JP2007089885A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】内部当選役に対応する図柄を引き込んで停止させることを義務付けしたルール下のスロットマシンにおいて、遊技者の期待感を効果的に高揚し得るスロットマシンを提供すること。
【解決手段】スロットマシン1は、内部当選役を抽選する抽選手段42と、内部当選役としてボーナス役が当選した後、小役等の当選確率を高く設定する特別遊技状態を発動するように構成した特別遊技状態発動手段41と、当選確率を高く設定した小役等とボーナス役とが複合して内部当選役として成立した場合に、当該小役等がボーナス役よりも優先して入賞するように制御する入賞制御手段43と、予め設定した所定条件が成立したときにボーナス役入賞の予兆となる予兆演出を実施する予兆演出手段47とを有している。予兆演出手段47は、内部当選役としていずれの小役等も当選しなかったことを契機として予兆演出を終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボーナス役入賞に先立って小役等の入賞確率を高めた特別遊技状態を発動するスロットマシンに関する。
従来より、例えば、ボーナス役の内部当選に続いてリプレイ役の当選確率を高くしたリプレイタイム(RT)を発動させるスロットマシンがある(例えば、特許文献1参照。)。このようなリプレイタイムは、リプレイ役の内部当選によりボーナス役入賞を禁止した遊技状態であり、予定した複数ゲームに渡って実施される場合がある。
リプレイタイムとしては、例えば、内部当選したリプレイ役の大半を入賞させない(流す)リール制御により通常の遊技状態と区別できないように発動され、発動中にボーナス役入賞の予兆となる予兆演出を実施するものがある。そして、このようなリプレイタイムを発動するスロットマシンとしては、例えば、通常の遊技状態(非リプレイタイム)においてガセの予兆演出を実施することで、遊技者の期待感を煽るように構成したものがある。
しかしながら、上記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、例えば、内部当選役に対応する図柄を引き込んで停止させることを義務付けしたルール下では、目押しによって小役等の入賞が得られるか否かによってリプレイタイム発動中であるか否かを容易に判断でき、これにより、上記予兆演出であるか上記ガセの予兆演出であるかを容易に判断し得るため、上記ガセの予兆演出によって遊技者の期待感を十分に盛り上げることができないおそれがあるという問題がある。
特開2005−6863号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、内部当選役に対応する図柄を引き込んで停止させることを義務付けしたスロットマシンにおいて、遊技者の期待感を効果的に高揚し得るスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、ボーナス役及び小役等の内部当選役を抽選する抽選手段と、
上記内部当選役として上記ボーナス役が当選した後、上記小役等の当選確率を高く設定する特別遊技状態を発動するように構成した特別遊技状態発動手段と、
上記当選確率を高く設定した小役等と上記ボーナス役とが複合して上記内部当選役として成立した場合に、当該小役等が上記ボーナス役よりも優先して入賞するように制御する入賞制御手段と、
予め設定した所定条件が成立したときにボーナス役入賞の予兆となる予兆演出を実施する予兆演出手段とを有しており、
該予兆演出手段は、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選していないにも関わらず上記予兆演出を実施した場合には、上記内部当選役としていずれの上記小役等も当選しなかったことを契機として上記予兆演出を終了するように構成してあることを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンにおける上記特別遊技状態は、上記小役等の当選確率を高く設定してあると共に、ボーナス役入賞に対して当該当選確率を高く設定した小役等が優先して入賞する遊技状態である。この特別遊技状態では、上記当選確率を高く設定した小役等が連続して入賞する可能性が高く、これにより、いわゆる目押しによってもボーナス役入賞を獲得することができない。上記スロットマシンでは、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選してから当該ボーナス役が入賞するまで上記特別遊技状態が発動され、その発動中においては上記予兆演出手段がボーナス役入賞の予兆となる上記予兆演出を実施する場合がある。遊技者は、上記予兆演出によってボーナス役入賞の期待感を高めていくことができ、高い興趣を感じることができる。
本発明のスロットマシンにおける上記予兆演出手段は、上記所定条件の成立をもって上記予兆演出を実施するように構成してある。すなわち、上記予兆演出手段は、上記所定条件が成立しさえすれば、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選しているか否かに関わらず上記予兆演出を実施する。そして、上記予兆演出手段は、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選していないにも関わらず上記予兆演出を実施した場合には、上記内部当選役としていずれの上記小役等も当選しなかったときに上記予兆演出を終了するように構成してある。ここで、上記当選した小役等が取りこぼしにより入賞しなかった場合であっても、例えば、同じ図柄が2枚揃い、1枚のみ他の図柄であるというような「ハズレ目」が停止する確率が高い。このようなハズレ目に基づけば、遊技者は、上記内部当選役として上記小役等のいずれかが当選したことを十分に確信することができる。それ故、上記小役等のいずれかが連続して内部当選する限り上記予兆演出を継続すれば、たとえ連続入賞が途切れたとしても、遊技者の期待感を持続させることが可能である。
そのため、上記スロットマシンにおける上記予兆演出の実施期間では、上記特別遊技状態であるか否かに関わらず、上記内部当選役として上記小役等のいずれかが連続して当選する状態が実現される。それ故、遊技者にあっては、上記特別遊技状態下での上記予兆演出であるか、上記特別遊技状態以外の上記予兆演出であるかを上記予兆演出の継続中に見分けることが困難である。したがって、上記スロットマシンによれば、上記特別遊技状態以外でのガセの上記予兆演出であっても、上記特別遊技状態と同様、ボーナス役入賞に向けて遊技者の期待感を効果的に煽ることが可能になる。
以上のように、本発明のスロットマシンは、内部当選役に対応する図柄を引き込んで停止させることを義務付けしたスロットマシンにおいて、遊技者の期待感を効果的に高揚し得るものである。
本発明における上記特別遊技状態としては、例えば、上記ボーナス役に対する引込制御よりも上記小役等に対する引込制御を優先して実施する制御下において、上記小役等の内部当選確率を高めた遊技状態等がある。このような特別遊技状態としては、例えば、リプレイ役(次回のゲームを遊技媒体を賭けることなく遊技し得る入賞役。)の当選確率を高く設定したリプレイタイムなどがある。
また、上記小役等とは、ボーナス役を除く全ての当たり役を意味しており、15枚役や8枚役などの狭義の小役のほか、リプレイ役を含む広い概念を意味している。
また、上記予兆演出手段としては、演出効果を高める画像を表示する液晶表示部を含むものや、音、振動及び光の少なくともいずれかを発生する演出部を含むものや、それらの組み合わせなど様々な形態のものを採用することができる。
また、上記スロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。また、上記リールとしては、略円柱回転体の外周面に複数の図柄を配置した回転式リールであっても、ディスプレイ上に表示する図柄を変動させる画像式リールであってもよい。
また、上記予兆演出を実施するか否かを抽選する演出抽選手段を有しており、
上記内部当選役として上記ボーナス役が当選していない場合における上記所定条件は、上記演出抽選手段による当選であり、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選した場合における上記所定条件は、上記特別遊技状態発動手段による上記特別遊技状態の発動であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選していなくても、上記演出抽選手段における当選を契機として上記予兆演出を開始させることができる。特に、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選していないときの上記予兆演出は、ガセの演出となり、遊技の興趣を高めるのに有効である。
また、上記演出抽選手段は、上記特別遊技状態において上記予兆演出を開始するか否かを抽選するように構成してあることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記特別遊技状態において上記予兆演出を実施しない場合を設定することができる。すなわち、上記予兆演出を介さないボーナス役入賞を発生させることができる。遊技者にあっては、上記予兆演出が発生していない遊技状態においても、小役等の連続入賞によりボーナス役入賞への期待感を抱くことができる。
なお、上記特別遊技状態における上記演出抽選手段の当選確率を100%にすることも良い。この場合には、上記予兆演出により遊技者の期待感を一層、煽ることができる。
また、上記予兆演出手段は、いずれかの上記小役等が入賞したことを条件として上記予兆演出を開始するように構成してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記小役等の入賞をきっかけとして上記予兆演出を開始することができる。上記内部当選役として上記ボーナス役が当選していない場合であっても、その後、上記内部当選役として上記小役等が連続して当選すれば上記予兆演出が継続されることになる。当該予兆演出の継続中では、遊技者は、上記特別遊技状態であるのか否かを全く見分けることができない。それ故、上記予兆演出の継続中において、遊技者の期待感を効果的に煽ることができる。
また、上記抽選手段は、上記ボーナス役を当選させる際、上記小役等のうちのいずれかを同時に当選させるように構成してあることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記ボーナス役が内部当選した遊技(ゲーム)において、確実性高くボーナス役入賞を禁止することができる。そのため、ボーナス役入賞に先だって、必ず、上記特別遊技状態を発動させることができる。
(実施例1)
本例は、ボーナス役入賞の予兆となる演出を実施するスロットマシンに関する例である。この内容について、図1〜図10を用いて説明する。
本例のスロットマシン1は、図1に示すごとく、ボーナス役及び小役等の内部当選役を抽選する抽選手段42と、内部当選役として上記ボーナス役が当選した後、上記小役等の当選確率を高く設定する特別遊技状態(本例では、リプレイ役の当選確率を高く設定したリプレイタイム。以下、リプレイタイムという。)を発動するように構成した特別遊技状態発動手段41と、上記当選確率を高く設定した小役等(本例では、リプレイ役。)とボーナス役とが複合して内部当選役として成立した場合に、当選したリプレイ役がボーナス役よりも優先して入賞するように制御する入賞制御手段43と、予め設定した所定条件が成立したときにボーナス役入賞の予兆となる予兆演出を実施する予兆演出手段47とを有している。
この予兆演出手段47は、内部当選役としてボーナス役が当選していないにも関わらず予兆演出を実施した場合には、内部当選役としていずれの小役等も当選しなかったことを契機として予兆演出を終了するように構成してある。
以下に、この内容について詳しく説明する。
まず、本例のスロットマシン1の役、内部当選役、入賞役について、図1及び図2を用いて説明する。本例のスロットマシン1は、BIGボーナス、REGボーナス、15枚役などの小役等を含む7種類の役を有している。図2では、左列にそれぞれの役の名称を、中列にそれぞれの図柄の組み合わせを、右列に賞品として払い出すメダル枚数を示してある。 スロットマシン1では、抽選手段42により当選した役が内部当選役になる。そして、この内部当選役を構成する図柄20が当選図柄である。さらに、入賞ライン上に当選図柄が並んだとき、その内部当選役が入賞役となる。
このスロットマシン1は、図3に示すごとく外観的な構成を有している。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、矩形状の図柄表示窓11を設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の鉛直方向上側に液晶表示部53及び左右一対のスピーカ520を配設してなると共に、鉛直方向下側にスロットマシン1の基部をなすベース部100を形成してなる。
ベース部100は、図3に示すごとく、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して、遊技者に向けて相対的に張り出すように形成してある。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出すメダル受け皿15を有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、図3に示すごとく、遊技(ゲーム)にメダルを賭けるためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、遊技に賭けるメダルを投入するメダル投入口630とを配設してある。操作パネル13には、リール2の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61とを配設してある。
図柄表示窓11は、図3に示すごとく、3行3列の2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20を表示するように構成してある。前面枠体10における図柄表示窓11に当たる部分は、遊技者側から図柄20が見えるように透明な樹脂プレートにより形成してある。
次に、本例のスロットマシン1は、図1及び3に示すごとく機械的な構成を備えている。スロットマシン1は、上記の構成のほかに、回転式リールであるリール2と、スロットマシン1の全体動作を制御するための制御基板3と、遊技媒体として投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63と、リール2の回転位置を検知するリール位置検知部66と、リール2を回転駆動するリール駆動部51と、スピーカ520を駆動する音声出力部52と、メダルを払い出すメダル払出部54と、遊技を演出するための各種表示部55と、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定する設定値操作部68とを有している。
リール2は、図1及び図4に示すごとく、左リール2Lと、中リール2Cと、右リール2Rとよりなる。各リール2L、2C、2Rは、略円柱形状をなす外周面に、略一定の間隔を設けて7種類21個の図柄20を配置してなる。各リール2L、2C、2Rは、その回転方向における1カ所の基準位置に基準位置片(図示略)を設けてなる。この基準位置片は、リール位置検知部66が検知する被検知片としての部材である。
左リール2Lは、図1、図3及び図4に示すごとく、図柄表示窓11に表示する3行×3列の2次元マトリクスにおける左端の一列をなす。右リール2Rは、2次元マトリクスにおける右端の一列をなす。中リール2Cは、2次元マトリクスにおける中央の一列をなしている。なお、本例では、図4に示すごとく、各リール2L、2C、2Rごとに、7種類の図柄20の配置序列を変更してある。
スタートレバー62は、図1及び図3に示すごとく、遊技者が操作したタイミングで、リール2の制御信号である変動開始信号を発生するように構成してある。
ストップボタン61は、同図に示すごとく、各リール2L、2C、2Rに対応する左ストップボタン61L、中ストップボタン61C、右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。各ストップボタン61L、61C、61Rは、遊技者が操作したタイミングで、リール2の制御信号である変動停止信号を発生するように構成してある。
リール駆動部51は、図1に示すごとく、ステップ単位で制御し得るステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール2を回転駆動するように構成してある。このステッピングモータは、制御基板3から取り込む制御パルス毎に、1ステップずつ回転するように構成してある。そして、リール駆動部51は、上記変動開始信号を取り込んでリール2の回転を開始すると共に、上記変動停止信号を取り込んでリール2を停止するように構成してある。
リール位置検知部66は、図1に示すごとく、各リール2L、2C、2Rの上記基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力するセンサである。詳しくは後述するが、本例では、この検知信号の発生後に、制御基板3が発生した制御パルス数、すなわち、上記基準位置片の通過後にステッピングモータが回転したステップ数に基づいて、各リール2L、2C、2Rが現在表示している図柄(入賞ライン上に位置する図柄。)を計算する。
ベットボタン64は、図1及び図3に示すごとく、遊技賭け数としてマックスベット数である3ベットを指定するためのボタンである。このベットボタン64は、遊技賭け数3を表す3ベット信号を発生するように構成してある。なお、遊技(ゲーム)毎に3枚のメダルを賭ける、いわゆるマックスベット機である本例のスロットマシン1に代えて、遊技者の好みにより、遊技賭け数を選択的に設定可能なタイプのスロットマシンであっても良い。この場合には、上記ベットボタンとしては、3ベット信号を発生するマックスベットボタンに加えて、シングルベット信号を発生するシングルベットボタンを設けるのが良い。
投入メダル検知部63は、図1及び図3に示すごとく、メダル投入口630からメダルが投入されるごとに、インサート信号を出力するように構成してある。3回のインサート信号が上記の3ベット信号に相当している。マックスベット機である本例のスロットマシン1では、3枚のメダルを投入するか上記ベットボタン64を押すとゲーム開始条件が成立し、スタートレバー62が有効状態に設定される。なお、ゲーム開始条件は、リプレイ役の入賞によっても成立する。
メダル払出部54は、制御基板3の制御により所定枚数のメダルをメダル受け皿15に払い出すように構成してある。設定値操作部68は、ボーナス役の当選確率を6段階に設定する設定値を変更するためのものである。
上記制御基板3は、図1に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32とを有している。CPU31は、ROM33に格納したソフトウェアプログラムを実行することにより、乱数を発生する乱数発生手段48、入賞ライン上の図柄20の組み合わせを判断する入賞役判定手段49、リール駆動部51を制御するリール制御手段45、内部当選役を抽選する抽選手段42、リプレイタイムを発動する特別遊技状態発動手段41、予兆演出を実施する予兆演出手段47、予兆演出を開始するか否かを抽選する演出抽選手段46、当選確率を高く設定した小役等(本例では、リプレイ役。)の入賞をボーナス役の入賞よりも優先するように制御する入賞制御手段43の各機能を実現するように構成してある。
ROM33は、図1に示すごとく、抽選手段42が内部当選役の抽選に用いる乱数テーブル及び、演出抽選手段46が抽選に用いる乱数テーブルを記憶している。これらの乱数テーブルは、乱数発生手段48が発生した乱数に基づいて参照され、それぞれの抽選を実施し得るように構成してある。なお、抽選手段42の乱数テーブルとしては、通常状態に適用するもの(図5参照。)と、リプレイタイムに適用するもの(図6参照。)とを個別に用意してある。演出抽選手段46の乱数テーブルとしては、通常状態に適用するもののみを用意した。すなわち、本例では、リプレイタイムにおいては、演出抽選手段46による抽選を実施せず、必ず、予兆演出を実施した。
乱数発生手段48は、図1に示すごとく、CPU31の内部演算により乱数を発生する手段である。本例の乱数発生手段48は、スタートレバー62の変動開始信号をトリガー信号として乱数を発生させ、抽選手段42及び演出抽選手段46に入力するように構成してある。なお、本例の乱数発生手段48は、上記の乱数として、所定の数値範囲に属する0以上の整数を発生するように構成してある。このように、本例では、抽選手段42と演出抽選手段46との間で抽選に用いる乱数を共用したが、これに代えて、抽選手段42向けの乱数と、演出抽選手段46向けの乱数とを分けることも良い。
抽選手段42は、図1に示すごとく、乱数発生手段48が発生した乱数に基づいて乱数テーブルを参照し、内部当選役を抽選するものである。本例の抽選手段42が抽選する内部当選役は、図2に示すごとく、BIGボーナス、REGボーナス、15枚役、8枚役、3枚役、2枚役、リプレイの7種類の役である。本例の抽選手段42は、図5及び図6に示すごとく、所定の確率で各内部当選役を当選させるように構成してある。
図5は、通常状態における各内部当選役の当選確率を示しており、図6は、リプレイタイムにおける各内部当選役の当選確率を示している。図5及び図6より知られるように、リプレイタイムでは、リプレイ役の当選確率を高めることにより、リプレイ役あるいは15枚役などの小役等が当選する確率を100%としてある。つまり、本例のリプレイタイムは、小役等を必ず内部当選させることによりボーナス役入賞を禁止した特別遊技状態である。さらに、本例のリプレイタイムでは、内部当選した小役等を流すことなく引込停止を実施した。
入賞制御手段43は、図1に示すごとく、抽選手段42の抽選結果に基づいて入賞を制御するためのものである。入賞制御手段43は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める許容範囲(190msec以内)内で、入賞ラインに停止させる停止図柄を選択的に設定するものである。この入賞制御手段43は、上記変動停止信号をトリガー信号として、リール制御手段45がカウントした上記ステップ数を取り込む。そして、入賞制御手段43は、取り込んだステップ数に基づいて、入賞ライン上に瞬間的に位置する図柄20であるビタ図柄を計算するように構成してある。本例では、上記ビタ図柄を含めて後続して現れる4つの図柄20を、入賞ラインに停止し得る所定の変動範囲として設定した。入賞制御手段43は、この所定の変動範囲に属する図柄20のうちのいずれかを選択して停止図柄として設定するものである。
本例の入賞制御手段43は、上記所定の変動範囲内に内部当選役の当選図柄があれば、当該当選図柄を入賞ラインに対する停止図柄として設定する。一方、上記所定の変動範囲内に当選図柄がなければ、上記ビタ図柄を停止図柄として設定する。ただし、内部当選していない他の内部当選役の当選図柄が入賞ライン上に並んでしまう場合には、当該当選図柄を避けて停止図柄を設定する。入賞制御手段43は、このように設定した停止図柄をリール制御手段45に入力するように構成してある。
ここで、本例では、ボーナス役の内部当選を表す当選フラグと当選確率を高く設定した小役等(本例ではリプレイ役。)の内部当選を表すフラグとが複合して成立した場合には、リプレイ役の入賞をボーナス役の入賞よりも優先するように入賞制御手段43を構成してある。すなわち、本例の入賞制御手段43は、上記のごとくボーナス役のフラグとリプレイ役のフラグが複合して成立した場合には、リプレイ役に対応する図柄を上記停止図柄として設定する。
リール制御手段45は、リール駆動部51をなすステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させるように構成してある。また、リール制御手段45は、リール駆動部51に入力した制御パルス数、すなわち、ステッピングモータが回転したステップ数をカウントするように構成してある。
なお、本例のリール制御手段45では、各リール2の上記基準位置片の検知信号を取り込むごとに上記ステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じた上記ステップ数をカウントしている。このリール制御手段45は、入賞制御手段43が設定した停止図柄を入賞ライン上に停止させるという、いわゆる引込制御を行うものである。引込制御手段46は、上記停止図柄が入賞ライン上に停止するようにリール2の停止タイミングを適宜、遅延させるものである。
ここで、引込制御は、変動停止信号に応じてリール2の図柄変動を停止する際に実施する制御である。この引込制御によれば、リール2における図柄の変動序列中、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等により定められた所定の変動範囲にある図柄のいずれかを意図的に引き込んで停止させることができる。なお、本例の引込制御は、上記のような、いわゆるコントロール方式によるものであるが、各リール2の停止位置を予め規定したテーブル方式によるものを採用することもできる。
入賞役判定手段49は、図1に示すごとく、各リール2L、2C、2Rが停止した後、各ステッピングモータの上記ステップ数を取り込む。そして、各ステップ数に基づいて、入賞ライン上で停止した図柄20の種類をリール2ごとに求め、入賞ライン上の図柄20の組み合わせを読み取る。入賞役判定手段49は、入賞ライン上の図柄20の組み合わせについて入賞役が成立するか否かを判定する。
特別遊技状態発動手段41は、リプレイタイムを発動するための手段である。本例では、リプレイタイムの発動を後述のRTフラグによって制御した。RTフラグに1がセットされているときにリプレイタイムを発動し、それ以外のときには通常状態等の他の遊技状態を発動した。
演出抽選手段46は、乱数発生手段48から取り込んだ乱数に基づいて乱数テーブルを参照し、予兆演出を開始するか否かを抽選するものである。本例では、通常状態に限って演出抽選手段46による抽選を実施し、その抽選に当選した場合には後述する連続演出フラグに1をセットした。なお、リプレイタイムにおいても演出抽選手段46による抽選を実施し、その結果に応じて予兆演出を実施することも良い。
予兆演出手段47は、上記連続演出フラグのフラグ状態に応じて予兆演出を実施するように構成してある。具体的には、連続演出フラグに1がセットされているとき、液晶表示部53を利用してボーナス役入賞を期待させる予兆演出を実施する。なお、本例の予兆演出では、液晶表示部53を利用してROM33に格納したアニメーションなどを表示した。
なお、予兆演出としては、液晶表示部53を利用した演出のほかにも、スタートレバー62やストップボタン61の操作音や、スタートレバー62、ストップボタン61あるいはリール2等の振動や、リール2の照明変化等、様々な態様の演出を採用することができる。さらに、例えば、上記連続演出フラグに1をセットした後、1ゲーム目に音の演出、2ゲーム目は演出なし、3ゲーム目は照明変化による演出を行い、4ゲーム目に確定演出を実施する等、ゲーム毎に変化するような予兆演出を採用することもできる。
次に、以上のように構成した本例のスロットマシン1の動作について、図7〜図10に示すフローチャートに沿って説明する。図7は、スロットマシン1の基本的な制御の流れを示す遊技フローを示している。図8は、回転開始処理P01の流れを示している。図9は、RTゲーム開始処理の流れを示している。図10は、回転停止処理P02の流れを示している。以下に、各処理の内容について、それぞれ説明する。
まず、図7を用いて、スロットマシン1の基本的な制御の流れについて説明する。同図のごとく、まず、回転開始処理P01を実施してリール2の図柄変動を開始する。その後、回転停止処理P02を実施してリール2の図柄変動を停止する。本例のスロットマシン1では、上記のように回転開始処理P01及び回転停止処理P02を実施することにより個々の遊技(ゲーム)が実施される。
次に、図8を用いて、上記回転開始処理P01(図7)の処理の流れについて説明する。まず、ステップS101のごとく、全てのリール2が停止しているか否かを判断する。全てのリール2が停止している場合には、ステップS102に移行してゲーム開始条件が成立しているか否かを判断する。そして、ゲーム開始条件が成立している場合には、ステップS103のごとくスタートレバー62の操作を待機する。
スタートレバーが操作された場合(ステップS103)には、まず、RTゲーム開始処理P104に移行する。詳しくは後述するが、このRTゲーム開始処理P104は、ボーナス役が内部当選した後、ボーナス役入賞に至るまでRT(リプレイタイム)を発動する処理である。
ステップS104のごとく全てのリール2について変動開始すると共に、ステップS105のごとく内部当選役の内部抽選を実施する。ステップS106のごとくいずれかの当たり役が内部当選した場合には、ステップS107に移行し、当該内部当選役の種類を判断する。内部当選役がボーナス役である場合(ステップS107)には、RTフラグを1にセットする(ステップS108)と共にRTでの消化ゲーム数のカウンタであるRTゲーム数を5ゲームにセットする(ステップS109)。一方、内部当選役が小役等である場合(ステップS107)には、ステップS108及びステップS109をパスする。なお、ステップS109で設定するRTゲーム数としては、本例の5ゲームのほか、およそ1ゲーム〜およそ10ゲームの範囲で適宜、設定することができる。さらに、抽選によりRTゲーム数を設定することもできる。
その後、ステップS110のごとく、内部当選役に対応する当選フラグを1にセットする。なお、当選フラグのうち小役等に対応するものは、入賞非入賞に関わらず、その遊技(ゲーム)限りでキャンセルされる。一方、内部当選役のうちボーナス役に対応する当選フラグは、ボーナス役入賞が獲得されるまで複数の遊技(ゲーム)に渡って持ち越しされる。
次に、上記RTゲーム開始処理P104(図8)の流れについて、図9を用いて説明する。ステップS201のごとく、RTフラグが1であるかどうか判断する。RTフラグが1である場合(ステップS201)には、ステップS202のごとくRTゲーム数をデクリメントする。そして、ステップS203のごとく、RTゲーム数がゼロゲームであるか否かを判断する。
RTゲーム数がゼロゲームである場合(ステップS203)には、RTを発動させるRTフラグ(ステップS204)、及びボーナス役入賞の予兆演出を実施させる連続演出フラグ(ステップS205)をゼロにセットすると共に、ボーナス確定演出を実施させる確定演出フラグを1にセットする。ここで、ボーナス確定演出とは、ボーナスが確定したことを遊技者に報知する演出である。一方、RTフラグが1でない場合(ステップS201)には全ての処理ステップをパスし、RTゲーム数がゼロゲームに到達するまで(ステップS203)、ステップS204〜ステップS206をパスする。
次に、上記回転停止処理P02(図7)の流れについて図10を用いて説明する。まず、ステップS301のごとく、リール2について図柄変動中であるか否かを判断する。そして、図柄変動中である場合(ステップS301)には、以下の処理を実施する。まず、ステップS302では、ストップボタン61の操作を待機する。そして、ストップボタン61が操作された場合(ステップS302)には、ステップS303のごとく、小役等のうちで当選フラグが1のものがあるか否かを判断する。
小役等の当選フラグがセットされている場合(ステップS303)には、ステップS304のごとく当該当選フラグに対応する当選小役等が入賞するよう、引込制御を実施し、対応するリールの図柄変動を停止した(ステップS305)。一方、小役等の当選フラグが未セットの場合(ステップS303)には、ステップS311に移行し、ボーナス役の当選フラグが1であるか否かを判断する。ボーナス役の当選フラグが1である場合(ステップS311)には、ステップS312のごとくボーナス役入賞が獲得されるよう、引込制御を実施し、対応するリール2の図柄変動を停止した(ステップS305)。
ステップS306のごとく、全てのリール2が停止するまで、各リール2について以上のステップを実施した。ここで、本例では、上記のようにボーナス役の当選フラグの判断(ステップS311)に優先して、小役等の当選フラグの判断(ステップS303)を実施する。これにより、ボーナス役の当選フラグと小役等の当選フラグ等とが同時に成立した際にボーナス役入賞が獲得できないようにしてある。
全てのリール2が停止(ステップS306)した後、ステップS307のごとく、入賞役の有無を判断する。ボーナス役の入賞役がある場合(ステップS308)には、確定演出フラグをゼロにセット(ステップS309)すると共に当該ボーナス役の当選フラグをゼロにセット(ステップS310)する。一方、小役等の入賞役がある場合(ステップS308)には、確定演出フラグはそのままにして当該小役等の当選フラグをゼロにセット(ステップS310)する。その後、入賞役に応じた入賞処理P110を実施し、入賞演出及び入賞メダルの払い出し等を行う。
一方、ステップS307において入賞役がない場合には、ステップS321のごとく小役等の当選フラグをゼロにセットする。ここで、ボーナス役の当選フラグについては、次の遊技(ゲーム)に持ち越しする。続くステップS322では、確定演出フラグがゼロであるか否かを判断する。確定演出フラグが1である場合(ステップS322)には、ボーナス確定演出が実施されるため、ボーナス役入賞の予兆演出が実施されることはない。それ故、以降の各ステップがパスされ、そのままリターンする。
確定演出フラグがゼロである場合(ステップS322)には、ステップS323に移行し、連続演出フラグがゼロであるか否か判断する。連続演出フラグがゼロである場合(ステップS323)の場合には、ステップS324のごとくRTフラグの状態を判断する。RTフラグがゼロである場合(ステップS324)、すなわち、ボーナス役の当選フラグがセットされておらずRT非発動中である場合には、ステップS325のごとく、ガセの予兆演出を行うか否かの抽選を実施する。そして、この抽選に当選した場合には、ステップS326のごとく、ガセの予兆演出を実施するように連続演出フラグを1にセットする。
なお、本例のスロットマシン1では、連続演出フラグが1に設定されていることを条件として予兆演出を実施した。RT発動中における予兆演出はボーナス役入賞の予兆となり、通常状態における予兆演出は、ガセの予兆演出となる。予兆演出は、ステップS326のごとくハズレゲームの確定時に開始され、ステップS332のごとく連続入賞が途切れたとなるゲームの確定時に終了する。ここで、予兆演出を開始するタイミングとしては、本例のハズレゲームの確定時に代えて、次の遊技(ゲーム)のベット時、スタートレバーの操作時、ストップボタンの操作時や、連続演出フラグが1にセットされた後の最初の入賞ゲームの確定時等に設定することも良い。
一方、ステップS324においてRTフラグが1である場合、すなわち、ボーナス役の当選フラグがセットされておりRT発動中である場合には、ステップS325をパスすると共に、ボーナス役入賞の予兆となる予兆演出を実施するように連続演出フラグを1にセットした(ステップS326)。すなわち、本例は、RTが発動された場合には、必ず、ボーナス役入賞の予兆となる演出を実施する例である。これに代えて、RTが発動された場合であっても、予兆演出を実施するか否かの抽選を実施することも良い。なお、この場合には、ガセの予兆演出を実施するための抽選(ステップS325)と比べて、高い確率で予兆演出の実施が選択されるように抽選確率を設定することが好ましい。
ステップS323において連続演出フラグが1である場合、すなわち、既に予兆演出が実施されている場合には、ステップS332に移行し、予兆演出を制御するための連続演出フラグをゼロにセットする。このように、本例では、ステップS307、S322、S332の組み合わせにより、小役等の連続入賞が途切れたとき、それまで実施されていたガセの予兆演出が終了する。
なお、ここで、本例の構成に代えて、子役等の連続内部当選が途切れたときにガセの予兆演出を終了するように構成するのも良い。この場合には、遊技者の目押しの優劣、すなわち、遊技者の入賞取りこぼしによって、ガセの予兆演出が終了するおそれを少なくできる。入賞取りこぼしの場合のハズレ目(入賞ライン上に揃う図柄の並び目。)は、例えば、「太陽」−「7」−「太陽」など、内部当選役を暗示するようなものであることが多い。それ故、遊技者は、たとえ、連続入賞が途切れたとしても、小役等の連続内部当選を信じることができ、ボーナス役入賞への期待感を高く維持し得る。
以上のように、本例のスロットマシン1がボーナス役入賞に先立って発動するRTは、小役等を連続入賞させることでボーナス役入賞を禁止した遊技状態である。本例のスロットマシン1は、当該RT発動中においてボーナス役入賞の予兆となる予兆演出を実施するものである。さらに、本例のスロットマシン1は、通常状態における小役等の連続入賞の継続中に上記予兆演出と同様のガセの予兆演出を実施する。
このガセの予兆演出は、演出抽選手段46の抽選により当選してから小役等の連続入賞が終了するまで継続する。ガセの予兆演出の継続中では、RT発動中と同様、小役等が連続入賞している。そのため、スロットマシン1の遊技者にあっては、RT発動中の予兆演出であるのか、ガセの予兆演出であるのか、見分けることが非常に困難である。なお、このガセの予兆演出の継続中にボーナス役が内部当選した場合には、そのままRTに突入することもあり得る。
なお、本例では、RT発動中には必ず連続演出フラグを1にセット(図10中ステップS326。)し、予兆演出を実施した。これに代えて、RT発動中においても演出抽選手段46を利用して予兆演出を実施するか否かを抽選することも良い。予兆演出の抽選に当選した遊技(ゲーム)から予兆演出を開始しても良く、あるいは、RTゲーム数の残りゲーム数が所定のゲーム数となってから予兆演出を開始しても良い。例えば、RT発動後2ゲームの間は予兆演出を実施せず、3ゲーム目から予兆演出を開始するように構成するのも良い。この場合には、遊技者は、小役等の入賞ゲームが2ゲーム続くだけでボーナス役入賞の期待感を持つことができ、さらに、その後に予兆演出が開始されればガセであっても一層、期待感を盛り上げることができる。
さらになお、上記のようなRT発動中の予兆演出の開始タイミングと同様、通常状態における予兆演出の開始タイミングを設定することもできる。すなわち、連続演出フラグが1にセットされた直後にガセの予兆演出を開始するのではなく、所定のゲーム数を経過した後、あるいは、(演出抽選手段46の抽選結果に関わらず)小役等が所定遊技数(ゲーム数)、連続して入賞したことを契機として予兆演出を開始することも良い。
また、小役等とボーナス役とが同時に内部当選するように抽選手段42を構成することも良い。この場合には、小役等が入賞した遊技(ゲーム)についてもボーナス役の内部当選を期待できるため、予兆演出に一層、期待感を持つことができる。さらに、小役等とボーナス役等が同時に内部当選し得る第1のRTと、両者が同時に内部当選できない第2のRTとを設定する共に、各RTを遊技者から見て見分けできないように実施することも良い。
なお、本例のスロットマシン1では、ボーナス役が内部当選した遊技(ゲーム)において、いきなり、ボーナス役入賞を獲得し得る。これに代えて、ボーナス役の内部当選と同時にいずれかの小役等が内部当選するようにしても良い。この場合には、ボーナス役入賞の前に必ずRTが発動されることになる。
なお、本例では、ボーナス役フラグと小役等の当選フラグとが同時に成立した場合に、小役等の入賞を優先した。これに代えて、例えば、リプレイ役フラグを優先させる一方、その他の小役フラグとボーナス役フラグが同時に成立した場合には小役、ボーナス役の双方を入賞し得るように設定することも良い。さらに、このような場合、予兆演出を継続させるために小役を狙うように演出を実施することも良い。
さらになお、本例ではボーナス役の確定演出を実施したが、ボーナス役入賞が可能な状態であっても予兆演出を継続する、あるいは、予兆演出等の全ての演出を終了する等により確定演出を実施しないように構成することもできる。
また、本例では、ボーナス役が内部当選した場合には必ずRTを発動させるようにしたが、RTを発動させない場合があっても良い。例えば、BIGボーナス役のみについてRTを発動させたり、ボーナス役としてRTを発動させるものと発動させないものとを設けることができる。
また、本例では、RT中の消化遊技数(ゲーム数)が所定数(本例では5ゲーム。)に到達したことをRTの終了条件として設定してある。これに代えて、RTの終了条件としてボーナス役入賞を設定するのも良い。この場合には、例えば、内部当選役としてリプレイ役が当選したときにはボーナス役よりもリプレイ役を優先して入賞させる一方、リプレイ役以外の小役(15枚役、8枚役など。)の当選時には、ボーナス役図柄を引込停止できないときに限って当選した小役が入賞し得るよう、ボーナス役を優先して入賞させるのが良い。さらに、上記のごとくRTの終了条件としてボーナス役入賞を設定する場合には、RT中のリプレイ役の内部当選確率を低く設定してハズレが発生し得るように設定すると共に、ハズレのときのみボーナス役入賞を獲得し得るように設定することも良い。
さらに、ボーナス役が内部当選したゲーム、及び演出抽選手段46がガセの予兆演出を当選したゲームにおいて、いわゆるチャンス目と呼ばれる特定の図柄を引き込み停止することも良い。この場合には、ボーナス役が内部当選したゲーム、及び予兆演出が当選したゲームにおいて、共通する特定の図柄(いわゆるチャンス目。)を停止表示させることができ、遊技者の期待感を一層煽ることができる。
さらにまた、本例の内部当選役の抽選確率やRTゲーム数等は例示的なものであり、実施例1の記載に限定されないことは言うまでもない。
実施例1における、スロットマシンの構成を示すブロック図。 実施例1における、スロットマシンの役、当選図柄、払出メダル枚数を示す説明図。 実施例1における、スロットマシンを示す正面図。 実施例1における、各リールにおける図柄の配列を示す展開図。 実施例1における、通常状態における内部当選役の当選確率を説明する説明図。 実施例1における、リプレイタイムにおける内部当選役の当選確率を説明する説明図。 実施例1における、スロットマシンの基本的な制御の流れをフロー図。 実施例1における、リールの回転開始処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、RTゲーム開始処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、リールの回転停止処理の流れを示すフロー図。
符号の説明
1 スロットマシン
2 リール
2L 左リール
2C 中リ−ル
2R 右リール
41 特別遊技状態発動手段
43 入賞制御手段
45 リール制御手段
46 演出抽選手段
47 予兆演出手段
53 液晶表示部
61 ストップボタン
61L 左ストップボタン
61C 中ストップボタン
61R 右ストップボタン
62 スタートレバー

Claims (5)

  1. ボーナス役及び小役等の内部当選役を抽選する抽選手段と、
    上記内部当選役として上記ボーナス役が当選した後、上記小役等の当選確率を高く設定する特別遊技状態を発動するように構成した特別遊技状態発動手段と、
    上記当選確率を高く設定した小役等と上記ボーナス役とが複合して上記内部当選役として成立した場合に、当該小役等が上記ボーナス役よりも優先して入賞するように制御する入賞制御手段と、
    予め設定した所定条件が成立したときにボーナス役入賞の予兆となる予兆演出を実施する予兆演出手段とを有しており、
    該予兆演出手段は、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選していないにも関わらず上記予兆演出を実施した場合には、上記内部当選役としていずれの上記小役等も当選しなかったことを契機として上記予兆演出を終了するように構成してあることを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1において、上記予兆演出を実施するか否かを抽選する演出抽選手段を有しており、
    上記内部当選役として上記ボーナス役が当選していない場合における上記所定条件は、上記演出抽選手段による当選であり、上記内部当選役として上記ボーナス役が当選した場合における上記所定条件は、上記特別遊技状態発動手段による上記特別遊技状態の発動であることを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は2において、上記演出抽選手段は、上記特別遊技状態において上記予兆演出を開始するか否かを抽選するように構成してあることを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記予兆演出手段は、いずれかの上記小役等が入賞したことを条件として上記予兆演出を開始するように構成してあることを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記抽選手段は、上記ボーナス役を当選させる際、上記小役等のうちのいずれかを同時に当選させるように構成してあることを特徴とするスロットマシン。
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