JP2022075876A - 遊技機 - Google Patents

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Hiroshi Mori
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Takumi Nishi
治男 山村
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寿也 毛利
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Abstract

【課題】 遊技機に対する興趣を向上させること。【解決手段】遊技の進行に関する制御を行う制御基板を有する遊技機であって、前記制御基板は、2以上の設定値の中からいずれかの設定値を設定する設定部を備え、さらに、前記遊技機は、前記遊技の進行に影響を与えない遊技上の指示機能を備えており、前記制御基板は、遊技者が前記指示機能による指示ゲーションに従って前記遊技機を操作させた場合に、前記設定値に応じた示唆演出を行うことを特徴とする。【選択図】 図6B

Description

本発明は、広く遊技機の制御技術に関し、より詳細には、回胴装置を備えるスロットマ
シンやぱちんこ等の遊技機における遊技状態を制御する制御技術に関する。
従来、回胴式遊技機(スロットマシン)等の遊技機(以下、「遊技機」と総称する)に
おいては、遊技中にレア役を引き当ててレア役図柄を成立させたことによる高確率遊技モ
ードへの移行、大当たりを引き当てて大当たり図柄を成立させたことによるボーナスゲー
ムへの移行、あるいは、所定ゲームを行うか所定の払い出しを受けるなどしてボーナスゲ
ームを消化したことによる通常ゲームへの移行など、遊技中の所定の契機により遊技状態
を変化させ遊技に対する興趣を向上させ、さらには、押し順ナビやAT、ARTといった
ナビゲーション制御によって遊技の興趣を一層向上させるように多くの創意工夫がなされ
てきた。
また、こうした遊技機には、従来個体ごとに当せん確率を変更する設定変更機能が備わ
っており、低設定の遊技機では当せん確率が低く、高設定の遊技機では当せん確率が高く
なるように構成されている。典型的には設定1~6(設定1が最も当せん確率が低く、設
定6が最も当せん確率が高いものとされる)の間での設定変更が可能とされてきた。そし
て、遊技者にとっては、これから自らが遊技しようとしている遊技機の設定値は最も関心
の高いところであり、これまで、遊技機の設定に関する示唆を行う工夫がなされてきた。
例えば、遊技者にとって有利なモードが選択されていない場合であっても、遊技を継続
する意欲を持たせることが可能な遊技機が提案されている(特許文献1)。
すなわち、特許文献1には、判定手段により所定の図柄の組み合わせが表示されたと判
定された場合、若しくは遊技数計数手段により計数された遊技数が最大規定遊技数規定手
段に定められた所定の遊技数に達することを契機として、不利遊技状態から有利遊技状態
へ移行させる制御が行われ、選択されている遊技数解除モードが、他のモードよりも最大
規定遊技数が多いモードである場合に、最大規定遊技数の少ない他のモードの最大規定遊
技数に達した後に設定示唆演出を実行する遊技機が開示されている。このような遊技機に
よれば、遊技者にとって有利なモードが選択されていない場合であっても、最大規定遊技
数に到達するまでは遊技を継続する意欲を持たせることが可能となるというものである。
また、従来にはなかった態様で設定値を示唆できる遊技機が提案されている(特許文献
2)。
すなわち、特許文献2には、遊技媒体を投入して遊技を行い、遊技結果に応じて前記遊
技媒体の払い出しが行われるとともに、前記遊技媒体の投入総数に対する払出総数の割合
を示す出玉率が複数段階設けられ、前記複数段階の出玉率のそれぞれに対応付けされた複
数の設定値のいずれかで遊技が行われる遊技機において、前記払出総数から、前記投入総
数を減算した獲得総数をカウントする獲得総数カウント手段と、所定の遊技状態へ移行し
てからの前記獲得総数が、所定数に達した場合に、演出装置を制御して前記設定値を示唆
する設定示唆演出を実行させる演出制御手段と、を備えたことを特徴とする遊技機が開示
されている。
一方で、近年、大別して「通常区間」「有利区間」「待機区間」という3つの遊技状態
区間を管理制御する新しいタイプの遊技機が広まりつつある。
その要旨を概説すると、通常区間は、指示機能(押し順ナビ等のナビゲーション機能)
に関わる遊技を行わせることができない(つまり、許可しない)区間として位置付けられ
、有利区間は、指示機能に関わる遊技を行わせることができる(つまり、許可する)区間
として位置付けられる。そして、待機区間は、通常区間内において内部当せん中(であっ
て入賞は未確定)である区間とされている。
通常区間では、ナビ抽せんは行えないが、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナ
ス(RB)などのボーナス抽せんは行うことができ、併せて、前記ボーナス抽せんの内部
当せん中及びボーナス消化区間以外の遊技では有利区間への移行抽せんが行われる(この
場合、遊技機個体ごとに設定可能な設定による差異を設けることはできず、いわゆる全設
定共通のくじによる抽せんが行われる。通常区間から有利区間への移行抽せんの当せん確
率は、ゼロである場合を除き17500分の1以上に設定される。
また、有利区間では押し順ナビが行われるほか、当区間の少なくとも一部をチャンゾー
ン(CZ)に設定したり、当区間においてART抽せん等を実施することができる(逆に
、これらを一部又は全部を実施しないという選択枝もある)。
ここで、ART抽せんとは、特定役図柄を入賞させることをアシストする有利状態を発
生させるための抽せんということができる。
また、有利区間中におけるART抽せん、ART関連のモード移行抽せん、上乗せ抽せ
ん(つまり、ARTに関わる抽せん)には、遊技機個体ごとに設定可能な設定による差異
を設けることはできず、いわゆる全設定共通のくじによる抽せんが行われる。さらに、当
区間には継続可能なゲーム数の上限(一例として、1500G)が設定されるほか、当区
間の終了条件としては、かかるゲーム数の上限(リミッター)の他、一部の制約を除く任
意の条件を採用することができる。そして、有利区間が終了すると指示機能に関わるフラ
グ等は全てリセットされるものとされている。
特開2016-36508号公報 特開2017-79924号公報
しかしながら、従来の遊技機では、いわゆるART終了時に遊技者に対して何らかの設
定示唆演出が行われたとしても、それは遊技機固有のテーブル(不変のテーブル)に従っ
たものであり、遊技機の遊技操作それ自体に応答した示唆を行うといった観点では改善の
余地がある。特に、遊技機のリプレイ操作や操作履歴に着目した示唆を行うことができれ
ば、遊技者の技量に基づいた遊技に対する興趣を適度に向上させることができる。
そこで、本発明の一実施形態にかかる遊技機は、遊技の進行に関する制御を行うメイン
制御基板と、所定の演出に関する制御を行うサブ制御基板とを有する遊技機であって、前
記メイン制御基板は、2以上の設定値の中からいずれかの設定値を設定する設定部を備え
、前記サブ制御基板は、前記設定値ごとの示唆演出を行うための設定示唆演出テーブルを
記憶する記憶部を備え、さらに、前記遊技機は、遊技上の指示機能に関わる当せん役を備
えており、前記指示機能に関わる当せん役には、(1)押し順ナビに従って回転リール停
止ボタンを停止させることで出玉に影響がある第1のリプレイ役と、(2)押し順ナビに
従って回転リール停止ボタンを停止させることで出玉に影響がある第2のリプレイ役とが
あり、前記メイン制御基板は、前記第2のリプレイ役に当せんして遊技者が前記押し順ナ
ビに従って回転リール停止ボタンを停止させた場合に前記サブ制御基板へ所定の信号を送
信し、前記サブ制御基板は、前記所定の信号を受信することによって前記設定示唆演出テ
ーブルに設定されている前記設定値ごとの示唆演出を行うことを特徴とする。
本発明にかかる遊技機等によれば、遊技機の遊技操作に応じて設定に関する示唆を遊技
者に伝えることができ、遊技に対する興趣を適度に向上させることができるという効果を
奏する。
本発明の一実施形態における遊技機の外観を説明する説明図である。 本発明の一実施形態における遊技機の外観を説明する説明図である。 本発明の一実施形態における遊技機の内部構造及び電源ボックスの様子を説明する説明図である。 本発明の一実施形態における遊技機の機能ブロックを説明する説明図である。 本発明の一実施形態における遊技機の遊技状態の制御例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態における遊技機の制御フローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態における遊技機の制御フローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態における遊技機の回転リール図柄の配置例等を説明する説明図である。 本発明の一実施形態における遊技機の設定示唆演出を行うための設定テーブルを例示的に説明する説明図である。
本発明にかかる遊技機等を実施するための形態について、図面を参照しながら詳述する
。なお、「回胴」を「回転リール」とも呼ぶこととする。
図1に、本発明の一実施形態における遊技機の外観を示す。図1(A)は、遊技機の正
面図であり、図1(B)は、遊技機の右側面図である。
図1(A)及び(B)に示すように、遊技機100は、その機構上大きく分けると、前
面が開口した筐体101と、筐体101の開口面にヒンジ等によって開閉可能に取り付け
られた前面扉102とを備えている。前面扉102の前面部分には、後述するように遊技
者が遊技を行うためのボタン類や表示部等が配置されている。
遊技機100の前面に位置する前面扉102の上部には、ディスプレイ部1021と、
照明部と、スピーカ部とが配置されている。また、前面扉102の中段には、表示窓10
3が設けられている。遊技者は、この表示窓103から筐体101の内部に収納されてい
る複数の回転リールの外周面を目視することができる。
回転リールは、より詳細には、それぞれが回転可能に設けられている第1回転リール1
041と第2回転リール1042と第3回転リール1043とからなり、各リールの外周
面には、所定の複数の図柄が付されている。遊技者は、表示窓103から第1回転リール
1041、第2回転リール1042、及び第3回転リール1043の各外周面に付された
縦3個の図柄を見ることができ、第1回転リールから第3回転リールまでの縦3個ずつ計
9個の図柄を視認することができるようになっている。なお、表示窓103には、縦4個
以上の図柄を見せるように構成することもできる。
前面扉102の中段に位置し、前面に突出して設けられた卓の上面には、遊技媒体(メ
ダル)投入口105と、MAXBETボタン106と、ステータス表示部(図1において
不図示)とが配置されている。
また、突起して設けられた卓の前面には、スタートレバー107、1BETボタン10
8、精算ボタン109、第1回転リール停止ボタン110、第2回転リール停止ボタン1
11、第3回転リール停止ボタン112が配置されている。また、前面扉102の下部に
は、遊技媒体(メダル)の払出口を備えた遊技媒体(メダル)トレイ115が取り付けら
れている。
前面扉102の上部中央に配置されたディスプレイ部1021は、典型的には、液晶デ
ィスプレイ(LCD)であり、遊技者への画像等による演出を表示や情報提示等を行う。
また、ディスプレイ部1021の左右の任意の位置にスピーカ部と照明部とを備えるこ
とができる。ディスプレイ部1021、スピーカ部、及び照明部によって、遊技の演出効
果を高めることができる。
筐体101内部に設けられている回転リールは、典型的には、上述の通り3個(第1回
転リール1041、第2回転リール1042、第3回転リール1043)で構成され、リ
ール状の形状に形成され、ステッピング(パルス)モータから成る回転リール駆動部によ
り、それぞれ回動自在に配置されている。回動中の回転リールは、第1回転リール停止ボ
タン110、第2回転リール停止ボタン111、第3回転リール停止ボタン112の押下
により、それぞれ独立して停止させることができる。また、各回転リール停止ボタンの内
部には、ランプが内蔵されており、回胴停止ボタンの操作が可能な状態になると、内蔵さ
れているランプが点灯する。また、回転リール停止ボタンが押下されたときには、ランプ
は消灯し(あるいは別の色に変わり)、回転リール停止ボタンの操作を受け付ないように
構成されている。
なお、回転リールの数は、3個を超える構成(例えば、4個)としても良い。
第1回転リール1041、第2回転リール1042、及び第3回転リール1043の図
柄を確認可能な表示窓には、遊技者が投入したメダルの枚数(ベット数)に応じて回転リ
ールの図柄が有効となる並びである有効ラインが設定されている。なお、メダルの枚数(
ベット数)はMAX(例えば、3枚)で固定され、このMAX値に対して有効ラインを固
定的に設定するものとしても良い。
後述する抽せん処理により決定した成立役、及び、それに対応する回転リールの図柄の
組み合わせは、予め規定されており、有効ライン上に所定の図柄の組み合わせが揃ったか
を判断して、図柄の組み合わせが有効ライン上に揃ったときに入賞と判定される。
前面扉102の中段に位置し、突出して設けられた卓の上面に設けられているメダル投
入口105は、遊技開始前に所定枚数のメダルを投入するためのものであり、メダル投入
口105にメダルを投入するか、BETボタン押下の後、スタートレバー107を操作す
ると、第1回転リール1041、第2回転リール1042、及び第3回転リール1043
が回動し、遊技が開始されて抽せんが行われる。
1BETボタン108は、遊技機100内部に貯留しているメダル1枚を自動的に投入
して、1枚のメダルを1回のゲームにベットするためのものである。1BETボタン10
8を押下することにより、メダル投入口105からメダルを1枚投入する必要がなくなる
。また、2枚のメダルをベットする場合には、1BETボタン108を2回押下する。3
枚のメダルを一度にベットする場合には、以下の、MAXBETボタン106を押下する
と便利である。
MAXBETボタン106は、遊技機100内部に貯留しているメダルを自動的に3枚
投入して、3枚のメダルを1回のゲームに対してベットするためのものである。このMA
XBETボタン106により、メダル投入口105から3枚のメダルを投入したり、1B
ETボタン108を3回押下したりする必要はなくなる。
精算ボタン109は、内部貯留(クレジット)されたメダルをメダル払出口からメダル
トレイ115に払い出して精算するためのものである。
図2に、前面扉102の中段に位置し、前面に突出して設けられた卓の上面の外観を示
す。図2(A)は、卓の上面を含む遊技機100の上面図であり、卓の上面にメダル投入
口105とMAXBETボタン106とステータス表示部201とが配置されている様子
が分かる。
図2(B)は、卓の上面に配置されたステータス表示部201の拡大図である。
図2(B)において、ステータス表示部201は、メダルの枚数等を数字で表示する複
数の7セグLED、及び、遊技機100の使用状態等を遊技者に知らせる各種LEDが設
けられている。
メダルの投入枚数LED2011は、現時点でベットされているメダル数が表示される
。一例として、1枚のメダルがベットされているときには、「1BET」LEDが点灯し
、2枚目のメダルがベットされたときには、「2BET」LEDが更に点灯し、3枚目の
メダルがベットされたときには、「3BET」LEDが更に点灯する。
投入可能LED2012は、現在メダルの投入が可能であることを示すLEDである。
ウエイトLED2013は、現在メダルの投入ができないことを示すLEDである。スタ
ートLED2014は、現在遊技が開始されていることを示すLEDである。再遊技LE
D2015は、再遊技であることを示すLEDである。
払出枚数表示7セグLED2016は、入賞時の払出し枚数を表示する。一例として、
実際にメダルが払い出されるたびに総払出し枚数から逆算して表示することができる。
貯留メダル数表示7セグLED2017は、現在貯留中のメダルの枚数を表示するLE
Dである。
図3に、本発明の一実施形態における遊技機の内部構造及び電源ボックスの様子を示す
。本発明は、この構成に限定されるものではないが、図3(A)に示す通り、遊技機10
0の前面内部の電源ボックス301には、電源スイッチ3011の他に、当せん確率を変
更する設定キー3012及びセレクトスイッチ3013が配置されている。
図3(B)は、図3(A)の設定キー3012の拡大図である。設定キー3012は、
シリンダー部3012aと鍵穴部3012bとからなる。当せん確率の設定値を変更する
場合には、まず、鍵穴部3012bに鍵(操作キー)を挿入してOFFの位置からONの
位置へ回転させて設定変更状態にし、セレクトスイッチ3013を押下して設定値をイン
クリメントする。最高設定値の次は、再び最低設定値に戻る。一例として、6段階の設定
値が用意されている遊技機の場合は、「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」
→「1」→「2」→・・・というように変更する。なお、セレクトスイッチによって順次
変更される設定値は、一例として、払出枚数表示7セグLED2016に逐次表示させて
確認できるように構成することができる。
また、このセレクトスイッチ3013は、設定変更不可状態(鍵穴が「OFF」の位置
にある状態)においては、遊技機に生じたエラー状態を解除するためのエラー解除スイッ
チとして機能させることもできる。
図4に、本発明の一実施形態における遊技機の機能ブロックを説明する。後述する遊技
機100の一連の特徴的動作は、以下に説明するハードウェアの個々の動作、及びこれら
のハードウェアとソフトウェアとの協調動作によって実現されている。
遊技機は、一実施形態における制御構成として、配線(ハーネス)を介して接続された
メイン制御基板41とサブ制御基板42とからなり、筐体101内部に収納されている。
メイン制御基板41は、一種のボードコンピュータであり、演算処理、遊技機100の
デバイス制御等を行うCPU411と、プログラムの作業領域としてデータの一時的な記
憶等を行う書き換え可能なRAM412と、遊技機100の制御プログラム及び遊技抽せ
ん処理用の抽せんテーブル等を記憶したROM413と、データ通信バス等の制御を行う
制御部414と、ボタンやスイッチ等からの入力や各種LED等への出力、及び回転リー
ルユニット等の駆動を行う入出力部415とを備えている。
メイン制御基板41の主な機能は、抽せん処理、回転リールの制御、遊技ステータス(
遊技状態)表示等を行うことであり、遊技機に関する規則及び規格等に基づいた処理動作
を行うように設計されている。
サブ制御基板42は、一種のボードコンピュータであり、演算処理、ディスプレイ部4
81の制御等を行うCPU421と、プログラムの作業領域としてデータの一時的な記憶
等を行う書き換え可能なRAM422と、ディスプレイ部481、照明部482、スピー
カ部483の制御を行うプログラム及び各種データを記憶したROM423と、データ通
信バス等の制御を行う制御部424と、照明等の駆動を行う入出力部425と、ディスプ
レイ部481の駆動を行うディスプレイ駆動部426と、スピーカ482から音声や効果
音等を発生させるための音源を格納した音源IC427とを備えている。
サブ制御基板42の主な機能は、メイン制御基板で判定された抽せん結果に基づく演出
等である。具体的には、サブ制御基板42のROM423には、ディスプレイ481、照
明部482、及びスピーカ部483によって様々な演出を行うための画像データ等からな
る演出データも格納されており、メイン制御基板41から出力される信号によって、RO
M内部に格納されている演出データから演出内容を決定して、演出内容に基づいて、ディ
スプレイ部481、照明部482、及びスピーカ部483の駆動処理を行う。
上述したような、ディスプレイ部481、照明部482、及びスピーカ部483によっ
てなされる演出は、コンピュータプログラムとしてROM423等に記憶されており、C
PU421によって、適宜、RAM422等へ呼び出され実行されることにより実現され
る。
次に、メイン制御基板41の入出力系統について説明する。図4に示すように、まず、
メイン制御基板41は、入出力部415を介して、BETボタン451(1BETボタン
及びMAXBETボタンを含む)、精算ボタン452、スタートレバー453、第1回転
リール停止ボタン454、第2回転リール停止ボタン455、第3回転リール停止ボタン
456の押下を読み出し可能に構成されている。
また、メイン制御基板41には、入出力部415を介して、ステータス表示部46のウ
エイトLED461、投入可能LED462、再遊技LED463、スタートLED46
4、投入枚数LED465、払出枚数7セグLED466、貯留メダル数7セグLED4
67が接続されており、各種LEDの点灯制御、各表示器に出力するべき数字の表示制御
を行うように構成されている。
また、セレクター部457は、図示しない投入センサとソレノイドとを含み、メダル投
入口105内に設けられている投入センサからの信号を、入出力部415を介して読み出
し、投入されたメダルの真贋等のチェックを行う。
また、セレクター部457のソレノイドは、例えば、規定枚数のメダルが投入されたと
き、或いは、スタートレバー107が操作されたとき、メダルを投入しても、メダルが返
却されるように作動してメダルが投入されないように機能する。
電源ボックス47の設定キー471は、遊技中の抽せんにおける抽せんテーブルの各役
の当せん確率に段階を設けて、設定毎の出玉率を変更する機能を有する。当せん確率の設
定は、一例として6段階の設定が可能となっている。メイン制御基板41は、入出力部4
15を介して設定キー471によって設定された設定値を管理することが可能となってい
る。より具体的には、設定キーをONにすることでメイン制御基板が設定変更可能モード
となり、セレクトスイッチ472が押下されることによりメイン制御基板に押下された信
号が送られ、メイン制御基板において管理されている設定値がインクリメント(又はデク
リメント)される。電源ボックス47のセレクトスイッチ472は、設定キー471によ
って設定可能(設定ON)状態にした場合に設定値を順送り(又は逆送り)に変更するた
めのスイッチであり、設定不可(OFF)状態では、遊技機にエラー等が発生した場合に
メイン制御基板41のCPU411等の初期化を行うことができる。電源スイッチ473
は、遊技機に電力を供給するためものである。
回転リールユニット43は、第1回転リール1041、第2回転リール1042、及び
第3回転リール1043をそれぞれ回転させるためのステッピングモータを備えた第1回
転リール駆動部431、第2回転リール駆動部432、第3回転リール駆動部433を有
し、各回転リールを独立して回転及び/又は停止するよう制御可能である。また、各回転
リールの回転中の位置を検出するための第1回転リール位置センサ434、第2回転リー
ル位置センサ435及び第3回転リール位置センサ436、並びに、それぞれのセンサに
対応するインデックス(図4において不図示)が設けられている。
例えば、回転中の第1回転リールの所定の位置を第1回転リール位置センサ434で検
出し、第1回転リール位置センサ434により検出した第1回転リールの所定の位置(イ
ンデックスの位置)からステッピングモータを駆動したパルス数をカウントすることによ
り、第1回リールの位置情報を取得ことができる。同様に、第2回転リール及び第3回転
リールについても、第2回転リール位置センサ435及び第3回転リール位置センサ43
6によりそれぞれの回転リールの位置情報を得ることができる。
このようにして、後述する抽せん処理の結果に基づく図柄の表示を制御することができ
る。
ホッパーユニット44は、入賞時にメダルを払い出すためのものであり、図示しないが
ホッパー駆動部と払出しセンサによって所定の枚数のメダルが払い出される。
この他、外部中継端子(図4において不図示)が設けられ、メイン制御基板41と外部
に設けられている遊技データを表示するためのデータランプ(図4において不図示)とを
接続し、メイン制御基板41からの信号をデータランプへ送信するための端子としての機
能を果たす。
また、本発明の実施に必要なプログラムないしソフトウェアは、通常、ROM413、
423等のメモリにインストールないし格納され、プログラムないしソフトウェアの実行
時には、必要に応じてRAM412、422等のメモリにその全部又は一部のソフトウェ
アモジュールとして読み出され、CPU411、421において演算実行される。
なお、演算実行は必ずCPU等の中央処理部で行われる必要はなく、図示しないディジ
タルシグナルプロセッサ(DSP)等の補助演算装置を採用することもできる。
[抽せん処理]
遊技機100における抽せん処理は、一例として、スタートレバーの操作時にメイン制
御基板41のROM413に格納されているプログラム及びテーブルに基づいて実行され
る。ROM413には、抽せん処理プログラムの他、当せん確率テーブル、シンボルテー
ブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等が格納されている。当せん確率テーブルは、乱
数発生部(不図示)で発生させる乱数を区分して、各種当せん及び「当せんなし(外れ)
」に対応付けられて記憶している。発生させた乱数データと当せん確率テーブル等とを参
照することにより遊技に対する各種当せんあるいは外れが決定される。
このとき、抽せん処理の結果が外れの場合は、所定の図柄が揃わないように制御された
り、逆に、抽せん処理の結果が当せんの場合は、停止ボタンが所定のタイミングで押下さ
れることなどを条件に所定の図柄が揃うように制御されたりする場合もある。これらの制
御を、「スベリ制御」あるいは「引き込み制御」と呼ぶ。一例として、「停止ボタンを押
下した後0.19秒以内にリールを停止させること」といった規則がある場合には、リー
ルの回転速度から逆算してスベリが可能となるコマ数(図柄の数)が決定される。そして
、各種当せん後、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
[本発明の基本概念(遊技状態の制御)]
本発明の一実施形態における遊技機は、上述のとおりの基本動作を行うが、図5を参照
して、本発明の基本動作としての遊技状態の制御例を説明する。
図5に示されるように、本発明の一実施形態における遊技機の遊技状態(遊技ステータ
ス)は、大別して通常区間502と有利区間501と待機区間503とを有し、遊技の進
行によってこれらの遊技状態の制御が行われる。
なお、待機区間503は、通常区間502から有利区間501への移行時(移行途中)
に発生し、上述したとおり内部当せん中(であって入賞は未確定)の区間である。以下で
は、主に通常区間502と有利区間501との遷移条件等について詳述する。
通常区間502は、指示機能(一例として、押し順ナビ等のナビゲーション機能)に関
わる遊技を行わせることができない(つまり、許可しない)区間である。図1~図4を参
照して説明した本発明の一実施形態における遊技機の基本動作に沿って遊技が進められる
。後述する遷移条件(1)が満たされると、遊技状態は有利区間へ遷移する。
通常区間502では、遊技(スタートレバー操作によるメイン基板での抽せん)によっ
て小役やレア役やチャンス役を引き当てたりボーナスを引き当てたりすることができる。
ここで、ボーナスには、レギュラーボーナス(RB)やビッグボーナス(BB)などが
含まれ、遊技機個体ごとに設定可能な設定値に応じた当せん確率を採用することができる
有利区間501は、指示機能に関わる遊技を行わせることができる(つまり、許可する
)区間である。そして、後述する遷移条件(2)が満たされるとこの有利区間501から
通常区間502へ戻る。
有利区間501では、「AT(アシストタイム)」や「ART(アシストリプレイタイ
ム)」等の指示機能に関わる遊技であって遊技者にとって有利な遊技、「BB(ビックボ
ーナス)」、「RB(レギュラーボーナス)」といった遊技者にとって有利な遊技を行わ
せることができる。
なお、本発明の一実施形態においては、有利区間501における遊技者にとって有利な
遊技という意味で、「AT(アシストタイム)」や「ART(アシストリプレイタイム)
」等の指示機能に関わる遊技であって遊技者にとって有利な遊技をボーナス遊技と位置付
けることもできる。
かかるボーナス遊技では、遊技媒体の所定の払い出し枚数を払い出すなどの所定の条件
をクリアするなどして終了する。
次に、図5における各遊技区間(遊技状態)相互間の遷移条件について、詳述する。
(遷移条件(1))
通常区間502から有利区間501へは、一例として、遊技ごとに実施される有利区間
501への移行抽せんに当せんすると移行させるように制御することができる。
有利区間501への移行抽せんに当せんするケースには、特定のボーナスに当せんした
り、レア役を引き当てたりすることが挙げられる。レア役とは、「チェリー」役や「スイ
カ」役が所定の図柄組合せや位置等で停止することにより成立する成立役である。その図
柄組合せ等によって、「弱スイカ」「強スイカ」等といったレア役がある。一例として、
スタートレバー操作時にレア役に当せんさせ(必要に応じて、所定の図柄で停止させ)る
ことによってポイント等を積み重ねるなどして、通常区間502から有利区間501へと
移行させることができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではないが、「有利区間への移行抽せん」の当せ
ん確率については、遊技機個体ごとの設定値による設定差を設けさせないようにする(こ
の場合、全設定共通くじが使用される)。
(遷移条件(2))
有利区間501から通常区間502へは、一例として、予め定められた所定ゲーム数C
Z_MAX_G(一例として、1500G)の消化によって移行するように制御すること
ができる。その他、有利区間501中に実施される指示機能に関わる遊技が出玉に影響す
る場合には当該区間中にボーナス遊技もしくは1回以上の最大入賞ナビゲーション遊技を
実施することを前提に、任意の条件で通常区間502へ移行するように制御することもで
きる。
[本発明の特徴的制御]
次に、本発明の一実施形態にかかる遊技機における例示的な遊技フローを取り上げ、図
6Aを参照しながらさらに具体的に説明する。図6Aは、通常区間から有利区間へ移行後
にMBを作動させ、MBが終了するまでの抽せんに対する当せん率の変化を伴う動作フロ
ーを例示している。
なお、本発明はこれに限定されるものではないが、説明の便宜のため、図6A中の有利
区間は、MB内部当せんとともに開始されるものとする。
本発明の特徴的制御は、特に後述する図6Bのフローに表れている。
図6AのステップS601において、通常区間から有利区間へ移行した遊技中の遊技機
は、ステップS602において有利区間内での抽せん(ART抽せん)処理がなされる。
次に、ステップS606へ進み、前ステップでのART抽せんの結果が参照され、当せ
んしなかった(No)の場合は、ステップS607へ進み、当せんした(Yes)の場合
はステップS608へ進んでART処理が実施される。
ステップS607では、有利区間が終了したかどうかが判断され、Noの場合はステッ
プS602へ復帰するが、Yesの場合はステップS660へ進み、通常区間へ遷移する
ステップS609では、ART遊技モードでの遊技が終了したかどうか(一例として、
規定G数を消化したかどうかの基準が採用される)が判断され、Noの場合は適宜ゲーム
カウント数がインクリメント(またはデクリメントされ)ステップS608へ復帰するが
、Yesの場合はステップS660へ進む。
図6Bは、図6AのステップS608(ART処理)中の詳細フローである。本発明は
これに限定されるものではないが、ART処理以外の種々の有利状態において本発明の特
徴的制御を実行することができる。
図6BのステップS651において処理を開始すると、ステップS652へ進み、押し
順ナビ等の指示機能を行わせるゲーム数をカウントするためのカウンタをリセットする。
次に、ステップS653へ進み、ART終了条件が満たされるかどうかを判定(例えば
、終了フラグが立つとか、所定ゲーム数を消化したなどの判断基準が採用される)し、Y
esの場合はステップS662へ進んで本フローとしての処理を終了するが、Noの場合
はステップS654へ進む。
ステップS654では、抽せんを行うなどして1ゲームを進行させた結果、役に当せん
したかどうかが判断され、Yesの場合はステップS655へ進むが、Noの場合はステ
ップS660へ進む。
ステップS655では、役当せんが押し順リプレイであったかどうかが判断される(こ
の判断とステップS656以降の処理は、本発明の特徴的な部分の一つである)。
なお、「押し順リプレイ」とは、遊技機が遊技者に対して押し順に従って回転リール停
止ボタンを操作することを要求するいわゆる「押し順ナビ」を伴ったリプレイ遊技のこと
である。押し順ナビを伴わない通常のリプレイ(いわゆる「通常リプ」)はここには含ま
れない。
そして、ステップS655でNoの場合は、ステップS660へ進むが、Yesの場合
はステップS656へ進む。
ステップS660では、押し順リプレイ以外の役当せん(小役当せんや通常リプもここ
に含まれる)をした場合の処理や、ハズレであった場合の処理(演出処理など)が実施さ
れる。同ステップの詳細は、本発明の本質ではないので詳細を割愛する。同ステップの後
はステップS661へ進む。
[本発明の特徴]
ここで、本発明の一実施形態にかかる遊技機においては、リプレイにはさらに少なくと
も2種類のリプレイ役が用意されていることが特徴となっている。1つは、押し順ナビに
従って回転リール停止ボタンを停止させなければ成立しないリプレイであり(「押し順リ
プレイ」あるいは「押し順リプ」ともいう)、もう1つは、押し順ナビは行われるがナビ
に従って回転リール停止ボタンを停止させてもさせなくても成立するリプレイである。
ステップS656では、役当せんが押し順リプレイとリプレイの同時当せんであり、さ
らにこのリプレイが、押し順に従わなければ成立しないリプレイ(押し順リプレイ)か、
そうでないリプレイかが判断される。同ステップでYesの場合はステップS658へ進
み、Noの場合はステップS657へ進む。
ステップS658では、押し順ナビに従って遊技者が正しくボタン操作できたかどうか
が判断され、適宜処理がなされる(例えば、正しくボタン操作できた場合には役を成立さ
せるなど)。また、必要に応じて適宜演出処理がなされる。その後、ステップS661へ
進む。
一方、ステップS657においても、押し順ナビに従って遊技者が正しくボタン操作で
きたかどうかが判断され、同ステップでYesの場合はステップS659へ進み、Noの
場合はステップS661へ進む。
ステップS659は、押し順に従っても従わなくとも役を成立させる押し順ありリプレ
イ及びリプレイの同時当せん時において、押し順ナビに従って遊技者が正しくボタン操作
できた場合に到達する処理ステップである。同ステップでは、条件に応じて遊技者に対し
て遊技機の設定示唆演出を行う。
(ステップS659における「条件」)
同ステップにおける条件には、種々の条件を設定できるが、まず、図8を参照して後述
する設定テーブルに基づいた確率条件に従うことが挙げられる。つまり、遊技機がある設
定値に設定された場合、一例として図8に示されるような確率テーブルに従って設定示唆
演出を行うことで、いわば押し順に従っても従わなくても役を成立させる押し順あり特殊
リプレイにおいて、きちんと押し順ナビに従って遊技者が操作したことによる褒美のよう
な位置付けを与えることができ、遊技者の遊技に対する興趣を適度に向上させることがで
きる。
ステップS659を終えると、ステップS661へ進む。
あるいは、他の条件として、同じARTゲーム区間中にステップS657においてYe
sとなる回数をカウントしておき、所定回数以上になれば、つまり、押し順に従っても従
わなくても役を成立させる押し順あり特殊リプレイにおいて、きちんと押し順ナビに従っ
て操作された回数が所定回数以上になれば、条件を満たすものとして、無条件に設定示唆
演出を実行させるものとしても良い。
あるいはまた、ARTゲーム区間中に限らず、遊技区間中の指示遊技において、押し順
に従っても従わなくても役を成立させる押し順リプレイとリプレイの同時当せん時におい
て、きちんと押し順ナビに従って操作された回数をカウントしておき、このカウントが所
定以上になれば、無条件に設定示唆選出を実行させるものとして良い。
ステップS661では、ゲームのインクリメント処理を行ってステップS653へ復帰
する。
次に、図7~図8を参照しながら、上述した本発明の特徴的な機能を有する遊技機にお
いて好適といえる具体的な遊技スペック例を説明する。もちろん、後述する個別具体的な
スペック等が本発明を制限してしまうというものではなく、あくまでも本発明の理解の容
易のための具体例を示すものである。
図7(A)は、本発明の一実施形態における遊技機の回転リール図柄の配置例を示す。
本発明は、この図柄配置に限定されるものではないが、少なくとも図7のような図柄配置
になっていることにより、上述した本発明の特徴を充分に活かした遊技状態制御が可能と
なる。
図7(A)において、左端(第1列目)の数字は、インデックス番号を表わし、左から
2番目の列は、第1回転リール上に付される図柄の名称を表わし、左から3番目の列は、
第2回転リール上に付される図柄の名称を表わし、左から4番目の列は、第3回転リール
上に付される図柄の名称を表わす。図中は、図柄の名称(「スイカ」「ベル」「BAR」
など)を付しているが、実際には、各名称に対応するデザインされた図柄が付される。
そして、特徴的な停止図柄に役や兆候図柄といった特定の意味を持たせ(例えば、大当
たり役図柄のほか、後述するチャンス目やリーチ目などの兆候図柄)、遊技の進行をより
興趣あるものにすることができる。
図7(B)には、本発明の一実施形態にかかる遊技機における有効ラインを示す。同図
(B)において、有効ラインは、第1回転リール701a、第2回転リール701b、第
3回転リール701cのそれぞれ中段に設定されている(ちょうど横一直線になる)。
また、図7には図示されていないが、必要に応じていわゆる「チャンス目」と呼ばれる
出目を設定することもできる。チャンス目とは、ボーナス当せん図柄やレア役図柄ではな
いが、全くのハズレ目という訳でもない、ボーナス等の当せんや通常区間から有利区間へ
の移行に対する期待度が高い出目をいう。
さらに、図7には図示されていないが、必要に応じていわゆる「リーチ目」と呼ばれる
出目を設定することもできる。リーチ目とは、通常遊技モードでの遊技中にボーナスゲー
ムが当せんした(が、未だ当せん図柄は揃っていない)ときに表れる停止図柄(出目)の
ことをいい、ボーナスゲームの告知方法の一種である。
(本発明の一実施形態における遊技機の設定例)
以上、本発明の一実施形態における遊技機について詳細かつ多面的に説明してきたが、
ここでは、図8を参照して、かかる本発明の一実施形態における遊技機のスペック例(設
定テーブル例)を説明する。
図8に、本発明の一実施形態における遊技機の設定示唆演出を行うための設定テーブル
を例示的に示す。同図に示された設定テーブルは、図6Bの動作フロー説明における設定
示唆演出確率テーブルの設定例である。同図に示された設定テーブルによれば、設定1に
設定されている遊技機においては、設定示唆演出は行われないことが分かる。次に、設定
2、3に設定されている遊技機において、設定示唆演出は行われない確率は98.44、
設定4、5に設定されている遊技機において、設定示唆演出は行われない確率は98.0
5%、設定6に設定されている遊技機において、設定示唆演出は行われない確率は97.
66%であることが分かる。
また、設定2に設定されている遊技機において、設定2以上が確定している演出(設定
2以上確定演出)が実行される確率は1.56%に設定されていることが分かる。また、
設定3に設定されている遊技機において、設定2以上確定演出が実行される確率は1.5
6%に設定されており、設定4に設定されている遊技機において、設定2以上確定演出が
実行される確率は1.56%に設定されており、設定5に設定されている遊技機において
、設定2以上確定演出が実行される確率は1.56%に設定されており、設定6に設定さ
れている遊技機において、設定2以上確定演出が実行される確率は1.56%に設定され
ている。
同様に、「設定4以上確定演出」、「設定6以上確定演出」がそれぞれの設定値に設定
された遊技機において実行される確率は同テーブルに設定されたとおりである。
(変形例)
本発明の他の実施形態にかかる遊技機においては、遊技機は、ぱちんこであっても良い
。この場合には、無視しても問題はないプッシュボタン演出(押せ演出)発生時の演出に
従ってボタン操作を行うことで設定示唆演出を発生させることとしても良い。発生させる
確率は、所定の確率テーブルに従うこととしても良いし、また、ボタン押下回数をカウン
トして所定回数以上になったら無条件で設定示唆演出を発生させることとしてもよい。
あるいは、遊技の進行に関する制御を行う制御基板を有する遊技機であって、前記制御
基板は、2以上の設定値の中からいずれかの設定値を設定する設定部を備え、さらに、前
記遊技機は、遊技上の演出を伴う指示機能を備えており、前記演出を伴う指示機能には、
(1)遊技機ディスプレイ上の映像や音声によるナビゲーションに従って操作させること
で特定の演出を実行させる第1の指示機能と、(2)遊技機ディスプレイ上の映像や音声
によるナビゲーションに従って操作させてもさせなくても特定の演出を実行させる(ある
いは、何ら演出をしない)第2の指示機能とがあり、前記制御基板は、遊技者に対する前
記ナビゲーションに従って前記第2の指示機能に基づき操作させたことにより、前記設定
値に応じた示唆演出を行うことを特徴とするものであってもよい。
また、本発明の他の実施形態にかかる遊技機がぱちんこである場合において、いわゆる
保留玉を所定数以上維持させるような指示を遊技機側で行ってこれに従い操作した遊技者
に対しては設定示唆演出を発生させることとしても良い。発生させる確率は、所定の確率
テーブルに従うこととしても良いし、また、保留玉を維持していた時間や打ち込み数等を
カウントして所定カウント以上になったら無条件で設定示唆演出を発生させることとして
もよい。
以上、具体例に基づき、本発明にかかる遊技機等の実施形態を説明したが、本発明の抽
せん処理及び機器制御の実施形態としては、方法又はプログラムの他、プログラムが記録
された記憶媒体(一例として、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、
CD-RW、磁気テープ、ハードディスク、メモリカード)等としての実施態様をとるこ
とも可能である。
また、プログラムの実装形態としては、コンパイラによってコンパイルされるオブジェ
クトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード等のアプリケーションプロ
グラムに限定されることはなく、オペレーティングシステムに組み込まれるプログラムモ
ジュール等の形態であっても良い。
さらに、プログラムは、必ずしも制御基板上のCPUにおいてのみ、全ての処理が実施
される必要はなく、必要に応じて基板に付加された拡張ボードや拡張ユニットに実装され
た別の処理ユニット(DSP等)によってその一部又は全部が実施される構成とすること
もできる。
本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された構成要件の全て及び
/又は開示された全ての方法又は処理の全てのステップについては、これらの特徴が相互
に排他的である組合せを除き、任意の組合せで組み合わせることができる。
また、本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された特徴の各々は
、明示的に否定されない限り、同一の目的、同等の目的、または類似する目的のために働
く代替の特徴に置換することができる。したがって、明示的に否定されない限り、開示さ
れた特徴の各々は、包括的な一連の同一又は均等となる特徴の一例にすぎない。
さらに、本発明は、上述した実施形態のいずれの具体的構成にも制限されるものではな
い。本発明は、本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された全ての
新規な特徴又はそれらの組合せ、あるいは記載された全ての新規な方法又は処理のステッ
プ、又はそれらの組合せに拡張することができる。
100 遊技機(スロットマシン)
101 筐体
102 前面扉
103 表示窓
105 メダル投入口
107 スタートレバー
108 1BETボタン
109 精算ボタン
115 メダルトレイ(受皿)
41 メイン制御基板
42 サブ制御基板
43 回転リールユニット
431 第1回転リール駆動部
432 第2回転リール駆動部
433 第3回転リール駆動部
434 第1回転リール位置センサ
435 第2回転リール位置センサ
436 第3回転リール位置センサ
44 ホッパーユニット
454 第1回転リール停止ボタン
455 第2回転リール停止ボタン
456 第3回転リール停止ボタン
47 電源部

Claims (3)

  1. 遊技の進行に関する制御を行う制御基板を有する遊技機であって、
    前記制御基板は、2以上の設定値の中からいずれかの設定値を設定する設定部を備え、
    さらに、前記遊技機は、前記遊技の進行に影響を与えない遊技上の指示機能を備えてお
    り、
    前記制御基板は、遊技者が前記指示機能による指示ゲーションに従って前記遊技機を操
    作させた場合に、前記設定値に応じた示唆演出を行う
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技の進行に関する制御を行う制御基板を有する遊技機であって、
    前記制御基板は、2以上の設定値の中からいずれかの設定値を設定する設定部を備え、
    さらに、前記遊技機は、遊技上の指示機能に関わる当せん役を備えており、前記指示機
    能に関わる当せん役には、
    (1)ナビゲーションに従って操作させることで役を成立させる第1の役と、
    (2)ナビゲーションに従って操作させてもさせなくても役を成立させる第2の役と
    があり、
    前記制御基板は、前記第2の役に当せんして遊技者が前記ナビゲーションに従って操作
    させたことにより、前記設定値に応じた示唆演出を行う
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 遊技の進行に関する制御を行う制御基板を有する遊技機であって、
    前記制御基板は、2以上の設定値の中からいずれかの設定値を設定する設定部を備え、
    さらに、前記遊技機は、遊技上の演出を伴う指示機能を備えており、前記演出を伴う指
    示機能には、
    (1)ナビゲーションに従って操作させることで特定の演出を実行させる第1の指示機能
    と、
    (2)ナビゲーションに従って操作させてもさせなくても特定の演出を実行させる第2の
    指示機能と
    があり、
    前記制御基板は、前記ナビゲーションに従って前記第2の指示機能に基づき操作させた
    ことにより、前記設定値に応じた示唆演出を行う
    ことを特徴とする遊技機。
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