JP4819922B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録用紙に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、綴じ穴(パンチ穴)の穿孔処理及びステープルによる綴じ処理を行なう後処理装置(フィニッシャー)を備えた画像形成装置において無駄なステープル処理を抑制する技術に関する。
従来から、電子写真方式等により記録用紙に画像を形成した後に、ステープルによる綴じ処理(以下、ステープル処理と記載する場合がある。)及びパンチ穿孔処理(以下、パンチ処理と記載する場合がある。)を自動的に行なうことできる後処理装置(仕上げ処理装置)が画像形成装置に備えられる場合がある。このような画像形成装置におけるステープル処理においては、記録用紙の束をステープルを用いて綴じて、これらステープルにより綴じられた複数部の記録用紙を排紙トレイ上に順次積み重ねていく。
このように複数部の記録用紙をステープルにより綴じる場合、それら複数部全てに対して予め設定された同一の箇所がステープルにより綴じられていた。このため、それら複数部を綴じた後に排出された排紙トレイ上では、ステープルの位置が同一箇所にあるため各部毎に積み上げられた記録用紙の一部が持ち上がる結果となり、これによりトレイ上におけるストック部数が少なくなり作業効率が悪くなったり、ステープルが同一箇所にあると前回排出した記録用紙のステープルに、現在排出中の記録用紙のステープルが引っ掛かかり排出不良又はスタック不揃いが発生したりする。なお、以下においては、ステープル針を単にステープルと記載する場合がある。また、ステープラとはステープル処理する機構(装置)を指す。
特開平4−37592号公報(特許文献1)は、このような問題を解決する仕上げ装置を開示する。この仕上げ装置は、順次送られて来る記録用紙を揃えて停止させ、その記録用紙の1箇所又は複数箇所を1台又は複数台のステープラを用いてステープル処理を行なう。この仕上げ装置は、記録用紙を綴じるステープル針の長手方向に沿ってステープラを移動させるステープラ移動機構と、このステープラ移動機構によりステープル綴じを行なう記録用紙1部ごとにステープラを所定量移動させ前回のステープル位置と今回のステープル位置とが異なるように設定するステープル位置変更制御機構と、このステープル位置変更制御機構により互いに異なる位置にステープル綴じさせた記録用紙を排紙トレイ上に排出させる記録用紙搬送機構と、この記録用紙搬送機構により排出された紙の量に応じて排紙トレイ上面が下降しこの排紙トレイ上面を常に一定位置に保つ記録用紙所定量設定機構とを備えることを特徴とする。
この仕上げ装置によると、ステープル位置変更制御機構によりステープラ移動機構を駆動制御して、記録用紙1部毎にステープラの位置を最低そのステープル針の長さ以上にずらして綴じるようにすることによって、前回の綴じ位置と今回の綴じ位置とをずらした形で順次積み重ねていくことができる。このため、スタック性を一段と向上させることが可能となり、また、このように綴じ位置をずらすことにより従来に比べ排出性を一段と向上させることが可能となる。
また、パンチ処理及びステープル処理を行なえる後処理装置の場合、ステープル処理の綴じ位置が設定されると、パンチ処理の位置についての選択肢のうち、ステープル処理の綴じ位置と矛盾する設定が存在する。例えば、A4の大きさの記録用紙の一方の長辺側にパンチ穴を穿孔すると、その長辺に対向する他方の長辺側又は短辺側をステープルにより綴じてしまうと、パンチ穴を用いたファイリングができなくなる。このようなことに気付いたユーザは、ステープル処理における綴じ位置を変更する必要があるが、ステープル処理以外のパンチ処理の設定を解除してから、ステープル綴じ位置の設定の変更操作を行なう必要がある場合には操作が極めて煩雑になる。
特開2006−154416号公報(特許文献2)は、このような問題を解決する画像形成装置の制御装置を開示する。この制御装置は、設定に従って画像記録シート上に画像を形成する画像形成装置を制御する。この制御装置は、画像形成装置における画像の形成に係る設定を操作者に入力させる設定入力機構と、設定入力機構による第1設定項目の設定の変更に連動して、第1設定項目とは異なる第2設定項目の設定を変更する設定変更機構とを備え、第2設定項目の変更後の設定は、第1設定項目の変更後の設定とともに、画像形成装置における画像の形成に適用可能な設定であることを特徴とする。
この制御装置によると、第1設定項目の設定が変更されると、第2設定項目の設定が適切な設定に変更されるので、設定の変更を容易に行なうことができる。
特開平4−37592号公報 特開2006−154416号公報
従来技術においては、ステープルにより2ヶ所が綴じられるように設定されている場合にさらにパンチ処理が設定された場合には、記録用紙の束(1部の記録用紙)に対してステープルにより2ヶ所が綴じられてパンチ穴が穿孔される。ところで、パンチ処理が設定される場合、画像形成された記録用紙の束は、2穴式〜4穴式のファイルなどにファイリングされるため、同時に設定されるステープルは恒久的でなくてもよい可能性がある。すなわち、ステープルは、記録用紙の束がファイリングされるまでにバラバラになることを防ぐための一時的又は簡易的なものでよいといえる。
しかしながら、上述した特許文献2においては、ステープルにより2ヶ所が綴じられパンチ処理が行なわれる。このため、一時的又は簡易的なものでよいにもかかわらず2ヶ所においてステープル処理が行なわれるので、ステープル処理が無駄に行なわれている可能性がある(ステープル針の無駄な消費及びステープラによる電力の無駄な消費)。さらに、2ヶ所でステープル処理することは、特許文献1に開示されたようにステープルの位置を異ならせてステープル処理する場合に、ステープルの位置をずらせる範囲を狭めてしまうことにもなる。
したがって、本発明の目的は、ステープル処理及びパンチ処理を行なう後処理装置を備えた画像形成装置であって、無駄なステープル処理を抑制して、資源の有効活用と省エネルギを図ることができる、画像形成装置装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、パンチ処理と、ステープル位置及びステープル数を設定することができるステープル処理とを行なう後処理装置を備える。この画像形成装置は、ユーザから入力された要求情報に基づいて、後処理装置における処理の要求を検出するための検出手段と、パンチ処理及びステープル処理の要求が検出されると、ステープルを用いた綴じ態様を仮留め態様で処理するように、後処理装置を制御するための制御手段とを含む。ここで、仮留め態様は、1ヶ所でのステープル綴じであるように構成することができる。
この画像形成装置によると、パンチ処理及びステープル処理が要求された場合には、記録用紙の束に対するステープル処理が、例えば、強固に綴じる2ヶ所のステープル綴じではなく、一時的又は簡易的な1ヶ所のみでのステープル綴じである仮留め態様に設定される。パンチ処理及びステープル処理が設定される場合、ステープルは画像形成された記録用紙の束がファイリングされるまでにバラバラになることを防ぐための一時的又は簡易的なものでよいため、ステープルは仮留め態様である1ヶ所のみで綴じられる。その結果、無駄なステープル処理を抑制して、資源の有効活用と省エネルギを図ることができる。
制御手段は、複数個のステープルを用いたステープル処理の要求が検出された後にパンチ処理の要求が検出されると、複数個のステープルを用いた綴じ態様を1個のステープルを用いた綴じ態様に変更するための手段を含むように構成することができる。
この画像形成装置によると、ステープル2ヶ所綴じ処理(2ヶ所以上であればよい。)が設定された後にパンチ処理が設定された場合には、設定されたステープル2ヶ所綴じがキャンセルされて1ヶ所のみでのステープル綴じに変更される。その結果、ステープル処理及びパンチ処理を行なう場合に、ステープルは仮留めであるとの観点に基づいて、無駄なステープル処理を抑制して、資源の有効活用と省エネルギを図ることができる。
制御手段は、パンチ処理の要求が検出された後においては、複数個のステープルを用いたステープル処理を禁止して、1個のステープルを用いたステープル処理を許可するための手段を含むように構成することができる。
この画像形成装置によると、ステープル処理が設定される前にパンチ処理が設定された場合には、ステープル2ヶ所綴じが設定できなくなる(2ヶ所以上のステープル処理が設定不可)。その結果、ステープル処理及びパンチ処理を行なう場合に、ステープルは仮留めであるとの観点に基づいて、無駄なステープル処理を抑制して、資源の有効活用と省エネルギを図ることができる。
なお、画像形成装置は、画像形成される部数が2以上であると、部毎にステープル位置を変更するように後処理装置を制御するための手段をさらに含むように構成することができる。
2以上の部数を画像形成する場合には、部毎にステープルの位置をずらしてステープル処理を行なうので、排出トレイ上でスタックしてもステープルどうしが重なり合うことがない。このため、排紙トレイ上のストック部数が少なくなることを回避できたり、ステープルどうしが引っ掛からないので排出不良が発生することを抑制できたり、スタック不揃いが発生することを抑制できたりする。
本発明に係る画像形成装置によると、パンチ処理及びステープル処理が要求された場合には、記録用紙の束に対して2ヶ所のステープル綴じが設定されないで1ヶ所のみでステープル綴じが設定される。この結果、ステープル処理及びパンチ処理を行なう場合に、ステープルは仮留めであるとの観点に基づいて、無駄なステープル処理を抑制して、資源の有効活用と省エネルギを図ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置の内部構成を簡略化して示す図である。 図1に示す画像形成装置のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す画像形成装置によりステープル処理された記録用紙の上面図である。 図1に示す画像形成装置におけるステープラの動作を示す図(その1)である。 図1に示す画像形成装置におけるステープラの動作を示す図(その2)である。 図1に示す画像形成装置におけるステープラの動作を示す図(その3)である。 図1に示す画像形成装置におけるステープラの動作を示す図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置において実行される後処理設定プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の表示パネルに表示される画面例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置において実行される後処理設定プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置において実行される後処理設定プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の変形例に係る画像形成装置によりステープル処理された記録用紙の断面図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下においては、後処理装置を備えた、電子写真方式の画像形成装置について説明するが、本発明はこれに限定されず、ステープル処理及びパンチ処理が可能な画像形成装置であれば特に限定されない。
<第1の実施の形態>
以下に、本実施の形態に係る画像形成装置(複合機)について説明する。この画像形成装置は、上述したようにステープル処理及びパンチ処理が可能な構成を備える。
[画像形成装置:機能]
図1は、画像形成装置150の外観構成を示す図である。図2は、画像形成装置150の内部構成を簡略化して示す図である。図3は、画像形成装置150の機能ブロック図である。
図1及び図2を参照して、画像形成装置150は、原稿読取部152、画像形成部154、給紙部156、及び後処理部400を備える。
ここで、コピーモードでの動作説明を行なうことによって、画像形成装置150の内部
構成の説明とする。このコピーモードにおいては、主として、原稿読取部(以下、スキャナ部と記載する場合がある。)152及び画像形成部154が動作することによりコピー機能が実現される。
画像形成装置150においては、原稿載置台に置かれた原稿が原稿読取部152により画像データとして読取られ、読取られた画像データが図4に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU(Central Processing Unit)300に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成部154へと出力される。
画像形成部154は、画像データによって示される原稿の画像を記録媒体(多くの場合、記録用紙)に印刷するものであって、感光体ドラム222、帯電装置224、レーザスキャンユニット(以下、LSUと記載する場合がある。)226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234、及び図示しない除電装置等を備えている。
画像形成部154には、主搬送路236及び反転搬送路238が設けられており、給紙部156から給紙されてきた記録用紙が主搬送路236に沿って搬送される。給紙部156は、用紙カセット240に収納された記録用紙、又は手差トレイ242に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部154の主搬送路236へと送り出す。
画像形成部154の主搬送路236に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラム222と転写装置230との間を通過し、更に定着装置234を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラム222は、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置232と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置224により均一に帯電される。
LSU226は、印刷対象の画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム222の表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラム222の表面に形成する。
現像装置228は、トナーを感光体ドラム222の表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム222の表面に形成する。
転写装置230は、当該転写装置230と感光体ドラム222との間を通過していく記録用紙に感光体ドラム222の表面のトナー像を転写する。
定着装置234は、記録用紙を加熱するための加熱ローラ248と、記録用紙を加圧するための加圧ローラ250とを含む。記録用紙は、加熱ローラ248によって加熱され、かつ、加圧ローラ250によって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。この定着装置234へ供給される電力によりヒータを温めて加熱ローラ248の温度が定着に適した温度になるように制御されている。
主搬送路236と反転搬送路238との接続位置には、分岐爪244が配設されている。記録用紙の片面のみに印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が位置決めされ、この分岐爪244により定着装置234からの記録用紙が排紙トレイ246又は後処理部400を通って排紙トレイ168の方へと導かれる。
記録用紙の両面に印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が所定方向に回動されて記録用紙が反転搬送路238の方へと導かれる。記録用紙は、反転搬送路238を通過して、その表裏が反転されて主搬送路236へと再び搬送され、主搬送路236の再度の搬送途中で、その裏面への印刷が行なわれて排紙トレイ246又は排紙トレイ168の方へと導かれる。
上述のように、印刷された記録用紙は、排紙トレイ246又は後処理部400を通って排紙トレイ168に排出される。後処理部400においては、画像が形成された記録用紙にパンチ穴を穿孔するパンチ処理及び各記録用紙の束にステープラを用いてステープルにより綴じるステープル処理が施される。後処理部400においては、記録用紙1枚ずつにパンチ処理が行なわれたり、記録用紙の束に対してステープル処理が行なわれたりして、印刷物が作成される。
図2に示すように、後処理部400は、記録用紙1枚ずつの搬送方向の後端側にパンチ穴を穿孔するパンチ処理部402と、ステープラ404及びステープルトレイ406を備えるステープル処理部408とを含む。後処理部400に搬送されてきた記録用紙は、必要に応じて、パンチ処理部402により所定の位置に所定の個数のパンチ穴が穿孔される。また、後処理部400に搬送されてきた記録用紙は、必要に応じて、ステープル処理部408により所定の位置に所定の個数のステープルにより記録用紙の束として綴じられる。
パンチ処理部402は、CPU300からの指示により回転駆動するパンチ軸、偏芯カムを介してパンチ軸に連結されたポンチ、ポンチをその内壁に摺動させるダイスとで構成される。なお、ダイスは、記録用紙の表裏にそれぞれ1つずつ対向するように配置される。すなわち、パンチ処理部402に記録用紙が搬送されたときに、対向する2つのダイスによって記録用紙が挟まれるようにダイスが配置される。
この状態でパンチ軸が90度回転されると、偏芯カムの作動により、ポンチが表側のダイス内壁及び裏側のダイスの内壁に沿って移動して記録用紙を打ち抜くように、パンチ処理部402は構成されている。パンチ軸がさらに90度回転されると、ポンチは元の位置に戻るように、パンチ処理部402は構成されている。このような構成であるので、パンチ処理部402においては、パンチ軸を正方向に180度回転させて1枚目の記録用紙にパンチ穴を穿孔して、パンチ軸を逆方向に180度回転させて2枚目の記録用紙にパンチ穴を穿孔する。
なお、パンチ処理部402は、このような構造に限定されるものではなく、記録用紙又は記録用紙の束にパンチ処理を行なえるものであれば特に限定されない。また、パンチ穴の数は、2個以上であれば特に限定されないが、2〜4個程度パンチ穴を穿孔するパンチ処理が多く用いられている。
ステープル処理部408に搬送されてきた記録用紙は、ステープルトレイ406に積載されて、ステープルトレイ406に綴じる単位の記録用紙がスタックされると、所定の位置に所定の数のステープルにより記録用紙の束が綴じられて、その後、排紙トレイ168に排出される。なお、このステープラ404によるステープルの位置及びステープラ404の移動については、後述する。
[画像形成装置:ハードウェア構成]
図3を参照して、画像形成装置150はさらに、コピー機能に関する設定が可能な操作装置166と、通電が遮断された場合であってもプログラム及びデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域であるHDD(Hard Disk Drive)302と、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)306と、プログラムを実行する際の記憶領域を提供するためのRAM(Random Access Memory)308とを含む。
画像形成装置150はさらに、原稿読取部152、画像形成部154、後処理部400、操作装置166、ROM306、HDD302、及びRAM308に接続されるバス310と、バス310に接続された、画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU300とを含む。
ROM306には、画像形成装置150の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。CPU300は、ROM306に格納されているプログラム及びデータに従って画像形成装置150の制御を行なうと共に画像形成装置150の各機能に関する制御を実行する。
RAM308は、CPU300による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。
原稿読取部152、画像形成部154、操作装置166の板状の操作パネル170及び表示パネル172、並びにROM306、HDD302、及びRAM308に対する制御は、CPU300が所定のプログラムを実行することにより行なわれる。
操作装置166は、操作装置166の表面の右側の領域に配置された、テンキー、及びその他の種々の操作ボタンであるハードウェアキー(例えばスタートボタン)が備えられている板状の操作パネル170と、操作装置166の中央部から左側の領域に配置された、小型のタッチパネル一体型液晶表示装置から構成されている表示パネル172とを含む。操作パネル170と表示パネル172とは一つの筐体に保持され、操作装置166は全体として一体となるように構成されている。
この操作装置166においては、表示パネル172に、この画像形成装置150の状態、ジョブの処理状況等が表示される。表示パネル172の液晶表示装置の表示領域上には選択ボタンが表示され、この選択ボタンの表示されている領域を指で押すと、タッチパネルがその押された位置を検出する。プログラム上で選択ボタンの表示位置とタッチパネルが押された位置とを照合することにより、画像形成装置150の機能設定及び動作指示等が行なわれる。このような選択ボタンは、ソフトウェアにより表示パネル172に表示されるボタンである。
[画像形成装置:ステープル機能]
図4に、画像形成装置150によりステープル処理された記録用紙の上面図を示す。なお、図4における紙面左側が搬送方向の後端側であって、この後端側にステープルにより記録用紙の束が綴じられる。
図4(A)に2ヶ所綴じの場合のステープルの位置が、図4(B)に奥側1ヶ所綴じの場合のステープルの位置が、図4(C)に奥側斜め綴じの場合のステープルの位置が、図4(D)に手前側1ヶ所綴じの場合のステープルの位置が、図4(E)に手前側斜め綴じの場合のステープルの位置が、それぞれ示されている。
本実施の形態に係る画像形成装置150においては、パンチ処理及びステープル処理される場合には、記録用紙の束に図4(A)に示す2ヶ所綴じが設定されないように後処理が設定されるとともに、複数の部数をコピーする場合には、図4(B)及び図4(D)に示す1ヶ所綴じであって、部毎にステープルの位置をずらしてステープル処理を行なうように後処理が設定される。
図4に示すように所定の位置及び所定の数のステープルにより記録用紙の束を綴じるために、ステープラ404は移動機構を備える。図5〜図8を用いてステープラ404の移動動作について説明する。
ステープラ404はステープラ移動モータで移動する。ホームポジションはステープラ移動ホームポジションセンサが検知する。CPU300からの動作開始指示により、ステープラ404は移動範囲中央に移動する。なお、この移動は排紙種類に関わらず行なわれる。これはこの時点では排紙種類が確定していないためである。最初の用紙が後処理部400に到達した時点で、CPU300からステープル指示があるとステープル位置と記録用紙のサイズとに応じたステープル待機位置にステープラ404が移動する。
ステープルモード(位置及び数)によるステープラ404の待機位置及びステープル位置(ステープル処理する位置)を、図5〜図8に示す。図5〜図8に示す矢印は、ステープルトレイ406における記録用紙の搬送方向(ステープルトレイ406への引き込み方向)である。また、図5〜図8に示すように、ステープルトレイ406上の所定の位置に記録用紙を積載するために、ストッパ410、ストッパ412及びガイド板420が設けられている。なお、図4及び図5〜図8における記録用紙の表裏は、この画像形成装置150においては表面側を上向きに排紙されるとしたものであるが、裏面側を上向きに排紙される画像形成装置も存在するため、記録用紙の表側と裏側とが図面と反転していたり、記録用紙の奥側と手前側とが図面と反転していたりするものであっても構わない。
図5は、図4(E)の手前側斜め綴じに対応する図であって、図6は、図4(D)の手前側1ヶ所綴じ及び図4(B)の奥側1ヶ所綴じに対応する図であって、図7は、図4(C)の奥側斜め綴じに対応する図であって、図8は、図4(A)の2ヶ所綴じに対応する図である。
図5に示すように、手前側斜め綴じの場合には、ステープラ404は、ステープル位置と同じ位置で待機する。すなわち、ステープラ404は、待機位置から移動することなくステープル処理を行なう。
図6に示すように、手前側1ヶ所綴じの場合及び奥側1ヶ所綴じの場合には、ステープラ404は、中央位置で待機する。このとき、ステープラ404は、ステープル動作毎に、待機位置とステープル位置との間を往復する。この図6に示す1ヶ所綴じの場合には、1つのコピージョブにおける記録用紙の束毎にステープル位置を変更することができる。このようにすると、ステープルの位置をずらしてステープル処理を行なうので、排紙トレイ168に排出されたときに、ステープルどうしが重なり合うことがなく、記録用紙の一部が持ち上がることがない。これにより、排紙トレイ168上におけるストック部数が少なくなることを回避できて作業効率が悪くなることを抑制できる。さらに、ステープルが同一箇所にないので、前回排出した記録用紙のステープルに、現在排出中の記録用紙のステープルが引っ掛からないので排出不良が発生することを抑制できたり、スタック不揃いが発生することを抑制できたりする。
図7に示すように、奥側斜め綴じの場合には、ステープラ404は、ステープル位置よりも奥側の位置で待機する。このとき、ステープラ404は、ステープル動作毎に、待機位置とステープル位置との間を往復する。
図8に示すように、2ヶ所綴じの場合には、ステープラ404は、記録用紙の奥側のステープル位置で待機する。この場合、ステープル時の順序は、例えば2ヶ所のうちで、奥側、手前側の順であるとする。このため、ステープラ404は、奥側のステープル動作後に手前側のステープル位置まで移動する。すなわち、ステープラ404は、ステープル動作毎に、奥側のステープル位置と手前側のステープル位置との間を往復する。
なお、ステープル処理部408は、このような構造に限定されるものではなく、記録用紙の束にステープル処理を行なえるものであれば特に限定されない。また、ステープルの数は、1個以上であれば特に限定されないが、1〜2個程度のステープルにより記録用紙の束を綴じるステープル処理が多く用いられている。
この画像形成装置150は、以下に示すソフトウェア構成を備えたプログラムを実行することにより、後処理部400における設定処理を制御する。
[ソフトウェア構成]
図9は、画像形成装置150で実行される後処理設定プログラムの制御構造を示すフローチャートである。このプログラムはサブルーチンプログラムとして記載している。すなわち、このプログラムは、後処理設定(仕上げ設定)が要求される場合に実行される。なお、画像形成装置150のCPU300は、このようなプログラムと並行して、画像形成装置としての一般的機能を実現するプログラムを実行する。しかしながら、そのプログラムは、本発明の本質的部分とは直接関係するものではないので、その詳細についてはここでは説明しない。
図9を参照して、ステップ(以下、ステップをSと記載する。)1000にて、画像形成装置150のCPU300(以下、単にCPU300と記載する。)は、仕上げメニュー(後処理メニュー)が選択されたか否かを判定する。このとき、CPU300は、例えばメインメニューの仕上げボタン(ソフトウェアにより表示パネル172に表示されるボタン)がユーザにより押下されると、仕上げメニューが選択されたと判定する。仕上げメニューが選択されると(S1000にてYES)、処理はS1010へ移される。もしそうでないと(S1000にてNO)、この処理は終了する。
S1010にて、CPU300は、表示パネル172に仕上げメニューを表示する。S1020にて、CPU300は、ステープル処理及びパンチ処理が選択されたか否かを判定する。このとき、CPU300は、例えば仕上げメニューのステープル処理ボタン及びパンチ処理ボタン(ソフトウェアにより表示パネル172に表示されるボタン)がユーザにより押下されると、ステープル処理及びパンチ処理が選択されたと判定する。なお、本実施の形態においては、ステープル処理及びパンチ処理の選択の順序は特に限定されない。ステープル処理及びパンチ処理が選択されると(S1020にてYES)、処理はS1030へ移される。もしそうでないと(S1020にてNO)、この処理は終了する。
S1030にて、CPU300は、コピーの部数は複数であるか否かを判定する。コピーの部数は複数である場合には(S1030にてYES)、処理はS1040へ移される。コピーの部数は1部であると(S1030にてNO)、この処理はS1050へ移される。
S1040にて、CPU300は、ステープル処理について、ステープルは1ヶ所のみで部毎に(記録用紙の所定の束毎に)、変動する位置に自動で設定する。その後、処理はS1060へ移される。S1050にて、CPU300は、ステープル処理について、ステープルは1ヶ所のみの固定位置に自動で設定する。
S1060にて、CPU300は、仕上げ処理メニューにおいて、ステープル綴じ位置を指定するのではなく、綴じ方向の辺を指定するように変更する。なお、このS1060の処理を、原稿の大きさ及び方向並びに記録用紙の大きさに基づいて、ファイリングされる方向を判定して自動的に行なうようにしても構わない。
S1070にて、CPU300は、仕上げについての全ての指定が完了したか否かを判定する。仕上げについての全ての指定が完了すると(S1070にてYES)、処理はS1080へ移される。もしそうでないと(S1070にてNO)、この処理はS1010へ戻される。なお、所定時間が経過しても仕上げについての全ての指定が完了しない場合には、仕上げ処理設定を中断して、この処理を終了させても構わない。
S1080にて、CPU300は、OKボタンを受付る。S1090にて、CPU300は、OKボタンが押下されたか否かを判定する。このとき、CPU300は、例えば仕上げメニューのOKボタン(ソフトウェアにより表示パネル172に表示されるボタン)がユーザにより押下されると、OKボタンが押下されたと判定する。OKボタンが押下されると(S1090にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(S1090にてNO)、処理はS1080へ戻されて、OKボタンが押下されるまで待つ。なお、所定時間が経過してもOKボタンが押下されない場合には、仕上げ処理設定を中断して、この処理を終了させても構わない。
[仕上げ処理設定動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像形成装置150の動作について、仕上げメニュー画面の一例を示す図10を用いて説明する。
ユーザがコピーモードのメインメニューに表示された仕上げボタンを押下すると(S1000にてYES)、図10に示す仕上げメニュー画面が表示パネル172に表示される(S1010)。
ステープル処理ボタン172A及びパンチ処理ボタン172Cが押下されると(S1020にてYES)、コピー部数が複数であるか否かが判定される(S1030)。コピーモードのメインメニューでコピー部数を2以上に設定しているとコピー部数が複数であって(S1030にてYES)、ステープルは1ヶ所のみで部毎に(記録用紙の所定の束毎に)変動する位置に自動で設定される(S1040)。コピーモードのメインメニューでコピー部数を1に設定しているとコピー部数が複数ではなく(S1030にてNO)、ステープルは1ヶ所のみの固定位置に自動で設定される(S1050)。
このように、ステープル処理及びパンチ処理が選択された場合には、ステープル綴じ位置を指定するのではなく、綴じ方向の辺を指定するように仕上げ処理メニューが変更される(S1060)。このとき、図10のステープル綴じ位置指定ボタン172Bが無効になり、綴じ方向の辺を指定するボタン172Dが有効になる。
ユーザが綴じ方向の辺を指定を含む全ての指定が完了すると(S1070にてYES)、OKボタンの入力を受け付ける(S1080)。ユーザがOKボタン172Eを押下すると(S1090にてYES)、仕上げ処理の設定が完了して、コピーモードのメインメニューへ戻る。
このように設定された画像形成装置150においては、スタートボタンが押下されるとコピーが開始される。ステープル処理及びパンチ処理が選択されている場合であって、コピー部数が1部である場合には、記録用紙1枚ずつに対してパンチ処理が行なわれるとともに、
(1)図5に示すステープル位置でステープル処理が行なわれて図4(E)に示すように手前側斜め位置で1ヶ所のみでステープル処理されるか、
(2)図6に示すステープル位置でステープル処理が行なわれて図4(D)に示すように手前側1ヶ所のみ又は図4(B)に示すように奥側1ヶ所のみでステープル処理されるか
(3)図7に示すステープル位置でステープル処理が行なわれて図4(C)に示すように奥側斜め位置で1ヶ所のみでステープル処理される。
また、ステープル処理及びパンチ処理が選択されている場合であって、コピー部数が2部以上である場合には、
(4)記録用紙の束毎にステープル位置がずらした位置でステープル処理が行なわれる。このとき、図4(D)に示す手前側のステープル位置から図4(B)に示す奥側のステープル位置までの範囲で1ヶ所のみでステープル処理される。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置によると、パンチ処理及びステープル処理が要求された場合には、記録用紙の束に対して2ヶ所のステープル綴じが設定されないで1ヶ所のみでステープル綴じが設定される。さらに、複数の部数をコピーする場合には、1ヶ所綴じであって、部毎にステープルの位置をずらしたステープル綴じが設定される。この結果、ステープル処理及びパンチ処理を行なう場合に、ステープルは仮留めであるとの観点に基づいて、無駄なステープル処理を抑制して、資源の有効活用と省エネルギを図ることができる。さらに、複数の部数をコピーする場合にはステープルの位置をずらしてステープル処理を行なうので、ステープルどうしが重なり合うことがない。このため、排紙トレイ上のストック部数が少なくなることを回避できたり、ステープルどうしが引っ掛からないので排出不良が発生することを抑制できたり、スタック不揃いが発生することを抑制できたりする。
<第2の実施の形態>
以下に、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置150及び後処理部400(図1〜図8)については上述した第1の実施の形態と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態に係る画像形成装置150は、CPU300で実行されるプログラムの制御構造が上述した第1の実施の形態と異なる。それ以外については上述した第1の実施の形態と同じ参照符号を付してある。それらの構造及び作用は上述した第1の実施の形態と同じである。
[ソフトウェア構成]
図11は、画像形成装置150で実行される後処理設定プログラムの制御構造を示すフローチャートであって、図9に示したフローチャートに対応する。なお、画像形成装置150のCPU300は、上述した第1の実施の形態と同じく、このようなプログラムと並行して、画像形成装置としての一般的機能を実現するプログラムを実行する。しかしながら、そのプログラムは、本発明の本質的部分とは直接関係するものではないので、その詳細についてはここでは説明しない。
図11を参照して、S2000にて、CPU300は、2ヶ所綴じのステープル処理が選択されたか否かを判定する。このとき、CPU300は、例えば仕上げメニューのステープル処理ボタン及び2ヶ所ステープルボタン(ソフトウェアにより表示パネル172に表示されるボタン)がユーザにより押下されると、2ヶ所綴じのステープル処理が選択されたと判定する。2ヶ所綴じのステープル処理が選択されると(S2000にてYES)、処理はS2010へ移される。もしそうでないと(S2000にてNO)、この処理は終了する。
S2010にて、CPU300は、パンチ処理が選択されたか否かを判定する。このとき、CPU300は、例えば仕上げメニューのパンチ処理ボタンがユーザにより押下されると、パンチ処理が選択されたと判定する。なお、本実施の形態においては、ステープル処理の設定後にパンチ処理が設定される場合を想定している。パンチ処理が選択されると(S2010にてYES)、処理はS2020へ移される。もしそうでないと(S2010にてNO)、この処理は終了する。
S2020にて、CPU300は、S2000にて選択された2ヶ所綴じのステープル処理を1ヶ所のみで綴じるステープル処理に自動的に変更して、その変更された内容を表示パネル172に表示する。
[仕上げ処理設定動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像形成装置150の動作について、仕上げメニュー画面の一例を示す図10を用いて説明する。なお、この動作の説明においても、上述した第1の実施の形態と同じ動作の説明については繰返さない。
ユーザがコピーモードのメインメニューに表示された仕上げボタンを押下すると(S1000にてYES)、図10に示す仕上げメニュー画面が表示パネル172に表示される(S1010)。
ステープル処理ボタン172A及びステープル綴じ位置指定ボタン172Bの2ヶ所綴じボタンが押下され(S2000にてYES)、さらに、パンチ処理ボタン172Cが押下されると(S2010にてYES)、2ヶ所綴じのステープル処理が1ヶ所のみで綴じるステープル処理に自動的に変更される(S2020)。
このとき、ステープル綴じ位置指定ボタン172Bにおいて、選択されたことを示すために反転表示されていた2ヶ所綴じボタンが反転表示されなくなり、1ヶ所綴じボタンが反転表示されて、変更された内容が表示パネル172に表示される(S2020)。さらに、このとき、ユーザに注意を喚起するために、1ヶ所綴じボタンを点滅させて表示するようにしても構わない。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同じように複数の部数をコピーする場合には、ステープルの位置を記録用紙の束毎に変更するようにしても構わない。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置によると、ステープル2ヶ所綴じ処理が設定された後にパンチ処理が設定された場合には、設定されたステープル2ヶ所綴じがキャンセルされて1ヶ所のみでステープル綴じが自動的に設定されて、その変更が表示される。この結果、ステープル処理及びパンチ処理を行なう場合に、ステープルは仮留めであるとの観点に基づいて、無駄なステープル処理を抑制して、資源の有効活用と省エネルギを図ることができる。
<第3の実施の形態>
以下に、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置150及び後処理部400(図1〜図8)については上述した第1の実施の形態と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態に係る画像形成装置150は、CPU300で実行されるプログラムの制御構造が上述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態と異なる。それ以外については上述した第1の実施の形態と同じ参照符号を付してある。それらの構造及び作用は上述した第1の実施の形態と同じである。
[ソフトウェア構成]
図12は、画像形成装置150で実行される後処理設定プログラムの制御構造を示すフローチャートであって、図9及び図11に示したフローチャートに対応する。なお、画像形成装置150のCPU300は、上述した第1の実施の形態と同じく、このようなプログラムと並行して、画像形成装置としての一般的機能を実現するプログラムを実行する。しかしながら、そのプログラムは、本発明の本質的部分とは直接関係するものではないので、その詳細についてはここでは説明しない。
図12を参照して、S3000にて、CPU300は、パンチ処理が選択されたか否かを判定する。このとき、CPU300は、例えば仕上げメニューのパンチ処理ボタンがユーザにより押下されると、パンチ処理が選択されたと判定する。なお、本実施の形態においては、ステープル処理の設定前にパンチ処理が設定される場合を想定している。パンチ処理が選択されると(S3000にてYES)、処理はS3010へ移される。もしそうでないと(S3000にてNO)、この処理は終了する。
S3010にて、CPU300は、仕上げ処理メニューにおいて、1ヶ所綴じステープル処理のみが選択できるように(2ヶ所綴じステープル処理が選択できないように)変更する。
[仕上げ処理設定動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像形成装置150の動作について、仕上げメニュー画面の一例を示す図10を用いて説明する。
ユーザがコピーモードのメインメニューに表示された仕上げボタンを押下すると(S1000にてYES)、図10に示す仕上げメニュー画面が表示パネル172に表示される(S1010)。
パンチ処理ボタン172Cが押下されると(S3000にてYES)、仕上げ処理メニューにおいて、1ヶ所綴じステープル処理のみが選択できるように変更される(S3010)。
このように、ステープル処理の前にパンチ処理が選択された場合には、ステープル綴じ位置については2ヶ所綴じが選択できなくなるように仕上げ処理メニューが変更される(S3010)。このとき、図10のステープル綴じ位置指定ボタン172Bの2ヶ所綴じボタンが無効になり、1ヶ所綴じボタンが有効になる。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同じように複数の部数をコピーする場合には、ステープルの位置を記録用紙の束毎に変更するようにしても構わない。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置によると、ステープル処理が設定される前にパンチ処理が設定された場合には、ステープル2ヶ所綴じが設定できなくなる。この結果、ステープル処理及びパンチ処理を行なう場合に、ステープルは仮留めであるとの観点に基づいて、無駄なステープル処理を抑制して、資源の有効活用と省エネルギを図ることができる。
<変形例>
上述した実施の形態におけるステープルによる仮留め態様を、以下のように変形させることもできる。
(a)ステープル処理において、記録用紙の束にステープル針を貫通させた後に通常であれば図13(D)に示すように裏面側で折り曲げるのであるが、図13(A)に示すように、折り曲げる部分を切断する。このようにすると、ファイリングするまでは記録用紙の束がバラバラになることを抑制しつつ、ファイリングする場合に容易にステープルを取り外すことができるようになる。なお、ステープル針の切断機構は従来から後処理装置が備えているので、特段のコストアップにもならない。
(b)図13(B)に示すように、ステープル針の一方側のみについて、折り曲げる部分を切断するようにしても構わない。
(c)図13(C)に示すように、ステープル針の一方側を、パンチ穴に貫通させるようにしても構わない。このようにすると、ファイリングするまでは記録用紙の束がバラバラになることを抑制しつつ、ファイリングする場合に容易にステープルを取り外すことができるようになる。なお、ステープラの移動機構は上述したように後処理装置が備えているので、特段のコストアップにもならない。なお、上述した変形例を適宜組合せても構わない。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上述した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
150 画像形成装置
152 原稿読取部
154 画像形成部
156 給紙部
166 操作装置
170 操作パネル
172 表示パネル
300 CPU
302 HDD
306 ROM
308 RAM
310 バス
400 後処理部
402 パンチ処理部
404 ステープラ
406 ステープルトレイ
408 ステープル処理部

Claims (5)

  1. パンチ処理と、ステープル位置及びステープル数を設定することができるステープル処理とを行なう後処理装置を備えた画像形成装置であって、
    ユーザから入力された要求情報に基づいて、前記後処理装置における処理の要求を検出するための検出手段と、
    前記パンチ処理及び前記ステープル処理の要求が前記検出手段により検出されると、ステープルを用いた綴じ態様を、1ヶ所でのステープル綴じである仮留め態様で処理するように、前記後処理装置を制御するための制御手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、複数個のステープルを用いたステープル処理の要求が前記検出手段により検出された後にパンチ処理の要求が前記検出手段により検出されると、複数個のステープルを用いた綴じ態様を1個のステープルを用いた前記仮留め態様に変更するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、パンチ処理の要求が前記検出手段により検出された後においては、複数個のステープルを用いたステープル処理を禁止して、1個のステープルを用いた前記仮留め態様でのステープル処理を許可するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記パンチ処理及び前記ステープル処理の要求が前記検出手段により検出されると、ステープルを用いた綴じ態様を、1ヶ所でのステープル綴じである仮留め態様に変更し、かつ、ステープル綴じ位置の指定ではなく、綴じ方向の辺を指定するように、前記後処理装置を制御するための手段を含む、請求1に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、画像形成される部数が2以上であると、部毎にステープル位置を変更するように前記後処理装置を制御するための手段をさらに含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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