPARALOID(商標)EXL3330、EXL3300、およびEXL2300など、PARALOID商標名で市販されているコアーシェルポリマーである。コアシェルアクリルゴムは、様々な粒径にできる。好適な範囲は300〜800nmであるが、より大きな粒子、あるいは小粒子と大粒子との混合物も使用できる。特に良好な外観が要求される場合などでは、粒径350〜450nmのアクリルゴムが好適である。その他より高い衝撃性が求められる場合には、粒径450〜550nm、あるいは粒径650〜750nmのアクリルゴムを用いることができる。
アクリル系衝撃性改良剤は、ポリマー組成物の衝撃強度向上に貢献するとともに、熱安定性および耐紫外線劣化にも寄与する。衝撃性改良剤としてここで有用な好適ゴムとしては他に、Tg(ガラス転移温度)が0℃未満、好適には約−40℃〜約−80℃の範囲のゴム成分を有し、ポリメチルメタクリレートあるいはスチレン−アクリロニトリルコポリマーでグラフトされたポリ−アルキルアクリレートあるいはポリオレフィンを含むグラフトおよび/またはコアシェル構造がある。ゴム含有量は好適には少なくとも約10重量%、最も好適には少なくとも約50重量%である。
衝撃性改良剤としてここで使用できる他のゴムとしては通常、ロームアンドハース(Rohm & Haas)社から、PARALOID(商標)EXL2600の商標名で市販されているブタジエンコアーシェルポリマーがある。最も好適には、該衝撃性改良剤には、ブタジエンベースのゴムコアおよび、メチルメタアクリレートだけから、あるいはスチレンと一緒に重合される第2ステージを有する2段ポリマーを含む。このタイプの衝撃性改良剤はさらに、架橋ブタジエンポリマーにグラフトされたアクリロニトリルとスチレンを含み、それらは米国特許第4,292,233号に開示されており、その内容は参照により本明細書に援用されるものとする。
他の適切な衝撃性改良剤としては、アルキルアクリレート、スチレン、およびブタジエンを用いたエマルジョン重合により製造されるコアシェル衝撃性改良剤を含む混合物が含まれる。こうした衝撃性改良剤には、例えばメチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン(MBS)およびメチルメタクリレート−ブチルアクリレートコアシェルゴムなどが含まれる。
他の適切な衝撃性改良剤の中には、例えばA−B−AトリブロックコポリマーおよびA−Bジブロックコポリマーなどの、いわゆるブロックコポリマーおよびゴム状の衝撃性改良剤がある。衝撃性改良剤として使用されるA−BおよびA−B−Aタイプのブロックコポリマーゴム添加剤には、例えば部分的に水素化されていてもよいブタジエンブロックなどの、通常はスチレンブロックおよびゴムブロックであるアルケニル芳香族ブロックを1つまたは2つ含む熱可塑性ゴムが含まれる。これらのトリブロックコポリマーおよびジブロックコポリマーの混合物は特に有用である。
適切なA−BおよびA−B−Aタイプのブロックコポリマーは、例えば米国特許第3,078,254号、同3,402,159号、同3,297,793号、同3,265,765号および同3、594,452号、ならびに英国特許第1,264,741号に開示されている。A−BおよびA−B−Aブロックコポリマーの典型的なスピーシーズの例としては、ポリスチレン−ポリブタジエン(SB)、ポリスチレン−ポリ(エチレン−プロピレン)、ポリスチレン−ポリイソプレン、ポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエン、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SBS)、ポリスチレン−ポリ(エチレン−プロピレン)−ポリスチレン、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン、およびポリ(α−メチルスチレン)−ポリブタジエン−ポリ(α−メチルスチレン)などの他、それらが選択的に水素化されたものなどがある。さらに、前述のブロックコポリマーの少なくとも1つを含む混合物も有用である。そのようなA−BおよびA−B−Aブロックコポリマーは多くの企業から市販されており、例えば、フィリップスペトローリアム(Phillips Petroleum)社からSOLPRENEの商標名で、シェルケミカル(Shell Chemical)社からKRATONの商標名で、Dexco社からVECTORの商標名で、クラレ(Kuraray)社からSEPTONの商標名で市販されているものなどがある。
組成物はさらに、芳香族ビニル−シアン化ビニルコポリマーを含むことができる。適切なシアン化ビニル化合物としては、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルなどの置換シアン化ビニルが含まれる。衝撃性改良剤は好適には、スチレン−アクリロニトリルコポリマー(以後SANと呼ぶ)を含む。好適なSAN組成物は、残余のスチレン、p−メチルスチレンあるいはα‐メチルスチレンに対して、少なくとも10重量%、好適には25〜28重量%のアクリロニトリル(AN)を含む。本発明において有用なSANの別の例は、例えば1,4−ポリブタジエンなどのゴム状基板にSANをグラフトして改質しゴムグラフトポリマー衝撃性改良剤としたものを含む。ゴム含有量の多い(50重量%超)このタイプの樹脂(HRG−ABS)は、ポリエステル樹脂およびポリカーボネートとのブレンド品に対する衝撃性改良剤として特に有用である。
高ゴムグラフトABS改質剤と呼ばれる、別分類の好適な衝撃性改良剤には、約90重量%以上のSANがポリブタジエンにグラフトされ、残りはフリーSANであるものが含まれる。ABSは、ブタジエン含有量を12〜85重量%の範囲とし、スチレンとアクリロニトリルとの比を90:10から60:40の範囲とすることができる。好適な組成物には、約8重量%のアクリロニトリル、43重量%のブタジエンおよび49重量%のスチレンを含むもの、ならびに約7重量%のアクリロニトリル、50重量%のブタジエンおよび43重量%のスチレンを含むものがある。これらの材料は、Crompton社から、それぞれBLENDEX 336およびBLENDEX 415の商標名で市販されている。
衝撃強度は、ポリブチレンテレフタレートと、酸あるいはエステル部で官能基化されたエチレンホモポリマーあるいはエチレンコポリマーとを溶融混合することによって改善され、これについては、米国特許第3,405,198号;同3,769,260号;同4,327,764号および同4,364,280号に教示されている.ポリブチレンテレフタレートとスチレン−α‐オレフィン−スチレンのトリブロックとのポリブレンドについては、米国特許第4,119,607号に教示されている。米国特許第4,172,859号には、ランダムエチレン−アクリレートコポリマー、および単量体エステル基あるいは単量体酸基でグラフトされたEPDMゴムを用いた、ポリブチレンテレフタレートの衝撃性改良について教示されている。
好適な衝撃性改良剤には、ポリ(ブチルアクリレート)のコアおよびポリ(メチルメタクリレート)のシェルを有するものなどの、コアシェル衝撃性改良剤が含まれる。
衝撃性改良剤の有用量としては、組成物全重量に対して約1〜30重量%、好適には約5〜15重量%,より好適には約6〜12重量%である。
本来微粒子である衝撃性改良剤を加えると、ポリエステル組成物の溶融粘度は通常上昇する。前述の衝撃性改良剤のいずれかを含む衝撃性改良ポリエステル組成物の液流動性を向上することが産業界で求められている。
さらに、熱可塑性樹脂に無機充填材を用いて、他の望ましい特性に悪影響を与えずに、引張り弾性率と密度を上げさらに熱膨張係数を下げることが望ましい。
無機充填材を用いるとポリマー組成物の粘度が上昇することが多い。そのような組成物の流動性を向上させることは非常に好ましい。
典型的な無機充填材としては、アルミナ、アモルファスシリカ、無水アルミノシリケート、マイカ、珪灰石、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、クレー、タルク、二酸化チタンのような酸化金属などがある。微小粒径(直径10ミクロン未満)の無機充填材を低レベル(0.1−10.0重量%)含有させることが好ましい。
本発明のポリエステル樹脂にはさらに、補強材、充填材および着色剤が混合されていてもよい。
補強材および充填材は、組成物の全重量に対して約5〜約50重量%、好適には約10〜35重量%含まれていてもよい。好適な補強繊維は、ガラス繊維、セラミック繊維、および炭素繊維であり、製造方法と同様に当分野では広く公知である。一実施形態ではガラス繊維が好適であり、特に比較的ソーダフリーのガラスが好適である。「E」ガラスとしても知られる石灰−アルミノ−ホウケイ酸ガラスからなるガラス繊維フィラメントは、特に好適であることが多い。ガラス繊維は、製品をより脆くするとはいえ、曲げ弾性率と強度を大幅に向上させるために組成物に加えられる。ガラスフィラメントは、例えば蒸気吹込み法、空気吹込み法、火炎吹込み法、および機械引抜法などの標準プロセスで製造される。プラスチック補強用に好適なガラスフィラメントは、機械引抜法によって作られる。最適な機械的特性を実現するためには、ファイバーの直径は6〜20ミクロンであることが必要であり、好適には10〜15ミクロンである。成形組成物の調合においてはロービングも使用できるが、長さが約1/8インチ(3mm)〜約1/2インチ(13mm)のチョップドストランドの形で用いると便利である。組成物から成形された成形品における繊維長さは、組成物の反応の間にファイバーが断片化するだろうと想定されることから、通常は短くなる。最終成形組成物中のガラスファイバーの長さは、約4mm未満である。
ガラス繊維は、樹脂マトリックスとの接着力を高めるために、種々のカップリング剤で処理される。好適なカップリング剤には、アミノ基、エポキシ基、アミド基あるいはメルカプト基で官能基化されたシランが含まれる。例えばチタンやジルコニウムをベースとした有機金属化合物などの有機金属カップリング剤も使用できる。
他の好適なサイジング剤塗布ガラス繊維は、オーエンズコーニング(Owens Corning)社から、例えばOCF Kガラスフィラメント繊維183Fとして市販されている。
別の実施形態ではガラス長繊維が用いられ、この場合には、直径が10〜24μmの範囲、好ましくは13〜18μmの範囲のガラス繊維モノフィラメントを数千本含む連続繊維バンドルを、溶融熱可塑性樹脂で、好適にはポリエステルで含浸する。含浸したバンドルは、引抜成形プロセスとして周知のプロセスへの応用で調合されるように、冷却後、5mm超の長さ、好適には9mm超のペレットにカットされる。含浸にあたっては、本発明の高流動性ポリエステルをフィラメントの湿潤速度向上に用いることができ、長繊維ガラスペレットが製造される。これらのペレットが本発明のポリエステル組成物に組み込まれて、長繊維ガラス強化ポリエステル組成物が製造される。この方法によって準備された成形組成物中の長繊維ガラスの長さは通常、短繊維を組込んで調合されたものより長く、長繊維ガラスが優勢の部分では、成形部品におけるガラス繊維の長さは4mmを超える。そのような長繊維ガラス強化組成物は、射出成形、圧縮成形、熱成形など、違った成形技術に使用可能である。短繊維の場合と同様に、長繊維の場合も、樹脂との接着を向上させるために種々のカップリング剤で処理できる。さらに当業者にとっては、高流動性ポリエステル組成物中に長繊維ガラスを直接組み込む押出・引抜のような連続プロセスも可能である。
他の充填材および補強剤も、単独であるいは強化繊維と一緒に使用することができる。これらには、これに限定されないが、炭素繊維、マイカ、タルク、バライト、炭酸カルシウム、珪灰石、粉砕ガラス、フレークガラス、石英粉末、シリカ、ゼオライトおよび固体または中空ガラスビーズあるいはガラス球、ポリエステル繊維あるいはアラミド繊維などが含まれる。
ガラス繊維は、最初に芳香族ポリエステルと混合されて押出機に供給され、押出し機でペレットにカットされてもよく、あるいは好適な形態では、押出機の供給ホッパーに別々に供給されてもよい。非常に好ましい実施形態では、ガラス繊維は、ガラスの摩滅を最小限にするために押出機の下流側に供給されてもよい。本明細書に記載した組成物のペレットを調合するために、押出機は通常、ほぼ480〜550°Fの温度に維持される。そのように調合されたペレットは押出後、4分の1インチ以下にカットすることができる。前述のようにそのペレットは、細断され均一に分散したガラス繊維を含む。分散したガラス繊維は、押出機バレルの中でのチョップドガラスストランドの剪断作用の結果、長さが短くなる。
本発明の組成物は、前述の好ましい特性を損なわずに、他の望ましい特性を向上させる成分をさらに含んでもよく、それらの成分としては、ビスエポキシ系鎖延長剤、鎖延長触媒、モノエポキシ系鎖停止剤、熱安定剤、酸化防止剤、染料と色素を含む着色剤、潤滑剤、離型剤、造核剤あるいは耐紫外線(UV)安定剤などがある。潤滑剤の例としては、例えばテトラステアリン酸ペンタエリスリトール(PETS)などのアルキルエステル、エチレンビス−ステアルアミドなどのアルキルアミド、ポリエチレンのようなポリオレフィンなどがある。
難燃剤は少なくとも、ポリエステル樹脂の可燃性を好適にはUL94 V−O定格まで低減するのに十分な量存在することが望ましい。その量は樹脂の性質および添加剤の効率に応じて変ってくる。しかしながら、添加剤の量は通常、2〜30重量%であろう。好適な範囲は、約10〜20重量%であろう。
典型的な難燃剤としては、テトラブロモビスフェノールAポリカーボネートオリゴマ、ポリブロモフェニルエーテル、臭素化ポリスチレン、臭素化BPAポリエポキシド、臭素化イミド、臭素化ポリカーボネート、ポリ(ハロアリールアクリレート)、ポリ(ハロアリールメタクリレート)、あるいはそれらの混合物などのハロゲン化難燃剤を含む。
他の適切な難燃剤の例としては、ポリジブロモスチレンおよびポリトリブロモスチレン、デカブロモビフェニールエタン、テトラブロモビフェニール、例えばN5N1−エチレン−ビス−テトラブロモフタルイミド、ポリ(ペンタブロモベンジル)アクリレート、臭素化カーボネートオリゴマ、特にテトラブロモビスフェノールAから誘導され、所望であれば、フェノキシラジカル、臭素化フェノキラジカル、あるいは臭素化エポキシ樹脂で末端キャップされたカーボネートなどの臭素化α,w−アルキレン−ビス−フタルイミド、などの臭素化ポリスチレンである。
ハロゲン化難燃剤は通常、相乗剤、特に無機アンチモン化合物と共に使用される。そのような化合物は広く市販されているか、あるいは既知の方法で製造できる。典型的な無機相乗剤化合物には、Sb、Sb、アンチモン酸ナトリウムなどが含まれる。特に、三酸化アンチモン(Sb)は好適である。酸化アンチモンのような相乗剤は通常、最終組成物中の樹脂の重量%に対して約0.5〜15重量%で使用される。
ハロゲン化難燃剤の代わりに、亜リン酸ベースの難燃剤も考えられる。典型的な亜リン酸ベースの難燃剤には、有機リン酸塩、次亜リン酸の金属塩、有機ホスフィン酸の金属塩などが含まれる。メラミンシアヌレート、メラミンピロリン酸塩などの、上記亜リン酸ベースの難燃剤に対する相乗剤も組成物に含むことができる。
さらに本組成物にはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプの樹脂あるいはコポリマーが含まれてもよく、それらは難燃性熱可塑性プラスチックのドリッピングの低減あるいは組成物中の繊維ネットワークの形成に用いられる。一実施形態では、フッ素ポリマーは少なくとも部分的に、熱可塑性プラスチックである封入ポリマーで封入されている。用いたフッ素ポリマーは、米国特許第5,804,654号に開示されているように、水性エマルジョン重合で合成したPTFE/SANであった。
この組成物中に使用されるポリカーボネートは、ビスフェノールAおよびホスゲンから誘導されたものである。他の実施形態では、ポリカーボネート樹脂は2つ以上のポリカーボネート樹脂のブレンド品である。
芳香族ポリカーボネートは、当分野では公知の溶融重合、溶液重合、あるいは界面重合技術で調合できる。例えば、芳香族ポリカーボネートはビスフェノールAを、ホスゲン、ジブチルカーボネートあるいはジフェニルカーボネートと反応させることにより製造できる。そのような芳香族ポリカーボネートは市販もされている。一実施形態では、芳香族ポリカーボネート樹脂はゼネラルエレクトリック社から、例えばLEXAN(登録商標)ビスフェノールA−タイプポリカーボネート樹脂として市販されている。ある芳香族カーボネートは、例えば、ゼネラルエレクトリック社からLEXAN(登録商標)の名前で市販されている、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール−A)とホスゲンから誘導されるホモポリマーなどのホモポリマーである。
分枝鎖ポリカーボネートは、重合反応中に分岐剤を添加することで準備される。これらの分岐剤は周知であり、水酸基、カルボキシル基、カルボン酸無水物、ハロホルミル基およびそれらの混合物である官能基を少なくとも3つ含む多官能基有機化合物を含んでもよい。具体的には、トリメリト酸、トリメリト酸無水物、トリメリト酸トリクロライド、 トリスp−ヒドロキシフェニルエタン、イサチン−ビス−フェノール、トリス−フェノールTC(l,3,5−トリス((p−ヒドロキシフェニル)−イソプロピル)ベンゼン)、トリス−フェノールPA(4(4(l,l−ビス(p−ヒドロキシフェニル)−エチル)α、αジメチル−ベンジル)フェノール)、4 −クロロホルミル無水フタル酸、トリメシン酸およびベンゾフェノンテトラカルボン酸などである。分岐剤は、約0.05−2.0重量%のレベルで添加することができる。分枝鎖ポリカーボネートを製造するための分岐剤および方法は、米国特許第3,635,895号、同第4,001,184号、および同第4,204,047号に記載されている。
好適なポリカーボネートは、約0.30〜1.00dL/gの固有粘度(25℃、メチレンクロライドで測定)を有する分子量の大きな芳香族カーボネートポリマーである。ポリカーボネートは分枝鎖でも直鎖でもよく、通常は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ法で測定した平均分子量が約10,000〜約200,000、好適には約20,000〜約100,000の範囲である。ポリカーボネートは種々の既知の末端基を有していてもよい。
本発明の組成物の中で使用されたポリカーボネートのレベルは、組成物の全重量の5〜90%の範囲、より好適には20〜70%の範囲にある。
ポリアミド、ポリオレフィン、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィドおよびポリエーテルイミドなどの他の熱可塑性ポリマーを、特性改質ポリマーとしてポリカーボネートの代わりに用いることができる。
本発明のポリエステル組成物は、当分野における公知の技術で製造できる。成分は通常粉末か顆粒状であり、ブレンドとして押し出され、および/またはペレットあるいは他の適切な形状に細分される。成分は任意の方法で組み合わせてもよく、例えば乾燥混合、あるいは押出機または他のミキサーで溶融状態で混合される。例えばある実施形態では、粉末あるいは顆粒状の成分を溶融ブレンドするステップと、該ブレンドを押出してペレットあるいは他の適切な形状に細分するステップとを含む。さらに、該成分を乾燥混合するステップと、押出し機で溶融状態で混合するステップも含まれる。
本発明のブレンド品を用いて、溶融ポリマーから成形するための種々の共通のプロセス、例えば射出成形、圧縮成形、押し出しおよびガスアシスト射出成形などにより、成形品にすることができる。そのような成形品の例としては、電気コネクタ、電気機器筐体、自動車エンジン部品、照明ソケットおよびリフレクタ、電動機部品、電力配電設備、通信設備、およびスナップ嵌めコネクタに成形された器具などが含まれる。変性ポリエステル樹脂もフィルムおよびシートに成形することができる。
以下の実施例は本発明を例示しているが、本発明の範囲に対して限定となるものではない。本発明の実施例はEnで、比較例はCnで指示され、ここでnは実施例の番号を表す。実施例はすべて同様の方法で調合しテストした。
実施例の成分を一緒に混合し次に、バレルおよびダイヘッドの温度が240〜265℃にあって、真空口の付いた混合スクリューを有する二軸スクリュー押出機に押出した。スクリュー回転数は300rpmとした。押出されたものをウォータバスで冷却し次にペレット化した。テスト部品は、設定温度を約240〜265℃としたEngel HOT成形機、あるいはvan Dorn成形機に射出成形した。ペレットは強制空気循環オーブンの中で、120°Cで2〜4時間乾燥し、その後射出成形した。
流動性測定:この作業では3つの流動性測定方法を用いた。異なったサンプルの流動性は通常、以下の段落で提示される方法の中の1つあるいは複数を用いて測定される。
ペレット(測定前に120℃で2時間乾燥)上の溶融体積速度(MVR)をISO1133に準拠して測定した。保圧時間は240秒、0.0825インチ(2.1mm)のオリフィスとした。
スパイラル金型を備えた射出成形機中でスパイラルフロ−を測定した。型内の流動長(cm)を以下の条件で測定した。溶融温度、金型温度、スパイラルフローの厚み、および過給圧はそれぞれ260℃、66℃、1.5mmおよび10Mpaであった。一定流量長になるまでの最初の10〜15個の部品は捨てた。報告値は5つの部品での平均値である。
溶融流動性の別の指標である細管粘度をASTM D3835あるいはISO Dl 1433に準拠して測定した。乾燥ペレットを細管レオメータを介して押出して種々のせん断速度における力を決定し、せん断粘度を評価した。
引張特性をISO527に準拠して(23℃、クロスヘッドスピード5mm/min)、150×10×4mm(長さ×幅×厚さ)の射出成形板を用いて測定した。ノッチなしアイゾッド衝撃をISO180に準拠し(23℃、振り子5.5ジュール)、80×10×4mm(長さ×幅×厚さ)の衝撃板上で測定した。曲げ特性すなわち3点曲げをISO178に準拠し(23℃、クロスヘッドスピード2mm/min)、80×10×4mm(長さ×幅×厚さ)の衝撃板上で測定した。
他の試験においては、射出成形部品をASTMに準拠して測定した。ノッチ付きアイゾット衝撃試験をASTM D256法に準拠して3×1/2×1/8インチ大きさの棒で行った。破断点引張伸び試験をASTM D648に準拠して、室温中、ガラス充填サンプルに対してはクロスヘッドスピード2インチ/min、無充填サンプルに対しては0.2インチ/minにて、7×1/8インチの射出棒に対して行った。曲げ特性試験をASTM790あるいはISO178に準拠して行った。計装化衝撃試験と呼ばれることもある二軸衝撃試験をASTM D3763に準拠して、4×1/8インチの成形円板を用いて行った。全吸収エネルギーをフィート−ポンド(ft−lbs)あるいはジュールで求めた。
高温劣化試験を、成形部品を温度155℃の熱風循環式乾燥機に入れて行った。成形部品を乾燥機から取り出して冷却し、相対湿度50%中に少なくとも2日間おいて平衡とした後、試験を行った。高温劣化試験はASTM D3045に準拠して行った。
難燃性試験を、「プラスチック材料の燃焼試験、UL94」とタイトルをつけられた、保険業者実験室公報94の手続きに従って行った。この方法では、材料は5つのサンプルでの試験結果に基づいて、HB、VO、Vl、V2、VAおよび/またはVBに分類される。VO定格を達成するには、長軸を炎に対して180°になるように配置したサンプルで、点火炎を取り除いた後で燃焼および/またはくすぶりが平均5秒間以上は続かず、かつ垂直に配置されたサンプルから、綿を燃焼させる燃焼粒子滴を生成しないことが必要である。5本棒燃焼時間(FOT)とは、5本の棒それぞれの燃焼時間の合計であり、それぞれは、最大燃焼時間の倍の50秒間は明るかった。Vl定格を達成するためには、長軸を炎に対して180°になるように配置したサンプルで、点火炎を取り除いた後で燃焼および/またはくすぶりが平均25秒間以上は続かず、かつ垂直に置かれたサンプルから、綿を燃焼させる燃焼粒子滴を生成しないことが必要である。5本棒燃焼時間とは5本の棒それぞれの燃焼時間の合計であり、それぞれは、最大燃焼時間の倍の250秒は明るかった。本発明の組成物は好適には1.5mm以下の厚みで、UL94定格のVlおよび/またはVOを達成すると予想される。
実施例で用いた成分を表1に示す。
Figure 0004829304
次の表では、比較実施例はCで、本発明による実施例はEで示され、その後に番号が続く。
Figure 0004829304
表2(実施例E1〜E5)に見られるように、THAMの量は、溶融体積速度あるいはスパイラルフロー性に大きな永影響を及ぼす。両方ともポリマー組成物の溶融流動性とは無関係に測定された。THAMの量がポリエステル組成物の約1重量%より大きいと、機械的特性、特に衝撃特性(ノッチなしアイゾット衝撃)は、受け入れ難いほどの影響を受ける。
表3に見られるように、ガラス充填ポリエステルの組成(実施例E6)では、THAMは、溶融粘度の低減すなわち流動性向上において、ペンタエリスリトールより効率的である。
THAMは、例えば、実施例C7に対して実施例E7に見られるように、MVRの向上に有効である。両方とも衝撃性改良剤としてABSを含んでいる。THAMは、機械的特性を満足できる範囲に保持しながら流動性を向上させる点において、ペンタエリスリトールより効率的である。
Figure 0004829304
表4には、ポリカーボネート−ポリエステル組成物(実施例E8)にTHAMを添加することにより、機械的特性を維持しながら流動性を向上させることが示されている。当業者であれば、流動性を向上させるために、本発明に基づくTHAMおよびその他のポリ水酸基添加剤を、ポリカーボネート−ポリエステルあるいは透明組成物を含むコポリマーブレンド品と類似のタイプに用いることができるであろう。
Figure 0004829304
Figure 0004829304
表5に見られるように、ペンタエリスリトールのような流動性向上剤は、アクリル系改良剤あるいはMBS(実施例E9およびE10)を含む組成物の流動性を増加させるのに非常に有効である。アクリル系衝撃性改良剤は、流動性と熱老化安定性とを同時に向上させる点において、検討した衝撃性改良剤の中では最も有効である。MBS(実施例E10)あるいはアクリル系衝撃性改良剤(実施例E9)のいずれかを含む組成物は、流動性と熱老化安定性との優れたバランスを得る点において、比較実施例C12より優れている。
Figure 0004829304
表6に見られるように、流動性向上成分としてペンタエリスリトールを含む難燃性のPBTポリマー組成物は、優れた流動特性を示す。さらに、ペンタエリスリトールおよびアクリル系衝撃性改良剤(実施例E11あるいはE13)を含む組成物は、衝撃性改良剤としてMBSを含む組成物(実施例E12あるいはE14)よりも、流動性向上と熱老化安定性特性との優れた組合せを提供する。アクリル系衝撃性改良剤をベースとした組成物は、優れた流動特性だけではなく、良好な耐衝撃性と耐熱老化特性をも提供する。
流動性改良添加剤としてペンタエリスリトールを用いても、1.5mm厚さの成形棒では難燃性定格には影響しない。それは、本発明に基づく実施例E11,E12,E13,およびE14以外の比較例C13およびC14に見られるとおりである。
Figure 0004829304
表7には、難燃性ポリエステル組成中に流動性向上添加剤として、主要なアミノ基を1つ含むTHAMが用いられることが示されている。
本発明は代表的な実施形態で例示・記載されているが、本発明の趣旨から逸脱することなしに種々の修正及び置換は可能であるために、ここに示された具体例に限定するように意図されるものではない。そのために、この明細書に開示された本発明の修正および均等物は、単に定型的な実験によって当業者にもたらされてもよく、そのような修正および均等物も、以下の特許請求の範囲に定義される本発明の趣旨および技術範囲内に含まれるものと考えられる。

Claims (7)

  1. (a)5〜99重量%の、平均分子量Mwが10,000〜120,000ダルトンの範囲にある少なくとも1つのポリエステルと、
    (b)構造式Iのアルコールを0.05〜2重量%と、
    Figure 0004829304
    式中、RはNHを示し;RはCH、CHCH、あるいは、1つまたは複数のヒドロキシ基置換基を有していてもよい炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数3〜20のシクロアルキル基、炭素原子数6〜20のアリール基、1つまたは複数のヒドロキシ基置換基を有していてもよい炭素原子数1〜20のアルコキシ基、あるいは炭素原子数6〜20のアリールオキシ基のいずれかであることを示す。
    (c)1〜30重量%の衝撃性改良剤と、を含み、
    前記ポリエステルは、ポリ(アルキレンフタレート)、ポリ(アルキレンイソフタレート)、ポリ(アルキレンテレフタレート)あるいはポリ(シクロアルキレンテレフタレート)、ポリ(シクロアルキレン脂環式ジカルボキシレート)、ポリ(アルキレンジカルボキシレート)、エステルアミドコポリマー、アルカンジオールあるいは脂環式ジオールの少なくとも1つを含む構造単位から誘導されるコポリエステル、および、芳香族二酸、脂肪族二酸および脂環式二酸から選ばれる少なくとも1つの二酸、から構成される群から選択される少なくとも1つであり、
    前記衝撃性改良剤は、グラフトまたはコアシェルのアクリルゴム、ジエン系ゴム、オルガノシロキサンゴム、エチレンプロピレンジエンモノマゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンゴム、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム、メタクリレート−ブタジエン−スチレンゴム、スチレンアクリロニトリルコポリマーあるいはグルシジルエステルから構成される群から選択される少なくとも1つであることを特徴とする高流動性ポリエステル成形組成物。
  2. 前記ポリエステルは、ポリ(ブチレンテレフタレート)であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. さらに、5〜50重量%の少なくとも1つの補強充填材を含み、
    前記補強充填材は、炭素繊維、ガラス短繊維、ガラス長繊維、雲母、タルク、珪灰石、クレー、テトラフルオロエチレン繊維から選択される少なくとも1つであることを特徴とする請求項に記載の組成物。
  4. さらに、ハロゲン化カーボネートオリゴマ、ポリ(ハロアリールアクリレート)、ポリ(ハロアリールメタクリレート)、有機リン酸塩、有機ホスフィン酸塩の金属塩、あるいはホスフィン酸塩の金属塩から選択された少なくとも1つの難燃性化学物質を含むことを特徴とする請求項に記載の組成物。
  5. さらに、ポリエステルあるいは前記アクリル系衝撃性改良剤以外に、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、およびポリエーテルイミドから選択される少なくとも1つの熱可塑性改質剤を含むことを特徴とする請求項に記載の組成物。
  6. さらに、カルボキシル基と反応する単官能基、二官能基、あるいは多官能基のエポキシ鎖延長剤、酸化防止剤、着色剤、離型剤、造核剤、UV光安定剤、熱安定剤、潤滑剤から構成される群から選択される少なくとも1つの添加剤を、0.1〜5重量%含むことを特徴とする請求項に記載の組成物。
  7. 請求項に記載の組成物から成形された成形品。
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