JP4828239B2 - 回胴式遊技機 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1に記載の発明においては、スベリコマ数が記憶された複数種類の停止テーブルを予め用意するとともに、内部抽選結果及び最初に押下された停止ボタンの押下タイミングに基づいて複数種類の停止テーブルの中から実際に停止制御に使用する停止テーブルを決定し、その決定された停止テーブルに従って最初に押下された停止ボタンに対応する回胴の回転を停止させる。
(第1実施形態)
1.遊技機1の全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る回胴式遊技機1(以下、「遊技機1」と記す。)の外観を示す斜視図であり、図2は、遊技機1の前面構造を示す説明図である。
一方、表示窓5の右側には、打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a、23b、23c、及び遊技メダル投入ランプ25が設けられており、打止め表示ランプ19は、遊技者に対して払い出される遊技メダルの総数が上限に到達し、遊技機1がいわゆる打ち止め状態となったことを表示するランプである。
図4は、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を示す説明図である。遊技機1には、主制御基板101を中心として、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107、及び電源基板109等が設けられている。
左表示ランプ基板125は、表示窓5の左側に設けられた第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、及び遊技開始表示ランプ17の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプの点灯及び消灯制御は、中央表示ランプ基板107及び左表示ランプ基板125を介して主制御基板101にて行われる。
先ず、遊技機1による遊技の概略を説明する。
遊技メダルが投入されると、その投入枚数に応じて入賞判定ラインL1〜L4の5本のうちいずれかが有効化される。そして、遊技者によってスタートレバー41が操作されると、回胴13が回転し始めると同時に遊技者に付与される賞態様(入賞役)の抽選(内部抽選)が行われる。その後、遊技者によって停止ボタン43が操作されると、停止ボタン43の押下タイミングに基づいて回胴13の回転が停止させられ、一回の遊技(1ゲーム)を終了する。
図5は、上記した制御概要を示すフローチャートであり、この制御フローは、遊技機1の電源が投入され、遊技機1が遊技可能な状態になったときに主制御基板101で起動されるメイン制御フローである。
図6は、内部抽選処理(S120)の概要を示すフローチャートであり、内部抽選処理ルーチンが起動されると、先ず、抽選用の乱数が乱数発生回路(図示せず。)から取得され(S200)、この取得された乱数に基づいて、小役、再遊技、レギュラーボーナス役、又はビッグボーナス役等のいずれかの賞態様に当選したか否かが判定される(S210)。
図7は、演出パターン決定処理(S130)の概要を示すフローチャートであり、演出パターン決定処理ルーチンが起動されると、先ず、ROM113に記憶された演出態様テーブル(図示せず。)及び内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグに基づいて、演出表示部11にて表示する演出の態様(演出パターン)が決定される(S300)。
図8は、リール停止制御処理(S150)の概要を示すフローチャートであり、本実施形態では、第1停止ボタン43Lが最初に押下される場合を例にリール停止制御処理を説明する。
図9はラインデータ変換処理の制御フローを示すフローチャートであり、この制御フローが起動されると、先ず、S435にて決定された停止制御用テーブルのテーブル番号に基づいて、第1ラインデータ選択テーブルが選択決定される(S500)。因みに、第1ラインデータ選択テーブルはROM113に記憶されている。
ここで、ラインデータ変更パターンとはS435にて所得されたラインデータ番号と変更後のラインデータ番号との関係が記載されたものである。例えば[6→4]は、変更前のラインデータのラインデータ番号は6であり、変更後のラインデータのラインデータ番号は4であることを意味する。そして、[6→4]等の右欄に記載された「A」等は、図柄番号テーブルのテーブル番号を意味している。
上述したように、本実施形態に係る遊技機1では、2番目に停止する回胴13の停止制御に使用されるラインデータは、その回転している回胴13に対応する停止ボタン43が操作されたタイミング、つまり回転停止信号が発せられた時に基準位置に位置した図柄に基づいて、S435にて決定されたラインデータ、又はS450にて変更されたラインデータのいずれかとなる。
本実施形態では、スタートレバー41が特許請求の範囲に記載された変動開始手段に相当し、停止ボタン43は特許請求の範囲に記載された変動停止手段に相当し、表示窓5が特許請求の範囲に記載された図柄表示窓に相当し、S120(図5参照)が特許請求の範囲に記載された賞態様抽選手段に相当し、ROM113が特許請求の範囲に記載された停止制御情報記憶手段に相当する。
第1実施形態では、3番目の停止制御に使用するラインデータと2番目の停止制御に使用するラインデータとを同一としたが、本実形態は、第1実施形態と同様な手法にて3番目の停止制御に使用するラインデータを選択するものである。
1.リール停止制御処理(図19参照)
第1実施形態(図8)との相違点は、S465以降、つまり3番目の停止制御に使用するラインデータの選択手順のみであるので、以下、第1実施形態との相違点のみ説明する。
図20はラインデータ変換処理の制御フローを示すフローチャートであり、このフローチャートの概要は第1実施形態に係るラインデータ変換処理(図9)とほぼ同様である。
本実施形態に係る遊技機1では、3番目に停止する回胴13の停止制御に使用するラインデータは、既に停止している回胴13によって固定されることなく、停止ボタン43が操作されたタイミングに基づいて変更され得るので、停止表示可能な図柄組合せを更に増やすことがすることができる。
上述の実施形態では、第1リールの停止操作時に第2リールの停止制御に使用するラインデータを仮決定した後、第2リールの停止操作に連動して、その決定されたラインデータをそのまま使用するか、他のラインデータに変更するかを決定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1リールの停止操作時に第2リールの停止制御に使用するラインデータを決定することなく、第2リールの停止操作時に第2リールの停止制御に使用するラインデータを選択(決定)してもよい。
9…遊技メダル払出口、11…演出表示部、13…回胴
15a…ランプ、15a…第1メダルラインランプ、
15b…第2メダルラインランプ、15c…第3メダルラインランプ、
17…遊技開始表示ランプ、20…スタートランプ、21…再遊技ランプ、
23a…ビッグボーナス告知ランプ、 25…遊技メダル投入ランプ、
29…払出枚数表示器、31…貯留枚数表示器、33…遊技メダル投入口、
35…枚投入ボタン、37…枚投入ボタン、41…スタートレバー(変動開始手段)、
43…停止ボタン(変動停止手段)、45…返却ボタン、47…受け皿部、
101…主制御基板、103…回胴基板、
105…副制御基板、107…中央表示ランプ基板、109…電源基板、
119…照明用基板、121…スピーカ、123…照明類、
125…左表示ランプ基板、127…右表示ランプ基板、
129…スタートレバーユニット、131…メダルセレクター、133…モータ、
135…回胴センサー基板、137…メダル払出装置。
Claims (2)
- 回転可能に支持され、外周面に複数個の図柄が表示された複数の回胴と、
遊技者の操作に基づいて、前記回胴を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段と、
前記複数の回胴の夫々に対応して設けられ、遊技者の操作に基づいて前記回胴を停止させる回転停止信号を発する複数の変動停止手段と、
前記回胴の外周面に表示された図柄を遊技者が視認可能とするように設けられた図柄表示窓と、
前記回胴の停止位置を決定するための複数種類の停止制御用ラインデータからなる停止制御用テーブルが、複数種類記憶された停止制御情報記憶手段と、
前記停止制御用ラインデータに基づいて、前記回胴を所定の停止位置で停止させる停止制御手段と、
遊技者に付与される賞態様を抽選する賞態様抽選手段と、
前記賞態様抽選手段の抽選結果、及び1番目に停止した前記回胴の外周面の図柄のうち前記図柄表示窓内に設けられる基準位置に位置する図柄に基づいて、前記複数種類の停止制御用テーブルの中から2番目以降に停止する前記回胴の停止制御を行うための前記停止制御用テーブルを決定する停止制御用テーブル決定手段と、
前記停止制御用テーブル決定手段が決定した前記停止制御用テーブルを構成する複数種類の前記停止制御用ラインデータの中から、2番目以降に停止する前記回胴の停止位置を決定するための前記停止制御用ラインデータを仮決定する停止制御用ラインデータ仮決定手段と、
前記停止制御用テーブル決定手段により前記停止制御用テーブルが決定され、かつ、前記停止制御用ラインデータ仮決定手段により前記停止制御用ラインデータが仮決定された後であって、2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する前記回胴の前記基準位置に位置する図柄に基づいて、前記停止制御用ラインデータ仮決定手段により仮決定された前記停止制御用ラインデータを変更するか否かを決定する停止制御用ラインデータ変更決定手段とを備え、
前記停止制御用ラインデータ変更決定手段は、
2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する前記回胴の前記基準位置に位置する図柄が第1の図柄であった場合には、仮決定された前記停止制御用ラインデータを変更しないことを決定し、
2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、該変動停止手段に対応する前記回胴の前記基準位置に位置する図柄が第2の図柄であった場合には、仮決定された前記停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定し、
前記停止制御手段は、
前記停止制御用ラインデータ変更決定手段により前記停止制御用ラインデータを変更しないことが決定された場合には、2番目以降に停止する前記回胴を、仮決定された前記停止制御用ラインデータに基づく停止位置で停止させ、
前記停止制御用ラインデータ変更決定手段により前記停止制御用ラインデータを変更することが決定された場合には、2番目以降に停止する前記回胴を、前記他の停止制御用ラインデータに基づく停止位置で停止させる
ことを特徴とする回胴式遊技機。 - 前記停止制御用ラインデータ変更決定手段は、
2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、1番目に停止した回胴を示す回胴番号と、2番目に停止する回胴を示す回胴番号とから求められる前記複数の回胴に対する停止順序を参照して、変更前の停止制御用ラインデータおよび変更後の停止制御用ラインデータを示すラインデータ変更パターンを複数種類選択し、
該選択した複数種類の前記ラインデータ変更パターンの中から、前記停止制御用ラインデータ仮決定手段により仮決定された前記停止制御用ラインデータに対応する複数種類の前記ラインデータ変更パターンをさらに選択し、
2番目以降に停止する前記回胴に対応する前記変動停止手段が前記回転停止信号を発した時に、該選択した複数種類の前記ラインデータ変更パターンの中から、該変動停止手段に対応する前記回胴の前記基準位置に位置する図柄に基づいて、何れかのラインデータ変更パターンの設定、または非設定を行うものであって、
該基準位置に位置する図柄が前記第1の図柄であった場合には、何れのラインデータ変更パターンも設定せずに、仮決定された前記停止制御用ラインデータを変更しないことを決定し、
該基準位置に位置する図柄が前記第2の図柄であった場合には、前記選出した複数種類のラインデータ変更パターンのうち第1のラインデータ変更パターンに基づいて、仮決定された前記停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定し、
該基準位置に位置する図柄が第3の図柄であった場合には、前記選出した複数種類のラインデータ変更パターンのうち前記第1のラインデータ変更パターンと異なる第2のラインデータ変更パターンに基づいて、仮決定された前記停止制御用ラインデータを他の停止制御用ラインデータに変更することを決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
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