JP4625965B2 - 回胴式遊技機 - Google Patents

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本発明は、図柄を変動表示させる複数の回胴を有する回胴式遊技機(スロットマシン)に関する。
通常の回胴式遊技機では、複数個の回胴(リール)を回転させるスタートレバーが操作されると、回胴が回転し始めるとともに、遊技者に付与される賞態様が抽選(以下、この抽選を内部抽選と呼ぶ。)される。
そして、回胴が回転しているときに、遊技者が停止ボタンを押下すると、その押下したタイミング及び内部抽選結果に基づいて、実際に停止表示される図柄が内部抽選結果に応じた図柄となるように回胴の停止が制御される。
すなわち、たとえば内部抽選によりビッグボーナス役が当選している場合であっても、入賞判定ラインに停止表示された図柄が、ビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組合せ(例えば、「赤7」の図柄が3つ揃う等)でない場合には、ビッグボーナス役入賞が確定しない。
そこで、実際に停止ボタンが押下されたタイミングでは、ビッグボーナス役に入賞する図柄で回胴が停止しない場合においては、停止ボタンが押下されたタイミングで表示されていた図柄に対して、最大4つの図柄(4コマ)の範囲で実際に停止表示される図柄をずらすことにより、確実にビッグボーナス役に入賞するようにしている。
ところで、入賞判定ラインは、通常、図柄が変動表示又は停止表示される表示窓の上段、中段及び下段に水平方向に設定された水平入賞判定ライン、並びに表示窓の対角線方向に設定された対角入賞判定ラインがあるが、特許文献1に記載の発明では、3本の水平入賞判定ラインのみを入賞判定に用い、対角線ラインを入賞判定ラインに用いることなく、内部抽選結果を報知する報知ラインとして用いている。
すなわち、特許文献1に記載の発明では、内部抽選によりビッグボーナス役等の特別賞態様に内部当選している場合において、その内部当選している特別賞態様の入賞を成立させる図柄の組合せ(以下、この図柄の組み合わせを「入賞図柄の組み合わせ」という。)を、入賞判定ラインで停止表示させることができないと判定された場合には、可能な限り入賞図柄の組み合わせが報知ラインで停止表示されるように回胴の停止制御を行っている。
特開2000−167107号公報
しかし、特許文献1に記載の遊技機では、通常5本設定される入賞判定ラインのうち対角線ラインを報知ラインとして利用し、入賞判定に用いないので、入賞成立態様のバリエーションが少なくなる。
このため、特許文献1に記載の遊技機では、内部抽選の結果を液晶表示装置等を用いることなく容易に遊技者に報知することができるものの、入賞が成立し難いといった印象を強く遊技者に与えてしまうので、遊技者の遊技意欲を大きく殺いでしまうおそれが高い。
また、特許文献1に記載の遊技機では、報知ライン上における報知が単にボーナス役(特別賞態様)に内部当選していることだけを示すものなので、遊技興趣に欠けるという問題もある。
本発明は、上記点に鑑み、内部抽選の結果を容易に遊技者に報知しつつ、その報知態様に趣向を凝らし、遊技意欲を高揚させることが可能な回胴式遊技機の提供を目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、外周面に複数種の図柄が表示された複数個の回胴を有し、複数個の回胴を回転させることにより、図柄を表示窓内で変動表示させるとともに、回胴の回転を停止させることにより、表示窓の上段若しくは下段に水平方向に設定された昇格報知ライン、又は表示窓の中央部を通るように設定された入賞判定ラインに所定の図柄組合せを停止表示させる可変図柄表示手段と、遊技者の操作に基づいて、回胴を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段と、遊技者の操作に基づいて、回胴を停止させる回転停止信号を発する変動停止手段と第1賞態様と、第1賞態様よりも遊技者に有利な第2賞態様と、第2賞態様よりも遊技者に有利な第3賞態様を含む複数の賞態様のいずれかを抽選する賞態様抽選手段と賞態様抽選手段による抽選で当選した賞態様の種類と、回転停止信号が発せられたタイミングとに基づいて、可変図柄表示手段を制御するリール停止制御手段とを備え、リール停止制御手段は、賞態様抽選手段による抽選で当選した賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを入賞判定ラインに停止表示させることが不可能であるときに、該当選した賞態様の種類に応じた所定の昇格報知用停止処理を行うものであって、賞態様抽選手段による抽選で第2賞態様に当選し場合であって、回転停止信号が発せられたタイミングでは、第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを入賞判定ラインに停止表示させることが不可能であるときに、第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを昇格報知ラインに停止表示させる第1の昇格報知用停止処理を行い、賞態様抽選手段による抽選で第3賞態様に当選した場合であって、回転停止信号が発せられたタイミングでは、第3賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを入賞判定ラインに停止表示させることが不可能であるときに、第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せ又は第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを昇格報知ラインに停止表示させる第2の昇格報知用停止処理を行うことを特徴とする。
これにより、本実施形態では、第2特別賞態様に当選している場合であって、回転停止信号が発せられたタイミングでは、第2特別賞態様の入賞を成立させる図柄を入賞判定ラインで停止表示させることが不可能であるときに、第1特別賞態様の入賞を成立させる図柄が昇格報知ラインに停止表示されることとなる。
このため、第2特別賞態様の入賞が成立しなかった場合であっても、昇格報知ラインに第1特別賞態様の入賞を成立させる図柄の組み合わせが停止表示されていれば、遊技者は、第1特別賞態様よりも有利な第2特別賞態様が内部当選していることが解る。
これにより、昇格報知ラインにおける報知は、特別賞態様に内部当選していることを示すだけではなく、その内部当選している特別賞態様の有利度合が、昇格報知ラインに停止表示された図柄組み合わせに対応する特別賞態様よりも高いことを示すこととなり、遊技者は、大きな期待感を次のゲームに対して抱くことができる。
また、本発明では、昇格報知ラインとして上段又は下段のラインのみを用いているので、2本の対角線ラインを昇格報知ラインとした特許文献1に比べて、入賞が成立し難いといった印象を遊技者に与えることはない。
以上に述べたように、本発明では、内部抽選の結果を容易に遊技者に報知しつつ、遊技意欲を高揚させることができる。
請求項2に記載の発明では、リール停止制御手段は、第1の昇格報知用停止処理として、第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを昇格報知ラインに停止表示させることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合には、第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを昇格報知ラインに停止表示させる処理を行い、可能でないと判断した場合には、昇格報知ラインにいずれの賞態様の入賞を成立させる図柄組合せも停止表示させない処理を行い、第2の昇格報知用停止処理として、第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せと第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せのいずれかを昇格報知ラインに停止表示させることが可能であるか否かを判断し、第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せの停止表示が可能であると判断した場合には、第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを昇格報知ラインに停止表示させる処理を行い、第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せの停止表示が可能であると判断した場合には、第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを昇格報知ラインに停止表示させる処理を行い、いずれの図柄組合せの停止表示も可能でないと判断した場合には、昇格報知ラインにいずれの賞態様の入賞を成立させる図柄組合せも停止表示させない処理を行うことを特徴とする。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.遊技機1の全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る回胴式遊技機1(以下、「遊技機1」と記す。)の外観を示す斜視図であり、図2は、遊技機1の前面構造を示す説明図である。
図1及び図2に示すように、遊技機1の全体的形状を構成する筐体3の正面部には、表示窓5、操作パネル部7、遊技メダル払出口9、及び演出表示部11等が設けられている。
表示窓5は、遊技機1の上段部分に設けられ、遊技者に対して図柄を表示するための窓であり、この表示窓5は透明なパネルで覆われている。このため、遊技者は、表示窓5を介して、後述する回胴13L、13C、13Rの外周面に表示された図柄を目視することができる。
また、筐体1の内部のうち表示窓5の内側に対応する部位には、略円筒状に形成された複数個(本実施形態では、3個)の回胴(リール)13L、13C、13Rが横一列に回転可能に配設されており、これら各回胴13L〜13Rの外周面には、複数種類の図柄からなる図柄配列が回転方向(円周方向)に沿って形成されている。
このとき、表示窓5は、回胴13L〜13Rの外周面に形成された図柄をそれぞれ3つずつ目視できるように設定されており、これらの回胴13L〜13Rを回転又は停止させることにより、表示窓5内のうち各回胴13L〜13Rに対応する3の領域で図柄を変動表示又は停止表示させることができる。
なお、以下、左端の回胴13Lを「第1回胴13L」と記し、中央の回胴13Cを「第2回胴13C」と記し、右端の回胴13Rを「第3回胴13R」と記す。さらに、これら回胴13L〜13Rを総称するときは、単に「回胴13」と記す。
因みに、図3は、第1回胴13L、第2回胴13C、及び第3回胴13Rの外周面に形成された図柄配列を示す説明図であり、各回胴13L〜13Rには、第0番から第20番までの21個の図柄が形成されている。そして、回胴13L〜13Rが回転すると、表示窓5には、各回胴毎に3個の図柄が第0番から第20番へと順に表示され、第20番の図柄が表示されると、再び第0番の図柄から順に図柄の表示が行われる。
また、表示窓5の左側には、図2に示すように、第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、及び遊技開始表示ランプ17が設けられており、第1メダルラインランプ15aは、1枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が中央の入賞ラインL1の上で揃って入賞したことを表示するランプである。
第2メダルラインランプ15bは、2枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が下段の入賞ラインL2の上で揃って入賞したことを表示するランプである。
第3メダルラインランプ15cは、3枚の遊技メダルが投入されたこと、又は各回胴13L〜13Rが停止して停止表示された図柄が斜めの入賞ラインL3の上で揃って入賞したことを表示するランプである。なお、第1〜第3メダルラインランプ15a〜15cは、再遊技役の入賞が成立して遊技媒体をなす遊技メダルが自動投入された場合も点灯する。
遊技開始表示ランプ17は、回胴13L〜13Rの回転が開始可能な状態になったことを示すランプである。
一方、表示窓5の右側には、打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a、23b、23c、及び遊技メダル投入ランプ25が設けられており、打止め表示ランプ19は、遊技者に対して払い出される遊技メダルの総数が上限に到達し、遊技機1がいわゆる打ち止め状態となったことを表示するランプである。
また、再遊技ランプ21は、再遊技が成立し、遊技メダルを使用することなく、続けて遊技を実行することが可能である旨を遊技者に報知するためのランプであり、ビッグボーナス告知ランプ23a〜23cは、遊技機1がビッグボーナス遊技状態に移行したことを示すランプであり、遊技メダル投入ランプ25は、遊技メダルの投入を受け入れ可能であることを示すランプである。
また、表示窓5の下側には、役物回数表示器27、払出枚数表示器29、及び貯留枚数表示器31が設けられており、役物回数表示器27は、レギュラーボーナス役の入賞可能回数等を表示し、払出枚数表示器29は、遊技機1から払い出される遊技メダルの枚数を表示し、貯留枚数表示器31は、遊技機1に貯留されている遊技メダルの枚数を表示する。
操作パネル部7は、遊技機1の中段部に位置して手前に向かって突出して棚状に形成されたものであり、その上面部には、遊技メダル投入口33、1枚投入ボタン35、3枚投入ボタン37、及び精算ボタン39が設けられている。
そして、遊技メダル投入口33は、遊技メダルを遊技機1に投入するための投入口であり、この投入口33に投入された遊技メダルは、後述するメダルセレクター131(図4参照)を介して、遊技機1内に取り込まれる。
また、1枚投入ボタン35は、遊技機1に貯留されている遊技メダルのうち1枚を投入するためのボタンであり、3枚投入ボタン37は、遊技機1に貯留されている遊技メダルのうち3枚を投入するためのボタンであり、精算ボタン39は、遊技機1に貯留されている遊技メダルを外部に払い出す際に押されるボタンである。
なお、遊技において入賞が成立した場合、又は1回の遊技に必要な枚数(規定数)を超えて余分な遊技メダルが遊技メダル投入口33から投入された場合等には、遊技メダルは遊技機1の内部に貯留される。ここで、貯留とは、後述する主制御基板101のRAM115に遊技メダルの数を記憶する、いわゆるクレジットのことであり、本実施形態では、貯留可能な枚数の上限は50枚である。
また、操作パネル部7の前面部には、スタートレバー41、停止ボタン43L、43C、43R、返却ボタン45等が設けられており、これら41、43L〜43R、45は、遊技者により手動操作される。
スタートレバー41は、回胴13、つまり後述する電動モータ133L〜133R(図4参照)を回転させる回転開始信号を後述する主制御基板101(図4参照)に向けて発する変動開始手段であり、停止ボタン43L〜43Rは、各回胴13の個数に対応した個数(本実施形態では、3個)設けられているとともに、対応する回胴13の回転、つまり電動モータ133L〜133Rの回転を停止させる回転停止信号を主制御基板101に向けて発する変動停止手段である。
因みに、返却ボタン45は、投入された遊技メダルが後述するメダルセレクター131(図4参照)の内部で詰まった場合に、遊技者がこの詰まりを解消すべく押されるボタンである。
なお、以下では、第1回胴13Lに対応する停止ボタン43Lを「第1停止ボタン43L」と記し、第2回胴13Cに対応する停止ボタン43Cを「第2停止ボタン43C」と記し、第3回胴13Rに対応する停止ボタン43Rを「第3停止ボタン43R」と記し、これらを総称するときは、単に「停止ボタン43」と記す。
また、遊技メダル払出口9は、遊技機1の下部に設けられており、遊技機1の下部には、遊技メダル払出口9のほか、遊技メダル払出口9から払い出される遊技メダルを受け止めるための受け皿部47が設けられている。
演出表示部11は、図柄の変動表示の開始と連動して開始される演出を表示する演出表示手段をなすもので、本実施形態では、表示窓5の上方側に配設したドットマトリックス表示装置又は液晶表示装置等にて演出表示部11を構成している。
次に、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を説明する。
図4は、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成を示す説明図である。遊技機1には、主制御基板101を中心として、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107、及び電源基板109等が設けられている。
主制御基板101は、遊技機1で行われる遊技の進行及び演出を制御する電子制御装置であり、この主制御基板101は、CPU(中央演算装置)111、ROM(読込専用記憶装置)113、及びRAM(随時読込書込可能記憶装置)115等を互いに接続して構成される周知のマイクロコンピュータにて構成されており、CPU111を中心として構成されるマイクロコンピュータである。
主制御基板101に接続された副制御基板105には、主制御基板101と同様にCPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータによって構成されているとともに、各種の照明用基板119、各種のスピーカ121及び演出表示部11等が接続されている。
そして、副制御基板105は、主制御基板101からの信号に基づき、各種のスピーカ121に音声信号及び演出表示部11に表示される演出の画像信号を出力するとともに、各種の照明用基板119に対しても信号を出力する。また、照明用基板119は、副制御基板105からの信号に基づいて、照明類123の点灯及び消灯等を制御する。
中央表示ランプ基板107には、役物回数表示器27、払出枚数表示器29及び貯留枚数表示器31等の表示器、並びに1枚投入ボタン35、3枚投入ボタン37、精算ボタン39、第1停止ボタン43L、第2停止ボタン43C及び第3停止ボタン43R等の操作停止ボタンが接続されている。そして、これらの操作ボタン35、37、39、43L〜43Rが遊技者によって操作されると、その操作結果を示す信号が、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101は、中央表示ランプ基板107を介して送信される入力信号に基づいて、各ボタン35、37、39、43L〜43Rに対する操作状態を判断し、これに基づいて、後述する電動モータ133L、133C、133Rの制御を行う。
また、中央表示ランプ基板107には、左表示ランプ基板125、右表示ランプ基板127、スタートレバーユニット129及びメダルセレクター131等も接続されている。
左表示ランプ基板125は、表示窓5の左側に設けられた第1メダルラインランプ15a、第2メダルラインランプ15b、第3メダルラインランプ15c、及び遊技開始表示ランプ17の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプの点灯及び消灯制御は、中央表示ランプ基板107及び左表示ランプ基板125を介して主制御基板101にて行われる。
右表示ランプ基板127は、表示窓5の右側に設けられた打止め表示ランプ19、再遊技ランプ21、ビッグボーナス告知ランプ23a〜23c、遊技メダル投入ランプ25の点灯及び消灯を制御するための基板であり、これらランプの点灯及び消灯制御は、中央表示ランプ基板107及び右表示ランプ基板127を介して主制御基板101にて行われる。
スタートレバーユニット129は、スタートレバー41や、このスタートレバー41の操作を検出するための回胴回転始動センサー基板(図示せず。)等から構成されており、スタートレバー41が遊技者により操作されると、その操作が回胴回転始動センサー基板によって検出され、この検出結果を示す回転開始信号が、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101上のコンピュータは、回転開始信号に基づいてスタートレバー41に対する操作状態を判断し、これに基づいて、後述する電動モータ133L、133C、133Rの制御を行う。
メダルセレクター131は、遊技メダル投入口33より投入された遊技メダルを寸法に基づいて選別して規格寸法に適合した遊技メダルのみを受け付けるとともに、投入された遊技メダルの通過をメダルセンサー基板(図示せず)によって検出し、その検出結果を示すメダル検出信号を出力する。
そして、メダルセレクター131から出力されたメダル検出信号は、中央表示ランプ基板107を介して主制御基板101に送信され、主制御基板101は、このメダル検出信号に基づいて遊技メダル投入口33から遊技メダルが投入されたか否かを判断する。
回胴基板103には、各回胴13を回転又は停止させる駆動手段をなす電動式の電動モータ133L、133C、133R、及び電動モータ133L〜133Rの回転角や回転速度を検出するための回胴センサー基板135L、135C、135R等が接続されている。
これらの電動モータ133L、133C、133R、及び回胴センサー基板135L、135C、135Rは、各回胴13毎にそれぞれ設けられている。なお、以下、電動モータ133L〜133Rを総称するときは、電動モータ133と記し、回胴センサー基板135L〜135Rを総称するときは回胴センサー基板135と記す。
また、電動モータ133の作動は、回胴基板103を介して主制御基板101から電動モータ133に信号を送ることにより制御されており、本実施形態では、電動モータ133として、入力されるパルス信号数に比例した角度だけ回転するステッピングモータを採用している。
また、回胴センサー基板135は、各回胴13に設けられたインデックス部(図示せず。)の通過を検出するものであり、各回胴13のインデックス部が回胴センサー基板135を通過し、その通過が回胴センサー基板135によって検出されると、この検出結果を示す回胴インデックス信号が、回胴基板103を介して主制御基板101に入力される。
そして、主制御基板101は、回胴インデックス信号に基づいて各回胴13の回転角度、つまり各回胴13の外周面に形成された図柄の位置を検知する。具体的には、各回胴13のインデックス部は回胴13が一回転するたびに回胴センサー基板135を通過するため、回胴13が1回転する度に、回胴インデックス信号が回胴センサー基板135から主制御基板101に送信される。
一方、各回胴13が回転している間、主制御基板101は、電動モータ133に対して出力したパルス信号数を計数しており、回胴インデックス信号を受信する度(回胴13の一回転毎)に計数値をリセット(初期化)して(初期値0)、計数を繰り返している。
したがって、パルス信号数の計数値は電動モータ133の回転角度を示す総ステップ数に相当するので、主制御基板101は、パルス信号数の計数値により、インデックス部の位置、つまり回胴13の回転角度(図柄の位置)を検出することができる。
また、電源基板109には、主制御基板101及びメダル払出装置137等が接続されており、本実施形態では、回胴基板103、副制御基板105、中央表示ランプ基板107等は主制御基板101を介して電力が供給され、メダル払出装置137は電源基板109から直接電力の供給を受けている。
なお、本実施形態では、電源基板109は、主制御基板101とメダル払出装置137との間で行われる信号の送受を中継する機能も担っており、遊技メダルを払い出す旨の信号が主制御基板101から出力されると、その信号は、電源基板109を介してメダル払出装置137に入力され、その結果、メダル払出装置137から前述の遊技メダル払出口9に、遊技メダルが排出される。
そして、払い出された遊技メダルの数はメダル払出装置137により計数され、その結果を示す遊技メダル払出信号が、電源基板109を介して主制御基板101に入力されることによって、主制御基板101は、遊技者に払い出される遊技メダルの枚数を検出している。
2.遊技機1の制御
先ず、遊技機1による遊技の概略を説明する。
遊技メダルが投入されると、その投入枚数に応じて入賞判定ラインL1〜L3の4本が有効化されるとともに、1本の昇格報知ラインL4が設定される。すなわち、表示窓5のうち中央部を通って水平方向に設定されたラインL1、表示窓5の最下段に水平方向に設定されたラインL2、及び表示窓5の中央部を通るように対角線状に設定された2本のラインL3が入賞判定ラインとして有効化され、表示窓5の最上段に水平方向に設定されたラインが昇格報知ラインとされる。
そして、遊技者によってスタートレバー41が操作されると、回胴13が回転し始めると同時に遊技者に付与される賞態様(入賞役)の抽選(いわゆる内部抽選)が行われる。その後、遊技者によって停止ボタン43が操作されると、停止ボタン43の押下タイミングに基づいて回胴13の回転が停止させられ、一回の遊技(1ゲーム)を終了する。
次に、遊技機1は、有効化された入賞判定ラインL1〜L3に揃った図柄組合せの判定を行い、その図柄判定の結果、入賞判定ラインL1〜L3に停止表示された図柄組合せが、内部抽選で当選した賞態様の入賞を成立させる図柄組合せ(入賞図柄の組み合わせ)である場合には、その入賞役が成立(確定)したものとして、所定枚数の遊技メダルを遊技者に払い出す。
2.1メイン制御フロー
図5は、上記した制御概要を示すフローチャートであり、この制御フローは、遊技機1の電源が投入され、遊技機1が遊技可能な状態になったときに主制御基板101で起動されるメイン制御フローである。
このメイン制御フローが起動されると、先ず、遊技メダルが投入されているか否かが判定される(S100)。なお、本実施形態に係る遊技機1では、遊技メダル投入口33からの遊技メダルの投入、1枚投入ボタン35や3枚投入ボタン37の操作、又は再遊技(REPLAY)図柄が3つ揃ったことに基づく自動再投入がされた場合には、遊技メダルが投入されたものと判定される。
そして、遊技メダルが投入されたものと判定された場合には(S100:YES)、スタートレバー41が操作されたか否かが判定され(S110)、スタートレバー41が操作されたものと判定された場合には(S110:YES)、内部抽選処理を行う(S120)。この内部抽選処理は、遊技者に付与される賞態様(レギュラーボーナス役やビッグボーナス役等)の抽選を行うサブルーチンであり、その詳細は後述する。
そして、内部抽選処理(S120)が終了すると、演出表示部11にて表示する演出の態様が決定されるとともに(S130)、回胴13L〜13Rの回転が開始される(S140)。なお、演出パターン決定処理(S130)の詳細は後述する。
次に、リール停止制御処理(詳細は、後述する。)が実行され(S150)、リール停止制御処理(S150)により各回胴13L〜13Rが停止すると、当選フラグ(内部抽選の結果)及び各回胴13の停止によって表示窓5に停止表示された図柄に基づいて入賞判定処理が行われる(S160)。
この入賞判定処理では、内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグ(入賞役)に対応する図柄の組合わせが、有効化された入賞判定ラインL1〜L3に実際に並んで停止したか否かが判定される。
このとき、有効化された入賞判定ラインL1〜L3に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示された場合には、その入賞役が成立(確定)し、一方、有効化された入賞判定ラインL1〜L3に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示されなかった場合には、たとえ当選フラグが設定されている場合、つまり内部抽選にて当選している場合であっても、入賞役は成立しない。
なお、本実施形態に係る遊技機1では、内部抽選にてレギュラーボーナス役若しくはビッグボーナス役に当選している場合において、有効化された入賞判定ラインL1〜L3に当選フラグに対応する図柄の組合わせが停止表示されず、レギュラーボーナス役若しくはビッグボーナス役の入賞役が成立しなかったときに限り、その当選フラグは蓄積されて、次回以降の遊技に持ち越される。
そして、入賞判定処理の結果、入賞役が成立しているものと判定された場合は、その成立した入賞役に対応する枚数(外れの場合は0枚)の遊技メダルがメダル払出装置137によって払い出される(S170)。
2.2.内部抽選処理(図6参照)
図6は、内部抽選処理(S120)の概要を示すフローチャートであり、内部抽選処理ルーチンが起動されると、先ず、抽選用の乱数が乱数発生回路(図示せず。)から取得され(S200)、この取得された乱数に基づいて、小役、再遊技、レギュラーボーナス役、又はビッグボーナス役等のいずれかの入賞役に当選したか否かが判定される(S210)。
そして、いずれかの入賞役に当選していると判定された場合には(S210:YES)、当選した入賞役に対応する当選フラグを設定して本処理を終了し(S220)、一方、いずれの入賞役にも当選していないと判定された場合には(S210:NO)、ハズレの当選フラグを設定して、本処理を終了する。
ここで、レギュラーボーナス役とは、遊技者にとって比較的に利益が大きい賞を言い、通常、レギュラーボーナス役に入賞すると、次回の遊技からレギュラーボーナス遊技が開始される。このレギュラーボーナス遊技中は、入賞役となる図柄の組合せがそれ以前に比べて増加するので、入賞確率が高くなる。
なお、レギュラーボーナス遊技中、再遊技およびボーナス役を除く役(小役および増加役)の入賞が8回成立した場合、もしくは12回の遊技が行われた場合に、1回のレギュラーボーナス遊技が終了する。
また、ビッグボーナス役では、遊技者に与えられる利益が、レギュラーボーナス役より更に大きくなる。具体的には、ビッグボーナス役に入賞すると、次回の遊技からビッグボーナス遊技が開始され、このビッグボーナス遊技中は、前述のレギュラーボーナス遊技が連続して複数回(例えば、3回)発生するようになり、多量の遊技メダルが払出されることとなる。なお、ビッグボーナス遊技中、遊技メダルが465枚払出された場合、もしくはレギュラーボーナス遊技が3回行われた場合に、1回のビッグボーナス遊技が終了する。
さらに、本実施形態では、入賞判定ラインL1〜L3に「青7」が3つ揃った場合には、ビッグボーナス遊技の終了後、再度ボーナス役に当選するまで遊技状態を再遊技高確率状態(以下、RT状態という)とするスーパービッグボーナス役が特別賞態様として遊技者に付与され、入賞判定ラインL1〜L3に「赤7」が3つ揃った場合には、ビッグボーナス遊技の終了後、50ゲームが終了するまで遊技状態をRT状態とするノーマルビッグボーナス役が特別賞態様として遊技者に付与され、表示窓5の左側から順に「赤7」、「赤7」、「BAR]の図柄が入賞判定ラインL1〜L3に並んだ場合には、レギュラーボーナス遊技の終了後、30ゲームが終了するまで遊技状態をRT状態とするノーマルレギュラーボーナス役が特別賞態様として遊技者に付与される。
ここで、RT状態とは、再遊技の当選確率が通常の確率(例えば、1/7.3)よりも高い確率(例えば、1/1.1)に設定される遊技状態のことである。したがって、本実施形態では、スーパービッグボーナス役の入賞が成立し、それに伴うボーナス遊技が終了すると、そのボーナス遊技終了後、スーパービッグボーナス、ノーマルビッグボーナス、ノーマルレギュラーボーナスの何れかのボーナス役に内部当選するまで遊技状態がRT状態となるので、遊技者は、ボーナス遊技によって払い出された遊技メダルをほとんど消費することなく、再度、何れかのボーナス役の入賞を成立させることが可能となる。
また、ノーマルビッグボーナス役の入賞が成立し、それに伴うボーナス遊技が終了すると、そのボーナス遊技終了後50ゲーム目までは遊技状態がRT状態となるので、この50ゲームの間、遊技者は、ボーナス遊技によって払い出された遊技メダルをほとんど消費することなく遊技を行うことができる。
そして、RT状態の50ゲーム目に到達するまでに、スーパービッグボーナス、ノーマルビッグボーナス、ノーマルレギュラーボーナスの何れかのボーナス役に内部当選すれば、払い出された遊技メダルをほとんど消費することなく、再度、何れかのボーナス役の入賞を成立させることが可能となる。
更に、ノーマルレギュラーボーナス役の入賞が成立し、それに伴うボーナス遊技が終了すると、そのボーナス遊技終了後30ゲーム目までは遊技状態がRT状態となるので、この30ゲームの間、遊技者は、ボーナス遊技によって払い出された遊技メダルをほとんど消費することなく遊技を行うことができる。
そして、RT状態の30ゲーム目に到達するまでに、スーパービッグボーナス、ノーマルビッグボーナス、ノーマルレギュラーボーナスの何れかのボーナス役に内部当選すれば、ボーナス遊技によって払い出された遊技メダルをほとんど消費することなく、再度、何れかのボーナス役の入賞を成立させることが可能となる。
上記の説明からも明らかなように、本実施形態では、ノーマルレギュラーボーナス役、ノーマルビッグボーナス役、スーパービッグボーナス役の順に、遊技者に付与される有利度合が大きくなる。
2.3.演出パターン決定処理(図7参照)
図7は、演出パターン決定処理(S130)の概要を示すフローチャートであり、演出パターン決定処理ルーチンが起動されると、先ず、ROM113に記憶された演出態様テーブル(図示せず。)及び内部抽選処理(S120)にて設定された当選フラグに基づいて、演出表示部11にて表示する演出の態様(演出パターン)が決定される(S300)。
そして、この決定された演出パターンを表示させる旨の信号(演出指定コマンド)が主制御基板101から副制御基板105に送信され(S310)、副制御基板105が、主制御基板101からの演出指定コマンドを受信すると、副制御基板105による制御の下、演出指定コマンドに基づく演出表示が演出表示部11上で開始される。
2.4.リール停止制御処理(図8参照)
図8は、リール停止制御処理(S150)の概要を示すフローチャートであり、本実施形態では、第1停止ボタン43L、第2停止ボタン43C、第3停止ボタン43Rの順で停止ボタン43が押下される場合を例にリール停止制御処理を説明する。
そして、図8に示す制御処理が起動されると、先ず、回転し始めた各回胴13の回転速度それぞれが一定の回転速度となったか否か、つまり各回胴13の回転速度が所定回転速度となったか否かが判定され(S400)、各回胴13の回転速度が一定回転速度となった場合には(S400:YES)、各停止ボタン43が有効化されて停止ボタン43のランプ又はLEDが点灯される(S405)。
ここで、「停止ボタン43を有効化する」とは、「停止ボタン43が押下(操作)されたときに、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13の回転を停止させることができるようにする」ことを言う。
一方、各回胴13の回転速度が一定回転速度となる前においては、停止ボタン43が押下されても、その押下された停止ボタン43に対応する回胴13は停止せず回転し続ける。なお、以下、このような状態を「停止ボタン43を無効化」すると言う。因みに、本実施形態では、停止ボタン43が無効化されたときには、停止ボタン43のランプ又はLEDが消灯される。
次に、内部抽選処理(S120)の結果に基づいて第1回胴13Lの停止制御を行うための第1停止テーブルがROM113から読み込まれてRAM115に設定される(S410)。
ここで、第1停止テーブルとは、全ての回胴13が回転している状態において、第1停止ボタン43Lが押下された時に表示窓5の所定位置に表示されていた第1回胴13Lの図柄、及び内部抽選処理(S120)の抽選結果に基づいて、第1停止ボタン43Lが押下された時から実際に停止表示される図柄までコマ数(スベリコマ数)が記憶されたものである。
また、スベリコマ数は、4コマ(引き込み制御可能又は蹴飛ばし制御可能なコマ数)以内のコマ数であって、内部抽選により決定(当選)した賞態様を入賞させる図柄を停止表示させるためのコマ数である。
そして、第1停止テーブルが設定されると(S410)、いずれかの停止ボタン43が押下(操作)されるまで待機状態となり(S415)、いずれかの停止ボタン43が押下された場合には(S415:YES)、第1停止ボタン43Lが押下されたか否かが判定される(S420)。
このとき、第1停止ボタン43Lが押下されたと判定された場合には(S420:YES)、第1停止ボタン43Lが押下された時に表示窓5の所定位置に表示されていた第1回胴13Lの図柄及び第1停止テーブルに基づいてスベリコマ数が決定された後(S425)、その決定されたスベリコマ数に基づいて第1回胴13Lの回転が実際に停止する(S430)。
具体的には、例えば、第1回胴13Lの6番目の「ベル」図柄(図3参照)が表示窓5中段の入賞判定ラインL1(図2参照)に重なったタイミングで第1停止ボタン43Lが操作された場合、引き込み制御によって、実際に入賞ラインL1に停止させることができる図柄は、6番目の「ベル」図柄、または「ベル」図柄から4コマ以内の図柄、すなわち、図3に示すように、7番目の「スイカ」図柄、8番目の「リプレイ」図柄、9番目の「赤セブン」図柄、若しくは10番目の「青バー」図柄の内のいずれかである。
そして、このときに仮に、ノーマルビッグボーナス役が内部当選している場合には、ノーマルビッグボーナス役の構成図柄である9番目の「赤7」図柄が入賞判定ラインL1、L2、L3の何れかに停止するように、第1回胴13Lの停止制御(引込み制御)が行われる。逆に、いずれの入賞も内部当選していない場合には、第1停止ボタン43Lが押下されたタイミングにおける図柄から4コマの範囲内で第1回胴13Lが当選図柄(「赤7」)で停止しないように制御(蹴飛ばし制御)される。
次に、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S435)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S435:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻る。
一方、全ての回胴13が停止していないと判定された場合には(S435:NO)、第2回胴13C及び第3回胴13Rの停止制御を行うための第2、第3停止テーブルがROM113から読み込まれてRAM115に再設定される(S440)。
なお、第2回胴13C及び第3回胴13Rの停止制御を行うための第2、第3停止テーブルは、前述の第1停止テーブルと同様に、第2停止ボタン43Cまたは第3停止ボタン43Rが押下された時から、第2回胴13Cおよび第3回胴13Rが実際に停止するまでのスベリコマ数が記憶されたものであり、内部抽選処理(S120)の抽選結果、及び入賞判定ラインL1に停止表示された第1回胴13Lの図柄(第1回胴13Lの停止位置)に基づいて設定される。
そして、停止テーブルが再設定されると(S440)、S415に戻り、再び、いずれかの停止ボタン43が押下(操作)されるまで待機状態となり、いずれかの停止ボタン43が押下された場合には(S415:YES)、第1停止ボタン43Lが押下されたか否かが判定される(S420)。
このとき、押下された停止ボタン43が第1停止ボタン43Lではないと判定された場合には(S420:NO)、第2停止ボタン43Cが押下(操作)されたか否かが判定される(S445)。
そして、第2停止ボタン43Cが押下されたと判定された場合には(S445:YES)、第2停止ボタン43Cが押下された時に表示窓5の所定位置(本実施形態では入賞判定ラインL1)に表示されていた第2回胴13Cの図柄及び第2停止テーブルに基づいてスベリコマ数が決定された後(S450)、その決定されたスベリコマ数に基づいて第2回胴13Cの回転が実際に停止する(S430)。
一方、第2停止ボタン43Cが押下されていないと判定された場合には(S445:NO)、第3停止ボタン43Rが押下されたものと考えられるので、第3停止ボタン43Rが押下された時に表示窓5の所定位置(本実施形態では入賞判定ラインL1)に表示されていた第3回胴13Rの図柄及び第3停止テーブルに基づいてスベリコマ数が決定された後(S455)、その決定されたスベリコマ数に基づいて第3回胴13Rの回転が実際に停止する(S430)。
第1〜第3停止テーブルに記憶されているスベリコマ数は、以下のように設定されている。
すなわち、内部抽選処理にて、例えばスーパービッグボーナス役に当選している場合において、スーパービッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせ(3つの「青7」が揃う組み合わせ)を停止表示させることができないときには、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせ(3つの「赤7」が揃う組み合わせ)、又はノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせ(「赤7」、「赤7」、「BAR])が昇格報知ラインL4(図2参照)に停止表示されるようなスベリコマ数に設定されている。
また、内部抽選処理にて、例えばノーマルビッグボーナス役に当選している場合において、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせを停止表示させるとができないときには、ノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせが昇格報知ラインL4に停止表示されるようなスベリコマ数に設定されている。
3.本実施形態に係る遊技機1の特徴
本実施形態では、ノーマルビッグボーナス役に当選している場合において、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせを停止表示させるとができないときには、ノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせが昇格報知ラインL4に停止表示されるようなスベリコマ数に設定され、かつ、スーパービッグボーナス役に当選している場合において、スーパビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせを停止表示させることができないときには、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせ、又はノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせが昇格報知ラインL4に停止表示されるようなスベリコマ数に設定されている。
これにより、昇格報知ラインL4にノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせが停止表示されていれば、スーパービッグボーナス役又はノーマルビッグボーナス役が内部当選していることとなる。
また、昇格報知ラインL4にノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせが停止表示されていれば、スーパービッグボーナス役が内部当選していることとなる。
したがって、スーパービッグボーナス役又はノーマルビッグボーナス役等の特別賞態様の入賞が成立しなかった場合であっても、昇格報知ラインL4にノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせが停止表示されていれば、遊技者は、ノーマルレギュラーボーナス役よりも有利な特別賞態様であるスーパービッグボーナス役又はノーマルビッグボーナス役に内部当選していることが解る。
これにより、内部当選しているボーナス役が有利度合の高いものに変化(いわゆる昇格)したような印象を遊技者に与えることができ、遊技者は、次のゲームに対して大きな期待感を抱くことができる。
同様に、昇格報知ラインL4にノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせが停止表示されていれば、遊技者は、ノーマルビッグボーナス役よりも有利な特別賞態様であるスーパービッグボーナス役に内部当選していることが解るので、内部当選しているボーナス役が有利度合の高いものに変化したような印象を受け、更に大きな期待感を次のゲームに対して抱くことができる。
また、本実施形態では、昇格報知ラインL4として最上段のラインのみを用いているので、2本の対角線ラインを昇格報知ラインとした特許文献1に比べて、入賞が成立し難いといった印象を遊技者に与えことはない。
さらに、本実施形態では、回胴13上の図柄停止表示態様(リール演出)によって、内部当選している特別賞態様(ボーナス役)が有利度合の高いものに変化するような印象を遊技者に与えることができるので、液晶やドットマトリックスなどの演出用表示装置を用いなくても、遊技興趣を高めることができる。
以上に述べたように、本実施形態では、内部抽選の結果を容易に遊技者に報知しつつ、遊技意欲を高揚させることができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、第2回胴13Cにおいて、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄である「赤7」が連続しているので、図9に示すように、3個の回胴13のうち2個の回胴13の回転が停止したときに、昇格報知ラインL4及び入賞判定ラインL3のそれぞれにおいて、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄である「赤7」を2つ並べることができる。
したがって、遊技者は、入賞判定ラインL3にノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄が揃ってノーマルビッグボーナス役の入賞が成立するかもしれない、又は昇格報知ラインL4にノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄が揃えば、次回のゲームにおいてスーパービッグボーナス役の入賞が成立するかもしれない、といった期待感を抱くことができる。延いては、遊技意欲を更に高揚させることができる。
なお、本実施形態では、第2回胴13Cにおいて、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄である「赤7」が連続していたが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば「赤7」と「赤7」との間に他の図柄が1つ挟まれている場合であっても、3個の回胴13のうち2個の回胴13の回転が停止したときに、昇格報知ラインL4及び入賞判定ラインL3のそれぞれにおいて、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄である「赤7」を2つ並べることができる。
4.実施形態と発明特定事項との対応関係
本実施形態では、回胴13、主制御基板101、電動モータ133L、133C、133R及びS150(図5参照)が特許請求の範囲に記載された可変図柄表示手段に相当し、スタートレバー41が特許請求の範囲に記載された変動開始手段に相当し、停止ボタン43は特許請求の範囲に記載された変動停止手段に相当し、S120(図5参照)が特許請求の範囲に記載された賞態様抽選手段に相当し、S150(図5参照)が特許請求の範囲に記載されたリール停止制御手段に相当する。
(第2実施形態)
第1実施形態では、予めスベリコマ数が記憶された停止テーブルに基づいてスベリコマ数を決定したが、本実施形態は、スーパービッグボーナス役等の特別賞態様に内部当選した場合には、停止テーブルを用いることなく、停止ボタン43が押下された時に表示窓5の所定位置に表示されていた図柄及び内部当選結果に基づいて演算処理を行ってスベリコマ数を決定し、一方、小役や再遊技に内部当選した場合には、停止テーブルを用いてスベリコマ数を決定するようにしたものである。
1.リール停止制御処理(図10参照)
図10は、本実形態に係るリール停止制御処理を示すフローチャートであり、このリール停止制御処理が起動されると、先ず、回転し始めた各回胴13の回転速度それぞれが一定の回転速度となったか否かが判定され(S500)、各回胴13の回転速度が一定回転速度となった場合には(S500:YES)、各停止ボタン43が有効化されて停止ボタン43のランプ又はLEDが点灯される(S505)。
次に、特別賞態様、つまりスーパービッグボーナス役、ノーマルビッグボーナス役又はノーマルレギュラーボーナス役に内部当選しているかが判定される(S510)。そして、特別賞態様に内部当選していると判定された場合には(S510:YES)、S515以降の制御ステップで示されるように演算処理にてスベリコマ数が決定され、一方、特別賞態様に内部当選していないと判定された場合には(S510:NO)、S600以降の制御ステップに示されるように停止テーブルに従ってスベリコマ数が決定される。
以下、演算処理にてスベリコマ数が決定される場合(S510:YES)から順に説明する。
S510にて特別賞態様に内部当選していると判定された場合には、いずれかの停止ボタン43が押下(操作)されたか否かが判定され(S515)、いずれかの停止ボタン43が押下されたと判定された場合には(S515:YES)、その停止ボタン43が押下されたタイミング及び引込み制御によって内部当選した特別賞態様を入賞させることが可能であるか否かが判定される(S520)。
そして、内部当選した特別賞態様を入賞させることが可能であると判定された場合には(S520:YES)、入賞判定ラインL1〜L3に内部当選した特別賞態様の入賞を成立させる図柄を引き込むためのスベリコマ数がRAM115に設定された後(S525)、その設定されたスベリコマ数に基づいて実際に回胴13が停止する(S530)。
次に、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S535)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S535:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻り、一方、全ての回胴13が停止していないと判定された場合には(S535:NO)、S515に戻る。
また、S520にて内部当選した特別賞態様を入賞させることが不可能であると判定された場合には(S520:NO)、昇格報知が可能であるか否かが判定される(S540)。
ここで、昇格報知が可能であるとは、本実施形態では、スーパービッグボーナス役に内部当選しているときであって、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせ(3つの「赤7」が揃う組み合わせ)、又はノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせ(「赤7」、「赤7」、「BAR])を昇格報知ラインL4に停止表示させることができる場合、及びノーマルビッグボーナス役に内部当選しているときであって、ノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせを昇格報知ラインL4に停止表示させることができる場合をいう。
また、昇格報知が不可能であるとは、本実施形態では、スーパービッグボーナス役に内部当選しているときであって、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせ、又はノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせのいずれかを昇格報知ラインL4に停止表示させることができない場合、ノーマルビッグボーナス役に内部当選しているときであって、ノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせを昇格報知ラインL4に停止表示させることができない場合、又はノーマルレギュラーボーナス役に内部当選している場合をいう。
そして、昇格報知が可能であると判定された場合には(S540:YES)、昇格報知ラインL4に昇格報知用の図柄を停止表示させるためのスベリコマ数がRAM115に設定された後(S545)、その設定されたスベリコマ数に基づいて実際に回胴13が停止する(S530)。
ここで、昇格報知用の図柄とは、スーパービッグボーナス役に内部当選している場合には、ノーマルビッグボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせ、又はノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせであり、ノーマルビッグボーナス役に内部当選している場合には、ノーマルレギュラーボーナス役の入賞を成立させる図柄の組み合わせである。
一方、昇格報知が不可能であると判定された場合には(S540:NO)、内部抽選処理(S120)の抽選結果と異なる賞態様に入賞してしまうことがないスベリコマ数、つまり誤入賞が発生してしまうことがないスベリコマ数がRAM115に設定された後(S650)、その設定されたスベリコマ数に基づいて実際に回胴13が停止する(S530)。
その後、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S535)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S535:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻り、一方、全ての回胴13が停止していないと判定された場合には(S535:NO)、S515に戻る。
次に、停止テーブルに従ってスベリコマ数が決定される場合を説明する。
すなわち、S510にて特別賞態様に内部当選していないと判定された場合には(S510:NO)、第1回胴13Lの停止制御を行うための第1停止テーブルがROM113から読み込まれてRAM115に設定される(S600)。なお、第1停止テーブルとは、第1実施形態と同様に、スベリコマ数が記憶されたものである。
そして、第1停止テーブルが設定されると(S600)、いずれかの停止ボタン43が押下(操作)されるまで待機状態となり(S605)、いずれかの停止ボタン43が押下された場合には(S605:YES)、第1停止ボタン43Lが押下されたか否かが判定される(S610)。
このとき、第1停止ボタン43Lが押下されたと判定された場合には(S610:YES)、第1停止ボタン43Lが押下された時に表示窓5の所定位置に表示されていた図柄及び第1停止テーブルに基づいてスベリコマ数が決定された後(S615)、その決定されたスベリコマ数に基づいて第1回胴13Lの回転が実際に停止する(S620)。
次に、全ての回胴13が停止したか否かが判定され(S625)、全ての回胴13が停止したと判定された場合には(S625:YES)、リール停止制御処理が終了し、図5に示すメイン制御フローに戻る。
一方、全ての回胴13が停止していないと判定された場合には(S625:NO)、第2回胴13C及び第3回胴13Rの停止制御を行うための第2、第3停止テーブルがROM113から読み込まれてRAM115に再設定される(S630)。
そして、停止テーブルが再設定されると(S630)、S605に戻り、再び、いずれかの停止ボタン43が押下(操作)されるまで待機状態となり、いずれかの停止ボタン43が押下された場合には(S605:YES)、第1停止ボタン43Lが押下されたか否かが判定される(S610)。
このとき、押下された停止ボタン43が第1停止ボタン43Lではないと判定された場合には(S610:NO)、第2停止ボタン43Cが押下(操作)されたか否かが判定される(S635)。
そして、第2停止ボタン43Cが押下されたと判定された場合には(S635:YES)、第2停止ボタン43Cが押下された時に表示窓5の所定位置に表示されていた図柄及び第2停止テーブルに基づいてスベリコマ数が決定された後(S640)、その決定されたスベリコマ数に基づいて第2回胴13Cの回転が実際に停止する(S620)。
一方、第2停止ボタン43Cが押下されていないと判定された場合には(S635:NO)、第3停止ボタン43Rが押下されたものと考えられるので、第3停止ボタン43Rが押下された時に表示窓5の所定位置に表示されていた図柄及び第3停止テーブルに基づいてスベリコマ数が決定された後(S645)、その決定されたスベリコマ数に基づいて第3回胴13Rの回転が実際に停止する(S620)。
なお、第2停止テーブルとは、第2停止ボタン43Cが押下された時に表示窓5の所定位置(本実施形態では入賞判定ラインL1)に表示されていた図柄とスベリコマ数との関係が記憶されたものであり、第3停止テーブルとは、第3停止ボタン43Rが押下された時に表示窓5の所定位置(本実施形態では入賞判定ラインL1)に表示されていた図柄とスベリコマ数との関係が記憶されたものである。
2.本実施形態に係る遊技機1の特徴
本実施形態も第1実施形態と同様に、スーパービッグボーナス役又はノーマルビッグボーナス役に内部当選している場合において、その内部当選している特別賞態様の入賞が成立しなかったときには、内部当選している特別賞態様よりも遊技者にとって不利な特別賞態様を入賞させる図柄が昇格報知ラインL4に並ぶ。
このため、遊技者は、ノーマルレギュラーボーナス役よりも有利な特別賞態様であるスーパビッグボーナス役又はノーマルビッグボーナス役に内部当選していたことが解るので、内部当選しているボーナス役が有利度合の高いものに変化したような印象を受け、大きな期待感を次のゲームに対して抱くことができる。
また、本実施形態では、スベリコマ数を停止テーブルに基づいて決定するのではなく、停止ボタン43が押下された時に表示窓5の所定位置に表示されている図柄及び内部当選結果に基づいて演算処理を行ってスベリコマ数を決定するので、停止テーブルを記憶するために、大容量の記憶装置(ROM113)を設ける等の手段を講じる必要がない。
したがって、本実施形態では、内部抽選の結果を容易に遊技者に報知して遊技意欲を高揚させつつ、記憶装置(ROM113)の必要記憶容量を低減することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、表示窓5の上段ラインを昇格報知ラインとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示窓5の下段ラインを昇格報知ラインとしてもよい。
また、上述の形態では、スーパービッグボーナス役、ノーマルビッグボーナス役及びノーマルレギュラーボーナス役を有する回胴式遊技機において、ノーマルレギュラーボーナス役を第1特別賞態様とした場合には、スーパビッグボーナス役及びノーマルビッグボーナス役を第2特別賞態様とし、ノーマルビッグボーナス役を第1特別賞態様とした場合には、スーパビッグボーナス役を第2特別賞態様としたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、第2回胴13Cに設定された「赤7」の図柄を2つ連続させることにより、第1特別賞態様をなすノーマルビッグボーナス役の入賞図柄(「赤7」)が昇格報知ライン及び入賞判定ラインに2つ並ぶようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、第2実施形態では、特別賞態様に内部当選した場合にのみ、演算処理にてスベリコマ数を決定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、常に、演算処理にてスベリコマ数を決定してもよい。
また、上述の実施形態では、ボーナス遊技終了後に続けて発生するRT状態のゲーム数により、ボーナス役(特別賞態様)の有利度合を異ならせていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、RT状態に替えて、内部当選した役を入賞させるための停止ボタンの押し順を報知するAT(アシストタイム)状態をボーナス遊技終了後に発生させることとし、そのAT状態のゲーム数をボーナス役の種類に応じて異なせることにより、ボーナス役(特別賞態様)の有利度合を異ならせてもよい。あるいは、スーパービッグボーナス役の入賞に伴うボーナス遊技における遊技メダルの払い出し可能枚数と、ノーマルビッグボーナス役の入賞に伴うボーナス遊技における遊技メダルの払い出し可能枚数とを異ならせることにより(例えば、スーパービッグボーナス遊技では465枚、ノーマルビッグボーナス遊技では365枚など)、ボーナス役(特別賞態様)の有利度合を異ならせてもよい。
また、上述の実施形態では、スーパービッグボーナス役、ノーマルビッグボーナス役、およびノーマルレギュラーボーナス役を特別賞態様としていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、回胴の停止制御を遊技者の停止操作タイミングのみに基づいて行うCT(チャレンジタイム)役を、特別賞態様としてもよい。この場合、CT役の入賞によって発生するCT遊技のゲーム数が異なる複数のCT役(スーパーCT役、ノーマルCT役など)を設けることにより、特別賞態様の有利度合を異ならせることができる。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の前面構造を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回胴の外周面に形成された図柄配列を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機の電気的構成を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機におけるメイン制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機における内部抽選処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る回胴式遊技機における演出パターン決定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る回胴式遊技機におけるリール停止制御処理を示すフローチャートである。 昇格報知ラインに昇格報知用の図柄を停止表示した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る回胴式遊技機におけるリール停止制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…回胴式遊技機、3…筐体、5…表示窓、7…操作パネル部、
9…遊技メダル払出口、11…演出表示部、13…回胴
15a…ランプ、15a…第1メダルラインランプ、
15b…第2メダルラインランプ、15c…第3メダルラインランプ、
17…遊技開始表示ランプ、20…スタートランプ、21…再遊技ランプ、
23a…ビッグボーナス告知ランプ、 25…遊技メダル投入ランプ、
29…払出枚数表示器、31…貯留枚数表示器、33…遊技メダル投入口、
35…枚投入ボタン、37…枚投入ボタン、41…スタートレバー(変動開始手段)、
43…停止ボタン(変動停止手段)、45…返却ボタン、47…受け皿部、
101…主制御基板、103…回胴基板、
105…副制御基板、107…中央表示ランプ基板、109…電源基板、
119…照明用基板、121…スピーカ、123…照明類、
125…左表示ランプ基板、127…右表示ランプ基板、
129…スタートレバーユニット、131…メダルセレクター、133…モータ、
135…回胴センサー基板、137…メダル払出装置。

Claims (2)

  1. 外周面に複数種の図柄が表示された複数個の回胴を有し、前記複数個の回胴を回転させることにより、前記図柄を表示窓内で変動表示させるとともに、前記回胴の回転を停止させることにより、前記表示窓の上段若しくは下段に水平方向に設定された昇格報知ライン、又は前記表示窓の中央部を通るように設定された入賞判定ラインに所定の図柄組合せを停止表示させる可変図柄表示手段と、
    遊技者の操作に基づいて、前記回胴を回転させる回転開始信号を発する変動開始手段と、
    遊技者の操作に基づいて、前記回胴を停止させる回転停止信号を発する変動停止手段と、
    第1賞態様と、前記第1賞態様よりも遊技者に有利な第2賞態様と、前記第2賞態様よりも遊技者に有利な第3賞態様を含む複数の賞態様のいずれかを抽選する賞態様抽選手段と、
    前記賞態様抽選手段による抽選で当選した賞態様の種類と、前記回転停止信号が発せられたタイミングとに基づいて、前記可変図柄表示手段を制御するリール停止制御手段と
    を備え
    前記リール停止制御手段は、
    前記賞態様抽選手段による抽選で当選した賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記入賞判定ラインに停止表示させることが不可能であるときに、該当選した賞態様の種類に応じた所定の昇格報知用停止処理を行うものであって、
    前記賞態様抽選手段による抽選で前記第2賞態様に当選し場合であって、前記回転停止信号が発せられたタイミングでは、前記第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記入賞判定ラインに停止表示させることが不可能であるときに、前記第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記昇格報知ラインに停止表示させる第1の昇格報知用停止処理を行い、
    前記賞態様抽選手段による抽選で前記第3賞態様に当選した場合であって、前記回転停止信号が発せられたタイミングでは、前記第3賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記入賞判定ラインに停止表示させることが不可能であるときに、前記第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せ又は前記第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記昇格報知ラインに停止表示させる第2の昇格報知用停止処理を行うことを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 前記リール停止制御手段は、
    前記第1の昇格報知用停止処理として、前記第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記昇格報知ラインに停止表示させることが可能であるか否かを判断し、可能であると判断した場合には、前記第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記昇格報知ラインに停止表示させる処理を行い、可能でないと判断した場合には、前記昇格報知ラインにいずれの前記賞態様の入賞を成立させる図柄組合せも停止表示させない処理を行い、
    前記第2の昇格報知用停止処理として、前記第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せと前記第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せのいずれかを前記昇格報知ラインに停止表示させることが可能であるか否かを判断し、前記第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せの停止表示が可能であると判断した場合には、前記第1賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記昇格報知ラインに停止表示させる処理を行い、前記第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せの停止表示が可能であると判断した場合には、前記第2賞態様の入賞を成立させる図柄組合せを前記昇格報知ラインに停止表示させる処理を行い、いずれの図柄組合せの停止表示も可能でないと判断した場合には、前記昇格報知ラインにいずれの前記賞態様の入賞を成立させる図柄組合せも停止表示させない処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
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