JP7020624B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、MB(ミドルボーナス)とは、特定の出目入賞で発生ないし作動し、次のゲーム(遊技)では必ず(あるいは高確率で)何らかの小役が入賞する、通常のボーナスゲームと比較すると払い出しの少ないミニボーナスゲームである。典型的には、遊技媒体等の規定枚数の払い出しによって終了する(あるいは、ボーナス成立で終了する場合もある)。あるいは、特定役成立によって作動し規定枚数の払い出し又はボーナス役成立によって終了する有利状態ということもできる。
CB(チャレンジボーナス)もMBと同種のミニボーナスである。
また、突起して設けられた卓の前面には、スタートレバー107、1BETボタン108、精算ボタン109、第1回転リール停止ボタン110、第2回転リール停止ボタン111、第3回転リール停止ボタン112が配置されている。また、前面扉102の下部には、遊技媒体(メダル)の払出口を備えた遊技媒体(メダル)トレイ115が取り付けられている。
また、ディスプレイ部1021の左右の任意の位置にスピーカ部と照明部とを備えることができる。ディスプレイ部1021、スピーカ部、及び照明部によって、遊技の演出効果を高めることができる。
図2(B)は、卓の上面に配置されたステータス表示部201の拡大図である。
また、このセレクトスイッチ3013は、設定変更不可状態(鍵穴が「OFF」の位置にある状態)においては、遊技機に生じたエラー状態を解除するためのエラー解除スイッチとして機能させることもできる。
メイン制御基板41は、一種のボードコンピュータであり、演算処理、遊技機100のデバイス制御等を行うCPU411と、プログラムの作業領域としてデータの一時的な記憶等を行う書き換え可能なRAM412と、遊技機100の制御プログラム及び遊技抽せん処理用の抽せんテーブル等を記憶したROM413と、データ通信バス等の制御を行う制御部414と、ボタンやスイッチ等からの入力や各種LED等への出力、及び回転リールユニット等の駆動を行う入出力部415とを備えている。
また、セレクター部457のソレノイドは、例えば、規定枚数のメダルが投入されたとき、或いは、スタートレバー107が操作されたとき、メダルを投入しても、メダルが返却されるように作動してメダルが投入されないように機能する。
このようにして、後述する抽せん処理の結果に基づく図柄の表示を制御することができる。
遊技機100における抽せん処理は、一例として、スタートレバーの操作時にメイン制御基板41のROM413に格納されているプログラム及びテーブルに基づいて実行される。ROM413には、抽せん処理プログラムの他、当せん確率テーブル、シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等が格納されている。当せん確率テーブルは、乱数発生部(不図示)で発生させる乱数を区分して、各種当せん及び「当せんなし(外れ)」に対応付けられて記憶している。発生させた乱数データと当せん確率テーブル等とを参照することにより遊技に対する各種当せんあるいは外れが決定される。
本発明の一実施形態における遊技機は、上述のとおりの基本動作を行うが、図5を参照して、本発明の基本動作としての遊技状態の制御例を説明する。
以下では、通常区間502と有利区間501との遷移条件等について詳述する。
通常区間502では、遊技(スタートレバー操作によるメイン基板での抽せん)によって小役やレア役やチャンス役を引き当てたりボーナスを引き当てたりすることができる。
有利区間501では、「AT(アシストタイム)」や「ART(アシストリプレイタイム)」等の指示機能に関わる遊技であって遊技者にとって有利な遊技の他、通常区間502と同様に「BB(ビックボーナス)」、「RB(レギュラーボーナス)」といった遊技者にとって有利な遊技を行わせることができる。
なお、本発明の一実施形態においては、有利区間501における遊技者にとって有利な遊技という意味で、「AT(アシストタイム)」や「ART(アシストリプレイタイム)」等の指示機能に関わる遊技であって遊技者にとって有利な遊技をボーナス遊技と位置付けることもできる。
かかるボーナス遊技では、遊技媒体の所定の払い出し枚数を払い出すなどの所定の条件をクリアするなどして終了する。
通常区間502から有利区間501へは、一例として、遊技ごとに実施される有利区間501への移行抽せんに当せんすると移行させるように制御することができる。
有利区間501から通常区間502へは、一例として、予め定められた所定ゲーム数CZ_MAX_G(一例として、1500G)の消化によって移行するように制御することができる。あるいは、差枚数MY(差枚数が最も減少した時点を基点した場合のこの基点からの差枚数をいう)が一例として2400枚を超えた時点で通常区間502へ移行するよう制御することもできる。その他、有利区間501中に実施される指示機能に関わる遊技が出玉に影響する場合には、上記以外の任意の条件で通常区間502へ移行するように制御することもできる。
次に、本発明の一実施形態にかかる遊技機における例示的な遊技フローを取り上げ、図6Aを参照しながらさらに具体的に説明する。図6Aは、通常区間から有利区間へ移行後に抽せんによりARTを作動させ、このARTが終了するまでの動作フローを例示している。
また、本発明の特徴的制御は、特に後述する図6Bのフローにも表れている。
ステップS656では、一定ゲーム数未満の上乗せ当せん処理や役当せん(押し順ナビや押し順リプレイ、小役当せんなどもここに含まれる)をした場合の処理が実施される。同ステップの詳細は、本発明の本質ではないので詳細を割愛する。同ステップの後はステップS658へ進む。
上述のとおり、本発明の一実施形態にかかる遊技機においては、一定数以上の上乗せ当せんした場合(ステップS654でYes)に上乗せ処理がなされるとともに抽せんテーブル(上乗せ抽せんテーブル)を変更するが、より具体的には次表に示されるような切り替えテーブルに基づいた抽せんテーブルの切り替えが実施される。
なお、本発明の他の実施形態においては、抽せんテーブルCの全ての上乗せ数に対する上乗せ当せん確率が抽せんテーブルBにおいて対応する上乗せ当せん確率よりも高くなる必要はなく、少なくとも1つの上乗せ数(より好ましくは、所定数以上の上乗せ数)に対する当せん確率について、抽せんテーブルCのほうが高くなれば良い。
以上、本発明の一実施形態における遊技機について詳細かつ多面的に説明してきたが、ここでは、図8を参照し、図9に示される従来における遊技機の設定例及び遊技進行例と比較しながら、かかる本発明の一実施形態における遊技機のスペック例(設定テーブル例、あるいは、抽せんテーブル例)及び進行例を説明する。
まず、図8(A)及び図8(B)に示した本発明の特徴をより深く理解するために、図9に示した従来の遊技機における設定テーブル例及び遊技進行例について説明する。
このような設定のもとで遊技機が有利区間のうち指定区間(ARTやATが稼働中である)と呼ばれる遊技状態に入ると、当該遊技機は図9(B)に示されるような遊技進行となる。
しかしながら、かかる遊技進行では、同一の抽せんテーブルが使用されることによる確率上の偏りによって遊技の良し悪しが決まるだけであるので、遊技の興趣としては単調なものとなりやすい。
本発明の他の実施形態にかかる遊技機においては、次のようなバリエーションを採用することができる。
(1)抽せんテーブルBが使用されている遊技区間をさらに突破して抽せんテーブルCが使用される遊技区間へ移行させるためのバリエーションとして、いわゆるバトルタイプの演出を採用する。具体的には、遊技(1ゲーム)ごとにバトル演出を行い、成立役に応じて敵体力を減少させ、敵体力がゼロ(あるいは、敵が倒れたら)抽せんテーブルCが使用される遊技区間へ移行させるなどである。
101 筐体
102 前面扉
103 表示窓
105 メダル投入口
107 スタートレバー
108 1BETボタン
109 精算ボタン
115 メダルトレイ(受皿)
41 メイン制御基板
42 サブ制御基板
43 回転リールユニット
431 第1回転リール駆動部
432 第2回転リール駆動部
433 第3回転リール駆動部
434 第1回転リール位置センサ
435 第2回転リール位置センサ
436 第3回転リール位置センサ
44 ホッパーユニット
454 第1回転リール停止ボタン
455 第2回転リール停止ボタン
456 第3回転リール停止ボタン
47 電源部
Claims (2)
- メイン制御基板を有する遊技機であって、
前記メイン制御基板は、少なくとも遊技ごとに実施される抽せんによって、指示機能に関わる遊技を許可しない通常区間遊技状態と、指示機能に関わる遊技を許可する有利区間遊技状態とを含む遊技状態間の遷移を制御し、
前記遊技状態が有利区間遊技状態にあって前記指示機能に関わる遊技が許可された区間(指示区間)にあるとき、
前記指示区間における遊技数を上乗せする上乗せ抽せんが遊技ごとに実施され、
前記上乗せ抽せんは、複数の上乗せ数に対する当せん確率が定義される第1の上乗せ抽せんテーブルに基づき実施され、
前記複数の上乗せ数のうち、所定遊技数以上の上乗せに当せんした場合には、前記第1の上乗せ抽せんテーブルとは異なる第2の上乗せ抽せんテーブルに切り替えられるものであって、
前記第2の上乗せ抽せんテーブルに定義される前記複数の上乗せ数に対する当せん確率は、前記第1の上乗せ抽せんテーブルに定義される前記複数の上乗せ数に対する当せん確率よりも低く設定される
ことを特徴とする遊技機。 - 前記第2の上乗せ抽せんテーブルに定義される前記複数の上乗せ数のうち、所定遊技数以上の上乗せに当せんした場合には、前記第1及び第2の上乗せ抽せんテーブルとは異なる第3の上乗せ抽せんテーブルに切り替えられるものであって、
前記第3の上乗せ抽せんテーブルに定義される前記複数の上乗せ数に対する当せん確率は、前記第1の上乗せ抽せんテーブルに定義される前記複数の上乗せ数に対する当せん確率よりも高く設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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