JP2020141190A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷ジョブの途中で用紙切れが生じるおそれがあるとき、原稿枚数や印刷内容に応じて、表示するメッセージを切り替え、使用者の意図を効率よく確認する。【解決手段】制御部は印刷ジョブの実行中に用紙切れが生ずるか否かを予測する。用紙切れが生ずると予測した場合、部枚数が1枚のとき、制御部は、最初に第1画面を表示させる。部枚数が複数枚のとき、制御部は、最初に第2画面を表示させる。第1画面は印刷を開始するか否かを選択する画面である。第2画面は代行装置に前記印刷ジョブを代行させるか否かを選択する画面である。【選択図】図9

Description

本発明は、用紙を給紙して印刷ジョブを実行する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、印刷ジョブを1つずつ実行する。一方で、1台の画像形成装置に印刷用ジョブが集中することがある。自分の印刷物が出力されるまでの待ち時間が長くなることがある。そこで、他の画像形成装置に印刷ジョブを割り振ることがある。印刷ジョブを割り振るネットワークシステムの一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、複数の画像形成装置がネットワークを介して接続され、画像形成装置は、原稿を読み取り、読み取られた画像を印刷し、読み取った画像を蓄積し、他機の画像形成装置の情報を獲得、識別し、ネットワーク上にある画像形成装置のうちの任意の1台で読み取られた画像情報を他の画像形成装置に転送して印刷を分配し、単独動作か連結動作かを選択し、自機及び他機の紙残量を監視し、画像形成装置Aに印刷ジョブが複数割り当てられて総印刷枚数が画像形成装置Aの紙残量を超える場合、監視下の十分量の紙残量を有する他の画像形成装置Bに印刷ジョブを割り当てる画像形成装置ネットワークシステムが記載されている(特許文献1:請求項1、請求項2参照)。
特開2004−235769号公報
これから行う印刷ジョブで用紙切れが生ずる可能性が高い場合、他の画像形成装置に印刷を代行させてもよいと考える使用者がいる。一方、他の画像形成装置に印刷を代行させたくない使用者もいる。そして、強制的に他の画像形成装置に印刷を代行させることがある。代行させたくないという使用者の意図が無視されてしまう。用紙切れが生じそうであるが印刷ジョブを開始するか否か、及び、他の画像形成装置に印刷を代行させるか否かは、使用者の希望に沿うべきである。この場合、代行するか、そのまま印刷を開始するかという使用者の意図を効率よく確認すべきという問題がある。
特許文献1記載の技術では、総印刷枚数が画像形成装置の紙残量を超える場合、強制的に他の画像形成装置に印刷ジョブが割り当てられる。移行するか否かを使用者が決める余地が全くない。特許文献1記載の技術では、上記の問題点を解決することができない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、印刷ジョブの途中で用紙切れが生じるおそれがあるとき、原稿枚数や印刷内容に応じて、表示するメッセージを切り替え、使用者の意図を効率よく確認する。
本発明に係る画像形成装置は、印刷部、画像読取部、操作パネル、制御部を備える。前記印刷部は、印刷に用いる用紙を供給する給紙部と、前記給紙部から供給された用紙に画像を形成する画像形成部と、を含む。前記画像読取部は原稿を読み取る。前記操作パネルは、印刷部数の設定を受け付け、表示を行う。前記制御部は、読み取った原稿の枚数に基づく印刷ジョブの1部あたりの枚数である部枚数と、設定された前記印刷部数と、に基づいて前記印刷ジョブでの合計印刷枚数を求める。前記制御部は、求めた前記合計印刷枚数に基づき、前記印刷ジョブの実行中に用紙切れが生ずるか否かを予測する。用紙切れが生ずると予測した場合、前記部枚数が1枚のとき、前記制御部は、最初に第1画面を前記操作パネルに表示させる。前記部枚数が複数枚のとき、前記制御部は、最初に第2画面を前記操作パネルに表示させる。前記第1画面は、印刷を開始するか否かを選択する画面である。前記第2画面は、代行装置に前記印刷ジョブを代行させるか否かを選択する画面である。
本発明によれば、印刷ジョブの途中で用紙切れが生じるおそれがあるとき、原稿枚数や印刷内容に応じて、表示するメッセージを切り替えることができる。使用者の意図を効率よく確認することができる。
実施形態に係る印刷システムの一例の概要を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の一例を示す図である。 実施形態に係る代行装置の一例を示す図である。 実施形態に係る残量検知の一例を示す図である。 実施形態に係る残量検知の一例を示す図である。 実施形態に係る残量検知の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の残枚数の予測の一例を示す図である。 実施形態に係る用紙切れの予測処理の一例を示す図である。 部枚数が1枚のときの使用者の意思確認処理の一例を示す図である。 部枚数が複数枚のときの使用者の意思確認処理の一例を示す図である。 実施形態に係る第1画面の一例を示す図である。 実施形態に係る第2画面の一例を示す図である。 実施形態に係る予測値を含む第3画面の一例を示す図である。
以下、図1〜図13を用いて本発明の実施形態を説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(印刷システム300の概要)
まず、図1を用いて、実施形態に係る画像形成装置100と代行装置200の一例を説明する。図1は、実施形態に係る印刷システム300の一例の概要を示す図である。
印刷システム300は、画像形成装置100と代行装置200を含む。実施形態に係る画像形成装置100は、他の画像形成装置100と通信可能に接続される。各画像形成装置100は、例えば、ネットワークを介して通信する。他の画像形成装置100は、画像形成装置100の印刷ジョブを、画像形成装置100の代わりに実行できる。そのため、以下の説明では、他の画像形成装置100を代行装置200と称する。図1に示すように、代行装置200は複数台でもよい。画像形成装置100と代行装置200の組み合わせは、1つの印刷システム300として捉えることができる。
(画像形成装置100)
次に、図2を用いて、実施形態に係る画像形成装置100の一例を説明する。図2は、実施形態に係る画像形成装置100の一例を示す図である。本説明では、画像形成装置100が複合機である場合を説明する。なお、画像形成装置100は、プリンターのような複合機以外の装置でもよい。
画像形成装置100は制御部1、記憶部2、原稿搬送部3a、画像読取部3b、操作パネル4、印刷部5、後処理装置6、通信部7を含む。制御部1は画像形成装置100の動作を制御する。制御部1は制御回路11、画像処理回路12を含む。制御回路11は、画像形成装置100に関する制御、演算を行う集積回路である。制御回路11は、例えば、CPUである。記憶部2は制御用のプログラム、データを記憶する。記憶部2はROM、RAM、ストレージ(例えば、HDD)を含む。記憶部2のプログラムやデータに基づき、制御回路11は画像形成装置100の制御、演算を行う。
原稿搬送部3aは、セットされた原稿を1枚ずつ搬送する。コピージョブ(印刷ジョブ)のとき、制御部1は、セットされた原稿を1枚ずつ原稿搬送部3aに搬送させる。制御部1は、搬送原稿を画像読取部3bに読み取らせる(スキャンさせる)。画像読取部3bは読み取った原稿の画像データを生成する。画像読取部3bは、コピージョブの実行に用いる画像データ(ジョブデータ)を取得する。画像処理回路12は、原稿の画像データを処理する。画像処理回路12は、印刷ジョブに用いる画像データを生成する。
操作パネル4は、表示パネル41、タッチパネル42、ハードキー43を含む。制御部1は、各種設定画面、操作用画像を表示パネル41に表示させる。操作用画像は、例えば、ボタン、キー、タブである。表示パネル41にタッチパネル42が取り付けられる。タッチパネル42はタッチ位置を検知する。タッチパネル42の出力に基づき、制御部1は操作された操作用画像を認識する。また、ハードキー43の出力に基づき、制御部1は、操作されたハードキー43を認識する。操作パネル4を操作することにより、コピージョブに関する各種設定を行うことができる。例えば、操作パネル4は、ジョブの種類、印刷の部数、原稿サイズの設定を受け付ける。
印刷部5は、給紙部5a、用紙搬送部5b、画像形成部5c、定着部5dを含む。画像形成装置100は複数の給紙部5aを含んでもよい。制御部1は、給紙、用紙搬送、トナー像の形成、転写、定着のような印刷関連処理を制御する。印刷ジョブのとき、制御部1は、用紙を1枚ずつ給紙部5aに供給させる。制御部1は、供給された用紙を用紙搬送部5bに搬送させる。制御部1は、画像データに基づくトナー像を画像形成部5cに形成させる。制御部1は、搬送される用紙へのトナー像の転写を画像形成部5cに行わせる。制御部1は用紙のトナー像を定着部5dに定着させる。用紙搬送部5bは定着後の用紙を機外に排出する。印刷済の用紙は排出トレイ(不図示)に排出される。
画像形成装置100は後処理装置6を含む。後処理装置6は着脱可能である。後処理装置6は、例えば、画像形成装置100の側面に取り付けられる。画像形成装置100(用紙搬送部5b)は、印刷済用紙を後処理装置6に送り込む。後処理装置6は、送り込まれた印刷済用紙の後処理を行う。後処理装置6は、搬送ガイド、搬送用回転体(搬送ローラー)、搬送用モーターを含む。また、後処理装置6は、ステープル処理部61と中折り部62を含む。
ステープル処理部61はステープルを行う。ステープル処理はステープル針で用紙束を綴じる処理である。ステープル処理部61は、ステープラー、処理トレイ、排出機構を含む。操作パネル4でステープル処理を行う設定がなされているとき、後処理装置6は、処理トレイに用紙束を送り込む。処理トレイに1部の用紙束(ステープル処理で綴じる用紙束)が溜まったとき、ステープル処理部61のステープラーがステープル針で用紙束を綴じる。排出機構は、モーター、回転体を含む。排出機構は、綴じられた用紙束を機外(排出トレイ)に排出する。
中折り部62は中折り処理を行う。中折り処理は、用紙の中央で用紙を折る処理である。例えば、中折り処理は、冊子を作るときに利用される。中折り部62は、中折り機構、中折り排出機構を含む。操作パネル4で中折り処理を行う設定がなされているとき、後処理装置6は、中折り部62に用紙を送り込む。中折り機構は、送り込まれた用紙を中央で折り曲げる。排出機構は、モーター、回転体を含む。排出機構は、中折りされた用紙を機外(排出トレイ)に排出する。
通信部7は通信用の各種ソケット、通信用回路、通信用ソフトウェアを備える。通信部7は、ネットワークを介して、代行装置200と通信する。なお、通信部7は、代行装置200から送信された印刷用データも受信できる。画像形成装置100は代行装置200としても利用できる。
(代行装置200)
次に、図3に基づき、実施形態に係る代行装置200(他の画像形成装置100)の一例を説明する。図3は、実施形態に係る代行装置200の一例を示す図である。代行装置200は、複合機でもよいし、プリンターでもよい。
代行装置200は、少なくとも、代行制御部201、代行印刷部202、代行通信部203を含む。代行制御部201は代行装置200の動作を制御する。代行印刷部202は、代行給紙部204、代行用紙搬送部205、代行画像形成部206、代行定着部207を含む。代行制御部201は、給紙、用紙搬送、トナー像の形成、転写、定着のような印刷関連処理を制御する。代行装置200での印刷ジョブのとき、代行制御部201は、用紙を1枚ずつ代行給紙部204に供給させる。代行制御部201は、供給された用紙を代行用紙搬送部205に搬送させる。代行制御部201は、画像データに基づくトナー像を代行画像形成部206に形成させる。代行制御部201は、搬送される用紙へのトナー像の転写を代行画像形成部206に行わせる。代行制御部201は用紙のトナー像を代行定着部207に定着させる。代行用紙搬送部205は定着後の用紙を機外に排出する。印刷済の用紙は排出トレイ(不図示)に排出される。なお、代行装置200は、代行後処理装置208を含む。代行後処理装置208は、画像形成装置100の後処理装置6と同様の処理を行える。代行制御部201は、代行後処理装置208の動作を制御する。
代行通信部203は通信用ソケット、通信用回路、通信用ソフトウェアを備える。代行通信部203は、ネットワークを介して、画像形成装置100と通信する。代行通信部203は、画像形成装置100から送信された印刷用データを受信する。印刷用データは画像データやページ記述言語で記述されたデータを含む。代行制御部201は、ページ記述言語で記述されたデータから画像データを生成する。代行制御部201は、生成した画像データに基づき、印刷に用いる画像データを生成する。代行制御部201は、受信した印刷用データに基づく印刷を代行印刷部202に行わせる。
(用紙残量検知)
次に、図4〜図6を用いて、実施形態に係る画像形成装置100での用紙の残量レベルの検知の一例を説明する。図4〜図6は実施形態に係る残量検知の一例を示す図である。
図4に示すように、画像形成装置100(給紙部5a)は用紙残量センサー50と用紙切れセンサー53を含む。用紙切れセンサー53は、給紙部5aの用紙切れ(用紙の有無)を検知するためのセンサーである。用紙切れセンサー53は用紙が残っているときと無いときとで出力レベルが変化する。例えば、用紙切れセンサー53は反射式光センサーである。この場合、反射式光センサーは、給紙部5a内の用紙束をセットする昇降板に設けられた穴から用紙に向けて光を照射する。しかし、他の方式により用紙切れを検知してもよい。用紙切れセンサー53の出力は制御部1に入力される。これにより、制御部1は、給紙部5aの用紙の有無を認識できる。
用紙残量センサー50は、給紙部5aの用紙の残量(残量レベル)を検知するためのセンサーである。用紙残量センサー50の出力に基づき、制御部1は、用紙の残量レベルを認識する。用紙残量センサー50は第1センサー51と第2センサー52を含む(図4、図6参照)。
給紙部5aの一部は、用紙カセットとなっている。昇降板が用紙カセット内に設けられる。昇降板に用紙がセットされる(載置される)。なお、昇降板の上方に給紙ローラーが設けられる。そして、給紙部5aは、昇降機構54、上限センサー55、給紙モーター56を含む。
昇降機構54は昇降板を昇降させる。図5を用いて、昇降機構54を説明する。昇降機構54は、上昇モーター57、シャフト58、押し上げ部材59を含む。押し上げ部材59は板状である。シャフト58の長手方向は用紙搬送方向と垂直な方向である。シャフト58に押し上げ部材59が取り付けられる。シャフト58の周面に押し上げ部材59が垂直に立つように、押し上げ部材59が取り付けられる。押し上げ部材59は、昇降板の下面と接する。
シャフト58は、継手部510を介して、上昇モーター57と連結される。制御部1は上昇モーター57を駆動させる。上昇モーター57が回転すると、継手部510も回転する。継手部510が回転すると、シャフト58と押し上げ部材59が回転する。給紙を行うとき、制御部1は、昇降板が上昇する方向に、上昇モーター57(シャフト58、押し上げ部材59)を回転させる。
用紙カセットを前方に引き出したとき、継手部510とシャフト58の連結が外れる。その結果、駆動伝達経路が分断される。用紙カセットの取り外し(連結解除)と重力の作用により、昇降板は自動的に下降する。昇降機構54は、重力を利用して昇降板を下降させる。最終的に、昇降板と押し上げ部材59は、下限位置まで下降する。昇降板及び押し上げ部材59は倒れ伏す。
用紙カセットを取り付けたとき、継手部510にシャフト58が差し込まれる。継手部510により、上昇モーター57とシャフト58が連結される。給紙を開始するまでに、制御部1は、上昇モーター57を駆動させる。制御部1は、給紙ローラー(昇降板)を上限位置まで上昇させる。また、制御部1は、1又は複数枚、給紙を行うごとに一時的に上昇モーター57を回転させる。用紙の消費により少し降下した給紙ローラーが再び上限位置に持ち上げられる。
給紙ローラーは上下方向で揺動できる。上限センサー55は、昇降板により持ち上げられた給紙ローラーが予め定められた上限位置に達したことを検知する。上限センサー55は、例えば、透過型の光センサーである。上限センサー55は、給紙ローラーが上限位置にあるときと無いときで信号の出力レベル(HighレベルとLowレベル)が変化する。例えば、給紙ローラーに突起が設けられる。給紙ローラーが上限位置に到達したとき、突起が上限センサー55(光センサー)の発光部と受光部の光路を遮る。
制御部1は、給紙ローラーと用紙が接するように、用紙残量に応じて昇降板を上昇させる。昇降板の上昇により、給紙ローラーと最上位の用紙が接する。さらに昇降板を上昇させると、給紙ローラーも持ち上げられる。上限センサー55が給紙ローラーの上限到達を検知したとき、昇降板も上限位置となる。上限センサー55の出力は制御部1に入力される。制御部1は、給紙ローラーの上限到達を認識する。上限到達を認識したとき、制御部1は上昇モーター57を停止させる。
印刷のとき、制御部1は給紙モーター56を回転させる。これにより、給紙ローラーが回転する。給紙ローラーは昇降板上の用紙を1枚ずつ送り出す。
次に、用紙残量センサー50について説明する。図6に示すように、扇型の回転板511がシャフト58又は継手部510に取り付けられる。回転板511の回転角度は、シャフト58(継手部510)の回転角度にあわせて変化する。回転板511の円弧部分の移動経路上に、第1センサー51と第2センサー52が設けられる。第1センサー51と第2センサー52は透過型の光センサーである。回転板511の円弧部分(端の部分)は、第1センサー51と第2センサー52の発光部と受光部の間を通過する。第1センサー51と第2センサー52は、透過状態と遮光状態で異なるレベルを出力する。第1センサー51と第2センサー52の出力は、制御部1に入力される。これらの出力に基づき、制御部1は、用紙の残量レベルを認識する。
シャフト58の回転量により、回転板511が遮光するセンサーの数が変わる。昇降板上の用紙の厚さに応じて、シャフト58の回転量が変わる。図8は、例えば、残量100%時の状態の一例を示す。給紙ローラーと用紙を接触させるとき、制御部1は反時計方向にシャフト58を回転させる。図6の例では、昇降板にセットされた用紙束が薄いほど、給紙ローラーが上限に到達するまでの回転板511(シャフト58)の回転量が多くなる。
第1センサー51と第2センサー52の出力レベルは、用紙残量に応じて変化する。セットされた用紙束の厚さが満杯時の用紙束の厚さの75%を超えているとき、第1センサー51と第2センサー52は何れも、回転板511で遮光されない。制御部1は、残量レベル4と認識する。セットされた用紙束の厚さが満杯時の用紙束の厚さの50%を超えており、かつ、75%以下のとき、第1センサー51は回転板で遮光される。第2センサー52は回転板で遮光されない。制御部1は、残量レベル3と認識する。セットされた用紙束の厚さが満杯時の用紙束の厚さの25%を超えており、かつ、50%以下のとき、第1センサー51と第2センサー52は回転板で遮光される。制御部1は、残量レベル2と認識する。セットされた用紙束の厚さが満杯時の用紙束の厚さの25%以下のとき、第1センサー51は回転板で遮光されない。第2センサー52は回転板で遮光される。制御部1は、残量レベル1と認識する。第1センサー51と第2センサー52は、このように出力が変化する位置に設けられる。
第1センサー51と第2センサー52の出力レベルに基づき、制御部1は、用紙の現在の残量レベル(残量の範囲)を認識する。また、第1センサー51と第2センサー52の出力レベルに基づき、制御部1は、残量レベルが変化したことを認識する。
(残枚数の予測)
次に、図7を用いて、実施形態に係る画像形成装置100の残枚数の予測の一例を説明する。図7は、実施形態に係る画像形成装置100の残枚数の予測の一例を示す図である。
制御部1は、給紙部5a(昇降板)に残っている用紙枚数を予測する。図7のスタートは、第1センサー51と第2センサー52の何れか一方、又は、両方の出力レベルが変化した時点である。
まず、制御部1は、現在の残量レベルを認識する(ステップ♯11)。第1センサー51と第2センサー52の出力レベルに基づき、制御部1は残量レベルを認識する。制御部1は、認識した残量レベルに対応する予測残枚数21を設定する(ステップ♯12)。制御部1は、設定した予測残枚数21を記憶部2に記憶させる(ステップ♯13)。
基準枚数22が予め定められる。記憶部2は基準枚数22を不揮発的に記憶する(図2参照)。基準枚数22は、満杯時の用紙束の厚さに対応する枚数である。市販のオフィス用紙は、500枚単位で包装されていることが多い。そこで、基準枚数22は500枚とすることができる。なお、操作パネル4は基準枚数22の設定を受け付けてもよい。この場合、制御部1は、設定された枚数を基準枚数22として記憶部2に記憶させる。制御部1は、設定された基準枚数22を用いる。
制御部1は、基準枚数22(満杯時の厚さの用紙束の枚数)を基準に予測残枚数21を設定する。基準枚数22が500枚の場合を例として説明する。各センサーの出力変化後、制御部1が残量レベルを4と認識したとき、制御部1は、予測残枚数21を500枚と設定する。制御部1が残量レベルを3と認識したとき、制御部1は、予測残枚数21を375枚(500枚の75%)と設定する。制御部1が残量レベルを2と認識したとき、制御部1は、予測残枚数21を250枚(500枚の50%)と設定する。制御部1が残量レベルを1と認識したとき、制御部1は、予測残枚数21を125枚(500枚の25%)と設定する。
印刷ジョブを実行したとき、制御部1は、予測残枚数21から印刷ジョブで給紙した用紙の枚数を減算する(ステップ♯14)。そして、制御部1は、減算で得られた値を新たな予測残枚数21として、記憶部2に予測残枚数21を更新させる(ステップ♯15)。第1センサー51と第2センサー52の何れか一方、又は、両方の出力レベルが変化するまで、ステップ♯14とステップ♯15を繰り返す。第1センサー51と第2センサー52の何れか一方、又は、両方の出力レベルが変化したとき、予測残枚数21の再設定が行われる。
(用紙切れが生ずるか否かの予測)
次に、図8を用いて、実施形態に係る用紙切れの予測処理の一例を説明する。図8は、実施形態に係る用紙切れの予測処理の一例を示す図である。
原稿を読み取り、読み取りで得られた画像データに基づき印刷するジョブ(コピージョブ)のとき、印刷開始前に、制御部1は、ジョブ実行中に用紙切れが生ずるか否かを予測する。
ここで、操作パネル4は印刷部5数の設定を受け付ける。使用者は、コピーしたい部数を入力する。また、操作パネル4は、ステープル処理、中折り処理、冊子処理のうち何れか1つの設定を受け付ける。冊子処理は、例えば、配付資料を作成するときに用いられる。原稿から雑誌やパンフレットのような冊子を作成することができる。冊子処理が選択(設定)されているとき、制御部1は、原稿を見開き両面で印刷部5に印刷させる。制御部1は、仕上がった印刷物を重ね、真ん中で折ると、冊子ができあがるように印刷させる。制御部1は、冊子を開くと順番でページが並ぶように印刷させる。
図8のスタートは、原稿を読み取って得られた画像データに基づく印刷ジョブ(コピージョブ)を開始する時点である。例えば、操作パネル4でスタートキーが操作された時点である。例えば、表示パネル41はスタートキーを表示する。また、スタートキーはハードキー43として設けられてもよい。操作パネル4は、印刷ジョブの開始指示を受け付ける。操作パネル4の出力に基づき、制御部1は、印刷ジョブの開始指示があったことを認識する。
まず、制御部1は、全ての原稿の読み取りを画像読取部3bに行わせる(ステップ♯21)。1枚目の用紙の給紙開始前(印刷開始前)に、制御部1は、全ての原稿を画像読取部3bに読み取らせる。原稿搬送部3aに原稿がセットされているとき、制御部1は、原稿搬送部3aにセットされた全ての原稿の読み取りを画像読取部3bに行わせる。
なお、載置読取用コンタクトガラスにセットされた原稿を読み取る場合、印刷ジョブの開始指示がなされたとき、制御部1は、1枚目の原稿を画像読取部3bに読み取らせる。原稿の読み取り後、制御部1は、次の原稿を読み取るか、原稿の読み取りを終了するかを選択するための確認画面を表示パネル41に表示させる。確認画面にて原稿の読み取りが選択されたとき、制御部1は、次の原稿を画像読取部3bに読み取らせる。原稿の読み取り終了が選択されるまで、原稿の読み取りと確認画面の表示を繰り返す。これにより、載置読取用コンタクトガラスの原稿を読み取る場合でも、複数枚の原稿を読み取ってから印刷を開始することができる。
制御部1は、読み取った原稿の枚数(ページ数)に基づき、1部あたりの枚数(部枚数)を定める(ステップ♯22)。原稿が1枚の場合、制御部1は、部枚数が1枚と定める。原稿が複数枚の場合、制御部1は、基本的に、複数枚を部枚数と定める。
なお、画像形成装置100では集約機能と両面印刷機能を利用できる。集約機能は、制御部1が用紙の片面に複数ページの内容を印刷部5に印刷させる機能である。例えば、用紙の片面に2ページ分の内容を印刷できる。両面印刷機能は、制御部1が用紙の両面を印刷部5に印刷させる機能である。操作パネル4はこれらの機能を利用する選択を受け付ける。集約機能と両面印刷機能の何れか一方、又は、両方を利用する選択がなされているとき、制御部1は、実際に印刷される1部の枚数を部枚数と定める。
次に、制御部1は、合計印刷枚数を求める(ステップ♯23)。制御部1は、設定された印刷部5数と部枚数を乗じて合計印刷枚数を求める。そして、制御部1は、印刷ジョブ(コピージョブ)の実行中に用紙切れが生ずるか否かを予測する(ステップ♯24)。
具体的に、制御部1は、求めた合計印刷枚数と現在の予測残枚数21を用いて予測する。現在の予測残枚数21とは、ステップ♯24の時点で記憶部2に記憶されている予測残枚数21である。求めた合計印刷枚数が現在の予測残枚数21よりも多いとき、制御部1は、印刷ジョブの実行中に用紙切れが生ずると予測する。例えば、合計印刷枚数が200枚、予測残枚数21が100枚のとき、制御部1は、印刷ジョブの実行中に用紙切れが生ずると予測する。一方、求めた合計印刷枚数が現在の予測残枚数21以下のとき、制御部1は、印刷ジョブの実行中に用紙切れが生じないと予測する。なお、他の手法により制御部1は予測してもよい。
用紙切れが生じないと判定したとき(ステップ♯24のNo)、制御部1は、印刷を印刷部5に開始させる(ステップ♯25)。そして、制御部1は予測処理を終了する(エンド)。用紙切れが生ずると判定したとき(ステップ♯24のYes)、使用者の意思確認処理に移行する(ステップ♯26)。そして、制御部1は予測処理を終了する(エンド)。
(使用者の意思確認処理)
次に、図9〜図14を用いて、実施形態に係る画像形成装置100での使用者の意思確認処理の一例を説明する。図9は、部枚数が1枚のときの使用者の意思確認処理の一例を示す図である。図10は、部枚数が複数枚のときの使用者の意思確認処理の一例を示す図である。図11は、実施形態に係る第1画面81の一例を示す図である。図12は、実施形態に係る第2画面82の一例を示す図である。図13は、実施形態に係る予測値9を含む第3画面83の一例を示す図である。
用紙切れが生ずると判定したとき、制御部1は、画面とメッセージを表示パネル41に表示させる。そして、制御部1は、部枚数が1枚か複数かにより、使用者の意思確認処理を異ならせる。制御部1は、原稿枚数や印刷内容に応じ、表示処理を異ならせる。これにより、使用者の意図を効率よく、迅速に確認することができる。
まず、図9を用いて、部枚数が1枚のときの意思確認処理の一例を説明する。図9のスタートは、部枚数が1枚のとき、制御部1が印刷ジョブ(コピージョブ)の実行中に用紙切れが生ずると判定した時点である。
まず、制御部1は、画像形成装置100で印刷を開始するか否かの選択を求める画面を表示パネル41に表示させる(ステップ♯31)。以下の説明では、部枚数が1枚のときに印刷を開始するか否かの選択を求める画面を第1画面81と称する。
図11は、第1画面81の一例を示す。図11に示すように、制御部1は、印刷ジョブ(コピージョブ)の実行中に用紙切れが生ずるおそれがあることを知らせるメッセージを第1画面81に含ませる。また、制御部1は、用紙切れが生じてもよいので印刷を開始するか否かの質問文を第1画面81に含ませる。また、制御部1は、第1画面81内に、第1YesボタンB1と第1NoボタンB2を表示させる。
印刷を開始するとき、使用者は第1YesボタンB1を操作する。操作パネル4(タッチパネル42)は、第1YesボタンB1の操作を受け付ける。第1YesボタンB1が操作されたとき、制御部1は、印刷を開始する選択がなされたと認識する。印刷を開始したくないとき、使用者は第1NoボタンB2を操作する。操作パネル4(タッチパネル42)は、第1NoボタンB2の操作を受け付ける。第1NoボタンB2が操作されたとき、制御部1は、印刷を開始しない選択がなされたと認識する。
制御部1は、印刷を開始する選択がなされたか否かを確認する(ステップ♯32)。言い換えると、制御部1は、第1YesボタンB1と第1NoボタンB2のうち、操作されたボタンを確認する。
操作パネル4が印刷を開始する選択を受け付けたとき(ステップ♯32のYes)、制御部1は、印刷部5に印刷を開始させる(ステップ♯33)。具体的に、制御部1は、給紙を給紙部5aに開始させ、用紙搬送部5bに用紙搬送を開始させ、トナー像形成を画像形成部5cに開始させ、定着を定着部5dに開始させる。そして、制御部1は、本フローを終了させる(エンド)。この場合、用紙切れが生ずるまで、制御部1は印刷部5に印刷させる。用紙切れを認識したとき、制御部1は、印刷部5に印刷を停止させる。
操作パネル4が印刷を開始しない選択を受け付けたとき(ステップ♯32のNo)、制御部1は、代行装置200に印刷ジョブを代行させるか否かの選択を求める画面を表示パネル41に表示させる(ステップ♯34)。以下の説明では、代行装置200に印刷ジョブを代行させるか否かの選択を求める画面を第2画面82と称する。
図12は、第2画面82の一例を示す。図12に示すように、制御部1は、印刷ジョブ(コピージョブ)の実行中に用紙切れが生ずるおそれがあることを知らせるメッセージを第2画面82に含ませる。また、制御部1は、代行装置200に印刷ジョブを代行させるか否かの質問文を第2画面82に含ませる。また、制御部1は、第2画面82内に、第2YesボタンB3と第2NoボタンB4を表示させる。
代行装置200に印刷を代行させるとき、使用者は第2YesボタンB3を操作する。操作パネル4(タッチパネル42)は、第2YesボタンB3の操作を受け付ける。第2YesボタンB3が操作されたとき、制御部1は、代行装置200に印刷を代行させる選択がなされたと認識する。代行装置200に印刷を代行させたくないとき、使用者は第2NoボタンB4を操作する。操作パネル4(タッチパネル42)は、第2NoボタンB4の操作を受け付ける。第2NoボタンB4が操作されたとき、制御部1は、代行装置200に印刷を代行させない選択がなされたと認識する。
制御部1は、代行装置200に印刷を代行させる選択がなされたか否かを確認する(ステップ♯35)。言い換えると、制御部1は、第2YesボタンB3と第2NoボタンB4のうち、操作されたボタンを確認する。
操作パネル4が代行装置200に印刷を代行させる選択を受け付けたとき(ステップ♯35のYes)、制御部1は、印刷用データを通信部7に送信させる(ステップ♯36)。印刷用データは、原稿の画像データを含む。制御部1は、代行装置200に向けて印刷用データを送信させる。印刷用データは、読み取りで得られた画像データ、操作パネル4で設定された内容を示す設定情報を含む。
なお、他の画像形成装置100のうち、どの画像形成装置100を代行装置200にするかは、予め定められる。記憶部2は、代行装置200のアドレスを不揮発的に記憶する。アドレスは、例えば、IPアドレスや、MACアドレスである。制御部1は、予め定められた画像形成装置100に向けて、印刷用データを通信部7に送信させる。
ステップ♯36の終了後、制御部1は、本フローチャートを終了させる(エンド)。画像形成装置100での処理は終了する。一方、代行装置200は、ステップ♯36に基づき受信した印刷用データを用いて、使用者の印刷物を出力する。使用者はジョブを代行させるか否か、及び、代行させるタイミングを選択できる。
操作パネル4が代行装置200に印刷を代行させない選択を受け付けたとき(ステップ♯35のNo)、制御部1は印刷ジョブを取り消す(ステップ♯37)。これにより、制御部1は、印刷ジョブ(コピージョブ)の印刷を印刷部5に開始させない。使用者が画像形成装置100に印刷させたいか、代行装置200に印刷させたいか、確認できないためである。そして、制御部1は、本フローチャートを終了させる(エンド)。
次に、図10を用いて、部枚数が複数のときの意思確認処理の一例を説明する。図10のスタートは、部枚数が複数のとき、制御部1が印刷ジョブ(コピージョブ)の実行中に用紙切れが生ずると判定した時点である。
なお、操作パネル4は、印刷ジョブについて、ステープル処理、中折り処理、冊子処理のうち何れか1つの設定を受け付ける。制御部1は、用紙切れが生ずると予測した場合、ステープル処理、中折り処理、又は、冊子処理の何れかが印刷ジョブ(コピージョブ)に設定されているときも、制御部1は、図10のフローチャートを実行する。
まず、制御部1は、代行装置200に印刷ジョブを代行させるか否かの選択を求める画面(第2画面82)を表示パネル41に表示させる(ステップ♯41)。制御部1は、部枚数が1枚のときと同様の第2画面82を表示させる。1部の枚数が複数の場合、部の途中で用紙切れによる印刷停止が生じ得る。足りないページを追加で印刷する必要がある。用紙切れ前の印刷物と用紙切れ後の印刷物のページ順をあわせる必要がある。ページ順をあわせる煩わしさを勘案すれば、使用者は1台の装置で全ページを印刷したいはずである。そこで、部枚数が複数の場合、制御部1は、第2画面82を最初に表示させる。
また、ステープル処理、中折り処理、又は、冊子処理の何れかが印刷ジョブ(コピージョブ)に設定されているときも、制御部1は、第2画面82を最初に表示させる。ステープル処理、中折り処理、又は、冊子処理は、部枚数が複数である場合が多いためである。また、整合や印刷後の作業を考えると、これらの処理を施した印刷物は、全てをまとめて出力した方が効率的なためである。
制御部1は、代行装置200に印刷を代行させる選択がなされたか否かを確認する(ステップ♯42)。言い換えると、制御部1は、第2YesボタンB3と第2NoボタンB4のうち、操作されたボタンを確認する。
操作パネル4が代行装置200に印刷を代行させる選択を受け付けたとき(ステップ♯42のYes)、制御部1は、印刷用データを通信部7に送信させる(ステップ♯43)。制御部1は、代行装置200に向けて印刷用データを送信させる。印刷用データは、読み取りで得られた画像データ、操作パネル4で設定された内容を示す設定情報を含む。
ステップ♯43の終了後、制御部1は、本フローチャートを終了させる(エンド)。画像形成装置100での処理は終了する。しかし、代行装置200は、ステップ♯43に基づき受信した印刷用データを用いて、使用者の印刷物を出力する。このように、使用者はジョブを代行させるか否か、及び、代行させるタイミングを選択できる。
操作パネル4が代行装置200に印刷を代行させない選択を受け付けたとき(ステップ♯42のNo)、制御部1は、画像形成装置100で印刷可能な部数の予測値9を求める(ステップ♯44)。具体的に、制御部1は、予測残枚数21を部枚数で除す。制御部1は、除算で得られた値以下の整数のうち、最大値を予測値9として求める。
制御部1は、画像形成装置100で印刷を開始するか否かの選択を求める画面を表示パネル41に表示させる(ステップ♯45)。以下の説明では、部枚数が複数枚のときに印刷を開始するか否かの選択を求める画面を第3画面83と称する。部枚数が複数の場合、制御部1は、予測値9(印刷可能な部数)を含む第3画面83を表示パネル41に表示させる(ステップ♯45)。
図13は、第3画面83の一例を示す。図13に示すように、制御部1は、印刷ジョブ(コピージョブ)の実行中に用紙切れが生ずるおそれがあることを知らせるメッセージを第3画面83に含ませる。また、制御部1は、印刷を開始するか否かの質問文を第3画面83に含ませる。部枚数が複数の場合、制御部1は、印刷可能な部数の予測値9を第3画面83に含める。これにより、現在の用紙残量で印刷できる部数を使用者に知らせることができる。また、制御部1は、第3画面83内に、第3YesボタンB5と第3NoボタンB6を表示させる。
印刷を開始するとき、使用者は第3YesボタンB5を操作する。操作パネル4(タッチパネル42)は、第3YesボタンB5の操作を受け付ける。第3YesボタンB5が操作されたとき、制御部1は、印刷を開始する選択がなされたと認識する。印刷を開始したくないとき、使用者は第3NoボタンB6を操作する。操作パネル4(タッチパネル42)は、第3NoボタンB6の操作を受け付ける。第3NoボタンB6が操作されたとき、制御部1は、印刷を開始しない選択がなされたと認識する。
制御部1は、印刷を開始する選択がなされたか否かを確認する(ステップ♯46)。言い換えると、制御部1は、第3YesボタンB5と第3NoボタンB6のうち、操作されたボタンを確認する。
操作パネル4が印刷を開始する選択を受け付けたとき(ステップ♯46のYes)、制御部1は、印刷部5に印刷を開始させる(ステップ♯47)。具体的に、制御部1は、給紙を給紙部5aに開始させ、用紙搬送部5bに用紙搬送を開始させ、トナー像形成を画像形成部5cに開始させ、定着を定着部5dに開始させる。
印刷開始後、制御部1は、予測値9の部数を印刷したとき、印刷部5に印刷を停止させる(ステップ♯48)。部数の印刷の途中で印刷が停止することを防ぐことができる。具体的に、予測値9の部数のうち最後の部の最終ページを印刷するための用紙(最終用紙)を給紙した時点で、制御部1は、給紙部5aに給紙を停止させる。また、制御部1は、最終用紙へのトナー像の転写が完了した時点で、画像形成部5cの動作を停止させる。制御部1は、最終用紙の定着が完了した時点で、定着部5dの動作を停止させる。制御部1は、最終用紙が排出された時点で、用紙搬送部5bの搬送動作を全て停止させる。
このとき、制御部1は、表示パネル41に用紙切れを表示させてもよい(ステップ♯49)。用紙切れセンサー53が用紙切れを検知していなくても、制御部1は用紙切れを表示させる。制御部1は、1部単位で印刷できない状態を用紙切れとみなす。なお、ステップ♯49は行わないようにしてもよい。そして、制御部1は、本フローを終了させる(エンド)。
操作パネル4が印刷を開始しない選択を受け付けたとき(ステップ♯46のNo)、制御部1は印刷ジョブを取り消す(ステップ♯410)。これにより、制御部1は、印刷ジョブ(コピージョブ)の印刷を印刷部5に開始させない。使用者が画像形成装置100に印刷させたいか、代行装置200に印刷させたいか、確認できないためである。そして、制御部1は、本フローチャートを終了させる(エンド)。
このようにして、実施形態に係る画像形成装置100は、印刷部5、画像読取部3b、操作パネル4、制御部1を備える。印刷部5は、印刷に用いる用紙を供給する給紙部5aと、給紙部5aから供給された用紙に画像を形成する画像形成部5cと、を含む。画像読取部3bは原稿を読み取る。操作パネル4は、印刷部5数の設定を受け付け、表示を行う。制御部1は、読み取った原稿の枚数に基づく印刷ジョブの1部あたりの枚数である部枚数と、設定された印刷部5数と、に基づいて印刷ジョブでの合計印刷枚数を求める。制御部1は、求めた合計印刷枚数に基づき、印刷ジョブの実行中に用紙切れが生ずるか否かを予測する。用紙切れが生ずると予測した場合、部枚数が1枚のとき、制御部1は、最初に第1画面81を操作パネル4に表示させる。部枚数が複数枚のとき、制御部1は、最初に第2画面82を操作パネル4に表示させる。第1画面81は、印刷を開始するか否かを選択する画面である。第2画面82は、代行装置200に印刷ジョブを代行させるか否かを選択する画面である。
この構成によれば、原稿枚数や印刷内容に応じて、使用者の意図を確認するための画面(メッセージ)を切り替えることができる。印刷ジョブの内容(スキャン原稿の枚数)に応じて、表示処理を変えることができる。
1部の枚数が1枚の場合、印刷物のページ順を気にする必要はない。さらに、画像形成装置100内の用紙が少なくても、ある程度の部数、印刷を実行できる。他の画像形成装置100に移動せず、そのまま印刷を実行したい使用者が多いと推測できる。そこで、1部の枚数が1枚の場合、まず、第1画面81を表示させる。原稿枚数や印刷内容に応じて、使用者の意図に沿う可能性が高いメッセージを表示することができる。使用者への案内を適切に行うことができる。効率よく使用者の意図を確認することができる。
1部の枚数が複数枚の場合、印刷物はページ順を気にする必要がある。また、ページ不足も好ましくない。代行せずに印刷を開始した場合、部の途中で用紙切れが生ずる可能性がある。ページ順、ページ不足を考えると、1台の画像形成装置100で全てを印刷したい使用者が多いと推測できる。そこで、1部の枚数が複数枚の場合、まず、第2画面82を表示させる。原稿枚数や印刷内容に応じて、使用者の意図に沿う可能性が高いメッセージを最初に表示することができる。使用者への案内を適切に行うことができる。効率よく使用者の意図を確認することができる。
画像形成装置100は通信部7を含む。用紙切れの発生の予測時に第2画面82を最初に表示した場合、制御部1は、操作パネル4が代行装置200に印刷ジョブを代行させる選択を受け付けたとき、代行装置200に向けて、印刷ジョブを印刷するための印刷用データを通信部7に送信させる。操作パネル4が代行装置200に印刷ジョブを代行させない選択を受け付けたとき、制御部1は、第3画面83を操作パネル4に表示させる。第3画面83は、印刷を開始するか否かを選択する画面である。1部の枚数が複数枚のとき、代行印刷を行うか否かを確認するための画面(メッセージ)を最初に表示する。使用者は、代行装置200(他の画像形成装置100)に印刷を代行させるか否かを選択できる。代行印刷を行わないとき、続いて表示されるメッセージに基づき、代行しないで印刷(そのまま印刷)するか否かを選ぶことができる。
第3画面83を表示するとき、制御部1は印刷可能な部数の予測値9を第3画面83に含める。現在の用紙残量で印刷可能な予測部数を使用者に知らせることができる。印刷を開始するか、代行装置200に印刷を代行させるかの判断材料を提示することができる。
第3画面83及び予測値9の表示後、印刷を開始したとき、制御部1は、予測値9の部数を印刷すると、印刷部5に印刷を停止させる。1部の印刷の途中で用紙切れが生じないようにすることができる。1部の印刷の途中での印刷停止を防ぐことができる。1部の全てを印刷する前に印刷が終わらないようにすることができる。
第2画面82の表示後、第3画面83を表示した場合、制御部1は、操作パネル4が印刷を開始する選択を受け付けたとき、印刷部5に印刷を開始させる。操作パネル4が印刷を開始しない選択を受け付けたとき、制御部1は、印刷ジョブを取り消し、印刷ジョブの印刷を印刷部5に開始させない。使用者は、代行しないで印刷(そのまま印刷)を開始するか否かを選ぶことができる。使用者の意図に反する印刷を開始しないようにすることができる。
用紙切れの発生の予測時に第1画面81を最初に表示した場合、制御部1は、操作パネル4が印刷を開始する選択を受け付けたとき、印刷部5に印刷を開始させる。操作パネル4が印刷を開始しない選択を受け付けたとき、制御部1は、第2画面82を操作パネル4に表示させる。1部の枚数が1枚のとき、印刷を開始するか否かを確認するための画面(メッセージ)を最初に表示する。そのまま印刷を開始しないとき、続いて表示されるメッセージに基づき、代行印刷するか否かを選ぶこともできる。
第1画面81の表示後、第2画面82を表示した場合、制御部1は、操作パネル4が代行装置200に印刷ジョブを代行させる選択を受け付けたとき、代行装置200に向けて、印刷ジョブを印刷するための印刷用データを通信部7に送信させる。操作パネル4が代行装置200に印刷ジョブを代行させない選択を受け付けたとき、制御部1は、印刷ジョブを取り消し、印刷ジョブの印刷を印刷部5に開始させない。使用者は代行印刷をするか否かを選べる。使用者の意図に反する印刷を開始しないようにすることができる。
操作パネル4は、印刷ジョブについて、ステープル処理、中折り処理、又は、冊子処理の設定を受け付ける。用紙切れが生ずると予測した場合、ステープル処理、中折り処理、又は、冊子処理の何れかが印刷ジョブに設定されているとき、制御部1は、最初に第2画面82を操作パネル4に表示させる。特定の処理が設定されている場合、代行印刷を行うか否かを選ぶ画面(メッセージ)を優先的に表示させることができる。例えば、1部が複数であることが多い処理を行う設定がなされている場合、代行印刷を行うか否かを選ぶための画面を最初に表示させることができる。
本発明は、画像形成装置に使用可能である。
100 画像形成装置 200 代行装置
1 制御部 3b 画像読取部
4 操作パネル 5 印刷部
5a 給紙部 5c 画像形成部
81 第1画面 82 第2画面
83 第3画面 7 通信部
9 予測値

Claims (8)

  1. 印刷に用いる用紙を供給する給紙部と、前記給紙部から供給された用紙に画像を形成する画像形成部と、を含む印刷部と、
    原稿を読み取る画像読取部と、
    印刷部数の設定を受け付け、表示を行う操作パネルと、
    読み取った原稿の枚数に基づく印刷ジョブの1部あたりの枚数である部枚数と、設定された前記印刷部数と、に基づいて前記印刷ジョブでの合計印刷枚数を求め、
    求めた前記合計印刷枚数に基づき、前記印刷ジョブの実行中に用紙切れが生ずるか否かを予測し、
    用紙切れが生ずると予測した場合、前記部枚数が1枚のとき、最初に第1画面を前記操作パネルに表示させ、前記部枚数が複数枚のとき、最初に第2画面を前記操作パネルに表示させる制御部と、を備え、
    前記第1画面は、印刷を開始するか否かを選択する画面であり、
    前記第2画面は、代行装置に前記印刷ジョブを代行させるか否かを選択する画面であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 通信部を含み、
    用紙切れの発生の予測時に前記第2画面を最初に表示した場合、
    前記制御部は、
    前記操作パネルが前記代行装置に前記印刷ジョブを代行させる選択を受け付けたとき、前記代行装置に向けて、前記印刷ジョブを印刷するための印刷用データを前記通信部に送信させ、
    前記操作パネルが前記代行装置に前記印刷ジョブを代行させない選択を受け付けたとき、第3画面を前記操作パネルに表示させ、
    前記第3画面は、印刷を開始するか否かを選択する画面であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第3画面を表示するとき、前記制御部は、印刷可能な部数の予測値を前記第3画面に含めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第3画面及び前記予測値の表示後、印刷を開始したとき、前記制御部は、前記予測値の部数を印刷すると、前記印刷部に印刷を停止させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2画面の表示後、前記第3画面を表示した場合、
    前記制御部は、
    前記操作パネルが印刷を開始する選択を受け付けたとき、前記印刷部に印刷を開始させ、
    前記操作パネルが印刷を開始しない選択を受け付けたとき、前記印刷ジョブを取り消し、前記印刷ジョブの印刷を前記印刷部に開始させないことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 用紙切れの発生の予測時に前記第1画面を最初に表示した場合、
    前記制御部は、
    前記操作パネルが印刷を開始する選択を受け付けたとき、前記印刷部に印刷を開始させ、
    前記操作パネルが印刷を開始しない選択を受け付けたとき前記第2画面を前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 通信部を含み、
    前記第1画面の表示後、前記第2画面を表示した場合、
    前記制御部は、
    前記操作パネルが前記代行装置に前記印刷ジョブを代行させる選択を受け付けたとき、前記代行装置に向けて、前記印刷ジョブを印刷するための印刷用データを前記通信部に送信させ、
    前記操作パネルが前記代行装置に前記印刷ジョブを代行させない選択を受け付けたとき、前記印刷ジョブを取り消し、前記印刷ジョブの印刷を前記印刷部に開始させないことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記操作パネルは、前記印刷ジョブについて、ステープル処理、中折り処理、又は、冊子処理の設定を受け付け、
    前記制御部は、
    用紙切れが生ずると予測した場合、前記ステープル処理、前記中折り処理、又は、前記冊子処理の何れかが前記印刷ジョブに設定されているとき、最初に前記第2画面を前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
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