JP2006320541A - 回胴式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者の疲労感が増大すること及び回胴式遊技機の劣化を抑制する。
【解決手段】 再遊技役の入賞が成立するとほぼ同時に、スタートランプ20を点灯させてスタートレバー41の操作受付を開始するとともに、遊技メダルの自動投入処理をメイン制御とは独立して並列処理する。これにより、遊技者がスタートレバー41を叩き続けることを未然に防止できるので、遊技者の疲労感が増大することを抑制することができるとともに、遊技機1の劣化を抑制することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、図柄を変動表示させる複数の回胴を有する回胴式遊技機(スロットマシン)に関する。
回胴式遊技機では、遊技者が遊技メダルを所定枚数投入した後、スタートレバーを操作して回胴(リール)を回転させることにより遊技が開始される。
しかし、再遊技役の入賞が成立した場合には、遊技者が自ら遊技メダルを投入することなく、自動的に遊技メダルが投入されるものの、通常、制御装置は、遊技メダルの自動投入が完了するまで、スタートレバーが操作されたときに発せられる回転開始信号を受信しない(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−95788号公報
すなわち、通常の回胴式遊技機では、スタートレバーが操作されると、回転開始信号が発せられ、制御装置がその回転開始信号を受信したときに、回胴を実際に回転させることが可能な状態となる。
このため、遊技者自ら遊技メダルを投入する場合には、投入された遊技メダルの枚数を計数するカウンターの計数値が所定枚数を超えたときに、回胴を実際に回転させることが可能な状態となるとともに、LEDやランプ等からなるスタートランプを点灯させることにより、回転開始信号を受信することが可能となった旨、つまりスタートレバー操作の受付が開始された旨が報知される。
一方、再遊技役の入賞成立によって遊技メダルが自動投入される場合には、遊技メダルが投入された後、次の遊技メダルが投入されるまで所定時間(例えば、120ミリ秒)の時間を要するため、従来の回胴式遊技機では、再遊技役の入賞が成立しても、直ぐにスタートレバー操作の受付がされず、所定時間(例えば、120×2ミリ秒)が経過した後に、始めてスタートレバー操作の受付が開始されていた。
すなわち、再遊技役の入賞が成立したのにも拘わらず、直ぐにスタートレバー操作の受付がされないため、多くの遊技者は、スタートランプが点灯するまでスタートレバーを叩き続けていた。
このため、従来の回胴式遊技機では、遊技者にあっては、スタートレバーを叩き続けることによる疲労感が増大し、一方、回胴式遊技機にあっては、スタートレバーが叩き続けられることよる筐体やスタートレバー等の劣化が増大するといった問題があった。
本発明は、上記点に鑑み、遊技者の疲労感が増大することを抑制するとともに、回胴式遊技機の劣化を抑制することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、回転可能に支持され、外周面に複数個の図柄が表示された複数個の回胴(13)と、遊技者の操作に基づいて、回胴(13)を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段(41)と、遊技者の操作に基づいて、回胴を停止させる回転停止信号を発する変動停止手段(43)と、再遊技役の入賞が成立した時点で回転開始信号の受信を可能とする回転開始信号受付手段(101)と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明では、再遊技役の入賞が成立するとほぼ同時に、回転開始信号の受信が可能となるので、遊技者は、変動開始手段(41)を何度も操作し続けることなく、再遊技役の入賞が成立するとほぼ同時に、変動開始手段(41)の操作が受け付けられることとなる。
したがって、遊技者が変動開始手段(41)を叩き続けるように操作し続けることを未然に防止できるので、遊技者の疲労感が増大することを抑制することができるとともに、回胴式遊技機の劣化を抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、回転可能に支持され、外周面に複数個の図柄が表示された複数個の回胴(13)と、回胴(13)を回転させる電動モータ(133)と、遊技者の操作に基づいて、回胴(13)を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段(41)と、遊技者の操作に基づいて、回胴(13)を停止させる回転停止信号を発する変動停止手段(43)と、再遊技役の入賞が成立した時点で回転開始信号の受信を可能とするとともに、再遊技役の入賞に起因する回転開始信号を受信し、かつ、再遊技役の入賞成立に起因する遊技媒体の自動投入が完了し、かつ、前回の遊技から所定時間が経過した場合に回胴の回転を開始させる回胴回転制御手段(101)と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明も請求項1に記載の発明と同様に、再遊技役の入賞が成立するとほぼ同時に、回転開始信号の受信が可能となるので、遊技者が変動開始手段(41)を叩き続けるように操作し続けることを未然に防止でき、遊技者の疲労感が増大することを抑制することができるとともに、回胴式遊技機の劣化を抑制することができる。
ところで、再遊技役の入賞成立後、直ちに変動開始手段(41)を操作した場合には、その操作によって発する回転開始信号は即座に受け付けられるものの、本発明においても、自動投入が完了していない場合には、回胴(13)は回転し始めない。
これに対して、請求項3に記載の発明では、回胴回転制御手段(101)が再遊技役の入賞成立に起因する回転開始信号を受信した場合であって、再遊技役の入賞成立に起因する遊技媒体の自動投入が完了していないときに、その旨を遊技者に報知する第1報知手段(22)を備えることを特徴とするので、遊技者が変動開始手段(41)を何度も叩き続けるように操作することを抑制することができる。
したがって、本発明によれば、遊技者の疲労感が増大すること、及び回胴式遊技機が劣化してしまうことをより確実に抑制することができる。
同様に、再遊技役の入賞成立後、直ちに変動開始手段(41)を操作した場合であっても、前回の遊技開始時点から所定時間が経過していない場合には、回胴(13)は回転し始めない。
これに対して、請求項4に記載の発明では、回胴回転制御手段(101)が再遊技役の入賞成立に起因する回転開始信号を受信した場合であって、前回の遊技から所定時間が経過していないときに、その旨を遊技者に報知する第2報知手段(22)を備えることを特徴としているので、遊技者が変動開始手段(41)を何度も叩き続けるように操作することを抑制することができ、請求項2に記載の発明と同様に、遊技者の疲労感が増大すること、及び回胴式遊技機が劣化してしまうことをより確実に抑制することができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段に限定されるものではない。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.遊技機1の全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る回胴式遊技機1(以下、「遊技機1」と記す。)の外観を示す斜視図であり、図2は、遊技機1の前面構造を示す説明図である。
図1及び図2に示すように、遊技機1の全体的形状を構成する筐体3の正面部には、表示窓5、操作パネル部7、遊技メダル払出口9、及び演出表示部11等が設けられている。
表示窓5は、遊技機1の上段部分に設けられ、遊技者に対して図柄を表示するための窓であり、この表示窓5は透明なパネルで覆われている。このため、遊技者は、表示窓5を介して、後述する回胴13L、13C、13Rの外周面に表示された図柄を目視することができる。
また、筐体1の内部のうち表示窓5の内側に対応する部位には、略円筒状に形成された複数個(本実施形態では、3個)の回胴(リール)13L、13C、13Rが横一列に回転可能に配設されており、これら各回胴13L〜13Rの外周面には、複数種類の図柄からなる図柄配列が回転方向(円周方向)に沿って形成されている。
このとき、表示窓5は、回胴13L〜13Rの外周面に形成された図柄をそれぞれ3つずつ目視できるように設定されており、これらの回胴13L〜13Rを回転又は停止させることにより、表示窓5内のうち各回胴13L〜13Rに対応する3の領域で図柄を変動表示(スクロール表示)又は停止表示させることができる。
なお、以下、左端の回胴13Lを「第1回胴13L」と記し、中央の回胴13Cを「第2回胴13C」と記し、右端の回胴13Rを「第3回胴13R」と記す。さらに、これら回胴13L〜13Rを総称するときは、単に「回胴13」と記す。
因みに、図3は、第1回胴13L、第2回胴13C、及び第3回胴13Rの外周面に形成された図柄配列を示す説明図であり、各回胴13L〜13Rには、第0番から第20番までの21個の図柄が形成されている。そして、回胴13L〜13Rが回転すると、表示窓5には、各回胴毎に3個の図柄が第0番から第20番へと順に表示され、第20番の図柄が表示されると、再び第0番の図柄から順に図柄の表示が行われる。
また、表示窓5の左側には、図2に示すように、第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、及び遊技開始表示ランプ17が設けられており、第1メダルラインランプ15aは、1枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が中央の入賞ラインL1の上で揃って入賞したことを表示するランプである。
第2メダルラインランプ15bは、2枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が上段若しくは下段の入賞ラインL2の上で揃って入賞したことを表示するランプである。
第3メダルラインランプ15cは、3枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が斜めの入賞ラインL3の上で揃って入賞したことを表示するランプである。なお、第1〜第3メダルラインランプ15a〜15cは、再遊技役の入賞が成立して遊技媒体をなす遊技メダルが自動投入された場合も点灯する。
遊技開始表示ランプ17は、回胴13L〜13Rの回転が開始可能な状態になったことを示すランプであり、この遊技開始表示ランプ17は、後述する待機ランプ22が消灯すると点灯する。
一方、表示窓5の右側には、打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a、23b、23c、及び遊技メダル投入ランプ25が設けられており、打止め表示ランプ19は、遊技者に対して払い出される遊技メダルの総数が上限に到達し、遊技機1がいわゆる打ち止め状態となったことを表示するランプである。
また、再遊技ランプ21は、再遊技役の入賞が成立し、遊技メダルを使用することなく、続けて遊技を実行することが可能である旨を遊技者に報知するためのランプであり、ビッグボーナス告知ランプ23a〜23cは、遊技機1がビッグボーナス遊技状態に移行したことを示すランプであり、遊技メダル投入ランプ25は、遊技メダルの投入を受け入れ可能であることを示すランプである。
また、表示窓5の下側には、役物回数表示器27、払出枚数表示器29、貯留枚数表示器31、スタートランプ20、及び待機ランプ22が設けられている。そして、役物回数表示器27は、レギュラーボーナス役の入賞可能回数等を表示し、払出枚数表示器29は、遊技機1から払い出される遊技メダルの枚数を表示し、貯留枚数表示器31は、遊技機1に貯留されている遊技メダルの枚数を表示する。
スタートランプ20は、後述するスタートレバー41が操作されることにより発せられる回転開始信号を受信可能な状態になったことを報知するスタートレバー受付表示手段であり、待機ランプ22は、スタートレバー41の操作に基づき発せられた回転開始信号が後述する主制御基板101に入力されてから、回胴13の回転が開始されるまで(遊技開始まで)の待機状態にある旨を遊技者に報知する報知手段をなすものである。
操作パネル部7は、遊技機1の中段部に位置して手前に向かって突出して棚状に形成されたものであり、その上面部には、遊技メダル投入口33、1枚投入ボタン35、3枚投入ボタン37、及び精算ボタン39が設けられている。
そして、遊技メダル投入口33は、遊技メダルを遊技機1に投入するための投入口であり、1枚投入ボタン35は、遊技機1に貯留されている遊技メダルのうち1枚を投入するためのボタンであり、3枚投入ボタン37は、遊技機1に貯留されている遊技メダルのうち3枚を投入するためのボタンであり、精算ボタン39は、遊技機1に貯留されている遊技メダルを外部に払い出す際に押されるボタンである。
なお、遊技において入賞が成立した場合、又は1回の遊技に必要な枚数(規定数)を超えて余分な遊技メダルが遊技メダル投入口33から投入された場合等には、遊技メダルは遊技機1の内部に貯留される。ここで、貯留とは、後述する主制御基板101のRAM115に遊技メダルの数を記憶する、いわゆるクレジットのことであり、本実施形態では、貯留可能な枚数の上限は50枚である。
また、操作パネル部7の前面部には、スタートレバー41、停止ボタン43L、43C、43R、返却ボタン45等が設けられており、これら41、43L〜43R、45は、遊技者により手動操作される。
スタートレバー41は、回胴13、つまり後述する電動モータ133L〜133R(図4参照)を回転させる回転開始信号を後述する主制御基板101(図4参照)に向けて発する変動開始手段であり、停止ボタン43L〜43Rは、各回胴13の個数に対応した個数(本実施形態では、3個)設けられているとともに、対応する回胴13の回転、つまり電動モータ133L〜133Rの回転を停止させる回転停止信号を主制御基板101に向けて発する変動停止手段である。
因みに、返却ボタン45は、投入された遊技メダルが遊技機1の内部で詰まった場合に、遊技者がこの詰まりを解消すべく押されるボタンである。
なお、以下では、第1回胴13Lに対応する停止ボタン43Lを「第1停止ボタン43L」と記し、第2回胴13Cに対応する停止ボタン43Cを「第2停止ボタン43C」と記し、第3回胴13Rに対応する停止ボタン43Rを「第3停止ボタン43R」と記し、これらを総称するときは、単に「停止ボタン43」と記す。
また、遊技メダル払出口9は、遊技機1の下部に設けられており、遊技機1の下部には、遊技メダル払出口9のほか、遊技メダル払出口9から払い出される遊技メダルを受け止めるための受け皿部47が設けられている。
演出表示部11は、図柄の変動表示の開始と連動して開始される演出を表示する演出表示手段をなすもので、本実施形態では、表示窓5の上方側に配設したドットマトリックス表示装置又は液晶表示装置等にて演出表示部11を構成している。
次に、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を説明する。
図4は、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を示す説明図である。遊技機1には、主制御基板101を中心として、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107、及び電源基板109等が設けられている。
主制御基板101は、遊技機1で行われる遊技の進行及び演出を制御する電子制御装置であり、この主制御基板101は、CPU(中央演算装置)111、ROM(読込専用記憶装置)113、及びRAM(随時読込書込可能記憶装置)115等を互いに接続して構成される周知のマイクロコンピュータにて構成されており、CPU111を中心として構成されるマイクロコンピュータである。
主制御基板101に接続された副制御基板105には、主制御基板101と同様にCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータによって構成されているとともに、各種の照明用基板119、各種のスピーカ121及び演出表示部11等が接続されている。
そして、副制御基板105は、主制御基板101からの信号に基づき、各種のスピーカ121に音声信号及び演出表示部11に表示される演出の画像信号を出力するとともに、各種の照明用基板119に対しても信号を出力する。また、照明用基板119は、副制御基板105からの信号に基づいて、照明類123の点灯及び消灯等を制御する。
中央表示ランプ基板107には、役物回数表示器27、払出枚数表示器29及び貯留枚数表示器31等の表示器、並びに1枚投入ボタン35、3枚投入ボタン37、精算ボタン39、第1停止ボタン43L、第2停止ボタン43C及び第3停止ボタン43R等の操作停止ボタンが接続されている。そして、これらの操作ボタン35、37、39、43L〜43Rが遊技者によって操作されると、その操作結果を示す信号が、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101は、中央表示ランプ基板107を介して送信される入力信号に基づいて、各ボタン35、37、39、43L〜43Rに対する操作状態を判断し、これに基づいて、後述する電動モータ133L、133C、133Rの制御を行う。
また、中央表示ランプ基板107には、左表示ランプ基板125、右表示ランプ基板127、スタートレバーユニット129及びメダルセレクター131等も接続されている。
左表示ランプ基板125は、表示窓5の左側に設けられた第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、遊技開始表示ランプ17と、表示窓5の左下側に設けられたスタートランプ20、待機ランプ22の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプの点灯及び消灯制御は、中央表示ランプ基板107及び左表示ランプ基板125を介して主制御基板101にて行われる。
右表示ランプ基板127は、表示窓5の右側に設けられた打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a〜23c、遊技メダル投入ランプ25の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプの点灯及び消灯制御は、中央表示ランプ基板107及び右表示ランプ基板127を介して主制御基板101にて行われる。
スタートレバーユニット129は、スタートレバー41や、このスタートレバー41の操作を検出するための回胴回転始動センサー基板(図示せず。)等から構成されており、スタートレバー41が遊技者により操作されると、その操作が回胴回転始動センサー基板によって検出され、この検出結果を示す回転開始信号が、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101上のコンピュータは、回転開始信号に基づいてスタートレバー41に対する操作状態を判断し、これに基づいて、後述する電動モータ133L、133C、133Rの制御を行う。
メダルセレクター131は、遊技メダル投入口33より投入された遊技メダルを寸法に基づいて選別して規格寸法に適合した遊技メダルのみを受け付けるとともに、投入された遊技メダルの通過をメダルセンサー基板(図示せず)によって検出し、その検出結果を示すメダル検出信号を出力する。
そして、メダルセレクター131から出力されたメダル検出信号は、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に送信され、主制御基板101は、このメダル検出信号に基づいて遊技メダル投入口33から遊技メダルが投入されたか否かを判断する。
回胴基板103には、各回胴13を回転又は停止させる駆動手段をなす電動式の電動モータ133L、133C、133R、及び電動モータ133L〜133Rの回転角や回転速度を検出するための回胴センサー基板135L、135C、135R等が接続されている。
これらの電動モータ133L、133C、133R、及び回胴センサー基板135L、135C、135Rは、各回胴13毎にそれぞれ設けられている。なお、以下、電動モータ133L〜133Rを総称するときは、電動モータ133と記し、回胴センサー基板135L〜135Rを総称するときは回胴センサー基板135と記す。
また、電動モータ133の作動は、回胴基板103を介して主制御基板101から電動モータ133に信号を送ることにより制御されており、本実施形態では、電動モータ133として、入力されるパルス信号数に比例した角度だけ回転するステッピングモータを採用している。
また、回胴センサー基板135は、各回胴13に設けられたインデックス部(図示せず。)の通過を検出するものであり、各回胴13のインデックス部が回胴センサー基板135を通過し、その通過が回胴センサー基板135によって検出されると、この検出結果を示す回胴インデックス信号が、回胴基板103を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101は、回胴インデックス信号に基づいて各回胴13の回転角度、つまり各回胴13の外周面に形成された図柄の位置を検知する。具体的には、各回胴13のインデックス部は回胴13が一回転するたびに回胴センサー基板135を通過するため、回胴13が1回転する度に、回胴インデックス信号が回胴センサー基板135から主制御基板101に送信される。
一方、各回胴13が回転している間、主制御基板101は、電動モータ133に対して出力したパルス信号数を計数しており、回胴インデックス信号を受信する度(回胴13の一回転毎)に計数値をリセット(初期化)して(初期値0)、計数を繰り返している。
したがって、パルス信号数の計数値は電動モータ133の回転角度を示す総ステップ数に相当するので、主制御基板101は、パルス信号数の計数値により、インデックス部の位置、つまり回胴13の回転角度(図柄の位置)を検出することができる。
また、電源基板109には、主制御基板101及びメダル払出装置137等が接続されており、本実施形態では、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107等は主制御基板101を介して電力が供給され、メダル払出装置137は電源基板109から直接電力の供給を受けている。
なお、本実施形態では、電源基板109は、主制御基板101とメダル払出装置137との間で行われる信号の送受を中継する機能も担っており、遊技メダルを払い出す旨の信号が主制御基板101から出力されると、その信号は、電源基板109を介してメダル払出装置137に入力され、その結果、メダル払出装置137から前述の遊技メダル払出口9に、遊技メダルが排出される。
そして、払い出された遊技メダルの数はメダル払出装置137により計数され、その結果を示す遊技メダル払出信号が、電源基板109を介して主制御基板101に入力されることによって、主制御基板101は、遊技者に払い出される遊技メダルの枚数を検出している。
2.遊技機1の制御
先ず、遊技機1による遊技の概略を説明する。
遊技メダルが投入されると、その投入枚数に応じて入賞ラインL1〜L3が有効化される。そして、遊技者によってスタートレバー41が操作されると、回胴13が回転し始めると同時に入賞役の抽選(いわゆる内部抽選)が行われる。その後、遊技者によって停止ボタン43が操作されると、停止ボタン43の押下タイミングに基づいて回胴13の回転が停止させられ、一回の遊技を終了する。
次に、遊技機1は、有効ラインの上に揃った図柄組合せの判定を行い、その図柄判定の結果、有効ラインの上に停止表示された図柄組合せが、内部抽選で当選した入賞役を成立させる図柄組合せである場合には、その入賞役が成立(確定)したものとして、所定枚数の遊技メダルを遊技者に払い出す。
2.1メイン制御フロー
図5は、上記した制御概要を示すフローチャートであり、この制御フローは、遊技機1の電源が投入され、遊技機1が遊技可能な状態になったときに主制御基板101で起動されるメイン制御フローである。
そして、この制御フローが起動されると、先ず、再遊技役の入賞が成立したことを示す再遊技入賞フラグが設定されているか否かが判定され(S100)、再遊技入賞フラグが設定されていないと判定された場合には(S100:NO)、規定枚数の遊技メダルが遊技メダル投入口33から投入されているか否かが判定される(S105)。なお、再遊技入賞フラグは、後述する入賞判定処理(S155)にて設定される。また、本実施形態では、遊技に必要となる遊技メダルの枚数である規定枚数を、3枚としている。
このとき、規定枚数の遊技メダルが遊技メダル投入口33から投入されたものと判定された場合には(S105:YES)、スタートランプ20が点灯されて回転開始信号の受信が可能となるとともに(S107)、スタートレバー41が操作されたか否かが判定される(S110)。
そして、スタートレバー41が操作されたものと判定された場合には(S110:YES)、前回の遊技から所定時間(本実施形態では、4.1秒)が経過したか否かが判定され(S115)、前回の遊技から所定時間が経過していないと判定された場合には(S115:NO)、待機ランプ22が点灯されるとともに(S120)、待機ランプ22の点灯に対応した音声(以下、この音声を待機音声という。)が出力される(S125)。
因みに、「前回の遊技から所定時間」とは、本実施形態では、「前回スタートレバー41が操作された時からの所定時間」をいう。
また、S115にて前回の遊技から所定時間が経過したと判定された場合には(S115:YES)、スタートランプ20及び待機ランプ22が消灯されるとともに、待機音声の出力が停止される(S130)。
次に、内部抽選処理が実行される(S135)。この内部抽選処理は、遊技者に付与される賞態様(レギュラーボーナス役やビッグボーナス役等の入賞役)の抽選を行うサブルーチンであり、その詳細は後述する。
そして、内部抽選処理(S135)が終了すると、演出表示部11にて表示される演出の態様が決定されるとともに(S140)、回胴13L〜13Rの回転が開始される(S145)。なお、演出パターン決定処理(S140)の詳細は後述する。
このようにして回胴13L〜13Rの回転及び演出表示が開始されると、リール停止制御処理(詳細は、後述する。)が実行され(S150)、リール停止制御処理(S150)により各回胴13L〜13Rが停止すると、当選フラグ及び実際に回転が停止した各回胴13に停止表示された図柄に基づいて入賞判定処理、つまり、当選フラグが設定され、かつ、その当選フラグ(賞態様)に対応する図柄の組合わせ(入賞役)が、有効化された入賞ラインL1〜L3上に実際に並んで停止したか否かが判定される(S155)。
このとき、有効化された入賞ライン上に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示された場合には、その当選フラグに対応する入賞役が成立(確定)し、一方、有効化された入賞ライン上に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示されなかった場合には、たとえ当選フラグが設定されている場合、つまり内部抽選にて当選している場合であっても、入賞役は成立しない。
なお、本実施形態に係る遊技機1では、内部抽選にてレギュラーボーナス役若しくはビッグボーナス役に当選している場合において、有効化された入賞ライン上に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示されず、レギュラーボーナス役若しくはビッグボーナス役の入賞役が成立しなかったときに限り、その当選フラグは蓄積されて、次回以降の遊技に持ち越される。また、本実施形態に係る遊技機1では、S155の処理にて再遊技役の入賞が成立したと判定された場合には、再遊技入賞フラグを設定する。
そして、入賞判定処理(S155)の結果、再遊技入賞フラグが設定された場合は、S160の処理(払出処理)をスキップして直ちにS100の処理に移行する。一方、入賞判定処理(S155)の結果、再遊技役以外の入賞役が成立しているものと判定された場合は、その成立した入賞役に対応する枚数(ハズレの場合は0枚)の遊技メダルがメダル払出装置137から払い出される(S160)。
なお、本実施形態では、図3に示す回胴13の図柄のうち、「チェリー」が有効ライン上に並んだ場合は「チェリー小役」の入賞が成立し、同様に「スイカ」の場合は「スイカ小役」、「ベル」の場合は「ベル小役」の入賞がそれぞれ成立し、その入賞に応じた遊技メダルが払い出される。
また、「赤7」もしくは「青7」が有効ライン上に並んだ場合は「ビッグボーナス役」、同様に「BAR」の場合は「レギュラーボーナス役」の入賞が成立し、それぞれ入賞に応じた遊技メダルが払い出されるとともに、ビッグボーナス遊技もしくはレギュラーボーナス遊技が開始される。更に、有効ライン上に「REPLAY」が並んだ場合は「再遊技役(リプレイ)」の入賞が成立し、当該遊技で投入された遊技メダルの数と同数の遊技メダルが自動投入されて再遊技が可能となる。
また、S100にて再遊技入賞フラグが設定されていると判定された場合には(S100:YES)、後述する遊技メダルの自動投入処理を起動させる自動投入要求フラグが設定されるとともに(S165)、スタートランプ20が点灯されて回転開始信号の受信が可能となってスタートレバー41が操作されたか否かが判定される(S170、S175)。
そして、スタートレバー41が操作されたものと判定された場合には(S175:YES)、前回の遊技から所定時間(本実施形態では、4.1秒)が経過したか否かが判定され(S180)、前回の遊技から所定時間が経過していないと判定された場合には(S180:NO)、待機ランプ22が点灯されるとともに(S185)、待機音声が出力される(S190)。
また、S115にて前回の遊技から所定時間が経過したと判定された場合には(S180:YES)、遊技メダルの自動投入が終了したか否か、つまり後述する自動投入終了フラグが設定されたか否かが判定される(S195)。そして、遊技メダルの自動投入が終了したと判定された場合には(S195:YES)、S130が実行される。
2.2自動投入処理(図6参照)
図6は自動投入処理の概要を示すフローチャートであり、この自動投入処理は、自動投入要求フラグが設定された時点でメイン制御フローと独立して並列処理される。
そして、自動投入処理フローが起動されると、自動投入される遊技メダルの投入間隔(本実施形態では、120ミリ秒)を計測するためのタイマーが起動されるとともに(S200)、自動投入される遊技メダルを計数するためのメダルカウンターが起動される(S205)。
なお、自動投入される遊技メダルの数は、前回の遊技で投入された遊技メダルの数と同一となるもので、本実施形態では、規定枚数の3枚となる。
次に、遊技メダルが1枚自動投入された後(S210)、遊技メダルが規定枚数自動投入されたか否かが判定される(S215)。判定の結果、未だ規定枚数の自動投入が完了していないと判定された場合には(S215:NO)、前回、遊技メダルが自動投入された時から所定の自動投入間隔時間(本実施形態では、120ミリ秒)が経過したときに(S220)、S210に戻り、再び、遊技メダルが自動投入される。
そして、再び、規定枚数の遊技メダルが自動投入されたか否かが判定され(S215)、規定枚数の遊技機メダルが自動投入されたと判定された場合には(S215:YES)、自動投入終了フラグが設定された後(S225)、自動投入処理が終了する。
2.3内部抽選処理(図7参照)
図7は、内部抽選処理(S135)の概要を示すフローチャートであり、内部抽選処理ルーチンが起動されると、先ず、抽選用の乱数が乱数発生回路(図示せず。)から取得され(S300)、この取得された乱数に基づいて、小役、再遊技役、レギュラーボーナス役、又はビッグボーナス役等のいずれかの入賞役に当選したか否かが判定される(S310)。
そして、いずれかの入賞役に当選していると判定された場合には(S310:YES)、当選した入賞役、つまり遊技者にとって利益となる賞態様に対応する当選フラグを設定して本処理を終了し(S320)、一方、いずれの入賞役にも当選していないと判定された場合には(S310:NO)、ハズレの当選フラグを設定して、本処理を終了する。
ここで、レギュラーボーナス役とは、遊技者にとって比較的に利益が大きい賞を言い、通常、レギュラーボーナス役に入賞すると、次回から複数回(例えば12回)に渡る遊技において、入賞役となる図柄の組合せがそれ以前に比べて増大するので、入賞確率が高くなる。また、ビッグボーナス役では、遊技者に与えられる利益が、レギュラーボーナス役より更に大きくなり、具体的には、レギュラーボーナス役の入賞確率が高くなる。
2.4演出パターン決定処理(図8参照)
図8は、演出パターン決定処理(S140)の概要を示すフローチャートであり、演出パターン決定処理ルーチンが起動されると、先ず、ROM113に記憶された演出態様テーブル(図示せず。)及び内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグに基づいて、演出表示部11にて表示する演出の態様(演出パターン)が決定される(S400)。
そして、この決定された演出パターンを表示させる旨の信号(演出指定コマンド)が主制御基板101から副制御基板105に送信され(S410)、副制御基板105が、主制御基板101からの演出指定コマンドを受信すると、副制御基板105による制御の下、演出指定コマンドに基づく演出表示が演出表示部11上で開始される。
2.5リール停止制御処理(図9参照)
図9は、リール停止制御処理(S150)の概要を示すフローチャートであり、この制御処理が起動されると、先ず、回転し始めた各回胴13の回転速度それぞれが一定の回転速度となったか否か、つまり各回胴13の回転速度が所定回転速度となったか否かが判定され(S500)、各回胴13の回転速度が一定回転速度となった場合には(S500:YES)、各停止ボタン43が有効化されて停止ボタン43のランプ又はLEDが点灯される(S505)。
ここで、「停止ボタン43を有効化する」とは、「停止ボタン43が押下(操作)されたときに、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13の回転を停止させることができるようにする」ことを言う。
一方、各回胴13の回転速度が一定回転速度となる前においては、停止ボタン43が押下されても、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13は停止せず回転し続ける。なお、以下、このような状態を「停止ボタン43を無効化」すると言う。因みに、本実施形態では、停止ボタン43が無効化されたときには、停止ボタン43のランプ又はLEDが消灯される。
次に、第1停止ボタン43L〜第3停止ボタン43Rのうちいずれか押下されたか否かが判定され(S510)、いずれかの停止ボタン43が押下された場合には(S510:YES)、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13が停止する(S515)。
なお、回胴13の停止位置は、停止ボタン43の操作タイミングや内部抽選処理(S135)の結果に基づいて決定される。すなわち、停止ボタン43が操作された時の位置から例えば4コマ(引き込み制御可能又は蹴飛ばし制御可能なコマ数)以内であって、内部抽選の結果に応じた位置である。
具体的に、例えば、第1回胴13Lの6番目の「ベル」図柄(図3参照)が表示窓5中段の入賞ラインL1(図2参照)に重なったタイミングで第1停止ボタン43Lが操作された場合、引き込み制御によって、実際に入賞ラインL1に停止させることができる図柄は、「ベル」図柄から4コマ以内の図柄、すなわち、図3に示すように、7番目の「スイカ」図柄、8番目の「リプレイ」図柄、9番目の「赤セブン」図柄、若しくは10番目の「青バー」図柄の内のいずれかである。
そして、このときに仮に、スイカ小役が内部当選している場合には、スイカ小役の構成図柄である7番目の「スイカ」図柄が入賞ラインL1上で停止するように、第1回胴13Lが停止制御(引込み制御)が行われる。逆に、いずれも入賞ラインにおいても入賞が内部当選していない場合には、第1停止ボタン43Lが押下されたタイミングにおける図柄から4コマの範囲内で第1回胴13Lが当選図柄で停止しないように制御(蹴飛ばし制御)される。
そして、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S520)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S520:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻る。
また、第1停止ボタン43L〜第3停止ボタン43Rのうちいずれの停止ボタン43も押下されなかった場合(S510:NO)、停止ボタン43が有効化された時から所定時間(自動停止時間)が経過した否かが判定される(S525)。
そして、自動停止時間が経過していないと判定された場合には(S525:NO)、再び、いずれかの停止ボタン43が押下されたか否かがが判定され(S510)、一方、自動停止時間が経過したと判定された場合には(S525:YES)、全ての回胴13が自動的停止して(S530)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻る。
3.本実施形態に係る遊技機1の特徴
本実施形態では、再遊技役の入賞が成立するとほぼ同時に、スタートランプ20が点灯してスタートレバー41の操作受付が開始されるので、遊技者がスタートレバー41を叩き続けることを未然に防止できる。したがって、遊技者の疲労感が増大することを抑制することができるとともに、遊技機1の劣化を抑制することができる。
また、遊技メダルの自動投入処理をメイン制御とは独立して並列処理するので、自動投入処理をメイン制御にて実行していた従来の遊技機に比べて、自動投入処理を早期に終了させることができる。
したがって、再遊技役の入賞成立後、早期に次回の遊技を開始することができるので、自動投入処理に起因する待ち時間を短縮することができるので、遊技者の疲労感(待ちストレス)を軽減することができる。
ところで、再遊技役の入賞成立後、直ちにスタートレバー41を操作した場合には、その操作によって発する回転開始信号は即座に受け付けられるものの、本実形態においても、自動投入が完了し、かつ、前回の遊技開始時点から所定時間(例えば、4.1秒)が経過しない限り、回胴13は回転し始めない。
しかし、本実施形態では、自動投入が完了していない間、又は前回の遊技開始時点から所定時間が経過していない間は待機ランプ22が点灯し、その旨が遊技者に報知されるので、遊技者がスタートレバー41を何度も叩き続けることを抑制することができる。
したがって、遊技者の疲労感が増大すること、及び遊技機1が劣化してしまうことをより確実に抑制することができる。
4.実施形態と発明特定事項との対応関係
本実施形態では、スタートレバー41が特許請求の範囲に記載された変動開始手段に相当し、停止ボタン43が特許請求の範囲に記載された変動停止手段に相当し、主制御基板101が特許請求の範囲に記載された回胴回転制御手段及び回転開始信号受付手段に相当し、待機ランプ22が特許請求の範囲に記載された第1報知手段及び第2報知手段に相当する。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、自動投入処理をメイン制御と独立させて並列処理したが、本実施形態は、図10に示すように、再遊技役の入賞が成立するとほぼ同時に、スタートランプ20を点灯させてスタートレバー41の操作受付を開始した後、メイン制御にて自動投入処理を実行するものである。
1.遊技機1の制御
図10は、本実施形態に係る遊技機1のメイン制御を示すフローチャートであり、
この制御フローは、遊技機1の電源が投入され、遊技機1が遊技可能な状態になったときに主制御基板101で起動されるメイン制御フローである。
そして、この制御フローが起動されると、先ず、再遊技役の入賞が成立したことを示す再遊技役入賞フラグが設定されているか否かが判定され(S600)、再遊技入賞フラグが設定されていないと判定された場合には(S600:NO)、規定枚数の遊技メダルが遊技メダル投入口33から投入されているか否かが判定される(S605)。なお、再遊技入賞フラグは、後述する入賞判定処理(S655)にて設定される。
このとき、規定枚数の遊技メダルが遊技メダル投入口33から投入されたものと判定された場合には(S605:YES)、スタートランプ20が点灯されて回転開始信号の受信が可能となるとともに(S607)、スタートレバー41が操作されたか否かが判定される(S610)。
そして、スタートレバー41が操作されたものと判定された場合には(S610:YES)、前回の遊技から所定時間(本実施形態では、4.1秒)が経過したか否かが判定され(S615)、前回の遊技から所定時間が経過していないと判定された場合には(S615:NO)、待機ランプ22が点灯されるとともに(S620)、待機音声が出力される(S625)。
また、S615にて前回の遊技から所定時間が経過したと判定された場合には(S615:YES)、スタートランプ20及び待機ランプ22が消灯されるとともに、待機音声の出力が停止される(S630)。
次に、内部抽選処理が実行される(S135)。この内部抽選処理は、遊技者に付与される賞態様(レギュラーボーナス役やビッグボーナス役等の入賞役)の抽選を行うサブルーチンであり、その詳細は第1実施形態と同じである。
そして、内部抽選処理(S635)が終了すると、演出表示部11にて表示される演出の態様が決定されるとともに(S640)、回胴13L〜13Rの回転が開始される(S645)。なお、演出パターン決定処理(S640)の詳細は第1実施形態と同じである。
このようにして回胴13L〜13Rの回転及び演出表示が開始されると、第1実施形態と同様なリール停止制御処理が実行され(S650)、リール停止制御処理(S650)により各回胴13L〜13Rが停止すると、当選フラグ及び実際に回転が停止した各回胴13に停止表示された図柄に基づいて入賞判定処理、つまり、当選フラグが設定され、かつ、その当選フラグ(賞態様)に対応する図柄の組合わせ(入賞役)が、有効化された入賞ラインL1〜L3上に実際に並んで停止したか否かが判定される(S655)。
そして、入賞判定処理の結果、再遊技役の入賞が成立していると判定された場合には、再遊技入賞フラグを設定して、S660の処理を行うことなく直ちにS600の処理に移行する。一方、再遊技役以外の入賞役が成立しているものと判定された場合は、その成立した入賞役に対応する枚数(ハズレの場合は0枚)の遊技メダルがメダル払出装置137から払い出される(S660)。
また、S600にて再遊技入賞フラグが設定されていると判定された場合には(S600:YES)、スタートランプ20が点灯されて回転開始信号の受信が可能となってスタートレバー41が操作されたか否かが判定される(S665、S670)。
そして、スタートレバー41が操作されたものと判定された場合には(S670:YES)、自動投入される遊技メダルの投入間隔(本実施形態では、120ミリ秒)を計測するためのタイマーが起動されるとともに(S675)、自動投入される遊技メダルを計数するためのメダルカウンターが起動される(S680)。
次に、遊技メダルが1枚自動投入された後(S685)、遊技メダルが規定枚数(本実施形態では、3枚)自動投入されたか否かが判定される(S690)。判定の結果、遊技メダルが未だ規定枚数の自動投入が完了していないと判定された場合には(S690:NO)、前回、遊技メダルが自動投入された時から所定の自動投入間隔時間(本実施形態では、120ミリ秒)が経過したときに(S695)、S685に戻り、再び、遊技メダルが自動投入される。
そして、再び、規定枚数の遊技メダルが自動投入されたか否かが判定され(S690)、規定枚数の遊技機メダルが投入されたと判定された場合には(S690:YES)、前回の遊技から所定時間(本実施形態では、4.1秒)が経過したか否かが判定される(S700)。
このとき、前回の遊技から所定時間が経過していないと判定された場合には(S700:NO)、待機ランプ22が点灯されるとともに(S705)、待機音声が出力される(S710)。一方、S700にて前回の遊技から所定時間が経過したと判定された場合には(S700:YES)、S630が実行される。
2.本実施形態に係る遊技機1の特徴
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、再遊技役の入賞が成立するとほぼ同時に、スタートランプ20が点灯してスタートレバー41の操作受付が開始されるので、遊技者がスタートレバー41を叩き続けることを未然に防止できる。したがって、遊技者の疲労感が増大することを抑制することができるとともに、遊技機1の劣化を抑制することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、待機ランプ22を点灯させることにより、自動投入が完了していない旨、及び前回の遊技開始時点から所定時間が経過していない旨を遊技者に報知したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば演出表示部11にその旨を表示させてもよい。
また、上述の実施形態では、遊技媒体の自動投入が完了していない旨を遊技者に報知する第1報知手段と、前回の遊技から所定時間が経過していない旨を遊技者に報知する第2報知手段とを共に待機ランプ22にて構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、それぞれの報知手段を別々に設けてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の前面構造を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回胴の外周面に形成された図柄配列を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の電気的構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る回胴式遊技機におけるメイン制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る回胴式遊技機における自動投入処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機における内部抽選処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機における演出パターン決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る回胴式遊技機におけるリール停止処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る回胴式遊技機におけるメイン制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…回胴式遊技機、3…筐体、5…表示窓、7…操作パネル部、
9…遊技メダル払出口、11…表示パネル、13…回胴
15a…ランプ、15a…第1メダルラインランプ、
15b…第2メダルラインランプ、15c…第3メダルラインランプ、
17…遊技開始表示ランプ、20…スタートランプ、21…再遊技ランプ、
22…待機ランプ(第1報知手段、第2報知手段)
23a…ビッグボーナス告知ランプ、 25…遊技メダル投入ランプ、
27…役物回数表示器、29…払出枚数表示器、
31…貯留枚数表示器、33…遊技メダル投入口、35…枚投入ボタン、
37…枚投入ボタン、41…スタートレバー変動開始手段)、
43…停止ボタン(変動停止手段)、45…返却ボタン、47…受け皿部、
101…主制御基板(回胴回転制御手段)、103…回胴基板、
105…副制御基板、107…中央表示ランプ基板、109…電源基板、
119…照明用基板、121…スピーカ、123…照明類、
125…左表示ランプ基板、127…右表示ランプ基板、
129…スタートレバーユニット、131…メダルセレクター、133…モータ、
135…回胴センサー基板、137…メダル払出装置。

Claims (4)

  1. 回転可能に支持され、外周面に複数個の図柄が表示された複数個の回胴と、
    遊技者の操作に基づいて、前記回胴を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段と、
    遊技者の操作に基づいて、前記回胴を停止させる回転停止信号を発する変動停止手段と、
    再遊技役の入賞が成立した時点で前記回転開始信号の受信を可能とする回転開始信号受付手段と、
    を備えることを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 回転可能に支持され、外周面に複数個の図柄が表示された複数個の回胴と、
    遊技者の操作に基づいて、前記回胴を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段と、
    遊技者の操作に基づいて、前記回胴を停止させる回転停止信号を発する変動停止手段と、
    再遊技役の入賞が成立した時点で前記回転開始信号の受信を可能とするとともに、前記再遊技役の入賞成立に起因する前記回転開始信号を受信し、かつ、前記再遊技役の入賞成立に起因する遊技媒体の自動投入が完了し、かつ、前回の遊技から所定時間が経過した場合に前記回胴の回転を開始させる回胴回転制御手段と、
    を備えることを特徴とする回胴式遊技機。
  3. 前記回胴回転制御手段が前記再遊技役の入賞成立に起因する前記回転開始信号を受信した場合であって、前記再遊技役の入賞成立に起因する遊技媒体の自動投入が完了していないときに、その旨を遊技者に報知する第1報知手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の回胴式遊技機。
  4. 前記回胴回転制御手段が前記再遊技役の入賞成立に起因する前記回転開始信号を受信した場合であって、前回の遊技から所定時間が経過していないときに、その旨を遊技者に報知する第2報知手段を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の回胴式遊技機。
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