JP7236141B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば、中段チェリー、強スイカ等のレア小役が当せんすると、表示画面が昼の通常画面や夕方画面から夜の画面に切り替わるよう制御され、中段チェリー役の当せんを契機にしてフリーズ抽せんが行われる。当せんするとフリーズ発生となり、最低でも裏ストック個数及び放出ストック個数が当せんして、フリーズ演出後に疑似ボーナスが直ちに放出される。このとき、実ボーナス待機中(内部中)において、中段チェリー役が内部当せんしてもフリーズ抽せんを行わないように制御される。また、チェリー図柄を上段又は下段に停止するように停止制御を変更して、中段チェリー役を2連チェリー役又は3連チェリー役として表示制御される。このような制御により、レア小役として最高の中段チェリー役を隠すことで、遊技者に引き損感を与えないで済むという効果を奏するとされている。
また、MB(ミドルボーナス)とは、特定の出目入賞で発生ないし作動し、次のゲーム(遊技)では必ず(あるいは高確率で)何らかの小役が入賞する、通常のボーナスゲームと比較すると払い出しの少ないミニボーナスゲームである。典型的には、遊技媒体等の規定枚数の払い出しによって終了する(あるいは、ボーナス成立で終了する場合もある)。あるいは、特定役成立によって作動し規定枚数の払い出し又はボーナス役成立によって終了する有利状態ということもできる。
CB(チャレンジボーナス)もMBと同種のミニボーナスである。
また、突起して設けられた卓の前面には、スタートレバー107、1BETボタン108、精算ボタン109、第1回転リール停止ボタン110、第2回転リール停止ボタン111、第3回転リール停止ボタン112が配置されている。また、前面扉102の下部には、遊技媒体(メダル)の払出口を備えた遊技媒体(メダル)トレイ115が取り付けられている。
また、ディスプレイ部1021の左右の任意の位置にスピーカ部と照明部とを備えることができる。ディスプレイ部1021、スピーカ部、及び照明部によって、遊技の演出効果を高めることができる。
図2(B)は、卓の上面に配置されたステータス表示部201の拡大図である。
また、このセレクトスイッチ3013は、設定変更不可状態(鍵穴が「OFF」の位置にある状態)においては、遊技機に生じたエラー状態を解除するためのエラー解除スイッチとして機能させることもできる。
メイン制御基板41は、一種のボードコンピュータであり、演算処理、遊技機100のデバイス制御等を行うCPU411と、プログラムの作業領域としてデータの一時的な記憶等を行う書き換え可能なRAM412と、遊技機100の制御プログラム及び遊技抽せん処理用の抽せんテーブル等を記憶したROM413と、データ通信バス等の制御を行う制御部414と、ボタンやスイッチ等からの入力や各種LED等への出力、及び回転リールユニット等の駆動を行う入出力部415とを備えている。
また、セレクター部457のソレノイドは、例えば、規定枚数のメダルが投入されたとき、或いは、スタートレバー107が操作されたとき、メダルを投入しても、メダルが返却されるように作動してメダルが投入されないように機能する。
このようにして、後述する抽せん処理の結果に基づく図柄の表示を制御することができる。
遊技機100における抽せん処理は、一例として、スタートレバーの操作時にメイン制御基板41のROM413に格納されているプログラム及びテーブルに基づいて実行される。ROM413には、抽せん処理プログラムの他、当せん確率テーブル、シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等が格納されている。当せん確率テーブルは、乱数発生部(不図示)で発生させる乱数を区分して、各種当せん及び「当せんなし(外れ)」に対応付けられて記憶している。発生させた乱数データと当せん確率テーブル等とを参照することにより遊技に対する各種当せんあるいは外れが決定される。
本発明の一実施形態における遊技機は、上述のとおりの基本動作を行うが、図5を参照して、本発明の基本動作としての遊技状態の制御例を説明する。
以下では、通常区間502と有利区間501との遷移条件等について詳述する。
通常区間502では、遊技(スタートレバー操作によるメイン基板での抽せん)によって小役やレア役やチャンス役を引き当てたりボーナスを引き当てたりすることができる。
有利区間501では、「AT(アシストタイム)」や「ART(アシストリプレイタイム)」等の指示機能に関わる遊技であって遊技者にとって有利な遊技の他、通常区間502と同様に「BB(ビックボーナス)」、「RB(レギュラーボーナス)」といった遊技者にとって有利な遊技を行わせることができる。
なお、本発明の一実施形態においては、有利区間501における遊技者にとって有利な遊技という意味で、「AT(アシストタイム)」や「ART(アシストリプレイタイム)」等の指示機能に関わる遊技であって遊技者にとって有利な遊技をボーナス遊技と位置付けることもできる。
かかるボーナス遊技では、遊技媒体の所定の払い出し枚数を払い出すなどの所定の条件をクリアするなどして終了する。
通常区間502から有利区間501へは、一例として、遊技ごとに実施される有利区間501への移行抽せんに当せんすると移行させるように制御することができる。
有利区間501から通常区間502へは、一例として、予め定められた所定ゲーム数CZ_MAX_G(一例として、1500G)の消化によって移行するように制御することができる。あるいは、差枚数MY(差枚数が最も減少した時点を基点した場合のこの基点からの差枚数をいう)が一例として2400枚を超えた時点で通常区間502へ移行するよう制御することもできる。その他、有利区間501中に実施される指示機能に関わる遊技が出玉に影響する場合には、上記以外の任意の条件で通常区間502へ移行するように制御することもできる。
次に、本発明の一実施形態にかかる遊技機における例示的な遊技状態遷移を取り上げ、図6を参照しながら具体的に説明する。図6は、本発明の一実施形態にかかる遊技機の遊技状態の状態遷移を例示している。本発明の一実施形態において、状態遷移600は、遊技機の遊技状態をあらわすST602~ST612までの各遊技状態を含む。一実施形態において、ST601から遊技をスタートさせると、ST602へ進む。ST602は一般中の遊技状態(一般遊技状態)を表す。一実施形態においては、遊技ごとに抽せんが実施され、所定の条件によりBBが当せんするとST603へ進む。ST603はBB内部中の遊技状態を表す。引き続き、遊技ごとに抽せんが実施され、所定の条件によりBB入賞するとST604へ進む。ST604はBB一般中の遊技状態を表す。
以下、一実施形態において、ST604~ST612はBB中であり、有利状態(有利区間での遊技)とされる。
本発明の一実施形態における特徴は、ST604でのRB当せんに際し、複数種のRB内部中(図6においては、例示的にST605~ST608の4種)に振り分けがなされることである。
(1)RB1内部中(ST605)
第1のRB内部中状態である。本発明の一実施形態にかかるRB1内部中状態においては、特定の図柄(ここでは、チェリー図柄)がレア役変更の対象とされる。発明の理解の便宜上、RB1内部中を「チェリー確変」遊技状態というものとする。
(2)RB2内部中(ST606)
第2のRB内部中状態である。本発明の一実施形態にかかるRB2内部中状態においては、特定の図柄(ここでは、スイカ図柄)がレア役変更の対象とされる。発明の理解の便宜上、RB2内部中を「スイカ確変」遊技状態というものとする。
(3)RB3内部中(ST607)
第3のRB内部中状態である。本発明の一実施形態にかかるRB3内部中状態においては、特定の図柄(ここでは、チャンス目図柄)がレア役変更の対象とされる。発明の理解の便宜上、RB3内部中を「チャンス目確変」遊技状態というものとする。
(4)RB4内部中(ST608)
第4のRB内部中状態である。本発明の一実施形態にかかるRB4内部中状態においては、レア役変更の対象図柄は存在しない。発明の理解の便宜上、RB4内部中を「確変なし」遊技状態というものとする。
なお、上記複数種のボーナス内部中状態は、4状態に限定されるものではなく、2以上であればよい。
本発明の一実施形態においては、ハズレ停止図柄(以下、単に「ハズレ図柄」ということもある。)であってもレア役に変更(変換ないし昇格)させるよう制御することが特徴となっている。そのため、一実施形態においては、本来の当たり図柄(例えば、赤チェリー)ではないハズレ図柄(青チェリー)が用意されており、このハズレ図柄が所定位置(例えば、左リール下段)に停止制御することで、レア役変更(変換ないし昇格)させるよう制御される。
また、本来のチャンス目図柄に対しても、同様のカテゴリの図柄で色違いのものをレア役変更対象の図柄として割り当て、これが所定位置に停止した場合にはレア役変更処理される。
本発明の他の実施形態においては、上述のようは赤チェリー及び青チェリーのような同じカテゴリの色違いの図柄を用意せずに、本来の図柄(赤チェリー)のみで、他のリールに停止する図柄を変えることで、当該図柄を本来の当たり図柄の組み合わせ以外のレア役変更対象図柄に設定することもできる。
例えば、正規のチェリー(1枚役)入賞図柄が、「左リール下段に赤チェリー」、「中リール中段にリプレイ」、「右リール中段にベル」となる停止図柄であった場合に、「左リール下段に赤チェリー」、「中リール中段にスイカ」、「右リール中段にスイカ」となる停止図柄をレア役変更処理対象図柄とするなどである。
本発明の一実施形態においては、上述のレア役変更対象となった場合にさらに実施される処理として、次のような処理がある。
(1)AT抽せん処理
(2)上乗せ抽せん処理
(3)低確率テーブルから高確率テーブルへの切り替え抽せん処理(一例として、遊技者にとってより有利な確率を含む抽せんテーブルへの移行抽せんが挙げられる)
レア役変更対象図柄となった場合に上述のような処理(1)~(3)のいずれか1つがさらに実施されることによって、例えば、AT遊技中にかかるハズレ図柄によるレア役変更処理があると、遊技者にとってはストレスとならず、むしろ興趣あるものになるという効果を奏する。
本発明の他の実施形態においては、レア役変更処理対象となるハズレ図柄(チェリー(ハズレ)、スイカ(ハズレ)、及びチャンス目(ハズレ))に対する処理について、差をつけるようにしてもよい。例えば、図8(A)における「6.6分の1」という抽せん確率そのものを異ならしめたり(一例として、チャンス目(ハズレ)>スイカ(ハズレ)>チェリー(ハズレ)となるように調整される)、レア役変更処理後の抽せん確率を異ならしめたりするなどである(一例として、有利な抽せんが実施される順位として、チャンス目(ハズレ)>スイカ(ハズレ)>チェリー(ハズレ)となるように調整するなど)。
101 筐体
102 前面扉
103 表示窓
105 メダル投入口
107 スタートレバー
108 1BETボタン
109 精算ボタン
115 メダルトレイ(受皿)
41 メイン制御基板
412 RAM(不揮発性記憶装置)
42 サブ制御基板
43 回転リールユニット
431 第1回転リール駆動部
432 第2回転リール駆動部
433 第3回転リール駆動部
434 第1回転リール位置センサ
435 第2回転リール位置センサ
436 第3回転リール位置センサ
44 ホッパーユニット
454 第1回転リール停止ボタン
455 第2回転リール停止ボタン
456 第3回転リール停止ボタン
47 電源部
Claims (1)
- メイン制御基板を有する遊技機であって、
前記メイン制御基板は、少なくとも遊技ごとに実施される抽せん処理を実施するとともに、前記抽せん処理結果に基づいた、少なくとも2つの遊技状態間の状態遷移制御を行うものであり、
前記2つの遊技状態のうち、より有利な遊技状態で実施される遊技の抽せんにおいて複数種のボーナスのうちいずれかに内部当せんしたとき、当該当せんを契機として複数種のボーナスに対応する複数種のボーナス内部中遊技状態のいずれかへ遊技状態を遷移させ、前記複数種のボーナス内部中遊技状態は少なくとも2以上あり、前記2以上のボーナス内部中遊技状態では、それぞれ異なる非当せん図柄が所定の図柄停止条件により成立する成立役の変更のための図柄として設定されており、前記2以上のボーナス内部中遊技状態において前記非当せん図柄を引くと、遊技者にとって有利な抽せん処理がさらに実施され、かつ、前記所定の図柄停止条件により成立する成立役の変更が実施される
ことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
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