JP4828239B2 - 回胴式遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、図柄を変動表示させる複数の回胴を有する回胴式遊技機(スロットマシン)に関する。
通常の回胴式遊技機(スロットマシン)では、複数の回胴(リール)を回転させるスタートレバーが操作されると、回胴が回転し始めるとともに、遊技者に付与される賞態様が抽選(以下、この抽選を内部抽選と呼ぶ。)される。
そして、回胴が回転しているときに、遊技者が停止ボタンを押下すると、その押下したタイミング及び内部抽選結果に基づいて、入賞判定ライン上に実際に停止表示される図柄の組み合わせが内部抽選結果に応じた図柄の組み合わせとなるように回胴の停止が制御される。
ところで、入賞判定ライン上に停止表示される図柄の組み合わせ(以下、図柄組合せという。)の種類が少ないと、いわゆる「出目が単調」となって遊技の興趣が損なわれるので、図柄組合せは、できるだけ多い方がよい。
そこで、例えば、特許文献1に記載の発明においては、以下のようにして図柄組合せが多くなるようにしている。
すなわち、特許文献1に記載の発明においては、スベリコマ数が記憶された複数種類の停止テーブルを予め用意するとともに、内部抽選結果及び最初に押下された停止ボタンの押下タイミングに基づいて複数種類の停止テーブルの中から実際に停止制御に使用する停止テーブルを決定し、その決定された停止テーブルに従って最初に押下された停止ボタンに対応する回胴の回転を停止させる。
なお、スベリコマ数とは、周知のごとく、停止ボタンが押下されたタイミングで、表示領域上の基準位置に表示されていた図柄と、その基準位置に実際に停止表示される図柄とのコマ数をいう。
次に、その最初の停止した回胴に表示された複数個の図柄のうち、基準位置に実際に停止表示されている図柄に基づいて、2番目以降の回胴の停止制御に使用する停止テーブルを決定し、この決定された停止テーブルに従って2番目に押下された停止ボタンに対応する回胴の回転を停止させる。
そして、2番目の回胴が停止した時に、この停止した2番目の回胴に表示された図柄のうち基準位置に実際に停止表示されている図柄に基づいて、3番目の回胴の停止制御に使用する停止テーブルを変更している。
特開2003−135675号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、回胴が実際に停止した時に、次に停止させる回胴の停止制御に使用する停止テーブルを決定し、現在回転している回胴の停止制御に使用する停止テーブルは、既に停止している回胴によって決定されるので、現在回転している回胴の停止制御に使用する停止テーブルを変更することができない。
つまり、例えば、第1回胴、第2回胴、第3回胴の順で停止させる、いわゆる順押しの場合において、特許文献1に記載の発明では、第1回胴が停止した時点で第2回胴の停止制御に使用する停止テーブルが決定され、かつ、第2回胴の停止制御に使用する停止テーブルを他の停止テーブルに変更できないので、第1回胴が停止した時点で、実際に停止表示可能な図柄組合せが制限されてしまい、停止表示可能な図柄組合せを更に増やすことが非常に難しい。
本発明は、上記点に鑑み、停止表示可能な図柄組合せを増やすことにより、出目が単調になることを防止して回胴式遊技機の興趣を高めることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項に記載の発明では、回転可能に支持され、外周面に複数個の図柄が表示された複数の回胴と、遊技者の操作に基づいて、回胴を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段と、複数の回胴の夫々に対応して設けられ、遊技者の操作に基づいて回胴を停止させる回転停止信号を発する複数の変動停止手段と、回胴の外周面に表示された図柄を遊技者が視認可能とするように設けられた図柄表示窓と、回胴の停止位置を決定するための複数種類の停止制御用ラインデータからなる停止制御用テーブルが、複数種類記憶された停止制御情報記憶手段と、停止制御用ラインデータに基づいて、回胴を所定の停止位置で停止させる停止制御手段と、遊技者に付与される賞態様を抽選する賞態様抽選手段と、賞態様抽選手段の抽選結果、及び1番目に停止した回胴の外周面の図柄のうち図柄表示窓内に設けられる基準位置に位置する図柄に基づいて、複数種類の停止制御用テーブルの中から2番目以降に停止する回胴の停止制御を行うための停止制御用テーブルを決定する停止制御用テーブル決定手段と、停止制御用テーブル決定手段が決定した停止制御用テーブルを構成する複数種類の停止制御用ラインデータの中から、2番目以降に停止する回胴の停止位置を決定するための停止制御用ラインデータを仮決定する停止制御用ラインデータ仮決定手段と、停止制御用テーブル決定手段により停止制御用テーブルが決定され、かつ、停止制御用ラインデータ仮決定手段により停止制御用ラインデータが仮決定された後であって、2番目以降に停止する回胴に対応する変動停止手段が回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する回胴の基準位置に位置する図柄に基づいて、停止制御用ラインデータ仮決定手段により仮決定された停止制御用ラインデータを変更するか否かを決定する停止制御用ラインデータ変更決定手段とを備え、停止制御用ラインデータ変更決定手段は、2番目以降に停止する回胴に対応する変動停止手段が回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する回胴の基準位置に位置する図柄が第1の図柄であった場合には、仮決定された停止制御用ラインデータを変更しないことを決定し、2番目以降に停止する回胴に対応する変動停止手段が回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する回胴の基準位置に位置する図柄が第2の図柄であった場合には、仮決定された停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定し、停止制御手段は、停止制御用ラインデータ変更決定手段により停止制御用ラインデータを変更しないことが決定された場合には、2番目以降に停止する回胴を、仮決定された停止制御用ラインデータに基づく停止位置で停止させ、停止制御用ラインデータ変更決定手段により停止制御用ラインデータを変更することが決定された場合には、2番目以降に停止する回胴を、他の停止制御用ラインデータに基づく停止位置で停止させることを特徴とする。
このため、請求項に記載の発明では、2番目に停止する回胴の停止制御に使用される停止制御用ラインデータは、その回転している回胴に対応する変動停止手段が操作されたタイミング、つまり回転停止信号が発せられた時に基準位置に位置した図柄に基づいて、停止制御用ラインデータ決定手段にて決定された停止制御用ラインデータ、又は停止制御用ラインデータ変更手段にて変更された停止制御用ラインデータのいずれかとなる。
これにより、請求項に記載の発明では、2番目に停止する回胴の停止制御に使用する停止制御用ラインデータは、既に停止している回胴によって固定されることなく、変動停止手段が操作されたタイミングに基づいて変更され得るので、停止表示可能な図柄組合せを特許文献1に記載の発明より増やすことがすることができる。したがって、出目が単調になることを防止することができるので、回胴式遊技機の興趣を高めることができる。
また、停止制御用テーブル及び停止制御用ラインデータの内容は設計段階で決定されるので、例えば、複数種類の停止制御用ラインデータの中からいずれの停止制御用ラインデータを使用するかを乱数を用いた抽選で決定する場合に比べて、設計者の思惑通りの図柄組合せを停止表示させることが容易になるので、設計自由度を向上させることができる。
つまり、複数種類の停止制御用ラインデータの中からいずれの停止制御用データを使用するかを乱数を用いた抽選で決定すると、設計者が意図した図柄組合せが一度も停止表示されることなく、回胴式遊技機が破棄されるおそれがあるが、請求項2に記載の発明によれば、そのような事が発生する可能性は低くなる。
また、請求項に記載の発明では、停止制御用テーブル及び停止制御用ラインデータの中からいずれの停止制御用テーブル及び停止制御用ラインデータを使用するかを乱数を用いた抽選で決定しないので、停止制御操作を不正に行う不正行為を未然に防止することができる。
また、請求項に記載の発明では、停止制御用ラインデータ変更決定手段は、2番目以降に停止する回胴に対応する変動停止手段が回転停止信号を発した時に、1番目に停止した回胴を示す回胴番号と、2番目に停止する回胴を示す回胴番号とから求められる複数の回胴に対する停止順序を参照して、変更前の停止制御用ラインデータおよび変更後の停止制御用ラインデータを示すラインデータ変更パターンを複数種類選択し、該選択した複数種類のラインデータ変更パターンの中から、停止制御用ラインデータ仮決定手段により仮決定された停止制御用ラインデータに対応する複数種類のラインデータ変更パターンをさらに選択し、2番目以降に停止する回胴に対応する変動停止手段が回転停止信号を発した時に、該選択した複数種類のラインデータ変更パターンの中から、該変動停止手段に対応する回胴の基準位置に位置する図柄に基づいて、何れかのラインデータ変更パターンの設定、または非設定を行うものであって、該基準位置に位置する図柄が第1の図柄であった場合には、何れのラインデータ変更パターンも設定せずに、仮決定された停止制御用ラインデータを変更しないことを決定し、該基準位置に位置する図柄が第2の図柄であった場合には、選出した複数種類のラインデータ変更パターンのうち第1のラインデータ変更パターンに基づいて、仮決定された停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定し、該基準位置に位置する図柄が第3の図柄であった場合には、選出した複数種類のラインデータ変更パターンのうち第1のラインデータ変更パターンと異なる第2のラインデータ変更パターンに基づいて、仮決定された停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定することを特徴とする。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.遊技機1の全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る回胴式遊技機1(以下、「遊技機1」と記す。)の外観を示す斜視図であり、図2は、遊技機1の前面構造を示す説明図である。
図1及び図2に示すように、遊技機1の全体的形状を構成する筐体3の正面部には、表示窓5、操作パネル部7、遊技メダル払出口9、及び演出表示部11等が設けられている。
表示窓5は、遊技機1の上段部分に設けられ、遊技者に対して図柄を表示するための窓であり、この表示窓5は透明なパネルで覆われている。このため、遊技者は、表示窓5を介して、後述する回胴13L、13C、13Rの外周面に表示された図柄を目視することができる。
また、筐体1の内部のうち表示窓5の内側に対応する部位には、略円筒状に形成された複数個(本実施形態では、3個)の回胴(リール)13L、13C、13Rが横一列に回転可能に配設されており、これら各回胴13L〜13Rの外周面には、複数種類の図柄からなる図柄配列が回転方向(円周方向)に沿って形成されている。
このとき、表示窓5は、回胴13L〜13Rの外周面に形成された図柄をそれぞれ3つずつ目視できるように設定されており、これらの回胴13L〜13Rを回転又は停止させることにより、表示窓5内のうち各回胴13L〜13Rに対応する3の領域で図柄を変動表示又は停止表示させることができる。
なお、以下、左端の回胴13Lを「第1回胴13L」と記し、中央の回胴13Cを「第2回胴13C」と記し、右端の回胴13Rを「第3回胴13R」と記す。さらに、これら回胴13L〜13Rを総称するときは、単に「回胴13」と記す。
因みに、図3は、第1回胴13L、第2回胴13C、及び第3回胴13Rの外周面に形成された図柄配列を示す説明図であり、各回胴13L〜13Rには、第0番から第20番までの21個の図柄が形成されている。そして、回胴13L〜13Rが回転すると、表示窓5には、各回胴毎に3個の図柄が第0番から第20番へと順に表示され、第20番の図柄が表示されると、再び第0番の図柄から順に図柄の表示が行われる。
また、表示窓5の左側には、図2に示すように、第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、及び遊技開始表示ランプ17が設けられており、第1メダルラインランプ15aは、1枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が中央の入賞ラインL1の上で揃って入賞したことを表示するランプである。
第2メダルラインランプ15bは、2枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が下段の入賞ラインL2の上で揃って入賞したことを表示するランプである。
第3メダルラインランプ15cは、3枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が斜めの入賞ラインL3の上で揃って入賞したことを表示するランプである。なお、第1〜第3メダルラインランプ15a〜15cは、再遊技役の入賞が成立して遊技媒体をなす遊技メダルが自動投入された場合も点灯する。
遊技開始表示ランプ17は、回胴13L〜13Rの回転が開始可能な状態になったことを示すランプである。
一方、表示窓5の右側には、打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a、23b、23c、及び遊技メダル投入ランプ25が設けられており、打止め表示ランプ19は、遊技者に対して払い出される遊技メダルの総数が上限に到達し、遊技機1がいわゆる打ち止め状態となったことを表示するランプである。
また、再遊技ランプ21は、再遊技が成立し、遊技メダルを使用することなく、続けて遊技を実行することが可能である旨を遊技者に報知するためのランプであり、ビッグボーナス告知ランプ23a〜23cは、遊技機1がビッグボーナス遊技状態に移行したことを示すランプであり、遊技メダル投入ランプ25は、遊技メダルの投入を受け入れ可能であることを示すランプである。
また、表示窓5の下側には、役物回数表示器27、払出枚数表示器29、及び貯留枚数表示器31が設けられており、役物回数表示器27は、レギュラーボーナス役の入賞可能回数等を表示し、払出枚数表示器29は、遊技機1から払い出される遊技メダルの枚数を表示し、貯留枚数表示器31は、遊技機1に貯留されている遊技メダルの枚数を表示する。
操作パネル部7は、遊技機1の中段部に位置して手前に向かって突出して棚状に形成されたものであり、その上面部には、遊技メダル投入口33、1枚投入ボタン35、3枚投入ボタン37、及び精算ボタン39が設けられている。
そして、遊技メダル投入口33は、遊技メダルを遊技機1に投入するための投入口であり、この投入口33に投入された遊技メダルは、後述するメダルセレクター131(図4参照)を介して、遊技機1内に取り込まれる。
また、1枚投入ボタン35は、遊技機1に貯留されている遊技メダルのうち1枚を投入するためのボタンであり、3枚投入ボタン37は、遊技機1に貯留されている遊技メダルのうち3枚を投入するためのボタンであり、精算ボタン39は、遊技機1に貯留されている遊技メダルを外部に払い出す際に押されるボタンである。
なお、遊技において入賞が成立した場合、又は1回の遊技に必要な枚数(規定数)を超えて余分な遊技メダルが遊技メダル投入口33から投入された場合等には、遊技メダルは遊技機1の内部に貯留される。ここで、貯留とは、後述する主制御基板101のRAM115に遊技メダルの数を記憶する、いわゆるクレジットのことであり、本実施形態では、貯留可能な枚数の上限は50枚である。
また、操作パネル部7の前面部には、スタートレバー41、停止ボタン43L、43C、43R、返却ボタン45等が設けられており、これら41、43L〜43R、45は、遊技者により手動操作される。
スタートレバー41は、回胴13、つまり後述する電動モータ133L〜133R(図4参照)を回転させる回転開始信号を後述する主制御基板101(図4参照)に向けて発する変動開始手段であり、停止ボタン43L〜43Rは、各回胴13の個数に対応した個数(本実施形態では、3個)設けられているとともに、対応する回胴13の回転、つまり電動モータ133L〜133Rの回転を停止させる回転停止信号を主制御基板101に向けて発する変動停止手段である。
因みに、返却ボタン45は、投入された遊技メダルが後述するメダルセレクター131(図4参照)の内部で詰まった場合に、遊技者がこの詰まりを解消すべく押されるボタンである。
なお、以下では、第1回胴13Lに対応する停止ボタン43Lを「第1停止ボタン43L」と記し、第2回胴13Cに対応する停止ボタン43Cを「第2停止ボタン43C」と記し、第3回胴13Rに対応する停止ボタン43Rを「第3停止ボタン43R」と記し、これらを総称するときは、単に「停止ボタン43」と記す。
また、遊技メダル払出口9は、遊技機1の下部に設けられており、遊技機1の下部には、遊技メダル払出口9のほか、遊技メダル払出口9から払い出される遊技メダルを受け止めるための受け皿部47が設けられている。
演出表示部11は、図柄の変動表示の開始と連動して開始される演出を表示する演出表示手段をなすもので、本実施形態では、表示窓5の上方側に配設したドットマトリックス表示装置又は液晶表示装置等にて演出表示部11を構成している。
次に、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を説明する。
図4は、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を示す説明図である。遊技機1には、主制御基板101を中心として、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107、及び電源基板109等が設けられている。
主制御基板101は、遊技機1で行われる遊技の進行及び演出を制御する電子制御装置であり、この主制御基板101は、CPU(中央演算装置)111、ROM(読込専用記憶装置)113、及びRAM(随時読込書込可能記憶装置)115等を互いに接続して構成される周知のマイクロコンピュータにて構成されており、CPU111を中心として構成されるマイクロコンピュータである。
主制御基板101に接続された副制御基板105には、主制御基板101と同様にCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータによって構成されているとともに、各種の照明用基板119、各種のスピーカ121及び演出表示部11等が接続されている。
そして、副制御基板105は、主制御基板101からの信号に基づき、各種のスピーカ121に音声信号及び演出表示部11に表示される演出の画像信号を出力するとともに、各種の照明用基板119に対しても信号を出力する。また、照明用基板119は、副制御基板105からの信号に基づいて、照明類123の点灯及び消灯等を制御する。
中央表示ランプ基板107には、役物回数表示器27、払出枚数表示器29及び貯留枚数表示器31等の表示器、並びに1枚投入ボタン35、3枚投入ボタン37、精算ボタン39、第1停止ボタン43L、第2停止ボタン43C及び第3停止ボタン43R等の操作停止ボタンが接続されている。そして、これらの操作ボタン35、37、39、43L〜43Rが遊技者によって操作されると、その操作結果を示す信号が、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101は、中央表示ランプ基板107を介して送信される入力信号に基づいて、各ボタン35、37、39、43L〜43Rに対する操作状態を判断し、これに基づいて、後述する電動モータ133L、133C、133Rの制御を行う。
また、中央表示ランプ基板107には、左表示ランプ基板125、右表示ランプ基板127、スタートレバーユニット129及びメダルセレクター131等も接続されている。
左表示ランプ基板125は、表示窓5の左側に設けられた第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、及び遊技開始表示ランプ17の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプの点灯及び消灯制御は、中央表示ランプ基板107及び左表示ランプ基板125を介して主制御基板101にて行われる。
右表示ランプ基板127は、表示窓5の右側に設けられた打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a〜23c、遊技メダル投入ランプ25の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプの点灯及び消灯制御は、中央表示ランプ基板107及び右表示ランプ基板127を介して主制御基板101にて行われる。
スタートレバーユニット129は、スタートレバー41や、このスタートレバー41の操作を検出するための回胴回転始動センサー基板(図示せず。)等から構成されており、スタートレバー41が遊技者により操作されると、その操作が回胴回転始動センサー基板によって検出され、この検出結果を示す回転開始信号が、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101上のコンピュータは、回転開始信号に基づいてスタートレバー41に対する操作状態を判断し、これに基づいて、後述する電動モータ133L、133C、133Rの制御を行う。
メダルセレクター131は、遊技メダル投入口33より投入された遊技メダルを寸法に基づいて選別して規格寸法に適合した遊技メダルのみを受け付けるとともに、投入された遊技メダルの通過をメダルセンサー基板(図示せず)によって検出し、その検出結果を示すメダル検出信号を出力する。
そして、メダルセレクター131から出力されたメダル検出信号は、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に送信され、主制御基板101は、このメダル検出信号に基づいて遊技メダル投入口33から遊技メダルが投入されたか否かを判断する。
回胴基板103には、各回胴13を回転又は停止させる駆動手段をなす電動式の電動モータ133L、133C、133R、及び電動モータ133L〜133Rの回転角や回転速度を検出するための回胴センサー基板135L、135C、135R等が接続されている。
これらの電動モータ133L、133C、133R、及び回胴センサー基板135L、135C、135Rは、各回胴13毎にそれぞれ設けられている。なお、以下、電動モータ133L〜133Rを総称するときは、電動モータ133と記し、回胴センサー基板135L〜135Rを総称するときは回胴センサー基板135と記す。
また、電動モータ133の作動は、回胴基板103を介して主制御基板101から電動モータ133に信号を送ることにより制御されており、本実施形態では、電動モータ133として、入力されるパルス信号数に比例した角度だけ回転するステッピングモータを採用している。
また、回胴センサー基板135は、各回胴13に設けられたインデックス部(図示せず。)の通過を検出するものであり、各回胴13のインデックス部が回胴センサー基板135を通過し、その通過が回胴センサー基板135によって検出されると、この検出結果を示す回胴インデックス信号が、回胴基板103を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101は、回胴インデックス信号に基づいて各回胴13の回転角度、つまり各回胴13の外周面に形成された図柄の位置を検知する。具体的には、各回胴13のインデックス部は回胴13が一回転するたびに回胴センサー基板135を通過するため、回胴13が1回転する度に、回胴インデックス信号が回胴センサー基板135から主制御基板101に送信される。
一方、各回胴13が回転している間、主制御基板101は、電動モータ133に対して出力したパルス信号数を計数しており、回胴インデックス信号を受信する度(回胴13の一回転毎)に計数値をリセット(初期化)して(初期値0)、計数を繰り返している。
したがって、パルス信号数の計数値は電動モータ133の回転角度を示す総ステップ数に相当するので、主制御基板101は、パルス信号数の計数値により、インデックス部の位置、つまり回胴13の回転角度(図柄の位置)を検出することができる。
また、電源基板109には、主制御基板101及びメダル払出装置137等が接続されており、本実施形態では、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107等は主制御基板101を介して電力が供給され、メダル払出装置137は電源基板109から直接電力の供給を受けている。
なお、本実施形態では、電源基板109は、主制御基板101とメダル払出装置137との間で行われる信号の送受を中継する機能も担っており、遊技メダルを払い出す旨の信号が主制御基板101から出力されると、その信号は、電源基板109を介してメダル払出装置137に入力され、その結果、メダル払出装置137から前述の遊技メダル払出口9に、遊技メダルが排出される。
そして、払い出された遊技メダルの数はメダル払出装置137により計数され、その結果を示す遊技メダル払出信号が、電源基板109を介して主制御基板101に入力されることによって、主制御基板101は、遊技者に払い出される遊技メダルの枚数を検出している。
2.遊技機1の制御
先ず、遊技機1による遊技の概略を説明する。
遊技メダルが投入されると、その投入枚数に応じて入賞判定ラインL1〜L4の5本のうちいずれかが有効化される。そして、遊技者によってスタートレバー41が操作されると、回胴13が回転し始めると同時に遊技者に付与される賞態様(入賞役)の抽選(内部抽選)が行われる。その後、遊技者によって停止ボタン43が操作されると、停止ボタン43の押下タイミングに基づいて回胴13の回転が停止させられ、一回の遊技(1ゲーム)を終了する。
次に、遊技機1は、有効化された入賞判定ラインに揃った図柄組合せの判定を行い、その図柄判定の結果、入賞判定ラインに停止表示された図柄組合せが、内部抽選で当選した賞態様の入賞を成立させる図柄組合せ(入賞図柄の組み合わせ)である場合には、その賞態様が成立(確定)したものとして、所定枚数の遊技メダルを遊技者に払い出す。
2.1メイン制御フロー
図5は、上記した制御概要を示すフローチャートであり、この制御フローは、遊技機1の電源が投入され、遊技機1が遊技可能な状態になったときに主制御基板101で起動されるメイン制御フローである。
このメイン制御フローが起動されると、先ず、遊技メダルが投入されているか否かが判定される(S100)。なお、本実施形態に係る遊技機1では、遊技メダル投入口33からの遊技メダルの投入、1枚投入ボタン35や3枚投入ボタン37の操作、又は再遊技(REPLAY)図柄が3つ揃ったことに基づく自動再投入がされた場合には、遊技メダルが投入されたものと判定される。
そして、遊技メダルが投入されたものと判定された場合には(S100:YES)、スタートレバー41が操作されたか否かが判定され(S110)、スタートレバー41が操作されたものと判定された場合には(S110:YES)、内部抽選処理を行う(S120)。この内部抽選処理は、遊技者に付与されるレギュラーボーナス役やビッグボーナス役等の賞態様の抽選を行うサブルーチンであり、その詳細は後述する。
そして、内部抽選処理(S120)が終了すると、演出表示部11にて表示する演出の態様が決定されるとともに(S130)、回胴13L〜13Rの回転が開始される(S140)。なお、演出パターン決定処理(S130)の詳細は後述する。
次に、リール停止制御処理(詳細は、後述する。)が実行され(S150)、リール停止制御処理(S150)により各回胴13L〜13Rが停止すると、当選フラグ(内部抽選の結果)及び各回胴13の停止によって表示窓5に停止表示された図柄に基づいて入賞判定処理が行われる(S160)。
この入賞判定処理では、内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグ(賞態様)に対応する図柄の組合わせが、有効化された入賞判定ラインに実際に並んで停止したか否かによって判定される。
このとき、有効化された入賞判定ラインに当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示された場合には、その賞態様が成立(確定)し、一方、有効化された入賞判定ラインに当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示されなかった場合には、たとえ当選フラグが設定されている場合、つまり内部抽選にて当選している場合であっても、内部当選した賞態様は成立しない。
なお、本実施形態に係る遊技機1では、内部抽選にてレギュラーボーナス役又はビッグボーナス役に当選している場合において、有効化された入賞判定ラインに当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示されず、レギュラーボーナス役又はビッグボーナス役の賞態様が成立しなかったときに限り、その当選フラグは蓄積されて、次回以降の遊技に持ち越される。
そして、入賞判定処理の結果、内部当選した賞態様が成立したものと判定された場合は、その成立した賞態様に対応する枚数(外れの場合は0枚)の遊技メダルがメダル払出装置137によって払い出される(S170)。
2.2.内部抽選処理(図6参照)
図6は、内部抽選処理(S120)の概要を示すフローチャートであり、内部抽選処理ルーチンが起動されると、先ず、抽選用の乱数が乱数発生回路(図示せず。)から取得され(S200)、この取得された乱数に基づいて、小役、再遊技、レギュラーボーナス役、又はビッグボーナス役等のいずれかの賞態様に当選したか否かが判定される(S210)。
そして、いずれかの賞態様に当選していると判定された場合には(S210:YES)、当選した賞態様に対応する当選フラグを設定して本処理を終了し(S220)、一方、いずれの賞態様にも当選していないと判定された場合には(S210:NO)、ハズレの当選フラグを設定して、本処理を終了する。
2.3.演出パターン決定処理(図7参照)
図7は、演出パターン決定処理(S130)の概要を示すフローチャートであり、演出パターン決定処理ルーチンが起動されると、先ず、ROM113に記憶された演出態様テーブル(図示せず。)及び内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグに基づいて、演出表示部11にて表示する演出の態様(演出パターン)が決定される(S300)。
そして、この決定された演出パターンを表示させる旨の信号(演出指定コマンド)が主制御基板101から副制御基板105に送信され(S310)、副制御基板105が、主制御基板101からの演出指定コマンドを受信すると、副制御基板105による制御の下、演出指定コマンドに基づく演出表示が演出表示部11上で開始される。
2.4.リール停止制御処理(図8参照)
図8は、リール停止制御処理(S150)の概要を示すフローチャートであり、本実施形態では、第1停止ボタン43Lが最初に押下される場合を例にリール停止制御処理を説明する。
そして、図8に示す制御処理が起動されると、先ず、回転し始めた各回胴13の回転速度それぞれが一定の回転速度となったか否か、つまり各回胴13の回転速度が所定回転速度となったか否かが判定され(S400)、各回胴13の回転速度が一定回転速度となった場合には(S400:YES)、各停止ボタン43が有効化されて停止ボタン43のランプ又はLEDが点灯される(S405)。
ここで、「停止ボタン43を有効化する」とは、「停止ボタン43が操作(押下)されたときに、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13の回転を停止させることができるようにする」ことを言う。
一方、各回胴13の回転速度が一定回転速度となる前においては、停止ボタン43が押下されても、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13は停止せず回転し続ける。因みに、このような状態を「停止ボタン43を無効化」するといい、本実施形態では、停止ボタン43が無効化されたときには、停止ボタン43のランプ又はLEDが消灯される。
次に、停止ボタン43が操作(押下)されたか否かが判定され(S410)、いずれかの停止ボタン43が操作されたと判定された場合には(S410:YES)、その操作された停止ボタン43に対応する回胴が第1回胴13L〜第3回胴13Rのいずれの回胴であるかを示す情報(回胴番号)が取得されるとともに(S415)、停止ボタン43が操作された時(瞬間)に基準位置(本実施形態では、入賞判定ラインL1上)に位置していた図柄を示す番号(以下、この番号を図柄番号という。)が取得される(S420)。
そして、最初に操作された停止ボタン43に対応する回胴13(本実施形態では、第1回胴13L)の停止制御を行うための第1停止テーブルがROM113から読み込まれてRAM115に設定されるとともに、第1回胴13Lの停止制御を行うためのスベリコマ数が第1停止テーブルの中から取得され(S425)、その取得決定されたスベリコマ数に基づいて第1回胴13Lの回転が実際に停止する(S430)。
ここで、スベリコマ数は、4コマ(引き込み制御可能又は蹴飛ばし制御可能なコマ数)以内のコマ数であって、内部抽選により決定(当選)した賞態様を入賞させる図柄を停止表示させるためのコマ数である。
また、第1停止テーブルとは、全ての回胴13が回転している状態において、S415で取得した回胴番号、最初に停止ボタン43が操作された時に基準位置に表示されていた回胴13の図柄番号、及び内部抽選処理(S120)の抽選結果に基づいて、最初に停止ボタン43が操作された時から実際に停止表示される図柄までコマ数(スベリコマ数)が記憶されたものである。
次に、基準位置に停止制御された図柄番号に基づいて、回転している残りの回胴13(本実施形態では、第2回胴13C及び第3回胴13R)の停止制御に使用する停止制御用テーブルを示す番号、及び停止制御用ラインデータを示す番号が取得される(S435)。
ここで、停止制御用テーブルとは、回胴13の回転停止制御を行うための複数種類の停止制御用ラインデータからなるデータテーブルであり、この停止制御用テーブルは、ROM113に記憶保存されている。
なお、本実施形態に係る停止制御用テーブルでは、図14に示すように、各図柄番号に0又は1を対応させた複数列の縦列データ(ラインデータ)の集合体であり、本実施形態では、0〜7までの8種類のラインデータにより1種類の停止制御用テーブルが構成されている。
そして、停止制御用テーブル(ラインデータ)のうち1に対応する図柄番号が基準位置にて停止する図柄を意味している。すなわち、例えばラインデータ6にて第2回胴13Cを停止制御する場合において、第2停止ボタン43Cが操作された時に基準位置に図柄番号6が位置していたときには、図柄番号6に対応するラインデータ6の値が1なので、スベリコマ数0として、図柄番号6の図柄を基準位置に停止表示させる。
また、ラインデータ6にて第2回胴13Cを停止制御する場合において、第2停止ボタン43Cが操作された時に基準位置に図柄番号0が位置していたときには、図柄番号0に対応するラインデータ6の値が0なので、図柄番号0の図柄を基準位置に停止表示させることなく、ラインデータ6上を図柄番号順に走査して最初に値が1となる図柄番号(この場合、図柄番号2)に対応する図柄まで、つまり第2停止ボタン43Cが操作されたタイミングに対して2コマ滑らせて第2回胴13Cを停止させる。
また、停止制御用テーブルの内容は、内部抽選結果及び基準位置に最初に停止表示された図柄番号に毎に異なっており、例えば、チェリー小役に内部当選した場合であって、かつ、最初に第1回胴13Lが停止した場合には、S435において図10に示す図表に従って停止制御用テーブル及びラインデータが選択決定される。
すなわち、図10中、0は、回胴13に表示された図柄の配列上、それに対応する図柄番号で停止表示されないことを意味している。そして、例えば図柄番号15の「6−3」は、S430にて停止表示された図柄が図柄番号15である場合には、S435にて停止制御用テーブルとして停止制御用テーブル3を選択するとともに、ラインデータとして停止制御用テーブル3のラインデータ6を選択する旨を意味している。
そして、図8に示すS435にて停止制御用テーブル及びラインデータが選択(取得)されると、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S440)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S440:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻る。
一方、全ての回胴13が停止していないと判定された場合には(S440:NO)、停止ボタン43が操作されたか否か、つまり、未だ停止していない回胴13に対応する残り2つの停止ボタン43のうちいずれかが操作されたか否か判定される(S445)。
そして、残り2つの停止ボタン43のうちいずれかが操作がされたと判定された場合には(S445:YES)、S435にて選択(取得)されたラインデータを他のラインデータに変更するか否かを決定するラインデータ変換処理が実行される(S450)。なお、ラインデータ変換処理の詳細は、後述する。
次に、S450にて選択(決定)されたラインデータに基づいて、S445にて操作された停止ボタン43に対応する回胴13の外周に表示された図柄のうち、いずれの図柄を基準位置にて停止表示させるかが決定されるとともに(S455)、その決定された図柄が基準位置にて停止表示される(S460)。
そして、2番目に操作された停止ボタン43に対応する回胴13の回転が停止すると、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S440)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S440:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻る。
一方、全ての回胴13が停止していないと判定された場合には(S440:NO)、停止ボタン43が操作されたか否か、つまり、未だ停止していない残り1つ回胴13に対応する最後の停止ボタン43が操作されたか否か判定される(S465)。
そして、最後の停止ボタン43が操作されたと判定された場合には(S465:YES)、その最後の停止ボタン43が操作された時に基準位置に位置していた図柄の図柄番号が取得されるとともに(S470)、取得された図柄番号及びS450にて選択(決定)されたラインデータに基づいて、S465にて操作された停止ボタン43に対応する回胴13の外周に表示された図柄のうち、いずれの図柄を基準位置にて停止表示させるかが決定される(S475)。
次に、S475にて決定された図柄が基準位置にて停止表示された後(S480)、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S440)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S440:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻る。
2.5.ラインデータ変換処理(S450)
図9はラインデータ変換処理の制御フローを示すフローチャートであり、この制御フローが起動されると、先ず、S435にて決定された停止制御用テーブルのテーブル番号に基づいて、第1ラインデータ選択テーブルが選択決定される(S500)。因みに、第1ラインデータ選択テーブルはROM113に記憶されている。
次に、2番目に操作された停止ボタン43に対応する回胴13の回胴番号が取得される(S503)。そして、S415にて所得された回胴番号(第1停止操作の行われた回胴番号)とS503にて取得された回胴番号(第2停止操作の行われた回胴番号)とから2つの回胴の操作順序が決定され、その決定された操作順序と第1ラインデータ選択テーブルとが照合されて第2ラインデータ選択テーブルが取得される(S505)。因みに、第2ラインデータ選択テーブルはROM113に記憶されている。
ここで、第1ラインデータ選択テーブルとは、図11に示すように、既に停止操作のされた2つの回胴の操作順序と第2ラインデータ選択テーブルとの関係が記載された情報テーブルである。
なお、図11中、例えば「1→2」は、第1停止操作の行われた回胴番号は「1」で第2停止操作の行われた回胴番号は「2」であることを示し、「1→2」等の右欄に記載された「A」等は、第2ラインデータ選択テーブルのテーブル番号を意味している。
すなわち、2つの回胴が「1→2」の順(順押し)で停止操作された場合は、第2ラインデータ選択テーブルのテーブル番号は「A」が選択決定される。また、2つの回胴が「1→3」の順(はさみ押し)で停止操作された場合は、第2ラインデータ選択テーブルのテーブル番号は「B」が選択決定される。
また、第2ラインデータ選択テーブルとは、図12に示すように、ラインデータ変更パターンと図柄番号テーブルとの関係が記載された情報テーブルである。
ここで、ラインデータ変更パターンとはS435にて所得されたラインデータ番号と変更後のラインデータ番号との関係が記載されたものである。例えば[6→4]は、変更前のラインデータのラインデータ番号は6であり、変更後のラインデータのラインデータ番号は4であることを意味する。そして、[6→4]等の右欄に記載された「A」等は、図柄番号テーブルのテーブル番号を意味している。
そして、図9に示すS505にて第2ラインデータ選択テーブルが取得されると、次に、第2ラインデータ選択テーブルのラインデータ変更パターンにおいて、変更前のラインデータ番号がS435にて決定されたラインデータ番号と一致する図柄番号テーブルが選出される(S507)。
ここで、図柄番号テーブルとは、いずれのラインデータ変更パターンを使用するか決定するための図柄番号が記憶されている情報テーブルである。例えば、図13中の図柄番号テーブルAが選択された場合は、図12中のラインデータ変更パターンの[6→4]が設定される。
なお、図13中の図柄番号は、停止ボタン43が操作された時に基準位置に位置していた図柄の図柄番号が記憶されており、図柄番号に基づいて使用するラインデータ変更パターンが決定される。
次に、図9に示すS510にて停止ボタン43が操作された時に基準位置に表示されていた回胴13の図柄番号が取得されると(S510)、その取得された図柄番号と図柄番号テーブルとが照合され、ラインデータ変更パターンを特定するための図柄番号テーブルが決定される(S515)。
そして、決定した図柄番号テーブルに基づいて、2番目及び3番目に操作された停止ボタン43に対応する回胴13の停止制御に使用されるラインデータを変更するか否かが判定される(S520)。
このとき、ラインデータを変更すると判定された場合には(S520:YES)、第2ラインデータ選択テーブル内のラインデータ変更パターンに基づいてラインデータが変更され、その変更されたラインデータが停止制御に使用するラインデータとして決定される(S525)。一方、ラインデータを変更しないと判定された場合には(S520:NO)、S435にて仮決定されたラインデータが停止制御に使用するラインデータとして最終決定される(S530)。
以下に、S435にて停止制御用テーブルとして停止制御用テーブル3が選択され、かつ、ラインデータとして停止制御用テーブル3のラインデータ6が選択された場合を例にラインデータ変換処理の具体的作動を説明する。
先ず、S435で選択(取得)された停止制御用テーブルのテーブル番号に基づいて第1ラインデータテーブルが選択される。つまり、停止制御用テーブルとして停止制御用テーブル3が決定された場合は、停止制御用テーブル3に係る第1ラインデータ選択テーブル(図11)が選択される。そして、第1ラインデータ選択テーブルが設定された後、遊技者によって操作された2つの回胴の操作順序に基づいて、第2ラインデータ選択テーブルが決定される。
つまり、1番目に第1停止ボタン43Lが操作され、かつ、2番目に第2停止ボタン43Cが操作された場合には、図11に示すように、第2ラインデータ選択テーブルとして第2ラインデータ選択テーブルAが選択される。
次に、選択された第2ラインデータ選択テーブルAのうち変更前ラインデータのラインデータ番号がS435で選択(取得)されたラインデータ番号と一致する図柄番号テーブルが選択される。
つまり、この例では、S435にてラインデータ番号として6が選択(所得)されているので、図柄番号テーブルのテーブル番号は、図12に示すように、図柄番号テーブルA〜Cのいずれかである。
そして、第2停止ボタン43Cの操作が行われた瞬間に基準位置に位置した図柄番号が、図柄番号テーブルAに記憶された図柄番号、図柄番号テーブルBに記憶された図柄番号、及び図柄番号テーブルCに記憶された図柄番号のいずれかと一致するか否かが判定される。
このとき、第2停止ボタン43Cの操作が行われた瞬間に基準位置に位置した図柄番号が図柄番号テーブルAに記憶された図柄番号と一致するときは、図柄番号テーブルAの変更後ラインデータ番号(この例では、4)が選択され、S510にて取得された図柄番号が図柄番号テーブルBに記憶された図柄番号と一致するときは、図柄番号テーブルBの変更後ラインデータ番号(この例では、5)が選択され、S510にて取得された図柄番号が図柄番号テーブルAに記憶された図柄番号と一致するときは、図柄番号テーブルCの変更後ラインデータ番号(この例では、7)が選択される。
つまり、第2停止ボタン43Cの操作が行われた瞬間に基準位置に位置した図柄番号が12又は16であるときは、変更後のラインデータ番号として4が選択され、第2停止ボタン43Cの操作が行われた瞬間に基準位置に位置した図柄番号が7であるときは、変更後のラインデータ番号として5が選択され、第2停止ボタン43Cの操作が行われた瞬間に基準位置に位置した図柄番号が0、2、3、4、6、8、10、11、14、15、17、18又は20であるときは、変更後のラインデータ番号として7が選択される。
そして、図9に示すS515にて変更後のラインデータ番号が選択(取得)されると、現在(S435にて)選択されているラインデータ番号を変更する必要があるか否か、つまり、第2停止ボタン43Cの操作が行われた瞬間に基準位置に位置した図柄番号が1、5、9、13又は18以外であるか否かが判定される。
このとき、第2停止ボタン43Cの操作が行われた瞬間に基準位置に位置した図柄番号が1、5、9、13又は18以外であるときは、前述したように、ラインデータがラインデータ番号4、5又は7に変更選択された後、その変更されたラインデータが停止制御に使用されるラインデータとなる。
一方、第2停止ボタン43Cの操作が行われた瞬間に基準位置に位置した図柄番号が1、5、9、13又は18である場合には、S435にて選択されたラインデータ(この場合は、ラインデータ6)が停止制御に使用されるラインデータとなる。
3.本実施形態に係る遊技機1の特徴
上述したように、本実施形態に係る遊技機1では、2番目に停止する回胴13の停止制御に使用されるラインデータは、その回転している回胴13に対応する停止ボタン43が操作されたタイミング、つまり回転停止信号が発せられた時に基準位置に位置した図柄に基づいて、S435にて決定されたラインデータ、又はS450にて変更されたラインデータのいずれかとなる。
したがって、本実施形態では、2番目に停止する回胴13の停止制御に使用するラインデータは、既に停止している回胴13によって固定されることなく、停止ボタン43が操作されたタイミングに基づいて変更され得るので、停止表示可能な図柄組合せを特許文献1に記載の発明より増やすことがすることができる。したがって、出目が単調になることを防止することができるので、回胴式遊技機の興趣を高めることができる。
ところで、図15は、ボーナスフラグ成立後にチェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であって、第2停止ボタン43Cの操作タイミングで図柄番号1、5、13又は18が基準位置に位置したときに入賞判定ラインL1上に並ぶ図柄の図柄番号を示した図表であり、この場合には42通りの出目を表示させることができ得る。
また、図16は、ボーナスフラグ成立後にチェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であって、第2停止ボタン43Cの操作タイミングで図柄番号0、2、3、4、6、8、10、11、14、15、17、18又は20が基準位置に位置したときに入賞判定ラインL1上に並ぶ図柄の図柄番号を示した図表であり、この場合には30通りの出目を表示させることができ得る。
また、図17は、ボーナスフラグ成立後にチェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であって、第2停止ボタン43Cの操作タイミングで図柄番号12又は16が基準位置に位置したときに入賞判定ラインL1上に並ぶ図柄の図柄番号を示した図表であり、この場合には6通りの出目を表示させることができ得る。
また、図18は、ボーナスフラグ成立後にチェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であって、第2停止ボタン43Cの操作タイミングで図柄番号7が基準位置に位置したときに入賞判定ラインL1上に並ぶ図柄の図柄番号を示した図表であり、この場合には5通りの出目を表示させることができ得る。
以上の例からも明らかなように、ボーナスフラグ成立後にチェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であっても、合計83通りの出目を表示させることができ得るので、全体として、非常の多数種類の出目を表示させることができ得る。
また、停止制御用テーブル及びラインデータの内容は設計段階で決定されるので、例えば、複数種類のラインデータの中からいずれのラインデータを使用するかを乱数を用いた抽選で決定する場合に比べて、設計者の思惑通りの図柄組合せ(例えば、図18)を停止表示させることが容易になるので、設計自由度を向上させることができる。
つまり、複数種類のラインデータの中からいずれのデータを使用するかを乱数を用いた抽選で決定すると、設計者が意図した図柄組合せが一度も停止表示されることなく、遊技機1が破棄されるおそれがあるが、本実施形態によれば、そのような事が発生する可能性は低くなる。
また、本実施形態では、停止制御用テーブル及びラインデータの中からいずれの停止制御用テーブル及びラインデータを使用するかを乱数を用いた抽選で決定しないので、停止制御操作を不正に行う不正行為を未然に防止することができる。
4.実施形態と発明特定事項との対応関係
本実施形態では、スタートレバー41が特許請求の範囲に記載された変動開始手段に相当し、停止ボタン43は特許請求の範囲に記載された変動停止手段に相当し、表示窓5が特許請求の範囲に記載された図柄表示窓に相当し、S120(図5参照)が特許請求の範囲に記載された賞態様抽選手段に相当し、ROM113が特許請求の範囲に記載された停止制御情報記憶手段に相当する。
また、S150が特許請求の範囲に記載された停止制御手段に相当し、S435、S450が特許請求の範囲に記載された停止制御用ラインデータ選択手段に相当し、S435が特許請求の範囲に記載された停止制御用テーブル決定手段及び停止制御用ラインデータ決定手段に相当し、S450が特許請求の範囲に記載された停止制御用ラインデータ変更手段に相当する。
(第2実施形態)
第1実施形態では、3番目の停止制御に使用するラインデータと2番目の停止制御に使用するラインデータとを同一としたが、本実形態は、第1実施形態と同様な手法にて3番目の停止制御に使用するラインデータを選択するものである。
図19は本実施形態に係るリール停止制御処理を示すフローチャートであり、図20は本実施形態に係るラインデータ変更処理を示すフローチャートである。
1.リール停止制御処理(図19参照)
第1実施形態(図8)との相違点は、S465以降、つまり3番目の停止制御に使用するラインデータの選択手順のみであるので、以下、第1実施形態との相違点のみ説明する。
すなわち、最後の停止ボタン43が操作されたと判定された場合には(S465:YES)、S530にて決定されたラインデータを他のラインデータに変更するか否かを決定するラインデータ変換処理が実行される(S471)。なお、このラインデータ変換処理の詳細は、後述する。
次に、S471にて選択(決定)されたラインデータに基づいて、最後に操作された停止ボタン43に対応する回胴13の外周に表示された図柄のうち、いずれの図柄を基準位置にて停止表示させるかが決定されるとともに(S476)、その決定された図柄が基準位置にて停止表示される(S481)。
そして、最後に操作された停止ボタン43に対応する回胴13の回転が停止すると、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S440)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S440:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻る。
2.ラインデータ変換処理(S471)
図20はラインデータ変換処理の制御フローを示すフローチャートであり、このフローチャートの概要は第1実施形態に係るラインデータ変換処理(図9)とほぼ同様である。
すなわち、図20に示す制御フローが起動されると、先ず、S435にて決定された停止制御用テーブルのテーブル番号に基づいて、第1ラインデータ選択テーブルが選択決定される(S600)。
次に、3番目に操作された停止ボタン43、つまり最後に操作された停止ボタン43に対応する回胴13の回胴番号が取得される(S603)。次に、S415にて所得された回胴番号(第1停止操作の行われた回胴番号)とS603にて取得された回胴番号(第3停止操作の行われた回胴番号)とから2つの回胴の操作順序が決定され、この決定された操作順序と第1ラインデータ選択テーブルとが照合されて第2ラインデータ選択テーブルが取得される(S605)。
そして、S605にて第2ラインデータ選択テーブルが取得されると、次に、第2ラインデータ選択テーブルのラインデータ変更パターンにおいて、変更前のラインデータ番号がS435にて決定されたラインデータ番号と一致する図柄番号テーブルが選出される(S607)。
次に、3番目の停止ボタン43が操作された時に基準位置に表示されていた回胴13の図柄番号が取得されると(S610)、その取得された図柄番号と図柄番号テーブルとが照合され、ラインデータ変更パターンを特定するための図柄番号テーブルが決定される(S615)。
そして、決定した図柄番号テーブルに基づいて、3番目に操作された停止ボタン43に対応する回胴13の停止制御に使用されるラインデータとしてS455にて仮決定されたラインデータを変更するか否かが判定される(S620)。
このとき、ラインデータを変更すると判定された場合には(S620:YES)、第2ラインデータ選択テーブル内のラインデータ変更パターンに基づいてラインデータが変更され、その変更されたラインデータが停止制御に使用するラインデータとして決定される(S625)。一方、ラインデータを変更しないと判定された場合には(S620:NO)、S455にて仮決定されたラインデータが停止制御に使用するラインデータとして最終決定される(S630)。
3.本実施形態の特徴
本実施形態に係る遊技機1では、3番目に停止する回胴13の停止制御に使用するラインデータは、既に停止している回胴13によって固定されることなく、停止ボタン43が操作されたタイミングに基づいて変更され得るので、停止表示可能な図柄組合せを更に増やすことがすることができる。
なお、図20に示すラインデータ変換処理では、S455にて決定されたラインデータを変更するか否かを決定していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、S435にて決定されたラインデータを変更するか否かを決定してもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、第1リールの停止操作時に第2リールの停止制御に使用するラインデータを仮決定した後、第2リールの停止操作に連動して、その決定されたラインデータをそのまま使用するか、他のラインデータに変更するかを決定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1リールの停止操作時に第2リールの停止制御に使用するラインデータを決定することなく、第2リールの停止操作時に第2リールの停止制御に使用するラインデータを選択(決定)してもよい。
すなわち、第1リールの停止操作時には図8のS435において、第2、第3停止操作時に使用する停止制御用テーブルは決定するが、いずれのラインデータを使用するかは仮決定しないものとすることもできる。その場合は、第2リール停止操作時の行われた瞬間に基準位置に位置する図柄番号によって使用するラインデータを選択決定するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では演出パターンを表示させる旨の信号(演出指定コマンド)が主制御基板101から副制御基板105に送信され、副制御基板105が、主制御基板101からの演出指定コマンドを受信すると、副制御基板105による制御の下、演出指定コマンドに基づく演出表示が演出表示部11上で開始されるたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば主制御基板101が演出指定コマンドを副制御基板105に送信せずに、抽選処理(S120)にて設定された当選フラグに基づいて、副制御基板105による制御のみで演出を行うか否かの決定、及び演出パターンの決定を行うものとしてもよい。なお、この場合、図5のメイン制御処理は、抽選処理(S120)終了後にリール回転処理(S150)が実行される。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の前面構造を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回胴の外周面に形成された図柄配列を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の電気的構成を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機におけるメイン制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機における内部抽選処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機における演出パターン決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る回胴式遊技機におけるリール停止制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る回胴式遊技機におけるラインデータ変更処理を示すフローチャートである。 停止表示された図柄番号と停止制御用テーブル番号及びラインデータ番号との関係を示す図表である。 第1ラインデータ選択テーブルを示す図表である。 第2ラインデータ選択テーブルを示す図表である。 図柄番号テーブルを示す図表である。 ラインデータを示す図表である。 チェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であって、第2停止ボタン43Cの操作タイミングで図柄番号1、5、13又は18が基準位置に位置したときに入賞判定ラインL1上に並ぶ図柄の図柄番号を示した図表である。 チェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であって、第2停止ボタン43Cの操作タイミングで図柄番号0、2、3、4、6、8、10、11、14、15、17、18又は20が基準位置に位置したときに入賞判定ラインL1上に並ぶ図柄の図柄番号を示した図表であある。 チェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であって、第2停止ボタン43Cの操作タイミングで図柄番号12又は16が基準位置に位置したときに入賞判定ラインL1上に並ぶ図柄の図柄番号を示した図表である。 チェリー小役に内部当選し、最初に第1回胴13Lの図柄番号15が基準位置にて停止表示された場合であって、第2停止ボタン43Cの操作タイミングで図柄番号7が基準位置に位置したときに入賞判定ラインL1上に並ぶ図柄の図柄番号を示した図表である。 本発明の第2実施形態に係る回胴式遊技機におけるリール停止制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る回胴式遊技機におけるラインデータ変更処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…回胴式遊技機、3…筐体、5…表示窓、7…操作パネル部、
9…遊技メダル払出口、11…演出表示部、13…回胴
15a…ランプ、15a…第1メダルラインランプ、
15b…第2メダルラインランプ、15c…第3メダルラインランプ、
17…遊技開始表示ランプ、20…スタートランプ、21…再遊技ランプ、
23a…ビッグボーナス告知ランプ、 25…遊技メダル投入ランプ、
29…払出枚数表示器、31…貯留枚数表示器、33…遊技メダル投入口、
35…枚投入ボタン、37…枚投入ボタン、41…スタートレバー(変動開始手段)、
43…停止ボタン(変動停止手段)、45…返却ボタン、47…受け皿部、
101…主制御基板、103…回胴基板、
105…副制御基板、107…中央表示ランプ基板、109…電源基板、
119…照明用基板、121…スピーカ、123…照明類、
125…左表示ランプ基板、127…右表示ランプ基板、
129…スタートレバーユニット、131…メダルセレクター、133…モータ、
135…回胴センサー基板、137…メダル払出装置。

Claims (2)

  1. 回転可能に支持され、外周面に複数個の図柄が表示された複数の回胴と、
    遊技者の操作に基づいて、前記回胴を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段と、
    前記複数の回胴の夫々に対応して設けられ、遊技者の操作に基づいて前記回胴を停止させる回転停止信号を発する複数の変動停止手段と、
    前記回胴の外周面に表示された図柄を遊技者が視認可能とするように設けられた図柄表示窓と、
    前記回胴の停止位置を決定するための複数種類の停止制御用ラインデータからなる停止制御用テーブルが、複数種類記憶された停止制御情報記憶手段と、
    前記停止制御用ラインデータに基づいて、前記回胴を所定の停止位置で停止させる停止制御手段と、
    遊技者に付与される賞態様を抽選する賞態様抽選手段と、
    前記賞態様抽選手段の抽選結果、及び1番目に停止した前記回胴の外周面の図柄のうち前記図柄表示窓内に設けられる基準位置に位置する図柄に基づいて、前記複数種類の停止制御用テーブルの中から2番目以降に停止する前記回胴の停止制御を行うための前記停止制御用テーブルを決定する停止制御用テーブル決定手段と、
    前記停止制御用テーブル決定手段が決定した前記停止制御用テーブルを構成する複数種類の前記停止制御用ラインデータの中から、2番目以降に停止する前記回胴の停止位置を決定するための前記停止制御用ラインデータを仮決定する停止制御用ラインデータ仮決定手段と、
    前記停止制御用テーブル決定手段により前記停止制御用テーブルが決定され、かつ、前記停止制御用ラインデータ仮決定手段により前記停止制御用ラインデータが仮決定された後であって、2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する前記回胴の前記基準位置に位置する図柄に基づいて、前記停止制御用ラインデータ仮決定手段により仮決定された前記停止制御用ラインデータを変更するか否かを決定する停止制御用ラインデータ変更決定手段とを備え、
    前記停止制御用ラインデータ変更決定手段は、
    2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する前記回胴の前記基準位置に位置する図柄が第1の図柄であった場合には、仮決定された前記停止制御用ラインデータを変更しないことを決定し、
    2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する前記回胴の前記基準位置に位置する図柄が第2の図柄であった場合には、仮決定された前記停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定し、
    前記停止制御手段は、
    前記停止制御用ラインデータ変更決定手段により前記停止制御用ラインデータを変更しないことが決定された場合には、2番目以降に停止する前記回胴を、仮決定された前記停止制御用ラインデータに基づく停止位置で停止させ、
    前記停止制御用ラインデータ変更決定手段により前記停止制御用ラインデータを変更することが決定された場合には、2番目以降に停止する前記回胴を、前記他の停止制御用ラインデータに基づく停止位置で停止させる
    ことを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 前記停止制御用ラインデータ変更決定手段は、
    2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、1番目に停止した回胴を示す回胴番号と、2番目に停止する回胴を示す回胴番号とから求められる前記複数の回胴に対する停止順序を参照して、変更前の停止制御用ラインデータおよび変更後の停止制御用ラインデータを示すラインデータ変更パターンを複数種類選択し、
    該選択した複数種類の前記ラインデータ変更パターンの中から、前記停止制御用ラインデータ仮決定手段により仮決定された前記停止制御用ラインデータに対応する複数種類の前記ラインデータ変更パターンをさらに選択し、
    2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、該選択した複数種類の前記ラインデータ変更パターンの中から、該変動停止手段に対応する前記回胴の前記基準位置に位置する図柄に基づいて、何れかのラインデータ変更パターンの設定、または非設定を行うものであって、
    該基準位置に位置する図柄が前記第1の図柄であった場合には、何れのラインデータ変更パターンも設定せずに、仮決定された前記停止制御用ラインデータを変更しないことを決定し、
    該基準位置に位置する図柄が前記第2の図柄であった場合には、前記選出した複数種類のラインデータ変更パターンのうち第1のラインデータ変更パターンに基づいて、仮決定された前記停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定し、
    該基準位置に位置する図柄が第3の図柄であった場合には、前記選出した複数種類のラインデータ変更パターンのうち前記第1のラインデータ変更パターンと異なる第2のラインデータ変更パターンに基づいて、仮決定された前記停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
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