JP6160337B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents
車両用シートスライド装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6160337B2 JP6160337B2 JP2013157988A JP2013157988A JP6160337B2 JP 6160337 B2 JP6160337 B2 JP 6160337B2 JP 2013157988 A JP2013157988 A JP 2013157988A JP 2013157988 A JP2013157988 A JP 2013157988A JP 6160337 B2 JP6160337 B2 JP 6160337B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock lever
- engagement portion
- upper rail
- lock
- engagement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
上記構成によれば、第1係合部側の各第1溝部(を構成する凸状部分)に干渉することなく、円滑に、そのロックレバーの挿入部を第2係合部側の各第2溝部に挿入し、及び当該各第2溝部から抜脱することできる。
上記構成によれば、簡素な構成にて、アッパレールの移動位置を調整可能な二つの位置調整機構を形成することができる。そして、これら二つの位置調整機構を併用することで、高い信頼性を確保しつつ、その調整自由度を高めることができる。
また、一の操作ハンドルを用いて操作可能、且つそれぞれ確実にアッパレールの移動位置を調整可能な第1位置調整機構及び第2位置調整機構が形成される。その結果、容易に、そのシートスライド位置の微調整を行うことができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記アッパレールは、対向配置された一対の側壁部を有し、前記ロックレバーは、前記両側壁部に設けられた支持孔に挿通される支持軸を有して前記両側壁部間に支持されるとともに、前記支持孔は、前記支持軸の径方向移動を許容する孔形状を有するものであって、前記支持軸が前記ロックレバー係合部であって、前記支持孔には、前記操作ハンドルに対する操作入力に基づき前記支持軸が係脱可能な前記係合歯が形成されることが好ましい。
上記構成によれば、ロック係合部が第1係合部から脱離する前に、その支持軸を第2係合部から脱離させることができる。
以下、車両用シートスライド装置に関する第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に対して傾動自在に設けられたシートバック3と、このシートバック3の上端に設けられたヘッドレスト4とを備えている。
本実施形態のシートスライド装置10は、操作ハンドル45を第2位置P2(図13参照)を超えて引き上げることにより、そのロック機構31を構成するロックレバー30が、ロアレール5側の第1係合部41及びアッパレール6側の第2係合部52の双方に対して非係合となる。尚、この第2位置P2は、操作ハンドル45の最大引き上げ角度に対応する第3位置P3の近傍に設定されている。そして、本実施形態では、これにより、そのロアレール5に対するアッパレール6の相対移動が許容されたアンロック状態に移行するようになっている。
(1)シートスライド装置10は、上方にシート1を支持するアッパレール6と、その延伸方向に沿って相対移動可能にアッパレール6を支持するロアレール5を備える。また、シートスライド装置10は、アッパレール6に支持されてロアレール5に係合することによりアッパレール6の相対移動を規制可能なロックレバー30を備える。そして、シートスライド装置10は、ロアレール5に係合するロックレバー30の相対位置を変更することによりアッパレール6の移動位置を調整可能な第1位置調整機構51と、アッパレール6に支持されたロックレバー30の相対位置を変更することによりアッパレール6の移動位置を調整可能な第2位置調整機構62とを備える。
以下、車両用シートスライド装置に関する第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、上記第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略することとする。
・上記各実施形態では、ロックレバー(30,30B)は、アッパレール(6,6B)の両側壁部(15,15B)に略直交する回動軸L(支持軸32,71)周りに回動可能に支持される。そして、その先端30aに設けられたロック係合部37が上方移動する方向に回動することにより、ロアレール5側の第1係合部41に係合することとした。しかし、これに限らず、回動軸Lは、必ずしも「両側壁部に直交」しなくともよい。アッパレールの延伸方向に交差するものであればよい。そして、そのロック係合部37が下方移動することによりロアレール5側の第1係合部41に係合し、ロック係合部37が上方移動することによりその係合が解除される構成に適用してもよい。
・ロックレバー(30,30B)や操作ハンドル45の形状は、任意に変更してもよい。
Claims (8)
- 上方にシートを支持するアッパレールと、
延伸方向に沿って相対移動可能に前記アッパレールを支持するロアレールと、
前記アッパレールに支持されて前記ロアレールに係合することにより前記アッパレールの相対移動を規制可能なロックレバーと、
前記シートのスライド位置を調整すべく操作される操作ハンドルと、を備え、
前記ロアレール及び前記アッパレールには、それぞれ、前記延伸方向の複数位置において前記ロックレバーに係脱可能、且つその係合により前記延伸方向における前記ロックレバーの相対位置を固定可能な係合部が設けられるものであって、
前記操作ハンドルに対する操作入力に基づき、前記ロアレールに設けられた第1係合部と該ロアレールに係合する前記ロックレバーとの相対位置を変更することにより、前記ロアレールに係合する前記ロックレバーに対する前記アッパレールの移動位置を調整可能な第1位置調整機構と、
前記操作ハンドルに対する操作入力に基づき、前記アッパレールに設けられた第2係合部と該アッパレールに支持された前記ロックレバーとの相対位置を変更することにより、前記アッパレールに支持された前記ロックレバーに対する前記アッパレールの移動位置を調整可能な第2位置調整機構と、が構成され、
前記第1係合部及び前記第2係合部は、それぞれ、前記ロックレバーが回動することにより該ロックレバーに設けられた挿入部が挿入される複数の溝部を有するものであって、
前記第2係合部側の各第2溝部の形成ピッチは、前記第1係合部側の各第1溝部の形成ピッチよりも小さく設定され、
前記操作ハンドルの操作量を調整することにより、前記ロックレバーが前記第1係合部及び前記第2係合部に係合する状態と、前記ロックレバーが前記第1係合部には係合し、且つ前記第2係合部には係合しない状態とを切り替え可能に構成される車両用シートスライド装置。 - 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
前記第2溝部は、前記ロックレバーが回動することにより該ロックレバーに設けられた前記挿入部が前記第1溝部に挿入された後に該第2溝部に挿入されるように、該第2溝部の開口位置が前記第1溝部の開口位置よりも前記挿入部の挿入側に位置しており、
前記ロックレバーが前記第1係合部及び前記第2係合部に係合する状態のときに、前記第2溝部に対する前記挿入部の挿入深さが、前記第1溝部に対する前記挿入部の挿入深さよりも浅くなっていること、
を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、
前記各第1溝部の形成ピッチは、前記各第2溝部の形成ピッチの2以上の整数倍であること、
を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
前記アッパレールは、対向配置された一対の側壁部を有し、
前記ロックレバーは、前記両側壁部間に支持されるとともに、前記側壁部に形成されたロック挿通孔に挿通されることにより前記操作ハンドルに対する操作入力に基づき前記ロアレールに設けられた前記第1係合部に対して係脱可能なロック係合部を有するものであって、前記挿入部は、該ロック係合部に設けられており、
前記側壁部には、前記操作入力に基づき前記ロック係合部が係脱可能な前記第2係合部が形成されること、を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 上方にシートを支持するアッパレールと、
延伸方向に沿って相対移動可能に前記アッパレールを支持するロアレールと、
前記アッパレールに支持されて前記ロアレールに係合することにより前記アッパレールの相対移動を規制可能なロックレバーと、
前記シートのスライド位置を調整すべく操作される操作ハンドルと、を備え、
前記ロアレール及び前記アッパレールには、それぞれ、前記延伸方向の複数位置において前記ロックレバーに係脱可能、且つその係合により前記延伸方向における前記ロックレバーの相対位置を固定可能な係合部が設けられるものであって、
前記操作ハンドルに対する操作入力に基づき、前記ロアレールに設けられた第1係合部と該ロアレールに係合する前記ロックレバーとの相対位置を変更することにより、前記ロアレールに係合する前記ロックレバーに対する前記アッパレールの移動位置を調整可能な第1位置調整機構と、
前記操作ハンドルに対する操作入力に基づき、前記アッパレールに設けられた第2係合部と該アッパレールに支持された前記ロックレバーとの相対位置を変更することにより、前記アッパレールに支持された前記ロックレバーに対する前記アッパレールの移動位置を調整可能な第2位置調整機構と、が構成され、
前記第1係合部は、前記ロックレバーが回動することにより該ロックレバーに設けられた挿入部が挿入される複数の第1溝部を有するものであって、前記第2係合部は、前記ロックレバーが回動することにより該ロックレバーに設けられたロックレバー係合部が係合される複数の係合歯を有するものであり、
前記第2係合部側の各係合歯の形成ピッチは、前記第1係合部側の各第1溝部の形成ピッチよりも小さく設定され、
前記操作ハンドルの操作量を調整することにより、前記ロックレバーが前記第1係合部及び前記第2係合部に係合する状態と、前記ロックレバーが前記第1係合部には係合し、且つ前記第2係合部には係合しない状態とを切り替え可能に構成される車両用シートスライド装置。 - 請求項5に記載の車両用シートスライド装置において、
前記アッパレールは、対向配置された一対の側壁部を有し、
前記ロックレバーは、前記両側壁部に設けられた支持孔に挿通される支持軸を有して前記両側壁部間に支持されるとともに、
前記支持孔は、前記支持軸の径方向移動を許容する孔形状を有するものであって、
前記支持軸が前記ロックレバー係合部であって、
前記支持孔には、前記操作ハンドルに対する操作入力に基づき前記支持軸が係脱可能な前記係合歯が形成されること、を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項6に記載の車両用シートスライド装置において、
前記ロックレバーは、前記操作入力に基づき前記支持軸周りに回動することにより前記ロアレールに設けられた前記第1係合部に対して係脱可能なロック係合部を有するものであって、前記挿入部は、該ロック係合部に設けられており、
前記ロックレバーを付勢して該ロックレバーを回動させることにより前記ロック係合部が前記第1係合部に係合する状態を保持可能なロック用付勢部材と、
前記ロックレバーを付勢して前記支持軸を前記第2係合部に押し当てることにより前記支持軸が前記第2係合部に係合する状態を保持可能な支持用付勢部材と、を備え、
前記第2位置調整機構は、前記操作入力に基づく前記ロックレバーの回動により前記支持用付勢部材の付勢力に抗して前記ロック係合部が前記第1係合部から脱離する前に、前記支持用付勢部材の付勢力に抗して前記支持軸が前記第2係合部から脱離するように構成されること、を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項7に記載の車両用シートスライド装置において、
前記支持用付勢部材の付勢力が、前記ロック用付勢部材の付勢力よりも弱く設定されること、を特徴とする車両用シートスライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013157988A JP6160337B2 (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 車両用シートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013157988A JP6160337B2 (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 車両用シートスライド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015027841A JP2015027841A (ja) | 2015-02-12 |
JP6160337B2 true JP6160337B2 (ja) | 2017-07-12 |
Family
ID=52491885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013157988A Expired - Fee Related JP6160337B2 (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 車両用シートスライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6160337B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6488939B2 (ja) * | 2015-08-06 | 2019-03-27 | アイシン精機株式会社 | 車両用シートスライド装置 |
JP6591360B2 (ja) * | 2016-06-24 | 2019-10-16 | シロキ工業株式会社 | シートスライド装置 |
JP6911393B2 (ja) * | 2017-03-07 | 2021-07-28 | トヨタ紡織株式会社 | シート用スライド装置 |
JP7133208B2 (ja) * | 2018-09-25 | 2022-09-08 | 株式会社アイセン | 物干し具 |
JP7386602B2 (ja) * | 2018-11-13 | 2023-11-27 | 株式会社今仙電機製作所 | シートスライド装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH021143Y2 (ja) * | 1985-02-22 | 1990-01-11 | ||
JPS63137051A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-09 | Ichikoh Ind Ltd | シ−トスライドのロツク機構 |
JP2005225262A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Toyota Boshoku Corp | シートスライド装置 |
-
2013
- 2013-07-30 JP JP2013157988A patent/JP6160337B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015027841A (ja) | 2015-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6160337B2 (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP5621724B2 (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP4984471B2 (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP5734890B2 (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
WO2007026571A1 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP5821650B2 (ja) | 車両用シートリクライニング装置 | |
JP2013018401A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP2014024513A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
US20120318948A1 (en) | Seat slide apparatus for vehicle | |
JP2010100077A (ja) | スライドレール装置 | |
JP5641227B2 (ja) | シートリクライニング装置及びシート装置 | |
JP6590673B2 (ja) | チャイルドシート | |
JP5991207B2 (ja) | スライドレール | |
JP4465301B2 (ja) | 車両のシートスライド装置 | |
JP4691342B2 (ja) | シートトラックスライド装置におけるロック機構 | |
JP5505317B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP2005225262A (ja) | シートスライド装置 | |
JP5857505B2 (ja) | 車両用シートリクライニング装置 | |
JP6549975B2 (ja) | シートスライド装置 | |
JP2016145024A (ja) | シートスライド装置 | |
JP2008254514A (ja) | チップアップ・スライド式自動車用シート | |
JP4253554B2 (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP2008212455A (ja) | シートバックのガタ防止構造及びその組み付け方法 | |
JP2010125955A (ja) | 車両用スライドレール装置 | |
JP6264836B2 (ja) | 車両用シートスライド装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170516 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170529 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6160337 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |