JP4824027B2 - シートリクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートリクライニング装置に関する。詳しくは、シートの左右両側にシートバックの傾き角度を調整するためのリクライニング機構がそれぞれ設けられ、両リクライニング機構におけるロック及びアンロック動作を同期させるべく左右のリクライニング機構間に配設された伝達部材を有するシートリクライニング装置に関する。
従来、車両用シートのシートバックの傾き角度を調整可能なリクライニング機構を備えたシートリクライニング装置としては、例えば特開2000−43625号公報や特開2002−360368号公報に開示された技術が知られている。
前者の文献に開示されているシートリクライニング装置は、シートの左右両側に設けられたリクライニング機構に対し、これらを個別にロック及びアンロック動作させるための操作ケーブルが連結されている。そして、これら両操作ケーブルは、1つの解除レバーに連結されている。したがって、1つの解除レバーの操作を行うことにより、両リクライニング機構のロック及びアンロック動作を左右で同期させて行うことができる。しかし、このような複数の操作ケーブルを使用する構成では、かかるコストが比較的高価となる問題がある。更に、個々の操作ケーブルは、各々の長さが異なるため、操作時の伸び量に差異が生じてしまい、両リクライニング機構の作動タイミングがずれ易くなるという問題もある。
一方、後者の文献に開示されているシートリクライニング装置は、左右の個々のリクライニング機構のロック及びアンロック動作の操作をする操作軸が連結部材によって回動伝達可能に互いに連結された構成となっている。したがって、一方の操作軸が操作されることにより、その動きが連結部材によって他方の操作軸にも伝達されるため、両リクライニング機構のロック及びアンロック動作を左右で同期させて行うことができる。この連結部材による操作力の伝達は、連結部材の捩り剛性によって担保されている。この構成では、前述した複数の操作ケーブルを使用する構成と比べると、かかるコストや部品点数が少なくて済み、更に両リクライニング機構の作動タイミングがずれ難いため、好適である。
しかしながら、上記従来の技術、すなわち後者の文献に開示されているシートリクライニング装置では、シートバックに車両後方側から比較的大きな負荷が入力された際に、一方のリクライニング機構のロック状態が解除されることがある。
例えば、車両衝突の発生により、リヤシートの後方側荷室に置かれた重量物がシートバックの背面に衝突した場合、シートバックが前倒し方向に押圧されるかたちで変形或いは変位することがある。これにより、ロック状態を維持しているリクライニング機構は、シートバックの変形或いは変位に伴って、これと一体的となって操作軸を中心に前倒し方向に回動変位する。このとき、シートバックにかかる負荷が左右で偏向して作用した場合、大きく回動変位した一方のリクライニング機構とそうでない他方のリクライニング機構との間に相対的な回動位置のずれが生じる。これにより、リクライニング機構の両操作軸を連結している連結部材が、一方のリクライニング機構と一体となって回動し、他方のリクライニング機構の操作軸に操作力を伝達してこれをアンロック操作させてしまうことがある。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、両リクライニング機構の回動位置関係に相対的なずれを生じさせる大きさの負荷が入力されたときに、リクライニング機構のロック状態が解除されるのを防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明のシートリクライニング装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、シートの左右両側にシートバックの傾き角度を調整するためのリクライニング機構がそれぞれ設けられ、両リクライニング機構におけるロック及びアンロック動作を同期させるべく左右のリクライニング機構間に配設された伝達部材を有するシートリクライニング装置である。伝達部材には、両リクライニング機構がロック状態とされたシートバックに対してその左右位置で偏向した負荷が作用し同期した回動位置関係にある両リクライニング機構の間にロック状態を解除する相対的なずれの回動変位が生じるときに、両リクライニング機構間のアンロック動作の伝達を阻止する伝達阻止構造が設けられている。
この第1の発明によれば、シートバックにその左右位置で偏向した負荷が作用して両リクライニング機構の間にロック状態を解除する相対的なずれの回動変位が生じると、伝達阻止構造によって両リクライニング機構間のアンロック動作の伝達が阻止される。したがって、各リクライニング機構は、上記した相対的なずれの回動変位が生じても、ロック状態を維持する。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、左右のリクライニング機構間に配設される伝達部材は、左右の個々のリクライニング機構のロック及びアンロック動作の操作をする操作軸と、左右の操作軸間に配設されてこれらの操作を伝達可能に連結される連結部材と、を有する。両リクライニング機構間のアンロック動作の伝達を阻止する伝達阻止構造は、操作軸及び連結部材の少なくとも一方に設けられている。両リクライニング機構がロック状態とされたシートバックに対しその左右位置で偏向した負荷が作用し、一方のリクライニング機構が他方のリクライニング機構に対して相対的に回動し他方のリクライニング機構のロック状態が解除される相対的な回動変位となる大きさの負荷が作用する際に、伝達阻止構造は、負荷の作用を受けて変形或いは変位して、負荷に対応する大きさの捩れ回動力が連結部材を介して両リクライニング機構の操作軸の間で伝達されるのを阻止する。
この第2の発明によれば、伝達阻止構造は、シートバックにその左右位置で偏向した負荷が作用することにより、変形或いは変位する。この変形或いは変位により、連結部材を介した両操作軸の間での操作力(捩れ回動力)の伝達が阻止される。
次に、第3の発明は、上述した第2の発明において、伝達阻止構造は、連結部材に設けられている。
ここで、連結部材は、各リクライニング機構に設けられている操作軸を互いに連結するために両操作軸の間に別途に組み付けられるものである。したがって、連結部材は、シート幅に対応した長さ寸法のものが適宜選択されて使用される。
この第3の発明によれば、連結部材は、シートバックにかかる左右位置で偏向した負荷の作用を受けることによって変形或いは変位する。これにより、連結部材による両操作軸の間での操作力(捩れ回動力)の伝達が不可の状態となる。
次に、第4の発明は、上述した第2の発明において、伝達阻止構造は、リクライニング機構の操作軸に設けられている。
この第4の発明によれば、操作軸は、シートバックにかかる左右位置で偏向した負荷の作用を受けることによって変形或いは変位する。これにより、一方の操作軸から他方の操作軸への操作力(捩れ回動力)の伝達が不可の状態となる。
次に、第5の発明は、上述した第2から第4のいずれかの発明において、連結部材とリクライニング機構を操作する操作軸との連結構造は、連結部材と操作軸との軸長方向の端部同士が差し込み嵌合される嵌合継手である。両リクライニング機構は、常時は互いの操作軸の軸線が一致する配設状態とされているが、負荷の作用を受けることにより互いの操作軸の軸線が「く」符号状に折曲する態様で変形或いは変位可能とされている。伝達阻止構造は、嵌合継手における連結部材と操作軸との差し込み嵌合状態が、両リクライニング機構間の回動伝達が不可とされる「く」符号状の折曲角度まで折曲できる嵌合状態とされた構成である。
ここで、嵌合継手を負荷の大きさに応じて「く」符号状に折曲させる構成は、例えば、連結部材と操作軸との嵌め合いや差し込み嵌合長さを調整することによって設定することができる。
この第5の発明によれば、連結部材と操作軸とが差し込み嵌合されて成る嵌合継手は、シートバックにかかる左右位置で偏向した負荷の作用を受けることにより、互いが回動伝達不能となる「く」符号状の折曲角度まで折曲する。
次に、第6の発明は、上述した第2から第4のいずれかの発明において、連結部材とリクライニング機構を操作する操作軸との連結構造は、連結部材と操作軸との軸長方向の端部同士が差し込み嵌合される嵌合継手である。両リクライニング機構は、常時は互いの操作軸の軸線が一致する配設状態とされているが、負荷の作用を受けることにより互いの操作軸の軸線が「く」符号状に折曲する態様で変形或いは変位可能とされている。伝達阻止構造は、嵌合継手における連結部材と操作軸との差し込み嵌合状態が、所定の「く」符号状の折曲角度となったときに嵌合状態の外れる構成である。
ここで、嵌合継手を負荷の大きさに応じて「く」符号状に折曲させる構成は、例えば、連結部材と操作軸との嵌め合いや差し込み嵌合長さを調整することによって設定することができる。
この第6の発明によれば、連結部材と操作軸とが差し込み嵌合されて成る嵌合継手は、シートバックにかかる左右位置で偏向した負荷の作用を受けることにより、互いが回動伝達不能に抜き外される態様で「く」符号状の折曲角度まで折曲する。
次に、第7の発明は、上述した第5又は第6の発明において、伝達阻止構造は、嵌合継手を構成する連結部材及び操作軸の少なくとも一方に形成された変形促進部であり、変形促進部によって嵌合状態の嵌合継手が「く」符号状に折曲し易くなっている。
ここで、変形促進部の具体的な構成としては、構造部材を部分的に脆弱化させたり、薄肉化したり、切欠きやスリットを設けたりして、応力集中によって変形を促進させる構成が挙げられる。
この第7の発明によれば、嵌合継手の折曲し易さは、連結部材及び操作軸の少なくとも一方に形成された変形促進部によって調整される。
次に、第8の発明は、上述した第1から第7のいずれかの発明において、リクライニング装置は、シートバックとシートクッションとの間に配置されている。シートバックとシートクッションとは互いにシートの左右方向でリクライニング機構の厚みの分だけずれた位置でリクライニング機構と連結されている。伝達阻止構造は、シートクッションの骨格を成す一方のクッションフレームが他方のクッションフレームに対して左右方向に相対的に回動することで左右の個々のリクライニング機構のロック及びアンロック動作の操作をする操作軸をずらす構成である。
この第8の発明によれば、シートバックにその左右位置で偏向した負荷がかかると、シートクッションの骨格を成す一方のクッションフレームには、左右方向に偏心した荷重が作用する。これにより、一方のクッションフレームが他方のクッションフレームに対して左右方向に相対的に回動し、これによって操作軸がずれ、伝達部材によるアンロック動作の伝達が阻止される。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、両リクライニング機構の回動位置関係に相対的なずれを生じさせる大きさの負荷が入力されたときに、伝達阻止構造によって両リクライニング機構間のアンロック動作の伝達を阻止することができる。したがって、リクライニング機構のロック状態が解除されるのを防止することができる。
更に、第2の発明によれば、シートバックに入力された負荷作用によって操作軸及び連結部材の少なくとも一方を変形或いは変位させるという簡単な構成によって、上記第1の発明を具現化することができる。
更に、第3の発明によれば、両リクライニング機構の操作軸の間に別途に組み付けられる連結部材を変形或いは変位させる構成としたことにより、従前のリクライニング機構の構成を変えることなくアンロック動作の伝達を阻止することができる。
更に、第4の発明によれば、操作軸の径を変化させるといった簡単な設定により、アンロック動作の伝達を阻止することができる。
更に、第5の発明によれば、嵌合継手を「く」符号状に折曲させるという簡単な構成によって、アンロック動作の伝達を阻止することができる。
更に、第6の発明によれば、嵌合継手を「く」符号状に折曲させる態様で嵌合状態を外すことにより、アンロック動作の伝達の阻止をより好適に行うことができる。
更に、第7の発明によれば、嵌合継手に変形促進部を形成したことにより、嵌合継手を安定的にアンロック動作の伝達を阻止可能な姿勢状態に変形させることができる。
更に、第8の発明によれば、リクライニング機構の操作軸がシートバックとシートクッションとの連結構造に関連して変形或いは変位する動きを利用して、アンロック動作の伝達の阻止を好適に行うことができる。
実施例1のシートの概略構成を表した斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 操作軸と連結部材との連結構造を拡大して表した斜視図である。 図2のIV−IV線断面図である。 リクライニング機構間でのアンロック動作の伝達が阻止された状態を表した平面図である。 チルトダウン用操作レバーを操作した状態を表した斜視図である。 リクライニング機構の内部構造を表した構成図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 リクライニング機構のアンロック状態を表した断面図である。 実施例2の操作軸と連結部材との連結構造を表した部分拡大図である。 実施例2の連結構造の第1変形例を表した部分拡大図である。 実施例2の連結構造の第2変形例を表した部分拡大図である。 実施例3の操作軸と連結部材との連結構造を表した部分拡大図である。
符号の説明
1 シート
2 シートバック
2f バックフレーム
2a ダボ孔
3 シートクッション
3f クッションフレーム
3a ダボ孔
10A,10B リクライニング機構
11 ラチェット
11a 内歯
11c 貫通孔
11d ダボ
12 ガイド
12e 囲い部
12g 溝部
12c 貫通孔
12d ダボ
13 ポール
13a 外歯
13b 溝部
13c 掛部
13d 脚部
14 押出部材
14a 引掛部
14b 窪部
14c 肩部
14d 貫通孔
15 カム部材
15a 突部
16A,16B 操作軸
16Ar,16Br 挿込端部
17 セットプレート
18 渦巻きバネ
20 連結部材
21 嵌込端部
22 嵌込端部
A1,A2 軸線
T 操作レバー
H 操作レバー
t1 内径
t2 外径
c1 隙間
c2 隙間
w1 幅
w2 幅
i 挿込量
Sa 切欠部(変形促進部)
Sb スリット(変形促進部)
Sc スリット(変形促進部)
Sd 小径部(変形促進部)
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシートリクライニング装置について、図1〜図9を用いて説明する。
本実施例のシートリクライニング装置は、図1に示されるように、車両のリヤシートとして配設されたシート1に適用されている。このシートリクライニング装置は、シート1の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3とを、それらの幅長方向の両側に一対で配設されたリクライニング機構10A,10Bによって連結している。
これらリクライニング機構10A,10Bは、シートバック2の背凭れ角度を調整可能とするアンロック状態と、背凭れ角度を保持可能とするロック状態と、に切換えられるようになっている。このリクライニング機構10A,10Bのロック・アンロック動作の切換えは、各リクライニング機構10A,10Bの中心部に配設された操作軸16A,16Bの軸回動に伴って行われる。ここで、各操作軸16A,16Bは、それらの間に配設された長尺状の連結部材20と連結されており、互いの軸回動する動きが伝達されて一体的となって軸回動するようになっている。これにより、各リクライニング機構10A,10Bのロック・アンロック動作の切換えが一斉に行われるようになっている。
ここで、各リクライニング機構10A,10Bは、操作軸16A,16Bが軸回動操作される前の常時は、シートバック2の背凭れ角度を保持可能なロック状態とされて保持されている。そして、各リクライニング機構10A,10Bは、シートバック2のアウター側の肩口に配設された操作レバーTや操作レバーHを前倒しする操作を行うことにより、一斉にアンロック状態に切換えられるようになっている。
これら操作レバーT,Hは、図1の紙面内向かって左側に配設された操作軸16Bと連結されており、それらの前倒し操作を行うことによって、左側の操作軸16Bをアンロックの動作方向に軸回動させる。ここで、図6には、操作レバーTを前倒し操作した状態が表されている。これにより、連結部材20を介して右側の操作軸16Aもアンロックの動作方向に軸回動し、両リクライニング機構10A,10Bが一斉にアンロック状態に切換えられる。
ここで、操作レバーTは、シート1をチルトダウンの姿勢状態に切換えるためのものである。すなわち、操作レバーTは、その前倒し操作を行うことにより、シート1を折畳んだ姿勢状態に切換えてフロア上に落とし込めるようになっている。また、操作レバーHは、シート1をウォークイン可能な姿勢状態に切換えるためのものである。すなわち、操作レバーHは、その前倒し操作を行うことにより、シートバック2を前傾させた姿勢状態に切換えると共に、シート1全体を車両の前方へスライド移動させられるようになっている。これにより、シート1を、その後部側にあるシート(図示省略)に対して乗降し易い姿勢状態とすることができる。
ところで、上記構成のシート1は、例えば、車両衝突の発生により、その後方側に置かれたワインケース等の重量物がシートバック2の背面に衝突した場合、シートバック2が前倒し方向に押圧されるかたちで変形或いは変位することがある。これにより、ロック状態を維持している各リクライニング機構10A,10Bは、シートバック2の変形或いは変位に伴って、これと一体的となって前倒し方向に回動変位する態様をとる。
このとき、シートバック2にかかる負荷がシート1の幅長方向の中央から外れてその一方に偏向して作用した場合、大きく回動変位した一方のリクライニング機構(例えばリクライニング機構10Aとする。)とそうでない他方のリクライニング機構(例えばリクライニング機構10Bとする。)との間に相対的な回動位置のずれが生じる。これにより、両リクライニング機構10A,10Bの操作軸16A,16Bを連結している連結部材20が一方のリクライニング機構10Aと一体的となって軸回動し、他方のリクライニング機構10Bの操作軸16Bに操作力を伝達してこれを軸回動させる。これにより、回動変位量の小さい他方のリクライニング機構10Bに対して操作軸16Bがアンロックの動作方向に相対的に軸回動するかたちとなり、このリクライニング機構10Bがアンロック状態に切換えられてしまうことがある。
しかし、本実施例のシートリクライニング装置では、このような両リクライニング機構10A,10Bの間にロック状態を解除する相対的なずれの回動変位が生じるときに、両リクライニング機構10A,10B間でのアンロック動作の伝達を阻止することのできる構成となっている。
具体的には、シートリクライニング装置は、上記のような負荷が入力されると、連結部材20による操作軸16A,16B間での回動力の伝達が遮断されるようになっている。これにより、他方の操作軸16Bがリクライニング機構10Bに対してアンロックの動作方向に相対回動する事態を防止している。
以下、上記の構成を詳しく説明する。
先ず、リクライニング機構10A,10Bの構成を説明する。なお、各リクライニング機構10A,10Bは、互いに左右対称となる配置とされているが、実質的な構成は同じとなっている。したがって、以下の説明では、一方のリクライニング機構10Aの構成についてのみ説明をし、他方のリクライニング機構10Bの詳細な構成は省略する。また、以下に説明するリクライニング機構10A,10Bは、特開2002−360368号公報等に開示されている公知の構成である。
すなわち、リクライニング機構10Aは、図7に示されるように、ラチェット11と、ガイド12と、ポール13,13と、押出部材14と、カム部材15と、前述した操作軸16Aと、セットプレート17と、渦巻きバネ18とを有する。
詳しくは、ラチェット11は、略円盤形状に形成されている。このラチェット11には、その円盤形状の周縁に沿って軸長方向に突出した円筒形状が形成されている。この円筒形状は、ラチェット11の軸長方向(板厚方向)への半抜き加工によって形成されており、図8に示されるように、その内周面に沿って内歯11aが形成されている。
また、図7に戻って、ラチェット11の円盤形状の中心部には、軸長方向に貫通した貫通孔11cが形成されている。この貫通孔11cには、操作軸16Aが挿通されている。
このラチェット11は、シートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3fと一体的に接合されている。詳しくは、ラチェット11の外盤面には、貫通孔11cから径方向に離間した位置に、軸長方向に突出した複数のダボ11dが形成されている。このダボ11dは、ラチェット11の軸長方向への半抜き加工によって形成されており、ラチェット11の円周方向に並べて複数形成されている。そして、ダボ11dは、クッションフレーム3fに形成された対応するダボ孔3aに嵌め込まれてこれと一体に溶着されている。これにより、ラチェット11とクッションフレーム3fが、互いの板面を重合させた状態で一体的に接合されている。
次に、ガイド12について説明する。すなわち、ガイド12は、略円盤形状に形成されている。このガイド12は、ラチェット11と互いの内盤面を重ね合わせるようにして組み付けられている。このガイド12には、その円盤形状の周縁に沿って軸長方向に突出した円筒形状の囲い部12eが形成されている。この囲い部12eは、ガイド12の軸長方向への半抜き加工によって形成されており、ラチェット11に形成された円筒形状を外周側から囲い込んで、その半径方向への移動を規制するようになっている。そして、この囲い部12eとラチェット11の円筒形状との嵌合により、ガイド12とラチェット11とが互いに相対的に軸回動可能な状態に組み付けられている。このガイド12とラチェット11との組付け状態では、両内盤面の間に形成される内部空間に、ラチェット11に形成された内歯11aが露出した状態となる。
また、ガイド12の円盤形状の中心部には、軸長方向に貫通した貫通孔12cが形成されている。この貫通孔12cには、操作軸16Aが挿通されている。
このガイド12は、シートバック2の骨格を成すバックフレーム2fと一体的に接合されている。詳しくは、ガイド12の外盤面には、貫通孔12cから径方向に離間した位置に、軸長方向に突出した複数のダボ12dが形成されている。このダボ12dは、ガイド12の軸長方向への半抜き加工によって形成されており、ガイド12の円周方向に並べて複数形成されている。そして、ダボ12dは、バックフレーム2fに形成された対応するダボ孔2aに嵌め込まれてこれと一体に溶着されている。これにより、ガイド12とバックフレーム2fが、互いの板面を重合させた状態で一体的に接合されている。
また、図8に示されるように、ガイド12の内盤面には、十字状に窪んだ溝部12gが形成されている。この溝部12gは、ガイド12の板厚方向への半抜き加工によって形成されており、そのうちの対向する紙面内上下の溝部分には、後述する一対のポール13,13がそれぞれ配置されている。これにより、各ポール13,13が、各溝部分の形状に沿って、ガイド12の内周面上を半径方向の内外方(紙面内上下方向)にのみ摺動可能とされている。一方、溝部12gのうち対向する紙面内左右の溝部分には、この左右の溝部分に跨るようにして後述する押出部材14が配置されている。これにより、押出部材14は、溝部分の形状に沿って、ガイド12の内周面上を半径方向の内外方(紙面内左右方向)にのみ摺動可能とされている。
次に、一対のポール13,13について説明する。すなわち、ポール13,13は、図8に示されるように、駒状に形成されており、前述したガイド12に形成された溝部12gにそれぞれ配置されて、その半径方向の内外方にのみそれぞれ摺動可能とされている。また、図7に戻って、各ポール13,13は、ガイド12とラチェット11との組み付け状態では、これらの内盤面に挟み込まれたかたちとなって、その軸長方向への移動が拘束されている。
これらポール13,13の外周面には、外歯13a,13aがそれぞれ形成されている。これら外歯13a,13aは、各ポール13,13を半径方向の外方に摺動させることにより、その進行方向に露出しているラチェット11の内歯11aと噛合することができる。この各ポール13,13の外歯13a,13aとラチェット11の内歯11aとが噛合した状態では、ポール13,13の両側面を当て交っているガイド12と、ポール13,13と噛合しているラチェット11と、の相対回動が規制された状態となる。すなわち、リクライニング機構10Aがロック状態となる。
また、各ポール13,13には、その半径方向の内方側の部位に、溝部13b,13bがそれぞれ形成されている。これら溝部13b,13bは、後述する押出部材14に形成された引掛部14a,14aを受け入れることのできる窪み形状に形成されている。
また、各ポール13,13の紙面内右側の半径方向内方側の端部には、溝部13b,13bに向けてそれぞれ突出する形状の掛部13c,13cが形成されている。これら掛部13c,13cは、図9において後述するように、押出部材14を図8の状態から紙面内右方向に摺動させた際に、引掛部14a,14aに掬い掛けられるようなっている。ここで、各掛部13c,13cは、引掛部14a,14aとの当接面が傾斜した形状に形成されており、押出部材14の紙面内右方向への摺動に伴って、引掛部14a,14aによって半径方向の内方に引き寄せられるようになっている。この半径方向内方への引き込み移動により、各ポール13,13がラチェット11の内歯11aとの噛合位置から退避して、リクライニング機構10Aがアンロック状態に切換えられる。
また、各ポール13,13の半径方向内方側の両端部には、部分的に半径方向の内方に向けて突出した脚部13d,13dがそれぞれに形成されている。これら脚部13d,13dは、図8において後述するように、押出部材14を図9の状態から紙面内左方向に摺動させた際に、押出部材14の上下側の部位にそれぞれ形成された肩部14c,14cによって半径方向の外方に押し出されるようになっている。
次に、押出部材14について説明する。すなわち、押出部材14は、図8に示されるように、駒状に形成されており、前述したガイド12に形成された溝部12gに配置されてその半径方向の内外方にのみそれぞれ摺動可能とされている。また、図7に戻って、押出部材14は、ガイド12とラチェット11との組み付け状態では、これらの内盤面に挟み込まれたかたちとなって、その軸長方向への移動が拘束されている。
また、図8に戻って、押出部材14の紙面内上下側の部位には、各ポール13,13の溝部13b,13bに向けて突出した引掛部14a,14aが形成されている。これら引掛部14a,14aは、紙面内右方向に向けて曲がったフック形状に形成されている。これら引掛部14a,14aは、図9に示されるように、押出部材14を図8の状態から紙面内右方向に摺動させることにより、各ポール13,13に形成された掛部13c,13cにそれぞれ引掛けられてこれらを半径方向の内方に引き寄せる。また、引掛部14a,14aは、押出部材14を図9の状態から紙面内左方向に摺動させることにより、掛部13c,13cとの掛合状態から外れるようになっている。
また、押出部材14の紙面内上下側の部位、詳しくは上述した引掛部14a,14aの紙面内両横側の部位には、それぞれに窪部14b,14bが形成されている。これら窪部14b,14bは、押出部材14を図8の状態から紙面内右方向に摺動させることにより、ポール13,13のそれぞれに形成された脚部13d,13dをそれぞれ受け入れるようになっている。これにより、各ポール13,13の半径方向内方への移動を許容している。
また、押出部材14の紙面内上下側の部位、詳しくは上述した各窪部14b,14bの紙面内右側のそれぞれの部位には、肩部14c,14cが形成されている。これら肩部14c,14cは、押出部材14を図9の状態から紙面内左方向に摺動させることにより、各窪部14b,14bに入り込んでいたポール13,13のそれぞれの脚部13d,13dを乗り上げさせて、ポール13,13を半径方向の外方側に押し出すようになっている。
また、押出部材14の中心部には、軸長方向に貫通した貫通孔14dが形成されている。この貫通孔14dには、操作軸16Aと一体に連結されたカム部材15が挿通されている。この貫通孔14dは、突部15aを有したカム部材15をその内部で軸回動させることのできる形状に形成されている。
次に、カム部材15について説明する。このカム部材15は、前述した押出部材14に形成された貫通孔14dの内部に配置されている。このカム部材15は、操作軸16Aと回動方向に一体的に連結されており、操作軸16Aの軸回動に伴ってこれと一体的に軸回動する。そして、この軸回動により、カム部材15は、突部15aによって貫通孔14dの内周面を押圧し、押出部材14を紙面内左右方向に摺動させる。このカム部材15は、ガイド12との間に設けられた渦巻きバネ18(図7参照)によって、常時は図8に示す反時計回りの回動方向に附勢されている。これにより、カム部材15は、常時は図8に示されるように押出部材14を紙面内左方向に摺動させた状態として、各ポール13,13をラチェット11の内歯11aに押し付けて噛合させたロック状態に保持している。そして、カム部材15は、操作軸16Aが時計回り方向に回動操作されることにより、上記の附勢に抗して同方向に回される。これにより、カム部材15は、図9に示されるように、押出部材14を紙面内左方向に摺動させて、各ポール13,13をラチェット11の内歯11aとの噛合状態から退避移動させたアンロック状態に切換える。なお、カム部材15は、操作軸16Aの回動操作が解除されることにより、上記の附勢によって自動的に図8に示されている姿勢状態まで戻るようになっている。
次に、セットプレート17について説明する。すなわち、図7に示されるように、セットプレート17は、薄板状の円盤部材がその軸長方向に半抜き加工されることにより、段差のある円筒形状(環状)に形成されている。このセットプレート17は、ラチェット11とガイド12とを板厚方向(軸長方向)に挟み込む挟持部材として機能する。
上述した構成のリクライニング機構10A,10Bは、図2に戻って、そのロック状態でシートバック2に偏向した負荷が作用すると、図5の実線で示されるかたちの変形或いは変位態様となる。
具体的に説明すると、リクライニング機構10A,10Bに対して一体的に接合されるバックフレーム2f,2fやクッションフレーム3f,3fは、リクライニング機構10A,10Bの厚みの分だけ互いに幅長方向にずれた位置関係となっている。したがって、例えば紙面内右側のバックフレーム2f寄りの位置に偏向した後側からの負荷(紙面内上側から下側に向けてかかる負荷)ががかかると、右側のバックフレーム2fが操作軸16Aを中心に前倒し方向(紙面内下方向)に回動変位する。これにより、このバックフレーム2fと一体的状態の右側のクッションフレーム3fが、左側のクッションフレーム3fに対して、幅長方向に押し広げられるようにして変形する。したがって、この変形に伴って、リクライニング機構10A,10Bは、互いの操作軸16A,16Bの軸線A1,A2が「く」符号状に折曲する態様で変形或いは変位する。詳しくは、右側の操作軸16Aと連結部材20との挿し込み嵌合部分が節となって、両者の嵌合状態が外される折曲角度位置まで変位する。これにより、上記のような同期した回動位置関係にある両リクライニング機構10A,10Bの間にロック状態を解除する相対的なずれの回動変位が生じても、かかるアンロック動作の操作力が、右側の操作軸16Aから連結部材20を介して左側の操作軸16Bに伝達されるのが阻止される。
以下、操作軸16A,16Bと連結部材20との連結構造を詳しく説明する。すなわち、図2に示されるように、操作軸16A,16Bは、連結部材20の両端に形成された嵌込端部21,22にそれぞれ挿し込まれることにより、互いに軸回動方向に一体の嵌合状態とされている。
詳しくは、車両のインナー側(紙面内右側)の操作軸16Aは、図3に示されるように、その挿込端部16Arが連結部材20の右側の端部に形成された角筒形状の嵌込端部21に挿し込むことのできる角筒形状に形成されている。したがって、図2に戻って、この右側の操作軸16Aは、挿込端部16Arを嵌込端部21に挿し込むことにより、連結部材20に回動伝達可能な状態に連結される。この挿込端部16Arの嵌込端部21への挿込量iは、10mmとなっている。なお、リクライニング機構10A,10B間の幅w1の寸法は371mm、連結部材20の紙面内右側の端部からインナー側のリクライニング機構10Aまでの幅w2の寸法は47mmとなっている。ここで、図4には、右側の操作軸16Aと連結部材20との嵌合状態が断面図によって表されている。同図に示されるように、操作軸16Aと連結部材20とのはめあいは、両者の間に若干の隙間を持たせたいわゆるすきまばめに設定されている。具体的には、嵌込端部21の内径t1は縦横共に6.25mm、挿込端部16Arの外径t2は縦横共に6.20mmとなっている。これにより、両者の間の隙間c1,c2が縦横共に0.025mmとなっている。
また、図2に戻って、車両のアウター側(紙面内左側)の操作軸16Bは、その挿込端部16Brが連結部材20の左側の端部に形成された嵌込端部22に嵌め込まれてこれに溶着されている。これにより、左側の操作軸16Bと連結部材20とが剛結合されて回動伝達可能な一体的な状態とされている。
これら操作軸16A,16Bと連結部材20との組み付けは、左側の操作軸16Bと連結部材20とを一体的に溶着したものに対して、右側の操作軸16Aを後から挿し込んで組み付けるようになっている。これにより、シートリクライニング装置の組み付け性を良好にしている。なお、操作軸16A,16Bや連結部材20は、金属製の材料によって形成されており、それぞれの有する捩り剛性によって回動力の伝達が担保されている。
上記のように右側の操作軸16Aと連結部材20とが連結されてなる継手構造物は、図5の実線に示されるように、前述したシートバック2に偏向した負荷が作用することにより、互いの嵌合状態を抜き外す態様で、両リクライニング機構10A,10Bの操作軸16A,16Bの軸線A1,A2を「く」符号状に折曲させる。すなわち、右側の操作軸16Aと連結部材20は、互いにすきまばめの状態で、かつ、比較的短い挿込量iで連結されている。したがって、上記のような負荷が作用することにより、この継手部分が節となり、シートバック2の前倒し回動の進行に伴って、「く」符号状への折曲変位が促進して行われるようになっている。そして、操作軸16A,16Bの軸線A1,A2が「く」符号状に折曲し、右側の操作軸16Aと連結部材20との嵌合状態が外されることにより、右側のリクライニング機構10Aの前倒し回動に伴うアンロック動作の操作力が、右側の操作軸16Aから連結部材20を介して左側の操作軸16Bに伝達されるのが阻止される。
すなわち、ロック状態となっている右側のリクライニング機構10Aが前倒し方向に回動すると、右側の操作軸16Aもこれと一体的となって前倒し方向に軸回動する。そして、通常であれば、右側の操作軸16Aの回動力は、連結部材20を介して左側の操作軸16Bに伝達される。これにより、前倒し方向への回動を伴わない左側のリクライニング機構10Bに対して左側の操作軸16Bをアンロックの動作方向に相対的に軸回動させてしまい、この左側のリクライニング機構10Bをアンロック状態に切換えてしまうことがある。しかし、上述したように、本実施例では、このアンロック動作の伝達が阻止されるため、リクライニング機構10Bがアンロック状態に切換えられる事態を防止することができる。
続いて、本実施例の使用方法について説明する。
すなわち、図1を参照し、両リクライニング機構10A,10Bがロック状態となっているシートバック2の背裏側にワインケース等の重量物(図示省略)がインナー側(紙面内右側)に偏向して衝突することにより、かかる負荷の作用によって、インナー側のリクライニング機構10Aがアウター側のリクライニング機構10Bに対して前倒し方向に相対的に回動変位する。これにより、図5の実線で示されるように、操作軸16A,16Bの軸線A1,A2が「く」符号状に折曲していき、右側の操作軸16Aと連結部材20との嵌合状態が外される。これにより、右側の操作軸16Aから左側の操作軸16Bにアンロック動作が伝達されるのが阻止されるため、リクライニング機構10Bがアンロック状態に切換えられる事態が防止される。
このように、本実施例のシートリクライニング装置によれば、両リクライニング機構10A,10Bの回動位置関係に相対的なずれを生じさせる大きさの負荷が入力されたときに、伝達阻止構造によって両リクライニング機構10A,10B間のアンロック動作の伝達を阻止することができる。したがって、リクライニング機構10A,10Bのロック状態が解除されるのを防止することができる。
更に、本実施例では、上記の負荷作用時に、一方の操作軸16Aと連結部材20との嵌合状態を外す方向に変位を促進して行わせ、両者の嵌合状態を容易に外すことができる。したがって、アンロック動作の伝達の阻止を安定して行うことができる。更に、操作軸16A,16Bや連結部材20は変形を伴わず「く」符号状に変位するだけの構成であるため、上記のように「く」符号状に変位した後でも部品をそのまま再利用することができて好適である。更に、上記の嵌合状態の外れる構成は、操作軸16Aと連結部材20との挿し込み嵌合長さを短くして両者のはめあいをすきまばめにするという比較的簡単な構成によって達成することができる。したがって、従前のリクライニング機構10A,10Bの構成を変えることなくアンロック動作の伝達を阻止することができる。
更に、リクライニング機構10A,10Bの操作軸16A,16Bがシートバック2とシートクッション3との連結構造に関連して変位する動きを利用して、アンロック動作の伝達の阻止を好適に行うことができる。
実施例2では、連結部材20の嵌込端部21に変形促進部を設けた例を示す。なお、本実施例では、実施例1のシートリクライニング装置と実質的に同様の構成及び作用を奏する箇所については、同一の符号を付して説明を省略し、相異する構成について異なる符号を付して説明することとする。
この実施例2の代表例を、図10を用いて説明する。本実施例では、インナー側の操作軸16Aが挿し込まれる連結部材20の嵌込端部21に、その一部が切り欠かれた切欠部Saが形成されている。ここで、切欠部Saが本発明の変形促進部に相当する。この切欠部Saは、嵌込端部21の前面側の部位に形成されており、操作軸16A,16Bの軸線A1,A2が「く」符号状に折曲する負荷方向に対して、嵌込端部21の断面係数を低減させている。また、この切欠形状により、操作軸16Aと連結部材20との前面側の挿込量が短くなり、「く」符号状の折曲に対して嵌合状態が外れ易くなっている。
このような変形促進部は、上記した切欠部Sa以外に、例えば図11や図12に示されるスリットSb或いはスリットScによっても形成することができる。前者の図11に示されているスリットSbは、連結部材20の嵌込端部21に軸長方向に延びる細い長孔として形成されている。後者の図12に示されているスリットScは、連結部材20の嵌込端部21の一部を部分的に周方向に肉抜きする肉抜き部位として形成されている。これらスリットSb,Sbの形成により、上記の負荷作用時に嵌込端部21を変形させ易くして(破断させ易くして)、操作軸16Aと連結部材20との継手構造物を「く」符号状に折曲させ易くすることができる。なお、本実施例では、挿込端部16Arの嵌込端部21への挿込量は、20mmとなっている。
上記構成の継手構造物は、操作軸16A,16Bの軸線A1,A2が「く」符号状に折曲する方向の負荷がかかると、スリットSb或いはスリットScによって連結部材20の操作軸16Aとの継手部分の変形が促進して行われる。そして、この変形により、継手構造物が「く」符号状に変形し、右側の操作軸16Aから左側の操作軸16Bへのアンロック動作の伝達が阻止される姿勢状態となる。これにより、リクライニング機構10Bがアンロック状態に切換えられる事態が防止される。
このように、本実施例のシートリクライニング装置によれば、連結部材20の操作軸16Aとの継手部分を変形させ易くしたことにより、アンロック動作の伝達を好適に阻止することができる。そして、連結部材20のみを変形させる構成としたことにより、従前のリクライニング機構10A,10Bの構成を変えることなく使用することができる。また、連結部材20に形成するスリットSbやスリットSbの形状を変えることにより、継手部分の変形し易さを比較的簡単に調整することができる。
実施例3では、右側の操作軸16Aに変形促進部を設けた例を示す。なお、本実施例では、実施例1や実施例2のシートリクライニング装置と実質的に同様の構成及び作用を奏する箇所については、同一の符号を付して説明を省略し、相異する構成について異なる符号を付して説明することとする。
本実施例では、図13に示されるように、インナー側の操作軸16Aに部分的に小径となる小径部Sdが形成されている。ここで、小径部Sdが本発明の変形促進部に相当する。この小径部Sdにより、操作軸16A,16Bの軸線A1,A2が「く」符号状に折曲する負荷方向に対しての操作軸16Aの断面係数が低減されている。
このように、本実施例のシートリクライニング装置によれば、操作軸16Aを変形させ易くしたことにより、アンロック動作の伝達を好適に阻止することができる。そして、この操作軸16Aに形成する小径部Sdの大きさを変えることにより、継手部分の変形し易さを比較的簡単に調整することができる。
以上、本発明の実施形態を3つの実施例により説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施ができるものである。
例えば、実施例1では、操作軸と連結部材との継手部分が外れることで回動伝達が阻止される例を示した。しかし、実質的に継手部分が外れていなくても、これらが「く」符号状に折曲することで回動伝達が不可となる折曲角度状態となることにより、伝達が阻止されるようになっていてもよい。また、実施例2や実施例3では、継手部分が回動伝達の不能な折曲角度状態まで変形するものを示したが、継手部分が破断することによって両者の連結状態が外れるようになっていてもよい。
また、各実施例では、ワインケース等の重量物がシートバック2背裏のインナー側に衝突した場合を想定して例示した。したがって、アウター側への衝突に対応させる場合には、各実施例で示した伝達阻止構造をアウター側の操作軸と連結部材との継手構造物に対して設定すれば良い。なお、伝達阻止構造をアウター側とインナー側とのそれぞれに設定することも可能である。
また、伝達阻止構造は、必ずしも操作軸と連結部材との継手部分に設定する必要はなく、例えば連結部材の一部に関節を設けるなど、軸長方向に繋げられる一連の構造物のいずれかの部位に設定すれば良い。また、シートバック2に偏向した負荷が入力された際に、この負荷を受けて操作軸や連結部材を折曲させる態様に押圧する押圧部材を設け、これによって操作軸や連結部材を動力伝達不能な状態に変形させるようにしても良い。この場合には、操作軸や連結部材にスリットなどの変形促進部を形成しなくても良く、連結部材の捩り剛性を弱めるなど回動伝達機能を低下させずに済むため好適である。
また、操作軸の連結部材への挿込量やはめあい等の構成関係は、関係する構造物の材質や寸法関係によって適宜決定されるものであり、上記実施例で示した数値に限定されるものではない。
また、変形促進部は、上記各実施例で示したものに限定されず、各部材の形状の一部を薄肉化したり折曲させておいたりして変形させ易くしたものであっても良い。また、操作軸の連結部材への挿込量を単に短くすることによって、これらを「く」符号状に変位させ易く(外れ易く)しても良い。但し、上述したいずれの場合においても、通常使用時におけるリクライニング機構のアンロック動作の伝達機能が損なわれない程度に伝達阻止構造を設定することが必要である。

Claims (5)

  1. シートの左右両側にシートバックの傾き角度を調整するためのリクライニング機構がそれぞれ設けられており、当該両リクライニング機構のロック及びアンロックの動作を同期させるための連結部材が左右のリクライニング機構の間に配設されたシートリクライニング装置であって、
    前記連結部材は、左右の個々のリクライニング機構をそれぞれロック状態とアンロック状態とに切換え操作するための各操作軸を互いに動力伝達可能な状態に連結しており、
    前記両リクライニング機構は、常時は互いの操作軸の軸線が一致する配設状態とされており、これらのロック状態でシートバックに左右で偏向した負荷が作用することにより、一方側のリクライニング機構が同側の操作軸と一体的となって他方側のリクライニング機構に対して相対的に回動変位して該他方側の操作軸を軸回動させて該他方側のリクライニング機構のロック状態を相対的に解除操作する構成となっており、
    前記連結部材と一方の操作軸とは互いが軸長方向に差し込まれることによって動力伝達可能に嵌合連結されており、該連結部材と一方の操作軸との嵌合連結部には前記シートバックに左右で偏向した負荷が作用した際に該操作軸と連結部材との間の動力伝達を阻止可能な伝達阻止構造が設けられており、
    該伝達阻止構造は、前記シートバックに左右で偏向した負荷が作用した際に前記一方側のリクライニング機構が同側の操作軸と一体的となって相対回動すると共に幅方向に押し広げられる動きによって該一方側の操作軸と連結部材との連結部を「く」符号状に折曲させて該操作軸と連結部材との間の動力伝達を不能な状態にすることを特徴とするシートリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載のシートリクライニング装置であって、
    前記伝達阻止構造は、前記連結部材に設けられていることを特徴とするシートリクライニング装置。
  3. 請求項1に記載のシートリクライニング装置であって、
    前記伝達阻止構造は、前記リクライニング装置の操作軸に設けられていることを特徴とするシートリクライニング装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のシートリクライニング装置であって、
    前記伝達阻止構造は、前記シートバックに左右で偏向した負荷が作用した際に前記連結部材と操作軸との差し込み嵌合状態が「く」符号状の折曲角度位置まで折曲することで外れる構造となっていることを特徴とするシートリクライニング装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のシートリクライニング装置であって、
    前記伝達阻止構造は、前記連結部材及び前記操作軸の少なくとも一方に形成された変形促進部であり、該変形促進部によって前記連結部材と操作軸との差し込み嵌合状態が「く」符号状に折曲し易くなっていることを特徴とするシートリクライニング装置。
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